JPH0877289A - 円形バーコード解析方法 - Google Patents

円形バーコード解析方法

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JPH0877289A
JPH0877289A JP21623295A JP21623295A JPH0877289A JP H0877289 A JPH0877289 A JP H0877289A JP 21623295 A JP21623295 A JP 21623295A JP 21623295 A JP21623295 A JP 21623295A JP H0877289 A JPH0877289 A JP H0877289A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】湾曲した構造体に適し、リーダーのずれに対し
て強いバーコードラベルを提供する。 【解決手段】光検出器からのアナログ信号をディジタル
信号に変換し、200において、この変換されたディジ
タルデータが、コードエレメントの幅に比例する計数に
変換される。次に、201において、5つの連続したバ
ーエレメント又はスペースエレメントの比が評価され
る。この評価は、202において示されるように4つの
比の計算を包含する。各グループの比が、203におい
て示されるルックアップテーブルにより数字に変換され
る。この手順は、バーコードラベルの全ての文字に対し
て繰り返される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、円形バーコードラ
ベルの走査から受け取られたデータを評価する方法に関
する。
【0002】バーコードラベルは、種々の応用において
通常ラベルを担持する部材についての数字の識別を提供
するため利用されている。バーコードは、一連の交互の
スペース即ち明るいエレメント、及びバー即ち暗いエレ
メントから成る。該明るいエレメント及び暗いエレメン
トは一連の広いエレメント及び狭いエレメントから成
る。過去において、これらのエレメントは直線方向に沿
って延在するよう位置決めされた。開始コードパターン
が、既知の一連のエレメントから成るバーコードラベル
の一方の端部に付着されており、終了コードパターン
が、他方の端部に形成されている。更に、広い「沈黙ゾ
ーン(quiet zone)」が、バーコードラベル
の各端部に形成されている。沈黙ゾーンと開始/終了パ
ターンにより、スキャナーシステムが、ラベルの開始点
及び終了点を決定するのを可能にし、ラベルから読まれ
る情報を評価するのを始めるときと終了するときを決定
することを可能にする。
【0003】バーコードラベルは、大きな成功と広い応
用を享受する一方、ある欠陥がそれらの使用に存在す
る。第1に、バーコードスキャナーからのアナログの読
み取りが、単一のバーコードラベルの単一の走査中です
ら、一定でない。多くの変数が、バーコードスキャナー
からのアナログ信号に影響を及ぼす。こうして、例とし
て、バーコードの単一の走査のうちで、数個の暗いエレ
メントに対するアナログ信号が、広く変化するピーク値
を有する。ラベル上のコントラストが変化するにつれ、
あるいはラベルからの後方散乱の角度が変化するにつ
れ、信号レベルは、エレメントからエレメントまで変化
することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の変化は、アナロ
グ情報をディジタル情報に変換するときの問題を提供す
る。この変換は、バー及びスペースから作られるコード
エレメントの幅の正確な決定を必要とする。この決定を
行うため、システムは、暗いエレメントと明るいエレメ
ントとの間の遷移を識別し、遷移が生じるときディジタ
ル信号を切り替えなければならない。通常、基準電圧
が、遷移を識別するため設定される。しかしながら、上
述の変化のため、固定のスレッショルド即ち平均化可変
スレッショルド回路は、遷移を識別するため信頼しうる
ものでなかった。どのタイプの回路も、暗いエレメント
から明るいエレメントへ切り替えられ、またその逆に切
り替えられるため、次の遷移の振幅を追跡できず、また
予測出来ない。
【0005】更に、直線型バーコードラベルは、ラベル
を担持する部材に関するデータを知らせる非常に効率的
な方法を提供する一方、直線型バーコードラベルは、比
較的大きなスペースを必要とする点で一定の制限があ
る。ある応用は、十分なスペースを持たず、こうしてバ
ーコード技術をうまく使用することが出来なかった。例
として、医療試験管や試料バイアルのような小さい円形
部材は、直線型バーコードラベルの使用に容易に適合さ
れなかった。更に、他の問題は、直線型バーコードラベ
ルが試験管のような湾曲した構造体上に配置されると
き、ラベルに対する開始点とリーダーに対するその相対
的位置とが注意深く制御され該ラベルの走査から正確な
結果を提供しなければならない点にある。ラベルは、ビ
ームがラベル上の各エレメントを通過するように位置決
めされなければならず、これは、湾曲した表面上の直線
型ラベルにより達成するのは困難であった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、円形バーコー
ドラベルからのデータを評価する方法を含む。円形バー
コードラベルの使用は、ラベルが占めるスペースの最大
利用を提供し、試験管のような小さい円形すなわち湾曲
した部材上に使用されるとき特に価値がある。本発明の
円形バーコードは、直線型の通常のバーコードラベルが
