JPH0878608A - 半導体パッケ−ジ実装構造及び方法 - Google Patents
半導体パッケ−ジ実装構造及び方法Info
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- JPH0878608A JPH0878608A JP6206618A JP20661894A JPH0878608A JP H0878608 A JPH0878608 A JP H0878608A JP 6206618 A JP6206618 A JP 6206618A JP 20661894 A JP20661894 A JP 20661894A JP H0878608 A JPH0878608 A JP H0878608A
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- H—ELECTRICITY
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- H05K1/00—Printed circuits
- H05K1/18—Printed circuits structurally associated with non-printed electric components
- H05K1/181—Printed circuits structurally associated with non-printed electric components associated with surface mounted components
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- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
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- H05K3/30—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
- H05K3/32—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
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- H05K3/341—Surface mounted components
- H05K3/3421—Leaded components
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- Lead Frames For Integrated Circuits (AREA)
- Wire Bonding (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 TCPなどの薄形の半導体パッケ−ジを2段
重ねに実装する場合あっても、良好な実装を行える半導
体パッケ−ジの実装構造を提供する。 【構成】 第1のTCP1aは、アウタリ−ド4bを具
備しこのアウタリ−ド4bの先端部が基板8の表面に形
成された電極パッド9にハンダ付けされていると共に、
ハンダペ−スト12の融点よりも硬化温度の低い熱硬化
性の第1の接着剤15によりこの基板8の表面に固定さ
れ、第2のTCP1bは、アウタリ−ド4bを具備しこ
のアウタリ−ド4bの先端部が上記基板8の表面に形成
された電極パッド9にハンダ付けされていると共に、上
記第1の接着剤と同じ材質の第2の接着剤21により上
記第1の半導体パッケ−ジ1aに2段重ねに固定されて
いるものである。
重ねに実装する場合あっても、良好な実装を行える半導
体パッケ−ジの実装構造を提供する。 【構成】 第1のTCP1aは、アウタリ−ド4bを具
備しこのアウタリ−ド4bの先端部が基板8の表面に形
成された電極パッド9にハンダ付けされていると共に、
ハンダペ−スト12の融点よりも硬化温度の低い熱硬化
性の第1の接着剤15によりこの基板8の表面に固定さ
れ、第2のTCP1bは、アウタリ−ド4bを具備しこ
のアウタリ−ド4bの先端部が上記基板8の表面に形成
された電極パッド9にハンダ付けされていると共に、上
記第1の接着剤と同じ材質の第2の接着剤21により上
記第1の半導体パッケ−ジ1aに2段重ねに固定されて
いるものである。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、TAB(Tape Autom
ated Bonding)技術を利用した半導体パッケ−ジの実装
構造および実装方法に関するものである。
ated Bonding)技術を利用した半導体パッケ−ジの実装
構造および実装方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、カ−ド電卓やメモリカ−ド等の
薄型携帯用電子機器は、薄形に形成されたケ−ス内を具
備し、このケ−ス内に例えばメモリICとしての薄形半
導体パッケ−ジが実装されてなる。
薄型携帯用電子機器は、薄形に形成されたケ−ス内を具
備し、このケ−ス内に例えばメモリICとしての薄形半
導体パッケ−ジが実装されてなる。
【0003】従来、このような薄形の半導体パッケ−ジ
としては、QFP(Quad FlatPackage )やSOP(Sma
ll Outline Package )等のプラスチックパッケ−ジが
採用されている。
としては、QFP(Quad FlatPackage )やSOP(Sma
ll Outline Package )等のプラスチックパッケ−ジが
採用されている。
【0004】ところで、近年、上述した薄型携帯用電子
機器には、さらなる薄型化、高密度実装化の要請があ
る。このような要請に応える技術としては、上記ケ−ス
内に収納されるプリント基板の両面に上記半導体パッケ
−ジを実装する方法、あるいは上記半導体パッケ−ジを
2段重ねにして実装する方法等がある。
機器には、さらなる薄型化、高密度実装化の要請があ
る。このような要請に応える技術としては、上記ケ−ス
内に収納されるプリント基板の両面に上記半導体パッケ
−ジを実装する方法、あるいは上記半導体パッケ−ジを
2段重ねにして実装する方法等がある。
【0005】しかし、例えば、上述したメモリカ−ドに
は寸法規格があり、その厚さは例えば2.3mmに制限
されている。一方、上記プラスチックパッケ−ジの厚さ
は1mmであるから、実装可能なパッケ−ジの個数は定
まってくる。
は寸法規格があり、その厚さは例えば2.3mmに制限
されている。一方、上記プラスチックパッケ−ジの厚さ
は1mmであるから、実装可能なパッケ−ジの個数は定
まってくる。
【0006】このため、従来のプラスチックパッケ−ジ
では、上記薄型電子機器の高密度実装化には一定の限界
があるということがあった。そこで、最近、このような
プラスチックパッケ−ジに代えて、TCP(TapeCarrie
r Package:テ−プキャリアパッケ−ジ)の採用が考え
られている。
では、上記薄型電子機器の高密度実装化には一定の限界
があるということがあった。そこで、最近、このような
プラスチックパッケ−ジに代えて、TCP(TapeCarrie
r Package:テ−プキャリアパッケ−ジ)の採用が考え
られている。
【0007】このTCPは、従来のQFPよりもさらに
多端子狭ピッチ化を図れかつ薄型化を図ることができる
半導体パッケ−ジであり、TAB(Tape Automated Bon
ding)の技術を用いて製造される。
多端子狭ピッチ化を図れかつ薄型化を図ることができる
半導体パッケ−ジであり、TAB(Tape Automated Bon
ding)の技術を用いて製造される。
【0008】すなわち、このTCPは、シネフィルム状
の薄肉可撓性のフィルムキャリア上に半導体素子を搭載
した後、このフィルムキャリアを上記半導体素子ととも
に所定の形状に打ち抜くと共に、外方に突出したアウタ
リ−ドを外部端子の形(例えばガルウイング状)に折り
曲げてフォ−ミングすることで製造されるものである。
の薄肉可撓性のフィルムキャリア上に半導体素子を搭載
した後、このフィルムキャリアを上記半導体素子ととも
に所定の形状に打ち抜くと共に、外方に突出したアウタ
リ−ドを外部端子の形(例えばガルウイング状)に折り
曲げてフォ−ミングすることで製造されるものである。
