JPH089264A - 固体撮像装置 - Google Patents

固体撮像装置

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Publication number
JPH089264A
JPH089264A JP6140129A JP14012994A JPH089264A JP H089264 A JPH089264 A JP H089264A JP 6140129 A JP6140129 A JP 6140129A JP 14012994 A JP14012994 A JP 14012994A JP H089264 A JPH089264 A JP H089264A
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Japan
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data
circuit
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pixel
solid
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Application number
JP6140129A
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English (en)
Inventor
Kyoya Kimura
恭也 木村
Masaaki Sato
正章 佐藤
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、撮像素子の欠陥画素の撮像データ
を補償し、出力する固体撮像装置に関するものであり、
欠陥画素に対する補償誤差の小さな優れた固体撮像装置
を提供することを目的とする。 【構成】 固体撮像素子21で読み込まれた撮像データ
が欠陥画素の場合、欠陥画素選択回路15により、撮像
データを、補償対象画素とその近傍画素データ間のルー
ルを学習したニューラルネットワーク回路17の出力す
る補償用データと置換し出力する。または、欠陥画素選
択回路25により撮像データを、補間対象画素近傍の画
素のデータと補間方法の優劣情報間のルールを学習した
ニューラルネットワーク回路の出力する補間方法の優劣
情報に基づき補間方法選択回路で選択された補間方法で
形成された補間データと置換し出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、撮像素子の欠陥画素の
撮像データを補償し、出力する固体撮像装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般に、半導体により形成したCCD等
の固体撮像素子では、その製造過程で異常な撮像信号を
出力する欠陥画素を生じる場合がある。そして、この欠
陥画素からの撮像出力に起因する画質劣化を生じること
が知られている。この欠陥画素による画質劣化のために
固体撮像素子の歩留まりが落ち、固体撮像素子の高価格
化の原因となる。
【0003】この歩留まり向上のため、上記の画質劣化
を回避するための映像情報補間回路を有する固体撮像装
置が提案され、例えば特開平3−296374号公報に
開示されている。以下に従来の固体撮像装置について図
面を参照しながら説明する。
【0004】図7は従来の固体撮像装置の構成の一例を
示すブロック図である。図7において、1は固体撮像素
子、2はA−D変換回路、3は遅延回路、6は補間対象
画素近傍に位置する画素の撮像データを比較し、補間対
象画素の近傍における被写体像のパターンを識別する補
間対象画素近傍パターン識別回路、7は被写体像のパタ
ーンに応じて、補間に用いる画素を選択する補間画素選
択回路、8は補間画素選択回路7で選択された画素と補
間対象画素近傍に位置する画素の撮像データに基づいて
補間データを出力する補間回路、4は補間回路8より出
力される補間データとA−D変換回路2から遅延回路3
を介して出力される撮像データの切り替えを行う切り替
えスイッチ、5は遅延回路3からの出力が欠陥位置の撮
像データである場合に、切り替えスイッチ4を用いて、
