JPH0877404A - 無線通信用車載機及び無線通信システム - Google Patents
無線通信用車載機及び無線通信システムInfo
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- JPH0877404A JPH0877404A JP10675295A JP10675295A JPH0877404A JP H0877404 A JPH0877404 A JP H0877404A JP 10675295 A JP10675295 A JP 10675295A JP 10675295 A JP10675295 A JP 10675295A JP H0877404 A JPH0877404 A JP H0877404A
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- Japan
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- wireless communication
- vehicle
- wiper
- antenna
- wiper arm
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- Details Of Aerials (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
- Devices For Checking Fares Or Tickets At Control Points (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 車載機30と路上機との間で行われる無線通
信がワイパアーム64Bの作動の影響により不安定にな
らないように制御する時に、車載機30の設置位置を自
由に選択することを可能とする。 【構成】 車載機30は、無線通信におけるエラーの発
生を検知することにより、次回の無線通信を行う時期を
判断すると、その時期に無線通信に影響しない位置にワ
イパアーム64Bを一時停止させるように、ワイパ装置
64の作動を制限する。よって、車載機30をワイパ装
置64に対して相対的にいかなる位置に設置しても、無
線通信に対するワイパアーム64Bの作動による影響を
無くすことができ、更に、車載機30の設置位置を自由
に選択することができる。
信がワイパアーム64Bの作動の影響により不安定にな
らないように制御する時に、車載機30の設置位置を自
由に選択することを可能とする。 【構成】 車載機30は、無線通信におけるエラーの発
生を検知することにより、次回の無線通信を行う時期を
判断すると、その時期に無線通信に影響しない位置にワ
イパアーム64Bを一時停止させるように、ワイパ装置
64の作動を制限する。よって、車載機30をワイパ装
置64に対して相対的にいかなる位置に設置しても、無
線通信に対するワイパアーム64Bの作動による影響を
無くすことができ、更に、車載機30の設置位置を自由
に選択することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無線通信用車載機及び
無線通信システムに係り、特に、被払拭部材を払拭する
ワイパ装置を備えた車両に搭載されワイパブレードの払
拭領域を介して路上に設置された路上機と無線通信を行
う無線通信用車載機、及び該無線通信用車載機と路上機
とにより構成される無線通信システムに関する。
無線通信システムに係り、特に、被払拭部材を払拭する
ワイパ装置を備えた車両に搭載されワイパブレードの払
拭領域を介して路上に設置された路上機と無線通信を行
う無線通信用車載機、及び該無線通信用車載機と路上機
とにより構成される無線通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両に搭載され電波の送受信機能
を有する車載機と、地上に設置され電波の送受信機能を
有する路上機との間で無線通信を行うシステムにおい
て、車両に設置されたワイパ装置の作動の影響により無
線通信が不安定にならないようにする工夫がなされてき
た。
を有する車載機と、地上に設置され電波の送受信機能を
有する路上機との間で無線通信を行うシステムにおい
て、車両に設置されたワイパ装置の作動の影響により無
線通信が不安定にならないようにする工夫がなされてき
た。
【0003】即ち、図39に示すように、車両に搭載し
たスロットアンテナ91のスロット92と運転席前方の
ウインドシールドガラス用のワイパアーム94とが重な
る時(ワイパアーム94が破線の位置に到達した時)、
スロット92とワイパアーム94とが略同一方向で重な
るように、スロット92の方向を限定してスロットアン
テナ91を設置するという技術が実開昭56−1211
80号公報に開示されている。この技術では、スロット
アンテナ91による送信時には磁界の方向(矢印H)と
電界の方向(矢印E)とは略直角に交わるので、電界は
ワイパアーム94の作動により殆ど影響を受けない。ま
た、スロットアンテナ91による受信時も磁界の方向
(矢印F)と電界の方向(矢印E)とはほぼ直交するの
で、電界は同様にワイパアーム94の作動により殆ど影
響を受けない。
たスロットアンテナ91のスロット92と運転席前方の
ウインドシールドガラス用のワイパアーム94とが重な
る時(ワイパアーム94が破線の位置に到達した時)、
スロット92とワイパアーム94とが略同一方向で重な
るように、スロット92の方向を限定してスロットアン
テナ91を設置するという技術が実開昭56−1211
80号公報に開示されている。この技術では、スロット
アンテナ91による送信時には磁界の方向(矢印H)と
電界の方向(矢印E)とは略直角に交わるので、電界は
ワイパアーム94の作動により殆ど影響を受けない。ま
た、スロットアンテナ91による受信時も磁界の方向
(矢印F)と電界の方向(矢印E)とはほぼ直交するの
で、電界は同様にワイパアーム94の作動により殆ど影
響を受けない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の技術
では、スロットアンテナのスロットの設置方向が限定さ
れてしまい、任意の方向にスロットアンテナを設置する
ことができないという問題がある。
では、スロットアンテナのスロットの設置方向が限定さ
れてしまい、任意の方向にスロットアンテナを設置する
ことができないという問題がある。
【0005】そこで、本発明は、車載機と路上機との間
で行われる無線通信がワイパ装置の作動の影響により不
安定にならないように制御する時に、車載機側アンテナ
の配置構成上の制約を無くすことを目的とする。
で行われる無線通信がワイパ装置の作動の影響により不
安定にならないように制御する時に、車載機側アンテナ
の配置構成上の制約を無くすことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1記載の発明は、被払拭部材を払拭するワ
イパ装置を備えた車両に搭載されワイパブレードの払拭
領域を介して路上に設置された路上機と無線通信を行う
無線通信用車載機において、前記無線通信を行う時期を
判断する判断手段と、前記判断手段により前記無線通信
を行う時期と判断された時に、前記無線通信に影響しな
いように、前記ワイパ装置の作動を制限する制限手段
と、を備えたことを特徴とする。
めに、請求項1記載の発明は、被払拭部材を払拭するワ
イパ装置を備えた車両に搭載されワイパブレードの払拭
領域を介して路上に設置された路上機と無線通信を行う
無線通信用車載機において、前記無線通信を行う時期を
判断する判断手段と、前記判断手段により前記無線通信
を行う時期と判断された時に、前記無線通信に影響しな
いように、前記ワイパ装置の作動を制限する制限手段
と、を備えたことを特徴とする。
【0007】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明において、前記判断手段は前記無線通信におけ
る通信エラーの発生を検知することにより、前記無線通
信を行う時期を判断することを特徴とする。
載の発明において、前記判断手段は前記無線通信におけ
る通信エラーの発生を検知することにより、前記無線通
信を行う時期を判断することを特徴とする。
【0008】また、請求項3記載の発明は、請求項1記
載の発明において、前記判断手段は前記路上機からの通
信の開始を検知することにより、前記無線通信を行う時
期を判断することを特徴とする。
載の発明において、前記判断手段は前記路上機からの通
信の開始を検知することにより、前記無線通信を行う時
期を判断することを特徴とする。
【0009】また、請求項4記載の発明は、請求項1〜
3のいずれか1項に記載の発明において、前記制限手段
は、ワイパアームを無線通信に影響しない位置に一時停
止させるように前記ワイパ装置の作動を制限することを
特徴とする。
3のいずれか1項に記載の発明において、前記制限手段
は、ワイパアームを無線通信に影響しない位置に一時停
止させるように前記ワイパ装置の作動を制限することを
特徴とする。
【0010】また、請求項5記載の発明は、請求項1〜
3のいずれか1項に記載の発明において、前記制限手段
は、前記ワイパブレードが無線通信に影響しない前記払
拭領域の一部の領域を払拭するように前記ワイパ装置の
作動を制限することを特徴とする。
3のいずれか1項に記載の発明において、前記制限手段
は、前記ワイパブレードが無線通信に影響しない前記払
拭領域の一部の領域を払拭するように前記ワイパ装置の
作動を制限することを特徴とする。
【0011】更に、請求項6記載の発明は、路上に設置
された路上機と、被払拭部材を払拭するワイパ装置を備
えた車両に搭載されワイパブレードの払拭領域を介して
前記路上機と無線通信を行う無線通信用車載機と、によ
り構成される無線通信システムであって、前記路上機
は、前記無線通信を行うための無線通信用アンテナと、
少なくとも前記無線通信用アンテナの通信エリアに対応
する前記路上の所定領域の上方に設置され該所定領域へ
の少なくとも降雨を遮断する遮断手段と、を備え、前記
無線通信用車載機は、前記無線通信用アンテナの通信エ
リアへの接近を認識する位置認識手段と、該位置認識手
段にて前記通信エリアへの接近が認識された時に、前記
無線通信を行う時期を判断する判断手段と、前記判断手
段により前記無線通信を行う時期と判断された時に、前
記無線通信に影響しないように、前記ワイパ装置の作動
を制限する制限手段と、を備えたことを特徴とする。
された路上機と、被払拭部材を払拭するワイパ装置を備
えた車両に搭載されワイパブレードの払拭領域を介して
前記路上機と無線通信を行う無線通信用車載機と、によ
り構成される無線通信システムであって、前記路上機
は、前記無線通信を行うための無線通信用アンテナと、
少なくとも前記無線通信用アンテナの通信エリアに対応
する前記路上の所定領域の上方に設置され該所定領域へ
の少なくとも降雨を遮断する遮断手段と、を備え、前記
無線通信用車載機は、前記無線通信用アンテナの通信エ
リアへの接近を認識する位置認識手段と、該位置認識手
段にて前記通信エリアへの接近が認識された時に、前記
無線通信を行う時期を判断する判断手段と、前記判断手
段により前記無線通信を行う時期と判断された時に、前
記無線通信に影響しないように、前記ワイパ装置の作動
を制限する制限手段と、を備えたことを特徴とする。
【0012】
【作用】請求項1記載の無線通信用車載機では、判断手
段がワイパブレードの払拭領域を介して路上に設置され
た路上機と当該無線通信用車載機との無線通信を行う時
期を判断すると、制限手段がその無線通信を行う時期に
無線通信に影響しないようにワイパ装置の作動を制限す
る。
段がワイパブレードの払拭領域を介して路上に設置され
た路上機と当該無線通信用車載機との無線通信を行う時
期を判断すると、制限手段がその無線通信を行う時期に
無線通信に影響しないようにワイパ装置の作動を制限す
る。
【0013】よって、無線通信用車載機をワイパ装置に
対して相対的にいかなる位置に設置しても、無線通信に
対するワイパ装置の作動による影響を無くすことができ
る。更に、無線通信用車載機の設置位置を自由に選択す
ることができる。
対して相対的にいかなる位置に設置しても、無線通信に
対するワイパ装置の作動による影響を無くすことができ
る。更に、無線通信用車載機の設置位置を自由に選択す
ることができる。
【0014】なお、ワイパ装置で払拭する被払拭部材に
は、ウインドシールドガラス及びリヤガラスがある。
は、ウインドシールドガラス及びリヤガラスがある。
【0015】また、請求項2記載の無線通信用車載機で
は、判断手段が、当該無線通信用車載機と路上機とで繰
り返し実行される無線通信における通信エラーの発生を
検知することにより、次回の無線通信を行う時期を判断
すると、制限手段が次回の無線通信を行う時期に無線通
信に影響しないようにワイパ装置の作動を制限する。
は、判断手段が、当該無線通信用車載機と路上機とで繰
り返し実行される無線通信における通信エラーの発生を
検知することにより、次回の無線通信を行う時期を判断
すると、制限手段が次回の無線通信を行う時期に無線通
信に影響しないようにワイパ装置の作動を制限する。
【0016】よって、次回の無線通信は、ワイパ装置の
影響による通信エラーの発生を回避することができる。
影響による通信エラーの発生を回避することができる。
【0017】また、請求項3記載の無線通信用車載機で
は、判断手段が、路上機からの通信の開始を検知するこ
とにより、無線通信を行う時期を判断すると、制限手段
がその無線通信を行う時期に無線通信に影響しないよう
にワイパ装置の作動を制限する。
は、判断手段が、路上機からの通信の開始を検知するこ
とにより、無線通信を行う時期を判断すると、制限手段
がその無線通信を行う時期に無線通信に影響しないよう
にワイパ装置の作動を制限する。
【0018】よって、無線通信は、その無線通信に影響
しないようにワイパ装置の作動を制限した状態で、開始
されるので、ワイパ装置の影響による通信エラーの発生
を回避することができる。
しないようにワイパ装置の作動を制限した状態で、開始
されるので、ワイパ装置の影響による通信エラーの発生
を回避することができる。
【0019】また、請求項4記載の無線通信用車載機で
は、制限手段は、ワイパアームを無線通信に影響しない
位置まで作動させた後、その位置でワイパアームを一時
停止させるようにワイパ装置の作動を制限する。
は、制限手段は、ワイパアームを無線通信に影響しない
位置まで作動させた後、その位置でワイパアームを一時
停止させるようにワイパ装置の作動を制限する。
【0020】よって、無線通信に対するワイパ装置の作
動による影響を、より確実に無くすことができる。
動による影響を、より確実に無くすことができる。
【0021】また、請求項5記載の無線通信用車載機で
は、制限手段は、ワイパブレードが無線通信に影響しな
い払拭領域の一部の領域を払拭するようにワイパ装置の
作動を制限する。これにより、ワイパブレードは、払拭
領域のうち無線通信に影響する領域を払拭することな
く、払拭領域のうち無線通信に影響しない一部の領域を
払拭する。従って、ワイパ装置の作動によって無線通信
が妨害されることなく、ワイパ装置の払拭機能を保持し
たまま、正常に無線通信を行うことができる。
は、制限手段は、ワイパブレードが無線通信に影響しな
い払拭領域の一部の領域を払拭するようにワイパ装置の
作動を制限する。これにより、ワイパブレードは、払拭
領域のうち無線通信に影響する領域を払拭することな
く、払拭領域のうち無線通信に影響しない一部の領域を
払拭する。従って、ワイパ装置の作動によって無線通信
が妨害されることなく、ワイパ装置の払拭機能を保持し
たまま、正常に無線通信を行うことができる。
【0022】また、請求項6記載の無線通信システムで
は、無線通信用車載機の位置認識手段により通信エリア
への接近を認識した時に、判断手段が、無線通信を行う
時期を判断する。
は、無線通信用車載機の位置認識手段により通信エリア
への接近を認識した時に、判断手段が、無線通信を行う
時期を判断する。
【0023】上記判断手段によって無線通信を行う時期
と判断された時には、制限手段が無線通信に影響しない
ようにワイパ装置の作動を制限する。これにより、ワイ
パ装置の作動によって無線通信が妨害されることはなく
なる。
と判断された時には、制限手段が無線通信に影響しない
ようにワイパ装置の作動を制限する。これにより、ワイ
パ装置の作動によって無線通信が妨害されることはなく
なる。
【0024】このような無線通信を行うための少なくと
も無線通信用アンテナの通信エリアに対応する路上の所
定領域の上方には、遮断手段が設置されている。この遮
断手段により、通信エリアに対応する路上の所定領域を
走行する車両への少なくとも降雨、例えば雨や雪等の到
達が遮断される。
も無線通信用アンテナの通信エリアに対応する路上の所
定領域の上方には、遮断手段が設置されている。この遮
断手段により、通信エリアに対応する路上の所定領域を
走行する車両への少なくとも降雨、例えば雨や雪等の到
達が遮断される。
【0025】従って、制限手段がワイパ装置の作動を制
限している時に、雨、雪等が被払拭部材に到達すること
を抑制できるため、無線通信の実行中にワイパ装置の作
動を制限しても、乗員の車両前方の良好な視界が確保さ
れる。
限している時に、雨、雪等が被払拭部材に到達すること
を抑制できるため、無線通信の実行中にワイパ装置の作
動を制限しても、乗員の車両前方の良好な視界が確保さ
れる。
【0026】
〔第1実施例〕以下、図面を参照して、本発明の第1実
施例を詳細に説明する。本第1実施例は、本発明を自動
料金収受装置に適用したものである。本第1実施例の自
動料金収受装置は、車両に搭載された車載機(詳細は後
述)と、有料道路の入口ゲートや出口ゲート等の地上側
に設置された路上機との間で電波通信を行うことによっ
て、車両が走行した通行区間(経路)や車種を判別し、
入口ゲート及び出口ゲートにおいて車両が停止すること
なく通行料金を自動的に収受するようにしたものであ
る。
施例を詳細に説明する。本第1実施例は、本発明を自動
料金収受装置に適用したものである。本第1実施例の自
動料金収受装置は、車両に搭載された車載機(詳細は後
述)と、有料道路の入口ゲートや出口ゲート等の地上側
に設置された路上機との間で電波通信を行うことによっ
て、車両が走行した通行区間(経路)や車種を判別し、
入口ゲート及び出口ゲートにおいて車両が停止すること
なく通行料金を自動的に収受するようにしたものであ
る。
【0027】図1に示すように、車両90に搭載される
車載機30は、後述するように、料金残額情報等が格納
されたICカード62が着脱可能なICカードリードラ
イト装置60を備えている(図5参照)。この車載機3
0は、車両ナンバー等からなるIDコード及び車種情報
等の固定データを記憶した記憶回路を備えると共に、I
Cカードリードライト装置60によって装着されたIC
カード62の料金残高情報を参照したり、ICカード6
2に料金残額情報の書き込みを行う。
車載機30は、後述するように、料金残額情報等が格納
されたICカード62が着脱可能なICカードリードラ
イト装置60を備えている(図5参照)。この車載機3
0は、車両ナンバー等からなるIDコード及び車種情報
等の固定データを記憶した記憶回路を備えると共に、I
Cカードリードライト装置60によって装着されたIC
カード62の料金残高情報を参照したり、ICカード6
2に料金残額情報の書き込みを行う。
【0028】一方、地上側設備としては、後述するよう
に、有料道路の入口ゲート100、分岐点の直前又は直
後等の途中経路200、サービスエリア内、及び出口ゲ
ート300の各々に車載機30と各種の情報を授受する
ための路上機が設置されている。
に、有料道路の入口ゲート100、分岐点の直前又は直
後等の途中経路200、サービスエリア内、及び出口ゲ
ート300の各々に車載機30と各種の情報を授受する
ための路上機が設置されている。
【0029】入口ゲート100には、フラットアンテナ
からなる入口アンテナ117と、入口アンテナ117と
接続された入口アンテナ制御装置132とからなる路上
