JPH0879162A - 光伝送無線基地局 - Google Patents
光伝送無線基地局Info
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- JPH0879162A JPH0879162A JP6213909A JP21390994A JPH0879162A JP H0879162 A JPH0879162 A JP H0879162A JP 6213909 A JP6213909 A JP 6213909A JP 21390994 A JP21390994 A JP 21390994A JP H0879162 A JPH0879162 A JP H0879162A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 光伝送無線基地局において、受信ダイバーシ
チにおける電気／光変換器、光ファイバ、光／電気変換
器等の各アンテナ毎の系統を削減して経済化を図りた
い。 【構成】 ２つのアンテナ１、２で同一無線機３３から
の信号（ｆ1、ｆ1）を受信する。一方の受信信号を周波
数変換器３−１でｆ2に変換する。これを合成器４で周
波数多重化する。この周波数多重化信号を電気／光変換
器５−１で光信号に変換し、光ファイバ伝送路６−１へ
送る。中央基地局２２では、光／電気変換器７−１で電
信号に変換し、多重分離器８で各周波数信号に分離す
る。その中の１つｆ2を周波数変換器９−１でｆ1に変換
し、２つのｆ1の受信信号でダイバーシチ処理を回路１
０で行う。
チにおける電気／光変換器、光ファイバ、光／電気変換
器等の各アンテナ毎の系統を削減して経済化を図りた
い。 【構成】 ２つのアンテナ１、２で同一無線機３３から
の信号（ｆ1、ｆ1）を受信する。一方の受信信号を周波
数変換器３−１でｆ2に変換する。これを合成器４で周
波数多重化する。この周波数多重化信号を電気／光変換
器５−１で光信号に変換し、光ファイバ伝送路６−１へ
送る。中央基地局２２では、光／電気変換器７−１で電
信号に変換し、多重分離器８で各周波数信号に分離す
る。その中の１つｆ2を周波数変換器９−１でｆ1に変換
し、２つのｆ1の受信信号でダイバーシチ処理を回路１
０で行う。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、副搬送波多重アナログ
光伝送を用いた無線基地局及び受信ダイバーシチ方法に
関するものである。
光伝送を用いた無線基地局及び受信ダイバーシチ方法に
関するものである。
【０００２】
【従来の技術】自動車／携帯電話や第２世代コードレス
電話などの移動体通信では周波数の再利用のため、電波
があまり遠くまで到達しないようにすることと、アンテ
ナの小型化等を考慮して８００ＭＨｚから１〜２ＧＨｚ
程度の周波数帯が使用されている。このＵＨＦ帯の電波
は、山やビル等の建造物などで効率良く反射されるた
め、送信機と受信機を結ぶ電波の伝搬経路が見通しの直
線以外に複数存在するマルチパス現象が観測される。マ
ルチパスによって受信機に入力される信号の振幅と位相
が変化するフェージングが発生する。実際の移動体通信
環境では伝搬経路は無数にあるため、各々の経路の電波
の反射強度も異なるので伝搬特性は極めて複雑になる。
このマルチパスによるフェージングに対応するため空間
ダイバーシチ受信方式が一般に用いられている。空間ダ
イバーシチは、アンテナの設置場所がある程度離れてい
るとフェージングの様子は独立に変化することを利用す
るものである。基本的に複数のアンテナを用意し受信状
態の良好なアンテナの受信信号を利用するものであり、
たまたま全てのアンテナがフェージングの谷に落ちてい
ないかぎり良好な受信ができる。１本のアンテナの場合
で受信状態の劣悪な時間が平均１０％とすると、アンテ
ナを２本にすることで受信状態の劣悪な時間比率は１
％、３本では０．１％に減少する。設置する複数のアン
テナの間隔は、１／４波長以上あれば良い。８００ＭＨ
ｚ帯では１０ｃｍ程度の間隔があれば良いことになる。
電話などの移動体通信では周波数の再利用のため、電波
があまり遠くまで到達しないようにすることと、アンテ
ナの小型化等を考慮して８００ＭＨｚから１〜２ＧＨｚ
