JPH088975A - ローカルエリアネットワーク相互接続システム及び装置 - Google Patents

ローカルエリアネットワーク相互接続システム及び装置

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JPH088975A
JPH088975A JP7145923A JP14592395A JPH088975A JP H088975 A JPH088975 A JP H088975A JP 7145923 A JP7145923 A JP 7145923A JP 14592395 A JP14592395 A JP 14592395A JP H088975 A JPH088975 A JP H088975A
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JP
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interconnection
interconnection device
area network
local area
monitor
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Application number
JP7145923A
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English (en)
Inventor
Abdelhamid Ould-Ali
ウルドーアリ アブデラミド
Nicolas Geffroy
ジェフロイ ニコラス
Alain Burgain
ビュルガン アラン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koninklijke Philips NV
Original Assignee
Philips Electronics NV
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Publication date
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    • H—ELECTRICITY
    • H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00—Data switching networks
    • H04L12/28—Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
    • H04L12/46—Interconnection of networks
    • H04L12/4604—LAN interconnection over a backbone network, e.g. Internet, Frame Relay
    • H—ELECTRICITY
    • H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L69/00—Network arrangements, protocols or services independent of the application payload and not provided for in the other groups of this subclass
    • H04L69/40—Network arrangements, protocols or services independent of the application payload and not provided for in the other groups of this subclass for recovering from a failure of a protocol instance or entity, e.g. service redundancy protocols, protocol state redundancy or protocol service redirection
    • H—ELECTRICITY
    • H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00—Data switching networks
