JPH0880846A - 搬送設備 - Google Patents

搬送設備

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JPH0880846A
JPH0880846A JP6217744A JP21774494A JPH0880846A JP H0880846 A JPH0880846 A JP H0880846A JP 6217744 A JP6217744 A JP 6217744A JP 21774494 A JP21774494 A JP 21774494A JP H0880846 A JPH0880846 A JP H0880846A
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JP
Japan
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traveling
rail
curved part
curved portion
moving body
Prior art date
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Pending
Application number
JP6217744A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuya Sakagami
達也 阪上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daifuku Co Ltd
Original Assignee
Daifuku Co Ltd
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Publication date
Application filed by Daifuku Co Ltd filed Critical Daifuku Co Ltd
Priority to JP6217744A priority Critical patent/JPH0880846A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カーブ部の半径の規制がなく、カーブ部での
移動が自在な移動体を備えた搬送設備を提供する。 【構成】 移動体の停電ロック機構付き走行用車輪7
に、同軸で口径が小さいフリーローラ13を取付け、誘電
線路が敷設されていないカーブ部のレール24には走行方
向に、フリーローラ13が接触し、走行用車輪7が浮き上
がる段差を有する帯体25を設ける。またカーブ部に移動
体を駆動するチェーンコンベヤを設ける。 【効果】 移動体はカーブ部のレール24にかかると、停
電して走行用車輪7はロックされるが、フリーローラ13
が帯体25に接触し、また走行用車輪7は浮き上がり、チ
ェーンコンベヤにより押されることによりカーブ部を移
動できる。また誘導線路をカーブ部に敷設しないことに
より、カーブ角度を自在に選択することができ、案内レ
ールの敷設ルートの設定の自由度を増すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一定の走行経路上を荷
を搬送しながら移動する移動体を備えた搬送設備に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】上記従来の搬送設備は、たとえば特開平
6−153305号公報に示されている。すなわち、移
動体は駆動トロリー、従動トロリー、およびこれらトロ
リーにて支持される物品搬送用キャリアから構成され、
この移動体を案内する走行経路として案内レールが設け
られている。
【0003】上記案内レールには、高周波の正弦波電流
を流す一対の誘導線路が敷設され、上記駆動トロリーに
は、この誘導線路の回りに発生する磁束により起電力が
誘起されるピックアップコイルが設けられ、この起電力
により駆動される電動モータが設けられ、さらにこの電
動モータにより駆動され、案内レールの上部に係合する
走行用車輪が設けられている。また、この走行用車輪に
は、給電が停止すると、移動体が案内レールの傾斜にし
たがって移動して衝突するなどの不具合を防止する目的
で、その回転を制動するブレーキ(ロック機構)が設け
られている。
【0004】上記構成により、移動体は、案内レールの
誘導線路からピックアップコイルを介して給電され、給
電された電動モータにて走行用車輪が駆動され、案内レ
ールに案内されて移動する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の搬送設備においては、案内レールの上下方向のカー
ブ部、左右方向のカーブ部で誘導線路とピックアップコ
イルが接触することから、カーブ部の曲げ半径が規制さ
れ、しいては案内レールの敷設ルートも制限されてしま
うという問題があった。そこで、カーブ部では、誘導線
路の敷設を行わず、他の駆動力で移動体を移動させるこ
とが考えられる。しかし、この場合、走行用車輪がロッ
クされてしまい、カーブ部で移動できなくなるという問
題が発生する。
【0006】本発明は上記問題を解決するものであり、
カーブ部の半径の規制がなく、カーブ部での移動が自在
な移動体を備えた搬送設備を提供することを目的とする
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
第1発明の搬送設備は、停電ロック機構付き走行駆動輪
体を駆動し、荷を搬送しながら一定の走行経路を移動す
る移動体を備え、前記走行経路の直線部に沿って移動体
に給電する線路を敷設した搬送設備であって、前記移動
体の走行駆動輪体に同軸で口径が小さいフリーローラを
取付け、前記走行経路のカーブ部には走行方向に、フリ
ーローラが接触し、走行駆動輪体が浮き上がる段差を有
する帯体を設けたことを特徴とするものである。
【0008】また第2発明の搬送設備は、上記第1発明
の搬送設備であって、走行経路のカーブ部に沿って、移
動体を移動させる移動手段を設けたことを特徴とするも
のである。
【0009】
【作用】上記第1発明により、移動体は給電線路が敷設
されていないカーブ部にかかると、停電して、走行駆動
輪体は停電ロック機構によりロックされるが、フリーロ