程度の周波数帯が使用されている。このＵＨＦ帯の電波
は、山やビル等の建造物などで効率良く反射されるた
め、送信機と受信機を結ぶ電波の伝搬経路が見通しの直
線以外に複数存在するマルチパス現象が観測される。マ
ルチパスによって受信機に入力される信号の振幅と位相
が変化するフェージングが発生する。実際の移動体通信
環境では伝搬経路は無数にあるため、各々の経路の電波
の反射強度も異なるので伝搬特性は極めて複雑になる。
このマルチパスによるフェージングに対応するため空間
ダイバーシチ受信方式が一般に用いられている。空間ダ
イバーシチは、アンテナの設置場所がある程度離れてい
るとフェージングの様子は独立に変化することを利用す
るものである。基本的に複数のアンテナを用意し受信状
態の良好なアンテナの受信信号を利用するものであり、
たまたま全てのアンテナがフェージングの谷に落ちてい
ないかぎり良好な受信ができる。１本のアンテナの場合
で受信状態の劣悪な時間が平均１０％とすると、アンテ
ナを２本にすることで受信状態の劣悪な時間比率は１
％、３本では０．１％に減少する。設置する複数のアン
テナの間隔は、１／４波長以上あれば良い。８００ＭＨ
ｚ帯では１０ｃｍ程度の間隔があれば良いことになる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】一方、移動体通信分野
では、周波数の再利用の観点から１つの無線基地局のカ
バーする範囲（セル）を小さくするマイクロセル化が注
目されている。マイクロセルでは、無線基地局の数が増
える。設置場所にも制限を受ける、ハンドオーバが頻繁
に発生するなどの課題があり、これを解決する方法とし
てアナログ光伝送を用いた無線基地局装置が提案されて
いる。これは、従来の無線基地局の無線変復調装置、制
御装置等を中央に集中して配置し（以下中央無線基地局
と記述）、多数配置される無線基地局（以下中継無線基
地局と記述）は、基本的にアンテナ、送受信増幅器のみ
の構成として、基地局の小型化、簡易化、経済化を指向
したものである。中央無線基地局と多数配置された中継
無線基地局との間は無線周波数の高周波を変調信号とし
たアナログ光伝送で結ぶものである。
では、周波数の再利用の観点から１つの無線基地局のカ
バーする範囲（セル）を小さくするマイクロセル化が注
目されている。マイクロセルでは、無線基地局の数が増
える。設置場所にも制限を受ける、ハンドオーバが頻繁
に発生するなどの課題があり、これを解決する方法とし
てアナログ光伝送を用いた無線基地局装置が提案されて
いる。これは、従来の無線基地局の無線変復調装置、制
御装置等を中央に集中して配置し（以下中央無線基地局
と記述）、多数配置される無線基地局（以下中継無線基
地局と記述）は、基本的にアンテナ、送受信増幅器のみ
の構成として、基地局の小型化、簡易化、経済化を指向
したものである。中央無線基地局と多数配置された中継
無線基地局との間は無線周波数の高周波を変調信号とし
たアナログ光伝送で結ぶものである。
【０００４】図２は従来の無線基地局の構成図である。
移動無線機３３に対して、２つのアンテナ１、２を設け
ておく。中継基地局１１は、この２つのアンテナ１、２
からの受信信号を各々増幅器１３−１、１３−２で増幅
し、電気／光変換器５−１、５−２で光信号に変換す
る。光ファイバ伝送路６−１、６−２がこの光信号を伝
送する。中央基地局２２は、光ファイバ伝送路６−１、
６−２からの光信号を光／電気変換器７−１、７−２で
電気信号に変換し、増幅器１３−４、１３−５で増幅
し、ダイバーシチ処理回路１０でダイバーシチ受信を行
う。この受信信号は復調器１２で復調される。
移動無線機３３に対して、２つのアンテナ１、２を設け
ておく。中継基地局１１は、この２つのアンテナ１、２
からの受信信号を各々増幅器１３−１、１３−２で増幅
し、電気／光変換器５−１、５−２で光信号に変換す
る。光ファイバ伝送路６−１、６−２がこの光信号を伝
送する。中央基地局２２は、光ファイバ伝送路６−１、
６−２からの光信号を光／電気変換器７−１、７−２で
電気信号に変換し、増幅器１３−４、１３−５で増幅
し、ダイバーシチ処理回路１０でダイバーシチ受信を行
う。この受信信号は復調器１２で復調される。