機が設置されている。この入口アンテナ制御装置132
により入口アンテナ117を介して、有料道路の入口ゲ
ート情報を車両に搭載された車載機30へ送信し、また
車載機30からの信号を受信することができる。なお、
入口ゲート100には、自動料金収受が行えないため手
払いによって通行料金を支払う車両のために、従来と同
様の通行券を発行する通行券発行装置123が設置され
ている。また、入口アンテナ制御装置132は、有料道
路への進入車両を統括的に管理する等のために、中央コ
ンピュータ400へ接続されている。
からなる入口アンテナ117と、入口アンテナ117と
接続された入口アンテナ制御装置132とからなる路上
機が設置されている。この入口アンテナ制御装置132
により入口アンテナ117を介して、有料道路の入口ゲ
ート情報を車両に搭載された車載機30へ送信し、また
車載機30からの信号を受信することができる。なお、
入口ゲート100には、自動料金収受が行えないため手
払いによって通行料金を支払う車両のために、従来と同
様の通行券を発行する通行券発行装置123が設置され
ている。また、入口アンテナ制御装置132は、有料道
路への進入車両を統括的に管理する等のために、中央コ
ンピュータ400へ接続されている。
【0030】途中経路200には、フラットアンテナか
らなる経路把握アンテナ217と、経路把握アンテナ2
17に接続された経路把握アンテナ制御装置232とか
らなる路上機が設置されている。この経路把握アンテナ
制御装置232により経路把握アンテナ217を介し
て、分岐点からどちらの経路を選択して走行したかを示
す情報や有料道路をどのような経路で走行したかを表す
経路通過情報(経路把握アンテナ制御装置の設置位置情
報等)等を車載機30に対して送信する。また、経路把
握アンテナ制御装置232は、有料道路における車両の
走行状態を統括的に管理する等のために、中央コンピュ
ータ400へ接続されている。
らなる経路把握アンテナ217と、経路把握アンテナ2
17に接続された経路把握アンテナ制御装置232とか
らなる路上機が設置されている。この経路把握アンテナ
制御装置232により経路把握アンテナ217を介し
て、分岐点からどちらの経路を選択して走行したかを示
す情報や有料道路をどのような経路で走行したかを表す
経路通過情報(経路把握アンテナ制御装置の設置位置情
報等)等を車載機30に対して送信する。また、経路把
握アンテナ制御装置232は、有料道路における車両の
走行状態を統括的に管理する等のために、中央コンピュ
ータ400へ接続されている。
【0031】出口ゲート300には、電波による情報授
受の確実性を向上させるために、フラットアンテナから
なる予告アンテナ317と料金所アンテナ341との2
種類のアンテナが配設されている。この予告アンテナ3
17には予告アンテナ制御装置331が接続され、料金
所アンテナ341には料金所アンテナ制御装置332が
接続されている。これらの予告アンテナ制御装置331
及び料金所アンテナ制御装置332は、中央コンピュー
タ400に接続されたローカルコントローラ380に接
続されている。これらの予告アンテナ317、料金所ア
ンテナ341、予告アンテナ制御装置331及び料金所
アンテナ制御装置332は、本発明の路上機として作用
するが、予告アンテナ317及び予告アンテナ制御装置
331は省略することもできる。
受の確実性を向上させるために、フラットアンテナから
なる予告アンテナ317と料金所アンテナ341との2
種類のアンテナが配設されている。この予告アンテナ3
17には予告アンテナ制御装置331が接続され、料金
所アンテナ341には料金所アンテナ制御装置332が
接続されている。これらの予告アンテナ制御装置331
及び料金所アンテナ制御装置332は、中央コンピュー
タ400に接続されたローカルコントローラ380に接
続されている。これらの予告アンテナ317、料金所ア
ンテナ341、予告アンテナ制御装置331及び料金所
アンテナ制御装置332は、本発明の路上機として作用
するが、予告アンテナ317及び予告アンテナ制御装置
331は省略することもできる。
【0032】また、出口ゲート300には、画像処理等
によって車種を判別する車種検出システム360、料金
未払いで通過する車両等の不正通行車両を撮影するカメ
ラ352が接続された不正通行車撮影システム350、
自動料金収受ができない車両に対する料金手払システム
323が設置されている。これらの各システムをローカ
ルコントローラ380で一括して制御することによっ
て、料金収受不能等に対する処置を行うと共に、車両が
走行した通行区間(経路)及び車種に応じた通行料金を
自動的に収受している。また、中央コンピュータ400
とローカルコントローラ380を接続することによっ
て、料金テーブル改正の情報や、不正通行車に関する情
報の授受を円滑かつ迅速に行っている。
によって車種を判別する車種検出システム360、料金
未払いで通過する車両等の不正通行車両を撮影するカメ
ラ352が接続された不正通行車撮影システム350、
自動料金収受ができない車両に対する料金手払システム
323が設置されている。これらの各システムをローカ
ルコントローラ380で一括して制御することによっ
て、料金収受不能等に対する処置を行うと共に、車両が
走行した通行区間(経路)及び車種に応じた通行料金を
自動的に収受している。また、中央コンピュータ400
とローカルコントローラ380を接続することによっ
て、料金テーブル改正の情報や、不正通行車に関する情
報の授受を円滑かつ迅速に行っている。
【0033】次に、上記入口ゲート、途中経路、及び出
口ゲートの各概略構成の一例を更に説明する。
口ゲートの各概略構成の一例を更に説明する。
【0034】図2に示すように、本第1実施例の有料道
路の入口ゲート100は、3つのレーン102、10
4、106を有している。レーン102は敷地108と
分離帯110との間に形成され、レーン104は分離帯
110と分離帯112との間に形成され、レーン106
は分離帯112と敷地114との間に形成されている。
これらの複数のレーンを跨ぐように、敷地108から敷
地114にかけてアーチ116が配設されており、アー
チ116上には、各レーンの直上に位置するように、入
口アンテナ118、120、122が取り付けられてい
る。入口アンテナ118は、レーン102を走行する車
両に対して情報の授受を行い、入口アンテナ120は、
レーン104を走行する車両に対して情報の授受を行
い、また、入口アンテナ122は、レーン106を走行
する車両に対して情報の授受を行う。
路の入口ゲート100は、3つのレーン102、10
4、106を有している。レーン102は敷地108と
分離帯110との間に形成され、レーン104は分離帯
110と分離帯112との間に形成され、レーン106
は分離帯112と敷地114との間に形成されている。
これらの複数のレーンを跨ぐように、敷地108から敷
地114にかけてアーチ116が配設されており、アー
チ116上には、各レーンの直上に位置するように、入
口アンテナ118、120、122が取り付けられてい
る。入口アンテナ118は、レーン102を走行する車
両に対して情報の授受を行い、入口アンテナ120は、
レーン104を走行する車両に対して情報の授受を行
い、また、入口アンテナ122は、レーン106を走行
する車両に対して情報の授受を行う。
【0035】敷地114には、入口アンテナ制御装置1
32を備えた入口ゲート制御センタ130が配設されて
おり、この入口アンテナ制御装置132には入口アンテ
ナ118、120、122が接続されている。
32を備えた入口ゲート制御センタ130が配設されて
おり、この入口アンテナ制御装置132には入口アンテ
ナ118、120、122が接続されている。
【0036】なお、図2では図1の入口アンテナ117
として入口アンテナ118、120、122を用いた
が、1又は2レーンにして1つ又は2つの入口アンテナ
を用いるようにしてもよく、更に多数の入口アンテナを
用いるようにしてもよい。
として入口アンテナ118、120、122を用いた
が、1又は2レーンにして1つ又は2つの入口アンテナ
を用いるようにしてもよく、更に多数の入口アンテナを
用いるようにしてもよい。
【0037】入口ゲート100には、各々のレーンに対
応するように手払いによって通行料を払うための通行券
を発行する通行券発行装置124、126、128が設
置されている。通行券発行装置124は、レーン102
に対応し、通行券発行装置126は、レーン104に対
応し、通行券発行装置128はレーン106に対応する
ように設置されている。これらの通行券発行装置12
4、126、128は入口ゲート制御センター130に
接続されている。
応するように手払いによって通行料を払うための通行券
を発行する通行券発行装置124、126、128が設
置されている。通行券発行装置124は、レーン102
に対応し、通行券発行装置126は、レーン104に対
応し、通行券発行装置128はレーン106に対応する
ように設置されている。これらの通行券発行装置12
4、126、128は入口ゲート制御センター130に
接続されている。
【0038】なお、アーチ116の車両進行方向の下流
側には、各レーンへの進入の可否を指示するための信号
機134、136、138が各々のレーンに対応して配
設されている。これら信号機134、136、138
は、入口ゲート制御センタ130に接続されており、各
レーンへ車両が進入可能なときの表示(例えば、青信
号)または進入が不可能なときの表示(例えば、赤信
号)の何れかを表示する。
側には、各レーンへの進入の可否を指示するための信号
機134、136、138が各々のレーンに対応して配
設されている。これら信号機134、136、138
は、入口ゲート制御センタ130に接続されており、各
レーンへ車両が進入可能なときの表示(例えば、青信
号)または進入が不可能なときの表示(例えば、赤信
号)の何れかを表示する。
【0039】入口ゲート制御センター130の入口アン
テナ制御装置132は、中央コンピュータ400(図1
参照)に接続されている。なお、入口アンテナ制御装置
132を中央コンピュータ400に接続することなく、
入口ゲートのみによる独立した制御系としてもよい。
テナ制御装置132は、中央コンピュータ400(図1
参照)に接続されている。なお、入口アンテナ制御装置
132を中央コンピュータ400に接続することなく、
入口ゲートのみによる独立した制御系としてもよい。
【0040】図3に示すように、有料道路の分岐点の直
前である途中経路200は、2つのレーン202、20
4が隣接して敷地208と敷地214の間に形成されて
いる。これらのレーン202、204を跨ぐように、敷
地208から敷地214にかけてアーチ216が配設さ
れており、アーチ216上には、経路把握アンテナ21
8、220、222が取付けられている。経路把握アン
テナ218は、レーン202の上方に位置しレーン20
2を走行する車両に対する情報の授受を行い、経路把握
アンテナ222は、レーン204の上方に位置しレーン
204を走行する車両に対する情報の授受を行う。これ
らの経路把握アンテナ218、222の間でかつレーン
202、204の境界を示すセンターライン206の上
方には、レーン202、204に跨がるような車両に対
する情報の授受を行う経路把握アンテナ220が配設さ
れている。
前である途中経路200は、2つのレーン202、20
4が隣接して敷地208と敷地214の間に形成されて
いる。これらのレーン202、204を跨ぐように、敷
地208から敷地214にかけてアーチ216が配設さ
れており、アーチ216上には、経路把握アンテナ21
8、220、222が取付けられている。経路把握アン
テナ218は、レーン202の上方に位置しレーン20
2を走行する車両に対する情報の授受を行い、経路把握
アンテナ222は、レーン204の上方に位置しレーン
204を走行する車両に対する情報の授受を行う。これ
らの経路把握アンテナ218、222の間でかつレーン
202、204の境界を示すセンターライン206の上
方には、レーン202、204に跨がるような車両に対
する情報の授受を行う経路把握アンテナ220が配設さ
れている。
【0041】敷地214には、経路把握アンテナ制御装
置232を備えた経路制御センター230が配設されて
おり、この経路把握アンテナ制御装置232には経路把
握アンテナ218、220、222が接続されている。
置232を備えた経路制御センター230が配設されて
おり、この経路把握アンテナ制御装置232には経路把
握アンテナ218、220、222が接続されている。
【0042】図4に示すように、有料道路の出口ゲート
300には、3つのレーン302、304、306が設
けられている。レーン302は敷地308と分離帯31
0の間に形成され、レーン304は分離帯310と分離
帯312の間に形成され、レーン306は分離帯312
と敷地314の間に形成されている。
300には、3つのレーン302、304、306が設
けられている。レーン302は敷地308と分離帯31
0の間に形成され、レーン304は分離帯310と分離
帯312の間に形成され、レーン306は分離帯312
と敷地314の間に形成されている。
【0043】これらの複数のレーンを跨ぐように、敷地
308から敷地314にかけてアーチ316が配設され
ており、アーチ316上には、予告アンテナ318、3
20、322が取付けられている。予告アンテナ318
は、レーン302の上方に位置しレーン302を走行す
る車両に対する情報の授受を行い、予告アンテナ320
は、レーン304の上方に位置しレーン304を走行す
る車両に対する情報の授受を行い、同様に、予告アンテ
ナ322は、レーン306の上方に位置しレーン306
を走行する車両に対する情報の授受を行う。
308から敷地314にかけてアーチ316が配設され
ており、アーチ316上には、予告アンテナ318、3
20、322が取付けられている。予告アンテナ318
は、レーン302の上方に位置しレーン302を走行す
る車両に対する情報の授受を行い、予告アンテナ320
は、レーン304の上方に位置しレーン304を走行す
る車両に対する情報の授受を行い、同様に、予告アンテ
ナ322は、レーン306の上方に位置しレーン306
を走行する車両に対する情報の授受を行う。
【0044】敷地314には、出口ゲート制御センタ3
30が配設されており、この出口ゲート制御センタ33
0には予告アンテナ制御装置331及び後述する料金所
アンテナ制御装置332が配設されている。予告アンテ
ナ制御装置331には、予告アンテナ318、320、
322が接続されている。
30が配設されており、この出口ゲート制御センタ33
0には予告アンテナ制御装置331及び後述する料金所
アンテナ制御装置332が配設されている。予告アンテ
ナ制御装置331には、予告アンテナ318、320、
322が接続されている。
【0045】このアーチ316付近には、車種検出シス
テム360が配設されている。この車種検出システム3
60は、各々CCDラインスキャナで構成された車種検
出装置362、364、366を備えている。車種検出
装置362は、レーン302を走行する車両の車種を識
別するために、レーン302に対応する敷地308及び
分離帯310に配設されている。同様に、車種検出装置
364は、レーン304を走行する車両の車種を識別す
るために、アーチ316付近のレーン304に対応する
分離帯310及び分離帯312に配設され、車種検出装
置366は、レーン306を走行する車両の車種を識別
するために、レーン306に対応する分離帯312及び
敷地314に配設されている。これらの車種検出装置か
らなる車種検出システム360は、ローカルコントロー
ラ380に接続され、CCDラインスキャナで得られた
画像に基づいて画像処理により通過車両のシルエットを
判別すことにより車種を判別し、車種情報をローカルコ
ントローラ380に送信する。
テム360が配設されている。この車種検出システム3
60は、各々CCDラインスキャナで構成された車種検
出装置362、364、366を備えている。車種検出
装置362は、レーン302を走行する車両の車種を識
別するために、レーン302に対応する敷地308及び
分離帯310に配設されている。同様に、車種検出装置
364は、レーン304を走行する車両の車種を識別す
るために、アーチ316付近のレーン304に対応する
分離帯310及び分離帯312に配設され、車種検出装
置366は、レーン306を走行する車両の車種を識別
するために、レーン306に対応する分離帯312及び
敷地314に配設されている。これらの車種検出装置か
らなる車種検出システム360は、ローカルコントロー
ラ380に接続され、CCDラインスキャナで得られた
画像に基づいて画像処理により通過車両のシルエットを
判別すことにより車種を判別し、車種情報をローカルコ
ントローラ380に送信する。
【0046】ア−チ316が配置された位置の車両進行
方向の下流側には、上記の複数のレーンを跨ぐように、
敷地308から敷地314にかけてアーチ340が配設
されており、アーチ340上には、料金所アンテナ34
2、344、346が取り付けられている。料金所アン
テナ342は、レーン302の上方に位置しレーン30
2を走行する車両に対する料金に関連する情報の授受を
行い、料金所アンテナ344は、レーン304の上方に
位置しレーン304を走行する車両に対する情報の授受
を行い、同様に、料金所アンテナ346は、レーン30
6の上方に位置しレーン306を走行する車両に対する
情報の授受を行う。これらの料金所アンテナ342、3
44、346には、料金所アンテナ制御装置332が接
続されている。
方向の下流側には、上記の複数のレーンを跨ぐように、
敷地308から敷地314にかけてアーチ340が配設
されており、アーチ340上には、料金所アンテナ34
2、344、346が取り付けられている。料金所アン
テナ342は、レーン302の上方に位置しレーン30
2を走行する車両に対する料金に関連する情報の授受を
行い、料金所アンテナ344は、レーン304の上方に
位置しレーン304を走行する車両に対する情報の授受
を行い、同様に、料金所アンテナ346は、レーン30
6の上方に位置しレーン306を走行する車両に対する
情報の授受を行う。これらの料金所アンテナ342、3
44、346には、料金所アンテナ制御装置332が接
続されている。
【0047】出口ゲート300には、通行料を自動課金
できない手払いによる車両のために、各々のレーンに対
応するように料金支払ボックス324、326、328
が設置されている。料金支払ボックス324は、レーン
302に対応して配設され、料金支払ボックス326
は、レーン304に対応して配設され、料金支払ボック
ス328はレーン306に対応して配設されている。こ
れらの料金支払ボックス324、326、328の各々
には、図示しないマイクロコンピュータが配設され、図
示しないマイクロコンピュータの各々を統括的に管理す
ることによって手払いにより収受した情報を管理する料
金手払システム323を構成している。この料金手払シ
ステム323は、ローカルコントローラ380に接続さ
れている(図1参照)。
できない手払いによる車両のために、各々のレーンに対
応するように料金支払ボックス324、326、328
が設置されている。料金支払ボックス324は、レーン
302に対応して配設され、料金支払ボックス326
は、レーン304に対応して配設され、料金支払ボック
ス328はレーン306に対応して配設されている。こ
れらの料金支払ボックス324、326、328の各々
には、図示しないマイクロコンピュータが配設され、図
示しないマイクロコンピュータの各々を統括的に管理す
ることによって手払いにより収受した情報を管理する料
金手払システム323を構成している。この料金手払シ
ステム323は、ローカルコントローラ380に接続さ
れている(図1参照)。
【0048】また、料金支払ボックスの車両進行方向の
下流側には、不正通行車両を撮影するための不正通行車
撮影システム350が配置され(図1参照)、不正通行
車撮影システム350の撮像装置であるカメラ352、
354、356がレーン302、304、306に対応
して配設されている。この不正通行車撮影システム35
