JPH0893230A - 構造物の移動監視装置 - Google Patents

構造物の移動監視装置

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Publication number
JPH0893230A
JPH0893230A JP25928094A JP25928094A JPH0893230A JP H0893230 A JPH0893230 A JP H0893230A JP 25928094 A JP25928094 A JP 25928094A JP 25928094 A JP25928094 A JP 25928094A JP H0893230 A JPH0893230 A JP H0893230A
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JP
Japan
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measured
relative displacement
roof
wind speed
displacement
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Application number
JP25928094A
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English (en)
Inventor
Masabumi Minamitani
正文 南谷
Kazukuni Kashiwagi
一邦 柏木
Giichi Senzaki
義一 先崎
Masahiko Sawaguchi
正彦 沢口
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Fujita Corp
Original Assignee
Fujita Corp
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Publication date
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  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 屋根等の構造物の移動時に、構造物に発生す
る各種の変形を確実に把握し、構造物を安全に移動制御
する。 【構成】 複数のレーザ距離計71で測定された距離
X、Yに基づいてパーソナルコンピュータ92で求めら
れる屋根フレーム23の相対変位、各ひずみ計73で測
定した応力集中部位のひずみ及び各変位計75で測定し
たガラス支持フレーム等の部分的な相対変位と、これら
の測定値に各々対応して予め設定した各設定値とがパー
ソナルコンピュータ92でそれぞれ比較され、屋根フレ
ーム23全体の相対変位が許容値以上になったとき、屋
根フレーム23の応力集中部位のひずみが許容値以上に
なったとき、またはガラス支持フレーム等の部分的な相
対変位が許容値以上になったときに異常と判別して警報
を発生させ、屋根21の移動用VSLジャッキ63を緊
急停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、構造物の移動監視装置
に関し、より詳しくは、実際の設置位置と異なる場所で
完成した構造物を所定箇所に移動し定置する時に、移動
中の構造物に生じる各種の変形、上下動等の物理的挙動
を監視し制御するのに好適な構造物の移動監視装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、構築されるべき箇所に当初から構
造物が構築されることが望ましいが、構造物の構造や、
或は、構造物が設けられる周囲の環境条件等の種々の事
情によっては、構築されるべき箇所とは別の箇所で構造
物を構築して完成させ、この完成された構造物を所定の
箇所に移動させることが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに完成された構造物を移動させる場合、構造物が大規
模化、大重量化してくると、移動時に生じる構造物の各
部位の変形が問題になり、これらの変位箇所を監視する
多数の監視員が必要になる。しかし、このような監視方
式では、移動時の構造物の変形異常を発見するのが困難
であり、構造物のトラス、あるいはガラスサッシなどが
