JPH0888624A - シリアルデジタル信号の標本化方法 - Google Patents

シリアルデジタル信号の標本化方法

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JPH0888624A
JPH0888624A JP19673995A JP19673995A JPH0888624A JP H0888624 A JPH0888624 A JP H0888624A JP 19673995 A JP19673995 A JP 19673995A JP 19673995 A JP19673995 A JP 19673995A JP H0888624 A JPH0888624 A JP H0888624A
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パスカル・クトー
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    • H04L7/0337Selecting between two or more discretely delayed clocks or selecting between two or more discretely delayed received code signals
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クロックの精度の許容範囲の広いシリアルデ
ジタル信号の標本化方法を提供する。 【解決手段】 シリアルデジタル信号の標本化方法は、
デジタル信号(D)のクロック信号(C)への位相同期
と、遅延タイミング(Si)でのデジタル信号の標本化
とを含む。位相同期は標本化タイミングを基準にして行
われ、デジタル信号の過渡期間が同期試験のタイミング
に対し進んでいるか遅れているかを検証するため、標本
化タイミング(Si)を基準にして同期試験のタイミン
グ(Pi)を決定することから成る。kを0以外の正の
奇数としRをデジタル信号(D)のビットの繰返し周期
(R)とするとき、各標本化タイミング(Si)に補完
遅延Y=kR/2を加えることにより同期試験のタイミ
ングの決定を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシリアルデジタル信
号の標本化方法に関する。より詳細には本発明は、1ギ
ガビット/秒を上回る高速デジタル伝送に適し、特に、
シリアルデジタル伝送システムの受信器、たとえばプロ
セッサとメモリあるいはキャッシュメモリとの間のデー
タ伝送用の情報処理システム、遠隔通信システム、ロー
カルネットワークや広域ネットワークなどの専用通信シ
ステム、遠隔情報処理システムに応用される。本発明
は、予め、デジタル信号のクロック信号への位相同期が
行なわれるシリアル信号の標本化方法を対象とする。本
発明は必然的に、該方法を利用する集積回路およびシス
テムをも対象とする。
【0002】
【従来の技術】欧州特許出願EP−A−044168
4、EP−A−0466591、EP−A−04665
92、EP−A−0466593はシリアルデジタルデ
ータの伝送システムに関する。最初の出願は、位相同期
回路と、他の3つの出願において説明されている伝送シ
ステムの構造の基本となる周波数逓倍器とについて記載
している。このシステムは本質的に従来のように電圧制
御発振器(VCO)を使用するということをしないた
め、高速デジタル伝送にとくに適しているということ
と、信頼性のある動作のため単純な構造をもっていると
いう、2つの長所をもっている。前述の出願のうちの第
2の出願は、同期信号とクロック信号双方の役割を一度
に果たす立上りを送信されるワード(通常は8ビットバ
イト)に付加することを内容とする伝送方法を対象とし
ている。受信器内では、これらの立上りが、送信のため
に使用されたクロック信号を復元するのに使用される。
実際には、この技術は当初は情報処理システム、より詳
細には多重プロセッサシステムのために開発されたもの
であり、その分野においては設計者は全ての構成要素を
熟知しており、従って主要なパラメータを最適化するこ
とができる。前述の出願はこのような最適化の1形態を
解釈したものである。ところが、上記技術を、特に、電
気通信など他の分野に応用する場合には、システム全体
をコントロールできる人間はいない。したがってこれら
の分野では、たとえばATM(非同期転送モード)また
はファイバチャンネルなど、主要な規格のうちの1つに
適合することが不可欠である。しかしながら、これら規
格の中で、デジタル信号の各ワードにおいて同期用およ
びクロック用立上りを使用するものは1つもない。
【0003】デジタル信号においてこれら立上りを使用
する技術は、デジタル信号を使用してシリアル結合手段
を介して対話する2つのステーションの動作モードに対
し、いかなる拘束も加えないという長所がある。ステー
ションは、異なる周波数で動作し結合手段に送信するこ
とができる。多重プロセッサ情報システムは、製造者が
異なり世代が異なる種々のプロセッサを組み込むことが
できる。この場合、上記技術と、より高いレベルで開発
されたプロトコルとを使用することによりこの異種性を
管理することは可能である。反対に電気通信において
は、各ステーションは、規格によって決められ、きわめ
て高精度であり周波数が既知の内部クロックで作動す
る。したがって発信器も受信器もこの周波数で作動す
る。この状態においては、受信器は送信のために使用さ
れたクロックの周波数を知っているため、クロック信号
を復元する必要はない。受信器に残っている唯一の役目
は、受信デジタル信号を内部クロック信号に位相同期化