0は、ローカルコントローラ380に接続されている。
下流側には、不正通行車両を撮影するための不正通行車
撮影システム350が配置され(図1参照)、不正通行
車撮影システム350の撮像装置であるカメラ352、
354、356がレーン302、304、306に対応
して配設されている。この不正通行車撮影システム35
0は、ローカルコントローラ380に接続されている。
【0049】なお、アーチ340の車両進行方向の下流
側には、各レーンへの進入の可否を指示するための信号
機334、336、338が各々のレーンに対応して配
設されている。これら信号機334、336、338
は、出口ゲート制御センター330に接続されており、
各レーンへ車両が進入可能な表示(例えば、青信号)ま
たは進入が不可能な表示(例えば、赤信号)のいずれか
を表示する。
側には、各レーンへの進入の可否を指示するための信号
機334、336、338が各々のレーンに対応して配
設されている。これら信号機334、336、338
は、出口ゲート制御センター330に接続されており、
各レーンへ車両が進入可能な表示(例えば、青信号)ま
たは進入が不可能な表示(例えば、赤信号)のいずれか
を表示する。
【0050】出口ゲート制御センター330は、中央コ
ンピュータ400(図1参照)に接続されている。な
お、出口ゲート制御センター330を中央コンピュータ
400に接続することなく、出口ゲートのみによる独立
した制御系としてもよい。
ンピュータ400(図1参照)に接続されている。な
お、出口ゲート制御センター330を中央コンピュータ
400に接続することなく、出口ゲートのみによる独立
した制御系としてもよい。
【0051】次に、車両に積載される車載機30の構成
を説明する。図5に示すように車載機30は、車幅方向
中央部よりも助手席側のダッシュボード84上面に固定
されている。
を説明する。図5に示すように車載機30は、車幅方向
中央部よりも助手席側のダッシュボード84上面に固定
されている。
【0052】次に、車載機30の回路構成について説明
する。図6に示すように車載機30は、後述する路上機
から送信された信号を受信する受信アンテナ32を備え
ている。受信アンテナ32は、受信アンテナ32で受信
された変調波を検波し、データ信号を得る検波回路34
に接続されている。検波回路34は、データ信号受信回
路44を介してマイクロコンピュータを含んで構成され
た信号処理回路46に接続されている。
する。図6に示すように車載機30は、後述する路上機
から送信された信号を受信する受信アンテナ32を備え
ている。受信アンテナ32は、受信アンテナ32で受信
された変調波を検波し、データ信号を得る検波回路34
に接続されている。検波回路34は、データ信号受信回
路44を介してマイクロコンピュータを含んで構成され
た信号処理回路46に接続されている。
【0053】この信号処理回路46には、IDコードや
車種情報等のデータを記憶する記憶回路48及びIDコ
ードを含むデータ信号等を応答信号として送信する送信
回路50が接続されており、この送信回路50は送受信
アンテナ52に受信された無変調の搬送波である問合せ
信号を信号処理回路46からのデータ信号で変調して送
受信アンテナ52を介して返送する。
車種情報等のデータを記憶する記憶回路48及びIDコ
ードを含むデータ信号等を応答信号として送信する送信
回路50が接続されており、この送信回路50は送受信
アンテナ52に受信された無変調の搬送波である問合せ
信号を信号処理回路46からのデータ信号で変調して送
受信アンテナ52を介して返送する。
【0054】また、信号処理回路46には、ICカード
62が着脱可能なICカードリードライト装置60が接
続されている。
62が着脱可能なICカードリードライト装置60が接
続されている。
【0055】なお、車載機30にはイグニッションオン
時に図示しない車載バッテリーから常時電源が供給され
ている。
時に図示しない車載バッテリーから常時電源が供給され
ている。
【0056】次に、車載機30と通信を行う路上機につ
いて、入口ゲート100に設けられた路上機を例にして
説明する。なお、説明を簡単にするため、レーン102
を走行する車両に対する電波の授受を担当する入口アン
テナ118及び入口アンテナ制御装置132を用いて説
明する。
いて、入口ゲート100に設けられた路上機を例にして
説明する。なお、説明を簡単にするため、レーン102
を走行する車両に対する電波の授受を担当する入口アン
テナ118及び入口アンテナ制御装置132を用いて説
明する。
【0057】図7に示すように、レーン102を走行す
る車両に対する地上側の装置は、入口アンテナ118及
び入口アンテナ制御装置132から構成されている。入
口アンテナ118は、送信アンテナ22及び送受信アン
テナ26から構成されている。入口アンテナ制御装置1
32は、マイクロコンピュータを含んで構成された信号
処理回路12を備えている。この信号処理回路12は、
中央コンピュータ400に接続可能になっている。信号
処理回路12は、命令を含むデータ信号(通信要求信
号)を送信する送信回路14に接続されている。送信回
路14はミキサー18を介して送信アンテナ22に接続
されている。ミキサー18には所定周波数の搬送波を発
生する搬送波発生回路20が接続されており、ミキサー
18は送信回路14から入力される信号と搬送波発生回
路20から入力される搬送波とをミックスし、送信回路
14から入力された信号で搬送波発生回路20から入力
された搬送波を変調する。また、送信アンテナ22から
はこの変調波が電波として送信される。
る車両に対する地上側の装置は、入口アンテナ118及
び入口アンテナ制御装置132から構成されている。入
口アンテナ118は、送信アンテナ22及び送受信アン
テナ26から構成されている。入口アンテナ制御装置1
32は、マイクロコンピュータを含んで構成された信号
処理回路12を備えている。この信号処理回路12は、
中央コンピュータ400に接続可能になっている。信号
処理回路12は、命令を含むデータ信号(通信要求信
号)を送信する送信回路14に接続されている。送信回
路14はミキサー18を介して送信アンテナ22に接続
されている。ミキサー18には所定周波数の搬送波を発
生する搬送波発生回路20が接続されており、ミキサー
18は送信回路14から入力される信号と搬送波発生回
路20から入力される搬送波とをミックスし、送信回路
14から入力された信号で搬送波発生回路20から入力
された搬送波を変調する。また、送信アンテナ22から
はこの変調波が電波として送信される。
【0058】搬送波発生回路20には、図6に示す車載
機30から変調されて返送され送受信アンテナ26で受
信された変調波からデータ信号を取り出す送受信回路2
4が接続されている。この送受信回路24は信号処理回
路12に接続されている。
機30から変調されて返送され送受信アンテナ26で受
信された変調波からデータ信号を取り出す送受信回路2
4が接続されている。この送受信回路24は信号処理回
路12に接続されている。
【0059】なお、入口ゲート100における他の入口
アンテナの構成は、上記と同様の構成であるため説明を
省略する。また、途中経路200、及び出口ゲート30
0における各々のアンテナ及びアンテナ制御装置の構成
も、上記と略同様の構成であるため、説明を省略する。
アンテナの構成は、上記と同様の構成であるため説明を
省略する。また、途中経路200、及び出口ゲート30
0における各々のアンテナ及びアンテナ制御装置の構成
も、上記と略同様の構成であるため、説明を省略する。
【0060】次に、車両に搭載されたワイパ装置64
は、図5に示すように車載機30の前方側に位置するウ
インドシールドガラス78を払拭する帯状でゴム製のワ
イパブレード64Aとこのワイパブレード64Aを支持
するワイパアーム64Bとを備えている。
は、図5に示すように車載機30の前方側に位置するウ
インドシールドガラス78を払拭する帯状でゴム製のワ
イパブレード64Aとこのワイパブレード64Aを支持
するワイパアーム64Bとを備えている。
【0061】また、図8に示すように、ワイパアーム6
4Bには、このワイパアーム64Bを駆動するワイパモ
ータ68が連結されている。このワイパモータ68に
は、ワイパモータ68の動作を制御するワイパ駆動回路
66が接続されており、さらにこのワイパ駆動回路66
には、このワイパ駆動回路66を制御するマイクロプロ
セッシングユニット(以下、MPUと称す)70が接続
されている。
4Bには、このワイパアーム64Bを駆動するワイパモ
ータ68が連結されている。このワイパモータ68に
は、ワイパモータ68の動作を制御するワイパ駆動回路
66が接続されており、さらにこのワイパ駆動回路66
には、このワイパ駆動回路66を制御するマイクロプロ
セッシングユニット(以下、MPUと称す)70が接続
されている。
【0062】また、このMPU70には、既に構成を詳
説した車載機30と、ワイパアーム64Bの動作の開始
及び停止を指示するためのワイパスイッチ74と、乗員
にアラーム音等を発するスピーカ76と、ワイパアーム
64Bが上反転位置及び下反転位置に到達したことを検
知する反転位置検出センサ72とが、接続されている。
説した車載機30と、ワイパアーム64Bの動作の開始
及び停止を指示するためのワイパスイッチ74と、乗員
にアラーム音等を発するスピーカ76と、ワイパアーム
64Bが上反転位置及び下反転位置に到達したことを検
知する反転位置検出センサ72とが、接続されている。
【0063】上記の反転位置検出センサ72は、2個の
スイッチ72A、72Bを備えている。これらのスイッ
チ72A、72Bは、ワイパアーム64Bと共に回動す
る図示しない複数の電極を備えたカムプレートと接触子
とで構成され、ワイパアーム64Bが上反転位置または
下反転位置に到達した時に、各々接触子と所定の電極と
が接触することによって、所定のスイッチ72Aまたは
72Bのオンオフ状態が切り替わり、上反転位置及び下
反転位置を検出するようになっている。
スイッチ72A、72Bを備えている。これらのスイッ
チ72A、72Bは、ワイパアーム64Bと共に回動す
る図示しない複数の電極を備えたカムプレートと接触子
とで構成され、ワイパアーム64Bが上反転位置または
下反転位置に到達した時に、各々接触子と所定の電極と
が接触することによって、所定のスイッチ72Aまたは
72Bのオンオフ状態が切り替わり、上反転位置及び下
反転位置を検出するようになっている。
【0064】更に、ワイパアーム64Bの位置(ワイパ
アーム64Bの回動角度)を検出するロータリエンコー
ダ73が設けられており、このロータリエンコーダ73
は車載機30に接続されている。
アーム64Bの回動角度)を検出するロータリエンコー
ダ73が設けられており、このロータリエンコーダ73
は車載機30に接続されている。
【0065】次に本第1実施例のワイパアーム64Bの
MPU70による作動制御ルーチンを図9に示すフロー
チャートに沿って、説明する。尚、この制御ルーチン
は、車両のイグニションスイッチがオンになった時に、
開始される。
MPU70による作動制御ルーチンを図9に示すフロー
チャートに沿って、説明する。尚、この制御ルーチン
は、車両のイグニションスイッチがオンになった時に、
開始される。
【0066】ステップ410においてワイパスイッチ7
4がオンしたか否かをチェックしており、オンでなけれ
ばチェックを継続し、オンであればステップ412へ進
む。ステップ412ではワイパアーム64Bを上反転方
向へ駆動し、後述するワイパスイッチ74がオフになっ
た時にセットされるフラグF1をリセットする。
4がオンしたか否かをチェックしており、オンでなけれ
ばチェックを継続し、オンであればステップ412へ進
む。ステップ412ではワイパアーム64Bを上反転方
向へ駆動し、後述するワイパスイッチ74がオフになっ
た時にセットされるフラグF1をリセットする。
【0067】次のステップ414においてワイパアーム
64Bが上反転位置に到達したか否かをチェックする。
このチェックは、反転位置検出センサ72からの検出信
号に基づいて、実行される。このチェックにより、到達
していなければチェックを継続し、到達していたらステ
ップ416へ進む。ステップ416ではワイパアーム6
4Bを下反転方向へ反転させ、ワイパアーム64Bの作
動方向を認識するためのフラグF4をリセットする。
64Bが上反転位置に到達したか否かをチェックする。
このチェックは、反転位置検出センサ72からの検出信
号に基づいて、実行される。このチェックにより、到達
していなければチェックを継続し、到達していたらステ
ップ416へ進む。ステップ416ではワイパアーム6
4Bを下反転方向へ反転させ、ワイパアーム64Bの作
動方向を認識するためのフラグF4をリセットする。
【0068】次のステップ418においてワイパアーム
64Bが下反転位置に到達したか否かをチェックする。
このチェックも、上記のステップ414でのチェックと
同様に反転位置検出センサ72からの検出信号に基づい
て、実行される。このチェックにより、到達していなけ
ればチェックを継続し、到達していたらステップ420
へ進む。ステップ420では先述したフラグF1がセッ
トされているか否かをチェックする。
64Bが下反転位置に到達したか否かをチェックする。
このチェックも、上記のステップ414でのチェックと
同様に反転位置検出センサ72からの検出信号に基づい
て、実行される。このチェックにより、到達していなけ
ればチェックを継続し、到達していたらステップ420
へ進む。ステップ420では先述したフラグF1がセッ
トされているか否かをチェックする。
【0069】尚、このフラグF1は、ワイパスイッチ7
4がオフされた時に実行される図10の割り込み処理の
ステップ430においてセットされる。
4がオフされた時に実行される図10の割り込み処理の
ステップ430においてセットされる。
【0070】ステップ420でのチェックにより、フラ
グF1がセットされていない時(ワイパスイッチ74が
オンのままの時)には、ステップ422にてワイパアー
ム64Bを上反転方向へ反転させ、フラグF4をセット
する。そして、ステップ414へ戻り、それ以降の処理
が再実行される。
グF1がセットされていない時(ワイパスイッチ74が
オンのままの時)には、ステップ422にてワイパアー
ム64Bを上反転方向へ反転させ、フラグF4をセット
する。そして、ステップ414へ戻り、それ以降の処理
が再実行される。
【0071】また、フラグF1がセットされている時
(ワイパスイッチ74がオフされた時)には、ステップ
424にてワイパアーム64Bを下反転位置よりも少し
下方の停止位置へ移動させ、停止させて、当制御ルーチ
ンを終了する。
(ワイパスイッチ74がオフされた時)には、ステップ
424にてワイパアーム64Bを下反転位置よりも少し
下方の停止位置へ移動させ、停止させて、当制御ルーチ
ンを終了する。
【0072】ところで、MPU70は車載機30からワ
イパ装置64の停止指示を受信すると、図11に示す割
り込み処理を実行し、ワイパ装置64を停止させる。以
下、その割り込み処理の流れを説明する。
イパ装置64の停止指示を受信すると、図11に示す割
り込み処理を実行し、ワイパ装置64を停止させる。以
下、その割り込み処理の流れを説明する。
【0073】ステップ432においてワイパ装置64を
停止させる。その後、ステップ434にて車載機30か
らの再開指示を待ち、再開指示を受信すると、ステップ
435へ進む。
停止させる。その後、ステップ434にて車載機30か
らの再開指示を待ち、再開指示を受信すると、ステップ
435へ進む。
【0074】ステップ435ではフラグF4がセットさ
れているか否かをチェックすることで、停止時のワイパ
アーム64Bの作動方向をチェックする。このチェック
によりフラグF4がセットされている時はステップ43
6にてワイパアーム64Bを上反転方向へ駆動し、また
フラグF4がセットされていない時はステップ438に
てワイパアーム64Bを下反転方向へ駆動して、割り込
み処理を終了する。
れているか否かをチェックすることで、停止時のワイパ
アーム64Bの作動方向をチェックする。このチェック
によりフラグF4がセットされている時はステップ43
6にてワイパアーム64Bを上反転方向へ駆動し、また
フラグF4がセットされていない時はステップ438に
てワイパアーム64Bを下反転方向へ駆動して、割り込
み処理を終了する。
【0075】ところで、上記のワイパアーム64Bの作
動制御ルーチンに適用される第1実施例では、車載機3
0は、車載機30と路上機との無線通信における通信エ
ラーの発生を検知すると、無線通信の妨げにならない位
置にワイパアーム64Bを一時停止させるように、ワイ
パ装置64の作動を制限し、無線通信終了後にワイパア
ーム64Bの作動を再開するものである。
動制御ルーチンに適用される第1実施例では、車載機3
0は、車載機30と路上機との無線通信における通信エ
ラーの発生を検知すると、無線通信の妨げにならない位
置にワイパアーム64Bを一時停止させるように、ワイ
パ装置64の作動を制限し、無線通信終了後にワイパア
ーム64Bの作動を再開するものである。
【0076】次に、車載機30のメインルーチンと路上
機のメインルーチンとを、それぞれ図12と図14とに
基づいて説明する。
機のメインルーチンとを、それぞれ図12と図14とに
基づいて説明する。
【0077】尚、車載機30のメインルーチンは、車両
のイグニションスイッチがオンになった時に開始され
る。
のイグニションスイッチがオンになった時に開始され
る。
【0078】出口ゲートに設置された路上機は、図14
に示すようにステップ460において連続波からなる問
合わせ信号を送信し、ステップ462で車載機30から
の応答信号を受信したと判断されるまで、問合わせ信号
の送信を継続する。
に示すようにステップ460において連続波からなる問
合わせ信号を送信し、ステップ462で車載機30から
の応答信号を受信したと判断されるまで、問合わせ信号
の送信を継続する。
【0079】一方、車載機30は、図12に示すよう
に、ステップ440にてエラー発生を示すフラグF2と
後述するワイパアーム64Bの停止位置の設定済を示す
フラグF3とを、リセットする。そして次のステップ4
42で路上機からの問合せ信号を受信したと判断される
と、ステップ444において受信した問合せ信号を搬送
波として自車を特定する識別コードであるIDコードで
搬送波を変調した変調波を応答信号として送信する。そ
して次のステップ446で路上機からの要求信号を受信
待ちする。
に、ステップ440にてエラー発生を示すフラグF2と
後述するワイパアーム64Bの停止位置の設定済を示す
フラグF3とを、リセットする。そして次のステップ4
42で路上機からの問合せ信号を受信したと判断される
と、ステップ444において受信した問合せ信号を搬送
波として自車を特定する識別コードであるIDコードで
搬送波を変調した変調波を応答信号として送信する。そ
して次のステップ446で路上機からの要求信号を受信
待ちする。
【0080】上記の応答信号を路上機が受信すると、路
上機は、図14のステップ464にて料金計算に必要な
入口ゲート情報、経路情報、及び車種情報を要求する要
求信号を送信し、ステップ466で車載機30から上記
のステップ464にて要求した情報を受信したと判断さ
れるまで、要求信号の送信を継続する。
上機は、図14のステップ464にて料金計算に必要な
入口ゲート情報、経路情報、及び車種情報を要求する要
求信号を送信し、ステップ466で車載機30から上記
のステップ464にて要求した情報を受信したと判断さ
れるまで、要求信号の送信を継続する。
【0081】この要求信号を車載機30が受信すると、
車載機30は、図12のステップ446にて要求信号を
受信したと判断し、ステップ448へ進む。このステッ
プ448では要求信号が解読できるか否かを判断するこ
とにより、通信エラーが発生したか否かを判断し、通信
エラーが発生したと判断されるとステップ450へ進ん
でフラグF2をセットしてステップ446から再実行
し、通信エラーが発生していなければステップ451の
ワイパ装置再開処理のサブルーチンを実行する。尚、上
