JPH0889720A - フィルタ装置 - Google Patents
フィルタ装置Info
- Publication number
- JPH0889720A JPH0889720A JP6250019A JP25001994A JPH0889720A JP H0889720 A JPH0889720 A JP H0889720A JP 6250019 A JP6250019 A JP 6250019A JP 25001994 A JP25001994 A JP 25001994A JP H0889720 A JPH0889720 A JP H0889720A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- filter
- filter body
- space
- groove
- wall surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Filtration Of Liquid (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 フィルタのフィルタボディへの張り付きを防
止すると共に有効面積も十分とることが出来且つ加工工
数も低減することの出来るフィルタ装置を提供する。 【構成】 空間１ｃの試料通路方向に対向する壁面の外
周寄りには溝１ｄを周設すると共に該溝より内径側には
テ−パ面１ｅを形成したフィルタボディ１と、試料通路
方向に対向する外周寄りには前記フィルタボディ１の溝
１ｄに嵌まる突起２ｄを周設すると共に該突起２ｄより
内径側にはテ−パ面２ｅを形成したフィルタ押さえ２
と、フィルタボディ１の空間１ｃに配置されるフィルタ
３とよりなるフィルタ装置。
止すると共に有効面積も十分とることが出来且つ加工工
数も低減することの出来るフィルタ装置を提供する。 【構成】 空間１ｃの試料通路方向に対向する壁面の外
周寄りには溝１ｄを周設すると共に該溝より内径側には
テ−パ面１ｅを形成したフィルタボディ１と、試料通路
方向に対向する外周寄りには前記フィルタボディ１の溝
１ｄに嵌まる突起２ｄを周設すると共に該突起２ｄより
内径側にはテ−パ面２ｅを形成したフィルタ押さえ２
と、フィルタボディ１の空間１ｃに配置されるフィルタ
３とよりなるフィルタ装置。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、気体や液体等の流体
試料を分析機器へ導入する際試料中に混在している不純
物粒子（ダスト）を除去するためのフィルタ装置に関す
る。
試料を分析機器へ導入する際試料中に混在している不純
物粒子（ダスト）を除去するためのフィルタ装置に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】環境用ガス分析装置や発生源ガス分析装
置、ガスクロマトグラフや液体クロマトグラフ或いは分
光分析装置等の分析機器を利用して流体試料を分析する
場合測定値に悪影響を及ぼす不純物、特に微細なダスト
等は分析機器に導入する前に除去しなければならない。
このような不純物を除去する際には図４に示すようなフ
ィルタ装置が用いられる。このフィルタ装置は、フィル
タボディ１１の中央部に試料通路１１ａを設けると共に
周囲に該通路方向に対向する壁面１１ｂを有する空間１
１ｃを形成し、該空間１１ｃにフィルタ１３を配置し、
中央部に試料通路１２ａを設けたフィルタ押さえ１２で
押さえて固定するようになっている。このフィルタ１３
を固定する場合、入口側からの圧力によるフィルタボデ
ィ１１の壁面１１ｂへのいわゆる『張り付き』を防止す
るため該フィルタ１３の後方（試料通過側）には所定の
『張り付き防止策』を講じなければならない。
置、ガスクロマトグラフや液体クロマトグラフ或いは分
光分析装置等の分析機器を利用して流体試料を分析する
場合測定値に悪影響を及ぼす不純物、特に微細なダスト
等は分析機器に導入する前に除去しなければならない。
このような不純物を除去する際には図４に示すようなフ
ィルタ装置が用いられる。このフィルタ装置は、フィル
タボディ１１の中央部に試料通路１１ａを設けると共に
周囲に該通路方向に対向する壁面１１ｂを有する空間１
１ｃを形成し、該空間１１ｃにフィルタ１３を配置し、
中央部に試料通路１２ａを設けたフィルタ押さえ１２で
押さえて固定するようになっている。このフィルタ１３
を固定する場合、入口側からの圧力によるフィルタボデ
ィ１１の壁面１１ｂへのいわゆる『張り付き』を防止す
るため該フィルタ１３の後方（試料通過側）には所定の
『張り付き防止策』を講じなければならない。
【０００３】張り付き防止策としては、例えば図５に示
すように、フィルタボディ１１の空間１１ｃ内の通路方
向に対向する壁面１１ｂに多数の突起１１ｄを形成し、
該フィルタ１３をこれらの突起１１ｄに当接させるよう
に配置し、前記フィルタ押さえ１２に形成した円筒部１
