JPH0879818A - 移動通信のチャネル切替え方法 - Google Patents

移動通信のチャネル切替え方法

Info

Publication number
JPH0879818A
JPH0879818A JP6213498A JP21349894A JPH0879818A JP H0879818 A JPH0879818 A JP H0879818A JP 6213498 A JP6213498 A JP 6213498A JP 21349894 A JP21349894 A JP 21349894A JP H0879818 A JPH0879818 A JP H0879818A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base station
slot
channel
mobile
mobile station
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP6213498A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayuki Iseyama
貴之 伊勢山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP6213498A priority Critical patent/JPH0879818A/ja
Publication of JPH0879818A publication Critical patent/JPH0879818A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】TDMA方式移動通信で各基地局間のスロット
同期がとれているシステムの通信中移動局のチャネル切
替え方法に関し、移動局が現基地局と通信を継続しなが
ら同期をとることができるスロットが塞がっている場合
でも、無瞬断チャネル切替えを可能にすることを目的と
する。 【構成】現基地局と通信中の移動局が現基地局から切替
え先基地局にチャネル切替えをしようとした時に、切替
え先基地局の空きスロットに移動局が現基地局で通信を
継続しながら同期をとることのできるスロットがない場
合、現基地局内の空きスロットの中で切替え先基地局に
チャネル切替えをする時に現基地局で通信を継続しなが
ら同期をとることができるスロットへ移動局をチャネル
切替えし、その後、切替え先基地局にチャネル切替えを
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、TDMA方式移動通信
で各基地局間のスロット同期がとれているシステムの通
信中移動局のチャネル切替え方法に関し、特に無瞬断で
チャネル切替えを行う移動通信のチャネル切替え方法に
関する。
【0002】近年、移動通信システムの発展により、移
動通信によるデータ通信もさかんに行われるようになり
つつあり、それに伴ってデータ欠落・再送を防ぐために
無瞬断の通信が要求されている。このため、移動局1a
が現に通信中の基地局2a(現基地局と呼ぶ)と通信を
継続しながら、切替え先基地局2bの空きスロットとス
ロット同期をとり、同期確立後にチャネル切替えをする
無瞬断チャネル切替えが提供されている。
【0003】しかし、この無瞬断切替えでは、基地局2
aで通信中の移動局1aを基地局2bに無瞬断チャネル
切替えする場合には、移動局1aが基地局2aと通信を
継続しながら同期をとることができるスロットが基地局
2bで空きスロットとなっていなければならなかった。
したがって、基地局2bに移動局1aが基地局2aと通
信を継続しながら同期をとることができる空きスロット
がなければ無瞬断チャネル切替えを行えず、その場合、
基地局2aでの通信を妨げない空きスロットを作るか、
または、捜す必要がある。
【0004】
【従来の技術】図6は6多重の場合の基地局2aと移動
局1a間で通信を行う時のスロット使用状況の説明図で
あり、移動局1aが基地局2aのスロット0を使用して
いる場合を示している。図6に示すように、移動局1a
は移動局スロット0のタイミングで、基地局2aのスロ
ット0の送信データT2a-1a を受信し、移動局スロット
1をアイドル、移動局スロット2(基地局スロット0の
受信タイミング)で基地局2aに送信データT1a-2a
信する。この動作を繰り返して通信している。
【0005】図7は6多重の場合の無瞬断チャネル切替
えの従来技術の説明図であり、基地局2aで通信中の移
動局1aが基地局2bに無瞬断チャネル切替えする場合
を示している。図7において、移動局1aは基地局2a
のスロット0を用いて通信中である。この状態で無瞬断
チャネル切替えを行うには、図7に示すように、基地局
2aと移動局1a間の通信を継続しながら、基地局2a
で使用しているスロット以外でかつ基地局2aとの通信
を妨げることのない基地局2bの空きスロット(図7の
例では基地局2bの空きスロット3)を用いて基地局2
bと移動局1a間でまず同期信号の送受を行い、この同
期確立後に基地局2bへチャネル切替えを行っている。
これにより、通信データを欠落・再送することなく無瞬
断でチャネル切替えを行える。
【0006】ところが、図8(6多重の場合の従来技術
の説明図)に示すように、基地局2bにおいて、移動局
1aが基地局2aで通信を継続しながら同期をとること
ができるスロット(例えば図2の空きスロット3)が、
他の移動局と通信を行っているため使用中になっている
と、無瞬断チャネル切替えを行うことができなかった。
この場合、移動局1aを基地局2bに瞬断のあるチャネ
ル切替えを行うか、あるいは図8に示されるように、当
該他の移動局との通信が終了して所要の空きスロット3
が確保された後に、そのスロットを用いて無瞬断チャネ
ル切替えを行うかしていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、移動局1aを
基地局2aから基地局2bに無瞬断チャネル切替えする
場合、基地局2bにおいて、移動局1aが基地局2aと
通信を継続しながら同期をとることができるスロットが
空きの時だけしか、無瞬断チャネル切替えが実行できな
いといった欠点を生じていた。
【0008】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであり、切替え先基地局において、移動局が現基地局
と通信を継続しながら同期をとることができるスロット
が塞がっている場合でも、無瞬断チャネル切替えが行え
るようにし、通信の高信頼化を図ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明に係る移動通信のチャネル切替え方法1
は、TDMA方式移動通信で各基地局間のスロット同期
がとれているシステムの通信中移動局のチャネル切替え
方法であって、現基地局と通信中の移動局が、現基地局
から切替え先基地局にチャネル切替えをしようとした時
に、切替え先基地局の空きスロットに移動局が現基地局
で通信を継続しながら同期をとることのできるスロット
がない場合、現基地局内の空きスロットの中で切替え先
