JPH0879338A - 携帯電話装置 - Google Patents

携帯電話装置

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Publication number
JPH0879338A
JPH0879338A JP6205567A JP20556794A JPH0879338A JP H0879338 A JPH0879338 A JP H0879338A JP 6205567 A JP6205567 A JP 6205567A JP 20556794 A JP20556794 A JP 20556794A JP H0879338 A JPH0879338 A JP H0879338A
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JP
Japan
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audio
voice
mobile phone
switch
predetermined time
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Application number
JP6205567A
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English (en)
Inventor
Hajime Kamiyoshi
一 神吉
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

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  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 音声発生のレスポンス性能を損なうことな
く、ポップノイズの発生を抑制することが可能な携帯電
話装置を提供することを目的としている。 【構成】 音声出力デバイス8、9、10へ電源供給が
なされる前に、カップリングコンデンサ13、14、2
1をコーデックIC6のDC出力レベルにチャージさせ
て、ポップノイズの発生を抑制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車に搭載された
り、或いは、携帯される端末機を、無線で以て一般電話
回線網に接続して通話することを可能となす携帯電話装
置に関するものであり、特に、その音声出力回路部の改
良に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話装置は、ポケット等に収容して
持ち運び使用されるものであるため、充電可能な二次電
池(バッテリ)を搭載することにより、その回路が駆動
されるようになっている。そして、電池容量や端末の大
きさ、通話時間等を考慮すると、送信電力は必然的に小
電力のものとなっている。例えば、PDC(パーソナル
デジタルセルラー)システムでの端末機の最大送信出力
は0.3〜3W程度となっている。
【0003】このため、携帯電話装置にあっては、電力
消費を軽減して使用可能時間(具体的には、待ち受け時
間や通話時間)をより長くすることがこの分野での重要
な競争課題となっている。電力消費の軽減方法として
は、これまでにもいくつかの方法が考えられているが、
消費電流の大きな音声再生回路に対する電源制御もその
中の一つである。即ち、音声再生回路では、通話中や、
ダイヤルキーをプッシュして発呼する時や、着信してリ
ンガーを発生させる時については電源の供給を受けてい
るが、待ち受け状態では電源の供給を受けていない。
【0004】図5は、従来の携帯電話装置における音声
再生回路の構成を示すブロック図である。この音声再生
回路では、音声信号処理用のDSP(デジタルシグナル
プロセッサ)22からのPCM(パルス符号変調)信号
23を、コーデックIC6でD/A変換してアナログの
音声信号24を得ている。そして、この音声信号24を
増幅して、リンガー19やスピーカ15、またイヤホン
16から出力することにより音声が再生されるようにな
っている。更に、通話保留時に再生されるメロディ音に
ついては、専用のメロディIC25によって得ている。
【0005】ここに示す回路構成では、出力する音声の
種類やその再生経路に応じて、コーデックIC6から出
力される音声信号24の信号経路を切り換えてやる必要
があるが、そのためにアナログスイッチ7(図中、破線
で囲んで示す)が使用されている。このアナログスイッ
チ7は、一般に、回路の簡略化を図るため、単一5V電
源仕様のアナログスイッチが使用されている。具体的に
は、図で示すように、信号経路切り換えのための4つの
