JPH0880512A - 積層木材及びその製造方法 - Google Patents

積層木材及びその製造方法

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JPH0880512A
JPH0880512A JP15343595A JP15343595A JPH0880512A JP H0880512 A JPH0880512 A JP H0880512A JP 15343595 A JP15343595 A JP 15343595A JP 15343595 A JP15343595 A JP 15343595A JP H0880512 A JPH0880512 A JP H0880512A
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Japan
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wood
lumber
laminated
pine
knots
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JP15343595A
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Tetsuya Hashiguchi
鐵矢 橋口
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Abstract

(57)【要約】 【目的】複数の角柱木材11〜15を横方向に配列し、接着
剤で接着して一体化した積層木材20であって、前記積層
木材を構成する内側の少なくとも一部の角柱木材の内部
には、横方向に節16〜19が存在し、かつ前記積層木材の
少なくとも表面には実質的に節が存在しないことによ
り、節のある天然木材を用いて3面または4面節のない
高級積層木材を製品歩留まり高く保持して実現する。 【構成】複数の角柱木材11〜15からなる木材群を横方向
に配列する。外側に位置する角柱木材11と15は節は存在
しない。また内側に位置する角柱木材12〜14は節16〜19
が上下方向に存在するが、内側の角柱木材12〜14の内部
の節16〜19が横方向になるように回転させて配列する。
この様にすると4面とも表面には実質的に節が現れな
い。この状態で角柱木材間に接着剤を塗布し、圧力をか
けて接着一体化処理し、その後表面を平滑処理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、天然木材を用いた積層
木材及びその製造方法に関する。さらに詳しくは、節の
ある天然木材を用いて、3面または4面節のない積層木
材及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、チーク、オーク、ヒッコリ
ー、ウォルナット、ひの木、アメリカひの木、杉等の高
級木材も、普通の中級木材も家屋等の建築材料、椅子、
テーブル、書棚等のインテリヤ製品の材料等として用い
られている。とくにわが国では、昔から板目木材よりは
柾目木材が好まれている。このため、節のある木は嫌わ
れ、伐採の段階で無駄になる木が多かった。そのうえ、
製材の段階では図12に示すように大節67、中節6
8、小節69を避け、木材丸太70の中心部分から平行
状態に板71をまず切り出し、次に残りの部分から放射
状に段階的に板72を切り出し、屑の部分73は捨てら
れていたというのが実情である。また製材した板に節が
棒状形(円錐形)に表れると、捨てられてしまうか、下
級(2級)木材としての利用方法しかなかった。
【0003】一方、欧米では丸太から板を製材するの
に、丸太の断面から見て年輪に対して接線方向(平行状
態)に切断する方法が一般的に採用されている。この方
法は、日本の方法に比べれば、製品歩留まりは高い。
【0004】柾目木材を製造する方法の他の例として、
柾目木材のみを選択して接着剤で積層する提案がある
(例えば特開昭61−249702号公報、特開平6−
91612号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記日
本で行われていた製材方法は、節なし木材を得るには製
品歩留まりはきわめて低いという問題があった。そのう
え、一枚の板を使用するので、木材製品に部分的な割れ
が発生しやすいという問題もあった。
