JPH0890830A - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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Publication number
JPH0890830A
JPH0890830A JP22979594A JP22979594A JPH0890830A JP H0890830 A JPH0890830 A JP H0890830A JP 22979594 A JP22979594 A JP 22979594A JP 22979594 A JP22979594 A JP 22979594A JP H0890830 A JPH0890830 A JP H0890830A
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recording
recording medium
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holding roller
image
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JP22979594A
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Tadashi Nishio
西尾  正
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】記録用紙と記録ヘッドが接触することのない簡
単な構成の画像記録装置を提供する。 【構成】画像記録装置は本体に固定された回転しない円
柱状の対向電極22を有している。その周りには、上流
側から順に、第一保持ローラ21、位置センサー24、
除電器25、イオンヘッド23、第二保持ローラ26が
設けられている。第一保持ローラ21と第二保持ローラ
26は共に対向電極22に接しており、位置センサー2
4と除電器25とイオンヘッド23は対向電極22から
所定の間隔で配置されている。第一保持ローラ21から
第二保持ローラ26までの間には、対向電極22の周面
とで1mm程度の隙間を形成する紙ガイド36が設けら
れいいる。対向電極22の下流には、現像器27、吸取
ヘッド28、駆動ローラ29とピンチローラ32、カッ
ター30が順に設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録媒体にロール紙を
使用する画像記録装置に関する。記録ヘッドがイオンヘ
ッドの場合にはロール紙としては静電記録紙が使用さ
れ、記録ヘッドがインクジェットヘッドの場合にはロー
ル紙としては普通紙まはた合成紙が使用される。
【0002】
【従来の技術】
<請求項1に対応する従来例>プラテン上を移動する記
録媒体に記録ヘッドにより記録を行う画像記録装置とし
ては、図25に示すような熱転写プリンターが良く知ら
れている。この装置では、記録用紙202はプラテンロ
ーラ201の外周に巻き付けられ、二つのピンチローラ
203と204が押さえ付けられ、プラテンローラ20
1が矢印の方向に回転することで往復搬送される。記録
用紙202にはおもにカット紙が使用される。サーマル
ヘッド205は、記録時にリボン208を記録用紙20
2に押し当て、記録信号に応じて発熱して、リボン20
8のインクを溶かし記録用紙202に転写する。リボン
208は供給ロール206から巻取ロール207へ送ら
れ、常にリボン208の未使用部分がサーマルヘッド2
05に供給される。
【0003】また、ロール紙を搬送しながら記録ヘッド
で記録を行なう装置の一例が特公昭57−29902に
開示されている。その構成を図26に示す。記録用紙
は、記録ヘッド211の両側に設けられた二組の駆動ロ
ーラ対212と213、214と215に挟まれ、これ
らのローラの回転により搬送される。潜像の記録は、静
電記録ヘッドのため、記録ヘッド211を記録用紙に接
触させて行なわれる。
【0004】別の画像記録装置の一例が特願平6−58
398に開示されている。その構成を図27に示す。記
録ヘッド221と222の両側に、プラテンローラ22
3を圧接する二つのピンチローラ224と225が設け
られている。給紙ローラ226から供給される記録用紙
227は、プラテンローラ223の周囲を経由し、駆動
ローラ228に達している。記録用紙227は駆動ロー
ラ228を回転させることで搬送される。このときプラ
テンローラ223は記録用紙227の移動に伴なって回
転する。
【0005】<請求項2に対応する従来例>紙詰まり等
で異常が発生した場合、ロール紙の搬送を停止して紙を
取り除かなくてはならないことがある。ロール紙はカッ
ト紙と違って連続しているため、排出側に引き出すか、
ロール紙供給側に引き出すかして、不要部分を切断しな
ければならない。この際、紙詰まりを起こしたしわので
きた紙や、液体現像方式であれば濡れた状態の紙が、記
録ヘッドと接触するおそれがある。そこで、記録ヘッド
を記録位置から退避させるか、シャッター機構等で記録
ヘッドを覆って保護する必要がある。
【0006】退避機構としては一例が前述の特公昭57
−29902(図26)に開示されている。二組の駆動
ローラ対の近傍に紙検知部材217と218が設けられ
ていて、紙検知部材が紙がないことを検知したとき、補
助電極(プラテン部材)216とローラー213と21
5が離される構成となっている。
【0007】別の退避機構としては一例が特開昭58−
215373に開示されている。その構成を図28に示
す。この例では、記録ヘッド232を保持している保持
部材233が軸234を中心に回転できるように支持さ
れていて、保持部材233を回転させて記録ヘッド23
2を図28(A)の記録位置から図28(B)の退避位
置へ移動させることで、プラテン部材231から記録ヘ
ッド232を退避させられる構成となっている。
【0008】シャッター機構としては一例が特開昭56
−35151に開示されている。その構成を図29に示
す。この装置では、図29(A)に示すように、プラテ
ン241に向き合った記録ヘッド242の先端に接しな
がら移動し得る可撓ベルト243が設けられている。可
撓ベルト243には多数の穴244が形成されていて、
図29(B)に示すように記録ヘッド242の先端が穴
244と穴244の間にあるとき保護され、図29
(C)に示すように記録ヘッド242の先端が穴244
に位置しているときに記録が行なえる構成となってい
る。
【0009】また別のシャッター機構としては一例が特
開昭58−215372に開示されている。その構成を
図30に示す。この装置では、記録ヘッド252はプラ
テン251から退避できるように支持されていて、記録
ヘッド252が図30(A)の記録位置から図30
(B)の退避位置に移動する際に、その先端部が保護部
材253で覆われる構成となっている。
【0010】<請求項3に対応する従来例>紙詰まり等
で記録途中の用紙を取り除く際は、排出側かロール紙供
給側のいずれかに紙を引き出し不要部分を切断する。し
かし、使用者のなかには任意の位置で記録用紙を切断
し、給紙ローラ側に巻き取ってしまう者もいる。このと
き、切断位置が現像部よりも下流側であると、液体現像
剤で濡れた記録用紙が接触した状態で記録ヘッドを通過
することになり、記録ヘッドを汚してしまい、次回から
の印字動作が正常にできなくなる。また、インクジェッ
トヘッドでも、紙粉の詰まりという不具合を引き起こ
す。そこで、静電プロッターなどでは、図31に示すよ
うに、記録ヘッド261と現像部262の間に、カッタ
ー264の案内溝を有するガイド263を配置し、使用
者が現像部263の下流側で記録用紙を切断することを
防いでいる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
<請求項1に対応する従来例の課題>図25に示した熱
転写プリンターは、A3程度までのカット紙を搬送する
場合には、プラテンローラ201と記録用紙202が密
着し、プラテンローラ201の往復の動きに記録用紙2
02が良く追従する簡便な優れた機構である。しかし、
ロール紙のように連続している用紙を搬送するものに用
いた場合、プラテンローラ201の上流と下流の両方向
に連続している紙の影響を受けるため、プラテン部以外
の紙の弛みを抑える紙搬送機構等が別途必要になり装置
が複雑になるという欠点がある。
【0012】特公昭57−29902(図26)の装置
では、駆動ローラ対212と213、214と215
は、ギアまたはベルト伝達機構により駆動されている
が、停止時や反転時にその二組の伝達機構のバックラッ
シュの量の違いにより記録用紙に弛みが発生し、記録ヘ
ッド211に接触するという欠点がある。静電記録ヘッ
ドのように接触型の記録ヘッドでは問題にならないが、
イオンヘッドのように記録用紙表面との間隔を300ミ
クロン程度に保っている非接触型の記録ヘッドでは、破
損や印刷不良につながる大きな問題となる。
【0013】特願平6−58398(図27)の装置で
は、プラテンローラ223は記録用紙227に従動して
