JPH0878628A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JPH0878628A
JPH0878628A JP6209791A JP20979194A JPH0878628A JP H0878628 A JPH0878628 A JP H0878628A JP 6209791 A JP6209791 A JP 6209791A JP 20979194 A JP20979194 A JP 20979194A JP H0878628 A JPH0878628 A JP H0878628A
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electrode
electrode layer
forming
film
width
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JP6209791A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Tsukamoto
和宏 塚本
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体装置の微細化に伴うMOSトランジス
タとキャパシタとの間のリーク電流の発生を防止しつつ
かつキャパシタの信頼性を向上させることのできる半導
体装置およびその製造方法を提供する。 【構成】 層間酸化膜15とキャパシタ28の下部電極
18を構成する第1電極21との間にシリコン窒化膜2
7が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体装置およびそ
の製造方法に関し、より特定的には、半導体基板上に形
成されるキャパシタに関する。
【0002】
【従来の技術】DRAM(ダイナミック・ランダム・ア
クセス・メモリ)は、1個のトランジスタと1個のキャ
パシタ・セルからなるメモリ・セルを集積した構造を有
している。
【0003】最近のDRAMの高集積化の要求に伴い、
より小さなサイズのキャパシタ・セルが必要とされてい
る。このため、より小さなスペースでキャパシタの容量
を大きくするための手段として、キャパシタ・セルの容
量電極の表面を増加する方法が種々考えられている。こ
の方法を用いた構造として、キャパシタ・セルを半導体
基板の上部に設けたスタックト・キャパシタセルが現在
用いられている。
【0004】しかしながら、今後、より高度な微細化に
対応するためには、より微小な領域で十分なキャパシタ
容量を得る工夫が必要とされている。その中の1つとし
て、たとえば特開平5−90488号公報に、キャパシ
タの容量電極の表面層を増加して、キャパシタの小型化
を実現させる技術が開示されている。以下、この技術を
DRAMに用いた場合について説明する。
【0005】まず図13を参照して、DRAMの平面構
造について説明する。シリコン基板の上に、複数のワー
ド線6Wが設けられている。ワード線6Wと直交するよ
うに、ビット線14が形成されている。ワード線6Wと
ビット線14とが交差する部分の近傍に、ビット線コン
タクト11とストレージノードコンタクト16が設けら
れている。
【0006】次に、図14を参照して、図13中I−I
線矢視断面構造について説明する。シリコン基板1の所
定の領域にLOCOS酸化膜2が形成されている。この
LOCOS酸化膜2によって規定される活性領域には、
ワード線6Wをゲート電極とするMOSトランジスタ6
が形成されている。
【0007】このMOSトランジスタ6は、シリコン基
板1の上にゲート酸化膜3を介して、リンなどの不純物
が導入されたポリシリコンからなるゲート電極4を有し
ている。このゲート電極4を左右から挟むように、半導
体基板1の表面には、不純物領域からなる1対のソース
/ドレイン領域8が形成されている。また、ゲート電極
4の上に酸化膜5が形成されており、ゲート電極4の側
面には、側壁酸化膜9が形成されている。
【0008】次に、ソース/ドレイン領域8の一方に
は、ビット線コンタクトホール11が形成され、このビ
ット線コンタクトホール11内には、ポリシリコン12
と酸化膜13とからなるビット線14が形成されてい
る。また、他方のソース/ドレイン領域8には、層間酸
化膜15に設けられたストレージノードコンタクトホー
ル16を介してキャパシタ・セル28が形成されてい
る。
【0009】このキャパシタ・セル28は、リンなどの
不純物が導入されたポリシリコンからなる下部電極18
と、この下部電極18を覆うように窒化シリコン膜など
からなるキャパシタ誘電体膜19が形成されている。さ
らに、キャパシタ誘電体膜19の上には、リンなどの不
純物が導入されたポリシリコンなどからなる上部電極2
0が形成されている。
【0010】さらに、キャパシタ・セルの容量電極の表
面積を増加させる目的から、下部電極18は、第1の幅
を有する第1電極21と第3電極23と第5電極25
と、第1の幅よりも小さい第2の幅を有する第2電極2
2と第4電極24とから構成されている。
【0011】次に、上記構造よりなるDRAMの製造方
