JPH088872A - 無線通信方式 - Google Patents

無線通信方式

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JPH088872A
JPH088872A JP15651994A JP15651994A JPH088872A JP H088872 A JPH088872 A JP H088872A JP 15651994 A JP15651994 A JP 15651994A JP 15651994 A JP15651994 A JP 15651994A JP H088872 A JPH088872 A JP H088872A
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Naoto Kubo
久保  直人
Masayuki Ootawa
雅之 大田和
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は異なる終端多重方式の現用回線が混
在する場合でも、容易に現用回線の変更に対応し得、か
つ、回線切替時に予備回線を共用し得る無線通信方式を
提供することを目的とする。 【構成】 現用回線送端部15はRS区間とMS区間の
回線が混在している。予備回線送端部19は送信切替回
路16、MSP部17及び無線多重処理回路18から構
成され、RS区間とMS区間の共通予備回線を実現して
いる。無線多重処理回路13、14及び18はそれぞれ
同一回路構成で、使用する回路部が異なる。現用回線受
端部25は、無線終端処理回路21及び22と、RST
多重回路23と、MST多重回路24a及び24bとか
ら構成されている。予備回線受端部29は、RS区間と
MS区間の共通予備回線を実現している。無線終端処理
回路21、22及び26はそれぞれ同一回路構成で、使
用する回路部が異なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は無線通信方式に係り、特
に複数の現用回線を有し、各現用回線の終端多重方式が
無線送端局及び無線受端局においてセクションオーバヘ
ッドの一部だけを終端及び多重する第1の終端多重方式
と、セクションオーバヘッドの全部を終端及び多重し、
かつ、同期網クロック信号への乗せ換えを行う第2の終
端多重方式とが回線毎に混在し、回線切替時に予備回線
を共用する無線通信方式に関する。
【0002】
【従来の技術】広帯域サービス総合ディジタル網(B−
ISDN:Broadband aspects of ISDN)の実現に向け
て、国際電信電話諮問委員会(CCITT)により、国
際的に統一されたディジタル・ハイアラーキとして同期
ディジタル・ハイアラーキ(SDH:Synchronous Digi
tal Hierarchy)が標準化された(CCITT勧告G.
707〜G.709)。
【0003】この勧告によれば、50Mbpsの伝送速
度のAU−3(監理ユニット:Admistrative Unit)が
3つとセクション・オーバヘッド(SOH:Section Ov
erhead)とからなる、又は、150Mbpsの伝送速度
のAU−4にSOHが付加された、同期伝送モジュール
・レベル1(STM−1:Synchronous Transport Modu
le Level 1)と呼ばれる150Mbpsの伝送速度の多
重化信号を基準インターフェースとする。
【0004】このSTM−1信号あるいはこれをN個多
重したSTM−N信号を伝送するための一つの多重装置
として、図8に示す如き標準的な多重装置が提案されて
いる(CCITT勧告G.782)。なお、上記Nは1
以上の自然数であり、STM−1信号はSTM−N信号
に含まれるので、以下、STM−1信号を含めてSTM
−N信号という。
【0005】図8において、伝送路を介して入力された
二つのSTM−N信号はそれぞれSDH物理インタフェ
ース(SPI:SDH Physical Interface)回路81a、
81bを介してRST部(RST:Regenerator Sectio
n Termination)82a、82bによりSOHの一部の
RSOHが終端された後、MST部(MST:Multiple
x Section Termination)83a、83bでSOHの残
りのMSOHが終端されてMSP部(MSP:Multiple
x Section Protection)84に共通に入力され、ここで
多重セクション(MS:Multiplex Section)区間の冗
長系切り換えが行われる。
【0006】MSP部84の出力信号はSA回路(S
A:Section Adaptation)85により同期網クロック信
号への乗せ換え及びAU−3あるいはAU−4のポイン
タ処理(以下、AU−3/4のポインタ処理という)を
行われた後、MSP部86を介してMST部87に入力
され、ここでSOHの一部のMSOHの多重処理が行わ
れ、更に次段のRST部88でSOHの残りのRSOH
の多重処理が行われた後SPI回路89を介して伝送路
へ多重されたSTM−N信号として送出される。なお、
上記のAU−3/4のポインタ処理により、AU−3あ
るいはAU−4を構成する3つ又は1つのバーチャル・
コンテナ(VC:Virtual Container)の先頭位置を指
し示すようにポインタ値が設定される。このポインタは
SOH内に含まれる。
【0007】この多重装置によれば、入力STM−N信
号に含まれるSOHのすべてを終端及び多重し、かつ、
同期網クロック信号への乗せ換えを行う(この多重方式
をMST終端多重方式というものとする。)。
【0008】また、STM−N信号を伝送するための別
の装置として、図9に示す如き標準的な中継装置が提案
されている(CCITT勧告G.958)。同図におい
て、伝送路を介して入力されたSTM−N信号はSPI
回路91を介してRST部92及び93に順次に供給さ
れ、ここでSOHの一部のRSOHだけが終端及び多重
された後、SPI回路94を介して伝送路へ送出され
る。この中継装置によれば、STM−N信号に含まれて
いるSOHの一部だけが終端及び多重される(この多重
方式をRST終端多重方式というものとする。)。従っ
