JPH0892990A - 土構造物の沈下発生装置 - Google Patents
土構造物の沈下発生装置Info
- Publication number
- JPH0892990A JPH0892990A JP23106694A JP23106694A JPH0892990A JP H0892990 A JPH0892990 A JP H0892990A JP 23106694 A JP23106694 A JP 23106694A JP 23106694 A JP23106694 A JP 23106694A JP H0892990 A JPH0892990 A JP H0892990A
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- JP
- Japan
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- settlement
- pin
- board
- jack
- sinking plate
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- Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
- Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、沈下板1を支持するジャッキの本数
を少なくするとともに、安価かつ高精度で土槽の不同沈
下の挙動を模擬することができる装置を提供することを
目的とする。 【構成】本発明に係る土構造物の沈下発生装置は、ピン
連結構造の沈下板1と、 ジャッキ2と、沈下板用ガイ
ド3と、隣接する前記沈下板1を接続する回転支柱用ピ
ン4と、前記沈下板用ガイド3に設けた長穴にガイドさ
れることにより前記沈下板1を垂直方向にのみ移動可能
とする沈下板の水平移動防止用ピン5と、供試体である
土槽6と前記沈下板1との間に設けたシート9を具備
し、前記ジャッキ2の1端は、回転支柱用ピン4に接続
し、他端はコンクリート床7に固定することを特徴とす
る。
を少なくするとともに、安価かつ高精度で土槽の不同沈
下の挙動を模擬することができる装置を提供することを
目的とする。 【構成】本発明に係る土構造物の沈下発生装置は、ピン
連結構造の沈下板1と、 ジャッキ2と、沈下板用ガイ
ド3と、隣接する前記沈下板1を接続する回転支柱用ピ
ン4と、前記沈下板用ガイド3に設けた長穴にガイドさ
れることにより前記沈下板1を垂直方向にのみ移動可能
とする沈下板の水平移動防止用ピン5と、供試体である
土槽6と前記沈下板1との間に設けたシート9を具備
し、前記ジャッキ2の1端は、回転支柱用ピン4に接続
し、他端はコンクリート床7に固定することを特徴とす
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、擁壁に作用する土圧を
実物大の規模で計測するための山岳擁壁実験設備に使用
する土構造物沈下発生装置に関する。本発明は地盤の挙
動を再現する実験設備に適用される土構造物沈下発生装
置にも利用できる。
実物大の規模で計測するための山岳擁壁実験設備に使用
する土構造物沈下発生装置に関する。本発明は地盤の挙
動を再現する実験設備に適用される土構造物沈下発生装
置にも利用できる。
【0002】
【従来の技術】従来、本発明に関する技術は存在しなか
った。
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、山岳地帯や、軟
弱地盤や、埋立地等への構造物の建設の増加に併なっ
て、構造物単独の検討だけではなく、基礎地盤まで含め
た検討を行なう必要が出てきた。そのため基礎地盤の挙
動の再現も可能な実験施設が不可欠であり、その実験施
設には、土槽の不同沈下の挙動を模擬する土構造物沈下
発生装置が必要である。
弱地盤や、埋立地等への構造物の建設の増加に併なっ
て、構造物単独の検討だけではなく、基礎地盤まで含め
た検討を行なう必要が出てきた。そのため基礎地盤の挙
動の再現も可能な実験施設が不可欠であり、その実験施
設には、土槽の不同沈下の挙動を模擬する土構造物沈下
発生装置が必要である。
【0004】土構造物沈下発生装置を考える場合、先ず
図3に示す方式で考えることができる。しかし、この方
法では、各沈下板は各々独立した独立構造沈下板8と
し、各沈下板下部の左右に設置されたジャッキ2で土槽
6を沈下させるため、ジャッキ2の必要な本数が多くな
る。又、沈下板8を斜め制御する場合、隣接する沈下板
8の連続性を確保するためにジャッキ2を高精度に制御
する必要があり、高価な実験装置になるという問題があ
