JPH0881349A - 化粧料 - Google Patents
化粧料Info
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- JPH0881349A JPH0881349A JP24182394A JP24182394A JPH0881349A JP H0881349 A JPH0881349 A JP H0881349A JP 24182394 A JP24182394 A JP 24182394A JP 24182394 A JP24182394 A JP 24182394A JP H0881349 A JPH0881349 A JP H0881349A
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- JP
- Japan
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- film
- acrylic acid
- polyvinyl alcohol
- red
- alkyl methacrylate
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 ポリビニルアルコ−ルと、アクリル酸・アル
キルメタクリレ−ト共重合体を含む化粧料。 【効果】 皮膚が動いても皮膚より剥離しないような密
着性を持ち、剥がす際には一枚膜として綺麗に剥離可能
なものである。
キルメタクリレ−ト共重合体を含む化粧料。 【効果】 皮膚が動いても皮膚より剥離しないような密
着性を持ち、剥がす際には一枚膜として綺麗に剥離可能
なものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、密着性に優れ、且つ一
枚膜として剥離可能な皮膜を形成する化粧料に関するも
のである。
枚膜として剥離可能な皮膜を形成する化粧料に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】皮膜を形成する化粧料は、スキンケア化
粧料としてのピ−ルオフタイプのパック剤が一般的に知
られている。ピ−ルオフタイプのパック剤は、皮膚上に
パック剤を塗布し、乾燥後に形成された皮膜を剥離する
ものである。ピ−ルオフタイプのパック剤の皮膜形成剤
としては、一般的にポリビニルアルコ−ルが使用されて
おり、化粧料の粘度を上げる、強靭な皮膜を形成させる
等の目的に応じてカルボキシメチルセルロ−ス、ヒドロ
キシエチルセルロ−ス、ポリビニルピロリドン、ポリ酢
酸ビニルエマルジョン、キサンタンガムなどの樹脂が併
用されている。
粧料としてのピ−ルオフタイプのパック剤が一般的に知
られている。ピ−ルオフタイプのパック剤は、皮膚上に
パック剤を塗布し、乾燥後に形成された皮膜を剥離する
ものである。ピ−ルオフタイプのパック剤の皮膜形成剤
としては、一般的にポリビニルアルコ−ルが使用されて
おり、化粧料の粘度を上げる、強靭な皮膜を形成させる
等の目的に応じてカルボキシメチルセルロ−ス、ヒドロ
キシエチルセルロ−ス、ポリビニルピロリドン、ポリ酢
酸ビニルエマルジョン、キサンタンガムなどの樹脂が併
用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述の樹脂を
用いた化粧料から形成される皮膜が、強度が強くて堅く
伸び性が充分ではない場合は、皮膚との間の密着性に欠
けるものとなってしまう。このため、皮膚上に形成され
た皮膜は皮膚の動きにより簡単に剥離してしまう。具体
的には、顔面に化粧料を塗布し、乾燥した後皮膜を形成
した後、頬や額などを動かすと皮膜が顔面から剥離して
しまう。
用いた化粧料から形成される皮膜が、強度が強くて堅く
伸び性が充分ではない場合は、皮膚との間の密着性に欠
けるものとなってしまう。このため、皮膚上に形成され
た皮膜は皮膚の動きにより簡単に剥離してしまう。具体
的には、顔面に化粧料を塗布し、乾燥した後皮膜を形成
した後、頬や額などを動かすと皮膜が顔面から剥離して
しまう。
【0004】これに対して、形成される皮膜が強度が、
弱く、伸び性が充分ではない場合は、皮膚との間の密着
性は良好であっても、皮膚から剥離しようとする時に一
枚の膜として綺麗に剥離することが困難になってしま
う。具体的には、顔面に化粧料を塗布し、乾燥した後形
成された皮膜を顔面から剥離しようとしても皮膜が破損
して一部が顔面に残ってしまい、一度で皮膜を全て剥離
