JPH0892608A - 噴霧法による常磁性金属粉末の製造方法とその装置 - Google Patents

噴霧法による常磁性金属粉末の製造方法とその装置

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JPH0892608A
JPH0892608A JP23488794A JP23488794A JPH0892608A JP H0892608 A JPH0892608 A JP H0892608A JP 23488794 A JP23488794 A JP 23488794A JP 23488794 A JP23488794 A JP 23488794A JP H0892608 A JPH0892608 A JP H0892608A
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Kiyoshi Makino
来世志 牧野
Daisuke Oiyama
大輔 老山
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Kawasaki Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】金属粉末懸濁液の短時間処理で脱水効率が高
く、且つ金属粉末の回収率が高い噴霧法による常磁性金
属粉末の製造方法及びその方法を実施する設備費の安価
な装置の提供を目的としている。 【構成】噴霧室内に流出中の常磁性溶融金属に高圧噴霧
媒を噴射し、得られた金属粉末と噴霧媒との混合懸濁液
から磁力選別により金属粉末を分離、回収する常磁性金
属粉末の製造方法において、上記混合懸濁液を噴霧室か
ら配管を介して連続的にバッファー容器に流出させ、該
バッファー容器からの一定流量の混合懸濁液を連続的に
磁選して常磁性金属粉末を濃縮し、引続き濃縮した混合
懸濁液から噴霧媒を真空除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、噴霧法による金属粉末
の製造方法及び装置、特に水アトマイズ鉄粉を製造する
方法とその装置に関し、詳しくは水アトマイズ後の金属
粉末と水からなる混合懸濁液から金属粉末を分離する方
法とその方法の実施に利用する装置に係わる。
【0002】
【従来の技術】一般に、粉末冶金用金属粉末の製造に用
いる液体噴霧法は、溶融金属を保持したタンディッシュ
から流下する溶融金属に高圧の水や油等(以下、噴霧媒
という)を噴射して粉末化する方法であり、得られた金
属粉末は、噴霧室の下方に設けられた槽中に噴霧媒と混
合、懸濁したスラリー状態で貯えられ、自然沈降法、遠
心分離法、あるいは、振動分離法等を用いて固液分離さ
れる。そして、この液体噴霧法に係る個々の技術に関し
ては、従来より多くの研究、開発が重ねられ、種々の新
しい技術を取入れた方法あるいは装置が提案されてき
た。
【0003】例えば、特開昭54−117367号公報
は、高圧水でアトマイズされて粉化した金属粉末を、水
と共に収容する噴霧槽を改良する技術を開示した。つま
り、該噴霧槽内に予め金属粉末搬送用のバスケットを設
置し、自然沈降及び集積脱水する装置とした。この装置
は、小容器で個別に収容、搬送していた従来作業の不便
さを解消し、設備的に簡単で、安価であるという利点を
有していた。しかしながら、まだ金属粉末の回収率が低
く、後工程での乾燥工程の負荷が大きい欠点は残されて
いた。また、特開昭56−209号公報は、アトマイズ
後の収容槽を噴霧槽、オーバーフロー槽、沈殿槽で構成
し、噴霧槽と沈殿槽との間をスラリー輸送とする装置を
開示した。その結果、沈殿槽が複数設置できるようにな
り、水抜き効率が向上し、また噴霧槽の小型化でシール
性が良くなり槽内雰囲気の酸素濃度低減が達成でき、鉄
粉の高濃度スラリーを重力で排出可能となったので、装
置及び操作が簡単で、且つ回収率も高くなった。しかし
ながら、この装置は、異鋼種を連続して処理ができず、
ロット拡大のために改造するには、設置場所の拡張や設
