JPH0881423A - ジフエニルアミンからアミノビフエニルを分離除去するための方法 - Google Patents

ジフエニルアミンからアミノビフエニルを分離除去するための方法

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JPH0881423A
JPH0881423A JP7254499A JP25449995A JPH0881423A JP H0881423 A JPH0881423 A JP H0881423A JP 7254499 A JP7254499 A JP 7254499A JP 25449995 A JP25449995 A JP 25449995A JP H0881423 A JPH0881423 A JP H0881423A
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aminobiphenyl
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aromatic
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Frank Arndt
フランク・アルント
Hans-Josef Buysch
ハンス−ヨゼフ・ブイシユ
Rudolf Wiemers
ルドルフ・ビーメルス
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Bayer AG
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C209/00Preparation of compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton
    • C07C209/82Purification; Separation; Stabilisation; Use of additives
    • C07C209/84Purification
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ジフェニルアミン(DPA)からアミノビフ
ェニル(ABP)を除去するための簡単でかつ効果的な
方法を提供することである。 【解決手段】 精製されるべきDPAを高められた温度
で、酸素が二重結合によってC原子、N原子又はもう一
つのO原子に結合されている物質によって処理し、そし
て次に処理された混合物からDPAを分離除去すること
によって、DPAからABPを分離除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、ジフェニルアミン(DPA)か
らアミノビフェニル(ABP)を分離除去するための方
法であって、酸素が二重結合によってC原子、N原子又
はもう一つのO原子に結合されている物質を、高められ
た温度でABPを含むDPAに作用せしめ、そして次に
DPAを分離除去することを特徴とする方法に関する。
【0002】DPAは、その製造方法(Ullman
n’s Encyclopediaof Techni
cal Chemistry、第4版、7巻、573頁
以降;Kirk−Othmer’s Encyclop
edia of Chemical Technolo
gy、第4版、2巻、452頁以降)に起因して、小量
のABPによって汚染されている工業製品である。異性
体のABP、特に4−ABPは発癌性であることが示さ
れたので、できる限り完全にDPAから除去しなければ
ならない。
【0003】DPAからABPを除去するためには、汚
染されたDPAを溶解された形でイオン交換体によって
処理することがUS 5,107,025中で提案され
ている。この手順は成功に導くけれども、それは骨が折
れそして複雑である。即ち、蒸留によって粗い汚染物を
事前にできる限り無くした予備精製DPAを、使用しな
ければならない。加えて、処理の後で再び除去しなけれ
ばならない溶媒が必要とされる。更にまたなお、イオン
交換体は、それに毒性のABPが完全に負荷された後で
酸による再生を必要とする。これは、今度はABP廃液
の取り扱い及び処分に関する問題を発生させる。
【0004】それ故、DPAからABPを除去するため
の簡単でかつ効果的な方法を供給する必要性がなお存在
していた。
【0005】驚くべきことに、ABPで汚染されたDP
Aを、酸素が二重結合によってC原子、N原子又はもう
一つのO原子に結合されている物質によって高められた
温度で処理する場合には、これは目立ったやり方で成功
することが見い出された。
【0006】ジフェニルアミンからアミノビフェニルを