て、従来は上記のMST終端多重方式とRST終端多重
方式の二つの終端多重方式が混在することがある。
【0009】図10は上記の二つの終端多重方式が混在
し、かつ、予備回線を共用した場合の従来の無線通信方
式の一例の構成図を示す。この従来方式は無線送端局3
00と無線受端局320とから構成されている。無線送
端局300はRST終端回路301、無線多重処理回路
302、送信切替回路303及び予備無線多重処理回路
304からなるRST無線送端部305と、MST終端
回路306a及び306b、無線多重処理回路307、
MSP部308、送信切替回路309及び予備無線多重
処理回路310からなるMST無線送端部311と、切
替回路312とから構成されている。
【0010】一方、無線受端局320は受信分配回路3
21と、RST無線受端部326と、MST無線受端部
331とから構成されている。そのうち、RST無線受
端部326は、RST用の無線終端処理回路322、R
ST用の予備無線終端処理回路323、分配回路324
a及び324b、そしてRST多重回路325から構成
されている。また、MST無線受端部331は、MST
用の予備無線終端処理回路327、分配回路328a及
び328b、MST用の無線終端処理回路329、MS
T多重回路330a及び330bとより構成されてい
る。
【0011】無線送端局300内のRST無線送端部3
05は、中継セクション(RS)区間のSTM−N信号
31に対しては、RST終端回路301によりRST終
端し、そのRST終端処理した信号401をRST用の
無線多重処理回路302によりRST終端多重方式でア
クセスされる無線区間用のセクション・オーバヘッド
(RSOH)の多重処理を行い、現用無線信号41とし
て出力する。
【0012】また、RST無線送端部305は予備系に
ついてはRST終端処理された信号401を送信切替回
路303で予備切替制御時に選択し、予備信号402と
して出力し、RST用の予備無線多重処理回路304で
前記セクション・オーバヘッドRSOHの多重処理を行
い、予備無線信号403として出力する。
【0013】また、冗長構成を採っている多重セクショ
ン(MS)区間のSTM−N信号32及び32′に対し
ては、無線送端局300内のMST無線送端部311
は、MST終端回路306a及び306bによりMST
終端を行い、それぞれMST終端された信号404及び
404′を出力し、MST用の無線多重処理回路307
において冗長系切り替え、同期網クロック信号への乗せ
変え及びAU−3/4のポインタ処理、MST終端多重
方式でアクセスされる無線区間用のセクション・オーバ
ヘッド(MSOH)の多重処理、更に無線区間用のRS
OHの多重処理をそれぞれ行い、現用無線信号42を出
力する。
【0014】一方、予備系については、MST無線送端
部311はMST終端回路306a及び306bでMS
T終端された信号404及び404′をMSP部308
によりMS区間の冗長系切り替えを行い、これにより得
られた切り替え選択後の終端処理されたSTM−N信号
405を送信切替回路309に供給して、予備切り替え
制御時に選択し、予備信号406として出力させ。
【0015】更に、MST無線送端部311は上記の予
備信号406をMST用の予備無線多重処理回路310
に供給し、ここで同期網クロック信号への乗せ換え及び
AU−3/4のポインタ処理、無線区間用MSOHの多
重処理、無線区間用RSOHの多重処理をそれぞれ行っ
て、予備無線信号407を生成出力させる。切替回路3
12はこの予備無線信号407が前記のRST無線送端
部305よりの予備無線信号403と共に供給され、予
備切り替え制御に伴い、一方を選択して予備無線信号4
3として出力する。
【0016】上記の構成の無線送端局300に対向する
無線受端局320は、予備無線信号43を受信分配回路
321に供給され、ここで信号408及び408′に2
分配され、RST無線受端部326及びMST無線受端
部331にそれぞれ供給される。RST無線受端部32
6は上記の受信分配信号408を予備無線終端処理回路
323でRST終端を行い、これにより同期切替用予備
同期信号409とシステム切替用信号410とをそれぞ
れ分配回路324a及び324bに出力する。分配回路
324a及び324bはそれぞれ、現用回線に対してR
ST用同期信号411と信号413を出力する。
【0017】また、RST無線受端部326は現用無線
信号41を無線終端処理回路322により受信して、R
ST終端を行い、同期切り替え時、分配回路324aよ
りRST用同期信号411が入力され、同期切替制御信
号により同期切り替えを行い、終端された信号412を
RST多重回路325へ出力する。RST多重回路32
5はこの信号412と前記分配回路324bよりの予備
回線の信号413とをそれぞれ入力信号として受け、シ
ステム切替時にシステム制御信号に基づき、一方を選択
し、RSOHを多重してRS区間のSTM−N信号45
を出力する。
【0018】また、MST無線受端部331の予備回線
側では、予備無線信号43を受信分配回路321により
受信分配して得られた信号408′を予備無線終端処理
回路327によりMST終端し、これによりMST終端
後の同期切替用予備同期信号414と同期網クロック信
号への乗せ換え及びAU−3/4のポインタ処理後のシ
ステム切替用信号415を出力させる。
【0019】分配回路328a及び328bはそれぞれ
同期切替用予備同期信号414及びシステム切替用信号
415が入力され、現用回線に対して、MST用同期信
号411と信号417及び417′をそれぞれ出力す
る。
【0020】一方、MST無線受端部331の現用回線
側では、現用無線信号42を無線終端処理回路329に
より受信してMST終端を行い、同期切替時に分配回路
328aよりMST用同期信号411を入力して同期切
替制御信号により同期切替を行い、更に同期網クロック
信号への乗せ換え及びAU−3/4のポインタ処理を行
い、終端された信号418及び418′をそれぞれ生成
してMST多重回路330a及び330bへ供給する。
【0021】2重化されたMST多重回路330a及び
330bは、それぞれ上記の信号418、418′が一
