JPH0891509A - 立体保管庫ならびにそれに用いる自動昇降装置および自動移載装置 - Google Patents

立体保管庫ならびにそれに用いる自動昇降装置および自動移載装置

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JPH0891509A
JPH0891509A JP23385594A JP23385594A JPH0891509A JP H0891509 A JPH0891509 A JP H0891509A JP 23385594 A JP23385594 A JP 23385594A JP 23385594 A JP23385594 A JP 23385594A JP H0891509 A JPH0891509 A JP H0891509A
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JP
Japan
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storage unit
cam
support arm
vertical
vertical movement
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Application number
JP23385594A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Seiki
和裕 清木
Junichi Kumano
順一 熊野
Tetsuo Saito
哲夫 斉藤
Masaru Suga
勝 須賀
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KUBO SEISAKUSHO KK
Hitachi Ltd
Renesas Eastern Japan Semiconductor Inc
Original Assignee
KUBO SEISAKUSHO KK
Hitachi Tokyo Electronics Co Ltd
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被搬送物を保管しつつ所定の順序で外部に搬
出し得る保管庫ならびにそれに用いる自動搬送装置およ
び自動移載装置を提供する。 【構成】 基盤2と搬送レール3との間に設けられた保
管庫1は、複数の保管ユニット4a〜4dを上下方向に
積み重ねることにより形成される。それぞれの保管ユニ
ット4a〜4dには、相互に接近離反移動自在となった
支持アーム15,36を有し、一方の支持アームが上側
の保管ユニット内に上昇したときには、他の支持アーム
と干渉せずに被搬送物であるコンテナWを上側の保管ユ
ニット内の支持アームに受け渡す。それぞれのコンテナ
Wは下側の保管ユニット4aから上側の保管ユニット4
dに向けて順次上昇搬送される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体ウエハを収納した
コンテナなどを被搬送物として、これを上下方向に多数
収容しつつ、所定のタイミングで搬出するようにした立
体保管庫の技術に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体ウエハを始め種々のワークを加工
する生産ラインにあっては、多数の処理工程を有してお
り、それぞれの処理工程では処理時間が相違することが
あるので、それぞれの処理工程では遅滞なく円滑に処理
が進行するようにする必要がある。そのため、1つの処
理工程での処理が完了したワークをある程度貯留してお
き、次の処理工程の進行に伴って所定のタイミングでワ
ークを供給することが必要となる。
【0003】そのため、工場の生産ラインの近傍に立体
保管庫を設置して、所定の処理が終了した後のワークを
貯留しておき、工場の建屋の天井などに走行自在に設け
られた搬送台車によりワークを立体保管庫に対して搬出
入するようにしている。
【0004】従来、ワークや部品などを保管しておき、
必要に応じてそれを取り出すようにした立体保管庫とし
ては、上下方向および横方向に多数の収納部を区画形成
した棚を配置し、この棚の前面に沿って出し入れ装置を
走行させるようにしたものがある(たとえば、特開平6-
1404号公報)。このタイプの立体保管庫は、比較的長期
間に渡ってワークなどを保管しておくことが必要となる
場合に適用される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、半導体
集積回路装置の製造ラインのように、所定の処理や加工
が終了した後のワークや製品を保管しておくとともに、
後の工程での処理などが終了した順に、次の処理や加工
工程にワークなどを搬送する場合、つまり先入れ先出し
搬送が必要となる場合には、ワークを保管ないし収容し
ておくための棚の部分自体にワークを搬送する機能を持
たせることが好ましい。
【0006】それぞれワークを収容する棚を上下方向に
移動させるようにし、しかもそれぞれの棚をループ状に
連結することにより、棚自体を上下動させるようにした
タイプの保管庫が開発されているが、このタイプの保管
庫では、被搬送物の流量の変動に対応させてワークを保
管したり、外部の自動搬送装置とのインターフェースが
できないという問題点がある。
【0007】また、保管庫と自動搬送装置との間で被搬
送物の受渡しを行うために、ベルト式の移載装置が開発
されているが、ワークの受渡し位置の精度が悪く、しか
も搬送スピードを高めることができないという問題点が
ある。
【0008】特に、製品の受注順に短期間での納期が要