法について、図15〜図20を参照して説明する。
【0012】まず、図15を参照して、MOSトランジ
スタ6が形成されるまでの工程について説明する。シリ
コン基板1の主表面に、LOCOS法により、LOCO
S酸化膜2を形成する。その後、シリコン基板1の上
に、ゲート酸化膜3を形成し、さらにその上に、DRA
Mのゲート電極となるリンなどが導入されたポリシリコ
ン4を堆積し、さらにその上に酸化膜5を堆積する。ポ
リシリコン4と酸化膜5とを選択的にエッチングし、ワ
ード線6Wを形成する。
【0013】次に、シリコン基板1の表面中に、MOS
トランジスタのソース/ドレイン領域8をイオン注入に
より形成する。次に、ワード線6Wを覆うように酸化膜
をCVD法などによりシリコン基板1の上に堆積し、こ
の酸化膜を異方性エッチングを行なうことによって、ゲ
ート電極4と酸化膜5との側壁に、側壁酸化膜9を形成
する。以上により、MOSトランジスタ6が完成する。
【0014】次に、図16を参照して、ビット線14が
形成されるまでの工程について説明する。まず、ゲート
電極6Wを覆うように、シリコン基板1の上に酸化膜1
0を堆積する。その後、酸化膜10を選択的にエッチン
グし、ビット線コンタクトホール11を形成する。次
に、ビット線コンタクトホール11の中に埋込まれるよ
うに、リンなどがドープされたポリシリコン12をシリ
コン基板1の上に形成する。さらに、このポリシリコン
12の上に酸化膜13を形成する。その後、ポリシリコ
ン12と酸化膜13とをパターニングすることによっ
て、ビット線14を形成する。
【0015】次に、図17を参照して、シリコン基板1
の上全面に層間酸化膜15を堆積する。層間酸化膜15
を選択的にエッチングし、ストレージノードコンタクト
16を形成する。
【0016】次に、図18を参照して、ストレージコン
タクトホール16内および層間絶縁膜15の表面全面
に、リンなどの不純物を所定濃度含むポリシリコンなど
からなる第1電極層21を堆積する。その後、この第1
電極層21の上に、この第1電極層21よりも不純物濃
度が高濃度のポリシリコンなどからなる第2電極層22
を堆積する。次に、この第2電極層22の上に、第1電
極層21と同じ不純物濃度を有するポリシリコンなどか
らなる第3電極層23を形成する。その後、この第3電
極層23の上に、第2電極層22と同じ不純物濃度を有
するポリシリコンなどからなる第4電極層24を形成す
る。さらに、この第4電極層24の上に、第1電極層2
1と同じ不純物濃度を有するポリシリコンなどからなる
第5電極層25を形成する。その後、この第5電極層2
5の上に所定のパターンを有するレジスト膜26を形成
する。
【0017】次に、図19を参照して、レジスト膜26
を用いて、第1電極層21、第2電極層22、第3電極
層23、第4電極層24および第5電極層25を所定の
形状にパターニングする。
【0018】次に、図20を参照して、異方性エッチン
グによりレジスト膜26を除去した後、第1電極層21
〜第5電極層25の露出した表面に、等方性エッチング
を行なう。このとき、等方性エッチングによる第1電極
層21〜第5電極層25のエッチングレートは、各電極
層に含まれるリン濃度に比例する。したがって、高濃度
の不純物を含む第2電極層22と第4電極層24の側面
は第1電極層、第3電極層および第5電極層よりも早く
エッチングされるために、図20に示すような形状とな
る。これにより、第1電極層21、第2電極層22、第
3電極層23、第4電極層24および第5電極層25か
らなる下部電極18が完成する。
【0019】その後、この下部電極層18の表面を被覆
するように、シリコン基板1上に窒化シリコン膜などか
らなるキャパシタ誘電体膜19を形成し、その後さら
に、このキャパシタ誘電体膜19の上に、リンなどの不
純物が導入されたポリシリコンなどからなる上部電極2
0を堆積する。これにより、図14に示す断面形状のD
RAMが完成する。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記半
導体装置およびその製造方法には、以下に示す問題点を
有している。
【0021】まず、半導体装置の問題点について、図1
4を参照して説明する。図14に示す半導体装置が高集
積化するに伴い、半導体基板上に形成されるMOSトラ
ンジスタやキャパシタは、さらに微細化され、またMO
Sトランジスタとキャパシタとの間の距離も微細化され
ることになる。そのため、MOSトランジスタとキャパ
シタとの間のリーク電流が問題となる。特に、キャパシ
タ28の下部電極18を構成する第1電極21と、ゲー
ト電極6Wとの間および第1電極21とビット線14を
構成するポリシリコン12との間におけるリーク電流が
問題となり、このリーク電流が発生することにより、M
OSトランジスタが誤動作を起こしてしまう。
【0022】一方、上述した半導体装置の製造方法の問
題点について、図20を参照して説明する。図20に示
す工程においては、所定の形状にパターニングされた第
1電極21〜第5電極25に対し等方性のエッチングを
行ない、第1の幅を有する第1電極21、第3電極23
