JPH0885380A - 排水ポンプ車 - Google Patents

排水ポンプ車

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JPH0885380A
JPH0885380A JP22471694A JP22471694A JPH0885380A JP H0885380 A JPH0885380 A JP H0885380A JP 22471694 A JP22471694 A JP 22471694A JP 22471694 A JP22471694 A JP 22471694A JP H0885380 A JPH0885380 A JP H0885380A
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JP
Japan
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drainage
pump
vehicle
water
hydraulic
Prior art date
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Pending
Application number
JP22471694A
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English (en)
Inventor
Masahiro Taniguchi
正宏 谷口
Akio Miura
彰夫 三浦
Yoshito Uchiumi
義人 内海
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Publication of JPH0885380A publication Critical patent/JPH0885380A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 排水域への進入が不能な大きい段差や狭隘に
形成されている水際でも排水を可能にする。 【構成】 水陸両用車輌1と、舟型密封ボデイ2と、軟
弱地盤の走行可能な左右1対のクロ−ラ3A,3Bを有
するクローラ車によって構成された排水ポンプ車を水際
まで移動させ、排水ポンプ14A,14Bの排水ポンプ
駆動用モータ13A,13Bを、作動油ホース12,1
2を介して油圧ユニットOUに接続したのち、昇降装置
10により水域に吊り降ろして排水できるようにしてあ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水災害時の緊急排水、
土木仮設工事の排水あるいは農業用給排水などに使用さ
れる排水ポンプ車に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、水災害時の緊急排水、土木仮
設工事排水あるいは農業用給排水などに使用される排水
ポンプ車として、トラックに、ポンプなどの搭載機器類
の積み降ろしに使用するクレ−ン、複数台の排水ポンプ
(水中ポンプ)およびフロ−ト付き排水ポンプ、これら
排水ポンプの駆動源(モ−タ)に電力を供給する自家発
電装置とその操作盤、各排水ポンプの排水口に接続する
排水ホ−ス、各排水ポンプの駆動源と自家発電装置の操
作盤とを電気的に接続するキヤブタイヤケ−ブル、夜間
作業用の主投光器、スポット照明用の補助投光器および
この補助投光器に電力を供給する可般式発電装置などの
機器類を搭載したものがある。この種の排水ポンプ車に
よれば、自走によって排水または給排水現場の水際に到
達したならば、排水ホ−スの接続およびキヤブタイヤケ
−ブルの接続を行ったのち、クレ−ンによって排水ポン
プを水中に布設し、自家発電装置の作動によって排水ポ
ンプの駆動源に電力を供給して、排水ポンプを運転する
ことによって排水が行われる。
【0003】ところで、前記従来の排水ポンプ車では、
排水または給排水現場およびその周辺の地盤が硬い場合
には、排水ポンプ車を水際まで自走させることができる
けれども、地盤が軟弱であると水際まで自走させること
ができない。したがって、排水ポンプ車の停車位置が水
際から比較的遠隔した場所に制約されることになる。そ
のために、クレ−ンによって荷台から降ろしたフロ−ト
付き排水ポンプを水際まで搬送する作業、排水ポンプを
水際から水中に布設する作業およびキヤブタイヤケ−ブ
ルの運搬接続作業などの諸作業を人手によって行わなけ
ればならない。つまり、クレ−ンによって荷台から降ろ
された排水ポンプを手押し台車によって水際まで搬送す
る作業、水際での傾斜案内台の構築、構築された傾斜案
内台を使用して排水ポンプを水中に布設する作業などの
諸作業を多くの作業者によって行わなければならない。
しかも、これらの作業はきわめて煩わしく困難であるた
めに、作業性が悪く排水または給排水現場到達後におけ
る迅速な排水開始を妨げている。さらに、排水ポンプ運
転用の自家発電装置および操作盤などを必要とするた
め、設備が大掛かりになり経済的に不利な欠点を有して
いる。
【0004】そこで、本発明出願人は、特開平6−48
238号公報において、排水または給排水現場およびそ
の周辺の地盤が軟弱であっても、水陸両用車輌を水際ま
で自走させ、運搬用車輌の荷台から水陸両用車輌を降ろ
す操作、降ろした位置から水際まで移動させる操作、水