【0006】一方、欧米では一般的な風潮として、柾目
木材には日本ほどこだわらないが、節のない木材が好ま
れることは同一である。そのため、丸太の断面から見て
年輪に対して接線方向(平行状態)に切断する方法が採
用されているとはいえ、節の部分は同様に嫌われ、捨て
られてしまうか、2級木材としての利用方法しかないと
いう問題があった。この結果、欧米においても、節なし
木材を得るには製品歩留まりは低いという問題があっ
た。そのうえ、一枚の板を使用するので、木材製品に部
分的な割れが発生しやすいという問題もあった。
【0007】また、前記特開昭61−249702号公
報、特開平6−91612号公報等の方法は、節のない
部分を選択して用いているので、前記同様丸太からの製
品歩留まりは低いという問題があった。
【0008】本発明は、前記従来の課題を解決するた
め、節のある天然木材を用いて、丸太からの製品歩留ま
りを高く保持して、3面または4面節のない高級積層木
材及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の積層木材は、複数の角柱木材を横方向に配
列し、接着剤で接着して一体化した積層木材であって、
前記積層木材を構成する内側の少なくとも一部の角柱木
材の内部には、横方向に節が存在し、かつ前記積層木材
の少なくとも表面には実質的に節が存在しないことを特
徴とする。
【0010】前記構成においては、積層木材の長さ方向
に直行する方向の3面または4面の表面には実質的に節
が存在しないことが好ましい。また前記構成において
は、積層木材の長さ方向に木材の木目が実質的に配列し
ていることが好ましい。
【0011】また前記構成においては、積層木材が、チ
ーク、オーク、ヒノキ、アメリカヒノキ、スギ、イタヤ
カエデ、ハリギリ、ミズメ、ウダイカンバ、アサダ、カ
ツラ、サワラ、ネズコ、アスナロ、クリ、ブナ、コナ
ラ、トチノキ、オニグルミ、クスノキ、エンジュ、ヤチ
ダモ、シオジ、カラマツ、アカエゾマツ、ヒメコマツ、
ツガ、ヤマザクラ、シウリザクラ、キハダ、ドロノキ、
コウヤマキ、イチイ、青シナ、ニレ、ケヤキ、マカバ、
セン、カヤ、ヒバ、モミ、ナラ、マツ、アルダー、アッ
シュ、アスペン、バスウッド、ビーチ、バーチ、イエロ
ー、バーチ、ペイパー、バターナット、チェリー、コー
ヒーツリー、コットンウッド、サイプレッス、サザン、
エルム、レッド、ガム、サップとレッド、ハックベリ
ー、ヒッコリー、ハニーロカスト、コア、マグノリア、
メイプル、ハード、メイプル、ソフト、オーク、レッ
ド、オーク、ホワイト、ピーカン、パーシモン、パイ
ン、サザン・イエロー、パイン、ホワイト、サッサフラ
ス、シカモアー、チューリップウッド、ツペロ・ブラッ
クガム、ウォルナット、ブラック、ウィロー、ブラッ
ク、ニューギニア ウォルナット、ジェルトン、アガチ
ス、メルサワ、クルイン、カプール、ホワイト ラワ
ン、レッド ラワン、レッド メランチ、ホワイト セ
ラヤ、イエロー メランチ、ホワイト メランチ、セラ
ンガン バツ、セランガンバツ メラ、ラミン、ナー
ラ、セプター、コクタン、シタン、ローズウッド、チー
ク、リグナム バイダ、アラスカ シーダー、ウェスタ
ン レッドシーダー、ホワイト オーク、ブラック ウ
ォルナット、パシフィック シルバーファー、グランド
ファー、ノーブル ファー、ウェスタン ラーチ、ウ
ェスタン ホワイト パイン、ロッジポール パイン、
ポンデローサ パイン、エンゲルマンスプルース、シト
カ スプルース、ダグラス ファー、ウェスタン ヘム
ロック、レッドウッド、北洋トド松、北洋エゾ松、虹
松、欧州赤松、カバ、ナラ、クルミ、ヤチダモ、ブビン
ガ、サペリ、アフリカン マホガニー、モアビ、マコ
レ、ラジアータ パイン、タイワン ヒノキ、中国桐、
バルサマ、ホガニー、中国タモ、アレルセ、アラウカリ
ア、マニオ、サイプレス、ラウリ、ロブレから選ばれる
少なくとも一つであることが好ましい。
【0012】次に本発明の積層木材の製造方法は、下記
(A)〜(D)の工程からなる。 (A) まず天然木の丸太の横断面から見て実質的に平
行に切断して複数枚の板を作成するか、または天然木の
丸太の大節と実質的に直行する方向に第1の切断線を入
れて複数枚の板を作成し、次に前記第1の切断線と実質
的に直行する方向に第2の切断線を入れて複数枚の板を
作成し、次に第2の切断線と実質的に直行する方向に第
3の切断線を入れて複数枚の板を作成し、(B) 次に