２ｂの端面で押さえて固定するものが知られている。こ
の場合、フィルタボディ１１の空間１１ｃの内周面には
雌ねじ１１ｅを螺刻し、フィルタ押さえ１２の円筒部１
２ｂの外周面には雄ねじ１２ｃを螺刻してこれらを螺合
させるようになっている。
すように、フィルタボディ１１の空間１１ｃ内の通路方
向に対向する壁面１１ｂに多数の突起１１ｄを形成し、
該フィルタ１３をこれらの突起１１ｄに当接させるよう
に配置し、前記フィルタ押さえ１２に形成した円筒部１
２ｂの端面で押さえて固定するものが知られている。こ
の場合、フィルタボディ１１の空間１１ｃの内周面には
雌ねじ１１ｅを螺刻し、フィルタ押さえ１２の円筒部１
２ｂの外周面には雄ねじ１２ｃを螺刻してこれらを螺合
させるようになっている。
【０００４】また、前記フィルタボディ１１にフィルタ
１３を配置する場合、張り付き防止策としてフィルタボ
ディ１１の壁面１１ｂに設けた前記突起１１ｄの代わり
に、図６に示すように、多数の通過孔を有するネット
（例えばメッシュフィルタや多層状のネットフィルタ）
１４を設置し、該ネット１４の上からフィルタ１３を取
り付けることもある。
１３を配置する場合、張り付き防止策としてフィルタボ
ディ１１の壁面１１ｂに設けた前記突起１１ｄの代わり
に、図６に示すように、多数の通過孔を有するネット
（例えばメッシュフィルタや多層状のネットフィルタ）
１４を設置し、該ネット１４の上からフィルタ１３を取
り付けることもある。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上記するように、分析
機器へ試料を導入する際にはフィルタを通過させ不純物
を除去するが、フィルタの張り付きを防止してフィルタ
性能を長く維持するためにもフィルタ１３と該フィルタ
１３を取り付けるフィルタボディ１１の壁面１１ｂ前後
には何らかの形で必ず所定の空間が必要である。しかし
従来フィルタボディ１１に形成される突起１１ｄでも時
間の経過と共にヘタリが生じて有効面積が減少したり、
ネット１４を使用する場合ネットを別途必要とすると共
にその取付け取外しを容易にする構造が必要となる。
機器へ試料を導入する際にはフィルタを通過させ不純物
を除去するが、フィルタの張り付きを防止してフィルタ
性能を長く維持するためにもフィルタ１３と該フィルタ
１３を取り付けるフィルタボディ１１の壁面１１ｂ前後
には何らかの形で必ず所定の空間が必要である。しかし
従来フィルタボディ１１に形成される突起１１ｄでも時
間の経過と共にヘタリが生じて有効面積が減少したり、
ネット１４を使用する場合ネットを別途必要とすると共
にその取付け取外しを容易にする構造が必要となる。
【０００６】また、分析試料によってはフィルタボディ
１１等をフッ素樹脂等の化学的に安定性のある特定の合
成樹脂を切削加工して使用しなければならないことがあ
る。しかし切削加工に際しては加工工数が増大しコスト
アップとなり、特にフィルタボディ１１の内部空間に突
起１１ｄのようなものを形成することは加工が困難で且
つコストアップを伴うことになる。
１１等をフッ素樹脂等の化学的に安定性のある特定の合
成樹脂を切削加工して使用しなければならないことがあ
る。しかし切削加工に際しては加工工数が増大しコスト
アップとなり、特にフィルタボディ１１の内部空間に突
起１１ｄのようなものを形成することは加工が困難で且
つコストアップを伴うことになる。
【０００７】この発明は上記する課題を解決するために
なされたものであり、フィルタのフィルタボディへの張
り付きを防止すると共に有効面積も十分とることが出来
且つ加工工数も低減することの出来るフィルタ装置を提
供することを目的とする。
なされたものであり、フィルタのフィルタボディへの張
り付きを防止すると共に有効面積も十分とることが出来
且つ加工工数も低減することの出来るフィルタ装置を提
供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】即ち、この発明は上記す
る課題を解決するために、試料用通路周囲に空間を形成
したフィルタボディと、前記フィルタボディの空間に配
置されるフィルタと、前記フィルタをフィルタボディ側
に押し付けるフィルタ押さえとで構成されるフィルタ装
置において、前記フィルタボディの空間の試料通路方
向に対向する壁面の外周寄りに溝を周設すると共に該溝
より内径側には試料通過方向に傾斜するテ−パ面を形成
し、前記フィルタ押さえの前記フィルタボディの空間の
壁面に対向する壁面の外周寄りには前記フィルタボディ
の溝に嵌まる突起を周設すると共に該突起より内径側に
は通路の試料流入方向に傾斜するテ−パ面を形成したこ
とを特徴とする。また前記フィルタボディの空間の試
料通路方向に対向する壁面の外周寄りには溝を周設する
と共に該溝より内径側には径方向に短い平坦面を形成し
更に該平坦面の端部より内径側には凹部を形成し、前記
フィルタ押さえの前記フィルタボディの空間の壁面に対
向する壁面の外周寄りには前記フィルタボディの溝に嵌
