JPH0884277A - 車載用カメラ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 振動に強く、かつ、防水性能も優れた小型な
車載用カメラを提供する。 【構成】 基板部２全体を樹脂成形体２０により密着し
た状態で隙間なく覆うことにより、基板部２およびレン
ズ１の防水処理を行なっている。基板部２と樹脂成形体
２０とが充分に一体化されることにより、この車載用カ
メラ２２に自動車の振動等が加えられても、基板部２等
にがたつきが生じて、この基板部２から電子部品等の欠
落が生じたりすることはない。また、樹脂成形体２０の
防水性能はパッキン等に比べて、優れているとともに、
その防水性能が自動車の振動等によって低下してしまう
ことはない。さらに、樹脂成形体２０が基板部２に密着
される分、この車載用カメラ２２の小型化が図られる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、視界確認用等のため
に用いられる自動車用の車載用カメラに関するものであ
る。

【０００２】

【従来の技術】図１０は従来の車載用カメラの断面を示
している。図において、１は被写体の光学像を形成する
光学系である。この光学系１は、筒１ａ内に複数のレン
ズ１ｂを組み込むことにより形成されている。２は前面
側中央に光学系１が取り付けられ、この光学系１による
光学像を電気信号に変換後、映像信号化する信号処理手
段としての基板部である。この基板部２は平板状をして
おり、光学系１による光学像を電気信号に変換する撮像
素子（図示せず）を有しているとともに、この電気信号
を映像信号に変換する種々の電子機器を有している。３
は基板部２の後面側に接続され、この基板部２に電力を
供給するとともに、この基板部２からの映像信号をモニ
ター側に伝えるケーブルである。

【０００３】４はネジ５を介して基板部２に取り付けら
れ、光学系１が取り付けられた基板部２の前面側を覆っ
てこれらを保護するアルミダイキャスト製の前部ケー
ス、６は前部ケース４の後部側にネジ７を介して取り付
けられ、基板部２の後面側を覆ってこれを保護するアル
ミダイキャスト製の後部ケース、８は前部ケース４の光
学系１との対向位置に形成された開口部に、金具９とネ
ジ１０を介して取り付けられた透明なガラス板、１１は
前部ケース４とガラス板８、およびガラス板８と金具９
間に配置される防水パッキン、１２は前部ケース４と後
部ケース６間に配置される防水パッキン、１３は後部ケ
ース６とケーブル３間に配置される防水パッキン、１４
は光学系１、基板部２、前部ケース４、後部ケース６、
および防水パッキン１１，１２，１３等から構成される
車載用カメラである。

【０００４】図１１は車載用カメラ１４が取り付けられ
た貨物用自動車を示している。図において、１００は貨
物ケース１０１の後端上部に取り付けられている車載用
カメラ１４用の取付金具、１０２は運転席の前部側に取
り付けられている車載用カメラ１４用のモニターであ
る。

【０００５】つぎに、この車載用カメラの動作について
説明する。貨物自動車の後方の被写体は光学系１を介し
て結像された後、基板部２の撮像素子によって電気信号
に変換される。そして、この電気信号は基板部２中の他
の電子機器によって映像信号に変換された後、ケーブル
３を介して、運転席側のモニター１０２側に送られる。
そして、運転者は、このモニター１０２により、貨物用
自動車の後方の視界の確認等を行なって、この貨物自動
車の安全運転を行なう。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の車載用カメラ１４では、防水パッキン１１，１２，
１３によって、光学系１と基板部２との防水処理を行な
っているが、この防水パッキン１１，１２，１３では封
止断面積が小さく光学系１や基板部２が充分に防水され
ないという課題があった。特に、車の振動等に起因し
て、これらの防水パッキン１２，１３，１４に劣化が生
じ易いとともに、ネジ５，１０が緩んで防水パッキン１
２，１３に変形が生じ易いため、この防水パッキン１
１，１２，１３の防水性能に対する信頼度が低いという
課題があった。また、この車載用カメラ１４では、振動
によって、基板部２の電子部品や基板部２に取り付けら
れた光学系１に欠落や緩みが生じ易いという課題もあっ
た。

