JPH0892810A - 涼感帽子 - Google Patents
涼感帽子Info
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- JPH0892810A JPH0892810A JP6224570A JP22457094A JPH0892810A JP H0892810 A JPH0892810 A JP H0892810A JP 6224570 A JP6224570 A JP 6224570A JP 22457094 A JP22457094 A JP 22457094A JP H0892810 A JPH0892810 A JP H0892810A
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- JP
- Japan
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- hat
- sunlight
- cloth
- cool feeling
- reflecting layer
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 盛夏に着用しても太陽光を遮り、優れた涼感
性を有する帽子を提供する。 【構成】 2枚構造の帽子であって、構成する布帛の一
方の布帛の裏面に通気性を有する太陽光反射層が設られ
ていることを特徴とする涼感帽子。 【効果】 涼感帽子を構成する布帛の裏面に形成された
通気性を有する太陽光反射層により、盛夏に着用しても
蒸れず、優れた涼感性が得られ、また、2枚構造となっ
ているために太陽反射物質の脱落も少なく、かつ脱落し
た太陽反射物質が人体に付着することもない。
性を有する帽子を提供する。 【構成】 2枚構造の帽子であって、構成する布帛の一
方の布帛の裏面に通気性を有する太陽光反射層が設られ
ていることを特徴とする涼感帽子。 【効果】 涼感帽子を構成する布帛の裏面に形成された
通気性を有する太陽光反射層により、盛夏に着用しても
蒸れず、優れた涼感性が得られ、また、2枚構造となっ
ているために太陽反射物質の脱落も少なく、かつ脱落し
た太陽反射物質が人体に付着することもない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、盛夏に着用しても太陽
光を遮り、優れた涼感性を有する帽子に関するものであ
る。
光を遮り、優れた涼感性を有する帽子に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から盛夏に着用しても太陽光を遮
り、優れた涼感性を有する帽子が求められてきた。例え
ば、太陽光を遮蔽する性能を有する帽子としてベンゾフ
ェノン系化合物、ベンゾトリアゾール化合物等の紫外線
吸収剤をコーティングした布地で構成された帽子(特開
平4−272205号公報)や二酸化チタン、酸化亜鉛
等の紫外線を反射または吸収し、可視光線を反射する物
質を含有せしめた繊維からなる繊維構造体を用いた帽子
(特開平5−148734公報)が提案されている。
り、優れた涼感性を有する帽子が求められてきた。例え
ば、太陽光を遮蔽する性能を有する帽子としてベンゾフ
ェノン系化合物、ベンゾトリアゾール化合物等の紫外線
吸収剤をコーティングした布地で構成された帽子(特開
平4−272205号公報)や二酸化チタン、酸化亜鉛
等の紫外線を反射または吸収し、可視光線を反射する物
質を含有せしめた繊維からなる繊維構造体を用いた帽子
(特開平5−148734公報)が提案されている。
【0003】また、布帛を2枚重ねた2枚構造の帽子も
用いられている。
用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者の紫外線
吸収剤をコ−ティングした帽子は、紫外線遮蔽効果を有
しているものの、太陽光中の可視光線や赤外線を遮蔽す
る効果はなく、上記方法では紫外線を遮蔽することによ
って日焼けを防止することは出来ても涼感性を得ること
は出来なかった。また後者の二酸化チタン、酸化亜鉛等
を含有せしめた繊維からなる帽子は太陽光中の可視光線
は反射遮蔽するものの赤外線遮蔽効果は有しておらず一
部吸収された光エネルギ−が熱エネルギ−に変換されて