求される製品を製造する場合には、製造するための工場
建屋間、あるいは工場内の異種工程間での製品の搬送
は、タイムラグがなく、納期順の前工程での製造順に次
工程に受け渡すことが必要不可欠な条件となっている。
【0009】そのため、ワークや製品の高速搬送、さら
には空間スペースの有効活用が可能な保管庫の開発が望
まれている。
【0010】本発明の目的は、被搬送物を保管しつつ所
定の順序で外部に搬出し得る保管庫ならびにそれに用い
る自動搬送装置および自動移載装置を提供することにあ
る。
【0011】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0012】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0013】すなわち、本発明の保管庫は、基盤の上方
に敷設されかつ被搬送物を搬送する搬送台車を移動自在
に保持する搬送レールと、被搬送物を支持する相互に平
行となった一対の支持アームをそれぞれ備え、かつ前記
基盤と搬送レールとの間に上下方向に積み重ねて配置さ
れた複数の保管ユニットと、それぞれの保管ユニットに
設けられ、支持アームを上側の保管ユニット内にまで上
昇駆動するとともに、それぞれの支持アームを相互に接
近離反移動させる駆動手段とを有し、下側の保管ユニッ
トにおける支持アームにより支持された被搬送物を上側
の保管ユニットにおける支持アームに受け渡す際に、上
側の保管ユニットにおける支持アームを開閉移動させ
て、下側の保管ユニットにおける支持アームとの干渉を
避けるようにしたことを特徴とする。第2搬送レールを
移動する搬送台車と中間位置の保管ユニットとの間で、
被搬送物の受け渡しを行うようにしても良い。
【0014】また、本発明の自動昇降装置は、被搬送物
を収容する保管ユニットに設けられた垂直ガイドレール
と、垂直ガイドレールに上下動自在に装着された上下動
カムと、上下動カムに相互に接近離反移動自在に取り付
けられ、被搬送物を支持する一対の支持アームと、上下
動カムに係合する回転レバーと一端が支持アームに係合
された揺動リンクの他端に係合する回転カムとが取り付
けられ駆動手段により回転駆動される回転シャフトとを
有し、回転レバーの回転を空振りさせる空振り部と回転
レバーの回転を前記上下動カムの上下動に変換する上下
動部とを上下動カムに形成し、回転レバーが前記空振り
部に係合している際には支持アームを接近離反移動する
水平動部と回転レバーが前記上下動部に係合している際
には支持アームを停止させる休止部とを回転カムに形成
し、回転シャフトの回転運動を支持アームの上下動と水
平動とに変換して支持アームに支持された被搬送物を上
下方向に搬送するようにしたことを特徴とする。
【0015】また、本発明の自動移載装置は、基台の上
に上下方向に移動自在に設けられた上下動部材と、上下
動部材の上に水平方向に移動自在に設けられ被搬送物を
支持する移載テーブルと、垂直方向の回転中心を有し基
台に回転自在に取り付けられ上下動部材に固定された垂
直従動カムが係合するカム部を有し垂直従動カムを介し
て上下動部材を上下方向に駆動する回転体と、上下動部
材に移載テーブルの水平移動方向と同一の方向に移動自
在に装着された水平従動カム部材と、上下動部材に移載
テーブルの移動方向と同一の方向に固定された駆動側ラ
ックと、移載テーブルに駆動側ラットと平行に固定され
た従動側ラックとに噛み合いかつ水平従動カム部材に回
転自在に取り付けられたピニオンと、回転体に取り付け
られ水平従動カム部材に形成された係合部に係合して回
転体の回転を水平従動部材に水平移動に変換する係合ピ
ンとを有し、回転体の回転により前記移載テーブルを水
平方向および上下方向に移動するようにしたことを特徴
とする。
【0016】
【作用】前記構成の立体保管庫にあっては、それぞれの
保管ユニットに設けられた駆動手段によって上下動する
支持アームにより被搬送物は下方から上方に向けて順次
搬送される。下側の保管ユニット内の支持アームを上昇
させて、上側の保管ユニット内の支持アームに被搬送物
を受け渡す際には、それぞれの支持アームが干渉するこ
となく、円滑に搬送される。これにより、先入れ先出し
の優先順位を付けた搬送と保管が可能となる。そして、
被搬送物の受け渡し位置に高低差がある場合でも、製造
ラインに合わせて任意の高さでの被搬送物の搬入と搬出
とを行うことができる。
【0017】また、前記構成の自動搬送装置にあって
は、被搬送物を下側から上側の保管ユニットに搬送する
にあたって、上側の保管ユニット内に上昇移動した支持
アームから、上側の保管ユニット内の支持アームに被搬
送物を受け渡す際には、それぞれの支持アームが干渉す
ることなく、迅速に受け渡される。しかも、支持アーム
の上下動と相互の接近離反移動は同一の駆動手段により
回転シャフトの1回転によって達成されるので、支持ア
ームの駆動制御が容易となり、しかも高精度の位置決め
が可能となる。
【0018】さらに、前記構成の自動移載装置にあって
は、移載テーブルは上下動と水平動とが同一の駆動手段
によって達成され、しかも上下動部材のサイズに比して
長いストロークで移載テーブルを移動させることができ
るので、小形で位置決め精度に優れたコンパクトな移載
装置が得られる。そして、それを保管庫に搭載する際に
は、限られたスペース内に搭載することができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0020】図1は立体保管庫の概略構造の全体を示す
正面図であり、図2は図1の側面図である。
【0021】この保管庫1は工場や倉庫などの建屋の床
面つまり基盤2と、これの上方、例えば天井に敷設され