および第5電極25と第2の幅を有する第2電極22お
よび第4電極24を形成している。
【0023】ところが、エッチングの場合、その各電極
のエッチング量を正確に制御することが比較的困難であ
り、特に、エッチングスピードの速い第2電極22およ
び第4電極24に関してはさらに困難となり、所望の第
1の幅および第2の幅を得ることはできない。
【0024】そのため、エッチング量が足りない場合
は、第1の幅と第2の幅との差があまりないために、容
量電極としての表面が小さくなり、結果としてキャパシ
タの容量が小さくなってしまう。また、エッチング量が
多すぎると、第1の幅と第2の幅との差が大きくなり過
ぎ、下部電極の表面に良好な誘電体膜が形成されず、キ
ャパシタの信頼性を低下させてしまうという問題点を生
じている。
【0025】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、この発明の1つの目的は、半導
体装置の微細化に伴うMOSトランジスタとキャパシタ
との間のリーク電流の発生を防止し得る構造を有する半
導体装置を提供することにある。
【0026】この発明のもう1つの目的は、キャパシタ
の信頼性を向上させることのできる半導体装置の製造方
法を提供することである。
【0027】
【課題を解決するための手段】請求項1における半導体
装置は、半導体基板と、上記半導体基板に形成された不
純物領域と、上記半導体基板上に形成され、不純物領域
に通ずるコンタクトホールを有する層間絶縁膜と、上記
層間絶縁膜の上に形成された酸化防止膜と、上記酸化防
止膜の上に第1の幅をもって形成され、上記コンタクト
ホールを通じて上記不純物領域に電気的に接続された第
1電極と、上記第1の幅よりも小さい第2の幅を有し、
上記第1電極の上に形成された第2電極と、上記第2電
極の上に上記第1の幅を有する第3電極とを含む下部電
極と、上記第1電極と上記第2電極と上記第3電極と上
記酸化防止膜との露出した表面を覆うように形成された
誘電体膜と、上記誘電体膜を覆うように形成された上部
電極とを備えている。
【0028】請求項2における半導体装置は、上記酸化
防止膜は、シリコン窒化膜である。請求項3における半
導体装置は、上記不純物領域は、電界効果トランジスタ
のソース/ドレイン領域である。
【0029】請求項4における半導体装置は、半導体基
板と、上記半導体基板に形成された不純物領域と、上記
半導体基板上に形成され、上記不純物領域に通ずるコン
タクトホールを有する層間絶縁膜と、上記層間絶縁膜の
上に形成された酸化防止膜と、上記コンタクトホール内
に、上記不純物領域に電気的に接続するように埋込めら
れた第1不純物濃度のコンタクト層と、上記酸化防止膜
の上に第1の幅をもって形成され、上記コンタクト層に
電気的に接続され、かつ、上記第1不純物濃度よりも低
い第2不純物濃度の第1電極と、上記第1電極の上に形
成され、上記第1の幅よりも小さい第2の幅を有し、か
つ、上記第1不純物濃度を有する第2電極と、上記第2
電極の上に形成され上記第1の幅を有し、かつ、上記第
2不純物濃度を有する第3電極とを含む下部電極と、上
記第1電極と上記第2電極と上記第3電極と上記酸化防
止膜との露出した表面を覆うように形成された誘電体膜
と、上記誘電体膜を覆うように形成された上部電極とを
備えている。
【0030】請求項5における半導体装置の製造方法
は、以下の工程を備えている。半導体基板の所定の領域
に不純物領域が形成される。その後、上記半導体基板の
上に層間絶縁膜が形成される。
【0031】次に、上記層間絶縁膜の上に酸化防止膜が
形成される。その後、上記層間絶縁膜と上記酸化防止膜
とに上記不純物領域に通ずるコンタクトホールが形成さ
れる。
【0032】次に、上記コンタクトホール内部および上
記酸化防止膜の表面に第1不純物濃度を有する第1電極
層が形成される。その後、上記第1電極層の上に上記第
1不純物濃度よりも高濃度の第2不純物濃度を有する第
2電極層が形成される。
【0033】次に、上記第2電極層の上に上記第1不純
物濃度を有する第3電極層が形成される。その後、上記
第1電極層と上記第2電極層と上記第3電極層とが所定
の形状にパターニングされる。
【0034】次に、上記第1電極層と上記第2電極層と
上記第3電極層とが露出する表面が熱酸化法により酸化
される。その後、上記第1電極層と上記第2電極層と上
記第3電極層との酸化された表面を除去することによ
り、第1の幅を有する第1電極と第3電極、上記第1の
幅よりも小さい第2の幅を有する第2電極を含む下部電
極が形成される。
【0035】次に、上記下部電極の上に誘電体膜が形成
される。その後、上記誘電体膜の上に上部電極が形成さ
れる。
【0036】請求項6における半導体装置の製造方法は
以下の工程を備えている。半導体基板の所定の領域に不
純物領域が形成される。その後、上記半導体基板の上に
層間絶縁膜が形成される。
【0037】次に、上記層間絶縁膜の上に酸化防止膜が
形成される。その後、上記層間絶縁膜と上記酸化防止膜
とに上記不純物領域に通ずるコンタクトホールが形成さ
れる。
【0038】次に、上記コンタクトホール内に、第1不
