JPH0889619A - 人工スキー場 - Google Patents
人工スキー場Info
- Publication number
- JPH0889619A JPH0889619A JP22939594A JP22939594A JPH0889619A JP H0889619 A JPH0889619 A JP H0889619A JP 22939594 A JP22939594 A JP 22939594A JP 22939594 A JP22939594 A JP 22939594A JP H0889619 A JPH0889619 A JP H0889619A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat insulating
- insulating material
- snow
- air temperature
- movable
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 温水パイプ等強制融雪装置を用いることな
く、外気温度によって根雪を融解し、かつ、融雪区域、
融雪量を調節でき、さらに雪面に凹凸の生じない人工ス
キー場を提供する。 【構成】 ゲレンデ床のスノーマットの下面全面に布設
された固定断熱材、同固定断熱材の下面に沿って移動可
能に支持された複数の可動断熱材、同可動断熱材を駆動
する装置、上記可動断熱材の任意のものを任意の位置へ
駆動指令する指令制御装置、及び上記複数の可動断熱材
を積み重ねて収容する装置を備えた。
く、外気温度によって根雪を融解し、かつ、融雪区域、
融雪量を調節でき、さらに雪面に凹凸の生じない人工ス
キー場を提供する。 【構成】 ゲレンデ床のスノーマットの下面全面に布設
された固定断熱材、同固定断熱材の下面に沿って移動可
能に支持された複数の可動断熱材、同可動断熱材を駆動
する装置、上記可動断熱材の任意のものを任意の位置へ
駆動指令する指令制御装置、及び上記複数の可動断熱材
を積み重ねて収容する装置を備えた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は根雪融解装置を備えた人
工スキー場に関するものである。
工スキー場に関するものである。
【0002】
【従来の技術】人工スキー場においては、最良のゲレン
デ表面を提供するため、毎夜人工新雪を降らせる。雪層
の厚さを一定に保つには、根雪の部分をある一定量(新
雪層に見合う量)を融解排出する必要がある。図9は従
来の人工スキー場の平面図、図10は同スキー場に人工
雪(以下単に雪と呼ぶ)が積もっている状態における図
9のX−X断面図である。これらの図において、10は
ゲレンデを支える鉄骨、12はその上に設けられた固定
断熱材、13は断熱材の無い部分、9は排水溝、11は
これらの上に設けられたスノーマット、2はスノーマッ
ト上に積もっている雪、1はゲレンデ、14は前記の雪
の下層部の、いわゆる根雪(雪層下部の1〜2cmの部
分)である。
デ表面を提供するため、毎夜人工新雪を降らせる。雪層
の厚さを一定に保つには、根雪の部分をある一定量(新
雪層に見合う量)を融解排出する必要がある。図9は従
来の人工スキー場の平面図、図10は同スキー場に人工
雪(以下単に雪と呼ぶ)が積もっている状態における図
9のX−X断面図である。これらの図において、10は
ゲレンデを支える鉄骨、12はその上に設けられた固定
断熱材、13は断熱材の無い部分、9は排水溝、11は
これらの上に設けられたスノーマット、2はスノーマッ
ト上に積もっている雪、1はゲレンデ、14は前記の雪
の下層部の、いわゆる根雪(雪層下部の1〜2cmの部
分)である。
【0003】上記の装置は、部分的に断熱材を設けてい
ない部分13を設けて、外気温によって根雪14を融解
し、排水溝9から排出するものである。これはヒートブ
リッジ方式と呼ばれているものである。
ない部分13を設けて、外気温によって根雪14を融解
し、排水溝9から排出するものである。これはヒートブ
リッジ方式と呼ばれているものである。
【0004】また他の例として、上記の断熱材の無い部
分13の代りに、こゝに温水パイプを設けて、温水を流
し、強制的に根雪を融解する方式もある。
分13の代りに、こゝに温水パイプを設けて、温水を流
し、強制的に根雪を融解する方式もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】外気温度を利用した従
来の方式における根雪融解量は、外気温度、外気との接
