JPH087374Y2 - 再合焦装置 - Google Patents

再合焦装置

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JPH087374Y2
JPH087374Y2 JP6961789U JP6961789U JPH087374Y2 JP H087374 Y2 JPH087374 Y2 JP H087374Y2 JP 6961789 U JP6961789 U JP 6961789U JP 6961789 U JP6961789 U JP 6961789U JP H087374 Y2 JPH087374 Y2 JP H087374Y2
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refocusing
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coarse movement
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邦夫 利光
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Nikon Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は精密機械に使用される合焦装置の再合焦装置
に関する。
〔従来の技術〕
従来のこの種装置は精密機械の本体に固設された合焦
装置の片側に設けられ第3図に示すような構造であっ
た。
第3図に於いて本体(11)に固定された中空固定軸
(12)の内径中空部には中空粗動回転軸(16)が回転可
能に嵌合している。中空粗動回転軸(16)の内径中空部
には微動回転軸(29)が回転可能に嵌合し、外径端部に
は粗動ハンドル支持部材(13)が固定ビス(15)によっ
て固設されている。粗動ハンドル支持部材(13)には粗
動ハンドル(18)が固定ビス(17)によって固設されて
いる。
中空固定軸(12)の端面と粗動ハンドル支持部材(1
3)の内側面に挟持された樹脂性の摺助部材(14)は粗
動ハンドル支持部材(13)により中空固定軸(12)端面
に押圧される。粗動ハンドル支持部材(13)と回転リン
グ(31)にはそれぞれ粗動ハンドル制限ピン(19)と回
転リング制限ピン(2)が植設されていると共に、ねじ
りばね(28)の両端で係合し、回転方向で係接してい
る。回転リング(31)は本体(11)に固定ビス(23)に
より固定された支持部材(32)の外径に形成されたねじ
部に螺合した再合焦設定部材(33)の内側面と支持部材
(32)の外側面との間に配置されている。
ここで再合焦装置の作用を説明する。
第4図、第5図(a)、(b)、(c)、第6図
(a)、(b)は再合焦装置の原理を説明するための図
である。
第4図において粗動ハンドル支持部材(13)が矢印B
方向に回転すると不図示のステージが下降する。粗動ハ
ンドル支持部材(13)には粗動ハンドル制限ピン(19)
が植設されており、粗動ハンドル支持部材(13)に対峙
して回転リング(31)がある。回転リング(31)には回
転リング制限ピン(21)が粗動ハンドル制限ピン(19)
と対向して植設されており、前記2つの制限ピン(2
1)、(19)はねじりばね(28)を介して回転方向で係
接している。
第5図(a)はねじりばね(28)の斜視図であり、第
5図(b)は第5図のC矢視図である。粗動ハンドル支
持部材側フック(51)に対し回転リング側フック(52)
を矢印D方向に回転し、第5図(c)に示すように粗動
ハンドル支持部材側フック(51)を通過する位置まで回
転させる。(矢印E)その結果、ねじりばね(28)の反
発力で回転リング側フック(52)には粗動ハンドル支持
部材側フック(51)に対して、矢印Eとは逆の方向に作
用する付勢力が働く。
次に第4図の粗動ハンドル支持部材(13)と回転リン
グ(31)とを接近させて2つの制限ピン(21)、(19)
が粗動ハンドル支持部材(13)及び回転リング(31)の
回転により係接した状態を第6図に示す。2つの制限ピ
ン(21)、(19)が第6図(a)のように係接した位置
で、第5図(c)の状態に成したねじりばね(28)を取
り付けると2つのピン(21)、(19)は矢印F、F′の
方向にねじりばね(28)の付勢力で互いに押圧する。従
って、粗動ハンドル支持部材(13)を回転させると回転
リング(31)は追従して回転する。
次に再合焦について説明する。
この再合焦を行なう目的は、例えば顕微鏡において、
複数の標本を次々に観察する場合、標本交換の度に行な
わなくてはならない焦点合せを容易にすることにある。
まず、標本に焦点を合わせて後に回転リング(31)を
固定する。(従来例第3図においては再合焦設定部材
(33)を回転させてスラスト方向に移動させ再合焦設定
部材33により支持部材(32)に回転リングを強く押圧し
て固定する)これにより再合焦位置が決まり、第6図
(b)のように粗動ハンドル支持部材(13)を矢印B方