前記板を厚さ方向に切断して角柱木材を作る際に、切断
線の少なくとも1本は節の部分を避けて切断し、(C)
次に前記複数の角柱木材を横方向に配列する際に、前
記積層木材を構成する内側の角柱木材の内部の節が横方
向になるように配列し、かつ前記積層木材の少なくとも
表面には実質的に節が見えないように配列し、(D)
次に角柱木材間に接着剤を塗布し、圧力をかけて接着一
体化処理し、しかる後、表面平滑処理する。
【0013】前記に(A)工程において、「実質的に」
とは、通常丸太から板材や角材を切り出しする際に、実
用的に許容される程度の誤差を含むことをいう。前記構
成においては、前記(B)工程において、切断線が2本
とも節の部分を避けていることが好ましい。
【0014】また前記構成においては、前記(C)工程
において、積層木材を構成する両外側の角柱木材は、表
面には実質的に節のないものを配列することが好まし
い。
【0015】
【作用】前記した本発明の構成によれば、複数の角柱木
材を横方向に配列し、接着剤で接着して一体化した積層
木材であって、前記積層木材を構成する内側の少なくと
も一部の角柱木材の内部には、横方向に節が存在し、か
つ前記積層木材の少なくとも表面には実質的に節が存在
しないことにより、節のある天然木材を用いて、3面ま
たは4面節のない高級積層木材を、製品歩留まり高く保
持して実現できる。すなわち、節のある木材を用いてい
るが、節の部分は表面に現われないようにしているの
で、節及び節の周辺も製品にすることができ、屑になる
部分がきわめて少なく、天然資源を有効に活用できる。
また、積層品であるから、部分的な割れの発生も少な
く、製品の価値を高くすることができる。さらに、節を
内部に存在させるので、強度的に強くなるという作用も
発揮できる。この結果、従来は価値のなかった木材部分
の価値を高めることができる。前記において、内側に配
列する角柱木材の内部に節が存在しないものを部分的に
用いることはもちろんできる。
【0016】前記において、積層木材の長さ方向に直行
する方向の3面または4面の表面には実質的に節が存在
しないという好ましい例によれば、前記同様高級木材と
することができる。3面に節が存在しない積層木材の場
合、例えば裏面に節が存在する場合は、廻り縁、幅木、
窓枠、ドアー枠、壁板、テーブルなどの見える部分に節
のない部分を配置させ、見えない部分(裏側など)に節
のある部分を配置させる。
【0017】また前記において、積層木材の長さ方向に
木材の木目が実質的に配列しているという好ましい例に
よれば、木材のもつ美しい木目模様を発現できる。これ
は木目模様の方向に沿って接着層の方向が存在するた
め、接着層が目立たないためである。木目模様として
は、もちろん柾目模様も発現できるし、板目模様や、そ
のほか様々な木目模様を発現できる。4面節なしで、か
つ積層木材の長さ方向に木材の木目が実質的に配列して
いる場合は、本物の4面節なし木材に近似したものを実
現できる。
【0018】また前記において、積層木材としては地球
上のいかなる木材でも使用できる。たとえば前記したチ
ーク、オーク、ヒノキ、アメリカヒノキ、ヒッコリー、
スギ、ウォルナットなどである。これらの好ましい例に
よれば、高級木材の有効利用が可能になり、従来から高
価であった木材を安価にすることができる。
【0019】次に本発明の積層木材の製造方法によれ
ば、前記(A)〜(D)の工程を採用することにより、
節のある天然木材を用いて、3面または4面節のない高
級積層木材を、効率よく合理的に、かつ製品歩留まり高
く保持して実現できる。
【0020】前記において、(B)工程において、切断
線が2本とも節の部分を避けているという好ましい例に
よれば、表面と裏面の双方に節が存在しない積層木材を
実現できる。。
【0021】また前記において、(C)工程において、
積層木材を構成する両外側の角柱木材として、表面には
実質的に節のないものを配列するという好ましい例によ
れば、積層木材の角の部分を美麗に仕上げることができ
る。
【0022】
【実施例】以下図面を用いて本発明の一実施例を説明す
る。図1は本発明で用いる丸太の切断方法を示すもので
ある。まず天然木の丸太1を準備し、自動ノコギリを用
いて平行状に切断する。この場合、大節67、中節6
8、小節69を避けることはせず、これらの節も板の内
部に存在させる。2a〜2nは切断線である。切断ピッ
チは任意とすることができるが、一例として厚さは25
