JPH0884049A - ディジタル処理信号分割器及びディジタル処理信号合成器 - Google Patents

ディジタル処理信号分割器及びディジタル処理信号合成器

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JPH0884049A
JPH0884049A JP21993394A JP21993394A JPH0884049A JP H0884049 A JPH0884049 A JP H0884049A JP 21993394 A JP21993394 A JP 21993394A JP 21993394 A JP21993394 A JP 21993394A JP H0884049 A JPH0884049 A JP H0884049A
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fir filter
filter means
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JP21993394A
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Hideyuki Maruyama
秀幸 丸山
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UCHU TSUSHIN KISO GIJUTSU KENK
UCHU TSUSHIN KISO GIJUTSU KENKYUSHO KK
Original Assignee
UCHU TSUSHIN KISO GIJUTSU KENK
UCHU TSUSHIN KISO GIJUTSU KENKYUSHO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フィルタタップ長、演算速度を小とする。 【構成】 信号A0〜A3を周波数分割多重化した入力
信号を、信号A0の中心を、サンプリング周波数fsの
整数倍に乗算器61でずらし、内挿率2の内挿ハーフバ
ンドフィルタ62へ供給すると共に乗算器63でfs/
4だけずらして内挿率2の内挿ハーフバンドフィルタ6
4へ供給する。フィルタ62の出力をハーフバンドフィ
ルタ65へ供給して信号A0を取出し、かつ乗算器66
でfs/2だけずらしてハーフバンドフィルタ67へ供
給する。フィルタ65,67の各出力をダウンサンプラ
68,69で間引き率4で間引き、サンプリング周波数
fs/4の信号A0,A2をそれぞれ得る。フィルタ6
4の出力も同様に処理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば周波数分割多
重化方式通信における周波数多重化信号の分離(分割)
器、逆に周波数多重化のための信号合成器に利用され、
特にディジタル信号で処理し、FDM−TDM変換装置
の分割部分や合成部に適し、マルチステージ方式で分
割、合成を行うディジタル処理信号分離、合成器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】周波数帯域分割・合成方式において、マ
ルチステージ方式は分割すべきチャネル数(周波数帯域
合成の場合は合成すべきチャネル数)が50チャネル以
下と比較的小さく、チャネル間隔が50kHz以下と比
較的小さい場合に有効な手法である。帯域分割の場合、
図12Aに示すように、各ステージとも入力端子11か
らの入力信号は低域通過フィルタ12と高域通過フィル
タ13とによって帯域が2等分割されるのが一般的であ
る。そのため、各ステージともフィルタ12,13の各
出力はそれぞれ間引き率2のデシメータ、つまりダウン
サンプラ14,15により1サンプル置きに間引かれ、
出力信号のサンプリング周波数は入力信号のサンプリン
グ周波数の半分にする操作が行われる。
【0003】入力端子11の実入力信号(複素入力信号
に対する)の周波数特性はサンプリング周波数がfs
で、図12Bに示す周波数特性の場合、低域通過フィル
タ12の出力の周波数特性は図12Cに示すものとな
り、ダウンサンプラ14の出力の周波数特性は図12D
に示すようになる。この帯域2等分割を行う場合、デシ
メータ(ダウンサンプラ)の前段のフィルタとしてハー
フバンドフィルタがしばしば用いられる。ハーフバンド
フィルタの周波数特性は図12Eに示す通りであり、サ
ンプリング周波数fsの1/4倍の周波数(fs/4)
での振幅値が0.5であって、この点15を中心とし
て、低域側と高域側とが奇対称になっている。また、図
12Fは、このフィルタのタップ係数を示しているが、
タップ番号が0を除く偶数番でその係数が0値となるた
め、通常の実係数FIRフィルタに比べ、タップ長を約
半分にすることができる。
【0004】図13にこのハーフバンドフィルタを用い
た帯域4等分割の従来の分割器を示す。入力端子11か
らのサンプリング周波数fsの入力信号は、2分岐され
て、その一方は第1ステージのハーフバンドフィルタ1
6で他方は乗算器17でexp(−jπn)(nは入力
系列の順番を示す)が乗算されてfs/2だけ周波数が
負側にシフトされた後、ハーフバンドフィルタ18でそ
れぞれフィルタリングされ、その後、その各出力は、間
引き率2のデシメータ19,21でそれぞれ間引かれ
る。これにより、各フィルタ出力のサンプリング周波数
はfs/2となる。さらに各系列、つまりデシメータ1
9,21の各出力はおのおの2分岐され、その各一方は
それぞれ乗算器22,23でexp(−j(π/2)
n)が乗算されてfs/8だけ負側にシフトされ、他方
は乗算器24,25でexp(j(π/2)n)が乗算
されて正側にfs/8シフトされて第2ステージのハー
フバンドフィルタ26〜29へ供給され、フィルタリン
グされ、第1ステージと同様、その各フィルタの出力は
間引き率2のデシメータ31〜34によりそれぞれ間引
かれる。これにより分割された4つの出力信号のサンプ
リング周波数はそれぞれfs/4となる。なお、乗算器
17,22〜25を省略して、つまり信号の周波数シフ
トを行わず、ハーフバンドフィルタ18,26〜29の
各タップ係数値を変化させ、つまり高域通過フィルタと
する方法もある。
【0005】図14に図13の分割器の動作概念を示
す。図14(a)〜(g)は図13中のそれらと対応し
ている。図14中の2πは正規化サンプリング角周波数
を示している。入力信号は複素信号であり、信号A0か
らA3までが周波数軸上で多重されたものとしている。
入力信号(a)のサンプリング周波数をfs、信号間の
ガードバンドをΔFとする。以上のことを前提とする
と、第1ステージでのハーフバンドフィルタ16,18
の周波数特性は図14(b)に示すように通過帯域がほ
ぼfs/4の低域通過フィルタであり、過渡帯域幅はΔ
F以下であることが要求される。これ以上の過渡帯域幅
を有するフィルタでフィルタリングすると、後続のデシ
メータ19,21でサンプリング周波数を入力サンプリ
ング周波数の半分、すなわちfs/2に低減する際、信
号帯域内に不要帯域が重なる。以上のことは第2ステー
ジでのハーフバンド・フィルタ26〜29についても言
え、このフィルタの過渡帯域幅もΔF以下としなければ
ならない。
【0006】ハーフバンドフィルタ16から図14
(c)に示すように信号A0とA3の成分が取出され、
このフィルタ16の出力を間引き率2で間引いた出力は
図14(d)に示すように、fs/2とその整数倍の各
周波数とをそれぞれ中心として信号A0とA3とが配さ
れる。このダウンサンプラ19の出力は乗算器22でf
s/8だけ負側へシフトされて、図14(e)に示す周
