JPH0884057A - 出力回路装置およびその設計方法 - Google Patents

出力回路装置およびその設計方法

Info

Publication number
JPH0884057A
JPH0884057A JP6218760A JP21876094A JPH0884057A JP H0884057 A JPH0884057 A JP H0884057A JP 6218760 A JP6218760 A JP 6218760A JP 21876094 A JP21876094 A JP 21876094A JP H0884057 A JPH0884057 A JP H0884057A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transistor
signal
pull
output
level
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6218760A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Mihashi
橋 隆 三
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP6218760A priority Critical patent/JPH0884057A/ja
Publication of JPH0884057A publication Critical patent/JPH0884057A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D10/00Energy efficient computing, e.g. low power processors, power management or thermal management

Landscapes

  • Microcomputers (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)
  • Logic Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体集積回路から外部の回路を駆動する出
力バッファや、回路内部において負荷容量の大きな配線
などを駆動するバッファ回路の消費電力の低減を可能と
した構成を実現する共に、消費電力低減や遅延量の最小
化などの特性最適化のための回路設計方法を提供する。 【構成】 電源Vcc側の接続されるP型MOSトラン
ジスタ2と、グランドG側に接続されるN型MOSトラ
ンジスタ3と、トランジスタ2とトランジスタ3のドレ
インに接続される出力端子31と、で構成される出力回
路装置において、トランジスタ2のゲートの立ち上がり
に対してトランジスタ3のゲートの立ち上がりを遅らせ
ると共に、トランジスタ2のゲートの立ち下がりに対し
てトランジスタ3のゲートの立ち下がりをはやめること
により、トランジスタ2とトランジスタ3の同時オンに
よる、電源VccからグランドGへの貫通電流を抑止す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は出力回路装置およびその
設計方法に係り、特に、集積回路から外部回路を駆動す
る出力バッファや、集積回路内において負荷容量の大き
な配線などを駆動するバッファ回路において、消費電力
を低減するに好適な回路構造と、その最適化設計の方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、半導体集積回路においては、集
積回路の外部の負荷や、集積回路内部のクロック配線
や、バスラインの負荷は、回路内部で一般的なゲートが
駆動すべき負荷容量に比較して、桁違いに大きいため、
特別なバッファを用いてこれらを駆動する。
【0003】これらのバッファ回路は内部の一般的なゲ
ートと比べて、大きなトランジスタを用いて構成される
ため、消費電力も大きく、低消費電力化の上で、大きな
障害となっている。特に、出力バッファ回路において
は、入力信号が反転する際に、コンプリメンタリ接続さ
れたトランジスタが瞬間的に同時オンすることがある
が、このトランジスタ列を通じて電源側からグランド側
に貫通電流が流れる。この貫通電流は、負荷の駆動にま
ったく寄与しない無駄な電流であり、消費電力増大の原
因になっている。
【0004】さて、この貫通電流を低減するための回路
構成については、従来からいくつかの提案がなされてい
るが、例えば、特開平5−48420に示される出力回
路の構成もその中のひとつである。
【0005】図15は、かかる従来の出力回路装置の回
路図である。図において示すように、電源Vccとグラ
ンドGの間には、P型MOSトランジスタ1、2とN型
MOSトランジスタ3、4が直列に接続される。また、
端子32と端子33には、信号INと、この信号INと
逆相の信号/INが入力されている。そして、トランジ
スタ2、3のドレインの接続点から出力端子31が導出
され、ここから出力駆動信号OUTが送出される。トラ
ンジスタ1のゲートには入力端子33から信号/INが
与えられ、トランジスタ2のゲートには端子32からイ
ンバータ11を介して信号INの反転信号が与えられ
る。一方、トランジスタ3のゲートには端子33からイ
ンバータ12を介して信号/INの反転信号が与えら
れ、トランジスタ4のゲートには端子32から信号IN
が与えられる。
【0006】以上述べたような構成によれば、信号IN
と、この信号INと逆相の信号/INがそれぞれ反転す
る場合、インバータ11とインバータ12に遅延時間が
あるので、トランジスタ1、4の動作タイミングに対し
て、トランジスタ2、3の動作タイミングは遅延時間を
伴う。
【0007】このため、例えば、トランジスタ1、2が
オンからオフに反転し、トランジスタ3、4がオフから
オンに反転する場合、先にトランジスタ1がオフすると
共に、トランジスタ4がオンするが、この時点で、トラ
ンジスタ1のオフと、トランジスタ4のオンのタイミン
グに、微妙な時間差があっても、トランジスタ3がオフ
であるので、貫通電流は流れない。次に、トランジスタ
2がオフして、トランジスタ3がオンする場合、両者の
動作タイミングに微妙な時間差があっても、この時点で
すでに、トランジスタ1がオフしているので、同じく貫
通電流は流れない。これは、トランジスタ1、2がオフ
からオンに反転し、トランジスタ3、4がオンからオフ
に反転する場合もまったく同様であり、貫通電流は流れ
ない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来の出力回路装置は、CMOS回路方式においても、他
の回路方式においても、入力信号が反転する瞬間に、電
源からグランド側に通じる短絡回路が発生し、ここに貫
通電流が流れて、不要な電力を消費するという問題点が
あった。
【0009】一方、このような貫通電流を抑止するよう
な回路構成として、バッファの最終段において、4個の
トランジスタを重ねて使用するような構成も知られてい
るが、回路面積が増大するという問題点がある。つま
り、出力段のトランジスタは一般に大電流容量で、集積
回路の中でも大きな面積を占めている。したがって、ト
ランジスタを重ねることは、シリコン面積当たり、取り
出せる電流容量が低減するので、非効率的である。
【0010】また、回路の接続構造においても、各段に
おける回路の微妙な遅延時間を厳密に調整する必要があ
り、微妙なタイミングのコントロールを実現するために
は、トランジスタの寸法の決定や、遅延の割り振りなど
が煩雑であり、設計が難しく、手間がかかるという問題
点があった。
【0011】本発明の目的は、上記のような従来技術の
問題点を解消し、出力バッファ回路の面積を増大させる
ことなく、貫通電流の発生を抑止し、回路の消費電力低
減を可能とし出力回路装置およびその設計方法を提供す
るにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の発明は、電源に接続されるプルアッ
プトランジスタと、グランドに接続されるプルダウント
ランジスタと、前記プルアップトランジスタと前記プル
ダウントランジスタの接続点から導出される出力端子
と、前記プルアップトランジスタを前記プルダウントラ
ンジスタのオンよりも早くオフさせると共に、前記プル
アップトランジスタを前記プルダウントランジスタのオ
フよりも遅れてオンさせる制御手段と、を備える出力回
路装置を提供するものである。
【0013】上記目的を達成するために、本発明の第2
発明は、電源に接続されるプルアップトランジスタと、
グランドに接続されるプルダウントランジスタと、前記
プルアップトランジスタと前記プルダウントランジスタ
の接続点から導出される出力端子と、前記プルアップト
ランジスタを前記プルダウントランジスタのオンよりも
早くオフさせると共に、前記プルアップトランジスタを
前記プルダウントランジスタのオフよりも遅れてオンさ
せる制御手段と、前記プルアップトランジスタと前記プ
ルダウントランジスタを共に強制的にオフさせるトライ
ステート制御手段と、を備える出力回路装置を提供する
ものである。
【0014】上記目的を達成するために、本発明の第3
の発明は、複数の最適化すべき回路関数を持つ回路の最
適化において、複数の特定の回路動作上発生する事象に
あらかじめ対応させられた回路関数を考慮すべき関数と
するステップと、発生する事象の種別にしたがって、回
路最適化の手段を切り替えて前記関数を処理するステッ
プと、を備える出力回路装置の設計方法を提供するもの
である。
【0015】上記目的を達成するために、本発明の第4
の発明は、電源に接続されるプルアップトランジスタ
と、グランドに接続されるプルダウントランジスタと、
前記プルアップトランジスタとプルダウントランジスタ
の接続点から導出される出力端子を備える出力回路装置
の最適化設計に当たり、前記プルアップトランジスタに
流れる第1の電流を計算する第1のステップと、前記プ
ルダウントランジスタに流れる第2の電流を計算する第
2のステップと、前記出力端子の出力電位を計算するス
テップと、前記第1の電流と前記第2の電流を前記出力
電位に基づいて着目すべき量として選択する第3のステ
ップと、選択された着目すべき量にしたがって、前記プ
ルアップトランジスタと前記プルダウントランジスタの
オンおよびオフを制御する信号の遅延時間を修正する第
4のステップと、を備える出力回路装置の設計方法を提
供するものである。
【0016】
【作用】本発明の第1発明においては、プルアップトラ
ンジスタと、プルダウントランジスタが相補的に状態を
変化する時に、制御手段により、プルアップトランジス
タをプルダウントランジスタのオンよりも早くオフさせ
ると共に、プルアップトランジスタをプルダウントラン
ジスタのオフよりも遅れてオンさせることにより、瞬間
的にプルアップトランジスタとプルダウントランジスタ
を共にオフさせて、貫通電流を抑止する。
【0017】本発明の第2の発明においては、プルアッ
プトランジスタと、プルダウントランジスタが相補的に
状態を変化する時に、制御手段により、プルアップトラ
ンジスタをプルダウントランジスタのオンよりも早くオ
フさせると共に、プルアップトランジスタをプルダウン
トランジスタのオフよりも遅れてオンさせることによ
り、瞬間的にプルアップトランジスタとプルダウントラ
ンジスタを共にオフさせて、貫通電流を抑止すると共
に、トライステート制御手段により、出力端子をハイイ
ンピーダンスにする。
【0018】本発明の第3の発明においては、出力回路
装置において、複数の特定の回路動作上発生する事象に
あらかじめ対応させられた回路関数を、考慮すべき関数
とし、発生する事象の種別にしたがって、回路最適化の
手段を切り替えてこの関数を処理することにより、複数
の最適化すべき回路関数を持つ回路を最適化設計する。
【0019】本発明の第4の発明においては、電源に接
続されるプルアップトランジスタと、グランドに接続さ
れるプルダウントランジスタと、前記プルアップトラン
ジスタとプルダウントランジスタの接続点から導出され
る出力端子を備える出力回路装置において、プルアップ
トランジスタに流れる第1の電流と、プルダウントラン
ジスタに流れる第2の電流を計算し、更に、出力端子の
出力電位を計算し、第1の電流と第2の電流を出力電位
に基づいて着目すべき量として選択し、この量にしたが
って、プルアップトランジスタとプルダウントランジス
タのオンおよびオフを制御する信号の遅延時間を修正す
ることにより、出力回路装置の最適化設計を行う。
【0020】
【実施例】以下、図面を参照しながら、この発明の実施
例を説明する。 実施例1.図1は、本発明の実施例1に係る出力回路装
置の回路図である。図において示すように、電源Vcc
とグランドGの間には、プルアップ用のP型MOSトラ
ンジスタ2とプルダウン用のN型MOSトランジスタ3
が直列に接続されており、トランジスタ2、3のドレイ
ンどうしの接続点から出力端子31が導出され、出力駆
動信号OUTが出力される。トランジスタ2のゲートに
は端子34が接続され、信号aが与えられる。また、ト
ランジスタ3のゲートには端子35が接続され、信号b
が与えられる。
【0021】図1の構成において、端子34の信号a
を、高電位、つまり論理的な“1”レベルにすると、ト
ランジスタ2はオフして遮断状態となる。また、端子3
4の信号aを、低電位、つまり論理的な“0”レベルに
すると、トランジスタ2はオンして導通状態となる。
【0022】一方、端子35の信号bを“1”レベルに
すると、トランジスタ3はオンし、“0”レベルにする
と、トランジスタ3はオフする。
【0023】したがって、トランジスタ2と3をコンプ
リメンタリ動作させるべく、端子34、35に与えるべ
き信号a、bを“0”レベルにすると、トランジスタ3
はオフするが、トランジスタ2がオンするので、端子3
1の出力駆動信号OUTは“1”レベルとなり、電源V
ccからトランジスタ2を通じて駆動電流が供給され
る。
【0024】一方、端子34、35に与えるべき信号
a、bを“1”レベルにすると、トランジスタ2はオフ
するが、トランジスタ3がオンするので、端子31の出
力駆動信号OUTは“0”レベルとなり、端子31から
トランジスタ3を通じてグランドGに引き込み駆動電流
が供給される。
【0025】以上述べたような構成において、次に、そ
の動作を、図2のタイミングチャートに基づいて説明す
る。
【0026】さて、ここで、信号aと信号bのタイミン
グを図2のタイミングチャートに示すように、制御して
供給する。
【0027】今、時刻t0までの間、信号a、bを共に
“0”レベルにしておく。この場合、トランジスタ3は
オフとなり、トランジスタ2がオンして、端子31の出
力駆動信号OUTは“1”レベルとなり、電源Vccか
らトランジスタ2を通じて駆動電流が供給される。
【0028】さて、このような状態から、信号a、bを
共に“1”レベルにする場合、時刻t0に信号aだけを
“1”レベルにする。その結果、トランジスタ2がオフ
する。ところが、この時点で信号bは“0”レベルであ
るので、トランジスタ3もオフである。つまり、トラン
ジスタ2、3共にオフ状態となり、端子31は一瞬、ハ
イインピーダンス状態となる。次に、時刻t1のタイミ
ングで、信号bを“1”レベルにする。その結果、今度
は、トランジスタ3がオンする。そして、トランジスタ
2がオフしているところに、今度は、トランジスタ3が
オンするので、端子31の出力駆動信号OUTは“0”
レベルとなり、端子31からトランジスタ3を通じてグ
ランドGに引き込み駆動電流が流れる。
【0029】一方、このような状態から、信号a、bを
共に“0”レベルにする場合、時刻t0に信号bだけを
“0”レベルにする。その結果、トランジスタ3がオフ
する。ところが、この時点で信号aは“1”レベルであ
るので、トランジスタ2もオフである。つまり、トラン
