JPH0878578A - 放熱基板用材料及びその製造方法 - Google Patents

放熱基板用材料及びその製造方法

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JPH0878578A
JPH0878578A JP23969494A JP23969494A JPH0878578A JP H0878578 A JPH0878578 A JP H0878578A JP 23969494 A JP23969494 A JP 23969494A JP 23969494 A JP23969494 A JP 23969494A JP H0878578 A JPH0878578 A JP H0878578A
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copper
molybdenum
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JP23969494A
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Tatsuro Isomoto
辰郎 磯本
Tadanori Kida
忠伯 木田
Genryu Abe
源隆 阿部
Akira Ichida
晃 市田
Tadashi Arikawa
正 有川
Yoshihiko Doi
良彦 土井
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Sanyo Special Steel Co Ltd
Tokyo Tungsten Co Ltd
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Sanyo Special Steel Co Ltd
Tokyo Tungsten Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体パッケージに使用される特性を満たす
とともに,安価で製造し易く大量生産に適するCuとM
oとからなる放熱基板材料とその製造方法とを提供する
こと。 【構成】 半導体素子を搭載するパッケージに用いられ
る放熱基板用材料において,粉末冶金による銅とモリブ
デンとの焼結複合材からなり,熱間押出して密度比が9
9.8%以上,熱伝導率が200W/m・K以上であ
る。この放熱基板用材料を製造するには,銅粉末とモリ
ブデン粉末とを混合し,冷間静水圧プレスし,焼結した
後,熱間押出し,圧延して密度比99.8%以上,熱伝
導率200W/m・K以上の特性を有する複合材を得
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,半導体素子を収容する
半導体パッケージに用いられる放熱基板用材料とその製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来,半導体素子を収容する半導体パッ
ケージが用いられている。この半導体パッケージには,
セラミックパッケージとプラスチックパッケージとがあ
り,また,半導体素子から発生する熱を放散する為に放
熱基板が用いられている。この放熱基板は,高い熱伝導
性を有することが必要とされている。具体的には,半導
体パッケージの内,セラミックパッケージにおいては,
高精度な特性が求られ,多くの場合,半導体素子はアル
ミナ基板に接合・搭載されるため,ここに組み込まれる
放熱基板は熱伝導性に優れ,熱膨張率も半導体素子材料
であるSiやGaAsに近く,また,セラミックス構成
材とも熱膨張の整合が良好であるように,熱膨張係数が
6〜8×10-6/℃の材料が求められている。
【0003】現在,半導体素子を搭載するパッケージの
多くは,前記したようなセラミックパッケージではな
く,プラスチックパッケージで有り,このプラスチック
パッケージに用いられる放熱基板は,大方銅である。し
かし,放熱基板のサイズを大きくしたり,少しでも熱膨
張をパッケージ構成材料や半導体素子材料に近づけ,信
頼性も合わせ持つようにするには,熱膨張率9〜16×
10-6/℃,とりわけ10〜12×10-6/℃程に設定
する必要がある。但し,この時の熱伝導率は少なくとも
200W/m・K以上であることが要求される。
【0004】さらに,セラミックパッケージといえど
も,コストを低減することが重要であるため,設計上矩
形形状でないもの(即ち,ここでは,異形形状と呼ぶ)
をプレス加工だけによって形成することも考えられる。