基地局にチャネル切替えをする時に現基地局で通信を継
続しながら同期をとることができるスロットへ移動局を
チャネル切替えし、その後、切替え先基地局にチャネル
切替えをすることを特徴とする。
【0010】また本発明に係る移動通信のチャネル切替
え方法2は、TDMA方式移動通信で各基地局間のスロ
ット同期がとれているシステムの通信中移動局のチャネ
ル切替え方法であって、現基地局と通信中の移動局が、
現基地局から切替え先基地局にチャネル切替えをしよう
とした時に、切替え先基地局の空きスロットに移動局が
現基地局で通信を継続しながら同期をとることのできる
スロットがない場合、切替え先基地局で通信中の他移動
局の中で移動局が現基地局と通信を継続しながら同期を
とることができるスロットを使用中の他移動局の中の少
なくとも1局を、切替え先基地局内の空きスロットにチ
ャネル切替えさせ、その後、そのチャネル切替えによっ
て空いたスロットに移動局をチャネル切替えすることを
特徴とする。
【0011】また本発明に係る移動通信のチャネル切替
え方法3は、上述のチャネル切替え方法1、2を用いて
も、切替え先基地局において移動局が現基地局で通信を
継続しながら切替え先基地局と同期をとることができる
スロットが作れない場合、移動局が第3の基地局でも通
信可能であり、その第3の基地局に移動局が現基地局と
通信を継続しながら同期をとることができる空きスロッ
トがあるか、もしくは第3の基地局で上記チャネル切替
え方法1、2で移動局が現基地局と通信を継続しながら
同期をとることができる空きスロットを作ることが可能
であるならば、移動局を現基地局から上記第3の基地局
にチャネル切替えすることを特徴とする。
【0012】また本発明に係る移動通信のチャネル切替
え方法4は、上記チャネル切替え方法1、2または3を
用いても、移動局が現基地局で通信を継続しながら同期
をとることができる空きスロットをどこの基地局でも作
れない場合、上記チャネル切替え方法1、2または3で
空きスロットが作れるようになるまで待ってチャネル切
替えをすることを特徴とする。
【0013】また本発明に係る移動通信のチャネル切替
え方法5は、上記チャネル切替え方法4において、現基
地局と通信中の移動局の通信品質が限界になったなら
ば、通信品質を満足できる基地局に無瞬断でなくチャネ
ル切替えをすることを特徴とする。
【0014】また本発明に係る移動通信のチャネル切替
え方法6は、上記各チャネル切替え方法を、全ての通信
形態、データ通信を行っている移動局にのみ、あるいは
優先移動局にのみ適用することを特徴とする。
【0015】また本発明に係るチャネル切替え方法7
は、各基地局が、移動局からの接続要求または移動局に
チャネル切替えの必要が生じた場合、周辺基地局で一番
多く通信中となっているスロットと同一スロットから割
り当てていくことを特徴とする。
【0016】また本発明においては、上記各方法1〜7
のいずれかを用いてチャネル指定する基地局装置が提供
される。
【0017】なお、以上に説明した移動通信のチャネル
切替え方法1〜7は請求項1〜7記載の発明にそれぞれ
対応している。
【0018】
【作用】図3は本発明に係るチャネル切替え方法を適用
するTDMA移動通信システムを示す図である。図3
中、1aは移動局、2a〜2gは基地局、3は基地局制
御装置である。基地局2a〜2gは互いに隣接無線ゾー
ンを形成しており、基地局制御装置3に接続され、それ
からの制御信号によりチャネル切替えなどの処理を行
う。
【0019】移動局1は基地局2と無線回線で接続さ
れ、無線区間の各種信号の送受信を行い、発着呼及び無
線チャネル切替えなどの機能を持つ。さらに移動局1は
基地局に周辺基地局の受信レベルを報告する機能も持
ち、チャネル切替え時には基地局からの指示により動作
するものである。
【0020】基地局2は、無線区間の各種信号の送受信
を移動局1との間で行い、発着呼及び無線回線切替えの
制御を行い、また無線回線品質の監視を行うものであ
る。基地局制御装置3は、各基地局2a〜2gの割当て
チャネルスロットを管理するものであり、各基地局2a
〜2gのスロット使用状況を監視し、移動局1に発着呼
・チャネル切替えが生じた時にスロットの割当てを行う
ものである。
【0021】移動局1と通信中の基地局2は、移動局1
にチャネル切替えの必要が生じると基地局制御装置3の
決定した割当てチャネルスロットを移動局1に指定す
る。またチャネル切替え先の基地局2は基地局制御装置
3によって割り当てられたスロットより同期信号を送信
するものである。
【0022】(1)チャネル切替え方法1 図1はチャネル切替え方法1の原理説明図である。図1
は12多重の場合を例として移動局1aが基地局2aか
ら基地局2bに無瞬断チャネル切替えする時の説明をし
ている。図1に示すように、移動局1aは現在、基地局
2aのスロット0を使用して通信中であり、基地局2a
の他スロットは空きスロットであるものとする。一方、
基地局2bには、無瞬断チャネル切替えに必要な空きス
ロット、すなわち移動局1aが基地局2aと通信を継続
しながら同期可能な空きスロットは、基地局2bが他の
移動局との通信に現に使用中であるためないものとす
る。この状態で無瞬断チャネル切替えするために、本発
明では次のように動作する。
【0023】基地局制御装置3では、移動局1aが基地
局2aから基地局2bにチャネル切替えする場合、移動
局1aが基地局2aで通信を継続しながら同期可能な基
地局2bのスロット(以降、これを無瞬断チャネル切替
えスロットと呼ぶ。)を捜す。この無瞬断チャネル切替
えスロットとして使用できるためには、移動局1aと基
地局2aとの通信に妨害を与えず、かつ移動局1aと2
b間で同期信号の送受を行えるスロットで、図1の例で
は基地局2bのスロット3〜9であるが、図1に示すと
おり該当スロットは他の移動局で使用中であるため無瞬
断チャネル切替えスロットは存在しない。
【0024】この場合、本発明の方法では、基地局2a
の使用中スロット0に対応して基地局2bに無瞬断チャ
ネル切替えスロットを探すのではなく、反対に、基地局
2bの現在の空きスロットを無瞬断チャネル切替えスロ
ットとできる基地局2aの空きスロットを捜す。その捜
した結果、該当スロットがあり、かつ移動局1aがスロ
ット0で通信を継続しながら同期可能なスロットであっ
たならば、基地局2aに対して移動局1aを基地局2a
内で現行のスロット0から該当スロットにチャネル切替
えするように指示する。図1では、スロット0からスロ
ット6にチャネル切替えする指示を出した例を示してい
る。
【0025】指示を受けた基地局2aは、移動局1aに
対してスロット6にチャネル切替えするように指示する
無瞬断チャネル切替え先指定信号をスロット0で送信
し、さらにスロット6で下り同期信号を送信する。無
瞬断チャネル切替え先指定信号は例えば図4のような
フォーマットのメッセージ種別を指定する部分でチャネ
ル切替えの種類を区別すれば良い。
【0026】移動局1aは、無瞬断チャネル切替え先指
定信号を受信すると、スロット0で通信を継続しなが
らスロット6で下り同期信号を受信し、その受信後、
基地局2aに対して基地局2aのスロット6で上り同期