することである。たとえば、前述の出願において記載さ
れているシステムの受信器における同期用およびクロッ
ク用立上りのように、受信信号における基準として立上
りが選択され、クロック信号側の対応する立上りと位相
が合わせられる。この同期が行われた後、受信器は、基
準立上りに対しあらかじめ決められた遅延の後、デジタ
ル信号の標本化を行う。標本化は、各ビットの論理値の
最適な決定が得られるよう、各基準立上りに従い信号の
最大安定区間で行われる。Rを、デジタル信号を用いて
シリアルに伝送されたビットの繰返し周期とするとき、
受信信号の1つの立上りと最良の標本化タイミングとの
間の遅延は通常、R/2またはR/2+nRに等しい。
ここでnは正の整数とする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この従来の標本化方法
は幾つもの欠点を有する。
【0005】第一に、送信のために使用されたクロック
と受信のために使用されるクロックとの間に完全な対応
を確保するためには、クロックは非常に正確な周波数を
もたなければならない。クロックは通常、クォーツを基
準にして発生するが、クォーツは使用条件(温度など)
によっていくらかの技術的ばらつきと偏差がある。送信
用クロックと受信用クロックとの間の誤差は累積し位相
同期を妨害するようになる。さらに、信号は送信されて
から受信されるまでの間に、ある遅延を受けるが、この
遅延は伝送線の長さによって異なる。この長さは通常、
まちまちであり知られていない。したがって位相同期を
効果的に行う必要がある。したがって、標本化が受信信
号の安定区間外で行われ、読み取りビットとして偽値を
供給することがある。1ギガビット/秒程度の伝送速度
に関し正しい標本化を実現するには、現在ではたとえば
10-6程度のクロック精度が必要である。
【0006】本発明は、従来の標本化の欠点を解消し、
前述の出願に記載の伝送システムを現在の市場の規格に
適合させ、その結果、このシステムの長所と規格の長所
とを結合させることを目的とする。換言すれば、本発明
は、簡単で、効果的で、受信データの確実な再現が可能
な位相同期を可能にしつつ、精度の非常に劣るクロック
が許容可能な標本化方法を目的とする。
【0007】
【発明を解決するための手段】より詳細には本発明は、
デジタル信号のクロック信号への位相同期と遅延タイミ
ングでのデジタル信号の標本化とを含んでおり、位相同
期が標本化のタイミングを基準にして行われることを特
徴とする、シリアルデジタル信号の標本化方法を提供す
る。
【0008】本発明はまた、本発明による方法を使用す
るシリアルデジタル伝送システムと、該方法を使用する
シリアルデジタル受信器を含む集積回路を提供する。
【0009】本発明の特徴および長所は、添付の図面を
参照しつつ例として示した以下の説明を読むことにより
明らかになろう。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、シリアルデジタルデータ
信号Dとクロック信号Cの略図である。デジタル信号D
のビットは繰返し周期Rで受信器に入り、受信器内で基
準となるクロック信号Cは、Rの倍数である周期Tを有
する、この周期は図示例では10倍(T=10R)とな
っている。図1はまた、データ信号の連続する10ビッ
トの周期Rで繰返しており論理値を決定するための標本
化タイミングS0−S9も示している。10個の標本化
タイミングSi(S0−S9)は、周期Tにおけるクロ
ック信号Cの同一のエッジすなわち図1の立上り区間を
基準とし、このエッジを基準にして10個の遅延Xi
(X0−X9)により各々決定される。これら信号の生
成の例については前述の先行出願を参照されたい。同出
願においては、遅延Xiは一般的に関係式Xi=kR/
2+iRで決定され、ここでkは0以外の正の奇数であ
り、iは各周期Tにおける信号Dのビット数に関わる正
の整数または0を示す。本発明によれば、遅延Xiは、
前記関係式を確認する平均値の前後で変化する値であ
る。図1の例においては、i={0、1、...、9}
でK=3であるので、図示の平均標本化タイミングSi
は関係式Si=3R/2+iRで決められる。この平均
値から、クロック信号Cの基準エッジが2つの隣接する
ビット間の過渡期間に対応している図1において例示さ
れているように、当然、デジタル信号Dがクロック信号
Cに完全に同期しているということになる。10個の標
本化タイミングSiに各々対応するデジタル信号Dの1
0個の連続する過渡期間をDi(D0−D9)とした。
したがって、k=3でありクロック信号Cの立上り区間
がデジタル信号Dの過渡期間と一致する図示例の場合、
過渡期間Diは各標本化タイミングSiよりR+1/2
の周期(3R/2)だけ先行する。
【0011】標本化タイミングSiは、位相同期の基準
となる。図示例においては、各標本化タイミングSiよ
り遅延時間Y経たタイミングPi、すなわちk’が0以
外の正の奇数(選択例ではk’=3)であるとしY=
k’R/2としたとき、Pi=Si+Yのタイミング
で、位相同期試験が行われる。信号Cと信号D間の位相
同期が完全であれば、タイミングPiはデジタル信号の
過渡期間Di+2中に発生する。この過渡期間はエッジ
に対応すると思われる。エッジがタイミングPiよりも
遅れているとすれば、エッジはまだ発生しておらず、そ
の結果、同期試験の結果DPiは低いレベルに相当し、
たとえば論理値0を示す。反対にエッジが進んでいる場
合には、エッジはすでに発生しており、同期試験の結果
DPiは論理値1をもつことになる。エッジが立ち下が
りの場合には逆になる。また、タイミングSi+1およ
