JPH0890252A - インバータ式溶接電源ユニット - Google Patents
インバータ式溶接電源ユニットInfo
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- JPH0890252A JPH0890252A JP25756694A JP25756694A JPH0890252A JP H0890252 A JPH0890252 A JP H0890252A JP 25756694 A JP25756694 A JP 25756694A JP 25756694 A JP25756694 A JP 25756694A JP H0890252 A JPH0890252 A JP H0890252A
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- welding
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Abstract
(57)【要約】
[目的]設置またはメンテナンス作業の容易化と省スペ
ース化をはかり、さらには防塵・防水機能を向上させて
故障を少なくする。 [構成]ユニット筐体12の前扉14を開けると、ユニ
ット本体20の前部が露出する。正面から見て、ユニッ
ト本体20の前面左上部には溶接電流検出信号入力端子
24,チップ間電圧検出信号入力端子26、プログラム
/モニタユニット接続端子28等の溶接電源部のモニタ
信号系端子が設けられ、前面右上部にはインバータ出力
端子30が設けられ、前面右下部には三相商用交流入力
端子32が設けられ、前面下部中心部に冷却部の外部配
管接続口34(入口34a,出口34b)が設けられて
いる。また、ユニット本体20の上面に制御回路を実装
した制御基板36が配設され、この制御基板36の前端
部に溶接電源の外部インタフェース系の信号入出力端子
38が取り付けられている。
ース化をはかり、さらには防塵・防水機能を向上させて
故障を少なくする。 [構成]ユニット筐体12の前扉14を開けると、ユニ
ット本体20の前部が露出する。正面から見て、ユニッ
ト本体20の前面左上部には溶接電流検出信号入力端子
24,チップ間電圧検出信号入力端子26、プログラム
/モニタユニット接続端子28等の溶接電源部のモニタ
信号系端子が設けられ、前面右上部にはインバータ出力
端子30が設けられ、前面右下部には三相商用交流入力
端子32が設けられ、前面下部中心部に冷却部の外部配
管接続口34(入口34a,出口34b)が設けられて
いる。また、ユニット本体20の上面に制御回路を実装
した制御基板36が配設され、この制御基板36の前端
部に溶接電源の外部インタフェース系の信号入出力端子
38が取り付けられている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インバータ式の電源部
を内蔵するインバータ式溶接電源ユニットに関する。
を内蔵するインバータ式溶接電源ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】インバータ式の抵抗溶接機では、商用周
波数の交流をいったん直流に変換し、この直流をインバ
ータ回路によって商用周波数よりも高い周波数(たとえ
ば1KHz)の交流に変換し、この高周波交流を溶接ト
ランスに通してのち二次側で再び直流に整流し、この二
次側の直流を被溶接材に供給するようにしている。溶接
トランスを流れる交流の周波数が高いため、溶接トラン
スの小型軽量化が可能であり、このため、小型軽量の溶
接トランスをロボットに搭載して溶接ガンに直結するこ
ともよく行われている。
波数の交流をいったん直流に変換し、この直流をインバ
ータ回路によって商用周波数よりも高い周波数(たとえ
ば1KHz)の交流に変換し、この高周波交流を溶接ト
ランスに通してのち二次側で再び直流に整流し、この二
次側の直流を被溶接材に供給するようにしている。溶接
トランスを流れる交流の周波数が高いため、溶接トラン
スの小型軽量化が可能であり、このため、小型軽量の溶
接トランスをロボットに搭載して溶接ガンに直結するこ
ともよく行われている。
【0003】従来より、抵抗溶接の分野では、溶接トラ
ンスよりも前段の回路を電源部として定置型の電源ユニ
ットに収容し、その中で溶接電流の制御を行うようにし
ている。インバータ式の溶接電源ユニットでは、電源部
のインバータ回路や整流回路から多量の熱が出るため、
水冷式の冷却基板を設け、この冷却基板にインバータ回
路素子や整流回路素子等を取り付けている。
ンスよりも前段の回路を電源部として定置型の電源ユニ
ットに収容し、その中で溶接電流の制御を行うようにし
ている。インバータ式の溶接電源ユニットでは、電源部
のインバータ回路や整流回路から多量の熱が出るため、
水冷式の冷却基板を設け、この冷却基板にインバータ回
路素子や整流回路素子等を取り付けている。
【0004】このようなインバータ式の溶接電源ユニッ
トに内蔵されている電源部および冷却部は、それぞれ外
部から所要の電力、信号、冷却水等を供給され、外部に
所要の電力、信号、排水等を出すものである。
トに内蔵されている電源部および冷却部は、それぞれ外
部から所要の電力、信号、冷却水等を供給され、外部に
所要の電力、信号、排水等を出すものである。
【0005】従来のインバータ式溶接電源ユニットは、
ユニット前面に電源部の外部接続端子(商用交流入力端
子、インバータ出力端子、信号入出力端子等)を設け、
ユニット背面に冷却部の外部配管接続口を設けていた。
かかる溶接電源ユニットを設置するときは、最初にユニ
ット背面側で外部配管接続口に配管(ホース)を接続取
付し、次にユニット前面側で外部接続端子にそれぞれケ
ーブルを接続取付していた。また、ユニット側面にメン
テナンス用のカバーを設けており、このカバーを開けて
電源部および冷却部の修理・保守を行うようにしてい
た。