単位長さ当たり保持する情報の約3倍を保持する。更
に、円形バーコードラベルは連続しているので、走査を
始める前ラベルに対する開始点にスキャナーを適切に整
合させることについて心配する必要がない。むしろ、コ
ードは円形で連続しているので、スキャナーからのデー
タを評価するシステムは、ラベル上のコードの開始点を
最終的に横切り認識する。
【0007】本発明の開示された特徴において、円形バ
ーコードラベルの走査からのデータを評価する数個の方
法は、特定のエレメントを隣接エレメントと比較し、特
定のエレメントが広いエレメントと狭いエレメントのい
ずれであるかを決定するステップを含む。ラベルは連続
的に走査され、アナログ信号が発生する。該アナログ信
号は、暗いエレメント又は明るいエレメントに対応する
一連のロー及びハイの論理レベルを有するディジタル信
号に変換される。文字を構成する一連のコードエレメン
トの配列を既知のキーと比較することにより、特定のバ
ーコードラベルに担持されている情報について決定を行
うことができる。
【0008】開示された円形バーコードは、一連の楔形
の狭いエレメント及び広いエレメントを含む。このよう
な楔形エレメントの場合、スキャナーが円形バーコード
ラベルの中心からずれているならば、誤読が生じる可能
性がある。エレメントの幅は、円形バーコードラベルの
中心からの半径方向の距離が変化するにつれ変化する。
エレメントの半径方向の内側部分は、半径方向の外側部
分と比較すると比較的小さい。半径方向の内側部分で読
まれる広いエレメントを狭いエレメントと間違える可能
性がある。同様に、狭いエレメントが半径方向の外側部
分近くで読まれ、その狭いエレメントを広いエレメント
と間違える可能性がある。間違った識別は、バーコード
ラベル上の情報の間違った識別をもたらす。
【0009】本発明者は、バーコードリーダーが円形バ
ーコードラベルの中心に関して著しくずれているときで
さえ、同一の論理的寸法の隣接エレメントの幅は著しく
変わらないことを確認した。こうして、本発明の方法
は、考慮中のエレメントを隣接エレメントと比較し、該
エレメントがその比較に基づいて狭いか広いかのいずれ
かであることの決定に到達する。
【0010】第1の方法において、所与の数字について
各コードエレメントが隣接エレメントと比較され、これ
らのエレメントの比が決定される。例として、所与の数
字について5つのコードエレメントの幅がA、B、C、
D及びEであるならば、比A/B、B/C、C/D及び
D/Eが決定される。これらの5つの記号により識別さ
れる各数字は、4つの比の独特の組を有する。こうし
て、これらの比を決定し、それらを「ルックアップ」テ
ーブルすなわちキーと比較することにより、どの数字が
4つの比により識別されるかを決定することができる。
各エレメントが隣接エレメントと比較されるので、スキ
ャナーの不整合についての問題が排除される。
【0011】第2の方法の実施形態において、エレメン
トの組が数字0〜9の各々に対してコードを作る。本方
法は、各数字についての全ての暗いエレメント又は明る
いエレメントの測定された幅を平均化するステップを含
む。これは局部的な平均であるので、エレメントは、コ
ードにおいて全て互いに隣接しており、従って、ずれに
よる変動が著しくならないであろう。次に、各エレメン
トの測定された幅は、それらのそれぞれの平均と比較さ
れる。考慮中のエレメントが平均より大きいならば、エ
レメントが広いエレメントであるという決定がなされ
る。幅が平均より小さいならば、エレメントは狭いとい
う決定がなされる。この計算の手順は、コードの各数字
に対してなされる。一旦、システムが広いエレメント及
び狭いエレメントの配列を決定すると、その配列を標準
キーと比較し、バーコードラベル上の情報を決定するこ
とは比較的単純である。
【0012】第3の方法の実施形態において、メモリー
は、前に読まれたエレメントを記憶し、また、前のエレ
メントが広いエレメントか狭いエレメントかのいずれか
であるかを記憶する。初期の記憶された「前の」エレメ
ントが、ラベルの開始コードパターンで見つけられた基
準信号から見つけられ得る。例として、本システムは、
パターンが2つの連続した狭いエレメントを含むことを
知り得る。次いで、本システムは、これらの初期のエレ
メントを、そのメモリーに後続のエレメントについて決
定することを始めるときの「前のエレメント」として記
憶し得る。各後続のエレメントは、記憶されているエレ
メントと比較される。考慮中のエレメントの幅が、前の
エレメントから著しく異なるならば、該考慮中のエレメ
ントが前の記憶されているエレメントとは異なるという
決定がなされる。一方、幅が、記憶されているエレメン
トの幅にほぼ等しいと判るならば、当該2つは同じであ
るという決定をなすことができる。すなわち、記憶され
ているエレメントが狭いと知られ、かつ考慮中のエレメ
ントが前のエレメントの幅に近似する幅であるならば、
該考慮中のエレメントはまた狭いという決定をなすこと
ができる。一方、考慮中のエレメントが、記憶されてい
るエレメントとは全く異なる幅であるならば、当該2つ
のエレメントは異なるという決定をなすことができる。
記憶されているエレメントが狭く、かつ考慮中のエレメ
ントが記憶されているエレメントより非常に大きな幅で
あることが判るならば、該考慮中のエレメントが広いエ
レメントであるという決定をなすことができる。同様
に、エレメントが、広いエレメントであると知られてい
る前のエレメントより非常に小さい幅であると判るなら
ば、該考慮中のエレメントが狭いエレメントであること
を想定するのが安全である。
