JP2008066815A - 無線通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】2.4GHz帯や5GHz帯等の既存のMIMOモデムを活用し、準ミリ波帯〜ミリ波帯等での高速の無線通信を、省スペースかつ低コストで実現する。
【解決手段】複数のチャンネル別ライン101、102それぞれにおいて周波数がそれぞれ異なる発振信号を混合することにより通信信号の周波数を2.4GHz帯域等と複数のチャンネル別ラインごとに異なる中間周波数帯域との間で変換する複数の中間周波数コンバータ201、202と、各チャンネル別ラインにおいてそのラインの中間周波数帯域の信号を通過させるバンドパスフィルタを備え、各チャンネル別ラインと1つの共用ライン100とを連結して送信信号の重畳及び受信信号の分岐を行うダイプレクサ23と、送信信号の周波数をミリ波帯域等へ変換する送信用アップコンバータ3aと、受信信号の周波数を中間周波数帯域へ変換する受信用ダウンコンバータ3bとを具備する無線通信装置X。
【選択図】図1

Description

本発明は、MIMO(Multiple Input / Multiple Output)方式のモデムにより複数の信号伝送ラインそれぞれを通じて共通の周波数帯域で送受信される複数の通信信号を、相手側無線通信装置との間で無線信号により中継伝送する無線通信装置に関するものである。
近年、携帯電話機や無線LAN等に代表される個人向け高周波無線通信システムが急速に普及している。ここで、無線通信に利用できる電波の周波数(無線周波数)は電波法の規定に基づき割り当てられているが、現在、おおよそ10GHz以下の周波数での周波数帯域の不足が顕在化している。
例えば、2.4GHz帯無線LANシステムは、ISM(Industrial、Science、and Medical)バンドの2.4〜2.5GHz(100MHz帯域)を利用する。この場合、例えば、最大54Mbpsの通信速度を有するIEEE802.11g準拠の無線LANシステムでは、電波干渉なく独立に利用できる無線チャンネルは4チャンネルに限られる。また、5GHz帯無線LANでも状況に大差はなく、電波干渉なく独立して利用できる無線チャンネルは数チャンネルに限られる。近い将来、利用者数が大幅に増加した場合、無線チャンネル数の制限から各端末で十分な通信速度が得られなくなることが懸念される。
一方、10GHzを超える準ミリ波〜ミリ波帯には広大な周波数帯域が残されている。こうした準ミリ波〜ミリ波帯の無線通信システムとして、電気通信業務向け加入者無線アクセス(Fixed Wireless Access:FWA、22GHz帯、26GHz帯、38GHz帯)、公共業務向け18GHz帯無線システム、次世代高速無線LAN(25Hz帯、27GHz帯)などがあり、これら無線通信システムの通信周波数帯域を合わせると6GHz近い広い周波数帯域を利用することが可能となる。
また、準ミリ波〜ミリ波帯の無線通信では、システム構成にもよるが、その通信速度は、通常、数十〜100Mbps以上を実現可能であり、光ファイバを用いた通信に匹敵する高速通信を無線で実現することが可能である。
従って、この準ミリ波〜ミリ波帯を無線データ通信に活用したブロードバンド無線通信システムの普及により、周波数帯域の不足の問題を解消し得る。
ここで、従来の準ミリ波〜ミリ波帯FWAシステムは、モデムや高周波回路等の構成要素(構成機器)が、無線LANシステム(2.4GHz帯、5GHz帯)の構成要素と異なる専用品となっている。このため、既に普及し大幅な低コスト化も進んでいる時分割多重復信(TDD)方式の無線LANシステムの通信機器やその製造設備等を有効活用(流用)できず、これが、省資源化や低コスト化を困難とし、準ミリ波〜ミリ波帯FWAシステムの普及の妨げとなっている。
そこで、既に普及している無線LANシステムのモデムを有効活用し、その通信信号を準ミリ波〜ミリ波に周波数変換する無線通信装置を構成すれば、これが省資源化や低コスト化につながり、準ミリ波〜ミリ波帯FWAシステムの普及を促進できると考えられる。
例えば、特許文献1には、サーキュレータと周波数コンバータとを用いて、無線LAN用のモデムの通信信号を準ミリ波帯〜ミリ波帯の信号に変換して無線伝送する無線通信装置が示されている。
無線LANシステムのモデムを利用した場合、システムの通信速度は、そのモデムの性能(通信速度)に拘束される。現在の主流であるIEEE802.11g規格に準拠した無線LAN用のモデムは、その通信速度が最大54Mbps(ファイル転送などを行う際の実効伝送速度は20〜25Mbps程度)であり、そのままでは光ファイバを用いた通信に相当する通信速度は得られない。