ユニット前面に電源部の外部接続端子(商用交流入力端
子、インバータ出力端子、信号入出力端子等)を設け、
ユニット背面に冷却部の外部配管接続口を設けていた。
かかる溶接電源ユニットを設置するときは、最初にユニ
ット背面側で外部配管接続口に配管(ホース)を接続取
付し、次にユニット前面側で外部接続端子にそれぞれケ
ーブルを接続取付していた。また、ユニット側面にメン
テナンス用のカバーを設けており、このカバーを開けて
電源部および冷却部の修理・保守を行うようにしてい
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のインバータ式溶
接電源ユニットでは、上記のように、電源部の外部接続
端子と冷却部の外部配管接続口とがユニットの前面と背
面とに別れているため、配管やケーブルの接続取付・取
外し作業が面倒であった。特に、この種のユニットは壁
を背にして壁際に設置されることが多いため、ユニット
背面側での作業が大変であった。また、ユニットの背面
に配管(ホース)を回すため、ユニットを壁にぴったり
つけて設置することができなかった。
接電源ユニットでは、上記のように、電源部の外部接続
端子と冷却部の外部配管接続口とがユニットの前面と背
面とに別れているため、配管やケーブルの接続取付・取
外し作業が面倒であった。特に、この種のユニットは壁
を背にして壁際に設置されることが多いため、ユニット
背面側での作業が大変であった。また、ユニットの背面
に配管(ホース)を回すため、ユニットを壁にぴったり
つけて設置することができなかった。
【0007】また、上記従来のインバータ式溶接電源ユ
ニットでは、電源部および冷却部の各部品をユニット内
の所定位置に固定取付し、ユニット側面からカバーを開
けて部品の修理・保守を行うようにしているため、メン
テナンス作業用のスペースをユニット側方に確保しなく
てはならず、しかも全ての部品に手が届くようにするに
は片面だけでなく両側面にカバーを取り付けなければな
らず、したがってユニットの両側にメンテナンス作業用
のスペースを確保する必要があった。
ニットでは、電源部および冷却部の各部品をユニット内
の所定位置に固定取付し、ユニット側面からカバーを開
けて部品の修理・保守を行うようにしているため、メン
テナンス作業用のスペースをユニット側方に確保しなく
てはならず、しかも全ての部品に手が届くようにするに
は片面だけでなく両側面にカバーを取り付けなければな
らず、したがってユニットの両側にメンテナンス作業用
のスペースを確保する必要があった。
【0008】加えて、外の塵埃や水滴等がユニット側面
のカバーの隙間からユニット内に入り込むと、電源部の
電気部品や回路基板に付着して、回路を故障させるおそ
れがあった。
のカバーの隙間からユニット内に入り込むと、電源部の
電気部品や回路基板に付着して、回路を故障させるおそ
れがあった。
【0009】本発明は、かかる問題点に鑑みてなされた
もので、設置またはメンテナンスの作業の容易化と省ス
ペース化をはかり、さらには防塵・防水機能を向上させ
て故障を少なくしたインバータ式溶接電源ユニットを提
供することを目的とする。
もので、設置またはメンテナンスの作業の容易化と省ス
ペース化をはかり、さらには防塵・防水機能を向上させ
て故障を少なくしたインバータ式溶接電源ユニットを提
供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明のインバータ式溶接電源ユニットは、インバ
ータ式の電源部および前記電源部を液冷式で冷却するた
めの冷却部を搭載し、本体前部に前記電源部の外部接続
端子および前記冷却部の外部配管接続口を設けたユニッ
ト本体と、筐体前部が開口可能で、実質的に密閉状態で
前記ユニット本体を収容するユニット筐体とを具備する
構成とした。
め、本発明のインバータ式溶接電源ユニットは、インバ
ータ式の電源部および前記電源部を液冷式で冷却するた
めの冷却部を搭載し、本体前部に前記電源部の外部接続
端子および前記冷却部の外部配管接続口を設けたユニッ
ト本体と、筐体前部が開口可能で、実質的に密閉状態で
前記ユニット本体を収容するユニット筐体とを具備する
構成とした。
【0011】
【作用】上記の構成においては、ユニット筐体の前面を
開口させると、ユニット本体の前部が露出し、そこに全
ての外部接続端子および外部配管接続口が位置する。し
たがって、ユニットの前面側で全ての配線接続および配
管接続作業を行うことが可能であり、ユニットの両側面
および背面に作業スペースを確保する必要がなくなる。
また、ユニットの背面を壁際にぴったり寄せて設置する
こともできる。さらに、ユニット本体に搭載される電源
部はユニット筐体の中にほぼ密閉状態で収容されるた
め、電源部の各電気部品または回路素子に外の塵埃や水
滴が付着し難く、故障の発生が少ない。
開口させると、ユニット本体の前部が露出し、そこに全
ての外部接続端子および外部配管接続口が位置する。し
たがって、ユニットの前面側で全ての配線接続および配
管接続作業を行うことが可能であり、ユニットの両側面
および背面に作業スペースを確保する必要がなくなる。
また、ユニットの背面を壁際にぴったり寄せて設置する
こともできる。さらに、ユニット本体に搭載される電源
部はユニット筐体の中にほぼ密閉状態で収容されるた
め、電源部の各電気部品または回路素子に外の塵埃や水
滴が付着し難く、故障の発生が少ない。
【0012】
【実施例】以下、添付図を参照して本発明の実施例を説
明する。
明する。
【0013】図1〜図5は本発明の一実施例によるイン
バータ式溶接電源ユニットの構成を示す図であり、図1
は前扉が閉まっているときの外観構成を示す斜視図、図
2は前扉が開いているときのユニット前面部の構成を示
す斜視図、図3はユニット本体の構成を示す斜視図、図
4はユニットの内部の構成を示す右側面図、図5はユニ
ットの内部の構成を示す左側面図である。なお、図解の
便宜上、図3〜図5ではケーブル類や配管類を省いてい
る。