【0013】上述の第3の方法において、初期の「前
の」エレメントが、検査されかつ単一の文字を形成する
各新しいグループのコードエレメントに対して再確定さ
れ得る。これは、そのグループの「前の」エレメントと
なる該グループ内に最も狭いコードエレメントを見つけ
ることによりなされる。各数字は、少なくとも1つの狭
いエレメントを含み、従って、該「最も狭い」エレメン
トが狭いコードエレメントであると想定することは安全
である。次に、一緒で単一の数字又は文字を構成するそ
のグループの全てのコードエレメントは識別することが
でき、数字をデコードすることができる。ラベルの全部
の数字が識別されるまで、初期の「前の」エレメントを
再確定し、次に、バーコードラベルの次の文字のコード
エレメントを解析することにより、上記の処理は続く。
【0014】上記方法の別の変形は、単一の文字のコー
ドパターン内で最も狭いコードエレメントと最も広いコ
ードエレメントとを評価して見つけ、それら双方を先の
エレメントとして記憶することである。次に、特定の文
字内で、全ての他のコードエレメントが、狭いエレメン
トに対して、次いで広いエレメントに対して評価され
る。これらの方法の全ては、同一の結果を提供すべきで
ある。
【0015】約3つの異なる係数が、通常狭いエレメン
トと広いエレメントとの間に形成される。こうして、1
つの例において、1.5の係数、あるいは2と同じ程度
の係数を用い得て、考慮中のエレメントの幅が記憶され
たエレメントより著しく異なるかを決定することによ
り、エレメントが異なるという決定をすることができ
る。用いられる正確な係数は、本発明の部分を変えるこ
とができず、形成することができない。
【0016】本発明の第2の局面において、スキャナー
からのアナログ信号が、明るいエレメントと暗いエレメ
ントとの間の遷移が生じる時を決定する独特の方法によ
りディジタル信号に変換される。先に説明したように、
暗いエレメントと明るいエレメントのいずれに対しても
基準の信号強度が存在しない。これは、ディジタル信号
を暗いエレメントと明るいエレメントとの間で切り替え
るべき時を決定する問題を提出する。本発明者は、アナ
ログ信号の時間微分を2つのチャンネル即ち2つの分枝
に分割し、これらの分枝の1つを遅延させることにより
上記問題を取り扱っている。第2の分枝は、遅延された
アナログ信号の適切な切り替えスレッショルドを決定す
る回路に送られる。ピーク値に比例するスレッショルド
信号を発生させ、上記遅延された信号と比較する。遅延
された信号が比例する信号を無限小だけ横切ると、アナ
ログからディジタルへの切り替えが発生する。本発明
は、近付く遅延された信号の中間点に好適には非常に近
い値で当該近付く遅延された信号を切り替えるためのス
レッショルドを生成する比例スレッショルド回路の動作
に基づく。本発明のこの局面は、円形バーコードラベル
ばかりでなく直線型バーコードラベルにも応用できる。
本発明のこれら及び他の特徴を、以下の記述と図面とか
ら最良に理解し得る。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は、直線型バーコードラベル
20を示し、該直線型バーコードラベル20は沈黙ゾー
ン24に隣接して位置した開始コードパターン22を含
む。ラベル20の反対側の端部には、終了パターン26
と沈黙ゾーン28とがある。バーコードラベル20を走
査するシステムは、沈黙ゾーン24の後に、開始コード
パターン22が生じることを「知る」。該システムは、
開始コードが図示の離間した2つの狭い暗いエレメント
と2つの狭い明るいエレメントのように既知のパターン
を備えることを認識する。開始コードに続いて、システ
ムは、後続の一連の暗いあるいは明るい、また広いある
いは狭いエレメントが特定の数字を表すコードを提供す
ることを認識する。通常、暗いエレメントは、第1の数
字を表し、一方明るいエレメントは第2の数字を表す。
システムは、狭いエレメントと広いエレメントの配列を
解析し、バーコードラベルに現された数字を決定する。
上述したように、直線型バーコードラベルが広い受容を
達成した一方、ある適用においては、直線型バーコード
ラベルが確保できる以上のスペースを要するので実際に
利用されなかった。
【0018】図2は、円形バーコードラベル30を示
す。円形バーコードラベル30は、本例において、2つ
の狭く暗いエレメント33と2つの狭く明るいエレメン
ト35とを組み込んだ開始コードパターン32を含む。
沈黙ゾーン34が、開始コードパターン32と終了コー
ドパターン36との間に配置されている。円形バーコー
ドラベル30の読取りが開始コードパターン32以外の
位置で始まるならば、システムは、これらのコードエレ
メントを無視して、沈黙ゾーン34を通過した後にデー
タを取得するよう開始する。沈黙ゾーン34は、通常、
狭いエレメントの幅の10倍のオーダーの広さである。
この相対的に大きなサイズが、リーダーがいかに大きく
ずれてもシステムが沈黙ゾーン34を認識することを保
証する。
【0019】円形バーコードラベル30に示されるよう
に、参照番号38で示されるような広く暗いエレメント
と、参照番号42で示されるような狭く暗いエレメント
とが存在する。同様に、狭く明るいエレメント40と広
く明るいエレメント44が存在する。狭いエレメントと
広いエレメントの順で配列することにより、バーコード
ラベルは符号化された情報を担持する。例として、円形
バーコードラベル30上の数字コードは、円形バーコー
ドラベル30を担持する試験管に関連した特定の患者に
ついての情報を識別することができる。