純物濃度を有する埋込み層が形成される。その後、上記
酸化膜の上に上記埋込み層と電気的に接続するように上
記第1不純物濃度よりも低い第2不純物濃度を有する第
1電極層が形成される。
【0039】次に、上記第1電極層の上に上記第1不純
物濃度を有する第2電極層が形成される。その後、上記
第2電極層の上に上記第2不純物濃度を有する第3電極
層が形成される。
【0040】次に、上記第1電極層と上記第2電極層と
上記第3電極層とが所定の形状にパターニングされる。
その後、上記第1電極層と上記第2電極層と上記第3電
極層とが露出する表面が熱酸化法により酸化される。
【0041】次に、上記第1電極層と上記第2電極層と
上記第3電極層との酸化された表面を除去することによ
り、第1の幅を有する第1電極と第3電極、上記第1の
幅よりも小さい第2の幅を有する第2電極を含む下部電
極が形成される。
【0042】次に、上記下部電極の上に誘電体膜が形成
される。その後、上記誘電体膜の上に上部電極が形成さ
れる。
【0043】請求項7における半導体装置の製造方法
は、以下の工程を備えている。半導体基板の所定の領域
に不純物領域が形成される。その後、上記半導体基板の
上に層間絶縁膜が形成される。
【0044】次に、上記層間絶縁膜の上に酸化防止膜が
形成される。その後、上記層間絶縁膜と上記酸化防止膜
とに上記不純物領域に通ずるコンタクトホールが形成さ
れる。
【0045】次に、上記コンタクトホール内部および上
記酸化防止膜の表面に所定厚さの電極層が形成される。
その後、上記電極層の下層の領域に不純物を導入し、第
1不純物濃度を有する第1電極層が形成される。次に、
上記電極層の中層の領域に不純物を導入し、上記第1不
純物濃度よりも高濃度の第2不純物濃度を有する第2電
極層が形成される。その後、上記電極層の上層の領域に
不純物を導入し、上記第1不純物濃度を有する第3電極
層が形成される。
【0046】次に、上記第1電極層と前記第2電極層と
前記第3電極層とが所定の形状にパターニングされる。
その後、上記第1電極層と上記第2電極層と上記第3電
極層とが露出する表面が熱酸化法により酸化される。
【0047】次に、上記第1電極層と上記第2電極層と
上記第3電極層との酸化された表面を除去することによ
り、第1の幅を有する第1電極層と第3電極層、上記第
1の幅よりも小さい第2の幅を有する第2電極層を含む
下部電極が形成される。
【0048】次に、上記下部電極の上に誘電体膜が形成
される。その後、上記誘電体膜の上に上部電極が形成さ
れる。
【0049】
【作用】請求項1に係る半導体装置では、層間酸化膜
と、下部電極を構成する第1電極との間に酸化防止膜が
設けられている。これにより、第1電極からのリーク電
流が、半導体基板上に形成された他の半導体素子からの
リーク電流を酸化防止膜により未然に防止することが可
能となる。
【0050】請求項2に係る半導体装置では、酸化防止
膜にシリコン窒化膜を用いている。これにより、第1電
極からのリーク電流や半導体基板上に形成された他の半
導体素子からのリーク電流をシリコン窒化膜により効率
よく未然に防ぐことが可能となる。
【0051】請求項3に係る半導体装置では、不純物領
域は、電界効果トランジスタのソース/ドレイン領域を
構成している。したがって、電界効果トランジスタとキ
ャパシタによりDRAMを構成する。これにより、電界
効果トランジスタとキャパシタとの間のリーク電流を未
然に防止し、DRAMの動作を安定させることが可能と
なる。
【0052】請求項4に係る半導体装置では、層間酸化
膜と下部電極を構成する第1電極との間に酸化防止膜が
設けられ、かつ、コンタクトホール内部に第1電極より
も不純物濃度が高濃度のコンタクト層が埋込まれてい
る。これにより、第1電極からのリーク電流や半導体基
板上に形成された他の半導体装置からのリーク電流を酸
化防止膜を用いて未然に防ぐことができるとともに、コ
ンタクトホール内の電気的な抵抗が下げられるため、下
部電極と不純物領域との間のコンタクト抵抗を低く抑え
ることが可能となる。
【0053】請求項5に係る半導体装置の製造方法で
は、第1電極層、第2電極層および第3電極層が露出す
る表面を熱酸化法により酸化している。これにより、従
来の等方性エッチングに比べ、第1電極層、第2電極層
および第3電極層の表面の酸化量を制御よく行なうこと
ができる。また、第1電極層および第3電極層と第2電
極層とのそれぞれの幅の差を所望の値に設定することが
可能となる。
【0054】請求項6に係る半導体装置の製造方法で
は、コンタクトホール内に第1不純物濃度を有する埋込
み層が形成され、酸化防止膜の上に埋込み層と電気的に
接続するように第1不純物濃度よりも低い第2不純物濃
度を有する第1電極層が形成されている。これにより、
コンタクトホール内の電気的な抵抗が下げられるため、
下部電極と不純物領域との間のコンタクト抵抗を低く抑
えることが可能となる。
【0055】請求項7に係る半導体装置の製造方法で
は、コンタクトホール内部および酸化防止膜の表面に電
極層を形成した後に、この電極層に順次不純物を導入
し、それぞれ所定の不純物濃度を有する第1電極層、第