回転するが、その慣性力が大きい場合には、停止や反転
時に余分に回転をしてしまう。二つのピンチローラ22
4と225の押圧力や表面の荒さ等に違いがある場合に
は、その余分な回転により送られる長さに違いが生じ、
プラテン223上で弛みとして現れる。この弛みが、イ
オンヘッド221と222と接触してしまうという欠点
がある。
【0014】本発明は、このような問題を解決するため
になされたもので、記録用紙と記録ヘッドの接触を防止
する簡便な機構を備えた画像記録装置を提供することを
目的とする。
【0015】<請求項2に対応する従来例の課題>特公
昭57−29902の装置(図26)では、二組のロー
ラ対の一方に記録用紙がないことが検知された時に初め
て記録電極(記録ヘッド)211と補助電極(プラテン
部材)216が離される構成となっているため、ローラ
対を外れた紙はその時点で記録電極(記録ヘッド)21
1側に垂れ下がってしまう。しかも、退避するのは補助
電極(プラテン部材)216であって、このように垂れ
下がる記録用紙と記録ヘッド211の接触を防止する工
夫はなされていない。
【0016】また、特開昭58−215373の装置
(図28)では、記録用紙がプラテン部材から浮き上が
った場合の記録ヘッドとの接触防止策は特に講じられて
いない。図32(A)に示すように、通常、記録用紙2
35はピンチローラ236などによって円柱状のプラテ
ン231に押し当てられた状態で搬送されるが、記録用
紙235の端がプラテン231を通過するときは、図3
2(B)に示すように、記録用紙235はもはやピンチ
ローラ236等によって保持されていないため、記録ヘ
ッド232はプラテン231からかなり離れた位置にあ
るにもかかわらず記録ヘッド232に記録用紙235の
端部が接触するおそれがある。このとき、記録用紙23
5が記録ヘッド232に直接接触しなくても、記録用紙
235が現像液で濡れている場合には、現像液が周辺部
から回り込んで記録ヘッド232を濡らすことになる。
また、記録用紙235が濡れていなくても、記録用紙2
35が何らかの部材と接触する場合には、紙粉が発生
し、これが記録ヘッド232に蓄積されることになる。
静電記録用紙は下地に導電層をもっているため、単に紙
粉が詰まるという問題だけではなく、導電体の紙粉とイ
オンヘッドの制御電極がショートして異常放電を起こし
たり、イオンヘッドが破壊されてしまうという問題があ
る。
【0017】特開昭56−35151(図29)と特開
昭58−215372(図30)は、いずれも記録ヘッ
ド側にシャッター機構が設けられている。このため、た
とえば図33に示すように、記録用紙254がプラテン
部材251から浮き上がった場合に、記録用紙254が
シャッター253に接触することが予想される。このと
き、記録用紙254が液体現像剤で濡れていると、現像
液がシャッター253の周辺から回り込んで記録ヘッド
252を汚してしまう。また、記録用紙254がシャッ
ター253に接触した際に紙粉が発生し、これが記録ヘ
ッド252に蓄積して、詰まりや異常放電を引き起こす
といった問題がある。
【0018】本発明は、このような問題を解決するた
め、現像液が記録ヘッドに付着したり、紙粉が記録ヘッ
ドに蓄積したりすることのない画像記録装置を提供する
ことを目的としている。
【0019】<請求項3に対応する従来例の課題>図3
1の構成においては、使用者が誤って現像器262より
下流側で切断することは防ぎきれない。また、現像器2
62と記録ヘッド261の間で切断することは、記録ヘ
ッド261の周辺で紙粉を発生させることになり、記録
ヘッド261の汚れや損傷を引き起こす。
【0020】本発明は、使用者が誤って不適切な位置で
記録用紙を切断することのない画像記録装置を提供する
ことを目的としている。
【0021】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、シート状の記録媒体に画像を記録する画像記録装置
であって、記録媒体を搬送する搬送手段と、記録媒体が
搬送時に摺動する接触面を備えたプラテン部材と、前記
プラテン部材の接触面に向かって配置された、記録すべ
き画像の潜像を記録媒体に形成する記録ヘッドと、潜像
形成時の記録媒体の搬送方向に関して前記記録ヘッドよ
りも上流側において記録媒体を前記プラテン部材に押圧
するとともに記録媒体の移動に伴なって回転する第一保
持ローラと、潜像形成時の記録媒体の搬送方向に関して
前記記録ヘッドよりも下流側において記録媒体を前記プ
ラテン部材に押圧するとともに記録媒体の移動に伴なっ
て回転する第二保持ローラと、潜像形成時の記録媒体の
搬送方向に関して前記プラテン部材よりも下流側に設け
られた、前記記録ヘッドで形成された潜像を現像する現
像手段とを備えている。
【0022】請求項2に記載の発明は、シート状の記録
媒体に画像を記録する画像記録装置であって、駆動ロー
ラとこれを駆動するステッピングモータとを含む、記録
媒体を搬送する搬送手段と、記録媒体が搬送時に摺動す
る接触面を備えたプラテン部材と、前記プラテン部材の
接触面に向かって配置された、記録すべき画像の潜像を
記録媒体に形成する記録ヘッドと、潜像形成時の記録媒
体の搬送方向に関して前記記録ヘッドよりも上流側にお
いて記録媒体を前記プラテン部材に押圧するとともに記
録媒体の移動に伴なって回転する第一保持ローラと、潜
像形成時の記録媒体の搬送方向に関して前記記録ヘッド
よりも下流側において記録媒体を前記プラテン部材に押
圧するとともに記録媒体の移動に伴なって回転する第二
保持ローラと、潜像形成時の記録媒体の搬送方向に関し
て前記プラテン部材よりも下流側に設けられた、前記記
録ヘッドで形成された潜像を現像する現像手段と、前記
記録ヘッドを前記プラテン部材から退避可能に支持する
手段と、前記記録ヘッドが退避位置にあることを検知す
る記録ヘッド退避検知手段と、前記記録ヘッド退避検知
手段が前記記録ヘッドが退避位置にあることを検知した
ときに初めてステッピングモータの励磁を解除するモー
タ制御手段とを備えている。
【0023】請求項3に記載の発明は、シート状の記録
媒体に画像を記録する画像記録装置であって、記録媒体
を供給する給紙部と記録媒体を搬送する搬送手段と、記
録媒体が搬送時に摺動する接触面を備えたプラテン部材
と、前記プラテン部材の接触面に向かって配置された、
記録すべき画像の潜像を記録媒体に形成する記録ヘッド
と、潜像形成時の記録媒体の搬送方向に関して前記記録
ヘッドよりも上流側において記録媒体を前記プラテン部
材に押圧するとともに記録媒体の移動に伴なって回転す
る第一保持ローラと、潜像形成時の記録媒体の搬送方向
に関して前記記録ヘッドよりも下流側において記録媒体
を前記プラテン部材に押圧するとともに記録媒体の移動
に伴なって回転する第二保持ローラと、潜像形成時の記
録媒体の搬送方向に関して前記プラテン部材よりも下流
側に設けられた、前記記録ヘッドで形成された潜像を現
像する現像手段と、前記給紙部と前記現像手段の間に設
けられた、記録媒体を切断するカッター部とを備えてい
る。
【0024】
【作用】請求項1に記載の画像記録装置では、記録媒体
はプラテン部材の接触面上を摺動する。プラテン部材は
回転しないので、記録媒体がプラテン部材から浮き上が
ることがなく、記録媒体と記録ヘッドの接触が防止され
る。
【0025】請求項2に記載の画像記録装置では、記録
ヘッドが退避位置に達していない限り、ステッピングモ
ータの励磁が解除されない。ステッピングモータの励磁
が解除されていない状態では、記録媒体を引き抜くこと
ができない。
【0026】請求項3に記載の画像記録装置では、用紙
詰まりが発生したとき、記録用紙はカッター部で切断さ
れて必然的に排出側から引き出され、現像液で濡れた部
分が給紙部に戻ることがない。
【0027】
【実施例】
<第一実施例>本発明の第一実施例について図1を参照
しながら説明する。
【0028】本実施例の画像記録装置は、本体に固定さ
れた回転しない円柱状の対向電極(プラテン部材)22
を備えている。対向電極22の周りには、給紙ローラ2
0から供給される記録用紙31の搬送方向に沿って、第
一保持ローラ21、位置センサー24、除電器25、イ
オンヘッド23、第二保持ローラ26が設けられてい
る。第一保持ローラ21と第二保持ローラ26は共に対
向電極22に接しており、位置センサー24と除電器2
5とイオンヘッド23は対向電極22から所定の間隔で
配置されている。第一保持ローラ21から第二保持ロー
ラ26に至る間には対向電極22の周囲に紙ガイド36
が設けられいて、対向電極22の周面との間に1mm程
度の隙間を形成している。記録用紙31の矢印33で示
される搬送方向に関して、対向電極22の下流側に、現
像器27、吸取ヘッド28、駆動ローラ29とピンチロ
ーラ32、カッター30が順に設けられている。現像器
27はカラー記録に対応できるように例えば四色現像器
が使用される。駆動ローラ29は例えばステッピングモ
ータによって回転され、ピンチローラ32との間に記録
用紙31を挟んで、これに搬送力を与える。
【0029】給紙ローラ20から供給される記録用紙3
1は、対向電極22の周面と紙ガイド36との間に形成
された隙間を通り、現像器27を経由して、駆動ローラ