mm以上が好ましく、30mm、70mm、100m
m、120mmなどでもよい。厚さは、円形上の節の大
きさに合わせ、自由に厚さを選択できる。また長さは主
体が3mであり、そのほか20フィート(約609.6
cm)、41フィート(約1249.68cm)などで
もよい。この様にして複数枚の板3を作る。板3の端の
円弧の部分は除去する。
【0023】次に図2は本発明の別の丸太の切断方法を
示すものである。まず天然木の丸太60を準備し、自動
ノコギリを用いて大節67と直行する方向に切断線6
1,62を入れる。次に前記切断線61に直行する方向
に切断線63,64を入れる。次に切断線65と66を
入れて板材を作る。この場合も、大節67、中節68、
小節69を避けることはせず、これらの節も板の内部に
存在させる。
【0024】次に図3〜図8は4面節なし積層木材の製
造プロセスを示す。まず一例として図1で製材した板3
を準備し、図3に示すように、自動ノコギリを用いて板
3を厚さ方向に切断して角柱木材5を作る。具体的には
切断線4a〜4iで切断する。切断線が2本とも節部分
6を避けていると、4面節なしの積層木材を得ることが
できる。切断線が1本のみ節部分6を避けていると3面
節なしの積層木材を得ることができる。節を避けて切断
するには、固体撮像装置(CCD)を用いて板の表面の
節を観察し、コンピュータ入力することにより自動的に
切断幅を決めることができる。そして切断幅の合致する
角柱木材を組み合わせれば、一定の厚さの積層木材を無
駄無く得ることができる。なお、コンピュ−タ処理する
際は、木材の色調、木目模様などを入力しておけば、一
定品質の積層木材を得ることができる。
【0025】次に図4に示すように、複数の角柱木材1
1〜15からなる木材群10を横方向に配列する。外側
に位置する角柱木材11と15は節は存在しない。また
内側に位置する角柱木材12〜14は節16〜19が上
下方向に存在する。そこで、積層木材を構成する内側の
角柱木材12〜14の内部の節16〜19が横方向にな
るようにθ=90°回転させて配列する。θ=90°回
転させたところが図5である。複数の角柱木材11〜1
5からなる木材群20の表面には実質的に節が存在しな
い。この状態で、角柱木材間に接着剤を塗布し、圧力を
かけて接着一体化処理する。接着剤は一般的に木材用と
して知られている接着剤であればいかなるものでもよ
い。一例としては、ポリメチルメタクリレートなどのア
クリル系接着剤またはエポキシ樹脂等である。しかる
後、表面平滑処理する。表面平滑処理はプレンナーを用
いて行う。得られた積層木材を図6に示す。図6におい
て、31は表面部分、32は右側面部分で、ともに節は
存在しない。30は積層木材を示す。また、図6のI−
I線断面図を図7に示す。内側の角柱木材12〜14の
内部の節16〜19が横方向に向いていることがわか
る。
【0026】次に図8は積層木材30の裏面を示してい
る。図8において、33は裏面部分、34は左側面部分
で、ともに節は存在しない。このようにして、節のある
丸太を用いて4面節なし積層木材を得ることができた。
また図3〜8の方法は、比較的厚さの薄い積層木材を得
るのに有利である。
【0027】次に図9〜11は、3面節なし積層木材の
製造方法を示す。まず図9に示すように木材群40のう
ち、例えば角柱木材41〜45を配列する。この際、裏
面に節46,47のある角柱木材42〜44を内側に配
列し、節のない角柱木材41,45を両外側に配列す
る。この状態で、角柱木材間に接着剤を塗布し、圧力を
かけて接着一体化処理する。しかる後、表面平滑処理す
る。得られた積層木材50を図10に示す。図10にお
いて、51は表面部分、52は右側面部分で、ともに節
は存在しない。また図11に示すように、左側面部分5
4にも節は存在しないが、裏面部分53には節が存在す
る。節の存在する裏面部分53は、見えない部分に配置
させる。例えば寿司屋や和食料理店のカウンターなどに
は好適である。
【0028】次に、実際の自然林の立ち木から4面節な
しまたは3面節なし木材を製造する際に、本発明の方法
(A1)と、従来の日本式の方法(B1)と、従来の欧
米式の方法(C1)の比較を行った。自然林の立ち木と
しては、アメリカヒノキを用い、アメリカ合衆国オレゴ
ン州ゴールドビーチの山林(アメリカ合衆国国有林入札
材木(USFS))で実験した。まず原木丸太の段階で
無地といわれる全面節なしが2200m3 (11重量
