JPH0884023A - 多重路衛星通信リンクのアンテナ - Google Patents
多重路衛星通信リンクのアンテナInfo
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- JPH0884023A JPH0884023A JP7214882A JP21488295A JPH0884023A JP H0884023 A JPH0884023 A JP H0884023A JP 7214882 A JP7214882 A JP 7214882A JP 21488295 A JP21488295 A JP 21488295A JP H0884023 A JPH0884023 A JP H0884023A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】多重路衛星配備通信システムにて使用されるア
ンテナシステムを提供する。 【解決手段】アンテナ70は、地表に垂直な軸(法線)
に対して第1の角度(例えば90゜)に向けられた主面
を有する第1基礎構造体72を含む。アンテナは、第1
基礎構造体の主面に対して第2の角度に配置されたロー
カル主面を各々が有する複数の第2基礎構造体74も含
む。複数の基礎構造体の各々は、ローカル主面から外側
に向けられた法線を有し、かかる法線は、隣接する基礎
構造体の外側を向く法線から軸の周囲に第3の角度を向
いている。複数の基礎構造体の各々の外側を向く法線
は、軸から遠ざかる方向を向くように配置されている。
少なくとも1つのアンテナ素子76は、第1基礎構造体
や複数の第2基礎構造体の各々によって保持されてい
る。
ンテナシステムを提供する。 【解決手段】アンテナ70は、地表に垂直な軸(法線)
に対して第1の角度(例えば90゜)に向けられた主面
を有する第1基礎構造体72を含む。アンテナは、第1
基礎構造体の主面に対して第2の角度に配置されたロー
カル主面を各々が有する複数の第2基礎構造体74も含
む。複数の基礎構造体の各々は、ローカル主面から外側
に向けられた法線を有し、かかる法線は、隣接する基礎
構造体の外側を向く法線から軸の周囲に第3の角度を向
いている。複数の基礎構造体の各々の外側を向く法線
は、軸から遠ざかる方向を向くように配置されている。
少なくとも1つのアンテナ素子76は、第1基礎構造体
や複数の第2基礎構造体の各々によって保持されてい
る。
Description
【0001】
【技術分野】本発明は、多重路通信システムに関し、特
に、多重路衛星配備通信システムにて使用されるアンテ
ナシステムに関する。
に、多重路衛星配備通信システムにて使用されるアンテ
ナシステムに関する。
【0002】
【背景技術】衛星配備通信システムは、周知であり、従
来からの技術である。例えば、1994年4月12日に
発行したロバート・A・ウィーデマン(Robert A. Wied
eman)による「無線電話・衛星システム(Wireless Tel
ephone/Satellite Roaming System )」と題された米国
特許第5,303,286に参照される。多くの米国特
許、外国特許、及び米国特許第5,303,286号に
参照される。
来からの技術である。例えば、1994年4月12日に
発行したロバート・A・ウィーデマン(Robert A. Wied
eman)による「無線電話・衛星システム(Wireless Tel
ephone/Satellite Roaming System )」と題された米国
特許第5,303,286に参照される。多くの米国特
許、外国特許、及び米国特許第5,303,286号に
参照される。
【0003】本発明に対する特別な関心は、1993年
8月3日に発行されたステファン・A・アメス(Stepha
n A. Ames )により「中継器ダイバーシチスペクトラム
拡散通信システム(Repeater Diversity Spread Spectr
um Communication System )」と題された米国特許第
5,233,626号である。この特許は、送信機
(1)と受信機(7)との間で殆どフェード(fade)の
無い通信を行う中継器ダイバーシチスペクトラム拡散シ
ステムを教示する。送信信号は、送信信号のコピーを生
成する複数の線形通信中継器(3−6)を介して中継さ
れ、コピーの各々は独立なフェージング信号路を経由し
て到達する。送信機や受信機は、可動プラットホーム
(mobile platform )に装着され、複数の中継器は、地
上にあったり、または低地球軌道や地球静止軌道にある
衛星に備えられる。受信機は、受信信号を処理して、互
いに遅延、周波数及び位相を等しくし、多重受信等化信
号コピーを合成して、フェージングの深さがかなり減少
した複合信号を生成する。
8月3日に発行されたステファン・A・アメス(Stepha
n A. Ames )により「中継器ダイバーシチスペクトラム
拡散通信システム(Repeater Diversity Spread Spectr
um Communication System )」と題された米国特許第
5,233,626号である。この特許は、送信機
(1)と受信機(7)との間で殆どフェード(fade)の
無い通信を行う中継器ダイバーシチスペクトラム拡散シ
ステムを教示する。送信信号は、送信信号のコピーを生
成する複数の線形通信中継器(3−6)を介して中継さ
れ、コピーの各々は独立なフェージング信号路を経由し
て到達する。送信機や受信機は、可動プラットホーム
(mobile platform )に装着され、複数の中継器は、地
上にあったり、または低地球軌道や地球静止軌道にある
衛星に備えられる。受信機は、受信信号を処理して、互
いに遅延、周波数及び位相を等しくし、多重受信等化信
号コピーを合成して、フェージングの深さがかなり減少
した複合信号を生成する。
【0004】
【発明の概要】本発明は、多重路衛星配備通信システム
で使用されるアンテナシステムに関し、かかるシステム
は、低地球軌道(LEO)通信衛星の集合体の複数の低
地球軌道衛星と送受信する能力を有する地上局や端末を
提供するものである。本発明のアンテナは、LEO衛星
信号の受信機と送信機との両方を含むユーザ端末に高利
得を提供する。アンテナによって得られたさらなる受信
機利得によって、衛星(中継器)送信機出力電力の減少
が可能となる。出力電力の減少は、LEO衛星が使用す
る限られた電力を考慮すると、有効な結果である。衛星
電力の減少は、順方向リンク(ゲートウェイからユーザ
に)と逆リンク(ユーザからゲートウェイへ)の両方に
おいて実現される。アンテナによって供給された利得に
よって、ユーザ端末送信機出力電力の減少も可能にな
る。
で使用されるアンテナシステムに関し、かかるシステム
は、低地球軌道(LEO)通信衛星の集合体の複数の低
地球軌道衛星と送受信する能力を有する地上局や端末を
提供するものである。本発明のアンテナは、LEO衛星
信号の受信機と送信機との両方を含むユーザ端末に高利
得を提供する。アンテナによって得られたさらなる受信
機利得によって、衛星(中継器)送信機出力電力の減少
が可能となる。出力電力の減少は、LEO衛星が使用す
る限られた電力を考慮すると、有効な結果である。衛星
電力の減少は、順方向リンク(ゲートウェイからユーザ
に)と逆リンク(ユーザからゲートウェイへ)の両方に
おいて実現される。アンテナによって供給された利得に
よって、ユーザ端末送信機出力電力の減少も可能にな
る。
【0005】アンテナは、地表に垂直な軸(法線)に対
して第1の角度(例えば90゜)に向けられた主面を有
する第1基礎構造体を含む。アンテナ70は、第1基礎
構造体の主面に対して第2の角度(例えば45゜)に配
置されたローカル主面を各々が有する複数N(例えば6
つ)の第2基礎構造体74も含む。複数の基礎構造体の
各々は、ローカル主面から外側を向く法線を有し、かか
る法線は、隣接する基礎構造体の外側を向く法線から軸
の周囲に第3の角度(例えば60゜)に向けられてい
る。しかしながら、N及びその結果である第3の角度
は、例えば8及び45゜などの異なる値を取ることがで
きる。複数の基礎構造体の各々の外側を向く法線は、軸
から離れる方向を向くように配置されている。
して第1の角度(例えば90゜)に向けられた主面を有
する第1基礎構造体を含む。アンテナ70は、第1基礎
構造体の主面に対して第2の角度(例えば45゜)に配
置されたローカル主面を各々が有する複数N(例えば6
つ)の第2基礎構造体74も含む。複数の基礎構造体の
各々は、ローカル主面から外側を向く法線を有し、かか
る法線は、隣接する基礎構造体の外側を向く法線から軸
の周囲に第3の角度(例えば60゜)に向けられてい
る。しかしながら、N及びその結果である第3の角度
は、例えば8及び45゜などの異なる値を取ることがで
きる。複数の基礎構造体の各々の外側を向く法線は、軸
から離れる方向を向くように配置されている。
【0006】ホーンや、パッチ、またはパッチのアレイ
などの少なくとも1つのアンテナ素子は、第1基礎構造
体によって、さらには複数の第2基礎構造体の各々によ
って保持されている。第1基礎構造体及び少なくともい
くつかの複数の第2基礎構造体のアンテナ素子によっ
て、低地球軌道衛星の仰角の広範囲において、端末と少
なくとも1つの低地球軌道衛星との間でスペクトラム拡
散通信が可能になる。
などの少なくとも1つのアンテナ素子は、第1基礎構造
体によって、さらには複数の第2基礎構造体の各々によ
って保持されている。第1基礎構造体及び少なくともい
くつかの複数の第2基礎構造体のアンテナ素子によっ
て、低地球軌道衛星の仰角の広範囲において、端末と少
なくとも1つの低地球軌道衛星との間でスペクトラム拡
散通信が可能になる。
【0007】使用のための特定の基礎構造体のアンテナ
素子の選択は、衛星エフェメリス(ephemeris )データ
に基づいた、予想される衛星の仰角及び方位角に基づき
行われ、または、複数の基礎構造体のアンテナ素子を順
次走査することにより受信した信号強度の測定に基づい
て行われる。衛星エフェメリスデータ予測値と測定され
た信号強度との組合せも用いられる。
素子の選択は、衛星エフェメリス(ephemeris )データ
に基づいた、予想される衛星の仰角及び方位角に基づき
行われ、または、複数の基礎構造体のアンテナ素子を順
次走査することにより受信した信号強度の測定に基づい
て行われる。衛星エフェメリスデータ予測値と測定され
た信号強度との組合せも用いられる。
【0008】複数の低地球軌道衛星の少なくとも1つの
衛星と通信を送受信する端末を操作する方法も開示され
る。複数の衛星の各々は、端末の視界にある任意の時間
に、特定の仰角に向けられている。かかる方法は、仰角
の第1の範囲に対して、通信を送受信するためにアンテ
ナ構造体の第1の部分を選択する行程を含み、かかる第
1の部分は、地表の法線である軸に対して第1の角度に
配置されている。仰角の第2の範囲に対して、方法は、
通信を送受信するためにアンテナ構造体の第2の部分を
選択し、かかる第2の部分は、地表の法線である軸に対
して第2の角度に配置されている。仰角の起こり得る第
3及びその後の範囲に対して、方法は、通信を送受信す
るためにアンテナ構造体のさらなる部分を選択し、かか
る部分は、地表の法線である軸に対して第1の角度に配
置されている。
衛星と通信を送受信する端末を操作する方法も開示され
る。複数の衛星の各々は、端末の視界にある任意の時間
に、特定の仰角に向けられている。かかる方法は、仰角
の第1の範囲に対して、通信を送受信するためにアンテ
ナ構造体の第1の部分を選択する行程を含み、かかる第
1の部分は、地表の法線である軸に対して第1の角度に
配置されている。仰角の第2の範囲に対して、方法は、
通信を送受信するためにアンテナ構造体の第2の部分を
選択し、かかる第2の部分は、地表の法線である軸に対
して第2の角度に配置されている。仰角の起こり得る第
3及びその後の範囲に対して、方法は、通信を送受信す
るためにアンテナ構造体のさらなる部分を選択し、かか
る部分は、地表の法線である軸に対して第1の角度に配
置されている。
【0009】方法は、さらに、複数の衛星の少なくとも
1つの別の衛星からの同期信号を受信する行程と、かか
る同期信号を追跡する行程とを同時に実行するものであ
る。本発明の好ましい実施例において、受信される通信
は、スペクトラム拡散通信であり、受信及び追跡の行程
は、少なくとも1つの別の衛星によって送信されるパイ
ロットチャネルにロックする行程を含む。
1つの別の衛星からの同期信号を受信する行程と、かか
る同期信号を追跡する行程とを同時に実行するものであ
る。本発明の好ましい実施例において、受信される通信
は、スペクトラム拡散通信であり、受信及び追跡の行程
は、少なくとも1つの別の衛星によって送信されるパイ
ロットチャネルにロックする行程を含む。
【0010】
【実施例】本発明の特徴は、添付図面とともに以下の詳
細な説明によってより明らかにされる。図1に、本発明
のアンテナシステムの好ましい実施例と共に使用される
衛星通信システム10の好ましい実施例を示す。本発明
を詳細に説明する前に、本発明のアンテナシステムをよ
り完全に理解するために、通信システムを最初に説明す
る。
細な説明によってより明らかにされる。図1に、本発明
のアンテナシステムの好ましい実施例と共に使用される
衛星通信システム10の好ましい実施例を示す。本発明
を詳細に説明する前に、本発明のアンテナシステムをよ
り完全に理解するために、通信システムを最初に説明す
る。
【0011】通信システム10は、概念的に複数のセグ
メント1,2,3,4に細分される。セグメント1は宇
宙セグメントとして、セグメント2はユーザセグメント
として、セグメント3は地上(地球上)セグメントとし
て、セグメント4は電話システム基盤セグメント4とし
て参照される。本発明は、ユーザセグメント2を対象と
し、特に、図7及び図8に示す固定アンテナ構造体70
に関する。アンテナ構造体70と接続された電子システ
ムによって、低地球軌道(LEO)衛星12の集合体を
形成する複数の衛星と同時のユーザ通信が可能になる。
メント1,2,3,4に細分される。セグメント1は宇
宙セグメントとして、セグメント2はユーザセグメント
として、セグメント3は地上(地球上)セグメントとし
て、セグメント4は電話システム基盤セグメント4とし
て参照される。本発明は、ユーザセグメント2を対象と
し、特に、図7及び図8に示す固定アンテナ構造体70
に関する。アンテナ構造体70と接続された電子システ
ムによって、低地球軌道(LEO)衛星12の集合体を
形成する複数の衛星と同時のユーザ通信が可能になる。
【0012】本発明の好ましい実施例において、141
0kmのLEOに全部で48の衛星が存在する。衛星1