向、つまり不図示のステージを下降する方向にのみ回転
可能となり、逆の破線矢印G方向にはすでに固定された
回転リング(31)に設けられた制限ピン(21)で回転を
制限されそれ以上は回転しない。従って、粗動ハンドル
支持部材(13)に固設された粗動ハンドル(18)を回転
させ、不図示のステージを下げて標本を交換して後、再
び粗動ハンドル(18)を逆転させることによりステージ
を上昇させると、元の焦点の合った位置まで回転し、制
限位置に到達と同時に制限が働き、回転が止まり再合焦
を可能とする。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記の如き従来の技術においては回転リング単体を再
合焦設定部材の回転によりスラスト方向に押圧し、支持
部材に固定するようになしてあるので、固定のための摩
擦接触面が少なく固定する力が弱い。それ故に再合焦位
置を決めステージを下げて標本を交換した後に粗動ハン
ドルを回転しステージを上げると設定した再合焦位置を
越えて粗動ハンドルが回転してしまうという欠点があっ
た。
本考案の目的は再合焦位置設定時の固定力が強く、再
合焦時の粗動ハンドルの回転力に抗して位置ずれを起こ
さない再合焦装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的のために本考案では装置本体に設けられた合
焦回転軸の端部に合焦用ハンドルを固設すると共に、前
記ハンドルと前記本体との間には、前記ハンドルとの係
合部を有し、前記ハンドルの回転に追従して回転すると
共に前記回転軸の軸方向に移動自在な回転部材と、前記
ハンドルと前記回転部材との間に設けられ、再合焦設定
時には前記回転部材を前記回転軸の軸方向に移動させて
前記本体に押圧固定する押圧部材とを有する再合焦装置
において、前記回転部材を少なくとも二枚の回転板にて
構成すると共に前記回転板の間に前記合焦回転軸の軸方
向へのみ移動可能な摩擦板を設けたことを課題解決の手
段とするものである。
〔作用〕
本考案においては摩擦接触面を増やしたので、再合焦
位置設定時の固定力が増し確実に固定がなされるので、
従来の如き再合焦時の合焦ハンドルの回転力による再合
焦設定位置がずれる不都合は解消する。
〔実施例〕
第1図は本考案の一実施例であり、第2図は一実施例
の主要部を軸方向にずらせて分解した斜視図である。
本体(11)に固設された中空固定軸(12)の端面と粗
動ハンドル支持部材(13)との間には樹脂製の摺動部材
(14)が配置されている。前記粗動ハンドル支持部材
(13)は固定ビス(15)によって中空粗動回転軸(16)
に固設されており、中空粗動回転軸(16)は中空固定軸
(12)の内径と回転可能に嵌合し粗動ハンドル支持部材
(13)と一体に回転する。また、粗動ハンドル支持部材
(13)の外径部には粗動ハンドル(18)が固設されてい
る。
回転リング(20a)、(20b)は中空固定軸(12)の外
径部に回転及び摺動可能に嵌合している。回転リング
(20a)の一面には回転リング制限ピン(21)が植設さ
れており、他面には回転リング(20a)と同軸に並べて
配置された追従リング(20b)に形成され、直径方向が
長手になっている小判状の穴と嵌合する円筒状の追従回
転リング連結ピン(21b)が植設されている。この嵌合
により2つの回転リング(20a)、(20b)は一体に回転
する。
本体(11)には支持部材(22)が固定ビス(23)によ
って固定されており、支持部材(22)の外径に形成され
た前記中空固定軸(12)と同軸になしたねじには再合焦
設定部材(24)が螺合している。また、支持部材(22)
には摩擦リング回転防止ピン(25)が植設されている。
回転リング(20a)、(20b)を挟むように摩擦リング
(26a)、(26b)、(26c)が配設されており支持部材
(22)の内径に嵌合している。摩擦リング(26a)、(2
6b)、(26c)の外周には切欠部が形成されており、摩
擦リング回転防止ピン(25)と嵌合している。該嵌合に
より摩擦リング(26a)、(26b)、(26c)は回転を制
限されると共にスラスト方向の移動を可能としている。
再合焦設定部材(24)に植設された再合焦設定部材外
れ止めビス(27)が再合焦設定部材(24)の回転時に摩
擦リング回転防止ピン(25)の回転方向で係接する軌跡
上に設けられている。これにより再合焦設定部材(24)
が回転すると摩擦リング回転防止ピン(25)と再合焦設
定部材外れ止めビス(27)とか回転方向で係接しその回
転が制限される。従って、この再合焦設定部材外れ止め
ビス(27)を取付けることで再合焦設定部材(24)は36
0°以上回転できず外れ防止がなされる。
粗動ハンドル制限ピン(19)と回転リング制限ピン
(21)にはねじりばね(28)が取り付けられており、ね
じりばね(28)の付勢力により回転方向で係接してい
る。
ここで再合焦位置の作用について説明する。
再合焦位置を設定する時は、標本に焦点を合わせ合焦
位置を決定した後に再合焦設定部材(24)を回転させ、
