JPH0875881A - 回転駆動源の防音並びに冷却装置 - Google Patents
回転駆動源の防音並びに冷却装置Info
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- JPH0875881A JPH0875881A JP20889194A JP20889194A JPH0875881A JP H0875881 A JPH0875881 A JP H0875881A JP 20889194 A JP20889194 A JP 20889194A JP 20889194 A JP20889194 A JP 20889194A JP H0875881 A JPH0875881 A JP H0875881A
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- Japan
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- casing
- rotary drive
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Abstract
(57)【要約】
【目的】ボックス内に収納された回転駆動手段の防音並
びに冷却作用を十分に発揮させることができるととも
に、簡易な構成により廉価に製造することが可能な電気
動力計の防音並びに冷却装置を提供すること。 【構成】防音並びに冷却装置10は、ケーシング14
と、前記ケーシング14に開閉自在に設けられる扉部3
4と、前記扉部を開閉動作させるシリンダ32と、前記
シリンダ32を制御するコントローラ22とを備え、前
記扉部34は、開成した際、前記ケーシング14の外部
からの空気を室66内に導入する第1開口部74と、前
記室66内からケーシング14の外部に空気を導出する
第2開口部76とを画成する。
びに冷却作用を十分に発揮させることができるととも
に、簡易な構成により廉価に製造することが可能な電気
動力計の防音並びに冷却装置を提供すること。 【構成】防音並びに冷却装置10は、ケーシング14
と、前記ケーシング14に開閉自在に設けられる扉部3
4と、前記扉部を開閉動作させるシリンダ32と、前記
シリンダ32を制御するコントローラ22とを備え、前
記扉部34は、開成した際、前記ケーシング14の外部
からの空気を室66内に導入する第1開口部74と、前
記室66内からケーシング14の外部に空気を導出する
第2開口部76とを画成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被測定用回転駆動源の
回転トルク、回転数を測定するために用いられる別異の
回転駆動源から発生する騒音を防止するとともに、前記
別異の回転駆動源を冷却するための装置に関する。
回転トルク、回転数を測定するために用いられる別異の
回転駆動源から発生する騒音を防止するとともに、前記
別異の回転駆動源を冷却するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から被測定用のモータの回転トル
ク、回転数等を検出するために、例えば、電気動力計が
用いられている。この電気動力計は、コイルが巻回され
たロータと、永久磁石によって形成されたステータとか
らなるモータ部がハウジング内に配設され、さらに、前
記ロータの回転軸に接触するブラシが設けられている。
前記電気動力計を用いて被測定用モータの性能を測定す
る際、前記電気動力計のモータ部の回転数が上昇するに
伴って大きな騒音が発生することから(図4参照)、防
音設備を有する専用の室、施設等の中で被測定用モータ
の性能の測定を行っているのが実情である。けだし、前
記ロータの回転軸とブラシとの摺動音が騒音の原因とな
るからである。
ク、回転数等を検出するために、例えば、電気動力計が
用いられている。この電気動力計は、コイルが巻回され
たロータと、永久磁石によって形成されたステータとか
らなるモータ部がハウジング内に配設され、さらに、前
記ロータの回転軸に接触するブラシが設けられている。
前記電気動力計を用いて被測定用モータの性能を測定す
る際、前記電気動力計のモータ部の回転数が上昇するに