まる突起を周設すると共に該突起より内径側には短い平
坦面を形成し更に該平坦面の端部より内径側には凹部を
形成したことを特徴とする。或いは前記フィルタボデ
ィの空間の試料通路方向に対向する壁面の外周寄りには
突起を周設し、前記フィルタ押さえの前記フィルタボデ
ィの空間の壁面に対向する壁面の外周寄りには前記フィ
ルタボディの突起が嵌まる溝を周設したことを特徴とす
る。
る課題を解決するために、試料用通路周囲に空間を形成
したフィルタボディと、前記フィルタボディの空間に配
置されるフィルタと、前記フィルタをフィルタボディ側
に押し付けるフィルタ押さえとで構成されるフィルタ装
置において、前記フィルタボディの空間の試料通路方
向に対向する壁面の外周寄りに溝を周設すると共に該溝
より内径側には試料通過方向に傾斜するテ−パ面を形成
し、前記フィルタ押さえの前記フィルタボディの空間の
壁面に対向する壁面の外周寄りには前記フィルタボディ
の溝に嵌まる突起を周設すると共に該突起より内径側に
は通路の試料流入方向に傾斜するテ−パ面を形成したこ
とを特徴とする。また前記フィルタボディの空間の試
料通路方向に対向する壁面の外周寄りには溝を周設する
と共に該溝より内径側には径方向に短い平坦面を形成し
更に該平坦面の端部より内径側には凹部を形成し、前記
フィルタ押さえの前記フィルタボディの空間の壁面に対
向する壁面の外周寄りには前記フィルタボディの溝に嵌
まる突起を周設すると共に該突起より内径側には短い平
坦面を形成し更に該平坦面の端部より内径側には凹部を
形成したことを特徴とする。或いは前記フィルタボデ
ィの空間の試料通路方向に対向する壁面の外周寄りには
突起を周設し、前記フィルタ押さえの前記フィルタボデ
ィの空間の壁面に対向する壁面の外周寄りには前記フィ
ルタボディの突起が嵌まる溝を周設したことを特徴とす
る。
【０００９】
【作用】フィルタ装置を上記手段とした場合の作用につ
いて添付図（図１乃至図３）とその符号を用いて説明す
る。上記及びの手段としたフィルタ装置を組み立て
ると、フィルタ３はその外周近傍をフィルタボディ１側
の壁面１ｂに周設した溝１ｄとフィルタ押さえ２側に周
設した突起２ｄとに挟み込まれタイコ状にピンと引っ張
った状態で固定される。こうして該フィルタ３は溝１ｄ
と突起２ｄとによってしっかり固定されるので弛んで外
れたりすることはなく、またフィルタ３自身の『張り付
き或いはへたり』も防止することが出来る。更に、該フ
ィルタ３の両側には前記テ−パ面１ｅ及び２ｅ或いは凹
部１ｇ及び２ｇによって形成される空間５及び６がある
ためフィルタとしての有効面積が大きくなりそのフィル
タ性能を十分維持することが出来る。の手段でも全く
同様である。
いて添付図（図１乃至図３）とその符号を用いて説明す
る。上記及びの手段としたフィルタ装置を組み立て
ると、フィルタ３はその外周近傍をフィルタボディ１側
の壁面１ｂに周設した溝１ｄとフィルタ押さえ２側に周
設した突起２ｄとに挟み込まれタイコ状にピンと引っ張
った状態で固定される。こうして該フィルタ３は溝１ｄ
と突起２ｄとによってしっかり固定されるので弛んで外
れたりすることはなく、またフィルタ３自身の『張り付
き或いはへたり』も防止することが出来る。更に、該フ
ィルタ３の両側には前記テ−パ面１ｅ及び２ｅ或いは凹
部１ｇ及び２ｇによって形成される空間５及び６がある
ためフィルタとしての有効面積が大きくなりそのフィル
タ性能を十分維持することが出来る。の手段でも全く
同様である。
【００１０】
【実施例】以下、この発明の具体的実施例について図面
を参照しながら説明する。図１は、この発明のフィルタ
装置の構成を示す縦断面図である。このフィルタ装置
は、中心部に試料用通路１ａが穿設され該試料通路１ａ
方向に対向する壁面１ｂを有する空間１ｃを形成したフ
ィルタボディ１と、前記フィルタボディ１の空間１ｃに
配置されるフィルタ３と、中心部に試料通路２ａを穿設
し前記フィルタ３をフィルタボディ１に押し付けるフィ
ルタ押さえ２と、で構成される。
を参照しながら説明する。図１は、この発明のフィルタ
装置の構成を示す縦断面図である。このフィルタ装置
は、中心部に試料用通路１ａが穿設され該試料通路１ａ
方向に対向する壁面１ｂを有する空間１ｃを形成したフ
ィルタボディ１と、前記フィルタボディ１の空間１ｃに
配置されるフィルタ３と、中心部に試料通路２ａを穿設
し前記フィルタ３をフィルタボディ１に押し付けるフィ
ルタ押さえ２と、で構成される。
【００１１】前記フィルタボディ１及びフィルタ押さえ
２は通常ＳＯ2 やＯ3 のような吸着性の強いガスを含む
場合や排気ガスのような腐食性の強いガスを含む場合に
は耐蝕性のある合成樹脂、例えばＰＴＦＥ（ポリテトラ
フルオロエチレン）等のフッ素樹脂で製作されることが
好ましいが、適当な耐蝕性金属等でも良い。前記フィル
タボディ１の空間１ｃ内の通路方向に対向する壁面１ｂ
には外周寄りに溝１ｄが周設される。そしてこの溝１ｄ