これに対し、複数の信号伝送ラインを並列させて無線チャンネルを複数チャンネルに多重化することにより高速通信が可能なMIMO(Multiple Input / Multiple Output)方式のモデム(以下、MIMOモデムという)が普及しつつある。このMIMOモデムは、複数の信号伝送ラインそれぞれにおいてIEEE802.11g規格に準拠した通信(最大54Mbps)を行うが、信号伝送ラインの多重化(通常は2チャンネル)により高速の通信(通常は最大108Mbps)を行うことができる。
また、特許文献2には、MIMO通信における複数の信号伝送ラインごとに送信回路と受信回路とアンテナとを設け、通信制御回路により、各アンテナの給電端子にそれぞれ所定の位相差をもって給電することにより、アンテナそれぞれの電波の偏波状態を制御する無線通信装置が示されている。
特開2005−253044号公報 特開2006−33306号公報
ところで、MIMOモデムを特許文献1に示される通信システムに適用し、準ミリ波帯〜ミリ波帯の無線信号による通信システム(以下、特許文献1応用MIMOシステムという)を構成した場合、特許文献2に示される構成と同様に信号伝送ラインが複数となる。このため、複数の信号伝送ラインそれぞれについてアンテナ及びアンプ(送信用及び受信用)を設けることが必要となり、多重化するチャンネル数(信号伝送ラインの数)を増やすほど、信号伝送ラインの引き回しスペースの増大や装置自体の大型化、さらには施工コストや装置コストの増大が顕著になるという問題点があった。
また、一般にLAN用のモデムは室内に配置されるが、準ミリ波〜ミリ波帯の無線通信により大容量(高速)のデータ伝送を行う場合、そのアンテナを室外に配置したい、即ち、モデムとアンテナとを離れた位置に配置したい場合がある。例えば、異なる建物相互間で通信を行う場合等には、アンテナを障害物が少ない高所(ビルの屋上等)に配置することが望ましい。この場合、前記特許文献1応用MIMOシステムでは、信号減衰防止のために周波数コンバータがアンテナに近い位置に設けられることになる。このため、前記特許文献1応用MIMOシステムでは、モデムとアンテナとの距離が離れるほど、信号伝送ラインの引き回しスペースの増大とその施工コストの増大がより顕著になるという問題点があった。
従って、本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、2.4GHz帯や5GHz帯等の信号で通信を行う既存のMIMO方式のモデムをそのまま有効活用して無線チャンネルを複数チャンネルに多重化することにより、準ミリ波帯〜ミリ波帯等の他の周波数帯域での高速の無線通信(双方向)を行うことが可能な通信システムを、省スペースかつ低コストで実現できる無線通信装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は、1又は複数のMIMO方式のモデム(前記MIMOモデム)により複数の信号伝送ライン(以下、個別信号伝送ラインという)それぞれを通じて共通の周波数帯域で送受信される複数の通信信号を、相手側無線通信装置との間でアンテナを通じて無線信号により中継伝送する無線通信装置であり、以下の(1)〜(5)に示す各構成要素を備えるものである。
(1)前記複数の個別信号伝送ラインそれぞれにおいて周波数がそれぞれ異なる発振信号を混合することにより前記通信信号の周波数を前記共通の周波数帯域と前記複数の個別信号伝送ラインごとに異なる中間周波数帯域との間で変換する複数の中間周波数変換手段。
(2)前記中間周波数変換手段よりも前記アンテナ側における前記複数の個別信号伝送ラインそれぞれにおいて当該個別信号伝送ラインに対応する前記中間周波数帯域の信号を通過させるとともに他の前記個別信号伝送ラインに対応する前記中間周波数帯域の信号を遮断する複数の中間周波数用バンドパスフィルタ。
(3)前記中間周波数用バンドパスフィルタよりも前記アンテナ側において前記複数の個別信号伝送ラインそれぞれと1つの共用信号伝送ラインとを連結し、送信信号の重畳及び受信信号の分岐を行う信号重畳・分岐手段。
(4)前記共用信号伝送ラインから前記アンテナに向かう送信信号の周波数を前記中間周波数帯域から無線伝送用周波数帯域へ変換する送信周波数変換手段。
(5)前記アンテナから前記共用信号伝送ラインに向かう受信信号の周波数を前記無線伝送用周波数帯域から前記中間周波数帯域へ変換する受信周波数変換手段。
ここで、本発明に係る無線通信装置は、前記共通の周波数帯域が、2.4GHz帯又は5GHz帯であり、前記無線伝送用周波数帯域がミリ波帯又は準ミリ波帯であるものが典型例である。
