JPH0890Y2 - コレットチャック - Google Patents

コレットチャック

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JPH0890Y2
JPH0890Y2 JP2015290U JP2015290U JPH0890Y2 JP H0890 Y2 JPH0890 Y2 JP H0890Y2 JP 2015290 U JP2015290 U JP 2015290U JP 2015290 U JP2015290 U JP 2015290U JP H0890 Y2 JPH0890 Y2 JP H0890Y2
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JP
Japan
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main body
collet
collet main
mandrel
diameter
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JP2015290U
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JPH03109709U (ja
Inventor
文治 榊原
Original Assignee
株式会社フジユニバンス
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、環状のワークを内径証で支持するコレット
チャックに関するものである。
(従来の技術) 従来の技術として、第4図に示す構造のものがあっ
た。
第4図において、1は主軸に同軸に固定した取付け盤
であり、この取付け盤1に支持体2を同軸にボルト締め
固定する。
支持体2は、左右に大径のフランジ部3と小径の軸部
4とを一体かつ同軸に有し、フランジ部3にて取付け盤
1にボルト締め固定する。
上記軸部4は、その右部に心軸5を形成し、この心軸
5にコレット主体6を嵌合させる。
上記心軸5は、右端から左方に向かって順次前部テー
パ軸部5a、等径の嵌合軸部5b、後部テーパ軸部5cを形成
してなり、各前部テーパ孔軸部5aおよび後部テーパ軸部
5cは共に左方向かって次第に大径となるテーパ軸に形成
してなる。
また、上記コレット主体6は、円筒体の内周の左右両
端部を左方に向かって拡開する一対の後部テーパ孔6cと
前部テーパ孔6aに形成し、左右中心部を等径の嵌合孔6b
に形成し、周壁に左端から右端の直前に向かって延びる
第1スリット6dと、右端から左端の直前に向かって延び
る第2スリット6eとを周方向に交互に形成して該周壁を
周方向に複数個に分割してなる。
そして、上記心軸5の外周にコレット主体6を嵌合し
て、前後部のテーパ孔6a,6cおよび嵌合孔6bを心軸5の
前後部のテーパ軸部5a,5cおよび嵌合軸部5bに接触させ
る。
前述した軸部4の左部外周にリング状の調心ストッパ
7と、同じくリング状の前部ストッパ8とをOリングか
らなる弾性体9,9を介して揺動可能に嵌合させる。
上記調心ストッパ7は、その左右両面に半径方向に延
びる各一対の接触子7a,7bを互いに周方向に90度位相を
ずらせて突出形成し、左部の各接触子7aをフランジ部3
の前面3aに、右部の各接触子7aを前部ストッパ8の後面
8bに当接させる。
10は支持体2のフランジ部3の外周に固定された筒状
の保持ケースであり、調心ストッパ7および前部ストッ
パ8の外周を包囲し、右端部に小径の係止部10aを形成
し、この係止部10aと前部ストッパ8の外周に形成した
段部との間にOリング11を介在させて調心ストッパ7お
よび前部ストッパ8の右方への移動を阻止する。
12は押圧具であり、前述した支持体2の軸心部に作動
ロッド13を摺動可能に嵌合させ、その右端に大径の押し
駒14を固定し、この押し駒14をコレット主体6の右端面
に当接させてなる。
上記作動ロッド13の左端は、油圧シリンダにより左右
方向に移動されるドローバー(共に図示省略)に連結す
る。
そして、コレット主体6にスプライン孔15aが形成さ
れたワーク15を嵌合させるとともに、その後面15bを前
部ストッパ8の前面8aに当接させ、作動ロッド13を介し
てコレット主体6を左方に移動させてこれを拡開させる
と、ワーク15がコレット主体6により内径証で支持され
るとともに、調心ストッパ7が自動調心されて前部スト
ッパ8の前面8aがワーク15の後面15bに略均一圧で当接
し、これにより、ワーク15が支持体2に強固に支持され
ることになる。
(考案が解決しようとする課題) 上記従来のものは、コレット主体6の外周が全長に亘
って等径に形成されていたので、コレット主体6を拡開
させてワーク15を支持した際に、第5図に示すように、
心軸5の前後部のテーパ軸部5a,5cと対応するコレット
主体6の左右端部の外周部が、ワーク15のスプライン孔
15aの内周の左右端部に強固に当接し、スプライン孔15a
の左右端部の歯部頂面15c,15cが損傷する欠点があっ
た。
本考案は、上記欠点を解消した新規なコレットチャッ
クを得ることを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は、上記目的を達成するために、以下の如く構
成したものである。
即ち、円筒体を軸方向に延びる多数のスリットにより
一端部と他端部とを交互に残して周方向に複数個に分割
し、かつ円筒体の内周の両端部に一端から他端に向かっ
て拡開する一対のテーパ孔を形成してなるコレット主体
を設け、前端部の軸方向2箇所に前端から後部に向かっ
て拡開する一対のテーパ軸部が形成された心軸を設け、
心軸にコレット主体を嵌合させてその各テーパ孔を心軸
の各テーパ軸部に接触させ、コレット主体を心軸の後部
方向に押圧する押圧具を設けてなるコレットチャックに
おいて、各テーパ孔が位置するコレット主体の両端部の
外径をコレット主体の軸方向中心部の外径よりも若干小
径に形成する構成にしたものである。