    • H04L12/66—Arrangements for connecting between networks having differing types of switching systems, e.g. gateways

Abstract

(57)【要約】 【目的】 広域ネットワーク及び冗長構成の相互接続装
置からなる相互接続ノードを含むローカルエリアネット
ワーク相互接続システムであって、相互接続装置の型及
びそれらが管理するプロトコルに依存しないシステムを
提供する。 【構成】 相互接続装置が、共通の仮の物理的アドレス
及び論理アドレスを持ち、ＬＡＮの端末から見ると一構
成体に見え、或る瞬間にはそのうちの１つだけがブリッ
ジ／ルーターの機能を完全に果たし、他の１つは故障に
なった場合に備えて待機するように構成され、ＬＡＮ上
でフレームを交換することによりそれぞれの状態を監視
するモニター手段を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、広域ネットワークを介
して相互に接続される少なくとも２つのローカルエリア
ネットワーク、及び、それぞれが特有の物理的アドレス
を持つ少なくとも２個の冗長構成相互接続装置によって
形成される一定の相互接続ノードを含むローカルエリア
ネットワーク相互接続システムに関する。本発明は、ま
た、前記システムに用いられるネットワーク相互接続装
置に関する。
【０００２】本発明は、会社のローカルエリアネットワ
ークの相互接続に関する分野で極めて重要な応用性を有
する。例えば、このような相互接続システムは、ビジネ
スにおいて、ブリッジ／ルーター型の相互接続装置を介
して本社の遠隔サーバーを利用する代理店を相互接続す
るためによく用いられる。この場合、端部のローカルエ
リアネットワークと広域ネットワーク（殆どの場合イー
サーネットとＸ２５）は高い信頼性を持つが、接続装置
特にサーバー側の相互接続装置は、システムの鎖の中で
最も弱いリンクを形成する。
【０００３】
【従来の技術】これらの信頼性を改善するため、重要な
相互接続装置に複数の冗長ＩＰルーターを用いることが
知られている。このように構成されたシステムは、前記
のＩＰルーターとこれらのルーターに接続されたローカ
ルエリアネットワークのステーションとの間における特
定のICMPメッセージの交換に基づいて管理される。この
ICMPメッセージの交換機構は、文献「コメント1256のた
めのリクェスト」("Request For Comments 1256","ICMP
Router Discovery Messages" と題して1991年 9月IETF
により刊行) に記載されている。
【０００４】更に特別には、ＩＰフレーム中に含まれる
これらの特定のICMPメッセージによって、種々のローカ
ルエリアネットワークのステーションが、インターネッ
トのサブネットワーク中に位置するルーターのＩＰイン
ターフェースのアドレスを知ることができるようにな
る。このようなメッセージは、ルーターによってステー
ションに対し周期的に送信される。各メッセージには優
先度に応じて種々のアドレスが表示される。これらのフ
レームの送信により、ステーションは特定の瞬間におい
て最も優先度の高いアドレスを利用することができる。
各メッセージは、更にメッセージ中で送信されたアドレ
スの有効性の限界を示すフィールドを含む。これによ
り、ステーションは故障したか又はアクセスできなくな
ったルーターのアドレスを廃棄する。
【０００５】このように、複数のＩＰルーターが冗長的
に接続される。これらは、各々に割当てられている各々
のアドレス及び優先度を示す各々に特有のICMPメッセー
ジを周期的に送信する。これらのフレームを送信するた
めに、ローカルエリアネットワークのステーションは最
も優先度の高いアドレスを持つルーターを用いる。この
ルーターがアクセス不可能になる（例えば相互接続装置
又はリンクの故障の場合）と、ステーションは、もはや
ルーターからICMPメッセージを受信しなくなり、その結
果最後に受信したメッセージの有効性が消えた時は、ル
ーターの存在を取消し、現存するフレームを優先度が高
い残りのルーターに向ける。
【０００６】しかしながら、この方法は、IRDPプロトコ
ル（ICMPルーターディスカバリープロトコル）をエミュ
レートするステーション向けのＩＰルーター型の相互接