29とピンチローラ32の間を通り、さらにカッター3
0を経由して、装置の外部へ延びている。対向電極22
の周りに位置している部分の記録用紙31は、第一保持
ローラ21と第二保持ローラ26によって、対向電極2
2の周面に面で接触した状態に維持される。
【0030】画像記録時、駆動ローラ29が回転され
て、記録用紙31が矢印33で示される記録搬送方向に
送られる。記録用紙31は対向電極22の周面を摺動す
る。その間、イオンヘッド23は記録する画像に応じて
所定のタイミングで駆動され、記録用紙31に潜像が書
き込まれる。この潜像は記録用紙31が現像器27を通
過する際に現像される。カラー記録の場合、各色毎に潜
像の形成と現像が繰り返し行なわれる。たとえば、一色
目として黒(K)、二色目としてマゼンダ(M)、三色
目としてシアン(C)、四色目として黄(Y)の像が形
成され、これら四色の像の重ね合わせによってカラー画
像が表現される。最初、上述の潜像を形成する工程と平
行して、一色目として黒の現像液のアプリケータが記録
用紙31に接するように配置される。潜像が形成された
記録用紙31が現像器27を通過する際、潜像に黒の現
像液が塗布され、黒の像が形成される。現像器27で付
着した余分な黒の現像液は吸取ヘッド28で吸引され
る。黒の現像液のアプリケータは潜像が通過したら記録
用紙31から離され、記録用紙31はそのまま送られ、
余分な現像液が吸取ヘッド28で吸引されて、黒での現
像は終了する。続いて、駆動ローラ29の回転方向が反
転されると共に給紙ローラ20が記録用紙31を巻き取
る方向に回転され、矢印34で示される戻り搬送方向に
記録用紙31が搬送される。位置センサー24で、一色
目の画像の先端もしくはタイミングマークが検知される
と、戻り搬送が停止される。これにより二色目の画像の
記録タイミングも決まり、二色目の画像記録の待機状態
となる。このあと、二色目としてマゼンダ、三色目とし
てシアン、四色目として黄に対して前述の工程が繰り返
し行なわれる。黄の画像形成が終了したあと、記録用紙
31はそのまま記録搬送方向に送られ、カラー画像が形
成された部分がカッター30を通過した後、カッター3
0で記録用紙31が切断され、カラー画像が記録された
記録用紙31が装置の外に排出される。
【0031】この装置構成においては、対向電極22は
回転しないので、記録用紙31の搬送開始時や停止時
に、記録用紙31がプラテン部材(対向電極)22から
浮き上がることがない。
【0032】このように、記録用紙31がプラテン部材
22から浮き上がらないので、記録用紙とイオンヘッド
23の接触が防止される。また、記録用紙31の搬送
は、駆動ローラ29と給紙ローラ20の二つのローラの
回転によって行なわれるので、従来例の熱転写方式の紙
搬送機構に比べて、構成が極めて簡単にある。
【0033】<第二実施例>本発明の第二実施例につい
て図2を参照しながら説明する。図中、上述の実施例に
おいて説明済みの部材は同じ参照符号で示してあり、そ
の部材の詳細な説明は以下の説明では省略する。
【0034】本実施例の画像記録装置では、第一保持ロ
ーラ21が対向電極22から退避できるように支持され
ている。第一保持ローラ21の位置を検出する検知部材
35が設けられている。
【0035】記録用紙31を対向電極22に巻き付ける
際、第一保持ローラ21が対向電極22から離され、そ
の隙間から記録用紙31が挿入される。巻き付け終了
後、第一保持ローラ21は対向電極22に押し付けられ
る。検知部材35は第一保持ローラ21が対向電極22
に接触しているか否かを検知し、装置は、第一保持ロー
ラ21が対向電極22に接触していることが検出された
ときに初めて印刷可能状態となる。この様子を図19に
示す。
【0036】第一保持ローラ21を対向電極22と接触
させることを忘れた場合や、記録用紙31にしわができ
るような巻き付け方になっている場合、第一保持ローラ
21が対向電極22から離れていると検知され、印刷は
開始されない。これにより、記録用紙31が対向電極2
2から浮き上がってイオンヘッド23と接触する可能性
のある状態で印刷されることはなくなる。
【0037】本実施例において第一保持ローラ21に適
用した構成、すなわち保持ローラを対向電極22から退
避可能に支持するとともにこれが対向電極22に接して
いるか否かを検知する検知部材を設けた構成は、第二保
持ローラ26に適用しても、あるいは第一保持ローラ2
1と第二保持ローラ26の両方に適用してもよい。
【0038】<第三実施例>本発明の第三実施例につい
て図3を参照しながら説明する。図中、上述の実施例に
おいて説明済みの部材は同じ参照符号で示してあり、そ
の部材の詳細な説明は以下の説明では省略する。
【0039】第二実施例は、記録用紙31を対向電極2
2に巻き付け易くするために、第一保持ローラ21が退
避できる構成であるが、本実施例は、同じ目的を達成す
るために、対向電極22が退避できる構成となってい
る。
【0040】対向電極22は記録位置(第1の保持ロー
ラ21と第二保持ローラ26に接し、紙ガイド36との
間に1mm程度の隙間を形成する位置)から退避できる
ように装置本体に支持されている。また、イオンヘッド
23と第二保持ローラ26の間に、対向電極22が記録
位置にあるか否か検知する検知部材37が設けられてい
る。
【0041】記録用紙31を挿入する際、対向電極22
を図示のように記録位置から退避させ、第一保持ローラ
21と第二保持ローラ26との接触を解除する。こうし
て出来た隙間に矢印の方向から記録用紙31を挿入し、
対向電極22を記録位置に戻す。検知部材37は、対向
電極22が記録位置にあるか否かを検知し、対向電極2
2が記録位置にあることが検出されると、装置は印刷可
能状態となる。この様子を図19に示す。
【0042】対向電極22を記録位置に戻し忘れた場合
や戻しが足りない場合、また記録用紙31にしわができ
るような状態で紙セットを行なった場合、対向電極22
は記録位置に位置していないため、検知部材37で検知
されず、印刷が開始されない。これにより、記録用紙3
1が対向電極22から浮き上がってイオンヘッド23と
接触する可能性のある状態で印刷されることがない。
【0043】本実施例では、第一保持ローラ21と第二
保持ローラ26の各々に対して検知部材を設けずとも、
対向電極22の位置を検知することで、第一保持ローラ
21と第二保持ローラ26が対向電極22に接触してい
るか否か検知することができる。
【0044】本実施例の構成は第二実施例の構成と組み
合わせてもよい。
【0045】<第四実施例>本発明の第四実施例につい
て図4を参照しながら説明する。図中、上述の実施例に
おいて説明済みの部材は同じ参照符号で示してあり、そ
の部材の詳細な説明は以下の説明では省略する。
【0046】図4に示すように、第二保持ローラ26は
画像記録幅以上の幅を有しており、現像液を吸湿するこ
とのできる材質たとえば(株)クラレのクラリーノ(商
品名)やトーヨーポリマー(株)のルビセル(商品名)
等で作られている。
【0047】現像器27の不具合等により記録用紙31
に現像液が多量に付着し吸取ヘッド28で吸引しきれな
い場合や、吸取ヘッド28の不具合等によって記録用紙
31に付着した現像液が吸引しきれない場合、次の色の
ために記録用紙31を戻し搬送方向に送る際、濡れた記
録用紙31がイオンヘッド23に送られてしまう。この
ような事態は画像記録にとって好ましくない。
【0048】本実施例では、第二保持ローラ26が現像
液を吸湿できる材質で作られているので、記録用紙31
に付着している余分な現像液は第二保持ローラ26によ
って吸収される。これにより、濡れた記録用紙31がイ
オンヘッド23に達することはなく、イオンヘッド23
が現像液で汚されることはなくなる。また、装置本体の
電源が切られたときに、濡れた記録用紙31がイオンヘ
ッド側に引っ張られても、記録用紙31に付着している
現像液は第二保持ローラ26で吸湿される。
【0049】<第五実施例>本発明の第五実施例につい
て図5を参照しながら説明する。図中、上述の実施例に
おいて説明済みの部材は同じ参照符号で示してあり、そ
の部材の詳細な説明は以下の説明では省略する。
【0050】本実施例は単色による画像記録に対応して
いる。つまり本実施例では、現像器27で使用される現
像液が一種類だけで、記録用紙31は常に記録搬送方向
に送られる。
【0051】図5に示すように、摩擦部材38が第一保
持ローラ21の軸に接触させて配置されている。これに
より、第一保持ローラ21の回転負荷が、第二保持ロー
ラ26のそれよりも大きくなっている。
【0052】第一保持ローラ21の回転負荷が第二保持
ローラ26よりも大きいため、記録用紙31は、矢印方
向に引っ張られる際、後ろ側にブレーキがかかった状態
で対向電極22の周面上を滑って搬送される。
【0053】このように第一保持ローラ21の負荷が大
きいため、対向電極22と記録用紙31の密着が保たれ
る。停止時や搬送開始時にも、第一保持ローラ21の方
が第二保持ローラ26よりも回りにくいので、対向電極
22の周面上の記録用紙31に弛みが生じない。これに
より、イオンヘッド23と記録用紙31の接触が防止さ