限界を越えて変形しているにもかかわらず、これを発見
することができないと構造物に致命的な打撃を与えてし
まうという恐れがある。従って、従来においては、構造
物を構成する梁や柱等の強度を通常のものより強化する
必要があるが、このようにすると、構造物が重量化し、
これに比例して構造物も強化しなければならず、コスト
高になる問題がある。
【0004】本発明は前記事情に鑑み案出されたもので
あって、本発明の目的は、構造物の移動時に、構造物に
発生する各種の変形を確実に把握できるとともに構造物
を安全に移動制御できる構造物の移動監視装置を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、実際の設置位置と異なる場所で
組立て完成した構造物を移動手段により所定の位置に移
動させる時に生じる構造物の種々の変形及び挙動を監視
する構造物の移動監視装置であって、前記構造物の移動
時に生じる該構造物全体の相対変位を計測する相対変位
計測定手段と、前記構造物の移動時に該構造物の各応力
集中部位に生じるひずみを個別に測定する複数のひずみ
計と、前記構造物の移動時に該構造物に生じる部分的な
相対変位を測定する複数の変位計と、前記相対変位計測
手段で計測した相対変位、前記各ひずみ計で測定した応
力集中部位のひずみ及び前記各変位計で測定した部分的
な相対変位とこれらの測定値に各々対応して予め設定し
た各設定値とをそれぞれ比較し、前記測定値の少なくと
も1つが対応する前記設定値を越えた時に前記構造物に
異常が生じたことを判別してその旨を報知する信号処理
制御手段とを備えてなるものである。
【0006】また、請求項2の発明は、前記移動される
構造物の浮き/沈みレベルを計測するレベル計測手段を
更に設け、このレベル計測手段で計測した浮き/沈みレ
ベルが予め設定した設定値以上なったことを前記信号処
理制御手段で判別してその旨を報知することを特徴とす
る。
【0007】請求項3の発明は、前記構造物の移動時に
おける風速を測定する風速計を更に設け、この測定値に
基に前記信号処理制御手段により瞬間最大風速と所定時
間内の平均風速を算出し、この瞬間最大風速または平均
風速が設定値以上になったことを判別してその旨を報知
することを特徴とする。
【0008】請求項4の発明は、前記相対変位計測手段
で計測した相対変位、前記各ひずみ計で測定した応力集
中部位のひずみ、前記各変位計で測定した部分的な相対
変位、前記レベル計測手段で計測した浮き/沈みレベ
ル、前記瞬間最大風速または平均風速情報に基づいて前
記移動手段への制御指令を算出し、この制御指令により
前記構造物に異常が生じないように前記移動手段を制御
する制御手段を更に備えてなるものである。
【0009】また、請求項5の発明は、前記信号処理制
御手段による処理結果を表示する表示手段を更に備えて
なるものである。
【0010】
【作用】上述のように構成された、構造物の移動監視装
置においては、相対変位計測手段で計測した相対変位、
各ひずみ計で測定した応力集中部位のひずみ及び各変位
計で測定した部分的な相対変位とこれらの測定値に各々
対応して予め設定した各設定値とが信号処理制御手段で
それぞれ比較され、構造物全体の相対変位が許容値以上
になったとき、構造物の応力集中部位のひずみが許容値
以上になったとき、または構造物の部分的な相対変位が
許容値以上になったときに異常と判別してその旨を報知
し、警報を発したり、構造物移動手段を緊急停止させた
りする。これにより、構造物の移動時に、構造物に発生
する各種の変形を確実に把握できるとともに構造物を安
全に移動できる。
【0011】また、本発明においては、レベル計測手段
で計測した浮き/沈みレベルが設定値以上なった時、ま
たは風速計の風速値から求めた瞬間最大風速または平均
風速が設定値以上になったときにその旨を報知し、警報
を発したり、移動手段を緊急停止させることにより、構
造物移動時の安全性を確保できる。
【0012】さらに、本発明においては、相対変位計測
手段で計測した相対変位、各ひずみ計で測定した応力集
中部位のひずみ及び各変位計で測定した部分的な相対変
位、レベル計測手段で計測した浮き/沈みレベル、前記
瞬間最大風速または平均風速情報に基づいて制御手段で
移動手段への制御指令を算出し、この制御指令により構
造物に異常が生じないように移動手段を制御することに
より、構造物を安全に移動制御することができる。ま
た、本発明においては、信号処理制御手段の処理結果を
表示手段に表示することにより、構造物の各種の変形及
