JPH0880300A - パラメトリック音源法を用いた超音波画像処理方法及び超音波画像処理装置 - Google Patents

パラメトリック音源法を用いた超音波画像処理方法及び超音波画像処理装置

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JPH0880300A
JPH0880300A JP4547295A JP4547295A JPH0880300A JP H0880300 A JPH0880300 A JP H0880300A JP 4547295 A JP4547295 A JP 4547295A JP 4547295 A JP4547295 A JP 4547295A JP H0880300 A JPH0880300 A JP H0880300A
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echo
wave
ultrasonic
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subject
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JP4547295A
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Yasuto Takeuchi
康人 竹内
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GE Healthcare Japan Corp
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GE Yokogawa Medical System Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、パラメトリック音源法を用いた超
音波画像処理方法及び超音波画像処理装置に関し、エコ
ーの減衰を少なくすることができるパラメトリック音源
法を用いた超音波画像処理方法及び超音波画像処理装置
を提供することを目的としている。 【構成】 中心周波数に一定幅の周波数の振幅変調をか
けた振幅変調波若しくは2つの周波数成分をもつ超音波
を送波する送波部と、被検体からのエコーを受波する受
波部を具備する超音波プローブと、被検体内で発生する
少なくとも差周波数成分を含むエコーを受波して超音波
画像を得る信号処理手段と、該信号処理手段の出力を表
示する表示手段とを具備して構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パラメトリック音源法
を用いた超音波画像処理方法及び超音波画像処理装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、医療診断の分野で超音波診断装置
が用いられている。この超音波診断装置は、超音波プロ
ーブから被検体に向けて超音波を送波し、被検体内の音
響インピーダンスの異なる境界から発生するエコーを受
波して信号処理し、表示部に表示する装置である。近
年、医療診断の性能を向上させるために、血管中に直径
数μmのバブル(泡)をコントラスト・エージェント
(Contrast Agent)として注入し、この
泡の部分で発生するエコーを受波して診断解析する技術
が進んでいる。マイクロバブルの成分としては、空気の
他、プラスチック,ある種のタンパク質等が用いられ
る。
【0003】この種のバブルは、毛細血管の径より小さ
く、末梢血行系を妨害することなく通りぬけるので、分
解してしまうまでの間しばらく血液中に留まり、特徴的
なエコーを発生する。これにより、血液の通っている部
位を特徴づけたイメージを得ることができる。これをコ
ントラストエコー(Contrast Echo)法乃
至はアンギオグラフィー(Angiography)と
呼ぶ。また、ある種のバブルは、血管壁を通過して周辺
の組織中に留まるので、血液の通っている部分の組織を
特徴づけたイメージを得ることもできる。
【0004】図9は従来のこの種の装置の構成例を示す
ブロック図である。1は周波数f0の発振器で、アンプ
2で増幅された後、トランスミッタ/レシーバ(T/
R)3から超音波プローブ4に与えられ、被検体5に向
けて送波される。被検体5では、予め血管中にマイクロ
バブルが注入されている。マイクロバブルに超音波が当
たると、この部分からエコーが発生する。この時バブル