することができない。すなわち、適度な強度、伸び性、
柔らかさを持つことにより、皮膚に良好に密着し、皮膚
が動いても容易に剥離せず、また皮膚から剥離しようと
する時は一枚の膜として綺麗に剥離可能である皮膜を形
成する化粧料を提供することを目的とする。
弱く、伸び性が充分ではない場合は、皮膚との間の密着
性は良好であっても、皮膚から剥離しようとする時に一
枚の膜として綺麗に剥離することが困難になってしま
う。具体的には、顔面に化粧料を塗布し、乾燥した後形
成された皮膜を顔面から剥離しようとしても皮膜が破損
して一部が顔面に残ってしまい、一度で皮膜を全て剥離
することができない。すなわち、適度な強度、伸び性、
柔らかさを持つことにより、皮膚に良好に密着し、皮膚
が動いても容易に剥離せず、また皮膚から剥離しようと
する時は一枚の膜として綺麗に剥離可能である皮膜を形
成する化粧料を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、水とポリビニ
ルアルコ−ルと、アクリル酸・アルキルメタクリレ−ト
共重合体を少なくとも含む化粧料を要旨とするものであ
る。
ルアルコ−ルと、アクリル酸・アルキルメタクリレ−ト
共重合体を少なくとも含む化粧料を要旨とするものであ
る。
【0006】以下、本発明を詳細に説明する。水は溶剤
として用いるものである。
として用いるものである。
【0007】ポリビニルアルコ−ルは、重合度、鹸化度
に制限なく使用できるが、取り扱い性を向上させるため
には水溶性が高い方が良く、その為には鹸化度が50%
以上であるのが好ましい。ポリビニルアルコ−ルの具体
例としては、PVA−105、PVA−117、PVA
−124、PVA−HC、PVA−205、PVA−2
17、PVA−220、PVA−420(以上(株)ク
ラレ製)、ゴ−セノ−ルE−05、ゴ−セノ−ルE−2
5、ゴ−セノ−ルE−30、ゴ−セノ−ルE−40(以
上、日本合成化学工業(株)製)、デンカポバ−ルB−
17(電気化学工業(株)製)などが挙げられる。
に制限なく使用できるが、取り扱い性を向上させるため
には水溶性が高い方が良く、その為には鹸化度が50%
以上であるのが好ましい。ポリビニルアルコ−ルの具体
例としては、PVA−105、PVA−117、PVA
−124、PVA−HC、PVA−205、PVA−2
17、PVA−220、PVA−420(以上(株)ク
ラレ製)、ゴ−セノ−ルE−05、ゴ−セノ−ルE−2
5、ゴ−セノ−ルE−30、ゴ−セノ−ルE−40(以
上、日本合成化学工業(株)製)、デンカポバ−ルB−
17(電気化学工業(株)製)などが挙げられる。
【0008】アクリル酸・アルキルメタクリレ−ト共重
合体は、アクリル酸とアルキルメタクリレ−トの重合比
率に制限なく使用できるが、アクリル酸の重合度をアル
キルメタクリレ−トよりも大きくした場合は水溶性が増
し、小さくした場合は水系溶媒中で乳化すると考えられ
る。
合体は、アクリル酸とアルキルメタクリレ−トの重合比
率に制限なく使用できるが、アクリル酸の重合度をアル
キルメタクリレ−トよりも大きくした場合は水溶性が増
し、小さくした場合は水系溶媒中で乳化すると考えられ
る。
【0009】本発明の化粧料中のポリビニルアルコ−ル
とアクリル酸・アルキルメタクリレ−ト共重合体の配合
量としては、皮膜を形成させるための任意の濃度が選択
できるが、好ましくは併せて1〜50重量%である。ポ
リビニルアルコ−ルとアクリル酸・アルキルメタクリレ
−ト共重合体の合計の濃度が1重量%未満では充分な強
度を持つ皮膜が形成されず、一枚膜として剥離しにくい
うえ、粘度が低下するため化粧料の塗布部分から化粧料
が垂れてしまい、塗布容易性が低下する。また50重量
%を越えると、必要以上に堅く皮膚への密着性に欠ける
皮膜が形成されてしまううえに、粘度が上昇しすぎて塗
布時の化粧料の延び、滑らかさなどの塗布感が損なわれ
るため好ましくない。アクリル酸・アルキルメタクリレ
−ト共重合体の具体例としては、カ−ボポ−ル134
2、PEMULEN TR−1、PEMULEN TR
−2(以上 BFGoodrich社製、米国)、AQ
UPEC HV−501、AQUPEC HV−50
4、AQUPEC HV−505(以上、住友精化
(株)製)などが挙げられる。
とアクリル酸・アルキルメタクリレ−ト共重合体の配合
量としては、皮膜を形成させるための任意の濃度が選択
できるが、好ましくは併せて1〜50重量%である。ポ
リビニルアルコ−ルとアクリル酸・アルキルメタクリレ