備投資の膨大になることが予想された。さらに、特開昭
57−98605号公報は、液体中に懸濁した金属粉末
の回収装置としてデカンタ型遠心沈降機を用いることを
提案しているが、鉄粉用設備としての耐久性、異材混入
等の点で問題があり、実用化できていない。
【0004】そこで、上述の問題点を解決するため、本
出願人は、先に、特開平3−170606号公報記載の
『噴霧法による金属粉末の製造方法および装置』を開示
している。そのうち製造方法だけ記載するが、それは、
図3に示すように、タンディッシュノズル4から流出す
る溶融金属2を密閉した噴霧室7に導入し、高圧の噴霧
媒16を射出して粉化する段階と、前記噴霧室7の下方
に形成された流路17にて前記粉化された金属粉末18
と噴霧媒16との混合懸濁液8を連続して流出する段階
と、前記流出する混合懸濁液8中の金属粉末18を回収
する段階とを有してなる噴霧法による金属粉末の製造方
法において、前記流路17に一部浸漬されたマグネット
ドラム19及び該ドラム19をプーリーの一つとする濾
布コンベヤ20にて前記金属粉末18を回収する段階
と、前記濾布コンベヤ20の濾布下に設けられた真空排
気手段24により前記回収金属粉末18中の噴霧媒16
を除去する段階とを有することを特徴とする噴霧法によ
る金属粉末の製造方法である。この方法の使用によっ
て、前記従来技術に比較して短い時間で連続的な金属粉
末の製造、回収処理が可能となり、回収率の向上及び設
備費の低減に効果があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、それで
もまだ1ロットの金属粉末18の製造末期において、流
路17に混合懸濁液8が残存したり、流路17の底に金
属粉末18が沈降堆積し、ロット間の金属粉末18の混
合を防ぐために流路17内に残存した混合懸濁液8を系
外に排出する必要が生じ、その分の回収率が低下すると
いう問題が残った。また、濾布コンベヤ20がマグネッ
トドラム19をプーリー21として掛け回わされている
ので、マグネットドラム19への金属粉末18の磁着力
が妨げられ、マグネットドラム19の吸着効率が落ち、
マグネットネットドラム19容量を大きくしたり、該ド
ラム19の幅を広くする必要があり、その結果として濾
布コンベヤ20も広幅となり、設備費、運転費が高いだ
けでなく、設備の保守も大変で高価につくという別の問
題も生じた。
【0006】そこで、本発明は、かかる事情を鑑み、金
属粉末懸濁液の短時間処理で脱水効率が高く、且つ金属
粉末の回収率が高い噴霧法による常磁性金属粉末の製造
方法及びその方法を実施する設備費、運転費の安価な装
置の提供を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】発明者は、前記目的を達
成するために、水アトマイズ鉄粉製造時の混合懸濁液を
詳細に観察し、噴霧室から湿式磁選機を分離し、その間
に混合懸濁液を貯留するバッファー容器を採用したり、
金属粉末は水や油に比べて重く、良好な懸濁状態の維持
が困難であるので、その輸送には重力を利用した方が有
効、つまり混合懸濁液を上方から供給できるベルトフィ
ルタ式真空脱水機の活用に着眼した。
【0008】すなわち、本発明は、噴霧室内に流出中の
常磁性溶融金属に高圧噴霧媒を噴射し、得られた金属粉
末と噴霧媒との混合懸濁液から磁力選別により金属粉末
を分離、回収する常磁性金属粉末の製造方法において、
上記混合懸濁液を噴霧室から配管を介して連続的にバッ
ファー容器に流出させ、該バッファー容器からの一定流
量の該混合懸濁液を連続的に磁選して常磁性金属粉末を
濃縮し、引続き該濃縮した混合懸濁液から上記噴霧媒を
真空除去することを特徴とする噴霧法による常磁性金属
粉末の製造方法であり、上記バッファー容器内に保持し
た混合懸濁液に旋回流を生じさせることを特徴とする場
合もある。
【0009】また、本発明は、常磁性溶融金属に噴霧媒
を噴射する噴霧室と、得られた金属粉末と噴霧媒との混
合懸濁液から該金属粉末を分離、回収する選別装置とか
らなる噴霧法による常磁性金属粉末の製造装置におい