2は8つの軌道面に分布して、1軌道面当たり6の衛星
が等しく離間配置されている(ウォーカー配置[Walker
constellation])。この軌道面は、赤道に対して52
度傾斜しており、各衛星は、114分毎に1回軌道を周
回している。これによって、殆ど地球全体を照射領域と
することができ、好ましくは、南緯70度と北緯70度
との間に位置する特定のユーザから任意の時刻に視界に
少なくとも2つの衛星が存在する。その結果、ユーザ
は、地上の任意の一地点から他の地点への、1つまたは
複数のゲートウェイ18及び1つまたは複数の衛星12
を経由して、可能であれば電話基盤セグメント4の一部
も使用して、通信を行うことができる。
0kmのLEOに全部で48の衛星が存在する。衛星1
2は8つの軌道面に分布して、1軌道面当たり6の衛星
が等しく離間配置されている(ウォーカー配置[Walker
constellation])。この軌道面は、赤道に対して52
度傾斜しており、各衛星は、114分毎に1回軌道を周
回している。これによって、殆ど地球全体を照射領域と
することができ、好ましくは、南緯70度と北緯70度
との間に位置する特定のユーザから任意の時刻に視界に
少なくとも2つの衛星が存在する。その結果、ユーザ
は、地上の任意の一地点から他の地点への、1つまたは
複数のゲートウェイ18及び1つまたは複数の衛星12
を経由して、可能であれば電話基盤セグメント4の一部
も使用して、通信を行うことができる。
【0013】システム10の上記記載は、本発明のアン
テナ構造体及びシステムの使用が見られる通信システム
の適切な実施例を単に表すものである。すなわち、通信
システムの詳細は、本発明を実行する際の限定と捕らえ
るべきではない。システム10の説明を続けると、衛星
12間、さらには、各衛星によって送信される16のス
ポットビームの各々の間でのソフトの伝達(受け渡し)
処理(図4)は、スペクトラム拡散(SS)、符号分割
多元接続(CDMA)方式を介して非破壊の通信を提供
する。好ましいSS−CDMA方式は、TIA/EIA
暫定基準「2重モード帯域スペクトラム拡散セルラシス
テムの移動ステーション設置ステーション互換性基準
(Mobile Station-Base Station Compatibility Standa
rd for Dual-Mode Wideband Spread Spectrum Cellular
System )」TIA/EIA/IS−95(1993年
7月)と互換性を有する。
テナ構造体及びシステムの使用が見られる通信システム
の適切な実施例を単に表すものである。すなわち、通信
システムの詳細は、本発明を実行する際の限定と捕らえ
るべきではない。システム10の説明を続けると、衛星
12間、さらには、各衛星によって送信される16のス
ポットビームの各々の間でのソフトの伝達(受け渡し)
処理(図4)は、スペクトラム拡散(SS)、符号分割
多元接続(CDMA)方式を介して非破壊の通信を提供
する。好ましいSS−CDMA方式は、TIA/EIA
暫定基準「2重モード帯域スペクトラム拡散セルラシス
テムの移動ステーション設置ステーション互換性基準
(Mobile Station-Base Station Compatibility Standa
rd for Dual-Mode Wideband Spread Spectrum Cellular
System )」TIA/EIA/IS−95(1993年
7月)と互換性を有する。
【0014】低地球軌道によって、低電力固定ユーザ端
末や移動ユーザ端末13は、衛星12を経由して通信す
ることができる。かかる衛星12の各々は、本発明の好
ましい実施例において、単なる「折曲パイプ(bent pip
e )」中継器として機能し、ユーザ端末13やゲートウ
ェイ18から会話やデータなどの通信トラフィック信号
(communications traffic signal )を受信し、受信し
た通信トラフィック信号を別の周波数帯域に変換し、次
に変換された信号を再送信する。すなわち、受信した通
信トラフィック信号の搭載処理が発生せず、衛星12
は、送受信される通信トラフィック信号が搬送されてい
ることに少しも気付かない。
末や移動ユーザ端末13は、衛星12を経由して通信す
ることができる。かかる衛星12の各々は、本発明の好
ましい実施例において、単なる「折曲パイプ(bent pip
e )」中継器として機能し、ユーザ端末13やゲートウ
ェイ18から会話やデータなどの通信トラフィック信号
(communications traffic signal )を受信し、受信し
た通信トラフィック信号を別の周波数帯域に変換し、次
に変換された信号を再送信する。すなわち、受信した通
信トラフィック信号の搭載処理が発生せず、衛星12
は、送受信される通信トラフィック信号が搬送されてい
ることに少しも気付かない。
【0015】さらに、衛星12間の直接通信リンクを必
要としない。すなわち、衛星12の各々は、ユーザセグ
メント2に位置する送信機や地上セグメント3に位置す
る送信機からの信号のみを受信し、ユーザセグメント2
に位置する受信機や地上セグメント3に位置する受信機
のみに信号を送信する。ユーザセグメント2は、衛星1
2との通信に適した複数の種類のユーザ端末13を含
む。ユーザ端末13は、例えば、無線電話機14、移動
無線電話機15、ページング/メッセージングタイプの
装置16など(これらに限定されず)を含む複数の異な
る種類の固定ユーザ端末及び移動ユーザ端末を含む。
要としない。すなわち、衛星12の各々は、ユーザセグ
メント2に位置する送信機や地上セグメント3に位置す
る送信機からの信号のみを受信し、ユーザセグメント2
に位置する受信機や地上セグメント3に位置する受信機
のみに信号を送信する。ユーザセグメント2は、衛星1
2との通信に適した複数の種類のユーザ端末13を含
む。ユーザ端末13は、例えば、無線電話機14、移動
無線電話機15、ページング/メッセージングタイプの
装置16など(これらに限定されず)を含む複数の異な
る種類の固定ユーザ端末及び移動ユーザ端末を含む。
【0016】本発明での特定の対象は、アンテナ構造体
70とこれに接続された受信機電子回路68aとを有す
るユーザ端末68であり、かかるユーザ端末68は、本
発明により構成されて動作する。詳細を説明するよう
に、アンテナ構造体70によって、複数の衛星12から
の信号の同時受信とかかる複数の衛星12への信号の送
信とが可能となり、衛星12の各々は、最も好ましく
は、任意の時刻において、アンテナ構造体70に対して
異なる仰角に配向されている。これによって、最強の信
号を送信する衛星を選択的に追跡し、且つ頭上を通過す
る衛星の後を追う能力が提供される。さらに、衛星12
の各々によって送信される非通信トラフィック同期信号
(例えばパイロット信号)を受信してかかる信号とロッ
クオンする能力が備えられる。これによって、1つの衛
星12から別の衛星12への迅速且つ平滑な転移や受け
渡しが可能となり、衛星の各々は、音声通信などの同じ
SS−CDMA通信リンクの同一のコピーをユーザ端末
68に送信できる。これによって、フェージングや他の
信号減衰の影響を緩和するダイバーシチ受信モードが提
供される。ユーザ端末68から複数の衛星12へのユー
ザ通信の伝送も、アンテナ構造体70の使用によって可
能となる。
70とこれに接続された受信機電子回路68aとを有す
るユーザ端末68であり、かかるユーザ端末68は、本
発明により構成されて動作する。詳細を説明するよう
に、アンテナ構造体70によって、複数の衛星12から
の信号の同時受信とかかる複数の衛星12への信号の送
信とが可能となり、衛星12の各々は、最も好ましく
は、任意の時刻において、アンテナ構造体70に対して
異なる仰角に配向されている。これによって、最強の信
号を送信する衛星を選択的に追跡し、且つ頭上を通過す
る衛星の後を追う能力が提供される。さらに、衛星12
の各々によって送信される非通信トラフィック同期信号
(例えばパイロット信号)を受信してかかる信号とロッ
クオンする能力が備えられる。これによって、1つの衛
星12から別の衛星12への迅速且つ平滑な転移や受け
渡しが可能となり、衛星の各々は、音声通信などの同じ
SS−CDMA通信リンクの同一のコピーをユーザ端末
68に送信できる。これによって、フェージングや他の
信号減衰の影響を緩和するダイバーシチ受信モードが提
供される。ユーザ端末68から複数の衛星12へのユー
ザ通信の伝送も、アンテナ構造体70の使用によって可
能となる。
【0017】図3を参照すると、ユーザ端末13は、全
2重モードで動作し、例えばLバンドRFリンク(アッ
プリンク)及びSバンドRFリンク(ダウンリンク)を
経由してリターン衛星トランスポンダ12a及び順方向
衛星トランスポンダ12bを介してそれぞれ通信を行う
ことができる。アップリンクLバンドRFリンクは、帯
域幅16.5MHzの1.61GHzから1.6265
GHzまで周波数範囲内で動作し、好ましいスペクトラ
ム拡散方式により音声信号やディジタル信号と共に変調
される。ダウンリンクSバンドRFリンクは、帯域幅1
6.5MHzの2.4835GHzから2.5GHzま
での周波数範囲内で動作する。ダウンリンクRFリンク
17も、スペクトラム拡散方式により音声信号やディジ
タル信号と共にゲートウェイ18で変調される。
2重モードで動作し、例えばLバンドRFリンク(アッ
プリンク)及びSバンドRFリンク(ダウンリンク)を
経由してリターン衛星トランスポンダ12a及び順方向
衛星トランスポンダ12bを介してそれぞれ通信を行う
ことができる。アップリンクLバンドRFリンクは、帯
域幅16.5MHzの1.61GHzから1.6265
GHzまで周波数範囲内で動作し、好ましいスペクトラ
ム拡散方式により音声信号やディジタル信号と共に変調
される。ダウンリンクSバンドRFリンクは、帯域幅1
6.5MHzの2.4835GHzから2.5GHzま
での周波数範囲内で動作する。ダウンリンクRFリンク
17も、スペクトラム拡散方式により音声信号やディジ
タル信号と共にゲートウェイ18で変調される。
【0018】地上セグメント3は、例えば5GHzを中
心とする範囲内で動作する全2重CバンドRFリンク1
9を介して衛星12と通信を行う複数のゲートウェイ1
8を含む。CバンドRFリンクは、通信フィーダリンク
を双方向に伝達し、衛星のコマンドも伝達し(順方向リ
ンク)、テレメトリ情報を受信する(リターンリン
ク)。
心とする範囲内で動作する全2重CバンドRFリンク1
9を介して衛星12と通信を行う複数のゲートウェイ1
8を含む。CバンドRFリンクは、通信フィーダリンク
を双方向に伝達し、衛星のコマンドも伝達し(順方向リ
ンク)、テレメトリ情報を受信する(リターンリン
ク)。
【0019】衛星フィーダリンクアンテナ12g,12
hは、地球を照射領域とするアンテナであり、Lバンド
アンテナ及びSバンドアンテナは、対応するサービス領
域内に地球の照射領域を形成するマルチビーム(好まし
くは16ビーム)アンテナである。Lバンドアンテナ1
2g及びSバンドアンテナ12hは、互いに一致してい
る。例えば、全部でおよそ3000の全2重通信は、衛
星12の所定の1つを経由して現れる。システム10の
特徴により、2つまたはそれ以上の衛星12は、それぞ
れ所定のユーザ端末13と1つのゲートウェイ18との
間で同一の通信を伝達する。故に、この動作モードは、
詳細は後述するが、フェージングに対する抵抗の増大を
導き、さらにソフトの受け渡し手順の実行を容易としな
がら、対応する受信機でのダイバーシチの合成に備え
る。
hは、地球を照射領域とするアンテナであり、Lバンド
アンテナ及びSバンドアンテナは、対応するサービス領
域内に地球の照射領域を形成するマルチビーム(好まし
くは16ビーム)アンテナである。Lバンドアンテナ1
2g及びSバンドアンテナ12hは、互いに一致してい
る。例えば、全部でおよそ3000の全2重通信は、衛
星12の所定の1つを経由して現れる。システム10の
特徴により、2つまたはそれ以上の衛星12は、それぞ
れ所定のユーザ端末13と1つのゲートウェイ18との
間で同一の通信を伝達する。故に、この動作モードは、
詳細は後述するが、フェージングに対する抵抗の増大を
導き、さらにソフトの受け渡し手順の実行を容易としな
がら、対応する受信機でのダイバーシチの合成に備え
る。
【0020】周波数、帯域、及び本発明にて説明される
ものの全ては、単に1つの特定のシステムを表したにす
ぎない。他の周波数や周波数帯域は、議論すべき原理に
少しも変化を与えずに使用される。一例として、ゲート
ウェイと衛星との間のフィーダリンクは、Cバンド以外
の他の帯域、例えばKuバンドやKaバンドの周波数を
使用しても良い。
ものの全ては、単に1つの特定のシステムを表したにす
ぎない。他の周波数や周波数帯域は、議論すべき原理に
少しも変化を与えずに使用される。一例として、ゲート
ウェイと衛星との間のフィーダリンクは、Cバンド以外
の他の帯域、例えばKuバンドやKaバンドの周波数を
使用しても良い。
【0021】ゲートウェイ18は、衛星12の通信機器
(トランスポンダ12a,12b、Lバンド受信アンテ
ナ12c、Sバンド送信アンテナ12d、Cバンド電力
増幅器12e、Cバンド低雑音増幅器12f、及びCバ
ンドアンテナ12g,12h)を電話基盤セグメント4
に接続するように機能する。電話基盤セグメント4は、
既存の電話システムからなり、セルラゲートウェイ2
0、総括局(Regional Bell Operating Centers:RBO
C)22または他のローカル電話サービス提供局、長距
離搬送局(long distance carriers)24、国際搬送局
(international carriers)26、私設ネットワーク2
8及び公衆電信電話システム30を含む。通信システム
10は、ユーザセグメント2と電話基盤セグメント4の
電話機32との間に通信を提供するように動作し、ゲー
トウェイ18を介してユーザセグメント2のユーザ装置
の各々間での通信を可能とするように動作する。
(トランスポンダ12a,12b、Lバンド受信アンテ
ナ12c、Sバンド送信アンテナ12d、Cバンド電力
増幅器12e、Cバンド低雑音増幅器12f、及びCバ
ンドアンテナ12g,12h)を電話基盤セグメント4
に接続するように機能する。電話基盤セグメント4は、
既存の電話システムからなり、セルラゲートウェイ2
0、総括局(Regional Bell Operating Centers:RBO
C)22または他のローカル電話サービス提供局、長距
離搬送局(long distance carriers)24、国際搬送局
(international carriers)26、私設ネットワーク2
8及び公衆電信電話システム30を含む。通信システム