また、本発明に係る無線通信装置は、前記共用信号伝送ラインと前記送信周波数変換手段と前記受信周波数変換手段とがサーキュレータを介して接続された構成を有すること(即ち、そのようなサーキュレータを備えること)が考えられる。同様に、本発明に係る無線通信装置は、前記送信周波数変換手段と前記受信周波数変換手段と前記アンテナとがサーキュレータを介して接続された構成を有すること(即ち、そのようなサーキュレータを備えること)が考えられる。
これにより、当該無線通信装置は、MIMOモデムの送受信タイミングに同期させて信号伝送ラインの切り替え(送信ラインと受信ラインの切り替え)を行うスイッチを備える必要がなく、構成がシンプルとなる。
以上の構成を備えた本発明に係る無線通信装置では、前記中間周波数変換手段及び前記信号重畳・分岐手段が、MIMOモデムにより並列的に送信される複数の送信信号(複数チャンネル分多重化された共通の周波数帯域の信号)を、それぞれ異なる周波数帯域の信号に変換して重畳する。そして、その複数の信号が重畳された信号は、前記送信周波数変換手段によって無線周波数帯域の信号に周波数変換がなされた上でアンテナを通じて送信される。
また、本発明に係る無線通信装置では、前記受信周波数変換手段が、アンテナを通じて相手側の無線通信装置から受信された信号(周波数帯域が異なる複数の受信信号が重畳された信号)について、そこに重畳された各信号が前記複数の中間周波数用バンドパスフィルタそれぞれを通過するように前記中間周波数帯域へ周波数変換を行う。そして、その中間周波数帯域の信号(受信信号)は、前記信号重畳・分岐手段によって分岐され、前記複数の中間周波数用バンドパスフィルタそれぞれを通過し、さらに前記中間周波数変換手段により周波数変換がなされることにより、MIMOモデムにより並列的に受信される前記共通の周波数帯域の複数の受信信号となってMIMOモデムに入力される。
本発明によれば、2.4GHz帯や5GHz帯等(前記共通の周波数帯域の一例)の信号で通信を行う既存のMIMO方式のモデムをそのまま有効活用することにより、準ミリ波帯〜ミリ波帯等の他の周波数帯域(前記無線伝送用周波数帯域の一例)での高速の無線通信(双方向)を行うことが可能となる。
さらに、本発明に係る無線通信装置は、MIMOモデムにより送受信される複数チャンネル分の通信信号が周波数変換後に重畳された信号(前記中間周波数帯域の信号)を、1つの前記共用信号伝送ラインを通じて伝送する。このため、チャンネル間でアンテナ及びアンプ(送信用及び受信用)を共用することができ、多重化するチャンネル数(信号伝送ラインの数)を増やしても、信号伝送ラインの引き回しスペースの増大や装置自体の大型化、及び施工コストや装置コストの増大を極力抑えることができる。特に、モデムとアンテナとの距離が離れるほど、前記特許文献1応用MIMOシステムと比べた場合の信号伝送ラインの引き回しスペースやその施工コストの低減効果(抑制効果)がより顕著となる。
以下添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明し、本発明の理解に供する。尚、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
ここに、図1は本発明の実施形態に係る無線通信装置Xを構成要素とする無線通信システムZの概略構成図、図2は無線通信システムZに対する第1の比較例である無線通信システムY1の概略構成図、図3は無線通信システムZに対する第2の比較例である無線通信システムY2の概略構成図、図4は無線通信装置Xの構成要素であるダイプレクサの概略構成図、図5は無線通信システムZの応用例である無線通信システムZ’の概略構成図である。
まず、図1に示す概略構成図を参照しつつ、本発明の実施形態に係る無線通信装置X及びこれを構成要素とする無線通信システムZについて説明する。
無線通信システムZは、IEEE802.11g規格に準拠した時分割多重復信(TDD)方式の通信を並列的に複数チャンネル(本実施形態では2チャンネル)について行うMIMO方式のモデムであるMIMOモデム1と、これに接続される無線通信装置Xと、アンテナ4とを備える。そして、この無線通信システムZと同様の構成を有する無線通信システムが相手局側に存在し、自局側の無線通信システムZと相手局側の無線通信システムとが双方向の無線通信を行う。なお、図示していないが、MIMOモデム1には、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置が、直接或いはHUB等の通信機器を介して接続され、MIMOモデム1が、送信信号の変調と受信信号の復調とを行う。