からは高調波(harmonic)も発生するが、基本
波周波数f0 の2倍の周波数2f0 の高調波が特によく
発生する。
【0005】これらマイクロバブルから発生した高調波
のエコーは、超音波プローブ4で受波された後、アンプ
6で増幅された後、中心周波数2f0 の帯域通過フィル
タ7に入り、2f0 の成分のみが通過する。帯域通過フ
ィルタ7の出力は、続く画像処理回路8に入って画像処
理が行われた後、表示部9に表示される。ここで、画像
処理回路8の処理方法としては、例えばBモード処理,
Mモード処理等の各種の処理が行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来の装置で
は、マイクロバブルの存在する組織のエコー像が得られ
る。マイクロバブルが存在すれば、パルスドプラ法やM
TI(Moving Target Indicati
on)法を用いなくても、遅い流れの血液の画像を得る
ことができる。
【0007】しかしながら、従来の装置では、前記マイ
クロバブルによるエコーの周波数が基本波の周波数より
も2倍高いので、反射されて超音波プローブ4で受波さ
れるまでに信号強度が減衰してしまうという問題があっ
た。また、使用する超音波プローブもf0 (送波周波
数)と2f0 (受波周波数)の周波数に対して使用でき
るものを使用する必要があり、このような広い帯域を持
つ超音波プローブを作ることは困難であった。ここで、
帯域とは、超音波振動子を超音波プローブに組み込んだ
時の全体の通過帯域のことである。
【0008】本発明はこのような課題に鑑みてなされた
ものであって、エコーの減衰を少なくすることができる
パラメトリック音源法を用いた超音波画像処理方法及び
超音波画像処理装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記した課題を解決する
第1の発明は、中心周波数に一定幅の周波数の振幅変調
をかけた振幅変調波若しくは2つの周波数成分をもつ超
音波を超音波プローブから被検体に向けて送波し、被検
体内で発生する少なくとも差周波数成分を含むエコーを
超音波プローブで受波し、受波したエコーを信号処理し
て超音波画像を得ることを特徴としている。
【0010】前記した課題を解決する第2の発明は、中
心周波数に一定幅の周波数の振幅変調をかけた振幅変調
波若しくは2つの周波数成分をもつ超音波を送波する送
波部と、被検体からのエコーを受波する受波部を具備す
る超音波プローブと、被検体内で発生する少なくとも差
周波数成分を含むエコーを受波して超音波画像を得る信
号処理手段と、該信号処理手段の出力を表示する表示手
段とを具備したことを特徴としている。
【0011】この場合において、前記超音波プローブ
は、同心円状に2分割され、内側の部分を送波部として
超音波を送波し、外側の部分を受波部としてエコーを受
波するものであることが好ましい。
【0012】前記した課題を解決する第3の発明は、超
音波を超音波プローブから被検体に向けて送波し、被検
体内の非線形組織部分で組織の非線形性に基づいて発生
するエコーを超音波プローブで受波し、受波したエコー
を信号処理して超音波画像を得ることを特徴としてい
る。
【0013】前記した課題を解決する第4の発明は、超
音波を送波する送波部と被検体からのエコーを受波する
受波部を具備する超音波プローブと、被検体内の非線形
組織部分で組織の非線形性に基づいて発生するエコーを
受波して超音波画像を得る信号処理手段と、該信号処理
手段の出力を表示する表示手段とを具備することを特徴
としている。
【0014】この場合において、前記超音波プローブ
は、同心円状に分割され、内側の分割された部分を送波
部、外側の分割された部分を受波用の広帯域のマイクロ
ホンとすることが、被検体内の非線形組織部分からのエ
コーについて、広い範囲の周波数信号を得て、超音波画
像の情報量を増やす上で好ましい。
【0015】
【作用】
(第1の発明)中心周波数に一定幅の周波数の振幅変調
をかけた振幅変調波若しくは2つの周波数成分をもつ超
音波を超音波プローブから被検体に向けて送波すると、
被検体内では組織の非線形性に基づく差の周波数の成分
を持つエコーが発生する。差の周波数成分のエコーは、
基本周波数よりも低くなるので、被検体を通過する際に
生じる信号強度の減衰ははるかに小さくなる。
【0016】(第2の発明)超音波プローブの送波部か
ら中心周波数に一定幅の周波数の振幅変調をかけた振幅