【0020】1つの標準タイプのバーコードにおいて、
第1の数字が5つの暗いエレメントの特定の順序により
符号化され、第2の数字が5つの明るいエレメントの特
定の順序により符号化される。狭いエレメントと広いエ
レメントの配列は、バーコードラベルにおける符号化さ
れたデータを表し、バーコードリーダーによりデコード
される。他のタイプのバーコードの記号化技法は既知で
あり、本発明はいずれかの特定のタイプのバーコード記
号化技法に限定されるものではない。
【0021】バーコードラベルを読み取るシステム50
が図3に図示されている。図示の如く、レーザー源52
は、平行ビーム54をミラー56へ指向している。ミラ
ー56は、該ビームを偏向させ、参照番号58で示され
るように、円形の凹面ミラー60の方に向けられる。ミ
ラー60は、偏心アダプター62に接続されており、該
偏心アダプター62は回転モーター64により駆動され
る。回転モーター64を制御してアダプター62を回転
させ、その結果ミラー60を回転させる。この回転によ
り、ビーム66を走査し、円形走査ビームを円形バーコ
ードラベル68上に発生する。後方散乱した変調された
光学信号70が、バーコードラベル68から離れるよう
向けさせられ、レンズ72により光検出器74上に集束
される。光検出器74は、以下に記述されるようにシス
テムへの変調された光学的な信号に比例するアナログ電
流信号を出力する。
【0022】上述したバーコード読取りシステム50は
好適なシステムであるが、バーコードラベル68と、該
ラベルを担持する部材とを回転させ、走査ビーム66を
固定しておくこともまた予期しうる。更に構想される実
施形態において、電荷結合デバイス(CCDカメラ)を
利用して、評価用のバーコードラベル68の「スナップ
ショット」を取り得る。CCDカメラは、マトリックス
カメラのタイプであり、また1次元の円形アレイタイプ
であり得る。そのような方法を実施する技術は、それぞ
れの技術分野において当業者には周知である。
【0023】円形バーコードを走査するとき、走査ビー
ムがバーコードラベルの中心からずれる可能性が存在す
る。図4に示されるように、バーコードラベル76は、
バーコードラベル76の中心78からずれている走査ビ
ーム77により走査されている。分かるように、走査ビ
ーム77が広く暗いエレメント80と交差する点で、エ
レメント80は、走査ビーム77が第2の広く暗いエレ
メント82と交差する点での第2の広く暗いエレメント
82の幅より大きな幅を有する。バーコードラベル76
の走査からのアナログ信号を評価するシステムは、測定
された幅に差があるにも拘わらず、広いエレメントであ
るとして双方のエレメント80及び82を認識しなけら
ばならない。この理由のため、リーダーがラベルに対し
てずれているときエラーが生じる可能性がある。
【0024】この問題の潜在的程度は以下の解析により
示される。ずれのある走査ビームが180°の角度距離
を横切るときの楔形エレメントの測定された幅は、次の
式により近似できる。
【0025】
【数1】W=[R1+(R2−R1)β/180][(π
/180)θ] ここで、各記号は次のとおりである。 W=コードエレメントの幅、 R1=ラベルの中心に対する走査ビームの最小半径、 R2=ラベルの中心に対する走査ビームの最大半径、 β=コードエレメントの幅が計算されている角度位置
(0≦β≦180度)、 θ=度で表された楔の寸法(狭いコードエレメントと広
いコードエレメントとの間で変わる)。
【0026】ずれのある走査ビームの潜在的な決定力の
ある効果を示すため、本発明者は、R1=約6.604
mm(0.26インチ)、R2=約13.208mm
(0.52インチ)とし、また狭いバーについてθ=
2.5°、広いバーについてθ=7°とし、更にβを7
度ステップで増分して、180度にわたって狭い楔と広
い楔とを計算した。表1は、上記式を用いて計算された
値を示す。
【0027】
【表1】
【0028】表1から、ずれのある走査ビームにより走
査された狭い楔の測定された幅の最小半径と最大半径
(即ち、0度での狭い楔と180度での狭い楔)との差
は100%であることを知ることができる。同様の結果
が広い楔に対して生じる。この差は、走査された円形バ
ーコードからのデータを評価するとき狭いエレメントか
あるいは広いエレメントかについて間違った識別をもた
らす。しかしながら、表1から、隣接エレメントに対す
る幅の最大変化は4%より小さいことが分かる。測定さ
れた幅のこの小さい変動を本発明により利用して、走査
デバイスのはなはだしい不整合があるときでさえ、特定
のエレメントが広いエレメントか狭いエレメントかの決
定の完全さを保証する。この現象を利用してリーダーの
不整合を訂正する方法は、図13〜図15を参照して以
下に記述される。
【0029】光検出器からのアナログ信号をディジタル
信号に変換するシステム84が図5に示されている。該
変換が、図5及び図6〜図12を参照して説明される。
図6〜図12に示される信号が1つの潜在的な組の値の
表示であることを認識すべきである。該信号は、バーコ
ードラベルから読まれる信号と共に、かつバーコードラ
ベルに符号化されたエレメントと共に変化するであろ
う。光検出器85からのアナログ信号は2段の前置増幅
器86に送られる。その点での信号は、図6に示される
信号に似ている。高いピークはスペース即ち明るいエレ
メントと関連し、一方低い谷はバー即ち暗いエレメント
と対応する。これらのピーク及び谷の大きさは、図6に
示されるように通常変化する。次に、前置増幅器86か