びSi+2で標本化を行うことにより、エッジの有無を
知ることができる。したがって、同期試験と標本化とに
より、デジタル信号D内の過渡期間の有無と方向とを知
ることができる。換言すれば、
【0012】
【数1】
【0013】であれば、信号の2つの標本化タイミング
の間にエッジが含まれていないことがわかるので、同期
試験は実施しない。
【0014】
【数2】
【0015】であれば、標本化タイミングによりエッジ
が検出されている。この場合、同期試験によって、同期
試験のタイミングPiに対しエッジが遅れているか進ん
でいるかを判定する。エッジが立上りでDPi=1であ
るならエッジは進んでおり、DPi=0であるならエッ
ジは遅れている。逆の場合も、エッジが立下がりでDP
i=0であるならエッジは進んでおり、DPi=1であ
るならエッジは遅れている。
【0016】図2は、シリアル伝送線3を介して受信器
4に接続された送信器2を含むシリアルデータ伝送シス
テム1の概要図である。受信器4は集積回路5に内蔵さ
れ、クロック信号Cを発生するクロック6と、クロック
信号Cとデジタル信号Dとを受信する同期および標本化
手段7と、受信器の出力信号OUTが発信器に与えられ
たデジタル信号に対応するよう、標本化デジタル信号を
生成する出力回路8とを含む。これら手段の実施例は前
述の出願に記載があり、本発明の実施への同実施例への
適合は、前記出願を読んだ当業者であれば明らかであろ
う。同期および標本化手段7は同期試験回路10と、図
1を参照して説明した方法を実施する標本化回路20と
を含む。
【0017】図3は、全ての長所を得るため前述の出願
において使用された構造に基く、本発明による標本化回
路20の第1実施例を示す図である。回路20は、クロ
ック信号C、デジタル信号D、同期試験回路10からの
制御信号XP、回路30からの制御信号YP、のための
各々入力4点を含み、また、クロック信号を直接受信す
る第1入力21aと、カスケード接続され各々が遅延を
調整するための制御端子を具備した遅延要素22の第1
群(図示例においては10あるが)を介してクロック信
号Cを受信する第2入力と、たとえば増分(+)および
減分(−)用の2つの信号か1つの二進信号であってそ
の2つの状態が各々増分と減分の機能をもつ唯一の二進
信号とで構成され得る位相誤差信号をもたらす出力とを
有する位相比較器21を含み、さらに、位相比較器の位
相誤差信号を受信し制御用デジタル信号CTLを遅延要
素22の各制御端子に出力する入力を持つ、カウンタ−
減算カウンタ23などのデジタル制御装置を含む位相固
定回路である。遅延要素22の10個の出力信号Ci
(C0−C9)は、各遅延が制御信号XPにより同一の
値Xに調整される第2群の10個の遅延要素24の各入
力に加えられる。遅延要素24の出力信号Si(S0−
S9)は、前述の先行出願の記述のように、信号D内に
あって連続する10ビットの論理値を示す所望の標本化
信号DSi(DS0−DS9)を出力するため、タイミ
ングSiでデジタル信号Dを標本化する10個の標本化
フリップフロップ25の各制御端子に加えられる。図2
に示すように、一連の標本化信号DSiを含む信号DS
は出力回路8の入力部に加えられる。本発明によれば、
遅延要素24の出力信号Si(S0−S9)は、各遅延
が制御信号YPにより同一の値Yに調整される第3群の
10個の遅延要素26の各入力にも加えられる。遅延要
素26の出力信号Pi(P0−P9)は、対応する試験
用標本DPi(DP0−DP9)を出力するため、タイ
ミングPiでデジタル信号Dを標本化する10個の試験
フリップフロップ27の各制御端子に加えられる。
【0018】次に、図1および図4のタイミングチャー
トを参照しながら標本化回路20の動作について説明す
る。前述の先行出願に記載されているように、図1にお
いてクロック信号Cのエッジを基準とする遅延Xi(X
0−X9)は、遅延要素22から出される同じ値の連続
する遅延によってクロック信号Cから出される10個の
副クロック信号Ci(C0−C9)によって決められる
(図4を参照のこと)。この状態のとき、クロック信号
の周期Tは10個の等しい遅延に分割され、図3および
図4に示すように、デジタル信号Dがクロック信号Cに
正確に同期された時点でこれらの遅延は、デジタル信号
Dのビットの繰返し周期Rに対応する。この状態のと
き、遅延Xと副クロック信号Ciの遅延との和が図1に
示す遅延Xi(Xi=Ci+X)に相当するよう、制御
信号XPにより遅延要素24の遅延Xが調整され、また
標本化のタイミングSiが決定される。その結果、図1
に示すようにデジタル信号Dがクロック信号Cに同期さ
れると、遅延Xは3R/2の値となる。ところが、図4
からわかるように、クロック信号のエッジは、デジタル
信号Dの過渡期間と必ずしも対応しているわけではな
い。この状態のとき、遅延Xは多かれ少なかれこの値と
は異なる。図4の例においては、同期は原則として完全
であるので、デジタル信号Dの過渡期間はクロック信号
Cのエッジに対し同じ値だけ進んでいる。したがって、
Xの値は3R/2より少ないため、標本化のタイミング
Siは同じ進み量で発生する。したがって時間3R/2
はXの平均値である。
【0019】また、標本化のタイミングSiを決定する
出力信号Siは、同期試験タイミングPi(図1)を決
定する信号Pi(図4)を発生するよう、各遅延要素2
6によってY=3R/2の値だけ遅延される。各タイミ
ングPiおよびSiにおいてデジタル信号Dから得られ
る標本DPiおよびDSiは、入力信号として同期試験
回路10にもたらされる。
【0020】図5は、標本化回路20に関し実施可能な
変形例のうちの1つを示す図である。図3および図5の
回路20における共通要素は同一の参照番号で示す。図