%)、1面節ありが5600m3 (28重量%)、2面
以上節ありが12200m3 (61重量%)、合計20
000m3 (丸太本数:4843本)であった。この原
木丸太の量及び等級比率は、前記A1,B1,C1とも
同一である。
【0029】まず、本発明の方法(A1)では木材板
(図1の木材板3)が17000m3(原木丸太を10
0重量部としたとき、85重量%)であり、4面節なし
または3面節なし木材が14500m3 (同73重量
%)であった。すなわち、原木丸太から製品を73重量
%の収率で得ることができた。なお最終的に4面節なし
または3面節なしの製品となったのは、長さ3m主体、
幅12cm以上、厚さ2.5cm以上の建築化粧用材の
板材である。
【0030】これに対して従来の日本式の方法(B1)
では、木材板(図12の木材板71,72)が1400
0m3 (原木丸太を100重量部としたとき、70重量
%)であったが、4面節なしまたは3面節なし木材は3
000m3 (同15重量%)であった。すなわち、原木
丸太から4面節なしまたは3面節なし製品はわずかに1
5重量%の収率でしか得ることができず、85重量%は
2面節ありの下級木材になってしまった。
【0031】また、従来の欧米式の方法(C1)では、
木材板(図1の木材板3)が17000m3 (原木丸太
を100重量部としたとき、85重量%)であったが、
4面節なしまたは3面節なし木材は3477m3 (同1
9重量%)であった。すなわち、原木丸太から4面節な
しまたは3面節なし製品はわずかに19重量%の収率で
しか得ることができず、81重量%は2面節ありの下級
木材になってしまった。
【0032】次に別の実験を山を変えて行った。自然林
の立ち木としては、アメリカヒノキを用い、アメリカ合
衆国オレゴン州カリーカウントリーの山林(アメリカ合
衆国国有林入札材木(USFS))で実験した。まず原
木丸太の段階で無地といわれる全面節なしが256m3
(8重量%)、1面節ありが1056m3 (33重量
%)、2面節ありが1888m3 (59重量%)、合計
32003 (丸太本数:901本)である。この原木丸
太の量及び等級比率は、前記A2,B2,C2とも同一
である。
【0033】まず、本発明の方法(A2)では、木材板
(図1の木材板3)が2720m3(原木丸太を100
重量部としたとき、85重量%)であり、4面節なしま
たは3面節なし木材が2319m3 (同72重量%)で
あった。すなわち、原木丸太から製品を72重量%の収
率で得ることができた。なお最終的に4面節なしまたは
3面節なしの製品となったのは、長さ3m主体、幅12
cm以上、厚さ2.5cm以上の建築化粧用材の板材で
ある。
【0034】これに対して従来の日本式の方法(B2)
では、木材板(図12の木材板71,72)が2240
3 (原木丸太を100重量部としたとき、70重量
%)であったが、4面節なしまたは3面節なし木材は4
77m3 (同15重量%)であった。すなわち、原木丸
太から4面節なしまたは3面節なし製品はわずかに15
重量%の収率でしか得ることができず、85重量%は2
面節ありの下級木材になってしまった。
【0035】また、従来の欧米式の方法(C2)では、
木材板(図1の木材板3)が2720m3 (原木丸太を
100重量部としたとき、85重量%)であったが、4
面節なしまたは3面節なし木材は594m3 (同19重
量%)であった。すなわち、原木丸太から4面節なしま
たは3面節なし製品はわずかに19重量%の収率でしか
得ることができず、81重量%は2面節ありの下級木材
になってしまった。
【0036】以上の実績から本発明の優位性が確認でき
た。前記実施例においてはアメリカヒノキを用いたが、
本発明はこれに限定されるものではなく、下記の木材な
どに広く応用できる。 (A)日本産の木材:イタヤカエデ、ハリギリ、ミズ
メ、ウダイカンバ、アサダ、カツラ、ヒノキ、サワラ、
ネズコ、アスナロ、クリ、ブナ、コナラ、トチノキ、オ
ニグルミ、クスノキ、エンジュ、ヤチダモ、シオジ、カ
ラマツ、アカエゾマツ、ヒメコマツ、ツガ、ヤマザク
ラ、シウリザクラ、キハダ、ドロノキ、コウヤマキ、イ
チイ、スギ、青シナ、ニレ、ケヤキ、マカバ、セン、カ
ヤ、ヒバ、モミ、ナラ、松 (B)アメリカ合衆国産の木材(広葉樹):アルダー、
アッシュ、アスペン、バスウッド、ビーチ、バーチ、イ
エロー、バーチ、ペイパー、バターナット、チェリー、
コーヒーツリー、コットンウッド、サイプレッス、サザ