た搬送レール3との間に設置されている。図示する保管
庫1は、上下方向に積み重ねされた4つの保管ユニット
4a〜4dにより形成されている。搬送レール3には被
搬送物としてのコンテナWを搬送するための搬送台車5
が走行移動自在となっており、この搬送台車5にはコン
テナWを保持するための保持部5aが上下動自在に取り
付けられている。
【0022】下から三段目の保管ユニット4cに隣接し
て他の搬送レール6が第2搬送レールとして敷設されて
おり、この搬送レール6にもコンテナWを搬送するため
の搬送台車7が走行移動自在に設けられており、この搬
送台車7にはコンテナWを保持するための保持部7aが
上下動自在に取り付けられている。このコンテナWの中
には、図示する場合には、半導体集積回路装置や半導体
ウエハなどが収容されている。
【0023】それぞれの保管ユニット4a〜4dには、
コンテナWが収容されるようになっている。図示する場
合には、保管庫1の最下段の保管ユニット4aが搬入側
となっており、最下段の保管ユニット4aから最上段の
保管ユニット4dに向けてコンテナWが順次、搬送され
る。最上段の保管ユニット4dにまで搬送されたコンテ
ナWは、搬送レール3を走行する搬送台車5の保持部5
aに保持されて次の工程にまで搬送される。
【0024】一方、下から三段目の保管ユニット4c内
に収容されたコンテナWは、必要に応じて、搬送レール
6を走行する搬送台車7の保持部7aに保持されて次の
工程にまで搬送される。保管ユニット4c内に収容され
たコンテナを搬送台車7に受け渡すために、保管庫1に
は自動移載装置8が設けられており、この自動移載装置
8の移載テーブル9は、図2において二点鎖線で示すよ
うに上下方向と水平方向とにループ状に移動し得るよう
になっている。
【0025】一方、搬送台車7を用いて保管ユニット4
c内にコンテナWを搬入するようにしても良い。その場
合のコンテナWは上昇搬送された後に搬送台車5によっ
て次の工程にまで搬送される。
【0026】図1および図2に示す保管庫1は、4段の
保管ユニット4a〜4dにより形成されているが、それ
以上の任意の段数の保管ユニットにより保管庫を形成す
るようにしても良い。また、複数段の保管ユニットによ
り形成される1つの保管庫を搬送レール3に沿って横方
向に複数配置するようにしても良い。
【0027】下から三段目の保管ユニット4cを拡大し
て示すと図3の通りであり、最上段の保管ユニット4d
を拡大して示すと図4の通りである。
【0028】図3に示すように、この保管ユニット4c
は断面L字形状の型鋼を用いて直方体に形成されたフレ
ーム11を有し、内部にはコンテナWを収容するための
収容空間が形成されている。このフレーム11には図示
しない支持部材を介して2本の垂直ガイドレール12が
取り付けられており、この垂直ガイドレール12には上
下動自在に上下動カム13が装着されている。
【0029】図示する上下動カム13は、垂直部13a
とこれの下端から直角に突出した水平部13bとを有
し、水平部13bには水平ガイド部材14つまりLMガ
イドが取り付けられている。その水平ガイド部材14に
案内されて相互に水平方向に接近離反移動自在となった
2本の支持アーム15が対となって上下動カム13に取
り付けられている。保管ユニット4c内における支持ア
ーム15は、フラット型となっている。コンテナWはこ
の支持アーム15に支持された状態で保管ユニット4c
内に保管されるとともに、必要に応じて上段の保管ユニ
ット4d内に搬送される。
【0030】保管ユニット4cのフレーム11には、図
2に示すように、電動モータ16が取り付けられてお
り、このモータ16の回転シャフト17には、図3に示
すように先端に係合ピン18を有する回転レバー19が
取り付けられている。
【0031】一方、上下動カム13の垂直部13aに
は、下面を向いたカム面21が形成されている。このカ
ム面21は、回転レバー19の回転中心を曲率中心とし
これと係合ピン18との間の距離を半径とする円弧状の
係合部21aを有し、この係合部21aは空振り部とな
っている。この円弧状の係合部21aつまり空振り部と
係合ピン18とが接触しているときには、回転レバー1
9の回転が空振りとなり、上下動カム13は静止した状
態となる。この円弧状の係合部21aは、図6(a)に
示されるように、係合ピン18が最下点となるように回
転レバー19が上下方向を向いたときを原点として、回
転シャフト17の回転中心から左右方向に45°の合計
90°の範囲に形成されている。
【0032】上下動カム13の垂直部13aには、円弧
状の係合部21aの両端に連なってそれぞれ水平の係合
部(上下動部)21bが形成されている。係合ピン18
が回転レバー19の回転に伴ってこの水平の係合部21
bに係合するときには、上下動カム13は上下方向に駆
動される。つまり、この水平の係合部21bは回転レバ
ー19の回転を上下動カム13の上下動に変換する上下
動部となっている。
【0033】回転レバー19が図6(a)の原点位置か
ら図において図6(b)に示す位置まで反時計方向に4
5°回転する際には、回転レバー19は空振り運動する
ことになり、上下動カム13は上下動しないが、図6
(b)の位置から図6(c)の位置まで135°つまり
原点位置から180°の位置まで回転する際には上下動
カム13は上昇移動することになる。図6(b)の位置
から回転レバー19が反時計方向に90°回転する間は
係合ピン18は水平の係合部21bに接触することにな
るが、さらに45°回転するときには、係合ピン18は
円弧状の係合部21aに接触することになり、引き続
き、図6(c)から45°回転する際にも係合ピン18
