JPH0887165A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JPH0887165A
JPH0887165A JP6221232A JP22123294A JPH0887165A JP H0887165 A JPH0887165 A JP H0887165A JP 6221232 A JP6221232 A JP 6221232A JP 22123294 A JP22123294 A JP 22123294A JP H0887165 A JPH0887165 A JP H0887165A
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JP
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toner
developer
roller
developing
pressure
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Application number
JP6221232A
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English (en)
Inventor
Yasuyuki Fukutome
康行 福留
Osamu Takagi
修 高木
Toshihiro Kasai
利博 笠井
Takao Izumi
貴雄 泉
Yoshiya Hashimoto
佳也 橋本
Naoko Seto
尚子 瀬戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】現像剤の帯電、層形成部分の上部に縦長の現像
剤貯蔵部を設けた小型化が可能な装置でありながら、帯
電、層形成部分への安定した現像剤の供給が行なえ、良
好な現像動作を可能とした現像装置を提供する。 【構成】内部がトナー貯留部32となる現像装置本体3
0上にトナーホッパ46を連設する。一方、トナー貯留
部32の現像ローラ36とトナー供給ローラ38との接
触位置から現像ローラ36と層形成部材40との間の領
域32AにおけるトナーTの抵抗を検知する羽根部材5
6をトナー供給ローラ38と一体的に設け、領域32A
のトナー圧力が高くなってトナー抵抗が基準値よりも高
くなったときスリップクラッチ82が空転を起こして、
トナー供給ローラ38の回転速度を減少させて、トナー
圧力を基準値に保つ構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、カラー画像形
成装置に適用される現像装置に係わり、詳しくは粉体一
成分現像剤(トナー)を用いて潜像を可視化する現像装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、オフィスのカラー指向に応えて、
カラー画像形成装置が登場してきた。このカラー画像形
成装置の1つに、感光体ドラム4連タンデム方式があ
る。この方式は、個々に画像形成機能を有する4組の画
像形成機構を内蔵し、4本の像担持体としての感光体ド
ラム上に、イエロー、マゼンダ、シアン、ブラックの粉
体一成分現像剤(トナー)を用いて各色の現像剤像(ト
ナー像)を形成し、1枚の被転写材に順次この現像剤像
を転写し、カラー画像を得る方式である。
【0003】一方、一成分の現像剤で潜像を可視化する
構成の現像装置として、回転に伴って現像剤を被現像部
に供給する回転駆動可能な現像ローラに対して金属ブレ
ード等を当接させて現像剤の帯電、層形成を行なうと共
に、この現像剤の帯電、層形成部分と並列に形成された
現像剤貯蔵部から帯電、層形成部分へ向けて横方向に現
像剤を搬送するようにしたものが実用化されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
トナーの帯電、層形成部分と現像剤貯蔵部が並列に位置