昇温し十分な涼感性が得られないという問題点を有して
いた。
吸収剤をコ−ティングした帽子は、紫外線遮蔽効果を有
しているものの、太陽光中の可視光線や赤外線を遮蔽す
る効果はなく、上記方法では紫外線を遮蔽することによ
って日焼けを防止することは出来ても涼感性を得ること
は出来なかった。また後者の二酸化チタン、酸化亜鉛等
を含有せしめた繊維からなる帽子は太陽光中の可視光線
は反射遮蔽するものの赤外線遮蔽効果は有しておらず一
部吸収された光エネルギ−が熱エネルギ−に変換されて
昇温し十分な涼感性が得られないという問題点を有して
いた。
【0005】一方、布帛を2枚重ねた2枚構造の帽子
は、布帛を2枚重ねることで外側の布帛の表面で太陽光
は一部吸収されるので、肌に達する太陽光の量が少なく
なる。
は、布帛を2枚重ねることで外側の布帛の表面で太陽光
は一部吸収されるので、肌に達する太陽光の量が少なく
なる。
【0006】しかし、やはり残りの吸収された光エネル
ギーは熱エネルギ−に変換されて昇温し十分な涼感性が
得られないという問題点を有していた。
ギーは熱エネルギ−に変換されて昇温し十分な涼感性が
得られないという問題点を有していた。
【0007】本発明は、このような従来法の問題点を解
決し、太陽光を反射し優れた涼感性を得ることができる
帽子を提供することを目的とするものである。
決し、太陽光を反射し優れた涼感性を得ることができる
帽子を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するもので、次の構成よりなるものである。すなわ
ち、本発明は、2枚構造の帽子であって、構成する布帛
の少なくとも一方の布帛の裏面に通気性を有する太陽光
反射層が設られていることを特徴とする涼感帽子を要旨
とするものである。
成するもので、次の構成よりなるものである。すなわ
ち、本発明は、2枚構造の帽子であって、構成する布帛
の少なくとも一方の布帛の裏面に通気性を有する太陽光
反射層が設られていることを特徴とする涼感帽子を要旨
とするものである。
【0009】以下、本発明の涼感帽子を詳細に説明す
る。本発明は、2枚構造の帽子である。2枚構造の帽子
とは、表裏2枚の布帛を重ねた帽子である。構成する布
帛には、ナイロン6やナイロン66で代表されるポリア
ミド系合成繊維、ポリエチレンテレフタレートで代表さ
れるポリエステル系合成繊維、ポリアクリロニトリル系
合成繊維、ポリビニルアルコール系合成繊維、トリアセ
テート等の半合成繊維、レーヨン等の再生繊維、綿や麻
等の天然繊維、あるいはナイロン6/綿、ポリエチレン
テレフタレート/綿等の混紡繊維から構成された織物、
編物、不織布等が挙げられる。
る。本発明は、2枚構造の帽子である。2枚構造の帽子
とは、表裏2枚の布帛を重ねた帽子である。構成する布
帛には、ナイロン6やナイロン66で代表されるポリア
ミド系合成繊維、ポリエチレンテレフタレートで代表さ
れるポリエステル系合成繊維、ポリアクリロニトリル系
合成繊維、ポリビニルアルコール系合成繊維、トリアセ
テート等の半合成繊維、レーヨン等の再生繊維、綿や麻
等の天然繊維、あるいはナイロン6/綿、ポリエチレン
テレフタレート/綿等の混紡繊維から構成された織物、
編物、不織布等が挙げられる。
【0010】本発明の2枚構造の帽子を構成する布帛
は、上記の布帛であれば同一の素材を使用してもあるい
は異種素材を使用してもよく、その表裏2枚の布帛の組
み合わせとしては、目的によって、適宜選択すればよ
い。例えば、帽子の型崩れを防ぐために裏の布帛に不織
布等の硬めの布帛を用いたり、盛夏に被ってもサラッと
した感触が得られるように裏の布帛にメッシュ調の布帛
を用いてもよい。また、裏返しても、表と裏と両面使え
るように布帛を配してもよい。
は、上記の布帛であれば同一の素材を使用してもあるい
は異種素材を使用してもよく、その表裏2枚の布帛の組
み合わせとしては、目的によって、適宜選択すればよ
い。例えば、帽子の型崩れを防ぐために裏の布帛に不織
布等の硬めの布帛を用いたり、盛夏に被ってもサラッと
した感触が得られるように裏の布帛にメッシュ調の布帛
を用いてもよい。また、裏返しても、表と裏と両面使え
るように布帛を配してもよい。
【0011】本発明の涼感帽子は、構成する布帛の少な
