JPH0889316A - 衣類への固定手段付き紐止め具 - Google Patents
衣類への固定手段付き紐止め具Info
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- JPH0889316A JPH0889316A JP25163894A JP25163894A JPH0889316A JP H0889316 A JPH0889316 A JP H0889316A JP 25163894 A JP25163894 A JP 25163894A JP 25163894 A JP25163894 A JP 25163894A JP H0889316 A JPH0889316 A JP H0889316A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 衣服の紐を止める紐止め具がぶらつかないよ
うに固定する。 【構成】 紐を通す孔を有する本体と前記孔に通された
紐を前記孔に固定するための係止部材と、前記本体を衣
服に固定するための固定手段よりなる、衣服への固定手
段を有する紐止め具。
うに固定する。 【構成】 紐を通す孔を有する本体と前記孔に通された
紐を前記孔に固定するための係止部材と、前記本体を衣
服に固定するための固定手段よりなる、衣服への固定手
段を有する紐止め具。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は衣服における紐止め具に
関し、特に紐止め具を衣服に固定するための手段を具備
した紐止め具に関する。
関し、特に紐止め具を衣服に固定するための手段を具備
した紐止め具に関する。
【０００２】
【従来の技術】紐止め具は衣服において広く使用されて
いる。紐は衣服の胴回りあるいは首回りに施して衣服の
一部を絞ったり、あるいは単なる飾紐として使用してい
るものであり、これらに使用される紐止めにも紐が衣服
から脱落しないように止めたり、あるいは紐の一部に装
飾目的で固定するなど、種々の使用方法がある。例え
ば、図１〜２は従来から使用されている紐止めとその使
用方法の例を示すもので、図１のように衣服１と一体型
のフードの根元に紐２を挿通し、その両端を結んでこぶ
にし、更に紐止め３を固定したものである。図２は紐２
を衣服１の胴回りに挿通するかあるいは個別の２本の紐
の一端を衣服に固定したものに、紐止め３を固定する。
図２において前者の場合には紐止め３は脱落防止用であ
るが、後者の場合には紐止め３は単なる飾である。紐止
め３は図１〜２のように紐を挿通する孔を有する本体４
と、紐を孔に摩擦係止させるための係止部材５とよりな
る。この例では係止部材５はばね偏倚されるが、基本的
に紐を挿通する孔を有する本体と、紐を孔に摩擦係止さ
せるための係止部材とよりなる種々の形式が存在する。
いる。紐は衣服の胴回りあるいは首回りに施して衣服の
一部を絞ったり、あるいは単なる飾紐として使用してい
るものであり、これらに使用される紐止めにも紐が衣服
から脱落しないように止めたり、あるいは紐の一部に装
飾目的で固定するなど、種々の使用方法がある。例え
ば、図１〜２は従来から使用されている紐止めとその使
用方法の例を示すもので、図１のように衣服１と一体型
のフードの根元に紐２を挿通し、その両端を結んでこぶ
にし、更に紐止め３を固定したものである。図２は紐２
を衣服１の胴回りに挿通するかあるいは個別の２本の紐
の一端を衣服に固定したものに、紐止め３を固定する。
図２において前者の場合には紐止め３は脱落防止用であ
るが、後者の場合には紐止め３は単なる飾である。紐止
め３は図１〜２のように紐を挿通する孔を有する本体４
と、紐を孔に摩擦係止させるための係止部材５とよりな
る。この例では係止部材５はばね偏倚されるが、基本的
に紐を挿通する孔を有する本体と、紐を孔に摩擦係止さ
せるための係止部材とよりなる種々の形式が存在する。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来の紐
止めは紐の端部に固定されてはいるが衣服には固定され
ていないで吊り下がっただけであるから、走ったり、そ
の他激しい運動を行うと紐止めが顔に当たったり、周囲
に藪、電柱、木立その他の物がある場合には引っかかっ
たりする問題がある。したがって、本発明は運動時等に
おいて紐止めがぶらつかないようにし、上記の問題点を
