JPH0884064A - 出力インタフェース回路 - Google Patents

出力インタフェース回路

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JPH0884064A
JPH0884064A JP6217102A JP21710294A JPH0884064A JP H0884064 A JPH0884064 A JP H0884064A JP 6217102 A JP6217102 A JP 6217102A JP 21710294 A JP21710294 A JP 21710294A JP H0884064 A JPH0884064 A JP H0884064A
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transistor
diode
resistor
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terminal
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JP6217102A
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Naoyuki Nakamura
尚幸 中村
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ショットキダイオードを使用せずにDC特性
およびAC特性をTTLと同等にできる出力インタフェ
ース回路を提供する。 【構成】 オンオフ可能な電流源に第1,第2のダイオ
ード9,11のアノードを接続し、第1のダイオード9
のカソードにトランジスタ13のベースと第1の抵抗1
0の一端を接続し、第2のダイオード11のカソードを
第2の抵抗12を介してトランジスタ13のコレクタに
接続し、第1の抵抗10の他端とトランジスタ13のエ
ミッタとを電源端子5に接続し、電流源のオンオフ制御
端子を入力端子3とし、トランジスタ13のコレクタを
出力端子14とした構成により、第1の抵抗10でトラ
ンジスタ13のターンオフ時の立上り時間を調整し、ま
た第2の抵抗12でトランジスタ13のローレベル出力
電圧を調整することにより、TTLとほぼ同等の出力電
圧とトランジスタの立ち上がり時間を実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、バイポーラトランジ
スタで構成した論理回路の出力インタフェース回路に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、インタフェースバスに接続する出
力インタフェース回路は、TTLを標準デバイスとする
ことが多い。この理由として、5〜10nS程度の適度
の遅延時間、極端な高周波成分を含まない適度な立ち上
がり時間と立ち下がり時間、バストランシーバとして必
要な24〜48mA程度の電流能力、サージ、ラッチア
ップなどの電気的破壊に対する十分な強度などがあげら
れる。
【0003】図11にオープンコレクタ型ショットキク
ランプTTLの回路図を示す。図11において、76は
入力端子、77,80,84,88はショットキダイオ
ード、78は第1の電源端子、79,81,83,85
は抵抗、82,86,89はトランジスタ、87は第2
の電源端子、90は出力端子である。また出力端子90
には、負荷を接続する必要があるが、一般的には図14
のような負荷回路が接続されることが多い。図14にお
いて、110は負荷接続端子、111は第1の電源端
子、112は負荷抵抗、113は負荷容量、114は第
2の電源端子である。
【0004】入力端子76よりハイレベル(2.4V以
上)の電圧を印加するとショットキダイオード77はオ
フするので、抵抗79に流れる電流はトランジスタ82
のベースからエミッタを通ってトランジスタ89のベー
スにながれこみ、トランジスタ89をオンさせる。この
ときショットキダイオード80と88はトランジスタ8
2と89が過飽和するのを防ぐ役割を果たす。トランジ
スタ89のベース電位は約0.7Vであるので、ショッ
トキダイオードの順方向電圧が約0.4Vとすれば出力