撮像データを補間回路8より出力される補間データに置
換する欠陥画素選択回路である。
【0005】以上のように構成された固体撮像装置につ
いて、以下その動作について説明する。固体撮像素子1
から取り出されたアナログ撮像データはA−D変換回路
2でデジタルの撮像データに変換される。このデジタル
撮像データは遅延回路3と欠陥近傍パターン識別回路6
へ送られる。
【0006】図8は補間対象画素と近傍パターン識別に
用いる画素の配列を示すものである。図8のXは補間対
象画素を示し、a,b,c,d,eはパターン識別に用
いる近傍画素を表している。欠陥近傍パターン識別回路
6は、図8のa,b,c,d,eに対応する近傍5画素
の撮像データaL,bL,cL,dL,eLを順次取り出
し、隣あった近傍5画素の撮像データのレベル差VR=
|cL−eL|、VL=|aL−dL|、HR=|bL−cL
|、HL=|aL−bL|を求め、(VL,HL)(VL,H
R)(VR,HL)(VR,HR)の組み合わせで比較を行
い、その比較結果をパターン識別信号Q1〜Q4として補
間方法選択回路7へ送り、近傍5画素の撮像データa
L,bL,cL,dL,eLを補間回路8へ送る。補間画素
選択回路7は欠陥近傍パターン識別回路から送られてく
るパターン識別信号Q1〜Q4と(表1)に示す判断テー
ブルから選択制御信号DCLを形成し補間回路へ送る。
【0007】
【表1】
【0008】ここで、(表1)中のQ1は(VL,HL)
の比較結果であり、VL>HLのとき「H」、VL<HLの
とき「L」である。同様にQ2は(VL,HR)の比較結
果であり、VL>HRのとき「H」、VL<HRのとき
「L」である。Q3は(VR,HL)の比較結果であり、
VR>HLのとき「H」であり、VR<HLのとき「L」で
ある。Q4は(VR,HR)の比較結果であり、VR>HR
のとき「H」であり、VR<HRのとき「L」である。
【0009】補間回路8は補間画素選択回路7より送ら
れてきた選択制御信号DCLの補間方法と欠陥近傍パター
ン識別回路6より送られてくる撮像データaL,bL,c
L,dL,eLから補間データを形成し切り替えスイッチ
4へ送る。ここで、補間画素選択回路7より送られてき
た選択制御信号DCLが表1のMLのとき、欠陥近傍パタ
ーン識別回路6より送られてきた撮像データdLを補間
データとして出力し、補間画素選択回路7より送られて
きた選択制御信号DCLが表1のMmのとき、欠陥近傍パ
ターン識別回路6より送られてきた撮像データeL,dL
の平均値(eL+dL)/2を補間データとして出力す
る。同様に補間画素選択回路7より送られてきた選択制
御信号DCLが表1のMRのとき、欠陥近傍パターン識別
回路6より送られてきた撮像データeLを補間データと
して出力し、補間画素選択回路7より送られてきた選択
制御信号DCLが表1のMVのとき、欠陥近傍パターン識
別回路6より送られてきた撮像データbLを補間データ
として出力する。
【0010】欠陥画素選択回路5には記憶装置が含ま
れ、欠陥画素の位置を予め記憶しており、その記憶に基
づき4の切り替えスイッチに入力されている撮像データ
が欠陥画素の場合、補間回路8から送られてくる補間デ
ータを出力するよう切り替えスイッチを切り替える。こ
こで、切り替えスイッチに入力されている撮像データが
欠陥画素ではない場合には、補間回路8が補間しようと
している画素の撮像データを出力する遅延時間を持つ遅
延回路3からの撮像データを出力するよう切り替えスイ
ッチ4は接続されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、欠陥画素の補償が充分な精度で行えず、
大きな補償誤差が生じるという問題点を有していた。本
発明は上記従来の問題点を解決するためのもので、ニュ
ーラルネットワークを用いることによって、欠陥画素に
対する補償誤差の小さな優れた固体撮像装置を提供する
ことを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の固体撮像装置は第1に、固体撮像素子と、
A−D変換回路と、遅延回路と、上記A−D変換回路か
ら画素毎に時系列的に入力される撮像データから、ある
配列の画素の撮像データを同時に出力するデータ整形回
路と、補償対象画素近傍の複数画素の撮像データを入