する現像装置では、現像装置の小型化が難しく、特に、
上記したような現像装置を複数持つカラー画像形成装置
では、画像形成装置の小型化を図る上での大きな障害と
なっていた。
【0005】また、現像装置の小型化の方策の一つとし
ては、現像剤の帯電、層形成部分の上部に縦長の現像剤
貯蔵部を設けることで薄型化を図ることがあげられる
が、このような現像剤の供給方向が重力方向となる構造
では、現像剤の収容量により、現像剤供給量が変動して
しまい、現像剤の安定供給が難しく、過剰な未帯電現像
剤によるかぶり等の現像不良を招くため実用化されてい
ないのが現状である。
【0006】本発明は上記実情に基づきなされたもの
で、その目的とするところは、現像剤の帯電、層形成部
分の上部に縦長の現像剤貯蔵部を設けた小型化が可能な
装置でありながら、帯電、層形成部分への安定した現像
剤の補給が行なえ、良好な現像動作を可能とした現像装
置を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するための第1の手段として、一成分現像剤を貯留する
現像剤貯留部を有する現像装置本体と、前記現像剤貯留
部に一部を介在させ回転に伴って前記現像剤を被現像部
に供給する回転駆動可能な現像剤保持手段と、前記現像
剤貯留部内かつ前記現像剤保持手段に接触する状態に設
けられ、駆動手段からの駆動力を受けて回転することに
より前記現像剤貯留部の現像剤を現像剤保持手段に供給
する現像剤供給手段と、この現像剤供給手段の配設位置
よりも現像剤移送方向下流側かつ前記現像剤保持手段に
接触する状態に設けられ前記現像剤保持手段の表面に現
像剤を所定の極性に帯電するとともに薄層を形成する現
像剤薄層形成手段と、前記現像剤貯留部に補給する現像
剤を収容するとともに下端に設けられた現像剤供給口を
前記現像剤貯留部の上部に臨ませた現像剤収容手段と、
前記現像剤供給手段と一体に設けられ該現像剤供給手段
の回転に伴い前記現像剤貯留部の前記現像剤保持手段と
前記現像剤供給手段との接触位置から前記現像剤保持手
段と前記現像剤薄層形成手段との間の領域における現像
剤の抵抗力を検知する現像剤抵抗力検知手段と、前記現
像剤供給手段と前記駆動手段との間の駆動力伝達経路に
介在されて、前記現像剤抵抗力検知手段に加わる負荷に
より伝達効率が可変であり、前記領域の現像剤の圧力に
伴う抵抗の変化に応じて前記現像剤供給手段の回転動作
を制御し、前記領域の圧力が所定圧力になるように調整
する駆動力伝達手段とを具備してなる構成としたもので
ある。
【0008】また、第2の手段として、トナーを貯留す
るトナー貯留部を有する現像装置本体と、前記トナー貯
留部に一部を介在させ回転に伴って前記トナーを被現像
部に供給する回転駆動可能な現像ローラと、前記トナー
貯留部内かつ前記現像ローラに接触する状態に設けら
れ、駆動手段からの駆動力を受けて回転することにより
前記トナー貯留部のトナーを現像ローラに供給するトナ
ー供給ローラと、このトナー供給ローラの配設位置より
もトナー移送方向下流側かつ前記現像ローラに接触する
状態に設けられ前記現像ローラの表面にトナーを所定の
極性に帯電するとともに薄層を形成する層形成部材と、
前記トナー貯留部に補給するトナーを収容するとともに
下端に設けられたトナー供給口を前記トナー貯留部の上
部に臨ませたトナーホッパと、前記トナー供給ローラと
一体に設けられ該トナー供給ローラの回転に伴い前記ト
ナー貯留部の前記現像ローラと前記トナー供給ローラと
の接触位置から前記現像ローラと前記層形成部材との間
の領域におけるトナーの抵抗力を検知する羽根部材と、
前記トナー供給ローラと前記駆動手段との間の駆動力伝
達経路に介在されて、前記羽根に加わる負荷により伝達
効率が可変であり、前記領域のトナーの圧力に伴う抵抗
の変化に応じて前記トナー供給ローラの回転動作を制御
し、前記領域の圧力が所定圧力になるように調整するス
リップクラッチとを具備してなる構成としたものであ
る。
