JPH0890721A - 建築用繊維板 - Google Patents
建築用繊維板Info
- Publication number
- JPH0890721A JPH0890721A JP25014094A JP25014094A JPH0890721A JP H0890721 A JPH0890721 A JP H0890721A JP 25014094 A JP25014094 A JP 25014094A JP 25014094 A JP25014094 A JP 25014094A JP H0890721 A JPH0890721 A JP H0890721A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- density
- rock wool
- uncured binder
- fiberboard
- building
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Panels For Use In Building Construction (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本願発明は軽量性、硬度、防音性、保温性、
強度等の諸性能面のバランスの取れた優れた建築用繊維
板を提供することを目的とする。 【構成】 未硬化のバインダーを塗布したロックウール
からなる、互いに密度の異なる複数枚のシートを積層
し、加熱加圧硬化して一体に成型した建築用繊維板。
強度等の諸性能面のバランスの取れた優れた建築用繊維
板を提供することを目的とする。 【構成】 未硬化のバインダーを塗布したロックウール
からなる、互いに密度の異なる複数枚のシートを積層
し、加熱加圧硬化して一体に成型した建築用繊維板。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロックウールからなる
建築用繊維板に関する。
建築用繊維板に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、未硬化のバインダーが付着するロ
ックウールをシート状に積層し、加熱・加圧・硬化して
一体に成型する建築用繊維板は、1層からなり均一な密
度を有していた。その密度は要求される性能のバランス
から選ばれていた。このため例えば吸音性、保温性、軽
量性から要求される密度と表面硬度、強度等に要求され
る密度に差があっても表面硬度が重要な場合保温性、軽
量性等に要求される低密度をある程度犠牲にしても密度
を高くしていた。
ックウールをシート状に積層し、加熱・加圧・硬化して
一体に成型する建築用繊維板は、1層からなり均一な密
度を有していた。その密度は要求される性能のバランス
から選ばれていた。このため例えば吸音性、保温性、軽
量性から要求される密度と表面硬度、強度等に要求され
る密度に差があっても表面硬度が重要な場合保温性、軽
量性等に要求される低密度をある程度犠牲にしても密度
を高くしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記問題を解
決し、それぞれの要求される性質に伴う密度の層を有す
る優れた建築用繊維板を提供することを課題とする。
決し、それぞれの要求される性質に伴う密度の層を有す
る優れた建築用繊維板を提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題は、未硬化のバ
インダーが付着するロックウールを積層した、互いに密
度の異なる複数枚のシートを積層し、加熱・加圧・硬化
して一体に成型した建築用繊維板により解決される。
インダーが付着するロックウールを積層した、互いに密
度の異なる複数枚のシートを積層し、加熱・加圧・硬化
して一体に成型した建築用繊維板により解決される。
【0005】本発明に用いるロックウールは高炉スラグ
や玄武岩等を原料にして公知の製造方法により繊維化し
ロックウールで、長さ約1m〜50mm、繊維径約1μ
〜20μである。
や玄武岩等を原料にして公知の製造方法により繊維化し
ロックウールで、長さ約1m〜50mm、繊維径約1μ
〜20μである。
【0006】本発明に用いるバインダーは、フエノール
樹脂、メラミン樹脂等の熱硬化性樹脂、塩化ビニル樹
脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂等の熱可塑性樹
脂、セメント、石膏、水ガラス等の無機バインダー、ポ
リエチレン繊維、ポリプロピレン繊維等の繊維バインダ
ーである。必要に応じ、シランカップリング剤、硬化剤
を用いてもよい。添加量は固形分でロックウール重量の
1〜25重量%である。
樹脂、メラミン樹脂等の熱硬化性樹脂、塩化ビニル樹
脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂等の熱可塑性樹
脂、セメント、石膏、水ガラス等の無機バインダー、ポ
リエチレン繊維、ポリプロピレン繊維等の繊維バインダ
ーである。必要に応じ、シランカップリング剤、硬化剤
を用いてもよい。添加量は固形分でロックウール重量の
1〜25重量%である。
【0007】本発明の建築用繊維板は公知の製造方法で
繊維化したロックウールに未硬化のバインダーをロック
ウール重量の1〜25重量%塗布し、所定の厚さ密度の
シートにローラープレス等の手段により成型し、所定の
密度の未硬化のバインダーが付着するシートを得る。密
度の異なる未硬化のバインダーが付着するシートを複数
枚積層し、加熱・加圧・硬化して一体に成型して製造す
る。
繊維化したロックウールに未硬化のバインダーをロック
ウール重量の1〜25重量%塗布し、所定の厚さ密度の
シートにローラープレス等の手段により成型し、所定の
密度の未硬化のバインダーが付着するシートを得る。密
度の異なる未硬化のバインダーが付着するシートを複数
枚積層し、加熱・加圧・硬化して一体に成型して製造す
る。
【0008】本発明の建築用繊維板は平均密度は20〜
400kg/m3 である。
400kg/m3 である。
【0009】
【作用】本発明の建築用繊維板は必要な性質に適応した
密度の層と厚さを選択できるので、それぞれの層は必要
な密度を持ち、適した作用効果を発揮する。例えば建築
用繊維板の表面層は密度を高く、内層は中程度にするこ
とにより軽量性、保温性、取扱い性等に優れた建築用繊
維板が得られる。
密度の層と厚さを選択できるので、それぞれの層は必要
な密度を持ち、適した作用効果を発揮する。例えば建築
用繊維板の表面層は密度を高く、内層は中程度にするこ
とにより軽量性、保温性、取扱い性等に優れた建築用繊
維板が得られる。
【0010】
