JPH0893283A - 錠前セット - Google Patents

錠前セット

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JPH0893283A
JPH0893283A JP21174291A JP21174291A JPH0893283A JP H0893283 A JPH0893283 A JP H0893283A JP 21174291 A JP21174291 A JP 21174291A JP 21174291 A JP21174291 A JP 21174291A JP H0893283 A JPH0893283 A JP H0893283A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】解錠時に鍵が鍵穴に残る錠において、鍵が抜け
落ちるのを防止し、かつ、盗難防止を確実にする錠前セ
ットの提供。 【構成】曲折した鍵孔を有する錠プラグ体2を備えた錠
前と、鍵孔に挿入されて、該錠前を開放する屈折可能な
リンク構造の鍵3とで構成する錠前セット。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、錠前セットに関し、特
に錠前の鍵穴を弯曲状に形成し、且つその鍵が容易に該
鍵穴に挿入されて錠前を開閉できるようにしてなる錠前
セットに関する。
【0002】
【従来の技術】出願人が1980年12年14日付台湾
第97213856号実用新案登録出願において、錠前
プラグ体の鍵穴を湾曲状にし、該湾曲状鍵穴に容易に挿
入でき、且つ、該プラグ体を回動させてその錠前シャッ
クルを開放するトルクに耐え得る曲折可能な鍵を開示し
ており、特にその鍵を複数のばね片でリンク構造に造
り、スムースに該湾曲状鍵孔に挿入して錠前を開けると
記述しているが、使用上次のような不便がある。 (1)鍵が振動で錠前プラッグから自動的に容易に離脱
し、使用者がその離脱に気が付かず遺失してしまい、使
用上、往々にして有り得るべからざる困惑や不便に遭遇
する。:第1図に示す如く、例えば該錠前プラッグ1を
モータバイクに取りつけた時、鍵11を該錠前プラッグ
1の鍵孔12に挿入して鎖ピンに係着させ、両者の間に
生じた摩擦により該鍵11を鍵孔12に係留させるので
あるが、該鍵11の把持部13はかなりの重さで、且つ
モータバイク自体の疾走による振動がおこり、そのた
め、知らないうちに該錠前セットの鍵11が容易に離脱
して、何処に落ちたかわからずにいる場合が少なくな
い。 (2)盗難防止の安全性が完璧の域にまで至っていな
い:該錠前プラッグ1の鍵孔12と鍵11はともに曲折
可能に形成されて、簡単に解錠されるのを防ぎ、錠前の
安全性を絶対的なものにするのが目的であるが、該錠前
プラッグ1の鍵孔12と鍵11はみな一文字状にされて
いるので、鎖ピンの排列変化に限りがあって絶対安全の
域までには達していないし、鍵孔12の長さも容易に短
縮できない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
錠前セットの欠点を鑑み、湾曲した鍵孔を短縮し、鎖ピ
ンを多方向に配設して安全性を向上した錠前セットを提
供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】それ故、本発明は 曲折
した鍵孔を有する錠プラグ体を備えた錠前と、前記鍵孔
に挿入されて、該錠前を開放する屈折可能なリンク構造
の鍵とで構成したことを特徴とする錠前セットにより上
記目的を達成する。
【0005】好ましくは、錠プラグ体は、その断面に縦
横に交差しかつ軸線方向に曲折延左する鍵孔を形成する
よう、二つ以上の個体に分割して加工成型し、連結手段
により該二つ以上の個体を結合してなる錠プラグ体に、
該鍵孔に挿入して錠前を開放する曲折可能な鍵を配備す