は円弧状の係合部21aに接触する。つまり、円弧状の
係合部21aは回転レバー19が原点位置に対して13
5°から225°の回転範囲では、回転レバー19の回
転を上下動カム13の上下動に変換することになる。
【0034】回転レバー19が図6(c)に示すよう
に、原点位置から180°回転した状態から、135°
回転すると、図6(d)に二点鎖線で示すように、係合
ピン18は円弧状の係合部21aと水平の係合部21b
の境界部に位置し、上下動カム13はこの回転範囲にお
いて下降移動する。回転レバー19が図6(d)におい
て二点鎖線で示す位置から実線で示す原点位置まで45
°回転する領域では、回転レバー19は空振り回転する
ことになる。
【0035】このようにして、回転レバー19が1回転
することにより、上下動カム13は上昇移動と下降移動
とを行うことになる。
【0036】図3に示されるように、回転シャフト17
には円板状の回転カム23が取り付けられ、この回転カ
ム23は回転レバー19と一体に回転するようになって
いる。この回転カム23の表面にはカム溝24が形成さ
れており、このカム溝24に係合する係合ピン25を一
端に有する駆動レバー26が、図示しない支持部材を介
して水平方向に移動自在にフレーム11に取り付けられ
ている。この駆動レバー26の他端部には、連結ピン2
7によりスイングアーム28の一端に係合されており、
このスイングアーム28は図示しない支持部材に設けら
れた支点ピン29を中心にフレーム11に揺動自在に取
り付けられている。
【0037】図3におけるV部を拡大して示すと、図5
の通りであり、スイングアーム28の他端部には係合ピ
ン31が取り付けられ、この係合ピン31は支持アーム
15に固定された2つのブラケット32の間に形成され
上下方向に貫通する隙間33の中にこれから離脱し得る
ように係合するようになっている。連結ピン27はスイ
ングアーム28に形成された長孔34を貫通しており、
駆動レバー26の水平方向の移動が円滑にスイングアー
ム28の揺動運動に変換されるようになっている。この
ように、駆動レバー26とスイングアーム28とにより
揺動リンク35が形成されている。なお、図3にあって
は、図5に示された長孔34およびブラケット32は作
図の便宜上から省略されている。
【0038】図3および図6に示すように、回転カム2
3に形成されたカム溝24は回転カム23の回転中心か
ら同一の半径位置となった休止部24aと、半径方向に
変位した水平動部24bとからなる。水平動部24b
は、図6に示すように回転カム23の原点位置を基準と
して、時計方向および反時計方向それぞれに45°の範
囲つまり合計90°の範囲に渡って形成されており、回
転レバー19が係合部(空振り部)21aの範囲を回転
する際には、駆動レバー26を水平方向に移動させる。
一方、回転レバー19によって上下動カム13を上下動
させる範囲では、駆動レバー26の係合ピン25が休止
部24aに係合して駆動レバー26そしてスイングアー
ム28は不作動となる。
【0039】したがって、回転カム23が図6(A)に
示す原点位置から反時計方向に図6(B)に示す位置ま
で45°回転する際には、駆動レバー26は、係合ピン
25が水平動部24bに係合していることから、スイン
グアーム28は支点ピン29を中心に時計方向に揺動し
て、支持アーム15が水平方向に開く方向に駆動され
る。
【0040】回転カム23の背面には、カム溝24に対
して回転方向に180°位相をずらして図示しないカム
溝が形成されており、このカム溝に係合して回転カム2
3の回転を他方の支持アーム(図3において左側の支持
アーム)15の水平方向の移動に変換するための揺動リ
ンク35aが設けられている。この揺動リンク35aは
前記揺動リンク35とほぼ同様の構造となっている。こ
れにより、2つの対をなす支持アーム15は、同期して
水平方向に移動することから、相互に接近離反移動つま
り開閉移動することになる。
【0041】図7は回転シャフト17が1回転する間に
おける支持アーム15の接近移動つまり閉移動、上昇移
動、下降移動および離反移動つまり開移動の変化を示
す。図7において、回転シャフト17の回転角度が0°
のときには、支持アーム15はハッチングを付して示す
位置となっており、回転シャフト17が45°回転する
間に支持アーム15は、矢印の方向に相互に接近移動
する。このときにおける回転シャフト17の回転角度は
図6(A)(a)に対応する。この状態のもとでコンテ
ナWが支持アーム15の上に受け渡される。
【0042】回転シャフト17がこの位置からさらに1
35°回転すると、図7において矢印で示す方向に支
持アーム15が上昇移動する。この状態のもとで支持ア
ーム15からコンテナWは取り外される。
【0043】次いで、回転シャフト17が135°回転
すると、図7において矢印で示すように支持アーム1
5は下降移動する。引き続いて、回転シャフト17がこ
の位置からさらに45°回転すると、矢印で示す方向
に支持アーム15は相互に離反移動することになり、図
6(A)(a)に示すように原点位置に復帰して1サイ
クルが終了する。
【0044】図4は図1および図2における最上段の保
管ユニット4dを拡大して示す図であり、基本構造は前
記した保管ユニット4cと同様となっている。この保管
ユニット4dにおいては、支持アーム36は前記支持ア
ーム15と相違して、下側部37aとこれから上方にス
リット38を介して位置する上側部37bとを有してお
り、ブリッジ型となっている。
【0045】支持アーム36は2つで一対となってお
り、相互に接近離反移動自在となって上下動カム13に
取り付けられている。上下動カム13を上下方向に駆動