より内径側には試料通過方向に傾斜するテ−パ面１ｅが
形成される。また、前記フィルタ押さえ２には前記フィ
ルタボディ１の空間１ｃに嵌め入れる筒部２ｃが形成さ
れ、該筒部２の前記フィルタボディ１の空間１ｃの壁面
１ｂに対向する壁面２ｂの外周寄りには前記フィルタボ
ディ１の溝１ｄに嵌まる突起２ｄが周設される。そして
該突起２ｄより内径側には試料流入方向に傾斜するテ−
パ面２ｅが形成される。尚、４はシ−ル用のＯリングで
あって内部を密封するためのものである。該Ｏリング４
はフィルタ押さえ２の筒部２ｃ外周に形成された溝２ｉ
にはめ込まれる。
２は通常ＳＯ2 やＯ3 のような吸着性の強いガスを含む
場合や排気ガスのような腐食性の強いガスを含む場合に
は耐蝕性のある合成樹脂、例えばＰＴＦＥ（ポリテトラ
フルオロエチレン）等のフッ素樹脂で製作されることが
好ましいが、適当な耐蝕性金属等でも良い。前記フィル
タボディ１の空間１ｃ内の通路方向に対向する壁面１ｂ
には外周寄りに溝１ｄが周設される。そしてこの溝１ｄ
より内径側には試料通過方向に傾斜するテ−パ面１ｅが
形成される。また、前記フィルタ押さえ２には前記フィ
ルタボディ１の空間１ｃに嵌め入れる筒部２ｃが形成さ
れ、該筒部２の前記フィルタボディ１の空間１ｃの壁面
１ｂに対向する壁面２ｂの外周寄りには前記フィルタボ
ディ１の溝１ｄに嵌まる突起２ｄが周設される。そして
該突起２ｄより内径側には試料流入方向に傾斜するテ−
パ面２ｅが形成される。尚、４はシ−ル用のＯリングで
あって内部を密封するためのものである。該Ｏリング４
はフィルタ押さえ２の筒部２ｃ外周に形成された溝２ｉ
にはめ込まれる。
【００１２】図２（Ａ）は前記フィルタボディ１の空間
１ｃにフィルタ３を配置しフィルタ押さえ２で押さえて
組み立てた状態のフィルタ装置の縦断面図、図２（Ｂ）
は図２（Ａ）のＰ部拡大図である。これらの図に示すよ
うに、このフィルタ装置を組み立てると、フィルタ３は
その外周近傍をフィルタボディ１側の壁面１ｂに周設し
た溝１ｄとフィルタ押さえ２側に周設した突起２ｄとに
挟み込まれタイコ状にピンと引っ張った状態で固定され
る。こうして該フィルタ３は溝１ｄと突起２ｄとによっ
てしっかり固定されるので弛んで外れたりすることはな
く、またフィルタ３自身の『張り付き或いはへたり』も
防止することが出来る。更に、該フィルタ３の両側には
前記テ−パ面１ｅ及び２ｅによって形成される空間５及
び６があるためフィルタとしての有効面積が大きくなり
そのフィルタ機能を十分維持することが出来る。尚、前
記フィルタボディ１の壁面１ｂに設ける溝１ｄとフィル
タ押さえ２の面２ｂに設ける突起２ｄとは逆にしても良
い。
１ｃにフィルタ３を配置しフィルタ押さえ２で押さえて
組み立てた状態のフィルタ装置の縦断面図、図２（Ｂ）
は図２（Ａ）のＰ部拡大図である。これらの図に示すよ
うに、このフィルタ装置を組み立てると、フィルタ３は
その外周近傍をフィルタボディ１側の壁面１ｂに周設し
た溝１ｄとフィルタ押さえ２側に周設した突起２ｄとに
挟み込まれタイコ状にピンと引っ張った状態で固定され
る。こうして該フィルタ３は溝１ｄと突起２ｄとによっ
てしっかり固定されるので弛んで外れたりすることはな
く、またフィルタ３自身の『張り付き或いはへたり』も
防止することが出来る。更に、該フィルタ３の両側には
前記テ−パ面１ｅ及び２ｅによって形成される空間５及
び６があるためフィルタとしての有効面積が大きくなり
そのフィルタ機能を十分維持することが出来る。尚、前
記フィルタボディ１の壁面１ｂに設ける溝１ｄとフィル
タ押さえ２の面２ｂに設ける突起２ｄとは逆にしても良
い。
【００１３】次に、この発明の変形実施例について説明
する。図３（Ａ）はこの発明のフィルタ装置の第２の実
施例の組立縦断面図である。この実施例では、フィルタ
ボディ１の空間１ｃ内の壁面１ｂ（図１参照）の外周寄
りには突起１ｆを形成すると共に該突起１ｆより内径側
には試料の通過する方向に傾斜する短いテ−パ面１ｅを
形成し、更に該テ−パ面１ｅの端部より内径側には筒状
の凹部１ｇを形成してある。また、フィルタ押さえ２の
壁面２ｂ（図１参照）の外周寄りには前記フィルタボデ
ィ１側の突起１ｆの嵌まる溝２ｆを形成すると共に該溝
２ｆより内径側には試料の流入する方向に傾斜する短い
テ−パ面２ｅを形成し、更に該テ−パ面２ｅの端部より
内径側には筒状の凹部２ｇを形成してある。
する。図３（Ａ）はこの発明のフィルタ装置の第２の実
施例の組立縦断面図である。この実施例では、フィルタ
ボディ１の空間１ｃ内の壁面１ｂ（図１参照）の外周寄
りには突起１ｆを形成すると共に該突起１ｆより内径側
には試料の通過する方向に傾斜する短いテ−パ面１ｅを
形成し、更に該テ−パ面１ｅの端部より内径側には筒状
の凹部１ｇを形成してある。また、フィルタ押さえ２の
壁面２ｂ（図１参照）の外周寄りには前記フィルタボデ
ィ１側の突起１ｆの嵌まる溝２ｆを形成すると共に該溝
２ｆより内径側には試料の流入する方向に傾斜する短い