方の入力端子に入力され、他方の入力端子に予備回線よ
りの分配回路328bで2分配された信号417、41
7′が入力され、システム切替時に、システム制御信号
により信号417又は418、417′又は418′を
それぞれ選択してMSOH及びRSOHの多重を行い、
MS区間のSTM−N信号48、48′を生成して出力
する。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記の従来
の無線通信方式では、RST終端多重方式の現用回線と
MST終端多重方式の現用回線とでは終端回路及び多重
回路がそれぞれ異なるため、SPI回路でしか整合がと
れず、回路の共用が難しく、RST終端多重方式の予備
回路(304、323)とMST終端多重方式の予備回
路(310、327)とをそれぞれ個別にもつ必要があ
り、無線送受信機及び無線伝搬路を共用することができ
るにすぎない。
【0023】しかも、増設を行った場合、それぞれの終
端多重方式に追加する形態でしか増設ができず、そのた
め、従来はMST終端多重方式の現用回線をRST終端
多重方式の現用回線に変更する場合や、逆にRST終端
多重方式の現用回線をMST終端多重方式の現用回線に
変更する場合には、回路を総入れ換えするか、あるい
は、二つの終端多重方式を考慮して物理的に終端回路と
多重回路をそれぞれ一対ずつ同一ユニット内に実装する
必要があり、経済的にも、また実装的にも効率が非常に
悪いという問題がある。
【0024】本発明は以上の点に鑑みなされたもので、
異なる終端多重方式の現用回線が混在する場合でも、容
易に現用回線の変更に対応し得、かつ、回線切替時に予
備回線を共用し得る無線通信方式を提供することを目的
とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、複数の現用回線に接続された現用回線送端
部と、予備回線送端部とからなる無線送端局と、現用回
線送端部及び予備回線送端部にそれぞれ対向する現用回
線受端部及び予備回線受端部とからなる無線受端局とか
ら構成され、無線送端局及び無線受端局において保守管
理情報の一部だけを終端及び多重する第1の終端多重方
式で保守管理情報及びデータを伝送する現用回線と、保
守管理情報のすべてを終端及び多重し、かつ、同期網ク
ロック信号への乗せ換えを行う第2の終端多重方式で保
守管理情報及びデータを伝送する現用回線とが混在し、
第1の終端多重方式の現用回線と第2の終端多重方式の
現用回線が、回線切替時に予備回線を共用する無線通信
方式において、現用回線送端部、予備回線送端部、現用
回線受端部及び予備回線受端部を以下のように構成した
ものである。
【0026】すなわち、現用回線送端部は、データ及び
前記保守管理情報が多重化された多重化信号を第1の終
端多重方式で終端すると共に、第1の終端多重方式によ
り終端したことを示す第1の回路情報を出力する第1の
終端回路と、多重化信号を第2の終端多重方式で終端す
ると共に、第2の終端多重方式により終端したことを示
す第2の回路情報を出力する複数の第2の終端回路と、
第1の終端回路の出力信号と第1の回路情報とが入力さ
れ、第1の回路情報に基づいて第1の終端多重方式に基
づく多重処理回路部を選択使用して多重処理して送信す
る第1の無線多重処理回路と、第1の無線多重処理回路
と同一回路構成であって、複数の第2の終端回路の出力
信号と第2の回路情報とが共通に入力され、第2の回路
情報に基づいて第2の終端多重方式に基づく多重処理回
路部を選択使用して多重処理して送信する第2の無線多
重処理回路とから構成される。
【0027】また、予備回線送端部は、複数の第2の終
端回路の各出力信号を切替選択する切替選択部と、第1
の終端回路の出力信号と第1の回路情報及び切替選択部
の出力信号と第2の回路情報とを入力信号として受け、
予備切替制御情報により送端並列すべき現用回線を選択
し、予備信号と予備情報を出力する送信切替回路と、第
1及び第2の無線多重処理回路と同一回路構成であっ
て、予備情報に基づいて第1又は第2の終端多重方式に
基づく多重処理回路部を選択使用して予備信号を多重処
理して送信する第3の無線多重処理回路とから構成され
る。
【0028】また、現用回線受端部は、第1の無線多重
処理回路から送信された信号を受信し、外部よりの第3
の回路情報に基づいて第1の終端多重方式に基づく終端
処理回路部を選択使用して受信信号を終端すると共に、
予備回線からの信号へ同期切替を行う第1の無線終端処
理回路と、第1の無線終端処理回路と同一回路構成であ
って、第2の無線多重処理回路から送信された信号を受
信し、外部よりの第4の回路情報に基づいて第2の終端
多重方式に基づく終端処理回路部を選択使用して受信信
号を終端すると共に、予備回線からの信号へ同期切替を
行う第2の無線終端処理回路と、第1の無線終端処理回
路の出力信号と終端された予備信号とが入力され、入力
信号を切り替えて第1の終端多重方式で多重処理して出
力すると共に、第1の終端多重方式で多重したことを示
す情報を第3の回路情報として出力する第1の多重回路
と、第2の無線終端処理回路の出力信号と終端された予
備信号とが入力され、入力信号を切り替えて第2の終端
多重方式で多重処理して出力すると共に、第2の終端多
重方式で多重したことを示す情報を第4の回路情報とし
て出力する複数の第2の多重回路とから構成される。
【0029】更に、予備回線受端部は、第3及び第4の
回路情報が入力され、予備切替制御情報により回線切替
時の予備回線の終端多重方式を選択する選択回路と、第
1及び第2の無線終端処理回路と同一回路構成であっ
て、第3の無線多重処理回路から送信された予備信号を
受信し、選択回路よりの回路情報に基づいて第1又は第
2の終端多重方式で終端処理を行うと共に、現用回線へ
同期用切替信号とシステム切替信号とをそれぞれ出力す
る第3の無線終端処理回路と、同期用切替信号を第1及
び第2の無線終端処理回路へ分配出力する第1の分配回
路と、システム切替信号を第1及び第2の多重回路へ分
配出力する第2の分配回路とを有する構成としたもので
ある。
【0030】
【作用】本発明では、無線送端局内の第1乃至第3の無
線多重処理回路を、第1及び第2の終端回路からの第1