2電極層および第3電極層が形成されている。これによ
り、第1電極層、第2電極層および第3電極層を各々1
層ずつ形成していくよりも不純物の注入エネルギーを変
化させることで容易に第1電極層、第2電極層および第
3電極層が形成できるため、製造工程の効率化を図るこ
とが可能となる。
【0056】
【実施例】以下、この発明の第1の実施例について図を
参照して説明する。
【0057】図1は、この実施例における半導体装置の
断面構造を示し、図13中I−I線矢視断面に対応する
図である。
【0058】また、図に示されるMOSトランジスタ6
およびキャパシタ28の構造は図14で説明した従来の
ものと同一であるためここでの説明は省略し、本実施例
の特徴ある構造についてのみ言及する。
【0059】本実施例における構造の特徴は、層間酸化
膜15の表面とキャパシタの下部電極18を構成する第
1電極との間にシリコン窒化膜27が設けられている点
にある。
【0060】このように、シリコン窒化膜27を設ける
ことで、第1電極21からゲート電極4またはポリシリ
コン12へのリーク電流を未然に防止することが可能と
なる。その結果、MOSトランジスタの誤動作を防止
し、信頼性の高い半導体装置の提供が可能となる。
【0061】次に、上記構造よりなる半導体装置の製造
方法について、図2〜図6を参照して説明する。なお、
半導体基板1上にMOSトランジスタ6を形成し、さら
に層間酸化膜15を形成するまでの工程は従来技術と同
一であるためここでの説明は省略する。
【0062】まず、図2を参照して、層間酸化膜15の
上にシリコン窒化膜27を堆積する。その後、シリコン
窒化膜27および層間酸化膜25に、ソース/ドレイン
領域8に通ずるストレージノードコンタクトホール16
を開孔する。
【0063】次に、図3を参照して、ストレージノード
コンタクトホール16内部およびシリコン窒化膜27の
表面に、リンなどの不純物が導入されたポリシリコンか
らなる第1電極層21をCVD法などにより堆積する。
さらに、第1電極層の上に、同様の方法で、第1不純物
濃度よりも高濃度の第2不純物濃度を有する第2電極層
22、第1不純物濃度を有する第3電極層23、第2不
純物濃度を有する第4電極層24、第1不純物濃度を有
する第5電極層25をそれぞれ形成する。
【0064】このとき、リンが導入されたポリシリコン
は、シラン(SiH4 )とホスフィン(PH3 )の熱反
応で形成できる。またポリシリコンに含まれるリン濃度
を変化させるためには、ホスフィンの流量を調節するこ
とにより簡単に変化させることができる。なお、上述の
ように形成された第1電極層21〜第5電極層25のシ
リコン窒化膜27表面からの高さとリン濃度との関係
は、図11に示すようになる。さらに、第5電極層15
の上に、所定形状のパターンを有するレジスト膜26を
形成する。
【0065】次に、図4を参照して、レジスト膜26を
マスクとして、第1電極層21〜第5電極層25を所定
の形状にパターニングする。その後、図5を参照して、
異方性エッチングによりレジスト膜26を除去した後、
第1電極層21〜第5電極層25の露出した表面を熱酸
化法により酸化する。ここで、ポリシリコンの熱酸化レ
ートは、図12に示すようにポリシリコンに含まれるリ
ン濃度が濃いほど速いことが知られている。
【0066】したがって、第1不純物濃度よりも高濃度
の第2不純物濃度を有する第2電極層22および第4電
極層24の表面が第1電極層21、第3電極層23およ
び第5電極層25よりも多く酸化されることになる。ま
た、この熱酸化の工程において、層間酸化膜15上には
シリコン窒化膜27が形成されていることにより、シリ
コン窒化膜27より下層が酸化されることはない。
【0067】次に、図6を参照して、第1電極層21〜
第5電極層25の表面に形成された酸化膜28を、フッ
素を含む薬品によりエッチング除去する。このときも、
シリコン窒化膜27が存在するため、層間酸化膜15が
エッチングされることはない。これにより、第1の幅を
有する第1電極21、第3電極23および第5電極25
と、第1の幅よりも小さい第2の幅を有する第2電極2
2および第4電極24とが完成する。この第1電極21
〜第5電極25により、キャパシタの下部電極18が完
成する。
【0068】その後、下部電極18の表面に、シリコン
窒化膜などからなるキャパシタ誘電体膜19を形成し、
さらに、このキャパシタ誘電体膜19の上にリンなどの
不純物を含むポリシリコンからなる上部電極20を堆積
する。これにより、図1に示す本実施例における半導体
装置が完成する。
【0069】以上、上述した製造方法によれば、層間酸
化膜15の上にシリコン窒化膜27を設けておくこと
で、従来の等方性エッチングを用いて第1電極、第2電
極および第3電極を形成するよりも、制御性の良い熱酸
化法を用いて第1電極、第2電極および第3電極を形成
することができる。
【0070】次に、この発明に基づいた第2の実施例に
ついて図7および図8を参照して説明する。
【0071】上述した半導体装置の製造方法において
は、第1電極層21〜第5電極層25をそれぞれCVD
法により堆積して形成していたが、以下に示す方法によ