10は、ユーザセグメント2と電話基盤セグメント4の
電話機32との間に通信を提供するように動作し、ゲー
トウェイ18を介してユーザセグメント2のユーザ装置
の各々間での通信を可能とするように動作する。
【0022】図1及び図5に示すように、地上セグメン
ト3の一部として、衛星動作制御センター(Satellite
Operations Control Center: SOCC)36と、地上
動作制御センター(Ground Operations Control Cente
r:GOCC)38とが存在する。通信路39は、グロー
バルスターデータネットワーク(Globalstar Data Netw
ork:GDN)58を含み(図2を参照)、地上セグメン
ト3のゲートウェイ18及びTCU18a、SOCC3
6及びGOCC38を相互に接続するために設けられて
いる。通信システム10のこの部分によって、衛星制御
機能の全体が形成される。グローバルスターは、ローラ
ルクアルコムサテライトサービス株式会社(Loral Qual
comm Satellite Services Inc.)の商標である。
ト3の一部として、衛星動作制御センター(Satellite
Operations Control Center: SOCC)36と、地上
動作制御センター(Ground Operations Control Cente
r:GOCC)38とが存在する。通信路39は、グロー
バルスターデータネットワーク(Globalstar Data Netw
ork:GDN)58を含み(図2を参照)、地上セグメン
ト3のゲートウェイ18及びTCU18a、SOCC3
6及びGOCC38を相互に接続するために設けられて
いる。通信システム10のこの部分によって、衛星制御
機能の全体が形成される。グローバルスターは、ローラ
ルクアルコムサテライトサービス株式会社(Loral Qual
comm Satellite Services Inc.)の商標である。
【0023】図2に、ゲートウェイ18を詳細に示す。
各ゲートウェイ18は、4つまでの2重偏波RF・Cバ
ンド2次システムを含む。2重偏波RF・Cバンド2次
システムの各々は、パラボラアンテナ40と、アンテナ
駆動部42と、低雑音受信機44と、高電力増幅器46
とからなる。これらの全部品は、レードーム構造体(ra
dome structure)の内部に配置されて、周囲から分離さ
れている。
各ゲートウェイ18は、4つまでの2重偏波RF・Cバ
ンド2次システムを含む。2重偏波RF・Cバンド2次
システムの各々は、パラボラアンテナ40と、アンテナ
駆動部42と、低雑音受信機44と、高電力増幅器46
とからなる。これらの全部品は、レードーム構造体(ra
dome structure)の内部に配置されて、周囲から分離さ
れている。
【0024】ゲートウェイ18は、さらに、受信RF搬
送波信号及び送信RF搬送波信号をそれぞれ処理するダ
ウンコンバータ48とアップコンバータ50とを含む。
ダウンコンバータ48及びアップコンバータ50は、C
DMA2次システム52に接続されている。CDMA2
次システム52は、公衆交換電話ネットワーク(Public
Switched Telephone Network:PSTN)にPSTNイ
ンターフェース54を介して接続されている。
送波信号及び送信RF搬送波信号をそれぞれ処理するダ
ウンコンバータ48とアップコンバータ50とを含む。
ダウンコンバータ48及びアップコンバータ50は、C
DMA2次システム52に接続されている。CDMA2
次システム52は、公衆交換電話ネットワーク(Public
Switched Telephone Network:PSTN)にPSTNイ
ンターフェース54を介して接続されている。
【0025】CDMA2次システム52は、信号加算器
・スイッチユニット52aと、グローバルスター・トラ
ンシーバ2次システム(GTS)52bと、GTSコン
トローラ52cと、CDMA相互接続2次システム(C
IS)54dと、交換基地局(Switched Base Station:
SBS)54eとを含む。CDMA2次システム52
は、基地局管理部(Base Station Manager: BSM)に
よって制御され、CDMA互換性(例えばIS−95コ
ンパチブル)基地局と類似した方法で動作する。CDM
A2次システム52も、所望周波数合成器52gとグロ
ーバルポジショニングシステム(Global Positioning S
ystem:GPS)受信機52hとを含む。
・スイッチユニット52aと、グローバルスター・トラ
ンシーバ2次システム(GTS)52bと、GTSコン
トローラ52cと、CDMA相互接続2次システム(C
IS)54dと、交換基地局(Switched Base Station:
SBS)54eとを含む。CDMA2次システム52
は、基地局管理部(Base Station Manager: BSM)に
よって制御され、CDMA互換性(例えばIS−95コ
ンパチブル)基地局と類似した方法で動作する。CDM
A2次システム52も、所望周波数合成器52gとグロ
ーバルポジショニングシステム(Global Positioning S
ystem:GPS)受信機52hとを含む。
【0026】PSTNインターフェース54は、PST
Nサービススイッチポイント(SSP)54aと、サー
ビス制御ポイント(SCP)54bと、ビジターロケー
ションレジスタ(Visitor Location Register:VLR)
54cと、ホームロケーションレジスタ(Home Locatio
n Register: HLR)へのインターフェース54dとを
含む。
Nサービススイッチポイント(SSP)54aと、サー
ビス制御ポイント(SCP)54bと、ビジターロケー
ションレジスタ(Visitor Location Register:VLR)
54cと、ホームロケーションレジスタ(Home Locatio
n Register: HLR)へのインターフェース54dとを
含む。
【0027】ゲートウェイ18は、SSP54aによっ
て形成された標準インターフェースを経由して遠距離通
信ネットワークに接続される。ゲートウェイ18は、イ
ンターフェースを行い、予備レートインターフェース
(Primary Rate Interface: PRI)を介してPSTN
に接続されている。ゲートウェイ18は、さらに、移動
交換センター(Mobile Switching Center:MSC)と直
接接続できるようになっている。
て形成された標準インターフェースを経由して遠距離通
信ネットワークに接続される。ゲートウェイ18は、イ
ンターフェースを行い、予備レートインターフェース
(Primary Rate Interface: PRI)を介してPSTN
に接続されている。ゲートウェイ18は、さらに、移動
交換センター(Mobile Switching Center:MSC)と直
接接続できるようになっている。
【0028】ゲートウェイ18は、SS−7・ISDN
固定信号をSCP54bに提供する。このインターフェ
ースのゲートウェイ側では、SCP54bは、基地局コ
ントローラ(BSC)とインターフェースをとり、次に
CDMA2次システム52とインターフェースをとる。
SCP54bは、グローバルスターエアーインターフェ
ース(GAI)に対するプロトコル転送機能を提供す
る。かかるGAIは、CDMA通信に対するIS−95
暫定基準の変形バージョンに基づいている。
固定信号をSCP54bに提供する。このインターフェ
ースのゲートウェイ側では、SCP54bは、基地局コ
ントローラ(BSC)とインターフェースをとり、次に
CDMA2次システム52とインターフェースをとる。
SCP54bは、グローバルスターエアーインターフェ
ース(GAI)に対するプロトコル転送機能を提供す
る。かかるGAIは、CDMA通信に対するIS−95
暫定基準の変形バージョンに基づいている。
【0029】ブロック54c,54dは、通常ゲートウ
ェイ18と外部のセルラ電話ネットワークとの間のイン
ターフェースを形成する。かかるセルラ電話ネットワー
クは、例えばIS−41(北アメリカ標準、AMPS)
セルラシステムや、GSM(欧州標準、MAP)セルラ
システムとコンパチブルであり、特に、呼び出す場所が
電話のホームシステムから外れている人を操作する方法
である。ゲートウェイ18は、グローバルスター/AM
PS電話及びグローバルスター/GMS電話に対するユ
ーザ端末の証明を支援する。既存の遠距離通信基盤が無
いサービス領域において、HLRが、ゲートウェイ18
に加えられて、SS−7信号インターフェースとインタ
ーフェースする。
ェイ18と外部のセルラ電話ネットワークとの間のイン
ターフェースを形成する。かかるセルラ電話ネットワー
クは、例えばIS−41(北アメリカ標準、AMPS)
セルラシステムや、GSM(欧州標準、MAP)セルラ
システムとコンパチブルであり、特に、呼び出す場所が
電話のホームシステムから外れている人を操作する方法
である。ゲートウェイ18は、グローバルスター/AM
PS電話及びグローバルスター/GMS電話に対するユ
ーザ端末の証明を支援する。既存の遠距離通信基盤が無
いサービス領域において、HLRが、ゲートウェイ18
に加えられて、SS−7信号インターフェースとインタ
ーフェースする。
【0030】通常サービス領域での呼出を行う移動中の
ユーザは、確認されれば、システム10によって便宜が
図られる。移動中のユーザがいずれかの領域内に見いだ
される場合、ユーザは、同一の端末装置を使用して、世
界中のどこからでも呼び出すことができ、必要なプロト
コルの変換がゲートウェイ18によって行われる。プロ
トコルコンバータ54dは、必要でないときは無視され
る。
ユーザは、確認されれば、システム10によって便宜が
図られる。移動中のユーザがいずれかの領域内に見いだ
される場合、ユーザは、同一の端末装置を使用して、世
界中のどこからでも呼び出すことができ、必要なプロト
コルの変換がゲートウェイ18によって行われる。プロ
トコルコンバータ54dは、必要でないときは無視され
る。
【0031】ゲートウェイ全体の制御は、ゲートウェイ
コントローラ56によって行われる。ゲートウェイコン
トローラ56は、上述のグローバルスターデータネット
ワーク(GDN)58へのインターフェース56aと、
サービス提供者コントロールセンター(SPCC)60
へのインターフェース56bとを含む。ゲートウェイコ
ントローラ56は、通常、BSM52fを介してさらに
はアンテナ40の各々に接続されたRFコントローラ4
3を介してゲートウェイ18と相互に接続されている。
ゲートウェイコントローラ56は、さらに、ユーザのデ
ータベースや衛星エフェメリスデータなどのデータベー
ス62と、ゲートウェイコントローラ56とアクセスを
得るパーソナルサービスを可能とするI/Oユニット6
4とに接続されている。GDN58も、テレメトリコマ
ンド(Telemetry and Command:T&S)ユニット66と
双方向にインターフェースできる。かかるテレメトリコ
マンドユニット66は、TCU基礎システム18aとの
インターフェースを形成する(図1及び図5)。
コントローラ56によって行われる。ゲートウェイコン
トローラ56は、上述のグローバルスターデータネット
ワーク(GDN)58へのインターフェース56aと、
サービス提供者コントロールセンター(SPCC)60
へのインターフェース56bとを含む。ゲートウェイコ
ントローラ56は、通常、BSM52fを介してさらに
はアンテナ40の各々に接続されたRFコントローラ4
3を介してゲートウェイ18と相互に接続されている。
ゲートウェイコントローラ56は、さらに、ユーザのデ
ータベースや衛星エフェメリスデータなどのデータベー
ス62と、ゲートウェイコントローラ56とアクセスを
得るパーソナルサービスを可能とするI/Oユニット6
4とに接続されている。GDN58も、テレメトリコマ
ンド(Telemetry and Command:T&S)ユニット66と
双方向にインターフェースできる。かかるテレメトリコ
マンドユニット66は、TCU基礎システム18aとの
インターフェースを形成する(図1及び図5)。
【0032】図5を参照すると、GOCC38の機能
は、ゲートウェイ18による衛星の利用を計画し制御す
ることであり、さらに、この利用をSOCC36で調整
することである。通常、GOCC38は、トラフィック
計画を生成し、衛星12及びゲートウェイ18の両方に
電源を割り当て、システム10全体の性能を監視する。
SOCC36は、軌道を提供して監視し、衛星のバッテ
リ状態を含む各衛星12の機能全体を監視するように動
作し、衛星12内のRF信号路に対する利得を設定し、
さらに地表に対する衛星の最適な配向を保証するように
動作する。
は、ゲートウェイ18による衛星の利用を計画し制御す
ることであり、さらに、この利用をSOCC36で調整
することである。通常、GOCC38は、トラフィック
計画を生成し、衛星12及びゲートウェイ18の両方に
電源を割り当て、システム10全体の性能を監視する。
SOCC36は、軌道を提供して監視し、衛星のバッテ
リ状態を含む各衛星12の機能全体を監視するように動
作し、衛星12内のRF信号路に対する利得を設定し、
さらに地表に対する衛星の最適な配向を保証するように
動作する。
【0033】上述の如く、各ゲートウェイ18は、信号
や音声、またはデータ通信のために所定のユーザをPS
TNに接続し、また、支払を目的としてデータベース6
2(図2)を介してデータを生成するように機能する。
選択されたゲートウェイ18は、Cバンドリターンリン
クにおいて衛星12によって送信されるテレメトリデー
タを受信し且つコマンドを衛星12に送信するテレメト
リコマンドユニット(TCU)18aを含む。GDN5
8は、ゲートウェイ18、GOCC38及びSOCC3
6を相互に接続するように動作する。
や音声、またはデータ通信のために所定のユーザをPS
TNに接続し、また、支払を目的としてデータベース6
2(図2)を介してデータを生成するように機能する。
選択されたゲートウェイ18は、Cバンドリターンリン
クにおいて衛星12によって送信されるテレメトリデー
タを受信し且つコマンドを衛星12に送信するテレメト
リコマンドユニット(TCU)18aを含む。GDN5
8は、ゲートウェイ18、GOCC38及びSOCC3
6を相互に接続するように動作する。
【0034】通常、LEO集合体の衛星12の各々は、
情報をゲートウェイ18からユーザに中継し(Cバンド
アップリンクからSバンドダウンリンク)、情報をユー
ザからゲートウェイ18に中継する(Lバンドアップリ
ンクからCバンドダウンリンク)ように動作する。この
情報は、電力制御信号に加え、SS−CDMAパイロッ