及び第2の回路情報、あるいは送信切替回路よりの予備
情報に基づいて、回路部の全部又は一部を選択使用する
ようにしているため、第1及び第2の終端多重方式のい
ずれで多重処理する場合にも共通の回路で構成すること
ができる。同様に、無線受端局内の第1乃至第3の無線
終端処理回路を、第1及び第2の多重回路からの第3及
び第4の回路情報、あるいは選択回路からの回路情報に
基づいて、回路部の全部又は一部を選択使用するように
したため、第1乃至第3の無線終端処理回路の回路構成
を共通化することができる。
【0031】この回路構成の共通化は、特に同期ディジ
タル・ハイアラーキにより定められたセクション・オー
バヘッドを前記保守管理情報として有する同期伝送モジ
ュール信号を送受信する無線通信方式では、第1の無線
多重処理回路は同期網クロック信号への乗せ換えを行う
回路部を前記第1の回路情報により無効とし、第2の無
線多重処理回路は同期網クロック信号への乗せ換えを行
う回路部を第2の回路情報により有効とし、第3の無線
多重処理回路は同期網クロック信号への乗せ換えを行う
回路部の使用を送信切替回路の出力予備情報に基づいて
選択し、第1の無線終端処理回路は同期網クロック信号
への乗せ換えを行う回路部を第3の回路情報により無効
とし、第2の無線終端処理回路は同期網クロック信号へ
の乗せ換えを行う回路部を第4の回路情報により有効と
し、第3の無線終端処理回路は同期網クロック信号への
乗せ換えを行う回路部の使用を選択回路よりの回路情報
に基づいて選択することで実現することができる。
【0032】また、本発明では、現用回線の終端多重方
式の物理的情報を切替制御時に予備回線の第3の無線多
重処理回路及び第3の無線終端処理回路のそれぞれに、
送信切替回路及び選択回路より与えて、所要の回路部の
使用を選択するようにしているため、第3の無線多重処
理回路及び第3の無線終端処理回路を前記第1及び第2
の終端多重方式のいずれの場合であっても、それぞれ共
通に使用することができる。
【0033】
【実施例】次に、本発明の実施例について説明する。図
1は本発明の一実施例の構成図を示す。同図中、図10
と同一信号には同一符号を付してある。図1に示すよう
に、本実施例は前記したCCITT勧告G.707〜
G.709に準拠したSTM−N信号を無線送受信する
方式に適用した例で、互いに対向する無線送端局10と
無線受端局20とから構成される。
【0034】無線送端局10は現用回線送端部15と予
備回線送端部19とから構成されている。現用回線送端
部15はRST終端回路11、現用回線に接続されたM
ST終端回路12a、予備回線に接続されたMST終端
回路12b、第1及び第2の無線多重処理回路13及び
14より構成されており、RS区間とMS区間の回線が
混在している。
【0035】また、予備回線送端部19は送信切替回路
16、MSP部17及び無線多重処理回路18から構成
され、RS区間とMS区間の共通予備回線を実現してい
る。ここで、後述する如く、無線多重処理回路13、1
4及び18はそれぞれ同一回路構成で、使用する回路部
が異なる。
【0036】一方、上記の無線送端局10からの無線信
号を受信する無線受端局20は、現用回線受端部25と
予備回線受端部29とから構成されている。現用回線受
端部25は、第1及び第2の無線終端処理回路21及び
22と、RST多重回路23と、第1及び第2のMST
多重回路24a及び24bとから構成されている。
【0037】また、上記の予備回線受端部29は、無線
終端処理回路26、選択回路27、第1及び第2の分配
回路28a及び28bとから構成され、RS区間とMS
区間の共通予備回線を実現している。また、後述する如
く、無線終端処理回路21、22及び26はそれぞれ同
一回路構成で、使用する回路部が異なる。
【0038】次に、図1の各構成ブロックのそれぞれに
ついて更にその構成を詳細に説明する。RST終端回路
11は図2に示す如く、SPI回路111とRST終端
部112とから構成されている。SPI回路111は図
示しない多重伝送装置からのRS区間のSTM−N信号
31が入力される。RST終端部112は入力信号中の
SOHのうちRSOHを終端してRST終端信号33を
出力すると共に、RST終端回路であることを示すRS
T終端回路情報(前記第1の回路情報)34を出力す
る。
【0039】図1に示すMST終端回路12a及び12
bはそれぞれ同一回路構成で、図3に12で示す如き回
路構成とされている。同図に示すように、MST終端回
路12はSPI回路121、RST終端部122及びM
ST終端部123とより構成されている。SPI回路1
21は図示しない多重伝送装置からのMS区間のSTM
−N信号32が入力される。
【0040】RST終端部122は入力信号中のSOH
を構成するRSOHを終端する。また、MST終端部1
23は入力信号中のSOHを構成するMSOHを終端す
る。従って、MST終端部123からはRSOH及びM
SOHがそれぞれ終端されたMST終端信号35が出力
されると共に、MST終端回路であることを示すMST
終端回路情報36が出力される。
【0041】図1に示す第1乃至第3の無線多重処理回
路13、14及び18はそれぞれ同一回路構成で、図4
に60で示す如き回路構成とされている。図4に示すよ
うに、無線多重処理回路60はMSP部131、SA回
路132、MST多重部133、機能選択部134、R
ST多重部135及びSPI回路136から構成されて
いる。
【0042】MSP部131は入力信号61(図1の無
線多重処理回路13の場合はRST終端回路11の出力
信号33、無線多重処理回路14の場合はMST終端回
路12aの出力信号35、無線多重処理回路18の場合
は送信切替回路16の出力信号38)及び入力信号62
(図1の無線多重処理回路14の場合はMST終端回路
12bの出力信号35′)が入力され、冗長構成をとっ
ているMS区間の冗長系切換を行う。SA回路132は
同期網クロック信号への乗せ換えと、AU−3/4ポイ
ンタ処理などを行う。MST多重部133は無線区間用
MSOHの多重処理を行う。
【0043】機能選択部134は、MST多重部133
から取り出されたMS区間の上記の一連の処理を受けた