力、補償対象画素の補償用データを出力とするニューラ
ルネットワーク回路と、上記遅延回路からの出力が欠陥
位置の撮像データである場合に、その撮像データを上記
ニューラルネットワークより出力される補償用データに
置換する欠陥画素選択回路を有する構成とする。
【0013】本発明の固体撮像装置は第2に、固体撮像
素子と、A−D変換回路と、遅延回路と、上記A−D変
換回路から画素毎に時系列的に入力される撮像データか
ら、ある配列の画素の撮像データを同時に出力するデー
タ整形回路と、補間対象画素近傍の複数画素の撮像デー
タを入力、予め定めた補間方法の優劣情報、または、優
劣情報に基づく最適な補間方法を出力するニューラルネ
ットワーク回路と、上記ニューラルネットワーク回路の
出力により、最適な補間方法を用いて補間を行う補間回
路と、上記遅延回路からの出力が欠陥位置の撮像データ
である場合に、その撮像データを上記補間回路より出力
される補間データに置換する欠陥画素選択回路を有する
構成とする。
【0014】
【作用】本発明の第1の構成によって、補償対象画素デ
ータとその近傍画素データ間のルールを学習したニュー
ラルネットワークへ欠陥近傍画素のデータを入力するこ
とにより得られる補償用データを、固体撮像素子から読
み出された欠陥画素の撮像データと置き換えることがで
きる。
【0015】第2の構成によって、補間対象画素近傍デ
ータと補間方法の優劣情報間のルールを学習したニュー
ラルネットワークへ、欠陥近傍画素データを入力するこ
とにより求まる欠陥画素に対する最適な補間方法を用
い、補間回路で形成された補間データを固体撮像素子か
ら読み出された欠陥画素の撮像データと置き換えること
ができる。
【0016】
【実施例】
(実施例1)以下本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。図1は本実施例の固体撮像装置の
ブロック図であり、図2は本実施例の欠陥画素補償に用
いる欠陥近傍画素の配列を示す図である。図2のxは補
償対象画素を示し、a〜hは補償に用いる近傍画素を示
す。
【0017】図1において、11は固体撮像素子、12
はA−D変換器、13は遅延回路、14は切り替えスイ
ッチ、15は欠陥画素選択回路で、以上は図7の構成と
同様なものである。16はA−D変換回路より画素毎に
時系列的に供給される撮像データから図2のa〜hの配
列の画素の撮像データを同時に出力するデータ整形回路
であり、17は図3に示す入力層が8、出力層が1の4
層の多層パーセプトロン構造を持ち、学習データとして
正常な画像の各部から図2の配列の画素のデータを取り
出し、a〜hの画像データを入力データ、xの位置の画
像データを教師データとして誤差逆伝搬法を用いて学習
させることにより、画素x位置のデータと画素xの近傍
位置の画素a〜hのデータの分布間のルールを抽出した
欠陥画素値推定ニューラルネットワークである。
【0018】以上のように構成された固体撮像装置につ
いて、以下その動作について説明する。まず、固体撮像
素子11から取り出されたアナログ撮像データはA−D
変換回路12でデジタルの撮像データに変換される。こ
のデジタル撮像データは遅延回路13とデータ整形回路
16へ供給される。データ整形回路16はA−D変換回
路から画素毎に時系列的に供給される撮像データから図
2のa〜hの配列の補償対象画素近傍の撮像データを同
時に欠陥画素値推定ニューラルネットワーク17の入力
層の各ニューロンへ供給する。欠陥画素値推定ニューラ
ルネットワーク17は供給された補償対象画素の近傍画
素の撮像データの分布から学習したルールを用いて補償
対象画素の位置の補償データを計算し、補償データを切
り替えスイッチ14へ入力する。
【0019】欠陥画素選択回路15には記憶装置が含ま
れ、欠陥画素の位置を予め記憶しており、その記憶に基
づき切り替えスイッチ14に供給されている撮像データ
が欠陥画素の場合、欠陥画素値推定ニューラルネットワ
ーク回路17から供給される補償データを固体撮像装置
の出力とするよう切り替えスイッチを切り替える。ここ
で、切り替えスイッチ14に供給されている撮像データ
が欠陥画素のものではない場合には、欠陥画素値推定ニ
ューラルネットワーク回路17が補償しようとしている