上記各テーパ孔が位置するコレット主体の両端部の外
径は、コレット主体の軸方向中心部の外径に比し0.01mm
小径に形成することが好ましい。
(作用) 本考案は上記構成にしたものであるから、コレット主
体の外周にワークを嵌合させ、押圧具によりコレット主
体を心軸の後部方向に押圧移動させると、コレット主体
の各テーパ孔が心軸の各テーパ軸部に押圧され、該コレ
ット主体は大径に拡開されてその外周面がワークの内周
面に圧接することになる。
この場合、コレット主体の外周は、まず左右方向中心
部の外周面がワーク内周の中心部に接触し、次いでコレ
ット主体の両端部が半径方向外方に弾性変形してその外
周面がワーク内周の左右両端部に接触することになる。
(実施例) 以下本考案の実施例を図面に基いて説明する。
図面において、第1図は本考案の実施例を示すコレッ
トチャックの要部断面図、第2図はコレット主体の断面
図、第3図はその側面図である。
なお、第1図において、第4図と同符号の部分は第4
図と略同構造であるため、その説明を省略する。
第1図において、16はコレット主体であり、円筒体の
内周を左右両端部を左方に向かって拡開する一対の後部
テーパ孔19と前部テーパ孔17に形成し、内径の左右中心
部を等径の嵌合孔18に形成し、周壁に左端から右端の直
前に向かって延びる第1スリット20と、右端から左端の
直前に向かって延びる第2スリット21とを周方向に交互
に形成して該周壁を周方向に複数個に分割してなり、こ
れらは前述した従来のコレット主体6と略同構造であ
る。
本考案は、第2図に示すように、上記コレット主体16
の左右の外周端部を小径かつ環状の段部16b,16bに形成
した点に特徴がある。
即ち、上記段部16b,16bは、前後部のテーパ孔17,19が
位置するコレット主体16の左右外周端部を切削し、その
外径D2を左右方向中心部の外周16aの外径D1に比し0.01m
m小径に形成する。
次に上記実施例の作用、効果について説明する。
コレット主体16の外周にワーク15を嵌合させるととも
に、ワーク15の後面15bを前部ストッパ8の前面8aに当
接さる。
次いで押圧具12を作方に移動させてコレット主体16を
心軸5に対して左方(後部方向)に押圧移動させると、
コレット主体16の各テーパ孔17,19が心軸5の各テーパ
軸部5a,5cに押圧され、上記コレット主体16は大径に拡
開されてその外周面がワーク15の内周面、つまりスプラ
イン孔15aに圧接することになる。
この場合、コレット主体16は、まず左右方向中心部の
外周面がスプライン孔15aの中心部に圧接し、次いでコ
レット主体16の両端部が半径方向外方に弾性変形して段
部16b,16bがスプライン孔15aの左右両端部に圧接するこ
とになる。
これにより、コレット主体16の外周は、その軸方向全
域がワーク15のスプライン孔15aに略均等圧で圧接し、
スプライン孔15aの歯部頂面15cが損傷されなくなる。
(考案の効果) 以上の説明から明らかな如く、本考案は、ワークの内
周面を損傷させることなく内径証で確実に支持すること
ができるとともに、その構成が簡単となり、安価に得る
ことができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示すコレットチャックの要部
断面図、第2図はコレット主体の断面図、第3図はその
側面図、第4図は従来例を示す断面図、第5図はその要
部拡大断面図である。 1:取付け盤、2:支持体、3:フランジ部、3a:前面、4:軸
部、5:心軸、5a:前部テーパ軸部、5b:嵌合軸部、5c:後
部テーパ軸部、6:コレット主体、7:調心ストッパ、7a,7
b:接触子、8:前部ストッパ、8a:前面、8b:後面、9:弾性
体、10:保持ケース、10a:係止部、11:Oリング、12:押圧
具、13:作動ロッド、14:押し駒、15:ワーク、15a:スプ
ライン孔、15b:後面、15c:歯部頂面、16:コレット主
体、16a:左右方向中心部の外周、16b:段部、17:前部テ
ーパ孔、18:嵌合孔、19:後部テーパ孔、20:第1スリッ
ト、21:第2スリット。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒体を軸方向に延びる多数のスリットに
    より一端部と他端部とを交互に残して周方向に複数個に
    分割し、かつ円筒体の内周の両端部に一端から他端に向
    って拡開する一対のテーパ孔を形成してなるコレット主
    体を設け、前端部の軸方向2箇所に前端から後部に向か
    って拡開する一対のテーパ軸部が形成された心軸を設
    け、心軸にコレット主体を嵌合させてその各テーパ孔を
    心軸の各テーパ軸部に接触させ、コレット主体を心軸の
    後部方向に押圧する押圧具を設けてなるコレットチャッ
    クにおいて、各テーパ孔が位置するコレット主体の両端
    部の外径をコレット主体の軸方向中心部の外径よりも若
    干小径に形成したことを特徴とするコレットチャック。
  2. 【請求項2】各テーパ孔が位置するコレット主体の両端
    部の外径をコレット主体の軸方向中心部の外径に比し0.
    01mm小径に形成したことを特徴とする請求項1記載のコ
    レットチャック。
JP2015290U 1990-02-28 1990-02-28 コレットチャック Expired - Lifetime JPH0890Y2 (ja)

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JP2015290U JPH0890Y2 (ja) 1990-02-28 1990-02-28 コレットチャック

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JPH03109709U JPH03109709U (ja) 1991-11-11
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