バータ式溶接電源ユニットの構成を示す図であり、図1
は前扉が閉まっているときの外観構成を示す斜視図、図
2は前扉が開いているときのユニット前面部の構成を示
す斜視図、図3はユニット本体の構成を示す斜視図、図
4はユニットの内部の構成を示す右側面図、図5はユニ
ットの内部の構成を示す左側面図である。なお、図解の
便宜上、図3〜図5ではケーブル類や配管類を省いてい
る。
【0014】図1に示すように、本実施例のインバータ
式溶接電源ユニット10は、ボックス型のユニット筐体
12を有している。ユニット筐体12の前面には扉また
はカバー14が開閉可能または着脱可能に取り付けられ
ており、前面上端部にはたとえば動作状況を表示するラ
ンプ表示器や液晶型の表示器16が固定して取り付けら
れている。ユニット筐体12は、筐体底の左右両端より
下方に延在する一対の断面L形脚部18を有し、床面と
の間に脚部18の高さに相当する分の隙間または空間G
Pを設けている。
式溶接電源ユニット10は、ボックス型のユニット筐体
12を有している。ユニット筐体12の前面には扉また
はカバー14が開閉可能または着脱可能に取り付けられ
ており、前面上端部にはたとえば動作状況を表示するラ
ンプ表示器や液晶型の表示器16が固定して取り付けら
れている。ユニット筐体12は、筐体底の左右両端より
下方に延在する一対の断面L形脚部18を有し、床面と
の間に脚部18の高さに相当する分の隙間または空間G
Pを設けている。
【0015】図2に示すように、ユニット筐体12の前
扉14を開けると、ユニット本体20の前部が露出する
ようになっている。ユニット本体20には後述するよう
に電源部および冷却部が搭載されており、それらの外部
接続端子および外部配管接続口の全てが図示のようにユ
ニット本体20の前部に集められている。
扉14を開けると、ユニット本体20の前部が露出する
ようになっている。ユニット本体20には後述するよう
に電源部および冷却部が搭載されており、それらの外部
接続端子および外部配管接続口の全てが図示のようにユ
ニット本体20の前部に集められている。
【0016】すなわち、正面から見て、ユニット本体2
0の前面左上部には溶接電流検出信号入力端子24,チ
ップ間電圧検出信号入力端子26、プログラム/モニタ
ユニット接続端子28等の溶接電源部のモニタ信号系端
子が設けられ、前面右上部にはインバータ出力端子30
が設けられ、前面右下部には三相商用交流入力端子32
が設けられ、前面下部中心部に冷却部の外部配管接続口
34(入口34a,出口34b)が設けられている。ま
た、ユニット本体20の上面に制御回路を実装した制御
基板36が配設され、この制御基板36の前端部に溶接
電源の外部インタフェース系の信号入出力端子38が取
り付けられている。なお、検出信号入力端子24,26
の上隣には、後述するチャージランプ40と放電スイッ
チ42が設けられている。
0の前面左上部には溶接電流検出信号入力端子24,チ
ップ間電圧検出信号入力端子26、プログラム/モニタ
ユニット接続端子28等の溶接電源部のモニタ信号系端
子が設けられ、前面右上部にはインバータ出力端子30
が設けられ、前面右下部には三相商用交流入力端子32
が設けられ、前面下部中心部に冷却部の外部配管接続口
34(入口34a,出口34b)が設けられている。ま
た、ユニット本体20の上面に制御回路を実装した制御
基板36が配設され、この制御基板36の前端部に溶接
電源の外部インタフェース系の信号入出力端子38が取
り付けられている。なお、検出信号入力端子24,26
の上隣には、後述するチャージランプ40と放電スイッ
チ42が設けられている。
【0017】電源部の外部接続端子24,26,28,
30,32,38および冷却部の外部配管接続口34
a,34bには、次のようにそれぞれ所要のケーブルま
たは配管(ホース)が接続取付される。
30,32,38および冷却部の外部配管接続口34
a,34bには、次のようにそれぞれ所要のケーブルま
たは配管(ホース)が接続取付される。
【0018】溶接電流検出信号入力端子24、溶接電極
間電圧検出信号入力端子26および信号入出力端子38
には、溶接電流センサ、溶接電極および外部制御装置
(いずれも図示せず)からのセンス線または信号ケーブ
ル44,46,48がそれぞれ接続取付される。プログ
ラム/モニタユニット接続端子28には、外部プログラ
ム/モニタユニット(図示せず)からの信号ケーブル
(図示せず)が接続取付される。インバータ出力端子3
0および三相商用交流入力端子32には、溶接トランス
(図示せず)の一次側コイルおよび三相商用交流電源端
子(図示せず)からの電力ケーブル50,52がそれぞ
れ接続取付される。外部配管接続口34a,34bに
は、冷却水供給部(図示せず)からの給水管54,排水
管56がそれぞれ接続取付される。
間電圧検出信号入力端子26および信号入出力端子38
には、溶接電流センサ、溶接電極および外部制御装置
(いずれも図示せず)からのセンス線または信号ケーブ
ル44,46,48がそれぞれ接続取付される。プログ
ラム/モニタユニット接続端子28には、外部プログラ
ム/モニタユニット(図示せず)からの信号ケーブル
(図示せず)が接続取付される。インバータ出力端子3
0および三相商用交流入力端子32には、溶接トランス
(図示せず)の一次側コイルおよび三相商用交流電源端
子(図示せず)からの電力ケーブル50,52がそれぞ
れ接続取付される。外部配管接続口34a,34bに
は、冷却水供給部(図示せず)からの給水管54,排水
管56がそれぞれ接続取付される。
【0019】これらのケーブル類および配管類は、通常
はユニット背面側から底の隙間GPを通ってユニット前
部まで回されるが、脚部18に開口を設けてユニット側
面から回してもよい。
はユニット背面側から底の隙間GPを通ってユニット前
部まで回されるが、脚部18に開口を設けてユニット側
面から回してもよい。
【0020】図3に示すように、ユニット本体20は、