トチャネル、同期チャネル、及びページングチャネルを
含む。衛星エフェメリスの更新データも、衛星12を経
由してユーザ端末13の各々にダウンロードされる。衛
星12は、また、アクセス指令、電力変化指令、及び登
録指令を含む信号情報をユーザ端末13からゲートウェ
イ18に中継するように機能する。衛星12は、ユーザ
とゲートウェイ18との間で通信信号を中継し、未登録
の使用を軽減する安全性を付与する。
情報をゲートウェイ18からユーザに中継し(Cバンド
アップリンクからSバンドダウンリンク)、情報をユー
ザからゲートウェイ18に中継する(Lバンドアップリ
ンクからCバンドダウンリンク)ように動作する。この
情報は、電力制御信号に加え、SS−CDMAパイロッ
トチャネル、同期チャネル、及びページングチャネルを
含む。衛星エフェメリスの更新データも、衛星12を経
由してユーザ端末13の各々にダウンロードされる。衛
星12は、また、アクセス指令、電力変化指令、及び登
録指令を含む信号情報をユーザ端末13からゲートウェ
イ18に中継するように機能する。衛星12は、ユーザ
とゲートウェイ18との間で通信信号を中継し、未登録
の使用を軽減する安全性を付与する。
【0035】動作する際、衛星12は、衛星の動作状態
の測定値を含む宇宙船テレメトリデータを送信する。衛
生からのテレメトリの流れ、SOCC36からのコマン
ド、及び通信フィーダリンクは、全てCバンドアンテナ
12g,12hを共有する。TCU18aを含むこれら
のゲートウェイ18に対して、受信された衛星テレメト
リデータは、SOCC36に直ちに送られ、または、テ
レメトリデータは、記憶された後、多くはSOCCの指
令によりSOCC36に送られる。いずれの場合におい
ても、テレメトリデータは、パケットメッセージ(pack
et messages )としてGDN58を介して送られ、各パ
ケットメッセージは、単一のマイナーテレメトリフレー
ム(minor telemetry frame )を含むものである。複数
のSOCC36が衛星の支援を行う場合、テレメトリデ
ータは全てのSOCCを巡る。
の測定値を含む宇宙船テレメトリデータを送信する。衛
生からのテレメトリの流れ、SOCC36からのコマン
ド、及び通信フィーダリンクは、全てCバンドアンテナ
12g,12hを共有する。TCU18aを含むこれら
のゲートウェイ18に対して、受信された衛星テレメト
リデータは、SOCC36に直ちに送られ、または、テ
レメトリデータは、記憶された後、多くはSOCCの指
令によりSOCC36に送られる。いずれの場合におい
ても、テレメトリデータは、パケットメッセージ(pack
et messages )としてGDN58を介して送られ、各パ
ケットメッセージは、単一のマイナーテレメトリフレー
ム(minor telemetry frame )を含むものである。複数
のSOCC36が衛星の支援を行う場合、テレメトリデ
ータは全てのSOCCを巡る。
【0036】SOCC36は、GOCC38とのインタ
ーフェース機能を主に3つ有する。第1のインターフェ
ース機能は、軌道位置情報であり、SOCC36は、各
ゲートウェイ18がかかるゲートウェイの視界にある4
つの衛星を正確に追跡するように、GOCC38に軌道
情報を提供する。このデータはデータ表を含み、かかる
データ表はゲートウェイ18が周知のアルゴリズムを使
用して衛星交信リストを伝搬するためのものである。こ
れらのゲートウェイが作成した交信リストは、SOCC
36にも送られてテレメトリ情報の収集及びコマンドの
伝達を支援する。
ーフェース機能を主に3つ有する。第1のインターフェ
ース機能は、軌道位置情報であり、SOCC36は、各
ゲートウェイ18がかかるゲートウェイの視界にある4
つの衛星を正確に追跡するように、GOCC38に軌道
情報を提供する。このデータはデータ表を含み、かかる
データ表はゲートウェイ18が周知のアルゴリズムを使
用して衛星交信リストを伝搬するためのものである。こ
れらのゲートウェイが作成した交信リストは、SOCC
36にも送られてテレメトリ情報の収集及びコマンドの
伝達を支援する。
【0037】第2のインターフェース機能は、GOCC
38からSOCC36への利用統計の提供である。利用
統計は、各衛星12の実際の通信の質と利用(ゲートウ
ェイ評価)に関係する。この情報は、予測される行動と
変則的な行動とを区別するために、衛星のテレメトリデ
ータと相関が採られる。第3のインターフェース機能
は、SOCC36からGOCC38に報告される衛星状
態の提供である。衛星状態情報は、衛星/トランスポン
ダの利用性、バッテリ状態、及び軌道情報を含み、通信
目的に対して、衛星12の全部または一部の使用を排除
する衛星関連の制限を組み込む。システム10の重要な
概念は、ゲートウェイ受信機やユーザ端末受信機でのダ
イバーシチの合成に関するSS−CDMAの使用であ
る。ダイバーシチ合成は、信号が複数の異なるパス長を
介して複数の衛星からユーザ端末13やゲートウェイ1
8に到着したときのフェージングの影響を緩和するため
に使用される。レーキ(Rake)受信機が、複数の信号源
から信号を受信して合成するために使用される。例え
ば、ユーザ端末13やゲートウェイ18は、同時に3つ
の衛星12を介して送受信される順方向リンク信号やリ
ターンリンク信号に対してダイバーシチ合成を行う。
38からSOCC36への利用統計の提供である。利用
統計は、各衛星12の実際の通信の質と利用(ゲートウ
ェイ評価)に関係する。この情報は、予測される行動と
変則的な行動とを区別するために、衛星のテレメトリデ
ータと相関が採られる。第3のインターフェース機能
は、SOCC36からGOCC38に報告される衛星状
態の提供である。衛星状態情報は、衛星/トランスポン
ダの利用性、バッテリ状態、及び軌道情報を含み、通信
目的に対して、衛星12の全部または一部の使用を排除
する衛星関連の制限を組み込む。システム10の重要な
概念は、ゲートウェイ受信機やユーザ端末受信機でのダ
イバーシチの合成に関するSS−CDMAの使用であ
る。ダイバーシチ合成は、信号が複数の異なるパス長を
介して複数の衛星からユーザ端末13やゲートウェイ1
8に到着したときのフェージングの影響を緩和するため
に使用される。レーキ(Rake)受信機が、複数の信号源
から信号を受信して合成するために使用される。例え
ば、ユーザ端末13やゲートウェイ18は、同時に3つ
の衛星12を介して送受信される順方向リンク信号やリ
ターンリンク信号に対してダイバーシチ合成を行う。
【0038】この点に関して、1993年8月3日に発
行したステファンA.アメスにより「中継器ダイバーシ
チスペクトラム拡散通信システム」と題された米国特許
第5,233,626号の開示は、1994年5月9日
に発行したロバートウィーデマン(Robert Wiedeman )
及びポールA.モンテ(Paul A. Monte )により「多重
路通信システム最適化機(Multipath Communications S
ystem Optimizer )」と題された米国特許出願第S.
N.08/239,750号の開示のように、本発明に
取り込まれている。
行したステファンA.アメスにより「中継器ダイバーシ
チスペクトラム拡散通信システム」と題された米国特許
第5,233,626号の開示は、1994年5月9日
に発行したロバートウィーデマン(Robert Wiedeman )
及びポールA.モンテ(Paul A. Monte )により「多重
路通信システム最適化機(Multipath Communications S
ystem Optimizer )」と題された米国特許出願第S.
N.08/239,750号の開示のように、本発明に
取り込まれている。
【0039】連続ダイバーシチ受信モードの性能は、1
つの衛星中継器を介して1つの信号を受信するものより
も優れており、さらに、受信信号に不利な影響をもたら
す木や他の障害物からの干渉によりリンクが失われる通
信の破壊が無い。ゲートウェイ18の所定の1つの多重
方向性アンテナ40は、ユーザ端末13のダイバーシチ
合成を支援するために、異なる衛星12を介して順方向
リンク信号(ゲートウェイからユーザ端末へ)を送信す
ることができる。ユーザ端末13の全方向性アンテナ1
3aは、ユーザ端末13から見える全衛星を介して送信
する。
つの衛星中継器を介して1つの信号を受信するものより
も優れており、さらに、受信信号に不利な影響をもたら
す木や他の障害物からの干渉によりリンクが失われる通
信の破壊が無い。ゲートウェイ18の所定の1つの多重
方向性アンテナ40は、ユーザ端末13のダイバーシチ
合成を支援するために、異なる衛星12を介して順方向
リンク信号(ゲートウェイからユーザ端末へ)を送信す
ることができる。ユーザ端末13の全方向性アンテナ1
3aは、ユーザ端末13から見える全衛星を介して送信
する。
【0040】各ゲートウェイ18は、低速フェード(sl
ow fades)をアドレスする送信機電力制御機能を支援
し、さらに高速フェード(fast fades)に媒体をアドレ
スするブロックインターリーブも支援する。電力制御
は、順方向リンクと逆方向リンクとの両方で実行され
る。電力制御機能の応答時間は、平均30m秒の衛星周
回遅延トリップ(satellite round trip delay)に適応
するように調整される。
ow fades)をアドレスする送信機電力制御機能を支援
し、さらに高速フェード(fast fades)に媒体をアドレ
スするブロックインターリーブも支援する。電力制御
は、順方向リンクと逆方向リンクとの両方で実行され
る。電力制御機能の応答時間は、平均30m秒の衛星周
回遅延トリップ(satellite round trip delay)に適応
するように調整される。
【0041】ブロックインターリーバー(interleaver
s:53d,53e,53f、図6参照)は、ボコーダ
53gのパケットフレームに関係するブロック長におい
て動作する。最適インターリーバー長は、より長いもの
に交換され、故に縦断遅延(end-to-end delay)の増加
を犠牲にしてエラー訂正を改善する。好ましい最大縦断
遅延は、150ミリ秒であり、またはそれよりも短い。
この遅延は、ダイバーシチ合成器によって行われる受信
信号アライメントによる遅延、ボコーダ53gの処理遅
延、ブロックインターリーバー53d−53fの遅延、
及びCDMA2次システム52の一部を形成する図示せ
ぬビタビデコーダの遅延を全て含む。
s:53d,53e,53f、図6参照)は、ボコーダ
53gのパケットフレームに関係するブロック長におい
て動作する。最適インターリーバー長は、より長いもの
に交換され、故に縦断遅延(end-to-end delay)の増加
を犠牲にしてエラー訂正を改善する。好ましい最大縦断
遅延は、150ミリ秒であり、またはそれよりも短い。
この遅延は、ダイバーシチ合成器によって行われる受信
信号アライメントによる遅延、ボコーダ53gの処理遅
延、ブロックインターリーバー53d−53fの遅延、
及びCDMA2次システム52の一部を形成する図示せ
ぬビタビデコーダの遅延を全て含む。
【0042】図6は、図2のCDMA2次システム52
の順方向リンク変調の構成図である。加算器ブロック5
3aの出力は、周波数アップコンバータ53bに送ら
れ、アップコンバータ53bは、加算器及びスイッチブ
ロック52aに信号を送る。テレメトリ及び制御(T&
C)情報も、ブロック52aに入力される。未変調直接
シーケンスSSパイロットチャネルは、所望のビットレ
ートで全てゼロのウォルシュ(Walsh )コードを生成す
る。このデータの流れは、異なるゲートウェイ18や異
なる衛星12からの信号を分離するために使用される短
PNコード(short PN code )と合成される。パイロッ
トチャネルは、短コードに加えられた2を法とし、次
に、CDMA帯域にQPSK拡散される。続いて異なる
疑似雑音(PN)コードオフセット、すなわち、(a)
ユーザ端末13がゲートウェイ18を確認できるPNコ
ードオフセット、(b)ユーザ端末13が衛星12を確
認できるPNコードオフセット、(c)ユーザ端末13
が衛星12から伝送される16のビームの所定の1つを
確認できるPNコードオフセット、が提供される。異な
る衛星12からのパイロットPNコードは、同一のパイ
ロットシード(seed)PNコードとは異なる時間/位相
オフセットに割り当てられている。
の順方向リンク変調の構成図である。加算器ブロック5
3aの出力は、周波数アップコンバータ53bに送ら
れ、アップコンバータ53bは、加算器及びスイッチブ
ロック52aに信号を送る。テレメトリ及び制御(T&
C)情報も、ブロック52aに入力される。未変調直接
シーケンスSSパイロットチャネルは、所望のビットレ
ートで全てゼロのウォルシュ(Walsh )コードを生成す
る。このデータの流れは、異なるゲートウェイ18や異
なる衛星12からの信号を分離するために使用される短
PNコード(short PN code )と合成される。パイロッ
トチャネルは、短コードに加えられた2を法とし、次
に、CDMA帯域にQPSK拡散される。続いて異なる
疑似雑音(PN)コードオフセット、すなわち、(a)
ユーザ端末13がゲートウェイ18を確認できるPNコ
ードオフセット、(b)ユーザ端末13が衛星12を確
認できるPNコードオフセット、(c)ユーザ端末13
が衛星12から伝送される16のビームの所定の1つを
確認できるPNコードオフセット、が提供される。異な
る衛星12からのパイロットPNコードは、同一のパイ
ロットシード(seed)PNコードとは異なる時間/位相
オフセットに割り当てられている。
【0043】ゲートウェイ18によって伝送されるパイ
ロットチャネルは、他の信号よりも高い電力レベルで伝
送される。パイロットチャネルによって、ユーザ端末1
3は、順方向CDMAチャネルのタイミングを獲得し、
コヒーレントな復調のための位相基準を形成し、最初に
受け渡す時を判定するために信号強度の比較を行う機構
を形成することができる。しかしながら、パイロットチ
ャネルの使用は強制ではなく、他の方法をこの目的のた
めに使用することもできる。
ロットチャネルは、他の信号よりも高い電力レベルで伝
送される。パイロットチャネルによって、ユーザ端末1
3は、順方向CDMAチャネルのタイミングを獲得し、
コヒーレントな復調のための位相基準を形成し、最初に
受け渡す時を判定するために信号強度の比較を行う機構
を形成することができる。しかしながら、パイロットチ
ャネルの使用は強制ではなく、他の方法をこの目的のた
めに使用することもできる。
【0044】同期チャネルは、次の情報、すなわち、
(a)日付の時間(time of day )、(b)伝送ゲート