テ−パ面２ｅを形成し、更に該テ−パ面２ｅの端部より
内径側には筒状の凹部２ｇを形成してある。
【００１４】以上のように構成した前記フィルタボディ
１の空間１ｃにフィルタ３を配置しフィルタ押さえ２で
押さえて組み立てると、フィルタ３はその外周近傍をフ
ィルタボディ１の突起１ｆとフィルタ押さえ２の溝２ｆ
に挟み込まれピンとタイコ状に張った状態で固定され
る。こうして該フィルタ３は突起１ｆと溝２ｆとによっ
てしっかり固定されるので弛んで外れたりすることはな
く、またフィルタ３自身の『張り付き或いはへたり』も
防止することが出来る。更に、該フィルタ３の両側には
フィルダボディ１に形成されたテ−パ面１ｅと凹部１ｇ
及びフィルタ押さえ２に形成されたテ−パ面２ｅと凹部
２ｇによって形成される空間５及び６があるためフィル
タとしての有効面積が大きくなりそのフィルタ機能を十
分維持することが出来る。尚、前記フィルタボディ１の
壁面１ｂに設ける突起１ｆとフィルタ押さえ２の壁面２
ｂに設ける溝２ｆとは逆に設けても良い。
１の空間１ｃにフィルタ３を配置しフィルタ押さえ２で
押さえて組み立てると、フィルタ３はその外周近傍をフ
ィルタボディ１の突起１ｆとフィルタ押さえ２の溝２ｆ
に挟み込まれピンとタイコ状に張った状態で固定され
る。こうして該フィルタ３は突起１ｆと溝２ｆとによっ
てしっかり固定されるので弛んで外れたりすることはな
く、またフィルタ３自身の『張り付き或いはへたり』も
防止することが出来る。更に、該フィルタ３の両側には
フィルダボディ１に形成されたテ−パ面１ｅと凹部１ｇ
及びフィルタ押さえ２に形成されたテ−パ面２ｅと凹部
２ｇによって形成される空間５及び６があるためフィル
タとしての有効面積が大きくなりそのフィルタ機能を十
分維持することが出来る。尚、前記フィルタボディ１の
壁面１ｂに設ける突起１ｆとフィルタ押さえ２の壁面２
ｂに設ける溝２ｆとは逆に設けても良い。
【００１５】図３（Ｂ）はこの発明のフィルタ装置の第
３の実施例の組立縦断面図である。この実施例では、フ
ィルタボディ１の空間１ｃの壁面１ｂの外周寄りに突起
１ｆを形成すると共に該突起１ｆより内径側には短い平
坦面１ｈを形成し、更に該平坦面１ｈの端部より内径側
には筒状の凹部１ｇが形成してある。一方、フィルタ押
さえ２の壁面２ｂの外周寄りには前記フィルタボディ１
側の突起１ｆの嵌まる溝２ｆを形成すると共に該溝２ｆ
より内径側には短い平坦面２ｈを形成し、更に該平坦面
２ｈの端部より内径側には筒状の凹部２ｇが形成してあ
る。
３の実施例の組立縦断面図である。この実施例では、フ
ィルタボディ１の空間１ｃの壁面１ｂの外周寄りに突起
１ｆを形成すると共に該突起１ｆより内径側には短い平
坦面１ｈを形成し、更に該平坦面１ｈの端部より内径側
には筒状の凹部１ｇが形成してある。一方、フィルタ押
さえ２の壁面２ｂの外周寄りには前記フィルタボディ１
側の突起１ｆの嵌まる溝２ｆを形成すると共に該溝２ｆ
より内径側には短い平坦面２ｈを形成し、更に該平坦面
２ｈの端部より内径側には筒状の凹部２ｇが形成してあ
る。
【００１６】以上のように構成した前記フィルタボディ
１の空間１ｃにフィルタ３を配置しフィルタ押さえ２で
押さえて組み立てると、フィルタ３はその外周近傍をフ
ィルダボディ１の突起１ｆとフィルタ押さえ２の溝２ｆ
に挟み込まれピンとタイコ状に張った状態で固定され
る。こうして該フィルタ３は突起１ｆと溝２ｆとによっ
てしっかり固定されるので弛んで外れたりすることはな
く、またフィルタ３自身の『張り付き或いはへたり』も
防止することが出来る。更に、該フィルタ３の両側には
フィルダボディ１に形成された凹部１ｇとフィルタ押さ
え２に形成された凹部２ｇとによって形成される空間５
及び６があるためフィルタとしての有効面積が大きくな
りそのフィルタ機能を十分維持することが出来る。尚、
前記フィルタボディ１の壁面１ｂに設ける突起１ｆとフ
ィルタ押さえ２の壁面２ｂに設ける溝２ｆとは逆に設け
ても良い。
１の空間１ｃにフィルタ３を配置しフィルタ押さえ２で
押さえて組み立てると、フィルタ３はその外周近傍をフ
ィルダボディ１の突起１ｆとフィルタ押さえ２の溝２ｆ
に挟み込まれピンとタイコ状に張った状態で固定され
る。こうして該フィルタ３は突起１ｆと溝２ｆとによっ
てしっかり固定されるので弛んで外れたりすることはな
く、またフィルタ３自身の『張り付き或いはへたり』も
防止することが出来る。更に、該フィルタ３の両側には
フィルダボディ１に形成された凹部１ｇとフィルタ押さ
え２に形成された凹部２ｇとによって形成される空間５
及び６があるためフィルタとしての有効面積が大きくな
りそのフィルタ機能を十分維持することが出来る。尚、
前記フィルタボディ１の壁面１ｂに設ける突起１ｆとフ
ィルタ押さえ２の壁面２ｂに設ける溝２ｆとは逆に設け
ても良い。
【００１７】以上の説明において、このフィルタ装置で
はフィルタボディ１側を試料の流出側とし、フィルタ押
さえ２側を試料流入側として用いた場合について説明し