−ト共重合体の合計の濃度が1重量%未満では充分な強
度を持つ皮膜が形成されず、一枚膜として剥離しにくい
うえ、粘度が低下するため化粧料の塗布部分から化粧料
が垂れてしまい、塗布容易性が低下する。また50重量
%を越えると、必要以上に堅く皮膚への密着性に欠ける
皮膜が形成されてしまううえに、粘度が上昇しすぎて塗
布時の化粧料の延び、滑らかさなどの塗布感が損なわれ
るため好ましくない。アクリル酸・アルキルメタクリレ
−ト共重合体の具体例としては、カ−ボポ−ル134
2、PEMULEN TR−1、PEMULEN TR
−2(以上 BFGoodrich社製、米国)、AQ
UPEC HV−501、AQUPEC HV−50
4、AQUPEC HV−505(以上、住友精化
(株)製)などが挙げられる。
【0010】以上の必須成分の他に必要に応じて、化粧
料の成分として一般に使用されている有機溶剤、保湿
剤、分散剤又は分散助剤としての各種高分子や界面活性
剤、浸透剤としての界面活性剤、各種防腐防黴剤、粘度
調整剤としての水溶性高分子、耐水性を付与するための
樹脂や撥水剤、紫外線吸収剤、キレ−ト剤、pH調整
剤、着色材、香料などを適宜配合することが出来る。着
色材は化粧品に使用可能なものであれば使用できるが、
その具体例としては、赤色2号、赤色3号、赤色102
号、赤色104号の(1)、赤色105号の(1)、赤
色106号、赤色227号、赤色230号の(1)、赤
色230号の(2)、赤色231号、赤色232号、黄
色4号、黄色5号、黄色202号の(1)、黄色202
号の(2)、黄色203号、緑色3号、緑色201号、
緑色204号、緑色205号、青色1号、青色2号、青
色202号、青色205号、だいだい色205号、だい
だい色207号、かっ色201号など水溶性染料及びそ
のバリウム、カルシウム、ジルコニウム、アルミニウム
レ−キ顔料、赤色201号、赤色202号、赤色203
号、赤色204号、赤色205号、赤色206号、赤色
207号、赤色208号、赤色215号、赤色218
号、赤色219号、赤色220号、赤色221号、赤色
223号、赤色225号、赤色226号、赤色228
号、黄色201号、黄色204号、黄色205号、緑色
202号、青色201号、青色204号、青色404
号、だいだい色201号、だいだい色203号、だいだ
い色204号、だいだい色206号、だいだい色401
号、だいだい色402号、だいだい色403号、紫色2
01号などの顔料、黄酸化鉄、ベンガラ、グンジョウ、
コンジョウ、酸化クロム、水酸化クロム、カルミン、シ
コニンなどの無機顔料、及び有機、無機粉体を染料や顔
料などで着色した複合粉体顔料などが挙げられる。これ
らの着色材は単独もしくは複数を混合して用いても差し
支えない。
料の成分として一般に使用されている有機溶剤、保湿
剤、分散剤又は分散助剤としての各種高分子や界面活性
剤、浸透剤としての界面活性剤、各種防腐防黴剤、粘度
調整剤としての水溶性高分子、耐水性を付与するための
樹脂や撥水剤、紫外線吸収剤、キレ−ト剤、pH調整
剤、着色材、香料などを適宜配合することが出来る。着
色材は化粧品に使用可能なものであれば使用できるが、
その具体例としては、赤色2号、赤色3号、赤色102
号、赤色104号の(1)、赤色105号の(1)、赤
色106号、赤色227号、赤色230号の(1)、赤
色230号の(2)、赤色231号、赤色232号、黄
色4号、黄色5号、黄色202号の(1)、黄色202
号の(2)、黄色203号、緑色3号、緑色201号、
緑色204号、緑色205号、青色1号、青色2号、青
色202号、青色205号、だいだい色205号、だい
だい色207号、かっ色201号など水溶性染料及びそ
のバリウム、カルシウム、ジルコニウム、アルミニウム
レ−キ顔料、赤色201号、赤色202号、赤色203
号、赤色204号、赤色205号、赤色206号、赤色
207号、赤色208号、赤色215号、赤色218
号、赤色219号、赤色220号、赤色221号、赤色
223号、赤色225号、赤色226号、赤色228
号、黄色201号、黄色204号、黄色205号、緑色
202号、青色201号、青色204号、青色404
号、だいだい色201号、だいだい色203号、だいだ
い色204号、だいだい色206号、だいだい色401
号、だいだい色402号、だいだい色403号、紫色2
01号などの顔料、黄酸化鉄、ベンガラ、グンジョウ、
コンジョウ、酸化クロム、水酸化クロム、カルミン、シ
コニンなどの無機顔料、及び有機、無機粉体を染料や顔