解決することを課題とする。
止めは紐の端部に固定されてはいるが衣服には固定され
ていないで吊り下がっただけであるから、走ったり、そ
の他激しい運動を行うと紐止めが顔に当たったり、周囲
に藪、電柱、木立その他の物がある場合には引っかかっ
たりする問題がある。したがって、本発明は運動時等に
おいて紐止めがぶらつかないようにし、上記の問題点を
解決することを課題とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、紐止めに衣服
本体に固定する手段を設けることにより上記問題を解決
した。すなわち、本発明の紐止め具は、紐を通す孔を有
する本体と前記孔に通された紐を前記孔に固定するため
の係止部材と、前記本体を衣服に固定するための固定手
段よりなる。この場合に固定手段には種々の設計が可能
であり、図３〜５に関連して説明するように、衣服に固
定される可撓性のループ部材と、前記本体に一体に形成
されて前記ループ部材を保持するループ保持部とより形
成される。このようなループ保持部材は、ループ部材を
通す孔を形成する腕部材であるか、あるいはループ部材
を受け入れるように本体の周りに形成した溝であるか、
その他、任意の固定手段を使用することができる。別法
として、図６〜９に関連して説明するように、固定手段
は、紐止め本体を衣服に鋲または糸で取りつける孔を有
する取り付け部を有する。別法として、固定手段は紐止
め具の本体と部材を着脱自在に保持する保持部と、保持
部を衣服に取り付ける取り付け部とからなることができ
る。この場合に保持部は、内孔が本体とほぼ同一径の円
筒状部材であり、前記本体を嵌合して前記円筒状部材の
弾性により、または戻り止めにより本体を保持しても良
い。
本体に固定する手段を設けることにより上記問題を解決
した。すなわち、本発明の紐止め具は、紐を通す孔を有
する本体と前記孔に通された紐を前記孔に固定するため
の係止部材と、前記本体を衣服に固定するための固定手
段よりなる。この場合に固定手段には種々の設計が可能
であり、図３〜５に関連して説明するように、衣服に固
定される可撓性のループ部材と、前記本体に一体に形成
されて前記ループ部材を保持するループ保持部とより形
成される。このようなループ保持部材は、ループ部材を
通す孔を形成する腕部材であるか、あるいはループ部材
を受け入れるように本体の周りに形成した溝であるか、
その他、任意の固定手段を使用することができる。別法
として、図６〜９に関連して説明するように、固定手段
は、紐止め本体を衣服に鋲または糸で取りつける孔を有
する取り付け部を有する。別法として、固定手段は紐止
め具の本体と部材を着脱自在に保持する保持部と、保持
部を衣服に取り付ける取り付け部とからなることができ
る。この場合に保持部は、内孔が本体とほぼ同一径の円
筒状部材であり、前記本体を嵌合して前記円筒状部材の
弾性により、または戻り止めにより本体を保持しても良
い。
【０００５】
【作用】本発明の構成によると、紐止め具の本体は図３
〜５のように取り付け紐またはテープにより直接衣服に
固定されるか、あるいは図６〜７のように鋲また糸によ
り紐止め具の本体は直接衣服に固定されるか、あるいは
図８〜９のように本体保持具を介して衣服に固定され
る。
〜５のように取り付け紐またはテープにより直接衣服に
固定されるか、あるいは図６〜７のように鋲また糸によ
り紐止め具の本体は直接衣服に固定されるか、あるいは
図８〜９のように本体保持具を介して衣服に固定され
る。
【０００６】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面を参照して詳し
く説明する。なお、紐止め具の本体と係止部材はそれぞ
れプラスチック材料の射出成形体とする。 実施例１ 図３を参照するに、この実施例の紐止め具は、円筒状の
本体１０とその円筒状内孔に嵌合された円柱状の紐係止
部材１１とを有する。内孔の底と係止部材１１の底面と
の間には圧縮ばね９が装着されて図示の位置へ向けて常
時偏倚されている。本体１０と係止部材１１とには、係
止部材を手で押し込んだ時に整列する孔１２、１３がそ
れぞれ形成されている。従って、紐（図示せず）をこれ
らの整列した孔１２、１３に挿通して係止部材から手を
離すと紐と紐止め具は互いに係止される。紐止め具を衣
服に固定するための固定手段の一部を構成する腕部材１
４が本体１０に一体に成形されて孔１５を形成してい
