JPH0876622A - 定着装置 - Google Patents

定着装置

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Publication number
JPH0876622A
JPH0876622A JP21255294A JP21255294A JPH0876622A JP H0876622 A JPH0876622 A JP H0876622A JP 21255294 A JP21255294 A JP 21255294A JP 21255294 A JP21255294 A JP 21255294A JP H0876622 A JPH0876622 A JP H0876622A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heating roller
primary coil
fixing device
heat
core
Prior art date
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Pending
Application number
JP21255294A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Noguchi
浩一 野口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP21255294A priority Critical patent/JPH0876622A/ja
Publication of JPH0876622A publication Critical patent/JPH0876622A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電磁誘導を利用して加熱ローラを加熱させる
ことにより定着を行なう定着装置の一次コイルの温度上
昇の軽減を図り、一次コイルや、コア部の損失や破壊を
防止し、安定した温度制御を可能とする。また、同時
に、装置の小型化や低コスト化にも貢献することを目的
とする。 【構成】 コアに設けられた一次コイルに通電すること
により、二次コイルを形成した加熱ローラに熱を供給す
る、電磁誘導を利用した定着装置において、前記加熱ロ
ーラと前記一次コイルの間に遮熱部材を設けたことを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複写機、プリンタ、
ファクシミリ等の画像形成装置の定着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、OA機器等の省エネが益々大きな
課題になっており、画像形成装置においては、画像を半
永久像として定着させる定着装置に重点が置かれてい
る。定着装置における省エネの1つの支点として、画像
形成装置が待機状態にある時の消費エネルギーを減らす
ために、定着ローラの温度を低くしておき、放熱による
熱損失を軽減し、待機状態から稼動状態に移行したとき
は急速に定着可能な温度に立ち上げる方式が注目されて
いる。
【0003】もちろんこのような考え方は古くからあ
り、様々な方式が提案されている。それらの方式の1つ
として電磁誘導により二次コイルを形成する定着ローラ
に電流を流し、抵抗損により発熱させて定着に必要なエ
ネルギーの供給を行なう方式の定着装置が既に提案され
ている。上記した従来技術は、図8に示すように、下か
ら、加圧ローラ2の中心軸12と、加熱ローラ1の中心
軸11と、コア(芯体)3に巻回された一次コイル4の
中心軸10(加圧ローラ2の中心軸12、加熱ローラ1
の中心軸11、一次コイル4の中心軸10とは、各々そ
の中心を成す位置の事である)とが同一垂直面内に存在
するように設置されており、前記コア3は略長方形状を
成す磁気回路の閉ループを形成している。前記加熱ロー
ラ1には、導電性薄層が形成されており、前記加熱ロー
ラ1と対抗する位置に設けられた前記一次コイル4に電
流がながれると、この導電性薄層に二次電流が流れ発熱
する。そして、この加熱された前記加熱ローラ2と、前
記加圧ローラ2の間に未定着トナー像が付着した記録紙
を通過させて、加熱加圧定着を行ない、半永久像を形成
するという技術である。
【0004】ところで、一般に画像形成装置の定着前の
トナー像は主に静電的な力により記録紙に付着してある
のみなので、例えば記録紙の走行中になんらかの物体と
接触することなどにより、トナーに力が加わると容易に
移動してしまい画像に乱れが生じてしまう。従って、搬
送する際のトナーの安定性や装置内部をトナーで汚した
りする事の防止を考慮すると、実用化されているのは、
記録紙の下面に未定着トナー像を付着させて搬送を行な
うものより、記録紙の上面に未定着トナー像を付着させ
て搬送を行なう方式のものの方が圧倒的に多い。これ
は、記録紙の搬送に重力を利用しているからである。ま
た、記録紙の搬送中に緊急停止した際などに、記録紙の
位置が重力などにより動いてしまうのを防止するために
は水平に近い面で定着装置まで搬送することが好まし
い。このような背景から定着装置は、加熱ローラを上
に、加圧ローラを下に設置し、この加熱ローラと加圧ロ
ーラの軸が同一垂直面内に位置するようにするのが基本
的には好ましい。また、ほぼ同様に実用化もされてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ここで、前述したよう
に図8のような過去に提案された電磁誘導を利用する定
着装置では以下に示す課題が生じてしまう。前記一次コ
イル4は、前記加熱ローラ1の上方に位置しており、前
記加熱ローラ1は定着性を確保するために、170℃〜
200℃程度に維持されている。つまり、前記一次コイ
ル4にはそれ自身の抵抗損失による発熱の他に、前記加
熱ローラ1から発せられた熱の対流による対流熱や輻射
による輻射熱により影響を受けて、温度上昇が大きくな
るという課題が生じる。この課題を解決する方法とし
