JPH0893701A - 乾燥圧縮空気供給装置 - Google Patents

乾燥圧縮空気供給装置

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JPH0893701A
JPH0893701A JP23281394A JP23281394A JPH0893701A JP H0893701 A JPH0893701 A JP H0893701A JP 23281394 A JP23281394 A JP 23281394A JP 23281394 A JP23281394 A JP 23281394A JP H0893701 A JPH0893701 A JP H0893701A
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JP
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pressure
compressed air
valve
tank
compressor
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JP23281394A
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Inventor
Shinji Okuda
伸二 奥田
Motoya Kamiyama
元也 加美山
Norihiro Tameno
乗寛 為野
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Original Assignee
Sunstar Engineering Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】手軽に使用することができ、且つできるだけコ
ンパクトで可搬に有利な乾燥圧縮空気供給装置を提供す
ることを目的とする。 【構成】蓄圧タンクAT1を備えたコンプレッサCMP
1と、流入した空気の除湿と並行して除湿後の空気の一
部を用いてパージを行うエアドライヤDR1と、コンプ
レッサの出力圧力を検出する第1圧力センサーPS6
と、流体収納タンクの内部圧力を検出する第2圧力セン
サーPS7と、コンプレッサとエアドライヤとの間に挿
入された電磁式の第1開閉弁VA1と、エアドライヤと
流動体収納タンクとの間に挿入された電磁式の第2開閉
弁VA2と、第1及び第2の圧力センサーの検出信号に
基づいて、コンプレッサの出力圧力がエアドライヤのパ
ージに必要な第1設定圧力を越えるときのみに第1開閉
弁を開き、且つ、流体収納タンクの内部圧力が第2設定
圧力よりも低いときのみに第2開閉弁を開く弁制御手段
240とから構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧縮空気を除湿して必
要とする箇所に供給する乾燥圧縮空気供給装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、高粘度の流体をその収納タンク
から供給先へ圧送するときには、圧送用のポンプへ流体
を円滑に流動させるために、収納タンクの内部圧力が高
められる。
【0003】従来においては、例えば建設現場のように
適当な空気圧設備のない場所で、湿気硬化性の高粘度材
料の吹きつけ塗布を行う場合には、あらかじめ窒素ボン
ベが用意され、高粘度材料を収納したタンクに窒素ボン
ベから所定の圧力で窒素ガスが供給されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ガスボンベに
よってタンク内を加圧する場合には、ガス供給源の可搬
性は確保されるものの、ガスボンベの持ち運びが手間で
あり、そのための設置場所を必要とし、またガスボンベ
が空になったときにこれを交換しなければならなず、残
量確認、交換用ガスボンベの準備、交換作業といったメ
ンテナンスが面倒であった。
【0005】本発明は、上述の問題に鑑みてなされたも
ので、手軽に使用することができ、且つできるだけコン
パクトで可搬に有利な乾燥圧縮空気供給装置を提供する
ことを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る装
置は、流体収納タンクへ乾燥した圧縮空気を供給する乾
燥圧縮空気供給装置であって、蓄圧タンクを備えたコン