2の遅延要素群24は単体の要素24に簡略化され、図
3の遅延要素群22は、要素24を介して直列に接続さ
れ、カウンタ−逆算カウンタ23の出力信号CTLによ
り制御される2つの群22および22’に分割されてい
る。遅延要素22はクロック信号Cの入力端子と位相比
較器21の入力との間に接続されているが、遅延要素2
2’は、遅延要素26と標本化フリップフロップ25お
よび27とに加えられた信号S0−S9を各入力に出力
している。群22’の最後の要素は省略することも可能
であるが、他の要素に対するアナログ負荷となってお
り、信号S0−S9間で等しい遅延を得るのに貢献して
いる。
【0021】図2は、同期試験回路10の構造を示す図
である。同回路は、入力として標本化信号DS0−DS
9およびDP0−DP9を受け取ることを前に説明し
た。便宜上の理由から、図2に示す同期試験回路10の
構造には、i=0の時の過渡期間Piへの同期試験に関
するセル100しか示さない。参照番号を10iとし
て、同一のセル構造が他のiの値の分だけ繰り返される
ことは明白である。図示例によれば、回路10の各セル
10iは、2つの入力をもつ3つの排他的ORゲート
(XORゲート)11a、11b、11cを含む。図1
を参照して行う、本発明による方法の説明によれば、ゲ
ート11aは、ビット標本DSi+1およびDsi+2
(セル100においてはDS1およびDS2)を入力し
【0022】
【数3】
【0023】の値を検証する。第2ゲート11bは、標
本DSi+1(DS1)と、ゲート11aから出力され
る結果を入力しエッジが立上りであるか立ち下がりであ
るかを検証する。第3ゲート11cは、同期試験標本D
Pi(ここではDP0)と、ゲート11bから出力され
る信号を入力しエッジが進んでいるか遅れているかを検
証する。標本DSi+1が低レベルを示す論理値0をも
ち(Si+1=0)かつDSi+2が同じ値をもってい
る場合には、エッジは検出されない。DSi+2=1で
あればエッジが検出され、ゲート11bの出力側はエッ
ジを意味する1の値をもつ。ゲート11cは、DPi=
0であれば、エッジの遅れを意味する1の値を出力し、
DPi=1であれば、位相の進みを意味する0の値を出
力する。反対にDSi+1=1でありかつDSi+2=
1あればエッジが検出されず、DSi+2=0であれば
エッジが検出され、その場合、ゲート11aは1の値を
出力しゲート11bは0の値を出力する。ゲート11c
はDPi=1であれば位相の遅れを示す1の値を出力
し、DPi=0であれば位相進みを示す0の値を出力す
る。その結果、エッジが検出されると、ゲート11aの
出力側は1の値をもち、ゲート11cの出力側は位相遅
れを示す1の値と、位相進みを示す0の値とをもつ。
【0024】回路10は、
【0025】
【数4】
【0026】という条件しか選択できないような装置1
2を含む。図示例においては、選択装置12は、ゲート
11aの出力側に接続された入力と論理値1を入力する
第2入力をもつXORゲート12aと、ゲート12aの
出力側に接続された制御端子とゲート11cの出力側に
接続された入力と出力とをもつ保持回路(たとえばフリ
ップフロップ)12bとを含む。ゲート11aによって
エッジが検出されると、ゲート12aの出力側は0の値
をもち、保持回路12bに対し、同じまたは逆の出力入
力側に出力するよう命令する。反対に、エッジが検出さ
れないと、ゲート12aの出力側は1の論理値をもち、
保持回路12bに対し、入力値をそのまま出力側に保持
するよう命令する。このような状態では、保持回路12
bの出力側は、過渡期間が検出されたときの位相の進み
または遅れを示すだけのものである。
【0027】回路10のセル10iの全てのフリップフ
ロップ12bによって出力される結果は、図3の遅延X
または図1の遅延Xiを調整するための制御信号XPと
して使用することができる。位相進みの検出により遅延
Xiが増加し、位相遅れがあると遅延は減少する。しか
しながら、図示例の回路10は、位相進み、位相遅れと
も1つしか検出できないので、完全な位相同期の場合、
進みと遅れとが交互に連続して現れる状態となる。その
結果、遅延Xを直接調整することにより、回路10が振
動する状態になり、調整ループが不安定になる。このよ
うな状態をおこさないようにするため、フリップフロッ
プ12bによって出力される結果をタイマで遅延させて
から、遅延Xの調整を命令する。図示例においては、た
とえば4Tというようにあるあらかじめ決められた時間
内に、フリップフロップ12bの出力側で得られたビッ
ト1および0の数を得ることにより、同タイマの調整を
行う。したがって回路10は、たとえば、クロック信号
Cの4回の周期Tの間にビット1を加算しビット0を減
算することと、遅延Xを調整するため標本化回路20に
標本化制御信号XPを出力する目的のため、フリップフ
ロップ12bの出力側に接続されたカウンタ−減算カウ
ンタ13を含む。カウンタ−減算カウンタ13の出力側
は、好ましくは、計数の結果が前もって決められた値を
超えたとき同期化だけを実行するため第2カウンタ−減
算カウンタ15を起動するようにしたしきい値装置14
に接続される。
【0028】図6は、標本化回路20における遅延Yの
制御信号YPの生成例を示す図である。制御信号YP
は、図2においてブロックで図6において略図で示す制
御回路30によって発生する。制御回路30は、クロッ
ク信号C用の入力端子と、標本化回路20のカウンタ−
減算カウンタ23が発生した制御信号CTL用の入力端
子と、2つの入力をもつ位相比較器31と、信号CTL
により制御され、クロック信号Cの入力端子と位相比較
器31の入力との間にカスケード接続され、各々がビッ