変調波若しくは2つの周波数成分をもつ超音波を送波す
ると、被検体内では組織の非線形性に基づく差の周波数
の成分を持つエコーが発生する。この差の周波数成分の
エコーを超音波プローブの受波部で受波し、信号処理手
段で信号処理して表示手段に表示させる。この場合にお
いて、エコーの周波数成分は差の周波数となり、基本周
波数よりも低くなるので、被検体を通過する際に生じる
信号強度の減衰ははるかに小さくなる。
【0017】この場合において、前記超音波プローブ
は、同心円状に2分割され、内側の部分を送波部として
超音波を送波し、外側の部分を受波部としてエコーを受
波する構成とすると、受波効率が向上する。
【0018】(第3の発明)被検体に向けて超音波を送
波すると、被検体内の非線形組織部分では、組織の非線
形性に起因してエネルギーを吸収して発熱膨張し、圧力
変化が生じる。この圧力変化の周波数帯域はベースバン
ド(周波数帯域の下限が直流に近い成分を持つもの)と
なり、送波パルスの周波数よりも低くなる。周波数の低
いパルス信号は、途中の減衰が少ないエコーとして超音
波プローブに達する。このように、この発明によれば、
エコーの減衰を少なくすることができ、S/N比のよい
エコー像を得ることができる。
【0019】(第4の発明)超音波プローブの送波部か
ら被検体に向けて超音波を送波すると、被検体内の非線
形組織部分では、組織の非線形性に起因して発熱膨張
し、圧力変化が生じる。この圧力変化の周波数帯域はベ
ースバンドとなり、送波パルスの周波数よりも低くな
る。このエコーを超音波プローブの受波部で受波し、信
号処理手段で信号処理して表示手段に表示させる。この
エコーはベースバンドであるので、信号の減衰が少なく
なり、S/N比のよいエコー像を得ることができる。
【0020】この場合において、前記超音波プローブ
は、同心円状に分割され、内側の分割された部分を送波
部、外側の分割された部分を受波用の広帯域のマイクロ
ホンとすることにより、被検体内の非線形組織部分から
のエコーについて、広い範囲の周波数信号を得て、超音
波画像の情報量を増やすことができる。
【0021】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。図1は本発明方法の原理を示すフローチャ
ート、図2は本発明の一実施例を示す構成ブロック図で
ある。本発明方法は、中心周波数に一定幅の周波数の振
幅変調をかけた振幅変調波若しくは2つの周波数成分を
もつ超音波を超音波プローブから被検体に向けて送波し
(S1)、被検体内で発生する少なくとも差周波数成分
を含むエコーを超音波プローブで受波し(S2)、受波
したエコーを信号処理して超音波画像を得る(S3)こ
とを特徴としている。
【0022】図2において、図9と同一のものは、同一
の符号を付して示す。図において、20は周波数f1 の
発振器、21は周波数f2 の発振器、22はこれら発振
器20,21の出力を合波する合波部である。10は該
合波部22から与えられる超音波を送波すると共に、被
検体からのエコーを受波する超音波プローブである。
【0023】該超音波プローブ10は、同心円状に2分
割され、内側の部分が中心周波数に一定幅の周波数の振
幅変調をかけた振幅変調波若しくは2つの周波数成分を
もつ超音波を送波する送波部11、外側の部分が被検体
からのエコーを受波する受波部12をなしている。これ
ら送波部11及び受波部12は共にそれぞれ単体の超音
波振動子をなしている。
【0024】ここで、内側を送波部,外側を受波部とし
ている理由は以下のとおりである。 外側を受波部とした方がエコーを受波しやすい。 波長が長いエコーは、大きい開口面で受波した方が
受波効率がよい。
【0025】図では、送波部11と受波部12との間に
隙間を設けているが、密着構成のものであってもよい。
また、超音波プローブ10の外形構成は、球面状のもの
であっても、平面状のものであってもよい(図では球面
状のものを示している)。5は被検体である。超音波プ
ローブ10と被検体5間は、例えばゼリー状物質で充填
され、超音波が透過しやすいようになっている。
【0026】23は受波部12で受波したエコー信号を
増幅するアンプ、30はアンプ23の出力を信号処理す
るBモード画像処理部である。この画像処理部は、必ず
しもBモード画像処理に限るものではなく、Mモード処
理,ドプラ処理等の各種の画像処理を行なうものであっ
てもよい。9はBモード画像処理部30の出力を表示す
る表示部である。該表示部9としては、例えばCRTが
