JPH0880204A - 紐止め具 - Google Patents

紐止め具

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JPH0880204A
JPH0880204A JP21977394A JP21977394A JPH0880204A JP H0880204 A JPH0880204 A JP H0880204A JP 21977394 A JP21977394 A JP 21977394A JP 21977394 A JP21977394 A JP 21977394A JP H0880204 A JPH0880204 A JP H0880204A
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Kenichi Miyanaga
憲一 宮永
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 衣服等の裾や袖口を調節するのに用いる紐に
装着される紐止め具に於いて、紐を挿通する為の鳩目金
具を省略できると共に、紐止め具が衣服等からぶら下が
ったりしないようにする。 【構成】 紐4が上下方向へ挿通され移動自在に設けら
れる本体1と、紐4の一部分を本体1とで挾持し得る操
作体2と、収容され、紐4が本体1と操作体2とで挾持
されるように操作体2を挾持方向へ附勢する弾性体3と
を具備して成り、本体1に、衣服や袋物等に縫着される
平板状の鍔部1fを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ウインドブレーカー等
の衣服の裾や袖口に取り付けられた締め付け用の紐、或
いはリュックサックやナップサック等の袋物の口に取り
付けられた締め付け用の紐等に装着され、紐の締め付け
状態や長さを調節するのに用いる紐止め具に係り、特に
紐止め具を衣服等に直接取り付けるようにした紐止め具
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ウインドブレーカー等の衣服の
裾や袖口を絞るのに使用する紐、或いはリュックサック
等の袋物の口を開閉するのに使用する紐には、紐の締め
付け状態や長さを調節できるように紐止め具が装着され
ている。
【0003】従来、この種の紐止め具としては、例えば
実公昭54−11210号公報に開示された構造のもの
が知られている。即ち、前記紐止め具は、図22に示す
如く、周壁に対向状の孔7aを形成した有底筒状の外部
シリンダー7と、外部シリンダー7の孔7aに合致する
孔8aを有し、外部シリンダー7にスライド自在に挿入
された円柱状の内部シリンダー8と、両シリンダー7,
8間に介装され、両者の孔7a,8aが齟齬状態になる
ように内部シリンダー8を外部シリンダー7から抜く方
向へ附勢するスプリング9とから構成されて居り、内部
シリンダー8をスプリング9の附勢力に抗して外部シリ
ンダー7内へ押し込むと、各孔7a,8aが合致するよ
うになっている。
【0004】而して、前記紐止め具は、内部シリンダー
8を外部シリンダー7内へ押し込んで各孔7a,8aを
合致させ、この状態で紐10を締める方向又は弛める方
向へ引っ張るか、若しくは紐止め具の方を紐10に沿っ
て移動させることによって、紐10の締め付け状態や長
さを任意に調節することができる。即ち、衣服の裾や袖
口、袋物の口の絞り具合を調節することができる。又、
内部シリンダー8の押し込みを解除すると、内部シリン
ダー8がスプリング9の附勢力により外部シリンダー7
から抜ける方向へ移動し、各孔7a,8aが齟齬状態に
なって各孔7a,8aの角部で紐8を挾持することにな
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記紐止め
具を、衣服の裾や袖口等の絞り具合を調節する紐に装着
する場合には、衣服等に紐を挿通する為の鳩目金具を取
り付けなければならなかった。その結果、様々な問題を
生じることになる。即ち、紐止め具の他に鳩目金具を別
途に必要とし、コストの高騰を招くことになる。又、紐
止め具だけでなく、鳩目金具にも紐を挿通しなければな
らず、紐を通すのに極めて手数が掛かる等の問題があっ
た。更に、紐止め具は、紐にのみ装着されている為、紐
止め具が衣服等からぶら下がった状態になることもあ
り、この場合には紐止め具が邪魔になったりすると云う
問題もあった。