ジスタ2、3共にオフ状態となり、端子31は一瞬、ハ
イインピーダンス状態となる。次に、時刻t3のタイミ
ングで、信号aを“0”レベルにする。その結果、今度
は、トランジスタ2がオンする。そして、トランジスタ
3がオフしているところに、今度は、トランジスタ2が
オンするので、端子31の出力駆動信号OUTは“1”
レベルとなり、電源Vccからトランジスタ3を通じ
て、端子31に出力駆動信号OUTの駆動電流が流れ
る。
【0030】以上のようなタイミングで、信号a、bを
制御することにより、トランジスタ2と3が同時にオン
して、電源VccとグランドGの間に貫通電流が流れる
のを防止することができる。
【0031】ちなみに、時刻t0と時刻t1の時間差、
時刻t3と時刻t4の時間差をどの程度の時間差にする
かは、トランジスタ2、3の応答速度などから決定され
るべきであり、端子31を不必要にハイインピーダンス
にしない程度の時間差を設定する必要がある。 実施例2.図3は、本発明の実施例2の出力回路装置の
回路図である。図において示すように、電源Vccとグ
ランドGの間には、プルアップ用のP型MOSトランジ
スタ2とプルダウン用のN型MOSトランジスタ3が直
列に接続されており、トランジスタ2、3のドレインど
うしの接続点から出力端子31が導出され、出力駆動信
号OUTが出力される。トランジスタ2のゲートにはナ
ンドゲート21の出力が接続され、信号aが与えられ
る。また、トランジスタ3のゲートにはノアゲート26
の出力が接続され、信号bが与えられる。
【0032】一方、端子32には信号cが、端子33に
は信号dが入力される。信号cはインバータ13で反転
され、信号eとして出力される。信号dと信号eはナン
ドゲート21およびノアゲート26に与えられる。
【0033】図3の構成において、端子32の信号cを
“1”レベルにすると共に、端子33の信号dを“0”
レベルにすると、インバータ13の出力である信号eは
“0”レベルになり、ナンドゲート21の出力である信
号aは“1”レベルになるので、トランジスタ2はオフ
して遮断状態となる。また、ノアゲート26の出力であ
る信号bも“1”レベルになるので、トランジスタ3は
オンして導通状態になる。
【0034】一方、端子32の信号cを“0”レベルに
すると共に、端子33の信号dを“1”レベルにする
と、インバータ13の出力である信号eは“1”レベル
になり、ナンドゲート21の出力である信号aは“0”
レベルになるので、トランジスタ2はオンして導通状態
となる。また、ノアゲート26の出力である信号bも
“0”レベルになるので、トランジスタ3はオフして遮
断状態になる。
【0035】以上述べたような構成において、次に、そ
の動作を、図4のタイミングチャートに基づいて説明す
る。
【0036】ここで、インバータ13の動作遅れ時間を
Td1、ナンドゲート21の動作遅れ時間をTd2、ノ
アゲート26の動作遅れ時間をTd3とする。ただし、 Td1>Td2 (1) Td1>Td3 (2) とする。
【0037】今、時刻t0までの間、信号cを“0”レ
ベル、信号dを“1”レベルにしておく。この場合、先
に述べたように、インバータ13の出力である信号eが
“1”レベル、ナンドゲート21の出力である信号aが
“0”レベル、ノアゲート26の出力である信号bも
“0”レベルであるので、トランジスタ3はオフとな
り、トランジスタ2がオンして、端子31の出力駆動信
号OUTは“1”レベルとなり、電源Vccからトラン
ジスタ2を通じて駆動電流が供給される。
【0038】さて、このような状態から、信号a、bを
共に“1”レベルに変化させ、トランジスタ2をオフ、
トランジスタ3をオンして、トランジスタ3に駆動電流
を流すようにする場合、時刻t0に、端子32に与えら
れる信号cを“1”レベルに、端子33に与えられる信
号dを“0”レベルに変化させる。
【0039】その結果、まず、時刻t0より遅延時間T
d2をもって、時刻t1にナンドゲート21の出力であ
る信号aが、信号dの“0”レベルへの変化を受けて、
“1”レベルに立ち上がる。
【0040】次に、時刻t0より遅延時間Td1をもっ
て、時刻t2にインバータ13の出力である信号eが、
信号cの“1”レベルへの変化を受けて、“0”レベル
に変化する。
【0041】そして、時刻t2より遅延時間Td3をも
って、時刻t3にノアゲート26の出力である信号b
が、信号eの“0”レベルへの変化を受けて、“1”レ
ベルに立ち上がる。
【0042】つまり、信号aが“1”レベルに立ち上が
ってから、遅れ時間 TD1=(Td1−Td2)+Td3 (3) をもって、信号bは“1”レベルに立ち上がる。
【0043】一方、このような状態から、信号a、bを
共に“0”レベルに変化させ、トランジスタ2をオン、
トランジスタ3をオフして、トランジスタ2に駆動電流
を流すようにする場合、時刻t4に、端子32に与えら
れる信号cを“0”レベルに、端子33に与えられる信
号dを“1”レベルに変化させる。
【0044】その結果、まず、時刻t4より遅延時間T
d3をもって、時刻t5にノアゲート26の出力である
信号bが、信号dの“1”レベルへの変化を受けて、
“0”レベルに立ち下がる。
【0045】次に、時刻t4より遅延時間Td1をもっ
て、時刻t6にインバータ13の出力である信号eが、
信号cの“0”レベルへの変化を受けて、“1”レベル
に変化する。
【0046】そして、時刻t6より遅延時間Td2をも
って、時刻t7にナンドゲート21の出力である信号a
が、信号eの“1”レベルへの変化を受けて、“0”レ
ベルに立ち下がる。
【0047】つまり、信号bが“0”レベルに立ち下が
ってから、遅れ時間 TD2=(Td1−Td3)+Td2 (4) をもって、信号aは“0”レベルに立ち下がる。
【0048】以上のように、トランジスタ2のゲートを
制御する信号aと、トランジスタ3のゲートを制御する
信号bが、時間差をもって制御されるので、実施例1と
同様に、トランジスタ2と3が同時にオンして、電源V
ccとグランドGの間に貫通電流が流れるのを防止する
ことができる。
【0049】ちなみに、インバータ13の遅延時間Td
1、ナンドゲート21の遅延時間Td2、ノアゲート2
6の遅延時間Td3を、それぞれどのように設定すべき
かは、トランジスタ2、3の応答速度などから決定され
る。 実施例3.図5は、本発明の実施例3の出力回路装置の
回路図である。図において示すように、電源Vccとグ
ランドGの間には、プルアップ用のP型MOSトランジ
スタ2とプルダウン用のP型MOSトランジスタ5が直
列に接続されており、トランジスタ2のドレインと、ト
ランジスタ5のソースの接続点から出力端子31が導出
され、出力駆動信号OUTが出力される。トランジスタ
2のゲートにはナンドゲート21の出力が接続され、信
号aが与えられる。また、トランジスタ5のゲートには
ナンドゲート22の出力が接続され、信号bが与えられ
る。
【0050】一方、端子32には信号cが、端子33に
は信号dが入力される。信号cはインバータ13で反転
され、信号eとして出力される。一方、信号dはインバ
ータ14で反転され、信号fとして出力される。信号d
と信号eはナンドゲート21に与えられ、信号cと信号
fはナンドゲート22に与えられる。
【0051】図5の構成において、端子32の信号cを
“1”レベルにすると共に、端子33の信号dを“0”
レベルにすると、インバータ13の出力である信号eは
“0”レベルになり、ナンドゲート21の出力である信
号aは“1”レベルになるので、トランジスタ2はオフ
して遮断状態となる。また、インバータ14の出力であ
る信号fは“1”レベルになり、ナンドゲート22の出
力である信号bは“0”レベルになるので、トランジス
タ5はオンして導通状態になる。
【0052】一方、端子32の信号cを“0”レベルに
すると共に、端子33の信号dを“1”レベルにする
と、インバータ13の出力である信号eは“1”レベル
になり、ナンドゲート21の出力である信号aは“0”