また、無線通信装置Xは、2チャンネル分の入出力端子11、12を備えたMIMOモデム1(MIMO方式のモデム)と並列の2つの信号伝送ライン101、102(以下、チャンネル別ラインという)を通じて接続される。さらに、無線通信装置Xは、アンテナ4と1つの信号伝送ライン103(以下、アンテナラインという)を通じて接続される。
そして、無線通信装置Xは、2つのチャンネル別ライン101、102(個別信号伝送ラインに相当)それぞれを通じて共通の周波数帯域fMOである2.4GHz帯又は5GHz帯で送受信される複数の通信信号を、相手局側の無線通信装置との間でアンテナ4を通じてミリ波帯又は準ミリ波帯の無線信号により中継伝送する。
図1に示すように、無線通信装置Xは、信号重畳器2と、周波数コンバータ装置3とを備え、それらが1つの信号伝送ライン100(以下、共用ラインという)を通じて接続されている。
また、信号重畳器2は、2つのチャンネル信号用ミキサ211、212と、2つの局部発振器221、222と、ダイプレクサ23とを備えている。
信号重畳器2において、チャンネル信号用ミキサ211及び局部発振器221と、チャンネル信号用ミキサ212及び局部発振器222とは、それぞれ周波数コンバータ201、202(以下、中間周波数コンバータという)を構成し、2つの局部発振器221、222は、それぞれ周波数が異なる発振信号(周期信号)を出力する。図1に示す例では、局部発振器221の発振周波数はfLO1、局部発振器222の発振周波数はfLO2である。
そして、中間周波数コンバータ201、202それぞれは(複数の中間周波数変換手段の一例)、2つのチャンネル別ライン101、102それぞれにおいて、周波数がそれぞれ異なる発振信号(局部発振器221、222の出力信号)を混合することにより、MIMOモデム1により送受信される通信信号の周波数を、前記共通の周波数帯域fMOと2つの前記チャンネル別ライン101、102ごとに異なる周波数帯域(以下、中間周波数帯域(fMO−fLO1)及び(fMO−fLO2))との間で変換する。
即ち、MIMOモデム1により各チャンネル別ライン101、102を通じて出力(送信)される送信信号は、チャンネル信号用ミキサ211、212及び局部発振器221、222により、その周波数が前記共通の周波数帯域fMOから前記中間周波数帯域(fMO−fLO1)及び(fMO−fLO2)へ変換される。一方、周波数コンバータ装置3から共用ライン100及びダイプレクサ23を通じて入力される受信信号は、チャンネル信号用ミキサ211、212及び局部発振器221、222により、その周波数が前記中間周波数帯域(fMO−fLO1)及び(fMO−fLO2)から前記共通の周波数帯域fMOへ変換される。
図4はダイプレクサ23の概略構成を表す図である。
図4に示すように、ダイプレクサ23は、2つのバンドパスフィルタ231、232(以下、中間周波数用バンドパスフィルタという)と、信号重畳・分岐部24とを備えている。
前記中間周波数用バンドパスフィルタ231、232は、それぞれ前記中間周波数帯域(fMO−fLO1)、(fMO−fLO2)を通過帯域とするバンドパスフィルタである。即ち、前記中間周波数用バンドパスフィルタ231、232は、中間周波数コンバータ201、202よりもアンテナ4側におけるチャンネル別ライン101、102それぞれにおいて、それが設けられたチャンネル別ライン101又は102に対応する前記中間周波数帯域(fMO−fLO1)又は(fMO−fLO2)の信号を通過させ、他のチャンネル別ライン102又は101の前記中間周波数帯域に対応する信号を遮断するフィルタである。
また、信号重畳・分岐部24は、前記中間周波数用バンドパスフィルタ231、232よりもアンテナ4側において、2つのチャンネル別ライン101、102それぞれと1つの前記共用ライン100とを連結し、送信信号の重畳(合波)及び受信信号の分岐(分波)を行うものである(信号重畳・分岐手段に相当)。
一方、図1に示すように、周波数コンバータ装置3は、第1サーキュレータ31及び第2サーキュレータ35と、送信ミキサ32a及び受信ミキサ32bと、局部発振器33(発振周波数fLO)と、送信アンプ34a及び受信アンプ34bと、バンドパスフィルタ36とを備えている。ここで、送信ミキサ32a及び局部発振器33によって送信用アップコンバータ3aが構成され、受信ミキサ32b及び局部発振器33によって受信用ダウンコンバータ3bが構成されている。即ち、局部発振器33は、送信用アップコンバータ3a及び受信用ダウンコンバータ3bによって共用されている。