スイッチ20、11、12、32が備えられており、そ
れらの各スイッチは、システム制御用のマイコン1が発
生する各スイッチ制御信号28、26、27、31によ
ってコントロールされるようになっている。
【0006】また、適時、各スイッチによって切り換え
られた音声信号24については、対応するカップリング
コンデンサ21、13、14を介して、リンガー駆動ア
ンプ10、スピーカ駆動アンプ8、イヤホン駆動アンプ
9へ入力されて増幅され、リンガー19、スピーカ1
5、イヤホン16から音声となって出力される。更に、
各駆動アンプ10、8、9には、マイコン1からのミュ
ートタイミング信号30、17、29が入力されて、音
声部分のみが再生されるようにミュート処理(後述す
る)が行われるようになっている。
【0007】なお、上記コーデックIC6、メロディI
C25、アナログスイッチ7、リンガ駆動アンプ10、
スピーカ駆動アンプ8、イヤホン駆動アンプ9の個々に
対しては、5V電源制御部4により、5Vの電源(図示
せず)が供給されるように制御されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図6は、図5に示す回
路要部における信号の、キー押下操作に伴う変化を示す
波形図である。(a)は、アナログスイッチ7に対する
スイッチ制御信号26、27、28のキー押下操作に伴
う動作タイミングを示す。また、(b)は、コーデック
IC6から出力される音声信号24のDCレベル変化を
示しており、スイッチ制御信号26、27、28が
(a)に示すようにONされると同時にOVから急激に
立上がり2.5Vとなる。そして、このDCレベルの立
ち上がりは、夫々のカップリングコンデンサ13、1
4、21にて微分成分を発生させ、これが次なる駆動ア
ンプ8、9、10で増幅されてポップノイズ(インパル
ス性の雑音であって、10KHz迄の可聴ノイズとして
現れる)となる。即ち、(c)は、各駆動アンプ8、
9、10の出力波形を示しており、音声信号24のDC
レベルの立上がりに伴って発生したポップノイズが、M
AX200msec後に出力されるDTMF音に重畳さ
れて出力される。このポップノイズは、利用者が利用し
ようとする時(キー操作を行っている最中)と同期して
発生するため、音声品質を劣化させることとなり、利用
者に対しては違和感をいだかせる。
【0009】なお、MAX200msecとしたのは、
コーデックIC6が音声信号24を出力してから200
msecを越えて音声出力した場合には、反応が遅く感
じられるからである。このような不具合に対しては、か
かるポップノイズをミュートする対策が考えられる。ミ
ュート処理は、一般に、差動アンプを使用し、その動作
時間を制御することにより行われる。即ち、差動アンプ
を動作させることにより、ミュートを解除して音声を出
力させ、差動アンプを動作させない場合には、同位相の
音声出力が得られるようになっている。
【0010】(d)は、ミュートタイミング信号17、
29、30の動作タイミングを示しており、音声信号2
4のDCレベルの立上がりから200msec経過する
迄にミュートが解除されるように制御される。この結
果、(e)に示すように、音声出力デバイス15、1
6、19からは、発生したポップノイズがミュートされ
て出力される。
【0011】しかしながら、カップリングコンデンサの
容量(通常は0.1μF程度のものが使用される)とそ
の入出力インピーダンスによって形成されるハイパスフ
ィルタのカットオフ周波数を低域に維持するためには、
キャパシティブ・リアクタンスとなるコンデンサ容量を
大きくする必要があり、ノイズ時定数は必然的に長くな
らざるを得ない。
【0012】図7は、図6に示す各信号波形に対し、音
声信号24のDCレベルの立上がりの時定数を大きくし
た場合における信号変化を示す波形図である。図で示す
ように、ポップノイズレベルを低下させるために、DC
レベルの立上りを遅くしても、結局は、DCレベルが立
上がるまではミュートすることができないので、やは
り、音声歪となって出力されてしまう。即ち、利用者の
キー押下操作に対する音声出力のレスポンス性能を重視
した場合には、従来のミュートタンミングでは、十分に
かかるポップノイズをミュートすることができず、音声
信号とポップノイズとが重畳されて音声歪となり出力さ
れてしまう。
【0013】これに対し、ノイズ除去を重視する場合に
は、十分な時間ミュートを行うために、音声出力を遅ら
せることが考えられる。図8は、図6に示す各信号波形
に対し、アンプ出力を遅らせた場合の信号変化を示す波
形図である。しかし、キー押下時点より200msec
をかなりオーバした場合には、利用者のキー操作に対す
る音声発生レスポンス性能が大きく劣化するため、生じ
る違和感を回避することはできない。
