JPH0885029A - 複数原点ロボット - Google Patents

複数原点ロボット

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JPH0885029A
JPH0885029A JP6247193A JP24719394A JPH0885029A JP H0885029 A JPH0885029 A JP H0885029A JP 6247193 A JP6247193 A JP 6247193A JP 24719394 A JP24719394 A JP 24719394A JP H0885029 A JPH0885029 A JP H0885029A
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JP
Japan
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Application number
JP6247193A
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English (en)
Inventor
Toshinori Kurita
敏則 栗田
Fujio Sato
富士夫 佐藤
Takahito Ogushi
孝人 大串
Tadayuki Shimowada
忠幸 下和田
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Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数のロボットを不要にして、コストを下げ
るとともに、据え付け、調整その他の作業を不要にする
こと。 【構成】 ティーチングによって得られた右原点用およ
び左原点用の移動および作業データを予め記憶するメモ
リ1と、作業のための原点を前記左右の原点の中から選
択する原点選択手段2と、該原点選択手段2によって選
択された原点用の作業データを前記メモリ1より読み出
し、作業内容をオフラインで数値化したプログラムに従
い、この読み出された作業データに基づきコントロール
指令を出力するコントローラ3と、該コントローラ3か
らのコントロール指令に基づきX、Y、Z、W軸の駆動
指令を出力するドライバー4と、該ドライバー4からの
駆動指令に従い移動および作業を実行するX、Y、Zの
各軸の部材を駆動する移動用モータと、ねじ締めその他
の作業部材を駆動する作業用モータを備えた直交型の機
構部5とから成る複数原点ロボット。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の原点に基づく移
動および作業を実現する複数原点ロボットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のロボットは、図8に示すように一
つのロボットRの原点O1に関するデータに従いコント
ローラCが出力するコントロール指令に従いドライバD
を介して機構部Mにより作業位置O11およびO12へ
の移動および必要な作業を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のロボット
は、図9に示すように前記O1を原点とする作業に加
え、前記O1と異なったO2を原点とする移動および作
業を行う必要がある場合は、O2を原点とし点O21、
点O22に移動し作業するもう一つのロボットR2を配
置しなければならないため、コストが高くなるととも
に、据え付け、設定、調整その他の作業が大変であると
いう問題があった。
【0004】そこで本発明者らは、複数の原点に基づく
作業をするための各データをメモリに予め記憶させてお
き、選択された原点用の作業データを前記メモリから読
み出してコントロール指令を出力して、機構部によって
移動および作業を実行するという本発明の技術的思想に
着眼し、更に研究開発を重ねて、複数のロボットを不要
にして、コストを下げるとともに、据え付け、調整その
他の作業を不要にするという目的を達成する本発明に到
達した。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1に記載
の第1発明)の複数原点ロボットは、少なくとも2個以
上の原点に基づく作業をするための各データを予め記憶
するメモリと、作業のための原点を前記複数の原点の中
から選択する原点選択手段と、該原点選択手段によって
選択された原点用の作業データを前記メモリより読み出
し、この読み出された作業データに基づきコントロール
指令を出力するコントローラと、該コントローラからの
コントロール指令に基づき駆動指令を出力するドライバ
ーと、該ドライバーからの駆動指令に従い移動および作
業を実行する機構部とから成るものである。
【0006】本発明(請求項2に記載の第2発明)の複
数原点ロボットは、第1発明において、前記メモリが、
ティーチングによって得られた右原点用および左原点用
の移動および作業データを記憶しているものである。
【0007】本発明(請求項3に記載の第3発明)の複
数原点ロボットは、第1発明において、前記コントロー