び構造物の物理的挙動を画面上で集中して監視すること
ができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1は、本発明にかかる構造物の監視装置をイベン
ト会場のアトリウム屋根の移動に適用した場合における
イベント会場の概略正面図である。この図1において、
イベント会場1は、イベントホール3と、イベントホー
ル3の内側に設けられたアトリウム5等からなり、イベ
ントホール3は、床7から立設された柱9と、これら柱
9の上に構築されたトラス構造の屋根フレーム11と、
屋根フレーム11の上に設けられたコンクリート製の天
井スラブ13等で構成され、アトリウム5の右側に位置
する天井スラブ13は4階床として構成され、この天井
スラブ13の上方には屋根15が設けられている。前記
アトリウム5は、この実施例では50m×50mの大き
さの面積を有し、このアトリウム5の天井スラブ13と
同一の階床面には開口17が形成され、この開口17を
塞ぐようにアトリウム5の屋根21が設けられ、屋根2
1の床7からの高さは約27mである。
【0014】図2は、アトリウムの外側の箇所で屋根を
構築し、アトリウムに移動させる前のイベント会場の概
略側面図を示す。図2において、屋根21はトラス構造
の屋根フレーム23と、屋根フレーム23に図略のサッ
シにより取着された多数のガラス板25(図1参照)
と、屋根フレーム23の周囲から垂設した複数の脚部2
7を備える。前記脚部27は、屋根フレーム23の前部
の左右から垂設した二つの前脚部27Aと、屋根フレー
ム23の後部の左右から垂設した二つの後脚部27B
と、屋根フレーム23の左右側部からそれぞれ五つずつ
垂設した左右の脚部27Cとで構成されている。
【0015】図3は脚部の下端部構造の詳細を示す斜視
図である。脚部27は、図3に示すように、三本の支柱
28と、この支柱28の下端が連結された支承部30を
有し、支承部30は、半球状のブロック31と、この半
球状のブロック31の下部に固着した底板33等で構成
されている。前記底板33はブロック31に周囲に露出
する環状のフランジ35と、フランジ35の左右側部か
らそれぞれ外方に膨出する板部37とで構成され、フラ
ンジ35には複数のボルト挿通孔39が形成されてい
る。
【0016】図4は屋根の移動前と移動後の脚部の配置
関係を示す平面図である。前記脚部27は、平面視した
場合、二つの前脚部27Aの支承部30Aと二つの後脚
部27Bの支承部30Bはそれぞれ前後方向に平行に延
在する直線L1,L2上に位置され、また、左右の脚部
27Cの支承部30Cはそれぞれ前記直線L1,L2の
外側で前後方向に平行に延在する直線L3,L4上に位
置され、直線L1,L2は開口17上を通り、また、直
線L3,L4は開口17の外側を通る。
【0017】このような各直線L1乃至L4上には、イ
ベントホール3の天井スラブ13上で組み立てた屋根2
1をアトリウム5側へ水平に移動案内させるための四本
の仮設レール51が水平に、かつ平行に敷設されてい
る。このレール51には、前記二つの前脚部27Aの支
承部30Aと二つの後脚部27Bの支承部30B、及び
左右の脚部27Cの支承部30Cが摺動可能に係合され
ている。前記直線L3,L4に一致して敷設されるレー
ル51と、前記直線L1,L2に一致して敷設されるレ
ール51において、開口17の外側に位置する部分は、
イベントホール3の天井スラブ13上に固定される。ま
た、前記直線L1,L2に一致して敷設されるレール5
1において、開口17の内側に位置する部分は、図2に
示すように、床7から立設された複数の仮設の支柱52
で支持された鉄筋コンクリート製の仮設梁53の上に固
定される。
【0018】更に、図4に示すように、二つの前脚部2
7Aの支承部30Aと、左右の脚部27Cのうち最も前
方に位置する二つの脚部27Cの支承部30Cには、そ
れぞれPC鋼より線61の一端が連結され、その他端側
は、各レール51の終端側に設置したそれぞれのVSL
ジャッキ63によりに連結され、この各VSLジャッキ
63を駆動することにより、各PC鋼より線61を同一
の速度で牽引することで組立屋根21をアトリウム5側
へ水平移動させる。この時、二つの前脚部27Aの支承
部30Aと二つの後脚部27Bの支承部30B間、及び
左右の脚部27Cの各支承部30C間をH鋼62(図4
参照)で連結しておき、全ての脚部27に牽引力を与え
るようにする。
【0019】実施例では、屋根21の重量が約454.
