JPH0885091A - ロボットの回転誤差補正装置 - Google Patents

ロボットの回転誤差補正装置

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JPH0885091A
JPH0885091A JP22180394A JP22180394A JPH0885091A JP H0885091 A JPH0885091 A JP H0885091A JP 22180394 A JP22180394 A JP 22180394A JP 22180394 A JP22180394 A JP 22180394A JP H0885091 A JPH0885091 A JP H0885091A
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JP
Japan
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rotating member
axis
encoder
robot
servomotor
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Pending
Application number
JP22180394A
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English (en)
Inventor
Isao Wakefuji
勲 分藤
Naoji Yamaoka
直次 山岡
Tomohide Shimizu
智秀 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロボットの回転部材の回転誤差を高精度で補
正できるようにする。 【構成】 回転部材4を軸支するベース部材40にサー
ボモータ42を取付け、該モータ42により回転部材4
と同軸上に配置した遊星ギア式減速機43を介して回転
部材4を駆動する。サーボモータ42を減速機43の軸
線に合致しない位置に配置し、一方、ベース部材40に
減速機43と同一軸線上に位置させてエンコーダ45を
取付け、該エンコーダ45を減速機43の中空入力軸4
3aに挿通した検出軸45aを介して回転部材4に連結
する。そして、エンコーダ45からの信号に基いて制御
手段46によりサーボモータ42の回転角を補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロボットに設ける回転
部材の回転誤差を補正する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ロボットに設ける回転部材は、一般に、
これを軸支するベース部材に取付けたサーボモータによ
り減速機を介して回転されるようになっており、この場
合、減速機を回転部材と同軸上に配置した遊星ギア式減
速機で構成し、サーボモータを減速機と同一軸線上に配
置して、減速機の入力軸にサーボモータの出力軸を直結
するを一般としている。サーボモータはその回転角を検
出するエンコーダを具備しており、エンコーダで検出さ
れる回転角がロボットコントローラからの指令回転角に
合致したところで回転を停止するように構成されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、回転部材に
偏荷重が作用するような場合、サーボモータと回転部材
との間の伝達系のねじれやバックラッシュ等によって、
サーボモータが指令回転角で正確に停止されても回転部
材の回転誤差を生ずることがある。この場合、ベース部
材に回転部材にギアを介して係合するエンコーダを取付
け、回転部材の回転角を該エンコーダで直接検出して回
転誤差を補正することも考えられるが、このものでもギ
ヤのバックラッシュによる検出誤差を生ずる可能性があ
るため、回転部材の回転誤差を高精度で補正することは
できない。本発明は、以上の点に鑑み、回転部材の回転
誤差を高精度で補正し得るようにした装置を提供するこ
とをその目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明は、ロボットに設ける回転部材の回転誤差を補正
する装置であって、回転部材がこれを軸支するベース部
材に取付けたサーボモータにより回転部材と同軸上に配
置した遊星ギア式減速機を介して回転されるものにおい
て、サーボモータを前記減速機の軸線に合致しない位置
に配置して、該軸線上に配置される減速機の入力軸とサ
ーボモータの出力軸とを動力伝達手段を介して連結する
と共に、前記入力軸を中空軸に形成して、該入力軸に回
転部材に連結される検出軸を挿通し、前記ベース部材に
前記軸線上に位置させて該検出軸に直結されるエンコー
ダを取付け、該エンコーダからの信号に基いてサーボモ