【０００７】さらに、この車載用カメラ１４では、防水
および振動対策のため、前部および後部ケース４，６を
頑丈に形成する必要があり、このため、装置が大型化し
てしまうという課題もあった。

【０００８】なお、図１２および図１３で示されるよう
に、車載用カメラ１４を乗用自動車の後部側のリアスポ
イラー１０３内の取付座１０４上に取り付けた場合にお
いても、防水対策および振動対策は、車載用カメラ１４
側で行なう必要があるため、車載用カメラ１４の構成は
図１０で示されるものとほぼ同一となり、上述の場合と
同様な課題があった。

【０００９】この発明は、上記のような課題を解消する
ためになされたもので、振動に強く、かつ、防水性能も
優れた小型な車載用カメラを提供することを目的とす
る。

【００１０】

【課題を解決するための手段】この発明の請求項１の車
載用カメラは、少なくとも信号処理手段周り全体を樹脂
成形体で覆ったものである。

【００１１】この発明の請求項２の車載用カメラは、請
求項１の光学系を透明な保護ケースで覆うようにしたも
のである。

【００１２】この発明の請求項３の車載用カメラは、請
求項２の保護ケースに、光学系のくもりを防止するくも
り止め手段を設けたものである。

【００１３】この発明の請求項４の車載用カメラは、請
求項１、請求項２または請求項３の発明において、信号
処理手段および光学系を透明なシート材で真空パック状
に覆うようにしたものである。

【００１４】

【作用】この発明の請求項１の車載用カメラにおいて
は、信号処理手段周り全体を樹脂成形体により覆うこと
により、信号処理手段の防水処理を行なっている。ま
た、信号処理手段と樹脂成形体とが充分に一体化され、
この車載用カメラに振動等が加えられても、信号処理手
段にがたつきが生じることはなく、この信号処理手段か
ら電子部品等の欠落が生じてしまうことはない。さら
に、信号処理手段は、樹脂成形体により所定の強度を有
するように覆われるため、頑丈なケーシングが不要とな
り、その分、車載用カメラの小型化が図られる。

【００１５】この発明の請求項２の車載用カメラにおい
ては、光学系を透明な保護ケースで覆うようにしている
ため、光学系が外界から充分に密閉された空間内に置か
れるとともに、光学系の光の入射部側の保護も、この保
護ケースにより充分になされる。

【００１６】この発明の請求項３の車載用カメラにおい
ては、くもり止め手段により、保護ケース内の光学系の
くもりが防止される。

【００１７】この発明の請求項４の車載用カメラにおい
ては、信号処理手段および光学系を透明なシート材で真
空パック状で覆うようにしたので、耐振動性が向上する
とともに、信号処理手段を構成する電子部品に樹脂が入
り込むようなことがなくなり、修理が容易になる。

【００１８】

【実施例】

実施例１．図１はこの発明の実施例１に係る車載用カメ
ラの断面図である。なお、図１０で示した車載用カメラ
と同一または相当部分には同一符号を付し、その説明を
省略する。

【００１９】図において、２０は光学系１の光の入射部
１ｃを除いて、光学系１と基板部２周り全体を覆うよう
に、この光学系１と基板部２周りに合成樹脂材をポッテ
ィングする（防水機能と一定の強度を保持させるよう
に、合成樹脂材を隙間なく密着させて成形する。）こと
により形成される樹脂成形体である。この樹脂成形体２
０は、例えば、光学系１およびケーブル３が取り付けら
れた基板部２を型内に位置決めした後、合成樹脂材（例
えば、熱硬化性のエポキシ樹脂）をこの型内に流し込ん
で成形（トランスファ成形）することにより形成され
る。この場合、この樹脂成形体２０は、光学系１と基板
部２を防水するだけでなく、基板部２等を強度的にも保
護できるよう、所定の厚さに形成される。なお、樹脂材
としてはシリコンゴムであってもよい。

