JPH0888105A - 固定抵抗器 - Google Patents

固定抵抗器

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Publication number
JPH0888105A
JPH0888105A JP22442094A JP22442094A JPH0888105A JP H0888105 A JPH0888105 A JP H0888105A JP 22442094 A JP22442094 A JP 22442094A JP 22442094 A JP22442094 A JP 22442094A JP H0888105 A JPH0888105 A JP H0888105A
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JP
Japan
Prior art keywords
metal resistance
fixed resistor
resistance wire
wire
metal
Prior art date
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Pending
Application number
JP22442094A
Other languages
English (en)
Inventor
Zenemon Hosokawa
善右エ門 細川
Toshiharu Tanaka
俊春 田中
Hiroshi Sakurai
博史 桜井
Hayashi Sawayama
林 佐和山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP22442094A priority Critical patent/JPH0888105A/ja
Publication of JPH0888105A publication Critical patent/JPH0888105A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各種民生機器、産業機器に使用される固定抵
抗器の、表面温度上昇を軽減することを目的とする。 【構成】 金属抵抗線2を平坦な波形状に屈曲形状、又
は芯棒5に螺旋状に巻き形成されてなる固定抵抗器にお
いて、両端端子部分近辺の加工ピッチbに対して中央部
の加工ピッチaを広くすることにより、固定抵抗器の放
熱性を向上させ、表面温度上昇を軽減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は各種民生機器、産業機器
に使用される固定抵抗器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、固定抵抗器に関するものとして
は、例えば図7や図8に示すものがあった。
【0003】図7に示す固定抵抗器は、アルミナ磁器ま
たはガラスひも芯1に、銅−ニッケル合金やニッケル−
クロム合金等の金属抵抗線2を等ピッチで巻いて、両端
にキャップ3およびリード端子4を接続したものであ
る。このように、図7に示す固定抵抗器は、全体をセラ
ミックケース、セメント等で外装されて一般に、巻線型
の固定抵抗器として商品化されている。
【0004】一方、図8に示す固定抵抗器は、金属抵抗
線2を等ピッチで波形に加工し、両端にリード端子4を
接続したものである。このように、図8に示す固定抵抗
器も、全体をセラミックケース、セメント等で外装後、
完成品となる。
【0005】このように、図7,図8に示す固定抵抗器
においては、いずれも等ピッチで金属抵抗線2が加工さ
れるのが通例であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、今日の
高密度実装化に伴い、部品の小形化が進み、上記従来の
巻線型の固定抵抗器としても通常使用時およびインラッ
シュ印加時に生じる自己発熱からくる抵抗器本体の温度
上昇が、周辺回路部品を焦がしたり、特性を劣化させた
りする等の周辺回路部品に及ぼす影響が問題になってい
る。その対策方法として、従来、放熱部品を抵抗器に取
り付ける方法、外装材に熱伝導の良い材料を使用し、抵
抗器本体の温度上昇をリード端子等の他の部分に放熱す
る方法等があるが、いずれもコスト的に高くつくという
問題があった。
【0007】そこで本発明は、以上述べた固定抵抗器の
発熱が、周辺回路部品を焦がしたり特性を劣化させたり
する等の、周辺に及ぼす影響を最小限に抑える抵抗器を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る固定抵抗器は、同一平面上で波形状に
折り返すように屈曲形成した金属抵抗線または金属抵抗
板と、この金属抵抗線または金属抵抗板の両端に金属線
と接続するように設けた端子と、少なくとも前記金属抵