用いられる。40は装置の各種動作制御を行なうコント
ローラで、発振器20,21の出力周波数制御の他、B
モード画像処理部30の動作を制御する。このように構
成された装置の動作を説明すれば、以下のとおりであ
る。
【0027】本発明では、超音波の送波,受波にパラメ
トリック音源法を用いている。このパラメトリック音源
法には、2種類ある。1つは1種類の素子で中心周波数
に一定幅の周波数の振幅変調(AM;Amplitud
e Modulation)をかける方法と、もう1つ
は2種類の素子で別々の周波数を送波し、その差音を利
用する方法である。ここの実施例では、後者の方法を用
いている。超音波プローブから2つの周波数成分をもつ
超音波を被検体に向けて送波すると、被検体内の組織の
非線形性に基づいて2つの周波数の差である差周波成分
のエコーを発生する。この差周波成分のエコーを受波し
て信号処理し、超音波画像を得るものである(パラメト
リック音源法)。
【0028】先ず、コントローラ40で設定された周波
数で、それぞれの発振器20,21は周波数f1 ,f2
の高周波を発生する。発生周波数としては、例えばf1
が2.25MHz、f2 が2.75MHzである。これ
ら発振器20,21の出力は合波部22に入り、合波さ
れる。合波部22は、超音波プローブの送波部11に入
る。この結果、送波部11から2つの周波数f1 ,f2
の超音波が被検体5に向けて送波される。
【0029】ここで、被検体5の内部状態は、前述した
マイクロバブルを血管中に注入された状態のものであっ
てもよいし、マイクロバブルを血管中に注入しない状態
のものであってもよい。つまり、コントラストエコー法
を用いるものであっても、なくてもかまわない。マイク
ロバブルを注入されない場合にも、前記したように組織
の非線形性に由来するエコー像が得られる。
【0030】2つの周波数f1 ,f2 の超音波を受けた
被検体5の内部では、生体組織の非線形性に基づいて、
発生するエコーは2つの周波数の差の成分|f1 −f2
|を持ったものとなる。前述したように、f1 が2.2
5MHz、f2 が2.75MHzの場合、エコーの周波
数は(f2 −f1 )の500kHzとなる。周波数が低
くなったエコーの強度は被検体5内で減衰を受けにくく
なる。つまり、エコーの信号強度の減衰ははるかに小さ
くなるので、S/N比のよいエコーが得られることにな
る。
【0031】このエコーは、超音波プローブ10の受波
部12で受波される。受波されるエコーの周波数は前述
したように500kHz程度である。受波されたエコー
は、続くアンプ23で増幅された後、Bモード画像処理
部30に入る。該Bモード画像処理部30は、受信した
エコー信号の対数圧縮,検波等の処理を行ない、最終的
に表示部9のz軸に輝度変調信号として入れる。表示部
9には、輝度変調されたBモード画像が得られることに
なる。この場合において、コントラストエコー法を用い
た場合には、主としてマイクロバブルの分布状態を示す
エコー像が得られることになる。コントラストエコー法
を用いない場合は、通常の組織の非線形性に由来するエ
コー像が得られる。
【0032】なお、図2に示す実施例では、送波部11
は周波数が数MHzオーダであるので鋭い指向性を持つ
のに比較して、受波部12は500kHzオーダで鈍い
指向性を持つ。そこで、被検体5での場所の選択は、送
波側だけで行なうことになる。図3は超音波プローブの
指向性の説明図である。送波部11は使用周波数が高い
ため指向性が強く、受波部12は扱う周波数が低いため
指向性が鈍い。例えば、送波側の焦点位置のビーム幅d
1 は例えば2mm程度である。これに対して、受波側の
焦点位置のビーム幅d2 は約1cm程度となる。このた
め、送波側でA〜Cと焦点を合わせる場所を絞ることが
できるのに対して、受波側ではどの位置からくるエコー
であるか認識できない。そこで、表示部9にエコー像
(超音波画像)を表示するに際し、送波側からの指定に
よりA〜Cのどの部分であるかの表示を行なってやる必
要がある。
【0033】また、図2に示す実施例では、送波部11
及び受波部12はそれぞれ単体の超音波振動子であり、
ビームを偏向することはできない。ビームを偏向するた
めには、図に示す超音波プローブ10を機械的に動かし
て、所望の向きに設定してやる必要がある。しかしなが
ら、これら送波側及び受波側の超音波振動子を分割して
複数の超音波振動子とし、それぞれの超音波振動子に対
して遅延・合成する手法をとることにより、フェーズド