伴って大きな騒音が発生することから(図4参照)、防
音設備を有する専用の室、施設等の中で被測定用モータ
の性能の測定を行っているのが実情である。けだし、前
記ロータの回転軸とブラシとの摺動音が騒音の原因とな
るからである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記のように防音設備
を有する専用の室、施設等を製造するためには、多大の
コストがかかるとともに、防音設備を有する専用の室、
施設等の限定された場所でなければ被測定用モータの性
能の測定作業を行うことができないという不都合があ
る。そこで、前記電気動力計を密閉されたボックス内に
収納することにより、該電気動力計から発生する騒音を
外部に導出しないようにすることが提案されている。
を有する専用の室、施設等を製造するためには、多大の
コストがかかるとともに、防音設備を有する専用の室、
施設等の限定された場所でなければ被測定用モータの性
能の測定作業を行うことができないという不都合があ
る。そこで、前記電気動力計を密閉されたボックス内に
収納することにより、該電気動力計から発生する騒音を
外部に導出しないようにすることが提案されている。
【0004】しかしながら、密閉されたボックス内に収
納された状態において、電気動力計を長時間駆動した場
合、コイルが巻回されたロータの発熱によってボックス
内の温度が上昇し、該ロータの磁力特性が劣化するとい
う不都合がある。この結果、電気動力計のモータ部が作
動しなくなってしまうという問題がある。なお、この場
合、電気動力計には、例えば、ファン等の冷却装置が付
設されているが、該電気動力計が密閉されたボックス内
に収納された状態では、十分に冷却機能を発揮すること
ができず、ボックス内の温度が上昇して該電気動力計に
悪影響を及ぼしてしまう。
納された状態において、電気動力計を長時間駆動した場
合、コイルが巻回されたロータの発熱によってボックス
内の温度が上昇し、該ロータの磁力特性が劣化するとい
う不都合がある。この結果、電気動力計のモータ部が作
動しなくなってしまうという問題がある。なお、この場
合、電気動力計には、例えば、ファン等の冷却装置が付
設されているが、該電気動力計が密閉されたボックス内
に収納された状態では、十分に冷却機能を発揮すること
ができず、ボックス内の温度が上昇して該電気動力計に
悪影響を及ぼしてしまう。
【0005】本発明は、前記の各種不都合を克服するた
めになされたものであり、ボックス内に収納された回転
駆動手段の防音並びに冷却作用を十分に発揮させること
ができるとともに、簡易な構成により廉価に製造するこ
とが可能な回転駆動源の防音並びに冷却装置を提供する
ことを目的とする。
めになされたものであり、ボックス内に収納された回転
駆動手段の防音並びに冷却作用を十分に発揮させること
ができるとともに、簡易な構成により廉価に製造するこ
とが可能な回転駆動源の防音並びに冷却装置を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、被測定用の第1回転駆動手段の回転ト
ルク、回転数を測定するために前記第1回転駆動手段を
回転駆動する第2回転駆動手段から発生する騒音を防止
するとともに、前記第2回転駆動手段を冷却するための
装置であって、前記第2回転駆動手段が収納される室を
有するケーシングと、前記ケーシングに開閉自在に設け
られる扉部と、前記扉部を開閉動作させるアクチュエー
タと、前記アクチュエータを開閉制御するコントローラ
と、を備え、前記扉部は、開成された際、前記ケーシン
グの外部からの空気を前記室内に導入する第1開口部
と、前記室内からケーシングの外部に空気を導出する第
2開口部とを画成することを特徴とする。
めに、本発明は、被測定用の第1回転駆動手段の回転ト
ルク、回転数を測定するために前記第1回転駆動手段を
回転駆動する第2回転駆動手段から発生する騒音を防止
するとともに、前記第2回転駆動手段を冷却するための
装置であって、前記第2回転駆動手段が収納される室を
有するケーシングと、前記ケーシングに開閉自在に設け
られる扉部と、前記扉部を開閉動作させるアクチュエー
タと、前記アクチュエータを開閉制御するコントローラ