記ステップ448は、請求項に記載の判断手段に相当す
る。
車載機30は、図12のステップ446にて要求信号を
受信したと判断し、ステップ448へ進む。このステッ
プ448では要求信号が解読できるか否かを判断するこ
とにより、通信エラーが発生したか否かを判断し、通信
エラーが発生したと判断されるとステップ450へ進ん
でフラグF2をセットしてステップ446から再実行
し、通信エラーが発生していなければステップ451の
ワイパ装置再開処理のサブルーチンを実行する。尚、上
記ステップ448は、請求項に記載の判断手段に相当す
る。
【0082】ステップ451のワイパ装置再開処理のサ
ブルーチンの処理の流れを図13を用いて説明する。
ブルーチンの処理の流れを図13を用いて説明する。
【0083】ステップ452において、車載機30は、
路上機から要求された入口ゲート情報、経路情報、及び
車種情報を送信し、次のステップ454では路上機から
の料金情報の受信待ちを行う。
路上機から要求された入口ゲート情報、経路情報、及び
車種情報を送信し、次のステップ454では路上機から
の料金情報の受信待ちを行う。
【0084】一方の路上機は、車載機30からの入口ゲ
ート情報、経路情報、及び車種情報を受信すると、ステ
ップ466にて受信したと判定し、ステップ468へ進
む。このステップ468では、車載機30から受信した
入口ゲート情報、経路情報、及び車種情報と先述した料
金テーブルとに基づいて、当該車両の通行料金を計算す
る。そして、次のステップ470にて計算した料金情報
を送信して、車載機30との無線通信を終了する。
ート情報、経路情報、及び車種情報を受信すると、ステ
ップ466にて受信したと判定し、ステップ468へ進
む。このステップ468では、車載機30から受信した
入口ゲート情報、経路情報、及び車種情報と先述した料
金テーブルとに基づいて、当該車両の通行料金を計算す
る。そして、次のステップ470にて計算した料金情報
を送信して、車載機30との無線通信を終了する。
【0085】また、車載機30は、路上機からの料金情
報を受信すると、ステップ454にて受信したと判定
し、ステップ456へ進む。このステップ456では、
ICカード62に記録された残高情報から受信した料金
情報を減算し、その結果を新たな残高情報としてICカ
ード62に記録する。そして次のステップ458におい
てワイパ装置64の作動を元に戻す、即ち再開するよう
にMPU70へ指示して、ワイパ装置再開処理のサブル
ーチンを終了する。このサブルーチンの終了後、メイン
ルーチンも終了する。
報を受信すると、ステップ454にて受信したと判定
し、ステップ456へ進む。このステップ456では、
ICカード62に記録された残高情報から受信した料金
情報を減算し、その結果を新たな残高情報としてICカ
ード62に記録する。そして次のステップ458におい
てワイパ装置64の作動を元に戻す、即ち再開するよう
にMPU70へ指示して、ワイパ装置再開処理のサブル
ーチンを終了する。このサブルーチンの終了後、メイン
ルーチンも終了する。
【0086】次に、ロータリエンコーダ73からの信号
の立上り時に割り込まれる車載機の割り込みルーチン
を、図15を参照して説明する。
の立上り時に割り込まれる車載機の割り込みルーチン
を、図15を参照して説明する。
【0087】まずステップ480においてフラグF2が
セットされているか否かをチェックする。ここで、フラ
グF2がセットされていない時(エラーが発生していな
い時)は、すぐにメインルーチンへリターンする。フラ
グF2がセットされている時は、ステップ482にてワ
イパ装置64が作動中か否かを判断し、ワイパ装置64
が作動中の場合はステップ486に、ワイパ装置64が
作動中でない場合はステップ484に、それぞれ進む。
セットされているか否かをチェックする。ここで、フラ
グF2がセットされていない時(エラーが発生していな
い時)は、すぐにメインルーチンへリターンする。フラ
グF2がセットされている時は、ステップ482にてワ
イパ装置64が作動中か否かを判断し、ワイパ装置64
が作動中の場合はステップ486に、ワイパ装置64が
作動中でない場合はステップ484に、それぞれ進む。
【0088】ステップ484ではワイパ装置64が作動
していないにも拘らず通信エラーが発生しているので、
スピーカ76からアラームを発し、乗員にワイパ装置6
4の動作以外の原因で通信エラーが発生している事を報
知し、メインルーチンへリターンする。
していないにも拘らず通信エラーが発生しているので、
スピーカ76からアラームを発し、乗員にワイパ装置6
4の動作以外の原因で通信エラーが発生している事を報
知し、メインルーチンへリターンする。
【0089】ステップ486ではワイパアーム64Bの
位置情報Nをロータリエンコーダ73から、ワイパアー
ム64Bの作動方向を示すフラグF4の値をMPU70
から、それぞれ取り込む。そして次のステップ488で
は、停止位置設定済のフラグF3がセットされているか
否かのチェックを行う。フラグF3は最初リセットされ
ているので、初回はステップ490へ進む。
位置情報Nをロータリエンコーダ73から、ワイパアー
ム64Bの作動方向を示すフラグF4の値をMPU70
から、それぞれ取り込む。そして次のステップ488で
は、停止位置設定済のフラグF3がセットされているか
否かのチェックを行う。フラグF3は最初リセットされ
ているので、初回はステップ490へ進む。
【0090】このステップ490において、ワイパアー
ム64Bを停止させる停止位置Mを設定する。この停止
位置Mを以下に簡潔に説明する。
ム64Bを停止させる停止位置Mを設定する。この停止
位置Mを以下に簡潔に説明する。
【0091】図16(A)に示すように、ウインドシー
ルドガラス78におけるワイパブレード64Aによる通
常時の払拭領域79のうち、一点鎖線で示す境界線79
Aと79Bとで挟まれた領域(図中斜線を施した領域)
を、無線通信の妨害領域79Cとする。逆に、この妨害
領域79C以外の領域をワイパブレード64Aが払拭し
ている時には、ワイパアーム64Bの作動が無線通信を
妨害することはない。この妨害領域79Cの境界線79
Aと79Bとの間のワイパアーム64Bの回動角度をK
度とし、この角度に関する情報は記憶回路48に予め記
憶されている。尚、ここでKの値は、実験により定める
ことができ、0または微小な値が採用される。Kの値を
0にした時は、通信エラーの検出と同時にワイパアーム
64Bが停止されることになる。
ルドガラス78におけるワイパブレード64Aによる通
常時の払拭領域79のうち、一点鎖線で示す境界線79
Aと79Bとで挟まれた領域(図中斜線を施した領域)
を、無線通信の妨害領域79Cとする。逆に、この妨害
領域79C以外の領域をワイパブレード64Aが払拭し
ている時には、ワイパアーム64Bの作動が無線通信を
妨害することはない。この妨害領域79Cの境界線79
Aと79Bとの間のワイパアーム64Bの回動角度をK
度とし、この角度に関する情報は記憶回路48に予め記
憶されている。尚、ここでKの値は、実験により定める
ことができ、0または微小な値が採用される。Kの値を
0にした時は、通信エラーの検出と同時にワイパアーム
64Bが停止されることになる。
【0092】こうした状況でワイパアーム64Bが矢印
Lの方向に作動している途中、妨害領域79C内に位置
した時に、先述したステップ448にて通信エラーの発
生が検知される。
Lの方向に作動している途中、妨害領域79C内に位置
した時に、先述したステップ448にて通信エラーの発
生が検知される。
【0093】この時、図16(B)に示すように、ステ
ップ486にて取り込んだワイパアーム64Bの位置情
報N(位置79P)から、フラグF4が示す作動方向
(矢印Lの方向)に、K度進めた位置を、停止位置Mと
して設定する。この停止位置Mは、妨害領域79Cの外
側となる。
ップ486にて取り込んだワイパアーム64Bの位置情
報N(位置79P)から、フラグF4が示す作動方向
(矢印Lの方向)に、K度進めた位置を、停止位置Mと
して設定する。この停止位置Mは、妨害領域79Cの外
側となる。
【0094】また、ワイパアーム64Bが上記の説明と
は逆の方向に作動している途中、妨害領域79C内に位
置した時に、通信エラーの発生が検知された場合におい
ても、その時のワイパアーム64Bの作動方向(矢印L
とは逆の方向)に、K度進めた位置を、停止位置Mとし
て設定する。この停止位置Mは、上記と同様に妨害領域
79Cの外側となる。
は逆の方向に作動している途中、妨害領域79C内に位
置した時に、通信エラーの発生が検知された場合におい
ても、その時のワイパアーム64Bの作動方向(矢印L
とは逆の方向)に、K度進めた位置を、停止位置Mとし
て設定する。この停止位置Mは、上記と同様に妨害領域
79Cの外側となる。
【0095】尚、停止位置Mは、上記のように設定する
以外にも、上反転位置(図16(B)の位置79E)ま
たは下反転位置(図16(B)の位置79F)に設定し
ても良く、同様の効果が得られる。即ち、妨害領域79
Cの外側の位置ならば、どの位置でも良い。
以外にも、上反転位置(図16(B)の位置79E)ま
たは下反転位置(図16(B)の位置79F)に設定し
ても良く、同様の効果が得られる。即ち、妨害領域79
Cの外側の位置ならば、どの位置でも良い。
【0096】このようにしてステップ490にて停止位
置Mを設定した後、ステップ492にてフラグF3をセ
ットする。
置Mを設定した後、ステップ492にてフラグF3をセ
ットする。
【0097】次のステップ494では、ワイパアーム6
4Bが停止位置Mに到達したか否かを判定する。未到達
の場合はメインルーチンへリターンし、到達した場合は
ステップ496にてワイパ装置64を停止するようにM
PU70へ指示し、更に通信エラー発生に対する対処が
終了したとみなし、エラー発生を示すフラグF2をリセ
ットして、メインルーチンへリターンする。尚、上記ス
テップ486〜496は、請求項に記載の制限手段に相
当する。上記の第1実施例では、車載機30と路上機と
の間の無線通信の妨げにならない位置にワイパアーム6
4Bを一時的に停止させるように、ワイパ装置64の作
動を制限しているので、無線通信に対するワイパ装置6
4の作動の影響を無くすことができる。
4Bが停止位置Mに到達したか否かを判定する。未到達
の場合はメインルーチンへリターンし、到達した場合は
ステップ496にてワイパ装置64を停止するようにM
PU70へ指示し、更に通信エラー発生に対する対処が
終了したとみなし、エラー発生を示すフラグF2をリセ
ットして、メインルーチンへリターンする。尚、上記ス
テップ486〜496は、請求項に記載の制限手段に相
当する。上記の第1実施例では、車載機30と路上機と
の間の無線通信の妨げにならない位置にワイパアーム6
4Bを一時的に停止させるように、ワイパ装置64の作
動を制限しているので、無線通信に対するワイパ装置6
4の作動の影響を無くすことができる。
【0098】なお、ワイパアーム64Bは、無線通信が
行われる数ミリ秒程度一時停止するだけなので、ワイパ
ブレード64Aによるウインドシールドガラス78の払
拭に対して殆ど影響を与えず、車両前方の視界が悪化す
ることは無い。
行われる数ミリ秒程度一時停止するだけなので、ワイパ
ブレード64Aによるウインドシールドガラス78の払
拭に対して殆ど影響を与えず、車両前方の視界が悪化す
ることは無い。
【0099】また、車載機30の設置位置は、従来のよ
うにワイパ装置64との相対的な位置関係において、限
定されることはない。よって、車載機30は、ダッシュ
ボード84の車幅方向中央部やダッシュボード84の車
幅方向中央部よりも少し右側などの他の位置に設置して
も良い。
うにワイパ装置64との相対的な位置関係において、限
定されることはない。よって、車載機30は、ダッシュ
ボード84の車幅方向中央部やダッシュボード84の車
幅方向中央部よりも少し右側などの他の位置に設置して
も良い。
【0100】〔第2実施例〕次に、本発明の第2実施例
を図面を用いて説明する。
を図面を用いて説明する。
【0101】この第2実施例では、車載機30は、無線
通信における通信エラーの発生を検知すると、無線通信
の妨げにならない位置にワイパアーム64Bを一時停止
させるように、ワイパ装置64の作動を制限し、車両が
所定距離走行した後にワイパアーム64Bの作動を再開
する。また、ローカルコントローラ380は、無線通信
における通信エラーの発生を検知すると、予備の路上機
へ切り替えるように制御するものである。
通信における通信エラーの発生を検知すると、無線通信
の妨げにならない位置にワイパアーム64Bを一時停止
させるように、ワイパ装置64の作動を制限し、車両が
所定距離走行した後にワイパアーム64Bの作動を再開
する。また、ローカルコントローラ380は、無線通信
における通信エラーの発生を検知すると、予備の路上機
へ切り替えるように制御するものである。
【0102】この第2実施例の構成としては、先述した
第1実施例の構成に加え、図17に示すように、トラン
スミッションの出力軸の回転速度を検出して車両の走行
距離を求める距離センサ31が車載機30に接続されて
いる。また、図示しない予備路上機が、通常時に無線通
信を行う路上機に対し所定距離L1だけ離れて車両進行
方向の下流側に設置されている。更に、図示しない遮断
機が、予備路上機よりも車両進行方向の下流側の料金支
払ボックス324、326、328付近に各レーンごと
に設置されている。
第1実施例の構成に加え、図17に示すように、トラン
スミッションの出力軸の回転速度を検出して車両の走行
距離を求める距離センサ31が車載機30に接続されて
いる。また、図示しない予備路上機が、通常時に無線通
信を行う路上機に対し所定距離L1だけ離れて車両進行
方向の下流側に設置されている。更に、図示しない遮断
機が、予備路上機よりも車両進行方向の下流側の料金支
払ボックス324、326、328付近に各レーンごと
に設置されている。
【0103】尚、これらの遮断機は予備路上機による無
線通信も通信エラーとなった場合に車両を停止させるた
めに用いられる。
線通信も通信エラーとなった場合に車両を停止させるた
めに用いられる。
【0104】次に、第2実施例の作用を説明する。ま
ず、第2実施例の車載機30による制御ルーチンを説明
する。
ず、第2実施例の車載機30による制御ルーチンを説明
する。
【0105】図18にメインルーチンを示す。このメイ
ンルーチンは、先述した第1実施例におけるメインルー
チン(図12参照)とほぼ同様であるので、同一部分に
は同一符号を付して説明を省略し、異なる部分のみ説明
する。
ンルーチンは、先述した第1実施例におけるメインルー
チン(図12参照)とほぼ同様であるので、同一部分に
は同一符号を付して説明を省略し、異なる部分のみ説明
する。
【0106】ステップ440にてフラグF2とフラグF
3とに加え、ワイパ装置64が一時停止中であることを
示すフラグF5もリセットする。
3とに加え、ワイパ装置64が一時停止中であることを
示すフラグF5もリセットする。
【0107】また、ステップ448にて通信エラーが発
生していない場合には、第1実施例のようにワイパ装置
再開処理を実行するのではなく、既述のステップ452
〜456の料金収受に関する処理のみを実行する。ワイ
パ装置再開処理は、メインルーチンの流れとは無関係
に、車両が所定距離走行した後のタイミングで、ワイパ
装置64の作動を再開させるものなので、図19に示す
ロータリエンコーダの信号の立上り時に割り込まれる割
り込み処理の中で実行される。
生していない場合には、第1実施例のようにワイパ装置
再開処理を実行するのではなく、既述のステップ452
〜456の料金収受に関する処理のみを実行する。ワイ
パ装置再開処理は、メインルーチンの流れとは無関係
に、車両が所定距離走行した後のタイミングで、ワイパ
装置64の作動を再開させるものなので、図19に示す
ロータリエンコーダの信号の立上り時に割り込まれる割
り込み処理の中で実行される。
【0108】この図19に示す割り込み処理ルーチン
は、先述した第1実施例における割り込み処理ルーチン
(図15参照)とほぼ同様であるので、同一部分には同
一符号を付して説明を省略し、異なる部分のみ説明す
る。
は、先述した第1実施例における割り込み処理ルーチン
(図15参照)とほぼ同様であるので、同一部分には同
一符号を付して説明を省略し、異なる部分のみ説明す
る。
【0109】ステップ496にてワイパ装置の停止指示
とフラグF2のリセットを行うと共に、ワイパ装置64
が一時停止中であることを示すフラグF5のセットも行
う。そして、次のステップ497においてワイパ装置の
停止指示をした時の車両の走行距離情報L2を距離セン
サ31から取り込む。
とフラグF2のリセットを行うと共に、ワイパ装置64
が一時停止中であることを示すフラグF5のセットも行
う。そして、次のステップ497においてワイパ装置の
停止指示をした時の車両の走行距離情報L2を距離セン
サ31から取り込む。
【0110】また、ワイパ装置の一時停止中(フラグF
2がリセットされ、且つフラグF5がセットされている
時)には、ステップ480での否定判定とステップ48
3での肯定判定とがなされ、ステップ498のワイパ装
置再開処理のサブルーチンが実行される。
2がリセットされ、且つフラグF5がセットされている
時)には、ステップ480での否定判定とステップ48
3での肯定判定とがなされ、ステップ498のワイパ装
置再開処理のサブルーチンが実行される。
【0111】このワイパ装置再開処理は、その処理ルー
チンを示す図20において、ステップ594にて車両の
走行距離情報L3を距離センサ31から取り込み、次の
ステップ596において、この走行距離情報L3からス
テップ497にて取り込んだ走行距離情報L2を減算す
ることにより、ワイパ装置の停止指示をした後の走行距
離L4を計算する。そして、次のステップ598にてこ
の走行距離L4が路上機と予備路上機との距離L1より
も少し大きい所定の距離(L1+α)以上であるか否か
を判断する 走行距離L4が所定距離(L1+α)よりも小さい場合
はワイパ装置再開処理のサブルーチンを終了し、走行距
離L4が所定距離(L1+α)以上の場合はステップ5
99にてワイパ装置64の作動を再開するようにMPU
70へ指示し、更にフラグF5をリセットして、ワイパ
装置再開処理のサブルーチンを終了する。尚、ここでは
車両の走行距離として、距離センサ31により求められ
た値を取り込んだが、車速信号を取り込んで、その車速
信号から車両の走行距離を計算しても良い。
チンを示す図20において、ステップ594にて車両の
走行距離情報L3を距離センサ31から取り込み、次の
ステップ596において、この走行距離情報L3からス
テップ497にて取り込んだ走行距離情報L2を減算す
ることにより、ワイパ装置の停止指示をした後の走行距
離L4を計算する。そして、次のステップ598にてこ
の走行距離L4が路上機と予備路上機との距離L1より
も少し大きい所定の距離(L1+α)以上であるか否か
を判断する 走行距離L4が所定距離(L1+α)よりも小さい場合
はワイパ装置再開処理のサブルーチンを終了し、走行距
離L4が所定距離(L1+α)以上の場合はステップ5
99にてワイパ装置64の作動を再開するようにMPU
70へ指示し、更にフラグF5をリセットして、ワイパ
装置再開処理のサブルーチンを終了する。尚、ここでは
車両の走行距離として、距離センサ31により求められ
た値を取り込んだが、車速信号を取り込んで、その車速
信号から車両の走行距離を計算しても良い。
【0112】上記のワイパ装置再開処理(図19のステ
ップ498)が終了すると、図19に示す割り込みルー
チンも終了する。
ップ498)が終了すると、図19に示す割り込みルー
チンも終了する。
【0113】次に、図21に示す第2実施例のローカル
コントローラ380による制御ルーチンを説明する。
コントローラ380による制御ルーチンを説明する。
【0114】ステップ540において路上機と車載機3
0とで実行される無線通信に関する通信履歴、通信エラ
ー情報等の通信情報を、路上機から受け取る。そして次
のステップ542において路上機と車載機30との無線
通信で通信エラーが発生していないかチェックする。
