JPH08768Y2 - フルカラー発光装置 - Google Patents
フルカラー発光装置Info
- Publication number
- JPH08768Y2 JPH08768Y2 JP1990018411U JP1841190U JPH08768Y2 JP H08768 Y2 JPH08768 Y2 JP H08768Y2 JP 1990018411 U JP1990018411 U JP 1990018411U JP 1841190 U JP1841190 U JP 1841190U JP H08768 Y2 JPH08768 Y2 JP H08768Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- red
- emitting device
- stem
- thickness
- blue
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、赤、緑、青色の光を混合して種々の色の光
を発するフルカラー発光装置に関する。
を発するフルカラー発光装置に関する。
(ロ) 従来の技術 LEDは白熱電球などに比べて信頼性が極めて高いこと
から、各種電子機器のパイロットランプを始めとして各
分野において多用されている。一方、LEDの発光色とし
ては、GaAlAsやGaPなどのGa系化合物半導体を用いた赤
色と緑色、及びGaNやSiCを用いた青色の3色に大別され
る。そして、例えば1983年春季応用物理学会予稿集、6a
−Y−2、100頁に記載されているように、これらの3
色を混合することによってフルカラーの発光装置が形成
されることはよく知られているところである。
から、各種電子機器のパイロットランプを始めとして各
分野において多用されている。一方、LEDの発光色とし
ては、GaAlAsやGaPなどのGa系化合物半導体を用いた赤
色と緑色、及びGaNやSiCを用いた青色の3色に大別され
る。そして、例えば1983年春季応用物理学会予稿集、6a
−Y−2、100頁に記載されているように、これらの3
色を混合することによってフルカラーの発光装置が形成
されることはよく知られているところである。
ところが、赤色と緑色LEDに用いられるGaAlAsやGaPが
直接遷移材料であるのに対し、青色LEDに用いられるGaN
やSiCは間接遷移材料であるため、一般に青色LEDの発光
輝度は赤色と緑色LEDの発光輝度に比して低い。このた
め、このように輝度に差があるLED同士を組み合わせて
もフルカラー発光をさせることはできなかった。
直接遷移材料であるのに対し、青色LEDに用いられるGaN
やSiCは間接遷移材料であるため、一般に青色LEDの発光
輝度は赤色と緑色LEDの発光輝度に比して低い。このた
め、このように輝度に差があるLED同士を組み合わせて
もフルカラー発光をさせることはできなかった。
近年、本出願人によってSiCを用いた比較的高輝度の
青色LEDが開発され、赤色、緑色LEDを1個ずつと斯る青
色LED2個を組み合わたフルカラー発光装置が提案されて
いる。
青色LEDが開発され、赤色、緑色LEDを1個ずつと斯る青
色LED2個を組み合わたフルカラー発光装置が提案されて
いる。
(ハ) 考案が解決しようとする課題 しかし乍ら、GaAlAsやGaPを用いた赤色LED、緑色LED
のペレットの厚みは夫々300μm程度、SiCを用いた青色
LEDのそれは約100μmと両者の間には200μmの差があ
り、これらを単一表面を持つステムに固着した場合、夫
々の発光色の合成が均一に行われず、混色不良が見られ
る。これは、青色LEDペレットの発光位置が他のペレッ
トの発光位置よりも低いので、青色LEDペレットからの
青色光が他のペレットに当り、エネルギの高い青色光が
赤色LED、緑色LEDのペレットに吸収されるため、青色光
がステム全面に均一に分布しないからである。
のペレットの厚みは夫々300μm程度、SiCを用いた青色
LEDのそれは約100μmと両者の間には200μmの差があ
り、これらを単一表面を持つステムに固着した場合、夫
々の発光色の合成が均一に行われず、混色不良が見られ
る。これは、青色LEDペレットの発光位置が他のペレッ
トの発光位置よりも低いので、青色LEDペレットからの
青色光が他のペレットに当り、エネルギの高い青色光が
赤色LED、緑色LEDのペレットに吸収されるため、青色光
がステム全面に均一に分布しないからである。
従って、本考案は各発光色の合成が均一に行われ、良