る。本発明は、これらの問題も解決することができる土
構造物沈下発生装置を提供することを目的とする。
図3に示す方式で考えることができる。しかし、この方
法では、各沈下板は各々独立した独立構造沈下板8と
し、各沈下板下部の左右に設置されたジャッキ2で土槽
6を沈下させるため、ジャッキ2の必要な本数が多くな
る。又、沈下板8を斜め制御する場合、隣接する沈下板
8の連続性を確保するためにジャッキ2を高精度に制御
する必要があり、高価な実験装置になるという問題があ
る。本発明は、これらの問題も解決することができる土
構造物沈下発生装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る土構造物の
沈下発生装置は(A)ピン連結構造の沈下板と(B)ジ
ャッキと、(C)沈下板用ガイドと(D)隣接する前記
沈下板を接続する回転支柱用ピンと、(E)前記沈下板
用ガイドに設けた長穴にガイドされることにより、前記
沈下板を垂直方向にのみ移動可能とする沈下板の水平移
動防止用ピンと、(F)供試体である土槽と前記沈下板
との間に設けたシートを具備し(G)前記ジャッキの1
端は、回転支柱用ピンに接続し、他端はコンクリート床
に固定することを特徴とする。
沈下発生装置は(A)ピン連結構造の沈下板と(B)ジ
ャッキと、(C)沈下板用ガイドと(D)隣接する前記
沈下板を接続する回転支柱用ピンと、(E)前記沈下板
用ガイドに設けた長穴にガイドされることにより、前記
沈下板を垂直方向にのみ移動可能とする沈下板の水平移
動防止用ピンと、(F)供試体である土槽と前記沈下板
との間に設けたシートを具備し(G)前記ジャッキの1
端は、回転支柱用ピンに接続し、他端はコンクリート床
に固定することを特徴とする。
【0006】
【作用】各沈下板1をピン4により連結し、このピン4
の中心部にジャッキ2を接続することで、独立構造の沈
下板8を使用する場合に比べてジャッキの本数を少なく
でき、沈下板相互の段差のない位置決め制御及び傾斜制
御が容易になる。
の中心部にジャッキ2を接続することで、独立構造の沈
下板8を使用する場合に比べてジャッキの本数を少なく
でき、沈下板相互の段差のない位置決め制御及び傾斜制
御が容易になる。
【0007】
【実施例】本発明の実施例を図1〜図4に示す。図1は
本発明の第1実施例に係る土構造物沈下発生装置の全体
図、図2は図1中のピン連結構造の沈下板1の概要図を
示す図、図3は本発明との比較用として考えた土構造物
沈下発生装置の全体図、図4は図3中の独立構造の沈下
板8を示す図である。
本発明の第1実施例に係る土構造物沈下発生装置の全体
図、図2は図1中のピン連結構造の沈下板1の概要図を
示す図、図3は本発明との比較用として考えた土構造物
沈下発生装置の全体図、図4は図3中の独立構造の沈下
板8を示す図である。
【0008】図1において、ピン連結構造の沈下板1と
ジャッキ2は、回転支柱用ピン4で接続されており、ジ
ャッキ2の他端はコンクリート床7に固定されている。
この沈下板1上に防水シート9を介して供試体である土
槽6が設置されており、ジャッキ2で土槽6を沈下させ
る。この時、沈下板1が水平方向に移動するのを防ぐた
めに、沈下板1には沈下板水平移動防止用ピン5が設け
られており、沈下時には、このピン5が沈下板用ガイド
3の長穴にガイドされることにより、前記沈下板1を垂
直方向にのみ移動可能とし、沈下板1の水平方向移動を
防止できる構造となっている。この方式により、土槽の
不同沈下の挙動を簡単に模擬できる土構造物沈下発生装
置を実現することができる。
ジャッキ2は、回転支柱用ピン4で接続されており、ジ
ャッキ2の他端はコンクリート床7に固定されている。
この沈下板1上に防水シート9を介して供試体である土
槽6が設置されており、ジャッキ2で土槽6を沈下させ
る。この時、沈下板1が水平方向に移動するのを防ぐた
めに、沈下板1には沈下板水平移動防止用ピン5が設け
られており、沈下時には、このピン5が沈下板用ガイド
3の長穴にガイドされることにより、前記沈下板1を垂
直方向にのみ移動可能とし、沈下板1の水平方向移動を
防止できる構造となっている。この方式により、土槽の
不同沈下の挙動を簡単に模擬できる土構造物沈下発生装
置を実現することができる。
【0009】
【発明の効果】本発明は前述のように構成されているの
で、以下に記載するような効果を奏する。 (1)独立構造の沈下板を使用する場合に比べてジャッ
キの本数を少なくすることができ、沈下板の斜め制御も
容易になる。 (2)その結果、安価かつ高精度で土槽の不同沈下の挙
動を模擬する土構造物沈下発生装置を実現することがで
きる。
で、以下に記載するような効果を奏する。 (1)独立構造の沈下板を使用する場合に比べてジャッ