分離除去するための方法であって、精製されるべきジフ
ェニルアミンを、存在する1モルのアミノビフェニルあ
たり1〜10,000モルの式 A=O (I) [式中、Aは、飽和及び不飽和の開鎖若しくは環状の脂
肪族若しくは芳香族アルデヒド、ケトン及びキノンから
成る群から選ばれたカルボニル化合物のC1〜C20
基、脂肪族、芳香族若しくは芳香脂肪族モノ若しくはポ
リカルボン酸若しくはその誘導体の一つのC1〜C30
基、炭酸誘導体の基、ニトロソ化合物の基、又は酸素原
子を表す]の二重結合された酸素を含む物質によって5
0〜310℃で処理し、そして次に処理された混合物か
らジフェニルアミンを分離除去することを特徴とする方
法が見い出された。
【0007】かくして、基Aは、二重結合された酸素と
一緒に、それがそれぞれの述べられる物質を与えるよう
なやり方で定義される;かくして、(CH32Cの意味
のAからは二重結合された酸素と一緒にアセトンが得ら
れ、HOOC−CH2−CH−C(OH)の意味のAか
らはコハク酸が得られ、そしてCl2Cの意味のAから
はホスゲンが得られる。
【0008】明らかに、式(I)の物質を含む又は形成
する物質もまた、本発明に従って使用することができ
る。
【0009】本発明の文脈におけるカルボニル化合物A
=O(I)は、1〜20、好ましくは1〜15、特に好
ましくは1〜10のC原子を有する脂肪族及び芳香族シ
リーズのアルデヒド、ケトン及びキノンである。
【0010】適切なカルボニル化合物の完全ではないリ
ストは以下の通りである:ベンゾキノン、ナフトキノ
ン、アントラキノン、ジフェノキノン、トルキノン、キ
シロキノン、キノンメチド、アセトン、メチルエチルケ
トン、ジエチルケトン、ジプロピルケトン、ジブチルケ
トン、メチルブチルケトン、シクロペンタノン、シクロ
ヘキサノン、メチルシクロヘキサノン、イソプロピル−
シクロヘキサノン、tert.−ブチル−シクロヘキサ
ノン、メシチルオキシド、ホロン、イソホロン、アセチ
ルアセトン、エチルアセトアセテート、アセトフェノ
ン、ベンゾイン、ベンジル、ホルムアルデヒド、アセト
アルデヒド、プロピオンアルデヒド、ブチルアルデヒ
ド、バレルアルデヒド、カプロンアルデヒド、アクロレ
イン、クロトンアルデヒド、プロピオルアルデヒド、ベ
ンズアルデヒド、サリチルアルデヒド、トリルアルデヒ
ド、クロロベンズアルデヒド、シンナムアルデヒド、フ
ルフラール、グリコールアルデヒド、オキサルジアルデ
ヒド、グルタルジアルデヒド、クロロアセトアルデヒ
ド、クロロプロピオンアセトアルデヒド。分子中に2以
上のカルボニル基を有するカルボニル化合物は、本発明
の文脈においては、適切なように2以上のモル数のカル
ボニル化合物として計算される。
【0011】リストしたカルボニル化合物の中では、以
下のものが好ましい:ベンゾキノン、ナフトキノン、ト
ルキノン、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキ
サノン、メシチルオキシド、イソホロン、アセチルアセ
トン、ベンジル、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒ
ド、プロピオンアルデヒド、アクロレイン、クロトンア
ルデヒド、ベンズアルデヒド、サリチルアルデヒド、フ
ルフラール、グリコールアルデヒド、オキサルジアルデ
ヒド、グルタルジアルデヒド。
【0012】好ましくはアルデヒド及びケトン、特に好
ましくはアルデヒドが使用される。二重結合された酸素
を有する炭素原子が付加的にOH基を有する式A=O
(I)の適切なカルボン酸は、1〜30のC原子、好ま
しくは2〜20、特に好ましくは2〜16のC原子を有
する脂肪族、芳香族及び芳香脂肪族モノ−及びポリカル
ボン酸である。カルボン酸の適切な誘導体は、1〜3
0、好ましくは1〜20、特に好ましくは1〜16のC
原子を有する脂肪族、芳香族及び芳香脂肪族モノ−及び
ポリヒドロキシ化合物とのそれらのエステル、加えてア
ンモニア、全部で6〜18、好ましくは6〜12のC原
子を有する第一級及び第二級芳香族アミンとのそれらの
アミド、それらのハロゲン化物好ましくは塩化物、並び
にそれらの無水物である。これらの誘導体においては、
酸と類似のやり方で、二重結合された酸素を有する炭素
原子は付加的に酸誘導基を有する。
【0013】カルボン酸は、ハロゲンによって好ましく
は塩素によって、又はヒドロキシルによって置換されて
いて良く、そしてオレフィン性又はアセチレン性多重結
合を含んで良い。それらの芳香族部分は、ジフェニルエ
ーテル又はベンゾフェノン基で良い。
【0014】例として述べることができるものは、酢
酸、プロピオン酸、酪酸、吉草酸、カプロン酸、ドデカ