れる。
【0054】<第六実施例>本発明の第六実施例につい
て図6を参照しながら説明する。図中、上述の実施例に
おいて説明済みの部材は同じ参照符号で示してあり、そ
の部材の詳細な説明は以下の説明では省略する。
【0055】本実施例はカラーでの画像記録に対応した
ものとなっている。つまり本実施例では、現像器27で
複数色たとえば四色の現像液が使用され、前述したよう
に、記録用紙31の搬送方向は記録搬送方向33と戻し
搬送方向34の間で数回切り換えられる。
【0056】図6に示すように、第一保持ローラ21の
軸に対して適宜接触される摩擦部材39が設けられてい
る。この摩擦部材39は、記録用紙31が記録搬送方向
33に送られるあいだ第一保持ローラ21の軸に接触さ
れ、記録用紙31が戻し搬送方向に送られるあいだ第一
保持ローラ21の軸から離される。同様に、第二保持ロ
ーラ26の軸に対して適宜接触される摩擦部材40が設
けられている。摩擦部材40は、記録用紙31が記録搬
送方向33に送られるあいだ第二保持ローラ26の軸か
ら離され、記録用紙31が戻し搬送方向に送られるあい
だ第二保持ローラ26の軸に接触される。
【0057】記録用紙31が記録搬送方向33に送られ
るあいだ、摩擦部材39は第一保持ローラ21の軸に接
触し、摩擦部材40は第二保持ローラ26の軸から離れ
ている。反対に、記録用紙31が戻し搬送方向34に送
られるあいだは、摩擦部材39は第一保持ローラ21の
軸から離れ、摩擦部材40は第二保持ローラ26の軸に
接触している。この結果、常に記録用紙31の移動方向
に関して後ろ側の保持ローラの方が前側の保持ローラよ
りも回転に対する負荷が大きくなる。
【0058】これにより、記録用紙31は常に対向電極
22の周面に密着される。また、停止時や搬送開始時に
も、対向電極22の周面上の記録用紙31に弛みが生じ
ない。したがって、イオンヘッド23と記録用紙31の
接触が防止される。
【0059】<第七実施例>本発明の第七実施例につい
て図7を参照しながら説明する。図中、上述の実施例に
おいて説明済みの部材は同じ参照符号で示してあり、そ
の部材の詳細な説明は以下の説明では省略する。
【0060】本実施例は、第五実施例あるいは第六実施
例と同じ作用効果を得るために、回転に対する負荷を変
えられる電磁クラッチを保持ローラに設けたものであ
る。以下では、第一保持ローラ21を例にあげて説明す
るが、勿論これは第二保持ローラ26に対しても同様に
適用できる。
【0061】図7に示すように、電磁クラッチは、第一
保持ローラ21の回転軸に固着されたロータ43と、第
一保持ローラ21と摺動自在になっている電磁クラッチ
本体41と、ロータ43に面して電磁クラッチ本体41
に固着された摩擦板42とで構成されている。電磁クラ
ッチ本体41は、回転しないように止め具76によって
装置本体に固定されている。
【0062】電磁クラッチは、電磁クラッチ本体41が
励磁されると、ロータ43が電磁クラッチ本体41に引
き付けられて摩擦板42に接触する。このため、第一保
持ローラ21が回転する際には、これと一緒に回転する
ロータ43と固定の摩擦板42との間に摩擦力が発生す
る。
【0063】以下では、第一保持ローラ21と第二保持
ローラ26の両方に電磁クラッチを設けた場合を想定し
て動作を説明する。
【0064】記録用紙31を記録搬送方向33に送る場
合、第二保持ローラ26に設けた電磁クラッチ本体41
は励磁せずに、第一保持ローラ21に設けた電磁クラッ
チ本体41を励磁する。これにより、前述したように、
第一保持ローラ21に設けた電磁クラッチに摩擦力が生
じ、第一保持ローラ21の回転に対する負荷は、第二保
持ローラ26の回転に対する負荷よりも大きくなる。
【0065】反対に、記録用紙31を戻り搬送方向34
に送る場合、第一保持ローラ21に設けた電磁クラッチ
本体41は励磁せずに、第二保持ローラ26に設けた電
磁クラッチ本体41を励磁する。これにより、第二保持
ローラ26の回転に対する負荷は、第一保持ローラ21
の回転に対する負荷よりも大きくなる。
【0066】このように、記録用紙31の搬送方向に関
して後ろ側の保持ローラの方が負荷が大きくなるので、
第六実施例と同様に、常に記録用紙31が対向電極22
に密着される。また、停止時や搬送開始時にも、対向電
極22の周面上の記録用紙31に弛みが生じない。した
がって、イオンヘッド23と記録用紙31の接触が防止
される。
【0067】<第八実施例>本発明の第八実施例につい
て図8を参照しながら説明する。図中、上述の実施例に
おいて説明済みの部材は同じ参照符号で示してあり、そ
の部材の詳細な説明は以下の説明では省略する。
【0068】本実施例は、第六実施例と同じ作用効果を
得るために、第一保持ローラ21と第二保持ローラ26
に回転に対する負荷を切り換える機構を設けたものであ
る。
【0069】図8に示すように、第一保持ローラ21と
第二保持ローラ26は、それぞれ、装置本体に一端を支
点に回動自在に保持されたアーム部材74と75によっ
て回転自在に支持されている。また、第一保持ローラ2
1と第二保持ローラ26を対向電極22に押し付けるよ
うに、アーム部材74と75を押圧する圧縮バネ部材4
5と47が設けられている。さらに、圧縮バネ部材45
と47の反対側は、装置本体に回転可能に支持されたカ
ム44と46と接触している。圧縮バネ45と47は、
カム44と46の回転によってアーム部材74と75を
押圧する力が変えられるようになっている。
【0070】記録用紙31を記録搬送方向33に送ると
きは、図8(A)に示すように、カム44は圧縮バネ4
5の長さが最短となる位置に合わせられ、これに対して
カム46は圧縮バネ47の長さが最長となる位置に合わ
せられる。この結果、第一保持ローラ21の方が第二保
持ローラ26よりも回転に対する負荷が大きくなる。
【0071】これとは反対に、記録用紙31を戻し搬送
方向34に送るときは、図8(B)に示すように、カム
44は圧縮バネ45の長さが最長となる位置に合わせら
れ、これに対してカム46は圧縮バネ47の長さが最短
となる位置に合わせられる。この結果、第二保持ローラ
26の方が第一保持ローラ21よりも回転に対する負荷
が大きくなる。
【0072】このように、記録用紙31の搬送方向に関
して後ろ側の保持ローラの方が負荷が大きくなるので、
第六実施例と同様に、常に記録用紙31が対向電極22
に密着される。また、停止時や搬送開始時にも、対向電
極22の周面上の記録用紙31に弛みが生じない。した
がって、イオンヘッド23と記録用紙31の接触が防止
される。
【0073】<第九実施例>本発明の第九実施例につい
て図9を参照しながら説明する。図中、上述の実施例に
おいて説明済みの部材は同じ参照符号で示してあり、そ
の部材の詳細な説明は以下の説明では省略する。
【0074】本実施例は、第六実施例ないし第八実施例
のように二つの保持ローラの負荷の間に差をもたせるの
ではなく、対向電極22の面上での記録用紙31の滑り
易さを搬送方向によって変えることで、第六実施例ない
し第八実施例と同様の作用効果を得るものである。
【0075】図9に示すように、対向電極50は装置本
体に回動可能に支持されており、第一保持ローラ21側
の端部と第二保持ローラ26側の端部に、他の表面より
摩擦係数の高い高摩擦部材48と49が埋め込まれてい
る。高摩擦部材48と49は、第一保持ローラ21と高
摩擦部材48が対向したときに第二保持ローラ26と高
摩擦部材49は対向せず、反対に第二保持ローラ26と
高摩擦部材49が対向したときに第一保持ローラ21と
高摩擦部材48が対向しない位置関係で設けられてい
る。
【0076】記録用紙31を記録搬送方向33に送ると
きは、図9(A)に示すように、対向電極50を回転さ
せ、高摩擦部材48が第一保持ローラ21と対向するよ
うに、対向電極50の位置が合わせられる。このため、
第一保持ローラ21と高摩擦部材48との間において記
録用紙31が受ける摩擦力の方が、第二保持ローラ26
とこれに対向した部分の対向電極50との間において記
録用紙31が受ける摩擦力よりも大きくなる。
【0077】反対に、記録用紙31を戻し搬送方向34
に送るときは、図9(B)に示すように、対向電極50
を回転させ、高摩擦部材48が第一保持ローラ21と対
向するように、対向電極50の位置が合わせられる。こ
のため、第二保持ローラ26と高摩擦部材49との間に
おいて記録用紙31が受ける摩擦力の方が、第一保持ロ
ーラ21とこれに対向した部分の対向電極50との間に
おいて記録用紙31が受ける摩擦力よりも大きくなる。
【0078】このように、記録用紙31の搬送方向に関
して後ろ側の保持ローラの周辺から受ける摩擦力の方が
常に大きいので、第六実施例と同様に、常に記録用紙3
1が対向電極22に密着される。また、停止時や搬送開
始時にも、対向電極50の周面上の記録用紙31に弛み
が生じない。したがって、イオンヘッド23と記録用紙
31の接触が防止される。
【0079】<第十実施例>本発明の第十実施例につい
て図10を参照しながら説明する。図中、上述の実施例
において説明済みの部材は同じ参照符号で示してあり、
その部材の詳細な説明は以下の説明では省略する。