【０００５】一方、無線機３３への送信は、無線基地局
２２の変調器１４で得た変調信号を増幅器１３−６で増
幅し、電気／光変換器５で光信号に変換し、光ファイバ
伝送路６−３を介して伝送する。中継基地局１１では、
光ファイバ伝送路６−３からの光信号を光／電気変換器
７−３で電気信号に変換し、アンテナ共用器１５を介し
てアンテナ２に送り、無線機３３へ送信を行う。
２２の変調器１４で得た変調信号を増幅器１３−６で増
幅し、電気／光変換器５で光信号に変換し、光ファイバ
伝送路６−３を介して伝送する。中継基地局１１では、
光ファイバ伝送路６−３からの光信号を光／電気変換器
７−３で電気信号に変換し、アンテナ共用器１５を介し
てアンテナ２に送り、無線機３３へ送信を行う。
【０００６】図２から明らかなように、従来例では、受
信アンテナ１、２の２つを持つ場合、そのアンテナの数
だけ、電気／光変換器、光ファイバ、光／電気変換器を
必要としている。
信アンテナ１、２の２つを持つ場合、そのアンテナの数
だけ、電気／光変換器、光ファイバ、光／電気変換器を
必要としている。
【０００７】本発明の目的は、部品点数の大幅削減をは
かる無線基地局、及び受信ダイバーシチ方法を提供する
ものである。
かる無線基地局、及び受信ダイバーシチ方法を提供する
ものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】無線通信の相手となる無
線機の電波を受信する、複数の空間的に分離された受信
アンテナと、複数の受信アンテナの受信無線信号のうち
１つを除いた残りの受信無線信号を各々異なった周波数
へ周波数変換する手段と、これらの周波数変換された受
信信号と周波数変換操作を受けていない受信信号を合成
し周波数多重化する手段と、この周波数多重化信号を変
調信号としてアナログ光変調を行う手段と、を備えた固
定中継基地局と、固定中継基地局に接続されてアナログ
光変調した信号を伝送する光ファイバ伝送路と、光ファ
イバ伝送路からのアナログ光変調された信号を電気信号
に変換する手段と、電気信号である周波数多重化信号を
分離する手段と、分離された異なった周波数の受信信号
を各々元の周波数に戻す周波数変換手段と、元の周波数
に戻した受信信号と分離後の信号の中で周波数変換を必
要としない受信信号相互で受信ダイバーシチを行う手段
と、を備えた中央基地局と、より成る光伝送無線基地局
を開示する。
線機の電波を受信する、複数の空間的に分離された受信
アンテナと、複数の受信アンテナの受信無線信号のうち
１つを除いた残りの受信無線信号を各々異なった周波数
へ周波数変換する手段と、これらの周波数変換された受
信信号と周波数変換操作を受けていない受信信号を合成
し周波数多重化する手段と、この周波数多重化信号を変
調信号としてアナログ光変調を行う手段と、を備えた固
定中継基地局と、固定中継基地局に接続されてアナログ
光変調した信号を伝送する光ファイバ伝送路と、光ファ
イバ伝送路からのアナログ光変調された信号を電気信号
に変換する手段と、電気信号である周波数多重化信号を
分離する手段と、分離された異なった周波数の受信信号
を各々元の周波数に戻す周波数変換手段と、元の周波数
に戻した受信信号と分離後の信号の中で周波数変換を必
要としない受信信号相互で受信ダイバーシチを行う手段
と、を備えた中央基地局と、より成る光伝送無線基地局
を開示する。
【０００９】更に本発明は、無線通信の相手となる無線
機の電波を受信する、複数の空間的に分離された受信ア
ンテナと、複数の受信アンテナの受信無線信号を各々異
なった周波数へ周波数変換する手段と、これらの周波数
変換された受信信号を合成し周波数多重化する手段と、
この周波数多重化信号を変調信号としてアナログ光変調
を行う手段と、を備えた固定中継基地局と、固定中継基
地局に接続されてアナログ光変調した信号を伝送する光
ファイバ伝送路と、光ファイバ伝送路からのアナログ光
変調された信号を電気信号に変換する手段と、電気信号
である周波数多重化信号を分離する手段と、分離された
異なった周波数の受信信号を各々元の周波数に戻す周波
数変換手段と、これらの元に戻した受信信号相互で受信
ダイバーシチを行う手段と、を備えた中央基地局と、よ