ーラが走行経路の帯体に接触し、走行駆動輪体は浮き上
がることから、移動体はフリーローラにより走行経路の
カーブ部を移動可能となる。
【0010】また第2発明により、移動体はカーブ部に
おいては、移動手段に駆動されフリーローラにより移動
する。走行経路のカーブ部では、給電線路が敷設されな
いことから、従来のように誘導線路とピックアップコイ
ルが接触することが回避され、よってカーブ部の角度を
自在に選択することが可能になる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図3,図4は、本発明の一実施例における搬送
設備の移動体の一部断面側面図と正面図である。
【0012】移動体1は、駆動トロリー2、従動トロリ
ー3、およびこれらトロリー2,3にて支持される物品
搬送用キャリア4から構成され、この移動体1を移動自
在に案内する走行経路として図2に示すように、案内レ
ール5とが設けられている。物品搬送用キャリア4によ
り荷6が支持される。
【0013】移動体1の駆動トロリー2には、案内レー
ル5の上部に係合する走行用車輪7、案内レール5の上
部、下部の両横側から、また下方から接触する振れ止め
ローラ8、および図2に示すように案内レール5に沿っ
て敷設される誘導線路9に対向して配置されたピックア
ップコイル10が設けられ、コントロールユニット11が設
けられ、さらに走行用車輪7に連結され、コントロール
ユニット11により駆動されて走行用車輪7を駆動する電
動モータ12が設けられている。上記ピックアップコイル
10は10〜20ターンの絶縁した細い素線を集めて形成した
撚線(以下、リッツ線と呼ぶ)を巻いて形成され、誘導
線路9は、リッツ線を絶縁体、たとえば樹脂材にてカバ
ーして形成され、高周波電流が供給される。また走行用
車輪7には、停電時にこの車輪7の回転をロックするブ
レーキ(停電ロック機構)17が取付けられ、さらに図1
に示すように、同軸で口径が小さいフリーローラ13が取
付けられている。このフリーローラ13の作用については
後述する。
【0014】上記コントロールユニット11には、ピック
アップコイル10と後述するピックアップコイル16に並列
に、ピックアップコイル10,16と誘導線路9の周波数に
共振する共振回路を構成するコンデンサ、この共振回路
のコンデンサに並列に接続される整流用のダイオード、
このダイオードに接続され出力を所定電圧に制御する安
定化電源回路、およびこの安定化電源回路に接続された
インバータ(いずれも図示せず)が設けられている。こ
のコントロールユニット11の安定化電源回路よりロック
機構17へ給電され、インバータにより電動モータ12は駆
動される。
【0015】また従動トロリー3には、案内レール5の
上部に係合する走行用車輪14、および案内レール5の上
部、下部の両横側から、また下方から接触する振れ止め
ローラ15、案内レール5に沿って敷設される誘導線路9
に対向して配置されたピックアップコイル16が設けられ
ている。このピックアップコイル16は、駆動トロリー2
のピックアップコイル10に直列接続されている。
【0016】上記案内レール5は、その上部に走行用車
輪7,14の案内部21、その側部,下部にローラ8,15の
案内部22を備え、横一側部に連結される支持枠(図示せ
ず)によって、天井などから吊り下げ状態に支持され、
また案内レール5の支持枠が取り付けられた側部とは他
方の側部に上記誘導線路9が敷設されている。
【0017】また案内レール5は、図2に示すように、
直線部を従来と同様に上下一対の誘導線路9が敷設され
たアルミニウム製レール23により形成し、カーブ部を鉄
製レール24により形成している。この鉄製レール24には
案内部21上に、フリーローラ13が接触し、走行用車輪7
が浮き上がる段差を有する帯体25が設けられている。こ
の帯体25は、前後に隣接するレール23にまで伸張されて
おり、レール23の上面に固定されている。フリーローラ
13の口径は、帯体25の段差の高さと、走行用車輪7の口
径により、上記のように帯体25においてフリーローラ13
が接触し、走行用車輪7が浮き上がるよう設定されてい
る。
【0018】また、図2および図4に示すように、下段
のカーブ部から上段のカーブ部に沿って、案内レール5
の左右にそれぞれチェーンコンベヤ31が敷設され、この
チェーンコンベヤ31に移動体1を案内レール5のカーブ
部に沿って駆動する突起物32が設けられている。移動体
1の物品搬送用キャリア4には左右にそれぞれ突出した
腕体33が設けられており、これら腕体33が突起物32によ
り押されることによって移動体1はカーブ部を移動す
る。図2の1点鎖線はチェーンコンベヤ31のチェーン34
の軌跡を示す。
【0019】上記構成による動作を説明する。移動体1
は案内レール5の直線部(レール23)では、誘導線路9
に供給される高周波電流により誘導線路9に発生する磁
束によって、誘導線路9の周波数に共振するピックアッ
プコイル10,16に大きな起電力が発生し、この起電力に
より発生した交流電流はコントロールユニット11内にお
いてダイオードで整流され、安定化電源回路により所定
の電圧に整圧されて、ロック機構17および電動モータ12
に供給され、移動体1は、給電されたこのモータ12によ
り走行用車輪7が駆動され、案内レール5に案内されて
移動する。またロック機構17には給電されているため、
走行用車輪7のロックは解除されている。
【0020】次に、移動体1が案内レール5のカーブ部
(レール24)の近傍にかかると、腕体33がチェーンコン
ベヤ31の突起物32により押されることによって移動体1
は移動を開始するとともに、図1ユニット(b)に示す
ように、フリーローラ13が突起物25に乗り上げ、フリー
ローラ13に支持されて移動し、移動体1がカーブ部に乗
り移り、誘導線路9が無くなると、移動体1は停電状態
になり、モータ12は停止し、ロック機構が動作して走行
用車輪7はロックされる。
【0021】また、移動体1が直線部にかかると、再び
誘導線路9から給電されて、走行用車輪7のロックは解
除され、モータ12により走行用車輪7が駆動され、案内
レール5に案内されて移動する。
【0022】このように、移動体1は誘電線路9が敷設
されていないカーブ部にかかると、停電して、走行用車
輪7はロックされるが、フリーローラ13が走行経路の帯