【0009】
【作用】上記の第1の手段の現像装置によれば、現像剤
貯留部に補給する現像剤を収容した現像剤収容手段を、
現像剤貯留部の上部に配置する構成としたから現像装置
の縦長化による小型化が可能となる。
【0010】また、現像剤供給手段と一体に設けられ該
現像剤供給手段の回転に伴い現像剤貯留部の現像剤保持
手段と現像剤供給手段との接触位置から現像剤保持手段
と現像剤薄層形成手段との間の領域における現像剤の抵
抗力を検知する現像剤抵抗力検知手段、および現像剤供
給手段と駆動手段との間の駆動力伝達経路に介在され
て、現像剤抵抗力検知手段に加わる負荷により伝達効率
が可変であり、前記領域の現像剤の圧力に伴う抵抗の変
化に応じて前記現像剤供給手段の回転動作を制御し、前
記領域の圧力が所定圧力になるように調整する駆動力伝
達手段を設けた物である。これにより、この現像装置に
おいて良好な画像が得られるような層形成部直前部分の
現像剤圧力の基準値よりも現像剤圧力が高くなったとき
に現像剤抵抗力検知手段にかかる抵抗力の増加により、
負荷によって伝達効率が可変な駆動力伝達手段が空転を
起こし、現像剤供給手段の回転速度が減少して現像剤圧
力が減少し、現像剤圧力が基準値に保たれる。これによ
り、現像剤の自重による悪影響を無くし、しかも、回転
に伴って現像剤を被現像部に供給する回転駆動可能な現
像剤保持手段付近の現像剤量を制御することができ、安
定した現像剤供給を実現すると共に過剰な未帯電現像剤
によるかぶりを低減させることができる。
【0011】また、第2の手段の現像装置によれば、ト
ナー貯留部に補給するトナーを収容したトナーホッパ
を、トナー貯留部の上部に配置する構成としたから現像
装置の縦長化による小型化が可能となる。
【0012】また、トナー供給ローラと一体に設けられ
該トナー供給ローラの回転に伴いトナー貯留部の現像ロ
ーラとトナー供給ローラとの接触位置から現像ローラと
層形成部材との間の領域におけるトナーの抵抗力を検知
する羽根部材、およびトナー供給ローラと駆動手段との
間の駆動力伝達経路に介在されて、羽根に加わる負荷に
より伝達効率が可変であり、前記領域のトナーの圧力に
伴う抵抗の変化に応じて前記トナー供給ローラの回転動
作を制御し、前記領域の圧力が所定圧力になるように調
整するスリップクラッチを設けたものである。これによ
り、この現像装置において良好な画像が得られるような
層形成部直前部分のトナー圧力の基準値よりもトナー圧
力が高くなったときに羽根にかかる抵抗力の増加によ
り、負荷によって伝達効率が可変なスリップクラッチが
空転を起こし、トナー供給ローラの回転速度が減少して
トナー圧力が減少し、トナー圧力が基準値に保たれる。
これにより、トナーの自重による悪影響を無くし、しか
も、回転に伴ってトナーを被現像部に供給する回転駆動
可能な現像ローラ付近のトナー量を制御することがで
き、安定したトナー供給を実現すると共に過剰な未帯電
トナーによるかぶりを低減させることが可能となる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して具体
的に説明する。図1は、本発明の現像装置14の一例を
示す概略図である。図1において、11は像担持体であ
る感光体ドラム11であり、その周囲には、その回転方
向(矢印A方向)に順次、帯電手段である帯電装置1
2、潜像形成手段である露光装置13、現像手段である
現像装置14、および図示しない転写手段、剥離手段、
クリーニング手段等が配設されており、画像形成プロセ
スユニットを構成している。
【0014】そして、帯電装置12により一様に帯電さ
れた感光体ドラム11上には、露光装置13による露光
により潜像が形成され、この潜像は現像装置14により
現像されて顕像(トナー像)を形成する。
【0015】次に、接触一成分現像方式の現像装置14
について詳述する。図中30は、内部が粉体一成分現像
剤であるトナーTを貯留する現像剤貯留部32(以後ト