画素の撮像データを供給する遅延時間を持った遅延回路
13からの撮像データを固体撮像装置の出力とするよう
切り替えスイッチ14は接続されている。
【0020】固体撮像装置の欠陥画素に対する補償能力
の目安として、(スケール)縦:240,横:720、
(階調)256階調輝度画像の規格を持つ25枚の画像
の全画素に対する(数1)で定義される補償誤差の標準
偏差を用いる。
【0021】
【数1】
【0022】ここで、補償誤差の標準偏差が小さい固体
撮像装置ほど、補償誤差の小さな優れた補償能力をも
つ。
【0023】本実施例による固体撮像装置の欠陥画素に
対する補償誤差の標準偏差と従来の固体撮像装置の欠陥
画素に対する補償誤差の標準偏差を(表2)に示してい
る。
【0024】
【表2】
【0025】この(表2)から明らかなように、本実施
例による固体撮像装置は、欠陥画素の補償誤差を小さく
する点で優れた効果がある。
【0026】以上のように、本実施例によれば、欠陥画
素選択回路15により位置が特定された欠陥画素に対し
て、欠陥画素近傍の画素の撮像データから欠陥画素のデ
ータを補償するニューラルネットワーク回路17を設け
ることによって、欠陥画素に対する補償誤差を小さくす
ることができる。
【0027】(実施例2)以下本発明の第2の実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。図4は本実施例
の固体撮像装置のブロック図であり、図5は本実施例に
おいて用いる12種類の補間方法と補間に用いる補間対
象画素近傍画素を示す図である。図5において、矢印の
始点画素は補間に用いる画素を示し、矢印の終点の画素
は補間対象画素Xを示す。また、2本の矢印は、2つの
矢印の始点の画素のデータの平均を矢印終点の補間対象
画素Xのデータとする補間方法を示している。
【0028】図4において、21は固体撮像素子、22
はA−D変換器、23は遅延回路、24は切り替えスイ
ッチ、25は欠陥画素選択回路、26はデータ整形回路
で、以上は図1の構成と同様なものである。30は図6
に示す入力層が8、出力層が12の4層の多層パーセプ
トロン構造を持ち、学習データとして正常な画像の各部
から図2の配列の画素のデータを取り出し、a〜hの画
像データを入力データ、xの位置の画像データXLと図
5の12の補間方法によって補間対象画素近傍a〜hの
画像データから求めた補間データ(I0L〜I11L)との
差の絶対値(すなわち補償誤差の絶対値|I0L−xL|
〜|I11L−xL|のことであり、以後各補間方法の補償
誤差の絶対値を補間優劣情報と呼ぶ)を教師データとし
て誤差逆伝搬法を用いて学習させることにより補間対象
画素xの近傍画素a〜hの画像データの分布と図5の補
間方法の補間優劣情報間のルールを抽出した優劣情報推
定ニューラルネットワーク回路、29は優劣情報推定ニ
ューラルネットワークの補間優劣情報に基づいて最適な
補間方法を選択する補間法選択回路、28は補間法選択
回路で選択された補間方法に基づいて補間を行う補間回
路である。
【0029】以上のように構成された固体撮像装置につ
いて、以下その動作について説明する。まず、固体撮像
素子21から取り出されたアナログ撮像データはA−D
変換回路22でデジタルの撮像データに変換される。こ
のデジタル撮像データは遅延回路23とデータ整形回路
26へ供給される。データ整形回路26はA−D変換回
路から画素毎に時系列的に供給される撮像データから図
2のa〜hの配列にある補間対象画素近傍画素の撮像デ
ータを同時に補間回路28と優劣情報推定ニューラルネ
ットワーク30の入力層の各ニューロンへ供給する。優
劣情報推定ニューラルネットワーク30は供給された補
間対象画素近傍画素の撮像データから学習したルールを
用いて補間対象画素における図5の12補間方法の補間
優劣情報(すなわち各補間方法の予想補償誤差の絶対
値)を計算し、補間優劣情報を補間法選択回路29へ送
る。補間選択回路は入力された補間優劣情報の中で最も
小さいものを選び、選ばれた補間優劣情報に対応する補
間方法を選択制御信号DCLとして補間回路28へ送る。
補間回路28は選択制御信号DCLと、データ整形回路2
6から供給された補間対象画素近傍画素のデータに基づ
いて補間データを形成し、補間データを切り替えスイッ