ウェイの確認、(c)衛星エフェメリス、及び(d)割
り当てられたページングチャネル、を含むデータの流れ
を生成する。同期データは、畳み込み符号器(convolut
ion encoder )53hに供給され、ここで、データは、
畳み込み符号化され(convolutionally encoded )次に
ブロックインターリーブされ(block interleaved )て
高速フェードと対抗する。その結果であるデータの流れ
は、同期ウォルシュコードに加えられた2を法とし、C
DMA帯域にQPSK拡散される。
(a)日付の時間(time of day )、(b)伝送ゲート
ウェイの確認、(c)衛星エフェメリス、及び(d)割
り当てられたページングチャネル、を含むデータの流れ
を生成する。同期データは、畳み込み符号器(convolut
ion encoder )53hに供給され、ここで、データは、
畳み込み符号化され(convolutionally encoded )次に
ブロックインターリーブされ(block interleaved )て
高速フェードと対抗する。その結果であるデータの流れ
は、同期ウォルシュコードに加えられた2を法とし、C
DMA帯域にQPSK拡散される。
【0045】ページングチャネルは、畳み込み符号器5
3iに供給され、ここで、ページングチャネルは畳み込
み符号化され次にブロックインターリーブされる。その
結果であるデータの流れは、長コード発生器53jの出
力と合成される。長PNコードは、異なるユーザ端末1
3の帯域を分離するために使用される。ページングチャ
ネルと長コードとは、シンボルカバー(symbol cover)
に加えられて形成される2を法とし、その結果である信
号は、ウォルシュコードに加えられた2を法とする。次
に、この結果はCDMA帯域にQPSK拡散される。
3iに供給され、ここで、ページングチャネルは畳み込
み符号化され次にブロックインターリーブされる。その
結果であるデータの流れは、長コード発生器53jの出
力と合成される。長PNコードは、異なるユーザ端末1
3の帯域を分離するために使用される。ページングチャ
ネルと長コードとは、シンボルカバー(symbol cover)
に加えられて形成される2を法とし、その結果である信
号は、ウォルシュコードに加えられた2を法とする。次
に、この結果はCDMA帯域にQPSK拡散される。
【0046】一般に、ページングチャネルは、次に示す
種類のメッセージ、すなわち、(a)システムパラメー
タメッセージ、(b)アクセスパラメータメッセージ、
(c)近傍リストメッセージ、及び(d)CDMAチャ
ネルリストメッセージ、を伝達する。システムパラメー
タメッセージは、ページングチャネルの構成、レジスト
レーション(registration)パラメータ、パイロットの
取得を補助するパラメータ、を含む。アクセスパラメー
タメッセージは、アクセスチャネルの構成とアクセスチ
ャネルデータレートとを含む。近傍リストメッセージ
は、近傍パイロット確認者と近傍PNオフセットとを含
む。CDMAチャネルリストメッセージは、関係するパ
イロット確認とウォルシュコード割り当てとを伝達す
る。
種類のメッセージ、すなわち、(a)システムパラメー
タメッセージ、(b)アクセスパラメータメッセージ、
(c)近傍リストメッセージ、及び(d)CDMAチャ
ネルリストメッセージ、を伝達する。システムパラメー
タメッセージは、ページングチャネルの構成、レジスト
レーション(registration)パラメータ、パイロットの
取得を補助するパラメータ、を含む。アクセスパラメー
タメッセージは、アクセスチャネルの構成とアクセスチ
ャネルデータレートとを含む。近傍リストメッセージ
は、近傍パイロット確認者と近傍PNオフセットとを含
む。CDMAチャネルリストメッセージは、関係するパ
イロット確認とウォルシュコード割り当てとを伝達す
る。
【0047】ボコーダ53kは、音声をPCM順方向ト
ラフィックデータ流に符号化する。順方向トラフィック
データ流は、畳み込み符号器53lに供給され、ここ
で、データ流は畳み込み符号化されてブロックインター
リーブされる(ブロック53f)。その結果であるデー
タ流は、ユーザの長コードブロック53kの出力と合成
される。ユーザの長コードは、異なる加入者のチャネル
と分けるために使用される。その結果であるデータ流
は、次にマルチプレクサ(MUX)53mで電力制御さ
れ、ウォルシュコードに加算された2を法とし、CDM
A通信チャネル帯域内にQPSK拡散される。
ラフィックデータ流に符号化する。順方向トラフィック
データ流は、畳み込み符号器53lに供給され、ここ
で、データ流は畳み込み符号化されてブロックインター
リーブされる(ブロック53f)。その結果であるデー
タ流は、ユーザの長コードブロック53kの出力と合成
される。ユーザの長コードは、異なる加入者のチャネル
と分けるために使用される。その結果であるデータ流
は、次にマルチプレクサ(MUX)53mで電力制御さ
れ、ウォルシュコードに加算された2を法とし、CDM
A通信チャネル帯域内にQPSK拡散される。
【0048】リターンリンク復調に関して、ゲートウェ
イ18は、CDMAリターンリンクを復調するように動
作する。リターンリンクに対して2つの異なるコード、
すなわち、(a)ゼロのオフセットパイロットコード、
(b)長コード、が存在する。これらは、2つの異なる
種類のリターンリンクCDMAチャネル、すなわち、ア
クセスチャネルとリターントラフィックチャネルとによ
って使用される。
イ18は、CDMAリターンリンクを復調するように動
作する。リターンリンクに対して2つの異なるコード、
すなわち、(a)ゼロのオフセットパイロットコード、
(b)長コード、が存在する。これらは、2つの異なる
種類のリターンリンクCDMAチャネル、すなわち、ア
クセスチャネルとリターントラフィックチャネルとによ
って使用される。
【0049】アクセスチャネルに対して、ゲートウェイ
18は、アクセスを指令するアクセスチャネルでバース
トを受信して復調する。アクセスチャネルメッセージ
は、比較的小量のデータが続く長プリアンブル(long p
reamble )で具体化される。プリアンブルは、ユーザ端
末の長PNコードである。各ユーザ端末13は、単一の
タイムオフセットによって共通のPN発生器の多項式へ
と生成される唯一の長PNコードを有する。アクセス指
令を受信した後、ゲートウェイ18は、アクセス指令の
受信を認めるとともにウォルシュコードチャネルを割り
当ててトラフィックチャネルを設けながら、順方向リン
クページングチャネル(ブロック53e,53i,53
j)にメッセージを送る。ゲートウェイ18もチャネル
素子を割り当て、ユーザ端末13とゲートウェイ18と
は、共に割り当てられたチャネル素子に切り替えて2重
通信を開始する。
18は、アクセスを指令するアクセスチャネルでバース
トを受信して復調する。アクセスチャネルメッセージ
は、比較的小量のデータが続く長プリアンブル(long p
reamble )で具体化される。プリアンブルは、ユーザ端
末の長PNコードである。各ユーザ端末13は、単一の
タイムオフセットによって共通のPN発生器の多項式へ
と生成される唯一の長PNコードを有する。アクセス指
令を受信した後、ゲートウェイ18は、アクセス指令の
受信を認めるとともにウォルシュコードチャネルを割り
当ててトラフィックチャネルを設けながら、順方向リン
クページングチャネル(ブロック53e,53i,53
j)にメッセージを送る。ゲートウェイ18もチャネル
素子を割り当て、ユーザ端末13とゲートウェイ18と
は、共に割り当てられたチャネル素子に切り替えて2重
通信を開始する。
【0050】リターントラフィックチャネルは、ローカ
ルデータソースやユーザ端末ボコーダからのディジタル
データを畳み込み符号化することによって、ユーザ端末
13で生成される。次に、データは、所定間隔でブロッ
クインターリーブされ、さらに128の(128-Ary )変
調器及びデータバースト確率化器(randomizer)に供給
されてクラッシュ(clashing)を低減する。次に、デー
タは、ゼロオフセットPNコードに加算されて、1つま
たは複数の衛星12を介してゲートウェイ18に伝送さ
れる。
ルデータソースやユーザ端末ボコーダからのディジタル
データを畳み込み符号化することによって、ユーザ端末
13で生成される。次に、データは、所定間隔でブロッ
クインターリーブされ、さらに128の(128-Ary )変
調器及びデータバースト確率化器(randomizer)に供給
されてクラッシュ(clashing)を低減する。次に、デー
タは、ゼロオフセットPNコードに加算されて、1つま
たは複数の衛星12を介してゲートウェイ18に伝送さ
れる。
【0051】ゲートウェイ18は、例えば高速ハダマー
ド変換(Fast Hadamard Transform:FHT)を使用し
てリターンリンクを処理して、128のウォルシュコー
ドを復調し、復調された情報をダイバーシチ合成器に供
給する。上記記載は、通信システム10の好ましい実施
例の記載である。ユーザ端末68(図1)と1つまたは
複数の衛星12との間で通信信号を送受信するアンテナ
構造体70及び接続された電子回路の好ましい実施例を
次に記載する。
ド変換(Fast Hadamard Transform:FHT)を使用し
てリターンリンクを処理して、128のウォルシュコー
ドを復調し、復調された情報をダイバーシチ合成器に供
給する。上記記載は、通信システム10の好ましい実施
例の記載である。ユーザ端末68(図1)と1つまたは
複数の衛星12との間で通信信号を送受信するアンテナ
構造体70及び接続された電子回路の好ましい実施例を
次に記載する。
【0052】アンテナ構造体70の重要な概念は、かか
るアンテナ構造体によって2つまたはそれ以上の衛星1
2と同時通信が可能となることである。これは、多重フ
ィンガ(multi-finger)スペクトラム拡散受信機68a
を備えたユーザ端末68を提供することによって容易に
行われる。かかる多重フィンガSS受信機は、レーキ
(Rake)受信機として周知である。1つの適正な受信機
の種類がアメスによる米国特許第5,233,626号
の図2及び図5に開示されている。この種類の受信機の
使用によって、2つまたはそれ以上の信号源からのスペ
クトラム拡散信号の同時受信と、ダイバーシチ受信モー
ドにおけるこれら信号のディジタル合成とが可能とな
る。受信機68aは、衛星の移動によるドップラ周波数
オフセットにおける差や、伝搬遅延の差、及び移相の差
に対して様々な入力信号を等しくするように動作する。
同時に受信した信号の各々の信号源の確認は、前述のよ
うに、衛星送信機の各々に対して異なるPNオフセット
を使用することによって可能となる。これによって、単
に単一の信号の受信に優るノイズ及び妨害に対する信号
比が改善される。
るアンテナ構造体によって2つまたはそれ以上の衛星1
2と同時通信が可能となることである。これは、多重フ
ィンガ(multi-finger)スペクトラム拡散受信機68a
を備えたユーザ端末68を提供することによって容易に
行われる。かかる多重フィンガSS受信機は、レーキ
(Rake)受信機として周知である。1つの適正な受信機
の種類がアメスによる米国特許第5,233,626号
の図2及び図5に開示されている。この種類の受信機の
使用によって、2つまたはそれ以上の信号源からのスペ
クトラム拡散信号の同時受信と、ダイバーシチ受信モー
ドにおけるこれら信号のディジタル合成とが可能とな
る。受信機68aは、衛星の移動によるドップラ周波数
オフセットにおける差や、伝搬遅延の差、及び移相の差
に対して様々な入力信号を等しくするように動作する。
同時に受信した信号の各々の信号源の確認は、前述のよ
うに、衛星送信機の各々に対して異なるPNオフセット
を使用することによって可能となる。これによって、単
に単一の信号の受信に優るノイズ及び妨害に対する信号
比が改善される。
【0053】アンテナ構造体70の好ましい実施例を示
すために図7及び図8を参照する。アンテナ構造体70
は、高利得アンテナ71と基準アンテナ73とを含む。
高利得アンテナ71は、垂直(V)配向アンテナ構造体
として72で示されるアンテナ基礎構造体と、垂直アン
テナ基礎構造体72に対して所定の角度θに配置された
複数(6つ)のアンテナ基礎構造体74との7つの別々
のアンテナ基礎構造体からなる。基礎構造体74は、ア
ンテナ構造体70が取り付けられたとき、北(N)、北
東(NE)、南西(SE)、南(S)、南西(SW)、
北西(NW)に面するように向けられる。アンテナ基礎
構造体72,74の各々は、1つまたは複数のアンテナ
素子76からなる。アンテナ素子76は、ホーンアンテ
ナ、または図7に示すように、パッチやパッチのアレイ
などの適切な形状の適度な利得アンテナである。図示し
た実施例において、アンテナ基礎構造体72,74の各
々は、互いに接続された4つのアンテナ素子76を含
む。各素子の中心間の間隙は、好ましくは対象となる波
長の倍数であり、例えば、中心間の間隙は、波長λのお
よそ0.5倍から0.8倍の範囲内である。一般に、間
隙が広くなるにつれて、利得は高くなる。しかしなが
ら、間隙が増大すると、格子ローブ(grating lobes )
の振幅も増加する。例えば、アンテナ基礎構造体72の
全体の幅は0.5メータであり、アンテナ素子間の間隙
は10.6cm(0.8λ)であり、各素子76は直径
がおよそ5cmである。高利得アンテナ71は、好まし
くは、アンテナ構造体72の上面が地表の法線と垂直に
なるようにマスト82に取り付けられる。基準アンテナ
73は、例えば地表の法線と垂直となるように向けられ
た単一のアンテナ素子80を含む。
すために図7及び図8を参照する。アンテナ構造体70
は、高利得アンテナ71と基準アンテナ73とを含む。
高利得アンテナ71は、垂直(V)配向アンテナ構造体
として72で示されるアンテナ基礎構造体と、垂直アン
テナ基礎構造体72に対して所定の角度θに配置された
複数(6つ)のアンテナ基礎構造体74との7つの別々
のアンテナ基礎構造体からなる。基礎構造体74は、ア
ンテナ構造体70が取り付けられたとき、北(N)、北
東(NE)、南西(SE)、南(S)、南西(SW)、
北西(NW)に面するように向けられる。アンテナ基礎
構造体72,74の各々は、1つまたは複数のアンテナ
素子76からなる。アンテナ素子76は、ホーンアンテ
ナ、または図7に示すように、パッチやパッチのアレイ
などの適切な形状の適度な利得アンテナである。図示し
た実施例において、アンテナ基礎構造体72,74の各
々は、互いに接続された4つのアンテナ素子76を含
む。各素子の中心間の間隙は、好ましくは対象となる波
長の倍数であり、例えば、中心間の間隙は、波長λのお