波数特性のハーフバンドフィルタ26に通され、図14
(f)に示すように信号A0が取出せる。この信号A0
が1/2にダウンサンプリングされて図14(g)に示
すようにサンプリング周波数fs/4の信号A0が得ら
れる。
【0007】乗算器24で図14(d)の信号がfs/
8だけ正側へシフトされ、フィルタ28で信号A3が取
出され、乗算器17ではfs/2だけシフトされ、−f
s,0,fs,の各両側に信号A1,A2が位置し、フ
ィルタ18から信号A1,A2の成分が取出され、A
0,A3の処理と同様にして、デシメータ27,29か
らそれぞれサンプリング周波数fs/4の信号A2,A
1が出力される。
【0008】一般に最適FIRフィルタを設計する場
合、主要パラメータは信号帯域内及び阻止域リプル、フ
ィルタの過渡帯域幅ΔFとサンプリング周波数fsであ
り、等リプル近似FIRフィルタの必要タップ長Nの概
算式を下記に示す。 N≒D(δp ,δs )・fs/ΔF D(δp ,δs ):通過域リプル最大値δp ,阻止域リ
プル最大値δs から決る定数 サンプリング周波数fsが高いほど、過渡帯域幅ΔFが
狭いほど、すなわちサンプリング周波数の過渡帯域幅に
対する比が大きいほど、フィルタの必要タップ長Nは大
きくなる。先に述べた、ハーフバンドフィルタを用いた
方式においても同様のことが言え、入力信号のサンプリ
ング周波数fsに比べフィルタ過渡域ΔFを十分小さく
する必要がある場合、やはりタップ長Nの増大は免れ
ず、係数メモリの増大と演算回数の増大とを招く。ま
た、図13の従来の分割器では、(サンプリング周波数
fs/過渡帯域幅ΔF)で表される比が、ステージ毎に
異なってくる。そのため必要タップ長もステージ毎に異
なる。よってステージ毎に異なるタップ係数を個別に用
意する必要が出てくる。
【0009】以上述べた従来の分割器は、複素入力信号
帯域と等しい周波数でサンプリングするクリティカル・
サンプリングを前提としたものである。この従来の分割
器の技術的課題を克服する方法として、入力信号帯域の
2倍の周波数でサンプリングし、その後マルチステージ
構成で、帯域を分割・合成する方法が知られている。以
下にその概念を説明する。
【0010】図15に帯域4等分割の場合のその構成を
示す。この場合は入力端子11からの入力信号をアップ
サンプラ35で2倍の周波数2fsのサンプリングを行
ってオーバーサンプリングしている。従って図14
(a)に示した入力信号は、図16(a)に示すよう
に、0,2fsの整数倍の正側にのみ信号A0〜A3が
位置するように表せる。これが乗算器36で図16(a
´)に示すようにfs/4だけ負側にシフトされ、その
出力は2分岐されて一方はハーフバンドフィルタ37へ
供給され、他方は乗算器38でfs/2だけ負側へシフ
トされてハーフバンドフィルタ39へ供給される。ハー
フバンドフィルタ37,39の周波数特性は図16
(b)に示すように、信号A0,A1の各成分を取出
し、過渡帯域幅ΔFはfs/2とされている。ハーフバ
ンドフィルタ37の出力は図16(c)に示すようにな
り、これがダウンサンプラ41で周波数fsでサンプリ
ングされ、図16(d)に示すようにfsの各整数倍の
所を挟んで信号A0,A1が現われる。このダウンサン
プラ41の出力は2分岐され、それぞれ乗算器42,4
3でそれぞれfs/8だけ負側、正側にシフトされてハ
ーフバンドフィルタ45,46へ供給される。乗算器4
2の出力は図16(e)に示すように信号A1の中心が
周波数0となる。ハーフバンドフィルタ45の周波数特
性は図16(f)に示すように、各信号A1を通過帯域
とし、その過渡帯域幅ΔFはfs/4である。従ってハ
ーフバンドフィルタ45から図16(g)に示すように
信号A1の他に両隣りの信号A0,A2が減衰されて出
力される。このフィルタ出力はダウンサンプラ47で周
波数fs/2にサンプリングされ、図16(h)に示す
ように、周波数0,fs/2の各整数位置に信号A1の
中心が位置する。この信号は更に図16(i)に示す周
波数特性のハーフバンドフィルタ48に通され、図16
(j)に示すように各信号A1の成分のみが取出され
る。この信号はダウンサンプラ49により周波数fs/
4でサンプリングされ、0,fs/4の各整数倍の位置
に信号A1の中心が位置した信号が図16(k)に示す
ように得られる。
【0011】乗算器43の出力は同様にしてハーフバン
ドフィルタ46に通され、ダウンサンプラ51でダウン
サンプリングされ、更にハーフバンドフィルタ52を通
された後ダウンサンプラ53でダウンサンプリングされ
て信号A0が取出される。また乗算器38で図16(a
´)に示した周波数の信号がfs/2だけ負側にシフト
され、ハーフバンドフィルタ39で信号A2,A3が取
出され、これに対して、以下ハーフバンドフィルタ37
の出力に対して行った処理と同様のことを行って、サン
プリング周波数fs/4の信号A2,A3を得る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】この図15に示した分
割器は入力信号帯域fsの2倍のサンプリング周波数2
fsとなるが、クリティカル・サンプリング(入力信号
帯域とサンプリング周波数とが等しい)の場合よりプロ
ットタイプフィルタでのサンプリング周波数の過渡帯域
幅に対する比が大きくなるため、フィルタ37,39の
必要タップ長の削減が図られる。このことは図16
(f)からわかるように第2ステージのフィルタ45,
46についても言える。また、第1ステージと第2ステ
ージでは(サンプリング周波数/過渡帯域幅)がほぼ等
しくなっているため、各ステージとも同一のタップ係数
を共用することができ、係数メモリの削減が図れること
も特徴の一つである。
【0013】このように図15の分割器によればタップ
長と演算速度の削減を図ることができる。しかし第2ス
テージでの出力信号は図16(h)に示したように、出
力サンプリング周波数はfs/2となるとともに、所望
信号A1の各帯域の間に不要信号A0,A2が挿入され
た形態となる。そのため、入力信号帯域を均等に4分割
する必要がある場合、図16(j)で示す特性のフィル
タを通し、不要信号を阻止した後でなければ、間引き、
ダウンサンプリングを行うことができず、図13に示し
たクリティカル・サンプリングの場合よりステージ数が
1ステージ増加し、計3ステージとなる。しかもこの第
3ステージのフィルタのタップ係数は、第1,第2ステ
ージのフィルタのタップ係数との共用は困難である。ま
たこの図15の場合は、入力信号帯域fsの2倍の入力
サンプリング周波数2fsが要求されるため、A/D変
換器の消費電力の増大や、分割器に要求されるシステム
クロック速度の増大を招く。
【0014】この発明の目的はフィルタのタップ長を小
とすることができ、かつ演算速度を消減することができ
るディジタル処理信号分割器、分配器を提供することに
ある。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明によれば
周波数帯域幅がほぼ等しい第1〜第4信号が周波数分割
多重化されてなる入力信号から、内挿率2の第1内挿F
IRフィルタ手段により、上記第1,第3信号の各成分
が取出され、上記入力信号から内挿率2の第2内挿FI
Rフィルタ手段により上記第2,第4信号の各成分が取
出され、上記第1内挿FIRフィルタの出力から第3F
IRフィルタ手段により上記第1信号の成分が取出さ
れ、上記第1内挿FIRフィルタの出力から、第4FI
Rフィルタ手段により上記第3信号の成分が取出され、
上記第2内挿FIRフィルタの出力から、第5FIRフ