この場合,パッケージと半導体素子との熱膨張率が多少
食い違っても,接合のろう材・樹脂等の工夫で組み立て
る事も考えられる。
【0005】以上の事を言い換えると,プラスチックパ
ッケージにおいては,κ>200W/m・K(但しα:
熱膨張率,κ:熱伝導率)でプレス加工が可能であり,
バルクにポアもなく均一性の良好な材料で,αは9〜1
6×10-6/℃に調節可能なものが要求され,又,他方
セラミックパッケージにおいては,αは8×10-6/℃
以下でκ>150W/m・K(Moでは,143W/m
・K)を有し,圧延,プレス加工の可能なものが要求ざ
れるという事になる。
【0006】ところで,従来の放熱基板の多くは溶浸法
で作られた銅−タングステン(Cu−W)について検討
が成されてきている。しかし,このCu−W材料により
作製された放熱基板は,W自体の加工性の悪さに加え,
W同士が結合しているため加工性が劣るために,形状が
平板状(矩形)である場合には作製が容易であるが,平
板状でない形状(以下,異形と呼ぶ)には製造が困難で
あった。
【0007】また,Cu−W材料は,コストについて鑑
みれば,プレス加工,例えば,打ち抜き,段付き,曲げ
加工,等ができないので,量産品として取り扱うことが
できない。
【0008】そこで,銅とモリブデンとの組み合わせに
よる複合材料を用いることが考えられる。この複合材料
は,α,κが銅37〜38wt%以上含有すればα>9
×10-6/℃,κ>200W/m・Kとなる。しかし,
銅の含有量がこれ以下である場合には,圧延性が著しく
低下し,従来の技術ではプレス加工もできない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで,前述したよ
うに半導体素子を搭載するパッケージにおいて,放熱基
板は極めて重要な役割を果たしている。集積度が増加す
るにつれ素子から発生する熱量は増大し,又,1個のパ
ッケージ内に2個以上の素子を搭載する必要性から,実
質的に大型化される傾向もある。このように,パッケー
ジの設計仕様にマッチした放熱基板が求められている。
この放熱基板用材料として,銅とモリブデンとの複合材
が考えられる。銅とモリブデンとの複合材を製造するに
は,Cu−Wと同様に,溶浸法,銅・モリブデンそれぞ
れの板をクラッドにする方法,粉末混合・焼結法等が検
討されてきている。しかし,いかにコストを抑え,ポア
等欠陥のない圧延,プレス加工性の良い材料を得るかが
課題である。
【0010】上述の従来法のなかで,溶浸法を用いた場
合には,モリブデン同士の結合がある為加工性が劣ると
いう欠点がある。また,クラッド法によるクラッド材
は,2層あるいは3層の構造になっている為,接合強度
に対する不安や外皮に積層部の出ている部分のめっき安
定性に不安が残る。そして,粉末混合・焼結の方法は適
切な条件下では,安全緻密化は可能であるが,コスト的
に高くなり,また,銅の含有量により圧延可能範囲が著
しく限定される。特に,モリブデンに銅30wt%程度
(およそα7.5×10-6/℃,κ195W/m・K)
では,素材厚みは6mmが限界であった。
【0011】さらに,一般に,板形状が多い放熱基板材
料の板面での均一性を保持し,圧延コストの高揚を抑え
るには,素材厚みの増大は重要な課題であるが,大量産
に適したプロセス開発が不充分であった。
【0012】そこで,本発明の技術的課題は,半導体パ
ッケージに使用される特性を満たすとともに,安価で製
造し易く大量生産に適するCu−Moとの複合材からな
る放熱基板材料とその製造方法とを提供することにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明によれば,半導体
素子を搭載するパッケージに用いられる放熱基板用材料
において,粉末冶金による銅とモリブデンとの焼結複合
材からなり,熱間押出して密度比が99.8%以上,熱
伝導率が200W/m・K以上であることを特徴とする
放熱基板用材料が得られる。
【0014】本発明によれば,半導体素子を搭載するパ
ッケージに用いられる放熱基板用材料において,粉末冶
金による銅とモリブデンとの焼結複合材からなり,熱間
押出して良好な圧延性と,99.8%以上の密度比とを
有することを特徴とする放熱基板用材料が得られる。こ
こで,本発明において,良好な圧延性とは,圧延性が1
5%以上向上したことを呼ぶ。
【0015】本発明によれば,半導体素子を搭載するパ
ッケージに用いられる放熱基板用材料を製造する方法に
おいて,銅粉末とモリブデン粉末とを混合し,冷間静水
圧プレスし,焼結した後,この焼結体をカプセルに挿入