アレイによるセクタスキャン等を行なうことも可能であ
る。
【0034】前述したように、本発明によれば場所の選
択を送波側のみで行なうことになる。この場合の問題点
は方位分解能の悪化というよりも、所望,不所望選択比
の悪化である。所望,不所望選択比が悪化すると、図4
に示すようにエコー信号のサイドローブのペデスタルレ
ベル(pedestal level “台”の意味)
の悪化となる。図において、横軸は方位角、縦軸はエコ
ーの信号振幅である。K1は通常のエコー信号波形、K
2は場所の選択を送波側のみで行った時のエコー信号波
形である。場所の選択を送波側のみで行なうとサイドロ
ーブが図に示すように持ち上がる。
【0035】このような現象は、1つの周波数で送受す
るBモード装置では、管腔部の抜け(管腔部と周囲の組
織とのコントラスト比)が極端に悪化して問題となる。
しかしながら、ドプライメージ又はパラメトリックイメ
ージではそれほど問題とならない。その理由は、ドプラ
イメージ又はパラメトリックイメージの場合、目的物
(ドプラシフトや非線形性を有するエコー源)は目的領
域全域を覆っているのではなく、ところどころに存在す
るにすぎないからである。
【0036】上述の実施例では、パラメトリック音源法
として2つの周波数成分をもつ超音波を送波する場合に
ついて説明した。しかしながら、本発明はこれに限るも
のではなく、1種類の素子で中心周波数に一定幅の周波
数の振幅変調をかける方法を用いることもできる。この
場合も、被検体の音響インピーダンスの異なる境界か
ら、前記一定幅の周波数に対応したエコーが発生するの
で、このエコーを受波し、信号処理することにより超音
波画像を得ることができる。
【0037】また、上述の実施例では、異なる2つの周
波数の送波と差周波エコーの受波とを別々の超音波振動
子で行なう場合を示した。しかしながら、必ずしもこれ
に限るものではなく、同一の超音波振動子で送波/受波
を行なうようにしてもよい。この場合、超音波振動子の
周波数特性に幅を持たせる必要があり(つまり、数MH
zの送波と数100kHzの受波)、実現は困難であ
る。
【0038】また、上述の実施例では、同心円状超音波
プローブの内側を送波部として、指向性の鋭い高周波で
送波し、その外側に設けた受波部で指向性の鈍い低周波
受波を行なう場合について述べた。この送波と受波を逆
にすることもできる。つまり、外側の超音波振動子から
500kHz程度の周波数で送波し、焦点部分で非線形
現象を起こさせ、内側の超音波振動子で空間分解して高
周波受波を行なうというものである。この方法の場合、
受波の指向性が悪くなり、画像品質が若干劣化する。
【0039】また、外側の超音波振動子から数MHzの
2周波を焦点をわざとぼかして送波し、内側の超音波振
動子から数100kHzの指向性のある受波を行なうこ
ともできる。この方法を採用すると、製作が容易である
という効果がある。
【0040】図5は本発明方法の他の原理を示すフロー
チャート、図6は本発明の他の実施例を示す構成ブロッ
ク図である。本発明方法は、超音波を超音波プローブか
ら被検体に向けて送波し(S1)、被検体内の非線形組
織部分で組織の非線形性に基づいて発生するエコーを超
音波プローブで受波し(S2)、受波したエコーを信号
処理して超音波画像を得る(S3)ことを特徴としてい
る。
【0041】図6において、図2と同一のものは、同一
の符号を付して示す。図において、50は超音波プロー
ブで、送波部51と受波部としての広帯域マイクロホン
52より構成されている。この広帯域マイクロホン52
は、受波されるエコーが集束系のエコーであっても、非
集束系のエコー、つまり平面波であってもよい。この超
音波プローブ50は、同心円状に2分割され、内側の分
割された部分を送波部、外側の分割された部分を広帯域
のマイクロホンとしている。この超音波プローブ50
も、図2の実施例の場合と同様に、送波部51及び受波
部52はそれぞれ単体の超音波振動子である。
【0042】被検体内の非線形部からのエコーを受波す
るため、広帯域マイクロホン52は、周波数帯域が直流
に近い領域から数100kHz程度までの周波数領域を
カバーすることができる性能のものであることが必要
で、固めのバッキング(図示せず)のついた圧電振動子
を振動の共振点よりも十分に低い周波数で用いる。これ
により、広い範囲の周波数信号を得て、超音波画像の情
報量を増やすことができる。 なお、広帯域マイクロホ
ン52の口径は、大口径にして、可能な限りの広い立体