る。孔１５には固定手段の他の部分を構成する紐のよう
な可撓性のループ部材１６が通してあり、その末端は糸
で縫いつける等により衣服に固定される。
く説明する。なお、紐止め具の本体と係止部材はそれぞ
れプラスチック材料の射出成形体とする。 実施例１ 図３を参照するに、この実施例の紐止め具は、円筒状の
本体１０とその円筒状内孔に嵌合された円柱状の紐係止
部材１１とを有する。内孔の底と係止部材１１の底面と
の間には圧縮ばね９が装着されて図示の位置へ向けて常
時偏倚されている。本体１０と係止部材１１とには、係
止部材を手で押し込んだ時に整列する孔１２、１３がそ
れぞれ形成されている。従って、紐（図示せず）をこれ
らの整列した孔１２、１３に挿通して係止部材から手を
離すと紐と紐止め具は互いに係止される。紐止め具を衣
服に固定するための固定手段の一部を構成する腕部材１
４が本体１０に一体に成形されて孔１５を形成してい
る。孔１５には固定手段の他の部分を構成する紐のよう
な可撓性のループ部材１６が通してあり、その末端は糸
で縫いつける等により衣服に固定される。
【０００７】実施例２ 図４を参照するに、この実施例では図３の実施例と同様
な構造を有するが、固定手段の一部を構成する腕部材１
９は本体の側面の長手方向に沿って固定されている。ま
た、可撓性のループ部材１６は、布またはプラスチック
テープから構成されている。
な構造を有するが、固定手段の一部を構成する腕部材１
９は本体の側面の長手方向に沿って固定されている。ま
た、可撓性のループ部材１６は、布またはプラスチック
テープから構成されている。
【０００８】実施例３ 図５を参照するに、紐止め具の本体１０と係止部材１１
は図３の例と同様に構成されている。しかしこの例で
は、本体１０の周囲には環状溝１８が形成され、そこに
テープ状のループ部材１６が固定されている。
は図３の例と同様に構成されている。しかしこの例で
は、本体１０の周囲には環状溝１８が形成され、そこに
テープ状のループ部材１６が固定されている。
【０００９】実施例４ 図６〜７を参照するに、紐止め具の本体１０と係止部材
１１の構造は以上の例と同様であるが、更に固定手段は
本体の側面の長手方向に沿って一体成形された取り付け
板２０よりなる。取り付け板２０には鋲孔２１が形成さ
れている。この紐止め具は図７のように鋲２３を使用し
て衣服２２の所定箇所に取りつけられる。鋲２３は、そ
のカシメ端が肌を刺激しないようにキャップ２４を介し
てカシメることが好ましい。
１１の構造は以上の例と同様であるが、更に固定手段は
本体の側面の長手方向に沿って一体成形された取り付け
板２０よりなる。取り付け板２０には鋲孔２１が形成さ
れている。この紐止め具は図７のように鋲２３を使用し
て衣服２２の所定箇所に取りつけられる。鋲２３は、そ
のカシメ端が肌を刺激しないようにキャップ２４を介し
てカシメることが好ましい。
【００１０】実施例５ 図８〜９に示した実施例は間接的に紐止め具を衣服に固
定する手段を有する。すなわち紐止め具は本体１０と係
止部材１１とよりなるものとし、それとは別体に衣服へ
の固定手段を構成する。固定手段２５は、紐止め具の本
体１０を弾性により保持できるほぼ円筒状で縦スリット
２９を有する保持部材２６と、これを衣服に糸または鋲
で取りつけるための孔２８を有する取り付け板２７より
なる。使用において、固定手段２５は孔２８を利用して
衣服に固定される。次いで、紐に止めた紐止め具の本体
１０を図９のように保持部材２６に差し込めば紐止め具
は所定位置に固定される。この例によれば、紐止め具は
任意に固定できる。
定する手段を有する。すなわち紐止め具は本体１０と係
止部材１１とよりなるものとし、それとは別体に衣服へ
の固定手段を構成する。固定手段２５は、紐止め具の本
体１０を弾性により保持できるほぼ円筒状で縦スリット
２９を有する保持部材２６と、これを衣服に糸または鋲
で取りつけるための孔２８を有する取り付け板２７より
なる。使用において、固定手段２５は孔２８を利用して
衣服に固定される。次いで、紐に止めた紐止め具の本体
１０を図９のように保持部材２６に差し込めば紐止め具
は所定位置に固定される。この例によれば、紐止め具は
任意に固定できる。
【００１１】なお、以上の実施例では図３のようにばね
９を使用しているが、本体と係止部材の組み合わせから
なる限り、従来公知の任意の構造を採用し得る。例え