料などで着色した複合粉体顔料などが挙げられる。これ
らの着色材は単独もしくは複数を混合して用いても差し
支えない。
【0011】
【作用】ポリビニルアルコ−ルとアクリル酸・アルキル
メタクリレ−ト共重合体を混合した溶液を皮膚上に塗布
して乾燥させると、ポリビニルアルコ−ル分子とアクリ
ル酸・アルキルメタクリレ−ト共重合体分子は静電気的
に引き合うため、ポリビニルアルコ−ル相とアクリル酸
・アルキルメタクリレ−ト共重合体相に分離することな
く、均一な皮膜が得られる。この皮膜は微視的には、網
目状になっているポリビニルアルコ−ル分子の間にミク
ロゲル状のアクリル酸・アルキルメタクリレ−ト共重合
体が存在している構造であると考えられる。ガラス転移
温度が常温よりも高いポリビニルアルコ−ルは、堅くて
伸び性に欠けるため伸縮しにくいが、ガラス転移温度が
常温よりも低いアクリル酸・アルキルメタクリレ−ト共
重合体は、柔らかく伸び性に富むため伸縮しやすい。こ
のためポリビニルアルコ−ルとアクリル酸・アルキルメ
タクリレ−ト共重合体の混合皮膜に応力が加えられる
と、網目状になっているポリビニルアルコ−ル分子間
の、アクリル酸・アルキルメタクリレ−ト共重合体の部
分が伸縮するため、混合皮膜全体が伸び性に富むものと
なる。このように、ポリビニルアルコ−ルとアクリル酸
・アルキルメタクリレ−ト共重合体の混合溶液から形成
される皮膜は適度な強度、伸び性、柔らかさを持ち、皮
膚への良好な密着性を示すと思われる。又、アクリル酸
・アルキルメタクリレ−ト共重合体の皮膜は剥離性に欠
けるが、その周囲に存在するポリビニルアルコ−ルの皮
膜は剥離性に富む。このためこれらの混合皮膜は剥がす
際には一枚膜として剥離可能なのである。
メタクリレ−ト共重合体を混合した溶液を皮膚上に塗布
して乾燥させると、ポリビニルアルコ−ル分子とアクリ
ル酸・アルキルメタクリレ−ト共重合体分子は静電気的
に引き合うため、ポリビニルアルコ−ル相とアクリル酸
・アルキルメタクリレ−ト共重合体相に分離することな
く、均一な皮膜が得られる。この皮膜は微視的には、網
目状になっているポリビニルアルコ−ル分子の間にミク
ロゲル状のアクリル酸・アルキルメタクリレ−ト共重合
体が存在している構造であると考えられる。ガラス転移
温度が常温よりも高いポリビニルアルコ−ルは、堅くて
伸び性に欠けるため伸縮しにくいが、ガラス転移温度が
常温よりも低いアクリル酸・アルキルメタクリレ−ト共
重合体は、柔らかく伸び性に富むため伸縮しやすい。こ
のためポリビニルアルコ−ルとアクリル酸・アルキルメ
タクリレ−ト共重合体の混合皮膜に応力が加えられる
と、網目状になっているポリビニルアルコ−ル分子間
の、アクリル酸・アルキルメタクリレ−ト共重合体の部
分が伸縮するため、混合皮膜全体が伸び性に富むものと
なる。このように、ポリビニルアルコ−ルとアクリル酸
・アルキルメタクリレ−ト共重合体の混合溶液から形成
される皮膜は適度な強度、伸び性、柔らかさを持ち、皮
膚への良好な密着性を示すと思われる。又、アクリル酸
・アルキルメタクリレ−ト共重合体の皮膜は剥離性に欠
けるが、その周囲に存在するポリビニルアルコ−ルの皮
膜は剥離性に富む。このためこれらの混合皮膜は剥がす
際には一枚膜として剥離可能なのである。
【0012】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に詳細に説明
する。実施例、比較例中で単に「部」とあるのは「重量
部」を示す。
する。実施例、比較例中で単に「部」とあるのは「重量
部」を示す。
【0013】実施例1 精製水 38.7部 エタノ−ル 37.0部 PVA−217(ポリビニルアルコ−ル、(株)クラレ製) 4.0部 グリセリン 5.7部 エチレングリコ−ル 4.3部 HCO−40(ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、日光ケミカルズ(株)製) 0.6部 メッキンスB(パラオキシ安息香酸ブチルエステル、上野製薬(株)製) 0.6部 低密度ポリエチレン(住友精化(株)製)と青色404号(大東化成工業(株 )製)の複合顔料 8.7部 PEMULEN TR−1(アクリル酸・アルキルメタクリレ−ト共重合体、 BFGoodrich社製、米国) 0.4部 上記成分中PEMULEN以外を加熱撹拌し、固形分が
完全溶解した後PEMULENを加え撹拌し、青色の化
粧料を得た。なお、上記複合顔料は、低密度ポリエチレ
ンと青色404号を5:1の割合で混合し、ボ−ルミル