【0014】本発明は、かかる現状を鑑みてなされたも
のであり、音声発生のレスポンス性能を損なうことな
く、ポップノイズの発生を抑制することが可能な携帯電
話装置を提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本請求項1の発明は、復調した音声信号を、カップ
リングコンデンサを介して音声出力デバイスに入力して
音声出力する音声再生回路を備えた携帯電話装置であっ
て、ダイヤル発呼が開始されることを事前に検出する第
1の検出手段と、ダイヤル発呼が開始されることが検出
された場合に、前記音声出力デバイスへの電源供給を第
1の所定時間停止するよう指示する第1の指示手段と、
前記音声出力デバイスへの電源供給が停止される前記第
1の所定時間に、前記カップリングコンデンサを前記音
声信号の出力レベルにチャージさせる第1の制御手段と
を備えると共に、受信音声の再生を開始することを事前
に検出する第2の検出手段と、受信音声の再生を開始す
ることが検出された場合に、前記音声出力デバイスへの
電源供給を第2の所定時間停止するよう指示する第2の
指示手段と、前記音声出力デバイスへの電源供給が停止
される前記第2の所定時間に、前記カップリングコンデ
ンサを前記音声信号の出力レベルにチャージさせる第2
の制御手段とを備えていることを特徴としている。
【0016】また、本請求項2の発明は、請求項1記載
の発明であって、前記第1の検出手段が、電源スイッチ
がオンされるか、キープロテクトスイッチが解除される
か、或いはフラップが開かれるかを検出することによ
り、発呼動作が開始されることを事前に検出することを
特徴としている。また、本請求項3の発明は、請求項1
又は請求項2記載の発明であって、前記第2の検出手段
が、着信情報を受信した場合に、受信音声の再生を開始
することを事前に検出することを特徴としている。
【0017】また、本請求項4の発明は、請求項1又は
請求項3記載の発明であって、前記第1の指示手段が指
示する第1の所定時間、並びに、前記第2の指示手段が
指示する第2の所定時間が、復調された音声信号が、前
記音声出力デバイスによって、出力応答性を損なわれず
に音声出力されに足る所定の時間であることを特徴とし
ている。
【0018】また、本請求項5の発明は、請求項1又は
請求項4記載の発明であって、前記第1及び第2の制御
手段が、更に、前記音声信号を前記音声出力デバイスへ
入力させるか否かを切り換えるスイッチ手段を備え、前
記スイッチ手段を制御することによって、前記カップリ
ングコンデンサを前記音声信号の出力レベルにチャージ
させるか否かを制御することを特徴としている。
【0019】また、本請求項6の発明は、請求項1又は
請求項5記載の発明であって、前記音声出力デバイス
が、リンガーと、スピーカと、イヤホンを駆動する各駆
動アンプであることを特徴としている。また、本請求項
7の発明は、請求項6記載の発明であって、前記音声出
力デバイスが、必要な音声を出力する場合にのみ、入力
された音声信号に対してミュート処理を行うことを特徴
としている。
【0020】
【作用】上記請求項1記載の発明の構成によれば、本携
帯電話装置の音声再生回路では、復調した音声信号が、
カップリングコンデンサを介して音声出力デバイスに入
力され、音声出力される。この音声出力には、発呼の場
合のキー操作音と、着呼の場合のリンガー音と、受信音
声の各再生がある。
【0021】次に、発呼の場合には、第1の検出手段に
よって、ダイヤル発呼の開始されることが事前に検出さ
れる。そして、第1の検出手段によって、ダイヤル発呼
が開始されることが事前に検出された場合には、続い
て、第1の指示手段によって、音声出力デバイスへの電
源供給を第1の所定時間にわたって停止する旨の指示が
なされる。また、その第1の所定時間にわたり、第1の
制御手段によって、カップリングコンデンサが、入力さ
れる音声信号の出力レベにチャージされる。
【0022】一方、着呼時には、第2の検出手段によっ
て、受信音声の再生を開始することが事前に検出され
る。そして、第2の検出手段によって、受信音声の再生
を開始することが事前に検出された場合には、続いて、
第2の指示手段によって、音声出力デバイスへの電源供
給を第2の所定時間にわたって停止する旨の指示がなさ
れる。また、その第2の所定時間にわたり、第2の制御
手段によって、カップリングコンデンサが入力される音
声信号の出力レベルにチャージされる。
【0023】また、上記請求項2記載の発明の構成によ
れば、第1の検出手段によって、システムの電源スイッ
チがオンされるか、キープロテクトスイッチが解除され
るか、或いはフラップが開かれるかが検出され、その検
出結果を以て発呼動作が開始されることが事前に検出さ
れる。また、上記請求項3記載の発明の構成によれば、
