JPH0882202A - 流体機械および流体機械の翼装置 - Google Patents

流体機械および流体機械の翼装置

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JPH0882202A
JPH0882202A JP6218605A JP21860594A JPH0882202A JP H0882202 A JPH0882202 A JP H0882202A JP 6218605 A JP6218605 A JP 6218605A JP 21860594 A JP21860594 A JP 21860594A JP H0882202 A JPH0882202 A JP H0882202A
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blade
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entire circumference
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JP6218605A
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Kiyoshi Namura
清 名村
Eiji Saito
英治 齋藤
Masakazu Takazumi
正和 高住
Kazuo Ikeuchi
和雄 池内
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)
  • Hydraulic Turbines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】流体による励振を受けても振動応力が非常に小
さく、かつフラッタなどの自励振動も起こりにくい流体
機械の翼装置を提供する。 【構成】翼車の全周の翼本数Mを1以外の整数n1,n2
の積で表せる数に選び、多重連結構造のうち第1の翼連
結構造に注目した時、n1本の翼をつづって群翼とし、
第2の翼連結構造に注目した時、全周の翼をN1本の翼
をつづった群翼かN2本の翼をつづった群翼のいずれか
に属するように構成し、N1本の翼をつづった群翼のグ
ループ数をx、N2本の翼をつづった群翼のグループ数
をyとする時、N2=N1+1となるように選び、かつN
1,N2のいずれも第1の連結構造の翼つづり本数n1
等しくないように選び、n2<(M−1)/2かつ、
(x+y)<(M−1)/2とし、さらに第1の翼連結
構造の群翼間の境目と第2の翼連結構造の群翼間の境目
が円周方向の同じ位置に重ならないように配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば蒸気タービン、
ガスタービン、圧縮機、ファンなどの流体機械およびそ
の流体機械に採用されている翼装置の改良に係り、特に
翼が互いに連結部材によって連結されている翼装置およ
びこの翼装置を備えた流体機械に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来一般に採用されている蒸気タービ
ン、ガスタービン、圧縮機、ファンなどの流体機械の翼
装置は、翼自身の体格や形状を変えないで、剛性や振動
減衰機能を高めるために、翼車の外周部に配列された翼
を、互いに連結部材によって連結する構造が多く採用さ
れている。
【0003】翼の連結構造には種々の種類があり、用途
に応じて選択され採用されているが、軸流タービンに採
用されている翼装置の場合を例にとって示すと図2〜図
7のようなものが挙げられる。
【0004】これら連結構造は、一般に良く知られてお
り、ここではその詳細な説明は省略するが、概略的に
は、翼1の頂部同志をシュラウドあるいはカバー3aに
て連結するようにしたもの(図2〜図4参照)、翼1の
長手方向中間部をロッド3bあるいはタイワイヤ3にて
連結するようにしたもの(図5〜図7参照)に分けられ
る。
【0005】この内、タイワイヤ3(図5が該当)の場
合について、このタイワイヤが一つの翼車2の全周に、
どのように配列されるかを模式的に示したのが図8〜図
10である。これらの図では、説明を簡単にするため、
全周の翼本数Mはすべて21本としている。
【0006】また、タイワイヤすなわち連結部材は、翼
のある半径位置で一種類、別の半径位置でもう一種類、
合計二種類の連結構造からなる場合を示している。連結
部材の取り付け半径は必ずしも異ならなくともよいが、
このように円周方向に渡って二種類以上の連結構造があ
る構造を以下多重連結翼構造と呼ぶことにする。
【0007】さて、図8の翼連結構造は連結部材3cで
3本の翼1を一群としてつづって連結し、全周で7群を
形成したもので、有限の翼を一群として、それを円周方
向に渡って繰り返し配置した翼構造を有限群翼、あるい
は単に群翼と呼んでいる。また、この場合二重の連結構
造共に群翼のつづり本数が同じで、群翼と群翼の切れ目
が円周方向の同じ位置にある場合を示している。
【0008】図9は、全周のすべての翼1が連結部材3
cで切れ目なく連結されている翼構造を示しており、こ
れを全周1リング構造と呼ぶことにすると、図9は二重
の全周1リング構造を示している。図10は、図8の群
翼構造と図9の全周1リング構造の両方を合わせ持つも
ので複合構造ともいうべきものである。
【0009】尚、これら翼装置に関連するものとしては
特開平2−30902号公報が挙げられる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように形成された
翼装置は、夫々連結部材で結合されていることから、機
械的には堅牢なものとなり有効であるが、これを振動モ
ードの点から見てみると次のようになっている。すなわ
ち、図11は、その群翼構造に対する固有振動モードの
例を示したもので、特にその(a)〜(e)は群翼の異
なる振動モードを示している。
【0011】また、全周1リング構造では、全周の翼の
振動が連成するため、図12に示すような節直径モード
と呼ばれる一連の固有モード群を持つことはよく知られ
ている。尚、図中点線Qは、振動の節線を示している。
【0012】なお、前記図10に示した複合構造の固有
振動モードについてはここでは説明を省略し後で改めて
説明することにする。
【0013】さて、このような翼構造に励振力が作用し
て各固有モードが共振する場合について考える。流体機
械の翼に作用する励振力として最も一般的なものは、流
体に起因するものである。図13は、翼車の全周に渡る
流れの不均一がある場合の励振力の成分を模式的に示し
たもので、タービンの回転ごとに繰り返される流体力を
フーリエ解析すれば、回転数の整数倍(以下これを励振