信号と入力信号61のうちの一方の信号を入力終端回路
情報63(図1では34、36、39)に基づいて選択
する。すなわち、機能選択部134は入力終端回路情報
63がRST終端回路情報を示しているときは、入力信
号61を選択し、MST終端回路情報を示しているとき
は、MST多重部133の出力信号を選択する。従っ
て、機能選択部134は入力終端回路情報63がRST
終端回路情報を示しているときは、MSP部131、S
A回路132及びMST多重部133の回路動作を無効
とする(マスク処理される)。
【0044】RST多重部135は機能選択部134の
出力信号に対して無線区間用のRSOHの多重処理を行
う。SPI回路136はRST多重部135の出力信号
を無線区間用のSTM−N信号54として出力する。
【0045】図1の無線受端局20内の無線終端処理回
路21、22及び26はそれぞれ同一構成で、例えば図
5に70で示す如き構成とされている。図5に示すよう
に、無線終端処理回路70は、SPI回路211、RS
T終端部212、MST終端部213、第1の機能選択
部214、同期切替スイッチ215、SA回路216及
び第2の機能選択部217より構成されている。
【0046】SPI回路211は無線区間信号71(図
1のSTM−N信号41、42又は43)を入力信号と
して受け、RST終端部212に入力する。RST終端
部212は入力信号のSOHの一部であるRSOHを終
端する。MST終端部213は入力信号のMSOHを終
端する。従って、MST終端部213からは入力無線区
間信号71のSOHの全部を終端した信号が取り出され
る。
【0047】機能選択部214はMST終端部213か
ら取り出されたSOHの全部を終端した信号と、RST
終端部212から取り出されたSOHの一部を終端した
信号とを入力信号として受け、外部よりの入力多重回路
情報74(図1の46、49又は51に相当)が、RS
T終端多重方式を示している時にはRST終端部212
の出力信号を選択し、MST終端多重方式を示している
時にはMST終端部213の出力信号を選択する。
【0048】同期切替スイッチ215はこの機能選択部
214により選択された信号と外部より入力される同期
用切替信号75(図1の54又は55に相当)に基づき
同期切替を行い、同期切替後の信号をSA回路216及
び機能選択部217にそれぞれ出力する。なお、図1の
無線終端処理回路26内の同期切替スイッチ215は切
替を行わず、入力信号をスルーで出力するように設定さ
れる。
【0049】SA回路216は入力信号に対して同期網
クロック信号への乗せ換えと、AU−3/4ポインタ処
理を行う。機能選択部217は、SA回路216から取
り出されたMS区間の上記の一連の処理を受けた信号
と、同期切替スイッチ215から取り出された入力無線
区間信号71のSOHの一部(すなわち、RSOH)を
終端した信号のうちの一方の信号を入力多重回路情報7
4(図1では46、49又は51に相当)に基づいて選
択する。
【0050】すなわち、機能選択部217は入力多重回
路情報74がRST多重回路情報を示しているときは、
同期切替スイッチ215の出力信号を選択し、MST多
重回路情報を示しているときは、SA回路216の出力
信号を選択する。従って、機能選択部217は入力多重
回路情報74がRST多重回路情報を示しているとき
は、MST終端部213及びSA回路216の回路動作
を無効とする(マスク処理する)。
【0051】機能選択部225で選択された信号は、無
線終端処理された信号72(図1では信号44、47又
は52)として、さらには同じ無線終端処理された信号
73(図1では信号47′)として出力される。また、
無線終端処理回路70が図1の回路26のように、予備
回線で使用される場合には、機能選択部214から同期
切替スイッチ215へ供給される信号の一部が分岐され
て、外部へ同期用切替信号76(図1では53に相当)
として出力される。
【0052】図1の無線受端局20内のRST多重回路
23は例えば図6に示す如き構成とされている。図6に
示すように、RST多重回路23はシステム切替スイッ
チ231、RST多重部232及びSPI回路233よ
りなり、現用回線側と予備回線側とからそれぞれ終端さ
れた信号44及び56がシステム切替スイッチ231に
入力され、システム切替制御により一方を選択する。
【0053】RST多重部232はこのシステム切替ス
イッチ231の出力信号に対してRSOHの多重化を行
い、これにより得られたRS区間のSTM−N信号をS
PI回路233を介して信号45として出力する。ま
た、RST多重回路23はRST多重回路であることを
示すRST多重回路情報46を出力する構成とされてい
る。
【0054】更に、図1のMST多重回路24a及び2
4bは同一構成で、例えば図7に24で示す如き構成と
されている。図7に示すように、MST多重回路24
は、システム切替スイッチ241、MST多重部24
2、RST多重部243及びSPI回路244より構成
されており、現用回線側と予備回線側とからそれぞれ終
端された信号47(47′)及び57(57′)がシス
テム切替スイッチ241に入力され、システム切替制御
により一方を選択する。
【0055】MST多重部242はこのシステム切替ス
イッチ241の出力信号に対してMSOHの多重化処理
を行って、RST多重部243へ出力する。RST多重
部243はMSOH多重後の信号にRSOHの多重化を
行う。SPI回路244はRST多重部243の出力信
号をMS区間のSTM−N信号48(48′)として出
力する。また、MST多重回路24はMST多重回路で
あることを示すMST多重回路情報49を外部へ出力す
る構成とされている。
【0056】再び図1に戻って説明するに、無線送端局
10はRS区間とMS区間の回線が混在しており、RS
区間のSTM−N信号31に対してRST終端回路11
がRST終端して得られた信号33を、RST終端回路
情報34と共に無線多重処理回路13及び送信切替回路
16にそれぞれ入力する。
【0057】一方、冗長構成を取っているMS区間のS
TM−N信号32及び32′に対しては、無線送端局1
0はMST終端回路12a及び12bによりそれぞれS