【0006】本発明は、上記の問題点を解消する為に創
作されたものであり、その目的は衣服の裾や袖口、袋物
の口の絞り具合を調節する紐に装着する場合に鳩目金具
が不要になると共に、紐へ装着したときに邪魔になった
りすることのない紐止め具を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本発明の紐止め具は、紐が上下方向へ挿通される本
体と、本体に移動自在に設けられ、本体に挿通された紐
の一部分を本体とで挾持し得る操作体と、本体内に収容
され、紐が本体と操作体とで挾持されるように操作体を
挾持方向へ附勢する弾性体とを具備して成り、前記本体
に、衣服や袋物等に縫着される平板状の鍔部を形成した
ものである。
【0008】
【作用】操作体を操作しない状態に於いては、操作体が
常時弾性体の附勢力によって挾持方向へ附勢されている
為、本体に挿通されている紐は本体と操作体とで挾持さ
れた格好になっている。その結果、紐は移動不能になっ
ている。又、操作体を弾性体の附勢力に抗して移動させ
ると、紐の挾持状態が解除され、紐は移動可能になる。
この状態で紐を引っ張るか、若しくは弛めることによっ
て、紐の締め付け状態や長さ等を自由に調節することが
できる。即ち、衣服の裾や袖口、袋物の口の絞り具合を
調節することができる。
【0009】前記紐止め具は、紐が挿通される本体に鍔
部を形成し、該鍔部を衣服等に縫着できるようにしてい
る為、紐止め具自体を衣服等に一体的に取り付けること
ができる。その結果、紐止め具自体が鳩目金具の役目も
兼ねることになり、衣服等へ紐を通す為の鳩目金具が不
要になる。又、紐止め具が衣服等に縫着されて衣服等と
一体的になっている為、紐止め具自体が衣服等からぶら
下がって邪魔になると云うこともない。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1乃至図8は本発明の第1実施例に係る
紐止め具を示し、当該紐止め具は、本体1と、同一形状
の一対の操作体2と、弾性体3とから構成されている。
【0011】前記本体1は、合成樹脂材により一体的に
形成されて居り、薄板状の底壁1aと、底壁1aに連設
され、上方へ突出する略楕円形状の周壁1bと、周壁1
bの上端部に連設された上壁1cと、上壁1c及び底壁
1aの左右位置(図6の左右方向)に夫々形成され、上
下方向に対向する複数の紐通し穴1dと、周壁1bの左
右位置に対向状に形成された矩形状のガイド穴1eと、
底壁1aの外周縁部に連設され、衣服や袋物等に縫着さ
れる略楕円形状の鍔部1fとから成る。又、底壁1aに
は、操作体2を左右方向へスライド自在に案内すると共
に、操作体2を本体1から抜け止めする為の係止溝1g
が形成されている。更に、鍔部1fの外周縁部上面に
は、外周縁部を衣服等へ縫着する為の溝1hが略環状に
形成されている。この溝1hの部分は、薄肉になってい
る為に衣服等へ簡単且つ容易に縫着することができる。
【0012】前記各操作体2は、合成樹脂材若しくは金
属材により一体的に形成されて居り、本体1のガイド穴
1eにスライド自在に挿入され、紐通し穴1dの軸線と
直交する略直方体状の挾持部2aと、挾持部2aに連設
され、周壁1bから常時外方へ突出する操作部2bと、
挾持部2aに形成され、本体1の紐通し穴1dに合致可
能な紐通し穴2cとから成る。又、挾持部2aの先端下
面には、本体1の係止溝1gに摺動自在に嵌合される係
止突起2dが形成されて居り、該係止突起2dを係止溝
1gに嵌合することによって、挾持部2aが本体1から
抜け止めされている。更に、挾持部2aの先端面には、
後述する弾性体3を保持する為の突起2eが形成されて
いる。尚、操作体2は、本体1への押し込み時に操作部
2bが周壁1bに当接してその押し込み量が規制されて
居り、操作部2bが周壁1bに当接したときには本体1
の紐通し穴1dと操作体2の紐通し穴2cとが合致する
ようになっている。
【0013】前記弾性体3は、左右の操作体2間(突起
2e間)に介装されて居り、本体1の紐通し穴1dと各
操作体2の紐通し穴2cとが齟齬状態になるように、左
右の操作体2を離間する方向(本体1から抜ける方向)
へ附勢するものである。この弾性体3には、コイルスプ
リングが使用されている。
【0014】次に、前記紐止め具の作用について説明す
る。前記紐止め具は、各紐通し穴1d,2cに紐4を挿
通した状態で衣服の裾等に取り付けられている。即ち、
紐止め具は、図8に示す如く、鍔部1fの外周縁部(溝