ナー貯留部という)となる現像装置本体であり、この現
像装置本体30には、前記トナー貯留部32に一部を介
在させ回転に伴ってトナーTを感光体ドラム11に対向
する被現像部34に供給する回転駆動可能な現像剤保持
手段としての弾性現像ローラ36が設けられている。
【0016】現像装置本体30には、現像ローラ36の
後側にあって、回転に伴ってトナー貯留部32のトナー
Tを現像ローラ36に供給する現像剤供給手段としての
トナー供給ローラ38が設けられている。
【0017】さらに、このトナー供給ローラ38の配設
位置よりもトナー移送方向下流側にあって、現像ローラ
36に接触する状態で、トナーTを所定の極性に帯電す
るとともに現像ローラ36の表面にトナーTの薄層を形
成する現像剤薄層形成手段としてのシリコンゴム製の層
形成部材40が設けられている。
【0018】また、現像装置本体30の上には、内部が
トナー貯留部32に補給するトナーTを収容するトナー
貯蔵部42となる現像剤収容手段としてのトナーホッパ
46が連設されている。
【0019】トナーホッパ46は、現像装置の小型化を
図ると共に、ユーザによるトナー補給頻度を減らすべく
トナー貯蔵部42の有効面積を増やすため、及び画像形
成装置本体の上面側からトナー補給を可能とするため
に、縦長状に形成されている。また、トナーホッパ46
の上面側には、蓋48により閉塞されるトナー補充用の
開口部50を有している。
【0020】また、トナーホッパ46内部には、第1の
トナー撹拌手段としての第1のミキサ52が配設されて
いる。そして、この第1のミキサ52の時計方向(矢印
B方向)の回転に伴ってトナー貯蔵部42内のトナーT
を撹拌し、トナーTの沈降やブロッキングを防止しなが
ら、下方のトナー貯留部32への搬送を促進している。
【0021】また、トナー貯留部32には、第1のミキ
サ52と同様の、第2のトナー撹拌手段としての第2の
ミキサ54が配設されている。この第2のミキサ54の
時計方向(矢印C方向)の回転に伴って、第1のミキサ
52によりトナー貯蔵部42から搬送されてきたトナー
Tを撹拌し、トナーTのブロッキングを防止しながら、
その下方にあるトナー供給ローラ38への搬送を促進し
ている。
【0022】トナー供給ローラ38に補給されたトナー
Tは、トナー供給ローラ38の反時計方向(矢印D方
向)の回転に伴い現像ローラ36上に搬送され、現像ロ
ーラ36の反時計方向の回転により層形成部材40と現
像ローラ36の当接する位置まで運ばれる。
【0023】さて、上述した理由で縦長状になっている
この現像装置の構造の為に、トナーホッパ46内のトナ
ーTが自重により層形成部材40と現像ローラ36の当
接する位置に過剰に供給されたり、トナーホッパ46内
のトナー残量により供給量が変化してトナー薄層形成に
変化が生じたりするという問題がある。
【0024】本実施例に用いている現像装置14のトナ
ー容量は200gで、この現像装置14の縦長状の構造
によってトナー残量が現像特性に影響を及ぼす。図2は
現像装置内トナー残量と感光体ドラム上かぶりとの関係
を示したものである。図2により、現像装置内トナー残
量によって現像特性が影響を受けるということが分か
る。
【0025】また、層形成部材40は現像ローラ36と
一定圧力で当接することにより、現像ローラ36上に供
給されるトナー量を規制するとともにそのトナーTを所
定の極性に帯電するようになっている。
【0026】ここで、現像ローラ36により被現像部3
4側に供給されるトナーTの量は、ソリッド画像に対応
した量が常に供給されることが必要であり、この条件を
満たすため、通常使用される量より多めのトナーTが層
形成部材40を介して供給されるようになっている。
【0027】従って、ソリッド画像以外の像形成が多い
通常の使用状態では、被現像部34で消費されずトナー
貯留部32に戻ってくる量が多くなり、余剰トナーが増
加する傾向に有り、また、印字する画像の面積、濃度に
よっては余剰トナーの量にバラツキが生じるといった問