らの信号は微分器及び帯域通過フィルター88に通さ
れ、該帯域通過フィルター88は、周波数選択を行うこ
とにより、該微分器/帯域通過フィルター88の出力
は、図7に示される信号に似たものになる。微分器/帯
域通過フィルター88は、元の信号の時間微分を生成す
る。該微分器は、明るいエレメントと暗いエレメントと
の間の遷移のエッジを強めて規定することに注目された
い。
【0030】次に、微分器/帯域通過フィルター88に
より発生され図7に示される信号は、雑音抑圧器及び信
号増幅器90に通される。雑音抑圧器及び信号増幅器9
0を出る信号は、図8に示されるような波形に似たもの
となる。雑音抑圧器及び信号増幅器90は、低いレベル
の雑音を阻止し、信号ゲインを提供する。
【0031】雑音抑圧器及び信号増幅器90から、アナ
ログ信号は、2つのチャンネル即ち分枝に分割される。
第1の分枝は、遅延要素92に通される。第2の分枝は
可変スレッショルド発生器94に向けられ、切り替えら
れるべき遅延された信号に比例する信号を生成する。可
変スレッショルド発生器94は、アナログ信号の全体の
振幅を感知する。一旦ピーク値が検出されると、そのピ
ーク値に比例した信号が発生される。可変スレッショル
ド発生器94は、1対のデュアル切り替え可能な積分器
を表し、1つの積分器はバーの走査の開始で見つけられ
る負の遷移のためであり、もう1つの積分器はスペース
の走査の開始で見つけられる正の遷移のためである。比
例信号は、好適には遅延された信号の一部、最も好適に
はピーク値の半分である切り替えスレッショルドを生成
する。次に、比例信号はまた、到来する遅延された信号
の中間点を近似するであろう。特定の時点での局部的な
アナログ信号は、暗いエレメントの遷移が読まれている
場合である負の信号であるならば、比例信号は、負のラ
イン96を介して差動コンパレータ100に送られる。
これは、図11に示される信号である。一方、上記局部
的なアナログ信号が、明るいエレメントの遷移が読まれ
ている場合である正の信号であるならば、比例信号は、
正のライン98を介して差動コンパレータ100に送ら
れる。これは、図10に示される信号である。次に、遅
延要素92からのアナログ信号が、ライン96又は98
からのスレッショルド信号と比較される。遅延された信
号92が、スレッショルド信号を無限小の値だけ横切る
と、遅延要素92からのアナログ信号が明るいエレメン
トと暗いエレメントとの間で変化したという決定がなさ
れる。即ち、暗い信号への遷移が遅延要素92であると
き、関連した負の暗いスレッショルド信号が、ライン9
6を介して差動コンパレータに送られる。遅延要素92
からのアナログ信号がスレッショルド信号を無限小の値
だけ横切ると、図12に示されるディジタル信号が、バ
ーであることを示す論理ローに変化する。明るい信号へ
の遷移が遅延要素92で見つけられ、かつ該明るい信号
がライン98で見つけられたスレッショルド値を無限小
の値だけ横切ると、図12に示されるディジタル信号
は、スペースを示す論理ハイに変化する。差動コンパレ
ータ100の出力が、暗いエレメント又は明るいエレメ
ントが読まれているかを示す1ビットディジタルデータ
である。遅延要素92からのアナログ信号が、ライン9
6又は98におけるスレッショルド値を無限小の値だけ
横切ると、ライン104により出力されているディジタ
ルデータは切り替えられる。遅延の長さが選択されるこ
とにより、適切なタイミングが得られ、スレッショルド
の比例信号が、その元の関連した遅延された信号と比較
される。
【0032】プリセットされたライン102が、差動コ
ンパレータ100から可変スレッショルド発生器94へ
接続されている。アナログからディジタルへの変換が生
じる毎に、可変スレッショルド発生器94におけるスレ
ッショルド信号の1つがプリセットされるため、スレッ
ショルド電圧が可変スレッショルド発生器94から消去
される。こうして、可変スレッショルド発生器94での
電圧レベルは、省略時値(default valu
e)に対する各切り替え動作後に連続的にプリセットさ
れており、そのため次の局部的な明るい信号又は暗い信
号がそれ自身前の明るい信号又は暗い信号に対して何の
関係もなしに評価される。
【0033】ライン104での1ビットディジタルデー
タは暗いエレメント及び明るいエレメントを表すことを
理解すべきである。本例においては、暗いエレメントが
論理ローにより表され、一方明るいエレメントが論理ハ
イにより表される。信号がローである時間間隔は暗いエ
レメントの幅に比例し、信号がハイである時間間隔は明
るいエレメントの幅に比例する。コードエレメントの幅
は、参照番号106における計数として表される。各コ
ードエレメントは、その幅に比例する計数を取得する。
【0034】通常のバーコードシステムにおいては、暗
いコードエレメント及び明るいコードエレメントの幅
が、特定の文字の符号化されたパターンの論理に従って
変わるのみである。しかしながら、本発明の記述される
円形バーコードにおいては、楔形コードエレメントの幅
はまた、半径の関数である。これは、光学機器の走査が
バーコードラベルと同心である、即ち、全てのバーとス
ペースとが、それらの相対的な適切な論理的寸法(di
mension)でインターセプト(intercep
t)される限り何らの問題を構成しない。一方、走査
が、ラベルの中心に対して同心であるならば、コードの
バー/スペースの走査パスに沿った絶対的な論理的寸法
が一様で無くなることが可能である。そして、これは、
文字のデコードに対して有害な作用を有する。
【0035】この問題を克服するため、文字を作るコー