触面積等によって左右される。外気温度が低い場合は温
水パイプによる強制的な融雪が必要となる。また、外気
温度が高い場合は、過大な融雪が生じるので、多量の新
雪を降らせる無駄が生じる場合もある。さらに従来の方
式では、外気温度利用、温水パイプ利用いずれも、断熱
材あるいはパイプが固定されているため、融雪箇所が限
定されており、ゲレンデに凹凸が生じるという問題があ
る。
来の方式における根雪融解量は、外気温度、外気との接
触面積等によって左右される。外気温度が低い場合は温
水パイプによる強制的な融雪が必要となる。また、外気
温度が高い場合は、過大な融雪が生じるので、多量の新
雪を降らせる無駄が生じる場合もある。さらに従来の方
式では、外気温度利用、温水パイプ利用いずれも、断熱
材あるいはパイプが固定されているため、融雪箇所が限
定されており、ゲレンデに凹凸が生じるという問題があ
る。
【0006】本発明は、温水パイプ等強制融雪装置を用
いることなく、外気温度によって根雪を融解し、かつ、
融雪区域,融雪量を調節でき、さらに雪面に凹凸の生じ
ない人工スキー場を提供しようとするものである。
いることなく、外気温度によって根雪を融解し、かつ、
融雪区域,融雪量を調節でき、さらに雪面に凹凸の生じ
ない人工スキー場を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
したものであって、ゲレンデ床のスノーマットの下面全
面に布設された固定断熱材、同固定断熱材の下面に沿っ
て移動可能に支持された複数の可動断熱材、同可動断熱
材を駆動する装置、上記可動断熱材の任意のものを任意
の位置へ駆動指令する指令制御装置、及び上記複数の可
動断熱材を積み重ねて収容する装置を備えたことを特徴
とする人工スキー場に関するものである。
したものであって、ゲレンデ床のスノーマットの下面全
面に布設された固定断熱材、同固定断熱材の下面に沿っ
て移動可能に支持された複数の可動断熱材、同可動断熱
材を駆動する装置、上記可動断熱材の任意のものを任意
の位置へ駆動指令する指令制御装置、及び上記複数の可
動断熱材を積み重ねて収容する装置を備えたことを特徴
とする人工スキー場に関するものである。
【0008】
【作用】外気温の変化に応じて、断熱材を移動させ、外
気との接触面積、接触区域を変化させ、効率良く根雪を
融解し、ゲレンデの凹凸を防ぐ。これによって最小の新
雪量によって新しいゲレンデ新雪層を形成する。
気との接触面積、接触区域を変化させ、効率良く根雪を
融解し、ゲレンデの凹凸を防ぐ。これによって最小の新
雪量によって新しいゲレンデ新雪層を形成する。
【0009】
【実施例】図1は本発明の一実施例に係る人工スキー場
の斜視図、図2は同スキー場の平面図、図3は同スキー
場の断面図である。これらの図において、1はゲレン
デ、2は雪、3はゲレンデの周囲を囲む固定断熱材、4
はゲレンデ床の下部の下側に接して移動可能に設けられ
ている可動断熱材、7はゲレンデ床支持鉄骨柱、8は前
記可動断熱材を移動させるためのラックレールである。
ラックレールはラックとレールとを一体的に組合わせた
構造のものである。6は断熱材格納用レール収納スペー
ス、5は可動断熱材4を格納するための断熱材格納スペ
ースである。26は詳細については後述する根雪深さ検
知センサである。
の斜視図、図2は同スキー場の平面図、図3は同スキー
場の断面図である。これらの図において、1はゲレン
デ、2は雪、3はゲレンデの周囲を囲む固定断熱材、4
はゲレンデ床の下部の下側に接して移動可能に設けられ
ている可動断熱材、7はゲレンデ床支持鉄骨柱、8は前
記可動断熱材を移動させるためのラックレールである。
ラックレールはラックとレールとを一体的に組合わせた
構造のものである。6は断熱材格納用レール収納スペー
ス、5は可動断熱材4を格納するための断熱材格納スペ
ースである。26は詳細については後述する根雪深さ検
知センサである。
【0010】図4は図3のA部拡大図である。9は固定
断熱材3に設けられた排水溝、11は固定断熱材の上面
を覆って設けられているスノーマット、14は根雪(雪
層下部の1〜2cmの部分)である。また、10は可動断
熱材4およびラックレール8を支える鉄骨である。
断熱材3に設けられた排水溝、11は固定断熱材の上面
を覆って設けられているスノーマット、14は根雪(雪
層下部の1〜2cmの部分)である。また、10は可動断
熱材4およびラックレール8を支える鉄骨である。
【0011】本実施例の人工スキー場の根雪融解装置に
おいては、積雪部の下部に設けられた断熱層を固定部3