ば、図３で使用されたばね９による代わりに、本体に対
して２位置で安定に係止できる可動係止部材を使用して
も良い（例えば実開昭 号参照）。
９を使用しているが、本体と係止部材の組み合わせから
なる限り、従来公知の任意の構造を採用し得る。例え
ば、図３で使用されたばね９による代わりに、本体に対
して２位置で安定に係止できる可動係止部材を使用して
も良い（例えば実開昭 号参照）。
【００１２】
【発明の効果】本発明によると、紐止め具が走ったり、
その他激しい運動を行うと紐止めが顔に当たったり、周
囲に藪、電柱、木立その他の物がある場合には引っかか
ったりする問題が解消される。
その他激しい運動を行うと紐止めが顔に当たったり、周
囲に藪、電柱、木立その他の物がある場合には引っかか
ったりする問題が解消される。
【図１】従来の紐止め具の使用例を説明する斜視図であ
る。
る。
【図２】従来の紐止め具の他の使用例を説明する斜視図
である。
である。
【図３】本発明の実施例の固定手段を備えた紐止め具の
正面図である。
正面図である。
【図４】本発明の他の実施例の固定手段を備えた紐止め
具の斜視図である。
具の斜視図である。
【図５】本発明の更に他の実施例の固定手段を備えた紐
止め具の斜視図である。
止め具の斜視図である。
【図６】本発明の更に別の実施例の固定手段を備えた紐
止め具の斜視図である。
止め具の斜視図である。
【図７】図６の紐止め具の衣服への取り付け状態を示す
断面図である。
断面図である。
【図８】本発明のまた別の実施例の固定手段を備えた紐
止め具の斜視図である。
止め具の斜視図である。
【図９】図８の紐止め具の衣服への取り付け状態を示す
正面図である。
正面図である。
１０：本体 １１：係止部材 １２、１３、１５：孔 １４、１９：腕部材 １７：糸目 １８：環状溝 ２０：取り付け板 ２２：取り付け孔 ２５：固定手段 ２６：保持部材 ２７：取り付け板 ２８：取り付け孔
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成７年１月２７日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 衣類への固定手段付き紐止め具
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は衣類における紐止め具に
関し、特に紐上め具を衣類に固定するための手段を具備
した紐止め具に関する。
関し、特に紐上め具を衣類に固定するための手段を具備
した紐止め具に関する。
【０００２】
【従来の技術】紐止め具は衣服、帽子、手袋等の衣類に
おいて広く使用されている。紐は例えば衣服の胴回りあ
るいは首回りに施して衣服の一部を絞ったり、あるいは
単なる飾紐として使用しているものであり、これらに使
用される紐止めにも紐が衣類から脱落しないように止め
たり、あるいは紐の一部に装飾目的で固定するなど、種
々の使用方法がある。例えば、図１〜２は従来から使用
されている紐止めとその使用方法の例を示すもので、図
１のように衣服１と一体型のフードの根元に紐２を挿通
し、その両端を結んでこぶにし、更に紐止め３を固定し
たものである。図２は紐２を衣服１の胴回りに挿通する
かあるいは個別の２本の紐の一端を衣服に固定したもの
に、紐止め３を固定する。図２において前者の場合には
紐止め３は脱落防止用であるが、後者の場合には紐止め
３は単なる飾である。紐止め３は図１〜２のように紐を
挿通する孔を有する本体４と、紐を孔に摩擦係止させる
ための係上部材５とよりなる。この例では係止部材５は
ばね偏倚されるが、基本的に紐を挿通する孔を有する本
体と、紐を孔に摩擦係止させるための係止部材とよりな
る種々の形式が存在する。
おいて広く使用されている。紐は例えば衣服の胴回りあ
るいは首回りに施して衣服の一部を絞ったり、あるいは
単なる飾紐として使用しているものであり、これらに使
用される紐止めにも紐が衣類から脱落しないように止め
たり、あるいは紐の一部に装飾目的で固定するなど、種
々の使用方法がある。例えば、図１〜２は従来から使用
されている紐止めとその使用方法の例を示すもので、図
１のように衣服１と一体型のフードの根元に紐２を挿通
し、その両端を結んでこぶにし、更に紐止め３を固定し
たものである。図２は紐２を衣服１の胴回りに挿通する
かあるいは個別の２本の紐の一端を衣服に固定したもの
に、紐止め３を固定する。図２において前者の場合には