5tonであり、支承部とレール間の摩擦係数を0.1
2とした場合、屋根21を移動させるために必要な力は
54.6tonとなる。そして、前記四つの脚部27に
対応してVSLジャッキ63が四台設けられ、このVS
Lジャッキ63を駆動する電動油圧ポンプ(不図示)は
2台設けられ、1台の電動油圧ポンプにより2台のVS
Lジャッキ63を駆動する。
【0020】次に、移動時に生じる屋根21の主要部位
の変形及び屋根21の浮き上がり等を計測する各種セン
サ、及び該センサの屋根21への配置関係を図5を参照
して説明する。図5において、71はアトリウム用屋根
21を構成する屋根フレーム23の両対角線の距離X
と、屋根フレーム23の左右両側における側辺距離Yを
個別に計測するレーザ距離計であり、これらのレーザ距
離計71は、位置検出用の受光アレイ及び該受光アレイ
からの出力信号を基に距離を演算する演算部等を内蔵す
るレーザ発振器711と、このレーザ発振器711のレ
ーザ放射方向に正対して配置されるミラー712とから
構成され、これらのレーザ発振器711及びミラー71
2は屋根フレーム23の対角線上の両端部、または屋根
フレーム23の側辺の両端部に配設される。また、これ
らの各レーザ距離計71で計測される距離情報は、屋根
フレーム23全体の相対変位、例えば、4台のVSLジ
ャッキ63の牽引力がアンバランスになることにより、
図5に示す四角形の屋根フレーム23を上面から見たと
きの屋根フレーム23が平行四辺形や台形状などに変形
する変位量を測定するのに供される。
【0021】図5において、73は屋根フレーム23の
応力集中部位のひずみを測定するストレンゲージ等のひ
ずみ計であり、このひずみ計73は、各応力集中部位、
例えば屋根21の移動時に応力が集中する複数の脚部2
7の支柱28及び該支柱28と屋根フレーム23との結
合部などに必要に応じて取り付けられる。
【0022】図5において、75は屋根フレーム23に
取着されるガラス板25の支持フレーム(不図示)の変
形量を検出するストレンゲージ等の変位計であり、この
変位計75は、屋根21の移動時に屋根フレーム23の
変形に伴い発生するガラス板支持フレームが最も大きく
変形する複数の部位、例えば屋根フレーム23の四隅部
分に位置する箇所などのガラス板支持フレームに取り付
けられる。
【0023】図5において、77は移動される屋根21
の移動方向の前方と、屋根21の左右両側にそれぞれ配
設した監視用のテレビカメラであり、79は屋根21の
高さより高い位置に設置した三杯型のディジタル風速計
である。
【0024】図6は、風や、屋根21が仮設レール51
上を移動するときに生じる屋根フレーム全体の反りや、
仮設レール51及びその支持用仮設柱等のたわみなどで
生じる屋根21の浮き/沈み量を計測するレベル計測装
置の構成図である。この図6において、レベル計測装置
81は、仮設レール51上を移動する屋根21の一側
に、これより所定距離離して天井スラブ上などに設置し
たレーザ発振器811と、屋根21の複数の脚部27に
それぞれ取り付けた複数の位置検出器812とから構成
される。レーザ発振器811から放射されるレーザビー
ムは、レーザ発振器811を位置検出器812のレベル
に対応する基準高さ位置で水平に回転させることによ
り、各位置検出器812に照射される。そして、各位置
検出器812からは、レーザビームの照射位置に応じた
レベル信号が出力される構成になっている。
【0025】次に、図7により屋根の移動監視システム
の構成について説明する。図7において、屋根の移動監
視システムは、コントロールルーム91に設置された移
動監視用のパーソナルコンピュータ92(信号処理制御
手段及び制御手段に相当)及びモニタ用テレビ受像機9
3、計測制御装置94、各ひずみ計73及び各変位計7
5の測定信号を順次取り込むスキャン制御装置95、レ
ベル計測装置81で計測されたレベル信号を取り込む制
御装置96、及び各VSLジャッキ63のストロークを
検出するストロークセンサ97の検出信号を取り込む制
御装置98を備える。
【0026】前記パーソナルコンピュータ92と計測制
御装置94間は、RS−232C等のインタフェースを
介して接続され、計測制御装置94にはスキャン制御装
置95、制御装置96及び98が接続されている。さら