ン酸、ペンタデカン酸、ステアリン酸、安息香酸、トル
イル酸、クロロ安息香酸、サリチル酸、オレイン酸、リ
ノール酸、シクロヘキサンカルボン酸、マレイン酸、コ
ハク酸、酒石酸、リンゴ酸、アコニット酸、アジピン
酸、アゼライン酸、ドデカン二酸(dodecaned
ioic acid)、クエン酸、アルキルコハク酸、
テレフタル酸、イソフタル酸、o−フタル酸、アクリル
酸、メタクリル酸、桂皮酸、乳酸、クロロ酢酸、クロロ
プロピオン酸、プロピオル酸、フェニルプロピオル酸、
トリメシン酸、ピロメリット酸、ジフェニルエーテルジ
カルボン酸、ジカルボン酸エーテルテトラカルボン酸、
ポリカルボン酸好ましくは1,2−ジカルボン酸;この
ようなカルボン酸の酸塩化物;それらの開鎖若しくは環
状無水物又は、そのようなものが形成され得る場合には
オリゴ若しくはポリ無水物、好ましくは環状無水物、加
えてアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸(無水マレ
イン酸)、アコニット酸(無水アコニット酸)の20,
000までの、好ましくは10,000までの分子量を
有するオリゴマー、又はスチレン、酢酸ビニル、エチレ
ン、ブタジエン及びアクリロニトリルとのそれらのコポ
リマーである。このようなカルボン酸のエステルのため
の述べることができる適切なヒドロキシル化合物は、メ
タノール、エタノール、ブタノール、ヘキサノール、シ
クロヘキサノール、ヘキサンジオール、エチレングリコ
ール、プロピレングリコール、グリセロール、ペンタエ
リトリトール、ネオペンチルグリコール、フェノール、
クレゾール、キシレノール、ヒドロキノン、レソルシノ
ール、ジヒドロキシビフェニル、ジヒドロキシジフェニ
ルエーテル、ビスフェノールA、好ましくはC1〜C4
アルコール及びフェノールである。前記カルボン酸のア
ミドのための述べることができるアミンは、アニリン、
トルイジン、ジフェニルアミン、キシリジン、メチルジ
フェニルアミン及びヒドロキシジフェニルアミンであ
る。好ましくは、アンモニアに加えて、ジフェニルアミ
ンもまた使用される。
【0015】好ましくは、カルボン酸の誘導体、特に好
ましくは無水物、エステル又はアミド、非常に特に好ま
しくは酸中に又はエステル若しくはアミド部分中に芳香
族基を有する無水物又はエステル若しくはアミドが使用
される。
【0016】式(I)の物質として適切な炭酸の化合物
は、1〜38のC原子、好ましくは1〜28のC原子を
有するモノマー状炭酸誘導体、及び50,000まで、
好ましくは30,000まで、殊に10,000までの
分子量を有するポリマー状炭酸誘導体である。
【0017】それ故、適切なのは: - ホスゲン、そのクロロエステル(II)、並びに脂肪
族、芳香脂肪族及び芳香族ヒドロキシル化合物の基R1
及びR2[これらの基は、お互いに独立に、1〜20、
好ましくは1〜18、特に好ましくは1〜15のC原子
を含むことができる]とのそのエステル(III)、それ
ぞれ、 ClCOOR1(II)並びにR1O−CO−OR2(II
I); - 未置換尿素及び一置換〜四置換尿素(IV)
【0018】
【化1】
【0019】[式中、個々の置換基R3〜R6は、同一又
は異なっていて良くそして水素で良く又は1〜20、好
ましくは1〜16、特に好ましくは1〜12のC原子を
含んで良くそして脂肪族、芳香脂肪族又は芳香族性質の
もので良い]; - 1〜38、好ましくは1〜28、特に好ましくは1〜
20のC原子を有する脂肪族、芳香脂肪族又は芳香族基
7、R8及びR9をそれぞれ有する脂肪族、芳香脂肪族
及び芳香族モノイソシアネート又はポリイソシアネート
(V)、(VI)及び(VII):それぞれ、 OCN−R7(V)、OCN−R8−NCO(VI)及び
【0020】
【化2】
【0021】- アシルイソシアネート、クロロカルボニ
ルイソシアネート及びクロロスルホニルイソシアネー
ト; - 1〜24、好ましくは1〜18、特に好ましくは1〜
15のC原子を有する脂肪族、芳香脂肪族及び芳香族基
10、R11及びR12によって一置換〜三置換されたウレ
タン(VIII)[ここで、R11及びR12は、加えてそ
してお互いに独立に水素を表すことができる]:
【0022】
【化3】
【0023】- 加えて、上に記した化合物から誘導され
る、アロファネート、イソ尿素、ウレトジオン、ウレト
イミン、カルボジイミド、ビウレット、ポリウレト(p
olyurets);である。
【0024】それ故、炭酸の適切な化合物は、1〜2
0、好ましくは1〜18、特に好ましくは1〜15のC
原子を含んで良い脂肪族、芳香脂肪族及び芳香族モノ−
及びオリゴ−ヒドロキシル化合物とのそのクロロエステ