その前面、底面、上面および背面をそれぞれ板20a,
20b,20c,20dで囲い、両側面を開口させてい
る。ユニット本体20の底面には水冷式の冷却板60が
板面を垂直に立てるようにして配設され、この冷却板6
0の表面(部品取付面)に発熱量の多い回路たとえばイ
ンバータ回路62、整流回路64等の各素子が取り付け
られている。
その前面、底面、上面および背面をそれぞれ板20a,
20b,20c,20dで囲い、両側面を開口させてい
る。ユニット本体20の底面には水冷式の冷却板60が
板面を垂直に立てるようにして配設され、この冷却板6
0の表面(部品取付面)に発熱量の多い回路たとえばイ
ンバータ回路62、整流回路64等の各素子が取り付け
られている。
【0021】冷却板60は熱伝導率の高い金属たとえば
アルミニウムからなり、板の中に水冷パイプが内蔵また
は挿着されており、その水冷パイプの両端に本体前部の
外部配管接続口34a,34bが取り付けられている。
なお、水冷パイプは蛇管に形成され、冷却板60の外側
ではジョイント管34cによって連通している。
アルミニウムからなり、板の中に水冷パイプが内蔵また
は挿着されており、その水冷パイプの両端に本体前部の
外部配管接続口34a,34bが取り付けられている。
なお、水冷パイプは蛇管に形成され、冷却板60の外側
ではジョイント管34cによって連通している。
【0022】入口側の外部配管接続口34aより導入さ
れた冷却水は、冷却板60の中の水冷パイブを流れ、出
口側の外部配管接続口34bより排出される。このよう
にして冷却板60に冷却水が供給されることで、冷却板
60が冷やされ、ひいては冷却板60上の回路素子また
は電気部品から発生する熱が速やかに放熱されるように
なっている。
れた冷却水は、冷却板60の中の水冷パイブを流れ、出
口側の外部配管接続口34bより排出される。このよう
にして冷却板60に冷却水が供給されることで、冷却板
60が冷やされ、ひいては冷却板60上の回路素子また
は電気部品から発生する熱が速やかに放熱されるように
なっている。
【0023】図5に示すように、冷却板60の裏側に
は、整流回路64とインバータ回路62との間に電気的
に接続され、互いに直列、並列または直並列に接続され
る複数個の平滑用のコンデンサ66が一列に配置されて
いる。冷却板60の上には垂直支持板68が設けられ、
この支持板68に発熱量の比較的少ないインバータドラ
イブ回路70や他の電力系部品が取り付けられる。制御
回路部品を実装した上記制御基板36は、カラー72を
介して上板20cの上に水平に配設されている。
は、整流回路64とインバータ回路62との間に電気的
に接続され、互いに直列、並列または直並列に接続され
る複数個の平滑用のコンデンサ66が一列に配置されて
いる。冷却板60の上には垂直支持板68が設けられ、
この支持板68に発熱量の比較的少ないインバータドラ
イブ回路70や他の電力系部品が取り付けられる。制御
回路部品を実装した上記制御基板36は、カラー72を
介して上板20cの上に水平に配設されている。
【0024】ユニット本体20の背板20dには、1台
または複数台のファン74が取り付けられている。これ
らのファン74は、ユニット本体20の外から中へ空気
を流す向きに回転し、好ましくは空気流を冷却板60付
近に送るように配置される。図5に示すように、冷却板
60の裏面には多数の放熱フィン60aが一体に形成さ
れており、この放熱フィン60aに沿って空気流が流れ
るようになっている。
または複数台のファン74が取り付けられている。これ
らのファン74は、ユニット本体20の外から中へ空気
を流す向きに回転し、好ましくは空気流を冷却板60付
近に送るように配置される。図5に示すように、冷却板
60の裏面には多数の放熱フィン60aが一体に形成さ
れており、この放熱フィン60aに沿って空気流が流れ
るようになっている。
【0025】図4および図5は、ユニット筐体12にユ
ニット本体20が収容され、かつ前扉16が閉じている
状態を示している。この状態では、ユニット筐体12の
底面の前部にケーブルおよび配管を通すための開口12
aが存在するものの、ユニット本体20はユニット筐体
12の外から実質的に遮蔽されている。このため、ユニ
ット本体20のファン74の回転によって生じる空気流
は、ユニット筐体12の中で移動または対流するだけ
で、外へ出ることはない。また、この空気流はファン7
4を抜けた直後に冷却板60に触れて、そこで冷やされ
るため、気温が上がることはない。したがって、ユニッ
ト筐体12内で熱がこもるようなことはなく、装置各部
の機能が正常に保たれる。
ニット本体20が収容され、かつ前扉16が閉じている
状態を示している。この状態では、ユニット筐体12の
底面の前部にケーブルおよび配管を通すための開口12
aが存在するものの、ユニット本体20はユニット筐体
12の外から実質的に遮蔽されている。このため、ユニ
ット本体20のファン74の回転によって生じる空気流
は、ユニット筐体12の中で移動または対流するだけ
で、外へ出ることはない。また、この空気流はファン7
4を抜けた直後に冷却板60に触れて、そこで冷やされ
るため、気温が上がることはない。したがって、ユニッ
ト筐体12内で熱がこもるようなことはなく、装置各部
の機能が正常に保たれる。
【0026】このように、本実施例の溶接電源ユニット
10においては、ほぼ密閉されたユニット筐体12の内
部で空気流が流れるが、この空気流はユニット本体20
の前部には届き難い。ユニット本体20の前部は、ユニ
ット本体20の前板20aとユニット筐体12の前扉1
4との隙間FGに位置し、ユニット本体20に搭載され
ている電源部(36,62,64,70等)および冷却
部60から隔離されている。
10においては、ほぼ密閉されたユニット筐体12の内
部で空気流が流れるが、この空気流はユニット本体20
の前部には届き難い。ユニット本体20の前部は、ユニ
ット本体20の前板20aとユニット筐体12の前扉1