に、計測制御装置94にはレーザ距離計71及び風速計
79が接続されている。また、テレビカメラ77は、信
号ケーブル100を通してコントロールルーム91内に
設けたTV制御装置99に接続され、このTV制御装置
99により各テレビカメラ77で撮像された各映像をモ
ニタ用テレビ受像機93に表示できる構成になってい
る。
【0027】次に、本実施例の動作について説明する。
電動油圧ポンプからの圧油を各VSLジャッキ63に供
給することにより、各VSLジャッキ63が駆動される
と屋根21が仮設レール51上を図5の矢印方向に水平
移動される。この屋根21の移動時は、屋根フレーム2
3の両対角線の距離Xと、屋根フレーム23の左右両側
における側辺距離Yがそれぞれのレーザ距離計71によ
り計測され、その各計測値は計測制御装置94に順次取
り込まれ、RS−232Cのインタフェースを通してパ
ーソナルコンピュータ92に順次伝送される。パーソナ
ルコンピュータ92では、各レーザ距離計71の距離情
報を基に屋根フレーム23全体の相対変位を演算し、そ
の相対変位が予め設定した許容値以内か否かを判別す
る。ここで、許容値以上であると判別された場合は、パ
ーソナルコンピュータ92のCRT92aに屋根フレー
ム23が異常に相対変位したことを表示するとともに、
パーソナルコンピュータ92内蔵のブザーなどを鳴動さ
せて、屋根フレーム23に異常状態が生じつつあるこを
コントロールルーム91内のオペレータに知らせる。こ
れを知ったオペレータはVSLジャッキ63の制御部に
停止指令を送り、VSLジャッキ63を緊急停止させ
て、屋根21の移動を停止させる。
【0028】また、屋根21の移動時に各ひずみ計73
及び変位計75で測定された測定値はスキャン制御装置
95に走査することにより、各測定値をひずみ計及び変
位計毎に順番に取り込み、この取り込んだ測定値を計測
制御装置94を通してパーソナルコンピュータ92に伝
送する。パーソナルコンピュータ92では、各ひずみ計
及び各変位計毎に、その測定値を予め設定した閾値と比
較して許容値以内か否かを判別する。ここで、許容値以
上であると判別された場合は、パーソナルコンピュータ
92のCRT92aに屋根フレーム23の応力集中部位
に異常応力、またはガラス支持フレームに異常変形が生
じたことを表示するとともに、パーソナルコンピュータ
92内蔵のブザーなどを鳴動させて、屋根フレーム23
の応力集中部位またはガラス支持フレームに異常状態が
生じつつあるこをコントロールルーム91内のオペレー
タに知らせる。これを知ったオペレータはVSLジャッ
キ63の制御部に停止指令を送り、VSLジャッキ63
を緊急停止させて、屋根21の移動を停止させる。
【0029】一方、レベル計測装置81は、そのレーザ
発振器811を回転させることにより、レーザ発振器8
11から放射されるレーザビームを各位置検出器812
に照射し、この各位置検出器812からレーザビームの
照射位置に応じて出力されるレベル信号を制御装置96
により順次取り込み、このレベル信号を計測制御装置9
4を通してパーソナルコンピュータ92に伝送する。パ
ーソナルコンピュータ92では、各位置検出器812か
らのレベル信号を基に屋根21全体が風などより許容値
以上に浮き/沈みしているか否か判別する。ここで、屋
根21全体が許容値以上に浮き/沈みしていることが判
別されると、その旨をCRT92aに表示し、かつブザ
ー等を鳴動させて、屋根21の移動が危険状態になる可
能性があることをオペレータに知らせる。これを知った
オペレータはVSLジャッキ63の制御部に停止指令を
送り、VSLジャッキ63を緊急停止させて、屋根21
の移動を停止させる。
【0030】屋根21を移動させる各VSLジャッキ6
3のストロークはそれぞれのストロークセンサ97によ
り検出され、その検出信号は制御装置98に取り込まれ
ると共に、計測制御装置94を通してパーソナルコンピ
ュータ92に伝送される。パーソナルコンピュータ92
では、各ストローク検出信号を比較し、各VSLジャッ
キ63のストロークの値が許容し得る範囲にあるかを判
別する。ここで、各VSLジャッキ63のうち、1つの
VSLジャッキ63のストローク動作が他のVSLジャ
ッキ63より大きくなって許容値以上になると、屋根2