信号を送信する。基地局2aがスロット6の受信タイ
ミングで上り同期信号を受信し同期を完了すると、そ
の同期確立したスロット6を用いて基地局2aがT−C
H信号を送信し、それを受信した移動局1aは以降、
スロット6にチャネル切替えをする。
【0027】このように移動局1aが基地局2aでスロ
ット0からスロット6にチャネル切替えすると、相対的
に基地局2bに無瞬断チャネル切替えスロットが生じる
ことになるので、基地局制御装置3は基地局2aに移動
局1aを基地局2bの空きスロットの中で無瞬断チャネ
ル切替えスロット(図1ではスロット0)にチャネル切
替えするように指示し、基地局2bに対して無瞬断チャ
ネル切替えスロット(図1ではスロット0)から下り同
期信号を送信するように指示する。基地局2aは移動
局1aに対して切替え先基地局の無瞬断チャネル切替え
スロットをスロット6で無瞬断チャネル切替え先指定信
号により指定し、基地局2bは切替え先のスロットか
ら下り同期信号を送信する。
【0028】移動局1aは無瞬断チャネル切替え先指定
信号を受信後、基地局2aのスロット6で通信を継続
しながら基地局2bのスロット0で下り同期信号を受
信し、その後に上り同期信号を送信するようにしてい
る。そしてスロット同期を確立後に基地局2bがスロッ
ト0でT−CH信号を送信し、それを受信した移動局
1aは基地局2bにチャネル切替えするものである。
【0029】このように、このチャネル切替え方法1で
は、移動局がチャネル切替えする時、切替え先基地局に
チャネル切替えする移動局の無瞬断チャネル切替えスロ
ットがなければ、図1の如く、自基地局内で切替え先基
地局の空きスロットが無瞬断チャネル切替えスロットに
なる空きスロットに無瞬断チャネル切替えし、その後、
切替え先基地局に移動局を無瞬断チャネル切替えしてい
る。したがって、移動局1aの切替え先基地局に無瞬断
チャネル切替えスロットがなくても、自基地局内に空き
スロットがあれば無瞬断チャネル切替えが可能となる。
【0030】(2)チャネル切替え方法2 図2はチャネル切替え方法2の原理説明図である。この
図2は12多重の場合を例にして移動局1aが基地局2
aから基地局2bに無瞬断チャネル切替えする時を説明
している。図2に示すように、移動局1aは基地局2a
のスロット0を使用して通信中であり、基地局2aの他
スロットに空きスロットは無い。基地局2bでは、移動
局1aの無瞬断チャネル切替えスロットは無い。したが
って上述のチャネル切替え方法1は使用できない。この
時に無瞬断チャネル切替えするために本発明の方法では
次のように動作する。
【0031】基地局制御装置3では、移動局1aが基地
局2aから基地局2bにチャネル切替えする場合、基地
局2bで移動局1aの無瞬断チャネル切替えスロットを
捜すが、図2に示すとおり該当スロットは存在しない。
そこで、基地局2bにおいて移動局1aの無瞬断チャネ
ル切替えスロットを使用して通信している他移動局の中
で、基地局2b内の空きスロットに無瞬断チャネル切替
えできる他移動局を捜す。
【0032】捜した結果、該当する他移動局があったな
らば、その中の1局を基地局2b内のスロット間で無瞬
断チャネル切替えするように指示を出す。図2は捜した
結果が、基地局2bのスロット6を使用中の他移動局1
bであり、スロット0にチャネル切替えさせる例であ
る。指示を受けた基地局2bは、他移動局1bに対して
スロット0にチャネル切替えするように無瞬断チャネル
切替え指定信号をスロット6で送信し、続いてスロッ
ト0で下り同期信号を送信する。
【0033】他移動局1bは無瞬断チャネル切替え先指
定信号を受信すると、スロット6で通信を継続しなが
らスロット0で下り同期信号を受信し、さらに基地局
受信スロット0のタイミングで上り同期信号を送信す
る。基地局2bがスロット0の受信タイミングで上り同
期信号を受信し、同期が完了すると、基地局2bはス
ロット0でT−CH信号を送信し、それを受信した移
動局1bはスロット0にチャネル切替えをする。
【0034】このようにして移動局1bがスロット0に
チャネル切替えを完了したら、基地局2aのスロット0
に対して無瞬断チャネル切替えスロットとなりうる基地
局2bのスロット6が空きスロットとなったことになる
から、基地局制御装置3は、基地局2aに基地局2bの
空いたスロットを移動局1aの無瞬断チャネル切替えス
ロットとして割り当てるように指示し、基地局2bにス
ロット6で下り同期信号を送信するように指示する。
【0035】基地局2aは移動局1aに対して切替え先
基地局2bの空いたスロット6を無瞬断チャネル切替え
スロットとして無瞬断チャネル切替え先指定信号で指
定し、基地局2bはスロット6で下り同期信号を送信
する。移動局1aは、無瞬断チャネル切替え先指定信号
を受信後、基地局2aのスロット0で通信を継続しな
がら基地局2bのスロット6で下り同期信号を受信
し、さらにそれに応じて上り同期信号を送信するよう
にしている。そしてスロット同期確立後に基地局2bが
T−CH信号を送信し、それを受信した移動局1aは
以降、基地局2bにチャネル切替えするものである。
【0036】このように本発明のチャネル切替え方法2
では、移動局1aがチャネル切替えをする時、切替え先
基地局にチャネル切替えする移動局の無瞬断チャネル切
替えスロットがなければ、図2の如く、自基地局内に無
瞬断チャネル切替え可能なスロットが無く切替え先基地
局に空きスロットがあるならば、切替え先基地局におい
て移動局1aの無瞬断チャネル切替えスロットとなり得
るスロットを使用して通信中の移動局の1局を、切替え
先基地局内でチャネル切替えして無瞬断チャネル切替え
スロットを空けるようにし、空いたスロットに移動局1
aを無瞬断チャネル切替えさせるようにしている。した
がって、移動局1aの切替え先基地局に無瞬断チャネル
切替えスロットが無くても、その無瞬断チャネル切替え
スロットを使用中の移動局を無瞬断チャネル切替えでき
るスロットがあれば、移動局1aを無瞬断チャネル切替
えすることが可能となる。
【0037】(3)チャネル切替え方法3 本発明のチャネル切替え方法3では、移動局1aが基地
局2aから基地局2bに無瞬断チャネル切替えをしよう
としたとき、基地局2a・基地局2bの両基地局でチャ
ネル切替えスロットに空きが無い場合または上記チャネ
ル切替え方法1または2を用いても空きができない場合
にチャネル切替えを行うものである。
【0038】移動局1は、周辺基地局の受信レベルを測
定し、基地局に定期報告し、その内容はさらに基地局制
御装置3に報告されている。基地局制御装置3はチャネ
ル切替えの時に、原則的には切替え先基地局として受信
レベルが最も高い基地局を選ぶが、当該切替え先基地局
では上記チャネル切替え方法1または2のどちらの方法
も実現できない場合には、移動局から報告された周辺基
地局の受信レベル情報より、現に通信中の基地局2aの
受信レベルよりも高い受信レベルの基地局で無瞬断チャ
ネル切替えスロットのある基地局、または上記チャネル
切替え方法1または2で無瞬断チャネル切替えスロット
を作れる基地局を捜す。捜した結果、該当基地局が存在