【0009】このようなTCPによれば、従来のQFP
等のプラスチックパッケ−ジでは実現できなかった35
0ピン以上の多端子化が実現できると共に、従来のQF
Pに比べ、厚さが1/3で、かつ重さが1/2の半導体
パッケ−ジが得られる。したがって、このTCPを採用
することで、上述した電子機器のさらなる薄型化および
高密度実装化を図ることも可能になる。
等のプラスチックパッケ−ジでは実現できなかった35
0ピン以上の多端子化が実現できると共に、従来のQF
Pに比べ、厚さが1/3で、かつ重さが1/2の半導体
パッケ−ジが得られる。したがって、このTCPを採用
することで、上述した電子機器のさらなる薄型化および
高密度実装化を図ることも可能になる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したプ
リント基板上に半導体パッケ−ジを効率的に実装する方
法としては、リフロ−ハンダ付け方法が採用される。リ
フロ−ハンダ付け方法は、プリント基板に設けられた配
線パタ−ンの電極パッド上にあらかじめ接合材としての
ハンダペ−ストを供給しておき、上記TCPを含む多く
の電子部品をこのプリント基板上に装着した後、このプ
リント基板をリフロ−炉と称される加熱炉内に挿入す
る。このことで、上記ハンダペ−ストを一括的に溶融さ
せ、上記TCPを含む電子部品のハンダ付けを行うもの
である。
リント基板上に半導体パッケ−ジを効率的に実装する方
法としては、リフロ−ハンダ付け方法が採用される。リ
フロ−ハンダ付け方法は、プリント基板に設けられた配
線パタ−ンの電極パッド上にあらかじめ接合材としての
ハンダペ−ストを供給しておき、上記TCPを含む多く
の電子部品をこのプリント基板上に装着した後、このプ
リント基板をリフロ−炉と称される加熱炉内に挿入す
る。このことで、上記ハンダペ−ストを一括的に溶融さ
せ、上記TCPを含む電子部品のハンダ付けを行うもの
である。
【0011】一方、上記リフロ−炉としては、上記電子
部品等が装着されたプリント基板に対して熱風を吹き付
けることで、上記ハンダペ−ストを溶融させる構造のも
のが一般的である。
部品等が装着されたプリント基板に対して熱風を吹き付
けることで、上記ハンダペ−ストを溶融させる構造のも
のが一般的である。
【0012】しかし、上記TCPは、上述したように薄
型で軽量であり、このため上記熱風により吹き飛ばされ
たり振動したりして、良好なハンダ付けを行えないとい
うことがある。
型で軽量であり、このため上記熱風により吹き飛ばされ
たり振動したりして、良好なハンダ付けを行えないとい
うことがある。
【0013】一方、上記プリント基板の両面に上記TC
Pを実装する場合、上記プリント基板の裏面にすでにハ
ンダ付けされたTCPのアウタリ−ドの接合部位(ハン
ダ材)が、この基板の表面にTCPを実装する際にリフ
ロ−炉内で再溶融し、上記TCPの自重により上記接合
部位が解放して、導電不良が生じるという問題もある。
Pを実装する場合、上記プリント基板の裏面にすでにハ
ンダ付けされたTCPのアウタリ−ドの接合部位(ハン
ダ材)が、この基板の表面にTCPを実装する際にリフ
ロ−炉内で再溶融し、上記TCPの自重により上記接合
部位が解放して、導電不良が生じるという問題もある。
【0014】さらに、上記基板上にTCPを2段重ねに
実装する場合には、それぞれのTCPから導出されたア
ウタリ−ドどうしの重なりを避ける必要がある。このた
め、上記リ−ドの突出方向が制限され、その分、上記ア
ウタリ−ド間のピッチが狭くなることとなる。
実装する場合には、それぞれのTCPから導出されたア
ウタリ−ドどうしの重なりを避ける必要がある。このた
め、上記リ−ドの突出方向が制限され、その分、上記ア
ウタリ−ド間のピッチが狭くなることとなる。
【0015】アウタリ−ド間のピッチが狭い場合、この
アウタリ−ドの接合される電極パッドのピッチも狭くし
なければならないということがあり、この電極パッド上
へのハンダ材の供給が困難になる他、ハンダ付け時には
ハンダブリッジ等の不良が発生する恐れが生じる。
アウタリ−ドの接合される電極パッドのピッチも狭くし
なければならないということがあり、この電極パッド上
へのハンダ材の供給が困難になる他、ハンダ付け時には
ハンダブリッジ等の不良が発生する恐れが生じる。
【0016】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたもので、TCPなどの薄形の半導体パッケ−ジを2
段重ねに実装する場合あっても、良好な実装を行える半
導体パッケ−ジの実装構造および実装方法を提供するこ
とを目的とするものである。
れたもので、TCPなどの薄形の半導体パッケ−ジを2
段重ねに実装する場合あっても、良好な実装を行える半
導体パッケ−ジの実装構造および実装方法を提供するこ
とを目的とするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の手段
は、第1、第2の半導体パッケ−ジを基板の表面に2段
重ねに実装してなる半導体パッケ−ジの実装構造におい
て、上記第1の半導体パッケ−ジは、アウタリ−ドを具
備しこのアウタリ−ドの先端部が上記基板の表面に形成
された電極パッドにハンダ付けされていると共に、熱硬
化性の第1の接着剤によりこの基板の表面に固定され、
第2の半導体パッケ−ジは、アウタリ−ドを具備しこの
アウタリ−ドの先端部が上記基板の表面に形成された電
極パッドにハンダ付けされていると共に、熱硬化性の第
2の接着剤により上記第1の半導体パッケ−ジ上に固定
されていることを特徴とする半導体パッケ−ジの実装構
造である。
は、第1、第2の半導体パッケ−ジを基板の表面に2段
重ねに実装してなる半導体パッケ−ジの実装構造におい
て、上記第1の半導体パッケ−ジは、アウタリ−ドを具
備しこのアウタリ−ドの先端部が上記基板の表面に形成
された電極パッドにハンダ付けされていると共に、熱硬
化性の第1の接着剤によりこの基板の表面に固定され、
第2の半導体パッケ−ジは、アウタリ−ドを具備しこの
アウタリ−ドの先端部が上記基板の表面に形成された電
極パッドにハンダ付けされていると共に、熱硬化性の第
2の接着剤により上記第1の半導体パッケ−ジ上に固定
されていることを特徴とする半導体パッケ−ジの実装構
造である。
【0018】第2の手段は、上記第1の手段の半導体パ
ッケ−ジの実装構造において、上記熱硬化性の第1、第
2の接着剤の硬化温度は、上記アウタリ−ドと電極パッ
ドの接合に用いられるハンダ材の融点よりも低いもので
あることを特徴とするものである。
ッケ−ジの実装構造において、上記熱硬化性の第1、第
2の接着剤の硬化温度は、上記アウタリ−ドと電極パッ
ドの接合に用いられるハンダ材の融点よりも低いもので
あることを特徴とするものである。
【0019】第3の手段は、第1の手段の半導体パッケ
−ジの実装構造において、上記半導体パッケ−ジのアウ
タリ−ドは、上記電極パッドにハンダ付けされる先端部
が、上記電極パッドに対して凸状となるように曲成され
ていることを特徴とするものである。
−ジの実装構造において、上記半導体パッケ−ジのアウ
タリ−ドは、上記電極パッドにハンダ付けされる先端部
が、上記電極パッドに対して凸状となるように曲成され
ていることを特徴とするものである。
【0020】第4の手段は、基板に形成された電極パッ
ドにハンダ付けされる先端部が、上記電極パッドに対し
て凸状となるように成形されてなるアウタリ−ドを具備
する半導体パッケ−ジの実装構造において、上記電極パ
ッドは、千鳥状に配設されていることを特徴とするもの
である。
ドにハンダ付けされる先端部が、上記電極パッドに対し
て凸状となるように成形されてなるアウタリ−ドを具備
する半導体パッケ−ジの実装構造において、上記電極パ
ッドは、千鳥状に配設されていることを特徴とするもの
である。
【0021】第5の手段は、第1、第2の半導体パッケ
−ジを基板上に2段重ねに実装する半導体パッケ−ジの
実装方法において、プリント基板に設けられた各電極パ
ッド上にハンダペ−ストを供給する工程と、上記プリン
ト基板の表面に熱硬化性の第1の接着剤を供給する工程
と、半導体素子が搭載されてなるフィルムキャリアを打
ち抜いて第1の半導体パッケ−ジを製造すると共に、上
記フィルムキャリアから突出したアウタリ−ドの先端部
を上記電極パッドに対して凸状となるように成形する工
程と、上記第1の半導体パッケ−ジを、上記アウタリ−