ル、モノエステル、オリゴエステル及びポリエステルで
ある。例として述べることができるものは、メタノー
ル、エタノール、プロパノール、ブタノール、ベンジル
アルコール、フェノール及びクレゾールのエステル、並
びにエチレングリコール、プロピレングリコール、グリ
セロール、ブタンジオール、ヘキサンジオール、ジグリ
コール、トリグリコール、ネオペンチルグリコール、ト
リメチロールプロパン、シクロヘキサンジメタノール、
ビスフェノールA、ジヒドロキシビフェニル、ピロカテ
コール、レソルシノール、ヒドロキノン、ビスフェノー
ルF、ジヒドロキシジフェニルエーテル及びジヒドロキ
シジフェニルスルフィドの環状エステル及びポリエステ
ルである。
【0025】また適切なものは、それらのN原子の上の
水素原子がアルキル、アラルキル又はアリール基によっ
て部分的に又は完全に置換されていて良く、そして、尿
素基あたり、0〜20、好ましくは0〜16、そして特
に好ましくは0〜12のC原子を脂肪族、芳香脂肪族又
は芳香族基として含んでいて良いモノ尿素及びオリゴ尿
素である。例として述べることができるものは、尿素そ
れ自体、次にメチルアミン、エチルアミン、プロピルア
ミン、ブチルアミン、シクロヘキシルアミン、ベンジル
アミン、ジメチルアミン、ジエチルアミン、ジブチルア
ミンの、アニリン及びジフェニルアミンの尿素、エチレ
ンジアミン、プロピレンジアミン、ブチレンジアミン、
ヘキサメチレンジアミン及びドデカメチレンジアミンの
環状及びオリゴマー状尿素である。
【0026】更に適切なものは、イソシアネート基あた
り、脂肪族、芳香脂肪族及び芳香族性質の1〜38、好
ましくは1〜28、特に好ましくは1〜20のC原子を
有するモノイソシアネート及びオリゴイソシアネートで
ある。例として述べることができるものは、メチル−、
エチル−、プロピル−、イソプロピル−、ブチル−、ア
ミル−、シクロヘキシル−、ラウリル−、ステアリル−
及びベンジルアミンの、アニリン、トルイジン、トルイ
レンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、ナフチレンジ
アミン、イソホロンジアミン、メチレンジアニリンのイ
ソシアネート並びにそれらのオリゴマーである。
【0027】上で記したモノ−及びオリゴイソシアネー
トからのウレタン、例えば以下のモノヒドロキシ及びオ
リゴヒドロキシ化合物とのウレタンもまた適切である:
メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、
イソプロパノール、イソブタノール、シクロヘキサノー
ル、1,4−ブタンジオール、エチレングリコール、プ
ロピレングリコール、1,6−ヘキサンジオール、ネオ
ペンチルグリコール、フェノール、クレゾール、キシレ
ノール、tert.−ブチルフェノール、クロロフェノ
ール、ヒドロキノン、ピロカテコール、ビスフェノール
F、ビスフェノールA、ビスフェノールZ、ジヒドロキ
シジフェニルスルフィド、ノボラック、加えてグリセロ
ール、トリメチロールプロパン、ペンタエリトリトール
及び糖。モノイソシアネートとモノヒドロキシ及びオリ
ゴヒドロキシ化合物とからの、モノヒドロキシ化合物と
モノイソシアネート及びオリゴイソシアネートとから
の、そしてジイソシアネート及びジヒドロキシ化合物か
らのウレタンが好ましい。
【0028】加えて、適切な化合物は、上で述べたモノ
イソシアネート及びオリゴイソシアネートと上で述べた
モノヒドロキシ及びオリゴヒドロキシ化合物とから誘導
される式:
【0029】
【化4】
【0030】のアロファネート及びイソ尿素、そして更
にまた、上で述べたモノイソシアネート及びオリゴイソ
シアネートから誘導される
【0031】
【化5】
【0032】[これらの式中、Rは同一又は異なってい
て良くそして脂肪族又は芳香族のC1〜C12の基で良
く、そしてnは1〜50の整数を表す]である。
【0033】好ましくは、以下のものが本発明に従って
使用される:尿素、イソシアネート、芳香族カーボネー
ト及び芳香族ウレタン。尿素、ジフェニルカーボネー
ト、並びにアニリン、トルイジン、トルイレンジアミ
ン、メチレンジアニリンを基にしたイソシアネート、並
びに前記芳香族イソシアネート及びフェノールからのそ
れらのウレタンが特に好ましい。
【0034】炭酸の上で記した化合物は知られていて、
そして、例えば、Houben−Weyl,Metho
den der organischen Chemi
e、第4版、E4巻;Kirk−Othmer,Enc
ycl.of Chem.Techn.第3版、13
巻、789頁以降;Ullmann’s Encyc
l.of Ind.Chem.第5版、A14巻、61