際から水陸両用車輌を進水させて排水ポンプの運転可能
な水深域まで浮上状態で移動させる操作、この水深域で
水陸両用車輌を停止させたのち排水を行う操作、排水完
了後に排水ポンプの運転を停止させる操作、水陸両用車
輌を水際まで復帰移動させる操作およびここから運搬用
車輌まで移動させて荷台に載せる操作などの一連の操作
を、全て遠隔操作によって行うように構成して、作業性
の向上を図ることのできる排水ポンプ車を提案した。
【0005】しかし、この種の排水ポンプ車では、たと
えば水際が大きい段差や狭隘に形成されている状態で
は、排水ポンプ車を排水域に進入させることができず、
排水を行うことができない難点を有している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、排水域への進入不能な大きい段差や狭隘に形成さ
れている水際では、排水することができない点である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、舟型密封ボデ
イを備えた軟弱地盤の走行可能な水陸両用車輌にエンジ
ンと、該エンジンにより駆動される油圧ポンプと、この
油圧ポンプにより駆動される走行用モータおよび排水ポ
ンプ駆動用モータを備えた油圧ユニットと、前記排水ポ
ンプ駆動用モータによって運転される排水ポンプが搭載
されているとともに、前記油圧ユニットに着脱可能に油
圧的に接続される排水ポンプ駆動用モータと、この排水
ポンプ駆動用モータにより運転され揚げ降ろしが可能な
排水ポンプを具備していることを特徴とし、排水域への
進入が不能な大きい段差や狭隘に形成されている水際で
も排水を可能にする目的を達成した。
【0008】
【作用】本発明によれば、水陸両用車輌を水際まで移動
させ、油圧ユニットに着脱可能に油圧的に接続できる排
水ポンプ駆動用モータを油圧ユニットに対して油圧的に
接続したのち、排水ポンプを排水域に降ろして排水運転
することができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、本発明に係る排水ポンプ車の一例を示す
概略側面図、図2は油圧ユニットの一例を示す系統図で
あり、これらの図において、排水ポンプ車は、水陸両用
車輌1と、舟型密封ボデイ2と、軟弱地盤の走行可能な
左右1対のクロ−ラ3A,3Bを有するクローラ車によ
って構成されており、舟型密封ボデイ2には、エンジン
4、エンジン4によって作動させられる油圧ポンプ6
A,6B,6C、クローラ車走行用モ−タ8A,8Bお
よび排水ポンプ駆動用モータ9を備えた油圧ユニットO
U1が搭載され、かつクレーンによってなる昇降装置1
0が搭載されている。そして、電磁式または電動式切換
弁7Aを切換え操作することによって、油圧ポンプ6A
からクローラ車走行用モ−タ8Aまたは排水ポンプ駆動
用モータ9に圧油を供給して作動させ、電磁式または電
動式切換弁7Bを切換え操作することによって、油圧ポ
ンプ6Bからクロラー車走行用モ−タ8Bに圧油を供給
して作動させるとともに、電磁式または電動式切換弁7
C,7Dを切換え操作することによって、油圧ポンプ6
Cから昇降装置10の作動用シリンダ10Aに圧油を供
給して作動させるようになっている。
【0010】油圧ポンプ6A,6B,6Cはエンジン4
に直結されており、これらは可変容量形両方向流れで、
レギュレ−タにより油流れ方向および吐出油量が調整さ
れるようになっている。また、クローラ車走行用モ−タ
8Aの出力軸は、一方のクロ−ラ3Aの駆動側ホイ−ル
に連結され、クローラ車走行用モ−タ8Bの出力軸は、
他方のクロ−ラ3Bの駆動側ホイ−ルに連結されてい
る。そして、切換弁7A,7B,7C,7Dの切換え制
御と、エンジン4の運転・停止および回転数制御と、油
圧ポンプ6A,6Bの油流れ方向と吐出量の制御など
は、図示していない発信器およびこの発信器から発信さ
れる無線信号を受信し制御信号を出力する受信制御器に
よって構成される制御装置により遠隔制御されるように
なっている。
【0011】クローラ車には、1台の排水ポンプ5が搭
載され、切換弁7Aを切換え操作することによって、油
圧ポンプ6Aから駆動用モータ9に圧油を供給して排水
ポンプ5を運転させるようになっている。
【0012】一方、油圧ユニットOUの油圧回路には、
2つの圧油取出し口として機能するカプラ11A,11
Bが設けられており、カプラ11A,11Bに対して作
動油ホース12,12を着脱可能に接続することによ
り、排水ポンプ駆動用モータ13A,13Bに圧油を供
給して排水ポンプ14A,14Bを運転するように構成
されている。これら排水ポンプ14A,14Bは、小型
・軽量の水中ポンプで、人力で運搬できるものである。
使用例としては、1台あたりの排水量は1.5m/m
inで、その重量は25Kgfである。通常、クローラ
車もしくは該クローラ車を輸送するトラックなどの運搬
用車輌(図示省略)に積載される。
【0013】前記構成において、排水ポンプ車の進入可
能な水域では、特開平6−48238号公報と同様の作
動によって排水ポンプ5を運転して排水を行うことがで
きる。
【0014】水際が大きい段差や狭隘に形成されている
現場では、図2の仮想線で示すように、油圧ユニットO
Uのカプラ11A,11Bに対して作動油ホース12,
12を接続することにより、排水ポンプ駆動用モータ1
3A,13Bに圧油を供給して排水ポンプ14A,14