と、を備え、前記扉部は、開成された際、前記ケーシン
グの外部からの空気を前記室内に導入する第1開口部
と、前記室内からケーシングの外部に空気を導出する第
2開口部とを画成することを特徴とする。
【0007】
【作用】上記の本発明に係る回転駆動源の防音並びに冷
却装置では、コントローラの制御作用下にアクチュエー
タを駆動させることにより、ケーシングの扉部が開成す
る。前記扉部の開成により、前記ケーシングの外部から
の空気を前記室内に導入する第1開口部と、前記室内か
らケーシングの外部に空気を導出する第2開口部とが画
成される。従って、前記第1開口部から導入される外気
によって第2回転駆動手段が冷却されるとともに、前記
第2回転駆動手段で発生する熱は第2開口部を介して外
部に導出される。
却装置では、コントローラの制御作用下にアクチュエー
タを駆動させることにより、ケーシングの扉部が開成す
る。前記扉部の開成により、前記ケーシングの外部から
の空気を前記室内に導入する第1開口部と、前記室内か
らケーシングの外部に空気を導出する第2開口部とが画
成される。従って、前記第1開口部から導入される外気
によって第2回転駆動手段が冷却されるとともに、前記
第2回転駆動手段で発生する熱は第2開口部を介して外
部に導出される。
【0008】一方、コントローラの制御作用下にアクチ
ュエータを駆動させ、ケーシングの扉部を閉成すること
により防音作用を効果的に営むことができる。
ュエータを駆動させ、ケーシングの扉部を閉成すること
により防音作用を効果的に営むことができる。
【0009】
【実施例】次に、本発明に係る回転駆動源の防音並びに
冷却装置について好適な実施例を挙げ、添付の図面を参
照しながら以下詳細に説明する。
冷却装置について好適な実施例を挙げ、添付の図面を参
照しながら以下詳細に説明する。
【0010】図1および図2は、本発明の実施例に係る
防音並びに冷却装置の概略構成図である。
防音並びに冷却装置の概略構成図である。
【0011】この防音並びに冷却装置10は、複数個の
ラバー部材12を介して載置された直方体状のケーシン
グ14と、前記ケーシング14内に収納された直流電気
動力計16(第2回転駆動手段)と、前記ケーシング1
4外に配設され、カップリング部材18を介して前記直
流電気動力計16の回転軸にモータ軸が連結された被測
定用モータ20(第1回転駆動手段)と、前記ケーシン
グ14外に配設され、直流電気動力計16および被測定
用モータ20とに夫々電気的に接続されたコントローラ
22とから構成される。前記コントローラ22に近接し
て複数のスイッチ等が設けられた操作パネル24が立設
されている。なお、前記被測定用モータ20はブラシレ
スモータからなり、永久磁石からなるロータ(図示せ
ず)と、コイルからなるステータ(図示せず)とによっ
て構成されることから、ブラシに起因する摺動音、すな
わち、騒音を発生させることがない。
ラバー部材12を介して載置された直方体状のケーシン
グ14と、前記ケーシング14内に収納された直流電気
動力計16(第2回転駆動手段)と、前記ケーシング1
4外に配設され、カップリング部材18を介して前記直
流電気動力計16の回転軸にモータ軸が連結された被測
定用モータ20(第1回転駆動手段)と、前記ケーシン
グ14外に配設され、直流電気動力計16および被測定
用モータ20とに夫々電気的に接続されたコントローラ
22とから構成される。前記コントローラ22に近接し
て複数のスイッチ等が設けられた操作パネル24が立設
されている。なお、前記被測定用モータ20はブラシレ
スモータからなり、永久磁石からなるロータ(図示せ
ず)と、コイルからなるステータ(図示せず)とによっ
て構成されることから、ブラシに起因する摺動音、すな
わち、騒音を発生させることがない。
【0012】前記ケーシング14は、底面部を構成し直
流電気動力計16を支持するベース部26と、前記ベー
ス部に固着され側面部を形成する防音カバー部28と、
軸受部材30を回転中心とし、シリンダ32の駆動作用
下に矢印方向に開閉動作する扉部34と、後述する基台
部36に固着される遮蔽板38とから構成される。な
お、前記シリンダ32を構成するピストンロッド40の
先端部は、軸部材42を介して扉部34に所定角度回動