体25に接触し、走行用車輪7は浮き上がることから、移
動体1はフリーローラ13により走行経路のカーブ部を移
動可能となり、また移動体1はカーブ部においては、チ
ェーンコンベヤ31の突起物32に駆動されることからカー
ブ部を移動することができる。また誘導線路9をカーブ
部に敷設しないことによって、ピックアップコイル10,
16がカーブ部において、誘導線路9と接触することが回
避され、よってカーブ角度を自在に選択することができ
る。したがって、案内レール5の敷設ルートの設定の自
由度を増すことができる。
【0023】なお、本実施例では、アルミニウム製レー
ル23を上下2段に敷設し、この2段のレール23間を接続
する案内レールを、上下のカーブ部の鉄製レール24と、
これら鉄製レール24間に挿入されたアルミニウム製レー
ル23により構成しているが、図5に示すように、連続し
た鉄製レール24’のみで構成することもできる。この場
合、帯体25が上下のレール23間に連続して設けられるこ
とになる。
【0024】また、本実施例では、カーブ部を上下方向
に敷設しているが水平方向に敷設した場合も同様に、カ
ーブ部を帯体25付きのレール24により形成し、チェーン
コンベヤ31を敷設し、また走行用車輪7にフリーローラ
13を設けることにより、ピックアップコイル10,16がカ
ーブ部において、誘導線路9と接触することが回避さ
れ、よってカーブ角度を自在に選択することができ、案
内レール5の敷設ルートの設定の自由度を増すことがで
きる。
【0025】また、本実施例では、案内レール5に案内
される移動体1について記載しているが、途中に起伏の
ある床面の走行経路上を走行する移動体に対しても同様
に適用することができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように第1発明によれば、
移動体は給電線路が敷設されていないカーブ部にかかる
と、停電して、走行駆動輪体は停電ロック機構によりロ
ックされるが、フリーローラが走行経路の帯体に接触
し、走行駆動輪体は浮き上がることから、移動体はフリ
ーローラにより走行経路のカーブ部を移動することがで
きる。
【0027】また第2発明によれば、移動体はカーブ部
においては、移動手段により駆動されフリーローラによ
り自動で移動できる。また、走行経路のカーブ部では、
給電線路が敷設されないことから、従来のように誘導線
路とピックアップコイルが接触することを回避でき、よ
ってカーブ部の角度を自在に選択することができ、走行
経路の敷設ルートの設定の自由度を増すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における搬送設備の移動体の
走行用車輪、フリーローラおよび案内レールの断面図で
ある。
【図2】同搬送設備の案内レールの一部側面図である。
【図3】同搬送設備の移動体の正面図である。
【図4】同搬送設備の移動体およびチェーンコンベヤの
正面図である。
【図5】本発明の他の実施例における搬送設備の案内レ
ールの一部側面図である。
【符号の説明】
1 移動体 2 駆動トロリー 5 案内レール(走行経路) 7 走行用車輪 9 誘導線路 10,16 ピックアップコイル 11 コントロールユニット 12 電動モータ 13 フリーローラ 17 ブレーキ(ロック機構) 23 アルミニウム製レール 24 鉄製レール 25 帯体 31 チェーンコンベヤ(移動手段) 32 突起物 33 腕体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 停電ロック機構付き走行駆動輪体を駆動
    し、荷を搬送しながら一定の走行経路を移動する移動体
    を備え、前記走行経路の直線部に沿って移動体に給電す
    る線路を敷設した搬送設備であって、 前記移動体の走行駆動輪体に同軸で口径が小さいフリー
    ローラを取付け、前記走行経路のカーブ部には走行方向
    に、フリーローラが接触し、走行駆動輪体が浮き上がる
    段差を有する帯体を設けたことを特徴とする搬送設備。
  2. 【請求項2】 走行経路のカーブ部に沿って、移動体を
    移動させる移動手段を設けたことを特徴とする請求項1
    記載の搬送設備。
JP6217744A 1994-09-13 1994-09-13 搬送設備 Pending JPH0880846A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6217744A JPH0880846A (ja) 1994-09-13 1994-09-13 搬送設備

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6217744A JPH0880846A (ja) 1994-09-13 1994-09-13 搬送設備

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0880846A true JPH0880846A (ja) 1996-03-26

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ID=16709077

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6217744A Pending JPH0880846A (ja) 1994-09-13 1994-09-13 搬送設備

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JP (1) JPH0880846A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002095103A (ja) * 2000-09-14 2002-03-29 Shinko Electric Co Ltd 非接触給電装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002095103A (ja) * 2000-09-14 2002-03-29 Shinko Electric Co Ltd 非接触給電装置

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