トRの周期の遅延を実行する、遅延要素32の奇数2l
+1(図示例においては3)で行う第1分岐と、クロッ
ク信号Cの入力端子と位相比較器31のもう一方の入力
との間にカスケード接続され、位相比較器の出力により
制御され調整信号YPを出力し、各々が遅延Yを実行す
る、遅延要素33の偶数2m(図示例においては2)で
行う第2分岐とを含む。このようにして、遅延Yは、2
つの分岐が同じ遅延をもつよう調整される。すると、
(2l+1)R=2mYとなり、したがってY=[(2
l+1)/2m]Rとなり、所望の形式Y=R/2+n
R=k’R/2となる。ここでk’は、図1を参照して
説明したように、正の奇数である。選択図示例において
はk’=3である、したがって本発明は、位相同期と標
本化とを互いに応答させるという長所をもっている。し
たがってその結果としての調整は、先行技術によって得
られる調整よりもはるかに効果的であり、しかも、同一
の伝送速度の場合、送信器と受信器との間のクロックの
精度においてより広い幅をもつことが可能である。たと
えば、伝送速度が1ギガボー(R=1ナノ秒)で、遅延
の増分単位が50ピコ秒で、タイマが4T(40ナノ
秒)の場合、システムは、40ns(ナノ秒)毎に50
ps(ピコ秒)のクロック周波数の変化、すなわち、先
行技術において補正できる変化のほぼ1000倍である
10-3程度の変化を補正することができる。この状態に
おいては、伝送速度が同一であるとした場合、システム
が受ける技術上のばらつきや機能上のばらつきの影響は
少なくなる。これはまた、本発明による方法はさらに高
速の伝送に非常に適し、クロックの精度において制約を
うけることがないことを意味している。また、本発明は
多様な伝送システムに応用が可能であるが、前述の出願
に記載されるようなシステムにとくに適する。
【0029】しかしながら、効果的で確実な標本化を実
現するため遅延Xの変動範囲には限度がある。デジタル
信号Dはクロック信号Cに完全に同期されているとした
図4を参照して、遅延Xは全て等しく、その値は信号C
と信号Dとの間が進んでいるか遅れているかによること
を説明した。図4の例においては値Xは、信号Dの位相
の進みを考慮するため3R/2未満となっている。とこ
ろが、たとえばデジタル信号DがR−△Rに等しい周期
の列をもつ場合、すなわち、クロック信号Cの副クロッ
ク信号C0−C9によってもたらされる周期Rよりもわ
ずかに同じ値△Rだけ短い場合、図4において信号Cに
対する信号Dの進みは次第に大きくなってゆき、その結
果、クロック信号の各周期T内の値Xは減少し、特に技
術上の要因をはじめとする多くの要因に依存するあらか
じめ決められた最小値Xminに達する。理論上は、X
minは0の値をもつことが可能であるが、調整可能な
きわめて小さな遅延を実施すると多くの問題が生じるの
で、信号Dの周波数がたとえばギガヘルツというように
非常に高い場合、Xの採用平均値は3R/2であり、R
/2ではない。Xが負になるということは、クロックが
遅すぎデジタル信号Dのビットを標本化することができ
ないことを意味する。反対に、周期Rを次第に増加させ
ることにより、Xの値は理論値5R/2まで増加する
が、これを超えると標本化回路20は同一のビットを2
度読みする。したがって、今まで説明してきた回路で
は、位相同期の過大な変化を補正することはできない。
本発明はまた、信号Dと信号Cとの間の周期外ばらつき
を補正するという長所がある。同補正とは、デジタル信
号Dのビットの繰返し周期に対しクロックが速すぎるか
遅すぎるかによって繰返し周期Rを加えるか引くことで
あり、その結果、デジタル信号Dの全ビットの検出と復
元を行いながらも、Xの値の変化は繰返し周期R内に収
まる。図2の例によれば、補正手段は、調整信号XPを
入力し制御信号を第2カウンタ−減算カウンタ15の入
力側に出力する周期切り換え装置16を、同期試験回路
10の中に含む。切り換え装置16は、制御装置17か
ら、値Xminと値Xmax=Xmin+Rの値を示す
2つの信号を入力する。
【0030】図7は、クロック信号Cと標本化回路20
からの制御信号CTLとのための2つの入力端子と、X
の最小値Xminを示す信号を出力するブロックと、ク
ロック信号Cの2つの分岐によって接続されている2入
力位相比較器41とを含む制御回路17であって、第1
分岐が、周期Rを示しその結果信号CTLによって制御
される遅延要素42と、自分にもたらされる値Xmin
の値をもつ遅延を発生する遅延要素43とを含み、第2
分岐が、位相比較器41から出力される位相誤差信号に
よって制御される遅延要素44しか含まない制御回路、
の実施例を示す図である。したがって2つの分岐が平衡
すると、遅延要素44は値Xmaxをもつ。基準として
値Xmaxが選択されることは明らかであり、その結果
制御回路17は値Xminを出力する。
【0031】結果として、調整信号XPがXminを下
回る値をとるかXmax値を上回るようになった場合、
周期切り換え装置16は、遅延XPがXminを下回る
ようになれば位相進みの方に、遅延XPがXmaxを上
回るようになれば位相遅れの方に、各々、ビットの繰返
し周期Rのシフトを行う。換言すれば、XPがXmin
未満になれば、スイッチ17はXP=Xmaxとし、反
対にXPがXmaxを超えた場合、スイッチ17はXP
=Xminとする。しかしながら前記において、クロッ
ク信号Cが過度に遅く直前のビット上に再同期する場
合、XがXmin未満になると、周期Rのシフト量はデ
ジタル信号Dの同一のビットを2回標本化することに対
応することがわかっているので、クロック信号Cの周期
T内には10個ではなく11個のビット標本が出力され