次数と呼び記号j表す)の周波数成分を持つ励振力に別
けられることはよく知られている。
【0014】このような励振力が作用した時の第1の共
振条件は翼の固有振動数と回転数の整数倍の励振周波数
とが一致することである。先に図8に示した群翼ではこ
の第1の共振条件さえ満足されればほぼすべての励振次
数に対しても共振することはよく知られている。次に、
図9に示したような全周1リング構造の翼の共振条件も
よく知られているが、それは、先の第1の共振条件に加
えて第2の共振条件として次式が成り立つことである。
すなわち、 j±k=λM …(1) ここで、λ:0または正の整数、 k:全周1リング構造の翼の固有モードの節直径数(0
≦k≦M/2) M:全周の翼本数 なお、ここでは、式(1)の説明は詳しくは行わない
が、いずれにしてもこのような共振条件が満足されれば
共振する。通常の流体機械では、運転範囲内に振動応力
の高い共振が起きないような設計、または、共振が起き
ても問題ないように、強度的に十分余裕を持たせた設計
が行なわれる。
【0015】しかし、広範囲の回転数域に渡って負荷運
転される流体機械では、翼のあらゆる固有モードについ
ての共振を回避した設計は困難である場合も多く、翼の
寸法、形状あるいは材料の変更によって強度的に十分余
裕を持たせた設計は困難である場合が多い。
【0016】また、流体機械の翼の自励振動としてフラ
ッタがあるが、これは上述の流体力による強制振動とは
異なり、翼の微小振動に伴い流体からエネルギーが供給
されるもので、上述の第1の共振条件を満足するような
共振回転数以外でも起こりうる振動であり、これらの点
まで考慮して自励振動が起こりにくく、かつ信頼性の高
い流体機械またその翼装置を得ることは難しいことであ
る。
【0017】本発明はこれに鑑みなされたもので、その
目的とするところは、翼の形状や体格を変えることな
く、流体による励振を受けても共振しない、または共振
しても振動応力が非常に小さく、さらにはフラッタなど
の自励振動なども起こりにくいこの種翼装置を提供する
にある。
【0018】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、翼車
に設けられる翼の本数Mを、1以外の整数n1,n2の積
で表せる数に選ぶとともに、前記多重の連結部材のうち
ある段の連結部材は、n1本の翼をつづって群翼とな
し、その構造を全周でn2個繰返し、かつ他の段の連結
部材は、全周の翼をN1本の翼をつづった群翼かN2本の
翼をつづった群翼のいずれかに属するように構成すると
ともに、N1本の翼をつづった群翼のグループ数をx、
2本の翼をつづった群翼のグループ数をyとすると
き、N2=N1+1となるように選び、かつ前記N1,N2
のいずれも前記翼つづり本数n1と等しくないように選
び、n2<(M−1)/2、かつ(x+y)<(M−
1)/2となし、さらに前記第一の連結部材の群翼と群
翼との境目と前記第二の連結部材の群翼と群翼との境目
とが周方向同じ位置に重ならないように形成し初期の目
的を達成するようにしたものである。
【0019】
【作用】次にこのように形成された翼装置の作用につい
て説明するが、その前に、理解を早めるために、先に図
10に示した複合構造の固有振動モードについて説明す
る。この図に示した複合構造では一つの連結構造が全周
1リング構造となっていることにより、全周の翼の振動
が連成することにより先に図9に示した全周1リング構
造の固有振動モードと同様に、節直径数0〜M/2の節
直径モードを持つ。
【0020】ただし、もう一方の連結構造が4本の翼を
連結部材で一群としてつづった群翼構造であることか
ら、一つの固有振動モードは全周1リング構造のように
単一の節直径モードだけで成るのではなく、同時にいく
つか節直径モードを合わせ持つことが知られている。
【0021】図10の複合構造の全周に渡る構造の周期
性について見れば、まず全周1リング構造に注目すれば
翼1本を周期単位として同じ連結構造がが繰り返されて
おり、群翼構造に注目すれば翼4本を周期単位として同
じ翼構造が5つ繰り返されており、これらを二重連結構
造全体として見れば、翼4本を周期単位として同じ翼構
造が5つ繰り返されていることがわかる。このような複
合構造をあらためて複合周期構造と呼ぶことにする。
【0022】ここで、全周に渡る周期構造の数をnとす
る(図10の例ではn=7)と、全周の翼が連結部材で
連結されるとともに、全周に渡る周期構造の数がnであ
るような複合周期構造の一つの固有振動モードは次の関
係式で表される節直径モードを持つことが知られてい
る。
【0023】 k=εn±L …(2) ここで、 L:整数(0≦L≦n/2) ε:整数(0≦L≦m/2) m:一つの周期構造の構成翼本数 なお、式(2)に関する詳細説明は省略するが、一つの
固有モード中に含まれる節直径数kの組合せは、Lを与
えた時、種々のεに対して式(2)を満足するkの組合
せとして与えられる。この関係式に基づき、nが偶数の
場合と奇数の場合に別けて一つの固有振動モードが持つ
節直径モードを模式的に示したものが図14,15であ
る。
【0024】この図の横軸には式(2)のLが、縦軸に
は節直径数kがとられ、Lとkの関係を表すジグザグ状
の線が示されている。この図において、複合周期構造の
一つの固有振動モードがどのような節直径モードの重ね
合わせで成り立っているかは与えられたLに対するジグ
ザグ状の線との交点の節直径数で与えられる。
【0025】図10に示した複合周期構造を例にとり具
体的に示すと図16のようになる。すなわち、この例で
はn=7であり、したがってLは0,1,2,3の値を
とり、一方m=3であるのでεは0,1をとる。一例と
してL=1を与えた時、kの組合せは1,6,8とな
り、ある一つの固有モードが節直径数k=1のモード成
分を持つ時、その固有モードは同時に節直径数k=6,
8のモード成分を持つ可能性があることを示している。
【0026】以上のことから極端な場合を類推するとn
=1の場合すなわち、全周の翼本数Mを1周期とするよ
うな翼構造を考えると、式(2)よりLはL=0のみと
なり、模式図で示すと図17のようになり、一つの固有
振動モードは0〜M/2のすべての節直径数の振動モー
ドを含むと考えることができる。先に述べたように、本
発明の翼連結構造は全周の翼本数Mを1周期とするよう
な翼構造であるので、その一つの一つの固有振動モード
中には0〜M/2のすべての節直径数の振動モードが含
まれることになる。
【0027】次に、一つの固有振動モード中には0〜M
/2のすべての節直径数の振動モードが含まれると、流
体による励振を受けても共振しないか、または、共振し
ても振動応力が非常に小さくなるようにできることを以
下に説明する。
【0028】一般に、翼が流体による励振を受けて共振
