JPH089011B2 - 玄米貯蔵精米装置 - Google Patents

玄米貯蔵精米装置

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JPH089011B2
JPH089011B2 JP30368390A JP30368390A JPH089011B2 JP H089011 B2 JPH089011 B2 JP H089011B2 JP 30368390 A JP30368390 A JP 30368390A JP 30368390 A JP30368390 A JP 30368390A JP H089011 B2 JPH089011 B2 JP H089011B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、玄米を貯蔵し必要に応じて精米加工して
消費に供することができる玄米貯蔵精米装置に関する。
[従来の技術] 玄米を貯蔵する局面としては、大量に扱う倉庫では米
の品質が損なわないように、低温貯蔵倉庫なるものがあ
った。又、農家などのように自家消費米を保有し、これ
を貯蔵するためには適切な設備装置がなく、紙袋あるい
は貯蔵缶の中に入れて保管し、必要に応じて精米加工
し、食用に供していた。
[発明が解決しようとする課題] ところで、このような従来の技術においては、低温倉
庫の場合初期投資が嵩むことと運転コストが大きいとい
うことの欠点があり、家庭用の飯米の貯蔵の仕方におい
ては、1年分の食糧を保管するので、収穫の翌年5月以
降において、外気温が上昇するに連れて次のような問題
が生じていた。
a、虫が孵化して貯蔵中の玄米を喰い荒す。又、上記の
虫害を防止すべく燻蒸を行うことも知られているが、実
際には匂いが付くということで行われることが稀であっ
た。
b、玄米自体の呼吸が活発化して、米自体の有する脂肪
分が酸化して変質することにより、食味が著しく低下す
る。
c、貯蔵缶から玄米を取り出す作業は手作業であり、さ
らに食用とするため別の精米機に投入して精米加工を行
わなければならないので、きわめて能率が悪かった。
[発明の目的] そこで、この発明の目的は、上述の問題点を解消すべ
く考慮したもので、低コストで得られるもので、貯蔵容
器からの取り出しを容易かつ能率の良いものとし、さら
に1年を通して貯蔵保管する玄米が夏期の外気温の上昇
にも影響されず、虫が湧かないようにするとともに変質
を防止した玄米貯蔵精米装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] この目的を達成するためにこの発明は、断熱材で構成
し、その下部に排出口を備えた密閉状の貯蔵容器と、前
記貯蔵容器の下端に接続して設け、外貯蔵容器から取り
出した玄米を連続的に精米加工できる精米装置と、前記
精米装置から繰り出される精白米を収納する精白米容器
と、前記精米装置に付設して精米過程で生ずる米糠を吸
引すル吸引ファンと、前記吸引ファンに連結して米糠を
分離して収集する米糠収集装置と、前記貯蔵容器に玄米
を投入するためのコンベヤ及びその供給用ホッパと、前
記貯蔵容器の内部壁面に貼設したセラミック製常温遠赤
外線放射体とを設けたことを特徴とする。
[作 用] この発明によれば、貯蔵を目的とする玄米をホッパに
投入し、コンベヤで貯蔵容器内に搬送収容すると、貯蔵
容器内部の温度は、米の収穫期である秋以降の比較的気
温の低い状態でほぼ密閉されるから、貯蔵容器の断熱構
造と相まって内部は低温に維持される。
さらにポーラス状のセラミックで形成する遠赤外線放
射体の作用により、貯蔵容器内部に収容された玄米に対
して、遠赤外線が常温で照射されるため、玄米内部の水
分が活性化して、玄米粒内部での水分均一化はもちろ
ん、他の粒との水分格差をも縮めると同時に過剰な水分
があれば、遠赤外線放射体が有する気孔に吸収されるこ
とになり、全体の玄米の水分を均平にする調湿効果を得
るとともに、虫の発生を抑制する効果をも得て、長期保
存を可能とし、しかも変質による食味の低下を生じな
い。
そのうえ、米の消費に当たっては、精米装置を運転し
て貯蔵容器から所望量の玄米を流下させ、精米加工を行
って精白米として取り出すことができる。
[実施例] 以下、この出願の発明について、図示した実施例に基
づいて、詳細に説明する。
第1図は、この発明を実施した一実施例を示す説明図
である。符号1で示すハウジングは、断熱材2で密閉状
に形成した冷蔵室1aと、断熱材2を貼設しない機構室1b
とに仕切られている。前記冷蔵室1a内には、底部が漏斗
状をなす貯蔵容器3を設置する。この貯蔵容器3の下端
部3aは前記冷蔵室1aの底面から前記機構室1bに抜ける排
出筒に形成し、開閉用のシャッタ3bを設ける。
又、前記貯蔵容器3の壁面内側には、ポーラス状に気
孔を有するセラミック製の遠赤外線放射体4、4、・・
を貼設する。この遠赤外線放射体4は、全面に貼付する
こともできるが、部分的であっても放射赤外線量を確保
できればよい。
前記貯蔵容器3の排出筒3a下方には、小型の精米装置
5を接続して設ける。この精米装置5を駆動するモータ
6は、反対側の軸で同時に吸引ファン7を駆動する。こ
の吸引ファン7は、前記精米装置5で発生する米糠を吸
引除去するとともに、その集糠筒7aには別に設けた米糠