する機構および支持アーム36を接近離反移動させる機
構は、前記支持アーム15のそれと同様であり、図7に
示した支持アーム15の移動軌跡と同様の軌跡で移動す
るようになっている。図4においては、図3に示された
保管ユニット4cにおける部材と共通する部材には同一
の符号を付して説明を省略する。
【0046】上下方向に隣接する保管ユニット4dにお
ける上下動カム13と保管ユニット4cにおける上下動
カム13は、図2に示すように、水平方向にずれてお
り、それぞれの上下動カム13を上下方向に案内する垂
直ガイドレール12も、図3および図4に示されるよう
に同様の距離だけずれている。したがって、下側の保管
ユニット4cにおける上下動カム13が上昇限位置まで
上昇移動した場合には、その上下動カム13は上側の保
管ユニット4dにおける上下動カム13の前方にまでせ
り出すことになる。そのときには、支持アーム15は支
持アーム36の内側に位置することになり、支持アーム
15の上昇時には支持アーム36と干渉しないようにな
っている。
【0047】図1および図2に示す保管庫1は、図2に
おける左側が正面側となっており、最下段の保管ユニッ
ト4aの支持アーム15は、他の保管庫の支持アームと
相違して向きが逆となっている。ただし、保管ユニット
4aの支持アーム15の向きを他の保管ユニット4b〜
4dの支持アームと同様の向きに設定しても良い。二段
目の保管ユニット4bと最上段の保管ユニット4dはそ
れぞれブリッジ型の支持アーム36を有し、三段目の保
管ユニット4cはフラット型の支持アーム15を有して
いる。最下段の保管ユニット4aの支持アーム15の上
に手作業あるいは自動的にコンテナWが搭載される。こ
のときには、保管ユニット4aの支持アーム15は相互
に接近した状態にまで移動させて置く。
【0048】この状態のもとで、保管ユニット4aの支
持アーム15を上昇限の位置まで移動させる。図8にお
いては、最下段の保管ユニット4aの支持アーム15が
矢印で示す上昇移動により上昇限の位置まで移動した
状態が実線で示されている。このときには、下から二段
目の保管ユニット4bの支持アーム36は相互に最も離
反しかつ最下方の位置となっており、支持アーム15の
上昇移動に際してはこれとの干渉が回避される。
【0049】次いで、保管ユニット4bの支持アーム3
6を実線で示すように離反した状態から矢印で示すよ
うに二点鎖線で示す位置に接近させた後に、支持アーム
36を矢印で示すように上昇移動させると、図8に示
されるコンテナWは保管ユニット4cの中に搬送され
る。
【0050】このときにおける保管ユニット4cの支持
アーム15は相互に離反した状態となっており、保管ユ
ニット4bの支持アーム36が上昇限の位置まで上昇す
る過程においてその支持アーム36が保管ユニット4c
の支持アーム15に干渉することが防止される。
【0051】保管ユニット4cの中にこのようにして保
管されることになったコンテナWを保管ユニット4dの
中に搬送する際には、矢印で示すように、保管ユニッ
ト4cの支持アーム15を相互に接近移動させる。保管
ユニット4bの支持アーム36が上昇限の位置となった
状態では、この支持アーム36のスリット38の位置と
支持アーム15とが同一のレベルとなっており、矢印
で示すように支持アーム15を接近移動させると、スリ
ット38を通って支持アーム15と支持アーム36との
干渉が回避される。
【0052】そして、保管ユニット4cの支持アーム1
5を矢印で示すように、上昇移動させると、保管ユニ
ット4bの支持アーム36に支持されていたコンテナW
は保管ユニット4cの支持アーム15に受け渡されて上
昇搬送される。
【0053】上述と同様の手順により保管ユニット4d
内に収容された状態のコンテナWはこの保管ユニット4
dの上方にまで上昇されて、搬送台車5の保持部5aに
保持されて次の工程に搬送される。なお、それぞれの保
管ユニット4a〜4dの中には、上昇搬送されるコンテ
ナWを円滑に移動させるために、図7および図8に示す
ように、コンテナ案内部材22が設けられている。
【0054】図示する保管庫1にあっては、最下段の保
管ユニット4aを搬入側の保管ユニットとしこの中の支
持アーム15に載置されたコンテナWを順次上方に搬送
することにより、搬出側としての最上段の保管ユニット
4dからコンテナWを搬出するようにしているが、最上
段の保管ユニット4dを搬入側とし、最下段の保管ユニ
ット4aを搬出側としても良い。
【0055】全ての保管ユニットにコンテナが収容され
保管された状態にあっては、最上段の保管ユニット4d
内のコンテナを上方に搬出した後に、順次、保管ユニッ
ト4c内のコンテナを上方の保管ユニット4dに搬送
し、保管ユニット4b内のコンテナを上方の保管ユニッ
ト4c内に搬送することにより、それぞれの保管ユニッ
ト内のコンテナを搬出して、搬入された順序を維持しな
がら、搬送台車5により次の工程に搬出することができ
る。
【0056】図2に示された搬送台車5,7の保持部5
a,7aには、コンテナWを保持しする機構が組み込ま
れている。その機構としてはコンテナWを把持するため
のチャック式のもの、あるいは前記したそれぞれの支持
アームと同様の構造のアームを有するアーム式など種々
のタイプの機構を組み込むことができる。
【0057】図10は前記したそれぞれの保管ユニット
に用いられる支持アーム駆動装置の他の実施例を示す図
である。この場合には1つの揺動リンク35によって両
方の支持アーム15を駆動するようにしている。そのた
め、一対をなすそれぞれの支持アーム15に取り付けら
れたラック39a,39bには、ピニオン40がかみ合
っており、そのピニオン40は上下動カム13に回転自