する場合は、励振力から翼に加えられるエネルギーと減
衰によって消費されるエネルギーが等しい状態で共振の
平衡状態となる。さて、節直径モードを持つ翼に図13
に示したようなある励振次数jの励振力が作用したとき
共振する条件(励振力から翼にエネルギーが加えられる
条件)は式(1)からもわかるように励振次数jと一つ
の固有振動モード中の節直径数kとが一致することであ
ることはよく知られている。
【0029】逆に、一つの固有振動モード中に種々の節
直径数のモードが含まれていても、励振次数と等しい節
直径数のモード以外には励振力から翼にエネルギーが加
えられない。一方、減衰によって消費されるエネルギー
は翼構造全体の最大運動エネルギーに比例する。
【0030】ここで、証明は省略するが、最大運動エネ
ルギーは、全周に渡る振動モードがいくつかの節直径数
のモードの重ね合わせで成り立っている時、各節直径数
のモードごとの運動エネルギーの和で表すことができ
る。
【0031】従って、一つの固有モードがある励振次数
jの励振を受けた時、固有振動モード中励振次数jと一
致する節直径数kを持つモードのみがエネルギーを受け
取ることができ、一方振動減衰によるエネルギー消費は
固有振動モード中のすべての節直径数のモードで行われ
ることから、本発明のように一つの固有振動モード中に
は0〜M/2のすべての節直径数の振動モードが含まれ
るような翼構造では励振によって加えられるエネルギー
に比べ振動減衰により消費されるエネルギーが相対的に
非常に大きくなるため、いわゆる共振が起きないか、た
とえ共振しても振動応答が非常に小さくなり、共振によ
る翼の破損などの問題が生じなくなる。
【0032】また、同様にフラッタをひきおこすエネル
ギーが流体から翼に供給される場合も、翼の一つのモー
ド中の特定の節直径モードに対してのみ供給されると考
えられることから、これに比べ0〜M/2のすべての節
直径数の振動モードでの振動減衰によるエネルギー消費
の方が相対的にはるかに大きくなる結果としてフラッタ
も起きにくくなるのである。
【0033】
【実施例】以下図示した実施例に基づいて本発明を詳細
に説明する。図43には流体機械の一つである蒸気ター
ビンの段落部が断面で示されている。
【0034】蒸気タービンは主として、固定子側に配置
されている静翼5(ノズル)および回転子側に翼車(デ
ィスク)2を介して配置されている動翼1より形成され
ている。静翼5と動翼1は交互に複数段設けられ、かつ
夫々の翼は周方向に所定の間隔をおいて複数個配置され
ている。
【0035】そしてボイラ(図示なし)から供給される
高圧蒸気Sは、固定子外部から蒸気入口部 に導かれ、
静翼5を経て動翼1に噴射されロータ36を駆動する。
一般には、図示はしていないがこのロータ36の端部に
発電機が結合され、この発電機により発電するように構
成されている。
【0036】動翼1は、ディスク2の外周に周方向に間
隔をおいて保持されており、また動翼同志連結部材にて
結合されている。図1はその動翼の例を模式的に示した
ものである。
【0037】ディスク2上には、複数本の翼1が配置さ
れているわけであるが、本発明の場合、この翼の本数
(M)が大切で、一つのディスク2に設けられる翼1の
本数Mは次のように選ばれる。すなわち一つのディスク
2に設けられる翼1の本数Mは、1以外の整数n1,n2
の積で表せる数に選ばれる。
【0038】この場合には、説明の簡単化のため、M=
21の場合の1例を示している。以下本発明の他の実施
例を示す場合も、いずれもM=21の場合について示す
ことにする。
【0039】この図において、ディスク2に取り付けら
れた翼1はある半径位置において連結部材であるタイワ
イヤ3で連結され、他の半径位置においてタイワイヤ4
で連結されており、タイワイヤ3で連結されている翼連
結構造を第1の翼連結構造、タイワイヤ4で連結されて
いる翼連結構造を第2の翼連結構造と呼ぶことにする。
本発明ではタイワイヤ3と4でつづられる翼本数の関係
は、タイワイヤ3でつづられている翼本数は7本であ
り、7本つづりの群翼構造が全周で3グループ繰り返さ
れている。
【0040】一方、タイワイヤ4でつづられている翼本
数は5本と6本であり、5本つづりの群翼構造が3グル
ープ、6本つづりの群翼構造が1グループ、全周で合計
4グループで構成されている。なお、タイワイヤ3で第
2の翼連結構造を、タイワイヤ4で第1の翼連結構造を
構成するものであってもよい。図19は、タイワイヤ
3,4それぞれの取付け半径における翼断面を全周に渡
り展開して示した平面図である。
【0041】本構造は見方を変えれば、タイワイヤ3に
関しては翼7本おきに切れ目または間隙9があり、タイ
ワイヤ4に関しては翼5本あるいは6本おきに切れ目ま
たは間隙10がある構造となっているが、タイワイヤ
3、タイワイヤ4の切れ目は円周方向の同じ位置に重な
らないように構成されており、この結果として二重翼連
結構造全体では全周のすべての翼がタイワイヤで連続的
に連結された全周1リング構造となっている。
【0042】ただし、この翼構造を円周方向に沿って何
本の翼ごとに同じ連結構造が繰り返されているか見てい
くと、どの翼を起点に見て行ってもよいが、タイワイヤ
3の切れ目の位置から時計まわりに最初の翼の番号を
と定めると、先に述べたように、翼番号(20)を経て再び
翼番号になるまで同じ連結構造が繰り返されず、全周
の翼を1周期とする翼連結構造となっていることがわか
る。
【0043】以上、第1と第2の翼連結構造、すなわ
ち、翼のつづり本数を具体的にM=21の場合の一例と
して示したが、それは、以下に示すような一般化した方
法によっている。
【0044】本発明において、先に定義したように、一
つの翼車の全周の翼本数をM、第1の翼連結構造に関し
てn1本つづりの群翼の全周でのグループ数をn2、一
方、第2の翼連結構造に関してにN1本(ただし、N1
2)の翼をつづりの群翼の全周でのグループ数をx(x
≠0)、N2本の翼をつづりの群翼の全周でのグループ
数をy(y≠0)とすると、これらの値に関して次の関
係式が成り立つ。
【0045】 M=n12 …(3) =N1x+N2y …(4) ここで、式(3)(4)を用いて、本発明で達成すべき
目標を表現する。
【0046】すなわち、第1の翼連結構造をn1本つづ
りの群翼が全周でn2グループあるように構成した時、
第2の翼連結構造では群翼としての翼つづり本数を、N
1、N2の2種類で構成し、かつ、それぞれのグループ数
x、yを適切に選ぶことによって、二重翼連結構造全体
として全周のすべての翼がタイワイヤで連続的に連結さ
れた全周1リング構造とするとともに円周方向に渡る翼
構造の周期性を見た時、全周を一周するまで同じ翼連結
構造が繰り返されない、すなわち、全周の翼本数Mを1