る。あるいは上記錠プラグ体を右側部、左側部、及び底
部の三つの個体に分割して加工成型し、該右側部と左側
部の相対する分割面に該右・左側部が接合すれば、その
断面に縦横に交差し軸線方向に曲折延在する鍵孔を形成
するよう、該分割面に凹み面及び軸線方向のスロットを
設けて、該底部を該右・左側部底面に係合し、更に上記
連結手段によって堅固に結合する。或いは、該錠プラグ
体を上・下側部の二つの個体によって形成して上記鍵
を、その前端面に収容室を備えた握り部と;中空状偏平
矩形体の後端部を上記収容室内に挿着固定し、かつ前端
面上下縁にそれぞれ突起を形成して、該突起後端に接続
してばね片を設けている歯ざお座と;断面形状が上記錠
プラグ体の鍵孔形状にマッチし、複数の歯片を可撓性連
結体で貫挿直結してなる歯ざおと;先端部断面形状が上
記歯ざおの断面形状にマッチして、抜き差し可能に上記
歯ざお座外側に係合する滑動スリーブとで組み合わせて
なり、上記錠プラグ体の鍵孔に挿入して鎖ピンに噛合
し、錠前を開閉すると共に該滑動スリーブにより歯ざお
を収容・保護できるようにする。上記錠プラグ体の前後
端面にそれぞれリング状凹み端縁を形成して綱リングを
嵌装固着し、更に上記連結手段表面に綱スリーブ外装す
る。上記滑動スリーブ先端近き上下面に凹みを設け、上
記錠プラグ体後端に固定手段を装着して、上記鍵が容易
に上記鍵孔に挿入して錠前を開閉し、しかる後、該凹み
が該固定手段に係着して該鍵を固持できるようにすると
共に上記可撓性連結体を、適宜な金属を含む可撓性材料
で形成し、上記歯ざおを、複数の歯片を二本の線材で連
結して形成し、または該複数の歯片をチェン状に連結し
て形成するようにすれば一層好ましくなる。
【0006】
【作用】上記のように構成したこの発明は、その錠プラ
グ体の鍵孔が曲折してなる錠前と、その鍵孔に挿入され
て、該錠前を開放する屈折可能なリンク構造をの鍵とで
構成したものであるから、普通のつっ突き針棒で孔内の
他方向に設けられた鎖ピンを掻き回される恐れがない。
特に湾曲した鍵穴の中に沿って挿入される鍵のように、
しなやかな、且つ錠前プラグ体を回動させるトルクに耐
え得るつっ突き針棒又は類似物は、そんなに、簡単に見
つかるわけでは無いので、解錠される心配がない。
【0007】そして、断面に縦横に交差し、且つ軸線方
向に曲折延在する鍵穴を形成するよう、二つ以上の個体
に分割して加工成型し、並びに連結手段により該二つ以
上の個体を連結してなる錠プラグ体に、該鍵孔に挿入し
て錠前を開放する曲折可能な鍵を配備し或いは、上記錠
プラグ体を右側部、左側部、及び底部の三つの個体に分
割して加工形成し、該右側部と左側部の相対する分割面
に、該右・左側部が接合すれば、その断面に縦横に交差
し軸線方向に曲折延在する鍵穴を形成するよう、該分割
面に凹み面及び軸線方向ののスロットを設けて、該底部
を該右・左側部底面に係合し、更に上記連結手段によっ
て堅固に結合し、或いは、該錠プラグ体を上・下側部の
二つの個体によって形成して、上記鍵を、その前端面に
収容座を備えた握り部と;中空状偏平矩形体の後端部を
上記収容室内に挿着固定し、かつ前端面上下縁にそれぞ
れ突起を形成して、該突起後端に接続してばね片を設け
ている歯ざお座と;その断面形状が上記錠プラグ体の鍵
孔形状にマッチし、複数の歯片を可撓性連結体で貫挿直
結してなる歯ざおと;その先端部断面形状が上記歯ざお
の断面形状にマッチして、抜き差し可能に上記歯ざお座
外側に係合する滑動スリーブとで組み合わせてなり、上
記錠プラグ体の鍵孔に挿入して鎖ピンに噛合し、錠前を
開閉すると共に該滑動スリープにより歯ざおを収容・保
護できるようにし、上記錠プラグ体の前後端面にそれぞ
れリング状凹み端縁を形成して綱リングを嵌装固着し、
更に上記連結手段表面に綱スリーブを外装し、上記滑動
スリーブ先端近き上下面に凹みを設け、上記錠プラグ体