る。また、クロック信号Cが過度に速く次のビットに同
期するために信号Dのうちの1ビットだけ周期Rをジャ
ンプしなければならないとき、XがXmaxを超える
と、周期Rのシフト量は1個のビット標本を失うように
なり、その結果、周期T内には9個のビット標本だけが
出力される。このことは、図8のタイミングチャートを
みれば明らかである。
【0032】図8は、図4のクロック信号Cと標本化信
号Si(S0−S9)とを示すタイミングチャートであ
る。同図示例においては便宜上、周期T1における遅延
XPがXminに等しく、第2周期T2においてXma
x=Xmin+Rに等しく、第3周期T3において再度
Xminに等しい極端な場合を想定した。同タイミング
チャートから、遅延がXminからXmaxに変化する
ときの信号S0の最初の2つのエッジの間には、信号S
9と信号S0の次のエッジとの間の標本化信号が欠けて
いる。本発明によれば、図8において破線で示し、信号
S9に対し周期Rだけ遅延させた信号S10を加える。
次の周期T内に遅延XPがXmaxからXminまで変
化すると、信号S9のエッジが周期T3において次のエ
ッジS0と同期していることがわかる。したがって、信
号Dの中の同一のビットがこれら2つの信号S9、S0
によって標本化されることになる。本発明によるその実
施例を図2、図3に示す。図3において、追加標本化信
号S10は、信号Siと同様、信号C9を入力し信号C
TLによって制御される追加遅延要素22と、第1遅延
要素22の出力信号を入力し信号XPによって制御され
る第2遅延要素24とから得られる。要素24から出力
される信号S10によって、信号Dを入力し標本DS1
0を出力する追加標本化フリップフロップ25が制御さ
れる。図2においては、スイッチ16の出力信号は多重
化装置18にも加えられる。多重化装置18の機能は、
図2に示すスイッチ19により記号化してある。スイッ
チ19により信号S9を切ったり信号S10を加えたり
することが可能である。
【0033】図2の受信器4の出力回路8に関しては、
送信データの信号の復元用のワードを区切っても、特に
問題は生じない。前述の出願においては、区切るのに使
用する同期およびクロック用過渡期間によって、ワード
とワードの間が区切られている。本例の場合および従来
は、同期およびクロック用として使用する過渡期間は存
在せずデータは任意の順序、たとえば前述の出願に記載
の並列化装置のフリップフロップ内で標本化される。従
来のコードによって、通常の伝送では全くあり得ないビ
ットの連続であり、発信器が周期的に送出する、ワード
の復元シーケンスが形成される。受信器(本例において
は並列化装置)は、このシーケンスを認識し、シリアル
受信されたデータ内でのワードの位置を判別し、ワード
を形成するためのビットを数える。ワードの復元につい
ての従来の方法を実施するため、とくに「スライド」レ
ジスタ、クロスバーをはじめとして、種々の技術が存在
する。
【0034】要するに、以上説明してきた方法は、位相
同期を行うため標本化タイミングSiを基準とするとい
う基本的特徴を有する。本発明の好ましい態様では、位
相同期が、デジタル信号の過渡期間が同期試験のタイミ
ングに対し進んでいるか遅れているかを検証するため、
標本化タイミングSiを基準にして位相同期試験Piの
タイミングを決定することから成る。しかしながら、そ
の他の態様では、たとえば標本化タイミングを基準とす
る基準信号を発生しこの信号をデジタル信号Dと比較す
ることにより、同期試験のタイミングの決定を行わない
ようにすることができるので、この態様は必らずしも必
要ではない。
【0035】図示例においては、kを0以外の正の奇数
としRをデータ信号Dのビットの繰返し周期とすると
き、各標本化タイミングSiに補完遅延Y=kR/2を
加えることにより同期試験のタイミングの決定が行われ
る。この関係は、標本化が従来のように、半周期Rに対
応するタイミングで行われることを想定している。もち
ろん、他の比率に相当するタイミングでも行うことがで
きる。実際、同期と標本化とは相互に関連し合うので、
図示例において行われる同期試験は、同期に使用する標
本化試験である。標本化とは例として選択した一例であ
り、他の形態も可能である。また、選択例において、信
号Siは副クロック信号Ciから得られるが、他の取得
形態も可能である。説明する方法においては、同期試験
は、デジタル信号の過渡期間の存在とその方向とを検出
することと、試験のタイミングの時分析されるデジタル
信号の値が被検出過渡期間に対し位相進みまたは位相遅
れに対応する値であるかどうかを検証することとから成
る。当業者であれば多数の変形を実現することができ
る。たとえば、全ての過渡期間において試験を行うので
はなく、たとえばエッジおよび/または過渡期間4つに
つき1つというようにいくつかだけを選択することが可
能である。しかしながら、基準信号を利用する形態な
ど、可能な別の形態の同期タイミング決定によれば、同
期試験を方向には無関係とすることも可能である。ま
た、位相の進みまたは遅れだけを考慮することができ、
その場合は、たとえば多数の同期試験の分析を行った後
に同期を命令するのではなく、選択過渡期間の総数を基
準にしてタイマを実行することが可能である。図示例に
おいては、クロック信号の所定の数(4)の連続する周
期Tの間、分析が行われる。また、この数によって伝送
システム1内で使用するクロックの精度が決まる。しか
し精度は、本発明による別の可能な変形例によっても決
定することが可能である。さらに、クロック信号に対す
るデジタル信号の広範囲な変化にシステムの適合を拡大
しようとする場合には、本方法は、標本化タイミングの