第2の検出手段によって、着信情報が受信されたことが
検出され、その検出結果を以て受信音声の再生を開始す
ることが事前に検出される。
【0024】また、上記請求項4記載の発明の構成によ
れば、第1の指示手段が指示する第1の所定時間と、第
2の指示手段が指示する第2の所定時間としては、復調
された音声信号が、音声出力デバイスによって、出力応
答性を損なわれずに音声出力されるに足る所定の時間と
される。また、上記請求項5記載の発明の構成によれ
ば、第1及び第2の制御手段には、復調音声信号を音声
出力デバイスへ入力させるか否かを切り換えるためのス
イッチ手段が備えられており、このスイッチ手段を制御
することによって、カップリングコンデンサを音声信号
の出力レベルにチャージさせるか否かについての制御が
行われる。
【0025】また、上記請求項6記載の発明の構成によ
れば、音声出力デバイスとしては、リンガー、スピー
カ、イヤホンを駆動する各駆動アンプとして構成され
る。また、上記請求項7記載の発明の構成によれば、音
声出力デバイスによって、必要な音声を出力する場合に
のみ、音声信号に対するミュート処理が行われる。以上
の結果、発呼時には、ダイヤル発呼がなされる前に、カ
ップリングコンデンサが復調された音声信号の出力レベ
ルにチャージされて安定化される。このため、ダイヤル
発呼時においては、ノイズを重畳させることなくキー操
作音が音声出力される。
【0026】また、着呼時には、受信音声の再生を開始
する前に、同様にして、カップリングコンデンサがチャ
ージされ、安定化される。このため、受信音声はノイズ
を重畳させることなく安定に再生を開始される。
【0027】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に従って具体
的に説明する。図1は、本発明にかかる携帯電話装置に
おける音声再生回路の構成を示すブロック図である。こ
の音声再生回路の構成は、大略、図5に示した従来の音
声再生回路と同じ構成となっている。
【0028】ここで、マイコン1では、電源スイッチ2
と、ダブルマイクを有するフラップタイプ(即ち、操作
キーのカバーとなるフラップの表裏面にマイクが設けら
れている)のマイク切り換えスイッチ、または、ダイレ
クトタイプ(即ち、操作キーがそのまま露出している)
のキープロテクトスイッチ3を夫々監視している。これ
は、利用者が発呼して通話を開始する場合に、電話機の
電源スイッチ2をオンするか、或いは、キー操作をする
ためにフラップを開く動作をするか、キープロテクトス
イッチ3を解除する動作をするかを識別するためであっ
て、いずれの場合についても、発呼時において、音声再
生回路に対して電源を供給する直前のタイミングを検知
している。
【0029】続いて、このタイミングを検知したマイコ
ン1では、音声再生回路へ供給される電源(図示せず)
がオフされていることを確認して、「発呼がなされる」
と判定し、音声再生回路への電源供給をコントロールす
るパワーダウン信号5を一時的に数100msec間程
度オンするようになっている。その後、音声再生回路へ
の電源がオンされ、コーデックIC6、アナログスイッ
チ7、各駆動アンプ8、9、10の夫々がパワーアップ
される。
【0030】また、マイコン1では、同時に、スピーカ
スイッチ制御信号26とイヤホンスイッチ制御信号27
を出力して、スピーカスイッチ11とイヤホンスイッチ
12をオンし、カップリングコンデンサ13と14を、
コーデックIC6から出力される音声信号のDCレベル
にチャージする。この時、スピーカ15及びイヤホン1
6に対しては、ミュートタイミング信号17、29をオ
フしておいて、ポップノイズを音声とし発生させないよ
うにしている。
【0031】一方、着呼時には、受信データ18のペー
ジングを認識して、リンガー19を鳴らす処理に至る迄
に、マイコン1では、音声再生回路への電源供給をコン
トロールするパワーダウン信号5をオンする。その後、
音声再生回路への電源がオンすることによって、コーデ
ックIC6、アナログスイッチ7、各駆動アンプ8、
9、10の夫々がパワーアップされる。また、同時にス
ピーカスイッチ11とイヤホンスイッチ12を一時的に
数100msec間程度オンし、リンガースイッチ20
についてはオンした状態にする。
【0032】この結果、カップリングコンデンサ13、
14、21は、コーデックIC6から出力される音声信
号のDCレベルにチャージされる。この時、スピーカ1
5、イヤホン16、そしてリンガー19に対しては、ミ
ュートタイミング信号17、29、30をオフしておい
て、ポップノイズを音声として発生させないようにして
いる。
【0033】図2は、図1に示す音声再生回路の発呼時
における制御を示すフローチャートである。先ず、電源