1頁以降及びA5巻、197頁以降中に述べられてい
る。
【0035】物質A=O(I)としてのニトロソ化合物
は、基−N=Oを含む化合物である。それは、C原子、
N原子又はO原子を経由して分子の残りの部分に結合さ
れ得る。
【0036】それ故、適切なニトロソ化合物は、1〜2
5のC原子、好ましくは1〜18のC原子を有する脂肪
族、脂環式、芳香脂肪族、芳香族及び複素環式ニトロソ
化合物である。例として述べることができるものは、ニ
トロソ−メチルシクロヘキサン、ニトロソ−イソブタ
ン、ニトロソカルボン酸例えばα−ニトロソイソ酪酸、
ジエチルα−ニトロソマロネート及びo−ニトロソ安息
香酸、ニトロソハロゲン化物例えば1−ニトロソ−1−
クロロ−シクロヘキサン、2−ニトロソ−3−クロロ−
ブタン及び1−ニトロソ−2−クロロ−シクロヘキサ
ン、ニトロソベンゼン、ニトロソフェノール、ニトロソ
−N,N−ジメチルアニリン、そしてまたニトロソ複素
環式化合物、例えば以下の式:
【0037】
【化6】
【0038】の5−ニトロソ−2−アミノ−4−メチル
−1,3−チアゾール、ニトロソアンチピリン又は4−
アミノ−1,3−ジメチル−5−ニトロソ−ウラシル、
基:
【0039】
【化7】
【0040】を有するニトロソール酸(nitroso
lic acids)例えばエタンニトロソール酸又は
イソペンタンニトロソール酸、及び基:
【0041】
【化8】
【0042】を有するプソイドニトロール例えばα−ニ
トロ−ニトロソシクロヘキサノン
【0043】
【化9】
【0044】加えて、N原子を経由して結合されたニト
ロソ基を含む化合物例えばニトロソアミン、ニトロソア
ミド、ニトロソ尿素、ニトロソグアニジン、イソニトル
アミド(isonitramides)、ニトロソヒド
ロキシルアミンである。述べることができるものは、例
えば、ジメチル−ニトロソアミン、ジシクロヘキシル−
ニトロソアミン、ジベンジルニトロソアミン、ジフェニ
ルニトロソアミン、N−ニトロソメチルアセトアミド、
N−ニトロソブチルベンズアミド、N−ニトロソフェニ
ル−イソブチルアミド、N−ニトロソ−N−メチルトシ
ルアミド、N−ニトロソ−カプロラクタム、N−ニトロ
ソ−N−ブチル尿素、N−ニトロソ−N−エチルウレタ
ン、N−ニトロソ−N−メチル−グアニジン、並びにウ
ロトロピンのニトロソ化生成物例えば3,7−ジニトロ
ソ−1,3,5,7−テトラアザ−ビシクロ[3,3,
1]ノナン
【0045】
【化10】
【0046】N−ニトロソフェニルヒドロキスアミン又
は、例えば、メチレンジイソニトルアミドの塩
【0047】
【化11】
【0048】加えて、O原子を経由して結合されたニト
ロソ基を含む化合物例えば亜硝酸及びそのエステル、亜
硝酸メチル、亜硝酸エチル、亜硝酸イソプロピル及び亜
硝酸イソアミルである。
【0049】ニトロソ化合物はしばしばそれらのダイマ
ーの形で現れるので、それらが生成され得る場合には、
それらもまた、本発明による方法のために適切なニトロ
ソ化合物の下に含められる。
【0050】最後に、有機ニトロソ化合物を生成させる
ことができる化合物例えば窒素酸化物、NO2、N
24、N23、N25、塩化ニトロシル及びニトロシル
硫酸も適切である。最後に、亜硝酸、例えばそのアルカ
リ金属塩の形のものも有用である。このような塩から、
もっと強い酸を使用して亜硝酸を遊離することができ
る。以下においては、このような化合物も同様にニトロ
ソ化合物として説明する。
【0051】物質A=O(I)としての酸素の使用の場
合には、これは純粋な形で、しかし好ましくは不活性ガ
ス例えば水素、水蒸気、一酸化炭素、二酸化炭素、低級
炭化水素又は窒素との混合物として使用することができ
る。窒素との混合物としての使用が特に好ましく、大気
の空気の形での使用が非常に特に好ましい。
【0052】本発明による意味での酸素放出化合物は、
ペルオキシド結合中に酸素を含む化合物である。例とし
て述べることができるものは、過酸化水素、例えば水又
は有機不活性溶媒例えばアルコールとの混合物中のも
の;過酸化ナトリウム;過ホウ酸塩、例えば過ホウ酸ナ
トリウム及び過ホウ砂;ケトンペルオキシド、例えばア
セトンペルオキシド又はシクロヘキサノンペルオキシ
ド;アシルペルオキシド、例えば過酢酸、過プロピオン
酸;ジアシルペルオキシド、例えばジベンゾイルペルオ
キシドである。有用であるその他の化合物は、アルキル
ヒドロペルオキシド及びペルオキシド並びにアラルキル
ヒドロペルオキシド及びペルオキシド例えばシクロヘキ
シルヒドロペルオキシド、tert.−ブチルヒドロペ
ルオキシド、クミルヒドロペルオキシド、p−イソプロ
ピルクミルヒドロペルオキシド、α,α’−ジ−ヒドロ
ペルオキシ−ジイソプロピルベンゼン、ジ−tert.