して熱間押出し,圧延して密度比99.8%以上,熱伝
導率200W/m・K以上の特性を有する複合材を得る
ことを特徴とする放熱基板用材料の製造方法が得られ
る。
【0016】本発明によれば,前記放熱基板用材料の製
造方法において,焼結によって対理論密度比90%以上
の焼結体とした後,前記焼結体をカプセルに挿入するこ
となしで熱間押出し,圧延することを特徴とする放熱基
板用材料の製造方法が得られる。
【0017】本発明によれば,半導体素子を搭載するパ
ッケージに用いられる放熱基板用材料を製造する方法に
おいて,銅粉末とモリブデン粉末とを含む混合粉末を冷
間静水圧プレスし,焼結し,熱間押出し,圧延して良好
な圧延性と99.8%以上の密度比とを有する複合材を
得ることを特徴とする放熱基板用材料の製造方法が得ら
れる。ここで,本発明において,良好な圧延性とは,圧
延性が15%以上向上したものを呼ぶ。
【0018】
【実施例】以下,本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0019】図1乃至図4は本発明の実施例に係る放熱
基板用材料の形状を示す図である。
【0020】図1に示す例では,板状の放熱基板用材料
1の4つの角部2に夫々Rが施されている。また,図2
に示す例では,図1の例よりのやや細長く放熱基板用材
料5の4つの角部6に夫々Rが施されている。また,両
側からU字状の切り欠きが形成されている。図3(a)
の正面図及び(b)の平面図に夫々示す例においては,
放熱基板用材料10は略正方形で,中心より図において
やや左方にずれた位置に4角の台状の突出部11が形成
されている。図4(a)の正面図及び(b)の平面図に
示す例においては,平面の外形は図3に示す例と同様で
あるが,放熱基板用材料15の中心部に4角の窪み16
が形成されている。
【0021】図1乃至図4に示した本発明の実施例に係
る放熱基板用材料の製造方法について説明する。まず,
銅・モリブデンの混合粉末のままカプセルに入れ真空脱
ガス後密閉し,冷間静水圧プレス(以下,CIPと呼
ぶ)した後,カプセルのまま焼結し,熱間押出する事で
ほぼ緻密化した均一材料を得る。具体的には,カプセル
は軟鋼からなり,このカプセル内に密閉した材料は,4
トン/cm2 でCIP処理され,1000℃×2Hr加
熱焼結された後,直ちに押出比4以上,望ましくは押出
比6以上で熱間押出される。
【0022】ここで,熱間押出の技術は古くから研究さ
れており,一般には緻密な素材を熱間押出により長尺な
棒,パイプを大量産に安定,低廉に行う事のできるもの
である。また,本発明の実施例において,押出比とは
(カプセル径)2 /(押出孔径)2 を言い,押出比の大
きい程,所要押出力も大きい。
【0023】熱間押出の後,カプセルを切削で除去し,
熱間圧延が施される。ここで圧延中に,材料の温度が下
がれば水素雰囲気加熱炉に投入され加熱しつつ圧延され
板形状に加工していく。熱間押出では,銅含有量40w
t%以上のものも,極めて容易にほぼ任意厚さに押出し
可能であり,銅含有量の少ない所でも微細分散組織であ
るため,圧延可能範囲を大きく拡大できる結果が得られ
た。
【0024】図5は本発明の実施例に係る放熱基板用材
料の押出比と圧延後の密度比を示す図である。図示のよ
うに,Cu−Mo焼結体の圧延後の密度比(理論密度に
対する百分率)は品質の安定性,物性上99.8%以上
が望ましいが,押出比6以上であればCu20wt%ま
でが密度比99.8%以上である。
【0025】ここで,いままでに,粉末混合・焼結によ
る銅−モリブデン複合材料で熱膨張係数が,8×10-6
/℃以下のものは得られていなかった。しかし,セラミ
ックパッケージに供し易く(パッケージの設計上セラミ
ックパッケージでもかなり大きい熱膨張係数のものを利
用する場合もある),熱伝導率の良好な放熱材料が,圧
延品で得られた事になる。(κ>150W/m・Kあれ
ば汎用的には使用できる)とりもなおさず,この圧延品
はプレス加工により,図1乃至4に示すような種々の異
形状品への加工も可能であり,量産に適した放熱材料と
言える。
【0026】図6は本発明の実施例に係る放熱基板用材
料のCuの質量(重量)%と焼結体の厚さとの関係を示
す図である。また,比較のために,従来例に係る放熱基
板用材料のCuの質量(重量)%と焼結体の厚さとの関
係を図7に示している。図6及び図7の比較から,本発
明の実施例に係る放熱基板用材料は圧延可能領域が広く
なっていることがわかる。
【0027】また,本発明の実施例において,熱間押出
前の密度比が90%以上あればカプセルなしでも,前述