プレッサと、流入した空気の除湿と並行して、除湿後の
空気の一部を用いてパージを行うように構成されたエア
ドライヤと、前記コンプレッサの出力圧力を検出する第
1圧力センサーと、前記流体収納タンクの内部圧力を検
出する第2圧力センサーと、前記コンプレッサと前記エ
アドライヤとの間の管路に挿入された電磁式の第1開閉
弁と、前記エアドライヤと前記流動体収納タンクとの間
の管路に挿入された電磁式の第2開閉弁と、前記第1圧
力センサー及び前記第2圧力センサーの検出信号に基づ
いて、前記コンプレッサの出力圧力が前記エアドライヤ
のパージに必要な第1設定圧力を越えるときのみに前記
第1開閉弁を開き、且つ、前記流体収納タンクの内部圧
力が第2設定圧力よりも低いときのみに前記第2開閉弁
を開く弁制御手段とを有する。
【0007】請求項2の発明に係る装置は、前記弁制御
手段が、前記コンプレッサを起動した後、最初に前記出
力圧力が前記第1設定圧力を越えた時点から一定時間が
経過するまでの期間において、前記流体収納タンクの内
部圧力に係わらず、前記第2開閉弁を閉じるように構成
されてなる。
【0008】
【作用】流体収納タンクの内部圧力が第2設定圧力より
も低いときのみに、第2開閉弁が開き、流体収納タンク
へ乾燥した圧縮空気が供給される。ただし、その供給期
間は、コンプレッサの出力圧力がエアドライヤのパージ
に必要な第1設定圧力を越えるときのみに限られる。こ
れにより、出力容量の小さいコンプレッサを用いたとし
ても、エアドライヤを適正に作動させ、タンクに所定の
乾燥度の圧縮空気を供給することができる。
【0009】
【実施例】図1は本発明の乾燥圧縮空気供給装置24の
構成を示す図、図2は乾燥圧縮空気供給装置24の動作
を示すタイムチャート、図3は本発明の乾燥圧縮空気供
給装置24を組み込んだ塗布装置1の概略を示す正面
図、図4は塗布装置1の概略を示す平面図、図5は図3
の一部を拡大して示す正面図、図6は図4の一部を拡大
して示す平面図、図7は第1タンク11の構造を示す断
面正面図、図8は塗布装置1の高粘度材料の流体回路の
一部を示す図、図9は塗布装置1の高粘度材料の流体回
路の残りの一部を示す図である。なお、図3乃至図6で
は、特徴的な部分を明瞭にするために、重要でない機
器、管路、及び構造部材などの一部又は全部が省略され
ている。
【0010】まず、図3乃至図9を参照して塗布装置1
の構成について説明する。塗布装置1は、湿気硬化性の
高粘度の主材料とその硬化剤とを、一定の割合で混合し
て噴霧化するスタンドアロン型のスプレー塗布装置であ
る。キャスター8,9が設けられたフレーム10には、
第1タンク11、第2タンク12、第1ポンプ13、第
2ポンプ14、第3ポンプ15、第4ポンプ16、第1
シリンダ17、第2シリンダ18、油圧ユニット23、
洗浄装置25、制御盤28、及び後述の乾燥圧縮空気供
給装置24の空気圧機器などが取り付けられてる。な
お、以下の説明において、第1タンク及び/又は第2タ
ンクを「タンク」と、第1〜第4ポンプを「ポンプ」
と、第1シリンダ及び/又は第2シリンダを「シリン
ダ」と、それぞれ言うことがある。
【0011】第1タンク11は、常温での粘度が5万〜
20万cps程度の主材料を収納するとともに、主材料
を加熱して低粘度化する。第2タンク12は主材料と比
べて低粘度の硬化剤、例えば常温での粘度が100〜1
0万cps程度の硬化剤の収納に用いられる。これらの
タンク11,12は、主材料又は硬化剤を収納する広口
の金属製の容器111,121と、容器111,121
の上端の開口部を気密に閉塞する蓋体112,122
と、容器111,121の内部にそれぞれ設けられた熱
交換用のパイプ113,123とから構成されている。
そして、タンク11,12は、互いに同じ高さ位置とな
るように、且つ蓋体112,122を上方から開閉可能
なように、上部のカバー板を突き抜けるようにしてフレ
ーム10の上方位置に取り付けられている。
【0012】タンク11の容器111の底部には、主材
料の出口として2つの流出口114,115が設けられ
ており、容器121の底部には、硬化剤の出口として1
つの流出口124が設けられている。
【0013】以下、タンク11の構造についてさらに詳
細に説明するが、タンク12についても同様である。図
7に示されているように、タンク11の容器111の周
壁部の上方には、収納物の残量や内部圧力を検出するセ
ンサーを取り付けるためのソケット116,117、加