よそ0.5倍から0.8倍の範囲内である。一般に、間
隙が広くなるにつれて、利得は高くなる。しかしなが
ら、間隙が増大すると、格子ローブ(grating lobes )
の振幅も増加する。例えば、アンテナ基礎構造体72の
全体の幅は0.5メータであり、アンテナ素子間の間隙
は10.6cm(0.8λ)であり、各素子76は直径
がおよそ5cmである。高利得アンテナ71は、好まし
くは、アンテナ構造体72の上面が地表の法線と垂直に
なるようにマスト82に取り付けられる。基準アンテナ
73は、例えば地表の法線と垂直となるように向けられ
た単一のアンテナ素子80を含む。
【0054】角度θは、好ましくはおよそ30゜から6
0゜までの範囲にあり、選択される角度はビーム形状の
関数になっている。角度は、およそ10゜の仰角から9
0゜の仰角(天頂)までに向けられた衛星に対して可能
な高利得が得られるように選択される。45゜の使用
は、図12を参照して後述するように、満足できる結果
が得られることが判っている。
0゜までの範囲にあり、選択される角度はビーム形状の
関数になっている。角度は、およそ10゜の仰角から9
0゜の仰角(天頂)までに向けられた衛星に対して可能
な高利得が得られるように選択される。45゜の使用
は、図12を参照して後述するように、満足できる結果
が得られることが判っている。
【0055】基礎構造体74は、基礎構造体72と接触
したり、または基礎構造体72と隣接する必要性は無い
のである。例えば、図14を参照すると、1つまたは複
数の基礎構造体74は、様々な基礎構造体の間の上述の
角度関係が維持されている限り、基礎構造体72の縁部
から任意の距離Dだけ離れて配置させても良い。このよ
うに、本発明は、地表に垂直な軸(法線)に対して第1
の角度(例えば90゜)に配向されている主面を有する
第1基礎構造体72を含むアンテナを提供するものであ
る。アンテナ70は、第1基礎構造体の主面に対して第
2の角度(例えば45゜)に配置されたローカル主面
(local major plane )を各々が有する複数N(例えば
6つ)の第2基礎構造体74も含む。複数の基礎構造体
74の各々は、ローカル主面から外側を向く法線を有
し、かかる法線は、隣接する基礎構造体74の外側を向
く法線から軸の回りに第3の角度(例えば60゜)に向
けられている。さらに例えば、N及びその結果である第
3の角度は、異なる値、例えば8と45゜とを採ること
ができる。複数の基礎構造体74の各々の外側を向く法
線は、軸から離れる方向を向くように配置されている。
したり、または基礎構造体72と隣接する必要性は無い
のである。例えば、図14を参照すると、1つまたは複
数の基礎構造体74は、様々な基礎構造体の間の上述の
角度関係が維持されている限り、基礎構造体72の縁部
から任意の距離Dだけ離れて配置させても良い。このよ
うに、本発明は、地表に垂直な軸(法線)に対して第1
の角度(例えば90゜)に配向されている主面を有する
第1基礎構造体72を含むアンテナを提供するものであ
る。アンテナ70は、第1基礎構造体の主面に対して第
2の角度(例えば45゜)に配置されたローカル主面
(local major plane )を各々が有する複数N(例えば
6つ)の第2基礎構造体74も含む。複数の基礎構造体
74の各々は、ローカル主面から外側を向く法線を有
し、かかる法線は、隣接する基礎構造体74の外側を向
く法線から軸の回りに第3の角度(例えば60゜)に向
けられている。さらに例えば、N及びその結果である第
3の角度は、異なる値、例えば8と45゜とを採ること
ができる。複数の基礎構造体74の各々の外側を向く法
線は、軸から離れる方向を向くように配置されている。
【0056】本発明の好ましい実施例において、基礎構
造体72,74と基準アンテナ素子80の支持体78と
は、銅メッキされたガラス繊維やテフロン部材から組み
立てられている。図示した実施例において、アンテナ基
礎構造体72は、六角形状を有し、垂直方向に向けられ
ている。6つの基礎構造体74は、方位角において60
゜セグメントに垂直基礎構造体72の縁部を中心に配列
され、角度θに傾斜されて45゜の仰角にビームのピー
クが位置している。傾斜される基礎構造体74の正確な
個数は、増大される照射領域と複雑さ/価格との兼ね合
いで決まる。6つの基礎構造体74の使用は、示した方
向に面し、図13に示すように、衛星12の軌道に十分
な結果をもたらすことが判る。図13において、6つの
典型的なスポットビーム(15゜の視界)の軌跡が存在
するので、1つの衛星12の地上での軌跡が示されてい
る。
造体72,74と基準アンテナ素子80の支持体78と
は、銅メッキされたガラス繊維やテフロン部材から組み
立てられている。図示した実施例において、アンテナ基
礎構造体72は、六角形状を有し、垂直方向に向けられ
ている。6つの基礎構造体74は、方位角において60
゜セグメントに垂直基礎構造体72の縁部を中心に配列
され、角度θに傾斜されて45゜の仰角にビームのピー
クが位置している。傾斜される基礎構造体74の正確な
個数は、増大される照射領域と複雑さ/価格との兼ね合
いで決まる。6つの基礎構造体74の使用は、示した方
向に面し、図13に示すように、衛星12の軌道に十分
な結果をもたらすことが判る。図13において、6つの
典型的なスポットビーム(15゜の視界)の軌跡が存在
するので、1つの衛星12の地上での軌跡が示されてい
る。
【0057】本発明の実施例において、受信機68aに
最大の利得を提供するために複数の素子76及び基礎構
造体72,74のいずれが任意の時刻にて選択されるの
かに関する比較的簡単な判定が行えるように、アンテナ
構造体70は、衛星12エフェメリスデータを認識して
動作される。動作する際、基礎構造体72,74の一方
の素子76が、任意の所定時刻に受信機68aに接続さ
れるが、垂直指向性基準アンテナ素子は、常時受信機6
8aに接続されている。
最大の利得を提供するために複数の素子76及び基礎構
造体72,74のいずれが任意の時刻にて選択されるの
かに関する比較的簡単な判定が行えるように、アンテナ
構造体70は、衛星12エフェメリスデータを認識して
動作される。動作する際、基礎構造体72,74の一方
の素子76が、任意の所定時刻に受信機68aに接続さ
れるが、垂直指向性基準アンテナ素子は、常時受信機6
8aに接続されている。
【0058】図12は、例えば南西から北東に通過する
衛星12に対するアンテナ構造体70の予想性能を示
す。衛星12は、最初にSW(南西)対向アンテナ素子
76と対向し、水平線(−0゜仰角)でおよそ1dBi
から45゜の仰角でおよそ11dBiまで変化する利得
を得る。次に利得は減少し、70゜の仰角でおよそ8d
Biになり、この時、SW対向アンテナ素子76の利得
がVアンテナ素子76の垂直ビームの利得と釣り合う。
衛星12の仰角が60゜から80゜までの範囲であると
き、ユーザ端末68の受信機68a(図1)への入力
は、SW対向アンテナ素子76からV(垂直)対向アン
テナに切り替わる。衛星12がVアンテナ素子76のビ
ームを通過すると、利得は再び増加しておよそ11dB
iになり、次に低下しておよそ8dBiになる。この
時、受信機68aは、Vアンテナ素子からNE(北東)
対向アンテナ素子76へと切り替えられる。衛星12が
NE対向アンテナ素子76のビームを通過すると、利得
は再び増加しておよそ11dBiになり、次に低下して
衛星が水平線を通過する前の0゜の仰角で1dBiにな
る。
衛星12に対するアンテナ構造体70の予想性能を示
す。衛星12は、最初にSW(南西)対向アンテナ素子
76と対向し、水平線(−0゜仰角)でおよそ1dBi
から45゜の仰角でおよそ11dBiまで変化する利得
を得る。次に利得は減少し、70゜の仰角でおよそ8d
Biになり、この時、SW対向アンテナ素子76の利得
がVアンテナ素子76の垂直ビームの利得と釣り合う。
衛星12の仰角が60゜から80゜までの範囲であると
き、ユーザ端末68の受信機68a(図1)への入力
は、SW対向アンテナ素子76からV(垂直)対向アン
テナに切り替わる。衛星12がVアンテナ素子76のビ
ームを通過すると、利得は再び増加しておよそ11dB
iになり、次に低下しておよそ8dBiになる。この
時、受信機68aは、Vアンテナ素子からNE(北東)
対向アンテナ素子76へと切り替えられる。衛星12が
NE対向アンテナ素子76のビームを通過すると、利得
は再び増加しておよそ11dBiになり、次に低下して
衛星が水平線を通過する前の0゜の仰角で1dBiにな
る。
【0059】伝搬損失などの実践的な検討によって、利
用可能な衛星の最小の仰角をおよそ10゜からおよそ2
0゜までの範囲に制限できる。この条件下で、アンテナ
構造体70は、およそ7.5dBiの最小利得を提供す
る。これによって、衛星配備通信システムに対する信号
強度にかなりの効果がもたらされ、衛星電力消費の低減
の達成が可能になる。
用可能な衛星の最小の仰角をおよそ10゜からおよそ2
0゜までの範囲に制限できる。この条件下で、アンテナ
構造体70は、およそ7.5dBiの最小利得を提供す
る。これによって、衛星配備通信システムに対する信号
強度にかなりの効果がもたらされ、衛星電力消費の低減
の達成が可能になる。
【0060】多重衛星通信の長所の説明が行われた。こ
の説明は、受信機能について行われている。なお、図9
の低雑音増幅器(LNAs)82a,82bを電力増幅
器に交換し、さらに信号の流れの方向を変えると、この
議論を送信機能にあてはめることができる。基準アンテ
ナ73は、別のLNA82bの使用によって高利得メイ
ンアンテナ71に接続されている。このLNA82b
は、アンテナが直接接続されたときに生じる3dBの利
得損失を防止するために、信号合成器84の前に位置す
る。例えば、合成器84は、周知のウィルキンソン(Wi
lkinson )ハイブリッド合成器である。LNA82bの
使用によって、基準アンテナ73の感度が維持される。
合成器84の出力が入力されるものとして図9で引用さ
れる受信機68aは、好ましくは多重スペクトラム拡散
伝送の同時受信、分離、及び復調の能力を有する多重フ
ィンガ受信機である。好ましい多重フィンガスペクトラ
ム拡散受信機の1つは、アメスの米国特許第5,23
3,626号に記載されている。しかしながら、この特
定のSS受信機の使用は、本発明の実施を制限するもの
ではなく、異なる構成を有する他のSS受信機も用いる
こともできる。
の説明は、受信機能について行われている。なお、図9
の低雑音増幅器(LNAs)82a,82bを電力増幅
器に交換し、さらに信号の流れの方向を変えると、この
議論を送信機能にあてはめることができる。基準アンテ
ナ73は、別のLNA82bの使用によって高利得メイ
ンアンテナ71に接続されている。このLNA82b
は、アンテナが直接接続されたときに生じる3dBの利
得損失を防止するために、信号合成器84の前に位置す
る。例えば、合成器84は、周知のウィルキンソン(Wi
lkinson )ハイブリッド合成器である。LNA82bの
使用によって、基準アンテナ73の感度が維持される。
合成器84の出力が入力されるものとして図9で引用さ
れる受信機68aは、好ましくは多重スペクトラム拡散
伝送の同時受信、分離、及び復調の能力を有する多重フ
ィンガ受信機である。好ましい多重フィンガスペクトラ
ム拡散受信機の1つは、アメスの米国特許第5,23
3,626号に記載されている。しかしながら、この特
定のSS受信機の使用は、本発明の実施を制限するもの
ではなく、異なる構成を有する他のSS受信機も用いる
こともできる。
【0061】基準アンテナ73は、衛星12から1つま
たは複数の非通信信号を受信する。基準アンテナ73が
全方向性の場合、垂直方向に向けられているので、これ
らの受信非通信信号の多くは、音声通信などの現在の通
信を搬送する「使用している」信号よりも低い信号強度
を有する。本発明の好ましい実施例において、基準アン
テナ73は、アンテナ構造体70の視界にあるあらゆる
衛星12から送信される前述のパイロット信号を受信す
る。同時に受信することのできるパイロット信号の数に
関する実際の制限は、同時に基準アンテナ73を視界に
捕らえることのできる衛星12の個数と、受信したパイ
ロット信号にロックオンするために受信機68aが利用
できるフィンガやチャネルの数である。なお、現行の通
信を受信して拡散を解くためには少なくとも1つのフィ
ンガが必要である。
たは複数の非通信信号を受信する。基準アンテナ73が
全方向性の場合、垂直方向に向けられているので、これ
らの受信非通信信号の多くは、音声通信などの現在の通
信を搬送する「使用している」信号よりも低い信号強度
を有する。本発明の好ましい実施例において、基準アン
テナ73は、アンテナ構造体70の視界にあるあらゆる
衛星12から送信される前述のパイロット信号を受信す
る。同時に受信することのできるパイロット信号の数に
関する実際の制限は、同時に基準アンテナ73を視界に
捕らえることのできる衛星12の個数と、受信したパイ
ロット信号にロックオンするために受信機68aが利用
できるフィンガやチャネルの数である。なお、現行の通
信を受信して拡散を解くためには少なくとも1つのフィ
ンガが必要である。
【0062】他の衛星12からの同期信号の存在によっ
て、システム10は、受信機68aを「使用している」
衛星12からパイロットが受信されている他の衛星の1
つに移ることができる。これが、受け渡し処理であり、
高利得アンテナ71を、「使用中している」衛星12か
ら仰角が増加している他の衛星に切り替えることによっ
て行われる。上昇してくる衛星の確認は、そのエフェメ
リスデータから判定され、かかるデータは、ユーザ端末
68に記憶されたり、またはユーザ端末68とアクセス
自在になっている。
て、システム10は、受信機68aを「使用している」
衛星12からパイロットが受信されている他の衛星の1
つに移ることができる。これが、受け渡し処理であり、
高利得アンテナ71を、「使用中している」衛星12か
ら仰角が増加している他の衛星に切り替えることによっ
て行われる。上昇してくる衛星の確認は、そのエフェメ
リスデータから判定され、かかるデータは、ユーザ端末
68に記憶されたり、またはユーザ端末68とアクセス
自在になっている。
【0063】なお、パイロット信号チャネルの使用は必
要とされず、また、他の実施例においては、同期信号を
搬送する他のチャネルを用いることもできる。図10
は、アンテナ構造体70の構成図であり、ユーザ端末6
8のコントローラからスイッチ制御信号を受け取るスイ
ッチ86に送られる7つの基礎構造体72,74の各々
からの素子76の出力を示す。
要とされず、また、他の実施例においては、同期信号を
搬送する他のチャネルを用いることもできる。図10