と可動部4とに分け、可動断熱材4をラックレール8に
沿って動くようにしてある。固定断熱材3は設計上の最
低外気温対応の厚さとし、外気温度の変化に応じて可動
断熱材4を必要箇所に必要量だけ移動させる。不要な可
動断熱材4は断熱材格納スペース5に格納する。これに
よって外気温度、ゲレンデ状態等に応じて、外気による
融雪範囲を制御する。外気を効率良く利用するために、
温度センサにより外気温を検知し、またゲレンデの各場
所における根雪深さを検知し、コンピュータコントロー
ルによって断熱材の最適配置を行うようにしてある。
おいては、積雪部の下部に設けられた断熱層を固定部3
と可動部4とに分け、可動断熱材4をラックレール8に
沿って動くようにしてある。固定断熱材3は設計上の最
低外気温対応の厚さとし、外気温度の変化に応じて可動
断熱材4を必要箇所に必要量だけ移動させる。不要な可
動断熱材4は断熱材格納スペース5に格納する。これに
よって外気温度、ゲレンデ状態等に応じて、外気による
融雪範囲を制御する。外気を効率良く利用するために、
温度センサにより外気温を検知し、またゲレンデの各場
所における根雪深さを検知し、コンピュータコントロー
ルによって断熱材の最適配置を行うようにしてある。
【0012】図5は上記実施例の人工スキー場の要部詳
細側面図、図6は同スキー場の詳細平面図、図7は1個
の可動断熱材の平面図、図8は図7のB−B断面図であ
る。
細側面図、図6は同スキー場の詳細平面図、図7は1個
の可動断熱材の平面図、図8は図7のB−B断面図であ
る。
【0013】図5において8はラックレールであり、長
手方向に複数列布設され、床支持鉄骨柱7によって地面
に対して固定されている。4は同ラックレール上に移動
可能に支えられた可動断熱材、27は延長レールであ
り、最も上昇した位置でラックレール8の延長線上に位
置することができ、下方に移動することができる。28
は上記延長レール27に直結しているシリンダで、延長
レール27を上下移動させる。29は複数の断熱材格納
用レール、30は同格納用レール29を連結している連
結ワイヤ、31は断熱材格納用レールを吊り上げる吊り
ワイヤ、32は同ワイヤを吊り上げる巻上げウインチ、
33は鉛直方向のガイドレールである。5は可動断熱材
を吊り上げた状態で収納する断熱材格納スペースであ
る。
手方向に複数列布設され、床支持鉄骨柱7によって地面
に対して固定されている。4は同ラックレール上に移動
可能に支えられた可動断熱材、27は延長レールであ
り、最も上昇した位置でラックレール8の延長線上に位
置することができ、下方に移動することができる。28
は上記延長レール27に直結しているシリンダで、延長
レール27を上下移動させる。29は複数の断熱材格納
用レール、30は同格納用レール29を連結している連
結ワイヤ、31は断熱材格納用レールを吊り上げる吊り
ワイヤ、32は同ワイヤを吊り上げる巻上げウインチ、
33は鉛直方向のガイドレールである。5は可動断熱材
を吊り上げた状態で収納する断熱材格納スペースであ
る。
【0014】図6において、1はゲレンデ、26はゲレ
ンデ1のスノーマット11上に等間隔で配置された根雪
深さ検知センサ、5は断熱材格納スペース、4は可動断
熱材、18は個々の可動断熱材4に設けられている駆動
用モータ(シンクロモータ)、34は指令制御装置(C
PU)である。根雪深さ検知センサ26と可動断熱材駆
動用モータ18と指令制御装置34とは信号系統によっ
て関連付けられ、これによってコンピュータ制御が可能
となる。
ンデ1のスノーマット11上に等間隔で配置された根雪
深さ検知センサ、5は断熱材格納スペース、4は可動断
熱材、18は個々の可動断熱材4に設けられている駆動
用モータ(シンクロモータ)、34は指令制御装置(C
PU)である。根雪深さ検知センサ26と可動断熱材駆
動用モータ18と指令制御装置34とは信号系統によっ
て関連付けられ、これによってコンピュータ制御が可能
となる。
【0015】図7は1個の可動断熱材の平面図である。
図8は図7のB−B断面図である。図において、8は固
定されているラックレール、20はピニオン付き車輪で
あり、中央部20’がラックレール8に噛み合うピニオ
ン、両側部がラックレールの両側部のレール上を転動す
る車輪である。18は可動断熱材駆動用モータ(シンク
ロモータ)、19は同モータと前記車輪20を連結する
駆動軸、25はモータの無い部分で両側の車輪20を連
結する車輪軸、23は駆動軸あるいは車輪軸を覆う軸支
持パイプ、21は駆動軸および車輪軸に取付けられてい
