JPH087698Y2 - テーピング用電子部品 - Google Patents

テーピング用電子部品

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JPH087698Y2
JPH087698Y2 JP1988144008U JP14400888U JPH087698Y2 JP H087698 Y2 JPH087698 Y2 JP H087698Y2 JP 1988144008 U JP1988144008 U JP 1988144008U JP 14400888 U JP14400888 U JP 14400888U JP H087698 Y2 JPH087698 Y2 JP H087698Y2
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taping
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electronic components
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弘通 山田
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は電子部品連を構成するテーピング用電子部品
に関する。
(従来技術) 従来において、テーピング用電子部品、例えばテーピ
ング用圧電発振子11は、両面に電極12a,12aを備えた圧
電素子12を1対の端子13,13がそれ自身が持つスプリン
グ性によって圧接狭持した状態でケース15に収納され、
ケース15の開口部を合成樹脂等の封止材16で封止し、こ
の封止材16を貫通するように端子13,13のリード部が外
部に延出するように引き出され、そのリード部に端子13
より板厚のある1対の別に用意した補長端子13aをA地
点において、溶接或は半田付けによって接続し、テーピ
ングに必要な寸法のテーピング用端子を有することによ
り構成されていた。
第3図のようにこのテーピング用圧電発振子11はテー
ピング用端子の自由端側を送り孔22を備えた帯状の台紙
テープ20と粘着テープ21によって接着挟持され、台紙テ
ープに所定の間隔をおいて並べられることによって電子
部品連を形成していた。この電子部品連の目的は、様々
な電子部品を自動挿入機、例えば現在よく使用されてい
るラジアル部品挿入機を用いて、基板に自動実装するた
めであり、大量生産を要するためには不可欠な技術とし
て注目されている。このラジアル部品挿入機が求めるテ
ーピング用電子部品の条件は、端子のリード部の寸法が
16mm以上で板厚が0.4mm以上あり、その数は2本又は3
本であること、更に電子部品(この場合、圧電発振子1
1)の素体部が端子のリード部(この場合、補長端子13
a)を中心に対称ということが必要となる。
A地点において、補長端子13aを接合したのは上記の
理由からであり、又、端子13よりも板厚のある補長端子
を用いたのは、ラジアル部品挿入機による切断部Bにお
いて切断にちょうどよい0.4mm程度の板厚を持たすため
である。そこで、元々の端子13に何故切断に都合のより
0.4mm以上の板厚を持たさないかという問題がある。そ
れは、端子13の板厚が0.4mmにもなると、圧電素子12を
適度に圧接挟持するという弾性を得るのが困難であり、
たとえ適度な弾性を得られたとしても、機械的ショック
により弾性が変動しやすく、素子ワレや端子の突起によ
って電極が削られたりする不良が発生する場合が多く、
例えばテーピング用圧電発振子11の場合には、端子13の
板厚は0.1mm程度のものが適度な弾性を得るには最適と
いえる。よって、従来における圧電発振子11は主として
以上のような構造となっていた。
(考案が解決しようとする問題点) ところで上記のような構造のテーピング用圧電発振子
11では、端子13をテーピングに必要な寸法にするため、
補長端子13aを半田付け、溶接により接合しなければな
らず、よって接合工程において端子13と補長端子13aが
互いにズレた状態で接合したり、不完全接合であったり
するケースがしばしばみられ、自動挿入機にかけた際に
切断不良や実装不良を招くという問題があった。更に前
述の内容と重複するが、元々1本の端子を使用するとい
うのは、自動挿入機による切断を重視して、板厚0.4mm
程度の1本の端子を用いれば部品内部の圧電素子の保持
に、又圧電素子の保持を重視すれば、自動挿入機による
切断にそれぞれ問題が生じ、接合工程の省略、自動挿入
機による切断、部品内部の圧電素子の保持を連続的に満
足させることができるテーピング用電子部品ではないと
いう問題も合わせてあった。
(問題を解決するための手段) 本考案のテーピング用電子部品は、両面に電極を備え
た素子を圧接挟持するスプリング性を有した第1の端子
板があって、該第1の端子板をテーピングに必要な所定
の長さを持ったリード部を有する第2の端子で保持した