4との隙間FGに位置し、ユニット本体20に搭載され
ている電源部(36,62,64,70等)および冷却
部60から隔離されている。
【0027】このことは、本電源ユニット10の防塵・
防水機能上の利点となっている。つまり、前扉14の隙
間から外の塵埃または水滴がユニット筐体12内に入っ
たとしても、それらの塵埃または水滴はこの前部の隙間
FG内に閉じ込められ、内奥へは進入し難く、電源部の
回路部品に付着するおそれが少ない。このようなユニッ
ト筐体12内におけるユニット本体20の前部の隔離性
を確実なものとするには、ユニット本体20の前板20
aとユニット筐体12の内壁面との間にシール部材等を
着脱可能に設けるのが好ましい。
防水機能上の利点となっている。つまり、前扉14の隙
間から外の塵埃または水滴がユニット筐体12内に入っ
たとしても、それらの塵埃または水滴はこの前部の隙間
FG内に閉じ込められ、内奥へは進入し難く、電源部の
回路部品に付着するおそれが少ない。このようなユニッ
ト筐体12内におけるユニット本体20の前部の隔離性
を確実なものとするには、ユニット本体20の前板20
aとユニット筐体12の内壁面との間にシール部材等を
着脱可能に設けるのが好ましい。
【0028】図3、図4および図5では、図解の簡略化
を図るため、インバータ回路62、整流回路64および
ドライブ基板70、制御基板36等をそれぞれ1つのブ
ロックまたは1枚の板として示しているが、実際は各回
路または基板毎に多数の電気部品または回路素子が露出
した状態で取り付けられている。
を図るため、インバータ回路62、整流回路64および
ドライブ基板70、制御基板36等をそれぞれ1つのブ
ロックまたは1枚の板として示しているが、実際は各回
路または基板毎に多数の電気部品または回路素子が露出
した状態で取り付けられている。
【0029】なお、図2および図3に示すように、ユニ
ット本体20の底には左右両端に一対の断面L形の脚部
76が取り付けられており、これらの脚部76をユニッ
ト筐体12の底板の上で前後方向に滑らせることによっ
て、ユニット本体20をユニット筐体12の前面の開口
から出し入れすることができる。この出し入れを簡単に
行えるように、ユニット筐体12に案内部材やローラ手
段等を設けてもよい。
ット本体20の底には左右両端に一対の断面L形の脚部
76が取り付けられており、これらの脚部76をユニッ
ト筐体12の底板の上で前後方向に滑らせることによっ
て、ユニット本体20をユニット筐体12の前面の開口
から出し入れすることができる。この出し入れを簡単に
行えるように、ユニット筐体12に案内部材やローラ手
段等を設けてもよい。
【0030】図6は、インバータ式抵抗溶接機に適用し
た本実施例のインバータ式溶接電源ユニット10の回路
構成を示す。図6において、図1〜図5中の部分と対応
する部分には同一の符号を付してある。
た本実施例のインバータ式溶接電源ユニット10の回路
構成を示す。図6において、図1〜図5中の部分と対応
する部分には同一の符号を付してある。
【0031】上記した三相商用交流入力端子10にはブ
レーカ78を介して三相整流回路64の入力端子が接続
され、三相整流回路64の出力端子にはリップルを含む
直流が得られる。この直流は平滑コンデンサ66に充電
されることで、リップルを含まない安定したレベルの直
流になる。コンデンサ66からの直流はインバータ回路
62に入力される。
レーカ78を介して三相整流回路64の入力端子が接続
され、三相整流回路64の出力端子にはリップルを含む
直流が得られる。この直流は平滑コンデンサ66に充電
されることで、リップルを含まない安定したレベルの直
流になる。コンデンサ66からの直流はインバータ回路
62に入力される。
【0032】インバータ回路62は、GTRまたはIG
BTをスイッチング素子とする周知のものであって、入
力した直流を高周波のスイッチング動作によってパルス
状(矩形波)の高周波交流に変換する。インバータ回路
64のスイッチングひいてはその高周波交流出力のパル
ス幅は、インバータ・ドライブ回路70を介してCPU
(インバータ制御部)80により制御される。
BTをスイッチング素子とする周知のものであって、入
力した直流を高周波のスイッチング動作によってパルス
状(矩形波)の高周波交流に変換する。インバータ回路
64のスイッチングひいてはその高周波交流出力のパル
ス幅は、インバータ・ドライブ回路70を介してCPU
(インバータ制御部)80により制御される。
【0033】インバータ回路62より出力された高周波
交流は、上記したインバータ出力端子30よりケーブル
50を介して本溶接電源ユニット10の外に配置されて
いる溶接トランス82の一次側コイルに供給され、その
二次側コイルには降圧された高周波交流が得られる。こ
の高周波交流は一対のダイオード84a,84bからな
る整流回路によって直流に変換され、この直流の電流I
w が一対の電極チップ86a,86bを介して被溶接材
88a,88bに供給される。
交流は、上記したインバータ出力端子30よりケーブル
50を介して本溶接電源ユニット10の外に配置されて
いる溶接トランス82の一次側コイルに供給され、その
二次側コイルには降圧された高周波交流が得られる。こ
の高周波交流は一対のダイオード84a,84bからな
る整流回路によって直流に変換され、この直流の電流I
w が一対の電極チップ86a,86bを介して被溶接材
88a,88bに供給される。
【0034】CPU80は、ROM90に格納されてい
るプログラムにしたがってユニット内の全体および各部
の制御を行う。特にインバータ制御部としてCPU80
は、たとえばパルス幅変調(PWM)方式によりインバ
ータ回路62の高周波交流出力のパルス幅を制御する。
また、ファン74の運転も制御する。
るプログラムにしたがってユニット内の全体および各部
の制御を行う。特にインバータ制御部としてCPU80