するならば、移動局をその基地局へ無瞬断チャネル切替
えする。
【0039】このように本発明のチャネル切替え方法3
では、移動局1aがチャネル切替えをするとき、切替え
先基地局に移動局1aの無瞬断チャネル切替えスロット
がなく、無瞬断チャネル切替えスロットを作ることもで
きなければ、基地局制御装置3において移動局から定期
報告されてくる周辺基地局の受信レベルを見て、移動局
1aの使用している基地局の受信レベルよりも高い受信
レベルの基地局で、受信レベルの高い基地局順などにテ
ーブルを作り、テーブルのトップから無瞬断チャネル切
替えスロットを捜し、無い場合には無瞬断チャネル切替
えスロットを作るといった動作をしていくようにしてい
る。従って、移動局1aがチャネル切替えする第1希望
の基地局に無瞬断チャネル切替えスロットが無くても、
移動局1aは無瞬断チャネル切替えすることが可能とな
る。
【0040】(4)チャネル切替え方法4 本発明のチャネル切替え方法4は、上記チャネル切替え
方法1、2または3でも無瞬断チャネル切替えできない
場合に適用する。基地局制御装置3では、チャネル切替
えする移動局を認識しておき、移動局1aの無瞬断チャ
ネル切替えスロットが切替え先基地局において空きにな
るまで待ち、空きになれば移動局1aをその空きスロッ
トに無瞬断チャネル切替えをする。
【0041】このように本発明のチャネル切替え方法4
では、移動局1aがチャネル切替えする時、切替え先基
地局及び周辺基地局から捜した移動局1aの使用してい
る基地局の受信レベルよりも高い受信レベルの基地局で
も無瞬断チャネル切替えスロットを作ることができなけ
れば、基地局制御装置3が無瞬断チャネル切替えスロッ
トを切替え先基地局または周辺基地局から捜した移動局
1aの使用している基地局の受信レベルよりも高い受信
レベルの基地局の中で無瞬断チャネル切替えスロットを
作れると判断しチャネル切替えの指示をしてくるまで、
基地局2はチャネル切替えを行わない。よって基地局2
が移動局1aの通信品質を監視しつつそれが限界になっ
たと判断するまで無瞬断チャネル切替えを待たせること
ができるようになる。したがって、移動局に無瞬断チャ
ネル切替えが必要になった時、無瞬断チャネル切替えを
することができる可能性が高くなることとなる。
【0042】(5)チャネル切替え方法5 上記チャネル切替え方法4では切替え先基地局において
無瞬断チャネル切替えスロットの空きが生じないと何時
までもチャネル切替えできないので、その間に現行の基
地局と移動局の通信品質が著しく劣化してしまうおそれ
がある。そこで、本発明のチャネル切替え方法5では、
移動局1は、通信中スロットの下り通信品質を測定し
(受信レベルを測定する機能とBERを推定する機
能)、その値を無線状態報告1にて定期的に基地局に報
告し、基地局2は上り通信品質(移動局の上り受信レベ
ルを測定する機能と上りBERを推定する機能)を測定
し、上り・下り通信品質が通信を行うことが可能な品質
を満たしているかどうかを監視する。そして、移動局の
通信品質が通信を行うことができる品質以下に落ちる手
前の値で、基地局制御装置3に無瞬断ではない通常のチ
ャネル切替えを要求するようにしている。これにより、
基地局制御装置3は無瞬断チャネル切替えを実施するた
めに移動局の通信品質の限界までチャネル切替えを待た
せることが可能となり、移動局は可能な限り無瞬断チャ
ネル切替えが行えるようになる。
【0043】このように本発明のチャネル切替え方法5
では、移動局1aがチャネル切替えするとき、切替え先
基地局及び周辺基地局から捜した移動局1aの使用して
いる基地局の受信レベルよりも高い受信レベルの基地局
でも無瞬断チャネル切替えスロットを作ることができな
ければ、基地局制御装置3が無瞬断チャネル切替えスロ
ットを切替え先基地局または周辺基地局から捜した移動
局1aの使用している基地局の受信レベルよりも高い受
信レベルの基地局の中で無瞬断チャネル切替えスロット
を作れると判断しチャネル切替えの指示をしてくるま
で、基地局2は、上り通信品質と移動局が定期的に報告
してくる下り通信品質を監視するようにしており、さら
に基地局2がチャネル切替えを必要としている移動局の
通信品質が限界であると判断したらば、基地局制御装置
3にチャネル切替えの要求をあげるようにしている。基
地局制御装置3は要求を受けると、チャネル切替えを必
要としている移動局が受信する一番受信レベルが高い基
地局にチャネル切替えできるように移動局の報告してく
る周辺基地局の情報を用いて、空きスロットのある基地
局の中で一番受信レベルの高かった基地局の空きスロッ
トにチャネル切替えさせるように指示している。したが
って、移動局にチャネル切替えが必要になったとき、無
瞬断チャネル切替えができなかったとしても移動局には
チャネル切替えさせることができ、通信を継続すること
ができるようになる。
【0044】(6)チャネル切替え方法6 通常、図5に示すようなフォーマットで移動局1から基
地局制御装置3に対して発信信号等で移動局の通信状態
や移動局種別を報告している。例えば、データ通信識別
情報として、音声通信のみか、音声+データ通信か、デ
ータ通信のみかを報告し、また移動局種別として一般移
動局か、優先移動局(VIP用、災害対策用など)か、
保守用移動局かを報告している。
【0045】本発明のチャネル切替え方法6では、基地
局制御装置3は全移動局に無瞬断チャネル切替え方式を
採用するか、データ通信をしている移動局のみに無瞬断
チャネル切替えさせるか、あるいは優先移動局にのみ無
瞬断チャネル切替えさせるかを認識する。基地局制御装
置3に全移動局に無瞬断チャネル切替えを採用すると認
識させておくと、移動局から報告されてくる通信状態や
移動局種別に関係なく無瞬断チャネル切替えをさせるべ
く基地局に指示を出すようになる。また基地局制御装置
3にデータ通信の移動局のみ無瞬断チャネル切替えを採
用すると認識させておくと、移動局から報告されてくる
通信状態がデータ通信を表しているときのみ無瞬断チャ
ネル切替えをさせるべく基地局に指示を出すようにな
る。また基地局制御装置3に優先移動局のみに無瞬断チ
ャネル切替えを採用すると認識させておくと、移動局か
ら報告されてくる移動局種別が優先移動局を表している
時のみ無瞬断チャネル切替えをさせるべく基地局に指示
を出すようになる。
【0046】このように、本発明のチャネル切替え方法
6では、基地局制御装置3は、移動局が報告してくる通
信状態や移動局種別を見て、自装置で認識している情報
と一致した時のみ移動局に無瞬断チャネル切替えさせる
ように基地局2に指示を出し、基地局2は指示を受ける
と無瞬断チャネル切替えならば無瞬断チャネル切替え用
の信号で、そうでないならば瞬断ありのチャネル切替え
用信号で移動局に切替え先チャネルスロットを指定する
こととなる。したがって、たとえ無瞬断チャネル切替え
ができなかった場合にでも、通信の継続が可能となる。
【0047】(7)チャネル切替え方法7 本発明のチャネル切替え方法7では、移動局からの接続
要求またはチャネル切替え要求があると、基地局制御装
置3はその時点でT−CHを割り当てる基地局2bの周
辺基地局のスロット使用状況を見て、周辺基地局で一番