端子90は約0.3Vになる。トランジスタ89はロー
レベル(0.4V以下)を保ちながら過飽和をまぬがれ
るのでベース領域の過剰蓄積電荷qS はかなり小さな値
となり、高速にオフすることができる。このとき、抵抗
83,85とトランジスタ86とショットキダイオード
84はアクティブプルダウン回路を構成し、qS を放電
することで蓄積遅れ時間TS を決定し、またベース・コ
レクタ間接合の空乏層電荷qVCを放電することで立上り
時間tr を決定する。
【0005】ところでこのショットキクランプTTLを
作るには、ショットキダイオードを含むバイポーラプロ
セスを用いる必要がある。ところが、ショットキ接合を
作るのに必要な金属である、金や白金は、トランジスタ
の特性を悪化させるため、拡散炉の隔離をする必要があ
り、製造上はこれらの金属を用いないプロセスを採用す
るのが好ましい。そこで、従来はBi−CMOSプロセ
スを用いて図12のような回路か、CMOSプロセスを
用いて図13のような回路を構成することでTTL相当
の特性を得ていた。以下図12と図13の簡単な説明を
する。
【0006】図12において、91は入力端子、92は
第1の電源端子、93,94,98はMOSトランジス
タ、95は第2の電源端子、96,99はトランジス
タ、97は抵抗、100は出力端子である。出力端子1
00には、前述のように図14の負荷回路を接続する。
トランジスタ96,99は図11におけるトランジスタ
82,89と同じ働きをする。しかしながらトランジス
タ99はオンの状態で深く飽和するので、ベース領域の
過剰蓄積電荷qS はトランジスタ89に比べて数倍から
数十倍大きな値になる。ローレベルからハイレベルへの
出力伝搬遅延時間tPLH を図11と同等にしようとする
と、放電用トランジスタ98のオン抵抗を抵抗85に比
べて数分の一から数十分の一にする必要がある。そうす
るとトランジスタ99のベース・コレクタ間接合の空乏
層電荷qVCとベース・エミッタ間接合の空乏層電荷qVE
の放電による決まる立上り時間tr も数分の一から数十
分の一になる。つまり出力波形の立上りエッジがかなり
急峻になるので、リンギングによる誤動作や不要輻射に
よる電磁波障害などの問題を起こしやすくなる。
【0007】図13において、101は入力端子、10
2は第1の電源端子、103,104,106,10
7,108はMOSトランジスタ、105は第2の電源
端子、109は出力端子である。出力端子109には、
前述のように図14の負荷回路を接続する。この回路は
一般的なオープンドレイン型のCMOSインバータであ
る。出力トランジスタ108はMOSであるので、バイ
ポーラトランジスタと違いオンの動作もオフの動作も極
めて高速におこなうことができる。これは大きな長所で
あるが、同時に欠点でもある。つまり立上り時間tr
立下がり時間tfも適度に遅く設計することが非常に困
難である。
【0008】図15は「MIT基礎電子工学教科書」の
23章 多段ディジタル回路、4節不飽和回路に掲載さ
れているダイオード・クランプを用いたインバータの回
路図である。図15において、115は入力電圧パルス
源、116,120は抵抗、117,118はダイオー
ド、119は第1の電源端子、130はトランジスタ、
131は出力端子、132は第2の電源端子である。こ
の回路は、トランジスタ13のベース領域の過剰蓄積電
荷qS を小さくすることが可能で、高速にオフすること
ができる。しかしながら、ローレベル出力電圧が約0.
7Vと比較的高く調節もできず、TTLとは電圧レベル
をあわせることができない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記の図12、図13
に示す回路の構成では、TTLとDC特性を合わせるこ
とができても、AC特性までも一致させるのはかなり困
難であった。例えば、出力電流能力を50mA程度にす
るとオープンコレクタ型のTTLは立ち上がり時間が1
00nS程度であるのに対して上記の図12、図13の
構成では10nS程度になってしまう。また図15の構
成では、ローレベル出力電圧が約0.7VでありDC特
性を合わせることができない。AC特性に関しては、一