送信用アップコンバータ3a(送信周波数変換手段の一例)は、共用ライン100からアンテナ4へ向かう送信信号の周波数を、前記中間周波数帯域(fMO−fLO1)、(fMO−fLO2)から無線伝送用のミリ波帯又は準ミリ波帯の周波数帯域(fMO−fLO1+2fLO)、(fMO−fLO2+2fLO)へ変換する周波数コンバータである。
また、受信用ダウンコンバータ3b(受信周波数変換手段の一例)は、アンテナ4から共用ライン100へ向かう受信信号の周波数を、無線伝送用のミリ波帯又は準ミリ波帯の周波数帯域(fMO−fLO1+2fLO)、(fMO−fLO2+2fLO)から前記中間周波数帯域(fMO−fLO1)、(fMO−fLO2)へ変換する周波数ダウンコンバータである。
ここで、送信用アップコンバータ3a及び受信用ダウンコンバータ3bは、送信ミキサ32a及び受信ミキサ32bによって生成される高周波信号のうち2倍高調波を用いる構成を有しているため、それらの出力信号の周波数はそれぞれの入力信号の周波数から2fLOだけ周波数がシフトした信号となっている。
なお、図1において表記が省略されているが、前記送信アンプ34aと第2サーキュレータ35との間には、送信側の前記2倍高調波の周波数帯域(fMO−fLO1+2fLO)の信号のみを通過させるバンドパスフィルタが、また、前記受信ミキサ32bと前記第1サーキュレータ31との間には、受信側の前記2倍高調波の周波数帯域(fMO−fLO2)の信号のみを通過させるバンドパスフィルタがそれぞれ設けられている。
図1に示すように、共用ライン100と送信用アップコンバータ3aと受信用ダウンコンバータ3bとは、第1サーキュレータ31を介して接続されている。これにより、第1サーキュレータ31は、共用ライン100を通じて伝送されてくる信号(送信信号)を、前記送信用アップコンバータ3aへ伝送するとともに、前記受信用ダウンコンバータ3bから伝送されてくる信号(受信信号)を、共用ライン100へ伝送する。
また、送信用アップコンバータ3aと受信用ダウンコンバータ3bとアンテナ4とは、第2サーキュレータ35を介して接続されている。これにより、第2サーキュレータ35は、送信用アップコンバータ3aを通じて伝送されてくる信号(送信信号)をアンテナ4側(アンテナライン103)へ伝送するとともに、アンテナ4側から伝送されてくる信号(受信信号)を受信用ダウンコンバータ3bへ伝送する。
また、送信アンプ34aは、送信用アンプコンバータ3aにより周波数変換(アップコンバート)された送信信号を増幅するアンプである。
また、受信アンプ34bは、受信用ダウンコンバータ3bにより周波数変換(ダウンコンバート)される受信信号を増幅するアンプである。
また、周波数コンバータ装置3におけるバンドパスフィルタ36は、第2サーキュレータ35とアンテナ4との間に設けられ、無線伝送用のミリ波帯又は準ミリ波帯の周波数帯域(fMO−fLO1+2fLO)、(fMO−fLO2+2fLO)の信号を通過させ、その他の帯域の信号を遮断するノイズ除去用のバンドパスフィルタである。
以上に示した無線通信装置Xでは、前記中間周波数コンバータ201、202及び信号重畳・分岐部24(ダイプレクサ23内)が、MIMOモデム1により各チャンネル別ライン101、102を通じて並列的に送信される複数の送信信号を、それぞれ異なる中間周波数帯域の信号に変換して重畳する。そして、その複数の信号が重畳された信号は、前記送信用アップコンバータ3aによって無線周波数帯域(ミリ波帯又は準ミリ波帯)の信号に周波数変換がなされた上でアンテナ4を通じて送信される。
また、受信用ダウンコンバータ3bが、アンテナ4を通じて相手側の無線通信装置から受信された信号(周波数帯域が異なる2つの受信信号が重畳された信号)について、そこに重畳された各信号が2つの中間周波数用バンドパスフィルタ231、232それぞれを通過するように前記中間周波数帯域へ周波数変換を行う。そして、その中間周波数帯域の信号(受信信号)は、信号重畳・分岐部24によって分岐され、2つの中間周波数用バンドパスフィルタ231、232それぞれを通過し、さらに中間周波数コンバータ201、202により周波数変換がなされることにより、MIMOモデム1により並列的に受信される前記共通の周波数帯域の2つの受信信号となってMIMOモデム1に入力される。
従って、無線通信装置Xを用いれば、2.4GHz帯や5GHz帯等(前記共通の周波数帯域)の信号で通信を行う既存のMIMOモデム1をそのまま有効活用することにより、準ミリ波帯〜ミリ波帯等の他の周波数帯域での高速の無線通信(双方向)を行うことが可能となる。例えば、前記チャンネル別ライン101、102それぞれを通じた信号伝送速度が最大54Mbpsであっても、全体として最大108Mbpsの通信を行うことができる。