使用されているスロットから順番に、接続要求のあった
基地局にそのスロットを割り当てるように指示をするよ
うにしている。
【0048】このように本発明のチャネル切替え方法7
では、移動局から接続要求またはチャネル切替えが必要
になった時、基地局制御装置3は基地局の空きスロット
の内で、周辺基地局において使われている数の多いスロ
ットを割り当てるようにしている。従って、移動局がチ
ャネル切替えする場合には、無瞬断チャネル切替えスロ
ットが空きスロットとなっている確率が高くなり、無瞬
断チャネル切替え実行時を実行できる確率が高くなる。
【0049】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の移動通信のチ
ャネル切替え方法の実施例を説明する。なお、以下の実
施例が適用される移動通信システムは図3に示したもの
と同じであり、この通信システムはTDMA方式移動通
信で各基地局間のスロット同期がとれている通信システ
ムであるものとする。
【0050】(1)チャネル切替え方法1の実施例 図9は本発明の移動通信のチャネル切替え方法1の一実
施例を説明するタイムチャートであり、6多重している
場合に基地局2aで通信中の移動局1aが基地局2bへ
チャネル切替えするときの実施例を示している
【0051】図中、は無瞬断チャネル切替え先指定信
号であり、図10のようなフォーマットとビットアサイ
ンを用いて無瞬断チャネル切替えを指定する。すなわ
ち、図10は無線切替え先チャネル指定信号のメッセー
ジ内容を示すもので、メッセージ種別、周波数コード、
スロット番号、カラーコード、スクランブルコード、移
動局送信電力指定、チャネル情報などの内容を含み、こ
のうち、メッセージ種別が“11100000”のビッ
トアサインであれば瞬断ありの切替え先無線チャネル指
定を表し、“11111111”であれば無瞬断切替え
先無線チャネル指定を表す。
【0052】図9に示すとおり、基地局2aのスロット
0を使用して通信中の移動局1aがあり、基地局2aで
は他のスロットは空きスロットになっている。切替え先
基地局2bでは、移動局1aの無瞬断チャネル切替えス
ロットは無い。このような状況において、移動局1aに
チャネル切替えが必要になったとすると、無瞬断チャネ
ル切替えをするために次のように動作する。
【0053】まず、基地局制御装置3がチャネル切替え
経路として移動局1aを基地局2a内においてそのスロ
ット0からスロット3に無瞬断チャネル切替えしてから
基地局2bのスロット0に無瞬断チャネル切替えさせる
と決定する。このように決定したならば、基地局制御装
置3は、基地局2aに対して、基地局2aのスロット0
を通じて移動局1aに、移動局1aが切替え先基地局2
bのスロット0を無瞬断チャネル切替えスロットにでき
るように、基地局2aのスロット0からスロット3に無
瞬断チャネル切替えさせるように指示する。
【0054】基地局2aは指示を受けると、スロット0
を通じて無瞬断チャネル切替え先指定信号で移動局1
aにスロット3を指定し、続いて送信スロット3のタイ
ミングで下り同期信号を送信する。
【0055】無瞬断チャネル切替え先指定信号を受信
した移動局1aは、無瞬断チャネル切替えであると認識
し、スロット0で通信を継続しながらスロット3で下り
同期信号を受信する。移動局はこの下り同期信号を
受信すると、基地局受信のスロット3のタイミングで上
り同期信号を送信する。
【0056】基地局2aがスロット3の受信タイミング
で上り同期信号を受信してスロット3での同期を完了
すると、次のスロット3でT−CH信号を送信する。
それを受信した移動局1aは、スロット3での同期を完
了すると、次のスロット3でT−CHを送信し、それを
受信した移動局1aはスロット3でT−CH信号を送信
し、スロット3に無瞬断チャネル切替えをする。
【0057】このようにして移動局1aがスロット3に
無瞬断チャネル切替えすると、基地局制御装置3は本来
の切替え先である基地局2bのスロット0に無瞬断チャ
ネル切替えさせるように基地局2aに指示を出し、切替
え先基地局である基地局2bにスロット0で下り同期信
号を送信するように指示をする。
【0058】基地局2aは指示を受けると、移動局1a
に対してスロット3を通じて無瞬断チャネル切替え先指
定信号で基地局2bのスロット0を指定し、一方、基
地局2bは下り同期信号をスロット0で送信開始す
る。
【0059】移動局1aは基地局2aからの無瞬断チャ
ネル切替え先指定信号を受信すると、無瞬断チャネル
切替えであると認識し、基地局2aのスロット3で通信
を継続しながら基地局2bのスロット0で下り同期信号
を受信し、その受信後に上り同期信号を基地局2b
受信のスロット0で送信する。
【0060】基地局2bがスロット0の受信で上り同期
信号を受信して同期を完了すると次のスロット0でT
−CH信号を送信し、それを受信した移動局1aは基
地局2bのスロット0に無瞬断チャネル切替えする。
【0061】(2)チャネル切替え方法2の実施例 図11は本発明の移動通信のチャネル切替え方法の一実
施例を示す図であり、6多重している場合に基地局2a
で通信中の移動局1aが基地局2aから基地局2bへチ
ャネル切替えする時の実施例を示している。図中、は
無瞬断チャネル切替え先指定信号であり、前述同様に図
10のようなフォーマットとビットアサインを用いて無
瞬断チャネル切替えを指定する。
【0062】図11に示すとおり、現在、基地局2aの
スロット0を使用して通信中の移動局1aがあるものと
する。切替え先基地局2bでは、移動局1aの無瞬断チ
ャネル切替えスロットはない。一方、基地局2aでは、
上述の実施例のような移動局1aが切替え先基地局の空
きスロットを無瞬断チャネル切替えスロットとできる通
信中基地局内の無瞬断チャネル切替えスロットはない。
このような状況において、移動局1aにチャネル切替え
が必要になったとすると、無瞬断チャネル切替えをする
ために次のように動作する。
【0063】まず、基地局制御装置3は、チャネル切替
え経路として、基地局2bで移動局1aの無瞬断チャネ
ル切替えスロットであるスロット3で通信している移動
局1bを、基地局2bの空きスロット0に無瞬断チャネ
ル切替えさせてスロット3を空けて、その空けたスロッ
ト3に移動局1aを無瞬断チャネル切替えさせると決定
する。このように決定したならば、基地局制御装置3
は、基地局2bに対して、基地局2b内において移動局
1bをスロット3からスロット0に無瞬断チャネル切替
えさせるように指示をする。
【0064】基地局2bは指示を受けると、スロット3
を通じて無瞬断チャネル切替え先指定信号で移動局1
bに対してスロット0を指定し、スロット0で下り同期
信号を送信する。
【0065】無瞬断チャネル切替え先指定信号を受信
した移動局1bは、無瞬断チャネル切替えであると認識
し、スロット3で通信を継続しながらスロット0で下り
同期信号を受信する。移動局1bはこの下り同期信号
を受信するとさらに基地局受信スロット0で上り同期
信号を送信する。
【0066】基地局2bが上り同期信号をスロット0
で受信して同期を完了すると、次のスロット0でT−C