【００２０】２１は樹脂成形体２０等の外方を覆うよう
に、この樹脂成形体２０にネジ２１ａを介して取り付け
られたケーシングである。このケーシング２１は基板部
２等の周りに樹脂成形体２０が形成されたものを、自動
車の所定場所に取り付けるための機能を有すとともに、
樹脂成形体２０の外方に突出する光学系１の入射部１ｃ
周りを保護する機能を有している。なお、このケーシン
グ２１の光学系１との対向部２１ｂは透明な材料から構
成されている。２２は光学系１および基板部２周りを樹
脂成形体２０で覆うとともに、この樹脂成形体２０周り
をケーシング２１で覆った車載用カメラである。

【００２１】つぎに、この車載用カメラ２２の作用・効
果について説明する。この車載用カメラ２２は、例え
ば、図１１で示される貨物用自動車の貨物ケース１０１
の後端に、ケーシング２１を取付金具１００に固定する
ことにより、簡単に取り付けられる。そして、この車載
用カメラ２２は貨物用自動車の後方の状況をモニター１
０２を介して運転者に知らせ、運転者が、この貨物用自
動車の安全運転をするのを助ける。

【００２２】この場合、この車載用カメラ２２では、樹
脂成形体２０により基板部２および光学系１を密着した
状態で隙間なく覆っているため、基板部２および光学系
１は、パッキン等を用いた場合に比べ、この樹脂成形体
２０により充分に防水される。また、この車載用カメラ
２２に取付金具１００等を介して自動車の振動が伝わっ
ても、樹脂成形体２０は基板部２や光学系１と一体化と
なって振動するため、振動により、この樹脂成形体２０
の防水性能が低下してしまうことはない。すなわち、こ
の車載用カメラ２２は、樹脂成形によって簡単に形成さ
れる樹脂成形体２０によって、長期間に亘って継続的か
つ充分に防水される。

【００２３】また、この車載用カメラ２２では、樹脂成
形体２０を介して、基板部２の基板とこれに取り付けら
れた電子部品、および基板部２に取り付けられた光学系
１とが充分に一体化されるため、この車載用カメラ２２
に振動が伝えられても、基板部２の電子部品や基板部２
に取り付けられた光学系１に欠落や緩みが生じてしまう
ことはほとんどなく、装置の信頼性の向上が図られる。

【００２４】さらに、この車載用カメラ２２では、基板
部２等に密着する樹脂成形体２０によって、基板部２等
が強度的に保護されるため、ケーシング２１は薄くて小
型のものですむようになり、この車載用カメラ２２の小
型化および低コスト化が図られる。したがって、この車
載用カメラ２２を貨物自動車の後端に取り付けても、こ
れが目立ってしまうことはない。

【００２５】実施例２．図２はこの発明の実施例２に係
る車載用カメラの断面図、図３はこの車載用カメラを取
り付けた乗用自動車の後部側の斜視図、図４はこの車載
用カメラが取り付けられたリアスポイラー周りの断面図
である。

【００２６】図において、２３は透明で薄いガラス材か
ら形成され、光学系１の外方を覆うように開口側が基板
部２側に取り付けられる凹状の保護ケース、２４は保護
ケース２３の取り付け部周りを含んだ基板部２周り全体
を覆うように、この基板部２周りに合成樹脂材をポッテ
ィングすることにより形成される樹脂成形体である。こ
の樹脂成形体２４も、樹脂成形体２０と同様に、合成樹
脂のトランスファ成形等によって形成されるものであ
り、基板部２等を強度的にも保護できるように、所定の
厚さに形成されている。２５は光学系１、基板部２、保
護ケース２３および樹脂成形体２４等から構成される車
載用カメラである。

【００２７】１０５は乗用自動車の後部側に形成されて
いるとともに、内部に車載用カメラ２５が取り付けられ
ているリアスポイラー、１０６はリアスポイラー１０５
内に取り付けられた、車載用カメラ２５の固定用取付座
である。この取付座１０６は、リアスポイラー１０５内
で車載用カメラ２５の樹脂成形体２４の上下両端部を挟
み付けるようにして、車載用カメラ２５を把持してい
る。この場合、車載用カメラ２５は、リアスポイラー１
０５内で、その保護ケース２３の先端部が、リアスポイ
ラー１０５の側部開口部１０５ａに嵌め込まれるように
位置決めされている。なお他の構成は図１で示した車載
用カメラ２２と同一である。