ィルタ手段により上記第2信号の成分が取出され、上記
第2内挿FIRフィルタの出力から第6FIRフィルタ
手段により、上記第4信号の成分が取出され、上記第3
乃至第6FIRフィルタ手段の各出力は第1乃至第4ダ
ウンサンプラによりサンプリング周波数がそれぞれ4分
の1にされる。
【0016】請求項2の発明によれば周波数帯域幅がほ
ぼ等しい第1〜第8信号が周波数分割多重化されてなる
入力信号から内挿率4の第1内挿FIRフィルタ手段に
より、上記第1,第3,第5,第7信号の各成分が取出
され、上記入力信号から、内挿率4の第2内挿FIRフ
ィルタ手段により上記第2,第4,第6,第8信号の各
成分が取出され、上記第1内挿FIRフィルタの出力か
ら内挿率2の第3FIRフィルタ手段により、上記第
1,第5信号の成分が取出され、上記第1内挿FIRフ
ィルタの出力から、内挿率2の第4FIRフィルタ手段
により上記第3,第7信号の成分が取出され、上記第2
内挿FIRフィルタの出力から内挿率2の第5FIRフ
ィルタ手段により上記第2,第6信号の成分が取出さ
れ、上記第2内挿FIRフィルタの出力から内挿率2の
第6FIRフィルタ手段により、上記第4,第8信号の
成分が取出され、上記第3FIRフィルタ手段の出力か
ら第7FIRフィルタ手段により上記第1信号の成分が
取出され、上記第3FIRフィルタ手段の出力から、第
8FIRフィルタ手段により上記第5信号の成分が取出
され、上記第4FIRフィルタ手段の出力から第9FI
Rフィルタ手段により上記第3信号の成分が取出され、
上記第4FIRフィルタ手段の出力から、第10FIR
フィルタ手段により上記第7信号の成分が取出され、上
記第5FIRフィルタ手段の出力から、第11FIRフ
ィルタ手段により上記第2信号の成分が取出され、上記
第5FIRフィルタ手段の出力から、第12FIRフィ
ルタ手段により上記第6信号の成分が取出され、上記第
6FIRフィルタ手段の出力から、第13FIRフィル
タ手段により上記第4信号の成分が取出され、上記第6
FIRフィルタ手段の出力から、第14FIRフィルタ
手段により上記第8信号の成分が取出され、上記第7乃
至第14FIRフィルタ手段の各出力は第1乃至第8ダ
ウンサンプラによりそれぞれサンプリング周波数を8分
の1にされる。
【0017】請求項3の発明によれば、周波数帯域幅が
ほぼ等しい第1〜第16信号が周波数分割多重化されて
なる入力信号から内挿率2の第1内挿FIRフィルタ手
段により上記第1,第8,第9,第16信号の各成分が
取出され、上記入力信号から、内挿率2の第2内挿FI
Rフィルタ手段により上記第2,第3,第10,第11
信号の各成分が取出され、入力信号から内挿率2の第3
FIRフィルタ手段により上記第4,第5,第12,第
13信号の各成分が取出され、入力信号から内挿率2の
第4FIRフィルタ手段により上記第6,第7,第1
4,第15信号の各成分が取出され、上記第1内挿FI
Rフィルタの出力から、第5FIRフィルタ手段により
上記第1,第16信号の各成分が取出され、上記第1内
挿FIRフィルタの出力から、第6FIRフィルタ手段
により上記第8,第9信号の各成分が取出され、上記第
2内挿FIRフィルタの出力から、第7FIRフィルタ
手段により上記第2,第3信号の各成分が取出され、上
記第2内挿FIRフィルタの出力から、第8FIRフィ
ルタ手段により上記第10,第11信号の各成分が取出
され、上記第3FIRフィルタ手段の出力から第9FI
Rフィルタ手段により第4,第5信号の各成分が取出さ
れ、上記第3FIRフィルタ手段の出力から第10FI
Rフィルタ手段により第12,第13信号の各成分が取
出され、上記第4FIRフィルタ手段の出力から第11
FIRフィルタ手段により第6,第7信号の各成分が取
出され、上記第4FIRフィルタ手段の出力から第12
FIRフィルタ手段により第14,第15信号の各成分
が取出され、上記第5〜第12FIRフィルタ手段の各
出力のサンプリング周波数がそれぞれ第1〜第8ダウン
サンプラにより4分の1にされ、これら第1〜第8ダウ
ンサンプラの出力から、それぞれに含まれている各2つ
の信号成分が、それぞれ内挿率2のFIRフィルタを含
む第13〜第20FIRフィルタ手段により取出され、
これら第13〜第20FIRフィルタ手段の各出力のサ
ンプリング周波数がそれぞれ第9〜第16ダウンサンプ
ラにより4分の1にされる。
【0018】請求項4の発明によれば、ほぼ同一周波数
帯域、同一サンプリング周波数fsの第1〜第4入力信
号のサンプリング周波数が第1〜第4アップサンプラで
それぞれ4倍とされ、その第1アップサンプラの出力か
らサンプリング周波数4fsの第1FIRフィルタ手段
でサンプリング周波数が4fsとされた上記第1入力信
号が得られ、その第1FIRフィルタ手段から得られる
第1入力信号に対し2fs離れ、サンプリング周波数が
4fsに変換された第3入力信号が上記第3アップサン
プラの出力からサンプリング周波数が4fsの第2FI
Rフィルタ手段で得られ、上記第2アップサンプラの出
力からサンプリング周波数が4fsに変換された上記第
2入力信号がサンプリング周波数4fsの第3FIRフ
ィルタ手段により得られ、その第3FIRフィルタ手段
から得られる第2入力信号に対し2fs離れ、サンプリ
ング周波数が4fsに変換された第4入力信号が、上記
第4アップサンプラの出力からサンプリング周波数2f
sの第4FIRフィルタにより得られ、上記第1,第2
FIRフィルタ手段の各出力から、2fs離れた上記第
1,第3入力信号が、サンプリング周波数4fs、内挿
率2の第5内挿FIRフィルタ手段により得られ、上記
第3,第4FIRフィルタ手段の各出力から、上記第5
内挿FIRフィルタ手段の出力の第1,第3入力信号に
対してそれぞれfs離れ、サンプリング周波数が4fs
に変換された上記第2,第4入力信号が、サンプリング
周波数4fs、内挿率2の第6内挿FIRフィルタ手段
により得られ、上記第5,第6内挿FIRフィルタ手段
の各出力が合成される。
【0019】請求項5の発明によれば、ほぼ同一周波数
帯域、同一サンプリング周波数fsの第1〜第8入力信
号のサンプリング周波数が第1〜第8アップサンプラに
より8倍にされ、これら第1,第3,第5,第7アップ
サンプラの各出力からサンプリング周波数4fsの第1
〜第4FIRフィルタ手段によりそれぞれ第1,第3,
第2,第4入力信号が取出され、これら第1〜第4FI
Rフィルタ手段から取出される第1,第3,第2,第4
入力信号に対しそれぞれ4fs離れた第5,第7,第
6,第8入力信号が、サンプリング周波数8fsの第5
〜第8FIRフィルタ手段により得られ、上記第1,第
5FIRフィルタ手段の各出力から、4fs離れた上記
第1,第5入力信号の周波数多重化された信号がサンプ
リング周波数8fs、内挿率2の第9内挿FIRフィル
タ手段により得られ、上記第2,第6FIRフィルタ手
段の各出力から、上記第9内挿FIRフィルタ手段の出
力の第1,第5入力信号に対してそれぞれ2fs離れた
上記第3,第7入力信号の周波数多重化された信号が、
サンプリング周波数8fs、内挿率2の第10内挿FI
Rフィルタ手段により得られ、上記第3,第7FIRフ
ィルタ手段の各出力から、上記第9内挿FIRフィルタ
手段の出力の第1,第5入力信号に対してそれぞれfs
離れた第2,第6入力信号の周波数多重化された信号
が、サンプリング周波数8fs,内挿率2の第11内挿
FIRフィルタ手段により取出され、第4,第8FIR
フィルタ手段の各出力から、第9内挿FIRフィルタ手
段の出力の第1,第5入力信号に対してそれぞれ3fs
離れた第4,第8入力信号の周波数多重化された信号