後端に固定手段を装着して、上記鍵が容易に上記鍵孔に
挿入して錠前を開閉し、しかる後、該凹みが該固定手段
に係着して該鍵を固持できるようにすると共に上記可撓
性連結体を、適宜な金属を含む可撓性材料で形成し、上
記歯ざおを、複数の歯片を二本の線材で連結して形成
し、または該複数の歯片をチェン状に連結して形成する
ようにしているので、錠前の安全性がより向上される。
この発明の上記またはその他の目的、特徴及び利点は、
図面を参照しての以下の実施例の詳細な説明から一層明
らかとなろ。
【0008】
【実施例】第2図に示す如く、この発明の錠前セットは
錠プラッグ体2と鍵3とで構成される。該錠プラッグ体
2は第3図に示すように、右側部21、左側部22、底
部23、連結手段24、綱リング25、及び固定手段2
6などからなりる。該右側部21は、適当な長さをした
円柱体を、その長さに沿って両部分に分割した半円柱体
の右側部分であり、該右側部21の前後端面は該円柱体
の軸線に直交した平面で形成され、且つその分割面21
1のほぼ中段に凹凸の湾曲面212を設け、並びに該湾
曲面212の凸出部位2112に適当な深さの装着孔2
13を穿設し、及び該装着孔213上端に該湾曲面21
2に連通する割り溝2131を設ける。そして、該右側
部21の底面214は、その後端に凸起片2141を形
成して前端に溝孔2142を穿っており、またその前後
端にそれぞれ半円状凹み端縁215を形成すると共に、
上記分割面211に沿って凹み面216を設け、且つ該
凹み面216に該右側部21前後端面に延在する適当な
幅のスロット217を切削し、並びに該分割面211前
端付近に複数の鎖ピン座218部を形成して、該鎖ピン
座218底部を垂直に該スロット217に連通させる。
【0009】該左側部22は、その長さ、分割面221
(凹み部位2212を含む)、底面224前後端の凸起
片2241と溝孔2242、前後端面にそれぞれ形成さ
れた半円状凹み端縁225、該分割面221の凹み面2
26とスロット227、及び複数の鎖ピン座228半部
などを、みな上記右側部21の分割面211及びその他
部分と全く同じく且つ互いに対応するように設けて、該
右・左側部21、22を緊密に接合して面取り(両者の
底面214、224で形成した)された円柱体に形成
し、上記両半円状凹み端縁215、225で前後端に面
取りを有するリング状端縁にすると共に、上記両鎖ピン
座218、228半部で完全な鎖ピン座に結合させ、更
に上記両凹面216、226及び両スロット217、2
27で十字型の湾曲鍵孔(即ち、凸出部位2112、凹
み部位2212で形成する)を形成し、他方、該左側部
22の凹み部位2212にも上記装着孔213に対応す
る係着孔223を穿設して、該係着孔223上端に上記
右側部21の割り溝2131と相通じる割り溝2231
を設けると共に、該左側部22の先端付近外周に上記ス
ロット227に平行排列しかつ相通ずる複数の横向き鎖
ピン座229を穿設する。
【0010】該左部23は、上記右・左側部21、22
を緊密に接合した円柱体の面取り部位に属し、その平面
前後端にそれぞれ上記凹み端縁215、225と同心の
凹み端縁231を設けて、三者により完璧なリング状凹
み端縁を形成し、かつ該底部23平面後端に上記両凸起
片2141、2241と対応して嵌着する嵌合溝232
を設け、そして、その前端両側に上記両溝孔2142、
2242と対応して係合する突起233を設けて、該底
部23により上記右・左側部21、22を完全な円柱体
に固着する。
【0011】該連結手段24は、長柱体241と短柱体
242を連接片243によって一体に結合してなり、か
つその外表に同じ形状の綱スリープ240を嵌着して、
連結手段24の長・短柱体241、242及び連接片2
43をそれぞれ上記装着孔213、係着孔223、及び
割り溝2131、2231に対応して組み合わせて、上