OHの全部を終端し、得られた信号35及び35′を無
線多重処理回路14及びMSP部17に入力すると共
に、MST終端回路情報36を無線多重処理回路14及
び送信切替回路16にそれぞれ入力する。
【0058】無線多重処理回路13及び14はそれぞれ
図4に示した回路構成であるが、無線多重処理回路13
はRST終端回路11よりのRST終端回路情報34
(図4の63)に基づき、機能選択部134が入力信号
33(図4の61)を選択してRST多重部135へそ
のまま入力する構成とされる。これにより、無線多重処
理回路13からは図9に示した中継装置と同様に、RS
T終端多重方式で多重されたSTM−N信号41(図4
の64)が取り出される。
【0059】なお、RST終端多重方式に対応した場合
の無線多重処理回路13のB系入力(図4の入力信号6
2)は何も入力がないが、RST終端回路情報34(図
4では63)によりアラームは抑圧される。
【0060】これに対し、無線多重処理回路14はMS
T終端回路12a及び12bよりの取り出され、ワイヤ
ード・オアされたMST終端回路情報36(図4では6
3)に基づき、機能選択部134がMST多重部133
の出力信号を選択する。これにより、無線多重処理回路
14からは図8に示した標準的な多重装置と同様に、冗
長系切替、同期網クロック信号への乗せ換え、AU−3
/4のポインタ処理、無線区間用MSOHの多重処理と
いったMS区間の一連の処理を受けた信号に無線区間用
のRSOHの多重処理が行われることにより、MST終
端多重方式で多重したSTM−N信号42(図4では6
4)が取り出される。
【0061】一方、予備回線送端部19内のMSP部1
7は、MST終端多重方式で終端されたMST終端回路
の出力信号35及び35′を入力信号として受け、冗長
系切替を行い、切替選択後の終端処理されたSTM−N
信号37を出力する。送信切替回路16はこのMSP部
17の出力STM−N信号37と、RST終端回路11
よりRST終端された信号33及びRST終端回路情報
34と、MST終端回路12a及び12bより取り出さ
れ、ワイヤード・オアされたMST終端回路情報36と
を入力信号として受け、予備切替制御時に現用回線を選
択し、予備信号38及び予備情報39として出力する。
【0062】第3の無線多重処理回路18はこの予備信
号38と予備情報39を入力信号として受け、予備切替
制御時の予備回線の終端多重方式を予備情報39(図4
では63)により判断し、予備信号38(図4では6
1)に対して、同期網クロック信号への乗せ換え、AU
−3/4のポインタ処理、無線区間用MSOHの多重処
理といったMS区間の一連の処理後、無線区間用のRS
OHの多重処理を行うのか、予備信号38に対して直接
無線区間用RSOHの多重処理を行うのかを、予備情報
39により図4の機能選択部134が選択し、無線区間
用RSOHの多重処理後に予備無線回線へ予備信号43
として出力する。
【0063】なお、無線多重処理回路18のB系入力
(図4の入力信号62)は何も入力がないが、予備回線
送端部19内に設けられるために、あらかじめアラーム
は抑圧される。
【0064】次に、無線受端局20の動作について説明
する。無線受端局20内の無線終端処理回路21はRS
区間の無線信号41を受信し、RST多重回路23より
のRST多重回路情報46に基づいて図5の機能選択部
214がRST終端部212によりRST終端した信号
を選択して図5の同期切替スイッチ215へ入力する。
【0065】この同期切替スイッチ215は予備回線よ
りのRST用同期切替信号54(図5では75)を用い
て同期切替を行う。また、RST多重回路23よりのR
ST多重回路情報46に基づいて図5の機能選択部21
7がこの同期切替スイッチ215の出力信号を選択する
ように制御されているため、機能選択部217より同期
切替スイッチ215の出力信号がRST終端多重方式で
終端したSTM−N信号44(図5では72)として出
力される。
【0066】RST多重回路23は上記のSTM−N信
号44と分配回路28bよりの予備信号56とが入力さ
れ、図6に示したシステム切替スイッチ231でシステ
ム切替制御により一方の信号を選択し、その選択後の信
号に対してRST多重部232でRSOHの多重処理を
行い、SPI回路233を介してRS区間のSTM−N
信号45として出力する。
【0067】また、無線受端局20内の無線終端処理回
路22はMS区間の無線信号42を受信し、MST多重
回路24a及び24bよりのワイアード・オアされたM
ST多重回路情報49に基づいて図5の機能選択部21
4がMST終端部213の出力信号を選択し、かつ、機
能選択部217がSA回路216の出力信号を選択する
ように動作する。
【0068】これにより、無線終端処理回路22はMS
OH終端後の信号を同期切替スイッチ215へ入力し、
ここで予備回線よりのMST同期切替信号55(図5で
は75)に基づいて同期切替を行い、その後SA回路2
16で同期網クロック信号への乗せ換え及びAU−3/
4のポインタ処理といった一連のMS区間の処理を行わ
れたSTM−N信号47と47′(図5では72と7
3)を機能選択部217を介して出力する。
【0069】MST多重回路24a及び24bはそれぞ
れ上記の信号47及び47′が、予備回線受端部29に
より終端された予備信号57及び57′と共に入力さ
れ、これらの入力信号のうち一方の信号を図7に示した
システム切替スイッチ241によりシステム切替制御に
基づいて選択し、その選択後の信号に対してMST多重
部242及びRST多重部243でそれぞれMSOH及
びRSOHの多重を行い、SPI回路244を介してM
S区間のSTM−N信号48及び48′をそれぞれ出力
する。
【0070】一方、予備回線受端部29内の無線終端処
理回路26は予備回線の無線信号43を受信し、選択回
路27により選択された予備切替制御時に予備回線を占
有している終端多重方式を示す回路情報51(すなわ
ち、RST多重回路情報46又はMST多重回路情報4
9)に基づいて、図5の機能選択部214及び217が
選択動作を行う。
【0071】また、この無線終端処理回路26は図5の
機能選択部214の出力信号をそのまま信号76(図1