紐止め３は脱落防止用であるが、後者の場合には紐止め
３は単なる飾である。紐止め３は図１〜２のように紐を
挿通する孔を有する本体４と、紐を孔に摩擦係止させる
ための係上部材５とよりなる。この例では係止部材５は
ばね偏倚されるが、基本的に紐を挿通する孔を有する本
体と、紐を孔に摩擦係止させるための係止部材とよりな
る種々の形式が存在する。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来の紐
止めは紐の端部に固定されてはいるが衣類には固定され
ていないで吊り下がっただけであるから、走ったり、そ
の他激しい運動を行うと紐止めが顔に当たったり、周囲
に藪、電柱、木立その他の物がある場合には引っかかっ
たりする問題がある。したがって、本発明は運動時等に
おいて紐止めがぶらつかないようにし、上記の問題点を
解決することを課題とする。
止めは紐の端部に固定されてはいるが衣類には固定され
ていないで吊り下がっただけであるから、走ったり、そ
の他激しい運動を行うと紐止めが顔に当たったり、周囲
に藪、電柱、木立その他の物がある場合には引っかかっ
たりする問題がある。したがって、本発明は運動時等に
おいて紐止めがぶらつかないようにし、上記の問題点を
解決することを課題とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、紐止めに衣
服、帽子、手袋等の衣類本体に固定する手段を設けるこ
とにより上記問題を解決した。すなわち、本発明の紐止
め具は、紐を通す孔を有する本体と前記孔に通された紐
を前記孔に固定するための係止部材と、前記本体を衣類
に固定するための固定手段よりなる。この場合に固定手
段には種々の設計が可能であり、図３〜５に関連して説
明するように、衣類に固定される可撓性のループ部材
と、前記本体に一体に形成されて前記ループ部材を保持
するループ保持部とより形成される。このようなループ
保持部材は、ループ部材を通す孔を形成する腕部材であ
るか、あるいはループ部材を受け入れるように本体の周
りに形成した溝であるか、その他、任意の固定手段を使
用することができる。別法として、図６〜９に関連して
説明するように、固定手段は、紐止め本体を衣類に鋲ま
たは糸で取りつける孔を有する取り付け部を有する。別
法として、固定手段は紐止め具の本体と部材を着脱自在
に保持する保持部と、保持部を衣類に取り付ける取り付
け部とからなることができる。この場合に保持部は、内
孔が本体とぼぼ同一径の円筒状部材であり、前記本体を
嵌合して前記円筒状部材の弾性により、または戻り止め
により本体を保持しても良い。
服、帽子、手袋等の衣類本体に固定する手段を設けるこ
とにより上記問題を解決した。すなわち、本発明の紐止
め具は、紐を通す孔を有する本体と前記孔に通された紐
を前記孔に固定するための係止部材と、前記本体を衣類
に固定するための固定手段よりなる。この場合に固定手
段には種々の設計が可能であり、図３〜５に関連して説
明するように、衣類に固定される可撓性のループ部材
と、前記本体に一体に形成されて前記ループ部材を保持
するループ保持部とより形成される。このようなループ
保持部材は、ループ部材を通す孔を形成する腕部材であ
るか、あるいはループ部材を受け入れるように本体の周
りに形成した溝であるか、その他、任意の固定手段を使
用することができる。別法として、図６〜９に関連して
説明するように、固定手段は、紐止め本体を衣類に鋲ま
たは糸で取りつける孔を有する取り付け部を有する。別
法として、固定手段は紐止め具の本体と部材を着脱自在
に保持する保持部と、保持部を衣類に取り付ける取り付
け部とからなることができる。この場合に保持部は、内
孔が本体とぼぼ同一径の円筒状部材であり、前記本体を
嵌合して前記円筒状部材の弾性により、または戻り止め
により本体を保持しても良い。
【０００５】
【作用】本発明の構成によると、紐止め具の本体は図３
〜５のように取り付け紐またはテープにより直接衣類に
固定されるか、あるいは図６〜７のように鋲また糸によ
り紐止め具の本体は直接衣類に固定されるか、あるいは
図８〜９のように本体保持具を介して衣服に固定され
る。
〜５のように取り付け紐またはテープにより直接衣類に
固定されるか、あるいは図６〜７のように鋲また糸によ
り紐止め具の本体は直接衣類に固定されるか、あるいは