自在に連結されている。また、前記シリンダ32の尾端
部は、軸部材44を介して防音カバー部28に所定角度
回動自在に連結されている。この場合、前記シリンダ3
2の付勢・滅勢作用は、コントローラ22から導出され
る電気信号に基づいて該シリンダ32に圧縮空気を供給
する圧縮空気供給源46を介して行われる。
流電気動力計16を支持するベース部26と、前記ベー
ス部に固着され側面部を形成する防音カバー部28と、
軸受部材30を回転中心とし、シリンダ32の駆動作用
下に矢印方向に開閉動作する扉部34と、後述する基台
部36に固着される遮蔽板38とから構成される。な
お、前記シリンダ32を構成するピストンロッド40の
先端部は、軸部材42を介して扉部34に所定角度回動
自在に連結されている。また、前記シリンダ32の尾端
部は、軸部材44を介して防音カバー部28に所定角度
回動自在に連結されている。この場合、前記シリンダ3
2の付勢・滅勢作用は、コントローラ22から導出され
る電気信号に基づいて該シリンダ32に圧縮空気を供給
する圧縮空気供給源46を介して行われる。
【0013】直流電気動力計16は、ベース部26上に
固定された基台部36と、前記基台部36に連結された
ハウジング48と、前記ハウジング48内に配設された
モータ部50と、前記モータ部50に送風することによ
り該モータ部50を冷却するファン52とを含む。な
お、前記直流電気動力計16には、前記モータ部50の
回動作用下に発生する電磁力によって変位する磁気わく
(図示せず)が設けられ、前記磁気わくの変位量によっ
て被測定用モータ20の回転トルクが測定される。
固定された基台部36と、前記基台部36に連結された
ハウジング48と、前記ハウジング48内に配設された
モータ部50と、前記モータ部50に送風することによ
り該モータ部50を冷却するファン52とを含む。な
お、前記直流電気動力計16には、前記モータ部50の
回動作用下に発生する電磁力によって変位する磁気わく
(図示せず)が設けられ、前記磁気わくの変位量によっ
て被測定用モータ20の回転トルクが測定される。
【0014】前記モータ部50は、回転軸にコイルが巻
回されたロータ53と、永久磁石からなるステータ54
と、前記ロータ53の整流子56に接するブラシ58と
から構成される。前記ファン52は、図示しない複数の
スリットが画成されたカバー部材60によって囲繞され
ている。なお、モータ部50の回転軸には図示しないリ
ード線を介してコントローラ22と電気的に接続された
エンコーダ62(回転数測定手段)が連結され、さら
に、エンコーダハウジング64の外部には、ケーシング
14内の室66の温度を検出し、前記検出温度を電気信
号に変換してコントローラ22に導出する熱電対68
(温度測定手段)が設けられている。前記モータ部50
の回転軸とケーシング14の外部に配設された被測定用
モータ20のモータ軸とは、前述したように、カップリ
ング部材18によって同軸に連結されている。
回されたロータ53と、永久磁石からなるステータ54
と、前記ロータ53の整流子56に接するブラシ58と
から構成される。前記ファン52は、図示しない複数の
スリットが画成されたカバー部材60によって囲繞され
ている。なお、モータ部50の回転軸には図示しないリ
ード線を介してコントローラ22と電気的に接続された
エンコーダ62(回転数測定手段)が連結され、さら
に、エンコーダハウジング64の外部には、ケーシング
14内の室66の温度を検出し、前記検出温度を電気信
号に変換してコントローラ22に導出する熱電対68
(温度測定手段)が設けられている。前記モータ部50
の回転軸とケーシング14の外部に配設された被測定用
モータ20のモータ軸とは、前述したように、カップリ
ング部材18によって同軸に連結されている。
【0015】図1に示されるように、シリンダ32の駆
動作用下に軸受部材30を回転中心として扉部34が所
定角度回動し開成した場合、下方側に変位した前記扉部
34の端縁部70がハウジング48に設けられた係合部
材72に当接する。従って、前記ケーシング14と下方
側に変位した扉部34との間で第1開口部74が画成さ
れ、ケーシング14と上方側に変位した扉部34との間