般的にスイッチングタイムは早ければ早いほど良いと考
えられているが、インタフェースバスに限れば、これは
必ずしも当たらず、立ち上がり時間や立ち下がり時間に
最適値が存在する。ケーブルやコネクタで構成される機
器間の伝送路において、伝送路のインピーダンスマッチ
ングが完全でない場合が多いので、バスの転送速度をは
るかに超える高速の波形エッジが、リンギングやクロス
トークを引き起こし誤動作の原因となることがあるから
である。特にFDDインタフェースやSCSIにおいて
問題になりやすかった。
【0010】この発明は上記従来の問題点を解決するも
ので、ショットキダイオードを使用せずにDC特性およ
びAC特性をTTLと同等にできる出力インタフェース
回路を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明の出力インタフ
ェース回路は、オンオフ可能な電流源に第1のダイオー
ドのアノードを接続し、第1のダイオードのカソードに
トランジスタのベースと第1の抵抗の一端とを接続し、
第1の抵抗の他端およびトランジスタのエミッタに電源
端子を接続し、第2のダイオードおよび第2の抵抗の直
列回路を第1のダイオードのアノードとトランジスタの
コレクタとの間に第2のダイオードのアノードが第1の
ダイオードのアノード側となり第2のダイオードのカソ
ードがトランジスタのコレクタ側となるように接続し、
電流源のオンオフ制御端子を入力端子とし、トランジス
タのコレクタを出力端子としている。
【0012】
【作用】この構成によって、第1の抵抗でトランジスタ
のターンオフ時の立上り時間を可変することが可能にな
り、また第2の抵抗でトランジスタのローレベル出力電
圧を可変することが可能になり、ショットキダイオード
を使用せずにTTLと互換性を有するDC特性およびA
C特性を実現することが可能となる。
【0013】
【実施例】以下、この発明の実施例の出力インタフェー
ス回路について図面を参照しながら説明する。図1はこ
の発明の第1の実施例の回路図である。図1において、
1は第1の電源端子、2,6,7,13はトランジス
タ、3は入力端子、4,10,12は抵抗、5は第2の
電源端子、8,9,11はダイオード、14は出力端
子、aはオンオフ可能な電流源である。ダイオード9が
第1のダイオード、ダイオード11が第2のダイオー
ド、抵抗10が第1の抵抗、抵抗12が第2の抵抗とな
っている。入力端子3はオンオフ可能な電流源aのオン
オフ制御端子である。
【0014】出力端子14には、図14の負荷回路を接
続する。抵抗4,10,12の抵抗値をそれぞれR1
2 ,R3 、電源端子1,5の電位をそれぞれVCC,0
V、トランジスタ2,6のミラー比を1、トランジスタ
6のコレクタ電流をI1 、トランジスタ13の順方向電
流増幅率をβF 、そのベース・エミッタ間電圧をVBE
そのベース電流をIB 、出力端子14に流れ込む電流を
O 、その電圧をVOとする。
【0015】トランジスタ2,6はカレントミラー回路
を構成している。トランジスタ6のコレクタ電流I1
は、トランジスタ2のベース・エミッタ間電圧を0.7
Vとすると、つぎの数1で表すことができる。
【0016】
【数1】I1 =(VCC−0.7)/R1 また、トランジスタ6のコレクタの電位は、入力端子3
が0V〜5Vの電圧範囲のとき約0.7V〜約2.1V
となるので、トランジスタ6は飽和することなくI1
常に定電流とすることができる。
【0017】次に、入力端子3にハイレベル(2.4V
以上)の電圧を印加したときを考える。トランジスタ7
の入力スレッショルドは約1.4Vなのでエミッタ電流
は0となり、トランジスタ6のコレクタ電流I1 は全て
ダイオード8を通ってダイオード9と11に分れて流れ
ていくことになる。もしトランジスタ13が飽和しない
とするとトランジスタ13のベース電流はコレクタ電流
のβF 分の一になるので、出力端子14の出力電圧VO
は、つぎの数2で表すことができる。
【0018】
【数2】 VO =VBE−(I1 −VBE/R2 −IO /βF )・R3 つまり、抵抗12の抵抗値R3 を適当に選べば、トラン
ジスタ13を飽和させることなくTTLのローレベル出
力(0.4V以下)を満たすような出力電圧V O ≒0.