くとも一方の布帛の裏面に通気性を有する太陽光反射層
が設られていることが特徴である。布帛の裏面に形成せ
しめた通気性を有する太陽光反射層とは太陽光に含まれ
る波長0.4〜3μmの範囲の可視光線と近赤外線を反
射する特性を有する物質で形成せしめた層である。この
ような特性を有する物質として、アルミニウム、ステン
レス、銅、インジュウムチンオキサイド、チタン酸カリ
ウム等を挙げることができる。
くとも一方の布帛の裏面に通気性を有する太陽光反射層
が設られていることが特徴である。布帛の裏面に形成せ
しめた通気性を有する太陽光反射層とは太陽光に含まれ
る波長0.4〜3μmの範囲の可視光線と近赤外線を反
射する特性を有する物質で形成せしめた層である。この
ような特性を有する物質として、アルミニウム、ステン
レス、銅、インジュウムチンオキサイド、チタン酸カリ
ウム等を挙げることができる。
【0012】通気性を有する太陽光反射層を布帛の裏面
に形成するには、例えば、バインダーを併用して上記可
視光線と近赤外線を反射する物質を混練し、布帛の裏面
にプリント法により付着させて形成する方法や、バイン
ダーを介さず付着させる蒸着法、スパッタリング法等の
公知の方法等を用いればよい。太陽光反射層を布帛の裏
面に形成する際の太陽光反射層の付着量や厚みは、形成
方法により異なるため、特に限定されず、通気性を有す
る範囲で適宜選択すればよい。このとき、通気性は、1
cm3 /cm2 ・sec以上であることが望ましい。通
気性が1cm3/cm2 ・sec未満であると蒸れ感が
生じるため好ましくない。
に形成するには、例えば、バインダーを併用して上記可
視光線と近赤外線を反射する物質を混練し、布帛の裏面
にプリント法により付着させて形成する方法や、バイン
ダーを介さず付着させる蒸着法、スパッタリング法等の
公知の方法等を用いればよい。太陽光反射層を布帛の裏
面に形成する際の太陽光反射層の付着量や厚みは、形成
方法により異なるため、特に限定されず、通気性を有す
る範囲で適宜選択すればよい。このとき、通気性は、1
cm3 /cm2 ・sec以上であることが望ましい。通
気性が1cm3/cm2 ・sec未満であると蒸れ感が
生じるため好ましくない。
【0013】本発明の2枚構造の帽子を得るには、少な
くとも一方の布帛の裏面に付与した通気性を有する太陽
反射層側が、内側になるように2枚の布帛を重ねあわせ
て2枚構造とする。このように、太陽反射層側が、内側
になるように2枚の布帛を重ねあわされているので、太
陽反射層が保護され、その機能が維持されると共に、太
陽光反射層が直接肌に触れることがないので、その脱落
を少なくし、また脱落した太陽光反射物質が人体に付着
することを防止することができる。
くとも一方の布帛の裏面に付与した通気性を有する太陽
反射層側が、内側になるように2枚の布帛を重ねあわせ
て2枚構造とする。このように、太陽反射層側が、内側
になるように2枚の布帛を重ねあわされているので、太
陽反射層が保護され、その機能が維持されると共に、太
陽光反射層が直接肌に触れることがないので、その脱落
を少なくし、また脱落した太陽光反射物質が人体に付着
することを防止することができる。
【0014】次に本発明の涼感帽子を図面を用いて説明
する。図1は、本発明の帽子の一例を示す斜視図であ
る。本発明の涼感帽子1は、2枚構造の帽子であって、
帽子の本体2を構成する布帛は、図2の本発明の帽子に
用いる2枚構造の布帛の断面図に示すごとく、一方の布
帛の裏面に通気性を有する太陽光反射層5を設けた布帛
4と他の布帛6よりなっている。また、図3の本発明の
帽子に用いる2枚構造の布帛の他の例を示す断面図のご
とく、両方の布帛の裏面に通気性を有する太陽光反射層
5を設けた布帛4、7を重ねあわせた2枚構造の帽子で
あってもよい。このとき図2〜3に示すごとく、太陽反
射層5側が、内側になるように2枚の布帛を重ねあわせ
る。また、図1における涼感帽子1のつば3を構成する
布帛として、帽子の本体2と同様に、図2〜3の一方の
布帛の裏面に通気性を有する太陽光反射層5を設けた布
帛4と他の布帛6とを重ねたもの、両方の布帛の裏面に
通気性を有する太陽光反射層5を設けた布帛4、7を重
ねあわせたものを用いてもよい。本発明は以上の構成よ
りなるものである。