題が有る。
【0028】そして、トナー貯留部32の現像ローラ3
6とトナー供給ローラ38との接触位置から現像ローラ
36と層形成部材40との間の領域32Aの余剰トナー
が過剰となると層形成部材40へ供給されるトナーTの
バランスを崩し、搬送量を変化させたり、またその結
果、トナーTの帯電量の変化を引き起こす事となる。
【0029】つまり、この一成分現像方式の現像装置1
4では、良好な現像動作を行なわせるためには、前記領
域32AのトナーTの圧力をコントロールすることが重
要なポイントとなる。
【0030】図3は領域32AにおけるトナーTの圧力
と感光体ドラム上かぶりとの関係を示したものである。
感光体ドラム上かぶりの最大許容値ΔY=5%とする
と、この場合トナーTの圧力は15gf/cm2 以下で
あれば良いことになる。
【0031】また、図4は領域32AにおけるトナーT
の圧力と画像濃度との関係を示したものである。画像濃
度の最小許容値を1.5とすると、この場合、トナーT
の圧力は11gf/cm2 以上あれば良いことになる。
【0032】この2つの結果から、良好な画像を得るた
めには、領域32AにおけるトナーTの圧力はこの場
合、11gf/cm2 以上、15gf/cm2 以下の範
囲内であれば良いことがわかる。
【0033】このため、この実施例においては、この領
域32AにおけるトナーTの圧力により変化するトナー
Tの抵抗を検知することで、トナー供給ローラ38によ
る供給動作を制御するようになっている。
【0034】ここで、トナー供給ローラ38による供給
動作を制御したのには以下の理由がある。つまり、領域
32AにおけるトナーTの圧力は、領域32Aに最終的
にトナーTを搬送するトナー供給ローラ38の回転速度
による影響が他のトナー搬送手段に比べて大きいという
ことである。現像ローラ36、第2のミキサ54、トナ
ー供給ローラ38の各回転速度(周速)を変化させたと
きの領域32AにおけるトナーTの圧力を実際に測定し
たので図5〜図7に示す。
【0035】図5はトナー供給ローラ38の周速が9
8.68mm/sのときの、トナーTの圧力の現像ロー
ラ周速依存性を示し、横軸が現像ローラ36の対感光体
ドラム周速比、縦軸がトナーTの圧力(単位gf/cm
2 )である。
【0036】図6は現像ローラ36の対感光体ドラム周
速比が2、トナー供給ローラ38の対現像ローラ周速比
が1のときの、トナーTの圧力の第2のミキサ回転速度
依存性を示し、横軸が第2のミキサ54の回転数(単位
rpm)、縦軸がトナーTの圧力(単位gf/cm2
である。図7は現像ローラ36の対感光体ドラム周速比
が2のときの、トナーTの圧力のトナー供給ローラ周速
依存性を示し、横軸がトナー供給ローラ38の対現像ロ
ーラ周速比、縦軸がトナーTの圧力(単位gf/cm
2 )である。
【0037】ここで感光体ドラム周速は49.34mm
/s、現像ローラ直径18mm、トナー供給ローラ直径
12mm、使用したトナーはTTP−22−05であ
る。図5〜図7より、確かにトナー供給ローラ38の周
速の影響が最大であることがわかる。
【0038】さて、現像剤供給手段の供給動作の制御は
以下のように行なう。図1および図9に示すように、ト
ナー供給ローラ38と同軸状態かつ一体的に、トナーT
の圧力による抵抗力を検知する現像剤抵抗力検知手段で
あるところの羽根部材56,56が設けられている。こ
れら羽根部材56,56は、トナー供給ローラ38の両
端に付いていて、画像に影響を及ぼさないようになって
いる。
【0039】また、図10に示すように、トナー供給ロ
ーラ38への駆動力伝達経路の途中、すなわち、駆動手
段である駆動歯車80と噛合する従動歯車81が取付け
られた入力軸83とトナー供給ローラ38と一体の出力
軸84との間には負荷により伝達効率が可変な駆動力伝
達手段としてのスリップクラッチ82が介在された状態
となっている。
【0040】このスリップクラッチ82は、領域32A