り成る光伝送無線基地局を開示する。
機の電波を受信する、複数の空間的に分離された受信ア
ンテナと、複数の受信アンテナの受信無線信号を各々異
なった周波数へ周波数変換する手段と、これらの周波数
変換された受信信号を合成し周波数多重化する手段と、
この周波数多重化信号を変調信号としてアナログ光変調
を行う手段と、を備えた固定中継基地局と、固定中継基
地局に接続されてアナログ光変調した信号を伝送する光
ファイバ伝送路と、光ファイバ伝送路からのアナログ光
変調された信号を電気信号に変換する手段と、電気信号
である周波数多重化信号を分離する手段と、分離された
異なった周波数の受信信号を各々元の周波数に戻す周波
数変換手段と、これらの元に戻した受信信号相互で受信
ダイバーシチを行う手段と、を備えた中央基地局と、よ
り成る光伝送無線基地局を開示する。
【００１０】更に本発明は、無線通信の相手となる無線
機の電波を受信する、複数の空間的に分離された受信ア
ンテナと、複数の受信アンテナの受信無線信号のうち１
つを除いた残りの受信無線信号を各々異なった周波数へ
周波数変換する手段と、これらの周波数変換された受信
信号と周波数変換操作を受けていない受信信号を合成し
周波数多重化する手段と、この周波数多重化信号を変調
信号としてアナログ光変調を行う手段と、を備えた固定
中継基地局と、固定中継基地局に接続されてアナログ光
変調した信号を伝送する光ファイバ伝送路と、光ファイ
バ伝送路からのアナログ光変調された信号を電気信号に
変換する手段と、電気信号である周波数多重化信号を分
離する手段と、分離後の各周波数の受信信号を各々同一
の中間周波数に変換する周波数変換手段と、これらの中
間周波数の受信信号相互で受信ダイバーシチを行う手段
と、を備えた中央基地局と、より成る光伝送無線基地局
を開示する。
機の電波を受信する、複数の空間的に分離された受信ア
ンテナと、複数の受信アンテナの受信無線信号のうち１
つを除いた残りの受信無線信号を各々異なった周波数へ
周波数変換する手段と、これらの周波数変換された受信
信号と周波数変換操作を受けていない受信信号を合成し
周波数多重化する手段と、この周波数多重化信号を変調
信号としてアナログ光変調を行う手段と、を備えた固定
中継基地局と、固定中継基地局に接続されてアナログ光
変調した信号を伝送する光ファイバ伝送路と、光ファイ
バ伝送路からのアナログ光変調された信号を電気信号に
変換する手段と、電気信号である周波数多重化信号を分
離する手段と、分離後の各周波数の受信信号を各々同一
の中間周波数に変換する周波数変換手段と、これらの中
間周波数の受信信号相互で受信ダイバーシチを行う手段
と、を備えた中央基地局と、より成る光伝送無線基地局
を開示する。
【００１１】更に本発明は、無線通信の相手となる無線
機の電波を受信する、複数の空間的に分離された受信ア
ンテナと、複数の受信アンテナの受信無線信号を各々異
なった周波数へ周波数変換する手段と、これらの周波数
変換された受信信号を合成し周波数多重化する手段と、
この周波数多重化信号を変調信号としてアナログ光変調
を行う手段と、を備えた固定中継基地局と、固定中継基
地局に接続されてアナログ光変調した信号を伝送する光
ファイバ伝送路と、光ファイバ伝送路からのアナログ光
変調された信号を電気信号に変換する手段と、電気信号
である周波数多重化信号を分離する手段と、分離後の各
周波数の受信信号を各々同一の中間周波数に変換する周
波数変換手段と、これらの中間周波数の受信信号相互で
受信ダイバーシチを行う手段と、を備えた中央基地局
と、より成る光伝送無線基地局を開示する。
機の電波を受信する、複数の空間的に分離された受信ア
ンテナと、複数の受信アンテナの受信無線信号を各々異
なった周波数へ周波数変換する手段と、これらの周波数
変換された受信信号を合成し周波数多重化する手段と、
この周波数多重化信号を変調信号としてアナログ光変調
を行う手段と、を備えた固定中継基地局と、固定中継基
地局に接続されてアナログ光変調した信号を伝送する光
ファイバ伝送路と、光ファイバ伝送路からのアナログ光
変調された信号を電気信号に変換する手段と、電気信号
である周波数多重化信号を分離する手段と、分離後の各
周波数の受信信号を各々同一の中間周波数に変換する周