H信号を送信し、それを受信した移動局1bはスロッ
ト0に無瞬断チャネル切替えする。この動作により移動
局1aの無瞬断チャネル切替えスロットである基地局2
bのスロット3が空けられる。
【0067】次に、基地局制御装置3は、その空けられ
たスロット3に移動局1aを無瞬断チャネル切替えする
ために、基地局2aに移動局1aを基地局2bのスロッ
ト3に無瞬断チャネル切替えさせるように指示し、基地
局2bにスロット3で下り同期信号を送信するように
指示する。
【0068】基地局2aは指示を受けると、スロット0
の送信で移動局1aに対し無瞬断チャネル切替え先指定
信号を送信して移動局1aに基地局2bのスロット3
を指定する。また、基地局2bはスロット3で下り同期
信号を送信開始する。
【0069】移動局1aは無瞬断チャネル切替え先指定
信号を受信すると、無瞬断チャネル切替えであると認
識し、基地局2aのスロット0で通信を継続しながら基
地局2bのスロット3で下り同期信号を受信する。移
動局1aは下り同期信号を受信すると、その受信後に
上り同期信号を基地局2bの受信スロット3で送信す
る。基地局2bがスロット3の受信タイミングで上り同
期信号を受信し、同期を完了すると、次のスロット3
でT−CH信号を送信し、それを受信した移動局1a
は基地局2bのスロット3に無瞬断チャネル切替えす
る。
【0070】(3)チャネル切替え方法3の実施例 上記実施例のチャネル切替え方法1または2を用いて
も、切替え先基地局に無瞬断チャネル切替えができない
場合には、基地局制御装置3は、移動局からの定期報告
(例えば図13に示すような無線状態報告1)で報告さ
れてくる自通信基地局と周辺基地局の受信レベルを用い
て、切替え先基地局を除く周辺基地局で現在通信中基地
局よりも受信レベルの高い基地局を選ぶ。図13はこの
定期報告される無線状態報告の例であり、図示のよう
に、この報告には、メッセージ種別、自ゾーンの受信レ
ベル、ゾーン選択数の他、周辺ゾーンの受信レベルとと
まり木チャネル番号を含む。
【0071】基地局制御装置3は、上記により選んだ基
地局で受信レベルの高い順番にテーブルを作成して、テ
ーブルのトップから、その基地局に無瞬断チャネル切替
えスロットがあるか、もしくは無瞬断チャネル切替えス
ロットを作れないかを判断するようにしている。そし
て、無瞬断チャネル切替えスロットがある、または無瞬
断チャネル切替えスロットが作れると判断した時点で、
通常の無瞬断チャネル切替え方法、または上記実施例の
チャネル切替え方法1または2で無瞬断チャネル切替え
する。
【0072】(4)チャネル切替え方法4の実施例 本発明のチャネル切替え方法4の実施例では、現に通信
中の基地局2aで例えば図14に示すような移動局が定
期的に報告してくるRCH信号で下り受信レベル及び下
りBER(ビット誤り率)を監視している。図14に示
すように、上りRCH情報ビットは状態報告を含み、こ
の状態報告は受信レベルを表すRSSIとBERを含
む。RSSI値はそのビットパターンに対応して受信レ
ベルのクラスが決定され、またBER値もそのビットパ
ターンに対応してBER値のクラスが決定される。これ
らの受信レベル・誤り率(BER値)は状態報告信号と
してスーパーフレームの1番目の受信チャネルRCHで
送信される。また、基地局2aでは移動局の送信する信
号で上り受信レベルの測定及び上りBERの推定をし、
監視するようにしている。
【0073】基地局2aはこれらを用いて移動局1aの
上り通信品質・下り通信品質のいずれかが規定の値以下
に劣化するか否かを監視しており、規定の値を割ったな
らば、基地局制御装置3にチャネル切替えを依頼するよ
うにしている。したがって、基地局制御装置3はチャネ
ル切替えする移動局1aが通信品質の限界に達するまで
無瞬断チャネル切替えスロットを判断する時間があるこ
ととなる。すなわち、切替え先基地局または周辺基地局
から選びだした現在通信中の基地局2aよりも受信レベ
ルの高い基地局の中で、無瞬断チャネル切替えスロット
が空きスロットになるか、無瞬断チャネル切替えスロッ
トを作ることができるようになるまで移動局を待たせる
ようにしているのである。
【0074】(5)チャネル切替え方法5の実施例 また、本発明のチャネル切替え方法5の実施例では、上
述の機能で移動局1aの無瞬断チャネル切替えスロット
が空きになるか空きとできるまで待たせるようにしてい
るので、移動局1aのチャネル切替えを待たせていて基
地局2aで通信品質が悪くなったと判断すると、チャネ
ル切替えをするように基地局制御装置3に依頼をするよ
うにしている。基地局制御装置3は依頼を受けると、そ
の時点でチャネル切替えを必要とする移動局が定期報告
してきた周辺基地局と受信レベルを用いて、報告された
周辺基地局から空きスロットのある基地局を選択して、
現に通信中の基地局2aよりも高い受信レベルの高い基
地局で且つ一番受信レベルの高い基地局の空きスロット
に瞬断ありのチャネル切替えさせるように指示を出し、
切替え先基地局にチャネル切替えスロットから下り同期
信号を送信するように指示する。
【0075】基地局2aは指示を受けると、基地局制御
装置3に指示された基地局の空きスロットを無瞬断チャ
ネル切替えでは無い切替え先無線チャネル指定’で指
定し、移動局1aはこのチャネル切替え先指定信号’
を受信すると、現在の通信の継続を一時中断して、指定
された基地局のスロットで下り同期信号を受信し、そ
の受信後に上り同期信号を送信する。切替え先基地局
が上り同期信号を受信し同期を完了すると、切替え先
基地局のチャネル切替えしたスロットで中断していた通
信を再開する。
【0076】(6)チャネル切替え方法6の実施例 図12は、チャネル切替え方法6の実施例を行うための
信号フォーマットの実施例であり、移動局が発呼・着呼
及びチャネル切替え時に報告してくる自移動局の通信状
態や移動局種別の信号の一例である。なお、発信無線状
態報告は発呼時、着信無線状態報告は着呼時に必ず報告
する信号であり、また無線状態報告1は定期的に移動局
が報告してくる信号であり、図12は既存の信号に手を
加えたものである。図中、図5で示したものと同一のも
のは同一の記号で示してある。
【0077】全移動局を対象とした無瞬断チャネル切替
えでは、基地局制御装置3は、移動局が報告してきた内
容に関係無く基地局2に無瞬断チャネル切替えさせるこ
とを指示し、基地局2は切替え先無線チャネル指定信号
のメッセージ種別を、無瞬断切替え先無線チャネル指
定を表す“11111111”にして送信する。
【0078】また、データ通信をしている移動局にのみ
無瞬断チャネル切替えをさせる場合には、図12に示す
各信号の中のデータ通信識別でデータ通信を表す“11
111111”または“00001111”で報告して
きた移動局がチャネル切替えする時にのみ、基地局制御
装置3は基地局2に対して無瞬断チャネル切替えの指示
をする。基地局2は無瞬断チャネル切替えの指示を受け
ると、図10に示した信号のメッセージ種別を無瞬断切
替え先無線チャネル指定を表す“11111111”に
して送信し、それ以外の場合は“11100000”と
して送信するようにすれば良い。