ータの回転角を補正する制御手段を設けたことを特徴と
する。
【0005】
【作用】ベース部材に取付けたエンコーダが回転部材と
同軸上に配置した減速機の軸線上においてその中空入力
軸を貫通する検出軸を介してバックラッシュ無く回転部
材に連結されることになり、回転部材の回転角をエンコ
ーダで正確に検出できる。そして、このエンコーダの信
号に基いてサーボモータの回転角を補正することによ
り、回転部材の回転誤差を高精度で補正できるようにな
る。
【0006】
【実施例】図1はCCDカメラ1aと光源1bとを取付
けた計測ヘッド1を所定の計測位置に移動する計測用ロ
ボットを示しており、直線運動するロボットアーム2の
先端に手首3を介して計測ヘッド1が搭載されている。
【0007】手首3は、ロボットアーム2の長手方向の
U軸回りに回転自在な第1回転部材4と、U軸に直交す
るV軸回りに回転自在な第2回転部材5とを備えてお
り、第2回転部材5にV軸に直交するW軸回りに回転自
在に計測ヘッド1が取付けられている。
【0008】第1回転部材4は、図2に示す如く、ロボ
ットアーム2の先端に取付けたU軸方向先方に開口する
ケーシングから成るベース部材40にベアリング41を
介して軸支されており、該ベース部材40のU軸方向尾
方の端板部40aにサーボモータ42を取付けると共
に、ベース部材40内に第1回転部材4と同軸上に位置
させて遊星ギア式減速機43、例えば、ハーモニックド
ライブ型の減速機を設け、サーボモータ42により該減
速機43を介して第1回転部材4を回転させるようにし
た。尚、減速機43としてハーモニックドライブ型と同
様に遊星ギア式減速機の一種であるサイクロ減速機を用
いても良い。
【0009】サーボモータ42は減速機43の軸線、即
ち、U軸に対し側方にオフセットした位置に配置されて
おり、U軸上に配置される減速機43の入力軸43aと
サーボモータ42の出力軸42aとを動力伝達手段たる
タイミングベルト44を介して連結した。尚、第1回転
部材4は、端部の連結板4aを介して減速機43の環状
の出力部材43bに固定され、該出力部材43bを介し
て前記ベアリング41に軸支されている。また、入力軸
43aはベース部材40に固定した減速機43の取付板
40bと連結板4aとに夫々ベアリング43cを介して
軸支されている。
【0010】ベース部材40の端板部40aにはU軸上
に位置させてエンコーダ45が取付けられており、前記
入力軸43aを中空軸に形成して、該入力軸43aに前
記連結板4aに連結される検出軸45aを挿通し、該検
出軸45aにエンコーダ45を直結した。
【0011】第2回転部材5は、図3に示す如く、第1
回転部材4の先端に取付けたV軸方向先方に開口するケ
ーシングから成るベース部材50にベアリング51を介
して軸支されており、該ベース部材50のV軸に平行な
第1回転部材4寄りの側板部50aにサーボモータ52
を取付けると共に、ベース部材50内に第2回転部材5
と同軸上に位置させてハーモニックドライブ型等の遊星
ギア式減速機53を設け、サーボモータ52により該減
速機53を介して第2回転部材5を回転させるようにし
た。
【0012】ここで、サーボモータ52はその軸線が減
速機53の軸線、即ち、V軸に対し直交するように配置
されており、V軸上に配置される減速機53の入力軸5
3aとサーボモータ52の出力軸52aとを動力伝達手
段たるベベルギア54を介して連結した。第2回転部材
5は、第1回転部材4と同様に、端部の連結板5aを介
して減速機53の環状の出力部材53bに固定されて、
該出力部材53bを介して前記ベアリング51に軸支さ
れており、また、入力軸53aはベース部材50に固定
した減速機53の取付板50bと出力部材53bとに夫
々ベアリング53cを介して軸支されている。
【0013】ベース部材50のV軸方向尾方の端板部5
0cにはV軸上に位置させてエンコーダ55が取付けら
れており、入力軸53aを上記と同様に中空軸に形成し
て、該入力軸53aに連結板5aに連結される検出軸5
5aを挿通し、該検出軸55aにエンコーダ55を直結
した。
【0014】第2回転部材5にはW軸上に位置させてサ
ーボモータ10と該モータ10の出力軸10aに入力軸
11aを直結したハーモニックドライブ型等の遊星ギア
式減速機11とが取付けられており、該減速機11の環
状出力部材11bに固定した連結板11cに計測ヘッド
1を取付けて、該ヘッド1をW軸回りに回転し得るよう
にしている。
【0015】前記各サーボモータ10,42,52は何
れもエンコーダ10b,42b,52bを備えており、
各エンコーダで検出されるモータの回転角がロボットコ
ントローラ6から送信される回転部材の目標回転角に対
応する指令回転角に合致したところでモータの回転が停
止されるようになっている。