が、サンプリング周波数8fs,内挿率2の第12内挿
FIRフィルタ手段により取出され、第9,第10内挿
FIRフィルタ手段の各出力から、順次2fsずれた第
1,第3,第5,第7入力信号の周波数多重化された信
号が、サンプリング周波数8fs、内挿率4の第13内
挿FIRフィルタ手段により取出され、第11,第12
内挿FIRフィルタ手段の各出力から、第13内挿FI
Rフィルタ手段の出力の第1,第3,第5,第7入力信
号に対してそれぞれfsずれた第2,第4,第6,第8
入力信号の周波数多重化された信号が、サンプリング周
波数8fs、内挿率4の第14内挿FIRフィルタ手段
により取出され、第13,第14内挿FIRフィルタ手
段の出力が合成される。
【0020】請求項6の発明によれば、同一周波数帯
域、同一サンプリング周波数fsの第1〜第16信号が
第1〜第16アップサンプラで、それぞれサンプリング
周波数が4倍され、これら第1〜第16アップサンプラ
の各出力中の2つづつを組として、互いに周波数がfs
だけずれた信号として、内挿率2の内挿FIRフィルタ
を含む第1〜第8FIRフィルタ手段で合成され、これ
ら第1〜第8FIRフィルタ手段の各出力はそれぞれ第
17〜第24アップサンプラでそれぞれサンプリング周
波数が4倍とされ、これら第17〜第24アップサンプ
ラの各出力中の2つづつを組としてそれぞれ、互いに周
波数が8fsずれた各2つの信号として第9〜第12F
IRフィルタ手段で合成され、これら第9〜第12FI
Rフィルタ手段の各出力は、内挿率2の第13〜第16
FIRフィルタ手段により、順次fs/2ずれた信号が
取出され、これら第13〜第16FIRフィルタ手段の
出力が合成される。
【0021】
【実施例】この発明に内挿FIRフィルタが用いられる
が、特に内挿ハーフバンドフィルタが好ましい。従って
先ず、内挿ハーフバンドフィルタについて図17を参照
して説明する。サンプリング周波数がfs/4のハーフ
バンドフィルタはインパルス応答が図17Aに示すよう
になり、これに対し内挿ハーフバンドフィルタは、図1
7Aのインパルス応答の各タップ係数間に図17Bに示
すように(M−1)個の0値を挿入(同図ではM=4)
し、これをインパルス応答とするフィルタである。これ
により0値を含めたタップ長は増大し、最大(2M−
1)個の0値が連続することになる。しかし実際の回路
上では、これら0値を単に入力サンプルの遅延として扱
うため、メモリに格納されるタップ長や乗算速度が増大
することはない。図17Aに示したインパルス応答を有
するハーフバンドフィルタをサンプリング周波数fs/
Mで動作させた場合の周波数特性は図17Cに示すよう
になる。一方図17Bに示したインパルス応答を有する
ハーフバンド・フィルタをサンプリング周波数fsで動
作させた場合の周波数特性は図17Dに示すようにな
る。内挿ハーフバンドフィルタは通過帯域幅、阻止帯域
幅はサンプリング周波数fsのハーフバンドフィルタと
同一となるが、fs/Mの整数倍で、これを中心周波数
とするイメージング成分がハーフバンドフィルタの通過
帯域の間に生じている。このイメージ成分の数はM−1
である。ハーフバンド・フィルタを例にとりその内挿化
を説明したが、この概念はFIRフィルタ一般について
いえるものである。
【0022】次に図1を参照して請求項1の発明の実施
例を説明する。入力端子22に図2(a)に示すよう第
1〜第4信号A0〜A3が周波数多重化されたサンプリ
ング周波数fsの入力信号が入力され、これは乗算器6
1でexp(−j(π/4))nが乗算され、図2
(b)に示すように周波数がfs/8だけ負側にシフト
され、この信号は2分され、一方は内挿率2、サンプリ
ング周波数fsのハーフバンドフィルタ62へ供給さ
れ、他方は乗算器63で周波数がfs/4だけ負側にず
らされて内挿率2のハーフバンドフィルタ64へ供給さ
れる。ハーフバンドフィルタ62,64は図2(c)に
示すように周波数fsの各整数倍を中心とする低域通過
特性であるが、fs/2の奇数倍の位置にイメージ成分
が通過帯域となる周波数特性をもつ。この過渡帯域幅
は、信号A0〜A3の隣接信号間隔ΔFと等しくされて
いる。従って内挿ハーフバンドフィルタ62から図2
(d)に示すように本来の通過帯域から信号A0が取出
され、その他にイメージング成分から信号A2が出力さ
れる。フィルタ62の出力は2分岐され、その一方はハ
ーフバンドフィルタ65へ供給され、他方は乗算器66
で周波数がfs/2だけ負側にシフトされてハーフバン
ドフィルタ67へ供給される。ハーフバンドフィルタ6
5,67の周波数特性は図2(e)に示すようにサンプ
リング周波数fsの低域通過フィルタで信号A0〜A3
中の1つの信号を取出すことができ、過渡帯域幅はfs
/4と信号A0〜A3の隣接間隔ΔFとの和とされてい
る。従ってフィルタ65の出力は図2(f)に示すよう
に信号A0のみが取出される。この信号A0はダウンサ
ンプラ68により間引き率4で間引かれ、つまりfs/
4でリサンプリングされ、図2(g)に示すようにfs
/4の各整数倍に信号A0の中心が位置した信号、つま
りサンプリング周波数fs/4の信号A0が得られる。
【0023】乗算器66の出力は図2(d)の信号がf
s/2だけシフトされたものとなるから、フィルタ67
から信号A2が取出され、これがダウンサンプラ69で
率4で間引かれ、サンプリング周波数fs/4の信号A
2が得られる。フィルタ64から図2(d)中の信号A
0,A2の各位置に信号A1,A3が位置した状態で取
出され、この信号は2分岐され、その一方はハーフバン
ドフィルタ71へ供給され、他方は乗算器72でfs/
2だけ負側にシフトされてハーフバンドフィルタ73へ
供給される。ハーフバンドフィルタ71,73は図2
(e)に示した周波数特性を有し、フィルタ71,73
の各出力はそれぞれダウンサンプラ74,75でそれぞ
れの周波数fs/4でリサンプリングされる。従ってダ
ウンサンプラ74,75からそれぞれサンプリング周波
数fs/4の信号A1,A3が得られることは容易に理
解されよう。
【0024】図3に請求項2の発明の実施例を示す。こ
れは周波数多重化された信号B0〜B7を8つの各信号
は分割する場合で、サンプリング周波数fsの図4
(a)に示す周波数多重化信号は2分岐され、その一方
は内挿率4の内挿ハーフバンドフィルタ76へ供給さ
れ、他方は乗算器77で周波数をfs/8だけ負側にシ
フトして内挿率4の内挿ハーフバンドフィルタ78へ供
給される。内挿ハーフバンドフィルタ76,78の各周
波数特性は図4(a)の曲線79に示すように、ハーフ
バンドフィルタとして信号B0〜B7の各1つを取出す
低域通過特性を有すると共に、fs/4の奇数倍に信号
B0〜B7の1つの中心に位置した通過帯域がイメージ
成分として3つ存在する。従ってフィルタ76からは図
(a)から信号B0,B2,B4,B6の各成分が図4
(b)に示すように取出され、乗算器77で信号B1は
信号B0の位置にずらされるから、フィルタ78から信
号B1,B3,B5,B7の各成分が取出される。
【0025】フィルタ76の出力は2分岐され、その一
方に内挿率2の内挿ハーフバンドフィルタ81へ供給さ
れ、他方は乗算器82により周波数がfs/4だけ負方
向にずらされて内挿率2の内挿ハーフバンドフィルタ8
3へ供給される。フィルタ79,82の各周波数特性は
図4(b)の曲線84に示すようにイメージ成分は1つ
であり、fs/4,3fs/4が位置している信号成分
を阻止すればよく、過渡帯域幅を1つの信号帯域と同程
度よりやや大とされている。従ってフィルタ81からf
s/4,3fs/4を中心周波数とするイメージング成