在に取り付けられている。この場合には、回転カム23
の回転により揺動リンク35を介して一方の支持アーム
15を駆動すると、ピニオン40を介して他方の支持ア
ーム15も同期されることになる。
【0058】ブリッジ型の支持アーム36の駆動も図1
0に示すタイプの駆動装置によって接近離反移動させる
ようにしても良い。
【0059】前記したように、支持アーム15,36の
上下動と開閉動とを回転シャフト17の1回転によって
同期させて行うようにしたことから、高い位置決め精度
を長期間維持しつつ、コンテナWの保管と搬送とを行う
ことができる。また、それぞれの保管ユニット4a〜4
dには電動モータ16が設けられており、独自に支持ア
ーム15,36を駆動することができるので、一部の保
管ユニットを空の状態にして、生産速度に対応させた最
適な搬送を行うことができる。
【0060】図11〜図13は、図2に示された移載テ
ーブル9を上下方向および水平方向に移動させて第1搬
出入端と第2搬出入端との間でコンテナWの搬出入を行
う自動移載装置8を示す図である。
【0061】自動移載装置8は基台41を有し、この基
台41の上には箱形の上下動部材42が上下動自在に設
けられている。この上下動部材42を基台41の上に上
下動自在に支持するために、上下動部材42の下面の四
隅にはガイドロッド43が取り付けられており、それぞ
れのガイドロッド43は基台41に取り付けられた筒体
44の中を摺動自在に貫通している。
【0062】移載テーブル9を水平方向に摺動自在に支
持するために、上下動部材41の上面に相互に平行に2
つの水平の水平ガイドレール45が固定されており、そ
れぞれの水平ガイドレール45に摺動自在となったガイ
ド部材46が移載テーブル9の下面に固定されている。
【0063】基台41の下面には電動モータ47が取り
付けられており、この電動モータ47のシャフトに取り
付けられた回転体つまり円筒カム48が基台41の上面
側に位置している。この円筒カム48の外周面には溝状
のカム部49が形成されており、このカム部49と係合
する係合突起51を有する垂直従動カム部材52が上下
動部材42に固定されている。カム部49は、円筒カム
48の回転中心線に沿う方向に位置がずれてそれぞれほ
ぼ半円程度に形成された位置決めカム溝49a,49b
と、これらをほぼ180°位相がずれた位置で接続する
傾斜カム溝49c,49dとを有している。
【0064】したがって、円筒カム48が1回転する
と、カム部49に係合する垂直従動カム部材52が上下
動して、これが固定された上下動部材42が上下に駆動
されることになる。
【0065】上下動部材42の上面には水平ガイドレー
ル45に平行に駆動側ラック55が固定されており、移
載テーブル9の内面には駆動側ラック55に平行となっ
て従動側ラック56が固定されている。これらのラック
55、56には回転軸57の先端に設けられたピニオン
58が噛み合っている。
【0066】上下動部材42の内部には水平ガイドレー
ル45と平行に水平ガイドレール59が設けられてお
り、この水平ガイドレール59に沿って摺動自在に水平
従動カム部材61が上下動部材42内に設けられてい
る。この水平従動カム部材61は水平ガイドレール59
に対して直角の方向に延びており、この水平従動カム部
材61には溝状の係合部62が長手方向に沿って形成さ
れている。
【0067】円筒カム48に固定された駆動レバー63
の先端には、係合部62に係合する係合ピン64が取り
付けられており、円筒カム48の回転によってこれと一
体に駆動レバー63が回転することにより、水平従動カ
ム部材61は水平ガイドレール59に沿って駆動される
ことになる。
【0068】この水平従動カム部材61には、軸受部材
65を介して回転軸57が回転自在に取り付けられてお
り、ピニオン58は軸受部材65を介して水平従動カム
部材61に回転自在に支持されている。
【0069】したがって、電動モータ47により円筒カ
ム48を1回転させると、垂直従動カム部材52によっ
て上下動部材42が上下動するとともに、水平従動カム
部材61の水平移動を介してピニオン58が水平方向に
移動することから、移載テーブル9は図11において矢
印で示すようなループ状に移動することになる。
【0070】このとき、水平従動カム部材61が水平方
向に移動すると、駆動側ラック55にピニオン58が噛
み合っていることからピニオン58が回転し、この結果
的に移載テーブル9は上下動部材42に対して水平方向
に移動することになる。したがって、移載テーブル9は
水平従動カム部材61の水平方向の移動に加えて、ピニ
オン58の回転により上下動部材42に対して移動する
ことになる。
【0071】これにより、図13に示すように、水平従
動カム部材61の移動ストロークをS1とすると、移載
テーブル9はS1の2倍のストロークS2で往復動する
ことになり、上下動部材42のサイズを大形化すること
なく、コンパクトな装置によって充分に移載テーブル9
の移動距離を確保することができる。
【0072】図14は第1搬出入端の位置と第2搬出入
端の位置との間でコンテナWの受渡しを行う際における
移載テーブル9の移動状態を示す図であり、たとえばコ
ンテナWが図2に示す搬送台車7の保持部7aに保持さ
れていた状態から、保管ユニット4cに移載する場合、
あるいはこれと逆の方向にコンテナWを移載する場合を
示す。
【0073】図14(A)は移載テーブル9が原点位置
となった状態を示しており、移載テーブル9は第1搬出
入位置、たとえば保持部7aの位置に向けて水平方向に
移動し、さらに上昇移動する。図14(C)は上昇移動
が終了した状態を示し、移載テーブル9の上昇移動完了
により、コンテナWは移載テーブル9の上に載置され