【００２８】この車載用カメラ２５でも、基板部２が樹
脂成形体２４により、光学系１が保護ケース２３によっ
て、それぞれ防水されているとともに、基板部２や光学
系１が樹脂成形体２４と保護ケース２３によって強度的
にも保護されているため、実施例１の車載用カメラ２５
と同様な効果を得ることができる。また、この車載用カ
メラ２５では、ケーシングがなく、光学系１の周りのみ
を小さな保護ケース２３で保護するようにしているた
め、その小型化および低コスト化が図られる。したがっ
て、この車載用カメラ２５は、乗用自動車の小型のリア
スポイラー１０５内にも充分取り付けられる。

【００２９】さらに、この車載用カメラ２５では、保護
ケース２３の基板部２側の取り付け部周りが充分に樹脂
成形体２４により覆われて密閉されているため、この保
護ケース２３内への空気の流入がほとんどなく、空気中
の水蒸気による光学系１のくもりが防止される。

【００３０】なお、この車載用カメラ２５を、図５で示
されるような乗用自動車の後部側の、側部に開口部１０
７ａを有するリアスポイラー１０７の中間部内に、図６
で示されるよう、取付座１０６を介して取り付けても同
様な効果を得ることができる。

【００３１】実施例３．図７はこの発明の実施例３に係
る車載用カメラの断面図である。図において、２６は光
学系１の保護ケース２３内に光学系１のくもりを防止す
るくもり止め手段としての乾燥剤２７を有する車載用カ
メラである。なお、他の構成は、図２で示される車載用
カメラ２５と同一である。

【００３２】この車載用カメラ２６では、保護ケース２
３内が乾燥剤２７によって完全に除湿されるため、光学
系１のくもりが充分に防止され、この車載用カメラ２６
により被写体を高精度に捉えることができるようにな
る。

【００３３】なお、くもり止め手段として、図８で示さ
れるように保護ケース２３の周りにヒータ２８を巻き付
けるようにしても、同様な効果を得ることができる。

【００３４】実施例４．図９はこの発明の実施例４に係
る車載用カメラの断面図である。図において、２９は光
学系１と基板部２全体に真空パック状に密着して取り付
けられた変形容易な薄い透明なシート材、３０はシート
材２９で覆われている基板部２と光学系１の取り付け部
周り全体を覆うように、この基板部２周りに合成樹脂材
をポッティングすることにより形成される樹脂成形体で
ある。この樹脂成形体３０も樹脂成形体２０，２４と同
様に、合成樹脂材のトランスファ成形等によって形成さ
れるものであり、基板部２等を強度的にも保護できるよ
うに、所定の厚さに形成されている。３１はシート２９
で覆われている基板部２等の周りに樹脂成形体３０を形
成後、この樹脂成形体３０の周りに、例えば、図１で示
されるようなケーシング２１（図９においては図示せ
ず）を取り付けた車載用カメラである。

【００３５】この車載用カメラ３１では、光学系１と基
板部２とをシート材２９で密着するように覆っているた
め、基板部２の電子部品や基板部２に取り付けられた光
学系１に欠落や緩みが生じにくくなり、その分、耐振動
性の向上が図られる。また、この車載用カメラ３１で
は、基板部２の電子部品等と樹脂成形体３０とがシート
材２９によって分離されるので、電子部品等の隙間に合
成樹脂材が入り込むことがなく、この車載用カメラ３１
の修理（メンテナンス）が容易となる。さらに、この車
載用カメラ３１でも、基板部２等が樹脂成形体３０によ
って防水されるとともに、強度的にも保護されるため、
実施例１の車載用カメラ２５と同様な効果を得ることが
できる。

【００３６】なお、光学系１の外方に保護ケース２３を
取り付けた後、この保護ケース２３と基板部２とをシー
ト材２９で密着して覆い、その後、基板部２と保護ケー
ス２３の取り付け部周り全体を樹脂成形体３０で覆って
も同様な効果を得ることができる。また、光学系１と基
板部２全体をシート材２９で密着して覆った後、光学系
１を保護ケース２３で覆い、その後、基板部２と保護ケ
ース２３の取り付け部周り全体を樹脂成形体３０で覆っ
ても同様な効果を得ることができる。