て、上記選別装置を、上記噴霧室の下方に貯留した上記
混合懸濁液を連続的に流出する配管と、該配管から該混
合懸濁液を受け入れるバッファー容器と、該バッファー
容器の下部に設けられた該混合懸濁液の定量払出手段
と、該定量払出手段から払出される一定流量の混合懸濁
液を連続的に受け入れ、その中の常磁性金属粉末を濃縮
する回転ドラム型湿式磁選機と、該濃縮混合懸濁液を該
磁選機より受け入れ搬送するフィルタコンベアと、該フ
ィルタコンベヤのフィルタベルト裏面に設けられ、搬送
中の該濃縮混合懸濁液より上記噴霧媒を吸引除去する真
空排気手段とで形成したことを特徴とする噴霧法による
常磁性金属粉末の製造装置である。さらに、本発明は、
上記バッファー容器に、その中で保持した混合懸濁液中
での金属粉末の沈降防止手段を備えたり、上記バッファ
ー容器は円筒状で、且つ上記沈降防止手段は、該バッフ
ァー容器が受け入れた混合懸濁液がその中で旋回流を生
じるよう、上記配管を該円筒状バッファー容器の上端部
外周の接線方向に設けられた導入口に接続してなること
を特徴とする場合もある。
【0010】
【作用】本発明では、噴霧室内に流出中の常磁性溶融金
属に高圧噴霧媒を噴射し、得られた金属粉末と噴霧媒と
の混合懸濁液から磁力選別により金属粉末を分離、回収
する常磁性金属粉末の製造方法において、上記混合懸濁
液を噴霧室から配管を介して連続的にバッファー容器に
流出させ、該バッファー容器からの一定流量の該混合懸
濁液を連続的に磁選して常磁性金属粉末を濃縮し、引続
き該濃縮した混合懸濁液から上記噴霧媒を真空除去する
ようにしたり、上記バッファー容器内に保持した混合懸
濁液に旋回流を生じさせるようにしたので、噴霧室下部
から配管により連続的に該混合懸濁液を送り出し、次工
程の最上部に位置させたバッファー容器の最上部に接線
方向に接続された配管経路で送り込むことにより、噴霧
槽からの流入流量の変動を吸収し、さらにはバッファー
容器内で発生する遠心力で旋回流を生ぜしめて鉄粉の沈
降を防止しながら一定量の混合懸濁液を流出することが
可能となる。また、本発明では、バッファー容器の下部
に混合懸濁液の連続定量払い出し手段で設けたので、次
工程の回転ドラム磁選装置の上方から一定流量の混合懸
濁液を送給することが可能となり、磁選機の安定した操
業と濃縮度(含液率)の制御が可能となる。さらに、本
発明では、一定流量の混合懸濁液を連続的に受け入れな
がら回転駆動するドラム型湿式磁選機で該混合懸濁液中
の金属粉末を効率よく磁着回収し濃縮するようにしたの
で、磁選機の容量を小さくコンパクトにできるようにな
り、且つ金属粉末の回収率をほぼ100%に向上させる
ことができ、該濃縮混合懸濁液を連続的に真空式ベルト
フィルタ上に供給して重力と真空吸収性により噴霧媒の
除去を行うので、コンパクトな装置で効率よく脱水でき
るようになる。従って、本発明を実施すれば、常に安定
して高い収率が得られ、脱水率もよく低水分が安定して
確保でき、後続する乾燥工程への負荷も軽減でき、全体
として効率的な設備構成となり、設備費や運転費も安価
にできる。また、ライン内に混合懸濁液が残存したり、
金属粉末が沈降堆積することもないので、ロット間の金
属粉末の混合も殆ど防止でき、その品質向上や回収率の
向上が実現できる。
【0011】なお、噴霧室下部から配管により重力によ
って混合懸濁液をバッファー容器内へ流下せしめてもよ
いが、この場合、装置全体の高さが高くなり建屋を含め
て装置、工場の建設費が嵩むので、噴霧室下部にスラリ
ーポンプを配置し、このポンプにより噴霧室底部より高
い位置に配置したバッファー容器へ連続送給する方が好
ましい。
【0012】以下、実施例において、図1〜2に基づ
き、本発明の内容を具体的に説明する。
【0013】
【実施例】図1は、本発明に係る噴霧法による常磁性金
属粉末の製造方法を実施した装置の1例を示す全体図で
ある。まず、噴霧媒16として高圧水を用い、水アトマ
イズ法により鉄粉末18を製造した。その際、噴霧槽7
内には水と鉄粉末18(含有率6〜15重量%)の混合