【0080】イオンヘッド23は、対向電極22から退
避できるように支持されていて、図10(B)に示す記
録位置と図10(A)に示す退避位置との間で移動でき
るようになっている。また、イオンヘッド23が退避位
置にあることを検知するための検知部材52が設けられ
ている。検知部材52は装置本体制御部(図示せず)に
接続されていて、装置本体制御部は、イオンヘッド23
が退避位置にあることを検知部材52が検出した際に、
記録用紙に搬送力を与える駆動ローラを駆動するステッ
ピングモータの励磁を切るようになっている。
【0081】イオンヘッド23は、記録位置にあると
き、図10(B)に示すように、先端部が紙ガイド36
の開口部51から突出し、対向電極22に対向してい
る。退避位置にあるときは、図10(A)に示すよう
に、先端部が紙ガイド36の開口部51の後方に位置し
ている。
【0082】記録用紙31に搬送力を与える駆動ローラ
29は、ステッピングモータにより駆動されているた
め、停止時も励磁を切らなければ回転しない。したがっ
て、ステッピングモータの励磁を切らない限り、記録用
紙31は保持された状態に保たれる。つまり、検知部5
2で、イオンヘッド23が退避位置にあることが検知さ
れない限り、記録用紙を引き出すことが出来ない。イオ
ンヘッド23が退避位置にあることが検知部52で検知
されると、駆動ローラを駆動するステッピングモータの
励磁が切られ、初めて記録用紙を引き出せるようにな
る。この様子を図20に示す。
【0083】記録用紙31を装置本体から引き出すと
き、イオンヘッド23は必ず退避位置にあるので、記録
用紙31がイオンヘッド23に接触することはない。ま
た、イオンヘッド23は退避位置にあるとき紙ガイド3
6よりも引っ込んでいるため、記録用紙31の端部が保
持ローラから外れたときでも、イオンヘッド23に接触
するおそれがない。
【0084】<第十一実施例>本発明の第十一実施例に
ついて図11ないし図13を参照しながら説明する。図
中、上述の実施例において説明済みの部材は同じ参照符
号で示してあり、その部材の詳細な説明は以下の説明で
は省略する。
【0085】図11に示すように、対向電極58は、装
置本体に回動可能に支持されていて、記録位置から退避
できるようになっている。退避位置には、対向電極58
が退避位置にあることを検知する検知部材59が設置さ
れている。対向電極58は、記録位置に配置されたとき
に、第一保持ローラ21と第二保持ローラ26を圧接す
るようになっている。第一保持ローラ21と第二保持ロ
ーラ26の間には、除電器25と記録ヘッド23が配置
されている。また、対向電極58が記録位置にあると
き、これに接触し、イオンヘッド23の前後において記
録用紙31を案内するガイド53が設けられている。
【0086】ガイド53は、図12に示すように、イオ
ンヘッド23が通るための開口部54を有し、その四隅
にはこの開口部54と対向電極58の間隔を定める位置
決め部材55が設けられている。ガイド53は、ガイド
ピン57によって所定の範囲内で上下に移動できるよう
に装置本体に支持されるとともにバネ56によって上方
に付勢されている。したがって、対向電極58が上方に
退避されると、これに連動して、図13に示すように、
ガイド53も上方に移動する。このときの移動量はガイ
ドピン57の位置とそれを受ける穴の長さで決まり、こ
れらは対向電極58が退避された図13の状態において
開口部54がイオンヘッド23から十分に離れた位置に
来るように設計しておく。
【0087】用紙詰まりが発生したとき等、記録用紙3
1を取り除く際には、対向電極58を上方に移動させ
る。これに伴ない、ガイド53は図13に示すように上
方に移動して、記録用紙31を押し上げる。対向電極5
8が退避位置まで移動されると、検知部材59がこれを
検知し、駆動ローラ29を駆動するステッピングモータ
の励磁が切られる。これにより記録用紙31を取り除く
ことができるようになる。
【0088】記録用紙31を装置本体から取り除く際、
記録用紙31はガイド53によってイオンヘッド23か
ら遠ざけられているので、記録用紙31とイオンヘッド
23の接触が防止される。
【0089】<第十二実施例>本発明の第十二実施例に
ついて図14を参照しながら説明する。図中、上述の実
施例において説明済みの部材は同じ参照符号で示してあ
り、その部材の詳細な説明は以下の説明では省略する。
【0090】本実施例は、第十実施例にシャッターを付
加した構成となっている。
【0091】図14に示すように、イオンヘッド23が
退避位置に移動した際に紙ガイド36の開口部51を覆
うシャッター61が、紙ガイド36に摺動可能に設けら
れている。また、シャッター61が開口部51を覆って
いることを検知する検知部材60が装置本体に設けられ
ている。
【0092】イオンヘッド23が記録位置にあるとき、
図14(A)に示すように、シャッター61は開口部5
1から外れた位置にある。イオンヘッド23が退避位置
へ移動すると、これに連動してシャッター61は開口部
51を塞ぐように移動し、図14(B)に示すように、
イオンヘッド23が完全に退避位置に達したときに、シ
ャッター61は紙ガイド26の開口部51を完全に覆
う。検知部材60がこれを検知すると、駆動ローラ29
を駆動するステッピングモータの励磁が切られ、記録用
紙31を取り除くことが出来るようになる。この様子を
図21に示す。なお、検知部材60は、シャッター61
が閉じていることを検知することでイオンヘッド23が
退避位置にあることを間接的に検知しており、したがっ
て第十実施例の検知部材52の機能を兼ねている。
【0093】このように、シャッター61が閉じていな
い状態では記録用紙31を引き抜くことができないの
で、イオンヘッドを汚すことがない。
【0094】本実施例の構成は、第十一実施例に示した
ガイドに対して適用することもできる。
【0095】<第十三実施例>本発明の第十三実施例に
ついて図15と図16を参照しながら説明する。図中、
上述の実施例において説明済みの部材は同じ参照符号で
示してあり、その部材の詳細な説明は以下の説明では省
略する。
【0096】本実施例の画像記録装置は、図15に示す
ように、第一実施例の構成において、給紙ローラ20と
第一保持ローラ21の間にジャムカッター62を設けた
構成となっている。
【0097】ジャムカッター62の詳細を図16に示
す。刃物ユニット65はガイド64によって記録用紙3
1の幅方向に案内されている。刃物ユニット65は二つ
のプーリー67に掛け渡されたワイヤー70に固定され
ていて、一方のプーリー67に連結したモータ66によ
り移動される。刃物ユニット65の刃の下には刃物台6
3が設けられていて、記録用紙31は刃物ユニット65
と刃物台63の間に通される。このユニットの両側に
は、刃物ユニット65の位置を検知する検知部材72と
73が設置されている。
【0098】ジャムカッター62は、印字中に紙詰まり
やその他の動作異常により停止したときに起動される。
モータ66が駆動されると、プーリー67が回転し、ワ
イヤーに接続された刃物ユニット65が移動される。移
動の際、刃物ユニット65に内蔵された回転刃は記録用
紙31を刃物台63に押し付け回転しながら移動し、こ
れにより記録用紙31が切断される。刃物ユニット65
が端に達したことが検知部材72と73で検知される
と、モータ66の駆動が停止され、刃物ユニット65の
切断動作が終了する。
【0099】印刷途中で停止してしまった記録用紙31
を装置本体から取り除く際、給紙ローラ20側に引き出
そうとしても、ジャムカッター62で切断された箇所ま
でしか取り出せない。しがたって、使用者は必然的に記
録用紙31を駆動ローラ29の側から引き抜くことにな
る。
【0100】記録用紙31は必然的に駆動ローラ29の
側から引き抜かれるので、現像液で濡れた記録用紙31
が記録ヘッド23の位置に達することがなく、記録ヘッ
ド23の汚れが防止される。
【0101】ジャムカッター62は、実施例で示したも
のに限ることなく、色々な構成のものを使用できる。ま
た、図17に示すように、刃物台ユニット65に操作レ
バー71を設け、手動で動作させる構成のものでもよ
い。
【0102】さらに、第十実施例から第十二実施例に示
したような、記録ヘッド23の退避機構や駆動ローラ2
9の励磁解除シーケンスと組み合わせることもできる。
【0103】(1)ジャムカッター62が動作したとき
は、記録ヘッド23を退避させるシーケンスとすること
で、記録用紙31を取り出す際に、第一保持ローラ21
を外れた記録用紙31が記録ヘッド23に接触すること
が防止される。
【0104】(2)ジャムカッター62が動作したとき
は、記録ヘッド23を覆うシャッターを作動させるシー
ケンスとすることで、記録用紙31を取り出す際に、第
一保持ローラ21を外れた記録用紙31が記録ヘッド2
3に接触することが防止される。
【0105】(3)ジャムカッター62が動作したとき
のみ、駆動ローラ29の励磁を切るシーケンスとするこ
とで、ジャムカッター62が動作しないときは、給紙ロ
ーラ20側に記録用紙31を引き出すことができず、記
録用紙31に付着した現像液で記録ヘッド23を汚すこ