て、前記一次コイル4の耐熱性を高め、温度が高くなっ
ても支障が生じることの無いようにすることが考えられ
るが、コスト面での大幅な上昇が予測され、また、コイ
ル自体の構成が大型化してしまうという不具合が生じて
しまう。また、前記一次コイル4の近傍にファン等の冷
却装置を設けることも考えられるが、定着装置の熱効率
を下げずに冷却するのは困難である。更に、前記加熱ロ
ーラ1と前記一次コイル4との間隔を離すことも考えら
れるが、そのためには、磁気回路のループを長くする必
要性があり、磁気回路のループ全体に渡り所定の断面積
を維持しなくてはならないため、それに応じた量の磁性
材料が必要になる。このことは、コスト上昇や装置が大
型化するのを避けるのは不可能である。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、コスト上昇
や、装置の大型化等の不具合を生じさせずに上記の課題
を解決するため、電磁誘導を利用して定着を行う定着装
置において、第1の手段として、加熱ローラと一次コイ
ルの間に遮熱部材を設けることにより達成する。 第2
の手段として、加熱ローラの中心軸を含む鉛直面と一次
コイルの中心軸を含む鉛直面とをそれぞれ異ならしめる
ことにより達成する。第3の手段として少なくとも一次
コイルの一部が前記加熱ローラの鉛直方向への投影によ
り形成される領域外に設置させることにより達成する。
若しくは、前述した第1乃至第3の各手段の組み合わせ
により解決する。
【0007】
【作用】上記第1の手段により構成した定着装置によれ
ば、加熱ローラからの対流によ熱と、輻射熱とが一次コ
イルに到達することを防止する。また、上記第2の手段
により構成した定着装置によれば、加熱ローラからの対
流による熱の一次コイルに影響を与える位置から回避す
ることになる。更に、上記第3の手段により構成した定
着装置によれば、加熱ローラからの対流と輻射による影
響を最小限にとどめることが出来る。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面を参照して
説明する。図1は、第1実施例の定着装置の断面図であ
る。加熱ローラ1は、導体或いは正温度特性サーミスタ
で形成された円筒の表面に、定着するときに溶融したト
ナーが付着するのを防止するために離型層が形成されて
いる。この前記加熱ローラ1の内部を、磁性体よりなる
略長方形状のコア3の長手部一辺が貫通しており、前記
コア3の長手部他辺には一次コイル4が巻かれており、
前記コア3は全体として磁気回路の閉ループを構成して
いる。つまり前記一次コイル4が巻かれたコア3に前記
加熱ローラ1を1ターンの二次コイルとして巻いたトラ
ンスが形成される。このトランスの前記一次コイル4を
交流で励磁すると、前記コア3に磁束が発生し、磁束の
変化に応じて二次コイルとしての前記加熱ローラ1に電
圧が誘起される。従って前記加熱ローラ1の円周方向に
電流がながれ、ジュール熱により発熱し、前記加熱ロー
ラ1が加熱され温度が上昇する。前記加熱ローラ1には
加圧ローラ2が所定の押圧力で押しつけられており接触
部にはニップ部が形成される。そして、図示しない駆動
源により、前記加熱ローラ1と前記加圧ローラ2を回転
させて、未定着トナー像が付着した記録紙を、前記加熱
ローラ1と未定着トナー像が接触するように、前記ニッ
プ部を通過させることにより定着を行う。
【0009】ここで、前記加熱ローラ1と前記一次コイ
ル4との間に遮熱部材5を設けることにより、前記加熱
ローラ1から前記一次コイル4への熱の伝達を防止する
ことが出来る。遮熱部材は 等の断熱性を有する
材料を用いることが好ましく、また、前記遮熱部材の前
記加熱ローラ1側の面に赤外線反射部材を設けることに
より輻射熱の伝達も効果的に防止することが出来る。ま
た、第2実施例として図2に示すように遮蔽部材5を水
平面に対し、傾けて設置することにより、前記加熱ロー
ラ1近辺の空気の対流を促進し、対流によって生じる上
昇気流を積極的に矢印A方向へ逃すことにより、遮熱部
材自体の温度上昇も抑えることが可能となる。
【0010】第3の実施例として、図3に示すように前
記コア3を前記加熱ローラ1の中心軸11まわりに回転
させ前記一次コイル4の中心軸10を、前記加熱ローラ
1の中心軸11を含む鉛直面からずらすことにより、対
流による前記加熱ローラ1の前記一次コイル4への熱の
伝達を防止している。ここで、前記加熱ローラ1から発
生する熱の対流による温度について説明すると、前記加
熱ローラ1の中心軸11の鉛直方向での温度が最も高
く、前記加熱ローラ1の鉛直方向への投影により形成さ
れる領域内(前記加熱ローラ1の中心軸11の鉛直方向
を除く)、前記加熱ローラ1の鉛直方向への投影により
形成される領域外の順に低下する。すなわち、同一水平
面内においては、前記加熱ローラ1の中心軸11から離
れれば離れるほど、前記加熱ローラ1から発生する熱の
対流による温度の影響は少ないので、前記一次コイル4
の設置位置は、図4に示すごとく、前記加熱ローラ1の
鉛直方向への投影により形成される領域内、若しくは、
図5に示すごとく、前記加熱ローラ1の鉛直方向への投
影により形成される領域外に設置し、装置の小型化や記
録紙の搬送に支障をきたさない範囲で最適な位置を決定
することが好ましい。
【0011】次に第4の実施例として、図6に示すよう
に、前記一次コイル4を前記加熱ローラ1の鉛直方向へ
の投影により形成される領域外で、且つ軸方向にオフセ
ットするように設置する。このように構成した定着装置
によると、対流による前記加熱ローラ1の前記一次コイ
ル4への熱の伝達を防止する事が可能となる。更に、前
記加熱ローラ1の真上方向に前記一次コイル4を巻きつ
けていないため、この分前記コア3と前記加熱ローラ1
との距離を短くする事ができ、定着装置自体の小型化が
図れる。また、この前記一次コイル4を定着ユニット外
に設置したり、画像形成部と駆動系装置との境界を形成
する側板の駆動系装置側に設置することにより、前記一
次コイル4の前記加熱ローラ1からの断熱効果を高める