チ24へ入力する。
【0030】欠陥画素選択回路25には記憶装置が含ま
れ、欠陥画素の位置を予め記憶しており、その記憶に基
づき切り替えスイッチ24に供給されている撮像データ
が欠陥画素の場合、補間回路29から入力されている補
間データを固体撮像装置の出力とするよう切り替えスイ
ッチ24を切り替える。ここで、切り替えスイッチ24
に供給されている撮像データが欠陥画素のものではない
場合には、補間回路28が補間しようとしている画素の
撮像データを供給する遅延時間を持った遅延回路23か
らの撮像データを固体撮像装置の出力とするよう切り替
えスイッチ24は接続されている。
【0031】固体撮像装置の欠陥画素に対する補償能力
の目安として、実施例1と同様に、(スケール)縦:2
40,横:720、(階調)256階調輝度画像の規格
を持つ25枚の画像の全画素に対する(数1)で定義さ
れる補償誤差の標準偏差を用いる。ここで、補償誤差の
標準偏差が小さい固体撮像装置ほど、補償誤差の小さな
優れた補償能力をもつ。
【0032】本実施例による固体撮像装置の欠陥画素に
対する補償誤差の標準偏差と従来の固体撮像装置の欠陥
画素に対する補償誤差の標準偏差を(表3)に示してい
る。
【0033】
【表3】
【0034】この(表3)から明らかなように、本実施
例による固体撮像装置は、欠陥画素の補償誤差を小さく
する点で優れた効果がある。
【0035】ここで、(表2)、(表3)から明らかな
ように、本実施例で示した固体撮像装置の欠陥画素補償
能力は、実施例1に示した固体撮像装置の欠陥画素補償
能力に比べ劣っている。しかし、本実施例では学習デー
タの選別というニューラルネットワーク回路の学習にお
いて重要な作業おいて画像の性質を利用することがで
き、優劣情報推定ニューラルネットワークの構築が簡単
に行えるという利点がある。なお、本実施例で用いた1
2種類の補間方法は一例であり、補間の方法、あるいは
補間方法の種類数は別なものを使用してもよい。
【0036】以上のように、本実施例によれば、欠陥画
素選択回路25により位置が特定された欠陥画素に対し
て、欠陥画素近傍の画素の撮像データから予め定めた補
間方法の優劣情報を出力するニューラルネットワーク3
0と上記ニューラルネットワークの出力した補間の優劣
情報から補間法を選択する補間選択回路29と、上記補
間選択回路で選ばれた補間方法で補間する補間回路を設
けることにより、欠陥画素に対する補償誤差を小さくす
ることができる。
【0037】また、本実施例では優劣情報推定ニューラ
ルネットワーク30により得られた優劣情報から、補間
法選択回路29で最適な補間方法を選択する構成とした
が、図7に示すように欠陥画素補間法推定ニューラルネ
ットワーク27で最適な補間方法を推定する構成とする
こともできる。さらに、実施例1、実施例2において、
欠陥画素値推定ニューラルネットワーク17、優劣情報
推定ニューラルネットワーク30を4層の多層パーセプ
トロンとしたが、これらの構造は3層のRBFモデル等
を用いても良い。
【0038】
【発明の効果】以上のように第一の発明によれば、正常
な画像を用いて、補償対象画素データとその近傍画素デ
ータ間の複雑なルールを学習しておき、欠陥画素近傍の
画素の撮像データから欠陥画素のデータを補償するニュ
ーラルネットワーク回路を設けることによって、欠陥画
素値を高精度に推定することができ、欠陥画素に対する
補償誤差を小さくすることができる優れた固体撮像装置
を実現できる。
【0039】さらに、第二の発明によれば、欠陥画素近
傍の画素の撮像データから予め定めた複数の補間方法の
優劣情報またはその優劣情報に基づく最適な補間方法を
出力するニューラルネットワーク回路を設けることによ
り、最適な補間方法を選択して欠陥画素の補償を行うこ
とができ、欠陥画素に対する補償誤差を小さくすること
ができる優れた固体撮像素子を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における固体撮像装置の
ブロック図
【図2】同実施例における補償対象画素と補償に用いる
画素とを示す図
【図3】同実施例における欠陥画素値推定ニューラルネ
ットワーク回路の概念的な構成を示す構成図
【図4】本発明の第2の実施例における固体撮像素装置
のブロック図