0とで実行される無線通信に関する通信履歴、通信エラ
ー情報等の通信情報を、路上機から受け取る。そして次
のステップ542において路上機と車載機30との無線
通信で通信エラーが発生していないかチェックする。
【0115】通信エラーが発生していなければ処理を終
了し、通信エラーが発生したならばステップ544にて
車載機30との通信相手を予備路上機へ切り替えるため
に、予備路上機へ車載機30と無線通信するように指示
する。これにより、予備路上機は、問い合わせ信号を送
出して、車載機30との無線通信に備える。そして、車
両が予備路上機の設置位置に接近し、車載機30が予備
路上機からの問い合わせ信号を受信したところで、車載
機30と予備路上機との無線通信が開始される。
了し、通信エラーが発生したならばステップ544にて
車載機30との通信相手を予備路上機へ切り替えるため
に、予備路上機へ車載機30と無線通信するように指示
する。これにより、予備路上機は、問い合わせ信号を送
出して、車載機30との無線通信に備える。そして、車
両が予備路上機の設置位置に接近し、車載機30が予備
路上機からの問い合わせ信号を受信したところで、車載
機30と予備路上機との無線通信が開始される。
【0116】その後、ステップ546において予備路上
機と車載機30とで実行される無線通信に関する通信履
歴、通信エラー情報等の通信情報を、予備路上機から受
け取る。そして次のステップ548において予備路上機
と車載機30との無線通信で通信エラーが発生していな
いかチェックする。
機と車載機30とで実行される無線通信に関する通信履
歴、通信エラー情報等の通信情報を、予備路上機から受
け取る。そして次のステップ548において予備路上機
と車載機30との無線通信で通信エラーが発生していな
いかチェックする。
【0117】通信エラーが発生していなければ処理を終
了する。通信エラーが発生したならばステップ549に
て遮断機を降ろして、処理を終了する。ここで遮断機が
降りると、車両は強制的に停止させられ、その車両が位
置するレーンに対応した料金支払いボックスに待機して
いる係員により、通信エラー時の対処が行われる。
了する。通信エラーが発生したならばステップ549に
て遮断機を降ろして、処理を終了する。ここで遮断機が
降りると、車両は強制的に停止させられ、その車両が位
置するレーンに対応した料金支払いボックスに待機して
いる係員により、通信エラー時の対処が行われる。
【0118】以上説明したように、上記の第2実施例で
は、車載機30により、無線通信の妨げにならない位置
にワイパアーム64Bが一時停止するようにワイパ装置
64の作動が制限されると共に、地上側の装置におい
て、ローカルコントローラにより路上機が切り替えられ
るので、発生した通信エラーが路上機側の障害によるも
のであった場合に、通信エラーの再発を回避できる。ま
た、地上側の装置と車載機30の両方で、通信エラーの
回避策を実行しているので、無線通信の信頼性がより向
上する。
は、車載機30により、無線通信の妨げにならない位置
にワイパアーム64Bが一時停止するようにワイパ装置
64の作動が制限されると共に、地上側の装置におい
て、ローカルコントローラにより路上機が切り替えられ
るので、発生した通信エラーが路上機側の障害によるも
のであった場合に、通信エラーの再発を回避できる。ま
た、地上側の装置と車載機30の両方で、通信エラーの
回避策を実行しているので、無線通信の信頼性がより向
上する。
【0119】〔第3実施例〕次に、本発明の第3実施例
を図面を用いて説明する。
を図面を用いて説明する。
【0120】この第3実施例では、車載機30は、路上
機からの問い合わせ信号を受信すると、ワイパアーム6
4Bを即に一時停止させるように、ワイパ装置64の作
動を制限し、無線通信の終了後にワイパアーム64Bの
作動を再開するものである。
機からの問い合わせ信号を受信すると、ワイパアーム6
4Bを即に一時停止させるように、ワイパ装置64の作
動を制限し、無線通信の終了後にワイパアーム64Bの
作動を再開するものである。
【0121】この第3実施例の構成としては、先述した
第1実施例の構成と同様であるので、説明を省略する。
第1実施例の構成と同様であるので、説明を省略する。
【0122】次に、第3実施例の車載機30による制御
ルーチンを説明する。この第3実施例は、図22に示す
制御ルーチンのみが実行される。
ルーチンを説明する。この第3実施例は、図22に示す
制御ルーチンのみが実行される。
【0123】ステップ442において路上機から問い合
わせ信号を受信したと判断されたならば、ステップ44
3にてワイパ装置64の停止指示を行う。これにより、
ワイパアーム64Bは即に一時停止する。上記のステッ
プ442で路上機からの問い合わせ信号を受信できてい
るので、この時のワイパアーム64Bの停止位置は、無
線通信には影響しない位置であると考えることができ
る。
わせ信号を受信したと判断されたならば、ステップ44
3にてワイパ装置64の停止指示を行う。これにより、
ワイパアーム64Bは即に一時停止する。上記のステッ
プ442で路上機からの問い合わせ信号を受信できてい
るので、この時のワイパアーム64Bの停止位置は、無
線通信には影響しない位置であると考えることができ
る。
【0124】尚、上記のステップ442は請求項に記載
の判断手段に、ステップ443は請求項に記載の制限手
段に、それぞれ相当する。
の判断手段に、ステップ443は請求項に記載の制限手
段に、それぞれ相当する。
【0125】また、ワイパ装置64の再開処理に関して
は、ステップ456における残高情報の更新の終了後
に、ステップ458にてワイパ装置64の作動を元に戻
すようにMPU70へ指示することにより実行する。
は、ステップ456における残高情報の更新の終了後
に、ステップ458にてワイパ装置64の作動を元に戻
すようにMPU70へ指示することにより実行する。
【0126】以上説明したように、上記の第3実施例で
は、通信エラー発生の如何に拘らず車載機30は路上機
から問い合わせ信号を受信すると、無線通信の妨げにな
らない位置にワイパアーム64Bを一時停止させるよう
にワイパ装置64の作動を制限するので、無線通信は、
その無線通信に影響しないようにワイパアーム64Bを
一時停止させた状態で、開始され、ワイパアーム64B
の影響による通信エラーの発生を回避することができ
る。
は、通信エラー発生の如何に拘らず車載機30は路上機
から問い合わせ信号を受信すると、無線通信の妨げにな
らない位置にワイパアーム64Bを一時停止させるよう
にワイパ装置64の作動を制限するので、無線通信は、
その無線通信に影響しないようにワイパアーム64Bを
一時停止させた状態で、開始され、ワイパアーム64B
の影響による通信エラーの発生を回避することができ
る。
【0127】〔第4実施例〕次に、本発明の第4実施例
を図面を用いて説明する。
を図面を用いて説明する。
【0128】この第4実施例では、車載機30は、車載
機30と路上機との無線通信における通信エラーの発生
を検知すると、車載機30と路上機との無線通信の妨げ
にならない領域のみワイパブレード64Aが払拭するよ
うに、ワイパ装置64の作動を制限し、無線通信終了後
にワイパ装置64の作動を元に戻すものである。
機30と路上機との無線通信における通信エラーの発生
を検知すると、車載機30と路上機との無線通信の妨げ
にならない領域のみワイパブレード64Aが払拭するよ
うに、ワイパ装置64の作動を制限し、無線通信終了後
にワイパ装置64の作動を元に戻すものである。
【0129】この第4実施例の構成としては、先述した
第1実施例の構成と同様であるので、説明を省略する。
第1実施例の構成と同様であるので、説明を省略する。
【0130】次に、第4実施例の車載機30による制御
ルーチンを説明する。但し、第1実施例とは、ロータリ
エンコーダ73からの信号の立上り時に実行する割り込
み処理ルーチンのみが異なるため、以下ではこの割り込
み処理の流れを説明する。
ルーチンを説明する。但し、第1実施例とは、ロータリ
エンコーダ73からの信号の立上り時に実行する割り込
み処理ルーチンのみが異なるため、以下ではこの割り込
み処理の流れを説明する。
【0131】図23に示すステップ510においてフラ
グF2がセットされているか否かをチェックする。ここ
で、フラグF2がセットされていない時(エラーが発生
していない時)は、すぐにメインルーチンへリターンす
る。フラグF2がセットされている時は、ステップ51
2にてワイパ装置64が作動中か否かを判断し、ワイパ
装置64が作動中の場合はステップ516に、ワイパ装
置64が作動中でない場合はステップ514に、それぞ
れ進む。
グF2がセットされているか否かをチェックする。ここ
で、フラグF2がセットされていない時(エラーが発生
していない時)は、すぐにメインルーチンへリターンす
る。フラグF2がセットされている時は、ステップ51
2にてワイパ装置64が作動中か否かを判断し、ワイパ
装置64が作動中の場合はステップ516に、ワイパ装
置64が作動中でない場合はステップ514に、それぞ
れ進む。
【0132】ステップ514ではスピーカ76からアラ
ームを発し、乗員にワイパ装置64の動作以外の原因で
通信エラーが発生している事を報知し、メインルーチン
へリターンする。
ームを発し、乗員にワイパ装置64の動作以外の原因で
通信エラーが発生している事を報知し、メインルーチン
へリターンする。
【0133】ステップ516ではワイパアーム64Bの
位置情報Nをロータリエンコーダ73から、ワイパアー
ム64Bの作動方向を示すフラグF4の値をMPU70
から、それぞれ取り込む。そして次のステップ518で
は、フラグF4がセットされているか否かのチェックを
行う。フラグF4がセットされている(上反転位置に向
かっている)場合はステップ530に進み、フラグF4
がセットされていない(下反転位置に向かっている)場
合はステップ520に進む。
位置情報Nをロータリエンコーダ73から、ワイパアー
ム64Bの作動方向を示すフラグF4の値をMPU70
から、それぞれ取り込む。そして次のステップ518で
は、フラグF4がセットされているか否かのチェックを
行う。フラグF4がセットされている(上反転位置に向
かっている)場合はステップ530に進み、フラグF4
がセットされていない(下反転位置に向かっている)場
合はステップ520に進む。
【0134】まず、フラグF4がセットされていない
(下反転位置に向かっている)場合に関して記述する。
(下反転位置に向かっている)場合に関して記述する。
【0135】ステップ520にて、停止位置設定済のフ
ラグF3がセットされているか否かのチェックを行う。
フラグF3は最初にリセットされているので、初回はス
テップ522へ進む。
ラグF3がセットされているか否かのチェックを行う。
フラグF3は最初にリセットされているので、初回はス
テップ522へ進む。
【0136】このステップ522において、ワイパアー
ム64Bの上反転位置J2を設定する。この設定方法を
以下に簡潔に説明する。
ム64Bの上反転位置J2を設定する。この設定方法を
以下に簡潔に説明する。
【0137】図24(A)に示すように、ウインドシー
ルドガラス78におけるワイパブレード64Aによる通
常時の払拭領域79のうち、一点鎖線で示す境界線79
Aと79Bとで挟まれた領域を、無線通信の妨害領域7
9Cとする。逆に、この妨害領域79C以外の領域をワ
イパブレード64Aが払拭している時には、ワイパアー
ム64Bの作動が無線通信を妨害することはない。この
妨害領域79Cの境界線79Aと79Bとの間のワイパ
アーム64Bの回動角度をK度とし、この角度に関する
情報は記憶回路48に予め記憶されている。尚、ここで
Kの値は、実験により定めることができ、0または微小
な値が採用される。Kの値を0にした時は、通信エラー
の検出と同時にワイパアーム64Bが停止されることに
なる。
ルドガラス78におけるワイパブレード64Aによる通
常時の払拭領域79のうち、一点鎖線で示す境界線79
Aと79Bとで挟まれた領域を、無線通信の妨害領域7
9Cとする。逆に、この妨害領域79C以外の領域をワ
イパブレード64Aが払拭している時には、ワイパアー
ム64Bの作動が無線通信を妨害することはない。この
妨害領域79Cの境界線79Aと79Bとの間のワイパ
アーム64Bの回動角度をK度とし、この角度に関する
情報は記憶回路48に予め記憶されている。尚、ここで
Kの値は、実験により定めることができ、0または微小
な値が採用される。Kの値を0にした時は、通信エラー
の検出と同時にワイパアーム64Bが停止されることに
なる。
【0138】こうした状況でワイパアーム64Bが矢印
Lの方向に作動している途中、妨害領域79C内に位置
した時に、図12に示すメインルーチンのステップ44
8にて通信エラーの発生が検知される。
Lの方向に作動している途中、妨害領域79C内に位置
した時に、図12に示すメインルーチンのステップ44
8にて通信エラーの発生が検知される。
【0139】この時、図24(B)に示すように、ステ
ップ516にて取り込んだワイパアーム64Bの位置情
報N(位置79R)から、フラグF4が示す作動方向
(矢印Lの方向)に、K度進めた位置を、上反転位置J
2として設定する。この上反転位置J2は、妨害領域7
9Cの外側となる。
ップ516にて取り込んだワイパアーム64Bの位置情
報N(位置79R)から、フラグF4が示す作動方向
(矢印Lの方向)に、K度進めた位置を、上反転位置J
2として設定する。この上反転位置J2は、妨害領域7
9Cの外側となる。
【0140】このようにしてステップ522にて上反転
位置J2を設定した後、ステップ524にてフラグF3
をセットする。
位置J2を設定した後、ステップ524にてフラグF3
をセットする。
【0141】次のステップ526では、ワイパアーム6
4Bが上反転位置J2に到達したか否かを判定する。未
到達の場合はメインルーチンへリターンし、到達した場
合はステップ528にて上反転位置を示す擬似信号をM
PU70へ出力する。この擬似信号を受信したMPU7
0は、ワイパアーム64Bが上反転位置に到達したと判
断し(図9のステップ414)、ワイパアーム64Bを
下反転方向へ反転させる(図9のステップ416)。こ
れにより図24(C)において、ワイパアーム64Bは
上反転位置J2と下反転方向79Tとの間の領域79U
(図中斜線を施した領域)を往復運動することになる。
(尚、上反転位置J2を設定した直後にワイパアーム6
4Bが上反転位置J2に到達した時だけは、ワイパアー
ム64Bは下反転方向へ回動しているので、そのまま上
反転位置J2を通過し、下反転方向への回動を続け
る。)以上の処理を終了したところで、メインルーチン
へリターンする。
4Bが上反転位置J2に到達したか否かを判定する。未
到達の場合はメインルーチンへリターンし、到達した場
合はステップ528にて上反転位置を示す擬似信号をM
PU70へ出力する。この擬似信号を受信したMPU7
0は、ワイパアーム64Bが上反転位置に到達したと判
断し(図9のステップ414)、ワイパアーム64Bを
下反転方向へ反転させる(図9のステップ416)。こ
れにより図24(C)において、ワイパアーム64Bは
上反転位置J2と下反転方向79Tとの間の領域79U
(図中斜線を施した領域)を往復運動することになる。
(尚、上反転位置J2を設定した直後にワイパアーム6
4Bが上反転位置J2に到達した時だけは、ワイパアー
ム64Bは下反転方向へ回動しているので、そのまま上
反転位置J2を通過し、下反転方向への回動を続け
る。)以上の処理を終了したところで、メインルーチン
へリターンする。
【0142】以下では、フラグF4がセットされている
(上反転位置に向かっている)場合に関して記述する。
(上反転位置に向かっている)場合に関して記述する。
【0143】ステップ530にて、停止位置設定済のフ
ラグF3がセットされているか否かのチェックを行う。
フラグF3は最初にゼロリセットされているので、初回
はステップ532へ進む。
ラグF3がセットされているか否かのチェックを行う。
フラグF3は最初にゼロリセットされているので、初回
はステップ532へ進む。
【0144】このステップ532において、ワイパアー
ム64Bの下反転位置J1を設定する。この設定方法
は、上述した上反転位置J2の設定方法とほぼ同様であ
るので、以下に簡潔に説明する。
ム64Bの下反転位置J1を設定する。この設定方法
は、上述した上反転位置J2の設定方法とほぼ同様であ
るので、以下に簡潔に説明する。
【0145】図25(A)において、ワイパアーム64
Bが矢印Rの方向に作動している途中、妨害領域79C
内に位置した時に、図12に示すメインルーチンのステ
ップ448にて通信エラーの発生が検知される。
Bが矢印Rの方向に作動している途中、妨害領域79C
内に位置した時に、図12に示すメインルーチンのステ
ップ448にて通信エラーの発生が検知される。
【0146】この時、図25(B)に示すように、ステ
ップ516にて取り込んだワイパアーム64Bの位置情
報N(位置79V)から、フラグF4が示す作動方向
(矢印Rの方向)に、K度進めた位置を、下反転位置J
1として設定する。この下反転位置J1は、妨害領域7
9Cの外側となる。
ップ516にて取り込んだワイパアーム64Bの位置情
報N(位置79V)から、フラグF4が示す作動方向
(矢印Rの方向)に、K度進めた位置を、下反転位置J
1として設定する。この下反転位置J1は、妨害領域7
9Cの外側となる。
【0147】このようにしてステップ532にて下反転
位置J1を設定した後、ステップ534にてフラグF3
をセットする。
位置J1を設定した後、ステップ534にてフラグF3
をセットする。
【0148】次のステップ536では、ワイパアーム6
4Bが下反転位置J1に到達したか否かを判定する。未
到達の場合はメインルーチンへリターンし、到達した場
合はステップ538にて下反転位置を示す擬似信号をM
PU70へ出力する。この擬似信号を受信したMPU7
0は、ワイパアーム64Bが下反転位置に到達したと判
断し(図9のステップ418)、ワイパアーム64Bを
上反転方向へ反転させる(図9のステップ422)。こ
れにより図25(C)において、ワイパアーム64Bは
下反転位置J1と上反転方向79Xとの間を往復運動す
ることになる。(尚、下反転位置J1を設定した直後に
ワイパアーム64Bが下反転位置J1に到達した時だけ
は、ワイパアーム64Bは上反転方向へ回動しているの
で、そのまま下反転位置J1を通過し、上反転方向への
回動を続ける。)以上の処理を終了したところで、メイ
ンルーチンへリターンする。尚、上記ステップ516〜
538は、請求項に記載の制限手段に相当する。
4Bが下反転位置J1に到達したか否かを判定する。未
到達の場合はメインルーチンへリターンし、到達した場
合はステップ538にて下反転位置を示す擬似信号をM
PU70へ出力する。この擬似信号を受信したMPU7
0は、ワイパアーム64Bが下反転位置に到達したと判
断し(図9のステップ418)、ワイパアーム64Bを
上反転方向へ反転させる(図9のステップ422)。こ
れにより図25(C)において、ワイパアーム64Bは
下反転位置J1と上反転方向79Xとの間を往復運動す
ることになる。(尚、下反転位置J1を設定した直後に
ワイパアーム64Bが下反転位置J1に到達した時だけ
は、ワイパアーム64Bは上反転方向へ回動しているの
で、そのまま下反転位置J1を通過し、上反転方向への
回動を続ける。)以上の処理を終了したところで、メイ
ンルーチンへリターンする。尚、上記ステップ516〜
538は、請求項に記載の制限手段に相当する。
【0149】以上が、第4実施例における割り込み処理
の流れである。上記の第4実施例では、ワイパブレード
64Aが車載機30と路上機との間の無線通信の妨げに
ならない範囲のみを払拭するように、ワイパ装置64の
作動を制限するので、前記の無線通信に対するワイパア
ーム64Bの作動による影響を無くすことができる。
の流れである。上記の第4実施例では、ワイパブレード
64Aが車載機30と路上機との間の無線通信の妨げに
ならない範囲のみを払拭するように、ワイパ装置64の
作動を制限するので、前記の無線通信に対するワイパア
ーム64Bの作動による影響を無くすことができる。