する。図1は、本発明の帽子の一例を示す斜視図であ
る。本発明の涼感帽子1は、2枚構造の帽子であって、
帽子の本体2を構成する布帛は、図2の本発明の帽子に
用いる2枚構造の布帛の断面図に示すごとく、一方の布
帛の裏面に通気性を有する太陽光反射層5を設けた布帛
4と他の布帛6よりなっている。また、図3の本発明の
帽子に用いる2枚構造の布帛の他の例を示す断面図のご
とく、両方の布帛の裏面に通気性を有する太陽光反射層
5を設けた布帛4、7を重ねあわせた2枚構造の帽子で
あってもよい。このとき図2〜3に示すごとく、太陽反
射層5側が、内側になるように2枚の布帛を重ねあわせ
る。また、図1における涼感帽子1のつば3を構成する
布帛として、帽子の本体2と同様に、図2〜3の一方の
布帛の裏面に通気性を有する太陽光反射層5を設けた布
帛4と他の布帛6とを重ねたもの、両方の布帛の裏面に
通気性を有する太陽光反射層5を設けた布帛4、7を重
ねあわせたものを用いてもよい。本発明は以上の構成よ
りなるものである。
【0015】
【作用】本発明の涼感帽子に太陽光が照射されたとき、
布帛の表面で太陽光が一部吸収される。そして残りの太
陽光は布帛の裏面に形成された太陽光反射層面に到達す
る。本発明は、構成する布帛の少なくとも一方の布帛の
裏面に太陽光反射層が形成されているので、太陽光反射
層が残りの光を反射し、十分に太陽光を遮蔽するするこ
とができるので、優れた涼感性を有する。
布帛の表面で太陽光が一部吸収される。そして残りの太
陽光は布帛の裏面に形成された太陽光反射層面に到達す
る。本発明は、構成する布帛の少なくとも一方の布帛の
裏面に太陽光反射層が形成されているので、太陽光反射
層が残りの光を反射し、十分に太陽光を遮蔽するするこ
とができるので、優れた涼感性を有する。
【0016】一方、太陽光反射層を形成している布帛は
通気性を有しているため、蒸れることなく、優れた涼感
性を有する。
通気性を有しているため、蒸れることなく、優れた涼感
性を有する。
【0017】また、特に太陽光を吸収し昇温しやすい黒
・紺・赤等の濃色の布帛の裏面に太陽光反射層を設ける
ことより、太陽光を遮り、優れた涼感性を有することと
なるので、布帛の裏面に太陽光反射層を形成することに
より、布帛の表面には様々なカラーバリエーションを保
つことが可能である。
・紺・赤等の濃色の布帛の裏面に太陽光反射層を設ける
ことより、太陽光を遮り、優れた涼感性を有することと
なるので、布帛の裏面に太陽光反射層を形成することに
より、布帛の表面には様々なカラーバリエーションを保
つことが可能である。
【0018】しかも、本発明は2枚構造の帽子であるの
で、布帛の裏面に設けた太陽光反射層が保護され、機能
が維持されると共に、太陽光反射物質の脱落も少なく、
かつ脱落した太陽光反射物質が人体に付着することが防
止できる。
で、布帛の裏面に設けた太陽光反射層が保護され、機能
が維持されると共に、太陽光反射物質の脱落も少なく、
かつ脱落した太陽光反射物質が人体に付着することが防
止できる。
【0019】さらに、本発明の帽子を構成する布帛にお
いて、一方の布帛と他方の布帛とにそれぞれ異なる色や
柄の布帛を用いると、帽子の両面を用いることができ、
1つの帽子において2種の色や柄を楽しむことができ
る。
いて、一方の布帛と他方の布帛とにそれぞれ異なる色や
柄の布帛を用いると、帽子の両面を用いることができ、
1つの帽子において2種の色や柄を楽しむことができ
る。
【0020】
【実施例】以下、実施例によって本発明を具体的に説明
する。なお、実施例における評価は次の方法で行った。
する。なお、実施例における評価は次の方法で行った。
【0021】(1) 涼感性能:網状の円筒の中心に温度セ
ンサーを入れて帽子の内側に設置し、生地から1.5c
m離れた位置に温度センサーを設置した状態とした後、
該帽子を太陽光下(照度100,000Lux、日射量
570w/m2 )で着用し、10分後の帽子内温度を測
定した。
ンサーを入れて帽子の内側に設置し、生地から1.5c
m離れた位置に温度センサーを設置した状態とした後、
該帽子を太陽光下(照度100,000Lux、日射量
570w/m2 )で着用し、10分後の帽子内温度を測
定した。
【0022】(2) 通気度:JIS L−1096 6.