とが防止される。この様子を図22に示す。
【0106】(4)ジャムカッター62が動作し、しか
も記録ヘッド23が退避したときにのみ、駆動ローラ2
9の励磁を切るシーケンスとすることで、本発明のすべ
てが適用されていることになり、記録用紙31を引き出
す際の記録ヘッド23の保護がより確実となる。この様
子を図23に示す。
【0107】(5)ジャムカッター62が動作し、しか
も記録ヘッド23を覆うシャッターが動作したときにの
み、駆動ローラ29の励磁を切るシーケンスとすること
で、本発明のすべてが適用されていることになり、記録
用紙31を引き出す際の記録ヘッド23の保護がより確
実となる。この様子を図24に示す。
【0108】ジャムカッター62は、図18に示すよう
に、記録用紙の搬送方向に対し斜めに取り付けると更に
好ましい。A3以上の幅広の記録用紙では、装置へ装着
する際にしわが寄りやすく装着が難しくなるが、このよ
うに斜めにカットしてあれば、一方の端が先に装置内部
に案内されるので、各ユニットの継ぎ目部の引っ掛かり
が少なく円滑に装着できる。
【0109】以上、実施例に基づいて本発明について説
明したが、本発明は上述した実施例に限定されるもので
はなく、発明の要旨の範囲内において種々多くの変形や
応用が可能である。
【0110】以上、実施例に基づいて説明したが、本明
細中には以下の発明が含まれる。
【0111】1.(図1に対応) (構成)シート状の記録媒体に画像を記録する画像記録
装置であって、記録媒体を搬送する搬送手段と、記録媒
体が搬送時に摺動する接触面を備えたプラテン部材と、
前記プラテン部材の接触面に向かって配置された、記録
すべき画像の潜像を記録媒体に形成する記録ヘッドと、
潜像形成時の記録媒体の搬送方向に関して前記記録ヘッ
ドよりも上流側において記録媒体を前記プラテン部材に
押圧するとともに記録媒体の移動に伴なって回転する第
一保持ローラと、潜像形成時の記録媒体の搬送方向に関
して前記記録ヘッドよりも下流側において記録媒体を前
記プラテン部材に押圧するとともに記録媒体の移動に伴
なって回転する第二保持ローラと、潜像形成時の記録媒
体の搬送方向に関して前記プラテン部材よりも下流側に
設けられた、前記記録ヘッドで形成された潜像を現像す
る現像手段とを備えている画像記録装置。
【0112】(作用)プラテン部材は回転しないため、
記録媒体はプラテン部材の接触面上を摺動する。
【0113】(効果)記録媒体がプラテン部材から浮き
上がることがなく、記録媒体と記録ヘッドの接触が防止
される。
【0114】2.(図2と図3と図19に対応) (構成)前項1において、第一保持ローラと第二保持ロ
ーラの少なくとも一方の保持ローラを前記プラテン部材
から退避可能に支持する手段と、前記の少なくとも一方
の保持ローラが前記プラテン部材に接触していることを
検知する接触検知手段と、前記接触検知手段によって接
触が検知されたときに初めて画像記録が可能な状態とす
る制御手段とを更に備えている画像記録装置。
【0115】(作用)記録媒体をプラテン部材の周りに
通すとき、前記の一方の保持ローラがプラテン部材から
離される。
【0116】(効果)保持ローラをプラテン部材に接触
させることを忘れた場合、画像記録動作に移行しない。
【0117】3.(図4に対応) (構成)前項1または前項2において、第二保持ローラ
は、記録すべき画像の幅以上の長さを有するとともに、
少なくとも記録媒体に接する部分が液体を吸収する材質
で作られている画像記録装置。
【0118】(作用)潜像形成時の記録媒体の搬送方向
と逆の向きに記録媒体が搬送されたとき、記録媒体に付
着している現像液は第二保持ローラによって吸収され
る。
【0119】(効果)記録ヘッドが現像液で濡れること
がなくなる。
【0120】4.(図5に対応) (構成)前項1ないし前項3のいずれかにおいて、第一
保持ローラの回転負荷が第二保持ローラの回転負荷より
も大きい画像記録装置。
【0121】(作用)搬送時に記録媒体は、第一保持ロ
ーラの部分から、第二保持ローラの部分からよりも大き
い抵抗を受ける。
【0122】(効果)搬送時に記録媒体がプラテン部材
の接触面に密着する。
【0123】5.(図6ないし図8に対応) (構成)前項1ないし前項3のいずれかにおいて、前記
搬送手段の搬送方向を制御するとともに搬送方向と示す
搬送方向信号を出力する搬送制御手段と、搬送方向信号
に基づいて第一保持ローラと第二保持ローラの回転負荷
を制御する回転負荷制御手段で、潜像形成時の記録媒体
の搬送方向と同じ向きに記録媒体が搬送されるときは第
一保持ローラの回転負荷を第二保持ローラの回転負荷よ
りも大きくし、潜像形成時の記録媒体の搬送方向と逆の
向きに記録媒体が搬送されるときは第二保持ローラの回
転負荷を第一保持ローラの回転負荷よりも大きくする回
転負荷制御手段とを更に備えている画像記録装置。
【0124】(作用)搬送時に記録媒体は、搬送方向に
関して前側にある保持ローラよりも後ろ側にある保持ロ
ーラから大きな抵抗を受ける。
【0125】(効果)搬送時に記録媒体がプラテン部材
の接触面に密着する。
【0126】6.(図6に対応) (構成)前項5において、前記回転負荷制御手段は、第
一保持ローラと第二保持ローラの各々に対して設けられ
た摩擦部材で、保持ローラの回転軸に接触した際にその
保持ローラの回転負荷を高める摩擦部材と、第一保持ロ
ーラの回転軸に前記摩擦部材を接触させる第一摩擦手段
と、第二保持ローラの回転軸の前記摩擦部材を接触させ
る第二摩擦手段とを有していて、第一摩擦手段と第二摩
擦手段は交互に起動される、画像記録装置。
【0127】(作用)記録媒体の搬送方向に関して後ろ
側にある保持ローラの回転軸に摩擦部材が接触される。
搬送時、記録媒体は、搬送方向に関して前側にある保持
ローラよりも後ろ側にある保持ローラから大きな抵抗を
受ける。
【0128】(効果)搬送時に記録媒体がプラテン部材
の接触面に密着する。
【0129】7.(図7に対応) (構成)前項5において、前記回転負荷制御手段は、第
一保持ローラと第二保持ローラの各々に対して設けられ
た電磁クラッチを有し、各電磁クラッチは、保持ローラ
の回転軸に固定されたロータと、ロータを受ける電磁ク
ラッチ本体と、ロータに面する箇所で電磁クラッチ本体
に固定された摩擦板とを備えていて、電磁クラッチ本体
は励磁されたときにロータを引き付け、これによりロー
タと摩擦板が接触して回転負荷が高まる、画像記録装
置。
【0130】(作用)記録媒体の搬送方向に関して後ろ
側にある保持ローラに設けた電磁クラッチが作動され
る。搬送時、記録媒体は、搬送方向に関して前側にある
保持ローラよりも後ろ側にある保持ローラから大きな抵
抗を受ける。
【0131】(効果)搬送時に記録媒体がプラテン部材
の接触面に密着する。
【0132】8.(図8に対応) (構成)前項5において、前記回転負荷制御手段は、第
一保持ローラが前記プラテン部材を押圧する力を変える
第一押圧力可変手段と、第二保持ローラが前記プラテン
部材を押圧する力を変える第二押圧力可変手段とを有し
ている、画像記録装置。
【0133】(作用)記録媒体の搬送方向に関して後ろ
側にある保持ローラが前側にある保持ローラよりも強い
力でプラテン部材に押圧される。搬送時、記録媒体は、
搬送方向に関して前側にある保持ローラよりも後ろ側に
ある保持ローラから大きな抵抗を受ける。
【0134】(効果)搬送時に記録媒体がプラテン部材
の接触面に密着する。
【0135】9.(図9に対応) (構成)前項1ないし前項3のいずれかにおいて、前記
搬送手段の搬送方向を制御するとともに搬送方向に示す
搬送方向信号を出力する搬送制御手段と、搬送方向信号
に基づいて第一保持ローラと第二保持ローラが押圧する
箇所のプラテン部材の表面の摩擦係数を変更する摩擦係
数変更手段とを有している画像記録装置。
【0136】(作用)記録媒体の搬送方向に関して前側
にある保持ローラが押圧する箇所よりも後ろ側にある保
持ローラが押圧する箇所の方が摩擦係数が大きくされ
る。搬送時、記録媒体は、搬送方向に関して前側にある
保持ローラの箇所よりも後ろ側にある保持ローラの箇所
から大きな抵抗を受ける。
【0137】(効果)搬送時に記録媒体がプラテン部材
の接触面に密着する。
【0138】10.(図9に対応) (構成)前項9において、摩擦係数変更手段は、プラテ
ン部材の接触面の両端部に設けられた、接触面よりも摩
擦係数の高い高摩擦部材と、プラテン部材を所定の角度
範囲内で回転可能に支持する支持手段とを有し、プラテ
ン部材の角度位置を調整することにより、第一保持ロー
ラが高摩擦部材を押圧するときに第二保持ローラは接触
面を押圧する第一状態と、第二保持ローラが高摩擦部材
を押圧するときに第一保持ローラは接触面を押圧する第
二状態とが選択的に得られる、画像記録装置。
【0139】(作用)プラテン部材の角度位置を調整す
ることで、記録媒体の搬送方向に関して前側にある保持
ローラが押圧する箇所よりも後ろ側にある保持ローラが
押圧する箇所の方が摩擦係数が大きくなるように、第一
状態と第二状態の間で切り換えられる。搬送時、記録媒
体は、搬送方向に関して前側にある保持ローラの箇所よ
りも後ろ側にある保持ローラの箇所から大きな抵抗を受
ける。