続装置にしか適用できないという重大な欠点を持つ。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、一定
の相互接続ノードが冗長構成された相互接続装置によっ
て形成され、相互接続装置の型及びそれらが管理するプ
ロトコルに依存しないローカルエリアネットワークの相
互接続システム（ブリッジ、ブリッジ／ルーター、マル
チプロトコルルーター）を提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】従って本発明によるロー
カルエリアネットワーク相互接続システムは、前記のよ
うなシステムにおいて、冗長構成相互接続装置が共通の
仮の物理的アドレスと論理アドレスとを持ち、それらは
それらが接続されているローカルエリアネットワークの
ステーションに関しては唯一の構成体となり、この構成
体は、与えられた瞬間に、ブリッジ／ルーターの機能を
有しアクティブ相互接続装置と呼ばれる少なくとも１個
の相互接続装置及びアクティブ相互接続装置をサポート
するためのスタンバイ相互接続装置と呼ばれる他の１個
の相互接続装置を具え、更に、前記ローカルエリアネッ
トワーク上のモニターフレームと呼ばれるフレームの交
換によってこれらのそれぞれの状態をモニターするため
のモニター手段を具えることを特徴とする。
【０００９】このように、同一ノードの冗長構成の相互
接続装置は（それらに特有の物理的アドレスが異なるこ
とを除いて）同一に構成され、ローカルエリアネットワ
ークのステーションからは１個の構成体と見做される。
従って、１個の相互接続装置から他の相互接続装置への
ブリッジ／ルーター機能の切替え動作は、ローカルエリ
アネットワークのステーションにとっては分からない。
【００１０】更に、ローカルエリアネットワークモニタ
ーフレームを介して（相互接続装置に特有の物理的アド
レスを用いて）行われる相互接続ノードの冗長構成相互
接続装置間の交換を含む状態のモニターは、ローカルエ
リアネットワークのステーションを用いず且つ相互接続
装置によって管理されるプロトコルに全く依存しないと
いう利点を有する。
【００１１】本発明の好ましい実施例においては、前記
モニター手段が、アクティブ相互接続装置が、その状態
を示すモニターフレームを、スタンバイ相互接続装置を
宛て先として、前記ローカルエリアネットワーク上に規
則的に送信すること、及びスタンバイ相互接続装置が、
前記モニターフレームの受信をモニターし、それらを受
信しなくなった時にアクティブ状態に移ることを可能に
する構成を有する。
【００１２】本発明によるローカルエリアネットワーク
相互接続システムにおける特に有利な方法においては、
広域ネットワークの遠隔の相互接続装置による接続から
は、同一ノードの２個の冗長構成相互接続装置の各々
が、これらの接続の１つが主接続として構成され他の接
続が従属接続として構成されるように見られ、前記遠隔
の相互接続装置が、１つの冗長構成ノードに接続を試み
る際、優先的に前記主接続の確立を図り、これが不可能
の場合のみその後で前記従属接続への接続を図る手段を
具える。このシステムは、広域ネットワークの型に依存
しないという利点を有する。
【００１３】本発明の他の目的は、上述のように、少な
くとも１個の他のネットワーク相互接続装置と冗長構成
となるように接続されて冗長構成ネットワーク相互接続
ノードを形成する相互接続システムに用いられるネット
ワーク相互接続装置を提供することにある。
【００１４】本発明によれば、上述のネットワーク相互
接続装置は、仮の物理的アドレスを持ち、それが接続さ
れるローカルエリアネットワーク上でモニターフレーム
と呼ばれるフレームを交換することにより、前記相互接
続ノードを形成する他の相互接続装置の状態をモニター
し、与えられた瞬間に、アクティブ相互接続装置と呼ば
れる１個の相互接続装置がブリッジ／ルーターの機能を
有し、スタンバイ相互接続装置と呼ばれる他の１個の相
互接続装置がアクティブ相互接続装置をサポートするよ
うに構成されるモニター手段を具える。
【００１５】
【実施例】次に図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。図１は、本発明によるローカルエリアネットワーク
相互接続システムの実施例を示す図である。図１によれ
ば、本発明によるローカルエリアネットワーク相互接続
システムは、ワークステーションST1 及びST2 が接続さ