圧用の乾燥圧縮空気の管路を接続するためのソケット1
18、及び容器111をフレーム10に固定するための
フランジ119などが取り付けられている。パイプ11
3は、例えば直径が12mmの銅管からなり、容器11
1と同心の仮想の円周(水平な円の周囲)を軸として旋
回する縦長の螺旋を描くように巻かれている。螺旋の1
旋回分に注目すると、パイプ113は、ほぼ鉛直方向に
延びる2本の直線部分113aと、これら直線部分11
3aの上端どうし及び下端どうしをそれぞれ連結するU
字状曲線部分113bとからなる。パイプ113の巻回
形状を保持するため、上側の各U字状曲線部分113b
が補強リング119aに連結され、内側の直線部分11
3aの下端部が補強リング119bに連結されている。
パイプ113の両端は、容器111の底部に取り付けら
れた2つの配管継手113c,113dにそれぞれ接続
されている。
【0014】タンク11,12の使用に際しては、温水
ヒータ27(図1参照)によって温めた温水を、モータ
M3を駆動源とする水ポンプQP1によってパイプ11
3,123内に流通させて収納物を加熱する。これによ
って、特に主材料の粘度が低下して流動性が向上し、タ
ンク11からポンプ13,14へ主材料が円滑に送り込
まれる。
【0015】また、ソケット118には、乾燥圧縮空気
供給装置24から乾燥した圧縮空気が送り込まれ、容器
111内の主材料に流出口114,115に向かって圧
力が加えられる。これによって、主材料は、タンク11
からポンプ13,14へ強制的に送り込まれる。
【0016】ポンプ13〜16は、いずれも単動型のプ
ランジャポンプ(ピストンポンプ)であり、それぞれプ
ランジャ13a〜16aが直線往復移動することによっ
て高粘度材料を吸入し又は吐出する。第1タンク11に
接続される第1ポンプ13及び第2ポンプ14は、プラ
ンジャ13a,14aの直径がいずれも38mmであ
り、第2タンク12に接続される第3ポンプ15及び第
4ポンプ16は、プランジャ15a,16aの直径がい
ずれも25mmである。
【0017】これらのポンプ13〜16は、第1タンク
11及び第2タンク12の下方位置において、いずれも
水平姿勢で互いに平行に配置され、しかもプランジャ1
3a〜16aが互いに同一の方向に向かうように配置さ
れている。第1ポンプ13と第3ポンプ15、及び第2
ポンプ14と第4ポンプ16が、それぞれセット(組)
となり、それぞれ隣接するように配置され、しかもそれ
らのプランジャ13a,15a及びプランジャ14a,
16aのそれぞれの先端ネジ部が、連結部材19,20
にそれぞれねじ込まれて互いに一体的に軸方向に移動す
るように連結されている。
【0018】第1シリンダ17及び第2シリンダ18
は、ポンプ13,15又は14,16と対向するように
配置され、第1シリンダ17のロッド17aは連結部材
19に、第2シリンダ18のロッド18aは連結部材2
0に、それぞれねじ込まれて連結されている。
【0019】第1ポンプ13の吸入口131は、第1タ
ンク11の一方の流出口114の直下に位置し、これら
の間は、流出口114から吸入口131に向かう方向に
自由流となるチェック弁31を介し、鉛直方向に真っ直
ぐな管路39によって接続されている。
【0020】第1ポンプ13の吐出口132は、吐出口
132から第1管路41へ向かう方向に自由流となるチ
ェック弁35によって、圧送用の第1管路41に接続さ
れている。
【0021】同様に、第2ポンプ14の吸入口141
は、第1タンク11の他方の流出口115の直下に位置
し、これらの間は、流出口115から吸入口141に向
かう方向に自由流となるチェック弁32を介し、鉛直方
向に真っ直ぐな管路40によって接続されている。
【0022】第2ポンプ14の吐出口142は、吐出口
142から第1管路41へ向かう方向に自由流となるチ
ェック弁36によって、圧送用の第1管路41に接続さ
れている。したがって、第1管路41には、第1ポンプ
13及び第2ポンプ14から圧送される主材料が合流す
るように接続されている。
【0023】第3ポンプ15の吸入口151及び第4ポ
ンプ16の吸入口161は、それぞれの吸入口151,
161へ流入する方向に自由流となるチェック弁33,
34を介して、第2タンク12の1つの流出口124に
接続されている。
【0024】第3ポンプ15の吐出口152及び第4ポ
ンプ16の吐出口162は、それぞれの吐出口152,