ドの先端部を上記電極パッド上のハンダペ−ストに接触
させると共に、この第1の半導体パッケ−ジを上記基板
上に供給された第1の接着剤に接触させることで、上記
基板の表面に仮着する工程と、この第1の半導体パッケ
−ジの表面に第2の接着剤を供給する工程と、半導体素
子が搭載されてなるフィルムキャリアを打ち抜いて第2
の半導体パッケ−ジを製造すると共に、上記フィルムキ
ャリアから突出したアウタリ−ドの先端部を上記電極パ
ッドに対して凸状となるように成形する工程と、上記第
2の半導体パッケ−ジを、上記アウタリ−ドの先端部を
上記電極パッド上のハンダペ−ストに接触させると共
に、この第2の半導体パッケ−ジを上記第1の半導体パ
ッケ−ジに供給された第2の接着剤に接触させること
で、上記第1の半導体パッケ−ジに2段重ねに仮着する
工程と、この第1、第2の半導体素子が仮着されてなる
基板を上記第1、第2の接着剤の硬化温度に加熱し、こ
の第1、第2の接着剤を硬化させて上記第1、第2の半
導体素子を上記基板に固定する工程と、上記第1、第2
の半導体パッケ−ジが固定されてなる基板を上記接着剤
の硬化温度よりも高い上記ハンダ材の溶融温度に加熱
し、上記各アウタリ−ドをこのプリント基板の電極パッ
ドにハンダ付けする工程とを有することを特徴とするも
のである。
−ジを基板上に2段重ねに実装する半導体パッケ−ジの
実装方法において、プリント基板に設けられた各電極パ
ッド上にハンダペ−ストを供給する工程と、上記プリン
ト基板の表面に熱硬化性の第1の接着剤を供給する工程
と、半導体素子が搭載されてなるフィルムキャリアを打
ち抜いて第1の半導体パッケ−ジを製造すると共に、上
記フィルムキャリアから突出したアウタリ−ドの先端部
を上記電極パッドに対して凸状となるように成形する工
程と、上記第1の半導体パッケ−ジを、上記アウタリ−
ドの先端部を上記電極パッド上のハンダペ−ストに接触
させると共に、この第1の半導体パッケ−ジを上記基板
上に供給された第1の接着剤に接触させることで、上記
基板の表面に仮着する工程と、この第1の半導体パッケ
−ジの表面に第2の接着剤を供給する工程と、半導体素
子が搭載されてなるフィルムキャリアを打ち抜いて第2
の半導体パッケ−ジを製造すると共に、上記フィルムキ
ャリアから突出したアウタリ−ドの先端部を上記電極パ
ッドに対して凸状となるように成形する工程と、上記第
2の半導体パッケ−ジを、上記アウタリ−ドの先端部を
上記電極パッド上のハンダペ−ストに接触させると共
に、この第2の半導体パッケ−ジを上記第1の半導体パ
ッケ−ジに供給された第2の接着剤に接触させること
で、上記第1の半導体パッケ−ジに2段重ねに仮着する
工程と、この第1、第2の半導体素子が仮着されてなる
基板を上記第1、第2の接着剤の硬化温度に加熱し、こ
の第1、第2の接着剤を硬化させて上記第1、第2の半
導体素子を上記基板に固定する工程と、上記第1、第2
の半導体パッケ−ジが固定されてなる基板を上記接着剤
の硬化温度よりも高い上記ハンダ材の溶融温度に加熱
し、上記各アウタリ−ドをこのプリント基板の電極パッ
ドにハンダ付けする工程とを有することを特徴とするも
のである。
【0022】第6の手段は、第1、第2の半導体パッケ
−ジを基板上に2段重ねに実装する半導体パッケ−ジの
実装方法において、プリント基板に設けられた各電極パ
ッド上にハンダペ−ストを供給する工程と、上記プリン
ト基板の表面に熱硬化性の第1の接着剤を供給する工程
と、第1の半導体パッケ−ジを、アウタリ−ドを上記電
極パッド上のハンダペ−ストに接触させると共に、この
第1の半導体パッケ−ジを上記基板上に供給された第1
の接着剤に接触させることで、上記基板の表面に仮着す
る工程と、この第1の半導体パッケ−ジの表面に第2の
接着剤を供給する工程と、第2の半導体パッケ−ジを、
アウタリ−ドを上記電極パッド上のハンダペ−ストに接
触させると共に、この第2の半導体パッケ−ジを上記第
1の半導体パッケ−ジに供給された第2の接着剤に接触
させることで、上記第1の半導体パッケ−ジに2段重ね
に仮着する工程と、この第1、第2の半導体素子が仮着
されてなる基板を上記第1、第2の接着剤の硬化温度に
加熱し、この第1、第2の接着剤を硬化させて上記第
1、第2の半導体素子を上記基板に固定する工程と、上
記第1、第2の半導体パッケ−ジが固定されてなる基板
を上記接着剤の硬化温度よりも高い上記ハンダ材の溶融
温度に加熱し、上記各アウタリ−ドをこのプリント基板
の電極パッドにハンダ付けする工程とを有することを特
徴とするものである。
−ジを基板上に2段重ねに実装する半導体パッケ−ジの
実装方法において、プリント基板に設けられた各電極パ
ッド上にハンダペ−ストを供給する工程と、上記プリン
ト基板の表面に熱硬化性の第1の接着剤を供給する工程
と、第1の半導体パッケ−ジを、アウタリ−ドを上記電
極パッド上のハンダペ−ストに接触させると共に、この
第1の半導体パッケ−ジを上記基板上に供給された第1
の接着剤に接触させることで、上記基板の表面に仮着す
る工程と、この第1の半導体パッケ−ジの表面に第2の
接着剤を供給する工程と、第2の半導体パッケ−ジを、
アウタリ−ドを上記電極パッド上のハンダペ−ストに接
触させると共に、この第2の半導体パッケ−ジを上記第
1の半導体パッケ−ジに供給された第2の接着剤に接触
させることで、上記第1の半導体パッケ−ジに2段重ね
に仮着する工程と、この第1、第2の半導体素子が仮着
されてなる基板を上記第1、第2の接着剤の硬化温度に
加熱し、この第1、第2の接着剤を硬化させて上記第
1、第2の半導体素子を上記基板に固定する工程と、上
記第1、第2の半導体パッケ−ジが固定されてなる基板
を上記接着剤の硬化温度よりも高い上記ハンダ材の溶融
温度に加熱し、上記各アウタリ−ドをこのプリント基板
の電極パッドにハンダ付けする工程とを有することを特
徴とするものである。
【0023】
【作用】半導体パッケ−ジを2段重ねに実装する場合に
おいて、第1、第2の半導体パッケ−ジを熱硬化性の接
着剤を用いて基板に固定してから、アウタリ−ドのハン
ダ付けを行えるようにしたので、実装工程中に、これら
の半導体パッケ−ジが基板から脱落するということを少
なくできる。
おいて、第1、第2の半導体パッケ−ジを熱硬化性の接
着剤を用いて基板に固定してから、アウタリ−ドのハン
ダ付けを行えるようにしたので、実装工程中に、これら
の半導体パッケ−ジが基板から脱落するということを少
なくできる。
【0024】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面を参照して
説明する。一実施例として、例えば、メモリカ−ドを製
造する場合の製造工程について説明する。
説明する。一実施例として、例えば、メモリカ−ドを製
造する場合の製造工程について説明する。
【0025】図1に1で示すのは、上記メモリカ−ド内
にメモリICとして実装されるTCP(Tape Carrier P
ackage)である。このTCP1は、TAB(Tape Autom
ated Bonding)の技術により製造された半導体パッケ−
ジであり、図に2で示すサポ−トリングを具備する。
にメモリICとして実装されるTCP(Tape Carrier P
ackage)である。このTCP1は、TAB(Tape Autom
ated Bonding)の技術により製造された半導体パッケ−
ジであり、図に2で示すサポ−トリングを具備する。
【0026】このサポ−トリング2は、前述したシネフ
ィルム状のフィルムキャリアを打ち抜いて成形されたも
のである。このサポ−トリング2の中央部にはデバイス
ホ−ル3と称される孔部が設けられている。そして、こ
のサポ−トリング2の表面には、このデバイスホ−ル3
を囲む状態で、複数本のリ−ドが形成されている。
ィルム状のフィルムキャリアを打ち抜いて成形されたも
のである。このサポ−トリング2の中央部にはデバイス
ホ−ル3と称される孔部が設けられている。そして、こ
のサポ−トリング2の表面には、このデバイスホ−ル3
を囲む状態で、複数本のリ−ドが形成されている。
【0027】各リ−ドは、一端部であるインナ−リ−ド
4aを上記デバイスホ−ル3内に突出させている。そし
て、これら各インナ−リ−ド4aは、図に6で示す半導
体素子の各電極パッド6aに接続(インナ−リ−ドボン
ディング)されている。
4aを上記デバイスホ−ル3内に突出させている。そし
て、これら各インナ−リ−ド4aは、図に6で示す半導