の加工条件で,同相当の材料の得られる事も判明した。
この事実は熱間押出の処理プロセスを大幅に簡素化で
き,熱間押出ラインの運用に極めて有効である。また,
熱間押出自体は軟鋼以外の表面被覆方法もあり,本発明
は,以下に述べる具体例のみに限定されるものではな
い。
【0028】以下に本発明の実施例に係る放熱基板用材
料の製造の具体例について説明する。
【0029】(実施例1)電解銅粉と金属モリブデン粉
を合わせて50kg,銅含有量が60wt%となるよう
に極めて充分混合し,軟鋼円筒カプセル(D310)に
振動充填した後,カプセル蓋にとりつけた排気孔より真
空脱気を行った。排気孔を溶融封入しCIPにて4ton
/cm2 で処理した後,加熱炉にて1000℃×2H
r.加熱焼結をした。次いで押出ダイス径D50に,先
の加熱焼結物を炉から取り出すやいなや押出比6にて熱
間押出によりカプセルごと処理した。その後,カプセル
を切削により剥離し,熱間圧延により厚み3mmまで圧
延した後,冷間圧延を施した。
【0030】図1及び2に示す異形板体では厚み1m
m,図3及び4に示す異形板体ではそれぞれ1.5m
m,2mmとした後,プレスにより打ち抜き,図3及び
4に示す形状を有するものについてはその後,段付き金
型を有したものでプレス加工し仕上げた。図1乃至4に
示される異形板体は,いずれも密度比は100%であ
り,熱伝導率238W/m・K,熱膨張率11.0×1
-6/℃となり,放熱基板としては充分な性能を有する
ことが判明した。
【0031】比較のために,従来の粉末混合・焼結方法
によって,1000℃×2Hr処理したものは少なくと
も,密度比89%であり,1180×3Hr処理して
も,密度比は94%であった。
【0032】図8は本発明の実施例1による放熱基板用
材料の金属組織を示す電子顕微鏡写真で,図9は比較の
ための上記従来法による放熱基板用材料の金属組織を示
す電子顕微鏡写真である。図8及び図9の比較から,本
発明の実施例1による放熱基板用材料では,押出しのま
まで,ほぼ充分緻密化した組織となっており,粉末が微
細に分散している様子が判る。さらに又,本発明の実施
例1では,焼結助剤の添加なしで所望の特性が得られた
事も実用上よい結果と言える。
【0033】(実施例2)次に本発明の実施例2につい
て説明する。実施例2は,実施例1と同様の処理工程で
以下の通り行われている。銅30wt%となる組成の電
解銅粉末と金属モリブデン粉50kgを実施例と同じ処
理工程を施した材料を用いて打ち抜きプレスにより,図
1及び図2に示す形状に成形した。成形品は,割れ,欠
けもなく良好であった。いずれの成形品も,密度比は9
9.9%でほぼ緻密化しており,熱伝導率185W/m
・K,熱膨張率7.5×10-6/℃であり,Al2 3
を構成材料に用いたセラミックパッケージに用いる放熱
基板として充分な性能を有していた。
【0034】比較のために,粉末混合・焼結により形成
され密度比100%を達成した従来の銅−モリブデン複
合材では,圧延はかなり困難で,1パスでの圧下量は
0.1mm程度であったが,本発明品は0.3〜0.4
mmであり,素材板も従来6mmまでしかできなかった
ものが,7.5mmまで可能になり,およそ圧延性が2
5%向上した。尚,実施例1同様に,実施例2において
も銅量が減っても焼結助剤は不要であった。
【0035】(実施例3)銅40wt%の組成でモリブ
デン粉とを,実施例1と同様極めて充分混合し,粉末成
形プレスした後,1250℃×3Hr.で水素中で焼結
した。密度比は92.8%だった。これを若干の凹凸を
修正しカプセルに入れず,1000℃×2Hr加熱後熱
間押出をした所,割れもなく,良好なビレットが得られ
た。
【0036】これを熱間圧延,冷間圧延を施し厚さ1m
mにした所,密度比100%,熱伝導率223W/m・
K,熱膨張率9.1×10-6/℃が得られた。更に,実
施例2と同様に圧下量を調べた結果,圧延性は18.8
%向上した。この事実は熱間押出工程のライン全てを用
いずに熱間押出材料を得る事ができる為,原料の材料・
材質構成が変わるものを所謂,多品種少量生産する場
合,運用上有効な手段といえる。
【0037】加えて,本実施例3の圧延材料も放熱基板
材料としてはプレス加工性にも耐え充分な性能を有して
いた。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように,本発明では,今ま
でに熱膨張係数が8×10-6/℃以下のものは得られて
いなかった粉末混合・焼結による銅モリ複合材料におい
て,セラミックパッケージに供し易く(パッケージの設