【００３７】

【発明の効果】以上説明したようにこの発明の請求項１
の車載用カメラによれば、少なくとも信号処理手段周り
全体を、樹脂成形体で覆ったので、耐振動性および防水
性能の向上を図ることができるとともに、小型化も図る
ことができる効果がある。

【００３８】また、この発明の請求項２の車載用カメラ
によれば、請求項１の車載用カメラにおいて、光学系を
透明な保護ケースで覆うようにしたので、請求項１の発
明の効果とともに、光学系を保護することができる効果
もある。

【００３９】また、この発明の請求項３の車載用カメラ
によれば、請求項２の車載用カメラにおいて、保護ケー
スに、光学系のくもりを防止するくもり止め手段を設け
たので、請求項２の発明の効果を得ることができるとと
もに、光学系にくもりが生じることがなくなり、被写体
を高精度に捉えることができる効果もある。

【００４０】また、この発明の請求項４の車載用カメラ
によれば、請求項１、請求項２または請求項３の車載用
カメラにおいて、信号処理手段および光学系を透明なシ
ート材で真空パック状に覆うようにしたので、請求項
１、請求項２、請求項３の発明の効果を得ることができ
るとともに、耐振動性の更なる向上とメンテナンスの容
易化を図ることができる効果もある。

【図面の簡単な説明】

【図１】 この発明の実施例１に係る車載用カメラの断
面図である。

【図２】 この発明の実施例２に係る車載用カメラの断
面図である。

【図３】 図２の車載用カメラが取り付けられた乗用自
動車の後部側の斜視図である。

【図４】 図３の乗用自動車の後部側の車載用カメラの
取り付け部周りの断面図である。

【図５】 図２の車載用カメラが取り付けられた別の乗
用自動車の後部側の斜視図である。

【図６】 図５の乗用自動車の後部側の車載用カメラの
取り付け部周りの断面図である。

【図７】 この発明の実施例３に係る車載用カメラの断
面図である。

【図８】 実施例３の変更実施例に係る車載用カメラの
断面図である。

【図９】 この発明の実施例４に係る車載用カメラの断
面図である。

【図１０】 従来の車載用カメラの一例を示す断面図で
ある。

【図１１】 図１０の車載用カメラが取り付けられた貨
物用自動車の側面図である。

【図１２】 図１０の車載用カメラが取り付けられた乗
用自動車の後部側の斜視図である。

【図１３】 図１２の乗用自動車の後部側の車載用カメ
ラの取り付け部周りの断面図である。

【符号の説明】

１ レンズ（光学系）、２ 基板部（信号処理手段）、
２０ 樹脂成形体、２２ 車載用カメラ、２３ 保護ケ
ース、２４ 樹脂成形体、２５ 車載用カメラ、２６
車載用カメラ、２７ 乾燥剤（くもり止め手段）、２８
ヒータ（くもり止め手段）、２９ シート材、３０
樹脂成形体、３１ 車載用カメラ。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 被写体の光学像を形成する光学系と、こ
   の光学系が取り付けられるとともに、この光学系による
   光学像を、電気信号に変換後、映像信号化する信号処理
   手段とを有した車載用カメラにおいて、 少なくとも前記信号処理手段周り全体を樹脂成形体で覆
   ったことを特徴とする車載用カメラ。
2. 【請求項２】 前記光学系を透明な保護ケースで覆うよ
   うにしたことを特徴とする請求項１記載の車載用カメ
   ラ。
3. 【請求項３】 前記保護ケースに、前記光学系のくもり
   を防止するくもり止め手段を設けたことを特徴とする請
   求項２記載の車載用カメラ。
4. 【請求項４】 前記信号処理手段および前記光学系を透
   明なシート材で真空パック状に覆うようにしたことを特
   徴とする請求項１、請求項２または請求項３記載の車載
   用カメラ。