波数変換手段と、これらの中間周波数の受信信号相互で
受信ダイバーシチを行う手段と、を備えた中央基地局
と、より成る光伝送無線基地局を開示する。
【００１２】更に本発明は、中継無線基地局の複数のア
ンテナで受信された、同一の無線機からの同一周波数の
受信信号群を互いに異なるように周波数変換し、これを
周波数多重化してアナログ光伝送し、中央無線基地局で
はアナログ光変調信号の復調後に得られる周波数多重化
信号を再び互いに同一の周波数に変換し、これらの信号
から受信ダイバーシチ処理を行うようにした受信ダイバ
ーシチ方法を開示する。
ンテナで受信された、同一の無線機からの同一周波数の
受信信号群を互いに異なるように周波数変換し、これを
周波数多重化してアナログ光伝送し、中央無線基地局で
はアナログ光変調信号の復調後に得られる周波数多重化
信号を再び互いに同一の周波数に変換し、これらの信号
から受信ダイバーシチ処理を行うようにした受信ダイバ
ーシチ方法を開示する。
【００１３】
【作用】本発明によれば、電気／光変換器、光ファイバ
伝送路、光／電気変換器は、その周波数多重化信号を伝
送するに必要な数だけを設けておくだけで、複数のアン
テナでの同一無線機からの受信信号が受信され、受信ダ
イバーシチが可能となる。
伝送路、光／電気変換器は、その周波数多重化信号を伝
送するに必要な数だけを設けておくだけで、複数のアン
テナでの同一無線機からの受信信号が受信され、受信ダ
イバーシチが可能となる。
【００１４】
【実施例】本発明の各実施例を図１、図３、図４、図５
に示す。簡単のため、図２に示した送信系と同様の送信
系は省略し、且つ受信アンテナ２本の例で説明する。
に示す。簡単のため、図２に示した送信系と同様の送信
系は省略し、且つ受信アンテナ２本の例で説明する。
【００１５】図１は、本発明の第１の実施例の構成を示
す図である。本実施例は、周波数変換器３−１、合成器
４、多重分離器８、周波数変換器９−１を設けた点が、
特徴であり、且つ伝送路は１つの伝送路６−１のみとし
た点が特徴である。中継無線基地局１１は、２本の受信
アンテナ１、２を有し、中央無線基地局２２とは光ファ
イバ６−１で接続されている。通信相手の無線機３３か
らの周波数ｆ1の無線信号は、空間的に分離して配置さ
れた受信アンテナ１及び２によって高周波信号としてと
らえられる。本実施例では受信アンテナ２でとらえられ
た高周波信号を周波数変換器３−１によって第２の周波
数ｆ2に周波数変換し、受信アンテナ１でとらえられた
高周波信号と併せて合成器４によって周波数多重化信号
としている。この周波数多重化信号を電気／光変換器５
−１によってアナログ光信号に変換し、中央無線基地局
２２へ光ファイバ６−１により伝送する。中央無線基地
局２２では、光／電気変換器７−１によってアナログ光
信号を復調し、周波数多重化信号を復元する。この周波
数多重化信号を例えば複数のバンドパスフィルタからな
る多重分離器８によって、ｆ1とｆ2の周波数成分に分離
する。得られた２つの高周波信号のうちｆ2は周波数９
−１によって再びｆ1に周波数変換され、ダイバーシチ
処理回路１０によって処理され、復調器１２に対し、受
信状態の良好な方の信号が出力される。
す図である。本実施例は、周波数変換器３−１、合成器
４、多重分離器８、周波数変換器９−１を設けた点が、
特徴であり、且つ伝送路は１つの伝送路６−１のみとし
た点が特徴である。中継無線基地局１１は、２本の受信
アンテナ１、２を有し、中央無線基地局２２とは光ファ
イバ６−１で接続されている。通信相手の無線機３３か
らの周波数ｆ1の無線信号は、空間的に分離して配置さ
れた受信アンテナ１及び２によって高周波信号としてと
らえられる。本実施例では受信アンテナ２でとらえられ
た高周波信号を周波数変換器３−１によって第２の周波
数ｆ2に周波数変換し、受信アンテナ１でとらえられた
高周波信号と併せて合成器４によって周波数多重化信号
としている。この周波数多重化信号を電気／光変換器５
−１によってアナログ光信号に変換し、中央無線基地局
２２へ光ファイバ６−１により伝送する。中央無線基地
局２２では、光／電気変換器７−１によってアナログ光
信号を復調し、周波数多重化信号を復元する。この周波