っても、第1電極層21〜第5電極層25を形成するこ
とが可能である。
【0072】まず、図7を参照して、ストレージノード
コンタクトホール16を開孔した後に、このストレージ
ノードコンタクトホール16の内部およびシリコン窒化
膜27の上に所定厚さのポリシリコン18を堆積する。
このときのポリシリコン18の堆積厚さは、第1電極層
21〜第5電極層25を足した厚さと同じ厚さを堆積す
る。
【0073】次に、図8を参照して、加速電圧を変えて
リンなどの不純物イオン注入29を行なう。たとえば、
第1電極層21〜第5電極層25の各々の厚さを500
Åとした場合、第1電極層21を形成する場合、加圧電
圧を180keVとし、第2電極層22を形成する場合
は150keVとし、第3電極層23を形成する場合は
120keVとし、第4電極層24を形成する場合は6
0keVとし、第5電極層25を形成する場合は30k
eVとする。なお、各電極層の不純物濃度の関係は上述
した第1の実施例と同じ不純物濃度となるようにイオン
注入29の時間を調節することにより行なう。
【0074】イオン注入が終了した後、加熱処理(60
0〜900℃)を行なうことで、各電極層に注入された
イオンのアニールを行なう。これにより、第1電極層2
1〜第5電極層25が完成する。その後の工程は、上述
した第1の実施例と同様にして行なう。
【0075】以上のように、この実施例によれば、予め
所定厚さのポリシリコン層を形成し、その後イオン注入
の際に加圧電圧および注入時間を調節することにより、
容易に第1電極層〜第5電極層を形成することが可能と
なり、製造工程の効率化を図ることが可能となる。
【0076】次に、この発明に基づいた第3の実施例に
ついて図9および図10を参照して説明する。
【0077】この実施例における半導体装置は、図10
に示すように、ストレージノードコンタクトホール16
内に、第2電極22および第4電極24と同程度の不純
物濃度を有する埋込み層30が形成されている。図1に
示す第1の実施例の構造と比較した場合、ストレージノ
ードコンタクトホール16内には、第1電極層21がそ
のままソース/ドレイン領域8にコンタクトを行なって
いる。ところが、この第1電極層21は、比較的不純物
濃度が低く設定されているために、ストレージノードコ
ンタクトホール16内でのコンタクト抵抗が高くなって
しまうという問題点があった。
【0078】そこで、本実施例においては、ストレージ
ノードコンタクトホール16内においては、不純物濃度
の高いポリシリコンを予め埋込んでおくことにより、ス
トレージノードコンタクトホール16内でのコンタクト
抵抗を下げることにより、図に示すDRAMの機能の向
上を図ろうとするものである。
【0079】図9に示す半導体装置を製造するには、ま
ず、ストレージノードコンタクトホール16内に予め所
定の不純物濃度を有する埋込み層30を形成した後、上
述した第1の実施例の図3以降に示す工程を用いること
により実現させることが可能である。また、第2の実施
例における工程を用いても同様の結果を得ることができ
る。
【0080】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明に
よれば、第1電極からのリーク電流や半導体基板上に形
成された他の半導体素子からのリーク電流を酸化防止膜
により未然に防ぐことが可能となる。その結果、半導体
装置としての誤動作を防止し、信頼性の高い半導体装置
の提供が可能となる。
【0081】請求項2に記載の発明によれば、第1電極
からのリーク電流や半導体基板上に形成された他の半導
体素子からのリーク電流をシリコン窒化膜により効果的
に防ぐことが可能となり、その結果、さらに信頼性の高
い高性能の半導体装置を提供することが可能となる。
【0082】請求項3に記載の発明によれば、電界効果
トランジスタとキャパシタ内のリーク電流を未然に防止
し、DRAMの動作を安定させることが可能となる。そ
の結果、信頼性の高いDRAMを提供することが可能と
なる。
【0083】請求項4に記載の発明によれば、第1電極
からのリーク電流や半導体基板上に形成された他の半導
体素子からのリーク電流を酸化防止膜により未然に防ぐ
ことが可能となり、また、コンタクトホール内部に第1
電極よりも不純物濃度が高濃度のコンタクト層が埋込ま
れている。これにより、半導体装置としての誤動作を防
止し、さらに、コンタクト抵抗を低くすることが可能と
なり、信頼性の高い半導体装置を提供することが可能と
なる。
【0084】請求項5に記載の発明によれば、キャパシ
タとしての容量電極の表面積を確保し、かつ、第1電
極、第2電極および第3電極の表面に良好な誘電体膜を
形成することができる。その結果、キャパシタの動作が
安定した信頼性の高い半導体装置を提供することが可能
となる。
【0085】請求項6に記載の発明によれば、コンタク
トホール内に第1不純物濃度を有する埋込み層が形成さ
れ、この埋込み層と電気的に接続する第1不純物濃度よ
り低い第2不純物濃度を有する第1電極層が形成されて
いる。その結果、コンタクトホール内におけるコンタク
ト抵抗を低くすることができ、キャパシタとしての動作