におけるトナー圧力が事前に最適な現像特性、画像が得
られるように決定した基準値よりも高くなると、その抵
抗の増加によりスリップし、最適な現像特性、画像が得
られるように決定した基準値となるようにトナー供給ロ
ーラ38の回転速度を制御するようになっている。
【0041】図8は現像装置14内のトナーTの量が1
00g,200gの時のトナー供給ローラ38の対現像
ローラ周速比と領域32AにおけるトナーTの圧力の関
係を示したものである。この時の現像ローラ周速は9
8.68mm/sである。この現像装置14の初期設定
として、トナー残量が100gで領域32Aにおけるト
ナーTの圧力が基準値として設定した13gf/cm2
になるように、トナー供給ローラ38の対現像ローラ周
速比が0.48という値に設定されていたとする。ここ
で、トナーの補給によりトナー残量が200gになった
とする。トナー供給ローラ38の対現像ローラ周速比が
0.48になっているので、トナーの圧力は図8により
18.5gf/cm2 となる。
【0042】これは基準値より高い値なので、このよう
な場合には、羽根部材56,56がトナーTより受ける
抵抗力が増し、その結果スリップクラッチ82が空回り
を起こし、トナー供給ローラ38の回転速度が減少す
る。
【0043】トナー供給ローラ38の回転速度の減少に
より、図8に示すようにトナー圧力は低下する。そし
て、トナー圧力の低下により羽根部材56,56にかか
る抵抗力が減少し、トナー圧力が基準値まで下がるとス
リップクラッチ82が駆動力の伝達を再開する。
【0044】トナーTの圧力が基準値のときに羽根部材
56,56が受ける抵抗力によりトナー供給ローラ38
にかかる負荷が、スリップクラッチ82が空回りを起こ
す限界値と等しくなるように、羽根部材56,56の羽
根の枚数、大きさ、形状、材質等を変化させて調整を行
なうことにより、以上のような過程で領域32Aの現像
剤圧力を安定化することが可能となる。
【0045】以上のように、トナー供給ローラ38の回
転速度を制御することによって、領域32Aにおけるト
ナー圧力を制御できれば、本実施例のようにトナーホッ
パ46を真上に持つ現像装置構造であっても、従来例の
ようにトナーホッパを横に持つタイプの現像装置と同等
にトナー帯電、薄層形成部材を配置し、同様の機能を持
たせることが可能である。
【0046】現像に使用されなかったトナーTが、再び
層形成部材40を通過し、新たに現像ローラ36に供給
されたトナーTと帯電量の差を生じる場合、現像量に変
化をもたらすこととなる。結果的には、前に出力した画
像メモリが発生することとなる。
【0047】これを防止するために、図1に示すよう
に、バイアス電圧印加部材であるローラ78にバイアス
電圧を印加した後、現像ローラ36に伴い回転する表面
を絶縁処理したローラ78に残留トナーTを移し、この
ローラ78に当接したウレタンゴムの掻き落としブレー
ド79により、そのトナーTをローラ78から分離す
る。なお、本発明は、上記一実施例に限らず、本発明の
要旨を変えない範囲で種々変形実施可能なことは勿論で
ある。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、次
のような効果を奏する。請求項1記載の現像装置によれ
ば、現像剤貯留部に補給する現像剤を収容した現像剤収
容手段を、現像剤貯留部の上部に配置する構成としたか
ら現像装置の縦長化による小型化が可能となる。
【0049】また、現像剤供給手段と一体に設けられ該
現像剤供給手段の回転に伴い現像剤貯留部の現像剤保持
手段と現像剤供給手段との接触位置から現像剤保持手段
と現像剤薄層形成手段との間の領域における現像剤の抵
抗力を検知する現像剤抵抗力検知手段、および現像剤供
給手段と駆動手段との間の駆動力伝達経路に介在され
て、現像剤抵抗力検知手段に加わる負荷により伝達効率
が可変であり、前記領域の現像剤の圧力に伴う抵抗の変
化に応じて前記現像剤供給手段の回転動作を制御し、前