るスプロケット、22はスプロケットに掛け回わされて
いるチェンである。これによってモータ18の駆動力は
駆動軸19を介して駆動軸の両端の車輪20を駆動する
と共に、スプロケット21、チェン22を介して、車輪
軸25の両端の車輪20を駆動する。
図8は図7のB−B断面図である。図において、8は固
定されているラックレール、20はピニオン付き車輪で
あり、中央部20’がラックレール8に噛み合うピニオ
ン、両側部がラックレールの両側部のレール上を転動す
る車輪である。18は可動断熱材駆動用モータ(シンク
ロモータ)、19は同モータと前記車輪20を連結する
駆動軸、25はモータの無い部分で両側の車輪20を連
結する車輪軸、23は駆動軸あるいは車輪軸を覆う軸支
持パイプ、21は駆動軸および車輪軸に取付けられてい
るスプロケット、22はスプロケットに掛け回わされて
いるチェンである。これによってモータ18の駆動力は
駆動軸19を介して駆動軸の両端の車輪20を駆動する
と共に、スプロケット21、チェン22を介して、車輪
軸25の両端の車輪20を駆動する。
【0016】図8において、24は軸支持パイプに取付
けられている断熱材支持金物、4は同支持金物に支えら
れている可動断熱材である。7は床支持鉄骨柱、8はラ
ックレール、16は同ラックレールの基底部に連るスノ
ーマット支持鉄骨、15は同支持鉄骨上に張られたスノ
ーマット支持金網、11は同金網に支持されたスノーマ
ット、3はスノーマット支持鉄骨に支えられた固定断熱
材、9は固定断熱材に設けられた排水溝、2は雪、26
は根雪深さ検知センサである。
けられている断熱材支持金物、4は同支持金物に支えら
れている可動断熱材である。7は床支持鉄骨柱、8はラ
ックレール、16は同ラックレールの基底部に連るスノ
ーマット支持鉄骨、15は同支持鉄骨上に張られたスノ
ーマット支持金網、11は同金網に支持されたスノーマ
ット、3はスノーマット支持鉄骨に支えられた固定断熱
材、9は固定断熱材に設けられた排水溝、2は雪、26
は根雪深さ検知センサである。
【0017】以上述べた人工スキー場においては、図5
において、可動断熱材4が、そのモータ18によってA
位置に移動すると、シリンダ28が一定ストローク(1
個分)だけ降下し、B位置において、その上に順次次の
可動断熱材が移動し積み上げられる。一定枚数の可動断
熱材が重なると、この1セットが最下部断熱材のモータ
18によって、全体をC位置のレール29上へ移動させ
る。断熱材格納レール29は、各段のものが、1セット
づつの断熱材を収納できる間隔を保持しうるよう、比較
的長い連結ワイヤで連結されている。1セット分の収納
が終ると、巻き上げられ、次のレールが、次のB位置の
1セットの断熱材を受け入れる位置へ移動する。順次こ
のようにして断熱材の収納が行われる。断熱材をゲレン
デの方へ展開する場合は上記の逆動作で行われる。
において、可動断熱材4が、そのモータ18によってA
位置に移動すると、シリンダ28が一定ストローク(1
個分)だけ降下し、B位置において、その上に順次次の
可動断熱材が移動し積み上げられる。一定枚数の可動断
熱材が重なると、この1セットが最下部断熱材のモータ
18によって、全体をC位置のレール29上へ移動させ
る。断熱材格納レール29は、各段のものが、1セット
づつの断熱材を収納できる間隔を保持しうるよう、比較
的長い連結ワイヤで連結されている。1セット分の収納
が終ると、巻き上げられ、次のレールが、次のB位置の
1セットの断熱材を受け入れる位置へ移動する。順次こ
のようにして断熱材の収納が行われる。断熱材をゲレン
デの方へ展開する場合は上記の逆動作で行われる。
【0018】以上詳述したように、本実施例の人工スキ
ー場においては、断熱材の移動により、外気接触面積を
制御できる為、外気温、ゲレンデ状態に応じて融雪区
域、融雪量を調整できる。適当な量(1日1cm程度)、
適当な区域を融雪させることによって、最少の新雪の降
雪量で凹凸の少ない最良のゲレンデ状態を保つことがで
きる。コンピューター・コントロールにより、外気を効
率良く利用することによって温水パイプ等の大掛りな装
置が不要となり、また新雪降雪量の節約の効果も生じ
る。
ー場においては、断熱材の移動により、外気接触面積を
制御できる為、外気温、ゲレンデ状態に応じて融雪区
域、融雪量を調整できる。適当な量(1日1cm程度)、
適当な区域を融雪させることによって、最少の新雪の降
雪量で凹凸の少ない最良のゲレンデ状態を保つことがで
きる。コンピューター・コントロールにより、外気を効