記右・左側部21、22の結合力を強化して、ドリルな
どによって該錠プラグ体2が破壊されないように保護す
る。
【0012】該綱リング25は、それぞれ上記右・左側
部21、22及び底部23を結合して形成された前後リ
ング状凹み端縁に嵌装固着し、該右・左側部21、22
及び底部23を結合して形成した錠プラッグ体2がより
確実牢固になるようにする。
【0013】該固定手段26は、板状のリング体であ
り、該錠プラッグ体2の後端面に固着され、その面部2
61に該錠プラッグ体2の十字型鍵孔に対応して、該十
字型鍵孔の横幅よりやや広い円孔262を設け、且つ該
円孔262上下縁にそれぞれ溝263を形成する。
【0014】一方、該鍵3は、第3、4図に示す如く、
握り部31、歯ざお座32、歯ざお33、及び滑動スリ
ーブ34からなり:そのうち、該握り部31は適当な長
さをなして、その前端面に適当な深さの収容座311を
設ける。該歯ざお座31は適当な長さの中空状偏平矩形
体であって、その後端部321を上記収容座311内に
挿着し、ピンなどで上記握り部31と一体に接合する。
そして、その前端面322上下縁にそれぞれ突起323
を形成し、かつ該突起323後側に続いてばね片324
を設ける。
【0015】該歯ざお33は適当な数の歯片331と可
撓性連結体333でなり、即ち該歯片331は前後向き
中央にそれぞれ挿通孔332を備えて、先ず後端部に歯
片331の基歯334を固装した該連結体333(例え
ば、軟綱片など)に逐次貫挿し、最後に該連結体333
先端に歯片ヘッド335を固着して全部を一体に直列連
結する。そして、上記歯基334は該歯ざお33全体を
上記歯ざお座32内に装入した後、ピンなどでよって該
歯ざお座32に固装される。他方、上記歯片331の上
記鎖ピン座218と対応した位置にある歯片3311の
左右両側に、それぞれ該歯片3311と直角の横向き歯
片3312を設けて、該歯片3311を上記錠プラッグ
体2の十字型鍵孔に対応する十字型に形成し、かつ各隣
接歯片のそれぞれ横向き歯片3312を交互に上下にず
らせて、本発明の錠前セットの安全性を更に向上させ
る。
【0016】該滑動スリープ34は上記歯ざお座32と
同様に中空状の偏平矩形体を呈して、該歯ざお座32外
側に嵌合し、その前端部341は上記固定手段26の円
孔262に対応する十字型形状に形成され、かつ該前端
部341の上下面にそれぞれ凹み3411を設けて、該
円孔262内に挿し込んで回動(錠開き)した後該円孔
262周縁に係着させ、該滑動スリーブ34を該固定手
段26に固着(即ち鍵3全体を錠プラッグ体2に固定す
る)する。そして、該滑動スリーブ34後端縁内面上下
にそれぞれ凸縁342を形成して、上記歯ざお座32に
沿って前方に移動した際、上記突起323に係止して該
歯ざお座32から離脱しないようにし、また、両者の間
に上記ばね片324を介設しているので、該滑動スリー
プ34の該歯ざお座32に沿う移動を規制し定位置に止
着する効果がある。
【0017】第4図に示す如く、上記のような構成は、
その歯ざお33を先ず歯ざお座32に固装し、次にばね
片324と該歯ざお座32を一緒に上記滑動スリーブ3
4内に挿入すると共に、該歯ざお座32に握り部31を
固定接合して、該歯ざお33を滑動スリーブ34内に収
容する。即ち、第5図及び第6図に示すように、該錠プ
ラッグ体2及び固定手段26を錠ケース5内に埋設し、
錠プラッグ体2を開閉する時は、該滑動スリーブ34を
固定手段26の円孔262に照準して該錠プラッグ体2
に挿入し、かつ握り部31を押して歯ざお33を十字型
曲折の鍵孔に進入させ、しかる後、鍵3を回動すれば錠
を開閉することができる。そして、該鍵3を錠ケース5
に係着させたい場合は、該滑動スリーブ34を垂直状態
から偏移させれば良く、即ち、該滑動スリーブ34の凹
み3411を該円孔262の周縁に嵌着して該鍵3を錠
ケース5に係着させ、逆の場合は該鍵3の滑動スリーブ