1h部分)を衣服5の裾等に縫着6することによって、
衣服5に一体的に取り付けられて居り、紐止め具自体が
鳩目金具の役目も兼ねるようになっている。その結果、
衣服5へ紐4を通す為の鳩目金具が不要になると共に、
紐止め具自体が衣服5からぶら下がって邪魔になると云
うこともない。尚、図示していないが、紐4の両端部は
衣服の適宜の個所に縫着されている。
【0015】而して、各操作体2を操作しない状態に於
いては、各操作体2が常時弾性体3の附勢力によって離
間する方向へ附勢されている為、本体1の紐通し穴1d
と各操作体2の紐通し穴2cとが齟齬状態になってい
る。その結果、紐4は、各紐通し穴1d,2cの角部で
挾持されて移動不能になっている(図8参照)。
【0016】前記状態から各操作体2を弾性体3の附勢
力に抗して本体1内へ押し込むと、本体1の紐通し穴1
dと各操作体2の紐通し穴2cとが合致して紐4の挾持
状態が解除され、紐4は移動可能になる。この状態で紐
4を引っ張るか、若しくは弛めることによって、紐4の
締め付け状態や長さを自由に調節することができる。即
ち、衣服の裾等の絞り具合を調節することができる。
【0017】尚、この紐止め具は、鍔部1fの溝1h部
分(薄肉部分)を衣服等に縫着するようにしている為、
衣服等への取り付け時に縫着を簡単且つ容易に行うこと
ができる。又、この紐止め具は、各操作体2の挾持部2
aが本体1から抜け止めされている為、例え紐4を抜い
た状態に於いても各部材が分離すると云うことがない。
【0018】図9乃至図16は本発明の第2実施例に係
る紐止め具を示し、当該紐止め具は、本体1と、操作体
2と、弾性体3とから構成されている。
【0019】前記本体1は、合成樹脂材により一体的に
形成されて居り、紐4が上下方向に挿通される偏平状の
周壁1bと、周壁1bの前後位置(図14の前後方向)
に対向状に形成された縦向きのガイド穴1eと、周壁1
bの上端部に一体的に架設され、後述する弾性体3を保
持する為の突起1iを形成したストッパー片1jと、周
壁1bの下端部に連設され、衣服や袋物等に縫着される
略楕円形状の鍔部1fとから成る。又、周壁1bの左右
内面は、下方へ行くに従い漸次近接するテーパ状の傾斜
面1kになって居り、各傾斜面1kには滑り止め用の複
数の突条1lが形成されている。更に、鍔部1fの外周
縁部上面には、外周縁部を衣服等へ縫着する為の溝1h
が環状に形成されている。この溝1hの部分は、薄肉に
なっている為に衣服等へ簡単且つ容易に縫着することが
できる。
【0020】前記操作体2は、合成樹脂材若しくは金属
材により一体的に形成されて居り、周壁1b内に上下方
向(図11の上下方向)へ移動自在に収容され、傾斜面
1kとで紐4を挾持する円盤状の挾持部2aと、ガイド
穴1eを挿通して挾持部2aに連設され、ガイド穴1e
に沿って上下方向へ移動自在な操作体2とから成る。こ
の操作体2は、図12に示す如く、操作部2bの下端が
鍔部1f上面に当接することによって、周壁1bから抜
け止めされている。又、挾持部2aの外周面には、滑り
止め用の複数の突条2fが形成されていると共に、弾性
体3を保持する為の凹部2gが形成されている。尚、傾
斜面1k間の間隔及び挾持部2aの外径等は、挾持部2
aを上方位置へ移動させたときには傾斜面1kと挾持部
2aとの間に紐4を通せるだけの間隙を形成でき、挾持
部2aを下方位置へ移動させたときには挾持部2aと傾
斜面1kとで紐4を確実に挾持できるように設定されて
いる。
【0021】前記弾性体3は、本体1の突起1iと操作
体2の凹部2gとの間に介装されて居り、操作体2を下
方へ附勢して挾持部2aと傾斜面1kとの間隙を狭小に
するものである。この弾性体3には、コイルスプリング
が使用されている。
【0022】この紐止め具も、上記実施例の紐止め具と
同様に、本体1の周壁1bに紐4を挿通した状態(本体
1の傾斜面1kと挾持部2aとの間に紐4を挿通した状
態)で衣服の裾等に取り付けられている。即ち、紐止め
具は、図16に示す如く、鍔部1fの外周縁部(溝1h
部分)を衣服5の裾等に縫着6することによって、衣服
5に一体的に取り付けられて居り、紐止め具自体が鳩目
金具の役目も兼ねるようになっている。その結果、上記
第1実施例の紐止め具と同様の作用効果を奏することが
できる。
【0023】而して、操作体2を操作しない状態に於い
ては、操作体2が常時弾性体3の附勢力によって下方へ
附勢されている為、本体1の傾斜面1kと挾持部2aと