−ブチルペルオキシド、ジクミルペルオキシド、ter
t.−ブチル−クミルペルオキシド、α,α’−ジ−t
ert.−ブチルペルオキシ−ジイソプロピルベンゼン
である。その他の無機ペルオキシ化合物は、例えば、ペ
ルオキシクロメート、ペルオキシニオベート、ペルオキ
シタンタレート、ペルオキシタングステート、ペルオキ
シモリブデート、ペルオキシバナデート、ペルオキシチ
タネート、ペルオキシスルフェート及びペルオキシホス
フェートである。最後に、過酸化水素もまた、尿素への
付加化合物として使用することができる。
【0053】前記の酸素放出化合物は、一般に希薄な形
で使用される。希釈剤は、例えば、水、又は不活性有機
化合物、例えばアルコール例えばメタノール、イソプロ
パノール、tert.−ブタノール;ケトン例えばアセ
トン、メチルエチルケトン、メチルイソプロピルケトン
若しくはメチルtert.−ケトン;カルボン酸例えば
酢酸若しくはプロピオン酸;酸アミド例えばジメチルア
セトアミド若しくはN−メチルピロリドンである。
【0054】しかしながら、好ましくは、酸素は特に窒
素との混合物として使用される。
【0055】式A=O(I)の二重結合された酸素を含
むリストした物質の中では、酸素が二重結合によってC
原子に結合されているものが好ましい。それ故、これら
の好ましい物質は、Aが、飽和及び不飽和の開鎖若しく
は環状の脂肪族若しくは芳香族アルデヒド、ケトン及び
キノンから成る群から選ばれたカルボニル化合物のC1
〜C20の基、脂肪族、芳香族若しくは芳香脂肪族モノカ
ルボン酸若しくはポリカルボン酸若しくはその誘導体の
一つのC1〜C30の基、又は炭酸誘導体の基を表す物質
である。
【0056】特に好ましい物質は、Aが、前記モノカル
ボン酸若しくはポリカルボン酸の一つ若しくはそれらの
誘導体の一つの基、アルデヒドの基、又は炭酸誘導体の
基を表す物質である。非常に特に好ましい物質において
は、Aは、炭酸誘導体の基又はアルデヒドの基を表す。
【0057】ABPを分離除去するためには、1モルの
ABPあたり少なくとも1モルの式A=O(I)の物質
による処理が必要である。しかしながら、ABPのでき
る限り完全な分離を達成するためには、過剰の式(I)
の物質、特に痕跡量のABPを包含するためには非常に
大過剰の式(I)の物質を含むものが有利に使用され
る。しかしながら、このような大過剰の式(I)の物質
も、小量のABPの場合には、精製されるべきDPAの
量を基にすると絶対的にはなお小量に相当する。それ
故、式(I)の物質の量は、除去されるべき1モルのA
BPあたり1〜10,000モル、好ましくは5〜1
0,000モル、特に好ましくは15〜7000モル、
非常に特に好ましくは30〜3000モルである。
【0058】前記の処理は、50〜310、好ましくは
60〜250℃、特に好ましくは60〜200℃の温度
で実施される。
【0059】処理時間は、数分〜数時間、例えば5分〜
10時間、好ましくは1〜6時間であり、そしてそれ自
体は限界的ではない。事実、できる限り完全にABPを
除去するためには、選ばれた温度と組み合わせていかな
る時間が必要であるのかを、個々の場合に分析的に容易
に検査することができる。
【0060】本発明による方法は、不連続的に又は連続
的に実施することができる。この目的のためには、例え
ば、DPAの製造からの反応生成物から、まず、蒸留に
よって低沸物例えばアニリンを部分的に又は完全に無く
し、そして液相中に存在する粗製生成物を、上に記した
モル比の関係のABPの含量に従って計算された量の式
(I)の物質と混合し、そして次に選ばれた反応温度で
容器中で撹拌する。低沸物殊にアニリンを留去する前
に、式(I)の物質を添加することもまた可能である。
予備蒸留された粗製生成物はまた、連続的なやり方で式
(I)の物質と混合し、そして次に遅れ容器又は遅れチ
ューブ中で連続的に高められた温度にさらすこともでき
る。低沸の式(I)の物質は、精製されるべきDPAに
蒸発された形で添加することができる;そうでない場合
には、固体の形、液体(溶融された)形での、又は不活
性溶媒中に溶かした形での添加が可能である。適切な添
加装置は、例えば、ノズル、ガス導入撹拌機、調節可能
な供給貯槽、ポンプ及び当業者には知られているその他
のものである。ガス状の又は蒸発された式(I)の物質
を使用する連続的方法は、撹拌タンク、ガス導入撹拌機
を有する反応器、バブルカラム又は細流フィルムカラム
のような装置中で実施することができる。この場合に
は、式(I)の物質は、ノズル又はガス状物質のための
その他の分配要素を経由して液体DPA中に導入され
る。この場合には、大気圧又は高められた圧力、例えば
1〜25bar、好ましくは1〜15bar、特に好ま
しくは1〜10barを用いることができる。炭酸の固
体又は液体誘導体は、そのままで又は不活性溶媒によっ
て希釈してDPAに添加することができる。処理された
混合物は、例えば、結晶化に又は蒸留にかけて精製され
たDPAを製造することができる。好ましくは、DPA
は、蒸留によって処理混合物から分離除去される。
【0061】本発明による方法は、単一段階様式で粗製
DPAにそしてまた、適切な場合には多段階様式で、予
備精製されたDPAに適用することができる。かくし
て、例えば、粗製DPAを、最初に、1モルのABPあ
たり比較的小量、約5〜100モルの式(I)の物質に
よって予備精製し、そして次にこの予備精製されたDP