【0140】(効果)搬送時に記録媒体がプラテン部材
の接触面に密着する。
【0141】11.(図10と図20に対応) (構成)シート状の記録媒体に画像を記録する画像記録
装置であって、駆動ローラとこれを駆動するステッピン
グモータとを含む、記録媒体を搬送する搬送手段と、記
録媒体が搬送時に摺動する接触面を備えたプラテン部材
と、前記プラテン部材の接触面に向かって配置された、
記録すべき画像の潜像を記録媒体に形成する記録ヘッド
と、潜像形成時の記録媒体の搬送方向に関して前記記録
ヘッドよりも上流側において記録媒体を前記プラテン部
材に押圧するとともに記録媒体の移動に伴なって回転す
る第一保持ローラと、潜像形成時の記録媒体の搬送方向
に関して前記記録ヘッドよりも下流側において記録媒体
を前記プラテン部材に押圧するとともに記録媒体の移動
に伴なって回転する第二保持ローラと、潜像形成時の記
録媒体の搬送方向に関して前記プラテン部材よりも下流
側に設けられた、前記記録ヘッドで形成された潜像を現
像する現像手段と、前記記録ヘッドを前記プラテン部材
から退避可能に支持する手段と、前記記録ヘッドが退避
位置にあることを検知する記録ヘッド退避検知手段と、
前記記録ヘッド退避検知手段が前記記録ヘッドが退避位
置にあることを検知したときに初めてステッピングモー
タの励磁を解除するモータ制御手段とを備えている画像
記録装置。
【0142】(作用)記録ヘッドが退避位置に達してい
ない限り、ステッピングモータの励磁が解除されない。
ステッピングモータの励磁が解除されていない状態で
は、記録媒体を引き抜くことができない。
【0143】(効果)記録媒体と記録ヘッドの接触が回
避される。
【0144】12.(図11ないし図13に対応) (構成)シート状の記録媒体に画像を記録する画像記録
装置であって、駆動ローラとこれを駆動するステッピン
グモータとを含む、記録媒体を搬送する搬送手段と、記
録媒体が搬送時に摺動する接触面を備えたプラテン部材
と、前記プラテン部材の接触面に向かって配置された、
記録すべき画像の潜像を記録媒体に形成する記録ヘッド
と、潜像形成時の記録媒体の搬送方向に関して前記記録
ヘッドよりも上流側において記録媒体を前記プラテン部
材に押圧するとともに記録媒体の移動に伴なって回転す
る第一保持ローラと、潜像形成時の記録媒体の搬送方向
に関して前記記録ヘッドよりも下流側において記録媒体
を前記プラテン部材に押圧するとともに記録媒体の移動
に伴なって回転する第二保持ローラと、潜像形成時の記
録媒体の搬送方向に関して前記プラテン部材よりも下流
側に設けられた、前記記録ヘッドで形成された潜像を現
像する現像手段と、前記プラテン部材を前記記録ヘッド
から退避可能に支持する手段と、前記プラテン部材が退
避位置にあることを検知するプラテン部材退避検知手段
と、前記プラテン部材退避検知手段が前記プラテン部材
が退避位置にあることを検知したときに初めてステッピ
ングモータの励磁を解除するモータ制御手段とを備えて
いる画像記録装置。
【0145】(作用)プラテン部材が退避位置に達して
いない限り、ステッピングモータの励磁が解除されな
い。ステッピングモータの励磁が解除されていない状態
では、記録媒体を引き抜くことができない。
【0146】(効果)記録媒体と記録ヘッドの接触が回
避される。
【0147】13.(図14と図21に対応) (構成)シート状の記録媒体に画像を記録する画像記録
装置であって、駆動ローラとこれを駆動するステッピン
グモータとを含む、記録媒体を搬送する搬送手段と、記
録媒体が搬送時に摺動する接触面を備えたプラテン部材
と、前記プラテン部材の接触面に向かって配置された、
記録すべき画像の潜像を記録媒体に形成する記録ヘッド
と、潜像形成時の記録媒体の搬送方向に関して前記記録
ヘッドよりも上流側において記録媒体を前記プラテン部
材に押圧するとともに記録媒体の移動に伴なって回転す
る第一保持ローラと、潜像形成時の記録媒体の搬送方向
に関して前記記録ヘッドよりも下流側において記録媒体
を前記プラテン部材に押圧するとともに記録媒体の移動
に伴なって回転する第二保持ローラと、潜像形成時の記
録媒体の搬送方向に関して前記プラテン部材よりも下流
側に設けられた、前記記録ヘッドで形成された潜像を現
像する現像手段と、閉じたときに前記記録ヘッドの記録
媒体面側を覆うシャッター手段と、前記シャッター手段
の動作状態を検知するシャッター検知手段と、前記シャ
ッター手段が閉じていることを検知したときに初めてス
テッピングモータの励磁を解除するモータ制御手段とを
備えている画像記録装置。
【0148】(作用)シャッター手段が閉じていない限
り、ステッピングモータの励磁が解除されない。ステッ
ピングモータの励磁が解除されていない状態では、記録
媒体を引き抜くことができない。
【0149】(効果)記録媒体と記録ヘッドの接触が回
避される。
【0150】14.(図14に対応) (構成)前項13において、前記シャッター手段は、記
録媒体の搬送経路の一部を構成する、前記記録ヘッドが
通る開口部を備えた記録媒体搬送ガイド部と、前記記録
媒体搬送ガイド部の開口部を塞げるように移動可能に支
持された遮蔽板と、前記記録ヘッドを前記プラテン部材
から退避可能にする記録ヘッド支持手段と、前記記録ヘ
ッドを退避させるとともに前記遮蔽板を移動させて前記
記録媒体搬送ガイド部の開口部を塞ぐ手段とを有してい
る、画像記録装置。
【0151】(作用)記録ヘッドが記録媒体搬送ガイド
部から離れた後、記録媒体搬送ガイド部の開口部を遮蔽
板が塞ぐ。
【0152】(効果)記録媒体と記録ヘッドの接触が回
避される。
【0153】15.(図15ないし図18に対応) (構成)シート状の記録媒体に画像を記録する画像記録
装置であって、記録媒体を供給する給紙部と、記録媒体
を搬送する搬送手段と、記録媒体が搬送時に摺動する接
触面を備えたプラテン部材と、前記プラテン部材の接触
面に向かって配置された、記録すべき画像の潜像を記録
媒体に形成する記録ヘッドと、潜像形成時の記録媒体の
搬送方向に関して前記記録ヘッドよりも上流側において
記録媒体を前記プラテン部材に押圧するとともに記録媒
体の移動に伴なって回転する第一保持ローラと、潜像形
成時の記録媒体の搬送方向に関して前記記録ヘッドより
も下流側において記録媒体を前記プラテン部材に押圧す
るとともに記録媒体の移動に伴なって回転する第二保持
ローラと、潜像形成時の記録媒体の搬送方向に関して前
記プラテン部材よりも下流側に設けられた、前記記録ヘ
ッドで形成された潜像を現像する現像手段と、前記給紙
部と前記現像手段の間に設けられた、記録媒体を切断す
るカッター部とを備えている画像記録装置。
【0154】(作用)用紙詰まり(ジャム)が発生した
とき、記録用紙はカッター部で切断され、排出側から引
き出される。
【0155】(効果)現像液で濡れた部分が給紙部に戻
ることがない。
【0156】16.(図23に対応) (構成)前項15において、前記カッター部の動作開始
を検知する動作開始検知手段と、前記記録ヘッドを前記
プラテン部材から退避可能に支持する記録ヘッド支持手
段と、前記カッター部の動作開始を検知したときに前記
記録ヘッドを退避させる手段とを更に備えている画像記
録装置。
【0157】(作用)カッター部が動作し始めると同時
に記録ヘッドが退避する。
【0158】(効果)記録媒体を取り除く際に記録ヘッ
ドに接触するおそれがない。
【0159】17.(図24に対応) (構成)前項15において、前記カッター部の動作開始
を検知する動作開始検知手段と、閉じたときに前記記録
ヘッドの記録媒体面側を覆うシャッター手段と、前記カ
ッター部の動作開始を検知したときに前記シャッター手
段を閉じる手段と更に備えている画像記録装置。
【0160】(作用)カッター部が動作し始めると同時
に記録ヘッドの記録媒体面側がシャッター手段により覆
われる。
【0161】(効果)記録媒体を取り除く際に記録ヘッ
ドに接触するおそれがない。
【0162】18.(図22に対応) (構成)前項15において、前記搬送手段は、記録媒体
を送る駆動ローラと、これを駆動するステッピングモー
タとを有し、前記カッター部の動作終了を検知する動作
終了検知手段と、カッター部の動作終了を検知したとき
に初めてステッピングモータの励磁を解除するモータ制
御手段とを更に備えている画像記録装置。
【0163】(作用)カッター部が動作が終了するまで
ステッピングモータの励磁が解除されない。ステッピン
グモータの励磁が解除されていない状態では、記録媒体
を引き抜くことができない。
【0164】(効果)記録媒体を取り除く際に記録ヘッ
ドに接触するおそれがない。
【0165】19.(図23に対応) (構成)前項15において、前記搬送手段は、記録媒体
を送る駆動ローラと、これを駆動するステッピングモー
タとを有し、前記カッター部の動作流量を検知する動作
終了検知手段と、前記記録ヘッドを前記プラテン部材か
ら退避可能に支持する記録ヘッド支持手段と、前記記録
ヘッドが退避位置にあることを検知する記録ヘッド検知
手段と、カッター部の動作終了を検知し、前記記録ヘッ
ドが退避位置にあることを検知したときに初めてステッ
ピングモータの励磁を解除するモータ制御手段とを更に
備えている画像記録装置。