162から流出する方向に自由流となるチェック弁3
7,38を介して、圧送用の第2管路42に接続されて
いる。
【0025】第1シリンダ17は、連結部材19を介し
てポンプ13,15のプランジャ13a,15aを往復
駆動し、第2シリンダ18は、連結部材20を介してポ
ンプ14,16のプランジャ14a,16aを往復駆動
する。このとき、第1シリンダ17と第2シリンダ18
とは、その往復動作の移動方向が互いに逆方向となるよ
うに、油圧ユニット23に設けられた図示しない方向切
り換え弁によって制御される。
【0026】図8及び図9に示されるように、塗布装置
1には、循環用の管路45,46、洗浄液注入用の管路
47、ポンプ13〜16に潤滑剤を供給するためのリザ
ーバ61,62、切換え弁63、ストレーナ64、切換
え弁65,66、チェック弁67〜69、切換え弁7
0、圧力スイッチPS1,PS2、圧力センサーSE
1,SE2などが設けられている。
【0027】そして、上述した第1管路41及び第2管
路42は、切換え弁51、管路43,44、チェック弁
67,69、及びマニホルド52を経てスタティックミ
キサ53に接続されている。このスタティックミキサ5
3によって、主材料と硬化剤とが混合され、塗布材料は
高圧ホース55を経由し、ガンスイベル56を介して接
続されたスプレーガン57から霧状に吐出される。
【0028】油圧ユニット23は、モータにより駆動さ
れる油圧ポンプ、シリンダ17,18を制御するための
電磁弁などから構成されている。油圧ユニット23の外
部にはアキュムレータが取り付けられている。
【0029】洗浄装置25は、洗浄液ポンプLP1、洗
浄液ポンプLP1を回転駆動するモータM4、圧力調整
弁VPC7、エアー抜き弁VAR1などを有し、洗浄液
タンク26内に収納された洗浄液を、管路47からチェ
ック弁68及びマニホルド52を経てスタティックミキ
サ53に供給する。洗浄液が供給されることによって、
マニホルド52、スタティックミキサ53、高圧ホース
55、スプレーガン57などが洗浄され、主材料がそれ
らの機器内で硬化することが防止される。なお、洗浄
は、スプレーガン57からの塗布材料の吐出が所定の時
間以上、例えば3分以上中断したときに、実行される。
【0030】さて、以上の構成の塗布装置1には、上述
したようにタンク11,12を加圧して主材料及び硬化
剤の圧送を容易化するとともに、湿気による主材料の硬
化を防止するために、タンク11,12に乾燥した圧縮
空気を供給する乾燥圧縮空気供給装置が組み付けられて
いる。
【0031】図1を参照して、乾燥圧縮空気供給装置2
4は、小型のコンプレッサCMP1、安全弁VS1、圧
力スイッチPS6、フィルタFT1、電磁弁VA1、オ
イルミストMT1、エアドライヤDR1、フィルタ付き
の圧力調整弁VPC5、絞り弁SPC1、電磁弁VA
2,VA3、チェック弁VCH5、手動切換え弁VA
4、圧力スイッチPS7、安全弁VS2、及び電気制御
回路240などから構成されている。
【0032】なお、図1においては、一方のタンク11
への圧縮空気の供給回路のみを示したが、他方のタンク
12への圧縮空気の供給回路についても同様である。つ
まり、電磁弁VA3以降についても、電磁弁VA2以降
と同様な回路構成となっている。
【0033】コンプレッサCMP1は、圧縮機AP1、
圧縮機AP1を回転駆動する0.4kW程度のモータM
2、圧力スイッチPS5、蓄圧タンクAT1などから構
成されている。モータM2に商用交流電力が供給される
と、モータM2の回転によって圧縮機AP1が作動し、
圧縮空気が得られる。得られた圧縮空気は蓄圧タンクA
T1に蓄えられるが、圧力スイッチPS5に設定された
圧力(約6.5kg/cm2 )に達すると、モータM2
の回転が停止する。コンプレッサCMP1の安全弁VS
1は約7kg/cm2 に設定されている。
【0034】電気制御回路240は、制御盤28に組み
込まれており、圧力スイッチPS6,PS7のそれぞれ
の作動状態に応じて電磁弁VA1,VA2,VA3の開
閉制御を行う。
【0035】電磁弁VA1は、コンプレッサCMP1か
ら出力される圧縮空気の圧力が、圧力スイッチPS6に
設定された圧力(約5.5kg/cm2 )を越えるとき
のみに、オン状態(開状態)に移行する。電磁弁VA1
が開くと、圧縮空気は、フィルタFT1、電磁弁VA
1、及びオイルミストMT1を流通し、エアドライヤD
R1に流入する。エアドライヤDR1を通過することに