Aに、既に減少した残りのABPの1モルあたり100
0〜7000モルの量の式(I)の物質を使用する精密
精製を施すことができる。
【0062】本発明に従って得られるABPを無くした
DPAは、すべての応用のために、例えばフェノチアジ
ン、ゴム安定剤の製造のために又は果実のための酸化防
止防腐剤として適切である。
【0063】
【実施例】実施例1〜9 蒸留によって低沸物特にアニリン(<0.1%)を無く
したそして148ppmの4−ABPを含む粗製DPA
の100gを、カルボニル化合物と混合しそして撹拌さ
れたフラスコ中で窒素下で一定の時間の間の温度処理に
かけた。次に、フラスコ内容物を15〜20mbarで
蒸留し、そして留出物をABPに関して分析した。表1
は、より詳細な情報及び結果を含む。
【0064】
【表1】
【0065】実施例10〜12 蒸留によって低沸物特にアニリン(<0.1%)を無く
したそして85ppmの4−ABPを含む粗製DPAの
100gを、250mlのフラスコ中で撹拌しながら通
気した。次に、フラスコ内容物を15〜20mbarで
蒸留し、そして留出物中に存在するABPの量を測定し
た。表1は、より詳細な情報を含む。
【0066】
【表2】
【0067】実施例13及び14 その他は同一の手順において通気をペルオキシドの添加
によって置き換えた場合には、表3中に与える結果が得
られる。
【0068】
【表3】
【0069】実施例15〜17 蒸留によって低沸物特にアニリン(<0.1%)を無く
したそして148ppmの4−ABPを含む粗製DPA
の100gを、250mlのフラスコ中で撹拌しながら
約80℃でニトロソ化合物と混合しそして数時間の間一
定の温度で放置した。次に、フラスコ内容物を15〜2
0mbarで蒸留し、そして留出物中に存在するABP
の量を測定した。以下の表4は、より詳細な情報を含
む。
【0070】
【表4】
【0071】実施例18〜23 アニリンを無くした50gの粗製ジフェニルアミン及び
炭酸誘導体を、250mlの三ッ口フラスコ中で所定の
温度で数時間の間撹拌しながら加熱した。次に、フラス
コ内容物を10〜20mbarの圧力で蒸留し、そして
留出物中の4−ABPの含量を測定した。表5は結果を
示す。
【0072】
【表5】
【0073】実施例24 アニリンを無くした500gのジフェニルアミン及び
2.0gのジイソシアナト−ジフェニルメタン(MD
I)を、150℃で4時間の間撹拌しながら加熱し、そ
して次にカラムの上で10mbarで蒸留した。<5p
pmのアミノビフェニル含量を有する478gの無色の
留出物及び約20gの残渣が得られた。
【0074】実施例25 MDIの代わりに2.0gの尿素を使用して実施例24
を繰り返した。蒸留の結果は実施例24のものと等しか
った。ABPの含量は同様に<5ppmであった。
【0075】実施例26〜35 蒸留によってアニリン(<0.1%)を無くしたそして
125ppmの4−アミノビフェニル(ABP)を含む
粗製ジフェニルアミン(DPA)の100gを、250
mlのフラスコ中で撹拌しながら80℃で炭酸誘導体と
混合しそして次に数時間の間意図した温度で加熱した。
次に、フラスコ内容物を15〜20mbarで蒸留し、
そして留出物中に存在するABPの量を測定した。表6
は結果を有する。
【0076】
【表6】
【0077】実施例36 アニリンを無くしたそして125ppmのABPを含む
500gの粗製DPA、及び1gのピロメリット酸二無
水物を、150℃で4時間の間加熱した。次に、この混
合物を9〜10mbarでカラムの上で分別蒸留にかけ
た。
【0078】すべて<5ppmのABPを含む8留分の
無色の留出物(全部で474g)が得られ、そしてまた
21gの残渣も得られた。
【0079】実施例37 実施例24を繰り返したが、ジフェニルアミンはなお付
加的に378gのアニリンを含んでいた。185℃で4
時間加熱した後で、アニリンを真空蒸留によって分離
し、そしてその後で精製されたDPAを蒸留した。得ら
れたすべての留分は、<5ppmのABPの含量を有し
ていた。
【0080】比較例 ピロメリット酸二無水物の添加なしで実施例36を繰り
返すと、20から始まり670ppmのABPで終わる
ABPの増加する含量を有する8つの留分が得られた。
【0081】本発明の主なる特徴及び態様は以下の通り
である。
【0082】1. ジフェニルアミンからアミノビフェ
ニルを分離除去するための方法であって、精製されるべ
きジフェニルアミンを、存在する1モルのアミノビフェ
ニルあたり1〜10,000モルの式 A=O (I) [式中、Aは、飽和及び不飽和の開鎖若しくは環状の脂
肪族若しくは芳香族アルデヒド、ケトン及びキノンから
成る群から選ばれたカルボニル化合物のC1〜C20
基、脂肪族、芳香族若しくは芳香脂肪族モノ若しくはポ
リカルボン酸若しくはその誘導体の一つのC1〜C30
基、炭酸誘導体の基、ニトロソ化合物の基、又は酸素原
子を表す]の二重結合された酸素を含む物質によって5
0〜310℃で処理し、そして次に処理された混合物か
らジフェニルアミンを分離除去することを特徴とする方
法。
【0083】2. 使用される式(I)の物質におい
て、酸素が二重結合によってC原子に結合されているこ
とを特徴とする、上記1記載の方法。
【0084】3. Aが、カルボン酸若しくはその誘導
体の一つのC1〜C30の基、アルデヒドの基又は炭酸誘
導体の基、好ましくはアルデヒドの基又は炭酸誘導体の
基を表すことを特徴とする、上記2記載の方法。