角により空間からのエコーを受波できるようにすること
が好ましい。該広帯域マイクロホン52としては、例え
ば動電型,電磁型,静電型等を用いることができ、更に
は古典的なカーボンマイクロホンを用いることもでき
る。
【0043】図では、送波部51と受波部としての広帯
域マイクロホン52との間に隙間を設けているが、密着
構成のものであってもよい。また、超音波プローブ50
の外形構成は、球面状のものであっても、平面状のもの
であってもよい。超音波プローブ50と、被検体5間
は、例えばゼリー状物質で充填され、音波が透過しやす
いようになっている。
【0044】60はバースト波を発生するバースト波発
生器で、その出力は超音波プローブ50の送波部51に
接続されている。このバースト波の繰り返し周波数(P
RF)としては、例えば1kHz程度のものが用いられ
る。バースト波の周波数は、例えば2MHz程度で、そ
の振幅は100Vp- p程度である。61は広帯域マイ
クロホン52で受波したエコー信号を増幅するアンプ、
62は該アンプ61の出力を受けて、高周波領域成分を
遮断するフィルタ回路である。該フィルタ回路62は、
エコーの周波数帯域である100Hz〜数100kHz
程度の範囲の成分のみを通過させる機能を有する。この
ためのフィルタの種類としては、例えばローパスフィル
タ(LPF)や、バンドパスフィルタ(BPF)が用い
られる。受信したエコー信号に直流成分が重畳するよう
な場合には、この直流成分を遮断するためにバンドパス
フィルタを用いることが適当である。バンドパスフィル
タを使用する場合、低域周波数成分カット特性は、パル
ス繰り返し周波数の数十分の1から百分の1程度のカッ
トオフ周波数特性を持てばよい。
【0045】53は被検体5内の非線形組織部分をエコ
ー源とする非線形エコー源である。その他の構成は、図
2と同じである。このように構成された装置の動作を説
明すれば、以下のとおりである。
【0046】コントローラ40は、バースト波発生器6
0を駆動し、該バースト波発生器60から繰り返し周波
数が例えば1kHz、バースト波の周波数が例えば2M
Hzのバースト波を発生させる。このバースト波は、送
波部51から被検体5に向けて送波される。被検体5で
は、組織の音響インピーダンスの異なる境界からは通常
のエコーが発生し、組織の非線形組織部分からは組織の
非線形性に基づくエコーが発生する。本発明では、これ
らエコーの内の、非線形組織部分から発生する組織の非
線形性に基づくエコーに着目する。
【0047】送波部51からバースト波を被検体に向け
て送波すると、非線形組織部分では組織の非線形性に基
づくエネルギーの吸収が生じ、これにより非線形組織部
分は発熱し、わずかに膨張する。この組織の変形が音圧
の変化(音響パルス)となりエコーを生じる。つまり、
組織の非線形組織部分が非線形エコー源53となる。具
体的には、送波超音波のエンベロープ(包絡線)が検波
されてエコーとなる。このエコー波形の周波数領域は、
直流に近い成分から数100kHz程度の帯域を持って
いる。これをベースバンドという。そして、このエコー
は組織の非線形性の違いにより様々な波形をとりうる。
この波形の違いにより病巣の種類を識別することが可能
となる。
【0048】図7はベースバンド検波の説明図である。
(a)は送波パルス波形を、(b)はエコー波形を示
す。走査パルスの繰り返し周波数が1kHz、バースト
波の周波数が1MHzであるものとする。バースト波の
包絡線70に含まれる周波数成分は、2MHzよりもは
るかに低い周波数であり、この包絡線が非線形エコー源
53により検波されて、(b)に示すようなエコー波形
を発生する。このエコー波形の基本波形は、包絡線であ
るが、その上下変動の波形は非線形エコー源53の種類
により、微妙に異なる。
【0049】図8はエコー発生の様子を示す図である。
送波部51から送波されたバースト波は(a)→(b)
→(c)と経時的に被検体の内部に向かって進んでい
く。この間に、音響インピーダンスの異なる境界があれ
ば、その部分から通常のエコーを発生する。途中に非線
形エコー源53があれば、(b)に示すようにその部分
から非線形性エコー71が発生する。そして、(c)に
示すようにバースト波が非線形エコー源53を通過した
後、非線形性エコー71は、受波部としての広帯域マイ
クロホン52に到達し、受波される。ここで、非線形性
エコー71の周波数の上限は数100kHz程度である
ので、その減衰は非常に少ない。従って、S/N比のよ