れているローカルエリアネットワークLAN1を含む。この
ローカルエリアネットワークは、ブリッジ／ルーター型
の相互接続装置BR1 を介して広域ネットワークWAN に接
続されている。
【００１６】他方、このネットワーク相互接続システム
は、更にサーバーＳＶが接続されている遠隔ローカルエ
リアネットワークLAN2を含む。このローカルエリアネッ
トワークLAN2は、二重冗長構成のブリッジ／ルーター型
相互接続装置BR2 及びBR3 によって構成される相互接続
ノードＮ２を介して広域ネットワークWAN に接続されて
いる。
【００１７】図において、これらのローカルエリアネッ
トワークLAN1及びLAN2はイーサーネットネットワークで
あり、広域ネットワークWAN はＸ25と考えてもよい。し
かし、勿論他の型のネットワーク（例えばローカルエリ
アネットワークとしてトーケンリング、広域ネットワー
クとしてフレームリレー型のネットワーク）を用いるこ
ともできる。
【００１８】受信するデータの処理中の与えられた瞬間
においては、これらの相互接続装置のいずれか１個、例
えばBR2 のみがブリッジ／ルーターの役割を担う。この
相互接続装置BR2 はアクティブ状態にある。それはロー
カルエリアネットワークLAN2上にモニターフレームと呼
ばれるフレームを他の相互接続装置BR3 に宛てて規則的
に送信する。このモニターフレームは、それがアクティ
ブ状態にあることを宛て先の装置に対して示す。
【００１９】相互接続装置BR3 はスタンバイモードにあ
り、それは、アクティブ状態の相互接続装置BR2 によっ
て送信されたモニターフレームがローカルエリアネット
ワークLAN2上にあることをチェックするだけである。
【００２０】従って、広域ネットワークWAN がＸ25型の
ネットワークである場合、通信が開始される時点で、発
呼ステーションが属する相互接続装置と被呼ステーショ
ンが属する相互接続装置との間に仮想回路が設定され
る。広域ネットワークの遠隔の相互接続装置からは、２
つの異なるネットワーク接続を通してこの相互接続ノー
ドＮ２を見ることになる。この２つのネットワーク接続
の１つは主接続を構成し、他の１つは従属接続を構成す
る。
【００２１】主接続は、冗長構成相互接続装置のうち正
常動作モードにおいてアクティブ状態にある装置、即ち
小さい方の物理的アドレスを持つ装置に対応することが
好ましい。通信が開始されると、発呼ステーションが属
する遠隔の相互接続装置が主接続を設定しようとする。
この設定が失敗した時は、次に従属接続を設定しようと
する。与えられた瞬間にはアクティブ状態の相互接続装
置のみに接続が設定される。スタンバイ状態の相互接続
装置に送信された呼のための要求はこの装置によって無
視される。
【００２２】例えば、ローカルエリアネットワークLAN1
のステーションST1 が、遠隔のローカルエリアネットワ
ークLAN2のサーバーＳＶに対してファイル転送を要求す
る場合には、最初に相互接続装置BR1 が冗長構成の相互
接続装置BR2 に対して主接続を試みこれを設定する。こ
の相互接続装置BR2 がアクティブ状態にあれば、これが
呼の要求に応答し、相互接続装置BR1 とBR2 との間に仮
想回路が設定される。
【００２３】他方、相互接続装置BR2 がアクティブ状態
にないならばこの呼の要求は無視され、相互接続装置BR
1 は相互接続装置BR3 に対する従属接続を試みこれを設
定する。広域ネットワークが未接続型のネットワークで
ある場合は、アクティブ状態にある相互接続装置に各デ
ータパケットが到着した時に、同様に仮想回路が設定さ
れる。
【００２４】更に、相互接続装置BR2 及びBR3 はそれら
に特有の物理的アドレスとは別の仮の共通の物理的アド
レスを持ち、ネットワークのステーションに対してその
仮の物理的アドレスが只１つのアドレスとして通知さ
れ、更に相互接続装置BR2 及びBR3 は同一の論理アドレ
スを持つ。相互接続ノードＮ２は従って冗長構成であり
ながら１つの仮想的な機構を形成する。これにより、ア
クティブ状態にある相互接続装置BR2 が故障した場合、
このアクティブ相互接続装置と相互接続装置BR3との置
換がシステム全体に認識されないように行われ、マルチ
プロトコルブリッジ／ルーター機能をサポートすること
ができる。
【００２５】この仮の物理的アドレスは、コンフィギュ
レーターが選択した２つの１６進法キャラクタからなる
１つの数に、相互接続装置が製造者に割当てられたアド