【0016】ここで、第1回転部材4や第2回転部材5
には軸線回りの偏荷重が作用するため、これら各回転部
材4,5と各サーボモータ42,52との間の伝達系の
ねじれやバックラッシュ等により、各サーボモータ4
2,52を指令回転角で正確に停止しても各回転部材
4,5の回転誤差を生ずることがある。
【0017】そこで、本実施例では上記の如く第1と第
2の各回転部材4,5の回転角を検出するエンコーダ4
5,55を設けると共に、該各エンコーダ45,55か
らの信号に基いて各サーボモータ42,52の回転角を
補正する制御手段46,56を設けた。各制御手段4
6,56は、ロボットコントローラ6から送信される各
回転部材4,5の目標回転角と各エンコーダ45,55
で検出される回転角とを比較し、各サーボモータ42,
52をこれに具備するエンコーダ42b,52bによる
通常のサーボ制御で回転停止したときに、各エンコーダ
45,55で検出される回転角と目標回転角との偏差が
零になっていなければ、偏差が零になるように各サーボ
モータ42,52を再起動してその回転角を補正すべく
機能する。
【0018】そして、本実施例では、各エンコーダ4
5,55が各回転部材4,5と同一軸線上に位置する各
検出軸45a,55aを介してバックラッシュ無く各回
転部材4,5に連結されているため、各回転部材4,5
の回転角を各エンコーダ45,55で正確に検出でき、
かくて各回転部材4,5の回転誤差を高精度で補正でき
る。
【0019】尚、各サーボモータ42,52をエンコー
ダ42b,52b付きのものとせずに、回転部材4,5
に連結されるエンコーダ45,55のみにより各サーボ
モータ42,52の制御を行うことも可能であるが、上
記実施例ではサーボモータ42,52に具備するエンコ
ーダ42b,52bによる既存のサーボ制御系を改作せ
ずにエンコーダ45,55による補正を行うことがで
き、有利である。
【0020】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、回転部材の回転角をこれと同軸上のエンコー
ダで正確に検出でき、該エンコーダからの信号に基いて
回転部材の回転誤差を高精度で補正できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用するロボットの一例の斜視図
【図2】 このロボットの第1回転部材の駆動部分の断
面図
【図3】 このロボットの第2の回転部材の駆動部分の
断面図
【符号の説明】
4,5 回転部材 40,50 ベー
ス部材 42,52 サーボモータ 43,53
減速機 44 タイミングベルト(動力伝達手段) 54 ベベルギア(動力伝達手段) 45,55 エンコーダ 45a,55a
検出軸 46,56 制御手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロボットに設ける回転部材の回転誤差を
    補正する装置であって、回転部材がこれを軸支するベー
    ス部材に取付けたサーボモータにより回転部材と同軸上
    に配置した遊星ギア式減速機を介して回転されるものに
    おいて、サーボモータを前記減速機の軸線に合致しない
    位置に配置して、該軸線上に配置される減速機の入力軸
    とサーボモータの出力軸とを動力伝達手段を介して連結
    すると共に、前記入力軸を中空軸に形成して、該入力軸
    に回転部材に連結される検出軸を挿通し、前記ベース部
    材に前記軸線上に位置させて該検出軸に直結されるエン
    コーダを取付け、該エンコーダからの信号に基いてサー
    ボモータの回転角を補正する制御手段を設けたことを特
    徴とするロボットの回転誤差補正装置。
JP22180394A 1994-09-16 1994-09-16 ロボットの回転誤差補正装置 Pending JPH0885091A (ja)

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JPH0885091A true JPH0885091A (ja) 1996-04-02

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019520997A (ja) * 2016-07-21 2019-07-25 コマウ フランスComau France 工作機械
JP2019132282A (ja) * 2018-01-29 2019-08-08 宇部興産機械株式会社 ラドル給湯装置及びアーム駆動制御システム
CN118408507A (zh) * 2024-07-03 2024-07-30 江苏亚星锚链股份有限公司 旋转机测角装置

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