で1.5時間撹拌して得たものである。
完全溶解した後PEMULENを加え撹拌し、青色の化
粧料を得た。なお、上記複合顔料は、低密度ポリエチレ
ンと青色404号を5:1の割合で混合し、ボ−ルミル
で1.5時間撹拌して得たものである。
【0014】実施例2 精製水 40.0部 エタノ−ル 36.0部 ゴ−セノ−ルEG−25(ポリビニルアルコ−ル、日本合成化学工業(株)製 ) 2.0部 グリセリン 2.8部 プロピレングリコ−ル 4.0部 ニュ−サイドSC(デヒドロ酢酸ナトリウム、(株)タイショ−テクノス製) 0.3部 MB−8C−R(ポリメタクリル酸メチルと弁柄の複合顔料、積水化成品工業 (株)製) 10.4部 AQUPEC HV−501(アクリル酸・アルキルメタクリレ−ト共重合体 、住友精化(株)製) 4.5部 上記成分中AQUPEC以外を加熱撹拌し、固形分が完
全溶解した後AQUPECを加え撹拌し、茶色の化粧料
を得た。
全溶解した後AQUPECを加え撹拌し、茶色の化粧料
を得た。
【0015】実施例3 精製水 56.0部 エタノ−ル 12.0部 PVA−117(ポリビニルアルコ−ル (株)クラレ製) 8.0部 グリセリン 8.8部 プロピレングリコ−ル 1.8部 エマルミン60(ポリオキシエチレン高級アルキルエ−テル、三洋化成工業( 株)製) 1.4部 赤色202号(大東化成工業(株)製) 9.0部 PEMULEN TR−2(アクリル酸・アルキルメタクリ、レ−ト共重合体 、BFGoodrich社製、米国) 3.0部 上記成分中PEMULEN以外を加熱撹拌し、固形分が
完全溶解した後PEMULENを加え撹拌し、赤色の化
粧料を得た。
完全溶解した後PEMULENを加え撹拌し、赤色の化
粧料を得た。
【0016】実施例4 精製水 50.0部 エタノ−ル 44.2部 デンカポバ−ルB−17(ポリビニルアルコ−ル、電気化学工業(株)製) 1.0部 エチレングリコ−ル 1.1部 OP−30(ポリオキシエチレンオクチルフェニルエ−テル、日光ケミカルズ (株)製) 0.7部 AQUPEC HV−504(アクリル酸・アルキルメタク、リレ−ト共重合 体、住友精化(株)製) 3.0部 上記成分中AQUPEC以外を加熱撹拌し、固形分が完
全溶解した後AQUPECを加え撹拌し、白濁色の化粧
料を得た。
全溶解した後AQUPECを加え撹拌し、白濁色の化粧
料を得た。
【0017】実施例5 精製水 65.0部 エタノ−ル 31.0部 PVA−105(ポリビニルアルコ−ル(株)クラレ製) 0.5部 グリセリン 1.0部 BO−10TX(ポリオキシエチレンオレイルエ−テル、日光ケミカルズ(株 )製) 1.0部 メッキンスM(パラオキシ安息香酸メチルエステル、上野製薬(株)製) 0.5部 カ−ボポ−ル1342(アクリル酸・アルキルメタクリレ−ト、共重合体、B FGoodrich社製、米国) 1.0部 上記成分中カ−ボポ−ル以外を加熱撹拌し、固形分が完
全溶解した後カ−ボポ−ルを加え撹拌し、白濁色の化粧
料を得た。
全溶解した後カ−ボポ−ルを加え撹拌し、白濁色の化粧
料を得た。
【0018】実施例6 精製水 50.0部 エタノ−ル 45.3部 ゴ−セノ−ルEG−30(ポリビニルアルコ−ル、日本合成化学工業(株)製 ) 2.0部 グリセリン 1.0部 プロピレングリコ−ル 0.7部 レオド−ルTW−P120(ポリオキシエチレンソルビタンモノパルミテ−ト 、花王(株)製) 0.5部 PEMULEN TR−1 0.5部 上記成分中PEMULEN以外を加熱撹拌し、固形分が
完全溶解した後PEMULENを加え撹拌し、無色透明
の化粧料を得た。
完全溶解した後PEMULENを加え撹拌し、無色透明
の化粧料を得た。
【0019】比較例1 実施例1のPEMULEN TR−1の代わりにKEL
ZAN S(ザンサンガム、三晶(株)製)を添加した
以外は同様にして、青色の化粧料を得た。
ZAN S(ザンサンガム、三晶(株)製)を添加した
以外は同様にして、青色の化粧料を得た。
【0020】比較例2 実施例3のPEMULEN TR−2の代わりにCMC
ダイセル1230(カルボキシメチルセルロ−ス、ダイ
セル化学工業(株)製)を添加した以外は同様にして、
赤色の化粧料を得た。
ダイセル1230(カルボキシメチルセルロ−ス、ダイ
セル化学工業(株)製)を添加した以外は同様にして、
赤色の化粧料を得た。
【0021】比較例3 実施例4のAQUPEC HV−504の代わりにKL
UCEL H(ヒドロキシプロピルセルロ−ス、三晶