は、たとえばパルス幅変調(PWM)方式によりインバ
ータ回路62の高周波交流出力のパルス幅を制御する。
また、ファン74の運転も制御する。
【0035】本実施例では、定電流制御を行えるように
溶接電流検出回路96が設けられるとともに、定電圧制
御または定電力制御を行えるようにチップ間電圧検出回
路98が設けられている。
溶接電流検出回路96が設けられるとともに、定電圧制
御または定電力制御を行えるようにチップ間電圧検出回
路98が設けられている。
【0036】溶接電流検出回路96の入力端子には、上
記した溶接電流検出信号入力端子24が接続されてい
る。一次側電流I1 を基に溶接電流を検出するときは、
一次側の導体に電流センサとしてカレントトランス10
0が取り付けられ、この電流トランス100の出力端子
が上記した信号ケーブル44を介して溶接電流検出信号
入力端子24に接続され、ひいては溶接電流検出回路9
6の入力端子に接続されることになる。あるいは、二次
側に電流センサとしてトロイダルコイル102が取り付
けられてもよい。溶接電流検出回路96では、ディップ
スイッチ等(図示せず)の切替によってカレントトラン
ス100を使用する場合とトロイダルコイル102を使
用する場合とに対応し、いずれの場合でも溶接電流IW
の電流値を表す信号またはデータをCPU80に与え
る。
記した溶接電流検出信号入力端子24が接続されてい
る。一次側電流I1 を基に溶接電流を検出するときは、
一次側の導体に電流センサとしてカレントトランス10
0が取り付けられ、この電流トランス100の出力端子
が上記した信号ケーブル44を介して溶接電流検出信号
入力端子24に接続され、ひいては溶接電流検出回路9
6の入力端子に接続されることになる。あるいは、二次
側に電流センサとしてトロイダルコイル102が取り付
けられてもよい。溶接電流検出回路96では、ディップ
スイッチ等(図示せず)の切替によってカレントトラン
ス100を使用する場合とトロイダルコイル102を使
用する場合とに対応し、いずれの場合でも溶接電流IW
の電流値を表す信号またはデータをCPU80に与え
る。
【0037】チップ間電圧検出回路98の入力端子は、
上記したチップ間電圧検出信号入力端子26に接続され
ている。このチップ間電圧検出信号入力端子26には、
上記した電圧センス線46介して電極チップ88a,8
8bが接続される。したがって、チップ間電圧検出回路
98は、両チップ88a,88b間の電圧を入力し、そ
の電圧値を表す信号またはデータをCPU98に与え
る。
上記したチップ間電圧検出信号入力端子26に接続され
ている。このチップ間電圧検出信号入力端子26には、
上記した電圧センス線46介して電極チップ88a,8
8bが接続される。したがって、チップ間電圧検出回路
98は、両チップ88a,88b間の電圧を入力し、そ
の電圧値を表す信号またはデータをCPU98に与え
る。
【0038】入出力インタフェース回路(I/O)94
は、CPU80をユニット内でディスプレイ16に接続
するとともに、上記した信号入出力端子38またはプロ
グラム/モニタユニット接続端子28(図6には図示せ
ず)を介してユニット外部のキーボードやシーケンサ等
に接続する。RAM92にはCPU80で演算されるデ
ータまたは演算結果のデータや設定値データ等が格納さ
れる。
は、CPU80をユニット内でディスプレイ16に接続
するとともに、上記した信号入出力端子38またはプロ
グラム/モニタユニット接続端子28(図6には図示せ
ず)を介してユニット外部のキーボードやシーケンサ等
に接続する。RAM92にはCPU80で演算されるデ
ータまたは演算結果のデータや設定値データ等が格納さ
れる。
【0039】インバータ回路62および三相整流回路6
4は、上記冷却板60に取り付けられている。ドライブ
回路70は、上記ドライブ基板70に取り付けられてい
る。CPU80、RAM90、ROM92、I/O9
4、溶接電流検出回路96およびチップ間電圧検出回路
98は、上記制御基板36(図6では図示せず)に取り
付けられている。
4は、上記冷却板60に取り付けられている。ドライブ
回路70は、上記ドライブ基板70に取り付けられてい
る。CPU80、RAM90、ROM92、I/O9
4、溶接電流検出回路96およびチップ間電圧検出回路
98は、上記制御基板36(図6では図示せず)に取り
付けられている。
【0040】なお、平滑コンデンサ66と並列に上記チ
ャージランプ40および放電スイッチ42が接続されて
いる。正常時は、所定電圧に充電されているコンデンサ
66の電圧によってチャージランプ40は点灯してい
る。メンテナンスの作業時にはコンデンサ66が充電し
たままだと危険なため、放電スイッチ42を押圧(閉
成)して抵抗43を介して放電電流を流すようにしてい
る。この場合、コンデンサ66の電圧が十分低くなると
チャージランプ40が消灯し、これで放電が完了したこ
とを知らせるようになっている。
ャージランプ40および放電スイッチ42が接続されて
いる。正常時は、所定電圧に充電されているコンデンサ
66の電圧によってチャージランプ40は点灯してい
る。メンテナンスの作業時にはコンデンサ66が充電し
たままだと危険なため、放電スイッチ42を押圧(閉
成)して抵抗43を介して放電電流を流すようにしてい
る。この場合、コンデンサ66の電圧が十分低くなると
チャージランプ40が消灯し、これで放電が完了したこ
とを知らせるようになっている。
【0041】上記したように、本実施例のインバータ式
溶接電源ユニットでは、ユニット本体20に電源部(3
6,62,64,70等)および冷却部60を搭載し、
それらの外部接続端子(24,26,28,30,3
2,38)および外部配管接続口(34a,34b)の
全部をユニット本体20の前部に集中配置したうえで、
このユニット本体20を前扉14付きの実質的に密閉可
能なユニット筐体12に前面開口部から出し入れ可能に
収容している。
溶接電源ユニットでは、ユニット本体20に電源部(3