レスを加えることによって作られる。
【００２６】図２は、二重冗長構成の相互接続装置BR2
とBR3 との間で交換されるモニターフレームの構成を示
す図である。このフレームはＯＳＩ802.2 標準で定めら
れたデータリンクレイヤーのTESTフレームである。これ
は物理的レイヤーのフレームのデータフィールド、即
ち、図１の実施例を例にとるとイーサーネットフレーム
のデータフィールドで運ばれる。
【００２７】このようなイーサーネットフレームは以下
のような構成を有する。 ・６オクテットの第１フィールドＦ１。これはフレーム
の物理的宛て先アドレスを表す。即ち、この例において
は、冗長構成の相互接続装置の仮の物理的アドレスであ
る。 ・６オクテットの第２フィールドＦ２。これはフレーム
のソースアドレスを表す。即ち、フレームを送信する相
互接続装置の特有の物理的アドレスである。 ・２オクテットの第３フィールドＦ３。これはこのフレ
ームのデータフィールドの長さ、即ちこの例では３０オ
クテットを表す。 ・第４フィールドＦ４。これは前記データフィールドを
構成し、従ってデータリンクレイヤーのTESTフレームを
含む（このTESTフレームについては後に説明する）。 ・４オクテットでコード化された第５フィールドＦ５。
これは現在「チェックサム」と呼ばれるチェックシーケ
ンスを含み、フレーム中の起こり得るエラーの検出を可
能にする。
【００２８】データリンクレイヤーのTESTフレームを含
む第４フィールドは以下のフィールドを結合した構成を
有する。 ・１オクテットの第１フィールドＦ41。これは、送信
時、ネットワークレイヤーとデータリンクレイヤーとの
間のインターフェースにおけるアクセスポイント（現
在、用語ＳＳＡＰ、Source Service Access Point が使
われる）のアドレスを表す。ここでは、ネットワークレ
イヤーへのアクセスが不要のため、このアドレスの値は
ゼロである。
【００２９】・１オクテットの第２フィールドＦ42。こ
れは、受信時、データリンクレイヤーとネットワークレ
イヤーとの間のインターフェースにおけるアクセスポイ
ント（慣用的に、用語ＤＳＡＰ、Destination Service
Access Pointが使われる）のアドレスを表す。このアド
レスの値もゼロである。 ・１オクテットにコード化されたチェックフィールドと
呼ばれる第３フィールドＦ43。これはフレームの型を表
す。ここでは、ＯＳＩ802.2 標準による１６進コードＥ
３に対応するTESTフレームが対象となる。 ・２７オクテットにコード化された第４フィールドＦ4
4。これは実際の情報、即ち、この例ではモニターフレ
ームを表示するメッセージを含む。
【００３０】図３は、本発明による相互接続装置の状態
図を示す。この図の状態ＥＯが開始状態に対応する。こ
の状態ＥＯからスタートすると、相互接続装置が回路に
挿入される時に以下の２つの状態が可能である。 ・第１の場合。相互接続装置が通常のモード（非冗長）
で機能するように構成される場合で、相互接続装置の通
常動作に対応する状態Ｅ１に移る。
【００３１】・第２の場合。相互接続装置が冗長モード
で機能するように構成される場合で、状態Ｅ２に進む。
状態Ｅ２においては、モニター周期と呼ばれる予め定め
られてＴs2と表記される第１時間周期の間、相互接続装
置がローカルエリアネットワークを監視する。これによ
り、相互接続装置は、冗長構成の他の相互接続装置から
送信されそれがアクティブ状態であることを示すモニタ
ーフレームが存在する時には、これを検出する。このよ
うな状態は、相互接続装置が故障の後で再スタートする
時に起きる。このモニター周期Ｔs2の間に実際にモニタ
ーフレームを受信した場合は、相互接続装置は状態Ｅ
５、即ちスタンバイモードに変わる。逆の場合は、モニ
ター周期Ｔs2の経過後状態Ｅ３に移る。
【００３２】状態Ｅ３は、２つの冗長構成相互接続装置
が同時にスタートするような場合に起きる衝突を解決す
る。この状態においては、相互接続装置がモニターフレ
ームの送信を開始する。第２のモニター周期Ｔs3の間
に、相互接続装置が冗長構成の他の相互接続装置からモ
ニターフレームを受信した場合に衝突状態になる。この
時には、小さい方の特有の物理的アドレスを持つ相互接
続装置がアクティブになり、他の相互接続装置はスタン
バイモードに変わる。
【００３３】これを要約すると、相互接続装置が状態Ｅ
３にある時に、相互接続装置がモニターフレームを受信