は、アンテナ構造体70の構成図であり、ユーザ端末6
8のコントローラからスイッチ制御信号を受け取るスイ
ッチ86に送られる7つの基礎構造体72,74の各々
からの素子76の出力を示す。
【0064】例えば、図11に示すように、スイッチ8
6は、当業者に周知の複数のPINダイオードスイッチ
86aを含む。ユーザ端末スイッチコントローラ87
は、唯一の衛星から信号を受信したとき、基礎構造体の
1つから1グループの素子76を選択して、信号ライン
87aの1つにおいてPINダイオード86aの1つに
適切なバイアスレベルを印加することによって、LNA
82aの入力に信号が送られる。
6は、当業者に周知の複数のPINダイオードスイッチ
86aを含む。ユーザ端末スイッチコントローラ87
は、唯一の衛星から信号を受信したとき、基礎構造体の
1つから1グループの素子76を選択して、信号ライン
87aの1つにおいてPINダイオード86aの1つに
適切なバイアスレベルを印加することによって、LNA
82aの入力に信号が送られる。
【0065】第2の衛星12からの同期信号(例えばパ
イロットチャネル)の受信と、ユーザ端末68の受信機
68aが既に同期チャネルとロックオンしてこの同期チ
ャネルを追跡しながらも第1の使用中の衛星12から通
信信号を受信しているという事実とは、第1の衛星から
第2の衛星への切り替えを非常に円滑でユーザに対して
眼に見えないものにしている。
イロットチャネル)の受信と、ユーザ端末68の受信機
68aが既に同期チャネルとロックオンしてこの同期チ
ャネルを追跡しながらも第1の使用中の衛星12から通
信信号を受信しているという事実とは、第1の衛星から
第2の衛星への切り替えを非常に円滑でユーザに対して
眼に見えないものにしている。
【0066】第1の衛星から第2の衛星への切り替え
(受け渡し)が生じた後、基準アンテナ73は第3の衛
星からパイロット信号を受信することが最適である。そ
の前、受信機68aに、新たに受信した同期信号にフィ
ンガの割当てが生じ、次にこの信号を捕捉してロックオ
ンしながらも、第2の衛星から通信を受信する。近未来
に、第2の衛星から第3の衛星に通信を受け渡すため
に、上記処理は繰り返される。
(受け渡し)が生じた後、基準アンテナ73は第3の衛
星からパイロット信号を受信することが最適である。そ
の前、受信機68aに、新たに受信した同期信号にフィ
ンガの割当てが生じ、次にこの信号を捕捉してロックオ
ンしながらも、第2の衛星から通信を受信する。近未来
に、第2の衛星から第3の衛星に通信を受け渡すため
に、上記処理は繰り返される。
【0067】原則として、この処理は、「新しい」衛星
が水平線に見えるので、また、「古い」衛星が水平線よ
りも下方に消滅するので、いつまでも継続する。この多
重路ダイバーシチ受信方式は、上述の受け渡しの他に多
くの効果をもたらす。例えば、使用中の衛星のパスが任
意の理由により信号の遮断や損失を被るとき、第1の効
果が現れる。この場合、システム10は、パイロットチ
ャネルが既に得られて実際に追跡されている異なる衛星
からのより質の高い信号に高利得アンテナを迅速に切り
替えることができる。
が水平線に見えるので、また、「古い」衛星が水平線よ
りも下方に消滅するので、いつまでも継続する。この多
重路ダイバーシチ受信方式は、上述の受け渡しの他に多
くの効果をもたらす。例えば、使用中の衛星のパスが任
意の理由により信号の遮断や損失を被るとき、第1の効
果が現れる。この場合、システム10は、パイロットチ
ャネルが既に得られて実際に追跡されている異なる衛星
からのより質の高い信号に高利得アンテナを迅速に切り
替えることができる。
【0068】第2の効果は、衛星システムの全体の通信
容量が、最強の信号を送信する衛星の使用によって増加
することである。すなわち、最強の信号の使用は、この
信号を送信する衛星から全必要電力を減らすので、他の
ユーザに対して利用可能な電力を作ることになる。衛星
エフェメリスデータを必要としない、またはかかるデー
タと共に使用される本発明のさらなる実施例を示すため
に図15を参照する。すなわち、本実施例において、受
信アンテナシステムは、信号がPINダイオードスイッ
チ86に到着して信号の相対強度を比較する前に、各セ
グメントのダウンリンク信号強度をサンプルすることに
よって、様々なアンテナセグメントでの衛星の相対信号
強度を検出するために使用される。おそらく、信号は、
実際に使用されているアンテナの中では最強である。し
かしながら、使用される基礎構造体の強度に接近するよ
うに別の基礎構造体(72,74)での信号強度が増加
していることが判った場合、受信機が直にそのアンテナ
セグメントに切り替えられることを示す。受信信号の連
続的な監視によって、「現行の」アンテナと「新たな候
補」アンテナでの信号がほぼ等しいときに、切り替えの
実行が可能になる。本実施例は、通信用に使用される受
信機とは別の受信機を使用しているが、別の受信機は、
SS−CDMA信号の復調のみを必要とし、ある時間に
て視界にあるアンテナセグメントと相関のある出力表示
電圧を供給する。
容量が、最強の信号を送信する衛星の使用によって増加
することである。すなわち、最強の信号の使用は、この
信号を送信する衛星から全必要電力を減らすので、他の
ユーザに対して利用可能な電力を作ることになる。衛星
エフェメリスデータを必要としない、またはかかるデー
タと共に使用される本発明のさらなる実施例を示すため
に図15を参照する。すなわち、本実施例において、受
信アンテナシステムは、信号がPINダイオードスイッ
チ86に到着して信号の相対強度を比較する前に、各セ
グメントのダウンリンク信号強度をサンプルすることに
よって、様々なアンテナセグメントでの衛星の相対信号
強度を検出するために使用される。おそらく、信号は、
実際に使用されているアンテナの中では最強である。し
かしながら、使用される基礎構造体の強度に接近するよ
うに別の基礎構造体(72,74)での信号強度が増加
していることが判った場合、受信機が直にそのアンテナ
セグメントに切り替えられることを示す。受信信号の連
続的な監視によって、「現行の」アンテナと「新たな候
補」アンテナでの信号がほぼ等しいときに、切り替えの
実行が可能になる。本実施例は、通信用に使用される受
信機とは別の受信機を使用しているが、別の受信機は、
SS−CDMA信号の復調のみを必要とし、ある時間に
て視界にあるアンテナセグメントと相関のある出力表示
電圧を供給する。
【0069】様々な基礎構造体(72,74)に配置さ
れたアンテナ素子76からの受信信号のサンプリング
は、PINダイオード86aと第2のPINダイオード
(86a’)の組とに信号を送る複数の結合器89の使
用によって行われる。すなわち、指向性結合器89を使
用することによって、主アンテナのPINダイオードス
イッチ86aからアンテナ選択システムを切り離すこと
が必要になる。PINダイオード86a’は、アンテナ
サンプリング制御受信機9191へと信号が送られる第
2のハイブリッド合成器84’に集められる。PINダ
イオード86a’は、好ましくは、「V−SW−NW−
N−NE−SE−S」などの繰り返しパターンでアンテ
ナ操作PINダイオードコントローラ87’を介して走
査され、受信信号強度は、各アンテナ位置で記録され、
記憶値や他の基礎構造体(72,74)のアンテナ素子
76から測定された値などの所定のしきい値と比較され
る。次に、比較の結果は、別のアンテナ素子76や別の
基礎構造体(72,74)の選択に使用され、さらに、
他の基礎構造体(72,74)のアンテナ素子76に通
信受信機を切り替える最適の時間を判定するためにも使
用される。
れたアンテナ素子76からの受信信号のサンプリング
は、PINダイオード86aと第2のPINダイオード
(86a’)の組とに信号を送る複数の結合器89の使
用によって行われる。すなわち、指向性結合器89を使
用することによって、主アンテナのPINダイオードス
イッチ86aからアンテナ選択システムを切り離すこと
が必要になる。PINダイオード86a’は、アンテナ
サンプリング制御受信機9191へと信号が送られる第
2のハイブリッド合成器84’に集められる。PINダ
イオード86a’は、好ましくは、「V−SW−NW−
N−NE−SE−S」などの繰り返しパターンでアンテ
ナ操作PINダイオードコントローラ87’を介して走
査され、受信信号強度は、各アンテナ位置で記録され、
記憶値や他の基礎構造体(72,74)のアンテナ素子
76から測定された値などの所定のしきい値と比較され
る。次に、比較の結果は、別のアンテナ素子76や別の
基礎構造体(72,74)の選択に使用され、さらに、
他の基礎構造体(72,74)のアンテナ素子76に通
信受信機を切り替える最適の時間を判定するためにも使
用される。
【0070】使用している衛星12の動きを予測するこ
とに加え、本発明の本実施例は、アンテナ構造体70の
視界に来た別の(さらなる)衛星を検出できることであ
る。さらなる衛星の受信信号強度が、通信のために実際
に使用されている衛星からの受信信号強度を上回ること
が判ったとき、衛星を切り替える時間であることの表示
が行われる。次に、前述の追跡処理は、新たに捕捉され
た衛星に対して繰り返される。
とに加え、本発明の本実施例は、アンテナ構造体70の
視界に来た別の(さらなる)衛星を検出できることであ
る。さらなる衛星の受信信号強度が、通信のために実際
に使用されている衛星からの受信信号強度を上回ること
が判ったとき、衛星を切り替える時間であることの表示
が行われる。次に、前述の追跡処理は、新たに捕捉され
た衛星に対して繰り返される。
【0071】さらに、衛星の追跡と捕捉とが、衛星エフ
ェメリスデータに基づき、さらに上述の受信信号強度に
基づき、予想される衛星の仰角と方位角との両方を使用
して行われる。例えば、衛星エフェメリスデータは、基
礎構造体74を選択するために使用されて最初に衛星の
捕捉を開始し、一方、衛星がアンテナ構造体70に対す
る軌道で進むので、受信信号強度は、衛星の位置を追跡
するために引続き使用される。
ェメリスデータに基づき、さらに上述の受信信号強度に
基づき、予想される衛星の仰角と方位角との両方を使用
して行われる。例えば、衛星エフェメリスデータは、基
礎構造体74を選択するために使用されて最初に衛星の
捕捉を開始し、一方、衛星がアンテナ構造体70に対す
る軌道で進むので、受信信号強度は、衛星の位置を追跡
するために引続き使用される。
【0072】上記記載に基づくと、本発明は、広範囲の
仰角において衛星に送信し且つ衛星から受信することの
できる簡単且つ低価格の高利得アンテナシステムを提供
するものである。アンテナシステムは、移動する衛星を
追跡するために動く部分を必要とせず、替りに、受信機
の入力部や送信機の出力部に選択的にアンテナ素子を接
続する電子切替え装置を使用する。さらに、アンテナシ
ステムによって、通信信号を複数の衛星から同時に受信
したり、さらには前述のダイバーシチ受信モードの動作
で受信信号を合成することができる。また、1つの衛星
からの通信信号は、受信されて追跡されながらも、1つ
または複数の他の衛星からパイロット信号などの非通信
同期信号を受信する。
仰角において衛星に送信し且つ衛星から受信することの
できる簡単且つ低価格の高利得アンテナシステムを提供
するものである。アンテナシステムは、移動する衛星を
追跡するために動く部分を必要とせず、替りに、受信機
の入力部や送信機の出力部に選択的にアンテナ素子を接
続する電子切替え装置を使用する。さらに、アンテナシ
ステムによって、通信信号を複数の衛星から同時に受信
したり、さらには前述のダイバーシチ受信モードの動作
で受信信号を合成することができる。また、1つの衛星
からの通信信号は、受信されて追跡されながらも、1つ
または複数の他の衛星からパイロット信号などの非通信
同期信号を受信する。
【0073】上記記載のアンテナシステム及び構造は、
様々に変形されるものである。例えば、4つよりも多い
または少ないアンテナ素子76が基礎構造体72,74
の各々に含まれる。例えば、干渉状態がアンテナ素子7
6で生じない限り、基準アンテナ素子80を素子80’
として図7に示すように基礎構造体72に配置しても良
い。
様々に変形されるものである。例えば、4つよりも多い
または少ないアンテナ素子76が基礎構造体72,74
の各々に含まれる。例えば、干渉状態がアンテナ素子7
6で生じない限り、基準アンテナ素子80を素子80’
として図7に示すように基礎構造体72に配置しても良
い。
【0074】さらに、上述の(SW),(V),及び
(NE)追跡の例が、垂直アンテナ基礎構造体72を直
接通過する衛星の場合(「頭上」または仰角が大きい場
合の通過)に行われる。しかしながら、仰角の低い衛星
の通過に対して、(S)及び(SE)対向基礎構造体な
どの基礎構造体74の1つまたは複数のみが必要にな
る。他の衛星通過に対して、例えば衛星の仰角や方位角
に依存して、(SW),(V),(NW),及び(N)
基礎構造体74に接続するアンテナ素子、または(S
W),(NW),(N),(NE)基礎構造体74に接
続されたアンテナ素子を選択することができる。
(NE)追跡の例が、垂直アンテナ基礎構造体72を直
接通過する衛星の場合(「頭上」または仰角が大きい場
合の通過)に行われる。しかしながら、仰角の低い衛星
の通過に対して、(S)及び(SE)対向基礎構造体な
どの基礎構造体74の1つまたは複数のみが必要にな
る。他の衛星通過に対して、例えば衛星の仰角や方位角
に依存して、(SW),(V),(NW),及び(N)
基礎構造体74に接続するアンテナ素子、または(S
W),(NW),(N),(NE)基礎構造体74に接
続されたアンテナ素子を選択することができる。
【0075】このように、本発明は、特に好ましい実施
例に関して示し説明したが、当業者においては、本発明
の請求項から逸脱すること無く形態や詳細を変化させる
ことができるものである。
例に関して示し説明したが、当業者においては、本発明
の請求項から逸脱すること無く形態や詳細を変化させる
ことができるものである。
【図1】本発明のアンテナシステムの好ましい実施例に
より構成されて動作される衛星通信システムの構成図で
ある。
より構成されて動作される衛星通信システムの構成図で
ある。
【図2】図1に示すゲートウェイの構成図である。
【図3】図1に示す衛星の通信機器の構成図である。
【図4】図1に示す衛星から送信されるビームパターン
の一部を説明する図である。
の一部を説明する図である。
【図5】衛星のテレメトリ機能と制御機能とを支援する
地上装置を示す構成図である。
地上装置を示す構成図である。
【図6】図2のCDMA2次システムを示す構成図であ
る。
る。
【図7】本発明の好ましい固定アンテナ構造体の上面図
である。