6,62,64,70等)および冷却部60を搭載し、
それらの外部接続端子(24,26,28,30,3
2,38)および外部配管接続口(34a,34b)の
全部をユニット本体20の前部に集中配置したうえで、
このユニット本体20を前扉14付きの実質的に密閉可
能なユニット筐体12に前面開口部から出し入れ可能に
収容している。
【0042】かかる構成により、ユニットの前面側で全
ての配線接続および配管接続作業を行うことが可能であ
り、ユニットの両側面および背面に作業スペースを確保
する必要はなくなる。また、ユニットの背面を壁際にぴ
ったり寄せて設置することも可能である。したがって、
セッティングまたはメンテナンス作業の容易化と省スペ
ース化が図れる。また、ユニット筐体12からユニット
本体20を分離できるため、ユニットの組立てが簡単で
あるだけでなく、修理または故障時にユニット本体20
をユニット筐体12から抜き出して丸ごと別の(正常
な)ユニット本体20と交換することで、メンテナンス
作業時間の短縮化も図れる。
ての配線接続および配管接続作業を行うことが可能であ
り、ユニットの両側面および背面に作業スペースを確保
する必要はなくなる。また、ユニットの背面を壁際にぴ
ったり寄せて設置することも可能である。したがって、
セッティングまたはメンテナンス作業の容易化と省スペ
ース化が図れる。また、ユニット筐体12からユニット
本体20を分離できるため、ユニットの組立てが簡単で
あるだけでなく、修理または故障時にユニット本体20
をユニット筐体12から抜き出して丸ごと別の(正常
な)ユニット本体20と交換することで、メンテナンス
作業時間の短縮化も図れる。
【0043】さらに、ユニット本体20に搭載される電
源部(36,62,64,70等)はユニット筐体12
の中にほぼ密閉状態で収容され、前扉14の隙間から外
の塵埃や水滴等がユニット筐体12内に入って来てもユ
ニット本体20の前部に閉じ込められ電源部へは到達し
難くなっている。これにより、電源部の各電気部品また
は回路素子に外部の塵埃や水滴が付着し難く、そのぶん
故障の発生率が少なくなっている。
源部(36,62,64,70等)はユニット筐体12
の中にほぼ密閉状態で収容され、前扉14の隙間から外
の塵埃や水滴等がユニット筐体12内に入って来てもユ
ニット本体20の前部に閉じ込められ電源部へは到達し
難くなっている。これにより、電源部の各電気部品また
は回路素子に外部の塵埃や水滴が付着し難く、そのぶん
故障の発生率が少なくなっている。
【0044】なお、上記した実施例においてユニット本
体20の前部に設けられた外部接続端子(24,26,
28,30,32,38)および外部配管接続口(34
a,34b)の種類、個数、配列位置等は一例であり、
種々の変更・変形が可能である。
体20の前部に設けられた外部接続端子(24,26,
28,30,32,38)および外部配管接続口(34
a,34b)の種類、個数、配列位置等は一例であり、
種々の変更・変形が可能である。
【0045】たとえば、上記実施例ではユニット本体2
0の前部に溶接電流信号入力端子24およびチップ間電
圧検出信号入力端子26を並設している。しかし、電極
チップ86a,86b間の電圧を電圧センス線46およ
び入出力インタフェース94を介してチップ間電圧検出
回路98に入力させることも可能であり、その場合はチ
ップ間電圧検出信号入力端子26を省略することが可能
である。
0の前部に溶接電流信号入力端子24およびチップ間電
圧検出信号入力端子26を並設している。しかし、電極
チップ86a,86b間の電圧を電圧センス線46およ
び入出力インタフェース94を介してチップ間電圧検出
回路98に入力させることも可能であり、その場合はチ
ップ間電圧検出信号入力端子26を省略することが可能
である。
【0046】また、上記実施例では、カレントトランス
100をインバータ出力端子30の外側に配置し、カレ
ントトランス100の出力端子をケーブル44を介して
ユニット10の溶接電流検出信号入力端子24に接続し
ている。しかし、カレントトランス100をインバータ
出力端子30の内側つまりユニット10内に設けること
も可能であり、その場合は溶接電流検出信号入力端子2
4を介さずに内部のケーブルでカレントトランス100
を溶接電流検出回路96に接続することが可能である。
100をインバータ出力端子30の外側に配置し、カレ
ントトランス100の出力端子をケーブル44を介して
ユニット10の溶接電流検出信号入力端子24に接続し
ている。しかし、カレントトランス100をインバータ
出力端子30の内側つまりユニット10内に設けること
も可能であり、その場合は溶接電流検出信号入力端子2
4を介さずに内部のケーブルでカレントトランス100
を溶接電流検出回路96に接続することが可能である。
【0047】前扉16の構造も蝶番式に限らず、螺子止
め式や嵌め込み式を用いることも可能である。また、ユ
ニット筐体12の前面以外の面に扉またはカバーを取り
付けることも可能であり、たとえば制御基板36の修理
を容易に行えるようにユニット筐体12の上面に扉を取
り付けてもよい。
め式や嵌め込み式を用いることも可能である。また、ユ
ニット筐体12の前面以外の面に扉またはカバーを取り
付けることも可能であり、たとえば制御基板36の修理
を容易に行えるようにユニット筐体12の上面に扉を取
り付けてもよい。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のインバー
タ式溶接電源ユニットによれば、外部接続端子の配線接
続または取外しおよび外部配管接続口の配管接続または
取外しが容易に行えるだけでなく、設置または作業スペ
ースもとらなくなり、さらには防塵および防水機能を向
上させ、故障を少なくすることができる。
タ式溶接電源ユニットによれば、外部接続端子の配線接
続または取外しおよび外部配管接続口の配管接続または