で第2開口部76が画成される。この場合、前記第1開
口部74に連通する第1室78と第2開口部76に連通
する第2室80とはハウジング48および遮蔽板38を
介して分割され、前記第1室78と第2室80はカバー
部材60のスリットを介して連通する。なお、図2に示
されるように、前記扉部34が閉成した状態では、ケー
シング16内の室66が外部と連通することなく密閉さ
れた状態となり、且つ前記室66を構成する第1室78
と第2室80はハウジング48および遮蔽板38によっ
て分離されることなく連通状態にある。
動作用下に軸受部材30を回転中心として扉部34が所
定角度回動し開成した場合、下方側に変位した前記扉部
34の端縁部70がハウジング48に設けられた係合部
材72に当接する。従って、前記ケーシング14と下方
側に変位した扉部34との間で第1開口部74が画成さ
れ、ケーシング14と上方側に変位した扉部34との間
で第2開口部76が画成される。この場合、前記第1開
口部74に連通する第1室78と第2開口部76に連通
する第2室80とはハウジング48および遮蔽板38を
介して分割され、前記第1室78と第2室80はカバー
部材60のスリットを介して連通する。なお、図2に示
されるように、前記扉部34が閉成した状態では、ケー
シング16内の室66が外部と連通することなく密閉さ
れた状態となり、且つ前記室66を構成する第1室78
と第2室80はハウジング48および遮蔽板38によっ
て分離されることなく連通状態にある。
【0016】本発明の実施例に係る防音並びに冷却装置
10は、基本的には以上のように構成されるものであ
り、次にその動作並びに作用効果について説明する。
10は、基本的には以上のように構成されるものであ
り、次にその動作並びに作用効果について説明する。
【0017】予め、カップリング部材18を介して被測
定用モータ20のモータ軸が直流電気動力計16の回転
軸と同軸に連結された状態に設定しておく。続いて、操
作パネル24の操作に基づいてコントローラ22から電
気信号を導出してシリンダ32を付勢し、ケーシング1
4を構成する扉部34を軸受部材30を回転中心として
所定角度回動させる。この結果、前記扉部34は図1に
示すような状態に開成され、前記扉部34によってケー
シング14に第1開口部74と第2開口部76とが画成
される。
定用モータ20のモータ軸が直流電気動力計16の回転
軸と同軸に連結された状態に設定しておく。続いて、操
作パネル24の操作に基づいてコントローラ22から電
気信号を導出してシリンダ32を付勢し、ケーシング1
4を構成する扉部34を軸受部材30を回転中心として
所定角度回動させる。この結果、前記扉部34は図1に
示すような状態に開成され、前記扉部34によってケー
シング14に第1開口部74と第2開口部76とが画成
される。
【0018】以上のような設定状態において、直流電気
動力計16のモータ部50に通電してロータ53を回転
駆動させるとともに、図示しない電源を付勢してファン
52を回転駆動させる。前記ファン52の回転駆動作用
下に第1開口部74を介してケーシング14の外部から
空気が第1室78内に導入され、前記空気はカバー部材
60の図示しないスリットを通過してロータ53側に向
かって送風される。この結果、ロータ53は外気によっ
て冷却されることから、該ロータ53の磁力特性が劣化
することを防止することができる。また、前記ロータ5
3から発生する熱によって暖められた空気は扉部34に
沿って上昇し、第2開口部76を介してケーシング14
の外部に排気される。このように、第1開口部74を通
じて、ケーシング14の外部から比較的冷たい外気を導
入してモータ部50を冷却するとともに、第2開口部7
6を通じてモータ部50で発生した熱をケーシング14
の外部に導出することができる。
動力計16のモータ部50に通電してロータ53を回転
駆動させるとともに、図示しない電源を付勢してファン
52を回転駆動させる。前記ファン52の回転駆動作用
下に第1開口部74を介してケーシング14の外部から
空気が第1室78内に導入され、前記空気はカバー部材
60の図示しないスリットを通過してロータ53側に向
かって送風される。この結果、ロータ53は外気によっ
て冷却されることから、該ロータ53の磁力特性が劣化