周期とするような翼構造を実現することである。
【0047】さて、第1の翼連結構造が式(3)に示す
ように与えられた時、二重翼連結構造全体として、全周
の翼本数Mを1周期とするような翼構造を実現するた
め、第2の翼連結構造における、N1、x、N2、yの選
びかたは非常に多くある。しかし、2種類の翼つづり本
数N1、N2について考えると、両者が大きく異なると、
それぞれのグループごとの剛性が大きく異なることにな
り、回転時の遠心力による変形、応力がグループごとに
大きく異なるなど、翼の信頼性設計にとって望ましくな
く、N1、N2はできるだけ近いこと望ましい。
【0048】このため、本発明ではN1とN2の差は1と
し、 N2=N1+1 …(5) と表すことにする。
【0049】ここで、 z=x+y …(6) とすると、式(5)(6)より、式(4)は次のように
変形できる。
【0050】 M=N1x+N2y=N1(z−y)+(N1+1)y =N1z+y …(7) ただし、N1≧2であるから、z<M/2となる。結局
zの範囲としては、 2≦z≦M/2 …(8) となる。
【0051】したがって、Mが与えられたとき、式
(8)の範囲にあるすべてのzを順次式(7)に代入し
ていくと、それぞれ、式(7)を満足するN1,yが求
まり、次いで式(5)(6)よりN2,xが求まること
になるすなわち、第2の翼連結構造における、N1
x、N2、yの組が求まる。次いでN1本つづりの群翼x
グループと、N2本つづりの群翼yグループを円周方向
の適切な位置に配置することによって第1の翼連結構造
と第2の翼連結構造における群翼の境目が円周方向の同
じ位置に重ならないようにできるかどうか、すなわち、
全周1リング構造にできるかどうか検討する。
【0052】この作業は具体的には若干の試行錯誤を伴
うが比較的簡単にN1本つづりの群翼と、N2本つづりの
群翼の円周方向の配置をきめることができる。ただし、
検討の結果によれば、第1の翼連結構造と第2の翼連結
構造における群翼の境目が円周方向の同じ位置に重なら
ないようにするためにはさらに、次の条件が満足される
必要がある。
【0053】 n1≠N1, n1≠N2 …(9) n2<(M−1)/2 …(10) 2≦z<(M−1)/2 …(11) 補足すれば、第1の翼連結構造と第2の翼連結構造の翼
つづり本数の関係が式(9)のように表されることか
ら、本発明の翼構造を適用できる全周の翼本数MはM>
6である。また、式(10)よりn1>2という条件も
得られる。なお、式(11)は式(8)よりzの範囲を
狭くした形になっている。
【0054】以上に続いて、円周方向に渡る翼構造の周
期性を見た時、全周を一周するまで同じ翼連結構造が繰
り返されない、すなわち、全周の翼本数Mを1周期とす
るような翼構造にするための検討が必要となるが、これ
は、第2の翼連結構造におけるN1本つづりの群翼と、
2本つづりの群翼の円周方向の配置において、全周で
複数の周期構造が繰り返されないような配置を選ぶこと
によって実現させることができる。
【0055】先の図1に示した実施例はM=21,n1
=7,n2=3の場合のなかの一例であるが、M=2
1,n1=7,n2=3の場合のz,N1,x,N2のすべ
ての組を表1に示す。
【0056】
【表1】
【0057】図1に示した実施例は、この表1のNo.
2に対応するものである。以下、表1のNo.1に対応
する実施例を図20に、No.3に対応する実施例を図
21に、No.4に対応する実施例を図22に、No.
4に対応するするが不適当な例を図23に、No.5に
対応する実施例を図24に、No.6に対応する実施例
を図25にそれぞれ示す。
【0058】このうち、図23の例について説明を補足
すると、第1の翼連結構造では翼のつづり本数に関して
全周で7−7−7という配列になっているのに対し、第
2の翼連結構造では3−4−3−4−3−4という配列
になっており、3−4の組合せを1組とすれば、結局7
本の翼ごと全周で3つ周期構造が繰り返されていること
になり、全周の翼本数Mを1周期とするような翼構造と
なっていない。
【0059】また、二重翼連結構造全体でも、図中一点
鎖線で区分したように、全周で3つ周期構造が繰り返さ
れている。一方、図22に示した実施例では第2の翼連
結構造を4−3−4−4−3−3という配列とすること
により全周の翼本数Mを1周期とするような翼構造とし
ている。また、第2の翼連結構造の群翼の配列は図15
の例に限定されるものではなく、例えば、4−4−4−
3−3−3あるいは4−3−4−3−3−4という配列
であってもよい。
【0060】以上、図1、図20〜22,図24および
図25に示した実施例では、いずれも二重翼連結構造全
体では全周のすべての翼がタイワイヤで連続的に連結さ
れた全周1リング構造となっており、かつ、ある翼を円
周方向に翼連結構造を見た時、一周して再び起点となっ
た翼に至るまで同じ連結構造が繰り返されず、全周の翼
を1周期とする翼連結構造となっていることがわかる。
【0061】次に、図1〜図25の例では例えばタイワ
イヤ3でつづられている7本の翼ごとにタイワイヤの切
れ目があるものとして示したが、同じ翼構造が繰り返さ
れているという観点からは完全な切れ目がある必要はな
く、他の翼間に比べ切れ目に相当する各部分のタイワイ
ヤのつながりの状態が異なっていさえすればよく、これ
らの部分でタイワイヤが極端に細くなっていたり、逆に
極端に太くなっていたり、あるいは例えば図26に示す
ようにタイワイヤの端どうしをスリーブ6でゆるやかに
つなぐものであってもよい。
【0062】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。図27は本発明の第2の実施例である翼連結構造
をタービン軸方向から見た模式図である。図28は、こ
の翼連結構造の部分の斜視図である。本実施例では、翼
1は先端部には翼と一体形に形成されたカバー7を、中
間部にはやはり翼と一体形に形成されたロッド8を備え
ており、隣合う翼のカバーどうし、あるいはロッドどう
しが接触状態のもとで連結されているものである。
【0063】図29は、先端部カバー、中間部ロッドそ
れぞれの半径位置における翼断面を全周に渡り展開して
示した平面図である。カバーどうし、あるいはロッドど
うしが接触状態のもとで連結されている翼構造におい
て、図22に示したように、翼長が比較的長く、かつ半
径方向に沿ってねじれている翼の場合、回転中の遠心力
により翼のアンツィスト(ねじりもどり)が生ずること
はよく知られている。
【0064】これに関して先端部カバー、中間部ロッド
部のアンツィスト現象とカバー同志、ロッド同志を接触
させてアンツィストを拘束する様子を翼の半径方向外周
側から見た平面図で示したものが図30,31である。