よって、圧縮空気は、水分が除去されて乾燥圧縮空気と
なる。乾燥圧縮空気は、その後、圧力調整弁VPC5に
よって一定の圧力(約5kg/cm2 )に調整され、電
磁弁VA2,VA3がオンすることによって、タンク1
1,12に供給される。
【0036】電磁弁VA2は、タンク11内の圧力が、
圧力スイッチPS7に設定された圧力(約3kg/cm
2 )よりも低いときのみにオンされる。そして、基本的
には、タンク11内の圧力が設定圧力に達すると、電磁
弁VA2がオフされて回路が閉じ、タンク11への乾燥
圧縮空気の供給が停止する。電磁弁VA3についても同
様の制御が行われる。タンク11の安全弁VS2は約4
kg/cm2 に設定されている。なお、タンク11,1
2内の圧力は設定圧力を中心に変動するが、変動幅は小
さく、主材料及び硬化剤の圧送に何ら支障はない。
【0037】ここで用いられているエアドライヤDR1
は、高分子膜によって除湿を行う浸透分離方式のエアド
ライヤであり、圧縮空気の除湿と並行して除湿後の圧縮
空気の一部を用いてパージを行うように構成されてい
る。すなわち、出力として得られる乾燥圧縮空気の流量
にパージ用の圧縮空気の流量を加算した流量を、エアド
ライヤDR1の入力として供給する必要がある。具体的
には、流入圧力を5kg/cm2 とし、露点がマイナス
60℃の乾燥圧縮空気をタンク11,12へ供給する場
合、供給流量が20リットル毎分であれば、パージ流量
は25リットル毎分であり、入力すべき圧縮空気の流量
は45リットル毎分である。
【0038】このようにエアドライヤDR1に入力すべ
き流量はかなり大きく、圧縮機AP1の出力流量のみで
は不足するが、圧縮機AP1の出力に蓄圧タンクAT1
が接続されているので、コンプレッサCMP1全体とし
ては、断続的ではあるが必要な流量の圧縮空気を供給す
ることができる。つまり、コンプレッサCMP1の出力
圧力が、エアドライヤDR1を動作させるに必要な圧力
に達したときに、電磁弁VA1が開き、エアドライヤD
R1が正常に動作しなくなるような圧力にまで低下した
とき(圧力スイッチPS6がオフに切り換わったとき)
に電磁弁VA1が閉じる。電磁弁VA1が閉じると、圧
縮機AP1から得られる圧縮空気は蓄圧タンクAT1に
蓄えられ、圧力が上昇する。
【0039】したがって、塗布装置1の機動性を高める
ために小型のコンプレッサCMP1を用いたとしても、
エアドライヤDR1を適正に作動させ、タンク11,1
2に寒冷地での使用に耐える低露点の乾燥圧縮空気を供
給することができる。
【0040】本実施例の塗布装置1では、始動に際して
タンク11,12を加熱する温水ヒータ27のウォーム
アップ期間を利用して、エアドライヤDR1のパージが
行われる。
【0041】すなわち、塗布装置1の操作パネルに配置
されている電源スイッチがオンされると、温水ヒータ2
7のウォームアップが開始され、コンプレッサCMP1
が起動される。そして、図2に示されるように、電源ス
イッチのオンの後、最初に圧縮空気の圧力が設定圧力に
達して圧力スイッチPS6がオンした時点t1から一定
時間が経過するまでのパージ期間Taにおいて、タンク
11,12の圧力に係わらず、電磁弁VA2,VA3が
オフに保たれる。これにより、エアドライヤDR1に入
力された圧縮空気は、その全てが除湿後にパージに用い
られて外部へ放出される。パージ期間Taの長さは、断
続するパージの合計時間が例えば30分以上となるよう
に選定されている。
【0042】上述の実施例によれば、所定の電源さえあ
れば使用可能なオールイン型の塗布装置であって、寒冷
地においても使用することができ、しかもコンパクトで
移動が容易であり、総合的にみて機動性に富む、湿気硬
化性材料の塗布装置を提供することができる。
【0043】上述の実施例においては、両方のタンク1
1,12にパイプ113,123を設け、これらのパイ
プ113,123内に温水を流通させて収納物を加熱し
たが、例えば粘度の高い主材料が収納されたタンク11
のみにパイプ113を設け、又はそのパイプ113のみ
に温水を流通させてもよい。空気圧回路の構成要素の種
類、個数、配置位置、それらの間を接続する配管材料、
配管経路などは、本発明の主旨に沿って適宜変更するこ
とができる。
【0044】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、手軽に使用す
ることができ且つコンパクトで可搬に有利な乾燥圧縮空