【0150】また、車載機30の設置位置に応じてワイ
パ装置64の作動を制限するので、車載機30の設置位
置は、従来のようにワイパ装置64との相対的な位置関
係において、限定されることはない。よって、車載機3
0は、ダッシュボード84の車幅方向中央部やダッシュ
ボード84の車幅方向中央部よりも少し右側などの他の
位置に設置しても良い。
パ装置64の作動を制限するので、車載機30の設置位
置は、従来のようにワイパ装置64との相対的な位置関
係において、限定されることはない。よって、車載機3
0は、ダッシュボード84の車幅方向中央部やダッシュ
ボード84の車幅方向中央部よりも少し右側などの他の
位置に設置しても良い。
【0151】ところで、ワイパ装置64の作動中に車載
機30と路上機との無線通信を良好な状態で実行するた
めに、上記の4つの実施例のようにワイパ装置64の作
動を制限する以外にも、例えば車載機30に備えられた
送受信アンテナ52から送信する電波の電波強度を強く
する適用例や複数の路上機で無線通信を実行するように
切り替える適用例も考えられる。
機30と路上機との無線通信を良好な状態で実行するた
めに、上記の4つの実施例のようにワイパ装置64の作
動を制限する以外にも、例えば車載機30に備えられた
送受信アンテナ52から送信する電波の電波強度を強く
する適用例や複数の路上機で無線通信を実行するように
切り替える適用例も考えられる。
【0152】そこで、まず電波強度を強くする適用例を
説明する。この適用例の構成としては、前述した第1実
施例の構成に加え、車載機30は、送受信アンテナ52
の送信電波強度を変更する電波強度変更手段を備えてい
る。
説明する。この適用例の構成としては、前述した第1実
施例の構成に加え、車載機30は、送受信アンテナ52
の送信電波強度を変更する電波強度変更手段を備えてい
る。
【0153】この適用例の制御の流れは、第1実施例に
おける制御の流れとは、ロータリエンコーダ73からの
信号の立上り時に実行する割り込み処理のみが異なるた
め、以下ではこの割り込み処理の流れを説明する。
おける制御の流れとは、ロータリエンコーダ73からの
信号の立上り時に実行する割り込み処理のみが異なるた
め、以下ではこの割り込み処理の流れを説明する。
【0154】図26に示すステップ580においてフラ
グF2がセットされているか否かをチェックする。ここ
で、フラグF2がセットされていない時(エラーが発生
していない時)は、すぐにメインルーチンへリターンす
る。フラグF2がセットされている時は、ステップ58
2にてワイパ装置64が作動中か否かを判断しており、
ワイパ装置64が作動中の場合はステップ586に、ワ
イパ装置64が作動中でない場合はステップ584に、
それぞれ進む。
グF2がセットされているか否かをチェックする。ここ
で、フラグF2がセットされていない時(エラーが発生
していない時)は、すぐにメインルーチンへリターンす
る。フラグF2がセットされている時は、ステップ58
2にてワイパ装置64が作動中か否かを判断しており、
ワイパ装置64が作動中の場合はステップ586に、ワ
イパ装置64が作動中でない場合はステップ584に、
それぞれ進む。
【0155】ステップ584ではスピーカ76からアラ
ームを発し、乗員にワイパ装置64の動作以外の原因で
通信エラーが発生している事を報知して、メインルーチ
ンへリターンする。
ームを発し、乗員にワイパ装置64の動作以外の原因で
通信エラーが発生している事を報知して、メインルーチ
ンへリターンする。
【0156】ステップ586では電波強度変更手段によ
り送受信アンテナ52の電波強度を強くして、メインル
ーチンへリターンする。
り送受信アンテナ52の電波強度を強くして、メインル
ーチンへリターンする。
【0157】上記の適用例においても、ワイパアーム6
4Bの作動による無線通信への影響をより小さくする、
または無くすことができる。また、車載機30の設置位
置が限定されることは無い。
4Bの作動による無線通信への影響をより小さくする、
または無くすことができる。また、車載機30の設置位
置が限定されることは無い。
【0158】次に、複数の路上機で無線通信を実行する
ように切り替える適用例を説明する。
ように切り替える適用例を説明する。
【0159】この適用例の構成としては、地上側の装置
には、圧電振動子のピエゾ効果を用いて降雨を検知する
雨滴検知センサ等の降雨検知手段と、複数の路上機にて
送受信させるように路上機による電波送受信方法を制御
する制御手段と、が備えられている。
には、圧電振動子のピエゾ効果を用いて降雨を検知する
雨滴検知センサ等の降雨検知手段と、複数の路上機にて
送受信させるように路上機による電波送受信方法を制御
する制御手段と、が備えられている。
【0160】この適用例の作用を、地上側の装置による
制御の流れを示す図27のフローチャートに沿って説明
する。
制御の流れを示す図27のフローチャートに沿って説明
する。
【0161】ステップ590において降雨検知手段によ
り検知された降雨検知情報に基づいて、降雨状態か否か
を判定している。降雨状態と判定されれば、ステップ5
92へ進む。
り検知された降雨検知情報に基づいて、降雨状態か否か
を判定している。降雨状態と判定されれば、ステップ5
92へ進む。
【0162】ステップ592では、制御手段により複数
の路上機にて送受信させるように切替えて、当制御ルー
チンを終了する。
の路上機にて送受信させるように切替えて、当制御ルー
チンを終了する。
【0163】上記の適用例においても、ワイパアーム6
4Bの作動による無線通信への影響をより小さくする、
または無くすことができる。また、車載機30の設置位
置が限定されることは無い。
4Bの作動による無線通信への影響をより小さくする、
または無くすことができる。また、車載機30の設置位
置が限定されることは無い。
【0164】尚、路上機の送信アンテナ22及び送受信
アンテナ26の電波強度を変更する電波強度変更手段を
地上側の装置にも配置させることで、上記の適用例のス
テップ592において複数の路上機にて送受信させるよ
うに切替える代わりに、送信アンテナ22及び送受信ア
ンテナ26の電波強度を強くしても良い。
アンテナ26の電波強度を変更する電波強度変更手段を
地上側の装置にも配置させることで、上記の適用例のス
テップ592において複数の路上機にて送受信させるよ
うに切替える代わりに、送信アンテナ22及び送受信ア
ンテナ26の電波強度を強くしても良い。
【0165】〔第5実施例〕次に、本発明の第5実施例
を説明する。この第5実施例では、車載機30は、路上
機の予告アンテナ317からの予告信号を受信すると、
通信エリアへの接近を認識し、ワイパアーム64Bを停
止させるように、ワイパ装置64の作動を制限すると共
に、出口ゲート300に設置されたトンネル343(図
28参照)で雨、雪、埃等を遮断することにより、ワイ
パ装置64の作動制限時に乗員の良好な前方視界を確保
するものである。
を説明する。この第5実施例では、車載機30は、路上
機の予告アンテナ317からの予告信号を受信すると、
通信エリアへの接近を認識し、ワイパアーム64Bを停
止させるように、ワイパ装置64の作動を制限すると共
に、出口ゲート300に設置されたトンネル343(図
28参照)で雨、雪、埃等を遮断することにより、ワイ
パ装置64の作動制限時に乗員の良好な前方視界を確保
するものである。
【0166】図28及び図29に示すように、出口ゲー
ト300には、レーン302、304、306を跨がっ
て上方から覆うトンネル343が設置されている。トン
ネル343の屋根部343Aの上記各レーンの上方に対
応する位置には、料金所アンテナ341と複数の予告ア
ンテナ317とが設置されている。このうち複数の予告
アンテナ317は、料金所アンテナ341よりも矢印A
に示す車両走行方向上流側に略等間隔に設置されてお
り、各予告アンテナ317は、出口ゲート300に到達
した車両90に搭載された車載機30に無線通信の時期
を予告するための予告信号を略下方へ向けて所定時間間
隔で送信している。
ト300には、レーン302、304、306を跨がっ
て上方から覆うトンネル343が設置されている。トン
ネル343の屋根部343Aの上記各レーンの上方に対
応する位置には、料金所アンテナ341と複数の予告ア
ンテナ317とが設置されている。このうち複数の予告
アンテナ317は、料金所アンテナ341よりも矢印A
に示す車両走行方向上流側に略等間隔に設置されてお
り、各予告アンテナ317は、出口ゲート300に到達
した車両90に搭載された車載機30に無線通信の時期
を予告するための予告信号を略下方へ向けて所定時間間
隔で送信している。
【0167】なお、上記料金所アンテナ341及び各予
告アンテナ317は、第1実施例で図7を用いて説明し
た路上機の回路構成と同様の回路構成を有する。また、
車載機30の構成は第1実施例で図6を用いて説明した
構成と同様であり、ワイパ装置64の制御に関する機器
構成も第1実施例で図8を用いて説明した構成と同様で
あるので、説明を省略する。
告アンテナ317は、第1実施例で図7を用いて説明し
た路上機の回路構成と同様の回路構成を有する。また、
車載機30の構成は第1実施例で図6を用いて説明した
構成と同様であり、ワイパ装置64の制御に関する機器
構成も第1実施例で図8を用いて説明した構成と同様で
あるので、説明を省略する。
【0168】また、本第5実施例では、ワイパ装置64
の作動を制限する時間の最大値としてのワイパ停止解除
時間が予め定められており、その値は車載機30の信号
処理回路46のマイコン内のメモリに予め記憶されてい
る。
の作動を制限する時間の最大値としてのワイパ停止解除
時間が予め定められており、その値は車載機30の信号
処理回路46のマイコン内のメモリに予め記憶されてい
る。
【0169】次に、本第5実施例の作用を説明する。ワ
イパスイッチ74(図8参照)がオンされると、図31
に示すワイパ装置の作動制御割込みルーチンが車載機3
0の信号処理回路46のマイコンにおいて実行される。
以後、この割込みルーチンは、ワイパスイッチ74がオ
フされるまで所定時間間隔で実行される。
イパスイッチ74(図8参照)がオンされると、図31
に示すワイパ装置の作動制御割込みルーチンが車載機3
0の信号処理回路46のマイコンにおいて実行される。
以後、この割込みルーチンは、ワイパスイッチ74がオ
フされるまで所定時間間隔で実行される。
【0170】ステップ602では、予告アンテナ317
からの予告信号を受信したか否かを判定する。予告信号
を受信していない場合は本割込みルーチンを終了する。
車両90が出口ゲート300に接近し複数の予告アンテ
ナ317の何れかからの予告信号を受信すると、ステッ
プ604へ進み、ワイパ装置64の作動制限の継続時間
を計時するためのワイパ停止解除タイマをリセットする
と共に、ワイパ装置64の停止をMPU70へ指示す
る。この停止指示を受けたMPU70は、ワイパ装置6
4(ワイパアーム64B及びワイパブレード64A)
が、図30(A)に示す通常の停止位置へ移動し停止す
るように、ワイパ装置駆動回路66へ制御信号を出力す
る。これにより、ワイパ装置64は図30(A)に示す
通常の停止位置へ移動し停止する。
からの予告信号を受信したか否かを判定する。予告信号
を受信していない場合は本割込みルーチンを終了する。
車両90が出口ゲート300に接近し複数の予告アンテ
ナ317の何れかからの予告信号を受信すると、ステッ
プ604へ進み、ワイパ装置64の作動制限の継続時間
を計時するためのワイパ停止解除タイマをリセットする
と共に、ワイパ装置64の停止をMPU70へ指示す
る。この停止指示を受けたMPU70は、ワイパ装置6
4(ワイパアーム64B及びワイパブレード64A)
が、図30(A)に示す通常の停止位置へ移動し停止す
るように、ワイパ装置駆動回路66へ制御信号を出力す
る。これにより、ワイパ装置64は図30(A)に示す
通常の停止位置へ移動し停止する。
【0171】図30(B)には、ワイパ装置64により
車載機30の受信アンテナ32及び送受信アンテナ52
(図6参照)が遮蔽される予め定めた状態を示す。この
状態では、無線通信がワイパブレード64Aによって妨
害される虞れがある。一方、図30(A)に示す通常の
停止位置では、車載機30の受信アンテナ32及び送受
信アンテナ52はワイパ装置64により遮蔽されておら
ず、ワイパブレード64Aにより無線通信が妨害される
虞れはない。
車載機30の受信アンテナ32及び送受信アンテナ52
(図6参照)が遮蔽される予め定めた状態を示す。この
状態では、無線通信がワイパブレード64Aによって妨
害される虞れがある。一方、図30(A)に示す通常の
停止位置では、車載機30の受信アンテナ32及び送受
信アンテナ52はワイパ装置64により遮蔽されておら
ず、ワイパブレード64Aにより無線通信が妨害される
虞れはない。
【0172】さらに、本第5実施例では、出口ゲート3
00にはトンネル343が設置されているので、トンネ
ル343内では雨、雪、埃等が遮断される。よって、上
記のようにワイパ装置64の作動が停止しウインドシー
ルドガラス78の払拭が停止しても、車両90の乗員の
良好な前方視界を確保することできる。また、トンネル
343による雨、雪、埃等の遮断によって、雨、雪、埃
等による無線通信の妨害を防止するという効果も得られ
る。
00にはトンネル343が設置されているので、トンネ
ル343内では雨、雪、埃等が遮断される。よって、上
記のようにワイパ装置64の作動が停止しウインドシー
ルドガラス78の払拭が停止しても、車両90の乗員の
良好な前方視界を確保することできる。また、トンネル
343による雨、雪、埃等の遮断によって、雨、雪、埃
等による無線通信の妨害を防止するという効果も得られ
る。
【0173】次のステップ606では、ICカードリー
ドライト装置60を介してICカード62の残高情報が
更新されているか否かを判定することにより、出口ゲー
ト300における自動課金が終了したか否かを判断す
る。自動課金が未終了の場合は、ステップ608でワイ
パ停止解除タイマをカウントし、次のステップ610で
は、ワイパ停止解除タイマの時間がワイパ停止解除時間
に到達したか否かを判定する。ワイパ停止解除時間に到
達していない場合はステップ606へ戻り、ステップ6
06〜610を繰り返す。
ドライト装置60を介してICカード62の残高情報が
更新されているか否かを判定することにより、出口ゲー
ト300における自動課金が終了したか否かを判断す
る。自動課金が未終了の場合は、ステップ608でワイ
パ停止解除タイマをカウントし、次のステップ610で
は、ワイパ停止解除タイマの時間がワイパ停止解除時間
に到達したか否かを判定する。ワイパ停止解除時間に到
達していない場合はステップ606へ戻り、ステップ6
06〜610を繰り返す。
【0174】ワイパ停止解除時間に到達する前に自動課
金が終了した場合は、ステップ606で肯定され、ステ
ップ612に進み、ワイパ装置64の再開をMPU70
へ指示する。この再開指示を受けたMPU70は、ワイ
パ装置駆動回路66へ所定の制御信号を出力する。これ
により、ワイパ装置64の作動が再開しウインドシール
ドガラス78の払拭が再開される。
金が終了した場合は、ステップ606で肯定され、ステ
ップ612に進み、ワイパ装置64の再開をMPU70
へ指示する。この再開指示を受けたMPU70は、ワイ
パ装置駆動回路66へ所定の制御信号を出力する。これ
により、ワイパ装置64の作動が再開しウインドシール
ドガラス78の払拭が再開される。
【0175】一方、例えばICカード62に記録された
残高情報の読取エラー等の原因により、実際には自動課
金が終了しているにもかかわらず、自動課金が終了した
と判断されないままワイパ停止解除時間が経過した場合
は、ステップ610でタイムアウトとみなされ、ステッ
プ612へ進み、上記と同様にワイパ装置64の作動が
再開しウインドシールドガラス78の払拭が再開され
る。このように、ワイパ装置64の停止状態はワイパ停
止解除時間よりも長時間継続することはないので、ウイ
ンドシールドガラス78の払拭が長時間停止することが
回避される。
残高情報の読取エラー等の原因により、実際には自動課
金が終了しているにもかかわらず、自動課金が終了した
と判断されないままワイパ停止解除時間が経過した場合
は、ステップ610でタイムアウトとみなされ、ステッ
プ612へ進み、上記と同様にワイパ装置64の作動が
再開しウインドシールドガラス78の払拭が再開され
る。このように、ワイパ装置64の停止状態はワイパ停
止解除時間よりも長時間継続することはないので、ウイ
ンドシールドガラス78の払拭が長時間停止することが
回避される。
【0176】以上のように本第5実施例によれば、予告
信号の受信に基づいてワイパ装置64の作動を停止させ
ることにより、ワイパ装置64により無線通信が妨害さ
れることを回避することができる。しかも、出口ゲート
300にトンネル343を設けたため、ワイパ装置64
の作動を停止させても、乗員の良好な前方視界が確保さ
れる。
信号の受信に基づいてワイパ装置64の作動を停止させ
ることにより、ワイパ装置64により無線通信が妨害さ
れることを回避することができる。しかも、出口ゲート
300にトンネル343を設けたため、ワイパ装置64
の作動を停止させても、乗員の良好な前方視界が確保さ
れる。
【0177】また、予告アンテナ317が複数設置され
ているので、一の予告アンテナ317から送信された予
告信号の受信に失敗しても、他の予告アンテナ317か
ら予告信号を再度受信する機会があるので、より確実な
予告信号の受信を図り、上記のワイパ装置停止処理を確
実に実行開始することができる。
ているので、一の予告アンテナ317から送信された予
告信号の受信に失敗しても、他の予告アンテナ317か
ら予告信号を再度受信する機会があるので、より確実な
予告信号の受信を図り、上記のワイパ装置停止処理を確
実に実行開始することができる。
【0178】なお、本第5実施例では、本発明の遮断手
段として出口ゲート300のレーン上方を覆うトンネル
343を設置した例を示したが、本発明の遮断手段はこ
のようにレーン上方を覆うものに限定されるわけではな
い。例えば雨樋付きの小面積の屋根を複数個互いに離間
させ且つ雨や雪等が路上に到達しないように鉛直方向に
重ねて設置したものも遮断手段となりうる。
段として出口ゲート300のレーン上方を覆うトンネル
343を設置した例を示したが、本発明の遮断手段はこ
のようにレーン上方を覆うものに限定されるわけではな
い。例えば雨樋付きの小面積の屋根を複数個互いに離間
させ且つ雨や雪等が路上に到達しないように鉛直方向に
重ねて設置したものも遮断手段となりうる。
【0179】また、本第5実施例では、単一のレーンに
おいて予告アンテナ317が車両90の走行方向に沿っ
て複数台設置された例を示したが、単一のレーンに設置
された予告アンテナ317は1台であっても良い。この
場合、予告アンテナ317から発せられる予告信号の電
波強度を上げたり、予告信号の送信頻度を高めたりする
ことにより、より確実な予告信号の受信を図り、上記の
ワイパ装置停止処理を確実に実行開始することができ
る。
おいて予告アンテナ317が車両90の走行方向に沿っ
て複数台設置された例を示したが、単一のレーンに設置
された予告アンテナ317は1台であっても良い。この
場合、予告アンテナ317から発せられる予告信号の電
波強度を上げたり、予告信号の送信頻度を高めたりする
ことにより、より確実な予告信号の受信を図り、上記の
ワイパ装置停止処理を確実に実行開始することができ
る。
【0180】〔第6実施例〕次に、本発明の第6実施例
を説明する。この第6実施例では、グローバルポジショ
ニングシステム(以下、GPSと称す)により測定した
自車両の位置及び料金所アンテナ341の位置に基づい
て、自車両と料金所アンテナ341との距離Aがワイパ
停止基準距離Bより小さくなったか否かを判断し、距離
Aがワイパ停止基準距離Bより小さくなった場合に、ワ
イパアーム64Bを停止させるように、ワイパ装置64
の作動を制限するものである。
を説明する。この第6実施例では、グローバルポジショ
ニングシステム(以下、GPSと称す)により測定した
自車両の位置及び料金所アンテナ341の位置に基づい