(株)製)を添加した以外は同様にして、無色透明の化
粧料を得た。
UCEL H(ヒドロキシプロピルセルロ−ス、三晶
(株)製)を添加した以外は同様にして、無色透明の化
粧料を得た。
【0022】比較例4 実施例5のカ−ボポ−ル1342の代わりにPVA−2
17の添加量を増加して加熱撹拌し、無色透明の化粧料
を得た。
17の添加量を増加して加熱撹拌し、無色透明の化粧料
を得た。
【0023】比較例5 実施例6のPEMULEN TR−1の代わりにJAG
UAR CMHP(ヒドロキシプロピル化グァ−ガム、
三晶(株)製)を添加した以外は同様にして、黄白濁色
の化粧料を得た。
UAR CMHP(ヒドロキシプロピル化グァ−ガム、
三晶(株)製)を添加した以外は同様にして、黄白濁色
の化粧料を得た。
【0024】
【発明の効果】実施例1〜6及び比較例1〜5より得ら
れた化粧料について、以下の試験を行い、その結果を
(表1)に示す。
れた化粧料について、以下の試験を行い、その結果を
(表1)に示す。
【0025】試験1 剥離性 作成した化粧料を、スパチュラを用いて皮膚上100ヶ
所に約1cm角の正方形に塗布し、15分靜置して乾
燥、皮膜を形成させた後全て剥離し、一枚膜として剥離
出来ずに破損してしまった皮膜の数を確認した。
所に約1cm角の正方形に塗布し、15分靜置して乾
燥、皮膜を形成させた後全て剥離し、一枚膜として剥離
出来ずに破損してしまった皮膜の数を確認した。
【0026】試験2 引っ張り強度 作成した化粧料を滑らかな樹脂板上に3cm×5cmの
長方形に塗布し、乾燥後一枚膜として剥離し、長尺の両
端を引っ張って一枚膜が切れる際の応力をプッシュプル
ゲ−ジ(PushuPullScale、(株)コムラ
製作所製)で測定した。
長方形に塗布し、乾燥後一枚膜として剥離し、長尺の両
端を引っ張って一枚膜が切れる際の応力をプッシュプル
ゲ−ジ(PushuPullScale、(株)コムラ
製作所製)で測定した。
【0027】試験3 伸び性 作成した化粧料を滑らかな樹脂板上に3cm×5cmの
大きさに塗布し、乾燥後一枚膜として剥離し、破損する
まで2.5mm/secの速度で両端を引っ張った時の
一枚膜の長さを測定し、元の長さ(5cm)よりも伸び
た分の長さを示した。
大きさに塗布し、乾燥後一枚膜として剥離し、破損する
まで2.5mm/secの速度で両端を引っ張った時の
一枚膜の長さを測定し、元の長さ(5cm)よりも伸び
た分の長さを示した。
【0028】試験4 密着性 作成した化粧料を頬に半径3cmの円形状に塗布し、乾
燥後形成された皮膜の全体が左右に往復するような頬を
動かす一定動作を50回繰り返した。その結果、頬より
皮膜の面積の1/4以上が剥離した時点での動作回数を
確認した。上記動作を30回繰り返しても皮膜全体の面
積の1/4以上が剥離しない場合は、密着性が良好であ
ると考えられる。
燥後形成された皮膜の全体が左右に往復するような頬を
動かす一定動作を50回繰り返した。その結果、頬より
皮膜の面積の1/4以上が剥離した時点での動作回数を
確認した。上記動作を30回繰り返しても皮膜全体の面
積の1/4以上が剥離しない場合は、密着性が良好であ
ると考えられる。
【0029】
【表1】
【0030】以上詳細に説明したように、本発明に係る
化粧料は、適度な強度、伸び性、柔らかさにより、皮膚
が動いても皮膚より剥離しないような密着性を持ち、剥
がす際には一枚膜として綺麗に剥離可能である皮膜を形
成する優れたものである。
化粧料は、適度な強度、伸び性、柔らかさにより、皮膚
が動いても皮膚より剥離しないような密着性を持ち、剥
がす際には一枚膜として綺麗に剥離可能である皮膜を形
成する優れたものである。
Claims (1)
- 【請求項1】 水とポリビニルアルコ−ルと、アクリル
酸・アルキルメタクリレ−ト共重合体を少なくとも含む
化粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24182394A JPH0881349A (ja) | 1994-09-09 | 1994-09-09 | 化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24182394A JPH0881349A (ja) | 1994-09-09 | 1994-09-09 | 化粧料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0881349A true JPH0881349A (ja) | 1996-03-26 |