記領域の圧力が所定圧力になるように調整する駆動力伝
達手段を設けた物である。これにより、この現像装置に
おいて良好な画像が得られるような層形成部直前部分の
現像剤圧力の基準値よりも現像剤圧力が高くなったとき
に現像剤抵抗力検知手段にかかる抵抗力の増加により、
負荷によって伝達効率が可変な駆動力伝達手段が空転を
起こし、現像剤供給手段の回転速度が減少して現像剤圧
力が減少し、現像剤圧力が基準値に保たれる。これによ
り、現像剤の自重による悪影響を無くし、しかも、回転
に伴って現像剤を被現像部に供給する回転駆動可能な現
像剤保持手段付近の現像剤量を制御することができ、安
定した現像剤供給を実現すると共に過剰な未帯電現像剤
によるかぶりを低減させることができる。
【0050】また、請求項2記載の現像装置によれば、
トナー貯留部に補給するトナーを収容したトナーホッパ
を、トナー貯留部の上部に配置する構成としたから現像
装置の縦長化による小型化が可能となる。
【0051】また、トナー供給ローラと一体に設けられ
該トナー供給ローラの回転に伴いトナー貯留部の現像ロ
ーラとトナー供給ローラとの接触位置から現像ローラと
層形成部材との間の領域におけるトナーの抵抗力を検知
する羽根部材、およびトナー供給ローラと駆動手段との
間の駆動力伝達経路に介在されて、羽根に加わる負荷に
より伝達効率が可変であり、前記領域のトナーの圧力に
伴う抵抗の変化に応じて前記トナー供給ローラの回転動
作を制御し、前記領域の圧力が所定圧力になるように調
整するスリップクラッチを設けたものである。これによ
り、この現像装置において良好な画像が得られるような
層形成部直前部分のトナー圧力の基準値よりもトナー圧
力が高くなったときに羽根にかかる抵抗力の増加によ
り、負荷によって伝達効率が可変なスリップクラッチが
空転を起こし、トナー供給ローラの回転速度が減少して
トナー圧力が減少し、トナー圧力が基準値に保たれる。
これにより、トナーの自重による悪影響を無くし、しか
も、回転に伴ってトナーを被現像部に供給する回転駆動
可能な現像ローラ付近のトナー量を制御することがで
き、安定したトナー供給を実現すると共に過剰な未帯電
トナーによるかぶりを低減させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における現像装置の断面図。
【図2】感光体ドラム上かぶりのトナー残量依存性を示
す説明図。
【図3】感光体ドラム上かぶりのトナー圧力依存性を示
す説明図。
【図4】画像濃度のトナー圧力依存性を示す説明図。
【図5】トナー圧力の現像ローラ周速依存性を示す説明
図。
【図6】トナー圧力の第2のミキサ回転数依存性を示す
説明図。
【図7】トナー圧力のトナー供給ローラ周速依存性を示
す説明図。
【図8】トナー残量を変えた時のトナー圧力のトナー供
給ローラ周速依存性を示す説明図。
【図9】トナー供給ローラ上の羽根部材の位置を示す説
明図。
【図10】トナー供給ローラ変速機構の説明図。
【符号の説明】
14…現像装置、30…現像装置本体、32…トナー貯
留部(現像剤貯留部)、32A…領域、34…被現像
部、36…現像ローラ(現像剤保持手段)、38…トナ
ー供給ローラ(現像剤供給手段)、40…層形成部材
(現像剤薄層形成手段)、42…トナー貯蔵部(現像剤
貯蔵部)、46…トナーホッパ(現像剤収容手段)、5
2…第1のミキサ(第1のトナー撹拌手段)、54…第
2のミキサ(第2のトナー撹拌手段)、56…羽根部材
(現像剤抵抗力検知手段)、78…ローラ、79…掻き
落としブレード、80…駆動歯車(駆動手段)、82…
スリップクラッチ(駆動力伝達手段)、T…トナー(現