ラが、作業内容をオフラインで数値化してプログラム
し、その設定内容に応じてコントロール指令を出力する
ものである。
【0008】本発明(請求項4に記載の第4発明)の複
数原点ロボットは、第1発明において、前記機構部が、
極座標型、関節型、あるいは直交座標型のいずれかの機
構部によって構成されているものである。
【0009】本発明(請求項5に記載の第5発明)の複
数原点ロボットは、第1発明において、前記機構部が、
直交座標型の機構部によって構成され、該直交座標型の
機構部が、X、Y、Zの各軸の部材を駆動する移動用モ
ータと、ねじ締めその他の作業部材を駆動する作業用モ
ータを備えたものである。
【0010】
【作用】上記構成より成る第1発明の複数原点ロボット
は、前記コントローラが、前記原点選択手段によって選
択された原点用の作業データを前記メモリより読み出
し、この読み出された作業データに基づきコントロール
指令を出力し、前記ドライバーが、前記コントローラか
らのコントロール指令に基づき駆動指令を出力し、前記
機構部が、前記ドライバーからの駆動指令に従い移動お
よび作業を実行するものである。
【0011】上記構成より成る第2発明の複数原点ロボ
ットは、前記コントローラが、前記原点選択手段によっ
て選択された一方の原点用の作業データに対応するティ
ーチングによって得られた右原点用および左原点用の移
動および作業データを記憶している前記メモリより読み
出し、この読み出された一方の作業データに基づきコン
トロール指令を出力し、前記ドライバーが、前記コント
ローラからのコントロール指令に基づき駆動指令を出力
し、前記機構部が、前記ドライバーからの駆動指令に従
い移動および作業を実行するものである。
【0012】上記構成より成る第3発明の複数原点ロボ
ットは、作業内容をオフラインで数値化してプログラム
された前記コントローラが、前記原点選択手段によって
選択された原点用の作業データを前記メモリより読み出
し、この読み出された作業データに基づき、その設定内
容に応じてコントロール指令を出力し、前記ドライバー
が、前記コントローラからのコントロール指令に基づき
駆動指令を出力し、前記機構部が、前記ドライバーから
の駆動指令に従い移動および作業を実行するものであ
る。
【0013】上記構成より成る第4発明の複数原点ロボ
ットは、前記コントローラが、前記原点選択手段によっ
て選択された原点用の作業データを前記メモリより読み
出し、この読み出された作業データに基づきコントロー
ル指令を出力し、前記ドライバーが、前記コントローラ
からのコントロール指令に基づき駆動指令を出力し、極
座標型、関節型、あるいは直交座標型のうちのいずれか
の前記機構部が、前記ドライバーからの駆動指令に従い
移動および作業を実行するものである。
【0014】上記構成より成る第5発明の複数原点ロボ
ットは、前記コントローラが、前記原点選択手段によっ
て選択された原点用の作業データを前記メモリより読み
出し、この読み出された作業データに基づきコントロー
ル指令を出力し、前記ドライバーが、前記コントローラ
からのコントロール指令に基づき駆動指令を出力し、前
記直交座標型の機構部によって構成された前記機構部
が、前記ドライバーからの駆動指令に従い前記X、Y、
Zの各軸の部材を駆動する移動用モータおよびねじ締め
その他の作業部材を駆動する作業用モータが駆動され、
前記X、Y、Zの各軸の部材およびねじ締めその他の作
業部材を駆動して、移動および作業を実行するものであ
る。
【0015】
【発明の効果】上記作用を奏する第1発明の複数原点ロ
ボットは、複数の原点用の作業データの中から前記原点
選択手段によって選択された原点用の作業データに従い
前記選択された原点に関する前記機構部の移動および作
業を可能にして、複数の原点に関する作業を実現するこ
とにより、複数のロボットを不要にして、コストを下げ
るとともに、据え付け、調整その他の作業を不要にする
という効果を奏する。
【0016】上記作用を奏する第2発明の複数原点ロボ
ットは、ティーチングによって得られた右原点用および
左原点用の移動および作業データの中から前記原点選択
手段によって選択された原点用の作業データに従い前記
機構部のティーチングされた移動および作業を再現し
て、複数の原点に関するティーチングされた所定の作業
を実現することにより、複数のロボットを不要にして、
コストを下げるとともに、据え付け、調整その他の作業
を不要にするという効果を奏する。
【0017】上記作用を奏する第3発明の複数原点ロボ
ットは、複数の原点用の作業データの中から前記原点選
択手段によって選択された原点用の作業データに従い数
値化されたプログラムに基づき前記選択された原点に関
する前記機構部の移動および作業を可能にして、複数の
原点に関する作業を容易に実現することにより、複数の
ロボットを不要にして、コストを下げるとともに、据え
付け、調整その他の作業を不要にするという効果を奏す
る。
【0018】上記作用を奏する第4発明の複数原点ロボ
ットは、前記第1発明の効果に加え、極座標型、関節
型、あるいは直交座標型のうちの作業内容に適した前記
機構部による移動および作業を可能にするという効果を