体素子の各電極パッド6aに接続(インナ−リ−ドボン
ディング)されている。
【0028】また、上記半導体素子6と上記インナ−リ
−ド4aは封止用樹脂によって封止されている。一方、
上記各リ−ド4の他端部は、上記サポ−トリング2の図
中右側に示す部位の表面に取り回され、このサポ−トリ
ング2から外方に突設されている。このリ−ド4の上記
サポ−トリング2から突出した部位は、アウタリ−ド4
bと称される。
−ド4aは封止用樹脂によって封止されている。一方、
上記各リ−ド4の他端部は、上記サポ−トリング2の図
中右側に示す部位の表面に取り回され、このサポ−トリ
ング2から外方に突設されている。このリ−ド4の上記
サポ−トリング2から突出した部位は、アウタリ−ド4
bと称される。
【0029】このアウタリ−ド4bは、例えば幅b=2
00μm、隣り合うリ−ドとのピッチp=400μmで
形成され、実装の際には、図に一点鎖線で示すようにJ
字状に曲成されるようになっている。
00μm、隣り合うリ−ドとのピッチp=400μmで
形成され、実装の際には、図に一点鎖線で示すようにJ
字状に曲成されるようになっている。
【0030】次に、このTCP1をプリント基板上に実
装する工程について説明する。図2に示すのは、上記メ
モリカード内に収容されるプリント基板8の一部であ
る。
装する工程について説明する。図2に示すのは、上記メ
モリカード内に収容されるプリント基板8の一部であ
る。
【0031】このプリント基板8の表面および裏面に
は、このプリント基板8に実装される上記TCP1の各
アウタリ−ド4bに対応する複数個の電極パッド9…
が、上記アウタリ−ド4bの突出方向と直交する方向に
千鳥状に配設されている。
は、このプリント基板8に実装される上記TCP1の各
アウタリ−ド4bに対応する複数個の電極パッド9…
が、上記アウタリ−ド4bの突出方向と直交する方向に
千鳥状に配設されている。
【0032】したがって、上記各電極パッド9間のピッ
チは、上記TCP1のアウタリ−ド4bのピッチpの2
倍のピッチ2pとなっている。第1の工程では、このプ
リント基板1の各電極パッド9上にハンダペ−ストを供
給する。
チは、上記TCP1のアウタリ−ド4bのピッチpの2
倍のピッチ2pとなっている。第1の工程では、このプ
リント基板1の各電極パッド9上にハンダペ−ストを供
給する。
【0033】すなわち、図3に示すように、上記プリン
ト基板8の表面(上面)に、このプリント基板8に設け
られた各電極パッド9に対応するパタ−ン(千鳥パタ−
ン)の開口10を有するメタルマスク11を重ねる。
ト基板8の表面(上面)に、このプリント基板8に設け
られた各電極パッド9に対応するパタ−ン(千鳥パタ−
ン)の開口10を有するメタルマスク11を重ねる。
【0034】ついで、このメタルマスク11上にハンダ
ペ−スト12を供給し、このハンダペ−スト12を図に
13で示すスキ−ジを用いて上記開口内に押し込んでい
く。
ペ−スト12を供給し、このハンダペ−スト12を図に
13で示すスキ−ジを用いて上記開口内に押し込んでい
く。
【0035】このハンダペ−スト12は、ハンダの微粉
末をフラックスなどと混練し、印刷に適合する粘度とし
たペ−ストである。このハンダペ−スト12は、上記開
口10内に押し込まれることで、上記電極パッド9の表
面と接触し、この電極パッド9上に印刷される。
末をフラックスなどと混練し、印刷に適合する粘度とし
たペ−ストである。このハンダペ−スト12は、上記開
口10内に押し込まれることで、上記電極パッド9の表
面と接触し、この電極パッド9上に印刷される。
【0036】そして、上記プリント基板8の表面から上
記メタルマスク11を離間させることで、上記プリント
基板8の各電極パッド9上には、図4に示すように、適
当な量のハンダペ−スト12が供給される。
記メタルマスク11を離間させることで、上記プリント
基板8の各電極パッド9上には、図4に示すように、適
当な量のハンダペ−スト12が供給される。
【0037】第2の工程では、上記プリント基板8上に
第1の接着剤を供給する。すなわち、上記プリント基板
8上の図中左側の部位に形成された2列の電極パッド9
…の内側に、内部に接着剤が満たされてなるシリンジ1
4を対向させる。そして、このシリンジ14から上記第
1の接着剤15を吐出すると共に、このシリンジ14を
紙面と直交する方向に駆動することで、上記電極パッド
9…の内側に沿ってこの接着剤15を塗布する。(図2
に一点鎖線15で示す部位)この第1の接着剤15は、
例エポキシ系樹脂等の熱硬化性接着剤であり、常温にお
いては粘着性を有し、加熱されることで硬化するものと
する。この第1の接着剤15の硬化温度は約150℃で
あり、上記ハンダ材(ハンダペ−スト12)の融点(1
83℃)よりも低いものが採用されている。
第1の接着剤を供給する。すなわち、上記プリント基板
8上の図中左側の部位に形成された2列の電極パッド9
…の内側に、内部に接着剤が満たされてなるシリンジ1
4を対向させる。そして、このシリンジ14から上記第
1の接着剤15を吐出すると共に、このシリンジ14を
紙面と直交する方向に駆動することで、上記電極パッド
9…の内側に沿ってこの接着剤15を塗布する。(図2
に一点鎖線15で示す部位)この第1の接着剤15は、
例エポキシ系樹脂等の熱硬化性接着剤であり、常温にお
いては粘着性を有し、加熱されることで硬化するものと
する。この第1の接着剤15の硬化温度は約150℃で
あり、上記ハンダ材(ハンダペ−スト12)の融点(1
83℃)よりも低いものが採用されている。
【0038】この発明は、このハンダペ−スト12の融
点と上記第1の接着剤15の硬化点との温度差を利用し
て、不良の少ない実装を行うものである。第3の工程で
は、第1のTCP(1aで示す)の製造を行う。
点と上記第1の接着剤15の硬化点との温度差を利用し
て、不良の少ない実装を行うものである。第3の工程で
は、第1のTCP(1aで示す)の製造を行う。
【0039】すなわち、上記半導体素子6が搭載され樹
脂封止されてなるフィルムキャリアを打ち抜くと共に、
上記アウタリ−ド4bの成形を行う。この打抜き・成形
は、図5に示す金型を用いて行う。この金型は、上記T
CPの下面を保持する下型17と、この下型17との間
に上記フィルムキャリア(TCP1)を挟み込んで挟持
する上型18と、この上型18から下型17の方向に突
出し上記アウタリ−ド4bの成形を行うポンチ19とか
らなる。
脂封止されてなるフィルムキャリアを打ち抜くと共に、
上記アウタリ−ド4bの成形を行う。この打抜き・成形
は、図5に示す金型を用いて行う。この金型は、上記T
CPの下面を保持する下型17と、この下型17との間
に上記フィルムキャリア(TCP1)を挟み込んで挟持
する上型18と、この上型18から下型17の方向に突
出し上記アウタリ−ド4bの成形を行うポンチ19とか
らなる。
【0040】上記フィルムキャリアは、上記上型17と
下型18との間に挿通され、上記半導体素子6を上記下
型17の上面に位置させる。ついで、上記上型18を閉
じると共に、上記ポンチ19を下型17内に突出させ
る。
下型18との間に挿通され、上記半導体素子6を上記下
型17の上面に位置させる。ついで、上記上型18を閉
じると共に、上記ポンチ19を下型17内に突出させ
る。
【0041】このポンチ19は、上記アウタリ−ド4b
の最外端部を上記フィルムキャリアから打ち抜くための
切断部19aと、打ち抜いたアウタリ−ドの先端部を後
述するプリント基板に対して凸状になるようにJ字状
(あるいはU字状)に曲成するための成形部19bを具
備する。
の最外端部を上記フィルムキャリアから打ち抜くための
切断部19aと、打ち抜いたアウタリ−ドの先端部を後
述するプリント基板に対して凸状になるようにJ字状
(あるいはU字状)に曲成するための成形部19bを具
備する。
【0042】上記切断部19aは、上記成形部19bよ
りも下方に突出し、上記成形部19aが上記アウタリ−
ド4bの中途部に接触する前に上記アウタリ−ド4bの
切断(打抜き)を行うようになっている。
りも下方に突出し、上記成形部19aが上記アウタリ−
ド4bの中途部に接触する前に上記アウタリ−ド4bの
切断(打抜き)を行うようになっている。
【0043】一方、上記成形部19bの下端は、図に示
す曲面に形成され、上記切断されたアウタリ−ド4bを
上記下型17に設けられた凹部17a内に押し込んで、
J字状(あるいはU字状)に成形するようになってい