では53)として図1の分配回路28aへ供給する一
方、前記したように予備回線で使用される時には切替動
作を行わない図5に示す同期切替スイッチ215をスル
ーして、SA回路216及び機能選択部217に入力す
る。機能選択部217によりこれらの入力信号の一方が
前記回路情報51に基づいて選択され、図1の示す予備
信号52として分配回路28bへ供給される。
【0072】分配回路28a上記の信号53を2分配し
てそれぞれ現用回線受端部25内の無線終端処理回路2
1及び22にRST用同期信号54、MST用同期信号
55として出力する。また、分配回路28bは上記の予
備信号52を分配して、RST多重回路23へ信号56
として、MST多重回路24a及び24bにはそれぞれ
信号57及び57′として出力する。
【0073】このように、本実施例では、無線多重処理
回路13、14及び18のそれぞれは同一構成であり、
また、無線終端処理回路21、22及び26のそれぞれ
は同一構成であるため、無線送端局10及び無線受端局
20内において共通に用いられ、終端回路情報あるいは
多重回路情報により、RST終端多重方式及びMST終
端多重方式のどちらにも対応可能な構成とされている。
【0074】しかも、本実施例では予備回線送端部19
内の無線多重処理回路18や予備回線受端部29内の無
線終端処理回路26はそれぞれ予備回線の終端多重方式
がRST終端多重方式及びMST終端多重方式のいずれ
であっても共通に使用することができる。従って、本実
施例によれば、RST終端多重方式の現用回線と、MS
T終端多重方式の現用回線の混在が容易になり、一方の
方式の現用回線の他方の方式の現用回線への変更が、現
用回線と予備回線とで共通部となっている無線多重処理
回路13、14、18と無線終端処理回路21、22、
26以外の回路部を交換することにより行えるため、上
記の変更が従来よりも大幅に容易にできる。
【0075】なお、本発明は上記の実施例に限定される
ものではなく、例えば上記の実施例ではRST終端多重
方式の現用回線とMST終端多重方式の現用回線がそれ
ぞれ1回線の例であるが、RST終端多重方式の現用回
線が複数回線あり、かつ、MST終端多重方式の現用回
線が複数回線ある場合でも、本発明を適用することがで
きることは勿論である。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
現用回線の終端多重方式の物理的情報を切替制御時に予
備回線の第3の無線多重処理回路及び第3の無線終端処
理回路のそれぞれに、送信切替回路及び選択回路より与
えて、所要の回路部の使用を選択することにより、第3
の無線多重処理回路及び第3の無線終端処理回路を前記
第1及び第2の終端多重方式のいずれの場合であって
も、それぞれ共通に使用できるようにしたため、現用回
線送端部内の各無線多重処理回路の回路構成の共通化と
現用回線受端部内の各無線終端処理回路の回路構成の共
通化と相まって、第1及び第2の終端多重方式の現用回
線の一方から他方への変更が従来に比べて大幅に容易化
することができ、従って第1及び第2の終端多重方式の
現用回線が混在化していても、実装上の制約条件をなく
すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成図である。
【図2】図1のRST終端回路の一実施例のブロック図
である。
【図3】図1のMST終端回路の一実施例のブロック図
である。
【図4】図1の無線多重処理回路の一実施例のブロック
図である。
【図5】図1の無線終端処理回路の一実施例のブロック
図である。
【図6】図1のRST多重回路の一実施例のブロック図
である。
【図7】図1のMST多重回路の一実施例のブロック図
である。
【図8】標準的な多重装置の構成図である。
【図9】標準的な中継装置の構成図である。
【図10】従来の無線通信方式の一例の構成図である。
【符号の説明】
10 無線送端局 11 RST終端回路 12、12a、12b MST終端回路 13、14、18、60 無線多重処理回路 15 現用回線送端部 16 送信切替回路 17 MSP部 19 予備回線送端部 20 無線受端局 21、22、26、70 無線終端処理回路 23 RST多重回路 24、24a、24b MST多重回路 25 現用回線受端部 27 選択回路 28a、28b 分配回路 29 予備回線受端部 111、121、136、211、233、244 S
PI回路 112、122、212 RST終端部 123、213 MST終端部 131 MSP部 132、216 SA回路 133、242 MST多重部 134、214、217 機能選択部 135、232、243 RST多重部 215 同期切替スイッチ 231、241 システム切替スイッチ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の現用回線に接続された現用回線送
    端部と、予備回線送端部とからなる無線送端局と、該現
    用回線送端部及び予備回線送端部にそれぞれ対向する現
    用回線受端部及び予備回線受端部とからなる無線受端局
    とから構成され、該無線送端局及び無線受端局において
    保守管理情報の一部だけを終端及び多重する第1の終端
    多重方式で該保守管理情報及びデータを伝送する現用回
    線と、該保守管理情報のすべてを終端及び多重し、か
    つ、同期網クロック信号への乗せ換えを行う第2の終端
    多重方式で該保守管理情報及びデータを伝送する現用回
    線とが混在し、該第1の終端多重方式の現用回線と該第
    2の終端多重方式の現用回線が、回線切替時に予備回線
    を共用する無線通信方式において、 前記現用回線送端部は、データ及び前記保守管理情報が
    多重化された多重化信号を前記第1の終端多重方式で終
    端すると共に、該第1の終端多重方式により終端したこ
    とを示す第1の回路情報を出力する第1の終端回路と、 前記多重化信号を前記第2の終端多重方式で終端すると
    共に、該第2の終端多重方式により終端したことを示す
    第2の回路情報を出力する複数の第2の終端回路と、 前記第1の終端回路の出力信号と第1の回路情報とが入