Family
ID=17080032
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24182394A Pending JPH0881349A (ja) | 1994-09-09 | 1994-09-09 | 化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0881349A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2786392A1 (fr) * | 1998-11-26 | 2000-06-02 | Oreal | Composition de coiffage comprenant un polymere aux caracteristiques particulieres et un polymere non ionique |
US6395262B1 (en) | 1996-09-20 | 2002-05-28 | L'oreal | Cosmetic composition comprising a copolymer and utilization of the copolymer in a cosmetic composition |
US8158144B2 (en) | 2006-09-15 | 2012-04-17 | Calvin Garris | Hair care solution protecting natural hair from gluing products |
-
1994
- 1994-09-09 JP JP24182394A patent/JPH0881349A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6395262B1 (en) | 1996-09-20 | 2002-05-28 | L'oreal | Cosmetic composition comprising a copolymer and utilization of the copolymer in a cosmetic composition |
FR2786392A1 (fr) * | 1998-11-26 | 2000-06-02 | Oreal | Composition de coiffage comprenant un polymere aux caracteristiques particulieres et un polymere non ionique |
WO2000030593A1 (fr) * | 1998-11-26 | 2000-06-02 | L'oreal | Composition de coiffage comprenant un polymere aux caracteristiques particulieres et un polymere non ionique |
EP1621180A1 (fr) * | 1998-11-26 | 2006-02-01 | L'oreal S.A. | Composition de coiffage comprenant un polymère aux caractéristiques particulières et un polymère non ionique |
US8158144B2 (en) | 2006-09-15 | 2012-04-17 | Calvin Garris | Hair care solution protecting natural hair from gluing products |
US8557276B2 (en) | 2006-09-15 | 2013-10-15 | Calvin Lee Garris | Hair care solution forming a film protecting natural hair from gluing products |
US8586111B2 (en) | 2006-09-15 | 2013-11-19 | Calvin Garris | Method of applying a protective film over natural hair or scalp prior to application of bonding glue |
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