することを防止することができる。また、前記ロータ5
3から発生する熱によって暖められた空気は扉部34に
沿って上昇し、第2開口部76を介してケーシング14
の外部に排気される。このように、第1開口部74を通
じて、ケーシング14の外部から比較的冷たい外気を導
入してモータ部50を冷却するとともに、第2開口部7
6を通じてモータ部50で発生した熱をケーシング14
の外部に導出することができる。
【0019】この場合、前記モータ部50で発生する騒
音は、前記第1、第2開口部74、76を通じてケーシ
ング14の外部に導出されるが、モータ部50の回転数
が低い状態では、比較的小さく無視することができる
(図3(a)並びに図4参照)。また、ケーシング14
内の室66の温度は、熱電対68によって検出され、検
出温度に対応する検出信号がコントローラ22に導出さ
れる。
音は、前記第1、第2開口部74、76を通じてケーシ
ング14の外部に導出されるが、モータ部50の回転数
が低い状態では、比較的小さく無視することができる
(図3(a)並びに図4参照)。また、ケーシング14
内の室66の温度は、熱電対68によって検出され、検
出温度に対応する検出信号がコントローラ22に導出さ
れる。
【0020】カップリング部材18を介して同軸に連結
される直流電気動力計16を構成するモータ部50の回
転トルク、回転数と、被測定用モータ20の回転トル
ク、回転数とが等しいことから、エンコーダ62を介し
て被測定用モータ20の回転数が検出されるとともに、
図示しない磁気わくを介して被測定用モータ20の回転
トルクが検出される(図3(a)、(b)参照)。この
ようにして検出された回転数および回転トルクは、電気
信号に変換されてコントローラ22に導出され、図示し
ない表示手段によって測定者に表示される。
される直流電気動力計16を構成するモータ部50の回
転トルク、回転数と、被測定用モータ20の回転トル
ク、回転数とが等しいことから、エンコーダ62を介し
て被測定用モータ20の回転数が検出されるとともに、
図示しない磁気わくを介して被測定用モータ20の回転
トルクが検出される(図3(a)、(b)参照)。この
ようにして検出された回転数および回転トルクは、電気
信号に変換されてコントローラ22に導出され、図示し
ない表示手段によって測定者に表示される。
【0021】以上のようにして被測定用モータ20の性
能を測定している際、エンコーダ62を介してコントロ
ーラ22に導入されるモータ部50の回転数が所定値、
例えば、5000回転を越える前に、コントローラ22
からシリンダ32に電気信号を導出して該シリンダ32
を駆動し、軸受部材30を回転中心として扉部34を閉
成させる(図3(d))。この結果、モータ部50の回
転数が増大することにより該モータ部50で発生する騒
音が大きくなるが、前記扉部34を閉成してケーシング
14内の室66を密閉状態とすることにより前記騒音を
外部に導出させることなく好適な防音効果を得ることが
できる。
能を測定している際、エンコーダ62を介してコントロ
ーラ22に導入されるモータ部50の回転数が所定値、
例えば、5000回転を越える前に、コントローラ22
からシリンダ32に電気信号を導出して該シリンダ32
を駆動し、軸受部材30を回転中心として扉部34を閉
成させる(図3(d))。この結果、モータ部50の回
転数が増大することにより該モータ部50で発生する騒
音が大きくなるが、前記扉部34を閉成してケーシング
14内の室66を密閉状態とすることにより前記騒音を
外部に導出させることなく好適な防音効果を得ることが
できる。
【0022】なお、本実施例に係る防音並びに冷却装置
10では、扉部34の開閉動作をモータ部50の回転数
に基づいて行っているが、これに限定されるものではな
い。例えば、ケーシング14内の室66の温度を検出す
る熱電対68から導出される温度検出信号に基づいてコ
ントローラ22の制御作用下に扉部34を開閉動作させ
るようにしてもよく、あるいはモータ部50の回転数と
熱電対68から導出される温度検出信号の両者に基づい
てコントローラ22の制御作用下に扉部34を開閉動作
させることも可能である。
10では、扉部34の開閉動作をモータ部50の回転数