34が垂直位置に来るように回せば、自然と該鍵3が錠
プラッグ体2から離脱する。
【0018】上記右・左側部21、22は、第7図に示
す如く、二つの上・下側部27、28で形成してもよ
く、複数の連結手段29(図示のような固着ピン)によ
って一体に連結すれば、上記右側部21、左側部22、
及び底部23三者で組み合わせたものと同等の効果を有
し、更に第8図に示すように、該鍵3の歯ざお33の可
撓性連結体333を二本の線材5a(例えば、綱ワイヤ
など)で代用して、それぞれに上記歯片331を貫挿す
ると共に歯片ヘッド335と歯基334を固着し、そし
て、その固着手段を、第9図に示すように、該歯片ヘッ
ド335及び歯基334にそれぞれ孔を穿って該二本の
線材5a 端部を挿し込みピン6と一緒に押し込めて固
定させ、或いは、第10図に示すように、該歯ざお33
の可撓性連結体333に換えて、それぞれ歯片331を
チェン状に連結して歯ざお33を形成するようにしても
よい。
【0019】
【発明の効果】上記のように構成された、本発明は、次
のような効果がある: (1)安全性が向上される:該錠プラッグ体の鍵孔は十
字型かつ曲折状を呈しているので、それと完全にマッチ
する鍵がなく、従って該錠プラグ体によって組み立てら
れた錠前を他の鍵3では開くことができないので、盗難
を確実に防ぐことができる。 (2)鍵が曲折できる特性を備えている:錠プラグ体の
十字型の曲折鍵孔にマッチして、鍵は曲折できる特性を
備えており、かつ該鍵の歯片は縦横十字型の断面を呈
し、しかもそれぞれ隣接する歯片両側の横向き歯片は交
互に上下にずらされており、それ故上記安全性は更に向
上される。 (3)錠プラッグ体の長さを短縮することができる:縦
横十字型の鍵孔を備えているので、鎖ピン座を該錠プラ
グ体一端に集中分布させることができ、即ち該鎖ピン座
の排列長さを一般の錠前より短縮でき、かつ鎖ピン座の
数を多く設けることができる。 (4)上記鍵の歯片断面を十字型にするほか、その断面
を縦横に交差(例えば、T字型)させても良いし、その
隣接する横向き歯片は互いに上下にずらして排列され
る。 (5)製造及び組み立てが簡単、便利である:該錠プラ
グ体は複数の個体に分割されているので、製造上かえっ
て便利となりまた組み立ても簡単で、例えば鍵孔を開設
するとき一緒に鎖ピン座を加工することができ、これに
より一時に錠プラグ体の成型工作を完成し、他方、それ
に配備する鍵はその歯片を可撓材料で一体に直列すれば
良い。 (6)錠プラック体を左・右・下の3個の個体に、又は
上・下2個に分割しても良いので、製造加工が更に迅速
簡便となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の錠前セットにおける鍵と錠プラグの立
体斜視図。
【図2】 本発明の錠前セットの斜視図。
【図3】 本発明の錠プラグ体の分解斜視図。
【図4】 本発明の鍵の分解斜視図。
【図5】 本発明の鍵の組み立て断面表示図。
【図6】 本発明の実施例の使用状態表示図。
【図7】 本発明における錠プラグ体のもう一つの実施
例の斜視図。
【図8】 本発明の鍵における歯片のそれぞれ異なった
連結態様表示図。
【図9】 本発明の鍵における歯片のそれぞれ異なった
連結態様表示図。
【図10】本発明の鍵における歯片のそれぞれ異なった
連結態様表示図。
【符号の説明】
2・・・錠プラグ体 21・・錠プラグ体の右側部 22・・錠プラグ体の左側部 23・・錠プラグ体の底部 24、28・・連結手段 25・・綱リング 26・・固定手段 27・・上側部 28・・下側部 211、221・・分割面 216・・凹み面 217・・軸線方向スロット 240・・綱スリーブ 31・・握り部 311・・収容部 32・・歯ざお座 321・・歯ざお座の後端部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】曲折した鍵孔を有する錠プラグ体(2)を