数多重化信号を例えば複数のバンドパスフィルタからな
る多重分離器８によって、ｆ1とｆ2の周波数成分に分離
する。得られた２つの高周波信号のうちｆ2は周波数９
−１によって再びｆ1に周波数変換され、ダイバーシチ
処理回路１０によって処理され、復調器１２に対し、受
信状態の良好な方の信号が出力される。
【００１６】図３は、本発明の第２の実施例の構成を示
す図である。本実施例は周波数変換器３−２、３−３、
９−２、９−３を設けた点が特徴である。第１の実施例
と同様に、中継無線基地局１１では、通信相手の無線機
３３からの周波数ｆ1の無線信号は、空間的に分離して
配置された受信アンテナ１及び２によって高周波信号と
してとらえられる。これらの受信信号を周波数変換器３
−２、３−３によって各々異なった周波数ｆ2、ｆ3に変
換した後、合成器４によって周波数多重化信号とし、電
気／光変換の後光伝送する。中央無線基地局２２では光
／電気変換後、多重分離器８によってｆ2とｆ3の周波数
成分に分離する。これらの信号は周波数変換器９−２、
９−３によって再びｆ1に周波数変換され、ダイバーシ
チ処理回路１０に入力するものである。
す図である。本実施例は周波数変換器３−２、３−３、
９−２、９−３を設けた点が特徴である。第１の実施例
と同様に、中継無線基地局１１では、通信相手の無線機
３３からの周波数ｆ1の無線信号は、空間的に分離して
配置された受信アンテナ１及び２によって高周波信号と
してとらえられる。これらの受信信号を周波数変換器３
−２、３−３によって各々異なった周波数ｆ2、ｆ3に変
換した後、合成器４によって周波数多重化信号とし、電
気／光変換の後光伝送する。中央無線基地局２２では光
／電気変換後、多重分離器８によってｆ2とｆ3の周波数
成分に分離する。これらの信号は周波数変換器９−２、
９−３によって再びｆ1に周波数変換され、ダイバーシ
チ処理回路１０に入力するものである。
【００１７】図４は、本発明の第３の実施例の構成を示
す図である。本実施例は、周波数変換器３−１、９−
４、９−５を設けた点が特徴である。中継無線基地局１
１は、第１の実施例と全く同一の構成である。中央無線
基地局２２では、光／電気変換器５−１によってアナロ
グ光信号を復調し、周波数多重化信号を復元する。この
周波数多重化信号を例えば複数のバンドパスフィルタか
らなる多重分離器８によって、ｆ1とｆ2の周波数成分に
分離する。得られた２つの高周波信号は周波数変換器９
−４、９−５によって各々第３の周波数ｆ3に周波数変
換され、ダイバーシチ処理回路１０によって処理され、
復調器１２に対し、受信状態の良好な方の信号が出力さ
れる。第３の周波数ｆ3は、信号処理がより行いやすい
ｆ1、ｆ2よりも低い周波数の、中間周波数とするのが有
効である。
す図である。本実施例は、周波数変換器３−１、９−
４、９−５を設けた点が特徴である。中継無線基地局１
１は、第１の実施例と全く同一の構成である。中央無線
基地局２２では、光／電気変換器５−１によってアナロ
グ光信号を復調し、周波数多重化信号を復元する。この
周波数多重化信号を例えば複数のバンドパスフィルタか
らなる多重分離器８によって、ｆ1とｆ2の周波数成分に
分離する。得られた２つの高周波信号は周波数変換器９
−４、９−５によって各々第３の周波数ｆ3に周波数変
換され、ダイバーシチ処理回路１０によって処理され、
復調器１２に対し、受信状態の良好な方の信号が出力さ
れる。第３の周波数ｆ3は、信号処理がより行いやすい
ｆ1、ｆ2よりも低い周波数の、中間周波数とするのが有
効である。
【００１８】図５は、本発明の第４の実施例の構成を示
す図である。本実施例は、周波数変換器３−５、３−
６、９−６、９−７を設けた点が特徴である。中継無線
基地局１１は、第２の実施例と同一構成である。中央無
線基地局２２は第３の実施例と同一構成であり、周波数
変換器９−６、９−７によって第４の周波数ｆ4の信号
をダイバーシチ処理回路１０に入力する。
す図である。本実施例は、周波数変換器３−５、３−
６、９−６、９−７を設けた点が特徴である。中継無線
基地局１１は、第２の実施例と同一構成である。中央無
線基地局２２は第３の実施例と同一構成であり、周波数
変換器９−６、９−７によって第４の周波数ｆ4の信号