スイッチ2がオンされているか否かを検出し(S1)、
オンされている場合(S1においてYesの場合)に
は、キープロテクトが解除されたか否か(又は、フラッ
プが開かれたか否か)を確認する(S2)。そして、ス
テップS2でYesの場合には、音声活性する、即ち、
音声再生回路へ電源を供給するものと判定して(S
3)、5V電源制御部4に対してパワーダウン信号5を
数100msec間出力し、同時にスピーカスイッチ1
1とイヤホンスイッチ12を同じく数100msec間
ONし、また、スピーカ駆動アンプ8及びイヤホン駆動
アンプ9に対するミュートタイミング信号17、29を
OFFする(S4)。その後、電源オン時に行うその他
のシーケンスを実行して(S5)、ステップS1に戻
る。
【0034】また、ステップS1においてNoの場合に
は、電源がオンされるのを待って(S6においてYes
の場合)、ステップS3の処理に移行する。更に、ステ
ップS6においてNoの場合には、電源オフ時に行うそ
の他のシーケンスを実行して(S7)、ステップS1に
戻る。図3は、図1に示す音声再生回路の着呼時におけ
る制御を示すフローチャートである。先ず、電源スイッ
チ2がオンされているか否かを検出し(S11)、オン
されている場合(S11においてYesの場合)には、
受信データ18のページングの認識を行う(S12)。
【0035】そして、ページングを認識した場合(S1
2においてYesの場合)には、着信ありと判定して
(S13)、5V電源制御部4に対してパワーダウン信
号5を出力し、同時にスピーカスイッチ11とイヤホン
スイッチ12をONし、リンガスイッチ20を数100
msec間ONし、また、リンガ駆動アンプ10、スピ
ーカ駆動アンプ8、そして、イヤホン駆動アンプ9に対
する各ミュートタイミング信号30、17、29をOF
Fする(S14)。その後、着呼シーケンスを実行して
(S15)、ステップS11に戻る。
【0036】また、ステップS11においてNoの場合
には、電源オフ時に行うその他のシーケンスを実行し
(S16)、ステップS12においてNoの場合には、
待ち受けシーケンスを実行して(S17)、ステップS
11に戻る。図4は、図1に示す回路要部における信号
の発呼操作に伴う変化を示す波形図であって、従来例と
して示した図6〜図8の信号波形図と対比されるもので
ある。本発明では、電源ON或いはフラップ開又はプロ
テクトキー解除を行う操作1と、キーを押下する操作2
の各操作が行われる夫々の時点において、(a)で示す
ように、アナログスイッチ7に対するスイッチ制御信号
26、27、28が個別に所定時間にわたって動作する
ようになっている。
【0037】また、(b)で示すように、コーデックI
C6から出力される音声信号24のDCレベルは、操作
1によって急激に立上がり、2.5Vとなる。これに伴
い、(c)で示すように、ポップノイズが発生するが、
操作2のキー押下タイミングよりもMAX200mse
c後にDTMF音(キー操作音)の出力があり、ポップ
ノイズの発生時期と該DTMF音の出力時期はかなり離
れている。
【0038】また、(d)、(e)に示すように、ミュ
ートタイミング信号の動作時期は、操作2の開始よりM
AX200msecを経過するまでになっているので、
発生したDTMF音のみにミュート処理がなされ、音声
出力される。従って、DCレベルの立上がりによって発
生したポップノイズは、音声出力デバイス8、9、10
からは、けっして音声出力されることはない。
【0039】
【発明の効果】以上の本発明によれば、音声発生の事前
にポップノイズを発生させるので、音声発生時点ではポ
ップノイズが発生しない。このため、従来のように、音
声信号にポップノイズ成分が重畳されることがなくな
り、音声歪の発生が抑制される。この場合、利用者のキ
ー操作時点においては既に、かかる音声歪発生の抑制処
理を終えているので、音声発生レスポンスの性能を損な
うことはない。
【0040】また、発着呼時には、音声発生を予測して
から、音声再生回路への電源供給が行われるので、必要
最低限の電源オン制御が実現できる。更に、特別なセン
サー装置等を使用することなく、従来の携帯電話装置に
おける音声再生回路をそのまま利用して、マイコンの処
理だけで、経済的にポップノイズの抑制を実現できると
いう副次的効果も奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる携帯電話装置における音声再生
回路の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す音声再生回路の発呼時における制御
を示すフローチャートである。
【図3】図1に示す音声再生回路の着呼時における制御
を示すフローチャートである。
【図4】図1に示す回路要部における信号の、発呼操作