    備えた錠前と、前記鍵孔に挿入されて、該錠前を開放す
    る屈折可能なリンク構造の鍵(3)とで構成したことを
    特徴とする錠前セット。
  2. 【請求項2】前記錠プラグ体(2)は、その断面に縦横
    に交差しかつ軸線方向に曲折延在する鍵孔を形成するよ
    う、二つ以上の個体に分割して加工成型され、連結手段
    (24、29)により一体に結合されたことを特徴とす
    る請求項1記載の錠前セット。
  3. 【請求項3】上記錠プラグ体(2)を右側部(21)、
    左側部(22)、及び底部(23)の三つの個体に分割
    して加工成型し、該右側部(21)と左側部(22)の
    相対する分割面(211、221)に、該右・左側部
    (21、22)が接合すれば、その断面に縦横に交差し
    軸線方向に曲折延在する鍵孔を形成するよう、該分割面
    (211、221)に凹み面(216)及び軸線方向の
    スロット(217)を設けて、該底部(23)を該右・
    左側部(21、22)底面に係合し、更に上記連結手段
    (24)によって堅固に結合してなることを特徴とする
    請求項2記載の錠前セット。
  4. 【請求項4】上記錠プラグ体(2)を上・下側部(2
    7、28)の二つ個体によって形成してなることを特徴
    とする請求項3記載の錠前セット。
  5. 【請求項5】上記鍵(3)は、その前端面に収容室(3
    11)を備えた握り部(31)と;中空状偏平矩形体の
    後端部(321)を上記収容室(311)内に挿着固定
    し、かつ前端面(322)上下縁にそれぞれ突起(32
    3)を形成して、該突起(323)後端に接続してばね
    片(324)を設けている歯ざお座(32)と;断面形
    状が上記錠プラグ体(2)の鍵孔形状にマッチし、複数
    の歯片(331)を可撓性連結体(333)で貫挿直結
    してなる歯ざお(33)と;先端部断面形状が上記歯ざ
    お(33)の断面形状にマッチして、抜き差し可能に上
    記歯ざお座(32)外側に係合する滑動スリーブ(3
    4)とで構成され、上記錠プラグ体(2)の鍵孔に挿入
    されて鎖ピンに噛合し、錠前を開閉すると共に該滑動ス
    リープ(34)により歯ざお(33)を収容・保護でき
    るようにしたことを特徴とする請求項2記載の錠前セッ
    ト。
  6. 【請求項6】上記錠プラグ(2)の前後端面にそれぞれ
    リング状凹み端縁を形成して綱リング(25)を嵌装固
    着し、更に上記連結手段(24)表面に綱スリーブ(2
    40)を外装したことを特徴とする請求項3または4記
    載の錠前セット。
  7. 【請求項7】上記滑動スリーブ(34)先端近き上下面
    に凹み(3411)を設け、上記錠プラグ体(2)後端
    に固定手段(26)を装着して、上記鍵(3)が容易に
    上記鍵孔に挿入して錠前を開閉し、しかる後、該凹み
    (3411)が該固定手段(26)に係着して該鍵
    (3)を固持できるようにしたことを特徴とする請求項
    3ないし5の何れかに記載の錠前セット。
  8. 【請求項8】上記可撓性連結体(333)を、適宜な金
    属を含む可撓性材料で形成したことを特徴とする請求項
    5記載の錠前セット。
  9. 【請求項9】上記歯ざお(33)は、複数の歯片(33
    1)を二本の線材(5a)で連結して形成されるか、ま
    たは該複数の歯片(331)をチェン状に連結して形成
    されることを特徴とする請求項5記載の錠前セット。
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