て、自車両と料金所アンテナ341との距離Aがワイパ
停止基準距離Bより小さくなったか否かを判断し、距離
Aがワイパ停止基準距離Bより小さくなった場合に、ワ
イパアーム64Bを停止させるように、ワイパ装置64
の作動を制限するものである。
【0181】図32に示すように、車両90には、GP
Sを実現するために、複数のGPS衛星372からの電
波を受信するGPSアンテナ374と、GPSアンテナ
374に接続され受信した電波に対し増幅やノイズカッ
ト等の所定の信号処理を行うGPSレシーバ376と、
GPSレシーバ376に接続され、受信した電波に基づ
いて自車両の位置を演算すると共に、図示しない走行路
案内用ディスプレイ等を介して、乗員に走行すべき道順
等を案内するナビゲーション装置378と、が設置され
ている。
Sを実現するために、複数のGPS衛星372からの電
波を受信するGPSアンテナ374と、GPSアンテナ
374に接続され受信した電波に対し増幅やノイズカッ
ト等の所定の信号処理を行うGPSレシーバ376と、
GPSレシーバ376に接続され、受信した電波に基づ
いて自車両の位置を演算すると共に、図示しない走行路
案内用ディスプレイ等を介して、乗員に走行すべき道順
等を案内するナビゲーション装置378と、が設置され
ている。
【0182】ナビゲーション装置378は、複数のGP
S衛星372からの電波の各々に関する電波伝搬時間を
求め、該電波伝搬時間と電波速度とから自車両と各GP
S衛星372との距離を算出し、そして算出した距離の
条件を満足する位置(自車両の位置)を演算する。な
お、ナビゲーション装置378は上記の自車両の位置の
演算を所定時間間隔で実行している。
S衛星372からの電波の各々に関する電波伝搬時間を
求め、該電波伝搬時間と電波速度とから自車両と各GP
S衛星372との距離を算出し、そして算出した距離の
条件を満足する位置(自車両の位置)を演算する。な
お、ナビゲーション装置378は上記の自車両の位置の
演算を所定時間間隔で実行している。
【0183】さらに、ナビゲーション装置378は車載
機30の信号処理回路46に接続されており、信号処理
回路46はナビゲーション装置378で演算された自車
両の位置情報を取り込むことが可能とされている。
機30の信号処理回路46に接続されており、信号処理
回路46はナビゲーション装置378で演算された自車
両の位置情報を取り込むことが可能とされている。
【0184】なお、上記料金所アンテナ341は、第1
実施例で説明した図7に示す回路構成と同様の回路構成
を有する。また、車載機30の構成は第1実施例で図6
を用いて説明した構成と同様であり、ワイパ装置64の
制御に関する機器構成も第1実施例で図8を用いて説明
した構成と同様であるので、説明を省略する。
実施例で説明した図7に示す回路構成と同様の回路構成
を有する。また、車載機30の構成は第1実施例で図6
を用いて説明した構成と同様であり、ワイパ装置64の
制御に関する機器構成も第1実施例で図8を用いて説明
した構成と同様であるので、説明を省略する。
【0185】また、信号処理回路46のマイコン内のメ
モリには、料金所アンテナ341の位置情報及びワイパ
停止基準距離Bの情報が予め記憶されている。
モリには、料金所アンテナ341の位置情報及びワイパ
停止基準距離Bの情報が予め記憶されている。
【0186】次に、本第6実施例の作用を説明する。ワ
イパスイッチ74(図8参照)がオンされると、図33
に示すワイパ装置の作動制御割込みルーチンが車載機3
0の信号処理回路46のマイコンにおいて実行される。
以後、この割込みルーチンは、ワイパスイッチ74がオ
フされるまで、所定時間間隔で実行される。
イパスイッチ74(図8参照)がオンされると、図33
に示すワイパ装置の作動制御割込みルーチンが車載機3
0の信号処理回路46のマイコンにおいて実行される。
以後、この割込みルーチンは、ワイパスイッチ74がオ
フされるまで、所定時間間隔で実行される。
【0187】ステップ622では自車両の位置情報をナ
ビゲーション装置378から取り込むと共に、料金所ア
ンテナ341の位置情報を信号処理回路46のマイコン
内のメモリから取り込む。次のステップ624では、自
車両の位置情報と料金所アンテナ341の位置情報とか
ら、自車両から料金所アンテナ341までの距離A(図
32参照)を算出する。そして、次のステップ626で
は距離Aがワイパ停止基準距離Bよりも小さいか否かを
判定する。
ビゲーション装置378から取り込むと共に、料金所ア
ンテナ341の位置情報を信号処理回路46のマイコン
内のメモリから取り込む。次のステップ624では、自
車両の位置情報と料金所アンテナ341の位置情報とか
ら、自車両から料金所アンテナ341までの距離A(図
32参照)を算出する。そして、次のステップ626で
は距離Aがワイパ停止基準距離Bよりも小さいか否かを
判定する。
【0188】車両90が料金所アンテナ341からワイ
パ停止基準距離Bよりも遠い位置にある場合は、「距離
A≧ワイパ停止基準距離B」となるのでステップ626
で否定され、割込みルーチンを終了する。一方、車両9
0が料金所アンテナ341からワイパ停止基準距離Bよ
りも近い範囲に到達すると、「距離A<ワイパ停止基準
距離B」となるのでステップ626で肯定されステップ
628へ進む。
パ停止基準距離Bよりも遠い位置にある場合は、「距離
A≧ワイパ停止基準距離B」となるのでステップ626
で否定され、割込みルーチンを終了する。一方、車両9
0が料金所アンテナ341からワイパ停止基準距離Bよ
りも近い範囲に到達すると、「距離A<ワイパ停止基準
距離B」となるのでステップ626で肯定されステップ
628へ進む。
【0189】ステップ628では、ICカードリードラ
イト装置60を介してICカード62の残高情報が更新
されているか否かを判定することにより、出口ゲート3
00における自動課金が終了したか否かを判断する。
イト装置60を介してICカード62の残高情報が更新
されているか否かを判定することにより、出口ゲート3
00における自動課金が終了したか否かを判断する。
【0190】車両90が料金所アンテナ341からワイ
パ停止基準距離Bよりも近い範囲に到達した最初の時点
では、自動課金は終了していないので、ステップ628
で否定され、ステップ630へ進む。ステップ630で
は、ワイパ装置64の停止をMPU70へ指示する。こ
の停止指示を受けたMPU70は、ワイパアーム64B
が図30(A)に示す通常の停止位置へ移動し停止する
ように、ワイパ装置駆動回路66へ制御信号を出力す
る。これにより、ワイパアーム64Bは図30(A)に
示す通常の停止位置へ移動し停止する。
パ停止基準距離Bよりも近い範囲に到達した最初の時点
では、自動課金は終了していないので、ステップ628
で否定され、ステップ630へ進む。ステップ630で
は、ワイパ装置64の停止をMPU70へ指示する。こ
の停止指示を受けたMPU70は、ワイパアーム64B
が図30(A)に示す通常の停止位置へ移動し停止する
ように、ワイパ装置駆動回路66へ制御信号を出力す
る。これにより、ワイパアーム64Bは図30(A)に
示す通常の停止位置へ移動し停止する。
【0191】一方、車両90が料金所アンテナ341の
通信エリア内に到達し、車載機30と路上機との無線通
信による所定の自動課金が実行完了すると、ステップ6
28で肯定され、ステップ632へ進む。ステップ63
2では、ワイパ装置64の再開をMPU70へ指示す
る。この再開指示を受けたMPU70は、ワイパ装置駆
動回路66へ所定の制御信号を出力する。これにより、
ワイパ装置64の作動が再開し、ウインドシールドガラ
ス78の払拭が再開される。
通信エリア内に到達し、車載機30と路上機との無線通
信による所定の自動課金が実行完了すると、ステップ6
28で肯定され、ステップ632へ進む。ステップ63
2では、ワイパ装置64の再開をMPU70へ指示す
る。この再開指示を受けたMPU70は、ワイパ装置駆
動回路66へ所定の制御信号を出力する。これにより、
ワイパ装置64の作動が再開し、ウインドシールドガラ
ス78の払拭が再開される。
【0192】以上のように、本第6実施例によれば、G
PSにより測定した自車両の位置及び料金所アンテナ3
41の位置に基づいて、自車両と料金所アンテナ341
との距離Aを算出し、その距離Aがワイパ停止基準距離
Bよりも小さくなったことを判定することにより、無線
通信の時期を判断することができる。また、この無線通
信の時期にワイパ装置64を無線通信に影響の無い位置
に停止させることにより、ワイパ装置64による無線通
信の妨害を回避することができる。
PSにより測定した自車両の位置及び料金所アンテナ3
41の位置に基づいて、自車両と料金所アンテナ341
との距離Aを算出し、その距離Aがワイパ停止基準距離
Bよりも小さくなったことを判定することにより、無線
通信の時期を判断することができる。また、この無線通
信の時期にワイパ装置64を無線通信に影響の無い位置
に停止させることにより、ワイパ装置64による無線通
信の妨害を回避することができる。
【0193】〔第7実施例〕次に、本発明の第7実施例
を説明する。この第7実施例では、車載機30は、路上
機の予告アンテナ317からの予告信号を受信すると、
ワイパブレード64Aが無線通信に影響しない払拭領域
の一部の領域を払拭するようにワイパ装置64の作動を
制限するものである。なお、本第7実施例では、図37
(A)に示すように車載機30は、路上機との無線通信
を払拭領域77Bの下方の一部の領域を介して行うもの
とする。
を説明する。この第7実施例では、車載機30は、路上
機の予告アンテナ317からの予告信号を受信すると、
ワイパブレード64Aが無線通信に影響しない払拭領域
の一部の領域を払拭するようにワイパ装置64の作動を
制限するものである。なお、本第7実施例では、図37
(A)に示すように車載機30は、路上機との無線通信
を払拭領域77Bの下方の一部の領域を介して行うもの
とする。
【0194】まず、図34(A)を用いて、払拭領域7
7Bの払拭に関連するワイパアーム64Bの駆動機構の
構成を説明する。
7Bの払拭に関連するワイパアーム64Bの駆動機構の
構成を説明する。
【0195】ワイパアーム64Bは、接合部材98を介
して略コ字状のレバー80に一体的に固定されており、
ワイパアーム64Bとレバー80とは、車体に固定され
た支点85を中心として回転可能とされている。レバー
80の一方の端部80Aには、レバー83がレバー83
の一方の端部に設けられた支点97を介して接続されて
おり、レバー83は支点97を中心として回転可能とさ
れている。レバー83のもう一方の端部83Aの先端に
は、コイルばね82の一端が接続されており、コイルば
ね82のもう一方の端はレバー80のもう一方の端部8
0Bの先端に接続されている。
して略コ字状のレバー80に一体的に固定されており、
ワイパアーム64Bとレバー80とは、車体に固定され
た支点85を中心として回転可能とされている。レバー
80の一方の端部80Aには、レバー83がレバー83
の一方の端部に設けられた支点97を介して接続されて
おり、レバー83は支点97を中心として回転可能とさ
れている。レバー83のもう一方の端部83Aの先端に
は、コイルばね82の一端が接続されており、コイルば
ね82のもう一方の端はレバー80のもう一方の端部8
0Bの先端に接続されている。
【0196】また、レバー83はレバー83の略中央部
に設けられた支点88を介してリンク89の一方の端部
に接続されており、リンク89のもう一方の端部は、支
点96を介して小リンク99に接続されている。小リン
ク99は、ワイパモータ68(図8参照)からのトルク
により、小リンク99の一方の端部に設けられ車体に固
定された支点86を中心に回転するように構成されてい
る。
に設けられた支点88を介してリンク89の一方の端部
に接続されており、リンク89のもう一方の端部は、支
点96を介して小リンク99に接続されている。小リン
ク99は、ワイパモータ68(図8参照)からのトルク
により、小リンク99の一方の端部に設けられ車体に固
定された支点86を中心に回転するように構成されてい
る。
【0197】なお、もう一方の払拭領域77A(図37
(A)参照)の払拭に関連するワイパアーム64Cは、
車体に固定された支点87を介して上記駆動機構に接続
されており、上記リンク89の往復移動やレバー83、
レバー80の回転等とは独立して構成されている。
(A)参照)の払拭に関連するワイパアーム64Cは、
車体に固定された支点87を介して上記駆動機構に接続
されており、上記リンク89の往復移動やレバー83、
レバー80の回転等とは独立して構成されている。
【0198】また、図36に示すように車載機30の信
号処理回路46には、ソレノイド49が接続されてい
る。ソレノイド49は、所定の電流が供給された場合に
円柱状の可動プランジャ81(図34(B)参照)を所
定方向に押し出すように構成されている。
号処理回路46には、ソレノイド49が接続されてい
る。ソレノイド49は、所定の電流が供給された場合に
円柱状の可動プランジャ81(図34(B)参照)を所
定方向に押し出すように構成されている。
【0199】図34(B)に示すように可動プランジャ
81は、ソレノイド49における電磁作用により押し出
された場合に、支点85を中心としたレバー80の端部
80Bの回転領域内に突出するように設置されている。
81は、ソレノイド49における電磁作用により押し出
された場合に、支点85を中心としたレバー80の端部
80Bの回転領域内に突出するように設置されている。
【0200】なお、上記料金所アンテナ341及び各予
告アンテナ317は、第1実施例で図7を用いて説明し
た路上機の回路構成と同様の回路構成を有する。また、
車載機30の構成は第1実施例で図6を用いて説明した
構成と同様であり、ワイパ装置64の制御に関する上記
以外の機器構成も第1実施例で図8を用いて説明した構
成と同様であるので、説明を省略する。
告アンテナ317は、第1実施例で図7を用いて説明し
た路上機の回路構成と同様の回路構成を有する。また、
車載機30の構成は第1実施例で図6を用いて説明した
構成と同様であり、ワイパ装置64の制御に関する上記
以外の機器構成も第1実施例で図8を用いて説明した構
成と同様であるので、説明を省略する。
【0201】次に、本第7実施例の作用を説明する。ワ
イパスイッチ74(図8)がオンされると、ワイパモー
タ68が回転する。図34(A)に示すように支点96
はワイパモータ68のトルクにより回転軌道95上を回
転するため、リンク89は、矢印C方向及びその反対方
向に往復移動する。このリンク89の往復移動に伴い、
支点88も往復移動するため、レバー83、コイルばね
82及びレバー80は、略一体的に支点85を中心に矢
印A方向及びその反対方向に所定角度回転する。これに
より、レバー80と一体的に回転するワイパアーム64
Bも支点85を中心に所定角度回転し、ワイパブレード
64Aが払拭領域77Bを払拭する。
イパスイッチ74(図8)がオンされると、ワイパモー
タ68が回転する。図34(A)に示すように支点96
はワイパモータ68のトルクにより回転軌道95上を回
転するため、リンク89は、矢印C方向及びその反対方
向に往復移動する。このリンク89の往復移動に伴い、
支点88も往復移動するため、レバー83、コイルばね
82及びレバー80は、略一体的に支点85を中心に矢
印A方向及びその反対方向に所定角度回転する。これに
より、レバー80と一体的に回転するワイパアーム64
Bも支点85を中心に所定角度回転し、ワイパブレード
64Aが払拭領域77Bを払拭する。
【0202】また、ワイパスイッチ74がオンされた時
点から、図38に示すワイパ装置の作動制御割込みルー
チンが車載機30の信号処理回路46のマイコンにおい
て実行される。以後、この割込みルーチンは、ワイパス
イッチ74がオフされるまで、所定時間間隔で実行され
る。
点から、図38に示すワイパ装置の作動制御割込みルー
チンが車載機30の信号処理回路46のマイコンにおい
て実行される。以後、この割込みルーチンは、ワイパス
イッチ74がオフされるまで、所定時間間隔で実行され
る。
【0203】ステップ642では、予告アンテナ317
からの予告信号を受信したか否かを判定する。予告信号
を受信していない場合は本割込みルーチンを終了する。
車両90が出口ゲート300に接近し、予告アンテナ3
17からの予告信号を受信すると、ステップ644へ進
み、信号処理回路46からソレノイド49へ所定の電流
を供給することによりワイパ装置64の払拭角を制限す
る。
からの予告信号を受信したか否かを判定する。予告信号
を受信していない場合は本割込みルーチンを終了する。
車両90が出口ゲート300に接近し、予告アンテナ3
17からの予告信号を受信すると、ステップ644へ進
み、信号処理回路46からソレノイド49へ所定の電流
を供給することによりワイパ装置64の払拭角を制限す
る。
【0204】即ち、信号処理回路46からソレノイド4
9へ所定の電流を供給することにより、可動プランジャ
81は所定方向に押し出され、図34(B)に示すよう
にレバー80の端部80Bの矢印A方向への回転領域内
に突出する。
9へ所定の電流を供給することにより、可動プランジャ
81は所定方向に押し出され、図34(B)に示すよう
にレバー80の端部80Bの矢印A方向への回転領域内
に突出する。
【0205】ワイパ装置64において、ワイパアーム6
4Bが上反転位置から下反転位置へ移動する際の作動で
は、小リンク99の回転に伴い支点96がワイパアーム
64Bから遠ざかる方向に移動する。これにより、リン
ク89は矢印C方向に移動し、支点88が矢印C方向に
引っ張られる。支点88が矢印C方向に引っ張られる
と、レバー83、コイルばね82及びレバー80が略一
体的に支点85を中心に矢印A方向に回転する。そし
て、端部80Bが可動プランジャ81に当接すると、レ
バー80の矢印A方向への回転は停止する。
4Bが上反転位置から下反転位置へ移動する際の作動で
は、小リンク99の回転に伴い支点96がワイパアーム
64Bから遠ざかる方向に移動する。これにより、リン
ク89は矢印C方向に移動し、支点88が矢印C方向に
引っ張られる。支点88が矢印C方向に引っ張られる
と、レバー83、コイルばね82及びレバー80が略一
体的に支点85を中心に矢印A方向に回転する。そし
て、端部80Bが可動プランジャ81に当接すると、レ
バー80の矢印A方向への回転は停止する。
【0206】レバー80の回転が停止しても、支点88
は依然として矢印C方向に引っ張られているため、コイ
ルばね82の弾性力に反発して、レバー83が支点97
を中心に矢印B方向に回転する。そして、図34(B)
に示すようなワイパアーム64Bの払拭角制限時の下反
転位置に至る。
は依然として矢印C方向に引っ張られているため、コイ
ルばね82の弾性力に反発して、レバー83が支点97
を中心に矢印B方向に回転する。そして、図34(B)
に示すようなワイパアーム64Bの払拭角制限時の下反
転位置に至る。
【0207】このようにレバー80の回転が停止して
も、レバー83が矢印B方向に回転することにより、支
点88の矢印C方向への引っ張り距離を保つことができ
るので、小リンク99の回転、即ちワイパモータ68の
回転は支障なく通常時と同様に継続される。これによ
り、もう一方の払拭領域77Aの払拭に関連するワイパ
アーム64Cの作動には影響が無いので、払拭領域77
Aの払拭は通常時と同様に行われる。
も、レバー83が矢印B方向に回転することにより、支
点88の矢印C方向への引っ張り距離を保つことができ
るので、小リンク99の回転、即ちワイパモータ68の
回転は支障なく通常時と同様に継続される。これによ
り、もう一方の払拭領域77Aの払拭に関連するワイパ
アーム64Cの作動には影響が無いので、払拭領域77
Aの払拭は通常時と同様に行われる。
【0208】図35には、ワイパアーム64Bの通常時
の下反転位置の状態を実線で、払拭角制限時の下反転位
置の状態を2点鎖線で、それぞれ示した。この図から明
らかなように、払拭角制限時には、レバー80の矢印A
方向の回転が可動プランジャ81により阻止されるの
で、払拭角制限時のワイパアーム64Bの下反転位置は