分を除去した信号B0,B4の各成分が図4(c)に示
すように取出される。乗算器82により図4(b)の信
号B0の位置に信号B2が位置されるため、フィルタ8
3から信号B2,B6の各成分が取出される。フィルタ
81の出力は2分岐され、その一方はハーフバンドフィ
ルタ85へ供給され、他方は乗算器86でfs/2だけ
負方向に周波数シフトされてハーフバンドフィルタ87
へ供給される。フィルタ85,87の周波数特性は図4
(c)の曲線88に示すように、fs/2の位置のイメ
ージング成分を阻止する過渡帯域幅がfs/2よりやや
大とされた1信号帯域の低域通過フィルタである。従っ
てフィルタ85から信号B0の成分のみが取出され、フ
ィルタ87から信号B4の成分のみが取出される。これ
らフィルタ85,87の各出力はそれぞれダウンサンプ
ラ89,91で間引き率8で間引かれ、サンプリング周
波数fs/8の信号B0,B4がそれぞれ得られる。
【0026】フィルタ85,87、乗算器86、ダウン
サンプラ89,91なるユニット92同様のユニット9
3がフィルタ83の出力側に接続され、フィルタ78の
出力はフィルタ94に供給されると共に乗算器95でf
s/4だけ負方向に周波数がシフトされてフィルタ96
へ供給される。フィルタ94,96はフィルタ81と同
一特性の内挿フィルタであり、フィルタ94,96の出
力側にユニット92と同様のユニット97,98がそれ
ぞれ設けられる。フィルタ83から取出された信号B
2,B6の各成分はユニット93より、サンプリング周
波数fs/4の信号B2とB6とが取出され、フィルタ
78で取出された信号B1,B3,B5,B7の各成分
中信号B1,B5の成分はフィルタ94で、信号B3,
B7の各成分はフィルタ95でそれぞれ取出され、ユニ
ット97からサンプリング周波数fs/4の信号B1,
B5が、ユニット98からサンプリング周波数fs/4
の信号B3,B7がそれぞれ取出されることは容易に理
解されよう。
【0027】次に図5及び図6を参照して請求項3の発
明の実施例を説明する。この例は周波数多重化された信
号C0〜C15を分離する場合で、入力端子11からの
サンプリング周波数がfsの入力信号は内挿率2の内挿
ハーフバンドフィルタ101へ供給されると共に乗算器
102でfs/4だけ周波数が負側へシフトされて内挿
率2の内挿ハーフバンドフィルタ103へ供給され、ま
た乗算器104でfs/8だけ負側へ周波数シフトして
内挿率2の内挿ハーフバンドフィルタ105へ供給さ
れ、更に乗算器106でfs/8だけ正側へ周波数シフ
トして内挿率2の内挿ハーフバンドフィルタ107へ供
給される。
【0028】フィルタ101,103,105,107
は同一周波数特性であって図6(a)の曲線108に示
すように、2つの信号成分を通過する低域フィルタであ
り、かつイメージ成分が1つあり、過渡帯域幅は、ほぼ
2つの信号分よりわずか大とされている。従ってフィル
タ101から図6(b)に示すように信号C0,C7,
C8,C15の各成分が正しく取出される。このフィル
タ出力はハーフバンドフィルタ109へ供給されると共
に乗算器111でfs/2だけ負側に周波数シフトして
ハーフバンドフィルタ112へ供給される。ハーフバン
ドフィルタ109,112は図6(b)の曲線113に
示すように、6つの信号帯域分を通過させる低域フィル
タであり、過渡帯域幅は2つの信号分よりやや大とさ
れ、つまりフィルタ101の過渡帯域幅と等しくされて
いる。フィルタ109から信号C0,C15の各成分が
取出され、フィルタ112から信号C7,C8の各成分
が取出される。
【0029】これらフィルタ109,112の各出力は
ダウンサンプラ114,115でそれぞれ間引き率4で
間引かれ、サンプリング周波数fs/4の信号とされ
る。ダウンサンプラ114の出力は乗算器116でfs
/32だけ負側に周波数シフトされ、図6(c)に示す
ような信号となる。この信号は図6(c)に示すように
信号C0中心がサンプリング周波数fs/4上に位置す
るこの信号の内挿率2の内挿ハーフバンドフィルタ11
7へ供給されると共に乗算器118でfs/16だけ正
側に周波数シフトされて内挿率2の内挿ハーフバンドフ
ィルタ119へ供給される。フィルタ117,119の
周波数特性は図6(c)の曲線121に示すように、f
s/36を遮断周波数とする低域通過フィルタであっ
て、1つのイメージ成分を有する。このフィルタ117
から図6(d)に示すように信号C0の成分が取出せる
が、fs/8の位置にレベルが小さいが信号C14が残
る。よってフィルタ117の出力は図6(d)の曲線1
22に示す周波数特性のハーフバンドフィルタ123へ
供給されて、信号C14の成分が除去される。フィルタ
123の過渡帯域幅はfs/16よりやや大とされる。
【0030】フィルタ123の出力はダウンサンプラ1
24で間引き率4で間引かれ、サンプリング周波数fs
/4の信号C0が得られる。フィルタ119はフィルタ
123と同一特性のフィルタ125へ供給され、フィル
タ125の出力は間引き率4のダウンサンプラ126へ
供給される。フィルタ119で図6(c)中の信号C1
5の成分が取出され、ダウンサンプラ126からサンプ
リング周波数fs/4の信号C15が得られる。乗算器
116,118、フィルタ117,119,123,1
25、ダウンサンプラ124,126からなるユニット
127と同一構成のユニット128がダウンサンプラ1
15の出力側に接続される。フィルタ112から主に信
号C7,C8の各成分が取出され、よってユニット12
8からサンプリング周波数fs/4の信号C8,C7が
それぞれ得られることは理解されよう。
【0031】フィルタ109,112、乗算器111、
ダウンサンプラ114,115からなるニット129と
同一構成のユニット131,132,133がそれぞれ
フィルタ103,105,107の出力側に接続され、
更にユニット131,132,133の各二つの出力側
に、ユニット127と同一構成のユニット134と13
5、136と137、138と139が接続される。フ
ィルタ103から信号C3,C4,C11,C12が取
出され、ユニット134から信号C4,C3、ユニット
135から信号C12,C11がそれぞれサンプリング
周波数fs/4の信号として得られる。同様にフィルタ
105から、信号C1,C2,C9,C10の各成分が
取出され、ユニット136から信号C2,C1、ユニッ
ト137から信号C10,C9がサンプリング周波数f
s/4の信号として得られ、フィルタ107から信号C
5,C6,C13,C14の各成分が得られ、ユニット
138から信号C6,C5、ユニット139から信号C
14,C13がそれぞれサンプリング周波数fs/4の
信号として得られる。
【0032】図7を参照して請求項4の発明の実施例を
説明する。これは4つの同一周波数帯域のサンプリング
周波数fs/4の信号A0〜A1を周波数多重化するた
めの合成器の場合である。入力端子141,142,1
43,144からの信号A0,A2,A1,A3がそれ
ぞれ内挿率4のアップサンプラ(インタポレータ)14
5〜148で各隣接サンプル間に0値が3つずつ挿入さ
れて4倍のサンプリング周波数fsにされる。例えば図
8(a)に示すサンプリング周波数fs/4の信号A0
は図8(b)に示すようにサンプリング周波数fsの信
号となると共に2イメージング成分が生じる。これらア
ップサンプラ145〜148の各出力はそれぞれハーフ
バンドフィルタ149〜152でそれぞれイメージング
成分が除去される。つまりフィルタ149〜152の各
周波数特性は図8(c)に示すように、周波数0、fs
の整数倍の位置で1つの信号を通過させる低域通過特性