ことが可能となる。更に、図7に示すように、前述した
第2実施例と第3実施例とを組み合わせた構成とするこ
とも当然可能である。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、この発明による上
記第1の手段により構成した定着装置によれば、加熱ロ
ーラからの対流による熱と、輻射熱との一次コイルへの
温度伝達を防止する。また、上記第2の手段により構成
した定着装置によれば、加熱ローラからの対流による温
度伝達の影響を最小限にとどめることが出来る。更に、
上記第3の手段により構成した定着装置によれば、加熱
ローラからの対流と輻射による温度伝達の影響を最小限
にとどめることが出来る。すなわち、電磁誘導を利用し
て加熱ローラを加熱させることにより定着を行なう定着
装置の一次コイルの温度上昇の軽減が図れ、一次コイル
や、コア部の損失や破壊を防止し、安定した温度制御が
可能となる。また、同時に、装置の小型化や低コスト化
にも貢献することが可能となる。
【0013】
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の定着装置の断面図である。
【図2】第2実施例の定着装置の断面図である。
【図3】第3実施例の定着装置の斜視図である。
【図4】第3実施例の一次コイルが加熱ローラの鉛直方
向への投影により形成される領域内に設置されているこ
とを示す定着装置の断面図である。
【図5】第3実施例の一次コイルが加熱ローラの鉛直方
向への投影により形成される領域外に設置されているこ
とを示す定着装置の断面図である。
【図6】第4実施例の定着装置の斜視図である。
【図7】第2実施例と第3実施例との組み合わせによっ
て構成された定着装置の断面図である。
【図8】従来の電磁誘導を利用した定着装置の斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 加熱ローラ 2 加圧ローラ 3 コア 4 一次コイル 5 遮熱部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コアに設けられた一次コイルに通電するこ
    とにより、二次コイルを形成した加熱ローラに熱を供給
    する、電磁誘導を利用した定着装置において、前記加熱
    ローラと前記一次コイルの間に遮熱部材を設けたことを
    特徴とする定着装置。
  2. 【請求項2】コアに設けられた一次コイルに通電するこ
    とにより、二次コイルを形成した加熱ローラに熱を供給
    する、電磁誘導を利用した定着装置において、前記加熱
    ローラの中心軸を含む鉛直面と前記一次コイルの中心軸
    を含む鉛直面とがそれぞれ異なることを特徴とする定着
    装置。
  3. 【請求項3】コアに設けられた一次コイルに通電するこ
    とにより、二次コイルを形成した加熱ローラに熱を供給
    する、電磁誘導を利用した定着装置において、少なくと
    も前記一次コイルの一部が、前記加熱ローラの鉛直方向
    への投影により形成される領域外に設置されていること
    を特徴とする定着装置。
JP21255294A 1994-09-06 1994-09-06 定着装置 Pending JPH0876622A (ja)

Priority Applications (1)

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JP21255294A JPH0876622A (ja) 1994-09-06 1994-09-06 定着装置

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JP21255294A JPH0876622A (ja) 1994-09-06 1994-09-06 定着装置

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JPH0876622A true JPH0876622A (ja) 1996-03-22

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ID=16624581

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JP21255294A Pending JPH0876622A (ja) 1994-09-06 1994-09-06 定着装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH0876622A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7359667B2 (en) 2003-09-20 2008-04-15 Samsung Electronics Co., Ltd. Device for heating fusing and pressure roller using inductive-heat in a fusing device for an image forming apparatus
US9377733B2 (en) 2012-06-19 2016-06-28 Canon Kabushiki Kaisha Image fixing device

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US7359667B2 (en) 2003-09-20 2008-04-15 Samsung Electronics Co., Ltd. Device for heating fusing and pressure roller using inductive-heat in a fusing device for an image forming apparatus
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