[実施例1]ロックウールを繊維化する時に下記表1に
記載した配合のバインダーをロックウールに対しロック
ウールの重量の17重量%相当量を吹き付け、積層し、
250g/m2 のロックウールフエルトを得た。このフ
エルトを1000mm×1000mmにカットし、5枚
積層しプレスで圧縮し厚さ約10mmの未硬化のバイン
ダーを塗布したロックウールを積層したシート1を得
た。次に、250g/m2 のロックウールフエルトを1
000mm×1000mmにカットし、3枚積層し未硬
化のバインダーを塗布したロックウールを積層したシー
ト2を得た。シート2の上にシート1を積層し50mm
のスペーサーを用い、上下を200℃の熱プレスで挟
み、30分間加熱加圧硬化して1000mm×1000
mm、厚さ50mmの本願発明の建築用繊維板を得た。
記載した配合のバインダーをロックウールに対しロック
ウールの重量の17重量%相当量を吹き付け、積層し、
250g/m2 のロックウールフエルトを得た。このフ
エルトを1000mm×1000mmにカットし、5枚
積層しプレスで圧縮し厚さ約10mmの未硬化のバイン
ダーを塗布したロックウールを積層したシート1を得
た。次に、250g/m2 のロックウールフエルトを1
000mm×1000mmにカットし、3枚積層し未硬
化のバインダーを塗布したロックウールを積層したシー
ト2を得た。シート2の上にシート1を積層し50mm
のスペーサーを用い、上下を200℃の熱プレスで挟
み、30分間加熱加圧硬化して1000mm×1000
mm、厚さ50mmの本願発明の建築用繊維板を得た。
【0011】[比較例1]ロックウールを繊維化する時
に下記表1に記載した配合のバインダーをロックウール
に対しロックウールの重量の17重量%相当量を吹き付
け、積層し、250g/m2 のロックウールフエルトを
得た。このフエルトを1000mm×1000mmにカ
ットし、8枚積層し50mmのスペーサーを用い、上下
を200℃の熱プレスで挟み、30分間加熱加圧硬化し
て1000mm×1000mm、厚さ50mmの比較用
の建築用繊維板を得た。
に下記表1に記載した配合のバインダーをロックウール
に対しロックウールの重量の17重量%相当量を吹き付
け、積層し、250g/m2 のロックウールフエルトを
得た。このフエルトを1000mm×1000mmにカ
ットし、8枚積層し50mmのスペーサーを用い、上下
を200℃の熱プレスで挟み、30分間加熱加圧硬化し
て1000mm×1000mm、厚さ50mmの比較用
の建築用繊維板を得た。
【0012】
【表1】
【0013】[試験]実施例1及び比較例2で得た建築
用繊維板各5枚の表面硬度を測定し、表2に示した。
用繊維板各5枚の表面硬度を測定し、表2に示した。
【0014】表面硬度:日本ゴム協会規格 SRIS
0101 測定機器:高分子計器(株) ゴム硬度計 アスカーC
型 による。
0101 測定機器:高分子計器(株) ゴム硬度計 アスカーC
型 による。
【0015】
【表2】
【0016】
【発明の効果】本願発明の建築用繊維板は一枚の建築用
繊維板に必要に応じて軽量性、硬度、防音性、保温性、
強度等の諸性能面から任意の厚さと密度の層が積層され
るので従来品では得られなかったバランスの取れた性能
を有する建築用繊維板を提供できる。
繊維板に必要に応じて軽量性、硬度、防音性、保温性、
強度等の諸性能面から任意の厚さと密度の層が積層され
るので従来品では得られなかったバランスの取れた性能
を有する建築用繊維板を提供できる。
Claims (1)
- 【請求項1】 未硬化のバインダーが付着するロックウ
ールからなる、互いに密度の異なる複数枚のシートを、
積層し、加熱・加圧・硬化して一体に成型したことを特
徴とする建築用繊維板
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25014094A JPH0890721A (ja) | 1994-09-20 | 1994-09-20 | 建築用繊維板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25014094A JPH0890721A (ja) | 1994-09-20 | 1994-09-20 | 建築用繊維板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0890721A true JPH0890721A (ja) | 1996-04-09 |
Family
ID=17203420
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25014094A Pending JPH0890721A (ja) | 1994-09-20 | 1994-09-20 | 建築用繊維板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0890721A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006303969A (ja) * | 2005-04-21 | 2006-11-02 | Pioneer Electronic Corp | スピーカー装置用構成部品及びその製造方法 |
US7849958B2 (en) | 2005-04-21 | 2010-12-14 | Pioneer Corporation | Vibration system part for speaker device and manufacturing method thereof |
-
1994
- 1994-09-20 JP JP25014094A patent/JPH0890721A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006303969A (ja) * | 2005-04-21 | 2006-11-02 | Pioneer Electronic Corp | スピーカー装置用構成部品及びその製造方法 |
US7849958B2 (en) | 2005-04-21 | 2010-12-14 | Pioneer Corporation | Vibration system part for speaker device and manufacturing method thereof |
JP4677274B2 (ja) * | 2005-04-21 | 2011-04-27 | パイオニア株式会社 | スピーカー装置用構成部品及びその製造方法 |
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