抗線または金属抵抗板を挿入した絶縁外装部とを有し、
前記金属抵抗線または金属抵抗板のピッチ幅が、前記端
子近傍部分に対して中央部分を広くしたことを特徴とす
るものである。
【0009】
【作用】このような構成により、通電等による固定抵抗
器自身の発熱による表面温度上昇は、従来の固定抵抗器
の場合、固定抵抗器の中央部付近が、両端端子部近辺に
比べて高くなっていたが(両端端子部での発熱は、Fe
およびCuの金属材料で構成されているキャップおよび
リード線を伝わって放熱されるのに対し、中央部近辺は
比較的熱伝導率の良いキャップおよびリード線から距離
があるため外部への熱伝導効率が悪く放熱しにくいた
め)、本発明によれば両端端子部分近辺の加工ピッチに
対して、中央部の加工ピッチを広くすることによって、
外部への熱伝導効率の良い両端端子部分での発熱量ウエ
イトを大きくすることにより、固定抵抗器自身の表面温
度上昇を大幅に抑えることができる。
【0010】
【実施例】
(実施例1)以下に、本発明の第1の実施例について図
面を用いて説明する。
【0011】図1において、2はCu−Ni線からなる
金属抵抗線、4は金属抵抗線2に接続したリード端子で
ある。
【0012】金属抵抗線2は、Cu81〜85%、Ni
15〜19%組成からなる0.68φ線径の金属抵抗線
を同一平面上で波形状に折り返すように屈曲形成したも
のであり、両端端子部分近辺の加工ピッチbに対して中
央部の加工ピッチaを広くしている。
【0013】具体的には両端端子部分近辺の加工ピッチ
bに対して約3倍の寸法になるよう、中央部の加工ピッ
チaの寸法を設定した。
【0014】以上のように金属抵抗線を波形状に加工し
た後、両端に0.8〜1.0φのCuからなるリード端
子4を溶接し、図2に示すように、金属抵抗線2および
リード端子4の一部を絶縁性のセラミックケース5に配
置し、セメント材7で封入した。このように、セラミッ
クケース5にセメント材7で封入した構造で金属抵抗線
2の加工形状が、従来のように端子間で同ピッチのもの
と、本実施例のように両端端子部分近辺の加工ピッチb
に対して中央部の加工ピッチaを広くしたものとの表面
温度上昇を比較した。
【0015】その結果を(表1)に示す。
【0016】
【表1】
【0017】さらに、固定抵抗器として必要とする主な
一般電気特性については、(表2)に示すように、本実
施例のものは従来のものと同様の結果が得られた。
【0018】
【表2】
【0019】次に、本実施例および従来の固定抵抗器に
おける固定抵抗器の温度上昇分布について比較した結果
を図3に示す。
【0020】図3において、A点、B点、C点はそれぞ
れ、図1および図8に示したA点、B点、C点に対応
し、2つのグラフは、セラミックケースに配置しセメン
ト封入した状態での各固定抵抗器の各位置での温度上昇
を示したものである。図3より、本実施例の固定抵抗器
は、従来の固定抵抗器に比べ、B点を代表とする中央部
での温度上昇が低く、その分、A点、C点を代表とする
両端側での温度上昇が従来のものより高くなっている。
従って、本実施例の固定抵抗器によれば、固定抵抗器の
発熱が端子に近い両端側へ分散されるため、放熱効果が
従来のものよりも優れていることが分かる。
【0021】(実施例2)以下に、本発明の第2の実施
例について説明する。
【0022】図4において、1はアルミナ磁器またはガ
ラスひも芯からなる絶縁性の芯棒で、2は金属抵抗線、
3は金属製のキャップ、4はリード端子である。芯棒1
の表面には、Cu−Niからなる金属抵抗線2を螺旋状
に巻きつけている。
【0023】このような金属抵抗線2を、両端端子部分
近辺の加工ピッチbに対して、中央部の加工ピッチaが
広くなるように巻き、芯棒1の両端にキャップ3および
リード端子4を接続したものを、さらに、図5に示すよ
うに、金属抵抗線2、金属キャップ3およびリード端子
4の一部をセラミックケース5に配置し、セメント材7
で封入することにより本実施例の固定抵抗器を構成し
た。
【0024】実施例1と同様に、金属抵抗線の加工形状
が、従来の端子間で同ピッチのものと、本実施例の両端
端子部分近辺の加工ピッチに対して中央部の加工ピッチ
を広くしたものとの表面温度上昇を比較した結果、実施
例1と同様、本実施例のものの方が温度上昇が小さくな
った。
【0025】また、固定抵抗器として必要とする主な一
般電気特性についても、実施例1と同様、本実施例のも
のは、従来のものと同様の特性結果が得られた。
【0026】さらに、温度上昇分布についても、実施例
1と同様、中央部の温度上昇が従来のものに比べ小さか
った。
【0027】(実施例3)以下に本発明の第3の実施例
について説明する。
【0028】図6において、6は金属抵抗板でCu−N
i合金抵抗板(Cu81〜85%、Ni15〜19%、