通常時の下反転位置よりも角度θだけ上方に向くことに
なる。これにより、図37(B)に示すように、ワイパ
アーム64Bと連動するワイパブレード64Aは払拭領
域77Bの下方の一部の領域を払拭することが阻止さ
れ、ワイパブレード64Aは払拭領域77Bの一部の領
域77Cを払拭する。なお、この領域77Cに対応する
払拭角θ2は、通常時の払拭領域77Bに対応する払拭
角θ1よりも小さい。
の下反転位置の状態を実線で、払拭角制限時の下反転位
置の状態を2点鎖線で、それぞれ示した。この図から明
らかなように、払拭角制限時には、レバー80の矢印A
方向の回転が可動プランジャ81により阻止されるの
で、払拭角制限時のワイパアーム64Bの下反転位置は
通常時の下反転位置よりも角度θだけ上方に向くことに
なる。これにより、図37(B)に示すように、ワイパ
アーム64Bと連動するワイパブレード64Aは払拭領
域77Bの下方の一部の領域を払拭することが阻止さ
れ、ワイパブレード64Aは払拭領域77Bの一部の領
域77Cを払拭する。なお、この領域77Cに対応する
払拭角θ2は、通常時の払拭領域77Bに対応する払拭
角θ1よりも小さい。
【0209】この領域77Cは、車載機30の無線通信
に影響しない領域であるので、ステップ644で払拭角
が制限されると、ワイパ装置64の作動により無線通信
が妨害される虞れはなくなる。次のステップ646で
は、ICカードリードライト装置60を介してICカー
ド62の残高情報が更新されているか否かを判定するこ
とにより、出口ゲート300における自動課金が終了し
たか否かを判断する。自動課金が未終了の場合は、この
ステップ646を繰り返し、自動課金が終了すると、ス
テップ648へ進み、ソレノイド49への所定電流の供
給を停止することにより払拭角制限を解除する。
に影響しない領域であるので、ステップ644で払拭角
が制限されると、ワイパ装置64の作動により無線通信
が妨害される虞れはなくなる。次のステップ646で
は、ICカードリードライト装置60を介してICカー
ド62の残高情報が更新されているか否かを判定するこ
とにより、出口ゲート300における自動課金が終了し
たか否かを判断する。自動課金が未終了の場合は、この
ステップ646を繰り返し、自動課金が終了すると、ス
テップ648へ進み、ソレノイド49への所定電流の供
給を停止することにより払拭角制限を解除する。
【0210】即ち、信号処理回路46からソレノイド4
9への所定電流の供給を停止することにより、可動プラ
ンジャ81は端部80Bの矢印A方向への回転領域の外
部へ退避することになり、端部80Bの矢印A方向への
回転は途中で阻止されることがなくなる。
9への所定電流の供給を停止することにより、可動プラ
ンジャ81は端部80Bの矢印A方向への回転領域の外
部へ退避することになり、端部80Bの矢印A方向への
回転は途中で阻止されることがなくなる。
【0211】よって、通常時と同様に、リンク89の往
復移動に伴い、再びレバー83、コイルばね82及びレ
バー80が、略一体的に支点85を中心に矢印A方向及
びその反対方向に所定角度回転する。これにより、レバ
ー80と一体的に回転するワイパアーム64Bも通常時
と同様に支点85を中心に所定角度回転し、ワイパブレ
ード64Aは払拭領域77Bを払拭する。
復移動に伴い、再びレバー83、コイルばね82及びレ
バー80が、略一体的に支点85を中心に矢印A方向及
びその反対方向に所定角度回転する。これにより、レバ
ー80と一体的に回転するワイパアーム64Bも通常時
と同様に支点85を中心に所定角度回転し、ワイパブレ
ード64Aは払拭領域77Bを払拭する。
【0212】以上のように本第7実施例によれば、無線
通信時にワイパブレード64Aは払拭領域77Bの無線
通信に影響しない一部の領域77Cを払拭するので、ワ
イパ装置64の払拭機能を保持したまま、正常に無線通
信を行うことができる。
通信時にワイパブレード64Aは払拭領域77Bの無線
通信に影響しない一部の領域77Cを払拭するので、ワ
イパ装置64の払拭機能を保持したまま、正常に無線通
信を行うことができる。
【0213】なお、本第7実施例では、無線通信の時期
(ワイパ装置の作動制限の時期)を予告信号の受信によ
り判断していたが、前述した第6実施例のようにGPS
により測定した自車両の位置に基づいて判断しても良
い。即ち、GPSにより測定した自車両の位置及び料金
所アンテナ341の位置から自車両と料金所アンテナ3
41との距離Aを算出し、距離Aがワイパ停止基準距離
Bより小さくなったか否かを判断する。ここで、距離A
がワイパ停止基準距離Bより小さくなった場合に、ソレ
ノイド49に所定の電流を供給することにより、上記の
ようにしてワイパブレード64Aが払拭領域77Bの無
線通信に影響しない一部の領域77Cを払拭するように
ワイパ装置64の作動を制限するようにしても良い。
(ワイパ装置の作動制限の時期)を予告信号の受信によ
り判断していたが、前述した第6実施例のようにGPS
により測定した自車両の位置に基づいて判断しても良
い。即ち、GPSにより測定した自車両の位置及び料金
所アンテナ341の位置から自車両と料金所アンテナ3
41との距離Aを算出し、距離Aがワイパ停止基準距離
Bより小さくなったか否かを判断する。ここで、距離A
がワイパ停止基準距離Bより小さくなった場合に、ソレ
ノイド49に所定の電流を供給することにより、上記の
ようにしてワイパブレード64Aが払拭領域77Bの無
線通信に影響しない一部の領域77Cを払拭するように
ワイパ装置64の作動を制限するようにしても良い。
【0214】なお、上記各実施例では、車載機30をウ
インドシールドガラス78の近傍に設置した場合を説明
したが、本発明はこれに限定されるものではなく、ワイ
パ装置が設置されたリヤガラスの近傍に車載機を設置し
ても良く、アンテナのみを設置しても良い。
インドシールドガラス78の近傍に設置した場合を説明
したが、本発明はこれに限定されるものではなく、ワイ
パ装置が設置されたリヤガラスの近傍に車載機を設置し
ても良く、アンテナのみを設置しても良い。
【0215】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、判断手段
により判断された無線通信を行う時期に、制限手段が無
線通信に影響しないようにワイパ装置の作動を制限する
ので、無線通信用車載機をワイパ装置に対して相対的に
いかなる位置に設置しても、無線通信に対するワイパ装
置の作動による影響を無くすことができる、という効果
が得られる。更に、無線通信用車載機の設置位置を自由
に選択することができる、という効果も得られる。
により判断された無線通信を行う時期に、制限手段が無
線通信に影響しないようにワイパ装置の作動を制限する
ので、無線通信用車載機をワイパ装置に対して相対的に
いかなる位置に設置しても、無線通信に対するワイパ装
置の作動による影響を無くすことができる、という効果
が得られる。更に、無線通信用車載機の設置位置を自由
に選択することができる、という効果も得られる。
【0216】また、請求項2記載の発明によれば、判断
手段により繰り返し実行される無線通信における通信エ
ラーの発生が検知され、次回の無線通信を行う時期が判
断されるので、次回の無線通信は、ワイパ装置の影響に
よる通信エラーの発生を回避することができる、という
効果が得られる。
手段により繰り返し実行される無線通信における通信エ
ラーの発生が検知され、次回の無線通信を行う時期が判
断されるので、次回の無線通信は、ワイパ装置の影響に
よる通信エラーの発生を回避することができる、という
効果が得られる。
【0217】また、請求項3記載の発明によれば、判断
手段により路上機からの通信の開始が検知され、無線通
信を行う時期が判断されるので、無線通信は、その無線
通信に影響しないようにワイパ装置の作動を制限した状
態で開始され、ワイパ装置の影響による通信エラーの発
生を回避することができる、という効果が得られる。
手段により路上機からの通信の開始が検知され、無線通
信を行う時期が判断されるので、無線通信は、その無線
通信に影響しないようにワイパ装置の作動を制限した状
態で開始され、ワイパ装置の影響による通信エラーの発
生を回避することができる、という効果が得られる。
【0218】また、請求項4記載の発明によれば、制限
手段により、無線通信に影響しない位置でワイパアーム
を一時停止させるようにワイパ装置の作動が制限される
ので、無線通信に対するワイパ装置の作動による影響
を、より確実に無くすことができる、という効果が得ら
れる。
手段により、無線通信に影響しない位置でワイパアーム
を一時停止させるようにワイパ装置の作動が制限される
ので、無線通信に対するワイパ装置の作動による影響
を、より確実に無くすことができる、という効果が得ら
れる。
【0219】また、請求項5記載の発明によれば、無線
通信に影響しない払拭領域の一部の領域を払拭するの
で、ワイパ装置の払拭機能を保持したまま、正常に無線
通信を行うことができる、という効果が得られる。
通信に影響しない払拭領域の一部の領域を払拭するの
で、ワイパ装置の払拭機能を保持したまま、正常に無線
通信を行うことができる、という効果が得られる。
【0220】更に、請求項6記載の発明によれば、遮断
手段によって車両に対する雨や雪等の到達を遮断できる
ので、無線通信の実行中にワイパ装置の作動を制限して
も、乗員の車両前方の良好な視界が確保される、という
効果が得られる。
手段によって車両に対する雨や雪等の到達を遮断できる
ので、無線通信の実行中にワイパ装置の作動を制限して
も、乗員の車両前方の良好な視界が確保される、という
効果が得られる。
【図1】本発明が適用可能な自動料金収受装置を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図2】図1の自動料金収受装置の入口ゲートを示す概
略斜視図である。
略斜視図である。
【図3】図1の自動料金収受装置の途中経路を示す概略
斜視図である。
斜視図である。
【図4】図1の自動料金収受装置の出口ゲートを示す概
略斜視図である。
略斜視図である。
【図5】本実施例の車載機の配置を示す概略斜視図であ
る。
る。
【図6】本実施例の車載機の回路構成を示すブロック図
である。
である。
【図7】路上機の回路構成の一例を示すブロック図であ
る。
る。
【図8】第1実施例のワイパ装置の制御に関わる機器構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図9】ワイパ装置に対するMPUによる制御ルーチン
を示す流れ図である。
を示す流れ図である。
【図10】ワイパスイッチをオフした時の割り込み処理
を示す流れ図である。
を示す流れ図である。
【図11】ワイパ装置を停止指示した時の割り込み処理
を示す流れ図である。
を示す流れ図である。
【図12】第1実施例の無線通信実行時の車載機側の処
理ルーチンを示す流れ図である。
理ルーチンを示す流れ図である。
【図13】第1実施例のワイパ装置の再開処理のサブル
ーチンを示す流れ図である。
ーチンを示す流れ図である。
【図14】無線通信実行時の路上機側の処理ルーチンを
示す流れ図である。
示す流れ図である。
【図15】第1実施例のワイパ装置の作動制限の処理ル
ーチンを示す流れ図である。
ーチンを示す流れ図である。
【図16】第1実施例のワイパ装置の作動制限の概要を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図17】第2実施例のワイパ装置の制御に関わる機器
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
【図18】第2実施例の無線通信実行時の車載機側の処
理ルーチンを示す流れ図である。
理ルーチンを示す流れ図である。
【図19】第2実施例のワイパ装置の作動制限の処理ル
ーチンを示す流れ図である。
ーチンを示す流れ図である。
【図20】第2実施例のワイパ装置の再開処理のサブル
ーチンを示す流れ図である。
ーチンを示す流れ図である。
【図21】第2実施例のローカルコントローラによる路
上機の切替処理ルーチンを示す流れ図である。
上機の切替処理ルーチンを示す流れ図である。
【図22】第3実施例の無線通信実行時の車載機側の処
理ルーチンを示す流れ図である。
理ルーチンを示す流れ図である。
【図23】第4実施例のワイパ装置の作動制限の処理ル
ーチンを示す流れ図である。
ーチンを示す流れ図である。
【図24】第4実施例のワイパ装置の作動制限の概要を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図25】第4実施例のワイパ装置の作動制限の概要を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図26】車載機の電波強度を強くする適用例の処理ル
ーチンを示す流れ図である。
ーチンを示す流れ図である。
【図27】降雨時に複数の路上機で通信するよう切り替
える適用例の処理ルーチンを示す流れ図である。
える適用例の処理ルーチンを示す流れ図である。
【図28】第5実施例の出口ゲートに設置されたトンネ
ルの概略斜視図である。
ルの概略斜視図である。
【図29】第5実施例の出口ゲートに設置された路上機
の配置を示す概略図である。
の配置を示す概略図である。
【図30】(A)はワイパ装置が通常の停止位置に停止
した状態を示す概略図であり、(B)はワイパ装置が車
載機を遮蔽している状態を示す概略図である。
した状態を示す概略図であり、(B)はワイパ装置が車
載機を遮蔽している状態を示す概略図である。
【図31】第5実施例のワイパ装置停止処理の割込みル
ーチンを示す流れ図である。
ーチンを示す流れ図である。
【図32】第6実施例の車両に搭載されたGPS関連機
器の概略配置図である。
器の概略配置図である。
【図33】第6実施例のワイパ装置停止処理の割込みル
ーチンを示す流れ図である。
ーチンを示す流れ図である。
【図34】(A)は通常時のワイパアームの駆動機構を
示す概略図であり、(B)はワイパ装置の作動制限時の
ワイパアームの駆動機構を示す概略図である。
示す概略図であり、(B)はワイパ装置の作動制限時の
ワイパアームの駆動機構を示す概略図である。
【図35】通常時のワイパアームの駆動機構の状態とワ
イパ装置の作動制限時のワイパアームの駆動機構の状態
とを重ねた図である。
イパ装置の作動制限時のワイパアームの駆動機構の状態
とを重ねた図である。
【図36】第7実施例の車載機の回路構成を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図37】(A)は通常時の払拭領域を示す概略図であ
り、(B)はワイパ装置の作動制限時の払拭領域を示す
概略図である。
り、(B)はワイパ装置の作動制限時の払拭領域を示す
概略図である。
【図38】第7実施例のワイパ装置停止処理の割込みル
ーチンを示す流れ図である。
ーチンを示す流れ図である。
【図39】従来技術のワイパとスロットアンテナの配置
を示す概略図である。
を示す概略図である。
30 車載機 64 ワイパ装置 64A ワイパブレード 64B ワイパアーム 78 ウインドシールドガラス(被払拭部材) 90 車両 117 入口アンテナ 217 経路把握アンテナ 317 予告アンテナ 341 料金所アンテナ(無線通信用アンテナ) 343 トンネル(遮断手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 稲垣 裕滋 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 池田 晃久 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 奥田 光 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内
Claims (6)
- 【請求項1】 被払拭部材を払拭するワイパ装置を備え
た車両に搭載されワイパブレードの払拭領域を介して路
上に設置された路上機と無線通信を行う無線通信用車載
機において、 前記無線通信を行う時期を判断する判断手段と、 前記判断手段により前記無線通信を行う時期と判断され
た時に、前記無線通信に影響しないように、前記ワイパ
装置の作動を制限する制限手段と、 を備えたことを特徴とする無線通信用車載機。 - 【請求項2】 前記判断手段は、前記無線通信における
通信エラーの発生を検知することにより、前記無線通信
を行う時期を判断することを特徴とする請求項1記載の
無線通信用車載機。 - 【請求項3】 前記判断手段は、前記路上機からの通信
の開始を検知することにより、前記無線通信を行う時期
を判断することを特徴とする請求項1記載の無線通信用
車載機。 - 【請求項4】 前記制限手段は、ワイパアームを無線通
信に影響しない位置に一時停止させるように前記ワイパ
装置の作動を制限することを特徴とする請求項1〜3の
いずれか1項に記載の無線通信用車載機。 - 【請求項5】 前記制限手段は、前記ワイパブレードが
無線通信に影響しない前記払拭領域の一部の領域を払拭
するように前記ワイパ装置の作動を制限することを特徴
とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の無線通信用
車載機。 - 【請求項6】 路上に設置された路上機と、被払拭部材
を払拭するワイパ装置を備えた車両に搭載されワイパブ
レードの払拭領域を介して前記路上機と無線通信を行う
無線通信用車載機と、により構成される無線通信システ
ムであって、 前記路上機は、 前記無線通信を行うための無線通信用アンテナと、 少なくとも前記無線通信用アンテナの通信エリアに対応
する前記路上の所定領域の上方に設置され該所定領域へ
の少なくとも降雨を遮断する遮断手段と、 を備え、 前記無線通信用車載機は、 前記無線通信用アンテナの通信エリアへの接近を認識す
る位置認識手段と、 該位置認識手段にて前記通信エリアへの接近が認識され
た時に、前記無線通信を行う時期を判断する判断手段
と、 前記判断手段により前記無線通信を行う時期と判断され
た時に、前記無線通信に影響しないように、前記ワイパ
装置の作動を制限する制限手段と、 を備えたことを特徴とする無線通信システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10675295A JP3024510B2 (ja) | 1994-07-06 | 1995-04-28 | 無線通信用車載機及び無線通信システム |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15452794 | 1994-07-06 | ||
JP6-154527 | 1994-07-06 | ||
JP10675295A JP3024510B2 (ja) | 1994-07-06 | 1995-04-28 | 無線通信用車載機及び無線通信システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0877404A true JPH0877404A (ja) | 1996-03-22 |
JP3024510B2 JP3024510B2 (ja) | 2000-03-21 |
Family
ID=26446856
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10675295A Expired - Fee Related JP3024510B2 (ja) | 1994-07-06 | 1995-04-28 | 無線通信用車載機及び無線通信システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3024510B2 (ja) |
-
1995
- 1995-04-28 JP JP10675295A patent/JP3024510B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3024510B2 (ja) | 2000-03-21 |
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