奏する。
【0019】上記作用を奏する第5発明の複数原点ロボ
ットは、前記第1発明の効果に加え、前記ドライバーか
らの駆動指令に従い前記直交座標型の機構部の前記X、
Y、Zの各軸の部材が駆動され、ねじ締めその他の作業
部材が駆動されるので、前記X、Y、Zの各軸上の位置
を精確に設定することにより、前記機構部の移動位置精
度を高めるとともに、精確な作業を可能にするという効
果を奏する。
【0020】
【実施例】以下本発明の実施例につき、図面を用いて説
明する。
【0021】(第1実施例)第1実施例の複数原点ロボ
ットは、図1ないし図7に示すようにティーチングによ
って得られた右原点用および左原点用の移動および作業
データを予め記憶するメモリ1と、作業のための原点を
前記左右の原点の中から選択する原点選択手段2と、該
原点選択手段2によって選択された原点用の作業データ
を前記メモリ1より読み出し、作業内容をオフラインで
数値化したプログラムに従い、この読み出された作業デ
ータに基づきコントロール指令を出力するコントローラ
3と、該コントローラ3からのコントロール指令に基づ
きX、Y、Z、W軸の駆動指令を出力するドライバー4
と、該ドライバー4からのX、Y、Z、W軸の駆動指令
に従い移動および作業を実行するX、Y、Zの各軸の部
材を駆動する移動用モータと、ねじ締めその他の作業部
材を駆動する作業用モータを備えた直交型の機構部5と
から成る。
【0022】前記メモリ1に予め記憶される左および右
原点用の移動および作業データは、作業者によりX、
Y、ZおよびWの各軸のサーボロックを解除して、X、
Y、Zの各軸の部材を直接手で押して、図2および図3
に示すように所定の位置まで移動させるとともに、各位
置におけるねじ締め作業を行うことにより、所謂ダイレ
クトティーチングによって作成される。
【0023】すなわち左原点の場合は、図2に示される
ように、原点位置L0から斜め右方に移動して第1の位
置L1、該第1の位置L1から右方に移動して第2の位
置L2、該第2の位置L2から手前に移動して第3の位
置L3、該第3の位置L3から左方に移動して第4の位
置L4、該第4の位置L4から斜め左方に移動して前記
原点に戻るようにティーチングされ、各位置において必
要なねじ締め作業もティーチングされる。ティーチング
によって得られた左原点のNCデータの一例を表1に示
す。
【表1】
【0024】上記左原点の場合は、図2に示すようにロ
ボットの左側に配置された部品棚からワークとしてのス
テアリングが取り出され、セット位置にセットされ上記
第1の位置から第4の位置L1ないしL4におけるねじ
締め作業が終了すると、ステアリングが右方の取出位置
に移動され、前記ステアリングが取出位置から取り出さ
れ、前記ロボットの右側に配置された箱に詰められる。
【0025】他方右原点の場合は、図3に示されるよう
に、原点位置R0から斜め左方に移動して第1の位置R
1、該第1の位置R1から左方に移動して第2の位置R
2、該第2の位置R2から手前に移動して第3の位置R
3、該第3の位置R3から右方に移動して第4の位置R
4、該第4の位置R4から斜め右方に移動して前記原点
に戻るようにティーチングされ、各位置において必要な
ねじ締め作業もティーチングされる。ティーチングによ
って得られた右原点のNCデータの一例を表2に示す。
【表2】
【0026】上記右原点の場合は、図3に示すようにロ
ボットの右側に配置された部品棚からワークとしてのス
テアリングが取り出され、セット位置にセットされ上記
第1の位置から第4の位置R1ないしR4におけるねじ
締め作業が終了すると、ステアリングが左方の取出位置
に移動され、前記ステアリングが取出位置から取り出さ
れ、前記ロボットの左側に配置された箱に詰められる。
【0027】前記原点選択手段2は、図4に示すように
ロボットの原点切換ボックス20横の切換スイッチ21
によって、作業者により左原点Lおよび右原点Rが切換
られると、切換られた前記メモリ1に記憶されている表
1または表2に示すような原点用の移動および作業デー
タが読み出される。
【0028】前記コントローラ3は、図1に示すように
メインCPU30と前記メモリ1と、RAM31とでプ
ロセッサ部3Pを構成するとともに、バスを介して操作
部に接続した第1のI/O32と、フロッピー、プログ
ラムコンソール、プログラマおよび外部コンピュータと
データの相互やりとりを行うSIO33と、ねじ締めヘ
ッドに接続するとともに外部シーケンサにバスを介して
接続した内部シーケンサ34と、前記外部シーケンサに
バスを介して接続した第2のI/O35とを備えてい
る。
【0029】前記ドライバー4は、図1に示すようにヘ
ッド移動用のX軸用のサーボソフトによって構成される
サーボ回路41およびサーボアンプ42と、Y軸用のサ
ーボソフトによって構成されるサーボ回路43およびサ
ーボアンプ44と、Z軸用のサーボソフトによって構成
されるサーボ回路45およびサーボアンプ46と、ねじ
締め作業用のW軸用のサーボソフトによって構成される
サーボ回路47およびサーボアンプ48とによって構成
される。
【0030】前記直交型の機構部5は、図1および図5