しそれの特有の物理的アドレスが冗長構成の他の相互接
続装置のそれより大きい場合は状態Ｅ５、即ちスタンバ
イモードに変わる。他方、第２のモニター周期Ｔs3が経
過するか又は相互接続装置がモニターフレームを受信し
その特有の物理的アドレスが冗長構成の他の相互接続装
置のそれより小さい場合は、本発明による相互接続装置
は状態Ｅ４、即ちアクティブモードに変わる。
【００３４】状態Ｅ２又はＥ３にある場合、相互接続装
置は受信したデータフレームの処理を行わない。アクテ
ィブモードＥ４にある時に、相互接続装置が受信したデ
ータフレームの通常の処理を行う。更に、正規の時間間
隔Ｔｅの間をおいて、冗長構成の他の相互接続装置を宛
て先としたモニターフレームを送信する。宛て先の相互
接続装置がモニターフレームを受信しても、その特有の
物理的アドレスが冗長構成の他の相互接続装置のそれよ
り小さい場合は、本発明による相互接続装置はアクティ
ブ状態にとどまる。他方、その特有の物理的アドレスが
冗長構成の他の相互接続装置のそれより大きい場合は、
スタンバイモードＥ５に移る。
【００３５】スタンバイモードＥ５では、本発明による
相互接続装置は受信したデータフレームの処理を行わな
い。モニターフレームを受信した時は、モニタータイマ
ーと呼ばれるタイマーを再起動する。モニタータイマー
が終点に至った場合は、その相互接続装置はアクティブ
状態Ｅ４に移る。
【００３６】図４は、２個の冗長構成相互接続装置が一
連の動作を行う間にこれらの間で行われる交換を示す図
である。一連の動作としては、スタート、次にアクティ
ブ状態の相互接続装置BR2 が故障した時にスタンバイ状
態の相互接続装置BR3 がこれに置換わる動作を示す。
【００３７】相互接続装置BR2 が最初にスタートし、状
態Ｅ２に移り、第１のモニター周期Ｔs2の間ローカルエ
リアネットワーク上を監視する。第１のモニター周期の
間に相互接続装置BR3 がスタートする。これは次に状態
Ｅ２に移り、ローカルエリアネットワークを監視する。
相互接続装置BR2 のモニター周期Ｔs2が経過するとこれ
は状態Ｅ３に移り、相互接続装置BR3 に向けてモニター
フレームを送信し、次いで第２のモニター周期Ｔs3の間
ローカルエリアネットワークを監視する。相互接続装置
BR3 はこのモニターフレームを受信し、スタンバイモー
ドＥ５に移る。
【００３８】相互接続装置BR2 の第２のモニター周期Ｔ
s3の経過後これはアクティブ状態Ｅ４に変わり、相互接
続装置BR3 に向けて正規の時間間隔Ｔｅでモニターフレ
ームを送信する。次に、故障すると、相互接続装置BR2
の動作が止まる。相互接続装置BR3 のモニタータイマー
は、相互接続装置BR2 からのモニターフレームを受信す
ることなく終点（Ｔｅ）に至る。これにより、相互接続
装置BR3 はアクティブ状態Ｅ４に移り、相互接続装置BR
2 に向けて正規の時間間隔Ｔｅでモニターフレームを送
信する。
【００３９】次に、相互接続装置BR2 が再び回復すると
する。相互接続装置BR2 は状態Ｅ２に変わり、ローカル
エリアネットワークを監視する。相互接続装置BR2 は一
定の時間周期の終りに相互接続装置BR3 からのモニター
フレームを受信し、スタンバイモードＥ５に移る。図５
は、スタートの時点で相互接続装置が衝突状態にある場
合において、２個の冗長構成相互接続装置間で行われる
交換を示す図である。
【００４０】相互接続装置BR2 及びBR3 が同時に動作状
態に入る。両者共状態Ｅ２に移り、モニター周期Ｔs2の
間ローカルエリアネットワークを監視する。モニター周
期経過後両者共状態Ｅ３に移り、それぞれ相互接続装置
BR3 、BR2 に向けてモニターフレームを送信する。相互
接続装置BR2 の特有の物理的アドレスが相互接続装置BR
3 のそれより小さいので、相互接続装置BR2 がアクティ
ブモードＥ４に変わり、相互接続装置BR3 はスタンバイ
モードＥ５に変わる。次いで、相互接続装置BR2 が規則
的に相互接続装置BR3 を宛て先とするモニターフレーム
を送信する。
【００４１】図６によれば、本発明による相互接続装置
BR2 は、例えばMotorola6380からなるアプリケーション
プロセッサ10に接続される広域ネットワークインターフ
ェースIW2 を具える。このプロセッサ10は、それ自身バ
ス14により装置構成メモリーと呼ばれるメモリー11に接
続されており、特に、相互接続装置の仮の物理的アドレ
ス、特有の物理的アドレス及び論理アドレスと共に、相