レベルになるので、トランジスタ2はオンして導通状態
となる。また、インバータ14の出力である信号fは
“0”レベルになり、ナンドゲート22の出力である信
号bは“1”レベルになるので、トランジスタ5はオフ
して遮断状態になる。
【0053】以上述べたような構成において、次に、そ
の動作を、図6のタイミングチャートに基づいて説明す
る。
【0054】ここで、インバータ13の動作遅れ時間を
Td1、ナンドゲート21、22の動作遅れ時間をTd
2とする。ただし、遅延時間Td1と遅延時間Td2の
間には、式(1)の関係が成立するものとする。
【0055】今、時刻t0までの間、信号cを“0”レ
ベル、信号dを“1”レベルにしておく。この場合、先
に述べたように、インバータ13の出力である信号eが
“1”レベル、ナンドゲート21の出力である信号aが
“0”レベル、インバータ14の出力である信号fが
“0”レベル、ナンドゲート22の出力である信号bは
“1”レベルであるので、トランジスタ5はオフとな
り、トランジスタ2がオンして、端子31の出力駆動信
号OUTは“1”レベルとなり、電源Vccからトラン
ジスタ2を通じて駆動電流が供給される。
【0056】さて、このような状態から、信号aを
“1”レベル、信号bを“0”レベルに変化させ、トラ
ンジスタ2をオフ、トランジスタ5をオンして、トラン
ジスタ5に駆動電流を流すようにする場合、時刻t0
に、端子32に与えられる信号cを“1”レベルに、端
子33に与えられる信号dを“0”レベルに変化させ
る。
【0057】その結果、まず、時刻t0より遅延時間T
d2をもって、時刻t1にナンドゲート21の出力であ
る信号aが、信号dの“0”レベルへの変化を受けて、
“1”レベルに立ち上がる。
【0058】次に、時刻t0より遅延時間Td1をもっ
て、時刻t2にインバータ13の出力である信号eが、
信号cの“1”レベルへの変化を受けて“0”レベルに
変化し、インバータ14の出力である信号fが、信号d
の“0”レベルへの変化を受けて“1”レベルに変化す
る。
【0059】そして、時刻t2より遅延時間Td2をも
って、時刻t3にナンドゲート22の出力である信号b
が、信号fの“1”レベルへの変化を受けて、“0”レ
ベルに立ち下がる。
【0060】つまり、信号aが“1”レベルに立ち上が
ってから、遅延時間Td1をもって、信号bは“0”レ
ベルに立ち下がる。
【0061】一方、このような状態から、信号aを
“0”レベル、信号bを“1”レベルに変化させ、トラ
ンジスタ2をオン、トランジスタ5をオフして、トラン
ジスタ2に駆動電流を流すようにする場合、時刻t4
に、端子32に与えられる信号cを“0”レベルに、端
子33に与えられる信号dを“1”レベルに変化させ
る。
【0062】その結果、まず、時刻t4より遅延時間T
d2をもって、時刻t5にナンドゲート22の出力であ
る信号bが、信号cの“0”レベルへの変化を受けて、
“1”レベルに立ち上がる。
【0063】次に、時刻t4より遅延時間Td1をもっ
て、時刻t6にインバータ13の出力である信号eが、
信号cの“0”レベルへの変化を受けて、“1”レベル
に変化し、インバータ14の出力である信号fが、信号
dの“1”レベルへの変化を受けて、“0”レベルに変
化する。
【0064】そして、時刻t6より遅延時間Td2をも
って、時刻t7にナンドゲート21の出力である信号a
が、信号eの“1”レベルへの変化を受けて、“0”レ
ベルに立ち下がる。
【0065】つまり、信号bが“1”レベルに立ち上が
ってから、遅延時間Td1をもって、信号aは“0”レ
ベルに立ち下がる。
【0066】以上のように、トランジスタ2のゲートを
制御する信号aと、トランジスタ5のゲートを制御する
信号bが、時間差をもって制御されるので、実施例1と
同様に、トランジスタ2と5が同時にオンして、電源V
ccとグランドGの間に貫通電流が流れるのを防止する
ことができる。
【0067】ちなみに、インバータ13の遅延時間Td
1、ナンドゲート21、22の遅延時間Td2を、それ
ぞれどのように設定すべきかは、トランジスタ2、5の
応答速度などから決定される。 実施例4.図7は、本発明の実施例4の出力回路装置の
回路図である。図において示すように、電源Vccとグ
ランドGの間には、プルアップ用のN型MOSトランジ
スタ6とプルダウン用のN型MOSトランジスタ3が直
列に接続されており、トランジスタ6のソースと、トラ
ンジスタ3のドレインの接続点から出力端子31が導出
され、出力駆動信号OUTが出力される。トランジスタ
6のゲートにはノアゲート27の出力が接続され、信号
aが与えられる。また、トランジスタ3のゲートにはノ
アゲート26の出力が接続され、信号bが与えられる。
【0068】一方、端子32には信号cが、端子33に
は信号dが入力される。信号cはインバータ13で反転
され、信号eとして出力される。一方、信号dはインバ
ータ14で反転され、信号fとして出力される。信号d
と信号eはノアゲート26に与えられ、信号cと信号f
はノアゲート27に与えられる。
【0069】図7の構成において、端子32の信号cを
“1”レベルにすると共に、端子33の信号dを“0”
レベルにすると、インバータ14の出力である信号fは
“1”レベルになり、ノアゲート27の出力である信号
aは“0”レベルになるので、トランジスタ6はオフし
て遮断状態となる。また、インバータ13の出力である
信号eは“0”レベルになり、ノアゲート26の出力で
ある信号bは“1”レベルになるので、トランジスタ3
はオンして導通状態になる。
【0070】一方、端子32の信号cを“0”レベルに
すると共に、端子33の信号dを“1”レベルにする
と、インバータ14の出力である信号fは“0”レベル
になり、ノアゲート27の出力である信号aは“1”レ
ベルになるので、トランジスタ6はオンして導通状態と
なる。また、インバータ13の出力である信号eは
“1”レベルになり、ノアゲート26の出力である信号
bは“0”レベルになるので、トランジスタ3はオフし
て遮断状態になる。
【0071】以上述べたような構成において、次に、そ
の動作を、図8のタイミングチャートに基づいて説明す
る。
【0072】ここで、インバータ13の動作遅れ時間を
Td1、ノアゲート27、26の動作遅れ時間をTd3
とする。ただし、遅延時間Td1と遅延時間Td3の間
には、式(2)の関係が成立するものとする。
【0073】今、時刻t0までの間、信号cを“0”レ
ベル、信号dを“1”レベルにしておく。この場合、先
に述べたように、インバータ14の出力である信号fが
“0”レベル、ノアゲート27の出力である信号aが
“1”レベル、インバータ13の出力である信号eが
“1”レベル、ノアゲート26の出力である信号bは
“0”レベルであるので、トランジスタ3はオフとな
り、トランジスタ6がオンして、端子31の出力駆動信
号OUTは“1”レベルとなり、電源Vccからトラン
ジスタ6を通じて駆動電流が供給される。
【0074】さて、このような状態から、信号aを
“0”レベル、信号bを“1”レベルに変化させ、トラ
ンジスタ6をオフ、トランジスタ3をオンして、トラン
ジスタ3に駆動電流を流すようにする場合、時刻t0
に、端子32に与えられる信号cを“1”レベルに、端
子33に与えられる信号dを“0”レベルに変化させ
る。
【0075】その結果、まず、時刻t0より遅延時間T
d3をもって、時刻t1にノアゲート27の出力である
信号aが、信号cの“1”レベルへの変化を受けて、
“0”レベルに立ち下がる。
【0076】次に、時刻t0より遅延時間Td1をもっ
て、時刻t2にインバータ13の出力である信号eが、
信号cの“1”レベルへの変化を受けて“0”レベルに
変化し、インバータ14の出力である信号fが、信号d
の“0”レベルへの変化を受けて“1”レベルに変化す
る。
【0077】そして、時刻t2より遅延時間Td3をも
って、時刻t3にノアゲート26の出力である信号b
が、信号eの“0”レベルへの変化を受けて、“1”レ
ベルに立ち上がる。