図８〜９のように本体保持具を介して衣服に固定され
る。
【０００６】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面を参照して詳し
く説明する。なお、紐止め具の本体と係止部材はそれぞ
れプラスチック材料の射出成形体とする。 実施例１ 図３を参照するに、この実施例の紐止め具は、円筒状の
本体１０とその円筒状内孔に嵌合された円柱状の紐係止
部材１１とを有する。内孔の底と係止部材１１の底面と
の間には圧縮ばね９が装着されて図示の位置へ向けて常
時偏倚されている。本体１０と係止部材１１とには、係
止部材を手で押し込んだ時に整列する孔１２、１３がそ
れぞれ形成されている。従って、紐（図示せず）をこれ
らの整列した孔１２、１３に挿通して係止部材から手を
離すと紐と紐止め具は互いに係止される。紐止め具を衣
服に固定するための固定手段の一部を構成する腕部材１
４が本体１０に一体に成形されて孔１５を形成してい
る。孔１５には固定手段の他の部分を構成する紐のよう
な可撓性のループ部材１６が通してあり、その末端は糸
で縫いつける等により衣服に固定される。
く説明する。なお、紐止め具の本体と係止部材はそれぞ
れプラスチック材料の射出成形体とする。 実施例１ 図３を参照するに、この実施例の紐止め具は、円筒状の
本体１０とその円筒状内孔に嵌合された円柱状の紐係止
部材１１とを有する。内孔の底と係止部材１１の底面と
の間には圧縮ばね９が装着されて図示の位置へ向けて常
時偏倚されている。本体１０と係止部材１１とには、係
止部材を手で押し込んだ時に整列する孔１２、１３がそ
れぞれ形成されている。従って、紐（図示せず）をこれ
らの整列した孔１２、１３に挿通して係止部材から手を
離すと紐と紐止め具は互いに係止される。紐止め具を衣
服に固定するための固定手段の一部を構成する腕部材１
４が本体１０に一体に成形されて孔１５を形成してい
る。孔１５には固定手段の他の部分を構成する紐のよう
な可撓性のループ部材１６が通してあり、その末端は糸
で縫いつける等により衣服に固定される。
【０００７】実施例２ 図４を参照するに、この実施例では図３の実施例と同様
な構造を有するが、固定手段の一部を構成する腕部材１
９は本体の側面の長手方向に沿って固定されている。ま
た、可撓性のループ部材１６は、布またはプラスチック
テープから構成されている。
な構造を有するが、固定手段の一部を構成する腕部材１
９は本体の側面の長手方向に沿って固定されている。ま
た、可撓性のループ部材１６は、布またはプラスチック
テープから構成されている。
【０００８】実施例３ 図５を参照するに、紐止め具の本体１０と係止部材１１
は図３の例と同様に構成されている。しかしこの例で
は、本体１０の周囲には環状溝１８が形成され、そこに
テープ状のループ部材１６が固定されている。
は図３の例と同様に構成されている。しかしこの例で
は、本体１０の周囲には環状溝１８が形成され、そこに
テープ状のループ部材１６が固定されている。
【０００９】実施例４ 図６〜７を参照するに、紐止め具の本体１０と係止部材
１１の構造は以上の例と同様であるが、更に固定手段は
本体の側面の長手方向に沿って一体成形された取り付け
板２０よりなる。取り付け板２０には鋲孔２１が形成さ
れている。この紐止め具は図７のように鋲２３を使用し
て衣服２２の所定箇所に取りつけられる。鋲２３は、そ
のカシメ端が肌を刺激しないようにキャップ２４を介し
てカシメることが好ましい。
１１の構造は以上の例と同様であるが、更に固定手段は
本体の側面の長手方向に沿って一体成形された取り付け
板２０よりなる。取り付け板２０には鋲孔２１が形成さ
れている。この紐止め具は図７のように鋲２３を使用し
て衣服２２の所定箇所に取りつけられる。鋲２３は、そ
のカシメ端が肌を刺激しないようにキャップ２４を介し
てカシメることが好ましい。
【００１０】実施例５ 図８〜９に示した実施例は間接的に紐止め具を衣服に固
定する手段を有する。すなわち紐止め具は本体１０と係
止部材１１とよりなるものとし、それとは別体に衣服へ
の固定手段を構成する。固定手段２５は、紐止め具の本
体１０を弾性により保持できるほぼ円筒状で縦スリット
２９を有する保持部材２６と、これを衣服に糸または鋲
で取りつけるための孔２８を有する取り付け板２７より
なる。使用において、固定手段２５は孔２８を利用して
衣服に固定される。次いで、紐に止めた紐止め具の本体