に示すようにX軸用のサーボ回路41およびサーボアン
プ42に接続された第1のDCモータ51Mおよびエン
コーダ51Eと、Y軸用のサーボ回路43およびサーボ
アンプ44に接続された第2のDCモータ52Mおよび
エンコーダ52Eと、Z軸用のサーボ回路45およびサ
ーボアンプ46に接続された第3のDCモータ53Mお
よびエンコーダ53Eと、W軸用のサーボ回路47およ
びサーボアンプ48に接続された第4のDCモータ54
Mおよびエンコーダ54Eと、第1のDCモータ51M
によって駆動されるX軸部材55と、第2のDCモータ
52Mによって駆動されるY軸部材56と、第3のDC
モータ53Mによって駆動されるZ軸部材57と、第4
のDCモータ54Mによって駆動されるW軸部材58と
から成る。
【0031】図5に示すように前記Y軸部材56の先端
の左右にヘッド59Rおよびヘッド59Lが夫々配設さ
れ、ねじ締め箇所、姿勢により選択的に作動されるもの
で、ヘッド切換制御ボックス59Bを介してトルク管理
システム59T、メモリ59M、シーケンサ59Sによ
り、ねじ締めトルクがフィードバック制御される構成よ
り成る。
【0032】前記左右のヘッド59Rおよびヘッド59
L内における配線系統は、図6に示すようにホッパーバ
ルブHV、エスケープバルブEV、吸着パルブKV、対
向するキャッチャーセンサーCSおよびシュートセンサ
SS、第4のDCモータ54Mに接続した前記W軸部材
58を構成する電動ドライバ、高さセンサHS、浮きセ
ンサFS、トルクセンサTS、Y軸モータ52M、Z軸
モータ53M等に接続した配線を束ねたコンセントを介
して、前記Y軸ボックスYBに接続されている。
【0033】上記構成より成る第1実施例の複数原点ロ
ボットの作用について、図7に示すフローチャートに従
い説明する。
【0034】ステップ101において、前記原点選択手
段2のスイッチによって例えば右原点に切り換えられる
と、ステップ102において、右側原点信号を保持し、
ステップ103において、ロボットの原点指示が右側か
どうかが判断される。
【0035】前記ステップ103において、ロボットの
原点指示が右側と判断された場合は、ステップ104に
おいて、ワークであるステアリングの前記ねじ締めポイ
ントR1ないしR4に移動し、ステップ105におい
て、ねじ締め作業を行い、ステップ106において、次
のポイントが有るかどうかが判断される。
【0036】前記ステップ106において、次のポイン
トが有ると判断された場合は、繰り返し前記ステップ1
03に戻り次のねじ締め箇所のねじ締めが行なわれ、次
のポイントが無くなると、ステップ107において、右
原点に戻る。
【0037】前記ステップ103において、ロボットの
原点指示が左側の場合は、ステップ108において、エ
ラー表示が出され、ステップ109においてブザーが鳴
らされ、ステップ110において、リセット信号を待
つ。
【0038】前記ステップ101において、前記原点選
択手段2のスイッチによって左原点に切り換えられた場
合についても上述と同様であるので、説明を省略する。
【0039】上記作用を奏する第1実施例の複数原点ロ
ボットは、ティーチングによって得られた右原点用およ
び左原点用の移動および作業データの中から前記原点選
択手段2によって選択された原点用の作業データに従い
前記直交型の機構部5のティーチングされた移動および
作業を再現して、左右の原点に関するティーチングされ
た所定の作業を実現することにより、複数のロボットを
不要にして、コストを下げるとともに、据え付け、調整
その他の作業を不要にするという効果を奏する。
【0040】また第1実施例の複数原点ロボットは、左
右の原点用の作業データの中から前記原点選択手段2に
よって選択された原点用の作業データに従い数値化され
たプログラムに従い前記選択された原点に関する前記直
交型の機構部5の移動および作業を行うので、左右の原
点に関する作業を容易かつ確実にするとともに、作業前
準備および調整を簡単にするという効果を奏する。
【0041】さらに第1実施例の複数原点ロボットは、
前記ドライバー4からの駆動指令に従い前記直交座標型
の機構部5の前記X、Y、Zの各軸の部材55ないし5
7が駆動され、ねじ締めその他の作業部材58が駆動さ
れるので、前記X、Y、Zの各軸上の位置を精確に設定
することにより、前記直交型の機構部5の移動位置精度
を高めるとともに、精確な作業を可能にするという効果
を奏する。
【0042】また第1実施例の複数原点ロボットは、図
2および図3に示すように左原点を選択した場合はロボ
ットの左から右へのワークの流れを実現し、右原点を選
択した場合はロボットの右から左へのワークの流れを実
現するので、種類の異なるワークの交互作業を可能にす
るとともに、工場内の物流をフレキシブルにして、スペ
ースを有効に利用することにより、大きなスペースの確
保を不要にするという効果を奏する。
【0043】上述の実施例は、説明のために例示したも
ので、本発明としてはそれらに限定されるものでは無
く、特許請求の範囲、発明の詳細な説明および図面の記
載から当業者が認識することができる本発明の技術的思
想に反しない限り、変更および付加が可能である。