【0078】つまり、信号aが“0”レベルに立ち下が
ってから、遅延時間Td1をもって、信号bは“1”レ
ベルに立ち上がる。
【0079】一方、このような状態から、信号aを
“1”レベルに変化させると共に信号bを“0”レベル
に変化させ、トランジスタ6をオン、トランジスタ3を
オフして、トランジスタ6に駆動電流を流すようにする
場合、時刻t4に、端子32に与えられる信号cを
“0”レベルに、端子33に与えられる信号dを“1”
レベルに変化させる。
【0080】その結果、まず、時刻t4より遅延時間T
d3をもって、時刻t5にノアゲート26の出力である
信号bが、信号dの“1”レベルへの変化を受けて、
“0”レベルに立ち下がる。
【0081】次に、時刻t4より遅延時間Td1をもっ
て、時刻t6にインバータ13の出力である信号eが、
信号cの“0”レベルへの変化を受けて、“1”レベル
に変化し、インバータ14の出力である信号fが、信号
dの“1”レベルへの変化を受けて、“0”レベルに変
化する。
【0082】そして、時刻t6より遅延時間Td3をも
って、時刻t7にノアゲート27の出力である信号a
が、信号fの“0”レベルへの変化を受けて、“1”レ
ベルに立ち上がる。
【0083】つまり、信号bが“0”レベルに立ち下が
ってから、遅延時間Td1をもって、信号aは“1”レ
ベルに立ち上がる。
【0084】以上のように、トランジスタ6のゲートを
制御する信号aと、トランジスタ3のゲートを制御する
信号bが、時間差をもって制御されるので、実施例1と
同様に、トランジスタ6と3が同時にオンして、電源V
ccとグランドGの間に貫通電流が流れるのを防止する
ことができる。
【0085】ちなみに、インバータ13の遅延時間Td
1、ノアゲート27、26の遅延時間Td3を、それぞ
れどのように設定すべきかは、トランジスタ6、3の応
答速度などから決定される。 実施例5.図9は、本発明の実施例5の出力回路装置の
回路図である。図において示すように、電源Vccとグ
ランドGの間には、プルアップ用のP型MOSトランジ
スタ2とプルダウン用のN型MOSトランジスタ3が直
列に接続されている。一方、トランジスタ2、3の各ド
レインの接続点からは出力端子31が導出され、出力駆
動信号OUTが送出される。そして、トランジスタ2の
ゲートにはナンドゲート21の出力が接続され、信号a
が与えられる。また、トランジスタ3のゲートにはノア
ゲート26の出力が接続され、信号bが与えられる。
【0086】一方、端子32には信号cが、端子33に
は信号dが、端子36には信号gがそれぞれ入力され
る。信号cはノアゲート28に与えられる。また、信号
dはナンドゲート21とノアゲート26に与えられる。
そして、信号gはノアゲート28、26に与えられる。
なお、ノアゲート28の出力は信号eとして、ナンドゲ
ート21とノアゲート26に与えられる。ちなみに、端
子36から入力される信号gはトランジスタ2、3を共
にオフとして、端子31をハイインピーダンスにするた
めの信号である。
【0087】以上のような構成において、今、端子36
から入力される信号gが“0”レベルの場合、図9の回
路は、実施例2において、図3に示した回路とまったく
等価であり、動作も同様である。
【0088】しかし、端子32への信号cや、端子33
への信号dの状態にかかわらず、端子36への信号gを
“1”レベルにすると、ノアゲート28の出力である信
号eは“0”レベルとなる。このため、ナンドゲート2
1の出力である信号aは強制的に“1”レベルとなり、
ノアゲート26の出力である信号bは強制的に“0”レ
ベルになる。その結果、トランジスタ2、3共にオフと
なり、端子31はハイインピーダンス状態になる。
【0089】つまり、このような構成は、トライステー
トバッファに応用することが可能であり、貫通電流のな
い、低消費電力の、入出力バッファや、バスラインドラ
イバを構成することができる。 実施例6.図10は、本発明の実施例6の出力回路装置
の回路図である。図において示すように、電源Vccと
グランドGの間には、プルアップ用のP型MOSトラン
ジスタ2とプルダウン用のP型MOSトランジスタ5が
直列に接続されている。そして、トランジスタ2、5の
接続点から出力端子31が導出され、出力駆動信号OU
Tが送出される。トランジスタ2のゲートにはナンドゲ
ート21の出力が接続され、信号aが与えられる。ま
た、トランジスタ3のゲートにはナンドゲート22の出
力が接続され、信号bが与えられる。
【0090】一方、端子32には信号cが、端子33に
は信号dが、端子36には信号gがそれぞれ入力され
る。信号cはインバータ13とナンドゲート22に、信
号dはインバータ14とナンドゲート21に、それぞれ
与えられる。また、端子36からの信号gは、インバー
タ15を介して、ナンドゲート21、22に入力され
る。なお、インバータ13の出力である信号eはナンド
ゲート21に、インバータ14の出力である信号fはナ
ンドゲート22に与えられる。
【0091】ちなみに、端子36から入力される信号g
はトランジスタ2、5を共にオフとして、端子31をハ
イインピーダンスにするための信号である。
【0092】以上のような構成において、今、端子36
から入力される信号gが“0”レベルの場合、図10の
回路は、実施例3において、図5に示した回路とまった
く等価であり、動作も同様である。
【0093】しかし、端子32への信号cや、端子33
への信号dの状態にかかわらず、端子36への信号gを
“1”レベルにすると、インバータ15の出力は“0”
レベルとなり、ナンドゲート21、22の出力である信
号a、信号bを共に、強制的に“1”レベルとする。そ
の結果、トランジスタ2、5共にオフとなり、端子31
はハイインピーダンス状態になる。
【0094】つまり、このような構成は、トライステー
トバッファに応用することが可能であり、貫通電流のな
い、低消費電力の、入出力バッファや、バスラインドラ
イバを構成することができる。 実施例7.図11は、本発明の実施例7の出力回路装置
の回路図である。図において示すように、電源Vccと
グランドGの間には、プルアップ用のN型MOSトラン
ジスタ6とプルダウン用のN型MOSトランジスタ3が
直列に接続されている。そして、トランジスタ6、3の
接続点からは出力端子31が導出され、出力駆動信号O
UTが送出される。トランジスタ6のゲートにはノアゲ
ート27の出力が接続され、信号aが与えられる。ま
た、トランジスタ3のゲートにはノアゲート26の出力
が接続され、信号bが与えられる。
【0095】一方、端子32には信号cが、端子33に
は信号dが、端子36には信号gがそれぞれ入力され
る。信号cはインバータ13とノアゲート27に、信号
dはインバータ14とノアゲート26に、それぞれ与え
られる。また、端子36からの信号gは、インバータ1
5を介して、ノアゲート27、26に入力される。な
お、インバータ13の出力である信号eはノアゲート2
6に、インバータ14の出力である信号fはノアゲート
27にそれぞれ入力される。ちなみに、端子36から入
力される信号gはトランジスタ6、3を共にオフとし
て、端子31をハイインピーダンスにするための信号で
ある。
【0096】以上のような構成において、今、端子36
から入力される信号gが“0”レベルの場合、図11の
回路は、実施例4において、図7に示した回路とまった
く等価であり、動作も同様である。
【0097】しかし、端子32への信号cや、端子33
への信号dの状態にかかわらず、端子36への信号gを
“1”レベルにすると、ノアゲート27、26共に、そ
れぞれの出力を強制的に“0”レベルとする。その結
果、トランジスタ6、3共にオフとなり、端子31はハ
イインピーダンス状態になる。
【0098】つまり、このような構成は、トライステー
トバッファに応用することが可能であり、貫通電流のな
い、低消費電力の、入出力バッファや、バスラインドラ
イバを構成することができる。 実施例8.図12は、本発明の実施例8の出力回路装置