袋8をセットする。米糠袋8は米糠容器8a内にセットし
て米糠収集装置となし、前記吸引ファン7の作用で送ら
れる米糠を含んだ空気の中から、米糠を濾過して捕集す
るものである。
又、符号9は前記精米装置5から繰り出される精白米
を収納する精白米容器、10は前記貯蔵容器3へ玄米を搬
入するために立設したスクリュー式のコンベヤ、11はそ
の投入用ホッパであって常時はハウジング1内に格納で
きる構成であり、12は前記コンベヤ10を駆動するモータ
である。
次にこの発明の作用について説明する。
まず、なるべく外気温度が低く湿度が低い時を選ん
で、貯蔵しようとする玄米をホッパ11から投入する。コ
ンベヤ10の作用で玄米は揚上されて、その上端(搬送
端)から貯蔵容器3内に搬入される。所望量の玄米を搬
入したならば、貯蔵容器3内に外気の影響が及ばないよ
うに密閉する。そして貯蔵体制に入る。貯蔵体制におい
て、前記貯蔵容器3の内部では、前記遠赤外線放射体
4、4、・・の作用で、発熱はしないが常時遠赤外線が
放射されているので、その効果、つまり水分の活性化と
バクテリヤの不活性化状態が得られる。
この遠赤外線の作用は、実験的に知られており、例え
ば水分が15%の玄米を遠赤外線の放射量の多少により区
分して保存したところ、波長が6〜12μmの範囲である
遠赤外線の照射があるところで、最も玄米の活性が長く
保持されており、それ以外の条件では玄米の死米化が早
くなる傾向である。
従って、遠赤外線の放射を貯蔵容器3内で行うべく、
固有の波長が6〜12μmの範囲である遠赤外線の照射を
行うセラミックを素材とした遠赤外線放射体4、4、・
・を前記貯蔵容器3内壁面に貼設したので、玄米の活性
が長く保持され、バクテリヤの不活性化による腐敗防止
効果と併せて、玄米の変質による食味低下を防止しう
る。
そして、玄米を消費するため取り出す段階では、前記
精米装置5のスイッチをオンするとともに、前記貯蔵容
器3の排出筒3aに設けたシャッタ3bを開くと、玄米は連
続的に流下して精米装置5に供給される。精米装置5は
玄米を精米加工して、精白米を精白米容器9に繰り出す
とともに、米糠を排出する。このとき、タイマを利用し
て精米装置5及びシャッタ3bを制御することにより、精
米量を設定し自動的に加工を停止差せることもできる。
米糠は、モータ6により駆動される吸引ファン7によ
り吸引分離されて集糠筒7aを経て、米糠容器8a内にセッ
トした米糠袋8に運ばれ、そこで濾過されて捕集され
る。
なお、貯蔵容器3の内部温度を不用意に上昇させない
ために、該容器の密閉状態を最後の取り出しが済むまで
崩さないことが肝要である。万が一のことを考慮して、
前記貯蔵容器3の周囲に冷風流通間隙を設け、冷蔵ユニ
ットを設けて冷風を該冷風流通間隙に供給循環させるな
らば、貯蔵は完全である。
又、貯蔵容器3の形状も漏斗状に限ったことではな
く、底面にスクレーパとコンベヤとを設けて全部排出を
可能とした構成とすることもできる。さらに、図示しな
いがハウジング1の適所には、それぞれ開口を設けると
ともに、その開口をふさぐ蓋を設けた構成とする。例え
ば、ハウジング1の上部には貯蔵容器3の内部点検用
蓋、前面には精白米容器9の出し入れ用蓋、前記米糠袋
8の出し入れ用蓋、あるいは精米装置5等の点検用蓋で
ある。
[効 果] 上記の通りであるから、この発明は、次の効果を奏す
る。
玄米を長期に貯蔵しても、虫の発生が無い。
玄米が、固有波長6〜12μmの範囲である遠赤外線を
放射するセラミックからなる遠赤外線放射体を貼設した
貯蔵容器内に収容されているから、常に活性的な条件下
におかれるので、その活性が損なわれることなく長期に
維持され、その食味を低下させることが少ない。
簡単な操作で、貯蔵中の玄米を精米加工して取り出す
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例を示す説明図である。 1はハウジング、1aは冷蔵室、1bは機構室、2は断熱
材、3は貯蔵容器、4は遠赤外線放射体、5は精米装
置、6はモータ、7は吸引ファン、8は米糠袋、9は精
白米容器、10はコンベヤ、11はホッパである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】次のA〜Gの各構成を具備したことを特徴
    とする玄米貯蔵精米装置。 A.断熱材で構成し、その下部に排出口を備えた密閉状の
    貯蔵容器、 B.前記貯蔵容器の下端に接続して設け、該貯蔵容器から
    取り出した玄米を連続的に精米加工できる精米装置、 C.前記精米装置から繰り出される精白米を収納する精白
    米容器、 D.前記精米装置に付設して精米過程で生ずる米糠を吸引
    する吸引ファン、 E.前記吸引ファンに連結して米糠を分離して収集する米
    糠収集装置、 F.前記貯蔵容器に玄米を投入するためのコンベヤ及びそ
    の供給用ホッパ、 G.前記貯蔵容器の内部壁面に貼設したセラミック製常温
    遠赤外線放射体。
JP30368390A 1990-11-08 1990-11-08 玄米貯蔵精米装置 Expired - Fee Related JPH089011B2 (ja)

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