1の牽引力にアンバランスが生じるため、屋根フレーム
23に牽引力差による変形を生じさせる恐れががる。そ
こで、この状態をパーソナルコンピュータ92で判別
し、その旨をCRT92aに表示し、かつブザー等を鳴
動させて、屋根21の移動が危険状態になる可能性があ
ることをオペレータに知らせる。これを知ったオペレー
タはVSLジャッキ63の制御部に停止指令を送り、V
SLジャッキ63を緊急停止させて、屋根21の移動を
停止させる。
【0031】また、屋根21の移動時の風速は、風速計
79により連続して測定され、その測定値は計測制御装
置94に順次取り込まれると共にRS−232Cのイン
タフェースを通してパーソナルコンピュータ92に伝送
される。パーソナルコンピュータ92では、順次取り込
まれる測定値に基づいて瞬間最大風速、及び所定時間
(例えば、10分間)内の平均風速を算出し、この瞬間
最大風速が30m以上になった時、または平均風速が1
0m以上になったことが判別されたならば、その旨をC
RT92aに表示し、かつブザー等を鳴動させて、屋根
21の移動が危険状態になる可能性があることをオペレ
ータに知らせる。これを知ったオペレータはVSLジャ
ッキ63の制御部に停止指令を送り、VSLジャッキ6
3を緊急停止させて、屋根21の移動を停止させる。
【0032】各テレビカメラ77で撮像された映像は、
信号ケーブル100を通してコントロールルーム91の
TV制御装置99に伝送され、このTV制御装置99に
よりモニタ用テレビ受像機93に表示して、屋根21の
移動状況を画面上で監視することができる。
【0033】このように本実施例においては、複数のレ
ーザ距離計71で測定された距離X、Yに基づいてパー
ソナルコンピュータ92で求められる屋根フレーム23
の相対変位、各ひずみ計73で測定した応力集中部位の
ひずみ及び各変位計75で測定したガラス支持フレーム
等の部分的な相対変位と、これらの測定値に各々対応し
て予め設定した各設定値とがパーソナルコンピュータ9
2でそれぞれ比較され、屋根フレーム23全体の相対変
位が許容値以上になったとき、屋根フレーム23の応力
集中部位のひずみが許容値以上になったとき、またはガ
ラス支持フレーム等の部分的な相対変位が許容値以上に
なったときに異常と判別して警報を発生させ、かつ屋根
21の移動用VSLジャッキ63を緊急停止させる構成
にしたので、屋根21の移動時に、屋根に発生する各種
の変形を確実に把握できるとともに屋根を安全に移動す
ることができる。また、本実施例においては、レーザ距
離計71で計測した距離X、Yを基に求めた相対変位、
各ひずみ計73で測定した応力集中部位のひずみ及び各
変位計73で測定した部分的な相対変位、レベル計測装
置81で計測した浮き/沈みレベル、風速計79で計測
した風速値を基に求めた瞬間最大風速または平均風速情
報に基づいて各VSLジャッキ63への制御指令を算出
し、この制御指令により構造物に異常が生じないように
各VSLジャッキ63を制御することにより、構造物を
安全に移動制御することができる。
【0034】さらに、本実施例においては、屋根21の
風等による浮き/沈みレベルをレベル計測装置81で計
測し、この浮き/沈みレベルと予め設定した設定値とを
比較し、その浮き/沈みレベルが設定値を越えた時に屋
根21が風などにより許容値以上に浮き/沈みしている
と判別して警報を発生させたり、屋根21の移動用VS
Lジャッキ63を緊急停止させたりする構成にすること
より、移動時の屋根21の風などによる浮き/沈みを確
実に把握でき、屋根21を安全に移動できる。
【0035】さらに、本実施例においては、屋根移動時
の風速を風速計79により測定し、この風速値から求め
た瞬間最大風速または平均風速が設定値以上になったと
きに警報を発したり、移動用VSLジャッキ63を緊急
停止させることにより、屋根移動時の安全性を確保でき
る。また、本実施例においては、パーソナルコンピュー
タ92の処理結果をCRT92aに表示することによ
り、移動される屋根21の各種の変形状況及び物理的挙
動をコントロールルーム91にいながら画面上で集中し
て監視することができる。さらに、テレビカメラ77と
モニタ用テレビ受像機93を利用して屋根21の移動状
況をコントロールルーム91で監視することができる。