図30(a)において、カバーとカバーの間の間隙9は
アンツィストが生ずると小さくなり、やがて図30
(b)に示すように間隙9はなくなりカバーとカバーは
接触を開始し、アンツィストは拘束されることになる。
【0065】したがって、翼に作用するアンツィストモ
ーメントが同じであれば、あらかじめ間隙9が小さけれ
ば小さいほど、アンツィストを拘束する力は強くなり、
この結果隣接翼間の連結力は強くなる。すなわち間隙9
の大小により隣接翼間の連結力が変わることになり、あ
らかじめ図30(b)に示すようにタービンの回転前に
間隙9がないように設定しておいた場合は強い連結力が
作用することになる。
【0066】以上のことは、図31に示したように中間
部ロッド8の間隙10と翼の連結力についても同様にあ
てはまる。さて、図28,29はタービンの回転前の翼
の組立て状態を示しており、カバー部については7本の
翼おきに間隙9を設けておき、他のすべての翼間の間隙
は0であるようにすなわち零間隙11を持つように調整
されている。
【0067】一方、ロッド部については5本、あるいは
6本の翼おきに間隙10を設けておき、他のすべての翼
間の間隙は0であるようにすなわち零間隙12を持つよ
うに調整されている。タービンの回転上昇に伴い、アン
ツイストによりカバー部及びロッド部の零間隙11,1
2に翼の連結力が作用する。
【0068】一方、間隙9,10はタービンの回転上昇
に伴うアンツイスト角度の増加により狭まり、やがて間
隙は0となり、その時点から翼の連結力が作用する。
【0069】以上の説明からわかるように、全周に渡り
カバー部は7本の翼ごとに周期的に連結力が変化し、ロ
ッド部は5本または、6本の翼ごとに変化することにな
り、結局、カバー、ロッドを合わせた連結構造により、
全周1リング構造で、かつ、全周の翼を1周期とする翼
構造となる。
【0070】アンツイストを利用して隣接翼を連結する
場合の間隙9,10の選び方は、図28,29の例に限
らず、上述したように連結力の強弱状態が実現できさえ
すればよく、例えば図32に示すように、カバー部につ
いては7本の翼おきに零間隙11を設けておき、他のす
べての翼間は間隙9を持つように調整し、一方、ロッド
部については5本または、6本の翼おきに零間隙12を
設けておき、他のすべての翼間は間隙10を持つように
調整されているものであってもよい。
【0071】次に、本発明の第3の実施例について説明
する。図33はその翼連結構造を示す斜視図であって、
全周に渡り比較的短い21本の翼1がディスク2に取り
付けられた状態を示している。また、図34は1本の翼
の斜視図である。翼1の先端部には翼と一体形にカバー
13が形成されている。カバー13の外周面にはさらに
円周方向に延びる溝14が設けられており、カバー13
を前カバー15と後カバー16に分けている。
【0072】隣接翼は互いにカバー13の円周方向端面
どうしの接触の下で連結されるが、円周方向端面は前カ
バー端面17と後カバー端面18がある。図35はカバ
ー部を半径方向外周側から見た展開平面図である。図3
3,35からわかるように、全周の翼は前カバーに関し
ては7本の翼おきに間隙19を設けておき、他のすべて
の翼の前カバーの端面17は互いに接触するように組み
立てられており、一方、後カバーに関しては、5本また
は6本の翼おきに間隙20を設けておき、他のすべての
翼の後カバーの端面18は互いに接触するように組み立
てられている。
【0073】なお、ここでいう接触とはカバーの円周方
向から押しつけ力を作用させることにより、圧縮応力を
生じさせて連結することも含んでいる。以上により、前
カバー、後カバーを合わせた連結構造により、全周の翼
が連結されるとともに、全周の翼を1周期とする翼構造
となる。
【0074】なお、本例の説明では前カバー、後カバー
には周期的に間隙19、20を設けるものとして説明し
たが、本発明の主旨からは周期的に翼の連結力が変化す
るものであればよく、例えば図36に示すように、全周
の翼は前カバーに関しては7本の翼おきに強い連結部2
1を設けておき、他のすべての翼の前カバーの端面17
は互いに接触するように組み立てられており、一方、後
カバーに関しては、5本または6本の翼おきに強い連結
部22を設けておき、他のすべての翼の後カバーの端面
18は互いに接触するように組み立てられているもので
あってもよい。
【0075】強い連結部21、22を設ける手段として
は種々の方法がありえるが、一例として、図37に示す
ように互いに対向するカバー端面に略軸方向に延びる穴
23を設け、この穴に固く嵌合するピン24を挿入する
方法であってもよい。また、連結力が周期的に異なるよ
うにするという意味からは、ピン24は穴23に固く嵌
合するのではなく、ゆるやかに遊嵌するものであって、
回転中にピン24に作用する遠心力によりピン24が穴
23に押しつけられ、これにより連結作用が発生するも
のであってもよい。
【0076】次に、本発明の第4の実施例について説明
する。図38は、第4の実施例である翼連結構造を示す
斜視図であって、第3の実施例の場合と同様に全周に渡
り比較的短い21本の翼1がディスク2に取り付けられ
た状態を示している。翼1の先端部には翼と一体形にカ
バー13が形成されている。カバー13の形状を半径方
向から見ると、前側テーパ面25と後側テーパ面26が
備えられている。
【0077】図39はカバー部を半径方向外周側から見
た展開平面図である。図38,39からわかるように、
全周の翼は前側テーパ面25に関しては7本の翼おきに
間隙27を設けておき、他のすべての翼の前側テーパ面
25は互いに接触するように組み立てられており、一
方、後側テーパ面26に関しては、5本または6本の翼
おきに間隙28を設けておき、他のすべての翼の後側テ
ーパ面26は互いに接触するように組み立てられてい
る。
【0078】以上により、前側テーパ面25と後側テー
パ面26を合わせた連結構造により、全周の翼を1周期
とする翼構造となる。なお、本例の説明では前側テーパ
面25と後側テーパ面26には周期的に間隙27、28
を設けるものとして説明したが、本発明の主旨からは周
期的に翼の連結力が変化するものであればよく、例えば
図40に示すように、全周の翼は前側テーパ面25に関
しては7本の翼おきに強い連結部29を設けておき、他
のすべての翼の前側テーパ面25は互いに接触するよう
に組み立てられており、一方、後側テーパ面26に関し
ては、5本または6本の翼おきに強い連結部30を設け
ておき、他のすべての翼の後側テーパ面26は互いに接
触するように組み立てられているものであってもよい。
【0079】強い連結部29、30を設ける手段として
は図37に示した第3の実施例の場合と略同様にテーパ
面間に設けた穴にピンを挿入する方法であってもよい。