の回路図である。図において示すように、トランジスタ
2、3のゲートには、前置回路41から直接(A)、イ
ンバータ16、17を介して(B)、またはインバータ
18、20、19、42を介して(C)、制御信号が与
えられる。
【0099】以上述べたような構成について説明する。
【0100】今、大きな負荷を駆動するバッファを構成
する場合は、出力段のトランジスタ2、3として、駆動
力の高いもの、つまり大きなトランジスタをスイッチン
グ動作させる必要がある。つまり、トランジスタ2、3
の寸法が大きいために、これを一度に駆動しようとする
と、遅延時間が大きくなるために、逐次的に駆動力を大
きくした中間バッファを、図12(A)の例で示した前
置回路41とトランジスタ2、3のゲートの間に挿入し
て、信号遅延を最小化する必要がある。
【0101】さて、トランジスタ2、3に貫通電流が流
れないようにするために、満足すべき条件は、前置回路
41からトランジスタ2、3にまでの中間バッファを経
由する経路の遅延時間が相互に等しいことである。更
に、中間バッファが信号の極性を反転させる場合は、図
12(B)に示すように、前置回路41から、トランジ
スタ2のゲートへの信号と、トランジスタ3へのゲート
信号を、それぞれインバータ16、17により反転し
て、これを相互に入れ替えて、トランジスタ2、3に供
給する必要がある。また、中間バッファが信号の極性を
反転しない場合は、図12(C)に示すように、前置回
路41からの、トランジスタ2用のゲート信号をインバ
ータ18、20を介して、トランジスタ2のゲートに与
え、トランジスタ3用のゲート信号をインバータ19、
42を介して、トランジスタ3のゲートに与える。
【0102】以上のような中間バッファを用いることに
より、伝搬遅延時間を最小化した出力回路装置の設計が
できるようになる。
【0103】一般に、出力回路装置の設計においては、
伝搬遅延を最小化するために、中間バッファの段数およ
び各段でのトランジスタの寸法比を設計上の変数とす
る。そして、この実施例8によれば、貫通電流を防止し
つつ、中間バッファの段数を任意に設定することが可能
となり、設計の自由度が向上する。 実施例9.図13は、本発明の実施例9の出力回路装置
の回路図である。図において示すように、P型MOSト
ランジスタ7、8、N型MOSトランジスタ9、10、
43で構成される差動回路44から、図3に示した出力
回路装置を駆動するように構成される。なお、トランジ
スタ7、8のゲートには信号VG2が入力され、トラン
ジスタ43のゲートには信号VG1が入力される。ま
た、トランジスタ10のゲートには参照信号Vrefが
入力され、トランジスタ9のゲートには信号hが与えら
れる。
【0104】さて、図3、図5、図7、図9、図10、
図11に示した出力回路装置は、入力信号、つまり信号
c、dが相補的な2本の信号として与えられるように構
成したが、一般的なCMOS回路の場合は、信号は1本
である。
【0105】これに対して、本実施例では、1本の信号
を相補的な2本の信号に変換するための回路構成を例示
している。
【0106】以上のような目的のために設けたのが、差
動回路44であり、1本の信号線から供給される信号h
を、相補的な信号c、dに変換している。
【0107】この場合に重要なことは、一方の信号の変
化と、他方の信号の変化の時間差が小さいということで
ある。この時間差が大きいと、トランジスタ2、3の最
終段での貫通電流を防止するにために、全体の遅延時間
を大きく見積もる必要が出てくる。
【0108】このため、信号hを信号c、dに変換する
ための差動回路44は、相互に遅延の小さい回路方式を
選択する。
【0109】信号hは差動回路44のトランジスタ9の
ゲートに与えられ、トランジスタ10のゲートに与えら
れた参照電圧Vrefとの差によって、信号c、dと
て相補的な信号を発生する。なお、ここで、トランジス
タ10への参照電圧Vrefの与え方、トランジスタ
7、8へのゲート電圧である信号VG2、トランジスタ
43へのゲート電圧である信号VG1の電圧値、トラン
ジスタ7、8、9、10、44の大きさの比によって、
回路の閾値電圧はかなり自由に設計できる。したがっ
て、ノイズなどの心配のない範囲で、遅延時間が小さ
く、かつ相補的な信号対の信号間での信号変化時間の差
を小さくすることができる。
【0110】以上に示したような、差動回路44によ
る、信号hから、信号c、dへの変換により、その後の
トランジスタ2、3での貫通電流を抑止した構成を得る
ことができる。また、差動回路44を利用することによ
って、高速で、相補的な信号対の信号間での信号変化時
間差の小さな信号変換が可能となる。
【0111】次に、本発明の実施例1〜9の回路の設計
方法について、ここで説明する。
【0112】本発明の出力回路装置では、電源からグラ
ンドに瞬間的にできる電流経路の生成を防止し、貫通電
流をなくすことである。
【0113】そして、実施例2、3、4の構成において
も、瞬間的な電流経路が電源とグランドの間に発生しな
いように、プルアップトランジスタおよびプルダウント
ランジスタのゲートに入力している信号の波形を生成し
ている。
【0114】しかし、実際の回路においては、回路のレ
イアウトパターンに依存する負荷容量の差や、配線経路
の差などによって、反転遅延生成回路の遅延量は個別に
最適化する必要がある。
【0115】特に、一般の回路においては、バッファ回
路の遅延を最小化しつつ、貫通電流を所定の値以下にし
なければならず、貫通電流を防止するために、過剰に遅
延量を大きくすることは許されず、最適設計が要求され
る。
【0116】実施例2、3、4の構成を、最適化問題と
して考察すると、次のような特徴がある。すなわち、こ
れは、時間領域における最適化問題であるが、回路の特
定の回路関数、例えば、ある素子を流れる電流であると
か、節点の電位であるとか、について対象としている時
間領域全体で最適化するのではない。つまり、入力波形
の形状によって対象とする回路関数が変化する。より具
体的に述べるならば、この問題では、貫通電流をゼロと
したい訳であるが、出力がグランド側に変化するような
入力信号が与えられる場合、プルアップトランジスタに
流れる電流をゼロにするように回路を最適化し、出力が
電源電位側に変化するような入力信号が与えられる場
合、プルダウン虎時に流れる電流をゼロにするように回
路を最適化しなければならない。当然ながら、最適化定
式化自体、すなわち目的関数、制約条件、制御できる変
数、を切り替えなければならない。 実施例10.以上のような最適化について、以下に図1
4のフローチャートにしたがって説明する。
【0117】まず、ステップS1で示された処理は、こ
の最適化問題で解くべき、問題を解析するステップであ
る。ここでは、出力がグランド電位に変化する出力信号
下降モードの入力、および出力が電源電位に変化する出
力信号上昇モードの2つのモードについてシミュレーシ
ョンを行い、その内部状態の変化、すなわち、入力端子
の電位、出力端子の電位変化、プルアップトランジスタ
を流れる電流、プルダウントランジスタを流れる電流、
などの変化を記憶装置に時間をパラメータとして記録す
る。この時には、当然、この問題に関連する事象を全て
含むようにシミュレーションが行われる必要がある。
【0118】次に、ステップS2の処理に移るが、ここ
での処理は、着目した全ての事象に関する仕様が満足さ
れているかを検査することである。ここでは、前のステ
ップS1で生成された記録を参照して判断する。そし
て、仕様が満足されていれば、処理を終了するが、そう
でない場合、ステップS3の処理に移る。
【0119】ステップS3の処理は、次に処理の対象と
するモードがなにかを判断するステップである。この判
断にしたがって、次の処理の手順が選択される。本例に
おいては、出力ノードの初期的な電位が高い場合は、出
力信号下降モードの手順が選択されなければならない。
逆に、出力ノードの初期的な電位が低い場合は、出力信