る。
す曲面に形成され、上記切断されたアウタリ−ド4bを
上記下型17に設けられた凹部17a内に押し込んで、
J字状(あるいはU字状)に成形するようになってい
る。
【0044】第4の工程では、図6に示すように、成形
された第1のTCP1aのサポ−トリング2の図中右側
の部位の上面に対して第2の接着剤21を塗布する。こ
の接着剤21の塗布は、上記第2の工程と同様に、図に
22で示すシリンジを用い、このシリンジ22を上記第
2の接着剤21を吐出させつつ紙面に直交する方向に駆
動することで行う。
された第1のTCP1aのサポ−トリング2の図中右側
の部位の上面に対して第2の接着剤21を塗布する。こ
の接着剤21の塗布は、上記第2の工程と同様に、図に
22で示すシリンジを用い、このシリンジ22を上記第
2の接着剤21を吐出させつつ紙面に直交する方向に駆
動することで行う。
【0045】また、この第2の接着剤21は、上記第1
の接着剤15と同じものであり、熱硬化性の接着剤であ
る。第5の工程では、上記プリント基板8上に上記第1
のTCP1aを装着する。
の接着剤15と同じものであり、熱硬化性の接着剤であ
る。第5の工程では、上記プリント基板8上に上記第1
のTCP1aを装着する。
【0046】この装着は、まず、図に23示す吸着ノズ
ルで上記第1のTCP1aを吸着保持し、このTCP1
aの各アウタリ−ド4bの先端部を上記プリント基板8
の図中右側に位置する各電極パッド9に対向させる。
ルで上記第1のTCP1aを吸着保持し、このTCP1
aの各アウタリ−ド4bの先端部を上記プリント基板8
の図中右側に位置する各電極パッド9に対向させる。
【0047】ついで、上記吸着ノズル23を下降駆動す
ることで、上記各アウタリ−ド4bの下端(曲成部)を
上記電極パッド9上のハンダペ−スト12に接触させる
と共に、上記基板8上に供給された第1の接着剤15に
上記半導体素子6の下面を接触させる。
ることで、上記各アウタリ−ド4bの下端(曲成部)を
上記電極パッド9上のハンダペ−スト12に接触させる
と共に、上記基板8上に供給された第1の接着剤15に
上記半導体素子6の下面を接触させる。
【0048】上記第1のTCP1aは、上記ハンダペ−
スト12および第1の接着剤15の粘着力によって、こ
のプリント基板1上に仮着される。第6の工程では、上
記第1のTCP1aに重ねる第2のTCP(1bで示
す)の製造を行う。
スト12および第1の接着剤15の粘着力によって、こ
のプリント基板1上に仮着される。第6の工程では、上
記第1のTCP1aに重ねる第2のTCP(1bで示
す)の製造を行う。
【0049】この第2のTCP1bの製造は、図8に示
す金型を用いて行う。この金型は、上記第2の工程の金
型と同様に、上型24および下型25を具備する。ま
た、この金型は、第2の工程の金型とは異なり、上記上
型24の図中左側の部位にポンチ26を具備する。
す金型を用いて行う。この金型は、上記第2の工程の金
型と同様に、上型24および下型25を具備する。ま
た、この金型は、第2の工程の金型とは異なり、上記上
型24の図中左側の部位にポンチ26を具備する。
【0050】このポンチ26は、上記第2の工程の金型
に設けられたポンチ17と同様に、上記アウタリ−ド4
bを上記フィルムキャリアから切断する切断部26a
と、切断したアウタリ−ド4bをJ字状(U字状)に成
形する成形部26bとを有する。
に設けられたポンチ17と同様に、上記アウタリ−ド4
bを上記フィルムキャリアから切断する切断部26a
と、切断したアウタリ−ド4bをJ字状(U字状)に成
形する成形部26bとを有する。
【0051】一方、上記フィルムキャリアは、第2の工
程とは反転(表裏逆転)された状態で、上記上型24と
下型25との間に挿通される。そして、上記下型25に
対して上型24を閉じると共に、上記ポンチ26を下降
駆動することで、上記切断部26aを用いて上記アウタ
リ−ド4bを切断する。
程とは反転(表裏逆転)された状態で、上記上型24と
下型25との間に挿通される。そして、上記下型25に
対して上型24を閉じると共に、上記ポンチ26を下降
駆動することで、上記切断部26aを用いて上記アウタ
リ−ド4bを切断する。
【0052】ついで、上記成形部26bを用いて上記切
断したアウタリ−ド4bの中途部を上記下型25に設け
られた凹部25a内に押し込むことで、このアウタリ−
ド4bをJ字状に曲成する。
断したアウタリ−ド4bの中途部を上記下型25に設け
られた凹部25a内に押し込むことで、このアウタリ−
ド4bをJ字状に曲成する。
【0053】このことで、第2のTCP1bが完成す
る。第7の工程では、この第2のTCP1bを、すでに
上記プリント基板8上に仮着された上記第1のTCP1
aに重ねて2段式に上記プリント基板8上に装着する。
る。第7の工程では、この第2のTCP1bを、すでに
上記プリント基板8上に仮着された上記第1のTCP1
aに重ねて2段式に上記プリント基板8上に装着する。
【0054】この装着は、図に27で示す吸着ノズルで
上記第2のTCP1bを吸着保持すると共に、このTC
P1bの上記J字状のアウタリ−ド4bの下端部を上記
プリント基板8の図中左側に位置する電極パッド9上に
供給されたハンダペ−スト12に接触させると共に、上
記第1のTCP1a上に供給された第2の接着剤21に
上記サポ−トリング2の下面を接触させて行う。
上記第2のTCP1bを吸着保持すると共に、このTC
P1bの上記J字状のアウタリ−ド4bの下端部を上記
プリント基板8の図中左側に位置する電極パッド9上に
供給されたハンダペ−スト12に接触させると共に、上
記第1のTCP1a上に供給された第2の接着剤21に
上記サポ−トリング2の下面を接触させて行う。
【0055】このことで、上記第2のTCP1bも、上
記プリント基板8上に仮着される。第7の工程は、上記
第1、第2のTCP1a、1bのハンダ付けを行う。
記プリント基板8上に仮着される。第7の工程は、上記
第1、第2のTCP1a、1bのハンダ付けを行う。
【0056】このハンダ付けは、上記第1、第2のTC
P1a、1bが装着されてなるプリント基板8を図10
に示すリフロ−炉30内に挿入することで行う。このリ
フロ−炉30は、図示しないが、上記プリント基板8の
余熱を行う余熱部と、余熱されたプリント基板8を加熱
する加熱部とを有する。上記プリント基板8は、例えば
コンベアによってこのリフロ−炉30内を搬送され、上
記余熱部、加熱部の順にこのリフロ−炉30内を通過す
るようになっている。
P1a、1bが装着されてなるプリント基板8を図10
に示すリフロ−炉30内に挿入することで行う。このリ
フロ−炉30は、図示しないが、上記プリント基板8の
余熱を行う余熱部と、余熱されたプリント基板8を加熱
する加熱部とを有する。上記プリント基板8は、例えば
コンベアによってこのリフロ−炉30内を搬送され、上
記余熱部、加熱部の順にこのリフロ−炉30内を通過す
るようになっている。
【0057】上記余熱部では、上記プリント基板8に微
弱な熱風を突き付け、上記プリント基板の上面温度が約
150℃に至までまで徐々に加熱する。このことで、こ
の余熱部では、このハンダペ−スト12内のアルコ−ル
分を煮沸させることなく飛ばす。また、徐々に加熱する
ことによって上記半導体素子6内に熱衝撃が生じること
を防止する。さらに、この余熱部では、上記第1、第2
の接着剤15、21を硬化させる。
弱な熱風を突き付け、上記プリント基板の上面温度が約
150℃に至までまで徐々に加熱する。このことで、こ
の余熱部では、このハンダペ−スト12内のアルコ−ル
分を煮沸させることなく飛ばす。また、徐々に加熱する
ことによって上記半導体素子6内に熱衝撃が生じること
を防止する。さらに、この余熱部では、上記第1、第2
の接着剤15、21を硬化させる。
【0058】上記加熱部では、強い熱風を吹き付け、上
記プリント基板8の表面温度を上記ハンダペ−スト12
の溶融温度以上に加熱する。このことで、上記ハンダペ
−ストは再要融する。
記プリント基板8の表面温度を上記ハンダペ−スト12
の溶融温度以上に加熱する。このことで、上記ハンダペ
−ストは再要融する。
【0059】なお、このとき、上記第1、第2の接着剤
15、21により上記第1、第2のTCP1a、1b
は、すでに上記プリント基板8上に固定されているか
ら、上記熱風によってこの第1、第2のTCP1a、1
bが吹き飛ばされこのプリント基板8から脱落するとい