ン、エルム、レッド、ガム、サップ・レッド ハックベ
リー、ヒッコリー、ハニーロカスト、コア、マグノリ
ア、メイプル、ハード、メイプル、ソフト、オーク、レ
ッド、オーク、ホワイト、ピーカン、パーシモン、パイ
ン、サザン・イエロー、パイン、ホワイト、サッサフラ
ス、シカモアー、チューリップウッド、ツペロ・ブラッ
クガム、ウォルナット、ブラック、ウィロー、ブラッ
ク、 (C)南洋材:ピンク サテンウッド、テレンタン、ニ
ューギニア ウォルナット、アムギス、アッサム、レン
ガス、スポンディアス、メンピサン、プライ、ジェルト
ン、アガチス、クリンキー パイン、ドリアン、カナリ
ューム、サンチリア、ペルポック、ブラウン ターミナ
リア、ターミナリア イエロー、タウキャン、シゾメリ
ア、ビヌアン、ディレニア、メルサワ、クルイン、カプ
ール、ガギール、ホワイト ラワン、レッド ラワン、
アルモン、タンギール、マヤピス、レッド メランチ、
ホワイト セラヤ、イエロー メランチ、ホワイト メ
ランチ、セランガン バツ、セランガン バツ メラ、
レサック、クワンドン、スローネア、ニューギニア バ
スウッド、ピメロデンドロン、メンペニン、マラス、パ
カタ、ラミン、ビンタンゴール、ゲロンガン、ガルシニ
ア、カイエア、ベイルシュミィーディア、クリプトカリ
ア、ケランジ、クウィラ、キンジオデンドロン、ケンパ
ス、ペリコプシス、セプターパヤ、ナーラ、セプター、
チャンパカ、ジョンコン、アムーラ、ラング、キソチェ
トン、ダイソック、カランタス、アンチアリス、アルト
カルプス、フィッグ、パラルトカルプス、ペナラハン、
カメレレ、ウォーター ガム、ブナ、マークス パイン
(メルグシマツ)、ポドカルプス、ニューギニア ボッ
クスウッド、ケルンツム、メルバツ、ラブラ、ガロ ガ
ロ、イエロー ハードウッド、エボディア、スケイリー
アッシュ、タウン、クリソフィルム、ニャトー、プラ
ンチョネラ ホワイト、ホワイト シリス、ドゥアバン
ガ、アンベロイ、バヨール、スカフィーム、メンクラ
ン、シマ、アクイラリア、ペンタス、コクタン(エボニ
ー)、シタン、セルティス、メリナ、ビテックス、マ
クルア、キレット、ローズウッド、チンチャン、チー
ク、スウィントニア、アイレックス、サピューム、ベリ
アン、センゴンラウト、メンガリス、タローマ、アグラ
イア、ノーザン シルキーオーク、バケーラ、ステルキ
ュリア、リグナム バイダ (D)北米材(針葉樹):ポート オーフォード シー
ダー、アラスカ シーダー、ウェスタン レッドシーダ
ー、ホワイト オーク、ブラック ウォルナット、パシ
フィック シルバーファー、グランド ファー、ノーブ
ル ファー、ウェスタン ラーチ、ウェスタン ホワイ
ト パイン、ロッジポール パイン、ポンデローサ パ
イン、エンゲルマン スプルース、シトカ スプルー
ス、ダグラスファー、ウェスタン ヘムロック、レッド
ウッド (E)北洋材:北洋トド松、北洋カラ松、北洋エゾ松、
虹松、欧州赤松、カバ、ナラ、クルミ、ヤチダモ、キハ
ダ、ドロノキ、ヤマナラシ、北洋シナノキ、ニレ (F)アフリカ材:エシア、オバンコル、ブビンガ、ゼ
ブラノ、ウエンジ、アフロルモシア、アフリカン パド
ウク、パオ ロサ、ティアマ、サペリ、ウティル、アフ
リカン マホガニー、イロコ、モアビ、ロンギ、マコ
レ、マンソニア、イエロー ステルキュリア、オベチェ (G)南米材、その他:ラジアータ パイン、タイワン
ヒノキ、中国桐、フブバリ、シビダン、バルサ、タタ
ブ、ワラバ、クーバリル、パープルハート、ワマラ、マ
ホガニー、中国タモ、アレルセ、アラウカリア、マニ
オ、サイプレス、ラウリ、ロブレ 以上の通り、本発明は地球上のすべての木材に利用で
き、地球資源の有効活用に多大な貢献ができるものであ
る。また、天然の木自体は枝を出すごとに節を存在させ
て成長しているが、本発明は材木にしたときに、節を包
み込むように積層して製品化することにより、本来の天
然の木の状態に近い状態に戻したものともいえる。
【0037】
【発明の効果】以上説明した通り本発明によれば、複数
の角柱木材を横方向に配列し、接着剤で接着して一体化
した積層木材であって、前記積層木材を構成する内側の
少なくとも一部の角柱木材の内部には、横方向に節が存
在し、かつ前記積層木材の少なくとも表面には実質的に
節が存在しないことにより、節のある天然木材を用い
て、3面または4面節のない高級積層木材を、製品歩留
まり高く保持して実現できる。すなわち、節のある木材