が狭小になっている。その結果、傾斜面1kと挾持部2
aと間に挿通されている紐4は、挾持部2aと傾斜面1
kとで挾持されて移動不能になっている(図16参
照)。特に、傾斜面1k及び挾持部2aに突条1l,2
fを形成している為、紐4を確実且つ強固に挾持するこ
とができる。
【0024】前記状態から操作体2を弾性体3の附勢力
に抗して上方へ移動させると、本体1の傾斜面1kと挾
持部2aとの間隔が広くなって紐4の挾持状態が解除さ
れ、紐4は移動可能になる。この状態で紐4を引っ張る
か、若しくは弛めることによって、紐4の締め付け状態
や長さ等を自由に調節することができる。即ち、衣服等
の裾の絞り状態を調節することができる。
【0025】この紐止め具は、テーパ状の傾斜面1kと
円盤状の挾持部2a外周面とで紐4を挾持するようにし
ている為、本体1を摘んだ状態で紐4を上方へ引っ張る
と、挾持部2aが紐4との摩擦によって本体1内を若干
量だけ上方へ移動し、傾斜面1kと挾持部2aとの間隔
が若干広がる。その結果、紐4は上方向へのみ移動可能
となる。又、紐4を下方へ引っ張ると、挾持部2aが紐
4との摩擦によって本体1内を下方へ移動し、傾斜面1
kと挾持部2aとの間隔がより狭小になる。その結果、
紐4は下方向へは移動不能となる。このように、前記紐
止め具は、操作体2を操作しなくても、紐4を一方向へ
のみ自由に移動させることができ、紐4の締め付け具合
や長さを簡単且つ容易に調整することができ、操作性に
極めて優れている。
【0026】図17乃至図21は本発明の第3実施例に
係る紐止め具を示し、当該紐止め具は、本体1と、操作
体2と、弾性体3とから成り、本体1の中央部に紐通し
穴1dを形成し、操作体2を一つだけ使用するようにし
たものである。
【0027】即ち、本体1は、合成樹脂材により一体的
に形成されて居り、係止溝1gを形成した薄板状の底壁
1aと、底壁1aに連設され、上方へ突出する略円形状
の周壁1bと、周壁1bの上端部に連設された上壁1c
と、上壁1c及び底壁1aの中央位置に対向状に形成さ
れた紐通し穴1dと、周壁1bの一個所に形成された矩
形状のガイド穴1eと、底壁1aの外周縁部に連設さ
れ、略環状の溝1hを形成した円形状の鍔部1fとから
成る。
【0028】又、操作体2は、合成樹脂材若しくは金属
材により一体的に形成されて居り、本体1のガイド穴1
eにスライド自在に挿入され、係止突起2d及び突起2
eを形成した略直方体状の挾持部2aと、挾持部2aに
連設され、周壁1bから常時外方へ突出する操作部2b
と、挾持部2aに形成され、本体1の紐通し穴1dに合
致可能な紐通し穴2cとから成る。
【0029】更に、弾性体3は、挾持部2aの突起2e
と本体1の周壁1bとの間に介装されて居り、本体1の
紐通し穴1dと操作体2の紐通し穴2cとが齟齬状態に
なるように、操作体2を本体1から抜ける方向へ附勢す
るものである。この弾性体3には、コイルスプリングが
使用されている。
【0030】この紐止め具も、上記実施例の紐止め具と
同様に、各紐通し穴1d,2cに紐を一本若しくは二本
挿通した状態で衣服の裾等に取り付けられている。即
ち、紐止め具は、鍔部1fの外周縁部(溝1h部分)を
衣服の裾等に縫着することによって、衣服に一体的に取
り付けられて居り、紐止め具自体が鳩目金具の役目も兼
ねるようになっている。従って、この紐止め具も、上記
第1実施例のものと同様の作用効果を奏することができ
る。
【0031】上記各実施例に於いては、本体1を合成樹
脂材により一体的に形成したが、他の実施例に於いて
は、本体1の各部分を別体に形成し、後で組み立てるよ
うにしても良く、或いは本体1を金属材により一体的に
形成するようにしても良い。
【0032】上記各実施例に於いては、操作体2の挾持
部2aと操作部2bとを一体的に形成したが、他の実施
例に於いては、両者を別体に形成し、後で組み立てるよ
うにしても良い。
【0033】上記各実施例に於いては、鍔部1fを略楕
円形状若しくは円形としたが、他の実施例に於いては、
鍔部1fを正方形、長方形、六角形、八角形状等にして
も良い。
【0034】
【発明の効果】上述の通り、本発明の紐止め具は、紐が
挿通される本体に鍔部を形成し、該鍔部を衣服や袋物等
へ縫着できるようにしている為、紐止め具を衣服等に一
体的に取り付けることができる。その結果、紐止め具自
体が鳩目金具の役目も兼ねることになり、衣服等へ紐を
通す為の鳩目金具が不要になる。又、紐止め具が衣服等