る。次いで、移載テーブル9を図14(D)に示すよう
に逆方向に水平移動させるとともに、下降移動させるこ
とによって、コンテナWは第2搬出入端としての保管ユ
ニット4cの中の支持アーム15の上に移載される。図
14(F)に示す原点位置まで移載テーブル9を戻すこ
とにより、1サイクルの移載工程が終了する。
【0074】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0075】たとえば、図示する場合には半導体装置の
製造ラインに本発明を適用した場合を示すが、これに限
られず、種々のワークないし製品を保管しつつ搬送する
場合に適用することができる。また、モータ16、47
は電動モータが使用されているが、これに代えて空気圧
あるいは油圧で作動するシリンダを駆動手段として使用
するようにしても良い。
【0076】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0077】(1).本発明の保管庫にあっては、複数段に
積み重ねられた保管ユニット内において被搬送物を保管
することができ、下側の保管ユニットから順次上側の保
管ユニットに対して送り搬送して、上部から搬出するこ
とができ、搬入の順序を維持しつつ外部に被搬送物を搬
出することができる。
【0078】(2).第2搬送レールを走行する搬送台車に
対して複数段の保管ユニットの中間の保管ユニットから
搬出したり、あるいは搬入することができ、被搬送物を
製造するラインの高さや搬送台車の走行高さに合わせて
任意の位置から搬出したり、搬入することができる。
【0079】(3).保管ユニット内における自動搬送装置
にはそれぞれ駆動手段が設けられており、複数の保管ユ
ニットを独立させて駆動することができる。
【0080】(4).保管ユニット内における支持アームは
回転シャフトの1回転で上下動と開閉移動とを行うこと
ができ、支持アームの駆動が簡単な制御で低コストで行
うことができる。
【0081】(5).保管庫と搬送台車との間の被搬送物の
受け渡しを小形の移載装置によって迅速に高い位置決め
精度で行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である保管庫の概略構造を示
す正面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】図1および図2に示された保管ユニットの1つ
の概略構造を示す一部省略斜視図である。
【図4】他の保管ユニットの概略構造を示す一部省略斜
視図である。
【図5】図3におけるV部の拡大斜視図である。
【図6】図3および図4に示された上下動カムと回転カ
ムの作動状態を示す工程図である。
【図7】支持アームの移動状態を示す工程図である。
【図8】フラット型とブリッジ型の両方の支持アームの
間における被搬送物の受け渡し手順を示す工程図であ
る。
【図9】図8の側面図である。
【図10】支持アームを駆動する手段の他の具体例を示
す斜視図である。
【図11】自動移載装置を示す一部省略斜視図である。
【図12】図11におけるXII −XII 線に沿う断面図で
ある。
【図13】図12におけるXIII−XIII線に沿う断面図で
ある。
【図14】自動移載装置の作動手順を示す工程図であ
る。
【符号の説明】
1 保管庫 2 基盤 3 搬送レール 4a〜4d 保管ユニット 5 搬送台車 5a 保持部 6 搬送レール(第2搬送レール) 7 搬送台車 7a 保持部 8 自動移載装置 9 移載テーブル 11 フレーム 12 垂直ガイドレール 13 上下動カム 14 水平ガイド部材 15 支持アーム 16 電動モータ 17 回転シャフト 18 係合ピン 19 回転レバー 21 カム面 21a 係合部(空振り部) 21b 係合部(上下動部) 22 コンテナ案内部材 23 回転カム 24 カム溝 24a 休止部 24b 水平動部 25 係合ピン 26 駆動レバー 27 連結ピン 28 スイングアーム 29 支点ピン 31 係合ピン 32 ブラケット 33 隙間 34 長孔 35,35a 揺動リンク 36 支持アーム 37a 下側部 37b 上側部 38 スリット 41 基台 42 上下動部材 43 ガイドロッド 44 筒体 45 水平ガイドレール 46 ガイド部材 47 電動モータ 48 円筒カム 49 カム部 51 係合突起 52 垂直従動カム部材 55 駆動側ラック 56 従動側ラック 57 回転軸 58 ピニオン 59 水平ガイドレール 61 水平従動カム部材 62 係合部 63 駆動レバー 64 係合ピン 65 軸受部材 W 被搬送物(コンテナ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 熊野 順一 東京都青梅市藤橋3丁目3番地2 日立東 京エレクトロニクス株式会社内 (72)発明者 斉藤 哲夫 東京都杉並区堀ノ内2−26−15 株式会社 久保製作所内 (72)発明者 須賀 勝 東京都杉並区堀ノ内2−26−15 株式会社 久保製作所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基盤の上方に敷設され、かつ被搬送物を
    搬送する搬送台車を移動自在に保持する搬送レールと、 前記被搬送物を支持する相互に平行となった一対の支持
    アームをそれぞれ備え、かつ前記基盤と前記搬送レール
    との間に上下方向に積み重ねて配置された複数の保管ユ
    ニットと、 それぞれの前記保管ユニットに設けられ、前記それぞれ
    の支持アームを上側の保管ユニット内にまで上昇駆動す
    るとともに、前記それぞれの支持アームを相互に接近離