【0080】次に、本発明の第5の実施例について説明
する。図41は、本発明の第5の実施例である翼連結構
造をタービンの軸方向から見た正面図であって、第3の
実施例の場合と同様に全周に渡り比較的短い21本の翼
1がディスク2に取り付けられた状態を示している。翼
1の先端部は先に図2(a)で示したようにかしめテノ
ンによって取り付けられたシュラウド31によって連結
されており、7本の翼を一群とする群翼が形成され、全
周で5グループ繰り返されている。
【0081】一方、翼1の根元部にはプラットホーム3
2が設けられており、隣接翼のプラットホームの対向部
は、5本または6本の翼おきに間隙33を設けておき、
他のすべての翼のプラットホームの対向部は互いに接触
するように組み立てられている。以上により、シュラウ
ド31とプラットホーム32を合わせた連結構造によ
り、全周の翼を1周期とする翼構造となる。
【0082】次に、本発明の第6の実施例について説明
する。よく知られているように、翼とディスクの剛性が
比較的近い場合は、翼とディスクは連成振動するが、本
実施例ではそのような場合についても適用できる構造に
ついて説明する。
【0083】図42は、本発明の第6の実施例である翼
連結構造をタービンの軸方向から見た正面図であって、
第3の実施例の場合と同様に全周に渡り比較的短い21
本の翼1がディスク2に取り付けられた状態を示してい
る。翼1の先端部は翼と一体形にカバー33が形成さ
れ、全周の翼は隣接翼のカバーの対向部に関しては5本
または6本の翼おきに間隙34を設けておき、他のすべ
ての翼のカバーの対向部は互いに接触するように組み立
てられている。
【0084】一方、翼とディスクは連成振動する場合は
ディスク2は翼構造の一部分として考えることができ、
7本おきの翼の角度すなわち120°に対応して全周で
3箇所ディスク厚さが他の部分と異なる変厚部35を設
ける。これにより、群翼とディスクを合わせた翼構造全
体では、全周の翼を1周期とする翼構造となる。
【0085】以上の説明では第1から第6の実施例にお
いて具体的な翼連結構造の組合せは実施例ごとに限定さ
れたものとして示したが、本発明の主旨からはずれない
範囲でそれらの他の組合せ、あるいは図2〜図7に示し
たような翼連結構造の組合せであってもよいことは勿論
である。
【0086】なお、以上の本発明の説明では多重連結構
造の例として2重連結構造についてのみ説明したが、3
重以上の多重連結構造に関しては、そのうち少なくとも
一組の2重連結構造部分について上述したの翼連結条件
が満足されれば、全周の翼を1周期とする翼構造とな
る。このことは、改めて図示して示すまでもなく、以上
で説明した種々の2重連結構造にもう一重どのような連
結構造を加えても必ず全周の翼を1周期とする翼構造と
なることから容易に理解できる。
【0087】前述した図36の例では、右から1番目の
段落における動翼1には本発明の第1の実施例になるタ
イヤイヤ3,4で連結された翼構造が適用されており、
右から2番目の段落における動翼1には本発明の第2の
実施例になるカバー7,ロッド8で連結された翼構造が
適用されており、右から3番目及び4番目の段落におけ
る動翼1には本発明の第3あるいは第4の実施例になる
カバー13で連結された翼構造が適用されている。
【0088】このように実際のタービンは、それぞれの
タービン段落に適した翼構造を先に述べた種々の実施例
の中から選ぶことによって構成されるが、その組合せは
図36に示したものに限らず種々の組合せがありえるこ
と、あるいは振動対策が必要な段落の動翼のみに本発明
の翼構造を適用することも可能である。
【0089】なお、以上の説明では全周の翼本数Mが1
以外の整数n1,n2の積で表される場合のみに限定して
示したが、それ以外、すなわち、Mが素数の場合につい
ても本発明の翼構造の考え方をモディファイすることに
よって適用可能となるので以下ではそれについて説明す
る。
【0090】まず、本発明の翼構造が適用できる翼本数
Mの条件はM>6であるから、ここではMとして7以上
の素数に選ぶ。ここで、M´=M−1とすると、M´は
偶数であるから、M´は1以外の二つの整数n´1,n
´2の積で表すことができる。次に、第1の翼連結構造
に注目した時、n´1本の翼をつづって群翼とし、その
同じ構造を全周でn´2−1個繰り返し、n´1+1本の
翼をつづって群翼とし、その構造を全周で1個設ける。
【0091】従って、 M=n´1(n´2−1)+(n´1+1) …(12) となる。
【0092】一方、第2の翼連結構造に注目した時、全
周の翼をN1本の翼をつづった群翼かN2本の翼をつづっ
た群翼のいずれかに属するように構成し、N2=N1+1
となるように選び、かつ、第1の翼連結構造の群翼と群
翼の境目と第2の翼連結構造の群翼と群翼の境目がター
ビン円周方向の同じ位置に重ならないように配置するこ
とによって構成することができる。
【0093】すなわち、第2の翼連結構造の構成方法
は、先にMが素数でない一般的な場合について式(6)
〜(11)の部分で説明したのとまったく同様の方法で
決めることができる。
【0094】以下では簡単のため、M=13の場合を例
にとり説明する。図44は動翼1が全周で13本ある場
合について、本発明の第7の実施例として、第1の実施
例の場合と同様にタイワイヤ3,4によって連結される
場合の例を示す。Mが一般の素数である場合についての
上述の説明に実際にM=13の場合をあてはめて考え
る。M´=M−1=n´1n´2=12であるから、この
図の例で第1の翼連結構造では、n´1=6,n´2=2
として、n´1(=6)本つづりの群翼をn´2−1(=
1)個、n´1+1(=7)本つづりの群翼を1設けて
いる。
【0095】一方、第2の翼連結構造においては、先の
式(7)においてz=2を与えて解くと、N1=6,x
=1,N2=7,y=1が得られるが、図44はそれを
第1の翼連結構造の群翼と群翼の境目と第2の翼連結構
造の群翼と群翼の境目がタービン円周方向の同じ位置に
重ならないように配置した例を示している。
【0096】第1の翼連結構造の群翼と群翼の境目と第
2の翼連結構造の群翼と群翼の境目の配置しかたは図4
4の例に限られるものではなく変形例はいくつか考えら
れるが、いずれにしても、二重連結翼構造全体としては
全周の翼が連続的に連結された全周1リング構造となっ
ているとともに、全周の翼を1周期とする翼構造となっ
ていることがわかる。
【0097】M=13のときの第2の翼連結構造におけ
るN1,x,N2,yの組合せを表2に、また、それに対
応する翼構造を図45〜49に示す。
【0098】
【表2】
【0099】先の図44は表2のNo.1に対応するも
のである。図45は表2のNo.2に、図46は表2の
No.3に、図47は表2のNo.4に、図48は表2