に基づいて行っているが、これに限定されるものではな
い。例えば、ケーシング14内の室66の温度を検出す
る熱電対68から導出される温度検出信号に基づいてコ
ントローラ22の制御作用下に扉部34を開閉動作させ
るようにしてもよく、あるいはモータ部50の回転数と
熱電対68から導出される温度検出信号の両者に基づい
てコントローラ22の制御作用下に扉部34を開閉動作
させることも可能である。
【0023】また、本実施例では、第2回転駆動手段と
して直流電気動力計16を用いて詳細に説明している
が、この直流電気動力計16に限定されるものでないこ
とは勿論である。
して直流電気動力計16を用いて詳細に説明している
が、この直流電気動力計16に限定されるものでないこ
とは勿論である。
【0024】
【発明の効果】本発明に係る回転駆動源の防音並びに冷
却装置によれば、以下の効果が得られる。
却装置によれば、以下の効果が得られる。
【0025】すなわち、コントローラの制御作用下にケ
ーシングの扉部を開成することにより、第2回転駆動手
段に対する冷却作用を発揮させることができ、一方、ケ
ーシングの扉部を閉成することにより、前記第2回転駆
動手段で発生する騒音を外部にもらすことなく防音作用
を発揮させることができる。
ーシングの扉部を開成することにより、第2回転駆動手
段に対する冷却作用を発揮させることができ、一方、ケ
ーシングの扉部を閉成することにより、前記第2回転駆
動手段で発生する騒音を外部にもらすことなく防音作用
を発揮させることができる。
【0026】また、簡単な機構によって構成されること
から、廉価に製造することができる利点がある。
から、廉価に製造することができる利点がある。
【図1】本発明の実施例に係る防音並びに冷却装置の概
略構成図であり、前記防音並びに冷却装置を構成する扉
部を開成した状態を示したものである。
略構成図であり、前記防音並びに冷却装置を構成する扉
部を開成した状態を示したものである。
【図2】図1に示す扉部を閉成した状態を示す図であ
る。
る。
【図3】図1に示す防音並びに冷却装置を構成するモー
タ部の回転数と、扉部との開閉関係を示すタイミングチ
ャートである。
タ部の回転数と、扉部との開閉関係を示すタイミングチ
ャートである。
【図4】電気動力計における騒音レベルと回転数との関
係を示す図である。
係を示す図である。
10…防音並びに冷却装置 14…ケーシン
グ 16…直流電気動力計 20…被測定用
モータ 22…コントローラ 30…軸受部材 32…シリンダ 34…扉部 50…モータ部 52…ファン 53…ロータ 54…ステータ 58…ブラシ 62…エンコー
ダ 66…室 68…熱電対 74、76…開口部
グ 16…直流電気動力計 20…被測定用
モータ 22…コントローラ 30…軸受部材 32…シリンダ 34…扉部 50…モータ部 52…ファン 53…ロータ 54…ステータ 58…ブラシ 62…エンコー
ダ 66…室 68…熱電対 74、76…開口部
Claims (5)
- 【請求項1】被測定用の第1回転駆動手段の回転トル
ク、回転数を測定するために前記第1回転駆動手段を回
転駆動する第2回転駆動手段から発生する騒音を防止す
るとともに、前記第2回転駆動手段を冷却するための装
置であって、 前記第2回転駆動手段が収納される室を有するケーシン
グと、 前記ケーシングに開閉自在に設けられる扉部と、 前記扉部を開閉動作させるアクチュエータと、 前記アクチュエータを開閉制御するコントローラと、 を備え、前記扉部は、開成された際、前記ケーシングの
外部からの空気を前記室内に導入する第1開口部と、前
記室内からケーシングの外部に空気を導出する第2開口
部とを画成することを特徴とする回転駆動源の防音並び
に冷却装置。 - 【請求項2】請求項1記載の装置において、ケーシング
の室内の温度を測定する温度測定手段および/または第
2回転駆動手段の回転数を測定する回転数測定手段を設
け、前記温度測定手段および/または回転数測定手段に
よって検出された検出信号に基づいてコントローラは扉
部を開閉制御することを特徴とする回転駆動源の防音並
びに冷却装置。 - 【請求項3】請求項1または2記載の装置において、コ
ントローラは、ケーシングの室内の温度が所定値に到達