    力され、該第1の回路情報に基づいて前記第1の終端多
    重方式に基づく多重処理回路部を選択使用して多重処理
    して送信する第1の無線多重処理回路と、 前記第1の無線多重処理回路と同一回路構成であって、
    前記複数の第2の終端回路の出力信号と第2の回路情報
    とが共通に入力され、該第2の回路情報に基づいて前記
    第2の終端多重方式に基づく多重処理回路部を選択使用
    して多重処理して送信する第2の無線多重処理回路とを
    有し、 前記予備回線送端部は、前記複数の第2の終端回路の各
    出力信号を切替選択する切替選択部と、 前記第1の終端回路の出力信号と第1の回路情報及び前
    記切替選択部の出力信号と前記第2の回路情報とを入力
    信号として受け、予備切替制御情報により送端並列すべ
    き現用回線を選択し、予備信号と予備情報を出力する送
    信切替回路と、 前記第1及び第2の無線多重処理回路と同一回路構成で
    あって、該予備情報に基づいて前記第1又は第2の終端
    多重方式に基づく多重処理回路部を選択使用して該予備
    信号を多重処理して送信する第3の無線多重処理回路と
    を有し、 前記現用回線受端部は、前記第1の無線多重処理回路か
    ら送信された信号を受信し、外部よりの第3の回路情報
    に基づいて前記第1の終端多重方式に基づく終端処理回
    路部を選択使用して該受信信号を終端すると共に、予備
    回線からの信号へ同期切替を行う第1の無線終端処理回
    路と、 該第1の無線終端処理回路と同一回路構成であって、前
    記第2の無線多重処理回路から送信された信号を受信
    し、外部よりの第4の回路情報に基づいて前記第2の終
    端多重方式に基づく終端処理回路部を選択使用して該受
    信信号を終端すると共に、予備回線からの信号へ同期切
    替を行う第2の無線終端処理回路と、 前記第1の無線終端処理回路の出力信号と終端された予
    備信号とが入力され、該入力信号を切り替えて前記第1
    の終端多重方式で多重処理して出力すると共に、該第1
    の終端多重方式で多重したことを示す情報を前記第3の
    回路情報として出力する第1の多重回路と、 前記第2の無線終端処理回路の出力信号と終端された予
    備信号とが入力され、該入力信号を切り替えて前記第2
    の終端多重方式で多重処理して出力すると共に、該第2
    の終端多重方式で多重したことを示す情報を前記第4の
    回路情報として出力する複数の第2の多重回路とを有
    し、 前記予備回線受端部は、前記第3及び第4の回路情報が
    入力され、予備切替制御情報により回線切替時の予備回
    線の終端多重方式を選択する選択回路と、 前記第1及び第2の無線終端処理回路と同一回路構成で
    あって、前記第3の無線多重処理回路から送信された予
    備信号を受信し、該選択回路よりの回路情報に基づいて
    前記第1又は第2の終端多重方式で終端処理を行うと共
    に、現用回線へ同期用切替信号とシステム切替信号とを
    それぞれ出力する第3の無線終端処理回路と、 該同期用切替信号を前記第1及び第2の無線終端処理回
    路へ分配出力する第1の分配回路と、 前記システム切替信号を前記第1及び第2の多重回路へ
    分配出力する第2の分配回路とを有することを特徴とす
    る無線通信方式。
  2. 【請求項2】 前記多重化信号は同期ディジタル・ハイ
    アラーキにより定められたセクション・オーバヘッドを
    前記保守管理情報として有する同期伝送モジュール信号
    であり、前記第1の無線多重処理回路は同期網クロック
    信号への乗せ換えを行う回路部を前記第1の回路情報に
    より無効とされ、前記第2の無線多重処理回路は同期網
    クロック信号への乗せ換えを行う回路部を前記第2の回
    路情報により有効とされ、前記第3の無線多重処理回路
    は同期網クロック信号への乗せ換えを行う回路部の使用
    を前記送信切替回路の出力予備情報に基づいて選択さ
    れ、前記第1の無線終端処理回路は同期網クロック信号
    への乗せ換えを行う回路部を前記第3の回路情報により
    無効とされ、前記第2の無線終端処理回路は同期網クロ
    ック信号への乗せ換えを行う回路部を前記第4の回路情
    報により有効とされ、前記第3の無線終端処理回路は同
    期網クロック信号への乗せ換えを行う回路部の使用を前
    記選択回路よりの回路情報に基づいて選択されることを
    特徴とする請求項1記載の無線通信方式。
  3. 【請求項3】 前記第1乃至第3の無線終端処理回路
    は、前記多重化信号が入力される物理的インタフェース
    回路と、該物理的インタフェース回路の出力信号を入力
    信号として受け、前記第1の終端多重方式に基づき前記
    保守管理情報の一部だけを終端する第1の終端部と、該
    第1の終端部の出力信号を入力信号として受け、前記保
    守管理情報のうち終端されていない残りの情報を終端し
    て前記第2の終端多重方式に基づき終端された信号を得
    る第2の終端部と、該第1及び第2の終端部の各出力信
    号のうち、前記第3又は第4の回路情報に基づき選択し
    た一方の出力信号を外部へ出力する第1の機能選択部
    と、該第1の機能選択部の出力信号が分岐されて入力さ
    れ、該入力信号に対して前記同期用切替信号に基づき同
    期用切り替えを行うかスルーで出力する同期切替スイッ
    チと、該同期切替スイッチの出力信号に対して前記第2
    の終端多重方式に基づき多重セクション区間の一連の処
    理を行う処理回路と、該処理回路と前記同期切替スイッ
    チの各出力信号が入力され、前記第3又は第4の回路情
    報に基づき一方の信号を選択して出力する第2の機能選
    択部とよりなることを特徴とする請求項1又は2記載の
    無線通信方式。
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