Bの運転可能な状態を確保したのち、エンジン4を起動
し、切換弁7A,7B,7C,7Dを切換え制御するこ
とにより、排水ポンプ14A,14Bを昇降装置10に
よって吊り上げて水域に吊り降ろし、かつ排水ポンプ駆
動用モータ13A,13Bを駆動して、排水ポンプ14
A,14Bを運転することにより排水を行うことができ
る。
【0015】排水完了後は、排水ポンプ14A,14B
の運転を停止し、昇降装置10により排水ポンプ14
A,14Bを吊り上げてクローラ車もしくは運搬用車輌
の荷台上に復帰させればよい。排水ポンプ14A,14
Bを復帰させた時点でカプラ11A,11Bに対する作
動油ホース12,12の接続を解除して、次の排水また
は給排水に備える。
【0016】このように、昇降装置10によって排水ポ
ンプ14A,14Bを揚げ降ろしすることで排水または
給排水を行うことができるので、水際が大きい段差や狭
隘に形成されているために、特開平6−48238号公
報に記載されている排水ポンプ車では排水域に進入が不
能な水域でも容易に排水することができる。しかも、冠
水した路面の排水にも適用可能である。
【0017】なお、排水ポンプ5および14A,14B
の使用台数は、前記実施例で説明した台数にのみ限定さ
れるものではなく、任意の台数を使用できる。また、排
水ポンプ14A,14Bとして、人手によって容易に携
行できる油圧モータ駆動式の軽量水中ポンプを使用する
ことで、昇降装置10の使用または搭載を省略すること
ができる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、水陸両
用車輌を水際まで移動させ、油圧ユニットに着脱可能に
油圧的に接続できる排水ポンプ駆動用モータを油圧ユニ
ットに対して油圧的に接続したのち、排水ポンプを排水
域に降ろして排水運転することができるので、排水ポン
プ車の進入不能な水際でも容易に排水することが可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る排水ポンプ車の一実施例を示す概
略側面図である。
【図2】油圧ユニットの一例を示す系統図である。
【符号の説明】
1 水陸両用車輌 2 舟型密封ボデイ 4 エンジン 5 排水ポンプ 6A 油圧ポンプ 6B 油圧ポンプ 6C 油圧ポンプ 8A 走行用モータ 8B 走行用モータ 9 排水ポンプ駆動用モータ 13A 排水ポンプ駆動用モータ 13B 排水ポンプ駆動用モータ 14A 排水ポンプ 14B 排水ポンプ OU 油圧ユニット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 舟型密封ボデイを備えた軟弱地盤の走行
    可能な水陸両用車輌にエンジンと、該エンジンにより駆
    動される油圧ポンプと、この油圧ポンプにより駆動され
    る走行用モータおよび排水ポンプ駆動用モータを備えた
    油圧ユニットと、前記排水ポンプ駆動用モータによって
    運転される排水ポンプが搭載されているとともに、前記
    油圧ユニットに着脱可能に油圧的に接続される排水ポン
    プ駆動用モータと、この排水ポンプ駆動用モータにより
    運転され揚げ降ろしが可能な排水ポンプを具備している
    ことを特徴とする排水ポンプ車。
JP22471694A 1994-09-20 1994-09-20 排水ポンプ車 Pending JPH0885380A (ja)

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JP22471694A JPH0885380A (ja) 1994-09-20 1994-09-20 排水ポンプ車

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JP22471694A JPH0885380A (ja) 1994-09-20 1994-09-20 排水ポンプ車

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JPH0885380A true JPH0885380A (ja) 1996-04-02

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ID=16818137

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JP22471694A Pending JPH0885380A (ja) 1994-09-20 1994-09-20 排水ポンプ車

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JP (1) JPH0885380A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104057865A (zh) * 2014-06-09 2014-09-24 福建侨龙专用汽车有限公司 远程控制分离式应急排水抢险车

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104057865A (zh) * 2014-06-09 2014-09-24 福建侨龙专用汽车有限公司 远程控制分离式应急排水抢险车

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