した時にアクチュエータに電気信号を導出して該アクチ
ュエータを駆動し、扉部を開成状態から閉成状態とする
ことを特徴とする回転駆動源の防音並びに冷却装置。 - 【請求項4】請求項1または2記載の装置おいて、コン
トローラは、第2回転駆動手段の回転数が所定の回転数
に到達した時にアクチュエータに電気信号を導出して該
アクチュエータを駆動し、扉部を開成状態から閉成状態
とすることを特徴とする回転駆動源の防音並びに冷却装
置。 - 【請求項5】請求項1乃至4のいずれか1項に記載の装
置において、第2回転駆動手段は電気動力計であること
を特徴とする回転駆動源の防音並びに冷却装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20889194A JPH0875881A (ja) | 1994-09-01 | 1994-09-01 | 回転駆動源の防音並びに冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20889194A JPH0875881A (ja) | 1994-09-01 | 1994-09-01 | 回転駆動源の防音並びに冷却装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0875881A true JPH0875881A (ja) | 1996-03-22 |
Family
ID=16563844
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20889194A Pending JPH0875881A (ja) | 1994-09-01 | 1994-09-01 | 回転駆動源の防音並びに冷却装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0875881A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102419230A (zh) * | 2011-09-14 | 2012-04-18 | 常州常瑞天力动力机械有限公司 | 具有冷却装置的电力测功器 |
JP2012528301A (ja) * | 2009-05-26 | 2012-11-12 | ホリバ ヨーロッパ ゲーエムベーハー | 温度制御式冷却ブロワを有する試験台 |
CN103542964A (zh) * | 2012-07-17 | 2014-01-29 | 耀马车业(中国)有限公司 | 电动自行车力矩传感器 |
RU2548215C2 (ru) * | 2013-07-16 | 2015-04-20 | ОАО "Марийский машиностроительный завод" | Многоканальная система жидкостного охлаждения мобильного объекта |
-
1994
- 1994-09-01 JP JP20889194A patent/JPH0875881A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012528301A (ja) * | 2009-05-26 | 2012-11-12 | ホリバ ヨーロッパ ゲーエムベーハー | 温度制御式冷却ブロワを有する試験台 |
CN102419230A (zh) * | 2011-09-14 | 2012-04-18 | 常州常瑞天力动力机械有限公司 | 具有冷却装置的电力测功器 |
CN103542964A (zh) * | 2012-07-17 | 2014-01-29 | 耀马车业(中国)有限公司 | 电动自行车力矩传感器 |
RU2548215C2 (ru) * | 2013-07-16 | 2015-04-20 | ОАО "Марийский машиностроительный завод" | Многоканальная система жидкостного охлаждения мобильного объекта |
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