号上昇モードの手順が選択される必要がある。
【0120】ステップS4、ステップS5、ステップS
6の処理は、いずれも出力信号下降時の処理をするため
のものである。
【0121】出力信号下降時には、プルアップトランジ
スタに流れる電流が貫通電流を表しており、したがって
ステップS4で、この電流を評価する。この評価方法と
しては、仕様がどのように与えられるかに大きく依存す
る。例えば、このモードにおける電流の総量、つまり電
流を時間で積分した仕様として与えられることも考えら
れれば、電流の最大値として仕様を与える場合も考えら
れる。
【0122】以上のようにして、着目した量が仕様を満
足するかどうかを、ステップS5の処理で判断し、すで
に満足していれば、何もせずに、次のステップに進む。
【0123】一方、仕様を満足していなければ、ステッ
プS6で回路の設計上修正できるパラメータなどを修正
して、プルアップトランジスタを流れる電流を少なくす
るようにできる。
【0124】ステップS7、ステップS8、ステップS
9の処理は、いずれも出力信号上昇時の処理をするため
のものである。
【0125】出力信号上昇時には、プルダウントランジ
スタに流れる電流が貫通電流を表しており、したがって
ステップS7で、この電流を評価する。この評価方法と
しては、仕様がどのように与えられるかに大きく依存す
る。例えば、このモードにおける電流の総量、つまり電
流を時間で積分した仕様として与えられることも考えら
れれば、電流の最大値として仕様を与える場合も考えら
れる。
【0126】以上のようにして、着目した量が仕様を満
足するかどうかを、ステップS8の処理で判断し、すで
に満足していれば、何もせずに、次のステップに進む。
【0127】一方、仕様を満足していなければ、ステッ
プS9で回路の設計上修正できるパラメータなどを修正
して、プルダウントランジスタを流れる電流を少なくす
るようにできる。
【0128】ステップS6、S9で示されたステップで
の処理は、具体的には、次のようになる。プルアップ側
およびプルダウン側のトランジスタとも、貫通電流に寄
与する要素としては、反転遅延回路の遅延量の設定が最
も影響が大きい。実施例2においては、インバータ13
の遅延量、つまり遅延時間Td1の決定が重要である。
また、実施例3、4においては、インバータ13、イン
バータ14の遅延量、つまり遅延時間Td1の決定が重
要である。
【0129】いずれの実施例においても、これらの遅延
量とプルアップトランジスタ、プルダウントランジスタ
を流れる貫通電流との関連を表現することは可能であ
る。
【0130】そこで、ステップS6、S9で貫通電流の
量によって修正すべき回路パラメータを算出して変更す
ることが可能となる。
【0131】ステップS10では、最適化の対象回路
と、最適化すべき項目に関する、想定された全てのモー
ドが処理されたかを検査するステップである。もし処理
すべきモードが残っていれば、ステップS11で、次の
モードの処理が可能なように全ての準備を行う。また、
全てのモードの処理が完了していれば、次の逐次改良の
ループに入る。
【0132】なお、貫通電流を所定の値以下に制約し
て、出力回路装置の遅延を最小化する問題を解く設計方
法について説明する。
【0133】この場合、図14のフローチャートの方法
とは、各モードにおいて、解く問題が異なってくる。
【0134】すなわち、ステップS3で出力ノードの初
期電位が高い時は、負荷の静電容量に充電された電荷を
放電する時間を目的関数として、プルアップトランジス
タを流れる電流を制約条件として問題を解くことにな
る。この問題においても、回路最適化の方法を実現する
ことが可能となる。
【0135】なお、上記各実施例では、出力回路装置を
MOSで構成する場合を例示したが、バイポーラトラン
ジスタで構成しても同様の効果を得ることができる。
【0136】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の出力回路装
置は、出力段に貫通電流が流れないように、プルアップ
トランジスタとプルダウントランジスタのゲートを制御
するように構成したので、集積回路面積当たりの電流を
大きくとることが可能となり、効率が良く、更に、本発
明の回路設計方法によれば、回路の入力などの事象によ
り着目すべき回路関数が異なる複雑な設計最適化問題が
容易に解けるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の出力回路装置の回路図であ
る。
【図2】図1の構成の動作を説明するためのタイミング
チャートである。
【図3】本発明の実施例2の出力回路装置の回路図であ
る。
【図4】図3の構成の動作を説明するためのタイミング
チャートである。
【図5】本発明の実施例3の出力回路装置の回路図であ
る。
【図6】図5の構成の動作を説明するためのタイミング
チャートである。
【図7】本発明の実施例4の出力回路装置の回路図であ
る。
【図8】図7の構成の動作を説明するためのタイミング
チャートである。
【図9】本発明の実施例5の出力回路装置の回路図であ
る。
【図10】本発明の実施例6の出力回路装置の回路図で
ある。
【図11】本発明の実施例7の出力回路装置の回路図で
ある。
【図12】本発明の実施例8の出力回路装置の回路図で
ある。
【図13】本発明の実施例9の出力回路装置の回路図で
ある。
【図14】本発明の実施例10に係る出力回路装置の設
計方法を説明するためのフローチャートである。
【図15】従来の出力回路装置の回路図である。
【符号の説明】
1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、43 ト
ランジスタ 11、12、13、14、15、16、17、18、1
9、20、42 インバータ 21、22 ナンドゲート 26、27 ノアゲート 31、32、33、34、35、36 端子 41 前置回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H03K 19/0175

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電源に接続されるプルアップトランジスタ
    と、 グランドに接続されるプルダウントランジスタと、 前記プルアップトランジスタと前記プルダウントランジ
    スタの接続点から導出される出力端子と、 前記プルアップトランジスタを前記プルダウントランジ
    スタのオンよりも早くオフさせると共に、前記プルアッ
    プトランジスタを前記プルダウントランジスタのオフよ
    りも遅れてオンさせる制御手段と、 を備えることを特徴とする出力回路装置。
  2. 【請求項2】電源に接続されるプルアップトランジスタ
    と、 グランドに接続されるプルダウントランジスタと、 前記プルアップトランジスタと前記プルダウントランジ
    スタの接続点から導出される出力端子と、 前記プルアップトランジスタを前記プルダウントランジ
    スタのオンよりも早くオフさせると共に、前記プルアッ
    プトランジスタを前記プルダウントランジスタのオフよ
    りも遅れてオンさせる制御手段と、 前記プルアップトランジスタと前記プルダウントランジ
    スタを共に強制的にオフさせるトライステート制御手段
    と、 を備えることを特徴とする出力回路装置。
  3. 【請求項3】複数の最適化すべき回路関数を持つ回路の
    最適化において、複数の特定の回路動作上発生する事象
    にあらかじめ対応させられた回路関数を考慮すべき関数
    とするステップと、発生する事象の種別にしたがって、
    回路最適化の手段を切り替えて前記関数を処理するステ
    ップと、を備えることを特徴とする出力回路装置の設計
    方法。
  4. 【請求項4】電源に接続されるプルアップトランジスタ
    と、グランドに接続されるプルダウントランジスタと、
    前記プルアップトランジスタとプルダウントランジスタ