【0036】尚、上記実施例では、イベント会場におけ
るアトリウム5の屋根21に適用した場合について説明
したが、本発明はこれに限らず、その他の種々の構造物
に適用可能である。また、上記実施例では、レーザ距離
計、ひずみ計、変位計、レベル計測装置及び風速計等の
各種センサの測定値を基に屋根21(構造物)の異常を
判別して警報を発したり、VSLジャッキ63を緊急停
止させる場合について説明したが、本発明はこれに限定
されず、複数のレーザ距離計71で測定された距離X、
Yを基にパーソナルコンピュータ92で求められる屋根
フレーム23の相対変位、各ひずみ計73で測定した応
力集中部位のひずみ及び各変位計75で測定した部分的
な相対変位情報に基にパーソナルコンピュータ92でV
SLジャッキ63への制御指令を算出し、この制御指令
により屋根21(構造物)に異常が生じないようにVS
Lジャッキ63を制御する構成することもできる。この
場合、屋根構造物を安全に移動制御することができる。
また、上記実施例では、VSLジャッキ63により移動
される屋根21を緊急停止するとき、オペレータによる
マニアル操作で行う場合について述べたが、パーソナル
コンピュータ92からの停止指令により自動的に行うよ
うにしてもよい。
【0037】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明
は、相対変位計測手段で計測した相対変位、各ひずみ計
で測定した応力集中部位のひずみ及び各変位計で測定し
た部分的な相対変位とこれらの測定値に各々対応して予
め設定した各設定値とがる信号処理制御手でそれぞれ比
較され、構造物全体の相対変位が許容値以上になったと
き、構造物の応力集中部位のひずみが許容値以上になっ
たとき、または構造物の部分的な相対変位が許容値以上
になったときに異常と判別して警報を発したり、構造物
移動手段を緊急停止させたりすることにより、構造物の
移動時に、構造物に発生する各種の変形を確実に把握で
きるとともに構造物を安全に移動できる。
【0038】また、本発明によれば、相対変位計測手段
で計測した相対変位、各ひずみ計で測定した応力集中部
位のひずみ及び各変位計で測定した部分的な相対変位、
レベル計測手段で計測した浮き/沈みレベル、前記瞬間
最大風速または平均風速情報に基づいて制御手段で移動
手段への制御指令を算出し、この制御指令により構造物
に異常が生じないように移動手段を制御することによ
り、構造物を安全に移動制御することができる。
【0039】さらに、本発明によれば、レベル計測手段
で計測した浮き/沈みレベルが設定値以上なった時、ま
たは風速計の風速値から求めた瞬間最大風速または平均
風速が設定値以上になったときにその旨を報知し、警報
を発したり、移動手段を緊急停止させることにより、構
造物移動時の安全性を確保できる。また、本発明によれ
ば、信号処理制御手段の処理結果を表示手段に表示する
ことにより、構造物の各種の変形及び構造物の浮き/沈
みレベルなどの物理的挙動を画面上で集中して監視する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構造物移動監視装置が適用される完成
後のイベント会場の要部の縦断正面図である。
【図2】アトリウムの外側の箇所で屋根を構築し、アト
リウムに移動させる前のイベント会場の概略正面図であ
る。
【図3】屋根脚部の下端部構造の詳細を示す斜視図であ
る。
【図4】屋根の移動前と移動後の脚部の配置関係を示す
平面図である。
【図5】本実施例の構造物移動監視装置において、移動
時に生じる屋根の主要部位の変形及び屋根の浮き上がり
等を計測する各種センサ、及び該センサの屋根への配置
関係を示す概略平面図である。
【図6】本実施例の構造物移動監視装置において、仮設
レール上を移動する屋根の風等による浮き上がりを計測
するレベル計測装置の構成図である。
【図7】本実施例における屋根の移動監視システムの全
体構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 イベント会場 3 イベントホール 5 アトリウム 13 天井スラブ 21 屋根 23 屋根フレーム 25 脚部 51 仮設レール 63 VSLジャッキ(移動手段) 71 レーザ距離計(相対変位計測手段) 73 ひずみ計 75 変位計 77 テレビカメラ 79 風速計 81 レベル計測装置 92 パーソナルコンピュータ(信号処理制御手段、制