遅延Xに制限値を割り当てることと、制限値に達したと
き、デジタル信号のビットの繰返し周期Rだけ標本化を
シフトすることと、デジタル信号の全てのビットを復元
するようシフトを補正することとから成る。図示例にお
いては、付加標本化信号S10の選択的加算、または最
初と最後の標本化信号S0、S9のいずれかの選択的廃
止により、補正が行われる。もちろん、別の実施態様も
可能である。
【0036】図示例の実施態様は、前述の出願において
記載されている技術に関するものである。しかしなが
ら、本発明による方法の特徴はある特別な実施態様に関
するものではないことは明かである。したがって本発明
は必然的に、シリアルデジタル信号Dの伝送接続線3を
介して、クロック信号Cを発する内部クロック6と、本
発明による方法を実行する同期および標本化手段7とを
含む受信器4に接続されている送信器2を有するシリア
ルデジタル伝送システム1を対象とする。内部クロック
は受信器の外部にあってもよい。前述の出願の技術に基
く図示例においては、同期および標本化手段7は同期試
験回路10を含み、該回路内では、ゲート11a、11
bと選択装置12とが、デジタル信号Dの過渡期間の検
出手段を形成し、標本化回路20が、クロック信号Cを
受け取り同期試験の所定のタイミングを発生するための
手段を形成し、ゲート11cが、同期試験のタイミング
Piと過渡期間との間の位相のずれを判別する検出手段
11a、11b、12および発生手段20に接続された
位相比較手段を形成する。カウンタ−逆算カウンタ13
と、位相比較手段11cの出力側に接続されたしきい値
装置14とが、デジタル信号Dとクロック信号Cとの間
の位相同期化をもたらすように、発生手段20を制御す
る手段を形成する。もちろん、これら手段の全てについ
て別の実施態様が可能であることは当業者であれば理解
できよう。特に、過渡期間の検出と並行して、過渡期間
の方向を検出することも可能である。
【0037】図3について説明する。より一般的には、
発生手段20は、各々、直接クロック信号と、デジタル
信号Dのビットの繰返し周期Rを表しカスケード接続の
第1群遅延要素22によって遅延されるクロック信号を
受け取る2つの入力をもつ位相比較器21から成る位相
固定回路と、標本化タイミングの遅延Xを表す第2群遅
延要素24と、同期タイミングの遅延Yを表す第3群遅
延要素(26)とを有する。第1、第2、第3群の各遅
延要素は直列に接続されている。
【0038】図5に例示する変形によれば、発生手段2
0は、各々、直接クロック信号と、デジタル信号Dのビ
ットの繰返し周期Rを表しカスケード接続の第1群遅延
要素22によって遅延されるクロック信号を受け取る2
つの入力をもつ位相比較器21から成る位相固定回路
と、クロック信号を受け取り、デジタル信号Dのビット
の繰返し周期Rを表し、カスケード接続の第2群遅延要
素22’に直列に接続されている標本化タイミングの遅
延Xを示す付加遅延要素24と、同期タイミングの遅延
Yを表し付加遅延要素および第2群の遅延要素の各出力
に接続されている第3群遅延要素26とを含む。
【0039】また図6および図7を参照して、同期およ
び標本化手段7がさらに、標本化タイミングの遅延にお
ける制限値を決定するための手段と、標本化タイミング
の遅延が制限値のいずれか1つに達したとき周期Rの標
本化タイミングSiをシフトするための手段と、デジタ
ル信号の全てのビットの再現のためのシフトの補正手段
とを含むことを説明した。補正には、標本化信号の加算
が含まれる。一方、二重の標本化が発生しそれが出力信
号の正しい復元のために考慮されることがあるので、標
本化信号を減算する必要はない。
【0040】本発明は必然的に、シリアルデジタル信号
Dの受信器4を内蔵する集積回路5であって、該受信器
が、上記の方法を実行し、および/または伝送システム
に適合するデジタル信号の同期および標本化の手段7を
含むような回路も対象とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による標本化方法の好ましい例を示すタ
イミングチャートである。
【図2】シリアルデジタル伝送システムの部分概要図
と、伝送システムの受信器に内蔵され図1に示す方法を
実行する位相同期試験回路の略図である。
【図3】図1に示す方法を実行する標本化回路の1実施
例を示す図である。
【図4】図3に示す標本化回路の動作を説明するのに使
用するタイミングチャートである。
【図5】図3に示す標本化回路の実施の変形例を示す図
である。
【図6】同期遅延制御回路を示す図である。
【図7】同期の限界値の判別回路を示す図である。
【図8】本発明に関し可能な1つの特徴を説明するため
の、標本化タイミングチャートである。
フロントページの続き (72)発明者 アンドリユ・コフレ フランス国、75015・パリ、リユ・ラブル ースト、52 (72)発明者 アンヌ・ピエール・ドウプルシ フランス国、75014・パリ、リユ・ダンビ ル、7 (72)発明者 パスカル・クトー フランス国、95440・エクアン、リユ・ビ クトル・ユーゴ、41 (72)発明者 ルザ・ヌザムザドウ−モオサビ フランス国、78390・ボワ・ダルシー、リ ユ・バラゲ、12

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クロック信号(C)へのシリアルデジタ
    ル信号(D)の位相同期と、遅延タイミング(Si)で
    の該デジタル信号の標本化とを含んでおり、位相同期が
    標本化タイミングを基準にして行われることを特徴とす
    る、シリアルデジタル信号の標本化方法。
  2. 【請求項2】 位相同期が、デジタル信号の過渡期間が