状態でケースに収納され、開口部を封止したテーピング
用電子部品であって、第1の端子板の板厚を0.4mm未満
とし、第2の端子の板厚を0.4mm以上としたことを特徴
とする。
(作用) 上記考案によって端子の接合工程の省略、自動挿入時
による切断、及び素子の保持を連続的に満足させるテー
ピング用電子部品を提供することができる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を添付図面の第1図、第2図に
基づいて説明する。第1図に示すように、例えばテーピ
ング用圧電発振子1は、圧電素子2があって、圧電素子
2をそれ自身スプリング性を有する端子板3,3が圧接挟
持し、更に0.4mm以上の板厚を持ち、テーピングに必要
な寸法のリード部を有する平板状の端子4,4で、端子板
3,3を保持する二重端子構造となっている。スプリング
端子板3は、その突起部3aによって圧電素子2と電気的
導通を持ち、材質はリン青銅などのバネ材料を用いプレ
ス成形することによりスプリング生を出す。保持端子4
がスプリング端子3と圧接することによって電子的導通
を持ち、前述のように板厚は0.4mm程度でテーピングに
必要な寸法のリード部を有する。材質は鉄等の切断しや
すく低コストのものを用いる。第2図は、本考案の一実
施例を用いた圧電発振子1の組立て完成図である。第1
図で説明したように圧電素子2を圧接挟持する保持端子
4,4をケース5に収納し、保持端子4,4のリード部4aを部
品内部で平行状態にフォーミングし、外部へ引き出し、
ケースの開口部を封止材6によって封止している。テー
ピングされるのは、リード部4aの自由端側であり、又、
保持端子4,4のリード部を平行状態にフォーミングする
のは、テーピングに用いる台紙テープ上に部品をバラツ
キなく並べるというラジアル部品挿入機の使用条件を満
足させるためである。
(考案の効果) 以上のように、本考案のテーピング用電子部品は、両
面に電極を備えた素子を圧接挟持するスプリング性を有
した第1の端子板があって、該第1の端子板をテーピン
グに必要な所定の長さを持ったりリード部を有する第2
の端子で保持した状態でケースに収納され、開口部を封
止したテーピング用電子部品であって、第1の端子板の
板厚を0.4mm未満とし、第2の端子の板厚を0.4mm以上と
したことによって端子のリード部にテーピングに必要な
寸法を得るために補長端子を溶接したり、半田付けする
接合工程が省略でき、寸法精度のよいテーピング用端子
を備えたテーピング用電子部品が得られるとともに、部
品内部の素子の保持及び自動挿入時におけるテーピング
用端子の切断を連続して満足させるテーピング用電子部
品を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例の分解図。第2図は本考案
の一実施例の断面図。第3図は電子部品連の図。第4図
は従来のテーピング用圧電発振子の断面図。 1…圧電発振子 2…圧電素子 2a…電極 3…スプリング端子 4…保持端子 4a…リード部 5…ケース 6…封止材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】両面に電極を備えた素子を圧接挟持するス
    プリング性を有した第1の端子板があって、該第1の端
    子板をテーピングに必要な所定の長さを持ったリード部
    を有する第2の端子で保持した状態でケースに収納さ
    れ、開口部を封止したテーピング用電子部品であって、
    第1の端子板の板厚を0.4mm未満とし、第2の端子の板
    厚を0.4mm以上としたことを特徴とするテーピング用電
    子部品。
JP1988144008U 1988-11-02 1988-11-02 テーピング用電子部品 Expired - Lifetime JPH087698Y2 (ja)

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JPH0264229U JPH0264229U (ja) 1990-05-15
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5420636U (ja) * 1977-07-12 1979-02-09
JPS59174723U (ja) * 1983-05-11 1984-11-21 株式会社村田製作所 圧電振動子
JPS6181218U (ja) * 1984-11-01 1986-05-29
JPS61262311A (ja) * 1985-05-16 1986-11-20 Murata Mfg Co Ltd 圧電共振部品

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JPH0264229U (ja) 1990-05-15

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