好な混色が得られるフルカラー発光装置を提供するもの
である。
好な混色が得られるフルカラー発光装置を提供するもの
である。
(ニ) 課題を解決するための手段 本考案は、ステム上に、Ga系化合物半導体からなる赤
色LEDペレットと緑色LEDペレット、及びSiCからなる青
色LEDペレットが設けられたフルカラー発光装置であっ
て、上記課題を解決するため、上記青色LEDペレットは
上記赤色LEDペレットと緑色LEDペレットの厚さと略同じ
か、それ以上の厚さを有する透光性の台座を介して上記
ステム上に固着されることを特徴とする。
色LEDペレットと緑色LEDペレット、及びSiCからなる青
色LEDペレットが設けられたフルカラー発光装置であっ
て、上記課題を解決するため、上記青色LEDペレットは
上記赤色LEDペレットと緑色LEDペレットの厚さと略同じ
か、それ以上の厚さを有する透光性の台座を介して上記
ステム上に固着されることを特徴とする。
(ホ) 作用 本考案によれば、青色LEDチップを赤色LEDチップと緑
色LEDチップの厚さと略同じか、それ以上の厚さを有す
る透光性の台座を介して上記ステム上に固着することに
よって、各発光色がステム上で均一に分布する。
色LEDチップの厚さと略同じか、それ以上の厚さを有す
る透光性の台座を介して上記ステム上に固着することに
よって、各発光色がステム上で均一に分布する。
(ヘ) 実施例 第1図及び第2図は本考案の基本構成を示し、(1)
は平坦部(1a)と該平坦部(1a)を囲む反射部(1b)を
有するステム、(2),(3)はGaAlAsやGaP等のGa系
化合物半導体を用いた青色LEDペレットおよ緑色LEDペレ
ットで、夫々300μmの厚みを有し、ステム(1)の平
坦部(1a)上に固着されている。
は平坦部(1a)と該平坦部(1a)を囲む反射部(1b)を
有するステム、(2),(3)はGaAlAsやGaP等のGa系
化合物半導体を用いた青色LEDペレットおよ緑色LEDペレ
ットで、夫々300μmの厚みを有し、ステム(1)の平
坦部(1a)上に固着されている。
(4)(4)はSiCからなる青色LEDペレットで、約10
0μmの厚みを有する。(5)は投光性材料、例えばダ
イヤモンド、SiC、ガラス等からなる台座で、約300μm
の厚みを有し、その一表面にはTi膜、Pd膜、Au膜をこの
順に被着した、メタライズ層(5a)が設けられている。
また青色LEDペレット(4)(4)は夫々メタライズ層
(5a)を介して台座(5)に固着され、さらに台座
(5)はステム(1)の平坦部(1a)上に赤色、緑色LE
Dチップ(2)(3)と並置した状態で固着されてい
る。
0μmの厚みを有する。(5)は投光性材料、例えばダ
イヤモンド、SiC、ガラス等からなる台座で、約300μm
の厚みを有し、その一表面にはTi膜、Pd膜、Au膜をこの
順に被着した、メタライズ層(5a)が設けられている。
また青色LEDペレット(4)(4)は夫々メタライズ層
(5a)を介して台座(5)に固着され、さらに台座
(5)はステム(1)の平坦部(1a)上に赤色、緑色LE
Dチップ(2)(3)と並置した状態で固着されてい
る。
而して本考案装置においては、第2図に矢印で示され
るように、青色LEDペレット(4)からの青色光は赤
色、緑色LEDペレット(2)(3)で遮られること無
く、ステム(1)全面に均一に分布する。また、赤色、
緑色LEDペレット(2)(3)からの赤色光、緑色光も
台座(5)によって遮断されることなく、台座(5)を
透過するため、ステム(1)の全面にわたって均一に分
布する。これにより、本考案装置ではステム(1)全面
にわたって各色の光が均一に合成され、良好に混色され
た種々の色の光が取り出される。
るように、青色LEDペレット(4)からの青色光は赤
色、緑色LEDペレット(2)(3)で遮られること無
く、ステム(1)全面に均一に分布する。また、赤色、
緑色LEDペレット(2)(3)からの赤色光、緑色光も
台座(5)によって遮断されることなく、台座(5)を
透過するため、ステム(1)の全面にわたって均一に分
布する。これにより、本考案装置ではステム(1)全面
にわたって各色の光が均一に合成され、良好に混色され
た種々の色の光が取り出される。
また、本実施例では台座(5)の厚さを赤色、緑色LE
Dペレット(2)(3)の厚さと等しくしたが、台座
(5)の厚さは赤色、緑色LEDペレット(2)(3)の
厚さ以上であれば良い。また、台座(5)の厚さは、赤
色、緑色LEDペレット(2)(3)の厚さから、これよ