    同期試験のタイミングに対し進んでいるか遅れているか
    を検証するため、標本化タイミング(Si)を基準にし
    て同期試験のタイミング(Pi)を決定することから成
    ることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 kを0以外の正の奇数としRをデジタル
    信号(D)のビットの繰返し周期とするとき、各標本化
    タイミング(Si)に補完遅延Y=kR/2を加えるこ
    とにより同期試験のタイミングの決定を行うことを特徴
    とする、請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 同期試験が、デジタル信号の過渡期間を
    検出することと、同期試験のタイミングの時分析される
    デジタル信号の値が被検出過渡期間に対し位相進みまた
    は位相遅れに対応する値であるかどうかを検証すること
    とを特徴とする、前記請求項2または3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 多数の同期試験の分析が行われた後に同
    期が命令されることを特徴とする、請求項1から4のい
    ずれか一項に記載の方法。
  6. 【請求項6】 クロック信号の所定数の周期(T)の期
    間内に、同期試験の分析が行われた後に同期が命令され
    ることを特徴とする、請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 標本化タイミングの遅延(Xi)に制限
    値を割り当てることと、該制限値に達したとき、デジタ
    ル信号のビットの繰返し周期Rだけ標本化タイミング
    (Si)をシフトすることと、デジタル信号の全てのビ
    ットを復元するようシフトを補正することとから成るこ
    と特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載の
    方法。
  8. 【請求項8】 シリアルデジタル信号(D)を伝送する
    ための伝送接続線(3)を介して、クロック信号(C)
    を発する内部クロック(5)と同期および標本化手段
    (7)とを含む受信器(4)に接続されている送信器
    (2)を有しており、標本化手段(7)が請求項1から
    7のいずれか一項に記載の方法を実施することを特徴と
    する伝送システム(1)。
  9. 【請求項9】 同期および標本化手段(7)が、デジタ
    ル信号の過渡期間の検出手段(11a、11b、12)
    と、同期試験の所定のタイミング(Pi)を発生するた
    めのクロック信号を受け取る手段(20)と、同期試験
    のタイミングと過渡期間との間の位相の差を判別する検
    出・発生手段に接続された位相比較手段(11c)と、
    デジタル信号とクロック信号との間の位相同期をもたら
    すように発生手段を制御する位相比較手段に接続された
    手段(13、14)とを含む同期試験回路(10)を有
    することを特徴とする、請求項8に記載のシステム。
  10. 【請求項10】 発生手段(図3の20)が、各々、直
    接クロック信号と、デジタル信号のビットの繰返し周期
    (R)を表しカスケード接続の第1群遅延要素(22)
    によって遅延されるクロック信号を受け取る2つの入力
    をもつ位相比較器(21)から成る位相固定回路と、標
    本化タイミングの遅延(Xi)を表す第2群遅延要素
    (24)と、同期タイミングの遅延(Y)を示す第3群
    遅延要素(26)とを含み、第1、第2、第3群の各遅
    延要素は直列に接続されていることを特徴とする、請求
    項9に記載のシステム。
  11. 【請求項11】 発生手段(図5の20)が、各々、直
    接クロック信号と、デジタル信号のビットの繰返し周期
    (R)を表しカスケード接続の第1群遅延要素(22)
    によって遅延されるクロック信号を受け取る2つの入力
    をもつ位相比較器(21)から成る位相固定回路と、ク
    ロック信号を受け取り、デジタル信号のビットの繰返し
    周期を示し、カスケード接続の第2群遅延要素(2
    2’)に直列に接続されている、標本化タイミングの遅
    延(X)を表す付加遅延要素(24)と、同期タイミン
    グの遅延(Y)を示し付加遅延要素および第2群の遅延
    要素の各出力に接続されている第3群遅延要素(26)
    とを有することを特徴とする、請求項9に記載のシステ
    ム。
  12. 【請求項12】 同期および標本化手段(7)がさら
    に、標本化タイミングの遅延における制限値を決定する
    ための手段と、標本化タイミングの遅延が極限値のいず
    れか1つに達したとき標本化タイミング(Si)をシフ
    トするための手段と、デジタル信号の全てのビットの再
    現のためのシフトの補償手段とを有することを特徴とす
    る、請求項8から11のいずれか一項に記載のシステ
    ム。
  13. 【請求項13】 シリアルデジタル信号(D)の受信器
    (4)を内蔵する集積回路(5)であって、受信器がデ
    ジタル信号の同期および標本化手段(7)を含み、該手
    段が請求項1から7のいずれか一項に記載の方法を実行
    し、および/または請求項の8から12のいずれか一項
    に従って構成されることを特徴とする、集積回路。
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