取外しが容易に行えるだけでなく、設置または作業スペ
ースもとらなくなり、さらには防塵および防水機能を向
上させ、故障を少なくすることができる。
【図1】本発明の一実施例によるインバータ式溶接電源
ユニットの外観構成を示す斜視図である。
ユニットの外観構成を示す斜視図である。
【図2】実施例のインバータ式溶接電源ユニットにおけ
るユニット本体の前部の構成を示す斜視図である。
るユニット本体の前部の構成を示す斜視図である。
【図3】実施例のインバータ式溶接電源ユニットにおけ
るユニット本体の全体の構成を示す斜視図である。
るユニット本体の全体の構成を示す斜視図である。
【図4】実施例のインバータ式溶接電源ユニットの内部
の構成を示す右側面図である。
の構成を示す右側面図である。
【図5】実施例のインバータ式溶接電源ユニットの内部
の構成を示す左側面図である。
の構成を示す左側面図である。
【図6】実施例のインバータ式溶接電源ユニットの回路
構成を示す回路図てある。
構成を示す回路図てある。
10 インバータ式溶接電源ユニット 12 ユニット筐体 14 前扉 20 ユニット本体 24 溶接電流検出信号入力端子 26 チップ間電圧検出信号入力端子 28 プログラム/モニタユニット接続端子 30 商用交流入力端子 32 インバータ出力端子 34a 外部配管接続口(入口) 34b 外部配管接続口(出口) 38 信号入出力端子 60 冷却板 62 インバータ回路 74 ファン
Claims (1)
- 【請求項1】 インバータ式の電源部および前記電源部
を液冷式で冷却するための冷却部を搭載し、本体前部に
前記電源部の外部接続端子および前記冷却部の外部配管
接続口を設けたユニット本体と、 筐体前部が開口可能で、実質的に密閉状態で前記ユニッ
ト本体を収容するユニット筐体と、を具備することを特
徴とするインバータ式溶接電源ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25756694A JPH0890252A (ja) | 1994-09-27 | 1994-09-27 | インバータ式溶接電源ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25756694A JPH0890252A (ja) | 1994-09-27 | 1994-09-27 | インバータ式溶接電源ユニット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0890252A true JPH0890252A (ja) | 1996-04-09 |
Family
ID=17308056
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25756694A Pending JPH0890252A (ja) | 1994-09-27 | 1994-09-27 | インバータ式溶接電源ユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0890252A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2007183A2 (en) | 2007-06-19 | 2008-12-24 | Fanuc Ltd | Cooling structure for inverter housing |
CN106238892A (zh) * | 2016-08-26 | 2016-12-21 | 汤在英 | 冷却型机器人焊接控制柜 |
CN106270991A (zh) * | 2016-08-26 | 2017-01-04 | 汤在英 | 带有支撑台的机器人焊接控制柜 |
CN106271001A (zh) * | 2016-08-26 | 2017-01-04 | 汤在英 | 防水式机器人焊接控制柜 |
CN106735743A (zh) * | 2016-12-26 | 2017-05-31 | 上海沪通企业集团有限公司 | 防水焊条电弧焊机 |
KR200493592Y1 (ko) * | 2020-05-28 | 2021-04-30 | (주)위더스 | Dc 에어 컴프레서 내장형 플라즈마 절단기 |
-
1994
- 1994-09-27 JP JP25756694A patent/JPH0890252A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2007183A2 (en) | 2007-06-19 | 2008-12-24 | Fanuc Ltd | Cooling structure for inverter housing |
CN106238892A (zh) * | 2016-08-26 | 2016-12-21 | 汤在英 | 冷却型机器人焊接控制柜 |
CN106270991A (zh) * | 2016-08-26 | 2017-01-04 | 汤在英 | 带有支撑台的机器人焊接控制柜 |
CN106271001A (zh) * | 2016-08-26 | 2017-01-04 | 汤在英 | 防水式机器人焊接控制柜 |
CN106735743A (zh) * | 2016-12-26 | 2017-05-31 | 上海沪通企业集团有限公司 | 防水焊条电弧焊机 |
KR200493592Y1 (ko) * | 2020-05-28 | 2021-04-30 | (주)위더스 | Dc 에어 컴프레서 내장형 플라즈마 절단기 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20040517 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040525 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041012 |