    の接続点から導出される出力端子を備える出力回路装置
    の最適化設計に当たり、 前記プルアップトランジスタに流れる第1の電流を計算
    する第1のステップと、 前記プルダウントランジスタに流れる第2の電流を計算
    する第2のステップと、 前記出力端子の出力電位を計算するステップと、 前記第1の電流と前記第2の電流を前記出力電位に基づ
    いて着目すべき量として選択する第3のステップと、 選択された着目すべき量にしたがって、前記プルアップ
    トランジスタと前記プルダウントランジスタのオンおよ
    びオフを制御する信号の遅延時間を修正する第4のステ
    ップと、 を備えることを特徴とする出力回路装置の設計方法。
JP6218760A 1994-09-13 1994-09-13 出力回路装置およびその設計方法 Pending JPH0884057A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6218760A JPH0884057A (ja) 1994-09-13 1994-09-13 出力回路装置およびその設計方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6218760A JPH0884057A (ja) 1994-09-13 1994-09-13 出力回路装置およびその設計方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0884057A true JPH0884057A (ja) 1996-03-26

Family

ID=16724978

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6218760A Pending JPH0884057A (ja) 1994-09-13 1994-09-13 出力回路装置およびその設計方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0884057A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11202970A (ja) * 1998-01-19 1999-07-30 Toshiba Microelectronics Corp クロックスキュー防止回路
US5986463A (en) * 1996-05-30 1999-11-16 Nec Corporation Differential signal generating circuit having current spike suppressing circuit
JP4551517B2 (ja) * 1998-11-30 2010-09-29 アルテラ コーポレイション ホットソケット状態における回路保護方法およびその装置
CN102195626A (zh) * 2010-01-26 2011-09-21 英特赛尔美国股份有限公司 专用功率控制器
US8299766B2 (en) 2009-02-20 2012-10-30 Rohm Co., Ltd. Switching output circuit
US8416222B2 (en) 2007-05-17 2013-04-09 Sony Corporation Driving apparatus
KR101464749B1 (ko) * 2007-05-17 2014-11-24 소니 주식회사 구동 장치
WO2022118626A1 (ja) * 2020-12-01 2022-06-09 ローム株式会社 半導体装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5986463A (en) * 1996-05-30 1999-11-16 Nec Corporation Differential signal generating circuit having current spike suppressing circuit
JPH11202970A (ja) * 1998-01-19 1999-07-30 Toshiba Microelectronics Corp クロックスキュー防止回路
JP4551517B2 (ja) * 1998-11-30 2010-09-29 アルテラ コーポレイション ホットソケット状態における回路保護方法およびその装置
US8416222B2 (en) 2007-05-17 2013-04-09 Sony Corporation Driving apparatus
KR101464749B1 (ko) * 2007-05-17 2014-11-24 소니 주식회사 구동 장치
US8299766B2 (en) 2009-02-20 2012-10-30 Rohm Co., Ltd. Switching output circuit
CN102195626A (zh) * 2010-01-26 2011-09-21 英特赛尔美国股份有限公司 专用功率控制器
WO2022118626A1 (ja) * 2020-12-01 2022-06-09 ローム株式会社 半導体装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4918339A (en) Data output circuit
US20020149392A1 (en) Level adjustment circuit and data output circuit thereof
JPH05290581A (ja) プレチャージ用出力ドライバ回路
JPH04337923A (ja) 出力バッファ回路
JP2975122B2 (ja) レベル変換回路
JPH10308096A (ja) 動作周期適応型のデータ出力バッファ
JP3510913B2 (ja) 入力バッファ
JP2004328443A (ja) 半導体装置
US20050083082A1 (en) Retention device for a dynamic logic stage
JPH0884057A (ja) 出力回路装置およびその設計方法
JP2000059199A (ja) 出力バッファ及びそのバッファリング方法
US20010038303A1 (en) Signal transition accelerating driver circuit for promptly driving bus line and bus driving system using the same
US4963774A (en) Intermediate potential setting circuit
JP3794347B2 (ja) 差動出力バッファ、差動入力バッファ、半導体集積回路、及び回路基板
US6236245B1 (en) Output pre-driver for reducing totem pole current
US5541528A (en) CMOS buffer circuit having increased speed
US20100164556A1 (en) Converting dynamic repeaters to conventional repeaters
EP0254786B1 (en) Programmable logic array and gates therefor
US20030107404A1 (en) Voltage-level converter
JP2011124689A (ja) バッファ回路
US4760281A (en) Clock signal generating circuit
JP2836557B2 (ja) 駆動能力コントロール機能を備えた出力バッファ
JP2808783B2 (ja) 電流切り替え型差動論理回路
JP3654484B2 (ja) 出力バッファ回路
JP2000286692A (ja) 入出力バッファ回路