3Vとすることができる。
【0019】例えば、VCC=5.0V、R1 =1.08
kΩ、R2 =7kΩ、トランジスタ2,6,7,13の
BE≒0.7V、ダイオード8,9,11の順方向電圧
D≒0.7V、βF =100とすると、VO ≒0.3
Vにするには、R3 ≒100Ωとすればよい。R3 を5
0Ω,100Ω,150Ω,500Ωと変えて、SPI
CEシミュレータを用いてローレベル出力電流電圧特性
を計算すると、図7のようなグラフを得ることができ
る。IO =50mAに注目すると、R3 が500Ωでは
トランジスタ13は飽和し、R3 が150Ω以下ではト
ランジスタ13を飽和させずにR 3 の値で出力電圧VO
が変化することがわかる。
【0020】図8は、トランジスタ13の順方向電流増
幅率βF を50,100,200と変えたときの出力電
圧VO と抵抗値R3 の関係をグラフにしたものである。
βFのばらつきに対して出力電圧VO の変動は50mV
程度にすぎず、ほとんど抵抗12の抵抗値R3 で出力電
圧VO を決定することが可能である。図9は図1の入出
力特性であり、横軸のVI は入力電圧を示す。入力スレ
ッショルド電圧は約1.4V、出力電圧は約0.3Vに
なっている。
【0021】図12のトランジスタ99ようなエミッタ
接地型スイッチング回路において、オンしたときの出力
トランジスタ99のベース領域の過剰蓄積電荷によっ
て、蓄積遅れ時間が発生する。これを式で表すと次の数
3,数4のようになる。ただし、数3において、τS
出力トランジスタ99の飽和時定数であり、数4におい
て、rは出力トランジスタ99のベース・エミッタ間抵
抗である。
【0022】
【数3】ベース領域の過剰蓄積電荷qS =τS ・(IB
−IO /βF
【0023】
【数4】蓄積遅れ時間TS =qS /(0.7/r) ところが、図1において、ダイオード9,11の働きに
より、トランジスタ13がターンオンした瞬間はIB
1 となるが、ターンオンから数百nS以上たってトラ
ンジスタ13が十分オン状態になって安定すると、IB
=IO /βF となり、数3における(IB −IO
βF )が0となるから、ベース領域の過剰蓄積電荷qS
=0となる。
【0024】したがって、蓄積遅れ時間TS もほぼ0と
なり、蓄積遅れは無視しても良いことになる。また、ト
ランジスタ13がターンオフのとき、ベース・エミッタ
間接合の空乏層電荷をqVE、ベース・コレクタ間接合の
空乏層電荷をqVCとすれば、立上り時間tr はつぎの数
5で示される。
【0025】
【数5】 立上り時間tr =(qVE+qVC)・R2 /0.7 図12においては、MOSトランジスタ98のオン抵抗
がR2 となるが蓄積遅れ時間TS を数十nSにすると、
立上り時間tr は数nSとなり、TTLよりかなり急峻
な立上りとなる。これに対し、図1では、抵抗10の抵
抗値R2 を選ぶことにより、蓄積遅れ時間TS を気にす
ることなく立上り時間tr を適当な値とすることが可能
であり、TTLと同等の立上り時間tr を得ることも容
易である。
【0026】図10にSPICEシミュレータを用いて
図1と図12の過渡解析を行い、その出力波形を図示し
たものであり、実線Aが図1の場合、破線Bが図12の
場合である。なお、抵抗97は2.1kΩ、MOSトラ
ンジスタ98のW/L(ゲート幅/ゲート長)=10μ
m/1.5μmとした。図12の立上り時間tr は図1
の立上り時間tr の約4分の1である。
【0027】ダイオード9,11の効果は、図15で示
した「MIT基礎電子工学教科書」の23章 多段ディ
ジタル回路、4節 不飽和回路に掲載されているダイオ
ード・クランプを用いたインバータの回路図によって既
に知られている。しかしながら、図15においては出力
電圧をコントロールすることができないという大きな欠
点があった。この発明では、出力電圧をTTLレベルに
合わせることに加えて、立上り時間もTTLに合わせる
ことが可能である。
【0028】図2はこの発明の第2の実施例の回路図で
ある。図2において、15は入力端子、16は第1の電
源端子、18,24はトランジスタ、17,21,22
は抵抗、19は第2の電源端子、21,23はダイオー
ド、25は出力端子、bはオンオフ可能な電流源であ
る。ダイオード20が第1のダイオード、ダイオード2
3が第2のダイオード、抵抗21が第1の抵抗、抵抗2
2が第2の抵抗となっている。出力端子25には、図1