御手段) 94 計測制御手段 95 スキャン制御装置 96、98 制御装置 97 ストロークセンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 沢口 正彦 東京都渋谷区千駄ヶ谷四丁目6番15号 株 式会社フジタ内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 実際の設置位置と異なる場所で組立て完
    成した構造物を移動手段により所定の位置に移動させる
    時に生じる構造物の種々の変形及び挙動を監視する構造
    物の移動監視装置であって、 前記構造物の移動時に生じる該構造物全体の相対変位を
    計測する相対変位計測定手段と、 前記構造物の移動時に該構造物の各応力集中部位に生じ
    るひずみを個別に測定する複数のひずみ計と、 前記構造物の移動時に該構造物に生じる部分的な相対変
    位を測定する複数の変位計と、 前記相対変位計測手段で計測した相対変位、前記各ひず
    み計で測定した応力集中部位のひずみ及び前記各変位計
    で測定した部分的な相対変位とこれらの測定値に各々対
    応して予め設定した各設定値とをそれぞれ比較し、前記
    測定値の少なくとも1つが対応する前記設定値を越えた
    時に前記構造物に異常が生じたことを判別してその旨を
    報知する信号処理制御手段と、 を備えてなる構造物の移動監視装置。
  2. 【請求項2】 前記移動される構造物の浮き/沈みレベ
    ルを計測するレベル計測手段を更に設け、このレベル計
    測手段で計測した浮き/沈みレベルが予め設定した設定
    値以上なったことを前記信号処理制御手段で判別してそ
    の旨を報知する請求項1に記載の構造物の移動監視装
    置。
  3. 【請求項3】 前記構造物の移動時における風速を測定
    する風速計を更に設け、この測定値に基に前記信号処理
    制御手段により瞬間最大風速と所定時間内の平均風速を
    算出し、この瞬間最大風速または平均風速が設定値以上
    になったことを判別してその旨を報知する請求項1に記
    載の構造物の移動監視装置。
  4. 【請求項4】 前記相対変位計測手段で計測した相対変
    位、前記各ひずみ計で測定した応力集中部位のひずみ、
    前記各変位計で測定した部分的な相対変位、前記レベル
    計測手段で計測した浮き/沈みレベル、前記瞬間最大風
    速または平均風速情報に基づいて前記移動手段への制御
    指令を算出し、この制御指令により前記構造物に異常が
    生じないように前記移動手段を制御する制御手段を更に
    備えてなる請求項1、2または3に記載の構造物の移動
    監視装置。
  5. 【請求項5】 前記信号処理制御手段による処理結果を
    表示する表示手段を更に備える請求項1、2、3または
    4に記載の構造物の移動監視装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007256223A (ja) * 2006-03-27 2007-10-04 Ntt Data Corp 構造物異常判別システム及び構造物異常判別方法ならびにプログラム
US8788240B2 (en) 2010-12-22 2014-07-22 WISEN sp. zo. o. Monitoring method of vertical displacement and vertical deflection change of building construction elements, especially of the roof, and a system for realization of this method
KR101488857B1 (ko) * 2013-06-12 2015-02-03 삼성중공업(주) 자동 계측 장치 및 계측 방법

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