率良く利用することによって温水パイプ等の大掛りな装
置が不要となり、また新雪降雪量の節約の効果も生じ
る。
【0019】
【発明の効果】本発明の人工スキー場は、ゲレンデ床の
スノーマットの下面全面に布設された固定断熱材、同固
定断熱材の下面に沿って移動可能に支持された複数の可
動断熱材、同可動断熱材を駆動する装置、上記可動断熱
材の任意のものを任意の位置へ駆動指令する指令制御装
置、及び上記複数の可動断熱材を積み重ねて収容する装
置を備えているので、温水パイプ等強制融雪装置を用い
ることなく、外気温度によって根雪を融解し、かつ融雪
区域、融雪量を調節でき、さらに雪面に凹凸の生じない
人工スキー場を提供することができる。これによって最
小の新雪量によって新しいゲレンデ新雪層を形成するこ
とが可能となる。
スノーマットの下面全面に布設された固定断熱材、同固
定断熱材の下面に沿って移動可能に支持された複数の可
動断熱材、同可動断熱材を駆動する装置、上記可動断熱
材の任意のものを任意の位置へ駆動指令する指令制御装
置、及び上記複数の可動断熱材を積み重ねて収容する装
置を備えているので、温水パイプ等強制融雪装置を用い
ることなく、外気温度によって根雪を融解し、かつ融雪
区域、融雪量を調節でき、さらに雪面に凹凸の生じない
人工スキー場を提供することができる。これによって最
小の新雪量によって新しいゲレンデ新雪層を形成するこ
とが可能となる。
【図1】本発明の一実施例に係る人工スキー場の斜視
図。
図。
【図2】同スキー場の平面図。
【図3】同スキー場の断面図。
【図4】図3のA部拡大図。
【図5】上記スキー場の要部詳細側面図。
【図6】同スキー場の詳細平面図。
【図7】同実施例に用いる1個の可動断熱材の平面図。
【図8】図7のB−B断面図。
【図9】従来の人工スキー場の平面図。
【図10】図9のX−X断面図。
1 ゲレンデ 2 雪(人工雪) 3 固定断熱材 4 可動断熱材 5 断熱材格納スペース 6 断熱材格納用レール収納スペース 7 床支持鉄骨柱 8 ラックレール(可動断熱材移動用) 9 排水溝 10 鉄骨 11 スノーマット 12 固定断熱材(従来) 13 断熱材の無い部分(従来) 14 根雪 15 スノーマット支持金網 16 スノーマット支持鉄骨 18 可動断熱材駆動用モータ 19 駆動軸 20 ピニオン付き車輪 20’ ピニオン 21 スプロケット 22 チェン 23 軸支持パイプ 24 可動断熱材支持金物 25 車輪軸 26 根雪深さ検知センサ 27 延長レール 28 シリンダ 29 断熱材格納用レール 30 連結ワイヤ 31 吊りワイヤ 32 巻上げウィンチ 33 ガイドレール 34 指令制御装置
Claims (1)
- 【請求項1】 ゲレンデ床のスノーマットの下面全面に
布設された固定断熱材、同固定断熱材の下面に沿って移
動可能に支持された複数の可動断熱材、同可動断熱材を
駆動する装置、上記可動断熱材の任意のものを任意の位
置へ駆動指令する指令制御装置、及び上記複数の可動断
熱材を積み重ねて収容する装置を備えたことを特徴とす
る人工スキー場。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22939594A JPH0889619A (ja) | 1994-09-26 | 1994-09-26 | 人工スキー場 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22939594A JPH0889619A (ja) | 1994-09-26 | 1994-09-26 | 人工スキー場 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0889619A true JPH0889619A (ja) | 1996-04-09 |
Family
ID=16891537
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22939594A Withdrawn JPH0889619A (ja) | 1994-09-26 | 1994-09-26 | 人工スキー場 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0889619A (ja) |
-
1994
- 1994-09-26 JP JP22939594A patent/JPH0889619A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020115 |