うことはない。
15、21により上記第1、第2のTCP1a、1b
は、すでに上記プリント基板8上に固定されているか
ら、上記熱風によってこの第1、第2のTCP1a、1
bが吹き飛ばされこのプリント基板8から脱落するとい
うことはない。
【0060】ついで、上記プリント基板8を所定の温度
以下に冷却することで、上記第1、第2のTCPの実装
が終了する。すなわち、上記第1のTCP1aは、図中
右側および左側をそれぞれハンダ12および第1の接着
剤15により上記プリント基板8の表面に固定され、ま
た、上記第2のTCP1bは、図中右側および左側をそ
れぞれ第2の接着剤21およびハンダ12によって上記
プリント基板8に固定されている。
以下に冷却することで、上記第1、第2のTCPの実装
が終了する。すなわち、上記第1のTCP1aは、図中
右側および左側をそれぞれハンダ12および第1の接着
剤15により上記プリント基板8の表面に固定され、ま
た、上記第2のTCP1bは、図中右側および左側をそ
れぞれ第2の接着剤21およびハンダ12によって上記
プリント基板8に固定されている。
【0061】第8の工程では、このプリント基板8の裏
面に上記TCP1を2段重ね式に実装する。なお、この
第8の工程は、以上に説明した第1〜第7の工程と略同
じ工程であるので、図示を省略する。
面に上記TCP1を2段重ね式に実装する。なお、この
第8の工程は、以上に説明した第1〜第7の工程と略同
じ工程であるので、図示を省略する。
【0062】この工程では、まず、表面側に上記第1、
第2のTCP1a、1bが実装されてなるプリント基板
8を裏返す。そして、このプリント基板8の裏面に、上
記第1、第2の工程と同様にハンダペ−スト12および
第1の接着剤15を塗布する。
第2のTCP1a、1bが実装されてなるプリント基板
8を裏返す。そして、このプリント基板8の裏面に、上
記第1、第2の工程と同様にハンダペ−スト12および
第1の接着剤15を塗布する。
【0063】ついで、第1、第2のTCP1a、1b
を、上記第3、第4の工程と同様の工程で製造する。そ
して、これら第1、第2のTCP1a、1bを、上記プ
リント基板8の裏面に仮着する。(第5、第6の工程) ついで、第7の工程と同様に、このプリント基板8をリ
フロ−炉内に挿入する。このことで上記第1、第2のT
CP1a、1bを上記プリント基板8の裏面にハンダ付
けおよび接着する。
を、上記第3、第4の工程と同様の工程で製造する。そ
して、これら第1、第2のTCP1a、1bを、上記プ
リント基板8の裏面に仮着する。(第5、第6の工程) ついで、第7の工程と同様に、このプリント基板8をリ
フロ−炉内に挿入する。このことで上記第1、第2のT
CP1a、1bを上記プリント基板8の裏面にハンダ付
けおよび接着する。
【0064】なお、このとき、リフロ−炉内において、
このプリント基板8の表面側に実装された上記第1、第
2のTCP1a、1bのアウタリ−ド4bの接続部位
(ハンダ材)も加熱されることとなる。しかし、このこ
とによって、このハンダ材12が軟化したとしても、上
記第1、第2の接着剤15、21によって、上記第1、
第2のTCP1a、1bは上記プリント基板8に固定さ
れているから、これらが上記プリント基板8の表面から
脱落することは少ない。
このプリント基板8の表面側に実装された上記第1、第
2のTCP1a、1bのアウタリ−ド4bの接続部位
(ハンダ材)も加熱されることとなる。しかし、このこ
とによって、このハンダ材12が軟化したとしても、上
記第1、第2の接着剤15、21によって、上記第1、
第2のTCP1a、1bは上記プリント基板8に固定さ
れているから、これらが上記プリント基板8の表面から
脱落することは少ない。
【0065】このようにして、上記プリント基板8の両
面(表面および裏面)にそれぞれ第1、第2のTCP1
a、1bが2段重ね式に実装されたならば、この実装済
みプリント基板8は、例えばメモリカ−ドのケ−ス内に
収納される。
面(表面および裏面)にそれぞれ第1、第2のTCP1
a、1bが2段重ね式に実装されたならば、この実装済
みプリント基板8は、例えばメモリカ−ドのケ−ス内に
収納される。
【0066】このケ−スの厚さは、規格により、例えば
3.3mmと定められているが、上記プリント基板の厚
さは約00.4mm、上記1つのTCP1の厚さは約
0.5mm以下であるから、上記ケ−ス内に余裕をもっ
て収納することができる。
3.3mmと定められているが、上記プリント基板の厚
さは約00.4mm、上記1つのTCP1の厚さは約
0.5mm以下であるから、上記ケ−ス内に余裕をもっ
て収納することができる。
【0067】なお、上記プリント基板8の片面のみに、
1つのTCPを実装した場合と比較すると、単純に実装
密度は4倍となる。このような構成によれば、以下に説
明する効果がある。
1つのTCPを実装した場合と比較すると、単純に実装
密度は4倍となる。このような構成によれば、以下に説
明する効果がある。
【0068】第1に、TCP1などの薄形可撓性の半導
体パッケ−ジを2段重ねに実装する場合、この実装を良
好に行うことができる効果がある。すなわち、この発明
では、第1、第2のTCP1a、1bを上記プリント基
板8上に2段重ねに実装する場合において、上記第1、
第2のTCP1a、1bを熱硬化性の接着剤で仮着する
ようにした。また、上記熱硬化性の接着剤の硬化温度
を、上記第1、第2のTCP1a、1bのアウタリ−ド
4bをプリント基板8に接合するためのハンダペ−スト
12の融点よりも低く設定した。
体パッケ−ジを2段重ねに実装する場合、この実装を良
好に行うことができる効果がある。すなわち、この発明
では、第1、第2のTCP1a、1bを上記プリント基
板8上に2段重ねに実装する場合において、上記第1、
第2のTCP1a、1bを熱硬化性の接着剤で仮着する
ようにした。また、上記熱硬化性の接着剤の硬化温度
を、上記第1、第2のTCP1a、1bのアウタリ−ド
4bをプリント基板8に接合するためのハンダペ−スト
12の融点よりも低く設定した。
【0069】このことで、リフロ−炉内で上記プリント
基板8に強風を吹き付ける前の余熱部において、上記第
1、第2のTCP1a、1bをプリント基板8に固定す
ることができ、ハンダ付け時におけるこれら第1、第2
のTCP1a、1bの脱落を有効に防止することができ
る。
基板8に強風を吹き付ける前の余熱部において、上記第
1、第2のTCP1a、1bをプリント基板8に固定す
ることができ、ハンダ付け時におけるこれら第1、第2
のTCP1a、1bの脱落を有効に防止することができ
る。
【0070】また、強く加熱する前に、上記第1、第2
のTCP1a、1bをプリント基板8に固定することが
できるから、この第1、第2のTCP1a、1bが加熱
により反ってしまうことを有効に防止できる。
のTCP1a、1bをプリント基板8に固定することが
できるから、この第1、第2のTCP1a、1bが加熱
により反ってしまうことを有効に防止できる。
【0071】なお、上記第1、第2のTCP1a、1b
のアウタリ−ド4bの先端は、J字状に形成されている
ので、このアウタリ−ド4bにかかるハンダの張力がバ
ランスする。このことによって、上記アウタリ−ド4b
の移動や変形を防止できる。このことにより、これら第
1、第2のTCP1a、1bの反りを有効に防止できる
と共に、接合部の解放による導電不良を少なくすること
ができる。。
のアウタリ−ド4bの先端は、J字状に形成されている
ので、このアウタリ−ド4bにかかるハンダの張力がバ
ランスする。このことによって、上記アウタリ−ド4b
の移動や変形を防止できる。このことにより、これら第
1、第2のTCP1a、1bの反りを有効に防止できる
と共に、接合部の解放による導電不良を少なくすること
ができる。。
【0072】第2に、このプリント基板8の裏面にも上
記第1、第2のTCP1a、1bを実装する場合に、す
でにこのプリント基板8の表面に実装されているTCP
1の脱落を有効に防止できる効果がある。
記第1、第2のTCP1a、1bを実装する場合に、す
でにこのプリント基板8の表面に実装されているTCP
1の脱落を有効に防止できる効果がある。
【0073】すなわち、上記プリント基板8の表面に実
装した第1、第2のTCP1a、1bは、上記第1、第
2の接着剤15、21により固定されている。したがっ
て、このプリント基板8を裏返して加熱した場合でも、