たが、逆にフィルタボディ１側を試料の流出側とし、フ
ィルタ押さえ２側を試料流出側として用いることも勿論
可能である。
はフィルタボディ１側を試料の流出側とし、フィルタ押
さえ２側を試料流入側として用いた場合について説明し
たが、逆にフィルタボディ１側を試料の流出側とし、フ
ィルタ押さえ２側を試料流出側として用いることも勿論
可能である。
【００１８】
【発明の効果】この発明は以上詳述したような構成とし
たので、入口圧によるフィルタ張り付き（ヘタリ）を防
止しフィルタの有効面積も大きく確保してそのフィルタ
機能を十分に利用し寿命を大幅に延長することが出来
る。また、このフィルタ装置を構成するフィルタボディ
やフィルタ押さえはねじ部を除いて射出成形のみによっ
ても製作することが可能であるが、機械加工による場合
は切削加工の工数を低減することが出来るので大幅に切
削コストを低減することが出来る。
たので、入口圧によるフィルタ張り付き（ヘタリ）を防
止しフィルタの有効面積も大きく確保してそのフィルタ
機能を十分に利用し寿命を大幅に延長することが出来
る。また、このフィルタ装置を構成するフィルタボディ
やフィルタ押さえはねじ部を除いて射出成形のみによっ
ても製作することが可能であるが、機械加工による場合
は切削加工の工数を低減することが出来るので大幅に切
削コストを低減することが出来る。
【図１】この発明のフィルタ装置の構成を示す縦断面図
である。
である。
【図２】図２（Ａ）はこの発明のフィルタ装置の縦断面
図、図２（Ｂ）は図２（Ａ）のＰ部拡大図である。
図、図２（Ｂ）は図２（Ａ）のＰ部拡大図である。
【図３】図３（Ａ）はこの発明のフィルタ装置の第２の
実施例の組立縦断面図であり、図３（Ｂ）は第３の実施
例の組立縦断面図である。
実施例の組立縦断面図であり、図３（Ｂ）は第３の実施
例の組立縦断面図である。
【図４】従来のフィルタ装置の構成斜視図である。
【図５】従来のフィルタ装置の構成を示す縦断面図であ
る。
る。
【図６】従来のフィルタ装置の構成を示す縦断面図であ
る。
る。
１ フィルタボディ １ａ 試料通路 １ｂ 壁面 １ｃ 空間 １ｄ 溝 １ｅ テ−パ面 １ｆ 突起 １ｇ 凹部 １ｈ 平坦面 ２ フィルタ押さえ ２ａ 試料通路 ２ｂ 壁面 ２ｃ 筒部 ２ｄ 突起 ２ｅ テ−パ面 ２ｆ 溝 ２ｇ 凹部 ２ｈ 平坦面 ３ フィルタ ５、６ 空間
Claims (3)
- 【請求項１】 試料用通路周囲に空間を形成したフィル
タボディと、前記フィルタボディの空間に配置されるフ
ィルタと、前記フィルタをフィルタボディ側に押し付け
るフィルタ押さえとで構成されるフィルタ装置におい
て、 前記フィルタボディの空間の試料通路方向に対向する壁
面の外周寄りに溝を周設すると共に該溝より内径側には
試料通過方向に傾斜するテ−パ面を形成し、前記フィル
タ押さえの前記フィルタボディの空間の壁面に対向する
壁面の外周寄りには前記フィルタボディの溝に嵌まる突
起を周設すると共に該突起より内径側には通路の試料流
入方向に傾斜するテ−パ面を形成したことを特徴とする
フィルタ装置。 - 【請求項２】 試料用通路周囲に空間を形成したフィル
タボディと、前記フィルタボディの空間に配置されるフ
ィルタと、前記フィルタをフィルタボディ側に押し付け
るフィルタ押さえとで構成されるフィルタ装置におい
て、 前記フィルタボディの空間の試料通路方向に対向する壁
面の外周寄りには溝を周設すると共に該溝より内径側に
は径方向に短い平坦面を形成し更に該平坦面の端部より
内径側には凹部を形成し、前記フィルタ押さえの前記フ
ィルタボディの空間の壁面に対向する壁面の外周寄りに
は前記フィルタボディの溝に嵌まる突起を周設すると共
に該突起より内径側には短い平坦面を形成し更に該平坦
面の端部より内径側には凹部を形成したことを特徴とす
るフィルタ装置。 - 【請求項３】 フィルタボディの空間の試料通路方向に
対向する壁面の外周寄りには突起を周設し、前記フィル
タ押さえの前記フィルタボディの空間の壁面に対向する
壁面の外周寄りには前記フィルタボディの突起が嵌まる
溝を周設したことを特徴とする請求項第１項若しくは第
２項記載のフィルタ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6250019A JPH0889720A (ja) | 1994-09-19 | 1994-09-19 | フィルタ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6250019A JPH0889720A (ja) | 1994-09-19 | 1994-09-19 | フィルタ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0889720A true JPH0889720A (ja) | 1996-04-09 |
Family
ID=17201643