【0044】上述の実施例においては、左右の2個の原
点を切り換えて作業をさせる例について説明したが、本
発明としてはそれに限定するものではなく、3個以上の
原点を切り換えて作業をする態様を採用することが出来
るとともに、原点の位置も必要に応じて変えうるもので
ある。
【0045】上述の実施例においては、左右の原点に関
するデータを作業者によるダイレクトティーチングによ
り作成する例について説明したが、本発明としてはそれ
に限定するものではなく、リモートティーチングその他
のティーチング手法を採用することが出来る。
【0046】上述の実施例においては、左右の原点に関
するデータを予めメモリに格納して、選択された原点に
関するデータに基づき作業を行う例について説明した
が、本発明としてはそれに限定するものではなく、一方
の原点にたいする他方の原点の関係に基づき演算するこ
とにより他方の原点に関する作業データを求める態様も
採用可能である。
【0047】上述の実施例においては、数値制御ロボッ
トの例について説明したが、本発明としてはそれに限定
するものではなく、固定または可変シーケンスロボット
や、プレイバックロボットや、知能ロボットも採用可能
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の複数原点ロボットを示す
ブロック図である。
【図2】本第1実施例における左原点の作業位置および
ワークの流れを示す平面図である。
【図3】本第1実施例における右原点の作業位置および
ワークの流れを示す平面図である。
【図4】本第1実施例の原点切換スイッチを示す側面図
である。
【図5】本第1実施例のトルクフィードバック配線系統
を示すブロック図である。
【図6】本第1実施例のヘッド部の配線系統を示すブロ
ック図である。
【図7】本第1実施例の動作フローをを示すチャート図
である。
【図8】従来のロボットおよび作業位置を示すブロック
図である。
【図9】従来のロボットにおける複数の作業位置を実現
する態様を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 メモリ 2 原点選択手段 3 コントローラ 4 ドライバー 5 直交型の機構部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大串 孝人 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 下和田 忠幸 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2個以上の原点に基づく作業
    をするための各データを予め記憶するメモリと、 作業のための原点を前記複数の原点の中から選択する原
    点選択手段と、 該原点選択手段によって選択された原点用の作業データ
    を前記メモリより読み出し、この読み出された作業デー
    タに基づきコントロール指令を出力するコントローラ
    と、 該コントローラからのコントロール指令に基づき駆動指
    令を出力するドライバーと、 該ドライバーからの駆動指令に従い移動および作業を実
    行する機構部とから成ることを特徴とする複数原点ロボ
    ット。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記メモリが、ティーチングによって得られた右原点用
    および左原点用の移動および作業データを記憶している
    ことを特徴とする複数原点ロボット。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記コントローラが、作業内容をオフラインで数値化し
    てプログラムし、その設定内容に応じてコントロール指
    令を出力することを特徴とする複数原点ロボット。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 前記機構部が、極座標型、関節型、あるいは直交座標型
    のいずれかの機構部によって構成されていることを特徴
    とする複数原点ロボット。
  5. 【請求項5】 請求項1において、 前記機構部が、直交座標型の機構部によって構成され、 該直交座標型の機構部が、X、Y、Zの各軸の部材を駆
    動する移動用モータと、ねじ締めその他の作業部材を駆
    動する作業用モータを備えたことを特徴とする複数原点
    ロボット。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108453785A (zh) * 2017-02-20 2018-08-28 株式会社安川电机 机器人系统、机器人控制装置以及机器人控制方法

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CN108453785A (zh) * 2017-02-20 2018-08-28 株式会社安川电机 机器人系统、机器人控制装置以及机器人控制方法

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