互接続装置が通常の状態或いは冗長構成の状態のいずれ
にあるかを表す変数を含む。
【００４２】プロセッサ10はこのバス14によって、更
に、図３に示した状態図に従って本発明を実施するため
に特に必要なプロセッサ10の動作命令を含むスタティッ
クメモリー12に接続され、更にデータを含むランダムア
クセスメモリー13に接続されている。相互接続装置BR2
は更に通信制御装置20に接続される少なくとも１個のロ
ーカルエリアネットワークインターフェースIL2 を具え
る。この通信制御装置20は、例えばイーサーネットロー
カルエリアネットワークのために設けられ、Intel82503
送信装置及びIntel82596DX制御装置によって構成され
る。
【００４３】この通信制御装置20はそれ自身バス22によ
って、例えばInmosT400 から構成される通信プロセッサ
23及び本発明を実施するために特に必要な通信プロセッ
サ23の動作命令を含むスタティックメモリー21に、更に
前記データメモリー13に接続されている。２個のプロセ
ッサ10及び23の間の通信は、従ってデータメモリー13を
介して行われる。
【００４４】勿論、上述の実施例においては、本発明の
範囲を逸脱することなく、特に等価な技術的手段の置換
による変形が可能である。例えば、２つの個別のブリッ
ジ／ルーター機能を持つ１個の相互接続装置（例えば同
一シャーシ中の２枚のカードのような形態）によって本
発明を実施することができ、そのようにすることによっ
て、同一の電気的及び機械的環境で動作するという利点
が得られる。更に、通信プロセッサ23とアプリケーショ
ンプロセッサ20との機能を結合した１つのプロセッサを
持つ相互接続装置によって本発明を実現することもでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明によるローカルエリアネットワーク相互
接続システムの実施例を示す図である。
【図２】冗長構成の相互接続装置間で交換されるモニタ
ーフレームの構成を示す図である。
【図３】本発明による相互接続装置の状態図を示す図で
ある。
【図４】２個の冗長構成相互接続装置が連続して一連の
動作を行う間にこれらの間で行われる交換を示す図であ
る。
【図５】スタートの時点で相互接続装置が衝突状態にあ
る場合に２個の冗長構成相互接続装置間で行われる交換
を示す図である。
【図６】本発明によるネットワーク相互接続装置の実施
例を示す図である。
【符号の説明】
１０ アプリケーションプロセッサ １１ 装置構成メモリー １２ スタティックメモリー １３ ランダムアクセスメモリー １４ バス ２０ 通信制御装置 ２１ スタティックメモリー ２２ バス ２３ 通信プロセッサ ＷＡＮ 広域ネットワーク ＬＡＮ１、ＬＡＮ２ ローカルエリアネットワーク ＳＴ１、ＳＴ２ ＬＡＮのステーション Ｎ２ 相互接続ノード ＢＲ１ 相互接続装置 ＢＲ２、ＢＲ３ 冗長構成相互接続装置 ＳＶ サーバー Ｆ１〜Ｆ５ モニターフレーム中のフィールド Ｅ０〜Ｅ５ 相互接続装置の状態 Ｔｅ、Ｔｓ２、Ｔｓ３ モニター周期 ＩＷ２ 広域ネットワークインターフェース ＩＬ２ ローカルエリアネットワークインターフェース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｈ０４Ｌ 29/14 9371−5Ｋ Ｈ０４Ｌ 13/00 ３１３ (72)発明者 ニコラス ジェフロイ フランス国 92290 シャテネイ マラブ リ シェマン ド ラ ジュスティス 24 (72)発明者 アラン ビュルガン フランス国 75014 パリ リュ カンパ ーニュ プロミエール 25

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 広域ネットワーク(WAN) を介して相互に
    接続される少なくとも２つのローカルエリアネットワー
    ク(LAN1 、LAN2) 、及び、それぞれが特有の物理的アド
    レスを持つ少なくとも２個の冗長構成相互接続装置(BR
    2、BR3)によって形成される一定の相互接続ノード（N
    2）を含むローカルエリアネットワーク相互接続システ
    ムにおいて、 前記冗長構成相互接続装置(BR2、BR3)が共通の仮の物理
    的アドレスと論理アドレスとを持ち、それらはそれらが
    接続されているローカルエリアネットワーク(LAN2)のス