ドのエレメントを解析する比率計的な方法(ratio
metric method)を開示する。この方法
は、コードのエレメントの全てが走査ビームによりイン
ターセプトされる限り、いずれの偏心の程度にも拘わら
ず最適の読取り速度を提供する。
【0036】以下に記述する比率計的な方法を用いてコ
ードエレメント(バー及びスペース)から数字をデコー
ドする。この方法において、全てのコードエレメントの
相対的な幅がメモリーに記憶される。プログラムが開始
/終了エレメントを識別した後に、コードの文字を識別
し解析することができる。一般に、バーコードラベルに
おいて、各文字は固定数のコードエレメントを有する。
例えば、5つから2つがインターリーブされる記号化技
法(interleaved 2 out of 5
symbology)は、ディジット当たり5つのバー
又はスペースを有する。コードエレメント(バー及びス
ペース)の比を評価することにより、コードの各ディジ
ットを見つけることができる。例として、文字A、B、
C、D及びEが、コードの数字を作るコードエレメント
の幅を表すと仮定する。次に、比、即ちA/B、B/
C、C/D及びD/E(4つの比)を計算することによ
り、これらのコードエレメントに符号化されたディジッ
トを見つけることができる。更に、各比が、「隣接」エ
レメントを比較することにより決定され、従って、ずれ
ているスキャナーによる誤読の作用を低減する。
【0037】各ディジットに対する比のパターンが独特
なので、かかることを行うことができる。所与の比パタ
ーンにより表される数字を、「ルックアップ」テーブル
又はキーにより検索することができる。この例につい
て、3つの有り得る比間の限定を決定するためのスレッ
ショルドが、以下のとおりの説明により与えられる。即
ち、前述した比の1つが1.7より大きいならば、該1
つの比は、広いエレメントを狭いエレメントで除した比
として認識されるであろう。見つけられた比が0.6よ
り小さいならば、該比は、狭いエレメントを広いエレメ
ントで除した比として認識されるであろう。見つけられ
た比が0.6と1.7の間にあるならば、これは、コー
ドエレメントが同一の幅であることを指示する。比間で
弁別(differentiation)を行う場合、
限界あるいはスレッショルドは、本例で与えられるもの
以外でも有り得て、限界は本発明の部分ではない。
【0038】図13に示されるフローチャートを参照す
ると、200において、ディジタルデータが、コードエ
レメントの幅に比例する計数に変換される。次に、20
1において、5つの連続したバーエレメント又はスペー
スエレメントの比が評価される。この評価は、202に
おいて示されるように4つの比の計算を包含する。各グ
ループの比が、203において示されるルックアップテ
ーブルにより数字に変換される。この手順は、バーコー
ドラベルの全ての文字に対して繰り返される。
【0039】ディジットをデコードするこの方法は、バ
ーコードラベルの中心に対する走査ビームのいずれの著
しいずれにも拘わらず、バーコードリーダーがコードの
文字を適切にデコードすることを保証する。
【0040】円形バーコードラベルからのデータを評価
する他の方法が、図14及び図15に示される。全ての
評価がソフトウエア領域でなされるのが好ましい。図1
4に示される第2の実施形態の方法106は、コードエ
レメントの幅を計数としてメモリー110に記憶するこ
とを含む。次ぎに、文字を構成する幾つかの隣接エレメ
ントを平均化することが、ステップ111で実施され
る。1つの開示された実施形態において、5つの隣接し
た暗いエレメントの幅が平均化され、あるいは5つの隣
接した明るいエレメントが平均化される。コードエレメ
ントは1つの数字を作る。5つのエレメントの平均化を
例えば用いて、5つから2つがインターリーブされると
して知られるバーコード記号化技法を解析する。そのよ
うなバーコード記号化技法において、第1の数字は、5
つの暗いエレメントの相対的な幅により識別され、第2
の数字は、5つの交互に配置された明るいエレメントに
より識別される。狭いエレメントと広いエレメントとの
配列が特定の数字を決定する。
【0041】次のステップは、特定のコードエレメント
の幅(計数)を平均値と比較することである。評価され
ている特定の計数の値が平均値より大きいならば、該計
数は広いエレメントを表すと決定することができる。一
方、コードエレメントの特定の計数が平均値より小さい
ならば、該計数は狭いエレメントを表すと決定すること
ができる。エレメントが広いエレメントか狭いエレメン
トかを比較して決定することが、ステップ112で示さ
れている。一度、5つのエレメントが評価されてしまう
と、ステップ116に示されるように、どの数字が、特
定のバーコードにより表されるか決定することができ
る。一度、コードに見い出される全体の数字情報の解析
が完了すると、システムは、決定された情報を出力10
8へ向けさせる。
【0042】ステップ111に示されるように、隣接エ
レメントの平均を発生させることにより、ずれのある走
査ビームによる評価への有害な作用が排除される。表1
において示されるように、隣接エレメント同士は、走査
ビームの著しい不整合が与えられても、走査された幅で
比較的近い。こうして、隣接エレメントの比(図1
3)、又は5つのそのようなエレメントの平均化(図1
4)が、有害な作用を排除し、適切な読み取りをもたら
す。
【0043】第3の実施形態の方法118が図15に示
される。再び、コードエレメントの幅に比例する計数が
メモリー110に記憶される。先に走査されたエレメン