懸濁液8が溜った。該混合懸濁液8は、能力2m3 /分
のスラリーポンプ9で連続的に払い出し、下部が円錐コ
ーン形の円筒状バッファー容器10に送り込む。該容器
上部には、図2に示すように、その外周接線方向に導入
口15が設けてあり、該導入口15にはゴムライニング
を施した配管11が接続してある。バッファー容器10
には、後工程の回転ドラム型湿式磁選機12へ上記混合
懸濁液を送る際、その流量を一定量に規制するバルブか
らなる定量払出手段13が設けられている。その結果、
回転ドラム型湿式磁選機12の負荷は一定になり、磁着
回収量の安定確保及び濾液14側への鉄粉末ロスの削減
が達成できた。回転ドラム型湿式磁選機12は可変速型
モータ(図示せず)で駆動し、そのドラム表面への磁着
量を適切に調整できるようにした。なお、回転ドラム型
湿式磁選機12の処理能力はドラム径とドラム幅で決ま
るため、上記混合懸濁液の供給時にはドラム幅方向全体
に分散させることが重要である。
【0014】次に、該回転ドラム型湿式磁選機12の表
面に磁着して鉄粉末18の濃縮した混合懸濁液8は、次
工程の真空式ベルトフィルタ23上に供給され、脱水さ
れるが、この真空式ベルトフィルタ23の処理能力もベ
ルト幅とベルト速度で決まるため、脱水を安定して確保
するには、回転ドラム型湿式磁選機12のドラム幅全体
に広がった量を、そのままを真空ベルトフィルタ23上
に供給することが望ましい。
【0015】最後に、本実施成績としては、表1に得ら
れた鉄粉末の化学組成と粒度分布を示し、表2に各工程
での脱水状況と最終的な鉄粉末の回収率を示しておく。
なお、表2の従来例1及び従来例2は、それぞれ実施例
1と同一鉄粉末を得る条件で、比較例1は、前記特開昭
56−209号公報記載の装置で、比較例2は特開平3
−170606号公報記載の装置で実施した成績であ
る。表2より、本発明に係る常磁性金属粉末の製造装置
を用いた場合の成績が、2つの従来装置で行った比較例
ものより良いことが明らかである。
【0016】
【表1】
【0017】
【表2】
【0018】なお、本実施例では、噴霧室7の下部より
斜め上方の位置にバッファー容器10を設け、スラリー
ポンプ9によりバッファー容器10へ混合懸濁液を供給
するようにしたので、装置全体の高さを低くでき、建屋
を含めた設備費を安くできたが、バッファー容器10と
噴霧室7の下部より下位にバッファー容器10を設け、
配管11により混合懸濁液8を重力輸送し、スラリーポ
ンプ9を省略しても良い。また、本実施例では、バッフ
ァー容器10内の金属粉末沈降防止手段とし、混合懸濁
液8を送給する配管11をバッファー容器10の上端部
外周の接線方向に接続することにより、バッファー容器
10内に旋回流25を生ぜしめるようにしたが、本発明
はこれに限るものでなく、他の沈降防止手段、例えばバ
ッファー容器10の底部付近から空気、窒素その他の圧
縮ガスを吹き込んで上昇流を生じせしめ、撹拌するよう
にしても良い。さらに、本実施例では、金属粉末18と
して鉄粉末の例を示したが、本発明はそれに限るもので
はなく、常磁性金属であれば如何なるものにも適用でき
ることは言うまでもない。
【0019】
【発明の効果】以上述べたように、本発明により、アト
マイズ工程から連続して発生する混合懸濁液を連続的に
処理が可能なため、該混合懸濁液からの金属粉末の回収
処理において、従来法の自然沈降法、遠心分離法、振動
脱水法等を用いる場合に比較し、処理時間の短縮、処理
能力/チャージの自由度確保、濾液処理設備の簡略化等
の効果を得た。その結果、金属粉末の回収率も向上し、
脱水率も安定し、乾燥機への負荷も少なくなった。ま
た、単位時間当りの処理能力アップには、本発明に係る
金属粉末回収装置の複数並列配置により、増産に合わせ
た設備対応も可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る噴霧法による常磁性金属粉末の製
造方法を実施した装置の1例を示す全体図である。
【図2】本発明に係るバッファー容器の平面図である。