の信頼性の高い半導体装置を提供することが可能とな
る。
【0086】請求項7に記載の発明によれば、第1電極
層、第2電極層および第3電極層を1層ずつ形成してい
くよりも、不純物の注入エネルギーを変化させることで
容易に第1電極層、第2電極層および第3電極層を形成
している。これにより、半導体装置の製造工程における
効率化を図り、コストの低い半導体装置を製造すること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に基づいた第1の実施例における半
導体装置の構造を示す断面図である。
【図2】 この発明に基づいた第1の実施例における半
導体装置の製造方法の第1工程図である。
【図3】 この発明に基づいた第1の実施例における半
導体装置の製造方法の第2工程図である。
【図4】 この発明に基づいた第1の実施例における半
導体装置の製造方法の第3工程図である。
【図5】 この発明に基づいた第1の実施例における半
導体装置の製造方法の第4工程図である。
【図6】 この発明に基づいた第1の実施例における半
導体装置の製造方法の第5工程図である。
【図7】 この発明に基づいた第2の実施例における半
導体装置の製造方法を示す第1工程図である。
【図8】 この発明に基づいた第2の実施例における半
導体装置の製造方法を示す第2工程図である。
【図9】 この発明に基づいた第3の実施例における半
導体装置の構造を示す断面図である。
【図10】 この発明に基づいた第3の実施例における
半導体装置の製造方法の工程を示す図である。
【図11】 リン濃度と第1電極〜第5電極の関係を示
す図である。
【図12】 リン濃度と等方性エッチングレートおよび
熱酸化レートの関係を示す図である。
【図13】 DRAMの平面構造図である。
【図14】 図13中I−I線矢印断面図である。
【図15】 従来技術における半導体装置の製造方法の
第1工程図である。
【図16】 従来技術における半導体装置の製造方法の
第2工程図である。
【図17】 従来技術における半導体装置の製造方法の
第3工程図である。
【図18】 従来技術における半導体装置の製造方法の
第4工程図である。
【図19】 従来技術における半導体装置の製造方法の
第5工程図である。
【図20】 従来技術における半導体装置の製造方法の
第6工程図である。
【符号の説明】
1 半導体基板、2 フィールド絶縁膜、3 ゲート酸
化膜、4 ゲート電極、5 酸化膜、6 MOSトラン
ジスタ、8 ソース/ドレイン領域、9 側壁酸化膜、
10 酸化膜、11 ビット線コンタクトホール、12
ポリシリコン、13 酸化膜、14 ビット線、15
層間酸化膜、16 ストレージノードコンタクトホー
ル、18 下部電極、19 キャパシタ誘電体膜、20
上部電極、21 第1電極、22 第2電極、23
第3電極、24 第4電極、25第5電極、27 シリ
コン窒化膜、28 キャパシタ。なお、各図中同一符号
は、同一または相当部分を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/8242

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板と、 前記半導体基板に形成された不純物領域と、 前記半導体基板上に形成され、前記不純物領域に通ずる
    コンタクトホールを有する層間絶縁膜と、 前記層間絶縁膜の上に形成された酸化防止膜と、 前記酸化防止膜の上に第1の幅をもって形成され、前記
    コンタクトホールを通じて前記不純物領域に電気的に接
    続された第1電極と、前記第1の幅よりも小さい第2の
    幅を有し、前記第1電極の上に形成された第2電極と、
    前記第2電極の上に前記第1の幅を有する第3電極とを
    含む下部電極と、 前記第1電極と前記第2電極と前記第3電極と前記酸化
    防止膜との露出した表面を覆うように形成された誘電体
    膜と、 前記誘電体膜を覆うように形成された上部電極と、を備
    えた、半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記酸化防止膜は、シリコン窒化膜であ
    る、請求項1に記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記不純物領域は、電界効果トランジス
    タのソース/ドレイン領域である、請求項1に記載の半
    導体装置。
  4. 【請求項4】 半導体基板と、 前記半導体基板に形成された不純物領域と、 前記半導体基板上に形成され、前記不純物領域に通ずる
    コンタクトホールを有する層間絶縁膜と、 前記層間絶縁膜の上に形成された酸化防止膜と、 前記コンタクトホール内に、前記不純物領域に電気的に
    接続するように埋込まれた第1不純物濃度のコンタクト
    層と、 前記酸化防止膜の上に第1の幅をもって形成され、前記
    コンタクト層に電気的に接続され、かつ、前記第1不純
    物濃度よりも低い第2不純物濃度の第1電極と、前記第
    1電極の上に形成され、前記第1の幅よりも小さい第2