この基板8の表面側に実装した第1、第2のTCP1
a、1bが脱落することは少ない。このことにより、良
好な実装を行える効果がある。
装した第1、第2のTCP1a、1bは、上記第1、第
2の接着剤15、21により固定されている。したがっ
て、このプリント基板8を裏返して加熱した場合でも、
この基板8の表面側に実装した第1、第2のTCP1
a、1bが脱落することは少ない。このことにより、良
好な実装を行える効果がある。
【0074】第3に、ハンダブリッジの少ない良好な実
装を行うことができる効果がある。すなわち、上記第
1、第2のTCP1a、1bを2段重ねに実装する場
合、アウタリ−ド4bの突出方向が制限されるから、そ
の分上記アウタリ−ド4bのピッチが狭くなる。このた
め、上記プリント基板8上に上記アウタリ−ド4bを高
密度(狭ピッチ)でハンダ付けしなければならない。
装を行うことができる効果がある。すなわち、上記第
1、第2のTCP1a、1bを2段重ねに実装する場
合、アウタリ−ド4bの突出方向が制限されるから、そ
の分上記アウタリ−ド4bのピッチが狭くなる。このた
め、上記プリント基板8上に上記アウタリ−ド4bを高
密度(狭ピッチ)でハンダ付けしなければならない。
【0075】この発明では、上記アウタリ−ド4bの先
端をJ字状に形成し、かつ上記各アウタリ−ド4bがハ
ンダ付けされる各電極パッド9を千鳥状に配設した。こ
のことによって、隣り合う上記電極パッド9間のピッチ
を上記アウタリ−ド4bのピッチの2倍に設定すること
ができる。したがって、上記電極パッド9へのハンダペ
−スト12の供給が容易になり、上記電極パッド9上に
上記ハンダペ−スト12を良好に供給することが可能に
なる。
端をJ字状に形成し、かつ上記各アウタリ−ド4bがハ
ンダ付けされる各電極パッド9を千鳥状に配設した。こ
のことによって、隣り合う上記電極パッド9間のピッチ
を上記アウタリ−ド4bのピッチの2倍に設定すること
ができる。したがって、上記電極パッド9へのハンダペ
−スト12の供給が容易になり、上記電極パッド9上に
上記ハンダペ−スト12を良好に供給することが可能に
なる。
【0076】また、電極パッド9間のピッチを大きくす
ることができるから、上記電極パッド9間でハンダブリ
ッジなどの不良が生じることが少なくなる。これらのこ
とにより上記アウタリ−ド4bが狭ピッチで設けられて
いる場合であっても良好なハンダ付けを行うことが可能
である。
ることができるから、上記電極パッド9間でハンダブリ
ッジなどの不良が生じることが少なくなる。これらのこ
とにより上記アウタリ−ド4bが狭ピッチで設けられて
いる場合であっても良好なハンダ付けを行うことが可能
である。
【0077】なお、図12(a)〜(b)に示すよう
に、上記各アウタリ−ド4bは、最下端部を境に、上記
電極パッド9に対応して、千鳥状にハンダ付けされるこ
ととなる。
に、上記各アウタリ−ド4bは、最下端部を境に、上記
電極パッド9に対応して、千鳥状にハンダ付けされるこ
ととなる。
【0078】このことにより、上記隣り合うアウタリ−
ド4bは、図12(b)、(c)に矢印(イ)、(ロ)
で示すように、ハンダ12の張力によってそれぞれ反対
の方向に引っ張られることとなる。
ド4bは、図12(b)、(c)に矢印(イ)、(ロ)
で示すように、ハンダ12の張力によってそれぞれ反対
の方向に引っ張られることとなる。
【0079】しかし、このTCP1全体で見れば、引っ
張り力の合力がバランスするから、このTCPが1方向
に引っ張られるということはない。これらのことによ
り、TCP1にかかる外力をバランスさせつつより高密
度な接合を行える効果がある。
張り力の合力がバランスするから、このTCPが1方向
に引っ張られるということはない。これらのことによ
り、TCP1にかかる外力をバランスさせつつより高密
度な接合を行える効果がある。
【0080】第4に、半導体素子6の作動に不良がある
場合に、各TCP1のリペアを容易に行える効果があ
る。すなわち、上記第1のTCP1aのリペアを行う場
合に、上記第1、第2の接着剤15、21を切断するこ
とで、上記第2のTCP1bのアウタリ−ド4bを基板
8の電極パッド9から剥がすことなく、上記第1のTC
P1aのみのリペアを行える効果がある。
場合に、各TCP1のリペアを容易に行える効果があ
る。すなわち、上記第1のTCP1aのリペアを行う場
合に、上記第1、第2の接着剤15、21を切断するこ
とで、上記第2のTCP1bのアウタリ−ド4bを基板
8の電極パッド9から剥がすことなく、上記第1のTC
P1aのみのリペアを行える効果がある。
【0081】なお、この発明は、上記一実施例に限定さ
れるものではなく、発明の要旨を変更しない範囲で種々
変形可能である。例えば、上記一実施例では、上記電極
パッド9は矩形状であったが、これに限定されるもので
はなく、円形もしくは楕円状など、矩形以外の形状であ
っても良い。さらに、上記TCP1のサポ−トリング2
に、補強用の金属プレ−トを貼着することで、このTC
Pの反り等の変形を防止するようにしても良い。
れるものではなく、発明の要旨を変更しない範囲で種々
変形可能である。例えば、上記一実施例では、上記電極
パッド9は矩形状であったが、これに限定されるもので
はなく、円形もしくは楕円状など、矩形以外の形状であ
っても良い。さらに、上記TCP1のサポ−トリング2
に、補強用の金属プレ−トを貼着することで、このTC
Pの反り等の変形を防止するようにしても良い。
【0082】
【発明の効果】以上述べたように、この発明は、第1、
第2の半導体パッケ−ジを基板の表面に2段重ねに実装
する場合において、上記第1、第2の半導体パッケ−ジ
を、アウタリ−ドのハンダ付けを行うハンダ材の融点温
度よりも硬化温度が低い熱硬化性の接着剤を用いて基板
上に固定するものであり、実際に実装する場合には、上
記接着剤を硬化させ、上記第1、第2の半導体パッケ−
ジを基板に固定してから、上記アウタリ−ドをハンダ付
けするようにしたものである。
第2の半導体パッケ−ジを基板の表面に2段重ねに実装
する場合において、上記第1、第2の半導体パッケ−ジ
を、アウタリ−ドのハンダ付けを行うハンダ材の融点温
度よりも硬化温度が低い熱硬化性の接着剤を用いて基板
上に固定するものであり、実際に実装する場合には、上
記接着剤を硬化させ、上記第1、第2の半導体パッケ−
ジを基板に固定してから、上記アウタリ−ドをハンダ付
けするようにしたものである。
【0083】このような構成によれば、TCPなどの薄
形の半導体パッケ−ジを2段重ね実装する場合であって
も、実装工程中に上記半導体パッケ−ジが脱落すること
少く、良好な実装を行うことができる効果がある。
形の半導体パッケ−ジを2段重ね実装する場合であって
も、実装工程中に上記半導体パッケ−ジが脱落すること
少く、良好な実装を行うことができる効果がある。
【0084】また、アウタリ−ドの先端部を曲成すると
共に、電極パッドを千鳥状に配設することで、半導体パ
ッケ−ジにかかる外力のバランスを維持しつつ、より高
密度なハンダ付けが不良の少い状態で良好に行える効果
がある。
共に、電極パッドを千鳥状に配設することで、半導体パ
ッケ−ジにかかる外力のバランスを維持しつつ、より高
密度なハンダ付けが不良の少い状態で良好に行える効果
がある。
【図1】この発明の一実施例を示す半導体パッケ−ジの
縦断面図。
縦断面図。
【図2】同じく、プリント基板の一部を拡大して示す平
面図。
面図。
【図3】同じく、ハンダペ−ストの供給工程を示す縦断
面図。
面図。
【図4】同じく、第1の接着剤の供給工程を示す縦断面
図。
図。
【図5】同じく、第1の半導体パッケ−ジの製造工程を
示す縦断面図。
示す縦断面図。
【図6】同じく、第2の接着剤の供給工程を示す縦断面
図。
図。
【図7】同じく、第1の半導体パッケ−ジの基板への仮
着工程を示す縦断面図。
着工程を示す縦断面図。
【図8】同じく、第2の半導体パッケ−ジの製造工程を
示す縦断面図。
示す縦断面図。
【図9】同じく、第2の半導体パッケ−ジの基板への仮
着工程を示す縦断面図。
着工程を示す縦断面図。
【図10】同じく、第1、第2の半導体パッケ−ジのリ
フロ−ハンダ付け工程を示す縦断面図。
フロ−ハンダ付け工程を示す縦断面図。
【図11】同じく、第1、第2の半導体パッケ−ジの実
装構造を示す縦断面図。
装構造を示す縦断面図。
【図12】同じく、アウタリ−ドのハンダ付け状態を示
す平面図および縦断面図。