    反移動させる駆動手段とを有し、 下側の保管ユニットにおける支持アームにより支持され
    た前記被搬送物を上側の保管ユニットにおける支持アー
    ムに受け渡す際に、該上側の保管ユニットにおける支持
    アームを開閉移動させて、前記下側の保管ユニットにお
    ける支持アームとの干渉を避けるようにしたことを特徴
    とする立体保管庫。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の立体保管庫であって、複
    数段に配置された保管ユニットのうち最上段の保管ユニ
    ットと最下段の保管ユニットとの間に設けられた保管ユ
    ニットの少なくともいずれかに隣接して敷設され、かつ
    被搬送物を搬送する搬送台車を移動自在に保持する第2
    搬送レールと、 前記第2搬送レールと前記保管庫との間に設けられ、こ
    れらの間で被搬送物を受け渡す移載手段とを有する立体
    保管庫。
  3. 【請求項3】 被搬送物を収容する保管ユニットに設け
    られた垂直ガイドレールと、 前記垂直ガイドレールに上下動自在に装着された上下動
    カムと、 前記上下動カムに相互に接近離反移動自在に取り付けら
    れ、被搬送物を支持する一対の支持アームと、 前記上下動カムに係合する回転レバーと、一端が前記支
    持アームに係合された揺動リンクの他端に係合する回転
    カムとが取り付けられ、駆動手段により回転駆動される
    回転シャフトとを有し、 前記回転レバーの回転を空振りさせる空振り部と、前記
    回転レバーの回転を前記上下動カムの上下動に変換する
    上下動部とを前記上下動カムに形成し、 前記回転レバーが前記空振り部に係合している際には前
    記支持アームを接近離反移動する水平動部と、前記回転
    レバーが前記上下動部に係合している際には前記支持ア
    ームを停止させる休止部とを前記回転カムに形成し、 前記回転シャフトの回転運動を前記支持アームの上下動
    と水平動とに変換して前記支持アームに支持された被搬
    送物を上下方向に搬送するようにしたことを特徴とする
    自動昇降装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の自動昇降装置を複数個上
    下方向に設置し、上下方向に隣接する2つの自動昇降装
    置における前記上下動カムを前記支持アームの延びる方
    向に相互にずらして設け、前記2つの自動昇降装置の一
    方における支持アームに、他方の自動昇降装置における
    支持アームが水平方向に移動する際にその支持アームを
    通過させるスリットを形成し、前記2つの自動昇降装置
    における支持アーム間で被搬送物を受け渡す際に支持ア
    ームが相互に干渉しないようにしたことを特徴とする自
    動昇降装置。
  5. 【請求項5】 請求項1または2記載の立体保管庫を構
    成するそれぞれの保管ユニットに、請求項3または4記
    載の自動昇降装置を設けたことを特徴とする自動昇降装
    置。
  6. 【請求項6】 第1搬出入端と第2搬出入端との間で被
    搬送物の搬出入を行う自動移載装置であって、 基台の上に上下方向に移動自在に設けられた上下動部材
    と、 前記上下動部材の上に水平方向に移動自在に設けられ、
    被搬送物を支持する移載テーブルと、 垂直方向の回転中心を有し前記基台に回転自在に取り付
    けられ、前記上下動部材に固定された垂直従動カムが係
    合するカム部を有し、前記垂直従動カムを介して前記上
    下動部材を上下方向に駆動する回転体と、 前記上下動部材に前記移載テーブルの水平移動方向と同
    一の方向に移動自在に装着された水平従動カム部材と、 前記上下動部材に前記移載テーブルの移動方向と同一の
    方向に固定された駆動側ラックと、前記移載テーブルに
    前記駆動側ラットと平行に固定された従動側ラックとに
    噛み合い、かつ前記水平従動カム部材に回転自在に取り
    付けられたピニオンと、 前記回転体に取り付けられ、前記水平従動カム部材に形
    成された係合部に係合して前記回転体の回転を前記水平
    従動部材に水平移動に変換する係合ピンとを有し、 前記回転体の回転により前記移載テーブルを水平方向お
    よび上下方向に移動するようにしたことを特徴とする自
    動移載装置。
  7. 【請求項7】 請求項2記載の立体保管庫における前記
    保管ユニットと前記第2搬送レールとの間に設置され、
    前記保管ユニットと前記第2搬送レールに沿って移動す
    る搬送台車と前記保管ユニットとの間で被搬送物の受け
    渡しを行うようにしたことを特徴とする請求項6記載の
    自動移載装置。
JP23385594A 1994-09-28 1994-09-28 立体保管庫ならびにそれに用いる自動昇降装置および自動移載装置 Pending JPH0891509A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114207445A (zh) * 2018-12-21 2022-03-18 科诺塔股份有限公司 流动测定分析仪

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN114207445A (zh) * 2018-12-21 2022-03-18 科诺塔股份有限公司 流动测定分析仪

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