さらに、無線通信装置Xは、MIMOモデム1により送受信される2チャンネル分の通信信号が周波数変換後に重畳された信号を、1つの共用ライン100を通じて伝送する。このため、チャンネル間でアンテナ及びアンプ(送信用及び受信用)を共用することができ、多重化するチャンネル数(前記チャンネル別ラインの数)を増やしても、信号伝送ラインの引き回しスペースの増大や装置自体の大型化、及び施工コストや装置コストの増大を極力抑えることができる。特に、MIMOモデム1が室内に配置され、アンテナ4が建物の屋上に配置される場合のように、MIMOモデム1とアンテナ4との距離が離れるほど、信号伝送ラインの引き回しスペースやその施工コストの低減効果(抑制効果)がより顕著となる。
[応用例]
次に、図5に示す概略構成図を参照しつつ、以上に示した無線通信システムZの応用例である無線通信システムZ’について説明する。
無線通信システムZ’は、複数のMIMOモデム1と、これらに接続される無線通信装置X’と、アンテナ4とを備える。
また、無線通信装置X’は、複数のMIMOモデム1ごとに設けられた複数の中間信号処理部Qと、信号重畳・分岐部24’と、前記周波数コンバータ装置3とを備えている。ここで、周波数コンバータ装置3及びアンテナ4は、前記無線通信装置Xにおける周波数コンバータ装置3及びアンテナ4と同じものである。
また、中間信号処理部Qは、チャンネル別ライン101、102ごとに前記中間周波数コンバータ201、202と前記中間周波数用バンドパスフィルタ231、232とを備えている。これら中間周波数コンバータ201、202及び中間周波数用バンドパスフィルタ231、232の機能は、前記無線通信装置Xに設けられるものと同じである。なお、中間信号処理部Qそれぞれに設けられる複数の局部発振器221、222は、それぞれ異なる周波数の発振信号を出力するものである。従って、中間信号処理部Qそれぞれに設けられる複数の中間周波数用バンドパスフィルタ231、232の信号通過帯域も、複数の中間周波数コンバータ201、202それぞれに対応した帯域に設定されている。
また、信号重畳・分岐部24’は、前述した信号重畳・分岐部24に対し、接続されるチャンネル別ライン201、202の数が多いこと以外は、チャンネルライン201、202と共用ライン100との間で信号の重畳又は分岐を行うという同様の機能を果たすものである。
このような構成を備えた無線通信装置X’は、3チャンネル以上に多重化されたMIMOモデム1の通信信号を、1組の共用ライン100、周波数コンバータ装置3及びアンテナ4を通じて無線伝送することができる。
[第1の比較例]
次に、図2に示す概略構成図を参照しつつ、無線通信システムZに対する第1の比較例である無線通信システムY1の構成について説明する。
無線通信システムY1は、MIMOモデム1と、これに接続される周波数コンバータ装置5と、2つのアンテナ41、42(以下、それぞれ第1アンテナ41、第2アンテナ42という)とを備える。そして、この無線通信システムY1と同様の構成を有する無線通信システムが相手局側に存在し、自局側の無線通信システムY1と相手局側の無線通信システムとが双方向の無線通信を行う。
周波数コンバータ装置5は、一方のチャンネル別ライン101について、第1サーキュレータ511、第2サーキュレータ551、送信ミキサ521a、送信アンプ541a、受信ミキサ521b、受信アンプ541b及びバンドパスフィルタ561を備えている。同様に、周波数コンバータ装置5は、他方のチャンネル別ライン102について、第1サーキュレータ512、第2サーキュレータ552、送信ミキサ522a、送信アンプ542a、受信ミキサ522b、受信アンプ542b及びバンドパスフィルタ562を備えている。さらに、周波数コンバータ装置5は、局部発振器53も備えている。
即ち、周波数コンバータ装置5は、チャンネル別ライン101、102それぞれについて、前記周波数コンバータ装置3(図1)と同様の構成を備えている。但し、局部発振器53は、両チャンネルについて共用である。即ち、一方のチャンネル別ライン101について、送信ミキサ521a及び局部発振器53によって送信用アップコンバータが構成され、受信ミキサ521b及び局部発振器53によって受信用ダウンコンバータが構成されている。以下、それぞれ送信用アップコンバータ51a、受信用ダウンコンバータ51bと称する(いずれも不図示)。同様に、他方のチャンネル別ライン102について、送信ミキサ522a及び局部発振器53によって送信用アップコンバータが構成され、受信ミキサ522b及び局部発振器53によって受信用ダウンコンバータが構成されている。以下、それぞれ送信用アップコンバータ52a、受信用ダウンコンバータ52bと称する(いずれも不図示)。