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6250019A Pending JPH0889720A (ja) | 1994-09-19 | 1994-09-19 | フィルタ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0889720A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1548291A2 (en) * | 2003-12-22 | 2005-06-29 | Volvo Construction Equipment Holding Sweden AB | Coin-filter mounting structure |
| WO2017191768A1 (ja) * | 2016-05-06 | 2017-11-09 | 株式会社村田製作所 | 濾過フィルタデバイス |
| WO2018030081A1 (ja) * | 2016-08-10 | 2018-02-15 | 株式会社村田製作所 | 濾過フィルタデバイス |
| WO2018092513A1 (ja) * | 2016-11-18 | 2018-05-24 | 株式会社村田製作所 | 細胞培養液回収フィルタユニット、細胞培養液回収方法、及び細胞培養液回収キット |
| WO2021100620A1 (ja) * | 2019-11-20 | 2021-05-27 | ソニーグループ株式会社 | 粒子分取キット |
| KR20210061910A (ko) * | 2019-11-20 | 2021-05-28 | 충남대학교산학협력단 | 미세 플라스틱 필터 뚜껑 및 그 제조방법 |
-
1994
- 1994-09-19 JP JP6250019A patent/JPH0889720A/ja active Pending
Cited By (16)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1548291A3 (en) * | 2003-12-22 | 2005-10-05 | Volvo Construction Equipment Holding Sweden AB | Coin-filter mounting structure |
| US7141165B2 (en) | 2003-12-22 | 2006-11-28 | Volvo Construction Equipment Holding Sweden Ab | Coin-filter mounting structure |
| EP1548291A2 (en) * | 2003-12-22 | 2005-06-29 | Volvo Construction Equipment Holding Sweden AB | Coin-filter mounting structure |
| US10569203B2 (en) | 2016-05-06 | 2020-02-25 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Filtration filter device |
| WO2017191768A1 (ja) * | 2016-05-06 | 2017-11-09 | 株式会社村田製作所 | 濾過フィルタデバイス |
| JPWO2017191768A1 (ja) * | 2016-05-06 | 2018-11-01 | 株式会社村田製作所 | 濾過フィルタデバイス |
| WO2018030081A1 (ja) * | 2016-08-10 | 2018-02-15 | 株式会社村田製作所 | 濾過フィルタデバイス |
| US10675566B2 (en) | 2016-08-10 | 2020-06-09 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Filtration filter device |
| JPWO2018030081A1 (ja) * | 2016-08-10 | 2018-12-06 | 株式会社村田製作所 | 濾過フィルタデバイス |
| JPWO2018092513A1 (ja) * | 2016-11-18 | 2019-04-25 | 株式会社村田製作所 | 細胞培養液回収フィルタユニット、細胞培養液回収方法、及び細胞培養液回収キット |
| JP2019201657A (ja) * | 2016-11-18 | 2019-11-28 | 株式会社村田製作所 | 細胞培養液回収フィルタユニット、細胞培養液回収方法、及び細胞培養液回収キット |
| WO2018092513A1 (ja) * | 2016-11-18 | 2018-05-24 | 株式会社村田製作所 | 細胞培養液回収フィルタユニット、細胞培養液回収方法、及び細胞培養液回収キット |