    の幅を有し、かつ、前記第1不純物濃度を有する第2電
    極と、前記第2電極の上に形成され、前記第1の幅を有
    し、かつ、前記第2不純物濃度を有する第3電極とを含
    む下部電極と、 前記第1電極と前記第2電極と前記第3電極と前記酸化
    防止膜との露出した表面を覆うように形成された誘電体
    膜と、 前記誘電体膜を覆うように形成された上部電極と、を備
    えた、半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記半導体基板の所定の領域に不純物領
    域を形成する工程と、 前記半導体基板の上に層間絶縁膜を形成する工程と、 前記層間絶縁膜の上に酸化防止膜を形成する工程と、 前記層間絶縁膜と前記酸化防止膜とに前記不純物領域に
    通ずるコンタクトホールを形成する工程と、 前記コンタクトホール内部および前記酸化防止膜の表面
    に第1不純物濃度を有する第1電極層を形成する工程
    と、 前記第1電極層の上に前記第1不純物濃度よりも高濃度
    の第2不純物濃度を有する第2電極層を形成する工程
    と、 前記第2電極層の上に前記第1不純物濃度を有する第3
    電極層を形成する工程と、 前記第1電極層と前記第2電極層と前記第3電極層とを
    所定の形状にパターニングする工程と、 前記第1電極層と前記第2電極層と前記第3電極層とが
    露出する表面を熱酸化法により酸化する工程と、 前記第1電極層と前記第2電極層と前記第3電極層との
    酸化された表面を除去することにより、第1の幅を有す
    る第1電極と第3電極、前記第1の幅よりも小さい第2
    の幅を有する第2電極とを含む下部電極を形成する工程
    と、 前記下部電極の上に誘電体膜を形成する工程と、 前記誘電体膜の上に上部電極を形成する工程と、を備え
    た、半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 半導体基板の所定の領域に不純物領域を
    形成する工程と、 前記半導体基板の上に層間絶縁膜を形成する工程と、 前記層間絶縁膜の上に酸化防止膜を形成する工程と、 前記層間絶縁膜と前記酸化防止膜とに前記不純物領域に
    通ずるコンタクトホールを形成する工程と、 前記コンタクトホール内に、第1不純物濃度を有する埋
    込み層を形成する工程と、 前記酸化膜の上に前記埋込み層と電気的に接続するよう
    に前記第1不純物濃度よりも低い第2不純物濃度を有す
    る第1電極層を形成する工程と、 前記第1電極層の上に前記第1不純物濃度を有する第2
    電極層を形成する工程と、 前記第2電極層の上に前記第2不純物濃度を有する第3
    電極層を形成する工程と、 前記第1電極層と前記第2電極層と前記第3電極層とを
    所定の形状にパターニングする工程と、 前記第1電極層と前記第2電極層と前記第3電極層とが
    露出する表面を熱酸化法により酸化する工程と、 前記第1電極層と前記第2電極層と前記第3電極層との
    酸化された表面を除去することにより、第1の幅を有す
    る第1電極と第3電極、前記第1の幅よりも小さい第2
    の幅を有する第2電極を含む下部電極を形成する工程
    と、 前記下部電極の上に誘電体膜を形成する工程と、 前記誘電体膜の上に上部電極を形成する工程と、を備え
    た、半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 半導体基板の所定の領域に不純物領域を
    形成する工程と、 前記半導体基板の上に層間絶縁膜を形成する工程と、 前記層間絶縁膜の上に酸化防止膜を形成する工程と、 前記層間絶縁膜と前記酸化防止膜とに前記不純物領域に
    通ずるコンタクトホールを形成する工程と、 前記コンタクトホール内部および前記酸化防止膜の表面
    に所定の厚さの電極層を形成する工程と、 前記電極層の下層の領域に不純物を導入し、第1不純物
    濃度を有する第1電極層を形成する工程と、 前記電極層の中層の領域に不純物を導入し、前記第1不
    純物濃度よりも高濃度の第2不純物濃度を有する第2電
    極層を形成する工程と、 前記電極層の上層の領域に不純物を導入し、前記第1不
    純物濃度を有する第3電極層を形成する工程と、 前記第1電極層と前記第2電極層と前記第3電極層とを
    所定の形状にパターニングする工程と、 前記第1電極層と前記第2電極層と前記第3電極層とが
    露出する表面を熱酸化法により酸化する工程と、 前記第1電極層と前記第2電極層と前記第3電極層との
    酸化された表面を除去することにより、第1の幅を有す
    る第1電極層と第3電極層、前記第1の幅よりも小さい
    第2の幅を有する第2電極層を含む下部電極を形成する
    工程と、 前記下部電極の上に誘電体膜を形成する工程と、 前記誘電体膜の上に上部電極を形成する工程と、を備え
    た、半導体装置の製造方法。
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