す平面図および縦断面図。
1a…第1のTCP(第1の半導体パッケ−ジ)、1b
…第2のTCP(第2の半導体パッケ−ジ)、4b…ア
ウタリ−ド、6…半導体素子、8…プリント基板(基
板)、9…電極パッド、12…ハンダペ−スト(ハンダ
材)、15…第1の接着剤、21…第2の接着剤。
…第2のTCP(第2の半導体パッケ−ジ)、4b…ア
ウタリ−ド、6…半導体素子、8…プリント基板(基
板)、9…電極パッド、12…ハンダペ−スト(ハンダ
材)、15…第1の接着剤、21…第2の接着剤。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 25/18 (72)発明者 井澤 勲 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 (72)発明者 中嶋 宣行 神奈川県川崎市川崎区日進町7番地1 東 芝電子エンジニアリング株式会社内
Claims (6)
- 【請求項1】 第1、第2の半導体パッケ−ジを基板の
表面に2段重ねに実装してなる半導体パッケ−ジの実装
構造において、 上記第1の半導体パッケ−ジは、アウタリ−ドを具備し
このアウタリ−ドの先端部が上記基板の表面に形成され
た電極パッドにハンダ付けされていると共に、熱硬化性
の第1の接着剤によりこの基板の表面に固定され、 第2の半導体パッケ−ジは、アウタリ−ドを具備しこの
アウタリ−ドの先端部が上記基板の表面に形成された電
極パッドにハンダ付けされていると共に、熱硬化性の第
2の接着剤により上記第1の半導体パッケ−ジ上に固定
されていることを特徴とする半導体パッケ−ジの実装構
造。 - 【請求項2】 請求項1記載の半導体パッケ−ジの実装
構造において、 上記熱硬化性の第1、第2の接着剤の硬化温度は、 上記アウタリ−ドと電極パッドの接合に用いられるハン
ダ材の融点よりも低いものであることを特徴とする半導
体パッケ−ジの実装構造。 - 【請求項3】 請求項1記載の半導体パッケ−ジの実装
構造において、 上記半導体パッケ−ジのアウタリ−ドは、 上記電極パッドにハンダ付けされる先端部が、上記電極
パッドに対して凸状となるように曲成されていることを
特徴とする半導体パッケ−ジの実装構造。 - 【請求項4】 基板に形成された電極パッドにハンダ付
けされる先端部が、上記電極パッドに対して凸状となる
ように成形されてなるアウタリ−ドを具備する半導体パ
ッケ−ジの実装構造において、 上記電極パッドは、千鳥状に配設されていることを特徴
とする半導体パッケ−ジの実装構造。 - 【請求項5】第1、第2の半導体パッケ−ジを基板上に
2段重ねに実装する半導体パッケ−ジの実装方法におい
て、 プリント基板に設けられた各電極パッド上にハンダペ−
ストを供給する工程と、 上記プリント基板の表面に熱硬化性の第1の接着剤を供
給する工程と、 半導体素子が搭載されてなるフィルムキャリアを打ち抜
いて第1の半導体パッケ−ジを製造すると共に、上記フ
ィルムキャリアから突出したアウタリ−ドの先端部を上
記電極パッドに対して凸状となるように成形する工程
と、 上記第1の半導体パッケ−ジを、上記アウタリ−ドの先
端部を上記電極パッド上のハンダペ−ストに接触させる
と共に、この第1の半導体パッケ−ジを上記基板上に供
給された第1の接着剤に接触させることで、上記基板の
表面に仮着する工程と、 この第1の半導体パッケ−ジの表面に第2の接着剤を供
給する工程と、 半導体素子が搭載されてなるフィルムキャリアを打ち抜
いて第2の半導体パッケ−ジを製造すると共に、上記フ
ィルムキャリアから突出したアウタリ−ドの先端部を上
記電極パッドに対して凸状となるように成形する工程
と、 上記第2の半導体パッケ−ジを、上記アウタリ−ドの先
端部を上記電極パッド上のハンダペ−ストに接触させる
と共に、この第2の半導体パッケ−ジを上記第1の半導
体パッケ−ジに供給された第2の接着剤に接触させるこ
とで、上記第1の半導体パッケ−ジに2段重ねに仮着す
る工程と、 この第1、第2の半導体素子が仮着されてなる基板を上
記第1、第2の接着剤の硬化温度に加熱し、この第1、
第2の接着剤を硬化させて上記第1、第2の半導体素子
を上記基板に固定する工程と、 上記第1、第2の半導体パッケ−ジが固定されてなる基
板を上記接着剤の硬化温度よりも高い上記ハンダ材の溶
融温度に加熱し、上記各アウタリ−ドをこのプリント基
板の電極パッドにハンダ付けする工程とを有することを
特徴とする半導体パッケ−ジの実装方法。 - 【請求項6】 第1、第2の半導体パッケ−ジを基板上
に2段重ねに実装する半導体パッケ−ジの実装方法にお
いて、 プリント基板に設けられた各電極パッド上にハンダペ−
ストを供給する工程と、 上記プリント基板の表面に熱硬化性の第1の接着剤を供
給する工程と、 第1の半導体パッケ−ジを、アウタリ−ドを上記電極パ
ッド上のハンダペ−ストに接触させると共に、この第1
の半導体パッケ−ジを上記基板上に供給された第1の接
着剤に接触させることで、上記基板の表面に仮着する工
程と、 この第1の半導体パッケ−ジの表面に第2の接着剤を供
給する工程と、 第2の半導体パッケ−ジを、アウタリ−ドを上記電極パ
ッド上のハンダペ−ストに接触させると共に、この第2
の半導体パッケ−ジを上記第1の半導体パッケ−ジに供
給された第2の接着剤に接触させることで、上記第1の
半導体パッケ−ジに2段重ねに仮着する工程と、 この第1、第2の半導体素子が仮着されてなる基板を上
記第1、第2の接着剤の硬化温度に加熱し、この第1、
第2の接着剤を硬化させて上記第1、第2の半導体素子
を上記基板に固定する工程と、 上記第1、第2の半導体パッケ−ジが固定されてなる基
板を上記接着剤の硬化温度よりも高い上記ハンダ材の溶
融温度に加熱し、上記各アウタリ−ドをこのプリント基
板の電極パッドにハンダ付けする工程とを有することを
特徴とする半導体パッケ−ジの実装方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6206618A JPH0878608A (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | 半導体パッケ−ジ実装構造及び方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6206618A JPH0878608A (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | 半導体パッケ−ジ実装構造及び方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0878608A true JPH0878608A (ja) | 1996-03-22 |
Family
ID=16526364
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6206618A Pending JPH0878608A (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | 半導体パッケ−ジ実装構造及び方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0878608A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030033611A (ko) * | 2001-10-24 | 2003-05-01 | 정운영 | 적층형 반도체패키지 및 그 제조방법 |
KR100446713B1 (ko) * | 2000-05-26 | 2004-09-01 | 샤프 가부시키가이샤 | 반도체 장치 및 액정모듈 |
-
1994
- 1994-08-31 JP JP6206618A patent/JPH0878608A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100446713B1 (ko) * | 2000-05-26 | 2004-09-01 | 샤프 가부시키가이샤 | 반도체 장치 및 액정모듈 |
KR20030033611A (ko) * | 2001-10-24 | 2003-05-01 | 정운영 | 적층형 반도체패키지 및 그 제조방법 |
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