であり、その過渡帯域幅は、fs/4のサンプリング信
号A0の各隣接間隔ΔFとfs/4との和とされてい
る。フィルタ149,151の各出力は内挿率2の内挿
ハーフバンドフィルタ153,154へ供給され、フィ
ルタ150,152の各出力は乗算器155,156で
それぞれfs/2だけ負側に周波数シフトされて内挿ハ
ーフバンドフィルタ153,154にそれぞれ供給され
る。
【0033】フィルタ153にはフィルタ149の出力
(図8(d))と、フィルタ150の出力がfs/2だ
けシフトされたものとが合成された図8(e)に示す信
号が入力される。フィルタ153,154の周波数特性
は図8(f)に示すように、入力端子141〜144の
1つの信号の帯域を通過させ、過渡帯域幅がΔFである
低域通過フィルタであり、1つのイメージング成分を有
する。従ってフィルタ153から図8(g)に示すよう
に信号A0とこれに対してfs/2だけ離れた位置の信
号A2とが得られる。同様にしてフィルタ154から信
号A1とこれに対しfs/2だけ離れた位置の信号A3
とが得られる。フィルタ154の出力は乗算器157で
fs/4だけ正側に周波数シフトされ、フィルタ153
の出力と合成されて図8(h)に示すような多重化出力
となる。
【0034】図7を図1と比較すると直ちにわかるが、
図7は図1を逆に動作させている。即ち図1中の終段が
間引率4のダウンサンプラ68,69,74,75の代
りに、初段に内挿率4のアップサンプラ145〜148
が用いられ、図1中の終段の直前のハーフバンドフィル
タ65,67,71,73の代りにこれと同一特性のハ
ーフバンドフィルタ149〜152が第2段に用いら
れ、乗算器66,72と対応して乗算器155,156
が設けられ、更に内挿率2の内挿ハーフバンドフィルタ
62,64と同一特性の内挿率2の内挿ハーフバンドフ
ィルタ153,154が用いられ、乗算器63の代りに
乗算器157が用いられている。図7の出力信号として
図1の入力信号(図2(a))のような周波数配置とす
るには図7の出力信号に対し乗算器でfs/8だけ正側
に周波数シフトすればよく、つまり図1中の乗算器61
と対応したものを必要とする。このように図7は図1の
分割の手法を全く逆に行っていると云える。
【0035】従って図3に示した8分割の分割器と対応
する8信号の合成器も容易に構成できる。それを図9に
示す。これは請求項5の実施例であって、入力端子15
8〜165に信号B0,B4,B2,B6,B1,B
5,B3,B7が入力され、これはそれぞれ内挿率8の
アップサンプラ166でアップサンプリングされ、それ
ぞれハーフバンドフィルタ167へ供給され、信号B
4,B6,B5,B7が得られるハーフバンドフィルタ
167の各出力は乗算器168で周波数シフトされてそ
れぞれ信号B0,B2,B1,B3を得るフィルタ16
7の各出力と合成される。つまり図3のユニット92,
93,97,98と対応するユニット169,170,
171,172が、各2つの入力端子ごとに設けられ
る。ユニット169,170の各合成出力は内挿ハーフ
バンドフィルタ81,83と対応する内挿ハーフバンド
フィルタ173,174を通され、フィルタ174の出
力は乗算器175により、乗算器82と対応して周波数
シフトされてフィルタ173の出力と合成されて内挿ハ
ーフバンドフィルタ76と対応する内挿ハーフバンドフ
ィルタ176へ供給される。
【0036】同様にしてユニット171,172の各合
成出力は内挿ハーフバンドフィルタ177,178へ供
給され、フィルタ178の出力は乗算器179で周波数
シフトされてフィルタ177の出力と合成されて内挿ハ
ーフバンドフィルタ180へ供給され、フィルタ180
の出力が乗算器181で周波数シフトされてフィルタ1
76の出力と合成されて合成出力信号が得られる。この
場合の各フィルタの特性は図3の対応するものと同一で
あり、その動作は図3と全く逆である。
【0037】同様に図5の16分割器と対応した16信
号合成器を図10に示す。図5のユニット127,12
8,134〜139と対応したユニット182〜189
に16の信号の各二つが入力されてそれぞれ合成され
る。各ユニット182〜189は初段に間引き率4のダ
ウンサンプラ124の代りにそれぞれ、内挿率4のアッ
プサンプラ190が設けられ、ハーフバンドフィルタ1
23、内挿ハーフバンドフィルタ117と対応して、ア
ップサンプラ190の次にハーフバンドフィルタ19
1、内挿ハーフバンドフィルタ192が順次設けられ、
乗算器118,116と対応して乗算器193,194
が設けられる。図5のユニット129,131〜133
と対応して、ユニット182〜189の各二つに対して
ユニット195〜198が接続され、それぞれ2つのユ
ニットの合成出力を更に合成する。
【0038】ユニット195〜198はその入力段に間
引き率4のダウンサンプラ114と対応して内挿率4の
アップサンプラ199が設けられ、その次段にハーフバ
ンドフィルタ109と同一特性のハーフバンドフィルタ
200が設けられる。また乗算器111と対応して乗算
器201が設けられる。ユニット195〜198の各合
成出力は、それぞれ内挿ハーフバンドフィルタ101と
同一特性の内挿ハーフバンドフィルタ202〜205へ
供給され、フィルタ203,204,205の各出力は
乗算器206,207,208で、乗算器102,10
4,106と対応した周波数シフトが行われてフィルタ
202の出力と合成され、16信号を合成した出力を得
る。
【0039】図1において乗算器61の周波数シフト
は、受信信号をベースバンド信号に変換する際に、図2
(b)に示したように周波数配置とすることにより省略
することができる。また乗算器63を省略して、内挿ハ
ーフバンドフィルタ64のタップ係数を選定して所望の
帯域を取出すようにしてもよい。つまり図2(c)に点
線で示す高域通過特性としてもよい。要は図2(b)中
の信号A1,A3の各成分をフィルタ64の出力として
得ればよく、この手段として乗算器63及びフィルタ6
4よりなるフィルタ手段と、乗算器63を含まないフィ
ルタ手段とがある、同様に乗算器66を省略してフィル
タ67を高域通過ハーフバンドフィルタとしてもよい。
このように周波数をシフトすることなく、フィルタで信
号A1,A3を取出し、また、信号A2を取出しても、
ダウンサンプラ69,74,75のダウンサンプリング
により、それぞれ目的とする図2(g)に示す信号が得
られる。同様に図7の乗算器155を省略して、ハーフ
バンドフィルタ150を図8(c)に示すように高域通
過フィルタとしてもよい。従って図3,図5,図7,図
9,図10にそれぞれ示した実施例においても、乗算器
を省略してフィルタのタップ係数を選定して、所望の信
号を取出すようにしてもよい。つまり所望の信号を取出
すフィルタ手段には乗算器を含むものと含まないものと
がある。上述においてはプロットタイプフィルタとして
ハーフバンドフィルタを用いたが、通常のFIRフィル
タを用いてもよい。
【0040】
【発明の効果】この発明によれば例えば図2(c)の場
合のようにサンプリング周波数fsと過渡帯域幅ΔFと
が従来のクリティカルサンプリング方式でのフィルタと
同一とすると、内挿FIRフィルタを用いているためメ
モリに格納されたタップ長や、乗算速度は内挿率M分の
1になる。また多段構成としているため、内挿しないF
IRフィルタについては過渡帯域幅を例えば図2
(e),図4(c),図6(b),(d),図8(c)
に示すようにガードバンドΔFよりも広くすることがで
き、それだけタップ長を小にすることができ、かつ演算
速度も遅くすることができる。