のNo.5にそれぞれ対応する。
【0100】また、図42は、n´1,n´2が異なるば
あいの例としてn´1=4,n´2=3、したがって、第
1の翼連結構造では翼のつづり本数が全周で4−4−5
の場合について、第2の翼連結構造は表2のNo.3に
対応する翼構造のみ示した。
【0101】以上、図44〜49に示したM=13の場
合に対する本発明の実施例では、いずれも二重翼連結構
造全体では全周のすべての翼がタイワイヤで連続的に連
結された全周1リング構造となっており、かつ、ある翼
をに円周方向に翼連結構造を見た時、一周して再び起点
となった翼に至るまで同じ連結構造が繰り返されず、全
周の翼を1周期とする翼連結構造となっていることがわ
かる。
【0102】なお、補足すれば、全周本数翼Mが素数で
ある場合、第1の翼連結構造と第2の翼連結構造の翼つ
づり本数の間には先に式(9)で示したような制限は無
い。すなわち、図49の例に示したように第1の翼連結
構造と第2の翼連結構造とも4本つづり群翼を含んでい
るが、全周の翼を1周期とする翼構造となっている。
【0103】以上、M=13の場合を例にとり説明した
が、Mがこれ以外の素数を取る場合にも一般性を損なう
こと無く本発明の翼構造を適用することが可能である。
また、よくの連結構造としてタイワイヤで連結される翼
構造を例にとり説明したが、図2〜図7等で示した種々
の翼連結方法が適用可能であることは言うまでもない。
【0104】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、翼
の形状や体格を変えることなく、流体による励振を受け
ても共振しないか、または、共振しても振動応力が非常
に小さくなり、さらにはフラッタに対する安全性も高い
この種翼装置また流体機械を得ることができ、流体機械
の高信頼性化に貢献することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の翼装置の一実施例を示す正面図であ
る。
【図2】従来の翼装置の要部を示す斜視図である。
【図3】従来の翼装置の要部を示す斜視図である。
【図4】従来の翼装置の要部を示す斜視図である。
【図5】従来の翼装置の要部を示す斜視図である。
【図6】従来の翼装置の要部を示す断面図である。
【図7】従来の翼装置の要部を示す平面図である。
【図8】従来の翼装置の一例を示す正面図である。
【図9】従来の翼装置の一例を示す正面図である。
【図10】従来の翼装置の一例を示す正面図である。
【図11】励振力を受けている翼の状態を示す平面図で
ある。
【図12】回転中の翼に作用する励振力成分を説明する
模式図である。
【図13】翼の振動モードを説明する模式図である。
【図14】従来の翼構造の一つの固有振動モード中に含
まれる節直径モード成分を説明する模式図である。
【図15】従来の翼構造の一つの固有振動モード中に含
まれる節直径モード成分を説明する模式図である。
【図16】従来の具体的な翼構造の一つの固有振動モー
ド中に含まれる節直径モード成分を説明する模式図であ
る。
【図17】本発明の具体的な翼構造の一つの固有振動モ
ード中に含まれる節直径モード成分を説明する模式図で
ある。
【図18】タイヤイヤで連結された群翼構造を示す斜視
図である。
【図19】本発明の第1の実施例の翼構造の連結部材取
付け翼断面における展開平面図である。
【図20】本発明の第1の実施例の変形例を示す翼構造
の軸方向正面図である。
【図21】本発明の第1の実施例の変形例を示す翼構造
の軸方向正面図である。
【図22】本発明の第1の実施例の変形例を示す翼構造
の軸方向正面図である。
【図23】本発明の第1の実施例に該当しない翼構造の
例を示す軸方向正面図である。
【図24】本発明の第1の実施例の変形例を示す翼構造
の軸方向正面図である。
【図25】本発明の第1の実施例の変形例を示す翼構造
の軸方向正面図である。
【図26】タイヤイヤを連結するスリーブを示す正面及
び平面図である。
【図27】本発明の第2の実施例を示す翼構造の軸方向
正面図である。
【図28】翼と一体形に形成されたカバー、ロッドで連
結された翼構造を示す斜視図である。
【図29】本発明の第2の実施例の翼構造の連結部材取
付け翼断面における展開平面図である。
【図30】翼と一体形に形成されたカバー部のアンツィ
ストを説明する平面図である。
【図31】翼と一体形に形成されたロッド部のアンツィ
ストを説明する平面図である。
【図32】本発明の第2の実施例の翼構造の連結部材取
付け翼断面における展開平面図である。
【図33】本発明の第3の実施例を示す翼構造の斜視図
である。
【図34】本発明の第3の実施例に含まれる一本の翼の
部分の斜視図である。
【図35】本発明の第3の実施例の翼構造の半径方向外
周側から見た展開平面図である。
【図36】本発明の第3の実施例の翼構造の半径方向外
周側から見た展開平面図である。
【図37】本発明の第3の実施例の翼構造の部分の斜視
図である。
【図38】本発明の第4の実施例を示す翼構造の斜視図
である。
【図39】本発明の第4の実施例の翼構造の半径方向外
周側から見た展開平面図である。
【図40】本発明の第4の実施例の翼構造の半径方向外
周側から見た展開平面図である。
【図41】本発明の第5の実施例を示す翼構造の軸方向
正面図である。
【図42】本発明の第6の実施例を示す翼構造の軸方向
正面図である。
【図43】本発明の翼構造を適用したタービンの部分を
示す断面図である。
【図44】本発明の第7の実施例を示す翼構造の軸方向
正面図である。
【図45】本発明の第7の実施例の変形例を示す翼構造
の軸方向正面図である。
【図46】本発明の第7の実施例の変形例を示す翼構造
の軸方向正面図である。
【図47】本発明の第7の実施例の変形例を示す翼構造
の軸方向正面図である。
【図48】本発明の第7の実施例の変形例を示す翼構造
の軸方向正面図である。
【図49】本発明の第7の実施例の変形例を示す翼構造
の軸方向正面図である。
【符号の説明】
1…翼、2…ディスク、3,4…タイワイヤ、5…ノズ
ル、6…スリーブ、7…カバー、8…ロッド、9,10
…カバー間隙、11,12…零間隙、13…カバー、1
4…溝、15…前カバー、16…後カバー、17…前カ
バー端面、18…後カバー端面、19,20…間隙、2
1,22…強い連結部、23…穴、24…ピン、25…
前側テーパ面、26…後側テーパ面、27,28…間
隙、29,30…強い連結部、31…シュラウド、32
…プラットホーム、33…プラットホーム間隙、34…
カバー間隙、35…変厚部、36…ロータ、37…ケー
シング。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池内 和雄 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 翼車外周に周方向に所定の間隔をおいて