4の負荷回路を接続する。図1との違いはダイオード8
がないので入力スレッショルド電圧が約0.7Vにな
り、ダイオード11と抵抗12の順番を入れ替え、抵抗
22とダイオード23としたことである。この実施例で
も図1と同等の出力特性が得られる。
【0029】図3はこの発明の第3の実施例の回路図で
ある。図3において、26は入力端子、27は第1の電
源端子、28,35はトランジスタ、29,31,34
は抵抗、32は第2の電源端子、30,33はダイオー
ド、36は出力端子、cはオンオフ可能な電流源であ
る。ダイオード30が第1のダイオード、ダイオード3
3が第2のダイオード、抵抗31が第1の抵抗、抵抗3
4が第2の抵抗となっている。出力端子36には、図1
4の負荷回路を接続する。図1との違いはカレントミラ
ーを使った定電流源とエミッタフォロワ動作のPNPト
ランジスタ7の代わりに、エミッタフォロワ動作のNP
Nトランジスタ28とエミッタに直列に挿入した抵抗2
9とでオンオフ可能な電流源を構成したことである。こ
の実施例でも図1と同等の出力特性が得られる。
【0030】図4はこの発明の第4の実施例の回路図で
ある。図4において、37は入力端子、38は第1の電
源端子、39,42,45は抵抗、40,46はトラン
ジスタ、43は第2の電源端子、41,44はダイオー
ド、47は出力端子、dはオンオフ可能な電流源であ
る。ダイオード41が第1のダイオード、ダイオード4
4が第2のダイオード、抵抗42が第1の抵抗、抵抗4
5が第2の抵抗となっている。出力端子47には、図1
4の負荷回路を接続する。図1との違いは、カレントミ
ラーを使った定電流源とエミッタフォロワ動作のPNP
トランジスタ7の代わりに、NPNトランジスタ40と
コレクタに挿入した抵抗39とでオンオフ可能な電流源
を構成したことである。この実施例でも図1と同等の出
力特性が得られる。
【0031】図5はこの発明の第5の実施例の回路図で
ある。図5において、48は入力端子、49は第1の電
源端子、50,53,56,57は抵抗、51,58,
60はトランジスタ、54は第2の電源端子、52,5
5,59はダイオード、61は出力端子、eはオンオフ
可能な電流源である。ダイオード52が第1のダイオー
ド、ダイオード55が第2のダイオード、抵抗53が第
1の抵抗、抵抗56が第2の抵抗となっている。負荷回
路はなくても動作する。図4との違いは、トランジスタ
51のコレクタと抵抗50との接続点にエミッタフォロ
ワ動作のトランジスタ58のベースを接続し、そのエミ
ッタ出力をダイオード59を通して出力端子に接続する
回路を設けたことである。この回路はソース回路として
働き、トランジスタ60のシンク回路とともにプッシュ
プル出力回路を構成する。ダイオード59はトランジス
タ58とともにダーリントン回路としても良い。この実
施例でも図1と同等の出力特性が得られる。
【0032】図6はこの発明の第6の実施例の回路図で
ある。図6において、62は入力端子、63は第1の電
源端子、64,67,70,73は抵抗、65,68,
74はトランジスタ、71は第2の電源端子、66,6
9,72はダイオード、75は出力端子、fはオンオフ
可能な電流源である。ダイオード69が第1のダイオー
ド、ダイオード72が第2のダイオード、抵抗70が第
1の抵抗、抵抗73が第2の抵抗となっている。出力端
子75には、図14の負荷回路を接続する。図4との違
いは、入力回路をTTL形式とするためトランジスタ6
5と抵抗64を入力部に追加し、更にトランジスタ68
の飽和防止用ダイオード66を、トランジスタ68のコ
レクタとトランジスタ65のベースとの間に入れている
ことである。この実施例でも図1と同等の出力特性が得
られる。
【0033】なお、上記実施例の出力インタフェース回
路は、NPN型のトランジスタを主体とする回路構成で
説明したが、PNP型のトランジスタを主体とする場合
は、全てのトランジスタを相反する極性のトランジスタ
に置き換え、全てのダイオードの極性を逆向きにすれば
良く、この場合も同等の特性が得られる。
【0034】
【発明の効果】以上のようにこの発明の出力インタフェ
ース回路は、オンオフ可能な電流源に第1のダイオード
のアノードを接続し、第1のダイオードのカソードにト
ランジスタのベースと第1の抵抗の一端とを接続し、第
1の抵抗の他端およびトランジスタのエミッタに電源端