チャンネル別ライン101、102それぞれを通じて伝送される前記共通の周波数帯域fMOの送信信号は、第1サーキュレータ511、512によって前記送信用アップコンバータ51a、52aに伝送され、その周波数が、送信用アップコンバータ51a、52aによってミリ波帯又は準ミリ波帯に変換される。
さらにその送信信号(ミリ波帯又は準ミリ波帯の信号)は、送信アンプ541a、542aにより増幅され、第2サーキュレータ551、552によってバンドパスフィルタ561、562に伝送され、フィルタ処理がなされた後に各アンテナ41、42を通じて無線送信される。なお、各バンドパスフィルタ561、562は、ノイズ除去用のフィルタである。
ここで、第1アンテナ41と第2アンテナ42とは、送受信する電波の偏波方向が異なる。図2に示す例では、第1アンテナ41は、垂直偏波を送受信するアンテナであり、第2アンテナ42は、水平偏波を送受信するアンテナである。例えば、第1アンテナ41及び第2アンテナ42は、それぞれ偏波方向が異なる2面のパッチアレーアンテナにより構成される。
この無線通信システムY1では、MIMOモデム1により並列的に送受信される複数チャンネルの通信信号が、同じ周波数帯域(ミリ波帯又は準ミリ波帯)の無線信号によって伝送される。このため、無線通信システムY1では、複数チャンネルの通信信号が相互に混信することを防止するため、偏波方向が異なる第1アンテナ41及び第2アンテナ42を通じて無線信号の送受信を行う。
このような無線通信システムY1によっても、2.4GHz帯や5GHz帯等の信号で通信を行う既存のMIMOモデム1をそのまま有効活用することにより、準ミリ波帯〜ミリ波帯等の他の周波数帯域での高速の無線通信(双方向)を行うことが可能となる
しかしながら、無線通信システムY1では、MIMOモデム1から周波数コンバータ装置5まで、及び周波数コンバータ装置5から各アンテナ41、42までの全範囲において、信号伝送ラインの数がチャンネル数(チャンネル別ライン101、102の数)と同じとなる。
このため、多重化するチャンネル数(信号伝送ラインの数)を増やすほど、信号伝送ラインの引き回しスペースの増大や装置自体の大型化、さらには施工コストや装置コストの増大が顕著になる。
[第2の比較例]
次に、図3に示す概略構成図を参照しつつ、無線通信システムZに対する第2の比較例である無線通信システムY2の構成について説明する。
無線通信システムY2は、MIMOモデム1と、これに接続される前記信号重畳器2と、これに接続される信号分離器6と、これに接続される前記周波数コンバータ装置5と、これに接続される前記第1アンテナ41及び前記第2アンテナ42とを備えている。
無線通信システムY2における信号重畳器2は、前記無線通信システムZにおける信号重畳器2と同じものである。同様に、無線通信システムY2における周波数コンバータ装置5及び各アンテナ41、42は、前記無線通信システムY1における周波数コンバータ装置5及び各アンテナ41、42と同じものである。
即ち、無線通信システムY2は、前記無線通信システムZにおける周波数コンバータ装置3及びアンテナ4の代わりに、信号分離器6と前記無線通信システムY2における周波数コンバータ装置5及び2つのアンテナ41、42を有して構成されたものである。
無線通信システムY2における信号分離器6は、前記信号重畳器2と全く同じ構成要素を備えるものであるが、信号伝送ラインに対する接続方向が逆向きであるため、前記信号重畳器2と反対の処理を実行するものである。
図3に示すように、信号分離器6は、ダイプレクサ63と2つのチャンネル信号用ミキサ611、612と、2つの局部発振器621、622とを備えている。ダイプレクサ63の構成は、図4に示したダイプレクサ23と同様である。
従って、信号重畳器2から共用ライン100を通じて信号分離器6に伝送されてくる送信信号は、ダイプレクサ63内の前記信号重畳・分岐部24(図4参照)によって2分岐され、さらに、2分岐された各信号が前記中間周波数用バンドパスフィルタ231、232によってフィルタ処理がなされ、2つのチャンネル信号用ミキサ611、612それぞれに入力される。これにより、信号重畳器2によって前記中間周波数帯域の周波数に変換された信号(複数チャンネル分の送信信号が重畳された信号)が、再び前記共通の周波数帯域fMOの元の信号に戻され、周波数コンバータ装置5に入力される。
また、周波数コンバータ装置5を通じて信号分離器6に伝送されてくる受信信号は、2つのチャンネル信号用ミキサ611、612それぞれによって前記中間周波数帯域の周波数に変換され、さらに、それら周波数変換後の信号がダイプレクサ63内の前記信号重畳・分岐部24(図4参照)によって重畳され、共用ライン100を通じて前記信号重畳器2に入力される。