気圧源を得ることができる。
【0045】請求項2の発明によれば、流体収納タンク
への圧縮空気の供給を開始する以前に、エアドライヤが
適切にパージされるので、乾燥圧縮空気供給装置を長く
使用しなかった場合にも乾燥状態の良好な圧縮空気を供
給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の乾燥圧縮空気供給装置の構成を示す図
である。
【図2】乾燥圧縮空気供給装置の動作を示すタイムチャ
ートである。
【図3】本発明の乾燥圧縮空気供給装置を組み込んだ塗
布装置の概略を示す正面図である。
【図4】塗布装置の概略を示す平面図である。
【図5】図3の一部を拡大して示す正面図である。
【図6】図4の一部を拡大して示す平面図である。
【図7】第1タンクの構造を示す断面正面図である。
【図8】塗布装置の高粘度材料の流体回路の一部を示す
図である。
【図9】塗布装置の高粘度材料の流体回路の残りの一部
を示す図である。
【符号の説明】
11,12 タンク(流体収納タンク) 24 乾燥圧縮空気供給装置 240 電気制御回路(弁制御手段) AT1 蓄圧タンク CMP1 コンプレッサ DR1 エアドライヤ PS6 圧力スイッチ(第1圧力センサー) PS7 圧力スイッチ(第2圧力センサー) VA1 電磁弁(第1開閉弁) VA2 電磁弁(第2開閉弁) t1 時点 Ta パージ期間(期間)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】流体収納タンクへ乾燥した圧縮空気を供給
    する乾燥圧縮空気供給装置であって、 蓄圧タンクを備えたコンプレッサと、 流入した空気の除湿と並行して、除湿後の空気の一部を
    用いてパージを行うように構成されたエアドライヤと、 前記コンプレッサの出力圧力を検出する第1圧力センサ
    ーと、 前記流体収納タンクの内部圧力を検出する第2圧力セン
    サーと、 前記コンプレッサと前記エアドライヤとの間の管路に挿
    入された電磁式の第1開閉弁と、 前記エアドライヤと前記流動体収納タンクとの間の管路
    に挿入された電磁式の第2開閉弁と、 前記第1圧力センサー及び前記第2圧力センサーの検出
    信号に基づいて、前記第1開閉弁及び前記第2開閉弁を
    制御する弁制御手段とを有し、 前記弁制御手段は、 前記コンプレッサの出力圧力が、前記エアドライヤのパ
    ージに必要な第1設定圧力を越えるときのみに前記第1
    開閉弁を開き、且つ、前記流体収納タンクの内部圧力が
    第2設定圧力よりも低いときのみに前記第2開閉弁を開
    くことを特徴とする乾燥圧縮空気供給装置。
  2. 【請求項2】前記弁制御手段は、 前記コンプレッサを起動した後、最初に前記出力圧力が
    前記第1設定圧力を越えた時点から一定時間が経過する
    までの期間において、前記流体収納タンクの内部圧力に
    係わらず、前記第2開閉弁を閉じることを特徴とする請
    求項1記載の乾燥圧縮空気供給装置。
JP23281394A 1994-09-28 1994-09-28 乾燥圧縮空気供給装置 Pending JPH0893701A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP0864818A1 (fr) * 1997-03-11 1998-09-16 Air Liquide Sante Developpement Procédé et installation de production d'air de qualité médicale
US7285734B2 (en) 2003-04-28 2007-10-23 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Circuit board and method for manufacturing the same and semiconductor device and method for manufacturing the same
US11480169B2 (en) * 2017-07-27 2022-10-25 Mgf S.R.L. Compressor valve and filter arrangement

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