27.1 A法に基づいて通気度を測定した。
27.1 A法に基づいて通気度を測定した。
【0023】実施例1 20番手の綿糸を経緯糸に用いた、経糸密度113本/
インチ、緯糸密度58本/インチの平織物を赤色染色し
て得た布帛の裏面に下記処方1の樹脂溶液をフラットス
クリーン(格子柄、開口率60%)によりプリントした
後80℃で2分間乾燥し続いて150℃で1分間熱処理
を行い、太陽光反射層を形成した。得られた布帛の通気
度は、1.9cm3 /cm2 ・secであった。
インチ、緯糸密度58本/インチの平織物を赤色染色し
て得た布帛の裏面に下記処方1の樹脂溶液をフラットス
クリーン(格子柄、開口率60%)によりプリントした
後80℃で2分間乾燥し続いて150℃で1分間熱処理
を行い、太陽光反射層を形成した。得られた布帛の通気
度は、1.9cm3 /cm2 ・secであった。
【0024】上記で得た布帛の裏面に太陽光反射層を形
成した布帛と、20番手の綿糸を経緯糸に用いた、経糸
密度112本/インチ、緯糸密度57本/インチの平織
物を白色染色した布帛(通気度9.0cm3 /cm2 ・
sec)とを使用して太陽光反射層が内側になるように
2枚の布帛を重ね、図1に示すごとき帽子を作成し、本
発明の涼感帽子を得た。
成した布帛と、20番手の綿糸を経緯糸に用いた、経糸
密度112本/インチ、緯糸密度57本/インチの平織
物を白色染色した布帛(通気度9.0cm3 /cm2 ・
sec)とを使用して太陽光反射層が内側になるように
2枚の布帛を重ね、図1に示すごとき帽子を作成し、本
発明の涼感帽子を得た。
【0025】処方1 DEXCEL CLEAR 3301 100重量部 (大日本インキ化学工業株式会社製 アクリルハ゛インタ゛ー ) DEXCEL CLEAR AGENT 2K 1重量部 (大日本インキ化学工業株式会社製 ハ゛インタ゛ー 用架橋
剤) DEXCEL CLEAR AGENT 15V 1重量部 (大日本インキ化学工業株式会社製 増粘剤) WB 1415 20重量部 (東洋アルミニウム株式会社製 アルミニウム) 水 60重量部
。
剤) DEXCEL CLEAR AGENT 15V 1重量部 (大日本インキ化学工業株式会社製 増粘剤) WB 1415 20重量部 (東洋アルミニウム株式会社製 アルミニウム) 水 60重量部
。
【0026】比較例1 実施例1において、処方1に代えて下記処方2に示す樹
脂溶液を使用して通気度2.2cm3 /cm2 ・sec
の赤色染色した布帛を得た以外は、実施例1と同一の方
法により比較例1の帽子を得た。
脂溶液を使用して通気度2.2cm3 /cm2 ・sec
の赤色染色した布帛を得た以外は、実施例1と同一の方
法により比較例1の帽子を得た。
【0027】処方2 DEXCEL CLEAR 3301 100重量部 (大日本インキ化学工業株式会社製 アクリルハ゛インタ゛ー ) DEXCEL CLEAR AGENT 2K 1重量部 (大日本インキ化学工業株式会社製 ハ゛インタ゛ー 用架橋
剤) DEXCEL CLEAR AGENT 15V 1重量部 (大日本インキ化学工業株式会社製 増粘剤) 水 60重量部
。
剤) DEXCEL CLEAR AGENT 15V 1重量部 (大日本インキ化学工業株式会社製 増粘剤) 水 60重量部
。
【0028】比較例2 実施例1において、処方1の樹脂溶液のプリントを行な
わず通気度8.9cm3 /cm2 ・secの赤色染色し
た布帛を得た以外は、実施例1と同一の方法により比較
例2の帽子を得た。
わず通気度8.9cm3 /cm2 ・secの赤色染色し
た布帛を得た以外は、実施例1と同一の方法により比較
例2の帽子を得た。
【0029】上記のごとくして得られた本発明および比
較例1〜2の帽子の赤側を太陽光に向けた場合と白側を
太陽光に向けた場合の涼感性能を測定し、その結果を表
1に示した。
較例1〜2の帽子の赤側を太陽光に向けた場合と白側を
太陽光に向けた場合の涼感性能を測定し、その結果を表
1に示した。
【0030】
【表1】
【0031】本発明の帽子は、蒸れを防止できるに充分
な通気性があり、表1より明らかなように、涼感性能を
有していた。一方、可視光線と近赤外線を反射する物質
を含まない樹脂溶液をプリントした比較例1の帽子は、
蒸れを防止できる通気性は有するが、表1より明らかな
ように、涼感性能の乏しいものであった。また、樹脂溶
液をプリントしなかった比較例2の帽子は、通気性はあ
るが、表1より明らかなように、涼感性能の乏しいもの