これにより、無線通信システムY2では、前記無線通信システムY1の場合と同様に、MIMOモデム1により並列的に送受信される複数チャンネルの通信信号が、同じ周波数帯域(ミリ波帯又は準ミリ波帯)の無線信号によって伝送される。このとき、偏波方向が異なる第1アンテナ41及び第2アンテナ42を通じて無線伝送が行われる結果、複数チャンネルの通信信号が相互に混信することが防止される。
また、無線通信システムY2は、MIMOモデム1により送受信される複数チャンネル分の通信信号が周波数変換後に重畳された信号を、1つの共用ライン100を通じて伝送する。このため、多重化するチャンネル数(前記チャンネル別ラインの数)を増やしても、信号伝送ラインの引き回しスペース及びその施工コストの増大を極力抑えることができる。但し、無線通信システムY2は、前記無線通信システムZに比べると、周波数コンバータ装置5が、チャンネル別ライン101、102それぞれについてアンプや周波数コンバータ、アンテナを備える必要がある点、及び信号分離器6を設ける必要がある点において、装置構成が複雑となる。
本発明は、無線通信装置への利用が可能である。
本発明の実施形態に係る無線通信装置Xを構成要素とする無線通信システムZの概略構成図。 無線通信システムZに対する第1の比較例である無線通信システムY1の概略構成図。 無線通信システムZに対する第2の比較例である無線通信システムY2の概略構成図。 無線通信装置Xの構成要素であるダイプレクサの概略構成図。 無線通信システムZの応用例である無線通信システムZ’の概略構成図。
符号の説明
X、X’…本発明の実施形態に係る無線通信装置
Z、Z’…無線通信システム
Q…中間信号処理部
1…MIMOモデム
2…信号重畳器
3…周波数コンバータ装置
4…アンテナ
11、12…入出力端子
23…ダイプレクサ
24、24’…信号重畳・分岐部
31…第1サーキュレータ
32a…送信ミキサ
32b…受信ミキサ
33、221、222…局部発振器
34a…送信アンプ
34b…受信アンプ
35…第2サーキュレータ
36…バンドパスフィルタ
100…共用ライン
101、102…チャンネル別ライン
103…アンテナライン
201、202…中間周波数コンバータ
211、212…チャンネル信号用ミキサ
231、232…中間周波数用バンドパスフィルタ

Claims (4)

  1. 1又は複数のMIMO方式のモデムにより複数の個別信号伝送ラインそれぞれを通じて共通の周波数帯域で送受信される複数の通信信号を、相手側無線通信装置との間でアンテナを通じて無線信号により中継伝送する無線通信装置であって、
    前記複数の個別信号伝送ラインそれぞれにおいて周波数がそれぞれ異なる発振信号を混合することにより前記通信信号の周波数を前記共通の周波数帯域と前記複数の個別信号伝送ラインごとに異なる中間周波数帯域との間で変換する複数の中間周波数変換手段と、
    前記中間周波数変換手段よりも前記アンテナ側における前記複数の個別信号伝送ラインそれぞれにおいて当該個別信号伝送ラインに対応する前記中間周波数帯域の信号を通過させるとともに他の前記個別信号伝送ラインに対応する前記中間周波数帯域の信号を遮断する複数の中間周波数用バンドパスフィルタと、
    前記中間周波数用バンドパスフィルタよりも前記アンテナ側において前記複数の個別信号伝送ラインそれぞれと1つの共用信号伝送ラインとを連結し、送信信号の重畳及び受信信号の分岐を行う信号重畳・分岐手段と、
    前記共用信号伝送ラインから前記アンテナに向かう送信信号の周波数を前記中間周波数帯域から無線伝送用周波数帯域へ変換する送信周波数変換手段と、
    前記アンテナから前記共用信号伝送ラインに向かう受信信号の周波数を前記無線伝送用周波数帯域から前記中間周波数帯域へ変換する受信周波数変換手段と、
    を具備してなることを特徴とする無線通信装置。
  2. 前記共用信号伝送ラインと前記送信周波数変換手段と前記受信周波数変換手段とがサーキュレータを介して接続されてなる請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記送信周波数変換手段と前記受信周波数変換手段と前記アンテナとがサーキュレータを介して接続されてなる請求項1又は2のいずれかに記載の無線通信装置。
  4. 前記共通の周波数帯域が2.4GHz帯又は5GHz帯であり、前記無線伝送用周波数帯域がミリ波帯又は準ミリ波帯である請求項1〜3のいずれかに記載の無線通信装置。
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