に縫着されて衣服等と一体的になっている為、紐止め具
自体が衣服等からぶら下がって邪魔になると云うことも
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る紐止め具の拡大正面
図である。
【図2】紐止め具の拡大底面図である。
【図3】図1のA−A線断面図である。
【図4】図1のB−B線断面図である。
【図5】紐止め具の本体の一部切欠拡大平面図である。
【図6】図5のC−C線断面図である。
【図7】紐止め具の操作体の拡大底面図である。
【図8】紐を挾持した状態の紐止め具の拡大断面図であ
る。
【図9】本発明の第2実施例に係る紐止め具の拡大正面
図である。
【図10】紐止め具の拡大底面図である。
【図11】図9のD−D線断面図である。
【図12】図9のE−E線断面図である。
【図13】紐止め具の本体の拡大平面図である。
【図14】図13のF−F線断面図である。
【図15】紐止め具の操作体の拡大側面図である。
【図16】紐を挾持した状態の紐止め具の拡大断面図で
ある。
【図17】本発明の第3実施例に係る紐止め具の拡大正
面図である。
【図18】紐止め具の拡大底面図である。
【図19】図17のG−G線断面図である。
【図20】紐止め具の本体の拡大平面図である。
【図21】図20のH−H線断面図である。
【図22】紐を挾持した状態の従来の紐止め具の拡大断
面図である。
【符号の説明】
1は本体、1aは底壁、1bは周壁、1cは上壁、1d
は紐通し穴、1eはガイド穴、1fは鍔部、1kは傾斜
面、2は操作体、2aは挾持部、2bは操作部、2cは
紐通し穴、3は弾性体、4は紐。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紐(4)が上下方向へ挿通される本体
    (1)と、本体(1)に移動自在に設けられ、本体
    (1)に挿通された紐(4)の一部分を本体(1)とで
    挾持し得る操作体(2)と、本体(1)内に収容され、
    紐(4)が本体(1)と操作体(2)とで挾持されるよ
    うに操作体(2)を挾持方向へ附勢する弾性体(3)と
    を具備して成り、前記本体(1)に、衣服や袋物等に縫
    着される平板状の鍔部(1f)を形成したことを特徴と
    する紐止め具。
  2. 【請求項2】 前記本体(1)を、底壁(1a)と、底
    壁(1a)に連設された周壁(1b)と、周壁(1b)
    に連設された上壁(1c)と、上壁(1c)及び底壁
    (1a)に対向状に形成された紐通し穴(1d)と、周
    壁(1b)に形成されたガイド穴(1e)と、底壁(1
    a)に連設された平板状の鍔部(1f)とから構成し、
    又、操作体(2)を、本体(1)のガイド穴(1e)に
    スライド自在に挿通され、本体(1)から抜け止めされ
    た挾持部(2a)と、挾持部(2a)に連設され、周壁
    (1b)から外方へ突出する操作部(2b)と、挾持部
    (2a)に形成され、本体(1)の紐通し穴(1d)に
    合致可能な紐通し穴(2c)とから構成し、前記操作体
    (2)を、本体(1)内に収容した弾性体(3)によっ
    て、本体(1)の紐通し穴(1d)と操作体(2)の紐
    通し穴(2c)とが齟齬状態になるように本体(1)か
    ら抜く方向へ附勢するようにしたことを特徴とする請求
    項1に記載の紐止め具。
  3. 【請求項3】 前記本体(1)を、内面に下方へ行くに
    従い漸次近接するテーパ状の傾斜面(1k)を備え、紐
    (4)が挿通される偏平状の周壁(1b)と、周壁(1
    b)に形成された縦向きのガイド穴(1e)と、周壁
    (1b)の下端部に連設された平板状の鍔部(1f)と
    から構成し、又、操作体(2)を、周壁(1b)内に上
    下方向へ移動自在に収容され、傾斜面(1k)とで紐
    (4)を挾持する挾持部(2a)と、ガイド穴(1e)
    を挿通して挾持部(2a)に連設され、ガイド穴(1
    e)に沿って移動自在な操作部(2b)とから構成し、
    本体(1)内に収容した弾性体(3)によって、操作体
    (2)を下方へ附勢して挾持部(2a)と傾斜面(1
    k)との間隙を狭小にするようにしたことを特徴とする
    請求項1に記載の紐止め具。
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