    複数本の翼が設けられ、かつ該複数本の翼が所定本数づ
    つの群に分けられるとともに、分けられた群内の翼が互
    いに連結部材で連結され、かつ前記連結部材が径方向に
    多重に設けられている流体機械の翼装置において、 前記翼車に設けられる翼の本数Mを、1以外の整数
    1,n2の積で表せる数に選ぶとともに、前記多重の連
    結部材のうちある段の連結部材は、n1本の翼をつづっ
    て群翼となし、その構造を全周でn2個繰返し、かつ他
    の段の連結部材は、全周の翼をN1本の翼をつづった群
    翼かN2本の翼をつづった群翼のいずれかに属するよう
    に構成するとともに、N1本の翼をつづった群翼のグル
    ープ数をx、N2本の翼をつづった群翼のグループ数を
    yとするとき、N2=N1+1となるように選び、かつ前
    記N1,N2のいずれも前記翼つづり本数n1と等しくな
    いように選び、n2<(M−1)/2、かつ(x+y)
    <(M−1)/2となし、 さらに前記第一の連結部材の群翼と群翼との境目と前記
    第二の連結部材の群翼と群翼との境目とが周方向同じ位
    置に重ならないように形成したことを特徴とする流体機
    械の翼装置。
  2. 【請求項2】 翼車外周に周方向に所定の間隔をおいて
    複数本の翼が設けられ、かつ該複数本の翼が所定本数づ
    つの群に分けられるとともに、分けられた群内の翼が互
    いに連結部材で連結され、かつ前記連結部材が径方向に
    多重に設けられている流体機械の翼装置において、 前記一つの翼車の全周の翼本数Mを1以外の整数n1
    2の積で表せる数に選び、多重連結構造のうち第1の
    翼連結構造に注目したとき、n1本の翼ごとに他の部分
    とは連結の強さが異なる部分を全周でn2箇所設け、か
    つ第2の翼連結構造に注目したとき、全周の翼をN1
    の翼ごとに他の部分とは連結の強さが異なる部分を持つ
    グループか、あるいはN2本の翼ごとに他の部分とは連
    結の強さが異なる部分を持つグループかに属するように
    し、それぞれのグループ数をx,yで表す時、N2=N1
    +1となるように選び、かつ、N1,N2のいずれもn1
    と等しくないように選び、n2<(M−1)/2かつ、
    (x+y)<(M−1)/2とし、 さらに、第1の翼連結構造の上記他の部分とは連結の強
    さが異なる部分が第2の翼連結構造の他の部分とは連結
    の強さが異なる部分とがタービン円周方向の同じ位置に
    重ならないように配置したことを特徴とする流体機械の
    翼装置。
  3. 【請求項3】 翼車外周に周方向に所定の間隔をおいて
    複数本の翼が設けられ、かつ該複数本の翼が所定本数づ
    つの群に分けられるとともに、分けられた群内の翼が互
    いに連結部材で連結され、かつ前記連結部材が径方向に
    多重に設けられている流体機械の翼装置において、 一つの翼車の全周の翼本数Mを7以上の素数に選び、M
    ´=M−1とした時、M´を1以外の二つの整数n
    ´1,n´2の積で表し、第1の翼連結構造に注目した
    時、n´1本の翼をつづって群翼とし、その同じ構造を
    全周でn´2−1個繰り返し、n´1+1本の翼をつづっ
    て群翼とし、その構造を全周で1個設ける一方、第2の
    翼連結構造に注目した時、全周の翼をN1本の翼をつづ
    った群翼かN2本の翼をつづった群翼のいずれかに属す
    るように構成し、N2=N1+1となるように選び、か
    つ、第1の翼連結構造の群翼と群翼の境目と第2の翼連
    結構造の群翼と群翼の境目がタービン円周方向の同じ位
    置に重ならないように配置したことを特徴とする流体機
    械の翼装置。
  4. 【請求項4】 前記グループの翼数およびグループ数を
    求めるに際し、前記第2の翼連結部材に注目したとき、
    前記グループ数の総和(x+y)をzと表すと、全周の
    翼本数MはM=N1x+N2y=N1z+yの関係とな
    り、これに2≦z<(M−1)/2の範囲にあるzを順
    次代入することにより、グループの翼数N1およびグル
    ープ数yを求めるとともに、前記N2=N1+1よりグル
    ープの翼数N2およびグループ数xを求め、第2の翼連
    結構造におけるN1本つづりの群翼xグループと、N2
    つづりの群翼yグループを円周方向の適切な位置に配置
    することによって第1の翼連結構造と第2の翼連結構造
    における群翼の境目が円周方向の同じ位置に重ならない
    ように形成してなる請求項1,2若しくは3記載の流体
    機械の翼装置。
  5. 【請求項5】 前記連結部材がタイワイヤで、かつ径方
    向に二段に形成されてなる請求項1,2若しくは3記載
    の流体機械の翼装置。
  6. 【請求項6】 翼車外周に周方向に所定の間隔をおいて
    複数本の翼が設けられ、かつ該複数本の翼が所定本数づ
    つの群に分けられるとともに、分けられた群内の翼が互
    いに連結部材で連結され、かつ前記連結部材が径方向に
    多重に設けられている翼装置を備えている流体機械にお
    いて、 前記翼装置の翼車に設けられる翼の本数Mを、1以外の
    整数n1,n2の積で表せる数に選ぶとともに、前記多重
    の連結部材のうちある段の連結部材は、n1本の翼をつ
    づって群翼となし、その構造を全周でn2個繰返し、か
    つ他の段の連結部材は、全周の翼をN1本の翼をつづっ
    た群翼かN2本の翼をつづった群翼のいずれかに属する
    ように構成するとともに、N1本の翼をつづった群翼の
    グループ数をx、N2本の翼をつづった群翼のグループ
    数をyとするとき、N2=N1+1となるように選び、か
    つ前記N1,N2のいずれも前記翼つづり本数n1と等し
    くないように選び、n2<(M−1)/2、かつ(x+
    y)<(M−1)/2となし、 さらに前記第一の連結部材の群翼と群翼との境目と前記
    第二の連結部材の群翼と群翼との境目とが周方向同じ位
    置に重ならないように形成したことを特徴とする流体機
    械。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021156266A (ja) * 2020-03-30 2021-10-07 株式会社Ihi タービンおよび過給機

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