１０を図９のように保持部材２６に差し込めば紐止め具
は所定位置に固定される。この例によれば、紐止め具は
任意に固定できる。
定する手段を有する。すなわち紐止め具は本体１０と係
止部材１１とよりなるものとし、それとは別体に衣服へ
の固定手段を構成する。固定手段２５は、紐止め具の本
体１０を弾性により保持できるほぼ円筒状で縦スリット
２９を有する保持部材２６と、これを衣服に糸または鋲
で取りつけるための孔２８を有する取り付け板２７より
なる。使用において、固定手段２５は孔２８を利用して
衣服に固定される。次いで、紐に止めた紐止め具の本体
１０を図９のように保持部材２６に差し込めば紐止め具
は所定位置に固定される。この例によれば、紐止め具は
任意に固定できる。
【００１１】なお、以上の実施例では図３のようにばね
９を使用しているが、本体と係止部材の組み合わせから
なる限り、従来公知の任意の構造を採用し得る。例え
ば、図３で使用されたばね９による代わりに、本体に対
して２位置で安定に係止できる可動係止部材を使用して
も良い。
９を使用しているが、本体と係止部材の組み合わせから
なる限り、従来公知の任意の構造を採用し得る。例え
ば、図３で使用されたばね９による代わりに、本体に対
して２位置で安定に係止できる可動係止部材を使用して
も良い。
【００１２】
【発明の効果】本発明によると、紐止め具が走ったり、
その他激しい運動を行うと紐止めが顔に当たったり、周
囲に藪、電柱、木立その他の物がある場合には引っかか
ったりする問題が解消される。
その他激しい運動を行うと紐止めが顔に当たったり、周
囲に藪、電柱、木立その他の物がある場合には引っかか
ったりする問題が解消される。
【図面の簡単な説明】
【図１】従来の紐止め具の使用例を説明する斜視図であ
る。
る。
【図２】従来の紐止め具の他の使用例を説明する斜視図
である。
である。
【図３】本発明の実施例の固定手段を備えた紐止め具の
正面図である。
正面図である。
【図４】本発明の他の実施例の固定手段を備えた紐止め
具の斜視図である。
具の斜視図である。
【図５】本発明の更に他の実施例の固定手段を備えた紐
止め具の斜視図である。
止め具の斜視図である。
【図６】本発明の更に別の実施例の固定手段を備えた紐
止め具の斜視図である。
止め具の斜視図である。
【図７】図６の紐止め具の衣服への取り付け状態を示す
断面図である。
断面図である。
【図８】本発明のまた別の実施例の固定手段を備えた紐
止め具の斜視図である。
止め具の斜視図である。
【図９】図８の紐止め具の衣服への取り付け状態を示す
正面図である。
正面図である。
【符号の説明】 １０：本体 １１：係止部材 １２、１３、１５：孔 １４、１９：腕部材 １７：糸目 １８：環状溝 ２０：取り付け板 ２２：取り付け孔 ２５：固定手段 ２６：保持部材 ２７：取り付け板 ２８：取り付け孔
Claims (8)
- 【請求項１】 紐を通す孔を有する本体と前記孔に通さ
れた紐を前記孔に固定するための係止部材と、前記本体
を衣服に固定するための固定手段よりなる、衣服への固
定手段を有する紐止め具。 - 【請求項２】 固定手段は、衣服に固定される可撓性の
ループ部材と、前記本体に一体に形成されて前記ループ
部材を保持するループ保持部とより形成されている請求
項１の紐止め具。 - 【請求項３】 ループ保持部はループ部材を通す孔を形
成する腕部材である請求項２の紐止め具。 - 【請求項４】 ループ保持部は本体の周りに形成した溝
でありループ部材は前記溝にはまって保持される請求項
２の紐止め具。 - 【請求項５】 固定手段は、本体と一体に形成された衣
服取り付け部からなる請求項１の紐止め具。 - 【請求項６】 固定手段は、本体を着脱自在に保持する
保持部と、衣服に取り付ける取付け部とからなる請求項
１の紐止め具。 - 【請求項７】 保持部は、内孔が本体とほぼ同一径の円
筒状部材であり、前記本体を嵌合して前記円筒状部材の
弾性により、または戻り止めにより本体を保持するもの
である、請求項５の紐止め具。 - 【請求項８】 取り付け部は鋲または糸を通す取り付け