キの本数を少なくすることができ、沈下板の斜め制御も
容易になる。 (2)その結果、安価かつ高精度で土槽の不同沈下の挙
動を模擬する土構造物沈下発生装置を実現することがで
きる。
【図1】本発明の第1実施例に係る土構造物沈下発生装
置の全体図。
置の全体図。
【図2】第1実施例に係るピン連結構造沈下板の概要
図。
図。
【図3】本発明装置の比較用として考えた土構造物沈下
発生装置の全体図。
発生装置の全体図。
【図4】図3に係る独立構造沈下板の概要図。
1…ピン連結構造の沈下板、 2…ジャッキ、 3…沈下板用ガイド、 4…回転支柱用ピン、 5…沈下板の水平移動防止用ピン、 6…土槽、 7…コンクリート床、 8…独立構造の沈下板、 9…シート。
Claims (1)
- 【請求項1】(A)ピン連結構造の沈下板(1)と
(B)ジャッキ(2)と(C)沈下板用ガイド(3)と
(D)隣接する前記沈下板(1)を接続する回転支柱用
ピン(4)と、(E)前記沈下板用ガイド(3)に設け
た長穴にガイドされることにより前記沈下板(1)を垂
直方向にのみ移動可能とする沈下板の水平移動防止用ピ
ン(5)と、(F)供試体である土槽(6)と前記沈下
板(1)との間に設けたシート(9)を具備し(G)前
記ジャッキ(2)の1端は、回転支柱用ピン(4)に接
続し、他端はコンクリート床(7)に固定することを特
徴とする土構造物の沈下発生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23106694A JP3305128B2 (ja) | 1994-09-27 | 1994-09-27 | 土構造物の沈下発生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23106694A JP3305128B2 (ja) | 1994-09-27 | 1994-09-27 | 土構造物の沈下発生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0892990A true JPH0892990A (ja) | 1996-04-09 |
JP3305128B2 JP3305128B2 (ja) | 2002-07-22 |
Family
ID=16917758
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23106694A Expired - Fee Related JP3305128B2 (ja) | 1994-09-27 | 1994-09-27 | 土構造物の沈下発生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3305128B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102359907A (zh) * | 2011-07-20 | 2012-02-22 | 西南交通大学 | 土工离心机试验的模型差异沉降控制装置 |
CN105239610A (zh) * | 2015-10-21 | 2016-01-13 | 华北水利水电大学 | 可量测挡土墙绕墙底转动时有限填土压力及位移的装置 |
CN108166545A (zh) * | 2018-01-14 | 2018-06-15 | 华东交通大学 | 一种任意荷载作用下多层地基的沉降计算方法 |
-
1994
- 1994-09-27 JP JP23106694A patent/JP3305128B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102359907A (zh) * | 2011-07-20 | 2012-02-22 | 西南交通大学 | 土工离心机试验的模型差异沉降控制装置 |
CN105239610A (zh) * | 2015-10-21 | 2016-01-13 | 华北水利水电大学 | 可量测挡土墙绕墙底转动时有限填土压力及位移的装置 |
CN108166545A (zh) * | 2018-01-14 | 2018-06-15 | 华东交通大学 | 一种任意荷载作用下多层地基的沉降计算方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3305128B2 (ja) | 2002-07-22 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20020409 |
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