【0079】また優先移動局にのみ無瞬断チャネル切替
えをさせたい場合には、図12に示す各信号の中の移動
局種別の移動局分類で優先移動局を表す“01”で報告
してきた移動局がチャネル切替えする時にのみ、基地局
制御装置3は基地局2に対して無瞬断チャネル切替えの
指示をする。基地局2は無瞬断チャネル切替えの指示を
受けると、図10に示した信号のメッセージ種別を“1
1111111”にして送信し、それ以外の場合は、
“11100000”として送信するようにすれば良
い。
【0080】(7)チャネル切替え方法7の実施例 本発明のチャネル切替え方法7の実施例では、移動局か
らの接続要求またはチャネル切替え要求があると、基地
局制御装置3はその時点で周辺基地局のスロット使用状
況を見て、周辺基地局で一番使用されているスロットか
ら順番に、接続要求のあった基地局にスロットの割当て
を行うようにしている。
【0081】図15〜図18は以上の実施例を全て組み
込んだ動作手順を示すフローチャートである。同フロー
チャートにおいて、ステップS1〜S6は通常の無瞬断
チャネル切替えを行う場合の手順であり、ステップS7
〜S11は上述した本発明のチャネル切替え方法1で無
瞬断チャネル切替えを行う場合の手順であり、ステップ
12〜14は通常方法でもチャネル切替え方法1でも無
瞬断チャネル切替えが行えない時に本発明のチャネル切
替え方法2を行う場合の手順であり、ステップS15〜
18は通常方法、チャネル切替え方法1または2でも無
瞬断チャネル切替えが行えない時に本発明のチャネル切
替え方法3を行う場合の手順である。またステップS1
9からステップ1に戻るループはチャネル切替え方法3
も行えない時に本発明のチャネル切替え方法4を行う場
合の手順であり、ステップS20は本発明のチャネル切
替え方法5を行う場合の手順である。またステップS2
1〜S24は本発明のチャネル切替え方法6を行う場合
の手順である。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
チャネル切替えが必要な移動局が通信を継続しながら同
期をとることができるスロットが空きスロットでなくて
も、無瞬断チャネル切替えが極力行えるようになり、も
しも、無瞬断チャネル切替えができない場合には、最悪
でも通信の継続は行えるようになる。また、特定の通信
形態や移動局種別に対して無瞬断チャネル切替えを提供
できるといったサービスも可能となる。従って、チャネ
ル切替えによる瞬断を最小限に抑えることができ、さら
に特定ユーザー向けのサービスも可能とできることによ
り、ディジタル移動通信方式のチャネル切替えの性能向
上、信頼性向上、サービス向上に寄与するところが大き
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るチャネル切替え方法1の原理説明
図である。
【図2】本発明に係るチャネル切替え方法2原理説明図
である。
【図3】本発明が適用される移動通信システムの例を示
す図である。
【図4】無瞬断チャネル切替え先指定信号の一例を示す
図である。
【図5】移動局の通信形態認識手段の一例を示す図であ
る。
【図6】6多重の場合の基地局と移動局の通信中状態を
説明する図である。
【図7】6多重の場合の従来技術を説明する図である。
【図8】6多重の場合の従来技術を説明する図である。
【図9】本発明のチャネル切替え方法1の実施例を示す
図である。
【図10】切替え先無線チャネル指定信号の一実施例を
示す図である。
【図11】本発明のチャネル切替え方法2の実施例を示
す図である。
【図12】移動局が発呼・着呼及びチャネル切替え時に
報告してくる信号フォーマットの例を示す図である。
【図13】無線状態報告1の信号フォーマットの例を示
す図である。
【図14】上りRCH情報ビットの構成例を示す図であ
る。
【図15】基地局制御装置の無線チャネル割当て手順の
一実施例を示すローチャート(1/4)である。
【図16】基地局制御装置の無線チャネル割当て手順の
一実施例を示すローチャート(2/4)である。
【図17】基地局制御装置の無線チャネル割当て手順の
一実施例を示すローチャート(3/4)である。
【図18】基地局制御装置の無線チャネル割当て手順の
一実施例を示すローチャート(4/4)である。
【符号の説明】
1:移動局 2:基地局 3:基地局制御装置 :無瞬断チャネル切替え指定信号(切替え先無線チャ
ネル指定信号) :下り同期バースト信号 :上り同期バースト信号 、:TCH信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04Q 7/38 H04J 3/06 D H04B 7/26 109 N

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】TDMA方式移動通信で各基地局間のスロ
    ット同期がとれているシステムの通信中移動局のチャネ
    ル切替え方法であって、 現基地局と通信中の移動局が、現基地局から切替え先基
    地局にチャネル切替えをしようとした時に、切替え先基
    地局の空きスロットに移動局が現基地局で通信を継続し
    ながら同期をとることのできるスロットがない場合、現
    基地局内の空きスロットの中で切替え先基地局にチャネ
    ル切替えをする時に現基地局で通信を継続しながら同期
    をとることができるスロットへ移動局をチャネル切替え
    し、その後、切替え先基地局にチャネル切替えをするこ
    とを特徴とする移動通信のチャネル切替え方法。
  2. 【請求項2】TDMA方式移動通信で各基地局間のスロ
    ット同期がとれているシステムの通信中移動局のチャネ
    ル切替え方法であって、 現基地局と通信中の移動局が、現基地局から切替え先基
    地局にチャネル切替えをしようとした時に、切替え先基
    地局の空きスロットに移動局が現基地局で通信を継続し
    ながら同期をとることのできるスロットがない場合、切
    替え先基地局で通信中の他移動局の中で移動局が現基地
    局と通信を継続しながら同期をとることができるスロッ
    トを使用中の他移動局の中の少なくとも1局を、切替え
    先基地局内の空きスロットにチャネル切替えさせ、その
    後、そのチャネル切替えによって空いたスロットに移動
    局をチャネル切替えすることを特徴とする移動通信のチ
    ャネル切替え方法。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の方法を用いても、
    切替え先基地局において移動局が現基地局で通信を継続
    しながら切替え先基地局と同期をとることができるスロ
    ットが作れない場合、移動局が第3の基地局でも通信可
    能であり、その第3の基地局に移動局が現基地局と通信
    を継続しながら同期をとることができる空きスロットが
    あるか、もしくは第3の基地局で請求項1または2記載
    の方法で移動局が現基地局と通信を継続しながら同期を
    とることができる空きスロットを作ることが可能である