【0085】4. 式(I)において、Aが、2〜2
0、好ましくは2〜16のC原子を有するカルボン酸又
はその誘導体の一つの基を表すことを特徴とする、上記
3記載の方法。
【0086】5. 使用される物質A=Oが、酢酸、プ
ロピオン酸、酪酸、吉草酸、カプロン酸、ドデカン酸、
ペンタデカン酸、ステアリン酸、安息香酸、トルイル
酸、クロロ安息香酸、サリチル酸、オレイン酸、リノー
ル酸、シクロヘキサンカルボン酸、マレイン酸、コハク
酸、酒石酸、リンゴ酸、アコニット酸、アジピン酸、ア
ゼライン酸、ドデカン二酸、クエン酸、アルキルコハク
酸、テレフタル酸、イソフタル酸、o−フタル酸、アク
リル酸、メタクリル酸、桂皮酸、乳酸、クロロ酢酸、ク
ロロプロピオン酸、プロピオル酸、フェニルプロピオル
酸、トリメシン酸、ピロメリット酸、ジフェニルエーテ
ルジカルボン酸、ジカルボン酸エーテルテトラカルボン
酸から、ポリカルボン酸好ましくは1,2−ジカルボン
酸、又はそれらの誘導体の一つから成る群から選ばれた
カルボン酸であることを特徴とする、上記4記載の方
法。
【0087】6. 使用される物質A=Oが、カルボン
酸誘導体、好ましくは無水物、エステル又はアミド、特
に好ましくは酸中に又はエステル若しくはアミド部分中
に芳香族基を有する無水物又はエステル若しくはアミド
であることを特徴とする、上記5記載の方法。
【0088】7. 使用される物質が、ホルムアルデヒ
ド、アセトアルデヒド、プロピオンアルデヒド、ブチル
アルデヒド、バレルアルデヒド、カプロンアルデヒド、
アクロレイン、クロトンアルデヒド、プロピオルアルデ
ヒド、ベンズアルデヒド、サリチルアルデヒド、トリル
アルデヒド、クロロベンズアルデヒド、シンナムアルデ
ヒド、フルフラール、グリコールアルデヒド、オキサル
ジアルデヒド、グルタルジアルデヒド、クロロアセトア
ルデヒド、クロロプロピオンアセトアルデヒドから成る
群から選ばれたアルデヒドであることを特徴とする、上
記3記載の方法。
【0089】8. 使用される物質A=Oが、尿素、イ
ソシアネート、芳香族カーボネート又は芳香族ウレタン
であることを特徴とする、上記3記載の方法。
【0090】9. 使用される物質A=Oが、未置換尿
素、ジフェニルカーボネート、及びアニリン、トルイジ
ン、トルイレンジアミン、メチレンジアニリン又はオリ
ゴマーを基にした芳香族イソシアネート、及び前記芳香
族イソシアネートとフェノールからのそれらのウレタン
であることを特徴とする、上記8記載の方法。
【0091】10. 前記処理を60〜250℃で、好
ましくは60〜200℃で実施することを特徴とする、
上記1記載の方法。
【0092】11. 1モルのアミノビフェニルあた
り、5〜10,000モル、好ましくは15〜7000
モル、特に好ましくは30〜3000モルのカルボニル
化合物を使用することを特徴とする、上記1記載の方
法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 P4438003.8 (32)優先日 1994年10月25日 (33)優先権主張国 ドイツ(DE) (31)優先権主張番号 P4438173.5 (32)優先日 1994年10月26日 (33)優先権主張国 ドイツ(DE) (72)発明者 ルドルフ・ビーメルス ドイツ40668メーアブツシユ・フロンホフ シユトラーセ81

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ジフェニルアミンからアミノビフェニル
    を分離除去するための方法であって、精製されるべきジ
    フェニルアミンを、存在する1モルのアミノビフェニル
    あたり1〜10,000モルの式 A=O (I) [式中、 Aは、飽和及び不飽和の開鎖若しくは環状の脂肪族若し
    くは芳香族アルデヒド、ケトン及びキノンから成る群か
    ら選ばれたカルボニル化合物のC1〜C20の基、脂肪
    族、芳香族若しくは芳香脂肪族モノ若しくはポリカルボ
    ン酸若しくはその誘導体の一つのC1〜C30の基、炭酸
    誘導体の基、ニトロソ化合物の基、又は酸素原子を表
    す]の二重結合された酸素を含む物質によって50〜3
    10℃で処理し、そして次に処理された混合物からジフ
    ェニルアミンを分離除去することを特徴とする方法。
JP7254499A 1994-09-13 1995-09-07 ジフエニルアミンからアミノビフエニルを分離除去するための方法 Pending JPH0881423A (ja)

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DE19944432553 DE4432553A1 (de) 1994-09-13 1994-09-13 Verfahren zur Abtrennung von Aminodiphenyl aus Diphenylamin
DE4432553.3 1994-09-13
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DE4432554.1 1994-09-13
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DE4438173.5 1994-10-26
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