に伴う変化を示す波形図である。
【図5】従来の携帯電話装置における音声再生回路の構
成を示すブロック図である。
【図6】図5に示す回路要部における信号の、キー押下
操作に伴う変化を示す波形図である。
【図7】図6に示す各信号波形に対し、音声信号24の
DCレベルの立上がりの時定数を大きくした場合におけ
る信号変化を示す波形図である。
【図8】図6に示す各信号波形に対し、アンプ出力を遅
らせた場合の信号変化を示す波形図である。
【符号の説明】
1 マイコン 2 電源スイッチ 3 キープロテクトスイッチ 4 5V電源制御部 5 パワーダウン信号 6 コーデックIC 7 アナログスイッチ 8 スピーカ駆動アンプ 9 イヤホン駆動アンプ 10 リンガ駆動アンプ 11 スピーカスイッチ 12 イヤホンスイッチ 13、14、21 カップリングコンデンサ 17、29、30 ミュートタイミング信号 20 リンガスイッチ 24 コーデックIC出力信号 25 メロディIC 26 スピーカスイッチ制御信号 27 イヤホンスイッチ制御信号 28 リンガスイッチ制御信号 31 メロディIC用スイッチ 32 メロディIC用スイッチ制御信号

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 復調した音声信号を、カップリングコン
    デンサを介して音声出力デバイスに入力して音声出力す
    る音声再生回路を備えた携帯電話装置であって、 ダイヤル発呼が開始されることを事前に検出する第1の
    検出手段と、 ダイヤル発呼が開始されることが検出された場合に、前
    記音声出力デバイスへの電源供給を第1の所定時間停止
    するよう指示する第1の指示手段と、 前記音声出力デバイスへの電源供給が停止される前記第
    1の所定時間に、前記カップリングコンデンサを前記音
    声信号の出力レベルにチャージさせる第1の制御手段と
    を備えると共に、 受信音声の再生を開始することを事前に検出する第2の
    検出手段と、 受信音声の再生を開始することが検出された場合に、前
    記音声出力デバイスへの電源供給を第2の所定時間停止
    するよう指示する第2の指示手段と、 前記音声出力デバイスへの電源供給が停止される前記第
    2の所定時間に、前記カップリングコンデンサを前記音
    声信号の出力レベルにチャージさせる第2の制御手段と
    を備えていることを特徴とする携帯電話装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の検出手段は、電源スイッチが
    オンされるか、キープロテクトスイッチが解除される
    か、或いはフラップが開かれるかを検出することによ
    り、発呼動作が開始されることを事前に検出することを
    特徴とする請求項1記載の携帯電話装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の検出手段は、着信情報を受信
    した場合に、受信音声の再生を開始することを事前に検
    出することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の携
    帯電話装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の指示手段が指示する第1の所
    定時間、並びに、前記第2の指示手段が指示する第2の
    所定時間は、 復調された音声信号が、前記音声出力デバイスによっ
    て、出力応答性を損なわれずに音声出力されるに足る所
    定の時間であることを特徴とする請求項1又は請求項3
    記載の携帯電話装置。
  5. 【請求項5】 前記第1及び第2の制御手段は、更に、
    前記音声信号を前記音声出力デバイスへ入力させるか否
    かを切り換えるスイッチ手段を備え、 前記スイッチ手段を制御することによって、前記カップ
    リングコンデンサを前記音声信号の出力レベルにチャー
    ジさせるか否かを制御することを特徴とする請求項1又
    は請求項4記載の携帯電話装置。
  6. 【請求項6】 前記音声出力デバイスは、リンガーと、
    スピーカと、イヤホンを駆動する各駆動アンプであるこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項5記載の携帯電話装
    置。
  7. 【請求項7】 前記音声出力デバイスは、必要な音声を
    出力する場合にのみ、入力された音声信号に対してミュ
    ート処理を行うことを特徴とする請求項6記載の携帯電
    話装置。
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