    ならば、移動局を現基地局から上記第3の基地局にチャ
    ネル切替えすることを特徴とする移動通信のチャネル切
    替え方法。
  4. 【請求項4】請求項1、2または3記載の方法を用いて
    も、移動局が現基地局で通信を継続しながら同期をとる
    ことができる空きスロットをどこの基地局でも作れない
    場合、請求項1、2または3記載の方法で空きスロット
    が作れるようになるまで待ってチャネル切替えをするこ
    とを特徴とする移動通信のチャネル切替え方法。
  5. 【請求項5】請求項4記載の方法において、現基地局と
    通信中の移動局の通信品質が限界になったならば、通信
    品質を満足できる基地局に無瞬断でなくチャネル切替え
    をすることを特徴とする移動体通信のチャネル切替え方
    法。
  6. 【請求項6】請求項1〜5のいずれかに記載の方法を、
    全ての通信形態、データ通信を行っている移動局にの
    み、あるいは優先移動局にのみ適用することを特徴とす
    る移動通信のチャネル切替え方法。
  7. 【請求項7】請求項1〜6のいずれかに記載の方法にお
    いて、 各基地局は、移動局からの接続要求または移動局にチャ
    ネル切替えの必要が生じた場合、周辺基地局で一番多く
    通信中となっているスロットと同一スロットから割り当
    てていくことを特徴とする移動通信のチャネル切替え方
    法。
  8. 【請求項8】請求項1〜7のいずれかに記載の方法を用
    いてチャネル指定する基地局装置。
JP6213498A 1994-09-07 1994-09-07 移動通信のチャネル切替え方法 Withdrawn JPH0879818A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6213498A JPH0879818A (ja) 1994-09-07 1994-09-07 移動通信のチャネル切替え方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6213498A JPH0879818A (ja) 1994-09-07 1994-09-07 移動通信のチャネル切替え方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0879818A true JPH0879818A (ja) 1996-03-22

Family

ID=16640196

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6213498A Withdrawn JPH0879818A (ja) 1994-09-07 1994-09-07 移動通信のチャネル切替え方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0879818A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009524996A (ja) * 2006-01-27 2009-07-02 アルカテル−ルーセント ユーエスエー インコーポレーテッド ソフト・ハンドオフの間にチャネル化コードの使用を管理する方法
JP2012034399A (ja) * 2011-09-26 2012-02-16 Ntt Docomo Inc 移動通信システムで使用される基地局装置、ユーザ装置及び方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009524996A (ja) * 2006-01-27 2009-07-02 アルカテル−ルーセント ユーエスエー インコーポレーテッド ソフト・ハンドオフの間にチャネル化コードの使用を管理する方法
JP2012034399A (ja) * 2011-09-26 2012-02-16 Ntt Docomo Inc 移動通信システムで使用される基地局装置、ユーザ装置及び方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5748624A (en) Method of time-slot allocation in a TDMA communication system
KR960015856B1 (ko) 고급 이동전화 시스템(amps)에서 셀룰러 데이타 네트워킹(cdn)을 수행하기 위한 장치, 방법 및 이동 데이타 무선전화
JP3965494B2 (ja) 通信チャンネル設定期間中にデータ伝送を選択的に抑止するcdma通信システム
EP0466139B1 (en) Mobile radio communication system
US6611507B1 (en) System and method for effecting information transmission and soft handoff between frequency division duplex and time division duplex communications systems
KR100971868B1 (ko) 셀룰러 통신 시스템에서의 핸드오버
US20050141452A1 (en) Base station for facilitating handover in TDMA communications
JPH09163431A (ja) 無線チャネル割当て方法
CN101094523A (zh) 无线电网络系统、无线电基站及所使用的切换控制方法
JPH09233051A (ja) Cdma移動通信システムにおけるマルチアクセス方法および移動局ならびに基地局
JPH06284466A (ja) 移動無線電話通信装置
JP2000269882A (ja) 無線電話システムにおける遅延補正システム
JPH08168070A (ja) セルラ型移動無線通信方式における無線基地局の選択方法
US8416704B2 (en) Radio communication system and communication method
JPH0879818A (ja) 移動通信のチャネル切替え方法
AU9625898A (en) A method of base station reconfiguration
JP3037156B2 (ja) 双方向無線呼び出しシステム
JPH07154843A (ja) ディジタル移動通信システム
JP2786171B2 (ja) デジタル移動通信システム
CN101193046A (zh) 异步小区/扇区通信方法和装置
JPH0918941A (ja) 無線通信システム
JPH1169406A (ja) 移動通信システム
JP3070751B2 (ja) 移動通信における切替先チャネル選択方法
JPH03102925A (ja) 無線ゾーン選択方法
KR100500225B1 (ko) 통신채널의설정동안데이터전송을선택적으로억제시키는cdma통신시스템

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20011120