【0041】しかも図1を図15(オーバサンプリング
方式)とを比較してみれば理解されるようにステージの
段数が1段少なくて済む。図11にこの発明の効果を示
す。図11Aは帯域4等分割の例をとり、全ステージ全
体での必要タップ長及び乗算速度について、この発明を
用いた場合の、クリティカル・サンプリングを前提とす
る従来方式を用いた場合に対する比を示す。横軸は入力
サンプリング周波数fsで正規化した帯域間のガードバ
ンド幅ΔF/fsであり、縦軸はタップ長及び乗算速度
についての比率である。同図より明らかなように、ΔF
/fsが大になるに従ってタップ長比、乗算速度比の何
れも大きくなるが、1より小であり、この発明は、タッ
プ長、乗算速度の両者について有効であり、fsに対し
ガードバンドΔFが狭いほど、その効果は大きい。図1
1Bは、必要タップ長及び乗算速度について、この発明
を用いた場合の、オーバー・サンプリングを前提とする
従来方式を用いた場合に対する比を示す。この場合はタ
ップ長比はほぼ1であって、タップ長の削減については
ほとんど効果はないが、乗算速度については図11Aと
は逆にガードバンドΔFが広くなるほど、その効果は大
きくなる。なお、従来方式では3ステージ構成となる
が、第1ステージと第2ステージでは同一のタップ係数
を使用することを前提としている。
【0042】以上説明したように、この発明は従来方式
に対し演算速度の削減(クリティカルサンプリング方式
に対してはタップ長の削減も)を図ることが可能であ
る。従って回路規模を小とすることができ、低消費電力
化も可能である。この発明は、周波数多重方式を採用す
る通信システムにおける、周波数多重信号分波器、周波
数多重信号合波器、FDM−TDM変換装置、TDM−
FDM変換装置などへ適用して有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の実施例を示すブロック図。
【図2】図1の各部の信号、フィルタの各周波数特性を
示す図。
【図3】請求項2の発明の実施例を示すブロック図。
【図4】図3の各部の信号、フィルタの各周波数特性を
示す図。
【図5】請求項3の発明の実施例を示すブロック図。
【図6】図5の各部の信号、フィルタの各周波数特性を
示す図。
【図7】請求項4の発明の実施例を示すブロック図。
【図8】図7の各部の信号、フィルタの各周波数特性を
示す図。
【図9】請求項5の発明の実施例を示すブロック図。
【図10】請求項6の発明の実施例を示すブロック図。
【図11】この発明の従来技術に対するタップ長比、乗
算速度比を示す図。
【図12】Aは従来の帯域分割を簡単に示すブロック
図、B〜Dはその各部の信号、フィルタの周波数特性
図、Eはハーフバンドフィルタの周波数特性図、Fはそ
のタップ係数を示す図である。
【図13】従来のクリティカルサンプリング方式の4帯
域分割器を示すブロック図。
【図14】図13の各部の信号、フィルタの各周波数特
性を示す図。
【図15】従来のオーバサンプリング方式の4帯域分割
器を示すブロック図。
【図16】図15の各部の信号、フィルタの各周波数特
性を示す図。
【図17】Aはハーフバンドフィルタのインパルス応答
を示す図、Bは内挿ハーフバンドフィルタのインパルス
応答を示す図、Cはハーフバンドフィルタの振幅周波数
特性図、Dは内挿ハーフバンドフィルタの振幅周波数特
性図である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周波数帯域幅がほぼ等しい第1〜第4信
    号が周波数分割多重化されてなる入力信号が供給され、
    上記第1,第3信号の各成分を取出す、内挿率2の第1
    内挿FIRフィルタ手段と、 上記入力信号が供給され、上記第2,第4信号の各成分
    を取出す、内挿率2の第2内挿FIRフィルタ手段と、 上記第1内挿FIRフィルタの出力が供給され、上記第
    1信号の成分を取出す第3FIRフィルタ手段と、 上記第1内挿FIRフィルタの出力が供給され、上記第
    3信号の成分を取出す第4FIRフィルタ手段と、 上記第2内挿FIRフィルタの出力が供給され、上記第
    2信号の成分を取出す第5FIRフィルタ手段と、 上記第2内挿FIRフィルタの出力が供給され、上記第
    4信号の成分を取出す第6FIRフィルタ手段と、 上記第3乃至第6FIRフィルタ手段の各出力のサンプ
    リング周波数をそれぞれ4分の1にする第1乃至第4ダ
    ウンサンプラと、 を具備するディジタル処理信号分割器。
  2. 【請求項2】 周波数帯域幅がほぼ等しい第1〜第8信
    号が周波数分割多重化されてなる入力信号が供給され、
    上記第1,第3,第5,第7信号の各成分を取出す、内
    挿率4の第1内挿FIRフィルタ手段と、 上記入力信号が供給され、上記第2,第4,第6,第8
    信号の各成分を取出す、内挿率4の第2内挿FIRフィ
    ルタ手段と、 上記第1内挿FIRフィルタの出力が供給され、上記第
    1,第5信号の各成分を取出す内挿率2の第3内挿FI
    Rフィルタ手段と、 上記第1内挿FIRフィルタの出力が供給され、上記第
    3,第7信号の各成分を取出す内挿率2の第4内挿FI
    Rフィルタ手段と、 上記第2内挿FIRフィルタの出力が供給され、上記第
    2,第6信号の各成分を取出す内挿率2の第5内挿FI
    Rフィルタ手段と、 上記第2内挿FIRフィルタの出力が供給され、上記第
    4,第8信号の各成分を取出す内挿率2の第6内挿FI
    Rフィルタ手段と、 上記第3内挿FIRフィルタ手段の出力が供給され、上
    記第1信号の成分を取出す第7FIRフィルタ手段と、 上記第3内挿FIRフィルタ手段の出力が供給され、上
    記第5信号の成分を取出す第8FIRフィルタ手段と、 上記第4内挿FIRフィルタ手段の出力が供給され、上
    記第3信号の成分を取出す第9FIRフィルタ手段と、 上記第4内挿FIRフィルタ手段の出力が供給され、上
    記第7信号の成分を取出す第10FIRフィルタ手段
    と、 上記第5内挿FIRフィルタ手段の出力が供給され、上
    記第2信号の成分を取出す第11FIRフィルタ手段
    と、 上記第5内挿FIRフィルタ手段の出力が供給され、上
    記第6信号の成分を取出す第12FIRフィルタ手段
    と、 上記第6内挿FIRフィルタ手段の出力が供給され、上
    記第4信号の成分を取出す第13FIRフィルタ手段
    と、 上記第6内挿FIRフィルタ手段の出力が供給され、上
    記第8信号の成分を取出す第14FIRフィルタ手段
    と、 上記第7乃至第14FIRフィルタ手段の各出力のサン
    プリング周波数をそれぞれ8分の1にする第1乃至第8
    ダウンサンプラと、 を具備するディジタル処理信号分割器。
  3. 【請求項3】 周波数帯域幅がほぼ等しい第1〜第16
    信号が周波数分割多重化されてなる入力信号が供給さ
    れ、上記第1,第8,第9,第16信号の各成分を取出
    す、内挿率2の第1内挿FIRフィルタ手段と、 上記入力信号が供給され、上記第2,第3,第10,第
    11信号の各成分を取出す、内挿率2の第2内挿FIR
    フィルタ手段と、 上記入力信号が供給され、上記第4,第5,第12,第
    13信号の各成分を取出す内挿率2の第3内挿FIRフ
    ィルタ手段と、 上記入力信号が供給され、上記第6,第7,第14,第
    15信号の各成分を取出す内挿率2の第4内挿FIRフ
    ィルタ手段と、 上記第1内挿FIRフィルタの出力が供給され、上記第