厚み0.12mm)を用いたものである。両端端子部分近
辺の加工ピッチbに対して中央部の加工ピッチaが広く
なるように金属抵抗板を打ち抜き、両端に線径0.8〜
1.0φのCuからなるリード端子4を溶接接続してい
る。このように構成したものを、図2に示す実施例1と
同様に、金属抵抗板6及びリード端子4の一部をセラミ
ックケースに配置し、セメント材で封入することにより
本実施例の固定抵抗器を構成した。
【0029】次に、実施例1と同様に金属抵抗板加工形
状が従来の端子間で同ピッチのものと、本実施例の両端
端子部分近辺の加工ピッチに対して中央部の加工ピッチ
を広くしたものとの表面温度上昇を比較した結果、実施
例1と同様、本実施例のものの方が温度上昇が小さくな
った。
【0030】またさらに、固定抵抗器として必要とする
主な一般電気特性について比較した結果についても、実
施例1と同様、本実施例のものは、従来のものと同様の
特性結果が得られた。
【0031】さらに、温度上昇分布についても、実施例
1と同様、中央部の温度上昇が従来のものに比べ小さか
った。
【0032】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、両端端
子部分近辺の加工ピッチに対して中央部の加工ピッチを
広くすることにより、外部への熱伝導効率の良い両端端
子部分での発熱量ウエイトを大きくし、従来の一般電気
特性を劣化させることなく、固定抵抗器の表面温度上昇
を軽減することができる。
【0033】また、放熱部品等を取り付ける必要がない
ため、高密度実装化及びコスト削減への貢献度も大なる
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における固定抵抗器の部分正
面図
【図2】同実施例における固定抵抗器の部分破断斜視図
【図3】同実施例および従来における固定抵抗器の温度
上昇分布図
【図4】本発明の第2の実施例における固定抵抗器の部
分正面図
【図5】同実施例における固定抵抗器の部分破断正面図
【図6】本発明の第3の実施例における固定抵抗器の部
分正面図
【図7】従来における固定抵抗器の部分正面図
【図8】従来における固定抵抗器の部分正面図
【符号の説明】
1 芯棒 2 金属抵抗線 3 キャップ 4 リード端子 6 金属抵抗板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐和山 林 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一平面上で波形状に折り返すように屈
    曲形成した金属抵抗線または金属抵抗板と、この金属抵
    抗線または金属抵抗板の両端に金属線と接続するように
    設けた端子と、少なくとも前記金属抵抗線または金属抵
    抗板を挿入した絶縁外装部とを有し、前記金属抵抗線ま
    たは金属抵抗板のピッチ幅が、前記端子近傍部分に対し
    て中央部分を広くしたことを特徴とする固定抵抗器。
  2. 【請求項2】 絶縁性の芯棒と、この芯棒に螺旋状に巻
    きつけた金属抵抗線と、この金属抵抗線の両端に金属線
    と接続するように設けた端子と、少なくとも前記芯棒と
    金属抵抗線を挿入した絶縁外装部とを有し、前記芯棒に
    巻きつけた金属抵抗線のピッチ幅が、前記端子近傍部分
    に対して中央部分を広くしたことを特徴とする固定抵抗
    器。
JP22442094A 1994-09-20 1994-09-20 固定抵抗器 Pending JPH0888105A (ja)

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ID=16813506

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JP (1) JPH0888105A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008182077A (ja) * 2007-01-25 2008-08-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd 金属板抵抗器
JP2012238792A (ja) * 2011-05-13 2012-12-06 Koa Corp 板状抵抗体を有する抵抗器及びその製造方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008182077A (ja) * 2007-01-25 2008-08-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd 金属板抵抗器
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