トに対するメモリー120は、前のエレメントの幅につ
いての情報を記憶し、また前のエレメントが広いエレメ
ントと狭いエレメントとのいずれであるかを決定された
ことを想起させる。次に、前のエレメントが、試験され
るべき現在のエレメントと比較される。現在のエレメン
トが、メモリー120に記憶されているエレメントとほ
ぼ同じ大きさであると判るならば、考慮中のエレメント
がメモリー120のエレメントと同じであるとの決定が
124においてなされる。一方、考慮中のエレメントの
幅がメモリー120で記憶されているエレメントより著
しく異なるならば、2つのエレメントが異なるという決
定がなされる。例として、メモリー120において記憶
されたエレメントが広いエレメントであると決定された
ならば、かつ、考慮中のエレメントが120で記憶され
たエレメントの半分より小さい幅まで延在するならば、
考慮中のエレメントが狭いという決定をなすことができ
る。代替的に、メモリー120に記憶されたエレメント
が狭く、かつ、考慮中のエレメントがメモリー120に
記憶されているエレメントの2から3倍の大きさである
ならば、ステップ124で考慮中のエレメントが広いと
いう決定をなすことができる。広いエレメント及び狭い
エレメントの相対的幅は、通常3対1程度である。こう
して、ステップ124は、2又は0.5程度の差を「捜
し」、考慮中のエレメントが記憶されているエレメント
と異なることを決定する。表1から示されるように、エ
ラーのこのような大きなマージンは必要なく、より小さ
い係数を用い得る。正確な係数は本発明の部分を形成し
ない。
【0044】一旦、考慮中のエレメントについて124
で決定がされると、フィードバック信号126が120
で記憶されたエレメントを更新する。初期の前のエレメ
ントが開始コードパターンからあり得て、該コードパタ
ーンは狭いものであると知られる。図15に示される特
定の論理が、先のエレメントを考慮中のエレメントと比
較するにも拘わらず、後続のエレメントを用いることが
でき、又は単一のエレメントを特定の数字において全て
のエレメント(即ち、5つの隣接エレメント)に対して
用いることができることを理解すべきである。この基本
的な原理の種々の変更が当業者には明らかであろう。
【0045】本発明の更に別の特徴において、初期の
「先の」エレメントが、所与の数字を構成する1グルー
プのエレメントを走査することにより決定され得る。各
数字は、少なくとも1つの狭いエレメントと少なくとも
1つの広いエレメントを含む。こうして、例として、最
も狭いエレメントを識別することにより、そのエレメン
トが狭いエレメントであることを保証することができ
る。次に、該エレメントを初期の「先の」エレメントと
して記憶することができ、その方法は記述されたように
進むことができる。この方法の更に別の変形として、所
与の数字内の最も狭いエレメントと最も広いエレメント
の双方が、識別され、その双方を、その数字における各
他のエレメントに対して比較エレメントとして用いるこ
とができる。
【0046】一旦、広いエレメント及び狭いエレメント
の1つのグループの決定が完了すると、バーコードラベ
ルのこれらのコードエレメントにより表される数字につ
いて決定がなされる。次に、出力が、出力108に向け
られ、先に述べたように表示され得る。
【0047】図5の回路に必要な論理及び回路と図13
〜図15の方法のフローチャートの詳細記述は当業者の
能力内には十分であろう。
【0048】本発明の好適実施形態が開示されたが、当
業者は、一定の変更は本発明の範囲内に入ることを認識
するであろう。当該理由のため、頭書の特許請求範囲
は、本発明の真の範囲と内容とを決定するため研究され
るべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の直線型バーコードラベルを示す図であ
る。
【図2】本発明による円形バーコードラベルを示す図で
ある。
【図3】円形バーコードラベルを読み取るシステムを示
す図である。
【図4】ずれのある走査ビームを持つ円形バーコードリ
ーダーを示す図である。
【図5】アナログ/ディジタル変換回路の概略図であ
る。
【図6】図5の回路における初期の位置でのアナログ信
号を示す図である。
【図7】図5の回路における後続点でのアナログ信号を
示す図である。
【図8】図5の回路におけるなお別の後続点でのアナロ
グ信号を示す図である。
【図9】図5の回路におけるなお別の後続時点でのアナ
ログ信号を示す図である。
【図10】図5の回路における別の後続点でのアナログ
信号の一部を示す図である。
【図11】図5の回路における別の後続点でのアナログ
信号の第2の部分を示す図である。
【図12】図5の回路により提供されるディジタル信号
を示す図である。
【図13】本発明による第1の実施形態の方法のフロー
チャートである。
【図14】本発明による第2の実施形態の方法のフロー
チャートである。
【図15】本発明による第3の実施形態の方法のフロー
チャートである。
【符号の説明】
30:円形バーコードラベル 32:開始コードパターン 33,42:狭く暗いエレメント 34:沈黙ゾーン 35,40:狭く明るいエレメント 36:終了コードパターン 38:広く暗いエレメント 44:広く明るいエレメント 50:バーコードラベル読み取りシステム 52:レーザー源 56:ミラー 60:円形凹面ミラー 62:偏心アダプター 64:回転モーター 68:円形バーコードラベル 72:レンズ 74:光検出器 76:バーコードラベル 77:走査ビーム 78:中心 80,82:広く暗いエレメント