【0166】(作用)カッター部が動作し始めると同時
に記録ヘッドが退避する。カッター部が動作が終了し、
さらに記録ヘッドが退避位置にあることが検知されない
限り、ステッピングモータの励磁が解除されない。ステ
ッピングモータの励磁が解除されていない状態では、記
録媒体を引き抜くことができない。
【0167】(効果)記録媒体を取り除く際に記録ヘッ
ドに接触するおそれがない。
【0168】20.(図24に対応) (構成)前項15において、前記搬送手段は、記録媒体
を送る駆動ローラと、これを駆動するステッピングモー
タとを有し、前記カッター部の動作終了を検知する動作
終了検知手段と、前記記録ヘッドの記録媒体面側を覆う
シャッター手段と、シャッター手段の動作状態を検知す
るシャッター検知手段と、カッター部の動作終了を検知
し、前記シャッター手段により前記記録ヘッドの記録媒
体面側が覆われていることを検知したときに初めてステ
ッピングモータの励磁を解除するモータ制御手段とを更
に備えている画像記録装置。
【0169】(作用)カッター部が動作し始めると同時
に記録ヘッドの記録媒体面側がシャッター手段により覆
われる。カッター部が動作が終了し、さらに記録ヘッド
の記録媒体面側がシャッター手段により覆われていない
限り、ステッピングモータの励磁が解除されない。ステ
ッピングモータの励磁が解除されていない状態では、記
録媒体を引き抜くことができない。
【0170】(効果)記録媒体を取り除く際に記録ヘッ
ドに接触するおそれがない。
【0171】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、記録用
紙と記録ヘッドが接触することのない簡単な構成の画像
記録装置が得られる。
【0172】請求項2に記載の発明によれば、記録ヘッ
ドに現像液が付着したり紙粉が蓄積したりすることのな
い画像記録装置が得られる。
【0173】請求項3に記載の発明によれば、使用者が
誤って不適切な位置で記録用紙を切断することのない画
像記録装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施例の画像記録装置の構成を示す図であ
る。
【図2】第二実施例の画像記録装置の構成を示す図であ
る。
【図3】第三実施例の画像記録装置の構成を示す図であ
る。
【図4】第四実施例の画像記録装置の構成を示す図であ
る。
【図5】第五実施例の画像記録装置の構成を示す図であ
る。
【図6】第六実施例の画像記録装置の構成を示す図であ
る。
【図7】第七実施例の画像記録装置の構成を示す図であ
る。
【図8】第八実施例の画像記録装置の構成を示す図であ
る。
【図9】第九実施例の画像記録装置の構成を示す図であ
る。
【図10】第十実施例の画像記録装置の構成を示す図で
ある。
【図11】第十一実施例の画像記録装置の構成を示す図
である。
【図12】図11に示したガイドを拡大して詳細に示す
図である。
【図13】記録用紙を取り除く際にこれがイオンヘッド
から遠ざけられる様子を示す図である。
【図14】第十二実施例の画像記録装置の構成を示す図
である。
【図15】第十三実施例の画像記録装置の構成を示す図
である。
【図16】図15に示したジャムカッターの構成を示す
図である。
【図17】ジャムカッターの変形例を示す図である。
【図18】ジャムカッターが斜めに配置された第十三実
施例の変形例を示す図である。
【図19】第二実施例または第三実施例において、印刷
動作の流れを示す図である。
【図20】第十実施例において、駆動ローラのステッピ
ングモータの励磁を解除する動作の流れを示す図であ
る。
【図21】第十二実施例において、駆動ローラのステッ
ピングモータの励磁を解除する動作の流れを示す図であ
る。
【図22】第十三実施例において、用紙詰まり時に駆動
ローラのステッピングモータの励磁を解除する動作の流
れを示す図である。
【図23】第十三実施例において、用紙詰まり時に駆動
ローラのステッピングモータの励磁を解除する別の動作
の流れを示す図である。
【図24】第十三実施例において、用紙詰まり時に駆動
ローラのステッピングモータの励磁を解除する更に別の
動作の流れを示す図である。
【図25】従来例の熱転写記録方式の紙送り機構を示す
図である。
【図26】従来例の静電記録方式の紙送り機構を示す図
である。
【図27】従来例のイオンヘッド記録方式の紙送り機構
のを示す図である。
【図28】従来例の記録ヘッドの退避機構の一例を示す
図である。
【図29】従来例の記録ヘッドのシャッター機構の一例
を示す図である。
【図30】従来例の記録ヘッドのシャッター機構の別の
一例を示す図である。
【図31】従来例の静電記録方式における用紙詰まり除
去の手法を説明するための図である。
【図32】従来例の記録ヘッドの退避機構の問題点を説
明するための図である。
【図33】従来例の記録ヘッドのシャッター機構の問題
点を説明するための図である。
【符号の説明】
21…第一保持ローラ、22…対向電極22、23…イ
オンヘッド、26…第二保持ローラ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 15/04 25/312 25/316 G03G 15/05 G03G 15/00 116

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シート状の記録媒体に画像を記録する画像
    記録装置であって、 記録媒体を搬送する搬送手段と、 記録媒体が搬送時に摺動する接触面を備えたプラテン部
    材と、 前記プラテン部材の接触面に向かって配置された、記録
    すべき画像の潜像を記録媒体に形成する記録ヘッドと、 潜像形成時の記録媒体の搬送方向に関して前記記録ヘッ
    ドよりも上流側において記録媒体を前記プラテン部材に
    押圧するとともに記録媒体の移動に伴なって回転する第
    一保持ローラと、 潜像形成時の記録媒体の搬送方向に関して前記記録ヘッ
    ドよりも下流側において記録媒体を前記プラテン部材に
    押圧するとともに記録媒体の移動に伴なって回転する第
    二保持ローラと、 潜像形成時の記録媒体の搬送方向に関して前記プラテン
    部材よりも下流側に設けられた、前記記録ヘッドで形成
    された潜像を現像する現像手段とを備えている画像記録
    装置。
  2. 【請求項2】シート状の記録媒体に画像を記録する画像
    記録装置であって、 記録媒体を送る駆動ローラとこれを駆動するステッピン
    グモータとを含む、記録媒体を搬送する搬送手段と、 記録媒体が搬送時に摺動する接触面を備えたプラテン部
    材と、 前記プラテン部材の接触面に向かって配置された、記録
    すべき画像の潜像を記録媒体に形成する記録ヘッドと、 潜像形成時の記録媒体の搬送方向に関して前記記録ヘッ
    ドよりも上流側において記録媒体を前記プラテン部材に
    押圧するとともに記録媒体の移動に伴なって回転する第
    一保持ローラと、 潜像形成時の記録媒体の搬送方向に関して前記記録ヘッ
    ドよりも下流側において記録媒体を前記プラテン部材に
    押圧するとともに記録媒体の移動に伴なって回転する第
    二保持ローラと、 潜像形成時の記録媒体の搬送方向に関して前記プラテン
    部材よりも下流側に設けられた、前記記録ヘッドで形成
    された潜像を現像する現像手段と、 前記記録ヘッドを前記プラテン部材から退避可能に支持
    する記録ヘッド支持手段と、 前記記録ヘッドが退避位置にあることを検知する記録ヘ
    ッド退避検知手段と、 前記記録ヘッドが退避位置にあることを検知したときに
    初めてステッピングモータの励磁を解除するモータ制御
    手段とを備えている画像記録装置。
  3. 【請求項3】シート状の記録媒体に画像を記録する画像
    記録装置であって、 記録媒体を供給する給紙部と記録媒体を搬送する搬送手
    段と、 記録媒体が搬送時に摺動する接触面を備えたプラテン部
    材と、 前記プラテン部材の接触面に向かって配置された、記録
    すべき画像の潜像を記録媒体に形成する記録ヘッドと、 潜像形成時の記録媒体の搬送方向に関して前記記録ヘッ
    ドよりも上流側において記録媒体を前記プラテン部材に
    押圧するとともに記録媒体の移動に伴なって回転する第
    一保持ローラと、 潜像形成時の記録媒体の搬送方向に関して前記記録ヘッ
    ドよりも下流側において記録媒体を前記プラテン部材に
    押圧するとともに記録媒体の移動に伴なって回転する第
    二保持ローラと、 潜像形成時の記録媒体の搬送方向に関して前記プラテン
    部材よりも下流側に設けられた、前記記録ヘッドで形成
    された潜像を現像する現像手段と、 前記給紙部と前記現像手段の間に設けられた、記録媒体
    を切断するカッター部とを備えている画像記録装置。
JP22979594A 1994-09-26 1994-09-26 画像記録装置 Withdrawn JPH0890830A (ja)

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