計上セラミックパッケージでもかなり大きい熱膨張係数
のものを利用する場合もある),熱伝導率の良好な放熱
材料が,圧延品で得られる(κ>150W/m・Kあれ
ば汎用的には使用できる)。また,この圧延品はプレス
加工により,種々の異形状品への加工も可能であり,量
産に適した放熱基板用材料が提供できる。
【0039】また,本発明において,熱間押出前の密度
比が90%以上あればカプセルなしでも,所定の加工条
件で,同相当の材料の得られ,熱間押出の処理プロセス
を大幅に簡素化でき,熱間押出ラインの運用に極めて有
効である基板材料の製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の放熱基板用材料の形状の一例を示す図
である。
【図2】本発明の放熱基板用材料の形状のもう一つの例
を示す図である。
【図3】(a)は本発明の放熱基板用材料の形状のさら
にもう一つの例を示す正面図である。(b)は(a)の
平面図である。
【図4】(a)は本発明の放熱基板用材料の形状の別の
例を示す正面図である。(b)は(a)の平面図であ
る。
【図5】本発明の実施例に係る放熱基板用材料の押出比
と圧延後の密度比との関係を示す図である。
【図6】本発明の実施例に係る放熱基板用材料のCuの
質量(重量)%と焼結体の厚さとの関係を示す図であ
る。
【図7】従来例に係る放熱基板用材料のCuの質量(重
量)%と焼結体の厚さとの関係を示す図である。
【図8】本発明の実施例1に係る放熱基板用材料の圧延
前の金属組織を示す電子顕微鏡写真である。
【図9】従来例に係る放熱基板用材料の圧延前の金属組
織を示す電子顕微鏡写真である。
【符号の説明】
1,5,10,15 放熱基板用材料 2,6 角部 11 突出部 16 窪み
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C22C 9/00 H01L 23/14 H01L 23/14 M (72)発明者 阿部 源隆 兵庫県姫路市飾磨区中島3007 山陽特殊製 鋼株式会社技術研究所内 (72)発明者 市田 晃 富山県富山市岩瀬古志町2番地 東京タン グステン株式会社富山製作所内 (72)発明者 有川 正 富山県富山市岩瀬古志町2番地 東京タン グステン株式会社富山製作所内 (72)発明者 土井 良彦 東京都台東区東上野五丁目24番8号 東京 タングステン株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体素子を搭載するパッケージに用い
    られる放熱基板用材料において,粉末冶金による銅とモ
    リブデンとの焼結複合材からなり,熱間押出して密度比
    が99.8%以上,熱伝導率が200W/m・K以上で
    あることを特徴とする放熱基板用材料。
  2. 【請求項2】 半導体素子を搭載するパッケージに用い
    られる放熱基板用材料において,粉末冶金による銅とモ
    リブデンとの焼結複合材からなり,熱間押出して良好な
    圧延性と,99.8%以上の密度比とを有することを特
    徴とする放熱基板用材料。
  3. 【請求項3】 半導体素子を搭載するパッケージに用い
    られる放熱基板用材料を製造する方法において,銅粉末
    とモリブデン粉末とを混合し,冷間静水圧プレスし,焼
    結した後,焼結体をカプセルに挿入して熱間押出し,圧
    延して密度比99.8%以上,熱伝導率200W/m・
    K以上の特性を有する複合材を得ることを特徴とする放
    熱基板用材料の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の放熱基板用材料の製造方
    法において,焼結によって対理論密度比90%以上の焼
    結体とした後,前記焼結体をカプセルに挿入することな
    しで熱間押出し,圧延することを特徴とする放熱基板用
    材料の製造方法。
  5. 【請求項5】 半導体素子を搭載するパッケージに用い
    られる放熱基板用材料を製造する方法において,銅粉末
    とモリブデン粉末とを含む混合粉末を冷間静水圧プレス
    し,焼結し,熱間押出し,圧延して良好な圧延性と9
    9.8%以上の密度比とを有する複合材を得ることを特
    徴とする放熱基板用材料の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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