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジャコブ・アペルバーグ アメリカ合衆国メリーランド州21208,ボ ルチモア,カーラ・ロード 7636

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 楔形エレメントを有する円形バーコード
    からのデータを解析する方法において、 a. 複数の交互の暗いエレメントと明るいエレメント
    とを備えるタイプの円形バーコードであって、双方の相
    対的に狭い円周範囲及び相対的に広い円周範囲に延在す
    る円形バーコードを走査するステップと、 b. 評価用評価エレメントを選択するステップと、 c. 前記円形バーコードの前記評価エレメントに隣接
    する少なくとも1つのエレメントに関するデータを記憶
    するステップと、 d. 前記評価エレメントを前記少なくとも1つの隣接
    エレメントからの前記データと比較するステップと、 e. ステップbからステップdまでを複数のエレメン
    トに対して繰り返し、ステップbからステップdまでに
    おいて繰り返しなされた決定から前記円形バーコードに
    見つけられる情報についての決定に到達し、かつ前記円
    形バーコードに見つけられる情報の出力を発生するステ
    ップとを備える方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の方法において、ステップ
    cが、複数の隣接エレメントを読み、前記複数の隣接エ
    レメントの平均幅を計算し、前記評価エレメントの幅を
    前記平均幅と比較し、前記評価エレメントが前記平均幅
    より小さい範囲まで延在する場合前記評価エレメントが
    狭いエレメントであると決定し、前記評価エレメントが
    前記平均幅より大きい範囲まで延在する場合前記評価エ
    レメントが広いエレメントであると決定するサブステッ
    プを含む、方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の方法において、ステップ
    cが、隣接エレメントに関するデータであって、前記隣
    接エレメントの幅と、前記隣接エレメントが狭いエレメ
    ントと広いエレメントとのいずれかであることとを含む
    データを記憶し、前記評価エレメントを前記記憶されて
    いるデータと比較して前記評価エレメントが前記隣接エ
    レメントと同じタイプのエレメントであるか、又は前記
    評価エレメントが前記隣接エレメントとは異なるタイプ
    であるかを前記比較に基づいて決定するステップを含
    む、方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の方法において、前記円形
    バーコードの一端で見つけられる既知のエレメントから
    初期の隣接エレメントに関する前記データを識別するス
    テップを更に含む、方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の方法において、特定の数
    字についてエレメントの各々を走査し、使用のため最も
    極端な幅を有するエレメントを初期の前のエレメントと
    して選択することにより、初期の隣接エレメントに関す
    る前記データを識別するステップを更に含む、方法。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の方法において、特定の数
    字についてのエレメントが初期に走査され、隣接エレメ
    ントとの前記の比較が、考慮されるべきエレメントと前
    記隣接エレメントとの比を計算し、所与の数字に対する
    比の組を各数字に対する比の既知のキーと比較するサブ
    ステップを含む、方法。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の方法において、ステップ
    aの円形バーコードの前記の走査が、ステップbからス
    テップdまでの実施の前にディジタル信号に変換される
    アナログ信号を初期に提供する、方法。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の方法において、前記アナ
    ログ信号をディジタル信号に変換する回路が設けられ、
    前記回路は、前記アナログ信号を2つの分枝に分割し、
    第1の分枝をある期間遅延させ、第2の分枝を用いてピ
    ーク値を決定し、次に前記ピーク値に比例する信号を前
    記遅延された分枝における前記の信号と比較し、前記遅
    延された分枝における前記の信号が前記の比例信号を横
    切るとき前記ディジタル信号を暗いエレメントと明るい
    エレメントとの間で切り替えるサブステップにより明る
    い信号と暗い信号との間を切り替える、方法。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の方法において、前記の比
    例する値が前記ピーク値の半分である、方法。
  10. 【請求項10】 請求項1記載の方法において、回転さ
    せる部材が、ステップaにおいて走査ビームを前記円形
    バーコードを横切って回転させる、方法。
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