子を接続し、第2のダイオードおよび第2の抵抗の直列
回路を第1のダイオードのアノードとトランジスタのコ
レクタとの間に第2のダイオードのアノードが第1のダ
イオードのアノード側となり第2のダイオードのカソー
ドがトランジスタのコレクタ側となるように接続し、電
流源のオンオフ制御端子を入力端子とし、トランジスタ
のコレクタを出力端子とすることにより、第1の抵抗で
トランジスタのターンオフ時の立上り時間を可変するこ
とが可能になり、また第2の抵抗でトランジスタのロー
レベル出力電圧を可変することが可能になり、第1およ
び第2の抵抗の抵抗値を調整することにより、ショット
キダイオードを使用せずに、TTLとほぼ同等の出力電
圧と出力トランジスタの立ち上がり時間を実現でき、そ
の実用的効果は大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例の出力インタフェース
回路の回路図である。
【図2】この発明の第2の実施例の出力インタフェース
回路の回路図である。
【図3】この発明の第3の実施例の出力インタフェース
回路の回路図である。
【図4】この発明の第4の実施例の出力インタフェース
回路の回路図である。
【図5】この発明の第5の実施例の出力インタフェース
回路の回路図である。
【図6】この発明の第6の実施例の出力インタフェース
回路の回路図である。
【図7】図1の抵抗12の抵抗値を変えたときのローレ
ベル出力電流電圧特性を示す図である。
【図8】図1のトランジスタ13の順方向電流増幅率を
変えたときの抵抗12の抵抗値に対するローレベル出力
電圧特性を示す図である。
【図9】図1の入出力特性を示す図である。
【図10】図1と図12の回路の出力波形の比較図であ
る。
【図11】従来のオープンコレクタ型TTLの回路図で
ある。
【図12】従来のTTL相当の出力インタフェース回路
の回路図である。
【図13】従来のTTL相当の出力インタフェース回路
の回路図である。
【図14】オープンコレクタ型TTLの負荷回路の回路
図である。
【図15】「MIT基礎電子工学教科書」に掲載されて
いるダイオード・クランプを用いたインバータの回路図
である。
【符号の説明】
1,16,27,38,49,63 第1の電源端子 2,6,7,13,18,24,28,35,40,4
6,51,58,60,65,68,74 トランジ
スタ 3,15,26,37,48,62 入力端子 4,10,12,17,21,22,29,31,3
4,39,42,45,50,5 3,56,57,6
4,67,70,73 抵抗 5,19,32,43,54,71 第2の電源端子 8,9,11,20,23,30,33,41,44,
52,55,59,66,69,72 ダイオード 14,25,36,47,61,75 出力端子 a,b,c,d,e,f オンオフ可能な電流源

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オンオフ可能な電流源に第1のダイオー
    ドのアノードを接続し、前記第1のダイオードのカソー
    ドにトランジスタのベースと第1の抵抗の一端とを接続
    し、前記第1の抵抗の他端および前記トランジスタのエ
    ミッタに電源端子を接続し、第2のダイオードおよび第
    2の抵抗の直列回路を前記第1のダイオードのアノード
    と前記トランジスタのコレクタとの間に前記第2のダイ
    オードのアノードが前記第1のダイオードのアノード側
    となり前記第2のダイオードのカソードが前記トランジ
    スタのコレクタ側となるように接続し、前記電流源のオ
    ンオフ制御端子を入力端子とし、前記トランジスタのコ
    レクタを出力端子とした出力インタフェース回路。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102710407A (zh) * 2012-03-26 2012-10-03 山东大学 无调制解调ttl电平dc电源线上的通信结构

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CN102710407A (zh) * 2012-03-26 2012-10-03 山东大学 无调制解调ttl电平dc电源线上的通信结构

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