いエコーを得ることができる。
【0050】更に、この非線形エコーを受波する広帯域
マイクロホン52の周波数帯域は広いので、全ての信号
成分を受波することができる。従って、超音波画像の情
報量を増やすことができる。該広帯域マイクロホン52
で受波された、非線形エコーは続くアンプ61で増幅さ
れた後、フィルタ回路62に入り、必要な周波数領域
(例えば100Hz〜数100kHz)以外の成分が全
て除去される。従って、広帯域マイクロホン52で受波
されたエコーに通常のエコー成分や、キャリア周波数成
分が含まれていても、フィルタ回路62で除去される。
【0051】フィルタ回路62の出力はBモード画像処
理部30に入る。該Bモード画像処理部30は、受信し
たエコー信号の対数圧縮,検波等の処理を行ない、最終
的に表示部9のz軸に輝度変調信号として入れる。表示
部9には、輝度変調されたBモード画像(通常の組織の
非線形性に由来するエコー像)が得られることになる。
【0052】上述の図6の実施例では、超音波発生源と
してバースト波発生器を用いた場合を例にとったが、必
ずしもバースト波である必要はなく、通常の超音波でも
よい。また、上述の図6の実施例では、組織の非線形組
織部分からのエコーを受波する場合を例にとったが、マ
イクロバブルをコントラスト・エージェントとして血管
内に注入してもよいし、或いは造影剤を血管内に注入し
てもよい。特に、マイクロバブルを注入すると、超音波
によりマイクロバブルが変形し、それにより組織の膨張
を起こすので、非線形組織部からのベースバンドエコー
を得ることかできる。なお、造影剤を注入する場合に
は、造影剤の分布を直にエコーとして得ることができ
る。
【0053】また、上述の図6の実施例では、受波した
エコーをBモード画像処理部30で処理してBモード画
像を観る場合を示したが、本発明はこれに限るものでは
なく、受波した信号振幅を時間軸上で観察するAモード
画像として観ることもできる。この場合、Aモード表示
する時の周波数成分は、下限が前記バースト波の繰り返
し周波の1/100程度、上限が送波超音波周波数のf
0 の1/2程度のものが好ましい。例えば、繰り返し周
波数が4kHz、f0 が2MHzであれば、周波数帯域
は40Hz〜1MHzとなる。実用的には、100Hz
〜500kHz程度でもAモード像を観測するには十分
である。
【0054】また、上述の図6の実施例では、超音波プ
ローブ50として、送波部と受波部を別々に設けた場合
を示したが、送波部と受波部を共通化することもでき
る。この場合には、超音波プローブを送波時と受波時で
切り替えて使用する必要がある。
【0055】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、中心周波数に一定幅の周波数の振幅変調をかけ
た振幅変調波若しくは2つの周波数成分をもつ超音波を
超音波プローブから被検体に向けて送波し、被検体内で
発生する少なくとも差周波数成分を含むエコーを超音波
プローブで受波し、受波したエコーを信号処理して超音
波画像を得ることにより、エコーの減衰を少なくするこ
とができるまた、本発明によれば、中心周波数に一定幅
の周波数の振幅変調をかけた振幅変調波若しくは2つの
周波数成分をもつ超音波を送波する送波部と、被検体か
らのエコーを受波する受波部を具備する超音波プローブ
と、被検体内で発生する少なくとも差周波数成分を含む
エコーを受波して超音波画像を得る信号処理手段と、該
信号処理手段の出力を表示する表示手段とを具備するこ
とにより、エコーの減衰を少なくすることができるパラ
メトリック音源法を用いた超音波画像処理装置を提供す
ることができる。
【0056】この場合において、前記超音波プローブと
して、同心円状に2分割され、内側の部分を送波部とし
て超音波を送波し、外側の部分を受波部としてエコーを
受波するものを用いると、受波効率を高めることができ
る。
【0057】また、本発明によれば、被検体に向けて超
音波を送波することにより、被検体内の非線形組織部分
では、組織の非線形性に起因してエネルギーを吸収して
発熱膨張し、圧力変化が生ぜしめ、この圧力変化に基づ
くベースバンドの周波数帯域のエコーを受波することに
より、途中の減衰が少ないエコーを得ることができ、エ
コーの減衰を少なくすることができ、S/N比のよいエ
コー像を得ることができる。
【0058】また、本発明によれば、超音波プローブの
送波部から被検体に向けて超音波を送波することによ
り、被検体内の非線形組織部分で組織の非線形性に起因