【図5】同実施例の固体撮像装置で用いる補間方法を示
す図
【図6】同実施例の固体撮像装置における優劣情報推定
ニューラルネットワーク回路の概念的な構成を示す構成
【図7】同実施例の固体撮像装置の他の構成を示すブロ
ック図
【図8】従来の固体撮像装置の概略的構成を示すブロッ
ク図
【図9】従来の固体撮像装置における補間対象画素と補
間に用いる画素とを示す図
【符号の説明】
11 固体撮像素子 12 A−D変換回路 13 遅延回路 15 欠陥画素選択回路 16 データ整形回路 17 欠陥画素値推定ニューラルネットワーク 21 固体撮像素子 22 A−D変換回路 23 遅延回路 25 欠陥画素選択回路 26 データ整形回路 27 欠陥画素補間法推定ニューラルネットワーク 28 補間回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固体撮像素子と、A−D変換回路と、遅
    延回路と、A−D変換回路より画素毎に時系列的に供給
    される撮像データから、ある配列の画素の撮像データを
    同時に出力するデータ整形回路と、正常な画像を用いて
    補償対象画素のデータとその近傍画素のデータの分布と
    の間のルールを学習し、補償対象画素近傍の複数画素の
    撮像データを入力、補償対象画素の補償用データを出力
    とするニューラルネットワーク回路と、上記A−D変換
    回路から上記遅延回路を介して出力される撮像データが
    欠陥位置の撮像データである場合に限り、その欠陥位置
    の撮像データを上記ニューラルネットワーク回路より出
    力される補償用データに置換する欠陥画素選択回路を備
    える固体撮像装置。
  2. 【請求項2】 固体撮像素子と、A−D変換回路と、遅
    延回路と、A−D変換回路より画素毎に時系列的に供給
    される撮像データから、ある配列の画素の撮像データを
    同時に出力するデータ整形回路と、正常な画像を用いて
    補間対象画素近傍の画素のデータと予め定めた複数の補
    間方法の優劣情報との間のルールを学習し、補間対象画
    素近傍の複数画素の撮像データを入力、補間方法の優劣
    情報を出力とするニューラルネットワーク回路と、上記
    ニューラルネットワーク回路の補間方法の優劣情報から
    最適な補間方法を選択する補間法選択回路と、上記補間
    法選択回路で選択された補間方法を用いて補間を行う補
    間回路と、上記遅延回路からの出力が欠陥位置の撮像デ
    ータである場合に限り、その欠陥位置の撮像データを上
    記補間回路より出力される補間データに置換する欠陥画
    素選択回路を備える固体撮像装置。
  3. 【請求項3】 固体撮像素子と、A−D変換回路と、遅
    延回路と、A−D変換回路より画素毎に時系列的に供給
    される撮像データから、ある配列の画素の撮像データを
    同時に出力するデータ整形回路と、正常な画像を用いて
    補間対象画素近傍の画素のデータと予め定めた複数の補
    間方法の優劣情報との間のルールを学習し、補間対象画
    素近傍の複数画素の撮像データを入力、上記補間方法の
    優劣情報に基づく最適な補間方法を出力とするニューラ
    ルネットワーク回路と、上記ニューラルネットワーク回
    路で出力された補間方法を用いて補間を行い補間データ
    を出力する補間回路と、上記遅延回路からの出力が欠陥
    位置の撮像データである場合に限り、その欠陥位置の撮
    像データを上記補間回路より出力される補間データに置
    換する欠陥画素選択回路を備える固体撮像装置。
  4. 【請求項4】 ニューラルネットワーク回路は多層パー
    セプトロンから構成される請求項1乃至3のいずれかに
    記載の固体撮像装置。
  5. 【請求項5】 ニューラルネットワーク回路はRBFか
    ら構成される請求項1乃至3のいずれかに記載の固体撮
    像装置。
JP6140129A 1994-06-22 1994-06-22 固体撮像装置 Pending JPH089264A (ja)

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