をダイバーシチ処理回路１０に入力する。
【００１９】以上、本発明の構成を実施例をあげて説明
した。説明図は、本発明の概念を説明することが目的で
あり、本発明の最小限の構成を示したものである。従っ
て、実機の構成では必要に応じて必要な箇所に増幅器等
の回路が付加される場合があることは言うまでもない。
した。説明図は、本発明の概念を説明することが目的で
あり、本発明の最小限の構成を示したものである。従っ
て、実機の構成では必要に応じて必要な箇所に増幅器等
の回路が付加される場合があることは言うまでもない。
【００２０】
【発明の効果】本発明によれば、従来アナログ光伝送無
線基地局装置において、受信ダイバーシチ信号の数だけ
必要とされた、電気／光変換器、光ファイバ、光／電気
変換器の１組にすることができる。従って、機器構成が
簡単になる。電気部品の価格に比べ、大まかに言って１
０〜１００倍程度高価な光部品を減らすことができるた
め経済化が図れる。また、光ファイバの敷設本数を削減
できるため伝送路にかかる費用も削減できる。
線基地局装置において、受信ダイバーシチ信号の数だけ
必要とされた、電気／光変換器、光ファイバ、光／電気
変換器の１組にすることができる。従って、機器構成が
簡単になる。電気部品の価格に比べ、大まかに言って１
０〜１００倍程度高価な光部品を減らすことができるた
め経済化が図れる。また、光ファイバの敷設本数を削減
できるため伝送路にかかる費用も削減できる。
【図１】本発明の第１の光伝送無線基地局の実施例図で
ある。
ある。
【図２】従来の光伝送無線基地局を示す図である。
【図３】本発明の第２の光伝送無線基地局の実施例図で
ある。
ある。
【図４】本発明の第３の光伝送無線基地局の実施例図で
ある。
ある。
【図５】本発明の第４の光伝送無線基地局の実施例図で
ある。
ある。
１、２ アンテナ ３−１ 周波数変換器 ４ 合成器 ５−１ 電気／光変換器 ６−１ 光ファイバ伝送路 ７−１ 光／電気変換器 ８ 多重分離器 ９−１ 周波数変換器 １０ ダイバーシチ処理回路 １２ 復調器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｈ０４Ｊ 14/02 Ｈ０４Ｂ 9/00 Ｅ
Claims (5)
- 【請求項１】 無線通信の相手となる無線機の電波を受
信する、複数の空間的に分離された受信アンテナと、複
数の受信アンテナの受信無線信号のうち１つを除いた残
りの受信無線信号を各々異なった周波数へ周波数変換す
る手段と、これらの周波数変換された受信信号と周波数
変換操作を受けていない受信信号を合成し周波数多重化
する手段と、この周波数多重化信号を変調信号としてア
ナログ光変調を行う手段と、を備えた固定中継基地局
と、 固定中継基地局に接続されてアナログ光変調した信号を
伝送する光ファイバ伝送路と、 光ファイバ伝送路からのアナログ光変調された信号を電
気信号に変換する手段と、電気信号である周波数多重化
信号を分離する手段と、分離された異なった周波数の受
信信号を各々元の周波数に戻す周波数変換手段と、元の
周波数に戻した受信信号と分離後の信号の中で周波数変
換を必要としない受信信号相互で受信ダイバーシチを行
う手段と、を備えた中央基地局と、より成る光伝送無線
基地局。 - 【請求項２】 無線通信の相手となる無線機の電波を受
信する、複数の空間的に分離された受信アンテナと、複
数の受信アンテナの受信無線信号を各々異なった周波数
へ周波数変換する手段と、これらの周波数変換された受
信信号を合成し周波数多重化する手段と、この周波数多
重化信号を変調信号としてアナログ光変調を行う手段
と、を備えた固定中継基地局と、 固定中継基地局に接続されてアナログ光変調した信号を
伝送する光ファイバ伝送路と、 光ファイバ伝送路からのアナログ光変調された信号を電
気信号に変換する手段と、電気信号である周波数多重化
信号を分離する手段と、分離された異なった周波数の受
信信号を各々元の周波数に戻す周波数変換手段と、これ
らの元に戻した受信信号相互で受信ダイバーシチを行う
手段と、を備えた中央基地局と、より成る光伝送無線基
地局。 - 【請求項３】 無線通信の相手となる無線機の電波を受