| US11091730B2 (en) | 2016-11-18 | 2021-08-17 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Filter unit for filtering and method for collecting cells in a liquid cell culture medium |
| US11555173B2 (en) | 2016-11-18 | 2023-01-17 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Filter unit for filtering and method for collecting cells in a liquid cell culture medium |
| WO2021100620A1 (ja) * | 2019-11-20 | 2021-05-27 | ソニーグループ株式会社 | 粒子分取キット |
| KR20210061910A (ko) * | 2019-11-20 | 2021-05-28 | 충남대학교산학협력단 | 미세 플라스틱 필터 뚜껑 및 그 제조방법 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5695636A (en) | Fluid filter having a reusable filter housing and a replaceable filter element | |
| KR101219901B1 (ko) | 밀봉 시스템을 가진 필터 조립체 | |
| US5681461A (en) | Fluid filter having a reusable filter housing and central core and a replaceable coreless filter element | |
| US7464727B1 (en) | Clean-out repair plug | |
| US5730943A (en) | Integral fitting and filter of an analytical chemical instrument | |
| US5762788A (en) | Fluid filter having a reusable filter housing and a replaceable coreless filter element | |
| EP0824956A2 (en) | Filament wound housing for a reverse osmosis filter cartridge | |
| US6085915A (en) | Back-washable spin-on oil filter | |
| US20090038748A1 (en) | Fuel Filter Diverter | |
| EP0713416A4 (en) | FULL CONNECTION AND FILTER | |
| JPH0889720A (ja) | フィルタ装置 | |
| DE60301073T2 (de) | Einsatz gespritzte Einheit eines Druckwandlers mit einem Druckgefäss | |
| US6863184B2 (en) | Filtration apparatus | |
| US4479865A (en) | Electrode assembly | |
| US7296689B2 (en) | Filter cartridge for liquid media at risk for freezing, particularly for use in fuel cell operated vehicles and in internal combustion engines | |
| US4846218A (en) | Check valve for liquid chromatography pumps | |
| US3469706A (en) | Filter cartridge | |
| JP3734071B2 (ja) | フィルタ装置 | |
| JPH0355098Y2 (ja) | ||
| EP4241865A2 (en) | Integral filter endcap, mold, and seal | |
| KR20030084907A (ko) | 여과장치용 개스킷과 그러한 개스킷에 설치된 여과장치를통합하는 모듈 | |
| EP0858823B1 (en) | Support structure for holding filter medium | |
| JP3054114B2 (ja) | 測定器具 | |
| JPH074329A (ja) | エアクリーナ | |
| JP4136093B2 (ja) | フィルタ装置 |