像剤)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 21/16 (72)発明者 泉 貴雄 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 株式会社 東芝柳町工場内 (72)発明者 橋本 佳也 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 株式会社 東芝柳町工場内 (72)発明者 瀬戸 尚子 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 東芝イン テリジェントテクノロジ株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一成分現像剤を貯留する現像剤貯留部を有
    する現像装置本体と、 前記現像剤貯留部に一部を介在させ回転に伴って前記現
    像剤を被現像部に供給する回転駆動可能な現像剤保持手
    段と、 前記現像剤貯留部内かつ前記現像剤保持手段に接触する
    状態に設けられ、駆動手段からの駆動力を受けて回転す
    ることにより前記現像剤貯留部の現像剤を現像剤保持手
    段に供給する現像剤供給手段と、 この現像剤供給手段の配設位置よりも現像剤移送方向下
    流側かつ前記現像剤保持手段に接触する状態に設けられ
    前記現像剤保持手段の表面に現像剤を所定の極性に帯電
    するとともに薄層を形成する現像剤薄層形成手段と、 前記現像剤貯留部に補給する現像剤を収容するとともに
    下端に設けられた現像剤供給口を前記現像剤貯留部の上
    部に臨ませた現像剤収容手段と、 前記現像剤供給手段と一体に設けられ該現像剤供給手段
    の回転に伴い前記現像剤貯留部の前記現像剤保持手段と
    前記現像剤供給手段との接触位置から前記現像剤保持手
    段と前記現像剤薄層形成手段との間の領域における現像
    剤の抵抗力を検知する現像剤抵抗力検知手段と、 前記現像剤供給手段と前記駆動手段との間の駆動力伝達
    経路に介在されて、前記現像剤抵抗力検知手段に加わる
    負荷により伝達効率が可変であり、前記領域の現像剤の
    圧力に伴う抵抗の変化に応じて前記現像剤供給手段の回
    転動作を制御し、前記領域の圧力が所定圧力になるよう
    に調整する駆動力伝達手段と、を具備してなることを特
    徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】トナーを貯留するトナー貯留部を有する現
    像装置本体と、 前記トナー貯留部に一部を介在させ回転に伴って前記ト
    ナーを被現像部に供給する回転駆動可能な現像ローラ
    と、 前記トナー貯留部内かつ前記現像ローラに接触する状態
    に設けられ、駆動手段からの駆動力を受けて回転するこ
    とにより前記トナー貯留部のトナーを現像ローラに供給
    するトナー供給ローラと、 このトナー供給ローラの配設位置よりもトナー移送方向
    下流側かつ前記現像ローラに接触する状態に設けられ前
    記現像ローラの表面にトナーを所定の極性に帯電すると
    ともに薄層を形成する層形成部材と、 前記トナー貯留部に補給するトナーを収容するとともに
    下端に設けられたトナー供給口を前記トナー貯留部の上
    部に臨ませたトナーホッパと、 前記トナー供給ローラと一体に設けられ該トナー供給ロ
    ーラの回転に伴い前記トナー貯留部の前記現像ローラと
    前記トナー供給ローラとの接触位置から前記現像ローラ
    と前記層形成部材との間の領域におけるトナーの抵抗力
    を検知する羽根部材と、 前記トナー供給ローラと前記駆動手段との間の駆動力伝
    達経路に介在されて、前記羽根に加わる負荷により伝達
    効率が可変であり、前記領域のトナーの圧力に伴う抵抗
    の変化に応じて前記トナー供給ローラの回転動作を制御
    し、前記領域の圧力が所定圧力になるように調整するス
    リップクラッチと、を具備してなることを特徴とする現
    像装置。
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