を用いているが、節の部分は表面に現われないようにし
ているので、屑になる部分がきわめて少なく、天然資源
を有効に活用できる。また、積層品であるから、部分的
な割れの発生も少なく、製品の価値を高くすることがで
きる。
【0038】前記において、積層木材の長さ方向に直行
する方向の3面または4面の表面には実質的に節が存在
しないという好ましい例によれば、前記同様高級木材と
することができる。3面に節が存在しない積層木材の場
合、例えば裏面に節が存在する場合は、廻り縁、幅木、
窓枠、ドアー枠、壁板、テーブルなどの見える部分に節
のない部分を配置させ、見えない部分(裏側など)に節
のある部分を配置させる。
【0039】また前記において、積層木材の長さ方向に
木材の木目が実質的に配列しているという好ましい例に
よれば、木材のもつ美しい木目模様を発現できる。これ
は木目模様の方向に沿って接着層の方向が存在するた
め、接着層が目立たないためである。木目模様として
は、もちろん柾目模様も発現できるし、板目模様や、そ
のほか様々な木目模様を発現できる。
【0040】また前記において、積層木材が、チーク、
オーク、ヒノキ、アメリカヒノキ、ヒッコリー、スギ、
ウォルナットなどであるという好ましい例によれば、高
級木材の有効利用が可能になり、従来から高価であった
木材を安価にすることができる。
【0041】次に本発明の積層木材の製造方法によれ
ば、前記(A)〜(D)の工程を採用することにより、
節のある天然木材を用いて、3面または4面節のない高
級積層木材を、効率よく合理的に、かつ製品歩留まり高
く保持して実現できる。
【0042】前記において、(B)工程において、切断
線が2本とも節の部分を避けているという好ましい例に
よれば、表面と裏面の双方に節が存在しない積層木材を
実現できる。。
【0043】また前記において、(C)工程において、
積層木材を構成する両外側の角柱木材として、表面には
実質的に節のないものを配列するという好ましい例によ
れば、積層木材の角の部分を美麗に仕上げることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で用いる丸太の切断方法の一実施例を示
す説明図。
【図2】本発明で用いる丸太の切断方法の別の実施例を
示す説明図。
【図3】本発明の一実施例の4面節なし積層木材の製造
プロセスを示すもので、角柱木材を作成する説明図。
【図4】同角柱木材を90°回転させる前の説明図。
【図5】同角柱木材を90°回転させた後の説明図。
【図6】同4面節なし積層木材の表面斜視図。
【図7】図6のI−I線断面図。
【図8】同4面節なし積層木材の裏面斜視図。
【図9】本発明の一実施例の3面節なし積層木材の製造
プロセスを示すもので、角柱木材を配列させた説明図。
【図10】同3面節なし積層木材の表面斜視図。
【図11】同3面節なし積層木材の裏面斜視図。
【図12】従来の日本式の柾目板を製材する方法を説明
する図。
【符号の説明】
1 天然木の丸太 2a〜2n 切断線 3 木材板 4a〜4i 切断線 5,11〜15 角柱木材 6,16〜19,46〜47 節部分 10,20,40 木材群 30,50 積層木材 31 表面部分 32 右側面部分 33 裏面部分 34 左側面部分 41〜45 角柱木材 51 表面部分 52 右側面部分 53 裏面部分 54 左側面部分 60 天然木の丸太 61,62,63,64,65,66 切断線 67 大節 68 中節 69 小節 70 天然木の丸太 71,72 板 73 屑の部分

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の角柱木材を横方向に配列し、接着
    剤で接着して一体化した積層木材であって、前記積層木
    材を構成する内側の少なくとも一部の角柱木材の内部に
    は、横方向に節が存在し、かつ前記積層木材の少なくと
    も表面には実質的に節が存在しないことを特徴とする積
    層木材。
  2. 【請求項2】 積層木材の長さ方向に直行する方向の3
    面または4面の表面には実質的に節が存在しない請求項
    1に記載の積層木材。
  3. 【請求項3】 積層木材の長さ方向に木材の木目が実質
    的に配列している請求項1に記載の積層木材。
  4. 【請求項4】 積層木材が、チーク、オーク、ヒノキ、
    アメリカヒノキ、スギ、イタヤカエデ、ハリギリ、ミズ