孔を有する請求項５または６の紐止め具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6251638A JP3032433B2 (ja) | 1994-09-21 | 1994-09-21 | 衣類への固定手段付き紐止め具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6251638A JP3032433B2 (ja) | 1994-09-21 | 1994-09-21 | 衣類への固定手段付き紐止め具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0889316A true JPH0889316A (ja) | 1996-04-09 |
| JP3032433B2 JP3032433B2 (ja) | 2000-04-17 |
Family
ID=17225804
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6251638A Expired - Fee Related JP3032433B2 (ja) | 1994-09-21 | 1994-09-21 | 衣類への固定手段付き紐止め具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3032433B2 (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998030815A1 (en) * | 1997-01-08 | 1998-07-16 | The Burton Corporation | Cord lock |
| EP1024313A1 (en) * | 1999-01-26 | 2000-08-02 | YKK Europe Limited | Cord stopper |
| EP1653120A1 (en) | 2004-10-27 | 2006-05-03 | YKK Corporation | Holder |
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| WO2011007715A1 (ja) * | 2009-07-14 | 2011-01-20 | 株式会社ニフコ | 紐状体の留め具 |
| KR200470934Y1 (ko) * | 2007-07-17 | 2014-01-22 | 일리노이즈 툴 워크스 인코포레이티드 | 코드 락 조립체 |
| JP2014018541A (ja) * | 2012-07-22 | 2014-02-03 | Katsushi Kano | 留め具等 |
-
1994
- 1994-09-21 JP JP6251638A patent/JP3032433B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (16)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP2011019622A (ja) * | 2009-07-14 | 2011-02-03 | Nifco Inc | 紐状体の留め具 |
| CN102469861A (zh) * | 2009-07-14 | 2012-05-23 | 株式会社利富高 | 绳状体的紧固件 |
| KR101357494B1 (ko) * | 2009-07-14 | 2014-02-11 | 가부시키가이샤 니프코 | 끈형상체의 고정구 |
| US8997314B2 (en) | 2009-07-14 | 2015-04-07 | Nifco Inc. | Fastening tool for string body |
| JP2014018541A (ja) * | 2012-07-22 | 2014-02-03 | Katsushi Kano | 留め具等 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3032433B2 (ja) | 2000-04-17 |
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|---|---|---|---|
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| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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