り100μm厚い厚さまでが特に好ましい。
Dペレット(2)(3)の厚さと等しくしたが、台座
(5)の厚さは赤色、緑色LEDペレット(2)(3)の
厚さ以上であれば良い。また、台座(5)の厚さは、赤
色、緑色LEDペレット(2)(3)の厚さから、これよ
り100μm厚い厚さまでが特に好ましい。
(ト) 考案の効果 本考案によれば、青色LEDペレットを赤色、緑色LEDペ
レットの厚さと同じか、それ以上の厚さを有する光透過
性の台座を介してステムに固着することによって、各色
の光がステムの全面にわたって均一に分布するので、均
一な混色が行われ、良好に混合された種々の色の光が得
られる。
レットの厚さと同じか、それ以上の厚さを有する光透過
性の台座を介してステムに固着することによって、各色
の光がステムの全面にわたって均一に分布するので、均
一な混色が行われ、良好に混合された種々の色の光が得
られる。
第1図は本考案装置の一実施例を示す要部斜視図、第2
図は本考案装置の一実施例を示す断面図である。
図は本考案装置の一実施例を示す断面図である。
フロントページの続き (72)考案者 中田 俊武 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式会社内 (56)参考文献 特公 平6−91285(JP,B2)
Claims (1)
- 【請求項1】ステム上に、Ga系化合物半導体からなる赤
色LEDペレットと緑色LEDペレット、及びSiCからなる青
色LEDペレットが設けられたフルカラー発光装置におい
て、上記青色LEDペレットは上記赤色LEDペレットと緑色
LEDペレットの厚さと略同じか、それ以上の厚さを有す
る透光性の台座を介して上記ステム上に固着されること
を特徴とするフルカラー発光装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990018411U JPH08768Y2 (ja) | 1990-02-26 | 1990-02-26 | フルカラー発光装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990018411U JPH08768Y2 (ja) | 1990-02-26 | 1990-02-26 | フルカラー発光装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03109359U JPH03109359U (ja) | 1991-11-11 |
JPH08768Y2 true JPH08768Y2 (ja) | 1996-01-10 |
Family
ID=31521571
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990018411U Expired - Lifetime JPH08768Y2 (ja) | 1990-02-26 | 1990-02-26 | フルカラー発光装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08768Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10145148B4 (de) * | 2000-09-13 | 2006-03-16 | Funai Electric Co., Ltd., Daito | Laufwerk für ein Aufzeichnungsmedium mit einem Halteaufbau für eine Anzeigeeinrichtung |
-
1990
- 1990-02-26 JP JP1990018411U patent/JPH08768Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10145148B4 (de) * | 2000-09-13 | 2006-03-16 | Funai Electric Co., Ltd., Daito | Laufwerk für ein Aufzeichnungsmedium mit einem Halteaufbau für eine Anzeigeeinrichtung |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03109359U (ja) | 1991-11-11 |
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