【図3】特開平3−170606号公報に開示された従
来の常磁性金属粉末の製造装置を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 タンディッシュ 2 溶融金属 3 ストッパ 4 タンディッシュノズル 5 注入流 6 アトマイズノズル 7 噴霧室 8 混合懸濁液 9 スラリーポンプ 10 バッファー容器 11 配管 12 回転ドラム型湿式磁選機 13 定量払出手段 14 濾液 15 導入口 16 噴霧媒 17 流路 18 金属粉末(鉄粉末) 19 マグネットドラム 20 濾布コンベヤ 21 プーリー 22 上ずみ噴霧媒排出口 23 真空式ベルトフィルタ 24 真空排気手段 25 旋回流

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 噴霧室内に流出中の常磁性溶融金属に高
    圧噴霧媒を噴射し、得られた金属粉末と噴霧媒との混合
    懸濁液から磁力選別により金属粉末を分離、回収する常
    磁性金属粉末の製造方法において、 上記混合懸濁液を噴霧室から配管を介して連続的にバッ
    ファー容器に流出させ、該バッファー容器からの一定流
    量の該混合懸濁液を連続的に磁選して常磁性金属粉末を
    濃縮し、引続き該濃縮した混合懸濁液から上記噴霧媒を
    真空除去することを特徴とする噴霧法による常磁性金属
    粉末の製造方法。
  2. 【請求項2】 上記バッファー容器内に保持した混合懸
    濁液に旋回流を生じさせることを特徴とする請求項1記
    載の噴霧法による常磁性金属粉末の製造方法。
  3. 【請求項3】 常磁性溶融金属に噴霧媒を噴射する噴霧
    室と、得られた金属粉末と噴霧媒との混合懸濁液から該
    金属粉末を分離、回収する選別装置とからなる噴霧法に
    よる常磁性金属粉末の製造装置において、 上記選別装置を、上記噴霧室の下方に貯留した上記混合
    懸濁液を連続的に流出する配管と、該配管から該混合懸
    濁液を受け入れるバッファー容器と、該バッファー容器
    の下部に設けられた該混合懸濁液の定量払出手段と、該
    定量払出手段から払出される一定流量の混合懸濁液を連
    続的に受け入れ、その中の常磁性金属粉末を濃縮する回
    転ドラム型湿式磁選機と、該濃縮混合懸濁液を該磁選機
    より受け入れ搬送するフィルタコンベアと、該フィルタ
    コンベヤのフィルタベルト裏面に設けられ、搬送中の該
    濃縮混合懸濁液より上記噴霧媒を吸引除去する真空排気
    手段とで形成したことを特徴とする噴霧法による常磁性
    金属粉末の製造装置。
  4. 【請求項4】 上記バッファー容器に、その中で保持し
    た混合懸濁液中での金属粉末の沈降防止手段を備えたこ
    とを特徴とする請求項3記載の噴霧法による常磁性金属
    粉末の製造装置。
  5. 【請求項5】 上記バッファー容器は円筒状で、且つ上
    記沈降防止手段は、該バッファー容器が受け入れた混合
    懸濁液がその中で旋回流を生じるよう、上記配管を該円
    筒状バッファー容器の上端部外周の接線方向に設けられ
    た導入口に接続してなることを特徴とする請求項4記載
    の噴霧法による常磁性金属粉末の製造装置。
JP23488794A 1994-09-29 1994-09-29 噴霧法による常磁性金属粉末の製造方法とその装置 Withdrawn JPH0892608A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018181046A1 (ja) 2017-03-27 2018-10-04 日立金属株式会社 アトマイズ粉の製造方法及び磁心の製造方法
CN114719578A (zh) * 2022-03-18 2022-07-08 广东潮艺金属实业有限公司 螺旋输送机构以及金属粉末烘干系统

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