する発熱膨張による圧力変化を生ぜしめ、この圧力変化
に基づくベースバンドの周波数帯域のエコーを超音波プ
ローブの受波部で受波し、信号処理手段で信号処理して
表示手段に表示させることにより、信号の減衰が少な
い、S/N比のよいエコー像を得ることができる。
【0059】この場合において、前記超音波プローブ
は、同心円状に分割され、内側の分割された部分を送波
部、外側の分割された部分を受波用の広帯域のマイクロ
ホンとすることにより、被検体内の非線形組織部分から
のエコーについて、広い範囲の周波数信号を得て、超音
波画像の情報量を増やすことができる。
【0060】このように、本発明によれば、エコーの減
衰を少なくすることができるパラメトリック音源法を用
いた超音波画像処理方法及び超音波画像処理装置を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法の原理を示すフローチャートであ
る。
【図2】本発明の一実施例を示す構成ブロック図であ
る。
【図3】超音波プローブの指向性の説明図である。
【図4】エコー信号波形例を示す図である。
【図5】本発明方法の他の原理を示すフローチャートで
ある。
【図6】本発明の他の実施例を示す構成ブロック図であ
る。
【図7】ベースバンド検波の説明図である。
【図8】エコー発生の様子を示す図である。
【図9】従来装置の構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
5 被検体 9 表示部 10 超音波プローブ 11 送波部 12 受波部 20 発振器 21 発振器 22 合波部 23 アンプ 30 Bモード画像処理部 40 コントローラ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心周波数に一定幅の周波数の振幅変調
    をかけた振幅変調波若しくは2つの周波数成分をもつ超
    音波を超音波プローブから被検体に向けて送波し、 被検体内で発生する少なくとも差周波数成分を含むエコ
    ーを超音波プローブで受波し、 受波したエコーを信号処理して超音波画像を得ることを
    特徴とするパラメトリック音源法を用いた超音波画像処
    理方法。
  2. 【請求項2】 中心周波数に一定幅の周波数の振幅変調
    をかけた振幅変調波若しくは2つの周波数成分をもつ超
    音波を送波する送波部と、被検体からのエコーを受波す
    る受波部を具備する超音波プローブと、 被検体内で発生する少なくとも差周波数成分を含むエコ
    ーを受波して超音波画像を得る信号処理手段と、 該信号処理手段の出力を表示する表示手段とを具備する
    ことを特徴とするパラメトリック音源法を用いた超音波
    画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記超音波プローブは、同心円状に2分
    割され、内側の部分を送波部として超音波を送波し、外
    側の部分を受波部としてエコーを受波するものであるこ
    とを特徴とする請求項2記載のパラメトリック音源法を
    用いた超音波画像処理装置。
  4. 【請求項4】 超音波を超音波プローブから被検体に向
    けて送波し、 被検体内の非線形組織部分で組織の非線形性に基づいて
    発生するエコーを超音波プローブで受波し、 受波したエコーを信号処理して超音波画像を得ることを
    特徴とするパラメトリック音源法を用いた超音波画像処
    理方法。
  5. 【請求項5】 超音波を送波する送波部と被検体からの
    エコーを受波する受波部を具備する超音波プローブと、 被検体内の非線形組織部分で組織の非線形性に基づいて
    発生するエコーを受波して超音波画像を得る信号処理手
    段と、 該信号処理手段の出力を表示する表示手段とを具備する
    ことを特徴とするパラメトリック音源法を用いた超音波
    画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記超音波プローブは、同心円状に分割
    され、内側の分割された部分を送波部、外側の分割され
    た部分を受波用の広帯域のマイクロホンとすることを特
    徴とする請求項5記載のパラメトリック音源法を用いた
    超音波画像処理装置。
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