    メ、ウダイカンバ、アサダ、カツラ、サワラ、ネズコ、
    アスナロ、クリ、ブナ、コナラ、トチノキ、オニグル
    ミ、クスノキ、エンジュ、ヤチダモ、シオジ、カラマ
    ツ、アカエゾマツ、ヒメコマツ、ツガ、ヤマザクラ、シ
    ウリザクラ、キハダ、ドロノキ、コウヤマキ、イチイ、
    青シナ、ニレ、ケヤキ、マカバ、セン、カヤ、ヒバ、モ
    ミ、ナラ、マツ、アルダー、アッシュ、アスペン、バス
    ウッド、ビーチ、バーチ、イエロー、バーチ、ペイパ
    ー、バターナット、チェリー、コーヒーツリー、コット
    ンウッド、サイプレッス、サザン、エルム、レッド、ガ
    ム、サップとレッド、ハックベリー、ヒッコリー、ハニ
    ーロカスト、コア、マグノリア、メイプル、ハード、メ
    イプル、ソフト、オーク、レッド、オーク、ホワイト、
    ピーカン、パーシモン、パイン、サザン・イエロー、パ
    イン、ホワイト、サッサフラス、シカモアー、チューリ
    ップウッド、ツペロ・ブラックガム、ウォルナット、ブ
    ラック、ウィロー、ブラック、ニューギニアウォルナッ
    ト、ジェルトン、アガチス、メルサワ、クルイン、カプ
    ール、ホワイト ラワン、レッド ラワン、レッド メ
    ランチ、ホワイト セラヤ、イエロー メランチ、ホワ
    イト メランチ、セランガン バツ、セランガン バツ
    メラ、ラミン、ナーラ、セプター、コクタン、シタ
    ン、ローズウッド、チーク、リグナム バイダ、アラス
    カ シーダー、ウェスタン レッドシーダー、ホワイト
    オーク、ブラック ウォルナット、パシフィック シル
    バーファー、グランドファー、ノーブル ファー、ウェ
    スタン ラーチ、ウェスタン ホワイト パイン、ロッ
    ジポール パイン、ポンデローサ パイン、エンゲルマ
    ンスプルース、シトカ スプルース、ダグラス ファ
    ー、ウェスタン ヘムロック、レッドウッド、北洋トド
    松、北洋エゾ松、虹松、欧州赤松、カバ、ナラ、クル
    ミ、ヤチダモ、ブビンガ、サペリ、アフリカン マホガ
    ニー、モアビ、マコレ、ラジアータパイン、タイワン
    ヒノキ、中国桐、バルサ、マホガニー、中国タモ、アレ
    ルセ、アラウカリア、マニオ、サイプレス、ラウリ、ロ
    ブレから選ばれる少なくとも一つである請求項1に記載
    の積層木材。
  5. 【請求項5】 下記(A)〜(D)の工程からなる積層
    木材の製造方法。 (A) まず天然木の丸太の横断面から見て実質的に平
    行に切断して複数枚の板を作成するか、または天然木の
    丸太の大節と実質的に直行する方向に第1の切断線を入
    れて複数枚の板を作成し、次に前記第1の切断線と実質
    的に直行する方向に第2の切断線を入れて複数枚の板を
    作成し、次に第2の切断線と実質的に直行する方向に第
    3の切断線を入れて複数枚の板を作成し、(B) 次に
    前記板を厚さ方向に切断して角柱木材を作る際に、切断
    線の少なくとも1本は節の部分を避けて切断し、(C)
    次に前記複数の角柱木材を横方向に配列する際に、前
    記積層木材を構成する内側の角柱木材の内部の節が横方
    向になるように配列し、かつ前記積層木材の少なくとも
    表面には実質的に節が見えないように配列し、(D)
    次に角柱木材間に接着剤を塗布し、圧力をかけて接着一
    体化処理し、しかる後、表面平滑処理する。
  6. 【請求項6】 前記(B)工程において、切断線が2本
    とも節の部分を避けている請求項5に記載の積層木材の
    製造方法。
  7. 【請求項7】 前記(C)工程において、積層木材を構
    成する両外側の角柱木材は、表面には実質的に節のない
    ものを配列する請求項5に記載の積層木材の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012158112A (ja) * 2011-02-01 2012-08-23 Kadoko:Kk 柾目集成材およびその製造方法
JP2016165860A (ja) * 2015-03-10 2016-09-15 飛騨産業株式会社 集成圧縮柾目材の製造方法及び集成圧縮柾目材

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