であった。
な通気性があり、表1より明らかなように、涼感性能を
有していた。一方、可視光線と近赤外線を反射する物質
を含まない樹脂溶液をプリントした比較例1の帽子は、
蒸れを防止できる通気性は有するが、表1より明らかな
ように、涼感性能の乏しいものであった。また、樹脂溶
液をプリントしなかった比較例2の帽子は、通気性はあ
るが、表1より明らかなように、涼感性能の乏しいもの
であった。
【0032】
【発明の効果】本発明の涼感帽子は太陽光を反射し、か
つ通気性があるために蒸れず盛夏に着用しても優れた涼
感性が得られ、また2枚構造になっているために太陽光
反射物質の脱落も少なく、かつ脱落した太陽光反射物質
が人体に付着することもない。
つ通気性があるために蒸れず盛夏に着用しても優れた涼
感性が得られ、また2枚構造になっているために太陽光
反射物質の脱落も少なく、かつ脱落した太陽光反射物質
が人体に付着することもない。
【0033】本発明の如き特徴を有する帽子は、帽子の
両面が使える赤白の学童用帽子に大変ふさわしいもので
ある。
両面が使える赤白の学童用帽子に大変ふさわしいもので
ある。
【図1】本発明の帽子の一例を示す斜視図である。
【図2】本発明の帽子に用いる2枚構造の布帛の断面図
である。
である。
【図2】本発明の帽子に用いる2枚構造の他の例を示す
断面図である。
断面図である。
1 涼感帽子 2 帽子本体 3 つば 4 布帛 5 太陽光反射層 6 布帛 7 布帛
【手続補正書】
【提出日】平成7年1月5日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の帽子の一例を示す斜視図である。
【図2】本発明の帽子に用いる2枚構造の布帛の断面図
である。
である。
【図3】本発明の帽子に用いる2枚構造の布帛の他の例
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【符号の説明】 1 涼感帽子 2 帽子本体 3 つば 4 布帛 5 太陽光反射層 6 布帛 7 布帛
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 來島 由明 京都府宇治市宇治小桜23番地 ユニチカ株 式会社中央研究所内
Claims (1)
- 【請求項1】 2枚構造の帽子であって、構成する布帛
の少なくとも一方の布帛の裏面に通気性を有する太陽光
反射層が設られていることを特徴とする涼感帽子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6224570A JPH0892810A (ja) | 1994-09-20 | 1994-09-20 | 涼感帽子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6224570A JPH0892810A (ja) | 1994-09-20 | 1994-09-20 | 涼感帽子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0892810A true JPH0892810A (ja) | 1996-04-09 |
Family
ID=16815836
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6224570A Pending JPH0892810A (ja) | 1994-09-20 | 1994-09-20 | 涼感帽子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0892810A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2486955A1 (en) | 2011-02-10 | 2012-08-15 | Alvaro Pereira De Oliveira | Therapeutic cap |
CN113519956A (zh) * | 2020-07-28 | 2021-10-22 | 重松株式会社 | 帽子及帽子的制造方法 |
-
1994
- 1994-09-20 JP JP6224570A patent/JPH0892810A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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