    1,第16信号の各成分を取出す第5FIRフィルタ手
    段と、 上記第1内挿FIRフィルタの出力が供給され、上記第
    8,第9信号の各成分を取出す第6FIRフィルタ手段
    と、 上記第2内挿FIRフィルタの出力が供給され、上記第
    2,第3信号の各成分を取出す第7FIRフィルタ手段
    と、 上記第2内挿FIRフィルタの出力が供給され、上記第
    10,第11信号の各成分を取出す第8FIRフィルタ
    手段と、 上記第3内挿FIRフィルタ手段の出力が供給され、上
    記第4,第5信号の各成分を取出す第9FIRフィルタ
    手段と、 上記第3内挿FIRフィルタ手段の出力が供給され、上
    記第12,第13信号の各成分を取出す第10FIRフ
    ィルタ手段と、 上記第4内挿FIRフィルタ手段の出力が供給され、上
    記第6,第7信号の各成分を取出す第11FIRフィル
    タ手段と、 上記第4内挿FIRフィルタ手段の出力が供給され、上
    記第14,第15信号の各成分を取出す第12FIRフ
    ィルタ手段と、 上記第5〜第12FIRフィルタ手段の各出力が供給さ
    れ、それぞれそのサンプリング周波数を4分の1にする
    第1〜第8ダウンサンプラと、 これら第1〜第8ダウンサンプラの各出力が供給され、
    それぞれに含まれている各2つの信号成分をそれぞれ取
    出す、それぞれ内挿率2のFIRフィルタを含む第13
    〜第20FIRフィルタ手段と、 これら第13〜第20FIRフィルタ手段の各出力が供
    給され、そのサンプリング周波数を4分の1にする第9
    〜第16ダウンサンプラと、 を具備するディジタル処理信号分割器。
  4. 【請求項4】 ほぼ同一周波数帯域で、同一サンプリン
    グ周波数fsの第1〜第4入力信号が供給され、それぞ
    れそのサンプリング周波数を4倍にする第1〜第4アッ
    プサンプラと、 上記第1アップサンプラの出力からサンプリング周波数
    が4fsに変換された上記第1入力信号を得るサンプリ
    ング周波数が4fsの第1FIRフィルタ手段と、 その第1FIRフィルタ手段から得られる第1入力信号
    に対し2fs離れたサンプリング周波数が4fsに変換
    された第3入力信号を上記第3アップサンプラの出力か
    ら得るサンプリング周波数が4fsの第2FIRフィル
    タ手段と、 上記第2アップサンプラの出力からサンプリング周波数
    が4fsに変換された上記第2入力信号を得るサンプリ
    ング周波数が4fsの第3FIRフィルタ手段と、 その第3FIRフィルタ手段から得られる第2入力信号
    に対し2fs離れたサンプリング周波数が4fsに変換
    された第4入力信号を上記第4アップサンプラの出力か
    ら得るサンプリング周波数4fsの第4FIRフィルタ
    と、 上記第1,第2FIRフィルタ手段の各出力が供給さ
    れ、2fs離れた上記第1,第3入力信号の周波数多重
    化された信号を得るサンプリング周波数4fs、内挿率
    2の第5内挿FIRフィルタ手段と、 上記第3,第4FIRフィルタ手段の各出力が供給さ
    れ、上記第5内挿FIRフィルタ手段の出力の第1,第
    3入力信号に対してそれぞれfs離れた上記第2,第4
    入力信号の周波数多重化された信号を得るサンプリング
    周波数4fs、内挿率2の第6内挿FIRフィルタ手段
    と、 上記第5,第6内挿FIRフィルタ手段の各出力を合成
    する手段と、 を具備するディジタル処理信号合成器。
  5. 【請求項5】 ほぼ同一周波数帯域、同一サンプリング
    周波数fsの第1〜第8入力信号が供給され、それぞれ
    そのサンプリング周波数を8倍にする第1〜第8アップ
    サンプラと、 これら第1,第3,第5,第7アップサンプラからの各
    サンプリング周波数が8fsに変換された上記第1,第
    3,第2,第4入力信号を得るサンプリング周波数が8
    fsの第1〜第4FIRフィルタ手段と、 これら第1〜第4FIRフィルタ手段から得られる第
    1,第3,第2,第4入力信号に対しそれぞれ4fs離
    れた第5,第7,第6,第8入力信号を上記第2,第
    4,第6,第8アップサンプラの出力から得るサンプリ
    ング周波数が8fsの第5〜第8FIRフィルタ手段
    と、 上記第1,第5FIRフィルタ手段の各出力が供給さ
    れ、4fs離れた上記第1,第5入力信号を得るサンプ
    リング周波数8fs、内挿率2の第9内挿FIRフィル
    タ手段と、 上記第2,第6FIRフィルタ手段の各出力が供給さ
    れ、上記第9内挿FIRフィルタ手段の出力の第1,第
    5入力信号に対してそれぞれ2fs離れた上記第3,第
    7入力信号を得るサンプリング周波数8fs、内挿率2
    の第10内挿FIRフィルタ手段と、 上記第3,第7FIRフィルタ手段の各出力が供給さ
    れ、上記第9内挿FIRフィルタ手段の出力の第1,第
    5入力信号に対してそれぞれfs離れた上記第2,第6
    入力信号を得るサンプリング周波数8fs,内挿率2の
    第11内挿FIRフィルタ手段と、 上記第4,第8FIRフィルタ手段の各出力が供給さ
    れ、上記第9内挿FIRフィルタ手段の出力の第1,第
    5入力信号に対して、それぞれ3fs離れた上記第4,
    第8入力信号を得るサンプリング周波数8fs,内挿率
    2の第12内挿FIRフィルタ手段と、 上記第9,第10内挿FIRフィルタ手段の各出力が供
    給され、順次2fsずれた第1,第3,第5,第7入力
    信号を取出す、サンプリング周波数8fs、内挿率4の
    第13内挿FIRフィルタ手段と、 上記第11,第12内挿FIRフィルタ手段の各出力が
    供給され、上記第13内挿FIRフィルタ手段の出力の
    第1,第3,第5,第7入力信号に対してそれぞれfs
    ずれた第2,第4,第6,第8入力信号を得るサンプリ
    ング周波数8fs、内挿率4の第14内挿FIRフィル
    タ手段と、 上記第13,第14内挿FIRフィルタ手段の出力を合
    成する手段と、 を具備するディジタル処理信号合成器。
  6. 【請求項6】 ほぼ同一周波数帯域、同一サンプリング
    周波数fsの第1〜第16信号が供給され、そのサンプ
    リング周波数をそれぞれ4倍にする第1〜第16アップ
    サンプラと、 これら第1〜第16アップサンプラの各出力中の2つづ
    つを組として、互いに周波数がfsだけずれた信号とし
    て合成する、内挿率2の内挿FIRフィルタを含む、第
    1〜第8FIRフィルタ手段と、 これら第1〜第8FIRフィルタ手段の各出力がそれぞ
    れ供給され、そのサンプリング周波数を4倍の16fs
    とする第17〜第24アップサンプラと、 これらアップサンプラの各出力中の二つづつを組として
    それぞれ供給され、互いに周波数が8fsずれた各2つ
    の信号として合成して出力する第9〜第12FIRフィ
    ルタ手段と、 これら第9〜第12FIRフィルタ手段の各出力が供給
    され、順次fs/2ずれた信号を得る内挿率2の第13
    〜第16FIRフィルタ手段と、 これら第13〜第16FIRフィルタ手段の各出力を合
    成して出力する手段と、 を具備するディジタル処理信号合成器。
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