信する、複数の空間的に分離された受信アンテナと、複
数の受信アンテナの受信無線信号のうち１つを除いた残
りの受信無線信号を各々異なった周波数へ周波数変換す
る手段と、これらの周波数変換された受信信号と周波数
変換操作を受けていない受信信号を合成し周波数多重化
する手段と、この周波数多重化信号を変調信号としてア
ナログ光変調を行う手段と、を備えた固定中継基地局
と、 固定中継基地局に接続されてアナログ光変調した信号を
伝送する光ファイバ伝送路と、 光ファイバ伝送路からのアナログ光変調された信号を電
気信号に変換する手段と、電気信号である周波数多重化
信号を分離する手段と、分離後の各周波数の受信信号を
各々同一の中間周波数に変換する周波数変換手段と、こ
れらの中間周波数の受信信号相互で受信ダイバーシチを
行う手段と、を備えた中央基地局と、より成る光伝送無
線基地局。 - 【請求項４】 無線通信の相手となる無線機の電波を受
信する、複数の空間的に分離された受信アンテナと、複
数の受信アンテナの受信無線信号を各々異なった周波数
へ周波数変換する手段と、これらの周波数変換された受
信信号を合成し周波数多重化する手段と、この周波数多
重化信号を変調信号としてアナログ光変調を行う手段
と、を備えた固定中継基地局と、 固定中継基地局に接続されてアナログ光変調した信号を
伝送する光ファイバ伝送路と、 光ファイバ伝送路からのアナログ光変調された信号を電
気信号に変換する手段と、電気信号である周波数多重化
信号を分離する手段と、分離後の各周波数の受信信号を
各々同一の中間周波数に変換する周波数変換手段と、こ
れらの中間周波数の受信信号相互で受信ダイバーシチを
行う手段と、を備えた中央基地局と、より成る光伝送無
線基地局。 - 【請求項５】 中継無線基地局の複数のアンテナで受信
された、同一の無線機からの同一周波数の受信信号群を
互いに異なるように周波数変換し、これを周波数多重化
してアナログ光伝送し、中央無線基地局ではアナログ光
変調信号の復調後に得られる周波数多重化信号を再び互
いに同一の周波数に変換し、これらの信号から受信ダイ
バーシチ処理を行うようにした受信ダイバーシチ方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6213909A JPH0879162A (ja) | 1994-09-07 | 1994-09-07 | 光伝送無線基地局 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6213909A JPH0879162A (ja) | 1994-09-07 | 1994-09-07 | 光伝送無線基地局 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0879162A true JPH0879162A (ja) | 1996-03-22 |
Family
ID=16647044
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6213909A Pending JPH0879162A (ja) | 1994-09-07 | 1994-09-07 | 光伝送無線基地局 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0879162A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002009738A (ja) * | 2000-06-26 | 2002-01-11 | Hitachi Kokusai Electric Inc | 光伝送装置 |
-
1994
- 1994-09-07 JP JP6213909A patent/JPH0879162A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002009738A (ja) * | 2000-06-26 | 2002-01-11 | Hitachi Kokusai Electric Inc | 光伝送装置 |
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