である。
【図8】図7の線分7−7に沿って切断されたアンテナ
構造体の断面図である。
構造体の断面図である。
【図9】本発明のアンテナシステムの構成図である。
【図10】図9の高利得アンテナ部分の構成図である。
【図11】図10のピンダイオードスイッチマトリック
スの構成図である。
スの構成図である。
【図12】本発明の固定アンテナシステムの天頂角
(度)と絶対利得(dBi)との関係を説明するグラフ
である。
(度)と絶対利得(dBi)との関係を説明するグラフ
である。
【図13】図7のアンテナ基礎構造体74の向きを説明
するときに役立つ衛星軌跡の一例を示す図である。
するときに役立つ衛星軌跡の一例を示す図である。
【図14】図7のアンテナ構造体のさらなる実施例の上
面図である。
面図である。
【図15】受信信号強度がアンテナの選択と切り替えと
に使用される本発明のさらなる実施例を示す構成図であ
る。
に使用される本発明のさらなる実施例を示す構成図であ
る。
12 低地球軌道衛星 12a,12b トランスポンダ 18 地上局としてのゲートウェイ 68 端末 70 アンテナ構造体 72 第1基礎構造体 74 第2基礎構造体 76 アンテナ素子 82 軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // H04B 7/185
Claims (35)
- 【請求項1】 各々が端末の視界にある任意の時間に特
定の仰角に向いている低地球軌道衛星の集合体の複数の
衛星に端末を接続するアンテナシステムであって、 地表に垂直な軸に対して第1の角度に向いている主面を
有する第1基礎構造体と、 前記第1基礎構造体の前記主面に対して第2の角度に配
置されたローカル主面を各々が有する複数Nの第2基礎
構造体であって、各々が前記ローカル主面から外側を向
く法線を有し、主面から外側を向く前記法線は隣接する
前記基礎構造体の外側を向く法線から前記軸の周囲に第
3の角度を向いており、外側を向く前記法線は前記軸か
ら遠ざかる方向を向くように配置されている複数Nの第
2基礎構造体と、 前記第1基礎構造体によって且つ前記複数Nの第2基礎
構造体によって保持される少なくとも1つのアンテナ素
子と、からなり、 前記第1基礎構造体及び少なくともいくつかの前記複数
Nの第2基礎構造体のアンテナ素子によって、前記低地
球軌道衛星の仰角の範囲において少なくとも1つの低地
球軌道衛星と前記端末との間でスペクトラム拡散通信を
可能とすることを特徴とするアンテナシステム。 - 【請求項2】 前記第1の角度はおよそ90度であり、
前記第2の角度はおよそ30゜からおよそ60゜の範囲
であることを特徴とする請求項1記載のアンテナシステ
ム。 - 【請求項3】 前記第3の角度はおよそ60゜であり、
Nは6に等しいことを特徴とする請求項1記載のアンテ
ナシステム。 - 【請求項4】 前記第3の角度はおよそ45゜であり、
Nは8に等しいことを特徴とする請求項1記載のアンテ
ナシステム。 - 【請求項5】 前記基礎構造体の各々によって保持され
る前記アンテナ素子の複数が存在し、 前記複数のアンテナ素子の各々は、対象の波長の関数で
ある距離を介して離間配置されていることを特徴とする
請求項1記載のアンテナシステム。 - 【請求項6】 前記基礎構造体の各々によって保持され
ている前記アンテナ素子の複数が存在し、 前記複数のアンテナ素子の各々は、対象の波長をλとす
る場合、およそ0.5λからおよそ0.8λの範囲内の
距離を介して離間配置されていることを特徴とする請求
項1記載のアンテナシステム。 - 【請求項7】 地表に垂直な軸に対して前記第1の角度
を向いている少なくとも1つの基準アンテナ素子をさら
に有することを特徴とする請求項1記載のアンテナシス
テム。 - 【請求項8】 前記第1基礎構造体は、ほぼ平坦な正多
角形の形状を有し、前記第2基礎構造体の各々は前記第
1基礎構造体の1の縁部に隣接する縁部を有することを
特徴とする請求項1記載のアンテナシステム。 - 【請求項9】 前記第1基礎構造体と前記複数Nの第2
基礎構造体との一方に配置される少なくとも1つのアン
テナ素子から受信した信号を選択的に出力する手段をさ
らに有することを特徴とする請求項1記載のアンテナシ
ステム。 - 【請求項10】 前記第1基礎構造体と前記複数Nの第
2基礎構造体との一方に配置される少なくとも1つのア
ンテナ素子に信号を選択的に入力する手段をさらに有す
ることを特徴とする請求項1記載のアンテナシステム。 - 【請求項11】 前記第1の角度はおよそ90゜であ
り、 前記複数Nの第2基礎構造体の各々は、北(N)、北東
(NE)、南東(SE)、南(S)、南西(SW)、及
び北西(NW)にほぼ面し、またはこれら方位角方向の
一部に面するように配向されていることを特徴とする請
求項1記載のアンテナシステム。 - 【請求項12】 少なくとも1つの地上局から複数の通
信フィーダーリンクを受信する手段と受信した通信フィ
ーダーリンクを地球上に位置する複数の端末に送信する
手段とを各々が有する低地球軌道衛星の集合体と、 少なくとも1つの前記衛星に前記複数の通信フィーダー
リンクを送信する手段と前記複数のフィーダーリンクを
地球上に位置する通信システムに接続する手段とを含む
少なくとも1つの地上局とからなり、複数の衛星の各々
は1つの前記端末の視界にある任意の時間に特定の仰角
に向いている通信システムであって、 前記端末は、 地表に垂直な軸に対して第1の角度を向いている主面を
有する第1基礎構造体と、 前記第1基礎構造体の前記主面に対して第2の角度に配
置されるローカル主面を各々が有する複数Nの第2基礎
構造体であって、各々が前記ローカル主面から外側を向
く法線を有し、前記外側を向く法線は隣接する前記基礎
構造体の外側を向く法線から前記軸の周囲に第3の角度
に向けられており、前記外側を向く法線は前記軸から離
れる方向を向くように配置されている複数Nの第2基礎
構造体と、 前記第1基礎構造体によってさらに前記複数Nの第2基
礎構造体の各々によって保持される少なくとも1つのア
ンテナ素子とからなり、 前記第1基礎構造体のアンテナ素子と少なくともいくつ
かの前記複数Nの第2基礎構造体のアンテナ素子によっ
て、前記低地球軌道衛星の仰角の範囲において前記端末
と少なくとも1つの低地球軌道衛星との間にスペクトラ
ム拡散通信を可能とすることを特徴とする通信システ
ム。 - 【請求項13】 前記アンテナは、地表に垂直な前記軸
に対して前記第1の角度に向いている少なくとも1つの
基準アンテナ素子からなり、 前記端末は、前記複数のアンテナ素子と前記少なくとも
1つの基準アンテナ素子とに接続される入力を有する多
重フィンガスペクトラム拡散受信機をさらに含み、 前記受信機は、前記少なくとも1つの低地球軌道衛星か
らの前記スペクトラム拡散通信を受信するために前記フ
ィンガの1つを割り当て、さらに前記少なくとも1つの
別の低地球軌道衛星から少なくとも1つの基準アンテナ
素子を介して受信される同期信号を受信するために少な
くとも1つの別の前記フィンガを割り当てる手段を含む
ことを特徴とする請求項12記載の通信システム。 - 【請求項14】 前記第1及び第2基礎構造体の一方に
接続されたアンテナ素子の出力を前記アンテナの出力と
して選択する手段をさらに有し、 前記選択手段は前記少なくとも1つの衛星の予想位置と
前記第1及び第2基礎構造体で測定される受信信号強度
との少なくとも一方に反応することを特徴とする請求項
12記載の通信システム。 - 【請求項15】 前記第1及び第2基礎構造体の一方に
接続されたアンテナ素子の出力を前記アンテナの出力と
して選択する手段をさらに有し、 前記選択手段は前記少なくとも1つの衛星の追跡方向と
仰角との少なくとも一方に反応することを特徴とする請
求項12記載の通信システム。 - 【請求項16】 前記少なくとも1つの低地球軌道衛星
から前記少なくとも1つの他の低地球軌道衛星に前記ス
ペクトラム拡散通信の受信を切り替えるために、前記第
1及び第2基礎構造体の一方に接続されたアンテナ素子
の出力を前記アンテナの出力として選択する手段をさら
に有することを特徴とする請求項12記載の通信システ
ム。 - 【請求項17】 前記第1の角度はおよそ90゜であ
り、 前記複数Nの第2基礎構造体の各々は、通常北(N)、
北東(NE)、南東(SE)、南(S)、南西(S
W)、及び北西(NW)に面するように、またはこれら
の方位角方向のうちの一部と対向するように、配向され
ていることを特徴とする請求項12記載の通信システ
ム。 - 【請求項18】 データリンクを介して前記少なくとも
1つの地上局と双方向に接続される通信システム制御手
段をさらに有することを特徴とする請求項12記載の通
信システム。 - 【請求項19】 前記少なくとも1つの地上局は、 前記スペクトラム拡散通信が端末でダイバーシチ受信モ
ードで動作される予定であるか否かを判定し、前記スペ
クトラム拡散通信が端末でダイバーシチ受信モードで動
作される予定であれば、複数の前記低地球軌道衛星を介
して同時に前記スペクトラム拡散通信を発送する手段を
さらに有することを特徴とする請求項12記載の通信シ
ステム。 - 【請求項20】 各々が端末の視界にある任意の時間に
特定の仰角に且つ特定の方位角に向けられている複数の
低地球軌道衛星の少なくとも1つの衛星から通信を受信
する端末を操作する方法であって、 仰角及び方位角の第1の範囲に対して、通信を受信する
ためにアンテナ構造体のうち地表の法線である軸に対し
て第1の角度に配置されている第1の部分を選択する行
程と、 仰角及び方位角の第2の範囲に対して、通信を受信する
ためにアンテナ構造体のうち地表の法線である軸に対し
て第2の角度に配置されている第2の部分を選択する行
程とを含むことを特徴とする方法。 - 【請求項21】 仰角及び方位角の第3の範囲に対し
て、通信を受信するためにアンテナ構造体のうち地表の
法線である軸に対して第1の角度に配置されている第3
の部分を選択する行程をさらに有することを特徴とする
請求項20記載の方法。 - 【請求項22】 第1の角度はおよそ30゜からおよそ
60゜までの範囲にあり、第2の角度はおよそ30゜か
らおよそ60゜までの範囲及びおよそ90゜のいずれか
一方であることを特徴とする請求項20記載の方法。 - 【請求項23】 複数の衛星の少なくとも1つの他の衛
星からの同期信号を受信する行程と前記同期信号を追跡
する行程とを同時に実行することを特徴とする請求項2
0記載の方法。 - 【請求項24】 受信される通信はスペクトラム拡散通
信であり、 受信及び追跡行程は、少なくとも1つの他の衛星によっ
て送信される同期チャネルにロックする行程を含むこと
を特徴とする請求項23記載の方法。 - 【請求項25】 選択行程の各々は、衛星エフェメリス
データを使用して少なくとも1つの衛星の位置を予想す
ることを特徴とする請求項20記載の方法。 - 【請求項26】 選択行程の各々は、少なくとも1つの
衛星から受信される信号の大きさを使用することを特徴
とする請求項20記載の方法。 - 【請求項27】 各々が端末の視界にある任意の時間に
特定の仰角及び特定の方位角に向けられている複数の低
地球軌道衛星の少なくとも1つの衛星に通信を伝送する
端末を操作する方法であって、 仰角及び方位角の第1の範囲に対して、通信を伝送する
ために、アンテナ構造体のうち地表の法線である軸に対
して第1の角度に配置されている第1の部分を選択する
行程と、 仰角及び方位角の第2の範囲に対して、通信を伝送する
ためにアンテナ構造体のうち地表の法線である軸に対し
て第2の角度に配置されている第2の部分を選択する行
程とを含むことを特徴とする方法。 - 【請求項28】 仰角の第3の範囲に対して、通信を伝
送するために、アンテナ構造体のうち地表の法線である
軸に対して第1の角度に配置されている第3の部分を選
択する行程をさらに有することを特徴とする請求項27
記載の方法。 - 【請求項29】 第1の角度はおよそ30゜からおよそ
60゜までの範囲にあり、第2の角度はおよそ30゜か
らおよそ60゜までの範囲及びおよそ90゜のいずれか
一方であることを特徴とする請求項27記載の方法。 - 【請求項30】 選択行程の各々は、衛星エフェメリス
データを使用して少なくとも1つの衛星の位置を予測す
ることを特徴とする請求項27記載の方法。 - 【請求項31】 選択行程の各々は、少なくとも1つの
衛星から受信される信号の大きさを使用することを特徴
とする請求項27記載の方法。 - 【請求項32】 各々が端末の視界にある任意の時間に
特定の仰角に且つ特定の方位角に向けられている複数の
低地球軌道衛星の少なくとも1つの衛星から通信を受信
する端末を操作する方法であって、 少なくとも1つの衛星の仰角及び方位角の第1の予測範
囲に対して、通信を受信するために、アンテナ構造体の
うち地表の法線となる軸に対して第1の角度に配置され
た第1の部分を選択する行程と、 少なくとも1つの衛星の仰角及び方位角の第2の予測範
囲に対して、通信を受信するために、アンテナ構造体の
うち地表の法線となる軸に対して第2の角度に配置され
た第2の部分を選択する行程とを有することを特徴とす
る方法。 - 【請求項33】 第1の角度はおよそ30゜からおよそ
60゜までの範囲にあり、第2の角度はおよそ30゜か
らおよそ60゜までの範囲及びおよそ90゜のいずれか
一方であることを特徴とする請求項32記載の方法。 - 【請求項34】 各々が端末の視界にある任意の時間に
特定の仰角に且つ特定の方位角に向けられている複数の
低地球軌道衛星のすくなくとも1つの衛星から通信を受
信する端末を操作する方法であって、 仰角及び方位角の範囲内に配置された衛星からの衛星伝
送を受信するように各々が配向されている複数のアンテ
ナの少なくとも1つを用いて少なくとも1つの衛星から
受信される信号の信号強度を測定する行程を有し、仰角
及び方位角の範囲の特定のもの同士は互いに重なり合っ
ており、 測定された信号強度が所定のしきい値を上回る少なくと
も1つの衛星の仰角及び方位角の第1の範囲に対して、
通信を受信するために、地表の法線となる軸に対して第
1の角度に向むけられている第1のアンテナを選択する
行程と、 測定された信号強度が所定のしきい値を上回る少なくと
も1つの衛星の仰角及び方位角の第2の範囲に対して、
通信を受信するために、地表の法線となる軸に対して第
2の角度に向けられている第2のアンテナを選択する行
程とからなることを特徴とする方法。 - 【請求項35】 第1の角度はおよそ30゜からおよそ
60゜までの範囲にあり、第2の角度はおよそ30゜か
らおよそ60゜までの範囲及びおよそ90゜のいずれか
一方であることを特徴とする請求項34記載の方法。
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