    テーション(SV)に関しては唯一の構成体となり、この構
    成体は、与えられた瞬間に、ブリッジ／ルーターの機能
    を有しアクティブ相互接続装置と呼ばれる少なくとも１
    個の相互接続装置(BR2又はBR3)と、アクティブ相互接続
    装置をサポートするためのスタンバイ相互接続装置と呼
    ばれる他の１個の相互接続装置(BR3又はBR2)とを具え、 更に、前記ローカルエリアネットワーク上のモニターフ
    レームと呼ばれるフレームの交換によってこれらのそれ
    ぞれの状態をモニターするためのモニター手段を具える
    ことを特徴とするローカルエリアネットワーク相互接続
    システム。
  2. 【請求項２】 前記モニター手段が、 アクティブ相互接続装置(BR2又はBR3)が、その状態を示
    すモニターフレームを、スタンバイ相互接続装置(BR3又
    はBR2)を宛て先として前記ローカルエリアネットワーク
    (LAN2)上に規則的に送信すること、及びスタンバイ相互
    接続装置(BR3又はBR2)が、前記モニターフレームの受信
    をモニターし、それらを受信しなくなった時にアクティ
    ブ状態に移ることを可能にする構成を有することを特徴
    とする請求項１に記載のローカルエリアネットワーク相
    互接続システム。
  3. 【請求項３】 広域ネットワークの遠隔の相互接続装置
    による接続からは、同一ノードの２個の冗長構成相互接
    続装置の各々が、これらの接続の１つが主接続として構
    成され他の接続が従属接続として構成されるように見ら
    れ、 前記遠隔の相互接続装置が、１つの冗長構成ノードに接
    続を試みる際、優先的に前記主接続の確立を図り、これ
    が不可能の場合のみその後で前記従属接続への接続を図
    る手段を具えることを特徴とする請求項１又は２に記載
    のローカルエリアネットワーク相互接続システム。
  4. 【請求項４】 正常モードで動作している時に、前記相
    互接続装置(BR2、BR3)の特有の物理的アドレスに基づい
    てアクティブである相互接続装置を決定する手段を具え
    ることを特徴とする請求項１乃至３のいずれか１項に記
    載のローカルエリアネットワーク相互接続システム。
  5. 【請求項５】 少なくとも１個の他の相互接続装置(BR
    3、BR2)に必要により冗長構成モードで接続されて冗長
    構成ネットワーク相互接続ノード(N2)を形成することに
    より、広域ネットワーク(WAN) を介してローカルエリア
    ネットワーク(LAN1 、LAN2) を相互接続するシステムに
    用いられるネットワーク相互接続装置(BR2、BR3)におい
    て、 仮の物理的アドレスを持ち、 それが接続されるローカルエリアネットワーク上でモニ
    ターフレームと呼ばれるフレームを交換することによ
    り、前記相互接続ノードを形成する他の相互接続装置の
    状態をモニターし、与えられた瞬間に、アクティブ相互
    接続装置と呼ばれる１個の相互接続装置がブリッジ／ル
    ーターの機能を有し、スタンバイ相互接続装置と呼ばれ
    る他の１個の相互接続装置がアクティブ相互接続装置を
    サポートするように構成されるモニター手段を具えるこ
    とを特徴とするネットワーク相互接続装置。
  6. 【請求項６】 前記モニター手段が、 アクティブ相互接続装置(BR2又はBR3)が、その状態を示
    すモニターフレームを、スタンバイ相互接続装置(BR3又
    はBR2)を宛て先として前記ローカルエリアネットワーク
    (LAN2)上に規則的に送信すること、及びスタンバイ相互
    接続装置(BR3又はBR2)が、前記モニターフレームの受信
    をモニターし、それらを受信しなくなった時にアクティ
    ブ状態に移ることを可能にする構成を有することを特徴
    とする請求項５に記載のネットワーク相互接続装置。
  7. 【請求項７】 スタンバイモードの間、相互接続装置が
    広域ネットワーク(WAN) を通して遠隔の相互接続装置に
    接続することを禁止する手段を具えることを特徴とする
    請求項５又は６に記載のネットワーク相互接続装置。
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