回転リング(20a)、(20b)と摩擦リング(26a)、(2
6b)、(26c)をスラスト方向に移動させて支持部材(2
2)に押圧する。その結果、自由回転押圧部材(20a)が
固定される。また、回転リング(20a)、(20b)の各々
の面には、摩擦リング(26a)(26b)、(26c)が係接
するので摩擦面が増加する。従って再合焦設定部材(2
4)の回転によりスラスト方向の押圧力を受けた時は係
接面が多い分だけその摩擦力が増し固定力が強くなる。
以上の如く固定された回転リング(20a)に植設され
た回転リング制限ピン(21)と粗動ハンドル支持部材
(13)に植設された粗動ハンドル制限ピン(19)との回
転方向の係接により粗動ハンドルの回転が制限され、再
合焦設定部材(24)によって押圧された時点の所定固定
位置で回転が停止される。しかるに固定解除がなされる
までは常に同じ位置で回転が停止されるので再合焦を可
能にする。
尚、固定解除がなされて通常の使用状態時は、回転ハ
ンドル(20a)、(20b)は回転ハンドル制限ピン(21)
と粗動ハンドル制限ピン(19)との回転方向の係接によ
って合焦ハンドル部材(13)、(18)と一体に回転す
る。
更には、再合焦設定部材(24)は回転しない摩擦リン
グ(26a)を介して回転リング(20a)を押圧固定してい
るので、再合焦設定部材(24)の回転力は回転リング
(20a)には伝達しない。従って再合焦設定部材(24)
の回転力による回転ハンドル(20a)の回転を防ぐこと
ができる。
本考案の一実施例によれば再合焦位置設定時の固定力
が増すことはもとより、上記の如く再合焦位置設定時に
は回転を制限された摩擦リング(26a)を接触するよう
に構成したので、再合焦位置設定のための固定時に合焦
位置ずれを起こす不都合は解消される。
〔考案の効果〕
以上のように本考案によれば回転リングを複数にな
し、前記前記回転リングの間に摩擦リングを配置して摩
擦接触面を増大させたので固定する力が強くなり再合焦
位置をより確実に設定出来る効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す縦断面図、 第2図は本考案の一実施例の主要部分を軸方向にずらせ
て分解した斜視図、 第3図は従来技術を示す縦断面図、 第4図は再合焦に係る部材と駆動部材との関係を示す
図、 第5図(a)はねじりばねの斜視図、第5図(b)は第
5図(a)のC矢視図、第5図(c)は通常使用状態で
のねじりばねのフックの位置を示す図、 第6図(a)は係接する2つの制限ピンの位置関係とね
じりばねの付勢力の方向を示す図、第6図(b)は再合
焦時の粗動ハンドル支持部材の回転方向を説明する図で
ある。 〔主要部分の符号の説明〕 20a、20b…回転リング 21…回転リング制限ピン 21b…追従回転リング連結ピン 22…支持部材 24…再合焦設定部材 25…摩擦リング回転防止ピン 26a、26b、26c…摩擦リング

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】装置本体に設けられた合焦回転軸の端部に
    合焦用ハンドルを固設すると共に、前記ハンドルと前記
    本体との間には、前記ハンドルとの係合部を有し、前記
    ハンドルの回転に追従して回転すると共に前記回転軸の
    軸方向に移動自在な回転部材と、前記ハンドルと前記回
    転部材との間に設けられ、再合焦設定時には前記回転部
    材を前記回転軸の軸方向に移動させて前記本体に押圧固
    定する押圧部材とを有する再合焦装置において、 前記回転部材を少なくとも二枚の回転板にて構成すると
    共に前記回転板の間に前記合焦回転軸の軸方向へのみ移
    動可能な摩擦板を設けたことを特徴とする再合焦装置。
JP6961789U 1989-06-14 1989-06-14 再合焦装置 Expired - Lifetime JPH087374Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6961789U JPH087374Y2 (ja) 1989-06-14 1989-06-14 再合焦装置

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JP6961789U JPH087374Y2 (ja) 1989-06-14 1989-06-14 再合焦装置

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Publication Number Publication Date
JPH038306U JPH038306U (ja) 1991-01-25
JPH087374Y2 true JPH087374Y2 (ja) 1996-03-04

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ID=31605081

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